(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを
+(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを
📄会議録を見るまとめ
令和4年3月4日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。
@@ -23,7 +28,7 @@主な質疑
-正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
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正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
なお実際は理事者側の答弁すべてが敬語表現でなされています。ここでは簡略化のため敬語表現を省いています。
①質問する理由
緊急質問を受けて調査が行われ、報告書がつくられた
12月定例会で私が行った緊急質問「新型コロナワクチン副反応の救済申請を市が抑制している疑いについて」を受け、市は庁内調査を実施した。また、その調査結果を、相談者と私に口頭で説明し、全議員にも報告書を配付した。
同僚職員に対する調査であり追求の甘さを感じざるを得ないものの、口頭の説明では、調査担当者が真摯に調査を行って問題を理解し、また、一定の改善もなされたことが伺えた。
しかし、内部報告用として作成された報告書には、不十分な部分が複数ある。問題はどこにあったか、本質的原因は何か、再発防止のためにどうするか等の記載が不足していたり、分かりにくい表記や構成になっている。
これを読んだだけでは、市民や議員は状況を正しく把握できないだろう。
問題が起きた際に、組織の外部(今回は市民や議員)から指摘を受けることは、改善に向けて外部の協力が得られる絶好の機会だ。その際、情報が正しく伝わらなければ、正しい協力は得られない。
情報が正しく伝わらなければ、担当職員の真摯な取り組み(尽力)も、徒労に終わってしまう部分がある。
調査報告書は、組織外の人に正確に情報を伝えることを大きな目的とすべき
そのため、調査報告書をつくる際は、内部報告用としてだけではなく、市民や議員など、組織外の人に正確に情報を伝えることも大きな目的とするべきだ。
緊急質問を受け、2度(実際は複数回)の調査を行ってもらい、報告書が作成された。調査した職員は、何が間違いだったか、何が問題だったかをよく理解していた。相談者と私への報告もちゃんと行い、真蟄に対応してくれた。
緊急質問がなければ、市民の訴えが軽視され、調査もなかったことも大問題
ただ、今回、議員(私)がこうして緊急質問しなければ、調査は行われなかった。相談者が相談に行っても、実質的に軽く扱われ、調査をしなかったところは非常に問題。
報告書の内容は口頭説明とかなり異なり、問題点が分からない。また、議会での報告もない
さらに、報告書になったとたん、かなり異なる内容になった。また、この報告書は議員に配られたが、議会では報告されていない。
報告書の見出しは次のとおり。
- 調査方法 @@ -33,7 +38,7 @@
- 本事案の経緯
- 本事案の背景と原因及び改善策
- 今後の取組 -
何が問題だったのかを示すタイトルもなく、中にもはっきり書かれていない。全体がぼやけている。
私が報告書を書くならこうする
もし私が報告書を書くなら、どういう問題が起きたのかというのをまず最初に明示するだろう。例えば(冒頭は)次のようになると思う。
主に、次に示す6項目の誤りがありました。
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何が問題だったのかを示すタイトルもなく、中にもはっきり書かれていない。全体がぼやけている。
私が報告書を書くならこうする
もし私が報告書を書くなら、どういう問題が起きたのかというのをまず最初に明示するだろう。例えば(冒頭は)次のようになると思う。
主に、次に示す6項目の誤りがありました。
- 「健康被害救済制度」の申請を求めてきた人に、関係のない「副反応疑い報告制度」の案内を行っていました。国が示すとおり、健康被害救済制度の案内だけをするべきでした。
- 「健康被害救済制度が申請できるのは、副反応疑い報告がPMDAで承認されてから」という誤った説明を行っていました。
- 本人の病歴などの要配慮個人情報を、必要のないところで聞き取っていました。聞き取りが必要な際は事前に了承を得るとしている個人情報保護法に違反する行為でした。 -- cgit v1.2.3-54-g00ecf