(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか
+(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか
まとめ
令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの5件目です。
@@ -35,6 +35,6 @@市長、副市長がこの件(虐待通報)について知ったのはいつか
という質問に対して健康福祉部長は
市長、副市長への報告は取材が入った後の9月に入ってから
-
という答弁をした。
これは市長への手紙が機能していないことを如実に示しているだけではなく、市長に届いた虐待の通報が無視もしくは軽視されているとすればまた別の大問題だ。
少なくとも市長への手紙の在り方としては、内部統制に関する試行運用の中で扱うべき問題ではないか。
また、この問題に対する対応改善策は、市長への手紙の取扱い変更の検討に含まれているのか。見解は。
市長への手紙はすべて私が目を通し、各部署において必要な対応をしている。
個別の事案について詳細を答えることは差し控えるが、虐待通報があった際にはただちに対応することとなっている。どのような案件についても同様に対応していることから、市長への手紙を無視もしくは軽視しているということはない。
なお本年10月の全員協議会における担当部長の答弁は、当該事案の報道に係る取材を知ったときを答えたもの。
市長への手紙の在り方については、市長への手紙や市政への提言は、市民の皆様の市政への御意見等を把握し、市政を運営する上での参考とさせていただくため実施している制度であり通報を目的としたものではないことから、この問題に対する対応改善策は、このたびの市長への手紙の取扱い変更の検討には含まれていない。
(虐待通報に関して)市長への手紙は何通来ていて、どのような内容だったか。市長。
まず昨年12月、これは匿名だが、虐待相談を担当課に相談した、そのときに対応した職員の姿勢について取り上げた内容だった。
本年2月に2通。こちらは法人内の虐待、通報について。同じ2月に2通目が来て、市のいわゆる虐待防止法の捉えについて、それから担当課への調査を求めると、そういう内容だった。
では市長は結局いつ知ったのか。何月何日に、市長への手紙に書かれていることを読んだか。
最初の12月の匿名のものは本年の1月の下旬。本年2月に2通届いたものについては、3月の下旬に市長が目を通している。
2月の頭に届いて3月の下旬に市長が読むというのは、迅速に対応できていない。障害者虐待防止法に違反しているのではないか。
障害者虐待防止法には、通報を受けたら迅速に対応することと書いてある。
言ってみれば、市の担当課は事業者と仲がよい、基本的には。事業者は、本来市がやらなきゃいけないような事業を担ってくれているわけだから。
そういう関係性にある中で、市の担当課に虐待があったと通報しても、なかなかちゃんと取り合ってくれない。詳細を伝えているのに、その一つ一つを調査してくれず、しっかりした対応をしてくれない。
そこで市長にお願いしますと詳細なメールが来ている。市長に2通(3通)も。仮に市長がそれを2か月も放置して、利用者の方に緊急の安全確保が必要な状況だったらどうするか。
そういう状況だったらどうしたか。もし利用者の方々が虐待で命を落とされたりとか、けがをされ、もしくは心に大きな傷を負われるような状況があったとしたら、市長は一体どうしていたか。
市長への手紙については、私が目を通すまでのタイムラグがあったわけだが、その前段で担当には早々に連絡が行っているので、対応としては担当課で対応しているというふうに判断している。
担当課に相談してもらちが明かないから市長に相談しますと、ちゃんと手紙に書いてある。
だったら市長がきちんと対応しなきゃいけないのではないか。
これは今回の一般質問だけじゃ終わらない。市長の答弁、市長が会見とかで、何か窓口の対応を改善しますとかと言っている話で済まされる話じゃない。
全員協議会の市からの説明でも、自分たちは悪くないというような印象を与え、障害者虐待防止法の考え方をまったく分かっていない。あり得ない話だった。
早めに内部調査して自ら問題を明らかにしないと、対応改善したほうがよい。さもなければ、隠蔽すればするほど小平市はどんどん悪くなる。
以上