(3)第4次小平市子どもの読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて
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質問 | 答弁概要(クリックで詳細) |
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① 「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については? | 毎年ハンディキャップサービス交流会で意見を伺っている。幅広く意見をもらうよう努める。 |
② デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については? | デイジー図書の音声専用再生機を貸出している。マルチメディアデイジーに適した機材やICTの活用は研究中。 |
サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか? | 認識していなかった。可能性について検討していく。 |
今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか? | 協議、意見交換していきたい。 |
③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は? | 可能な範囲でICT機器の活用や市図書館との連携を図り、配慮して取り組む。 |
通告書
- +主な質疑
正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
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サピエ図書館のデータを入れた端末を貸すこともできる
サピエ図書館が回答したところによると、たとえばダウンロードしたデイジー図書のデータを小平市立図書館所有の(新しい)タブレット端末に入れて、端末とともに貸出すことも利用規約上可能とのこと。
ただサピエ図書館の利用資格の確認は必要と。
サピエ図書館の利用資格をハンディキャップサービス利用者登録とひもづけも可能
このサピエ図書館の利用資格の確認を、小平市立図書館のハンディキャップサービスの利用者登録とひもづけられないかと尋ねられたところ、そういった運用の実績は実際にありますと。
メールでの貸出も可能
ほかにも、サピエ図書館と小平市立図書館を連携して活用できる方法はあるかを尋ねられた。
すると、マルチメディアデイジーなどデータ量が大きいものは難しいが、小平市立図書館がサピエ図書館からダウンロードしたデータをメールなどで利用者へ貸出すことも、利用規約上は可能とのこと。
ただ、本人以外の利用を禁じる、たとえばメールに注意書きをするなどの策を講じる必要があるとのこと。
さらに、小平市立図書館と市内の学校図書館の連携をすれば、たとえば次のようなこともできる。
学校図書の司書や協力員の方を通じて、児童・生徒が希望するデイジー図書をサピエ図書館からダウンロードし、GIGAスクール端末で利用すること。
なお、端末としては、iPadのほうが、Android端末より使い勝手がよいらしい。
サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか?
こういったことは少し質問すれば分かること。
今述べたような、サピエ図書館のデータが小平市立図書館と一緒に活用できる仕組みとなっていることを認識していたか。
私自身、サピエ図書館について調べたが、こういう細かいところの確認はしていなかった。
図書館の現場では、ある程度の運用については確認をしている部分はあろうかと思うが、今話を伺い、できることはまだいろいろあるんだなと感じた。
運用の課題もあると思うので、可能性についてこれから検討していく。
サピエ図書館は中央図書館など介さず、自分でサピエ図書館にアクセスして個人利用できる。
ただ条件があり、個人利用できるのは1Mbps以上のインターネット接続速度の環境がある方のみ。また任意の寄附を求められるところもある。
1Mbps以上のインターネット接続は、今の時代、みんなできると思ってしまうが、そうではない人もたくさんいる。すべての人が使える環境ではない。タブレット端末もないとできない。
(だからこそ図書館でできるところをやってもらいたい)。
時間的には数か月もかからないスパンで対応できることと思う。ぜひ真剣に検討していただきたい。
今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか?
もうひとつ問題がある。図書館協議会で、今述べたようなことを指摘してもらいたい。
なぜなら、今回「デジタル化時代の公共図書館を考える」というテーマで提言されているのに、サピエ図書館のことが調べられてない。
私も議員として本当は調べなくてはならなかったと思うが、市のほうが詳しいと考えて自分でなかなか調べなかったところもある。
もしかすると図書館協議会の方々も自分たちで調べられなかったと思うが、少し調べれば出てくるようなことを調べていないというのは、やはり問題ではないか。
2か月後か3か月後にある図書館協議会でも、この一般質問で指摘したようなことをちゃんと報告してもらいたいがどうか。
図書館協議会の提言については、さほど詳細な言及がされていないところがある。しかし、図書館協議会でもアクセシビリティに対応した電子サービスの必要性とは十分認識されていると考えている。
今回の件があり、図書館長と協議会の会長とも話をしたり、今後、ディスレクシアの方に対応したサービスの重要性については十分認識を持たれているということもあるので今後に生かしていきたい。
次回の図書館協議会においても、今回の把握漏れの件についても含め、そういうディスレクシアの方を含めた取組についても、協議、意見交換していきたい。
パブコメの把握漏れだけではなく、情報の把握漏れにも気配りを
パブリックコメントの把握漏れだけではなく、こういったサピエ図書館の情報の把握漏れもある。しっかりやってほしい。
③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は?
市は、学校での読書週間において、読むことが困難な子への配慮はどのように行っているか。
学校図書館では、発達の段階に応じて、児童・生徒の多様な興味や学習のニーズに応じて、幅広いジャンルやテーマの本をそろえている。
また、可能な範囲で、ICT機器の活用や市立図書館との連携を図ることで、読むことの困難な児童・生徒が自分のペースで読書ができるよう配慮して取り組んでいく。
以上