質問する理由
パブコメ把握漏れの中に貴重なご提案が
令和4年8月26日から約1か月間行われた国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに関して、市ホームページのパブリックコメント機能で寄せられた御意見、御提案の把握漏れがあった(市民意見公募手続における意見の把握漏れについて(Web Archive) )。
すでに計画は確定し、把握漏れのご意見やご提案は、検討委員会(小平市国史跡鈴木遺跡保存活用計画検討委員会 )にかけられないまま、すべてが「今後の参考意見」という扱いにされた。
このままでは、いただいた貴重なご意見、ご提案が一切深掘りされないまま、計画が進んでいく。
そこで、今回は、把握漏れのパブリックコメントの中から「小平が旧石器研究の拠点となり得るよう、書籍の収集やシンポジウムや学会の誘致をしては」というご提案に注目する。
このご提案は、大きな費用をかけることなく、これまでにない新しい視点でまちの魅力を向上させる取組だ。活用計画のひとつの柱にできるものと考えるため質問する。
① 東京都指定史跡と国の史跡の違いは?
東京都指定史跡と国の史跡の違いは主にどこにあるか。
史跡とは、文化財保護法によって指定される記念物のうち、我が国の歴史の正しい理解に欠かすことができず、また、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において学術上価値があるもの。
東京都の指定は東京都の歴史上、国の指定は日本の歴史上重要な遺跡という扱い。
② 国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ?
東京都にある国の史跡のうち、時代が旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡だけという認識でよいか。
現在、東京都内の国史跡は53件で、旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡のみ。
③ パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては?
石神井川最上流部に向かって収れんする扇の要の位置を占める鈴木遺跡は、旧石器時代の拠点的居住地であったと考えられている。
規模は都内最大級で遺物の出土数は12万点以上あり、12枚の文化層の存在など、日本の旧石器時代の編年上、欠くことのできないものとされている。
地理的な側面だけではなく、旧石器時代の研究上も要となる遺跡だ。
このような背景から、パブリックコメント(パブコメ)のご提案を実施してはどうか。
つまり、研究に資する書籍や市民の理解や興味が深まる関連の書籍を収集して一般公開したり、旧石器時代研究のシンポジウムや学会を誘致したりするなど、小平市が旧石器時代研究の拠点となることを目指してはどうか。
現時点で旧石器時代研究の拠点とする考えはないが、今後、国史跡鈴木遺跡保存活用計画に示した保存、調査研究、活用、整備を進めていく中で、鈴木遺跡の周知を推進するとともに、鈴木遺跡の潜在的価値を掘り起こすための調査研究を進めていく。
なんと来年は発掘50周年だった
小平市は平成26年に発掘40周年記念イベントをやっている。そこでシンポジウムを行ったところ260人も来場された。専門家の方も、それから一般市民の方もたくさん来られたと。
大きなことに気付いたが、来年は発掘50周年だ。しかし検索しても情報がまったく出ない。これまで議会などで50周年ということの報告があったりしたか。
来年、イベントをやればよいと思う。
市の学芸員に教えてもらったが、吉野ヶ里遺跡で弥生時代の後期にあった邪馬台国の時代の、有力者の墓ではというものが見つかった。
この6月5日にその石蓋が開けられ、1週間ほど調査し、そろそろ報告が出るという話。大きい蓋が重さ100キログラムもあり、相当な有力者だったのではと言われている。
- 【読売新聞・令和5年6月18日】吉野ヶ里遺跡で見つかった「石棺墓」…「朱の痕跡」は邪馬台国論争に一石投じたか(Web Archive) -- cgit v1.2.3-54-g00ecf