(2)公共施設予約システム改修の内容は
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令和2年11月27日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。
補正予算4号で、公共システム予約システムの改修に約4,900万円が計上されました。Webサービス開発を担ってきた立場からは、信じられないほど巨額の予算です。補正予算の総務委員会では特に質問がなく、これまで詳しい説明もなかったため、質問しました。
質問 | 答弁 |
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4,900万円の内訳は → 下記表を参照 | |
キオスク(端末)はいくらを想定か | 1台300万円 |
専用端末ではなく、PCやタブレットを使えば | 場合によっては違うタイプになる |
キャッシュレス決済の方式は | システム上でクレジットカード決済 |
事業者は | プロポーザル方式を予定。クレジットカード以外の支払も検討する |
期待する効果は | 窓口に出向く必要がない、感染症対策に寄与、利便性の向上 |
時代遅れとも言えるキオスク端末1台で300万円を5台分予定したり、システム構築費に1,800万円やデータ移行費に550万円など、驚くべき数字が次々と明らかになりました。なぜそんなに巨額になるのか、納得の行く説明は一切ありませんでした。窓口に出向かなくてよいという話とも逆行します。これは追求すべき問題です。
通告書
主な質疑
正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
なお実際は理事者側の答弁すべてが敬語表現でなされています。ここでは簡略化のため敬語表現を省いています。
①質問する理由
一般会計補正予算(第4号)で約4,900万円が計上された「公共施設予約システム利用対象 施設拡大事業」について、示された改修内容から考えると金額が異常に大きいと感じるため、以下を問う。
②予算の内訳は?
予算の内訳は。
システムの構築費としては次のとおり。
項目 | 費用(約) |
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既存システムからのデータ移行
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クレジットカード決済機能の追加
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キオスク端末の設置 など | 3,993万円 | | 統合収納システムの電子決済対応改修 | 550万円 | | 地域センター13館分の回線開設 | 40万円 | |
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地域センター19館分の端末
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プリンターなどの備品購入費 | 284万円 | | 合計 | 4,867万2千円 |
キオスクとは何か。
公共施設予約システムは、利用者所有のPCやスマートフォンからの予約が可能だが、所有していない方が専用の端末から予約する。5台分を公共施設等に設置予定。
③キャッシュレス決済の詳細は?
キャッシュレス決済はどのようなもので、どの事業者を想定しているか。
現行の施設予約システムは、施設利用日の前日までに各施設窓口に出向いて、現金で使用料を支払う方法。今回の改修では、クレジットカード決済機能を有するものを想定しており、各施設窓口に出向くことなく、システム上で決済が完結できる仕組みを考えている。
事業者は、施設予約のパッケージシステムを有する事業者を想定。
システムの調達は、プロポーザル方式を考えており、事業者からの提案などを踏まえ、クレジットカード以外の支払い方法についても検討する。
④何のために改修?
この改修によりどういった効果を期待しているか。
施設予約の申し込みや使用料の支払い時、各施設の窓口に出向く必要がなくなることで、初日受付における密集を避けることができるほか、接触の機会が減少するなど、新型コロナウイルス感染症対策に寄与するとともに、利用される方の利便性向上につながると考えている。