(5)血管年齢等を健診時や常時測定できるようにしては
📄会議録を見るまとめ
令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの5件目です。
市民の方からご提案があったため質問しました。誤差の少ない血管年齢や骨重量の測定が容易にできるのであれば、分かりやすい指標ですから、数値をよくするために「健康に過ごそう」という意識が向上するようにも思います。
答弁は、次の理由から、新規に実施することはないというものでした。
- 国が定めている健診項目を実施している
- 他市でも相互に受診できるよう、項目を統一している
- 正確に測定できる機器を保有している医療機関が少ない
血液検査などでγGTPなどといった数値がありますが、もっと一般の人にも覚えやすいような指標が開発されるとよいように思います。BMIですら身近な数値ではないように思います。ちょっと数字をいじれば、年齢など分かりやすい数値に変換できそうな気もしますが、どうなんでしょうね。
通告書
主な質疑
正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
なお実際は理事者側の答弁すべてが敬語表現でなされています。ここでは簡略化のため敬語表現を省いています。
①質問する理由
市は、親子で楽しむ健康教室や、女性のためのセルフケア教室などの事業において、血管年齢、骨重量、体内年齢を測定している。これらの測定を健診項目に参考情報として加えたり、どこかに装置を定常 設置してセルフ測定できる環境を整えたりしてはどうかという市民の声があるため、以下問う。
血管年齢などを検診項目に入れたりセルフ測定できるようにしては
血管年齢、骨重量(骨密度)、体内年齢を、参考情報として健診項目に加えたり、装置を定常設置してセルフ測定したりできるようにしてはどうか。
市が実施する健康診査については、40歳から74歳未満の方が対象となる特定健康診査では生活習慣病予防の観点から、75歳以上の後期高齢者が対象となる一般健康診査ではフレイル予防の観点から、必須の健診項 目としてそれぞれ国が定めている健診項目を実施している。
また、健康診査は、市内の医療機関のほか、国分寺市、東村山市及び東大和市の医療機関においても相互に受診できるように、各市の健診項目を共通のものとしていることから、現時点では血管年齢等を健診項目に追加する予定はない。
また、測定機器の定常設置につきましては、測定機器が 壊れやすいことや、1人で操作することが難しいなど、取扱いや操作方法に注意を要するため、予定していないが、引き続き、健康教室等において、血管年齢等の簡易な測定を行い、分かりやすい目安としてお示しすることで、その後の健康の維持や改善に役立てていただきたいと考えている。
医学的に正確な血管年齢検査(CABIやABIなど)を健診項目に含めるのはどうか
これらの測定値は、簡易的なものでは誤差が大きいと思われるが、たとえば血管年齢について、医学的に正確な検査(CABIやABIなど)を、健診項目に含めることについてはどう考えるか。
第1点目で御答弁したとおり、市が実施する健康診査は国が定める健診項目を実施していることなどに加えて、正確な検査を行える測定機器を保有している医療機関が少ないことから、現時点では血管年齢等を健診項目に含める予定はない。
以上