(1)防災に対し、市長は本気で取り組むのか
📄会議録を見るまとめ
令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの1件目です。
- 新市長は防災・減災を政策の三本柱に据えているものの、具体策はゼロに見える
- これでは「選挙に受かるためだけ」に防災・減災を掲げたと思われても仕方がない
- 個別避難計画はないに等しい
- 自主防災組織の育成や活性化も消極的
- 自主防災組織の幹部の声を伝えても、真摯に受け止めている様子がない
- 地区防災計画に関してはホームページすらないが、意に介していない
- 全体的に、防災に関して、新しいことをやる気がまったく感じられない
市長を始め、担当部長も、新しいことが期待できない、非常に残念な答弁でした。
一方、今回は質問に当たって専門家の方から多くのことを学ばせていただき、次のようなことが判明したことはよかったことです。
- 避難行動要支援者登録名簿の作成や更新作業を利用すれば、「個人情報保護の壁」をうまく乗り越えながら、市民どうしのつながりやコミュニティ強化が行えそうだ
- 地区防災計画の策定作業を通じて、まちづくりや人のつながりづくりができる
- 地区防災計画の策定支援事業を行っている自治体もある
- 地区防災計画で内閣府のモデル地区に選定されると専門家の派遣等サポートがある
- 改善することは多いため、市長が少し何かをすれば、大きな実績になるはずだが…
通告書
主な質疑
正確な質疑内容は会議録をご参照ください。
なお実際は理事者側の答弁すべてが敬語表現でなされています。ここでは簡略化のため敬語表現を省いています。
①質問する理由
市長は、政策の三本柱のひとつに、防災・減災(災害に強い小平市をさらに安心安全なまちへ)を挙げている。
しかし、今後一年間の主要な施策を決める肉付け予算としての一般会計補正予算第4号には、防災・減災関連の目立った新規施策がない。
また、本年5月15日に総合水防演習が行われた際、市長は「自宅で過ごす」とSNSで投稿し、多くの市民から批判を受けている。
当事者意識の著しい欠如が感じられ、市長の防災に対する姿勢を疑わざるを得ない。市長の防災・減災に対する本気度を確認する意図をもって、次の質問を行う。
新市長は小平市の防災をどう変えるのか
新市長として、小平市の防災をどのように変えていく予定か。
市における防災対策の取組の方向性や対策は、現在修 正を進めている小平市地域防災計画に規定されており、引き続き着実に推進していく。
また、新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の感染症対策など、その時々の社会情勢に柔軟に対応した対策を講じることにも努めていく。
引き続き、市民、事業者、行政がそれぞれの責務を認識し、役割を果たしながら、自助、共助、公助の取組を推進することにより、自然災害から市民の生命、身体及び財産を保護し、災害に強い小平の実現を図っていく。
市長が政策の三本柱にしている防災。新しいことがないどころか、目立ったことも特にない。これまでと変わらない。非常に残念な答弁だ。本当に残念。
公約「要配慮者の支援体制を拡充」の具体的プランは
市長の87の政策8項に、防災・減災に関して「障がい者、独居・日中独居の高齢者等要配慮者の支援体制を拡充します」とあるが、具体的なプランは。