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first: 2021-06-24
description: 令和3年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。
tags:
- 財政
- ふるさと納税
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# (3)ふるさと納税制度の活用について
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## まとめ
令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの3件目です。
市民の方から、ふるさと納税の活用策について、「FC東京の選手からプライベートレッスンを受けられる権利」というステキなご提案をいただいたため、質問しました。
「選手に協力をお願いするのは難しいが、FC東京の練習場があるという地域資源を活かした連携は今後も検討する」という前向きな答弁を得ました。ぜひやってもらいたいですね。
なお、ふるさと納税の活用について、この定例会直前に、**画期的な出来事**がありました。詳しい経緯はまた別にまとめる予定ですが、小平市の大英断と思います。この大英断に対し、感謝を冒頭で述べる予定でしたが、再質問の時間がなかったため、[こちら](#冒頭で述べる予定だった御礼)に掲載します。
## 通告書
## 主な質疑
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### ①質問する理由{#bold-riyu}
市長の87の政策84項には「ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングで市内企業やNPO等のプロジェクトを応援できる仕組みを検討します」とある。
また、第1期小平市経営方針推進プログラム(素案)には、現状の課題に「限られた財源においても、公共サービスを維持・充実させていくためには、ふるさと納税制度による税の流出を防ぐとともに、新たな手法により市民が市政に参加するきっかけづくりが必要です」とあり、検討の方向性に「市の持つ魅力を存分にいかし、これまで進めてきた「ふるさと納税」を更に充実させるとともに、クラウドファンディングの可能性についての検討を進めます」と記されている。
さらに、3月定例会では、ふるさと納税活用について、市民から具体的な提案も記載された請願第5号が採択されている。
こうした背景から、新市長のもと、ふるさと納税制度の活用が進むものと期待し、以下質問する。
#### ふるさと納税の流出をどう防ぎ、どう流入を増やすか
明らかな限界が見えているこれまでの手法以外に、どうやってふるさと納税制度による税の流出を防ぎ、また、流入を増やしていくか
ふるさと納税制度については、制度上の課題があると認識しているが、市としては、ふるさと納税の趣旨を踏まえ、節度ある範囲で、一定の寄附に対して返礼品を送付するとともに、事業の内容によって幅広く財源を集めることが期待できるものなどにおいては、クラウドファンデイングによる寄附を募るなど活用してきた。
今後は、返礼品の拡充や使途の設定方法、分かりやすい情報発信など、市の魅力を生かしたふるさと納税をさらに充実させるため、引き続き検討していく。
#### FC東京の選手からプライベートレッスンを受けられる権利を返礼品にしてはどうか
市のもつ魅力を生かすという観点で考えれば、例えばFC東京に協力していただく方法もある。
市民の方から、「FC東京の選手からプライベートレッスンを受けられる権利」を返礼品にしてはどうかというアイデアがある。
市へのふるさと納税を増やすという視点を含めて、市長の考えやアイデアをお聞かせ願いたい。
FC東京練習試合用ユニフォーム型オリジナルリバーシブルトートバッグを返礼品にするとともに、クラウドファンディングにより、FC東京のチームマスコットと小平市のシンボルキャラクターがコラボレーションしたモニュメントを小平駅南口に設置するなど、これまでも御協力をいただいている。
選手に御協力いただくことについては、厳しい試合日程の中、大変難しいものと考えているが、小平市にFC東京の練習場があるというかけがえのない地域資源を生かした連携については、引き続き検討していく。
### 冒頭で述べる予定だった御礼
まず、ふるさと納税に関しては、ひとつこの場を借りてお礼を述べさせていただきたいと思います。旧佐川邸の公園化については、私も、当会派の橋本久雄議員も、市の説明会が行われた当初から関わってきまして、公園化を考える会ができてからも、長い間お手伝いをさせていただいています。
皆さんご存じのとおり、その考える会から、本年の3月定例会で請願が出され、市長にも議員のときに紹介議員になってもらい、議会で採択されました。そういった経緯があって、去る5月25日に、旧佐川邸の公園化を考える会と、財政課課長と、公園課との話し合いの場がありました。そこで、財政課の課長より、請願の内容どおりといってもよいような、ふるさと納税活用について、前向きに検討していただけるということを伺いました。
具体的な案については8月ごろになるということですが、そういう、これまでにない、新しい取り組みとして、思い切った決断をしてくださったことに大変感謝しております。ありがとうございます。
以上