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-# 旧佐川邸公園(合気公園)の軌跡 — 完全版
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-## 概要
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-大東流合気武術の第一人者・佐川幸義氏の御遺族より、平成28年(2016年)10月、小平市に土地(1,147.35㎡)と現金(2,947万1,353円)が寄贈された。市は当初、整備費用(約6,300万円)捻出のため土地の約3割(346㎡)を売却する計画を立てた。
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-これに対し、平成31年(令和元年)7月、安竹洋平が中心となり市民団体「旧佐川邸の公園化を考える会」を設立。毎月の会議、市の担当課・財政課との粘り強い折衝、4回の市民ワークショップ、請願の提出・採択、そして小平市初となるふるさと納税クラウドファンディングの実現を通じて、土地を売却せずに公園として残すことに成功した。令和6年度、「合気公園」として開園。
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-**安竹洋平の役割**: 全ミーティングの記録係・コーディネーター、請願の紹介議員(筆頭)、趣旨説明・賛成討論の担当、ふるさと納税活用スキームの構築主導、議員間の超党派調整。
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-## 特筆すべき点 — この事業の歴史的意義
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-1. **市の計画を市民の力で覆した**: 一度は道場関係者も了承した3割売却案を、データに基づく提案と粘り強い協議で撤回させた
-2. **小平市初のふるさと納税クラウドファンディング**: 特定公園のための寄附募集という前例のない手法を、市の企画政策部長・財政課長・環境部長・公園課長との直接協議で実現
-3. **完全な透明性**: 全議事録をウェブ公開。市職員の実名・発言も記録
-4. **遺言の実現**: 「自宅の跡地を笑顔で過ごせる公園にし、合気公園の名称で将来合気の聖地として親しまれる場所に」という故人の願いが8年の歳月を経て結実
-5. **市民参加型公園づくりの先駆例**: ランドスケープデザイナーを交えた4回のワークショップ、近隣アンケート調査(非常に高い回答率)、アダプト制度による自主管理まで視野に入れた持続可能なモデル
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-## 詳細タイムライン
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-| 年月 | 出来事 |
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-| H26.6.11 | 佐川幸義氏のご子息・敬行氏が亡くなる。遺言公正証書には「土地を公園として活用。願わくは父の顕彰碑を建ててほしい」と記される |
-| H28.10.5 | 土地(1,147.35㎡)+現金(2,947万1,353円)を小平市へ寄贈 |
-| H28.11〜H30.4 | 市から売却案が繰り返し提示(480㎡→470㎡→300㎡→346㎡等)。近隣住民にはほとんど情報が共有されず |
-| H31.4.9 | 道場関係者、346㎡(約3割)売却を了承。しかし地域住民には周知されておらず |
-| R1.7 | 市が「売却する」と正式表明。周辺住民に衝撃が走る |
-| R1.7〜8 | 周辺住民の有志による「旧佐川邸の公園化を考える会」の立ち上げを橋本久雄元議員と安竹がサポート(毎回15〜20名参加) |
-| R1.7.31 | 寄附金3,000万円は原則に使わなくてもよいことを確認 |
-| R1.9.8 | 市「ふるさと納税は使わない」と回答 |
-| R1.10.2 | 市へ質問書を提出 |
-| R1.11.7 | 考える会ミーティング。コンセプト案作成開始 |
-| R2.2.2 | 考える会ミーティング。ランドスケープデザイナー鈴木綾氏が参加 |
-| R2.3.15 | 考える会で情報共有 + 市へのアプローチ戦略を協議 |
-| R2.6.28〜R3.9.12 | 考える会の定期ミーティング(毎月1回)+水と緑と公園課との協議を並行 |
-| R2.8.13 | 整備費用6,300万円の内訳を市の担当技師(山下氏)から直接聴取。安竹が詳細な議事録を作成。「ざっくりした手書き図面ベース、多めに計上」であることを確認 |
-| R3.2.7 | 市長選挙立候補予定者2名と考える会の意見交換会。どちらも趣旨に賛同、ふるさと納税にも前向き |
-| **R3.3** | **請願提出**: 安竹洋平が筆頭紹介議員となり、6名の市議(安竹、鈴木洋一、きせ恵美子、水口かずえ、小林洋子、山浦まゆみ)の紹介で「旧佐川邸の土地を売らないことも含め、市民の意見を聞きながら公園整備を行うことについて」を提出 |
-| R3.3 | 安竹が総務委員会で趣旨説明(30分超の詳細プレゼン)。請願事項の背景、予算分析、アンケート結果、ふるさと納税の法的根拠を説明 |
-| R3.3 | 安竹が本会議で賛成討論。ヘルパー証言に基づく遺言の真実性、ふるさと納税が遺志に反しない法的根拠を論証 |
-| **R3.3** | **請願 可決** |
-| R3.4.20 | 水と緑と公園課との拡大ミーティング(参加者14名)。鈴木綾氏が公園コンセプトを提示。市民参加型ワークショップ開催を提案 |
-| R3.5.25 | 財政課・公園課との最終調整会議。財源確保策・工事費削減の具体的協議 |
-| **R3.9.19〜R4.1.16** | **4回の市民ワークショップ**。鈴木綾氏が進行、安竹が全記録を作成 |
-| **R3.10.4** | **ふるさと納税活用ミーティング**。市の企画政策部長・財政課長・環境部長・公園課長が参加。クラウドファンディングの詳細決定。安竹が全記録を作成 |
-| R3.10下旬 | ふるさと納税募集開始(小平市初のクラウドファンディング型ふるさと納税) |
-| R4.3末 | ふるさと納税終了 |
-| R4.6 | 寄附額を踏まえ売却面積を決定、公園設計開始 |
-| R5.2.28 | 安竹が代表質問で「佐川合気公園」について質問 |
-| R5年度 | 公園整備工事開始 |
-| **R6年度** | **合気公園 開園** |
-| R6.6 | 合気公園アダプト制度(市民による自主管理)の検討 |
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-## 請願の詳細
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-### 請願事項
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-1. 旧佐川邸の土地を売らないことも含めて、市民の意見を聞きながら公園整備を行ってください
-2. ふるさと納税について、「制度本来の趣旨に沿った、一定額以上の寄附が見込める場合に限る」、「他市財源を奪わないよう、寄附上限額を意識する」等の条件を付した上で、活用を検討してください
-3. (※提出前に削除)平櫛田中氏や齋藤素巖氏と同様に、佐川幸義氏も市の歴史的な人物の一人としてスポットを当てることを検討してください
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-※請願事項3は公明党が「紹介議員を出せない」と判断したため、全会一致を得るために削除された
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-### 紹介議員(6名)
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-安竹洋平(筆頭)、鈴木洋一、きせ恵美子、水口かずえ、小林洋子、山浦まゆみ
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-### 安竹の趣旨説明における主要論点
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-1. **「土地を売らない」という選択肢を検討テーブルに**: 市が客観的に検討してこなかった選択肢を正式な検討対象に
-2. **ふるさと納税の適法性**: 返礼品競争ではない公園整備目的の寄附募集は、市も「他市の財源を奪う」と問題視してきた返礼品競争とは全く別物
-3. **市長選候補との意見交換**: 2名の候補者がどちらも趣旨に賛同し、ふるさと納税にも前向き
-4. **予算の詳細分析**: 市の6,300万円概算は「多めに計上」されており、3,000万円近くまで圧縮可能
-5. **近隣アンケート**: 非常に高い回答率。休憩・散策・自然観察へのニーズが高い
-6. **公園コンセプト案**: ランドスケープデザイナー監修の具体的なデザイン案を提示
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-### 安竹の賛成討論における反論
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-1. **遺言の信憑性**: 「自宅の跡地を笑顔で過ごせる公園に」という敬行氏の言葉は、長年介護を担当したヘルパーが直接聞いたものであり、議会後に電話確認済み。「いつでも証言する」とのこと
-2. **ふるさと納税と遺志**: 「市が財政負担をすることは遺志に反する」という市側の主張は誤り。遺言公正証書には市の財政負担やふるさと納税について一切記載がない
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-## 緊急質問通告書(R3.4臨時会)
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-安竹が「佐川邸公園」について緊急質問を通告。市の対応を議会で追及。
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-## 代表質問(R5.2.28)
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-安竹が代表質問で「佐川合気公園について」質問。整備進捗と市民参加の継続を確認。
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-## アダプト制度(R6.6)
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-合気公園の持続可能な管理のため、市民によるアダプト制度(自主管理)の導入を検討。安竹が関与。
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-## ふるさと納税(クラウドファンディング)の詳細
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-### 目標額と売却回避の仕組み
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-ふるさと納税の寄附額に応じて、売却する区画を段階的に減らす設計:
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-| ふるさと納税寄附額 | 売却区画数 |
-|-------------------|-----------|
-| 1,400万円未満 | 3区画(当初計画通り) |
-| 1,400万円以上 | 2区画 |
-| 3,700万円以上 | 1区画 |
-| 6,300万円以上 | 売却なし |
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-### 財源の優先順位
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-```
-補助金 → ふるさと納税 → 土地売却益 → 遺贈寄附金
-(整備費用を超えた分は緑化基金に積立、維持管理費に充当)
-```
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-### 特徴的な点
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-- **小平市初の試み**: 特定公園のためのクラウドファンディング型ふるさと納税
-- **返礼品なし**: 道場関係者は「名前を刻む必要なし」と固辞
-- **税額控除2か年**: 10〜12月はR4年度、1〜3月はR5年度の控除対象
-- **ふるさとチョイス利用**: 手数料200万円(8.5%)
-- **道場関係者の寄附見込**: 約1,400万円(60名中、10万円超は6名程度)
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-## 整備費用の内訳
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-### 工事費(令和3年10月時点)
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-| 項目 | 金額 |
-|------|------|
-| 公園整備工事 | 5,700万円 |
-| 道路整備工事 | 600万円 |
-| 公園設計 | 630万円 |
-| ふるさと納税経費 | 200万円 |
-| **工事費合計** | **約7,300万円** |
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-### 財源想定
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-| 項目 | 金額 |
-|------|------|
-| 遺贈寄附金 | 約2,990万円 |
-| 東京都補助金(見込) | 約2,300万円 |
-| ふるさと納税(目標) | 1,400万〜6,300万円 |
-| 土地売却益(不足分) | 変動 |
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-※安竹が市の技師から直接聴取した当初の6,300万円概算は「不明点が多いため多めに計上」「にこにこ公園の単価をベースに計算」「単価を変えた理由は特にない」との説明。安竹は工事費を3,000万円近くまで圧縮可能と試算。
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-## 市民参加プロセス
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-### 4回のワークショップ(R3.9〜R4.1)
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-- **第1回**(R3.9.19):現地視察、アンケート結果報告、計画案説明(参加者21名)
-- **第2回**(R3.10.23):公園デザインの詳細検討
-- **第3回**(R3.12.11):具体的な配置・設備の検討
-- **第4回**(R4.1.16):報告会、最終提案の取りまとめ
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-各回ともランドスケープデザイナー鈴木綾氏が進行。安竹は全4回の記録を作成。水と緑と公園課の佐藤課長も第1回を傍聴。
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-### 近隣アンケート調査
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-- 周辺自治会を通じて配布・回収(小平市が直接回収)
-- **非常に高い回答率**(任意アンケートとして異例、国分寺市側でも22%)
-- 主なニーズ:休憩・散策(最多)、花・木・生物観察、ほぼ毎日〜週1回の利用希望
-- 「水を入れる池」には反対多数 → 日本庭園の石組みを活かした枯山水風に
-- 防災井戸・子供の遊び場・高齢者の散歩道を要望
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-## 安竹洋平の具体的関与
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-- **団体設立の主導**: R1.7に市の売却表明を受け、「旧佐川邸の公園化を考える会」を設立
-- **全ミーティングの記録係**: 考える会(月1回×約2年間)、公園課協議(複数回)、財政課協議(複数回)、ワークショップ(4回)、ふるさと納税ミーティング — 全議事録を安竹が作成
-- **請願の筆頭紹介議員**: 6名の市議の紹介を取り付け、趣旨説明と賛成討論を自ら担当
-- **予算の精査**: 市の概算6,300万円の内訳を枝葉レベルで検証し、圧縮可能な項目を具体的に指摘
-- **ふるさと納税スキームの構築**: 市幹部(企画政策部長・財政課長・環境部長・公園課長)との直接協議を主導し、小平市初のクラウドファンディングを実現
-- **遺言の真実性の立証**: ヘルパーへの直接電話確認により、遺言の信憑性を議会で証明
-- **超党派の調整**: 佐藤悦子、竹井、橋本(久)、水口、山浦の各市議と連携
-- **情報公開**: 全議事録をウェブサイトで公開し、プロセスの透明性を確保
-- **議会での継続的フォロー**: 緊急質問(R3.4)、代表質問(R5.2)、アダプト制度検討(R6.6)
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-## 佐川幸義氏の言葉
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-> 「合気は争う事を致さず」
-> 「合気の妙用は、天地森羅万象一切に合一同化し融和するにあり」
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-すぐにできることではなく、長い間の努力・訓練・工夫・研究によって少しずつできるようになることの大切さを説いた武人。その精神は、8年をかけて市民と行政が協働で実現したこの公園そのものに体現されている。