From cb5d703c7dc8c1cb784918db7e724621b59aefd9 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Yasutake Yohei <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> Date: Sun, 18 Oct 2026 08:45:17 +0900 Subject: kokuho-zaisei.mdx: 加入者・納税・保険者の解説を加筆 MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit - 被用者保険の内訳表と船員保険の注記を追加 - 介護保険の図に0〜39歳の区分を追加 - 世帯主が納税義務者になる仕組みを図示 - 保険者の説明と出典リンクを追加 --- src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx | 83 +++++++++++++++++++------ 1 file changed, 63 insertions(+), 20 deletions(-) (limited to 'src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx') diff --git a/src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx b/src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx index c9dfe89..55877f3 100644 --- a/src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx +++ b/src/content/docs/kodaira-data/kokuho-zaisei.mdx @@ -16,10 +16,14 @@ tableOfContents: true ## 国保に加入するのはどんな人? -日本に住む人は、原則として、どれかの公的医療保険に加入します。これを国民皆保険といいます。その内訳は、次のとおりです(令和5年3月末時点)。 +日本に住む人は、原則として、どれかの公的医療保険に加入します。これを国民皆保険といいます。生活保護を受けている人は、保険ではなく医療扶助で医療を受けます。「日本に住む人」には、日本人だけでなく、3か月を超えて日本に滞在する外国人も含まれます。加入は任意ではなく、加入する義務があります。 + +保険に入っていれば、医療機関の窓口で払うのは医療費の一部です。残りは保険者が医療機関に支払います。窓口負担は原則3割です。義務教育就学前期間は2割、70〜74歳は2割、75歳以上は1割です。一定の所得がある人は、2割または3割になります。高額な医療費には「高額療養費制度」で上限があります。 + +その内訳は、次のとおりです(令和5年3月末時点)。 - 生活保護(医療扶助)約202万人(約0.2割) + 生活保護(医療扶助)約202万人(約1.6%) @@ -27,49 +31,84 @@ tableOfContents: true 被用者保険約7,746万人(約6.3割) - 国民健康保険約2,413万人(約2.0割) + 国民健康保険約2,413万人(約2.0割) 後期高齢者医療約1,913万人(約1.6割) -四角の幅は、人数の割合です。被用者保険は、協会けんぽ(約3,944万人)、健康保険組合(約2,820万人)、共済組合(約982万人)の合計です。合計は約1億2,274万人です。 +四角の幅は、人数の割合です。合計は約1億2,274万人です。被用者保険は、次の3つに分かれます。 + +| 種類 | 加入者数 | 主な対象 | 運営 | +| --- | --- | --- | --- | +| 協会けんぽ(全国健康保険協会) | 約3,944万人 | 中小企業の従業員 | 国が運営します。都道府県単位で保険料率が決まります | +| 健康保険組合 | 約2,820万人 | 大企業や同種同業の企業グループの従業員 | 企業が独自に運営します。組合ごとに保険料率が違います | +| 共済組合 | 約982万人 | 公務員・教職員など | 共済組合が運営します | + +船員保険は、医療保険の部分が2010年に協会けんぽへ統合されました。そのため、上の3つの合計に含まれます。 出典:厚生労働省「我が国の医療保険について」(加入者数は令和5年3月末時点)。生活保護(医療扶助)の人数は厚生労働省「被保護者調査」の概数です(要確認)。 -- **被用者保険**:会社の健康保険・共済組合・船員保険。現役で厚生年金に加入している人など。 +- **被用者保険**:会社の健康保険・共済組合・船員保険。会社などに勤めている人は、国保ではなくこちらに加入します。 - **国民健康保険(国保)**:退職した人、自営業の人など。厚生年金を受け取っているだけの人も。 - **後期高齢者医療制度**:75歳以上の人など(65〜74歳で一定の障害がある人も)。 - 国保には年齢の下限がありません(0歳から加入します)。 ### 介護保険との関係は? -介護保険は、医療保険とは別の制度です(全国共通)。40歳になると、医療保険とは別に介護保険にも加入します。加入者は、年齢で2つに分かれます。 +介護保険は、医療保険とは別の制度です(全国共通)。0〜39歳は加入しません。40歳になると、医療保険とは別に介護保険にも加入します。加入者は、年齢で2つに分かれます。 - - + + + - 40〜64歳(第2号)約4,188万人(約5.4割) - 65歳以上(第1号)約3,585万人(約4.6割) + 0〜39歳加入しない約4,700万人 + 40〜64歳(第2号)約4,188万人(40歳以上の約5.4割) + 65歳以上(第1号)約3,585万人(40歳以上の約4.6割) -四角の幅は、人数の割合です。 +四角の幅は、人数の割合です。0〜39歳は加入しないため、グレーで示しています。0〜39歳の人数は、総人口(約1億2,495万人)から40歳以上の加入者数を引いた概数です。 - **40〜64歳(第2号被保険者)**:国保に加入していれば、保険税に「介護納付金分」が上乗せされます(医療保険者がまとめて納めます)。 - **65歳以上(第1号被保険者)**:介護保険料を市に納めます(原則、年金から天引き)。 つまり、介護保険に入っているからといって、国保に入らなくてよいわけではありません。国保と介護保険は、両方に加入します。 -出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」(第1号は令和4年度末、第2号は令和4年度の月平均) +出典:厚生労働省「介護保険制度の概要」(第1号は令和4年度末、第2号は令和4年度の月平均)。0〜39歳の人数は、総務省統計局「人口推計」(令和4年10月1日)から算出した概数です。 ## 誰が保険税を納める? -国保税は、加入者ごとではなく世帯主がまとめて納めます(小平市の場合)。世帯主が国保に加入していなくても、世帯に加入者がいれば、その世帯主が納税義務者になります。 +保険税は、加入者ごとではなく世帯主がまとめて納めます(小平市の場合)。世帯主が国保に加入していなくても、世帯に加入者がいれば、その世帯主が納税義務者になります。 + + + + + + + 同じ世帯 + + 世帯主 + 会社の健康保険 + + 妻 + 国保 + + 子 + 国保 + 国保加入者 + + + 納税義務者 + 世帯主 + 国保加入者分をまとめて納める + + +世帯主自身が国保に加入している場合は、世帯主が加入者と納税義務者を兼ねます。 ## お金の流れ -国保のお金は、誰から集めて、誰に払うのか。ここでは、そこだけを示します。下の図は小平市の場合です(令和7年度決算)。保険税・公費・繰り入れを集めて、医療費や東京都への納付金を払うという流れは、ほかの自治体でも同じです。 +国保のお金は、誰から集めて、誰に払うのか。下の図は小平市の場合です(令和7年度決算)。この流れは、ほかの自治体でも基本的に同じです。 @@ -145,7 +184,11 @@ tableOfContents: true ## なぜ東京都にお金を払うのか -平成30年度から、都道府県が保険者の役割を担うことになりました(全国共通)。小平市の場合、保険者は東京都です。小平市が集めたお金は、いったん東京都にまとめて納められ、東京都から各市へ交付金として配り直されます。これは、**市ごとの医療費の違いをならす**ためとされています。 +平成30年度から、都道府県が保険者の役割を担うことになりました(全国共通)。小平市の場合、保険者は東京都です。 + +「保険者」とは、保険を運営する主体のことです。誰にいくら給付するかを決め、支払う責任を持ちます。国保では、平成30年度から都道府県が保険者になりました。市町村は、加入者の資格管理や保険税の賦課・徴収、給付の窓口事務を担います。加入者から見ると窓口は市ですが、財政運営の責任は東京都にあります。 + +小平市が集めたお金は、いったん東京都にまとめて納められ、東京都から各市へ交付金として配り直されます。これは、**市ごとの医療費の違いをならす**ためとされています。 @@ -159,7 +202,7 @@ tableOfContents: true 高齢者が多い市医療費が多い - 小平市保険税など 約36億円 + 小平市事業費納付金(約56億円) 若い人が多い市医療費が少ない @@ -186,7 +229,7 @@ tableOfContents: true 高齢者が多い市医療費が多い - 小平市保険給付費 約114億円 + 小平市交付金(約118億円) 若い人が多い市医療費が少ない 高齢者が多い市は医療費が多く、若い人が多い市は少ない。 @@ -503,11 +546,11 @@ flowchart TD 数値と発言は、次の会議録と市の資料で確認しました。 -- 厚生労働省「我が国の医療保険について」(全国の医療保険の加入者数) - +- 厚生労働省「[我が国の医療保険について](https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001416337.pdf)」(全国の医療保険の加入者数) +- 厚生労働省「[介護保険制度の概要](https://www.mhlw.go.jp/content/001512842.pdf)」(介護保険の加入者数) +- 総務省統計局「[人口推計(令和4年10月1日現在)](https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2022np/index.html)」(0〜39歳の人数の算出に使用) - 令和7年度小平市国民健康保険事業特別会計決算(令和7年度小平市各会計決算及び基金の運用状況審査意見書、令和7年度小平市一般会計歳入歳出決算書) - 令和7年度決算特別委員会参考資料集 - - 令和6年度小平市国民健康保険事業特別会計決算(令和7年10月17日 特別会計・下水道事業会計決算特別委員会)[会議録](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1591&schedule_id=2) - 令和8年度小平市国民健康保険事業特別会計予算(令和8年3月6日 特別会計予算特別委員会)[会議録](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1617&schedule_id=2) - 令和5年度小平市国民健康保険事業特別会計決算(令和6年10月18日 特別会計・下水道事業会計決算特別委員会)[会議録](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1517&schedule_id=2) -- cgit v1.3.1