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author | 安竹洋平 <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2024-05-29 21:36:21 +0900 |
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committer | 安竹洋平 <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2024-05-29 21:36:21 +0900 |
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-rw-r--r-- | docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx | 256 | ||||
-rw-r--r-- | docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx | 16 |
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diff --git a/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx b/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx index 495574b8..540447fd 100644 --- a/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx +++ b/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx @@ -26,23 +26,27 @@ tags: | 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | |---|---| -| 市立小・中学校在籍のディスレクシアの児童・生徒数推計は? | [一定数あると認識](#bold-mitumori) | -| 実際にディスレクシアと診断された児童・生徒数は? | [把握していない](#bold-mitumori) | -| 読み書き困難な児童・生徒数は? | [特別支援教室利用児童48人<br />巡回相談で報告の児童・生徒が8人](#bold-mitumori) | -| 潜在的な児童・生徒数の見積もりは? | [割合は5.0%や10%など一定数あると認識](#senzaisuu) | -| 保護者の方々と特別支援教育のガイドラインをつくっては? | [研究課題にする](#guideline)<br />→[その後ガイドブックができました](#guidebook-dekita) | -| ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは? | [統一したアセスメントは未実施](#bold-assessment) | -| 統一したアセスメント未実施の理由は? | [気付きの中でチェックし巡回相談に](#touitu-assess-naze-sinai) | -| 小平市に統一したアセスメントを実施している学校はあるか? | [把握していない](#touitu-assess-gakkou) | -| 統一したアセスメントの計画もない? | [教員の気づきをもとにアセスメントにつなぐ](#touitu-assess-keikaku) | -| 特別支援申請時に行うアセスメントだけでは足りないが? | [教員の気づきの分析コードや質を高める](#assess-tarinai) | -| 稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては? | [特別支援教育推進に向けた検討進める](#inagaki-sensei) | -| 教育現場でディスレクシアの周知徹底はどう実施? | [発達障害や学習支援の研修で](#bold-syuchi) | -| 研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては? | [eラーニングがあり、教員の分析コードを深める](#syuuti-rokuga) | -| ディスレクシアへ合理的配慮の現状は? | [プリント工夫、タブレット使う学校も](#bold-gouritekihairyo-gakkou) | -| デイジー教科書の再生装置は無償提供される解釈か? | [物的配慮は進める必要ある](#tablet-musyou) | -| 研修資料作成に当事者含めては? | [機会捉え、内容等見直しの際さまざまな声を聞く](#working-team) | - +| ① ディスレクシアの可能性がある児童・生徒数を見積もっている? | [一定数あると認識。診断を受けた実人数は把握していない。読み書き困難は、特別支援教室利用児童48人、巡回相談で報告があった児童・生徒が8人](#bold-mitumori) | +| 市は潜在数を見積っている? | [割合は5.0%や10%など一定数あると認識。](#市は潜在数を見積っている) | +| 巡回相談員の巡回頻度と時間帯は? | [手持ちの数がない。](#巡回相談員の巡回頻度と時間帯は) | +| 一回当たりの滞在時間は? | [平均での時間は今回答できない。1時間や2時間ではない。](#一回当たりの滞在時間は) | +| 行動観察の結果を説明している? | [基本的にはしていない。求めがあればできる。](#行動観察の結果を説明している) | +| 保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては? | [研究課題にする](#保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては)→[その後ガイドブックができました](#こだいらこどもの発達支援ガイドブックができました) | +| 詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか? | [研究したい。](#詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか) | +| ② ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは? | [統一したアセスメントは未実施。](#bold-assessment) | +| 全体アセスメントを行わない理由は? | [気付きの中でチェックし、巡回相談に。](#全体アセスメントを行わない理由は) | +| 全体アセスメントを実施した学校はある? | [把握していない。](#全体アセスメントを実施した学校はある) | +| 全体的なアセスメントの計画すらない? | [教員の気づきをもとにアセスメントにつなぐ。](#全体的なアセスメントの計画すらない) | +| 特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが? | [教員の気づきの分析コードや質を高める。](#特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが) | +| 稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては? | [特別支援教育推進に向けた検討進める。](#稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては) | +| ③ ディスレクシアの周知徹底をどうしているか? | [発達障害や学習支援の研修で。](#bold-syuchi) | +| 研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては? | [eラーニングがあり、教員の分析コードを深める。](#研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては) | +| ④ 普段の授業における合理的配慮の現状と課題は? | [プリント工夫、タブレット使う学校も。](#bold-gouritekihairyo-gakkou) | +| 合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い、教員の裁量に任せている? | [合理的配慮は全校で統一した同じようなことではない。](#合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い教員の裁量に任せている) | +| デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは? | [物的配慮は進める必要があると認識している。](#デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは) | +| 判明している子に今すぐタブレットを支給しては? | [物的配慮は重要と認識しているが、すぐできるかは今後の研究課題。](#判明している子に今すぐタブレットを支給しては) | +| ⑤ 市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は? | [研修の資料見直しを行い、職員の理解啓発を進める。](#bold-gouritekihairyo-gakkou-igai) | +| 研修資料の作成作業に当事者を含めては? | [機会捉え、内容等見直しの際さまざまな声を聞く。](#研修資料の作成作業に当事者を含めては) | ## 通告書 @@ -96,10 +100,6 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; またディスレクシアという用語には広義の意味があるため、ここでは読み書きに障害があると診断された、もしくは診断を得ていなくとも著しい困難を感じている状態または人とする。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - ディスレクシアに関してはこれまでも議会で何度かデイジー教科書との関連で取り上げられている。しかし(市職員のうち)管理職においてもピンとくる方はまだ少ないようだ。 </MessageBubble> @@ -139,28 +139,12 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; - テストで問題用紙を読み、解答用紙に書く - 先生の板書をノートに書き写す -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - しかしなかなかそれが表面化しない。理由のひとつとして、ディスレクシアの子どもは知的に障害がなく、記憶力が優れているか鍛えられている場合がある。また小学校に入学して最初のころの授業は、先生の話を聞いていればどうにかなってしまうことがある。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - そのため自分も、周りも障害があることになかなか気付かない。しかし、読めない、書けないことから本人は無意識にストレスを感じ、読み書き自体を避けるようになる。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - すると周りからは「この子は怠けている」とか、「勉強する気がない」などと見なされてしまい、やる気をなくしていく。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - つまりこれは周りから気付かれにくいものの、けっして一人も見過ごしてはいけない。 </MessageBubble> @@ -171,10 +155,6 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 今回、小平市の学校に通うディスレクシアであるお子さんをお持ちの保護者の方からご相談を受けたことがきっかけで質問している。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - その方にたくさん教えていただいた。私も具体的なことはまったく知らなかった。調べていくうちに、これは個人の問題だけではなく小平市全体の問題であり、主に次の2つの理由から、とにかく早く対処しなくてはならないことが分かった。 </MessageBubble> @@ -185,22 +165,19 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; まず潜在的な人数の多さ(に着目する必要がある)。通告書に書いた「文部科学省の調査」とは、平成14年と平成24年に行われた[『通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/potential-number/)のこと。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - つまり18年前と8年前の2回、文科省が大規模な調査をしている。調査対象は公立小・中学校の児童・生徒で、それぞれ人数は約4万人と5万人であり、統計的にも十分な母数の調査であった。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - この調査の結果、「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合は、10年経ってもほぼまったく同じ割合で、2.4%~2.5%であった。2.4%を使って計算すると、小平市立の小・中学校では合計約330人になる。 +**「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合** + +| | | | --- | --- | | 平成14年調査 | 2.5% | | 平成24年調査 | 2.4% | -[「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合] + + +330人は結構な人数。潜在的人数がこんなに多いのに問題が表面化していないのはなぜか。「人知れず不登校になっている子どもたちがいる」のではないか。 </MessageBubble> @@ -214,34 +191,16 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ::: -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - -330人は結構な人数。潜在的人数がこんなに多いのに問題が表面化していないのはなぜか。「人知れず不登校になっている子どもたちがいる」のではないか。 - -</MessageBubble> - ##### 理由2:二次障害が未来を奪う <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> 一般に「二次障害」と言われる問題がある。先ほども触れたが、ディスレクシアの子どもたちは知的にはほかの子どもたちと変わらない。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - しかし読み書きができないことで「自分は勉強ができない」と誤解したり、周りから「なぜ怠けるのか」「頑張っていない」などの誤解を受けたりして自信を失ってしまう。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - モチベーションを失い、学校が楽しい場所ではなくなり、場合によっては不登校になり、鬱になる。これを二次障害ということがある。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - 逆に考えると、不登校の子どもやひきこもりの人たちの中には、かなりの数でディスレクシアの人が隠れているのではないだろうか。 </MessageBubble> @@ -260,15 +219,11 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; まず市として潜在数を把握することが非常に重要。2.4%から2.5%という数値も最低限として捉えたほうがよい。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> - 文科省の調査結果報告書にも「この調査では全数把握できない」という趣旨のことが書かれている。実際は、2.4%から2.5%よりもっと多い児童・生徒が困難さを抱えている可能性が高い。 </MessageBubble> -### ①ディスレクシアの可能性がある児童・生徒の人数を見積もっているか?\{#bold-mitumori\} +### ① ディスレクシアの可能性がある児童・生徒数を見積もっている?\{#bold-mitumori\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -276,10 +231,14 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> - <MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> -文部科学省の調査結果の示すとおり一定数あると認識している。ディスレクシアと診断を受けた児童・生徒の実人数は把握していないが、読み書きに困難さを抱えている児童・生徒数としては、特別支援教室の利用児童が48人。また巡回相談を通して学校から読み書きに困難さがあると報告のあった児童・生徒が8人。 +文部科学省の調査結果の示すとおり一定数あると認識している。 + +ディスレクシアと診断を受けた児童・生徒の実人数は把握していないが、読み書きに困難さを抱えている児童・生徒数としては、次のとおり。 + +- 特別支援教室の利用児童:48人 +- 巡回相談を通して学校から読み書きに困難さがあると報告のあった児童・生徒:8人 </MessageBubble> @@ -289,7 +248,9 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ::: -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="senzaisuu"> +#### 市は潜在数を見積っている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> 市としてどれくらいの潜在数を見込んでいるか。 @@ -317,25 +278,25 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ディスレクシアの診断がなくても読み書きに著しい困難を示すことは同じ。文科省もその前提で調査している。また実際に診断を得るのはハードルが非常に高い。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - 内部で潜在数を見積もっているはずだと思う。公表してほしい。 </MessageBubble> -#### 現行の巡回相談では見つけきれない +#### 巡回相談員の巡回頻度と時間帯は? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -<a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/057/057217.html">『小平市特別支援教育総合推進計画・後期計画』の平成30年度実績</a>には、巡回相談員は11人で1校当たり年間5~7回巡回していると書いてある。それぞれの職種の方(臨床発達心理士、言語聴覚士、作業療法士)が学校に滞在する頻度と時間帯は。その際、特定の子どもが観察の対象になるのか。 +<a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/057/057217.html">『小平市特別支援教育総合推進計画・後期計画』の平成30年度実績</a>には、巡回相談員は11人で1校当たり年間5~7回巡回していると書いてある。 + +それぞれの職種の方(臨床発達心理士、言語聴覚士、作業療法士)が学校に滞在する頻度と時間帯は。その際、特定の子どもが観察の対象になるのか。 </MessageBubble> <MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> -それぞれの割合は手持ちの数がないためここでは回答できない。言語聴覚士については、学校の要請に応じて行っており、昨年度は巡回した。ディスレクシアについては言語聴覚士の専門性が一番高く、アセスメントに近いことやコンサルテーションができると考えている。 +それぞれの割合は手持ちの数がないためここでは回答できない。 + +言語聴覚士については、学校の要請に応じて行っており、昨年度は巡回した。ディスレクシアについては言語聴覚士の専門性が一番高く、アセスメントに近いことやコンサルテーションができると考えている。 </MessageBubble> @@ -359,7 +320,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -#### 行動観察の結果を説明しているか? +#### 行動観察の結果を説明している? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -377,10 +338,6 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 巡回している現場の方は頑張られている。しかし、母数が330人ぐらいいて把握できたのが8人というのは非常に少ない。1年間で言語聴覚士が19回しか回れていない状況なら当たり前だ。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - そこで、2問目の「全校で統一したアセスメント」が重要になる。 </MessageBubble> @@ -419,9 +376,9 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -#### ガイドライン等をつくっては? +#### 保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては? -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="guideline"> +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> そこで提案だが、対象となる保護者の方々にワーキングチームへ参加していただき、 - 「市は子どもにどういったサポートを提供しているのか」わかりやすい冊子 @@ -439,10 +396,18 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -ぜひお願いする。職員の方々は日々の仕事で手いっぱいだろう。保護者の立場に立って資料を作成するのも、想像力を使う難しい作業だ。だからこそなるべく、市の製作物をつくる際には、外部の(事情をよく知っている)方々に主体的に参加してもらう(のがよい)。「市民との協働」と市長はよく言うが、働き方改革も含め、そういう(実効的な)ことをしていかなければならないと思う。 +ぜひお願いする。 + +職員の方々は日々の仕事で手いっぱいだろう。保護者の立場に立って資料を作成するのも、想像力を使う難しい作業だ。 + +だからこそなるべく、市の製作物をつくる際には、外部の(事情をよく知っている)方々に主体的に参加してもらう(のがよい)。 + +「市民との協働」と市長はよく言うが、働き方改革も含め、そういう(実効的な)ことをしていかなければならないと思う。 </MessageBubble> +#### 詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか? + <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> 市のほうで報酬を出すなりして、期間限定もしくは不定期でも、本当に詳しい市民の方に、協力員のような形で市の仕事に参加してもらうという仕組みはできないのか。 @@ -451,7 +416,11 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; <MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> -学校教育では、会議等もそうだが、専門家や公募市民の方に入っていただいている。こういう機会をより広く行うことも重要と考える。現在は専門家に入っていただくことで、施策等についての評価や改善方法などを提言してもらっている。市民の方に、どのような機会に入ってもらうかや、入っていただいてどういったことが今後のよりよい特別支援教育につながるのかは研究していきたい。 +学校教育では、会議等もそうだが、専門家や公募市民の方に入っていただいている。こういう機会をより広く行うことも重要と考える。 + +現在は専門家に入っていただくことで、施策等についての評価や改善方法などを提言してもらっている。 + +市民の方に、どのような機会に入ってもらうかや、入っていただいてどういったことが今後のよりよい特別支援教育につながるのかは研究していきたい。 </MessageBubble> @@ -459,11 +428,11 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 令和5年12月に、保護者の方々が企画に参加されて「こだいらこどもの発達支援ガイドブック」ができました。 -[こだいらこどもの発達支援ガイドブック(小平市)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109939.html]) +<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109939.html">こだいらこどもの発達支援ガイドブック(小平市)</ExternalLink> ::: -### ②アセスメントはどう行っているか?\{#bold-assessment\} +### ② ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは?\{#bold-assessment\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -488,26 +457,22 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -#### 全体アセスメントを行わない理由は?\{#touitu-assess-naze-sinai\} +#### 全体アセスメントを行わない理由は? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> アセスメントの材料は豊富に提供されている。たとえば東京都教育委員会は、DVDつきで小・中学校向けの丁寧で網羅的なアセスメントマニュアルを提供している。 -</MessageBubble> +:::info ##### 📚 都教委が提供している資料 -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> +<ExternalLink href="https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/guideline.html">東京都教育委員会のアセスメントマニュアル等</ExternalLink> + +::: アセスメント後の個別指導についても、具体事例も含めた理論と実践の冊子や、保護者に対する説明用の書式までも用意し、非常に行き届いた材料を提供している。 </MessageBubble> -:::info ##### 📚 都教委が提供している資料 - -[東京都教育委員会のアセスメントマニュアル等](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/guideline.html) - -::: - <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> そういった豊富な材料を前にしても小平市が全児童・生徒を対象としたアセスメントを現在行っていない理由は何か。 @@ -645,7 +610,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -##### 統一的なアセスメントを実施した校は?\{#touitu-assess-gakkou\} +#### 全体アセスメントを実施した学校はある? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -661,11 +626,13 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -非常に重要であるため、ぜひ把握していただきたい。子どもたちのことは待ったなしで先手を打つ必要がある。18年前から文科省が調査している。それだけ問題があるということ。東京都の[「発達障害教育推進計画」](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/developmental_disorder/plan.html)ができたのも、もう4年前。 +非常に重要であるため、ぜひ把握していただきたい。子どもたちのことは待ったなしで先手を打つ必要がある。 + +18年前から文科省が調査している。それだけ問題があるということ。東京都の[「発達障害教育推進計画」](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/developmental_disorder/plan.html)ができたのも、もう4年前。 </MessageBubble> -##### 統一したアセスメントの計画すらない?\{#touitu-assess-keikaku\} +#### 全体的なアセスメントの計画すらない? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -702,16 +669,12 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -#### 特別支援申請時のアセスメントだけではダメ\{#assess-tarinai\} +#### 特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> 読み書きの困難さを把握するのは、特別支援教室及び通級指導での指導を申し込んだ際の「就学・転学相談」における発達検査や行動観察等で行っているという答弁だった。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - つまり - 保護者が子どもに障害があることをなんとなくでも認識していて @@ -719,10 +682,6 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; その際に初めて検査を行い把握しているということ。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - これはひとつ必要なことだが、この方法だけでは、対象者は限定的にならざるを得ない。 </MessageBubble> @@ -731,22 +690,10 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; まずディスレクシア(読み書きが困難)の子はそもそも本人が障害だとなかなか気付かない。またほかの子と比較できなかったり低学年ではごまかせてしまう部分もある。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - 保護者はなんとなく気付く人もいるかもしれないが、共働きなどで勉強にじっくりつき合えないような場合、テストの結果だけを見て「うちの子は勉強ができない」と誤解する場合もある。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - 小学校の入学前は「読み書きは入学してからでもよい」と気にしない人もいる。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - つまり「特別支援教室や通級の指導申し込みをしたほうがよいかな」と考えるところまではなかなか到達しない。到達したとしても実際に申し込みをするのは保護者の心理として非常にハードルが高い。先週の小平市特別支援教育専門家委員会でも同様なことが指摘されていた。 </MessageBubble> @@ -773,10 +720,6 @@ flowchart 申し込みのタイミングまで待つやり方は時間的な問題も大きい。申し込みに至るまでは本人も、保護者も苦しい時間を過ごす。その間に子どもが学校に行かなくなってしまうケースもある。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - つまり特別支援教室や通級の申し込み時にアセスメントを行う方法は、全校統一して行う網羅的なアセスメントの代替手段にはならない。正しいか。 </MessageBubble> @@ -793,16 +736,12 @@ flowchart </MessageBubble> -#### 稲垣先生にアセスメント構築の協力依頼をしては?\{#inagaki-sensei\} +#### 稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> ひとつの提案として、小平市の国立精神・神経医療研究センターに稲垣真澄先生というディスレクシアの第一人者がいらっしゃる(注・令和元年度末で退任され、鳥取に移住されました)。発達障害の研究部長をされており、厚労省や文科省の主任研究員も務められた方。ディスレクシアを含めた学習障害のアセスメントに関し具体的な提言をしてらっしゃる。非常にさまざまな方面で活躍されている。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - この4月にも学校に入る前の保育所や幼稚園の段階で学習障害の子どもを見つけるためのアセスメントに関する書籍([こちら](http://www.shindan.co.jp/books/index.php?menu=10&cd=247000&kbn=1))を出版される予定。小平市では特別支援教育専門家委員会にも参加されている。発達障害のアセスメントに関し「日本で最も詳しい」と言えるような先生が小平市で働いていらっしゃる。 </MessageBubble> @@ -825,7 +764,7 @@ flowchart </MessageBubble> -### ③ディスレクシアの周知徹底をどうしているか? \{#bold-syuchi\} +### ③ ディスレクシアの周知徹底をどうしているか? \{#bold-syuchi\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -839,16 +778,12 @@ flowchart </MessageBubble> -#### 周知の研修を録画して誰でも見られるようにしては?\{#syuuti-rokuga\} +#### 研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> 特定の子どもや保護者だけではなく、すべての子ども、すべての保護者、すべての学校の先生に対しての周知が必要。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - その際に気を付ける必要があるのは「学習障害」とひとくくりにしないこと。それだと抽象的になり記憶に残らない。 - 読み書きに困難があるとはどういうことか @@ -890,16 +825,12 @@ flowchart (eラーニングを活用するにしても)ちゃんとディスレクシアのことが具体的に示されているのかというところも、専門家と一緒に検討してもらいたい。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - 全校で統一したアセスメントが行われていれば、周知をわざわざ別途行わなくとも、アセスメントを実施する際に、かなりインパクトのある周知が(全体的に)行われる。全体的な時間を有効に使えることになる。 </MessageBubble> -### ④普段の授業における合理的配慮の現状と課題は?\{#bold-gouritekihairyo-gakkou\} +### ④ 普段の授業における合理的配慮の現状と課題は?\{#bold-gouritekihairyo-gakkou\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -953,8 +884,7 @@ flowchart ::: -#### 配慮は全校で行っているか? -#### 合理的配慮も教員の裁量に任せるのか? +#### 合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い、教員の裁量に任せている? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -997,7 +927,7 @@ flowchart </MessageBubble> -#### デイジー教科書・デジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは\{#tablet-musyou\} +#### デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは? :::info 今はGIGAスクールが実現してタブレットが一人一台配布されていますが、その計画実現が見えていないころの質問です。 @@ -1007,19 +937,11 @@ flowchart 教科書はマルチメディアデイジー教科書がディスレクシアの子どもに有効なケースが多い。現在特別支援学級にはタブレットが4人に1台用意されている。ただそうでない学校にはタブレットが配備されていない。つまりマルチメディアデイジー教科書があってもそれを再生する機材がない。相談くださった方はご自分でタブレットを購入され再生している。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - しかし、学校教育法では次のように定められている。 - 小学校においては教科書を使用しなければならない - 必要な方にはデジタル教科書を教科用図書にかえて使用できる -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - さらに教科書無償給与制度では次のように定められている。 - 小・中学校の教科書は無償で提供する @@ -1050,7 +972,7 @@ flowchart </MessageBubble> -##### 判明している子には今すぐにでもタブレットを支給しては? +#### 判明している子に今すぐタブレットを支給しては? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -1068,16 +990,12 @@ flowchart 先ほどから言っているが子どもにとっては1年が重要。私たち大人が考えているような時間軸ではないので早く進めていただきたい。270人も潜在数がいるということをしっかり考えなくてはならない。 -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> - 子どもたちはなかなか自分のことを言葉で表現できない。でも感性は鋭い。「大人たちが本当に頑張っているか」は感じているはず。ぜひ市としても頑張っていただきたい。 </MessageBubble> -### ⑤市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は?\{#bold-gouritekihairyo-gakkou-igai\} +### ⑤ 市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は?\{#bold-gouritekihairyo-gakkou-igai\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -1091,14 +1009,6 @@ flowchart 市役所や公共施設の窓口等において障害のある方への対応の向上を図るため、小平市職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要綱に基づき、不当な差別的取り扱いの禁止や合理的配慮の提供を柱として市職員への研修を実施し理解や啓発に努めている。 -{/* <!-- textlint-enable --> */} - -</MessageBubble> - -<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> - -{/* <!-- textlint-disable --> */} - 発達障害の特性にはさまざまなものがあることから、今後研修の際に使用する資料等の見直しを行い、ディスレクシアを含めた発達障害の特性の理解を職員に啓発し、障害のある方への窓口対応がさらに向上するよう努めていく。 {/* <!-- textlint-enable --> */} @@ -1106,7 +1016,7 @@ flowchart </MessageBubble> -#### 市のサービスにおける合理的配慮のワーキングチームをつくっては\{#working-team\} +#### 研修資料の作成作業に当事者を含めては? <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> diff --git a/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx b/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx index c2b02c50..fd858ea2 100644 --- a/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx +++ b/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx @@ -20,10 +20,10 @@ tags: | 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | |---|---| -| 市の人口ピークは何度どう修正された? | [約7年で2度、ピーク+10年、人口+8千人](#bold-nando-syusei) | -| 人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない? | [意図はない](#bold-yokusei) | -| 少なくとも幅を持たせて科学的に正確な人口推計情報の提示を | [研究していく](#bold-haba) | -| 人口推計は市のさまざまな計画のベース、問題ではないか? | [研究していく](#bold-hazure-tudukeru) | +| ① 市の人口ピークはこれまで何度、どう修正された? | [約7年で2度、ピーク+10年、人口+8千人。](#bold-nando-syusei) | +| ② 人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない? | [意図はない。](#bold-yokusei) | +| ③ 科学的正確さのため、人口推計に幅を持たせるべきでは? | [研究していく。](#bold-haba) | +| ④ 外れ続ける人口推計に政策を依存させてよいのか? | [研究していく。](#bold-hazure-tudukeru) | ## 通告書 @@ -89,7 +89,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -### ①市の人口ピークはこれまで何度、どう修正されたか\{#bold-nando-syusei\} +### ① 市の人口ピークはこれまで何度、どう修正された?\{#bold-nando-syusei\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -120,7 +120,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ::: -### ②人口推計に幅を持たせないのは抑制的政策を進めるため?\{#bold-yokusei\} +### ② 人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない?\{#bold-yokusei\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -138,7 +138,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -### ③人口推計に幅を持たせては?\{#bold-haba\} +### ③ 科学的正確さのため、人口推計に幅を持たせるべきでは?\{#bold-haba\} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -158,7 +158,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -### ④外れ続ける推計に政策が依存することに見解は?\{#bold-hazure-tudukeru\} +### ④ 外れ続ける人口推計に政策を依存させてよいのか?\{#bold-hazure-tudukeru\} <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> |