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author | 安竹洋平 <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2024-05-22 00:49:37 +0900 |
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committer | 安竹洋平 <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2024-05-22 00:49:37 +0900 |
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まとめ 令和5年6月9日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/docs/tags/いじめ重大事態) + 👷♂️まとめ作成中です🚧 -[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/docs/tags/いじめ重大事態) +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめ重大事態についても事務の点検・評価が必須と思うが? | [個別事案の評価にはなじまない。](#bold-ijime-juudai-jitai-tenken-hyouka) | +| ② いじめ重大事態の調査報告書等で課題が示されても点検・評価に一切記載がない理由と議会への報告は? | [個別案件に係る記載はしていない。議会へ報告の義務はない。](#bold-tyousa-houkokusyo-kadai-tenken-hyouka-kisai-nasi) | +| 個別案件か否かをどう判断している? | [点検・評価ではいじめ重大事態に係る取組みの一つとして評価。個人に関わるものは評価の対象ではない。](#個別案件か否かをどう判断している) | +| ほかに重大事態を点検・評価する資料がある? | [ない。](#ほかに重大事態を点検評価する資料がある) | +| なぜ年次計画に重大事態のことがない? | [昨年度見直しているので今年度の点検・評価の中に入ってくる。](#なぜ年次計画に重大事態のことがない) | +| 結局今まで問題を認識していなかった? | [過去にそういうことがあるなら今後は見直していきたい。](#結局今まで問題を認識していなかった) | +| 令和4年度版にはいじめ重大事態の点検・評価を含めるのか? | [個別事案については、今の段階で載せることを考えていない。](#令和4年度版にはいじめ重大事態の点検評価を含めるのか) | +| いじめ防止基本方針のことしか書けない? | [年度を通しての事業を掲載しているため個別事案を取り出して評価しない。](#いじめ防止基本方針のことしか書けない) | +| いじめ重大事態は計画に含められない? | [いじめ重大事態は年度当初から想定されるものではなく計画的にやることになじまない。](#いじめ重大事態は計画に含められない) | +| いじめ防止推進の項に、実施状況、課題、今後の改善を書けばよいだけだが? | [ひとつの意見として受け止める。](#いじめ防止推進の項に実施状況課題今後の改善を書けばよいだけだが) | +| 被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは、今の担当者? | [作成の担当は私の代になってから。](#被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは今の担当者) | +| 令和3年度の点検・評価で設置された有識者は誰? | [新藤氏と倉持氏。](#令和3年度の点検評価で設置された有識者は誰) | +| 新藤氏の有識者としての在任期間は? | [平成26年度から。](#新藤氏の有識者としての在任期間は) | +| 有識者会議でいじめ重大事態の話はあった? | [手元に資料がなく分からない。意見書ではいじめに触れていただいた。](#有識者会議でいじめ重大事態の話はあった) | +| ③ 点検・評価報告書が最新1年分しかホームページに掲載されていないのは? | [毎年度点検・評価しているので最新年度分のみ掲載。ただ今後は内部で調整して検討したい。](#bold-tenken-hyouka-saisin-1-nenbun-sika-keisai-saretenai) | +| ④ 市ホームページでリンクをたどって点検・評価のページに到達できないが? | [設定が誤っていたので修正した。](#bold-si-homepage-tenken-hyouka-link-saretenai) | +| ⑤ 当該校(花小)の学校評価にいじめの言及がないが? | [個別事案について評価するものではない。](#bold-hanasyo-gakkou-hyouka-ijime-genkyu-nasi) | +| なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない? | [教員ではなく学校関係者による評価(的を射た答弁なし)。](#なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない) | +| 学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では? | [(的を射た答弁なし)。](#学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では) | ## 通告書 @@ -25,7 +47,6 @@ tags: <iframe src={require('./20230609-ippan-situmon-yasutake-1.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"}className={"tukokusyo"}> </iframe> -{/* ## 主な質疑 @@ -37,22 +58,705 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ### 質問する理由{#bold-riyu} -地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条において、教育委員会は、その権限に属する事務について、毎年、自ら点検及び評価を行い、報告書を議会へ提出するとともに、公表することが義務づけられている。また、小平市教育委員会は、点検・評価を実施するに当たって、その意義を次のように二つ定めている。(1)毎年度、自らの権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行い、課題や取組の方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図る。(2)点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、これを小平市議会に提出するとともに、公表することにより、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進する。この法と意義に基づいて、小平市教育委員会は、毎年、自己点検と評価を行い、「小平市教育委員会事務の点検及び評価」として報告書をまとめ、公表している。 - ここ数年、いじめ重大事態の認定が増えている。重大事態の判断や第三者委員会の調査に関し、ほぼ毎回、文部科学省の「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」に反するような事態が起き、いじめ被害者やその家族と市教育委員会との間で深刻な問題が生じている。 - 上記の法や点検・評価の意義に照らせば、小平市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態の発生について報告をし、その管理及び執行の状況について点検及び評価をすることは当然のことと考える。しかし、そうなっていないことから以下質問する。また、教育委員会事務の点検及び評価に関わることとして、学校についての適正な評価についても最後に質問する。 +#### 事務の点検・評価は義務 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条において、教育委員会は毎年自ら点検及び評価をし報告書を議会へ提出・公表することが義務づけられている。 + +<BlockQuote refs={"地方教育行政の組織及び運営に関する法律"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000162#Mp-At_26"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第26条(教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等)** +教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(略)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。 + +2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たつては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +#### 点検・評価の意義 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会は、点検・評価を実施するに当たり、その意義として次の2つを定めている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 毎年度、自らの権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行い、<Highlight>課題や取組の方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図る。</Highlight> +1. 点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、これを小平市議会に提出するとともに、公表することにより、<Highlight>市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進する。</Highlight> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +この法と意義に基づいて小平市教育委員会は毎年、自己点検と評価をし「<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/022/022709.html">小平市教育委員会事務の点検及び評価</ExternalLink>」として報告書をまとめ、公表している。 + +</MessageBubble> + +#### ガイドラインに反する事態が続いている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ここ数年、いじめ重大事態の認定が増えている。 + +重大事態の判断や第三者委員会の調査に関し、ほぼ毎回<ExternalLink href="https://www.mext.go.jp/content/20240329-mext_jidou02-000034502_007.pdf">文科省のガイドライン</ExternalLink>に反するような事態が起き、いじめ被害者やその家族と市教育委員会との間で深刻な問題が生じている。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態の点検・評価が必要 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +上記の法や点検・評価の意義に照らせば、小平市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態の発生について報告をし、その管理及び執行の状況について点検及び評価をすることは当然のことと考える。 + +しかし、そうなっていないことから以下質問する。 + +また、教育委員会事務の点検及び評価に関わることとして、学校についての適正な評価についても最後に質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめ重大事態についても事務の点検・評価が必須と思うが?{#bold-ijime-juudai-jitai-tenken-hyouka} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態について、小平市教育委員会事務の点検及び評価に、その発生報告とともに管理及び執行の状況についての点検及び評価をしなければならないと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態に係る取組は、点検及び評価対象事業であるいじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進の取組のひとつであり、当該事業に含めて点検及び評価している。 + +本制度は、年度ごとに事務の管理及び執行状況を振り返るもの。個別事案を評価することにはなじまないと考える。 + +いじめ重大事態の発生報告及び事務の執行状況については、適時に教育委員会へ報告している。 + +</MessageBubble> + +### ② いじめ重大事態の調査報告書等で課題が示されても点検・評価に一切記載がない理由と議会への報告は?{#bold-tyousa-houkokusyo-kadai-tenken-hyouka-kisai-nasi} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成30年4月13日と令和4年3月14日に、それぞれ1件ずついじめ重大事態の調査報告書が作成された。それ以前にも当該の調査や資料の作成等が行われ、さまざまな課題が発生していた。 + +しかし、これまでの小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書には、いじめ重大事態についての記載が一切ないようだ。記載してこなかった具体的な理由は。 + +また、これらいじめ重大事態の調査結果は、それぞれ議会に対してどのように報告してきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価するので、個別の案件に係るいじめ重大事態についての記載はしていない。 + +また、国が策定したいじめの重大事態の調査に関するガイドラインによると、 + +> 重大事態の調査結果を示された学校の設置者及び学校は、調査結果及びその後の対応方針について、地方公共団体の長等に対して報告、説明すること + +とされているで、議会へは報告していない。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そんなことを言うと全然改善できない。 + +いじめ重大事態の被害に遭った被害者や保護者が今の発言についてどう思うか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、個別案件かどうかの判断はどうやっているか。恣意的にしているか。 + +たとえば点検及び評価の「いじめ防止の取組」には「いじめの早期解決ができた」とか書いてあるが、そのいじめは個別案件ではないのか。何が違うのか。 + +いじめ重大事態も複数件集まれば、小平市教育委員会として見直すべきことがたくさん出てくる。 + +私も議会で個別案件の話をしていないからこそ答弁しているはず。個別案件の話であれば答えないといつも言っているので。 + +つまりいじめ重大事態も個別案件ではない。教育委員会としての問題や、学校としての問題。そういったところの点検・評価をしてほしいと言っている。 + +</MessageBubble> + +#### 個別案件か否かをどう判断している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ではそもそも個別案件か否かをどう判断しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +点検・評価においては、いじめ重大事態に係る取組のひとつとして評価するものと考えている。 + +個人に関わるものは評価の対象とはしておらず、全体のほうを見ているという考え方。 + +</MessageBubble> + +#### ほかに重大事態を点検・評価する資料がある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価の報告書以外にも、いじめ重大事態について点検・評価している資料があるかと請求したら、出てくるものがあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +この法の趣旨では個々の対応について点検・評価をするものではないので、出すものはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう意味ではなく、個別の事案と関係のない、共通した問題についての点検・評価はどこかでしていて、資料はあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +そのようなものは、現在つくっていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それでは改善できない。どうやっていじめ重大事態を改善していくのか。 + +点検・評価は何のためにあるか。 + +毎年「過去につくられたものがあるからそれと似たような感じでつくっていこう」とやっていたら、冒頭で述べた意義の1や2がまったく果たせない。 + +時間をかけてこういった資料を一生懸命つくるが、意味のないものだったら皆さんの時間も無駄。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また一番の問題として、いじめ重大事態の被害者、保護者の方々がこの点検と評価を見た際にどう考えられるか。これを第一に考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ年次計画に重大事態のことがない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価には要綱がある。その中に次のとおり書いてある。 + +<BlockQuote refs={"小平市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施に関する要綱"} href={"https://web.archive.org/save/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/22709/022709/att_0000002.pdf#page=57"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第3条(点検及び評価の対象)** +点検及び評価の対象は、点検及び評価を実施する年度の<Highlight>前年度の主要な事業(小平市教育振興基本計画に基づき、毎年度策定する年次計画に掲げた事業</Highlight>その他委員会が特に重要であると認める事業をいう。以下同じ。)とする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + + +しかし年次計画を見ると、その中にいじめ重大事態のことが書かれていない。これはなぜか。 + +同じ御答弁をすると思うので先に述べておくが、一般的な個別事案とは関係のない部分での点検・評価。たとえば教育委員会のコミュニケーション不足、いじめ重大事態の周知ができていなかったこと。周知については改善した。それは個別事案ではない。 + +なぜ年次計画等に、一般的な、いじめ重大事態の個別事案と関係ない点検・評価に関係する事項が含まれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +事業全体の取組について点検・評価するものを書く。ご披歴の、方針等を見直したというものについては、事業全体のもの。 + +この見直しは昨年度行っているので、今年度の点検・評価の中で、記載は入ってくると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 結局今まで問題を認識していなかった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、これまでそういう見直しはなかったのか。 + +今までいじめ重大事態の問題がとてもたくさんあった。 + +保護者の方から相談いただき情報も共有しているので、過去のいじめ重大事態報告についても分かっているが、そういったところでも次々と課題が上げられていた。そういうことがこれまでは含められてこなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「問題として認識していなかった。どう改善したのか認識していなかった。」そういう理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +議員の捉え方はさまざまあると思う。 + +私のほうで今、過去のものがどうかというのは見ていないが、私どもとしては、いじめに関するものは事業の中でも非常に重要なこと。 + +そのような中、ご指摘の内容で改善する点等はしっかり記載していく。 + +もし過去にそういうことがあるなら、今後はしっかり見直していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### これまでいじめ重大事態を軽く見ていた + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価の対象となるのは、前年度の主要な事業というところと、もうひとつは「その他委員会が特に重要であると認めた事業」と書いてある。 + +結局、<Highlight>これまでの教育委員会は「いじめ重大事態が特に重要だと認めていなかった」</Highlight>ということになる。 + +</MessageBubble> + +#### 令和4年度版にはいじめ重大事態の点検・評価を含めるのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もう一度確認するが、点検・評価の令和4年度版には、きちんといじめ重大事態の扱いに対する点検・評価、それから今後のこと等を含める予定があるということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +先ほど述べたのは、いじめ防止基本方針の見直し等についてはしっかり書いていくという話。 + +(教育長が)答弁したように、個別事案については、特に現在の段階で載せることは考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どういうことかよく分からない。 + +たとえば「周知が足りていなかったので、いじめ重大事態の周知を進めました。」とか、そのほかにもさまざまあった。 + +そういったことをどこに書くか。いじめ重大事態と関係ない話として、点検・評価報告書に書くのか。具体的にどう書くか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +さまざまな背景があり、そのうえでいじめ防止基本方針等を見直した場合は、そういう意図を「こういう理由から見直しをしていく、今後こういう方向性でいく」というのを書く。 + +個別事案の中で、この人が、こういう事件があり、その内容についてこう対応したとかそういうことについて書くことは想定していない。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ防止基本方針のことしか書けない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それはどこかに決まっているのか。いじめ防止基本方針のことを書かなければいけないといった内規があるのか。 + +いじめ重大事態は教育委員会にとっても事務の管理と執行の上でかなりの課題になっているはず。 + +ひとつ大きなテーマのはずだが、それを取り出して別途書くようなことはできないというルールがあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +ルールというよりは、我々のほうでそういう判断をしている。 + +それを特に取り出してやるというよりは、この点検事務自体がそもそも年度を通しやっていく事業を記載したものを1年度振り返ってやるというもの。 + +そのため繰り返しになるが、個別事案のことだけを取り出して評価するということは考えていない。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態は計画に含められない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その年度を通してやると決まったものの中に、いじめ重大事態を含めてもらうことはできるか。 + +なぜなら、点検・評価を実施するに当たっての意義は<Highlight>市民への説明責任を果たすこと</Highlight>と書いてある。 + +別に、いじめ防止基本方針について、カテゴリ分けして、いじめについてはいじめ防止基本方針についてのみをやるとは書いてない。 + +何が一番重要かというと、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進するということ。そこから外れるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態だけでかなりのウエートを占めるが、子どもたちの教育のうえでもすごく重要なこと。説明責任を果たすうえでも非常に重要。 + +今後の計画に、いじめ防止基本方針ではなく、いじめ重大事態が起きて課題が起きたりしたときは、きちんと計画の中に含めることはできるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +いじめ重大事態は年度当初から想定されるものでなく、年度途中で起こることも少なからず発生する。 + +それを当初から計画的にやっていくことはなじまないと考えている。 + +ただ、いじめ重大事態になったものについては、この点検・評価のほうではやってはいないが、教育委員会等に報告等する中で委員の意見等は聞いている。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ防止推進の項に、実施状況、課題、今後の改善を書けばよいだけだが? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育委員会の委員の意見を聞くというのは点検・評価を実施するに当たっての意義のところに含まれていない。それはまったく関係ない話だ。 + +いじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進とカテゴライズされた中に「いじめ重大事態の取扱い」というふうに、もっと細かく書けばよいではないか。 + +たとえば今A4の1ページぐらいのものを2ページぐらいに増やし、いじめ重大事態についてはこれをやった、どんな課題があった、今後はこう改善していくという話を含めればよいと考えるがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +個々それぞれ捉え方とか考え方があるので、ひとつの意見として受け止める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今までやってきたことを変えるのはなかなか大変。しかしいじめ重大事態はすごく重要。 + +皆さんも時間をかけて対応されているから分かるように、きちんと対応しないと教育委員会としても自分の首を絞め、つらいことになってくる。 + +そのあたりぜひ検討を。 + +</MessageBubble> + +#### 被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは、今の担当者? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和3年度の評価を見ると「いじめの未然防止、早期発見、早期解決に取り組むことができた」と書いてある。 + +これをいじめ被害者の方や保護者の方が見たらどんな気持ちになるだろうと思う。教育委員会に対して完全に失望し信用を一気に失うことになる。 + +実際はまだ解決していない事案があるのに「早期解決に取り組むことができた」と書いてある。 + +この令和3年度版の点検・評価の報告書をつくったのは、白倉教育部長と岡崎教育指導担当部長のときという理解でよいか。つまり、令和3年度にいた職員がつくったものではないという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +作成に当たっては、令和3年度の取組内容を集約して発行したのは私になってから。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、いじめ重大事態がまだ解決していない状況の中で、子どもや保護者の方が「早期解決に取り組むことができた」と書かれているのを見たらどう思うと考えるか。 + +私からすると怒り心頭になるのではと思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +指摘のとおり、ここで整理した中、市内全小・中学校がというところに基づいて取り組むことができたということ。 + +たしかに一部、重大事態のところで、今後、重大事態に入っていったというものもあるが、この段階での整理としては、このような判断として記載した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そう言うしかなく、悪意はないと思うが、こういったところにすごく気を遣ってもらいたい。 + +誰が読んでいるか。一番苦しんでいる方々が読んでらっしゃることに気を配ってもらい、表現には注意してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 令和3年度の点検・評価で設置された有識者は誰? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは、点検と評価に有識者の方々が関係していて、要綱には次のとおり書いてある。 + +> 点検及び評価を行うに当たっては、意見を聴取する機会を設けること等により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとする + +その有識者の人数は2人以内とされている。令和3年度版の点検・評価に関して設置された有識者は誰か。具体的な氏名を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +新藤先生と倉持先生。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態をよく知っている有識者がなぜ反応しないか理解できない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +新藤先生はいじめ問題対策委員会の委員。その方はいじめ重大事態の件を知っているはずなのに、なぜ「早期解決に取り組むことができたのか?」ということに反応せず、いじめ重大事態のことも書かないのか。 + +「もっと詳しく書きなさい」と、本当は言うべきだと思うが。 + +</MessageBubble> + +#### 新藤氏の有識者としての在任期間は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どれぐらいの期間、新藤氏と倉持氏はいじめ重大事態等に関係されているのか。 + +有識者の委嘱期間は基本的に1年を超えない範囲とされているが再任は可能。 + +たとえば新藤氏はどれぐらいの期間有識者の任務に就かれているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +新藤先生は平成26年度からお願いしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +平成26年度からだといじめ重大事態が1件2件あった。その間にも、そういったいじめ重大事態の問題があって把握されている。 + +それなのに点検・評価に記載が漏れていることはすごく問題。 + +</MessageBubble> + +#### 有識者会議でいじめ重大事態の話はあった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では聞くが、この有識者の方々が参加した令和4年7月19日と7月26日の有識者会議で、いじめ重大事態の話題は出たか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +今、資料等、手元にないので分からない。 + +内容的には、全体的な報告書を提示し、その中から先生方が気になる点をピックアップし、ヒアリングを受けるという形。 + +いじめについては、具体的に細かい内容までヒアリングを受けたかというのは、今の段階で記憶には残っていない。 + +新藤先生の意見書の中では、いじめのことにも触れていただいているので、その点では意識していただいていると考えいる。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態に言及していない有識者は即刻退任を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめのことは触れても、いじめ重大事態のことについて触れているかは分からないが(調べた限りは触れていません)。 + +もし仮にいじめ重大事態のことに触れていないとか意見されていないのであれば、被害者の方とご家族は同じことを言うと思うが、すぐにでもその有識者の方を交代し、再任しないでいただきたい。 + +もしいじめ重大事態等についてコメントがあれば別だが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態はこれだけ問題になり、6月には議会でも追及している。いじめ問題対策委員会の委員であればよく御存じのはず。 + +そういう状況なのに指摘していないのは問題。交代もしくは再任しない。 + +いじめ重大事態についてのコメントがあれば別だが。そういったことも考えて。 + +</MessageBubble> + +### ③ 点検・評価報告書が最新1年分しかホームページに掲載されていないのは?{#bold-tenken-hyouka-saisin-1-nenbun-sika-keisai-saretenai} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書は、市ホームページに最新の1年度分しか掲載されていない。それ以前の過去年度分を掲載していない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +過去の取組状況も踏まえて毎年度点検及び評価をし、今後の方向性を整理しているので、最新年度の報告書のみを掲載している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民に信頼される教育行政を築くためには、情報をできる限りオープンにすることが重要。 + +過去の年度分を載せるのは、別に大変なことではない。 + +毎年度点検・評価しているから載せないと言うのであれば、小平市が予算書等を経年分載せているのは一体何なのかという話になる。 + +過去の分もきちんと掲載してもらいたいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +これまで要望を特に聞いていなかったので例年どおりの対応をしてきたが、今後は、たしかに市民の方でも過年度も見たいというのもあるかと思うので、そのあたりは内部で調整したうえ検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 情報をオープンにする文化が育っていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +情報をなるべくオープンにしようという文化が育っていない。 + +情報をなるべくオープンにしようという文化があれば、特に意見がなくても、これは全部出していきましょう、過去分もちゃんと載せていきましょうという話になるはず。 + +ICTのところも関わってくるが、文化の問題なので、市長もよく考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ④ 市ホームページでリンクをたどって点検・評価のページに到達できないが?{#bold-si-homepage-tenken-hyouka-link-saretenai} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市ホームページのトップページからリンクをたどって「小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書」のページに到達できないようだが、なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +ページを確認したところ設定が誤っていたので、検索によらずページを確認できるよう修正した。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 当該校(花小)の学校評価にいじめの言及がないが?{#bold-hanasyo-gakkou-hyouka-ijime-genkyu-nasi} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ防止対策推進法第34条には次のとおり書かれている。 + +<BlockQuote refs={"いじめ防止対策推進法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20240401_505AC0000000088#Mp-At_34"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第34条(学校評価における留意事項)** +学校の評価を行う場合においていじめの防止等のための対策を取り扱うに当たっては、いじめの事実が隠蔽されず、並びにいじめの実態の把握及びいじめに対する措置が適切に行われるよう、いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等について適正に評価が行われるようにしなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +いじめ重大事態が起きた当該学校(小平市立花小金井小学校)の当該年度の学校評価を読んでも、いじめについての言及がないようだが、法に抵触していないか。市教育委員会の認識は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該学校の当該年の学校評価報告書は、校長の学校経営方針を達成するための具体的方策が有効であったかを評価するものであり、個別の案件について評価するものではない。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和3年度の学校評価計画表を見ると「いじめの未然防止、早期発見、早期対応を徹底する」と書いてある。しかし学校評価の報告書には「いじめだけではなく児童の関係づくりが難しいのかと思う」としか書かれていない。 + +計画の方にあった未然防止ができたのか、早期発見と早期対応が徹底できたのか、どういった課題があったのかというのはまったく書かれていない。 + +先ほども述べたように、いじめ重大事態についてさまざま課題があったことについてまったく触れられていない。 + +保護者や本人が見たときにどう感じるのかなと思うが、これはどういうことか。 + +なぜ計画表にあるようなことが報告書に書かれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +「いじめだけでなく児童の関係づくりが難しいのかと思う」という記載は、学校関係者評価で、教員ではない。学校に関係するCS(コミュニティスクール)の委員やそういった方。 + +そのため、学校の目標、成果と課題、評価を踏まえて、そういった学校関係者の方が評価をされる、学校の取組全体を評価された際の文言。 + +いじめ防止だけではなく児童の関係づくりそのものが難しいという印象を、この学校関係者の方々が持たれたということ。 + +</MessageBubble> + +#### 学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ防止対策推進法の第34条には、学校の評価を行う場合はいじめのことについて適正に評価が行われるようにしなければならないと書いてある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +学校の評価とは何のことか。このA4判1枚の報告書のことを言っているのか、それとも学校の内部ではもっと詳しい評価がなされていて、法律はその評価のことを言っているのか。 + +もし仮にA4判1枚のことだけだとすれば、法律違反なのではないかと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +この報告書は報告書の形にまとめたもの。この報告書が、たとえば教員の評価書になっているかというと、それは詳しく把握していないが、おそらく違うと思われる。 + +その教員が評価したものを取りまとめて報告書の形にしたものが公開されているもの。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +法の第34条に書いてある学校の評価を行うというのは、誰がどういった資料に基づいて学校の評価を行うという話なのか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校評価報告書、議員が見られているものは、学力や体力向上、そして健全育成、いじめ防止等のそれぞれの観点で、具体的な方策をまず年度の初めに立てる。 + +それに基づき自分たちの教育活動がどうだったかを評価をしている。 + +その評価を含めて、学校関係者の方々にさらに評価をしていただくという流れになっているので、教員は教員で評価をしているという状況。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学校の評価というのは、抽象的なさまざまな事案を集めて、教育委員会が出しているような報告書にまとまったようなもののことを言っているわけではなく、全体的な話の中での学校の評価なのか。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +つまりこの法第34条に書かれている「学校の評価を行う場合」といったときの学校の評価というのは、報告書にまとまった評価のことを言っているわけじゃないということか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> -1、いじめ重大事態について、小平市教育委員会事務の点検及び評価に、その発生報告とともに管理及び執行の状況についての点検及び評価をしなければならないと考えるが、見解は。 +報告書のような形にまとまっているかと言われると、学校によって、もしかするとそういう形にまとめているところもあるかもしれない。 -2、平成30年4月13日と令和4年3月14日に、それぞれ1件ずついじめ重大事態の調査報告書が作成され、それ以前にも当該の調査や資料の作成等が行われ、様々な課題が発生していた。しかし、これまでの小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書には、いじめ重大事態についての記載が一切ないようだ。記載してこなかった具体的な理由は。また、これらいじめ重大事態の調査結果は、それぞれ議会に対してどのように報告してきたか。 +教育委員会としては、この統一した報告書、計画に落とし込んで公表するということで指示している。 -3、小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書は、市ホームページに最新の1年度分しか掲載されていない。それ以前の過去年度分を掲載していない理由は。 +</MessageBubble> -4、市ホームページのトップページからリンクをたどって、「小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書」のページに到達できないようだが、なぜか。 +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -5、いじめ防止対策推進法第34条には、「学校の評価を行う場合においていじめの防止等のための対策を取り扱うに当たっては、いじめの事実が隠蔽されず、並びにいじめの実態の把握及びいじめに対する措置が適切に行われるよう、いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等について適正に評価が行われるようにしなければならない。」と書かれている。いじめ重大事態が起きた当該学校の当該年度の学校評価を読んでも、いじめについての言及がないようだが、法に抵触していないか。市教育委員会の認識は。 +そうすると、やはりこの評価報告書が、法第34条が言っている学校の評価に該当するのではないか。時間がないし、深掘りできないかと思うので次の質問に移る。 +</MessageBubble> <p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> </div> -*/} diff --git a/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx b/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx index 193f0f29..d8ab5245 100644 --- a/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx +++ b/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx @@ -2,13 +2,13 @@ first: 2023-06-24 description: 令和5年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 tags: - - 一般質問 + - 一般質問 - 歴史・観光 --- # (2)小平市を旧石器時代研究の拠点にしよう -<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref=""></KaigirokuDougaLink> +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=33&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023"></KaigirokuDougaLink> ## まとめ @@ -16,12 +16,20 @@ tags: 👷♂️まとめ作成中です🚧 +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 東京都指定史跡と国の史跡の違いは? | [都の歴史上か、国の歴史上かの違い。](#bold-tokyo-to-sitei-iseki-kuni-sitei-iseki-chigai) | +| ② 国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ? | [鈴木遺跡のみ。](#bold-kuni-siseki-kyusekki-bunrui-suzuki-iseki-nomi) | +| ③ パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては? | [考えはない。今後潜在的価値を掘り起こす調査研究を進める。](#bold-public-comment-teian-jissi-kodaira-kyusekki-kenkyu-kyoten-ni) | +| 発掘50周年イベントをやらないの? | [やらない。周年にとらわれると調査研究等の過程でどこまで発表できるかの関連も。今後、調査分析が進む中で目立つ発表できるものがあれば。](#発掘50周年イベントをやらないの) | +| ④ 日本考古学協会や日本旧石器学会と定常的に連携しては? | [考えていない。新発見があれば、状況に応じてどんな連携が可能か研究する。](#bold-nihon-koukogaku-kyoukai-nihon-kyuusekki-gakkai-teijou-teikei-siteha) | +| ⑤ 鈴木遺跡等の研究者に研究奨励費を出しては? | [出す考えはない。資料の閲覧や石器観察依頼があったら対応し研究活動を支援する。](#bold-suzuki-iseki-tou-kenkyusya-hojokin-dasiteha) | +| ⑥ パブコメの参考意見は今後どう計画実施に取り入れる? | [活用推進に当たり参考とする。](#bold-public-comment-sankou-iken-dou-keikakujissi-toriireru) | + ## 通告書 <iframe src={require('./20230609-ippan-situmon-yasutake-2.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"}className={"tukokusyo"}> </iframe> -{/* - ## 主な質疑 import Partial from './../../_partial.mdx'; @@ -32,22 +40,220 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ### 質問する理由{#bold-riyu} -令和4年8月26日から約1か月間行われた国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに関して、市ホームページのパブリックコメント機能で寄せられた御意見、御提案の把握漏れがあった。既に計画は確定し、把握漏れの御意見、御提案は、検討委員会(小平市国史跡鈴木遺跡保存活用計画検討委員会)にかけられないまま、全てが今後の参考意見という扱いにされた。このままでは、いただいた貴重な御意見、御提案が一切深掘りされないまま計画が進んでいくと予想する。 - そこで、今回は、把握漏れのパブリックコメントの中から、「小平が旧石器研究の拠点となり得るよう、書籍の収集を行ってはどうか。シンポジウムや学会を誘致してはどうか」という御提案に注目する。この御提案は、大きな費用をかけることなく、これまでにない新しい視点で、まちの魅力を向上させる取組であり、活用計画の一つの柱にできるものと考えるため質問する。 +#### パブコメ把握漏れの中に貴重なご提案が + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +令和4年8月26日から約1か月間行われた国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに関して、市ホームページのパブリックコメント機能で寄せられた御意見、御提案の把握漏れがあった(<ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20240119103526/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/106/106092.html">市民意見公募手続における意見の把握漏れについて(Web Archive)</ExternalLink>)。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + +すでに計画は確定し、把握漏れのご意見やご提案は、検討委員会(<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095694.html">小平市国史跡鈴木遺跡保存活用計画検討委員会</ExternalLink>)にかけられないまま、すべてが「今後の参考意見」という扱いにされた。 + +このままでは、いただいた貴重なご意見、ご提案が一切深掘りされないまま、計画が進んでいく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこで、今回は、把握漏れのパブリックコメントの中から「<Highlight>小平が旧石器研究の拠点となり得るよう、書籍の収集やシンポジウムや学会の誘致をしては</Highlight>」というご提案に注目する。 + +このご提案は、大きな費用をかけることなく、これまでにない新しい視点でまちの魅力を向上させる取組だ。活用計画のひとつの柱にできるものと考えるため質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 東京都指定史跡と国の史跡の違いは?{#bold-tokyo-to-sitei-iseki-kuni-sitei-iseki-chigai} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +東京都指定史跡と国の史跡の違いは主にどこにあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +史跡とは、文化財保護法によって指定される記念物のうち、我が国の歴史の正しい理解に欠かすことができず、また、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において学術上価値があるもの。 + +東京都の指定は東京都の歴史上、国の指定は日本の歴史上重要な遺跡という扱い。 + +</MessageBubble> + +### ② 国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ?{#bold-kuni-siseki-kyusekki-bunrui-suzuki-iseki-nomi} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +東京都にある国の史跡のうち、時代が旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡だけという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在、東京都内の国史跡は53件で、旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡のみ。 + +</MessageBubble> + +### ③ パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては?{#bold-public-comment-teian-jissi-kodaira-kyusekki-kenkyu-kyoten-ni} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +石神井川最上流部に向かって収れんする扇の要の位置を占める鈴木遺跡は、旧石器時代の拠点的居住地であったと考えられている。 + +規模は都内最大級で遺物の出土数は12万点以上あり、12枚の文化層の存在など、日本の旧石器時代の編年上、欠くことのできないものとされている。 + +地理的な側面だけではなく、旧石器時代の研究上も要となる遺跡だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +このような背景から、パブリックコメント(パブコメ)のご提案を実施してはどうか。 + +つまり、研究に資する書籍や市民の理解や興味が深まる関連の書籍を収集して一般公開したり、旧石器時代研究のシンポジウムや学会を誘致したりするなど、小平市が旧石器時代研究の拠点となることを目指してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +現時点で旧石器時代研究の拠点とする考えはないが、今後、国史跡鈴木遺跡保存活用計画に示した保存、調査研究、活用、整備を進めていく中で、鈴木遺跡の周知を推進するとともに、鈴木遺跡の潜在的価値を掘り起こすための調査研究を進めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### なんと来年は発掘50周年だった + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は平成26年に発掘40周年記念イベントをやっている。そこでシンポジウムを行ったところ260人も来場された。専門家の方も、それから一般市民の方もたくさん来られたと。 + +大きなことに気付いたが、来年は発掘50周年だ。しかし検索しても情報がまったく出ない。これまで議会などで50周年ということの報告があったりしたか。 + +来年、イベントをやればよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -1、東京都指定史跡と国の史跡の違いは主にどこにあるか。 +市の学芸員に教えてもらったが、吉野ヶ里遺跡で弥生時代の後期にあった邪馬台国の時代の、有力者の墓ではというものが見つかった。 -2、東京都にある国の史跡のうち、時代が旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡だけという認識でよいか。 +この6月5日にその石蓋が開けられ、1週間ほど調査し、そろそろ報告が出るという話。大きい蓋が重さ100キログラムもあり、相当な有力者だったのではと言われている。 -3、石神井川最上流部に向かって収れんする扇の要の位置を占める鈴木遺跡は、旧石器時代の拠点的居住地であったと考えられている。規模は都内最大級で、遺物の出土数は12万点以上あり、12枚の文化層の存在など、日本の旧石器時代の編年上、欠くことのできないものとされている。地理的な側面だけではなく、旧石器時代の研究上も要となる遺跡である。このような背景から、パブリックコメントの御提案にあるように、旧石器時代研究の拠点となるよう、研究に資する書籍や市民の理解や興味が深まる関連の書籍を収集して一般公開したり、旧石器時代研究のシンポジウムや学会を誘致したりするなど、小平市が旧石器時代研究の拠点となることを目指してはどうか。 +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20230909123354/https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20230616-OYT8T50003/">【読売新聞・令和5年6月18日】吉野ヶ里遺跡で見つかった「石棺墓」…「朱の痕跡」は邪馬台国論争に一石投じたか(Web Archive)</ExternalLink> +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20240506134607/https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20240504/5080017032.html">【NHK・令和6年5月4日】吉野ヶ里遺跡の石棺墓 弥生後期有力者埋葬か 最後の特別公開(Web Archive)</ExternalLink> -4、日本考古学協会や日本旧石器学会と協議を行い、市として活動場所の提供や活動の資金援助を行うなど、定常的に連携する道を探ってはどうか。 +</MessageBubble> -5、鈴木遺跡をはじめ、市内の遺跡に関連する研究を進める学生や研究者に研究奨励費を出してはどうか。6、今回の国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに寄せられ、参考意見の扱いとなった御意見や御提案は、今後、具体的にどのようなプロセスで計画実施に向けて参考として取り入れられていくか。 +#### 発掘50周年イベントをやらないの? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> +また、長野県の佐久市の遺跡でも旧石器時代の最古級の約3万7000年前の石刃、石棒が見つかって大注目されている。 +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20231026185151/https://mainichi.jp/maisho/articles/20231019/kei/00s/00s/015000c">【毎日小学生新聞・令和5年10月19日】国内最古の「石刃」発見 3万6900年前の鋭い石器、長野の遺跡で</ExternalLink> + +- <ExternalLink href="https://ameblo.jp/koorogi-an/entry-12832413555.html">【徒然コオロギ庵 旅する似顔絵師 ・令和5年12月14日】トリデロック遺跡発掘調査報告会【長野37000年の旅】</ExternalLink> + +それに便乗してというとあれだが、発掘50周年の何かイベントで盛り上げていけばよいと考える。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(川上) " align="left"> + +これまでも鈴木遺跡に関しては、発掘があり、その後の調査がありということで、相当時間をかけて国史跡に指定してきた。 + +国史跡に認められるまで7年にわたり調査し、価値を再確認してきた。 + +あまり周年ということにとらわれると、調査研究等の過程の中で、どこのことまで発表できるかということの関連もある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今後また発掘調査やさらなる調査分析を進めていく中で、目立つような、発表できるようなものが出てくれば、そのタイミングで学会等とも連携した中で、いかなる発表ができるか、事業ができるかについて、今後も研究していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +何か発見があってからイベントをやるというと、ほとんどできないことになる。 + +発掘50周年のときにも、発掘40周年のときにやったような話をやってもよいと思う。もう10年間も経っているから。 + +まだ予算立てできると思うので、ぜひ50周年に向けて何か考えてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ貴重な黒曜石を置いていったのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学芸員の方、いろいろ教えてくださり、話を聞いているだけでおもしろい。 + +たとえば、黒曜石は貴重なのに、なぜ移動の際に置いていったのか。遺跡として残っているということは、移動した際、黒曜石を置きっ放しにしたということ。 + +素人としては、大変な思いで持ってきたのか交易で入手したのか分からないが、そういった貴重なものを、なぜそんなところに置いていったのかなと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 大々的でなくとも想像で楽しめる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、酸性土壌に骨や木は溶けてしまうが、溶けないものは何があるのかとか。天然の金属や石の種類によっては溶けるものがあるのではないかとか、いろいろ考えると不思議なことだらけ。 + +別に新しい発見がなくても、そういったみんなが知らないようなこと。 + +学芸員の方に聞いたら、黒曜石は割ったものの中で使い勝手のよいものだけを運んだのではないかと。また、原石の塊のまま運んで、使う場所で割って使ったのではないかという話もある。そういった話は子どもたちもすごく楽しいと思う。そんなことだけでもよいと思う。 + +50周年でもそんな大々的にやる必要もないので、そういったことをしてもらえないかと思う。 + +</MessageBubble> + +### ④ 日本考古学協会や日本旧石器学会と定常的に連携しては?{#bold-nihon-koukogaku-kyoukai-nihon-kyuusekki-gakkai-teijou-teikei-siteha} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +日本考古学協会や日本旧石器学会と協議をし、市として活動場所の提供や活動の資金援助をするなど、定常的に連携する道を探ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +日常的な連携については考えていないが、新たな発掘調査で考古学の研究上の新発見などがあった場合には、今後の鈴木遺跡の調査研究の状況に応じて、どのような連携が可能か研究していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 鈴木遺跡等の研究者に研究奨励費を出しては?{#bold-suzuki-iseki-tou-kenkyusya-hojokin-dasiteha} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +鈴木遺跡を始め、市内の遺跡に関連する研究を進める学生や研究者に研究奨励費を出してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現時点で研究奨励費を出す考えはないが、研究者や学生が鈴木遺跡を研究対象にする際、発掘調査で出土した石器資料の閲覧、観察依頼があった場合はその都度対応し研究活動を支援していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ パブコメの参考意見は今後どう計画実施に取り入れる?{#bold-public-comment-sankou-iken-dou-keikakujissi-toriireru} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回の国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに寄せられ、参考意見の扱いとなったご意見やご提案は、今後具体的にどのようなプロセスで計画実施に向けて参考として取り入れられていくか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +主に本計画の基本方針のひとつである活用に関するご意見、ご提案であることから、今後、鈴木遺跡の活用を推進するに当たり、参考とさせていただく。 + +</MessageBubble> <p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> </div> - -*/}
\ No newline at end of file diff --git a/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx b/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx index 99921845..7db07c6c 100644 --- a/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx +++ b/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx @@ -2,13 +2,13 @@ first: 2023-06-24 description: 令和5年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。 tags: - - 一般質問 - - 教育委員会 + - 一般質問 + - 教育委員会 --- -# (3)第4次小平市子ども読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて +# (3)第4次小平市子どもの読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて -<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref=""></KaigirokuDougaLink> +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=33&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023"></KaigirokuDougaLink> ## まとめ @@ -16,11 +16,20 @@ tags: 👷♂️まとめ作成中です🚧 +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については? | [毎年ハンディキャップサービス交流会で意見を伺っている。幅広く意見をもらうよう努める。](#bold-kodomo-dokusyo-katudou-dyslexia-toujisya-koe-kiite) | +| ② デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については? | [デイジー図書の音声専用再生機を貸出している。マルチメディアデイジーに適した機材やICTの活用は研究中。](#bold-daisy-tosyo-eturan-tekisita-kiki-kasidasi-motomeru) | +| サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか? | [認識していなかった。可能性について検討していく。](#サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか) | +| 今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか? | [協議、意見交換していきたい。](#今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか) | +| ③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は? | [可能な範囲でICT機器の活用や市図書館との連携を図り、配慮して取り組む。](#bold-gakkou-dokusyo-syuukan-yomukoto-konnnan-ko-hairyo) | + + + ## 通告書 <iframe src={require('./20230609-ippan-situmon-yasutake-3.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"}className={"tukokusyo"}> </iframe> -{/* ## 主な質疑 @@ -32,21 +41,243 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; ### 質問する理由{#bold-riyu} -令和元年11月22日から約1か月間行われた第4次小平市子ども読書活動推進計画に対するパブリックコメントに関して、市ホームページのパブリックコメント機能で寄せられた御意見、御提案に1件の把握漏れがあったことが先日判明した。 - いただいた御意見、御提案は、(1)ディスレクシアの当事者の声を聞いてほしい、(2)デイジー図書を利用する際の機器を現状の古くて画面が小さいタブレットではなくデイジー図書の閲覧に適したものにしてほしい、(3)学校での読書習慣などの取組では読むことが困難な子もつらい思いをせず参加できるような配慮をお願いしたいといったものであった。当該計画は確定しており、これらの御意見、御提案については、全て今後の参考意見にするという扱いにされ、次に示す市の考えが付された。 - 「(計画)のP16「(13)特別な支援を必要とする子どもへの支援」にあるように、ディスレクシアの子どもに向けた読書支援に努めてまいります。デイジー図書の貸出しの際には、デイジー図書音声再生専用機の貸出しも行っていますが、今後ICTを活用した資料の提供も研究してまいります。」。この市の考えは、個別具体に挙げられた課題を抽象的にまとめてしまっている。また、P16の(13)について言及があるが、それはパブリックコメントのために事前に提供されていた計画案にも記載されていたことである。総じて(1)から(3)の提案を真摯に検討したようには感じられない。貴重な御意見、御提案が漏れたまま計画が確定して進んでしまっている現状に問題意識を持っているのか疑問を感じる内容である。 - なお、令和5年3月に小平市図書館協議会から提言「デジタル化時代の公共図書館を考える」が出されている。私は、デジタル化で最も恩恵を受けたり被害を被ったりするのは特別な支援を必要とする方だと考えており、デジタル化を考える際には、そういった方々のことを真っ先に考えて計画を立てるべきだと考えている。しかし、この提言の中で、特別な支援を必要とする方への具体的な言及があるのは、「障害者サービス」としてサピエ図書館の紹介程度であり、(1)から(3)の視点が全く欠如している。もしパブリックコメントで(1)から(3)についての把握漏れがなく、計画の中で言及をしてもらえていれば、こういった提言の中にも一つの重要な観点として取り入れられたのではないかと考えると、とても残念である。 - そこで、既にパブリックコメントから3年半が経過しているが、これらの御意見、御提案に光を当てるべく質問する。 +#### パブコメ把握漏れの中に貴重なご提案が + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和元年11月22日から約1か月間行われた『第4次小平市子どもの読書活動推進計画』に対するパブリックコメントへ市ホームページのコメント機能で寄せられたご意見、ご提案に1件把握漏れがあったと先日判明した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +把握漏れのご意見、ご提案は、次のような内容であった。 + +1. ディスレクシア当事者の声を聞いてほしい +1. デイジー図書を利用する際の機器を、現状の古くて画面が小さいタブレットではなく、デイジー図書閲覧に適したものへ変えてほしい +1. 学校での読書週間などの取組では、読むことが困難な子も、つらい思いをせず参加できるような配慮をお願いしたい + +</MessageBubble> + +#### 貴重なご提案も把握漏れのまま進む計画 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当該計画は確定しており、これらのご意見、ご提案についてはすべて「今後の参考意見にする」という扱いにされ、次に示す市の考えが付された。 + +> (計画)のP16「(13)特別な支援を必要とする子どもへの支援」にあるように、ディスレクシアの子どもに向けた読書支援に努めてまいります。 +デイジー図書の貸出しの際には、デイジー図書音声再生専用機の貸出しも行っていますが、今後ICTを活用した資料の提供も研究してまいります。 + +この市の考えは、個別具体に挙げられた課題を抽象的にまとめてしまっている。さらにP16(13)に言及があるが、それはパブリックコメント用として事前に提供されていた計画案にも記載されていたものだ(パブコメを寄せた方はこれを十分に分かったうえで投稿している)。 + +総じて、上記1から3の提案を真摯に検討したようには感じられない。 + +貴重なご意見、ご提案が漏れたまま計画は確定し進んでしまっているが、そのことに問題意識を持っているのか疑問を感じる。 + +</MessageBubble> + +#### 図書館協議会の提言内容はとても残念 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお、令和5年3月に小平市図書館協議会から提言「<ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20230609043151/https://library.kodaira.ed.jp/lib/files/libimg1684828984.pdf">デジタル化時代の公共図書館を考える</ExternalLink>」が出されている。 + +私は、<Highlight>デジタル化で最も恩恵を受けたり被害を被ったりするのは特別な支援を必要とする方</Highlight>だと考えている。デジタル化を考える際は、そういった方々のことを真っ先に考えて計画を立てるべきだと考えている。 + +しかし、この提言の中で、特別な支援を必要とする方への具体的な言及があるのは「障害者サービス」としてサピエ図書館の紹介程度だ。上記1から3の視点がまったく欠如している。 + +もしパブリックコメントで1から3についての把握漏れがなく、計画の中で言及をしてもらえていれば、こういった提言の中にもひとつの重要な観点として取り入れられたのではないかと考えると、とても残念だ。 + +そこで、すでにパブリックコメントから3年半が経過しているが、これらのご意見、ご提案に光を当てるべく質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については?{#bold-kodomo-dokusyo-katudou-dyslexia-toujisya-koe-kiite} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +子どもの読書活動に関して、視覚障害者やディスレクシア当事者の声を聞いてほしいという要望についてどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +図書館では毎年ハンディキャップサービス交流会を開催し、図書館の利用について、障害のある方などから直接御意見を伺い事業を進めていくうえでの参考としている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また令和元年に視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律が施行されていることから、小平市子どもの読書活動推進計画の次期計画の策定においても、図書館の利用に障害のある方などから幅広くご意見をいただくよう努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ② デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については?{#bold-daisy-tosyo-eturan-tekisita-kiki-kasidasi-motomeru} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +デイジー図書閲覧に適した機器の貸出しについてどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +図書館では平成24年度からデイジー図書の音声専用再生機の貸出しを行っている。 + +マルチメディアデイジー図書の閲覧に適した機材の貸出しについては、利用者のニーズや費用面、セキュリティの観点も含め、研究している。 + +また、近年普及している電子書籍などにおいては、音声読み上げ機能など、障害のある方も利用しやすい機能が付加されていることからICTを活用した資料の提供についても引き続き研究していく。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このご意見をお寄せくださった方が、サピエ図書館に次のような趣旨で問い合わせをされた。 + +- ディスレクシアの児童・生徒の読書活動に、サピエ図書館のデイジー図書を活用したい +- 小平市立図書館ではサピエ図書館からダウンロードしたデータをCDにして貸出しているが、CDだとタブレット端末で使えない +- 小平市立図書館で貸出しているデイジーの再生専用機は、視覚障害者向けだったりとか、可搬性の点で使い勝手がよいとは言えない + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館のデータを入れた端末を貸すこともできる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サピエ図書館が回答したところによると、たとえばダウンロードしたデイジー図書のデータを小平市立図書館所有の(新しい)タブレット端末に入れて、端末とともに貸出すことも利用規約上可能とのこと。 + +ただサピエ図書館の利用資格の確認は必要と。 + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館の利用資格をハンディキャップサービス利用者登録とひもづけも可能 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このサピエ図書館の利用資格の確認を、小平市立図書館のハンディキャップサービスの利用者登録とひもづけられないかと尋ねられたところ、そういった運用の実績は実際にありますと。 + +</MessageBubble> + +#### メールでの貸出も可能 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかにも、サピエ図書館と小平市立図書館を連携して活用できる方法はあるかを尋ねられた。 + +すると、マルチメディアデイジーなどデータ量が大きいものは難しいが、小平市立図書館がサピエ図書館からダウンロードしたデータをメールなどで利用者へ貸出すことも、利用規約上は可能とのこと。 + +ただ、本人以外の利用を禁じる、たとえばメールに注意書きをするなどの策を講じる必要があるとのこと。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに、小平市立図書館と市内の学校図書館の連携をすれば、たとえば次のようなこともできる。 + +学校図書の司書や協力員の方を通じて、児童・生徒が希望するデイジー図書をサピエ図書館からダウンロードし、GIGAスクール端末で利用すること。 + +なお、端末としては、iPadのほうが、Android端末より使い勝手がよいらしい。 + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういったことは少し質問すれば分かること。 + +今述べたような、サピエ図書館のデータが小平市立図書館と一緒に活用できる仕組みとなっていることを認識していたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域学習担当部長(安部) " align="left"> + +私自身、サピエ図書館について調べたが、こういう細かいところの確認はしていなかった。 + +図書館の現場では、ある程度の運用については確認をしている部分はあろうかと思うが、今話を伺い、できることはまだいろいろあるんだなと感じた。 + +運用の課題もあると思うので、可能性についてこれから検討していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サピエ図書館は中央図書館など介さず、自分でサピエ図書館にアクセスして個人利用できる。 + +ただ条件があり、個人利用できるのは1Mbps以上のインターネット接続速度の環境がある方のみ。また任意の寄附を求められるところもある。 + +1Mbps以上のインターネット接続は、今の時代、みんなできると思ってしまうが、そうではない人もたくさんいる。すべての人が使える環境ではない。タブレット端末もないとできない。 + +(だからこそ図書館でできるところをやってもらいたい)。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +時間的には数か月もかからないスパンで対応できることと思う。ぜひ真剣に検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつ問題がある。図書館協議会で、今述べたようなことを指摘してもらいたい。 + +なぜなら、今回「デジタル化時代の公共図書館を考える」というテーマで提言されているのに、サピエ図書館のことが調べられてない。 + +私も議員として本当は調べなくてはならなかったと思うが、市のほうが詳しいと考えて自分でなかなか調べなかったところもある。 + +もしかすると図書館協議会の方々も自分たちで調べられなかったと思うが、少し調べれば出てくるようなことを調べていないというのは、やはり問題ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2か月後か3か月後にある図書館協議会でも、この一般質問で指摘したようなことをちゃんと報告してもらいたいがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域学習担当部長(安部) " align="left"> + +図書館協議会の提言については、さほど詳細な言及がされていないところがある。しかし、図書館協議会でもアクセシビリティに対応した電子サービスの必要性とは十分認識されていると考えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今回の件があり、図書館長と協議会の会長とも話をしたり、今後、ディスレクシアの方に対応したサービスの重要性については十分認識を持たれているということもあるので今後に生かしていきたい。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +次回の図書館協議会においても、今回の把握漏れの件についても含め、そういうディスレクシアの方を含めた取組についても、協議、意見交換していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### パブコメの把握漏れだけではなく、情報の把握漏れにも気配りを + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +パブリックコメントの把握漏れだけではなく、こういったサピエ図書館の情報の把握漏れもある。しっかりやってほしい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は?{#bold-gakkou-dokusyo-syuukan-yomukoto-konnnan-ko-hairyo} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、学校での読書週間において、読むことが困難な子への配慮はどのように行っているか。 -1、市は、子どもの読書活動に関して、視覚障害者やディスレクシア当事者の声を聞いてほしいという点についてどう考えているか。 +</MessageBubble> -2、市は、デイジー図書を利用する際のデイジー図書閲覧に適した機器貸出しについてどう考えているか。 +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> -3、市は、学校での読書週間において、読むことが困難な子への配慮はどのように行っているか。 +学校図書館では、発達の段階に応じて、児童・生徒の多様な興味や学習のニーズに応じて、幅広いジャンルやテーマの本をそろえている。 +また、可能な範囲で、ICT機器の活用や市立図書館との連携を図ることで、読むことの困難な児童・生徒が自分のペースで読書ができるよう配慮して取り組んでいく。 +</MessageBubble> <p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> </div> -*/} |