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path: root/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu
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11 files changed, 1506 insertions, 0 deletions
diff --git a/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx
new file mode 100644
index 00000000..5ead5ada
--- /dev/null
+++ b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx
@@ -0,0 +1,501 @@
+---
+first: 2022-05-06
+description: 小平市議会議員 安竹洋平の令和3年度9月定例会における一般質問の1件目についてまとめています。
+---
+
+# (1)即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか
+
+<a id="kaigiroku" href="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true">📄会議録を見る</a>
+
+## まとめ
+
+令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。
+
+11月1日に東京都が始めたTOKYOワクションは「ワクチン接種の有無によって待遇上の差別を行うこと」を東京都として許容し推進するものです。[9月定例会の一般質問](https://yasutakeyohei.com/books/yasutake/ippan/r3/9-gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai.html)でも指摘しましたが、ワクチン接種有無での差別は基本的人権の侵害という憲法違反の行為ですので、してはならないことです。
+
+このように、ワクチンパスポートなどの方法により差別を行うことについては、埼玉弁護士会や兵庫県弁護士会からも、憲法やその他法律に違反するものであることを指摘する声明が出ています。
+
+また、TOKYOワクションには情報セキュリティ上の重大な問題があることも指摘されており、国が示したガイドラインにも違反している疑いが濃厚です。
+
+このように、TOKYOワクションは非常に問題の多い事業ですので、即刻中止すべきものです。小平市がこの流れにそのまま乗ってしまうことのないよう、釘を刺しておく意味もあり、質問しました。
+
+なお、民間の事業者が、年齢や性別など「顧客の状態に応じたサービス」を提供することもありますが、それと自治体が行う事業とはまったくの別物と考える必要があります。なぜなら、私たちはそうした民間事業者に税金を払っているわけでもありませんし、通常、自由意志が影響を受ける状況にはならないからです。
+
+小平市は現在対応の予定はないということで、ひとまず安心しました。
+
+| 質問 | 答弁 |
+|---|---|
+| TOKYOワクションに対し、小平市は | [協力依頼が来ているが現在対応の予定なし](#人権侵害の流れをつくり情報セキュリティー上も重大な問題があるtokyoワクションに小平市はどう関与するか) |
+| ワクチン接種・非接種の差別禁止にもっと周知啓発を | [今後も啓発に努める](#ワクチン接種非接種での差別を禁止するよう市はもっと周知啓発を徹底すべきでは) |
+| 差別禁止条例の制定予定は | [国と都の状況を見極めるが、都が制定する必要あり](#市としてワクチン接種に関する差別を禁止する条例を制定する考えはあるか) |
+
+## 通告書
+
+<iframe src={require('./20211202-ippan-situmon-yasutake-1.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"} width="100%" height="800px"> </iframe>
+
+## 主な質疑
+
+import Partial from './../../_partial.mdx';
+
+<Partial />
+
+<div id="situgi">
+
+### ①質問する理由{#bold-riyu}
+
+#### TOKYOワクションは憲法違反行為であり、やってはいけないこと
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+本年11月1日に東京都がTOKYOワクションアプリの運用を開始した。これはLINEを利用して新型コロナワクチン接種者に優遇措置を行うものだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+つまり、**ワクチン接種の有無で待遇上の差別を行うことを東京都として許容し推進するもの**である。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+[9月定例会で指摘した](https://yasutakeyohei.com/books/yasutake/ippan/r3/9-gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai.html)ように、ワクチン接種有無での差別は基本的人権の侵害であり、許してはならない。よって、この事業は即刻中止すべきものである。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+国が今後進めるとしているワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)も同様。**こうした行いはすべて憲法違反であり、やってはいけないこと**である。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 情報セキュリティ上の重大な問題も指摘されている
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+また、別の問題として、LINEを使ったシステムには、情報セキュリティ上の重大な問題があり、政府のLINE利用に関するガイドラインに違反し、さらに東京都個人情報の保護に関する条例にも違反しているという指摘がある(たとえば[コチラのブログ記事](https://www.naka2656-b.site/archives/31016041.html)でも詳しく解説されています)。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+LINE社は、もともと韓国のオンラインゲーム会社がライブドア社を買収し、その後、ソフトバンクグループと経営統合してできた。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 『LINEの個人情報管理に不備』のスクープ記事
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+今年の3月に朝日新聞がスクープした記事で、LINE社の、次ような大問題が発覚した。
+- 日本のLINEユーザーの個人データへのアクセス権を、中国の関連会社に付与していた
+- 日本のLINEユーザーの画像データや動画データなどの個人データすべてを、韓国の関連会社のサーバーに保管していた
+
+[朝日新聞:LINEの個人情報管理に不備 中国の委託先が接続可能(令和3年3月17日)](https://www.asahi.com/articles/ASP3J7K5DP3JUHBI03T.html)
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+議員研修会のときに、そんなことないみたいな話があったと思うが、私が聞いていた話とずいぶん違う。
+
+</MessageBubble>
+
+:::info
+
+#### 🤔 令和元年度議員研修で聞いた話とずいぶん違う
+
+令和2年2月6日に行われた議員研修会で「LINEが目指す社会貢献について」という講演がありました。私は、これは非常に問題の多い講演会だったと思います。議会から依頼した形ですが、議員研修というよりは、一企業によるサービスの宣伝の場と言った方がよい内容でした(企業から宣伝を受けるのであれば、その他すべての企業に、平等に機会を与えるべきです)。
+
+その中で、講師が「LINEの情報は海外に流れる心配はない」というような話をしていたと思います。その後、上記のような問題が発覚しました。いったい何を信用すればよいのでしょうか。
+
+:::
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+これは、
+- [個人情報の保護に関する法律第23条の安全管理措置](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000057#Mp-At_23)の違反
+- [同第25条の委託先の監督](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000057#Mp-At_25)の違反
+- [憲法第21条第2項](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION#Mp-At_21)と[電気通信事業法第4条](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=359AC0000000086#Mp-At_4)が定める通信の秘密を侵害
+
+とされている。経済安全保障という概念とともに、大きな社会問題になった。
+
+</MessageBubble>
+
+:::info
+
+#### 経済安全保障とは
+
+国際社会の中で国家安全保障を確保するカギとして、経済上の手段を用いる動きが先鋭化しています。各国は、自国の優位性を確保するために機微な技術・データ・製品等の獲得に向けた動きを活発化させており、たとえば、適正な活動を装って標的となる企業や大学等に接近し、目的を達成する事案等が発生しています。各国は一方で、こうした活動から国益を守るために規制や取締りを強化しており、これらの動きをまとめて「経済安全保障」と呼ぶことがあります。(公安調査庁のパンフレットより)
+
+[公安のサイト](https://www.moj.go.jp/psia/keizaianpo.top.html)
+
+:::
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+この事件を受け、[個人情報保護委員会](https://www.ppc.go.jp/)と総務省が、4月にLINE社に対して行政指導を実施した。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 国がLINEサービス等利用のガイドラインを制定
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+また同年の4月30日付で、内閣官房、個人情報保護委員会、金融庁、総務省が『[政府機関・地方公共団体等における業務でのLINE利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)](https://www.fsa.go.jp/news/r2/sonota/20210430-3/20210430-3.html)』を制定。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+このガイドラインを読むと、LINEでは、原則として機密性を有する情報、住民等の個人情報を扱ってはならないとされている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+また、公式アカウントを利用した相談業務等においては、LINE社とは別の委託先に、適切にセキュリティが確保されたシステムを構築する必要があるとされている。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 小平市のLINEを使った相談事業等はガイドライン違反では
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+小平市は大丈夫か。通告外だから今回は聞かないが、LINEを活用した相談を行っていることはガイドライン違反にならないのか。
+
+</MessageBubble>
+
+##### TOKYOワクションはガイドライン違反
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+TOKYOワクションは、LINEを使って接種情報のやり取りする。LINE社とは別の委託先も用意していない状況なので、このガイドラインに違反しているという指摘がある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+また、[東京都個人情報の保護に関する条例第4条](https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/g171RG00000221.html#e000000159)には、「思想、信教及び信条に関する個人情報並びに社会的差別の原因となる個人情報については、収集してはならない」とある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+まさにこのワクチン接種、非接種の情報というのは、社会的差別の原因となる個人情報だ。それを収集している時点で条例違反であると、そういったことが指摘されている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+それ以外も問題は多岐にわたる。ぜひ[こちらのブログ記事](https://www.naka2656-b.site/archives/31016041.html)を読んでいただきたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そういった情報セキュリティ上の問題がある。
+
+</MessageBubble>
+
+
+#### 基本的人権の侵害
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+基本的人権のひとつ重要なことは、「自らの身体、健康、生命等に関する重要な判断は、自らの自由意志に基づいて行える」というものである。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+私がここで述べているのは、自由意志に基づいた判断ができなくなる差別や同調圧力を、国や東京都が容認・放任したり推進したりしてはならないということだ。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 同じことが、埼玉弁護士会の声明で法律的に詳しく指摘されている
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+埼玉弁護士会が同10月に出した声明(「[ワクチンパスポート制度によるワクチン接種の事実上の強制及びワクチン非接種者に対する差別的取扱いに反対する会長声明](https://www.saiben.or.jp/proclamation/001042.html)」)にも同様のことが詳しく書かれているので抜粋する。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+> このワクチン接種証明書の国内利用は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止しつつ、国内の経済活動を回復させるという狙いがあるが、単なる公的証明という域を超えて、接種証明の提示を公営施設や公共交通機関の利用の条件とし、あるいは、民間の宿泊施設や飲食店の利用、旅行・イベント等への参加等の条件とすることを積極的に推奨するのであれば、市民は、社会生活のあらゆる場面で接種証明書の取得と提示が求められることになり、その結果、これまでワクチンの接種を望まなかった者も接種を強いられることになる。このことは、<u>ワクチン接種を余儀なくされる者の自己決定権(憲法第13条)を侵害するものであり、他方、それでも接種しないとした者の幸福追求権(憲法第13条)や移動の自由(憲法第13条、第22条第1項)を不当に制約するもの</u>である。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+> また、ワクチン接種後においても新型コロナウイルスに感染する場合が報告されている状況の下、接種証明の有無によって施設の利用等に差異が生じさせることは、ワクチンの接種者と非接種者とを正当な理由なくして差別するものであって、<u>平等権を保障した憲法第14条にも違反する。</u>
+
+> さらに、接種証明の確認を宿泊施設や飲食店の営業主、興業主等に義務づけるようなことがあれば、<u>当該事業者の営業の自由(憲法第22条第1項)をも侵害する</u>こととなる。
+
+> そもそも、人体に大小様々な作用を及ぼす医薬品について、それを自己の体内に取り入れるか否か、取り入れる場合に何をどのような方法によって取り入れるかといった問題は、個人の生命・身体に係る極めて重要な事項であり、したがってまた、これを自らの意思と責任に基づいて決定することは、個人の自己決定権の中核をなすものと言える。
+
+> 以上のとおり、ワクチンパスポート制度の導入は、法律上の根拠を欠くことはもとより、医学的・科学的にも実証的な根拠を欠いているのであるから、同制度の導入・実施は、前述のように、憲法第13条、第14条及び第22条第1項に反し、許されない。
+
+> よって当会は、ワクチンパスポート制度により、ワクチン接種の事実上の強制やワクチン非接種者に対する差別的な取扱いが招来されることを強く懸念し、このような制度の実施に強く反対する
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+私はこの声明にとても同意する。職員も同意する方がかなり多いのではないか。普段から人権の大切さを訴えている人も、ぜひこれは読んでもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+兵庫県の弁護士会からも、[同様の趣旨の会長声明](https://www.hyogoben.or.jp/news/iken/12573/)が11月9日に出されている。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 本来、国や都がやるべきなのは、情報提供と周知徹底
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+本来、国や自治体がやらなくてはならないことは、次のことだ。
+
+- 人々が自由な意志で判断が行えるよう、必要十分な情報を分かりやすく提供すること
+- 自由意志の制限につながる差別や同調圧力が起こらないよう周知啓発等を徹底すること
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+東京都は、こうした原則に著しく反しており、国もその誤りを犯そうとしている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+人権については(この声明文と)通告書に書いたことが中心。今までも述べているので、これ以上は述べないが、すでにこれだけでTOKYOワクションは即刻中止すべき事業ということが分かる。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 事業者が顧客の状態に応じたサービスを提供することと混同してはならない
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+なお、事業者が、顧客の年齢や喫煙状態等に対応して個別のサービスを提供することは、多くの場合、人権侵害には当たらない。自由意志が影響を受けるようなものではないからだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+こうした事業者が行う顧客に応じたサービスと、多大な権力を有する国や東京都が行うワクチン接種者優遇策を、混同してはならない。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 東京都は機能不全を呈している
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+以上のように、TOKYOワクションは本当に問題が多い。こういったものを推進する東京都は最近おかしい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+[9月定例会で一般質問した](http://localhost:3000/ippan/r3/9-gatu/1-cashless-point-gamble.html)ように、東京都はQRコード決済のポイント付与事業についても、ギャンブル性のあることを自治体にさせている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そのせいで小平市は1.4億円も予算超過している。その問題の原因となっている事業者は、奇しくも母体が同じ企業だ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+仮に、企業のロビー活動が盛んで、それが功を奏したことで市民の福祉が第一優先に考えられていない状況になり、そういう状況の中で東京都が事業を実施しているようなことがあれば、本当によくないことだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+東京都が機能不全に陥っている理由は分からないが、東京都の事業に乗せられることなく、小平市はとにかく市民の福祉向上を第一優先で考えて市政を運営していただきたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+市民の福祉向上を第一優先で考えれば、TOKYOワクションなんて発想は出てこない。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 地獄への道は善意で敷き詰められている
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+歴史が示すように、私たち人類はすぐに他人を差別してしまう生き物だ。そして最も注意すべきは、歴史的に残酷な差別や迫害の場面では、必ず「身近な人たちを守りたい」といった善意の言葉が語られていることだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+つまり、いつの時代も、善意によって差別や迫害行為が正当化されている。「地獄への道は善意で敷き詰められている」ということわざのとおりだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+TOKYOワクションのキャッチコピーは「新型コロナから、自分と自分の大切な人を守るために」だ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+このようにあいまいで不正確な表現を用いて、人々の善意を利用し、その裏で人権侵害の流れをつくることは、けっして許してはならないことだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+小平市がこの流れにくみすることのないよう、質問する。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 人権侵害の流れをつくり、情報セキュリティー上も重大な問題があるTOKYOワクションに小平市はどう関与するか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+人権侵害の流れをつくり、情報セキュリティー上も重大な問題があるTOKYOワクションに小平市はどう関与するか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+TOKYOワクションは、東京都が実施している新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+ワクチン接種を進めるため、ためらっている方が接種について検討できる環境を用意し、希望する方の接種につながるよう、各種広報媒体を活用し、ワクチンの有効性や安全性など正しい知識の広報や接種の呼びかけを実施するとともに、スマートフォンアプリLINEを活用し、接種記録を登録、表示することで、ワクチンを2回接種した方に協賛企業等による各種特典を付与するもの。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+キャンペーンの広報やTOKYOワクションに賛同し、特典を提供する企業、団体の募集等については、東京都がホームページ等で行っているものと認識している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+なお、11月16日付で、特典の提供について、東京都から各区市町村長に協力依頼が来ているが、現在のところ対応の予定はない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+ぜひ対応しないでいただきたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+ワクチンの有効性や安全性の正しい周知を行っていると言うが、一方に偏った情報しかない。根拠のない情報も含まれている。果たして市民が正しい判断をできるかというと、多分できないと思う。
+
+</MessageBubble>
+
+#### ワクチン接種・非接種での差別を禁止するよう、市はもっと周知啓発を徹底すべきでは
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+ワクチン接種・非接種での差別を禁止するよう、市はもっと周知啓発を徹底すべきではないか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+新型コロナワクチンの接種に関する差別や偏見等はあってはならないもの。市では、接種券に同封した案内通知や市報、市ホームページにおいて、差別等に関する内容を掲載しており、今後も啓発に努める。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+小平市は足りていない。接種券に同封の案内通知など見たが、表現がすごく消極的。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+過去数十年を見て、人権の侵害や憲法違反になるような事例が、こんなに明確な事例が出ている。そうしたことに対し、小平市が積極的に注意啓発や周知啓発を徹底しないのであれば、今後、小平市が行う人権侵害等のセミナー事業等は偽善なのだなと、私はそういうふうに今後判断し、事あるごとに指摘する。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+10月27日時点で、日本の中で8県(石川県、長野県、岐阜県、三重県、和歌山県、鳥取県、徳島県、高知県)と3市(那須塩原市、大府市、明石市)で、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関する差別を禁止する条例を制定している。小平市もそういうことをしてほしい。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 市として、ワクチン接種に関する差別を禁止する条例を制定する考えはあるか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+一応聞くが、そういった条例を、小平市でも制定する考えはあるか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(篠宮)" align="left">
+
+各自治体の条例については、私どもも認識している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(篠宮)" align="left">
+
+北日本新聞でも大きく取り上げられ、都道府県単位できちんと対応していく必要があるという記載もある。そのうえで、国に、どのような行為が差別に当たるかより具体的に示してほしいなどという要望もしているというところは、確認している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(篠宮)" align="left">
+
+小平市においては、この辺の状況を見極めながら考えていきたい。広い視点で考えれば、都道府県単位ということで、東京都が条例をきちんと制定をしていく必要があると認識している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+東京都の問題を今指摘したのに、東京都にしたがってやりますというのは、私が言ったことが伝わっていない。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 機能不全の東京都に盲従するのではなく、小平市民の福祉向上を第一優先に考えよ
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+東京都はいくつかの点で機能不全に陥っている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+それをちゃんと認識し、小平市は小平市の市民の福祉の向上を第一優先に考え、東京都の意向等にもし間違いがあるのであれば指摘したり、全然違うことをやらなくてはならない。自治体として。それを認識しているか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+東京都もすべておかしいわけではないが、そういう気概を持って取り組んでもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+さもなければ、職員も、職員として仕事をしている上でのやりがいや達成感、心意気のようなところが侵食される。ぜひ抗ってもらいたいと私は思う。
+
+</MessageBubble>
+
+<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p>
+
+</div> \ No newline at end of file
diff --git a/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx
new file mode 100644
index 00000000..e5ea44e0
--- /dev/null
+++ b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx
@@ -0,0 +1,696 @@
+---
+first: 2022-05-06
+description: 小平市議会議員 安竹洋平の令和3年度9月定例会における一般質問の2件目についてまとめています。
+---
+
+
+# (2)学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために
+
+<a id="kaigiroku" href="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true">📄会議録を見る</a>
+
+## まとめ
+
+令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。
+
+9月定例会において、私が筆頭紹介議員を務めました、情緒固定級<sup>*</sup>の設置に向けた請願が採択されました。慎重に進めながらも、できるだけ早い対応を願いたいところです。
+(*自閉症・情緒障害特別支援学級)
+
+しかし、そうした新しい学びの場ができるまでの間も、サポートが必要な、困難を抱えた子どもたちがたくさんいます。市として、不登校の子どもも含め、そうした子どもたちの学びの機会損失をできる限り減らす手だても同時に進めなければなりません。
+
+そこで、合理的配慮の徹底という観点から、「障害者差別解消支援地域協議会」の設置検討状況や、「こだいらこれだけは」の活用状況について質問しました。
+
+また、オンライン配信を活用し、特別支援教室や別室登校から通常学級の授業に参加できる取組みについて、他市の事例も紹介しながら提案しました。
+
+市からは、さまざま検討するといった前向きな答弁が得られました。実施に向けて継続して提案し、訴えていきます。
+
+| 質問 | 答弁 |
+|---|---|
+| 障害者差別解消支援地域協議会の設置検討状況は | [情報収集したが設置検討まだ](#結局設置の検討はしたのかしていないのか) |
+| 設置に向けての課題は | [メンバー選定と、どんなことを協議するか](#障害者差別解消支援地域協議会を設置する場合の課題は) |
+| 設置しなくても対応できている認識か | [すべてではないが一定程度はできている](#ガイドラインに示された各課題に現状で対応できているのか) |
+| 合理的配慮を進めるための場にしては | [重要な機能。他市の事例も収集している](#部署横断的に合理的配慮に関する情報共有等を行う場として活用してはどうか) |
+| こだいらこれだけはの提供形態は | [リーフレット(のA4半分未満)と、学校訪問](#こだいらこれだけはの活用状況は) |
+| こだいらこれだけはで、合理的配慮の具体的事項を共有しては | [掲載を検討する](#こだいらこれだけはに合理的配慮の具体的事項を載せ学校間で対応の共通化を推進してはどうか) |
+| 合理的配慮の事例をまとめた冊子のような形で提供しては | [継続し理解していく](#シンプルに合理的配慮の事例をまとめた冊子のような形で用意しては) |
+| 別室登校の状況は | [中学校はおおむね設置、小学校は整っているところから設置](#別室登校の状況は) |
+| 別室登校の子に通常学級の授業をオンライン配信しては | [検討進めるべきと認識](#特別支援学級にいながら通常学級の授業にオンライン参加できる取組を小平市も行ってはどうか) |
+| 自宅からオンライン授業参加を出席と認める取組みを | [一定要件で出席扱い可能](#一斉休校後に学校に来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつなぎ授業に参加し出席が認められる取組を小平市も行ってはどうか) |
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+## 通告書
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+<iframe src={require('./20211202-ippan-situmon-yasutake-2.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"} width="100%" height="800px"> </iframe>
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+## 主な質疑
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+import Partial from './../../_partial.mdx';
+
+<Partial />
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+<div id="situgi">
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+### ①質問する理由{#bold-riyu}
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+
+#### 情緒固定給の設置に向けた請願が採択された
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+さきの9月定例会において、自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)の設置に向けた請願が採択された。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+その後に開催された市教育委員会定例会においても[早期設置を求める意見](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/93625/093625/att_0000005.pdf#page=14)が出ている。市教育委員会としてすでに尽力いただいているものと想像するが、慎重に進めながらも、できるだけ早い対応を願いたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+特に、通常の学級でサポートを受けながら学ぶことが困難な子どもたちにとって、情緒固定級は学びの場として、ひとつの大きな選択肢になるであろう。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 今現在、困難を抱えた子どもたちの学ぶ機会を守るために
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+しかし、そうした新しい学びの場ができるまでの間も、困難を抱えた子どもたちの時間は刻一刻と過ぎている。不登校の子どもも含め、そうした子どもたちの学びの機会損失をできる限り減らす手だても同時に進めなければならない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+本年6月には「[障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html#law)」が公布され、事業者による合理的配慮が努力義務から義務へと改められた。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+さらに、障害を理由とする差別を解消するための支援措置の強化も打ち出された。市として合理的配慮の徹底に向けた取組をこれまで以上に加速する必要がある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+なお、合理的配慮の提供が保障されないことは、教育の機会が保障されないことと同義である。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+市教育委員会には、先進事例の研究やその迅速な導入も含め、子どもたちの学ぶ機会の喪失をできる限りゼロに近づけるため、新しいことにも果敢に挑戦してもらいたく、質問する。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 合理的配慮の徹底につながる可能性もある障害者差別解消支援地域協議会の設置検討状況は
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+合理的配慮の徹底につながる可能性もある『[障害者差別解消支援地域協議会](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai/kihonhoushin/t-b2.html)』の設置検討状況は。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+現在のところ、協議会の設置については検討はしていないが、障害者に対する差別や合理的配慮については、市の窓口において、相談の受付および対応を図っている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+また、相談内容については、必要に応じて[小平市地域自立支援協議会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/index03004013.html)に報告しており、関係者間で情報を共有している。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 検討しますと言いながらしてこなかった理由は
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+障害者差別解消支援地域協議会の設置については、これまで、検討しますという答弁が何度かあったと思う。検討しますと言いながら、ここ数年のスパンで検討していないのはなぜか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+現在、市の窓口で相談を受け、たとえば事業所で配慮がなされていないということであれば、市から対応の改善を求めていく、ということをしている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+また、そういう事例を次の対応に生かすところで、小平市地域自立支援協議会がある。そういうところで情報共有しながら、障害の関係団体とも連携しているので、今、障害者差別解消支援地域協議会のある程度の機能ができているところで、設置には至っていない。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 結局、設置の検討はしたのかしていないのか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+市長答弁では「設置の検討はしていない」と言った。しかし、今の話だと、検討したような話。どっちなのか。検討はしたが、設置の検討はしていないということか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+障害者差別解消支援地域協議会の機能について、どういうものが必要かというところは、他市の状況などを見ながら情報収集はした。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+他市の状況なども聞きながら、協議会で検討するような事項が実際に起きているかも調べた。そういったところを踏まえ、現在のところ、まだ設置の検討はしていない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+検討しますと答えていながら検討していなかったとしたら結構な問題では。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+大変申し訳ない。今、過去のものがないので、はっきりとした答えはできないが、9月定例会でもほかの議員からこの障害者差別解消支援地域協議会の質問をいただいたと記憶している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+そのときも同じような答弁をしたと思っている。今回も同じ方向で答えている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+ここは今回のテーマではないのであれだが、少し前、うちの会派の橋本久雄議員が質問している。そこでは検討しますと言っている。のちほど確認を。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 障害者差別解消支援地域協議会を設置する場合の課題は
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+全国の市町村を見ると、障害者差別解消支援地域協議会を設置済みの自治体が50%を超えているようだ。設置する場合、どのような課題があるのか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+まずメンバーをどうするか。また、その障害者差別解消支援地域協議会で、どんなことを協議していくかなどが課題。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+また、他市の状況を確認すると、協議会をつくっても、なかなか検討する材料、事例がないという状況を聞く。協議会をつくってもうまく機能していけるかが課題。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+たしかに、各市町村の(障害者差別解消支援地域協議会の)会議録等を見ると、そういうことが書いてある。テーマがなく、差別に関する相談が寄せられない状況なので、開催してもやることがないという話が結構あるようだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+平成29年5月に[内閣府](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html)政策統括官が出した『[障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf)』にも、たとえばアンケート調査をしても、差別を受けたといったネガティブなことはなかなか回答しづらい、といったことが書かれている。
+
+<blockquote>
+
+事業者は、対外的にネガティブな印象を与えないよう、自らに関係する差別事案については積極的な言及を避ける傾向があると推測されます。このため、アンケートで直截な設問を設けた場合、ポジティブな好事例については問題なく収集できる反面、ネガティブな差別事例については収集に支障を来すおそれがあります。
+
+このため、事業者向けのアンケートの場合、「障害のある顧客に応対する際に悩ましいと感じていること(苦慮していること)」、「障害のある顧客から寄せられたことのある要望」など、事業者が回答しやすい設問となるよう工夫することが大切と考えられます。
+
+<p class="ref"><a href="https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf#page=31">内閣府:障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン(P28)</a></p>
+
+</blockquote>
+
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そういう理由で、実際の声が集まりにくいところもある。また、差別に当たるかどうかについての周知啓発も足りていない状況。そういう課題があることについても、ガイドラインに書いてある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そのガイドラインには、地域協議会がなぜ必要なのかも書いてある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+地域で生活する障害者への差別はいろいろあるが、それが行政機関の窓口に相談を行う際、初めから「権限を有する機関を選んで相談すること」は難しい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+このまま手を打たなければ、次のような事態を招くおそれがあると書いてある。
+
+1. 窓口により対応へのばらつきが生じ、無用なトラブルを招きかねない
+1. 障害福祉担当部署や問題発生部署が、課題解決のすべてを背負わなければならなくなる
+1. 地域における合理的配慮や建設的対話のレベルが上がらず、関係者の理解がいっこうに進まない
+1. これらの結果として同じような問題が繰り返されてしまう
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+まさに、私がいろいろな方から相談いただくこととして、1から4の問題が指摘されている。
+
+</MessageBubble>
+
+##### ガイドラインに示された各課題に、現状で対応できているのか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+市として「地域協議会を設置しなくても何とかなります」という答弁だが、現状で、上記の課題1から4への対応がしっかりできていると考えているか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+そのガイドラインは、主管課としても把握している。設置目的の「同じようなことが起こらないように」といったところが、やはり大きなところとも思っているし、こういった事例をもとに対応を考えていくことも必要と思っている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+そのためのネットワークとしての、障害者差別解消支援地域協議会というところかと思っている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+現在、市のほうで、協議会に代わるというか、障害者の相談については、市のほうで今現在受けている。仮にほかの部署、たとえば店舗だったり交通であったり、そういったところで差別的な対応があったといった場合は、障がい者支援課と一緒になって考え、事業者に対応している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+すべてできているかといえば、すべてとは言えないところもあるかとは思うが、一定程度の対応はできていると考えている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+ある程度は対応できているということだが、実際いただく相談では、こういったことが本当に問題だと指摘されている。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 部署横断的に合理的配慮に関する情報共有等を行う場として活用してはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+先ほどのガイドラインに、地域協議会は何をするかという部分があり、その4に「障害者差別の解消に資する取組の共有・分析」というのがある。私はこれが非常に重要なことと思う。
+
+<blockquote>
+
+**④ 障害者差別の解消に資する取組の共有・分析**
+
+障害者差別の解消に向けては、発生した事案への対応だけでなく、障害者差別が起こらない地域づくりをしていくことが重要です。現に提供されている合理的配慮(提供主体が特に意識せずに行っている取組を含む。)の事例を収集し、地域協議会の中で共有するとともに、実施に向けたポイントを評価・分析し、より多くの機関等で良い取組が実践されるような事例集の作成などについて話し合いを持つことが考えられます。
+
+<p class="ref"><a href="https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf#page=9">内閣府:障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン(P6)</a></p>
+
+</blockquote>
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+たとえば後で質問する「こだいらこれだけは」は、合理的配慮等に関する学校間の情報共有ということで設定されている。しかし、市として、部署横断的に、合理的配慮の情報共有を行う場所がない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+小平市地域自立支援協議会は、より広いテーマについて話す場。合理的配慮は具体的な項目が多いため(それに集中すると)、地域自立支援協議会で話すべきほかのテーマが話せなくなる。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そこで、この障害者差別解消支援地域協議会を活用できるのでは。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+合理的配慮に関する具体的なケースを、部署横断的に情報収集・蓄積し、分類する(逐次更新し、できればインターネット公開も)。そのための場として障害者差別解消支援地域協議会を使えばよい。テーマ切れになることもないと思うが、どうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+そういう機能も、障害者差別解消支援地域協議会の重要な機能。分析等に合わせ、理解の啓発、周知なども役割として求められていると考えている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+庁内で、たとえば障害者差別解消に関する研修や市民向けの啓発の講演会も行っている。今、いろいろな手法を行い、障害者の差別解消に対する理解の啓発などについても取り組んでいる。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+他市の事例なども収集などして情報を取っている。協議会をつくる、つくらないに限らず、障害者差別を解消につながるような取組については、引き続き実施していきたい。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+いろいろな課題があるだろうが、ひとつ場があるというのは重要なこと。検討してもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 「こだいらこれだけは」の活用状況は
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+「こだいらこれだけは」の活用状況は。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left">
+
+児童・生徒が学びやすい学習環境とするために、市内全校で活用している。
+
+</MessageBubble>
+
+##### どういう形で提供されているのか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+どういう形態で提供されているか。冊子等で共有しているのか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+共有の仕方は、大きく2つある。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+1つは「[小平市の特別支援教育](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/025/025897.html)」というリーフレット。これは、通常の学級の中における取組として、子どもたちが学びやすい環境調整や対応の変更といった、大きな中身として、こだいらこれだけはの教育のユニバーサルデザイン化について、各教員が理解できるようなリーフレットとして共有をしている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+もう1つが、教育委員会での学校訪問。大きくは、教育委員による訪問と、指導課の職員による訪問がある。リーフレットに示されている内容が授業等で取り扱われているか、たとえば「時間の見通しがもてるようなホワイトボードの活用をしているか」だとか、「刺激量が低減できるよう全面をシンプルにしているか」など、そういったことを実際に確認し、できていない場合は、取組を推奨するような形での助言をしている。
+
+</MessageBubble>
+
+:::info
+
+#### 😓 それだけしかしていないの…
+
+リーフレットに書かれているのは次のことだけで、具体的な情報がまったく足りていません。さらに、学校訪問をする教育委員と指導課の職員は、特別支援教育の専門家ではありません。
+
+教育長や教育委員の方々も特別支援教育に特別詳しいわけではありませんので、このリーフレットだけをもとに助言を行っているとすれば…💧
+
+![こだいらこれだけは](./images/kodaira-koredakeha.png)
+
+:::
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+要は、「こだいらこれだけは」という冊子のようなものがあってそこに情報がまとまっているわけではなく、抽象的な形で対応していると。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+冊子のような形で配布されていれば。箇条書でもよいので、「こういうケースにはこう対応すればよい」という具体的な事項を記載して、共有してもらえれば、新任の先生でも、それをパッと見ればすぐ対応できる。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 「こだいらこれだけは」に合理的配慮の具体的事項を載せ、学校間で対応の共通化を推進してはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+「こだいらこれだけは」に合理的配慮の具体的事項を載せ、学校間で対応の共通化を推進してはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+たとえば、次のようなことを大枠で守ってもらうようにするなど。
+
+- プリントをデータでもらえるようにする
+- ルビを振る
+- フォントサイズで配慮する
+- プリントの見出しに次のようなことをまとめて記載する
+ - 教科名
+ - 日時
+ - 課題なのか宿題か
+ - いつの授業に持ってくるか
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left">
+
+教育的ニーズに応じた合理的配慮を各校で実施できるよう、掲載について検討する。
+
+</MessageBubble>
+
+##### シンプルに合理的配慮の事例をまとめた冊子のような形で用意しては
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+[独立行政法人国立特別支援教育総合研究所](https://www.nise.go.jp/nc/)の[インクルDB](http://inclusive.nise.go.jp/)には、インクルーシブ教育のデータベースがあり、合理的配慮のケースがためられている。しかし、ここから自分で探して情報を得るのは大変。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そうではなく、本当にシンプルなことでよい。先ほど述べた、ルビを振る、フォントサイズに配慮する等を、箇条書でもよいのでまとめた冊子のようなものを用意すればよいと思うが、どうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+私も同じ問題意識を持っている。昨年度、校長会議の場で、こだいらこれだけはにおける教育のユニバーサルデザイン化については、市内でも共有できるツールがあるが、合理的配慮、個々の子どもたちに応じ、ルビを振ったり、放課後の学習をやったり、逆に学習内容の変更調整で学習時間を短くするとか、そういったことについては共有されていないという状況が市内にあった。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+そこで、大きく6項目16事例について、A4サイズ1枚で、こういったものが学校の中における合理的配慮ですよということを示すものと、また、このプリントを通して校内研修会で共有してください、ここを見ていくと、個別具体でもっと細かく知りたいときに、インクルーシブDBに当たって、より図っていくことができるので、こういうツールを使うことについて促す取組を始めた。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+ただ、これは継続していかなければならないので、今お話しいただいたことを踏まえ、継続して、合理的配慮について理解していく。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+また、教育のユニバーサルデザイン化について理解していき、実際の教育現場で活用できるような取組をしていきたいと考えている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+ぜひお願いする。もし、そういった、例えばA4サイズ1枚でもよいが、順次更新されていき、よいものができることになれば、小平市だけではなく日本全国にも役に立つような資料になるかもしれない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+保護者の方々は、本当によくアイデアを持たれている。次の質問にある具体的な事例も、すべて保護者の方から伺ったこと。そういう保護者の声を何らかの手段で集めることも検討していただきたい。
+
+</MessageBubble>
+
+
+#### 保健室登校の児童が各教室の授業にオンライン参加できる取組を小平市も行ってはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+東京学芸大学附属小金井小学校でおこなっている、[保健室登校の児童が各教室の授業にオンライン参加できる取組](https://www.asahi.com/articles/ASP9W7F6SP9KULZU004.html)を小平市も行ってはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left">
+
+保健室は主として病気やけがの看護を行う場所であるため、保健室内から授業にオンライン参加できる取組は実施しないが、ほかのスペース等を利用して授業にオンライン参加できる取組を登校支援のひとつとして捉え、研究していく。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 別室登校の状況は
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+保健室登校は本来の登校形態ではないので、たしかに分かる。小平市では、保健室ではないが、別室登校が中学校で増えていると聞いた。件数などその状況は。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+登校している生徒数は詳細には把握していない。趣旨としては、教室の、いわゆる刺激量が多かったり、心理的なバイアスがあるところに通えないものの、学校には安心して通えるスペースというところで、各中学校、また小学校も一部設置している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+その中で、継続して通えないという子ではなくても、そのときに気持ちとしてはいけないという子たちにも対応できるものとしての設置をしている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+各校というと、全校か。どれぐらいの規模、どれぐらいの数か。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+現在、中学校においては、おおむね設置している。小学校はスペースの関係があることと、教員の見守り体制などがあるので、整っているところから設置している。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 特別支援学級にいながら、通常学級の授業にオンライン参加できる取組を小平市も行ってはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+狛江市立狛江第三小学校のように、[特別支援学級にいながら、通常学級の授業にオンライン参加できる取組](https://president.jp/articles/-/46017?page=1)を小平市も行ってはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left">
+
+現在、市立学校では、交流及び共同学習を基本として学習に参加できるよう進めている。今後、自閉症・情緒障害等特別支援学級の設置を検討する際には、オンラインの活用も研究していく。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 別室登校の子たちにも有用なはず
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+知的支援学級の場合、カリキュラムが通常学級と違うので、通常学級の授業を映すことには課題がある。そのため「情緒固定級ができてから検討する」という答弁になっているのだろう。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+別室登校は、通常学級の子たちが通っている。そうなると、やはりオンラインで授業を映すというのは、とても意味のあることと思う。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+この一般質問の通告書を出した後、西東京市の情緒固定級を視察した。報道されていないが、西東京市は進んだ取組みをしている。情緒固定級にいる子や、不登校の子もオンラインで授業に参加できたりする。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+不登校の子がオンラインで授業に参加することで、また出席できるようになった、という事例もあるそうだ。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+別室登校の子たちにも役に立つことだと思うので、ぜひ、そういったことをやってほしい。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 西東京市は、オンライン利用上の課題をクリアしていた
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+以前、オンラインで授業をしたらよいのではと聞いた際、課題として、個人情報の流出の問題や、情報漏えい、個人情報の保護の問題を上げていた。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+西東京市では、校長先生が集まり、子どもたちの学びの機会を失わないよう、なんとか取り組まなくてはということでやった。事前に保護者の方々に紙で了承を取り、そのうえで実施したら、特に問題なくできたということだった。
+
+</MessageBubble>
+
+##### まず別室登校の子たちに授業をオンラインで提供しては
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+成功事例がすぐ隣の市にある。まねすればすぐできると思う。以前、小平市で特別支援教育に携わっていた職員の方が、今、西東京市にいる。そういうところで情報をもらいながら、まずは別室登校の子たちに授業をオンラインで流してほしいが、どうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left">
+
+西東京市の状況は、詳しく私も情報を得ている。成果も上がっているところもあるし、一方で課題も認識している。こういったことを踏まえ、今後さまざまな課題整理をしながら、おそらくこの先そういうことが必要になってくると思うので、実施できるような検討を進めていくべきと捉えている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+お願いする。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 自己肯定感を高めることにつながる
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+狛江市の例は、保護者の方から、テレビのニュースで放映されたものを教えてもらったもの。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+映っていた子は「通常のクラスに出ると緊張して気持ち悪くなるが、リモートを使うことで軽減され、本当によいシステムだと思う。これから外国語などもやろうという話で、とても楽しみ」とコメントしていた。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+また、担任の先生も「学ぶ力、学びたい気持ちはあるが、学びの場に行くことにハードルがある子たちが多い。オンラインがあることで、できたという経験が、子どもたちの自信につながっている」とコメントしていた。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+西東京市の指導主事も、田無小学校の校長先生も話していたが、やはり、まずは自信をつけるというところ、自己肯定感を高めて自信をつけていくというところが、とても重要だと思う。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+そういったところでオンラインが役に立つことがあれば、進めてもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 一斉休校後に学校に来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつなぎ授業に参加し、出席が認められる取組を小平市も行ってはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+狛江市立の小学校の、一斉休校後に学校に来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつなぎ授業に参加し、出席が認められるという取組を小平市も行ってはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left">
+
+不登校児童・生徒につきましては、自宅等から授業にオンライン参加し、学習を行った場合には、本年2月の文部科学省通知に基づき、一定の要件の下、出席扱いにできるようになっている。
+
+</MessageBubble>
+
+<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p>
+
+</div> \ No newline at end of file
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--- /dev/null
+++ b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/20211202-ippan-situmon-yasutake-1.pdf
Binary files differ
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--- /dev/null
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Binary files differ
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--- /dev/null
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Binary files differ
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--- /dev/null
+++ b/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten.mdx
@@ -0,0 +1,300 @@
+---
+first: 2022-05-06
+description: 小平市議会議員 安竹洋平の令和3年度9月定例会における一般質問の3件目についてまとめています。
+---
+
+# (3)公共トイレの重要性を認識し、協力店事業を行ってはどうか
+
+<a id="kaigiroku" href="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true">📄会議録を見る</a>
+
+## まとめ
+
+令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。
+
+市民の方からご相談を受けて質問しました。これまでも、公共トイレに関して、増設や、場所を分かりやすくしてほしいといった要望に関した質問が、ほかの議員から何度か行われていました。それに対する市の答弁は、一定の配備がなされており、地図もある、というものでした。
+
+しかし、ご相談のあった玉川上水沿いをよく調べてみると、公共トイレの空白地帯がありました。また、公共トイレの場所を示した地図は、小さい字で書かれており、高齢者にやさしいものではありませんでした。
+
+高齢化社会やコロナ禍において、安心して散歩ができることや、近くの公園で過ごすことの効用が非常に大きいことは、日本だけではなく海外でも認められるようになってきています。多くの人が安心して散歩できるよう、公共トイレの在り方からいま一度見直してもらいたいと思います。
+
+そこで、さまざまな提案を交えて質問を行い、少し期待がもてる答弁も得られました。
+
+| 質問 | 答弁 |
+|---|---|
+| まちづくりの際、高齢者の歩行速度想定は | [身体状態などで変わるため基準なし](#まちづくりを計画する際高齢者の歩行速度まで想定しているか) |
+| 配布物のユニバーサルデザインの扱いは | [マニュアルがあるが見直しを検討する](#配布物におけるユニバーサルデザインをどう捉え委託先と共有しているか) |
+| 防災マップアプリに公共トイレも掲載を | [災害時使えない可能性あり掲載しない](#小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れてはどうか) |
+| 公共トイレ協力店事業を検討しては | [今のところ未検討だが、トイレは重要](#町田市国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討してはどうか) |
+
+## 通告書
+
+<iframe src={require('./20211202-ippan-situmon-yasutake-3.pdf').default + "#toolbar=1&navpanes=0"} width="100%" height="800px"> </iframe>
+
+## 主な質疑
+
+import Partial from './../../_partial.mdx';
+
+<Partial />
+
+<div id="situgi">
+
+### ①質問する理由{#bold-riyu}
+
+
+#### 玉川上水沿いには公共トイレの空白地帯がある
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+これまで複数の議員から、玉川上水緑道沿いの公共トイレ設置に関する要望があった。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+しかし、市の答弁は、「公共トイレは一定の配置がなされており、新たに整備する予定はなく、また、こだいら観光まちづくり協会が出している[小平グリーンロード&オープンガーデンマップ](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/007/007479.html)に公共トイレの場所は記載されている」といったものであった。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+たしかに、玉川上水沿いにある公共トイレの間を結べば、いずれも徒歩15分以内の距離にあり、つまり、どこにいても7分ほど歩けばトイレに到着できることになる。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+しかし、これは時速5キロメートルで計算した場合だ。歩く速度がゆっくりで(小さい字で描かれたマップを見ることにも難がある)、公共トイレの利用率が高い高齢者のことが忘れられているのではないか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+なお、最も公共トイレの設置間隔が長いのは、平櫛田中彫刻美術館の周辺である。同美術館は、入場料が必要であることや開館時間が限られていることから、入場のハードルがあり、この施設を公共トイレに含めることは不適切と考える。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+これを省いて考えると、上水本町地域センターもしくは四小東公園から西に進む場合、次はみよし公園になり、徒歩約20分の距離になる。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+つまり、このあたりでは、最長で10分ぐらいは歩く必要があり、たとえば時速2.5キロメートルで歩かれる高齢者の場合、20分程度かかることになる。さらに、どこにトイレがあるかも分からない状況では、不安で散歩ができないという話もよく分かる。
+
+</MessageBubble>
+
+:::info
+
+#### 🚻 玉川上水周辺の公衆トイレ(小平市内)
+
+小平市内で、玉川上水近辺のトイレから徒歩約5分(時速5kmで歩いた場合=417m)のエリアを、地図上に描いてみました。
+
+- 赤色:公園にある公衆トイレ
+- 緑色:地域センターや下水道館など公共施設
+- ピンク色:平櫛田中記念館(入館は有料)
+
+![玉川上水周辺の公衆トイレ](./images/tamagawa-josui-toilet.jpg)
+
+
+この地図から分かるように、公共トイレの空白エリアは、新小川橋の周辺、また、平櫛田中記念館は有料施設のため公共トイレに含めない場合は小平第4中学の周辺が該当します。この付近を散歩していてトイレに行きたくなった場合、ローソンやロピアがあるアクロスプラザのトイレを使わせてもらうことになります。
+
+また、公共施設のトイレは開館時間にしか使えません。いつでも、トイレが使える公園のみを選択して地図上に描くと、次のような状況になります。
+
+![玉川上水周辺の公衆トイレ(公園のみ)](./images/tamagawa-josui-toilet-park.jpg)
+
+この場合、上記のエリアに加えて、上水新町地域センターの周辺と津田塾大学の南東部がトイレ空白エリアになります。いざという時は、いなげややファミリーマートを使わせてもらうことになります。
+
+ということで、玉川上水沿いに関し、公共トイレへの協力をお願いするとなると、次の事業所が候補になるかと思います。
+
+- いなげや小平小川橋店
+- ローソン小平たかの台店
+- ファミリーマート小平上水本町店
+- アクロスプラザ小平(ただし開館時間あり?)
+
+:::
+
+#### 高齢化社会やコロナ禍において、散歩や、公園で過ごすことの効用が認められてきている
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+高齢化社会やコロナ禍において、安心して散歩ができることや近くの公園で過ごすことの効用が非常に大きいことは、日本だけではなく海外でも認められるようになってきている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+高齢者でも安心して散歩ができるよう、新市長のもとで、公共トイレの在り方からいま一度見直す必要があると考え、質問する。
+
+</MessageBubble>
+
+#### まちづくりを計画する際、高齢者の歩行速度まで想定しているか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+市のまちづくりを計画する際、高齢者の歩行速度まで想定するような基準はあるか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+高齢者の身体の状態などにより歩行速度は異なってくることから、想定する基準はない。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+歩行速度が異なるのは分かるが、高齢者になるとゆっくり歩く(人も多い)。これから高齢者は増える。私たちも高齢者になる。高齢者のことを考えたまちづくりを進めてもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 配布物におけるユニバーサルデザインをどう捉え、委託先と共有しているか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+最も必要としている高齢者が使いにくいような小平グリーンロード&オープンガーデンマップでは意味がない。市は、配布物におけるユニバーサルデザインをどう捉え、委託先と共有しているか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+市では、年齢等にかかわらず多様な方が利用しやすいよう、マニュアルに基づきユニバーサルデザインに配慮し、各所管課で配布物を作成している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+また、配布物を作成委託する際についても、マニュアル等に基づき仕様書に明記するなど、各所管課で対応している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+既存のマニュアルがしばらく改訂されていないことから、今後は見直しの検討を行うとともに、職員への周知を徹底し、誰に対しても見やすく分かりやすい情報を発信していけるよう努める。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+トイレは一応記載されているが、表記が非常に小さい。高齢者の方は、小さな表記を見てトイレがあるとは分からない。
+
+</MessageBubble>
+
+:::info
+
+#### 🔍 小平グリーンロード&オープンガーデンマップでは公共トイレの表記が小さい
+
+次のような具合です。トイレの表記は非常に小さく、この地図を見てトイレを探せと言われても、難しいかと…。
+
+![小平グリーンロード&オープンガーデンマップの小さなトイレ表記](./images/open-garden-map-toilet.jpg)
+
+:::
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+こだいら観光まちづくり協会を訪れて、トイレの表記を大きくしたらどうか提案もしたので、そういう話が出てきた際には対応を。使いやすくしてもらいたい。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れてはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れてはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+小平市防災マップアプリは、主に紙媒体で配布している小平市防災マップのデジタル版であり、スマートフォン端末にダウンロードして閲覧することができるサービス。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+小平市防災マップは、防災行政無線や防災倉庫などの防災関係設備のほか、避難所やいっとき避難場所及び給水拠点に指定している施設などの災害時に拠点となる施設を掲載するものであり、災害時に使用できなくなる可能性のある公共トイレを掲載することは考えていない。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 災害時に公共トイレが使えなくなる可能性について
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+災害時に公共トイレが使用できなくなる可能性があるというのは(あまり知られていないと思う)、むしろ災害時に公共トイレが使えるような状況にしていく、そういう方向もあるかと。
+
+</MessageBubble>
+
+
+
+##### 地図情報まちだのような地図情報を集約したアプリをつくる方法もある
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+地図情報を活用したマップが、小平市にもあればよいと思う。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+町田市には「[地図情報まちだ](https://machida.kukanjoho.jp/webgis/?bt=0&p=1)」というサイトがあり、町田市内の地図情報が集約されている。公共トイレや公園の位置、防災マップもそこに入っている。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+生きもの発見レポート分布マップや、投票所、ポスター掲示所など、いろんなものが入っている。小平市も同様のマップアプリをつくってはどうかと聞きたいが、具体的事例を集めてからまた提案する。
+
+</MessageBubble>
+
+#### 町田市、国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討してはどうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)">
+
+町田市、国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討してはどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left">
+
+現在のところ事業の検討はしていないが、散歩を含めた高齢者の健康維持や介護予防については、引き続き高齢者が自ら継続して取り組めるよう工夫していく。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+これはどういう事業かというと、トイレを一般の方に開放してくれる協力店を募るという事業。協力してくれた店舗にはステッカーを掲示してもらう。町田市の場合だと、ホームページや地図情報に掲載される。
+
+</MessageBubble>
+
+##### 補助金を出すわけではなく、ステッカーと地図上への掲載のみといったやり方だが、どうか
+
+<MessageBubble speaker="安竹(再質問)">
+
+市から補助金を出しているわけではなく、ステッカーと地図上への掲載のみのようだ。飲食店は衛生面で難しいかもしれないが、薬局や大規模な食料品店などはよいと思うがどうか。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+高齢者の介護予防について、今、地域包括支援センターのほうで狭い地域ではあるが、外に出て運動しようということで、ウォーキングラリーを実施している。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+その際にもやはり高齢者のことを考え、トイレだったり、休憩できる場所、水飲み場、そういったところは必ずそのコースの中に入れていこうといったところで取り組んでいる。
+
+</MessageBubble>
+
+<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left">
+
+市内全体という広い範囲になると、なかなか難しいところではあるが、そういった高齢者の介護予防など実施する事業を検討する際には、トイレというところは必ず頭の中に入れながら事業を組み立てている。
+
+</MessageBubble>
+
+<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p>
+
+</div> \ No newline at end of file
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@@ -0,0 +1,9 @@
+{
+ "label": "12月",
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+ }
+}
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Binary files differ
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