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| author | Yasutake Yohei <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2026-06-18 23:19:10 +0900 |
|---|---|---|
| committer | Yasutake Yohei <61961825+yasutakeyohei@users.noreply.github.com> | 2026-06-18 23:19:10 +0900 |
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diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/assessment.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/assessment.mdx new file mode 100644 index 0000000..15caea9 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/assessment.mdx @@ -0,0 +1,45 @@ +--- +title: 誰も見過ごさないためのアセスメント +description: ディスレクシアの早期発見のためのアセスメント手法と、東京都や国が提供するツールを紹介します。 +--- + +## 「誰一人取り残さない」ではなく「見過ごさない」 + +教育委員会はSDGsの「誰一人取り残さない(no one left behind)」という言葉をよく使います。しかし私は「取り残される場所があり、そこに誰かがいる」という発想自体が差別的だと感じるため、「見過ごさない」という表現を使います。 + +いかにして「誰も見過ごさない」を実現するか——担当教員の裁量で発見する属人的な判断を主軸に据えるべきではありません。見落としの可能性が高いだけでなく、忙しい先生方の負担をさらに増やすことになります。**合理的な判断基準による、統一的かつ網羅的なアセスメント**が最適です。 + +## スクリーニングとアセスメントの違い + +- **スクリーニング**: 語源は screen(網)。広範囲のふるい分け +- **アセスメント**: 語源は assess(課税のために資産の量を決定すること)。一定の判断基準に基づく個別の評価 + +「誰も見過ごさないためには、統一的かつ網羅的なアセスメントによるスクリーニングが必要」ということになります。 + +## 東京都教育委員会のアセスメント + +東京都教育委員会は、小・中学校用に非常によいアセスメントのマニュアルを提供しています。 + +- [『読めた』『わかった』『できた』読み書きアセスメント 活用&支援マニュアル(小学校用)平成29年3月発行](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/coming_plan.html) +- [『読めた』『わかった』『できた』読み書きアセスメント 活用&支援マニュアル(中学校版)平成30年3月発行](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/coming_plan.html) +- 中学校版 個別指導事例編もあり + +> 小平市では現時点でこのマニュアルは活用されていません。 + +## その他のアセスメントツール + +- **URAWSS(読み書き評価)** — 読み書きに困難が疑われる小中学生の評価キット。読み書きの速度を評価。学校の先生・心理職・家族でも簡単に実施可能。改訂版 URAWSS II もあり +- **STRAW-R(標準読み書きスクリーニング検査 改訂版)** — 小1〜高3までの音読速度を調べる。ひらがな・カタカナ・漢字の3表記を比較できる日本で唯一の検査。高校・大学入試で試験時間延長を希望する際の客観的資料にも + +## シャイウェッツのディスレクシアスクリーン(Shaywitz DyslexiaScreen) + +イェール大学のシェイウィッツ氏(IDAのディスレクシア定義プロジェクトの主要メンバー)が考案したスクリーニングです。 + +2018年12月、米国の超党派刑事司法法案「ファーストステップ法(First Step Act)」に、ディスレクシアのスクリーニング方法として次のような規定が盛り込まれました。 + +> ディスレクシアスクリーニングプログラムとは、(A)有効性が証明された心理測定基準を備えたエビデンスに基づいたものであり、(B)効率的で低コストであり、(C)すぐに利用できるものであること + +## その他参考資料 + +- [鹿児島県総合教育センター 特別な教育的ニーズのある児童生徒に対するアセスメントに基づく学習指導の在り方に関する研究(平成23年度)](https://www.edu.pref.kagoshima.jp/) +- [ディスレクシアスクリーニングに関する4つの神話](https://dyslexiaida.org/) diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/celebrities.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/celebrities.mdx new file mode 100644 index 0000000..93bea40 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/celebrities.mdx @@ -0,0 +1,235 @@ +--- +title: ディスレクシアの著名人 +description: ディスレクシアであることを公表している、またはその可能性がある国内外の著名人を紹介します。 +--- + +ディスレクシアであることを公表している著名人は多く、困難を抱えながらも多方面で活躍しています。インターネットで検索すると欧米人に多く見つかりますが、日本人やアジア人はほとんどヒットしません。文字の違いから欧米では判明しやすいこと、日本では障害を公表しようとしない傾向があることなどが理由として考えられます。 + +次にあげる方々は、ディスレクシアの診断を得ているか、本人の発言等から判断するに、その可能性が高い方々です。 + +## 日本人(氏名順) + +### 鏡味 仙成(かがみ せんなり)氏 + +日本の伝統文化である太神楽を演じる太神楽師。 + +> 両親は寄席に行くのが趣味で、小学4、5年生のころにはなんとなく太神楽師のことを知っていました。ただ、そのころは失読症のせいで文字をうまく読めず、学校の成績がほぼ全科目で最低評価。勉強を続けるのがあまりに苦痛で、「手に職をつけたい」と思い、中学2年生のときに太神楽師を目指そうと決めました。高校に行く選択肢はまったくなかったです。 +> +> — [bizSPA!「失読症を乗り越え天職に。23歳『太神楽師』がYoutuberになったわけ」](https://bizspa.jp/post-378645/) + +### 砂長 美ん(すななが びん)氏 + +一般社団法人 ありがとうショップの代表をされている方で、『DXな日々 美んちゃんの場合』という、日本で初めてディスレクシアに焦点を当てたドキュメンタリー映画の主人公でもあります。障害者手帳をLD(学習障害)で取られたのも、美んさんが日本人女性として初めてとのことです。 + +> ロンドン芸術大学在学中にディスレクシアを指摘される。帰国後も転職を12回繰り返すどん底のなか、ドキュメンタリー映画「DX(ディスレクシア)な日々」(2012年)の主役。全国4万件あるという障害者就労施設の商品を、お城、博物館、道の駅などの観光地で販売。また国会議員会館売店(衆議院・参議院、4店舗)でも新しい付加価値をつけて販売するスタイルを確立。現在は、ぜんち共済、VALT JAPAN、ミンナのミカタ、リンクライン、3社の宣伝顧問もつとめる。著書に「障がい福祉の学ぶ働く暮らすを変えた5人のビジネス」「企業と障がい福祉5人のSDGs的働き方改革」 +> +> — [ありがとうショップ](https://arigatoshop.jp/) + +🎬 映画「DX(ディスレクシア)な日々 美んちゃんの場合」は[東京都人権プラザの図書資料室](https://ilisod007.apsel.jp/tokyo-hrp-lib/)で無料レンタル可能。「ディスレクシア」で検索してください(東京都内に居住・通勤・通学の方が対象、1週間貸出)。 + +🎬 [YouTube: 「DXな日々 美んちゃんの場合」を検索](https://www.youtube.com/results?search_query=DX%E3%81%AA%E6%97%A5%E3%80%85+%E7%BE%8E%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93+%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A2) + +### 中竹 竜二 氏 + +日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターを務められていました。 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +(小学校の)国語の時間でした。先生にあてられて、みんなの前で本を声に出して読もうとしたとき。(あれっ)?マークが頭のなかをかけめぐりました。頭で読んでいる文字が言葉にならないのです。声に出すと不思議と違う言葉になり、つまずいてしまう。・・・何とも気まずい思いを胸に、黙って腰を下ろしました。ほかの教科では自分より成績が悪いはずの友人がすらすら読めるのに、ナゼなんだろう。・・・ 自分がいわゆる読字障害であるとわかったのは、かなり後のことです。当時は、自分とほかの友達が違うことを認めるのが、ただただ怖かった。 + +</div> + +— [『鈍足だったら、速く走るな』](https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784907571337) + +### 南雲 明彦 氏 + +[講演、執筆、相談等](https://nagumo-akihiko.com/)の活動を通じてディスレクシアの啓発に尽力されています。 + +### ミッツ・マングローブ 氏 + +週刊誌の取材で次のように語られていることから、ディスレクシアの可能性が高いと考えられます。 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +量は全然多くないけど、セリフが覚えられないんです。ちょっと記憶の回路がおかしくて。実は私、学習障害なの。 + +暗記するときは、"絵と音"で覚えるの。だいたい"絵"で頭に入るんですけど。教科書を覚えるときは、人物の顔に落書きをしたり、どこかに線を引っ張ったりして"自分用の景色"を作っていました。今も同じやり方で歌詞や台本を覚える。"自分用の絵"を頭の中に複写して、本番はそれを読んでいるんですよ。 + +</div> + +— [週刊女性PRIME「ミッツ・マングローブ突然の告白『実は私、学習障害なの』」](https://www.jprime.jp/articles/-/3890?display=b) + +### 柳家 花緑(やなぎや かろく)氏 + +真打の落語家。40歳を過ぎてからディスレクシアであることが分かり、最近では落語だけではなくディスレクシアや発達障害に関する啓発をテーマにテレビ出演もされています。書籍『僕が手に入れた発達障害という止まり木』では、多くの人に障害のことや脳の多様性について知ってもらうことを目的に、自身のディスレクシアや弟子の発達障害について語られています。 + +> [→ 本人や保護者の声(柳家花緑氏の詳しい引用はこちら)](../voices/) + +📖 <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fd43a7.fe828b70.54fd43a8.ce4b7d63/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Frakutenkobo-ebooks%2Fc0c48ed5ca0135ffbc496ba493b39fdb%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;">僕が手にいれた発達障害という止まり木 【電子書籍】[ 柳家花緑 ]</a> + +## 海外(氏名順) + +### ウーピー・ゴールドバーグ(女優・Whoopi Goldberg)氏 + +> コミカルな女優ウーピー・ゴールドバーグ氏と童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン氏の共通点は、二人ともディスレクシアであるということです。今回、ゴールドバーグ氏は、ディスレクシアで優れた業績を成したとして、ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞しました。 + +— [The Wilmington Morning Star, 1987年3月17日](https://news.google.com/newspapers?nid=2519&dat=19870317) + +### オーランド・ブルーム(俳優・Orlando Bloom)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +"疫病神"のように聞こえます。私は単に文字を認識するのが難しく、そのため、ほかの子よりも努力しなければなりませんでした。学校はいつもちょっとやっかいでした。多くの人は、ディスレクシアの人はまぬけだと思っています。ディスレクシアは知性がないことを意味するものではありません。読み書きに問題があっても、友達のことを笑ってはいけません。もしかしたら、彼らは映画スターになるかもしれないし、あなたは彼らの映画のプレミア上映チケットを欲しがるかもしれません。 + +</div> + +— [the ORLAND BLOOM files](https://orlandobloomfiles.net/) + +### オジー・オズボーン(ミュージシャン・Ozzy Osbourne)氏 + +ディスレクシアのため学校での成績が悪くなり、15歳で中退されました。「自分は教室のバカ(class dummmy)だ」という気持ちを長い間抱いていたと伝えられています。— [CNN PEOPLE IN THE NEWS](https://edition.cnn.com/) + +### ジェニファー・アニストン(女優・Jennifer Aniston)氏 + +20代でディスレクシアの診断が下りたときの心境を次のように語られています。 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +自分は賢くないと思っていました。何も記憶に残らなかったからです。今回は大発見です。子どものころのトラウマ、悲劇、ドラマのすべてが説明されたように感じました。 + +</div> + +— [Jennifer Aniston Reveals Struggles With Dyslexia](https://www.hollywoodreporter.com/) + +### スティーブン・スピルバーグ(映画監督・Steven Spielberg)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +2年遅れていました。ほかの子に、ばかにされました。両親、特に母が助けてくれました。映画を作ることが、乗り越えることでした。成長時期として、中学校が一番つらかったです。いまでも、読む時間は、ほかの多くの人の2倍以上かかります。 + +</div> + +— [YouTube: Steven Spielberg — Dyslexia Interview](https://www.youtube.com/results?search_query=steven+spielberg+dyslexia+interview) + +60歳で診断を受けられました。 + +### スティーブ・マックィーン(映画監督・Steve McQueen)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +これはここで初めて言うことですが、私はディスレクシアでした。とても恥ずかしく感じていたので、ずっと隠してきました。頭が悪いということだと思っていたからです。それに私は弱視だったので、眼帯をしていました。黒板の前にきても、それでも見えないんだ、ちぇっ!だからひどいスタートでした。人はすぐに判断を下します。すぐに私は別枠扱いになりました。 + +</div> + +— [The Guardian: Steve McQueen: my hidden shame](https://www.theguardian.com/film/2014/jan/04/steve-mcqueen-my-painful-childhood-shame) + +### トム・クルーズ(俳優・Tom Cruise)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +7歳のとき、ディスレクシアと判断されました。読んでいたものに集中しようとして、ページの最後まで読んでも、内容についての記憶がほとんどありませんでした。頭が真っ白になり、不安になり、神経質になり、退屈し、イライラし、呆然とした気分になりました。怒ってもいたでしょう。勉強していると本当に足が痛くなりました。頭が痛くなりました。学校に通っていた時も、キャリアに入ってからも、自分には秘密があると感じていました。新しい学校に行っても、学習障害のことをほかの子に知られたくないと思っていました。でもすぐに、補習読書会に送られました。 + +</div> + +— [Quora: How did Tom Cruise overcome dyslexia?](https://www.quora.com/How-did-Tom-Cruise-overcome-dyslexia) + +彼はサイエントロジー(新興宗教)の熱心な信者であり、その教育法で克服した、とも[述べています。](https://www.today.com/popculture/cruise-credits-scientology-his-success-wbna7968809) + +### ノエル・ギャラガー(ミュージシャン・Noel Gallagher)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +歌詞を自分で書いた場合、理解できるのは自分だけでした。そのため、ほかの人が書き直さなければなりませんでした。すごく難しいことだと分かったのです。 + +</div> + +— Off the Record: 25 Years of Music Street Press + +### ハンス・クリスチャン・アンデルセン(童話作家・Hans Christian Andersen)氏 + +「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「雪の女王」などで知られる童話作家であり詩人。 + +> 子どものころのアンデルセン氏は、ほとんど学校に行きませんでした。文字を覚えるより物語を覚える方が好きでした。バレエやアクロバットの真似をしながら、皆に物語を語っていました。10代後半に、奨学金を得て学校に戻ろうとしたものの、うまくいきませんでした。綴りが下手で、書くことで自信を失い、作家になる夢を先生から馬鹿にされ続けたからです。学生時代が人生で最も苦しい時期だったと語られています。今日では、アンデルセン氏はディスレクシアであったと考えられており、それが学校での困難につながっていたことは想像に難くありません。 + +[→ Dyslexia the Gift: Hans Christian Andersen](https://www.dyslexia.com/famous/hans-christian-andersen/) + +### フィリップ・シュルツ(詩人・Philip Schultz)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +何を言っているのかピンとこないものを自分に理解できるように言いかえるというのはずっと難しかった。本当にわかるまで同じ文を二、三度読み返すことはよくあった。語の配置をあれこれ変えて音読し、やっと意味がわかり始める。次の文に進むにはこれが必要だ。ああ自分は読んでいる、この不思議な充電の過程が進行するべく行動しているのだと意識してしまうと、私はたじろぎ、頭が真っ白になって不安のあまり止まってしまうのだ。 + +</div> + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +私は一語一語読む。ときには一文終わるたび、一段落、一章読み終わるたびに自分を祝福しながら読む。 + +</div> + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +私は語り手の世界の大きさに気がついた。私の世界よりずっと大きかった。そして、登場人物たちが奮闘の末、自分の限界に気づく様子を知って本が大好きになった。確かにディスレクシアのために読むのは遅かったが、感情をバネにして、本が与えてくれる、より大きく豊かな世界を想像するのはやめられなかった。 + +</div> + +📖 <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F12402791%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;">私のディスレクシア [ フィリップ・シュルツ ]</a> + +### リチャード・ブランソン(ヴァージングループ創業者・Richard Branson)氏 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +学校では私はディスレクシアでした。そして馬鹿にされました。 + +</div> + +— The Times, London, 11 September 1998 + +## 可能性があるとされている著名人 + +診断を得ているわけではなかったり、根拠を見つけきれなかった方もいますが、次の方々はディスレクシアの困難を抱えてらっしゃる(らっしゃった)可能性があると言われています。 + +- アルベルト・アインシュタイン 氏 +- アンソニー・ホプキンス 氏 +- アンディー・ウォーホル 氏 +- ウォルト・ディズニー 氏 +- オーギュスト・ロダン 氏 +- キアヌ・リーブス 氏 +- キーラ・ナイトレイ 氏 +- ジョン・F・ケネディ 氏 +- ジョン・アーヴィング 氏 +- ジョン・レノン 氏 +- シルベスター・スタローン 氏 +- スティーブ・ジョブズ 氏 +- ダスティン・ホフマン 氏 +- トーマス・エジソン 氏 +- パブロ・ピカソ 氏 +- ハリソン・フォード 氏 +- ビリー・ブランクス 氏 +- フレッド・アステア 氏 +- ベートーベン 氏 +- ポール・マッカトニー 氏 +- マーロン・ブランド 氏 +- マイケル・ファラデー 氏 +- モーツアルト 氏 +- モハメド・アリ 氏 +- リブタイラー 氏 + +> 参考:[Wikipedia ディスレクシアの著名人一覧(英語版)1](https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_people_with_dyslexia) +> [Wikipedia ディスレクシアの著名人一覧(英語版)2](https://en.wikipedia.org/wiki/Category:People_with_dyslexia) + +### 黒柳徹子さんは違うようです + +なお、黒柳徹子氏も検索ではヒットします。しかし、ご自身の著書で、自分は学習障害であろうとしているものの、次のように、読み書きには問題がないと書かれていますので、ディスレクシアではないようです。 + +> このころ、私は、もうカタカナも、ひらがなも読んでいた。幼稚園で、一生懸命、習わせられたわけではないけど、本が読みたかったし、当時は、すべて漢字には、ひらがなのルビが、ふってあったから、ひらながさえ読めれば、かなりのものも読めた。 +> +> 字を書くのが苦手な子もいる。一枚の大きな紙に字がバラバラにしか書けない子の書いた字もテレビに映っていた。私は字は書けたけど、絵の時間に先生が「国旗を描きなさい」と言ったとき、私はそんな、日の丸なんて簡単なのは嫌だと思った。 + +<p> +<a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F1685472%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MCwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener" style="word-wrap:break-word;">小さいときから考えてきたこと (新潮文庫 新潮文庫) [ 黒柳 徹子 ]</a> +</p> + +## 以上の方は、ほんの一例です + +上記のように、著名人であっても、かつてはディスレクシアであることを公表することにはためらいがあった(もしくは現状でもある)ようです。最近は日本でも周知が進んできたことから、自ら公表する方も増えているようです。しかしそれでも、世界的な存在割合からすると、氷山の一角でしょう。ディスレクシアであることを特に意識する必要なく、だれもが快適に暮らせる社会になってほしいと願います。 diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/daisy-and-onsei.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/daisy-and-onsei.mdx new file mode 100644 index 0000000..a377521 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/daisy-and-onsei.mdx @@ -0,0 +1,68 @@ +--- +title: デイジー教科書と音声教材 +description: ディスレクシアの学習を支えるデイジー教科書や各種音声教材、GIGAスクール構想との関係をまとめています。 +--- + +## デイジー(DAISY)とは + +デイジー(DAISY: Digital Accessible Information SYstem)は、日本語では「アクセシブルな情報システム」と訳されている国際標準規格です。 + +- 視覚障害者やディスレクシア・学習障害者等のためのデジタル図書作成に使われる +- 音声、テキスト、画像などのデジタルコンテンツを含められる +- 音声やテキストは、読みたい場所からすぐ再生できるように構造化されている +- 音声・テキスト・画像を同時(同期的)に再生できる(テキストがハイライト表示される) +- 最新規格 DAISY 4.0(2012年承認)は EPUB3 に内包されている + +## デイジー図書の3種類 + +| 種類 | 構造化された録音音声 | 構造化されたテキスト | その他画像など | +|---|---|---|---| +| 音声デイジー図書 | ○ | × | × | +| テキストデイジー図書 | × | ○ | オプション | +| マルチメディアデイジー図書 | ○ | ○ | オプション | + +### マルチメディアデイジー教科書(デイジー教科書) + +通常の教科書をマルチメディアデイジー図書として作成したものです。ボランティア団体により作成され、(公財)日本障害者リハビリテーション協会のDAISY研究センターが中心となってとりまとめています。 + +**デイジー教科書の利点**:音と文字が一致していくため、音読の練習になる。2〜3回読むとスラスラ読めるようになる。読みの能力改善につながる可能性が、保護者の声から示唆されています。 + +### デイジー教科書の問題点 + +- 規格のバージョンが複数あり、再生機材・ソフトが対応していない場合がある +- マルチメディアデイジーは種類が少なく、絵本が多い。1つ500円程度で頻繁に購入できない +- 貸出CDの場合は再生用ドライブが必要 + +## デイジー教科書以外の音声教材 + +文部科学省の「音声教材の効率的な制作方法等の在り方に関する調査研究事業」に参加する6団体が、それぞれ独自の教材を**無償**で提供しています。 + +| 教材 | 媒体 | 音声 | 特徴 | +|---|---|---|---| +| **デイジー教科書** | ZIP/EPUB | 録音音声 | 全教科対応。音声とテキストが同期 | +| **AccessReading** | DOCX/EPUB | 合成音声 | MS Word+アドイン。読み上げながらハイライト | +| **BEAM** | 通常の教科書 | 録音合成音声 | MP3再生可能な機器なら何でもOK。国語等一部教科 | +| **ペンでタッチ** | 専用教科書 | 録音合成音声 | 音声ペン(1本5,000円)でタッチして再生。現在国語のみ | +| **e-Pat** | PDF/HTML | 合成音声 | iPhone/iPad対応。文字・画像付き | +| **UNLOCK** | テキスト/音声 | 録音音声 | Ex-Word推奨。英語・数学等 高校教材が多い | + +## 音声教材普及推進会議 + +文部科学省では、各教育委員会等の担当者に対し音声教材の周知を図るため、**音声教材普及推進会議**を開催しています。 + +出席対象:各都道府県・各市町村教育委員会の教科用特定図書等担当者、学校の教員、保護者等 + +## 現在の課題と今後 + +- **学校現場の理解不足** — 校長や教育委員会の理解がないと、タブレットやPCの教室持ち込みすら難しい +- **GIGAスクール構想への期待** — 1人1台端末により「授業中に使う普通のもの」になれば状況は改善する可能性が高い +- **学校による制限** — 「特定の授業でのみ使用許可」など制限が設けられる可能性もある +- **経済的格差** — 電子辞書、iPadなど家計負担が大きい。無償教材の重要性 +- **デジタル教科書への統合** — 今後はデジタル教科書にディスレクシア対応機能が標準搭載される可能性も + +## 参考リンク + +- [文部科学省 音声教材](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/1370277.htm) +- [日本障害者リハビリテーション協会 DAISY研究センター](https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/) +- [NPO法人エッジ 音声教材BEAM](https://www.npo-edge.jp/) +- [東京大学先端科学技術研究センター AccessReading](https://accessreading.org/) diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/emotional-support-class.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/emotional-support-class.mdx new file mode 100644 index 0000000..adb1a92 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/emotional-support-class.mdx @@ -0,0 +1,206 @@ +--- +title: 自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)とは +description: 情緒固定級の法的根拠、自閉症と情緒障害の違い、全国・都内の設置状況、東京都の通級偏重問題などを詳しくまとめています。 +--- + +自閉症・情緒障害特別支援学級についての分かりやすい説明資料は、たとえば次のようなものがあります。 + +- [小学校の自閉症・情緒障害特別支援学級(東村山市・あじさい学級のご案内)](https://web.archive.org/web/20210802095600/https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/kosodate/gakko/tokubetusien/syuugakusoudann.files/4.zyoutyo.pdf) + +より詳しいことについて、自分なりに調べてざっくりとまとめてみました。 + +:::note +##### 小平市の現状 +小平市では令和5年度に第四小学校、令和7年4月に第二中学校に自閉症・情緒障害特別支援学級が開設されました。以下の統計や分析は主に令和2〜3年度(開設前)のものであり、「なぜ小平市に必要か」を訴えた当時の調査資料です。 +::: + +## 1. 法の裏付け + +自閉症・情緒障害特別支援学級の設置根拠となっている法律は次のとおりです。 + +学校教育法(と[学校教育法施行規則第137条](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322M40000080011_20210226_503M60000080009#Mp-At_137))では、「特別支援学級は、原則として一から六の区分に該当するもののみ設置できる」とされています。自閉症・情緒障害特別支援学級は、このうち「六」の区分に該当します。 + +> 学校教育法(第8章・特別支援教育)第81条 +> +> **2** 小学校、中学校、高等学校及び中等教育学校には、次の各号のいずれかに該当する児童及び生徒のために、特別支援学級を置くことができる。 +> +> 一 知的障害者 +> 二 肢体不自由者 +> 三 身体虚弱者 +> 四 弱視者 +> 五 難聴者 +> 六 その他障害のある者で、特別支援学級において教育を行うことが適当なもの + +また、学校教育法施行規則では、自閉症者と情緒障害者が明確に区分けされ、それぞれに特別の教育課程を設けることができることになっています。 + +> **[学校教育法施行規則(第8章・特別支援教育)第140条](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322M40000080011_20210226_503M60000080009#Mp-At_140)** +> +> 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校又は中等教育学校において、次の各号のいずれかに該当する児童又は生徒(特別支援学級の児童及び生徒を除く。)のうち当該障害に応じた特別の指導を行う必要があるものを教育する場合には、文部科学大臣が別に定めるところにより、(略)、特別の教育課程によることができる。 +> +> 一 言語障害者 +> 二 自閉症者 +> 三 情緒障害者 +> 四 弱視者 +> 五 難聴者 +> 六 学習障害者 +> 七 注意欠陥多動性障害者 +> 八 その他障害のある者で、この条の規定により特別の教育課程による教育を行うことが適当なもの + +## 2. 自閉症と情緒障害の違い + +自閉症と情緒障害の違いについて、ざっと調べた限りでは、たとえば次のようなレポートが出てきます。 + +- [理数啓林2014年1月No.4 特別支援教育について-発達障害の質的違い-](https://shinko-keirin.co.jp/keirinkan/pr/risukeirin/data/no004_all.pdf) + +このレポートによると、 + +> 学校現場で問題となっている「発達障害」の多くが、「情緒的障害」であり、『自閉症』とは区別されるものである + +とされています。また、医学的な診断をつける際の基準となるICD-10では、次のように分類されている、としてます。 + +| ICD-10での分類 | 専門用語 | 通称など | +|---|---|---| +| F7 知的障害 | 精神発達遅滞 | 知的障害 | +| F8 心理的発達の障害 | 広汎性発達障害 | 自閉症、アスペルガーなど | +| ↑ | 学習障害 | — | +| F9 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 | 愛着性障害や強迫性障害 | 情緒障害 | + +このうち、F8とF9の診断がつく児童・生徒が、自閉症・情緒障害特別支援学級での指導対象と判断される可能性があると思われます。 + +## 3. 知的障害は対象外 + +また、東京都教育委員会では、知的障害のある児童・生徒は、自閉症・情緒障害特別支援学級での指導対象ではないとしています。 + +> 東京都教育委員会は、⾃閉症・情緒障害特別⽀援学級の対象は知的障害のない⾃閉症等の児童・⽣徒としています。 +> +> — [自閉症・情緒障害特別支援学級の教育課程の在り方についてその1](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/files/guideline/kyoikukateiarikata01.pdf) + +## 4. 全国の設置・通級状況(令和2年度・当時の調査) + +次に、全国でどれくらいの自治体が自閉症・情緒障害特別支援学級を設置していて、どれくらいの児童・生徒が実際に通っているかを見るため、都道府県別の「設置されている学級数の割合」と、「通っている児童・生徒数の割合」を調べました。 + +### 4-1. 小学校 + +**学級数の割合** + +各都道府県で「学級数の総数に対し、どれくらいの割合で自閉症・情緒障害特別支援学級が設置されているか」をプロットしてみます。 + +驚くべきことに、**東京都は全国で最低の0.5%**です。東京都以外のほとんどの自治体は、設置割合が約5%以上で、9%を超える自治体も11あります。 + +**児童数の割合** + +各都道府県で「自閉症・情緒障害特別支援学級に通う児童はどれくらいいるかの割合」をプロットしてみます。 + +なお、この割合が「同学級での指導対象となる児童の存在割合」に近いほど好ましい状況だと思います。 + +トップの岡山は4.1%です。**東京都は、ほかの自治体よりも1桁以上低い0.1%**です。 + +なお、[平成14年](https://web.archive.org/web/20060502195659/https:/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/018/toushin/030301i.htm)と[平成24年](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/10/1328729_01.pdf)に文部科学省が行った大規模な調査では、「学習面か行動面で著しい困難を示す児童・生徒の割合」は約6%でした(ただし、この調査方法には課題があるため、6%も最低値と捉えるべきものです)。この約6%が、ひとつの目標値になるのではないでしょうか。 + +**なぜ東京都は最低位なのか** + +なぜ東京都は、設置割合も通う児童数の割合も、全国で最低位なのでしょうか。考えられる原因として「知的障害特別支援学級に肩代わりをさせているのではないか」というものがあります。 + +しかし、知的障害特別支援学級に通う児童数の割合も東京都は低位にあります。ということは、「知的障害特別支援学級がすべて肩代わりをしているわけではない」と言えるようにも思います。ただし、さまざまな保護者からの声を伺うと、「知的な障害がないにもかかわらず、自閉症・情緒障害特別支援学級がないために、やむを得ず知的障害特別支援学級に通っている」という実態もあるようです。 + +次に考えられるのは、「東京都は、通級(特別支援教室)に、自閉症・情緒障害特別支援学級の役割を担わせているのではないか」ということです。通級に通う児童数の割合を見ると、東京都は2位の約4%となり、 **「東京都は、自閉症・情緒障害特別支援学級が担う役割を、通級(特別支援教室)に担わせているようだ」** ということになります。 + +小平市が、答弁で「特別支援教室の実施状況を踏まえつつ」としていることからも、その様子が伺えます。 + +全体として、東京だけ極端に「通級に偏っている」ことが分かります。 + +### 4-2. 中学校 + +中学校についても同じデータを見てみます。自閉症・情緒障害特別支援学級の設置割合と通う生徒の割合は、小学校と同様に最低位です。 + +中学校も、小学校と同様に「通級に偏っている」ことが分かります。 + +### 4-3. 東京都が通級に偏重している理由 + +東京都に自閉症・情緒障害特別支援学級が極端に少なく、通級に偏っている理由は、平成22年に立てられた『東京都特別支援教育推進計画・第三次実施計画』に記載されています。 + +> 現在、都における発達障害の児童・生徒に対する教育的な支援は、主として情緒障害等通級指導学級において行われており、自閉症・情緒障害学級(固定学級)の設置はあまり進んでいません。これは、都教育委員会が、関係法令改正以前の情緒障害者(当時)の教育については、「原則として通級指導によって対応する」という方針を従前より示してきたことによるものです。そのため、小・中学校における自閉症・情緒障害学級の教育課程についても、実践研究の積み重ねはいまだ十分とは言えません。 +> +> — [東京都特別支援教育推進計画 第三次実施計画](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/promotion_plan3.html)/[第3章・区市町村における特別支援教育推進体制の整備](https://web.archive.org/web/20210730094745/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/files/promotion_plan3/09.pdf) + +この計画は10年以上前に立てられているわけですが、その時点で、すでに次のような指摘もなされています。 + +> 通級指導学級の場合、国の通知(「学校教育法施行規則の一部改正等について」平成18年3月31日付17文科初第1177号)により、指導時数は年間280単位時間(週8単位時間)までとすることが定められています。 +> +> しかしながら、発達障害の児童・生徒の中には、通級による指導では学習や生活上の困難の改善が難しいと思われる児童・生徒がおり、そうした児童・生徒がやむを得ず小・中学校の知的障害特別支援学級に入級したり、都立知的障害特別支援学校の小・中学部に就学するといった現状があることも報告されています。小・中学校の知的障害特別支援学級や都立知的障害特別支援学校の在籍者の増加には、こうした児童・生徒のための教育の場が十分に整備されていないことも影響しているものと推測されます。 +> +> こうした状況を踏まえ、「重層的な支援体制」の整備に当たっては、各区市町村が地域の実情に応じて、自閉症・情緒障害学級の計画的な設置を進めることにより、特別支援教室や通級指導学級では障害による学習又は生活上の困難の改善が難しいと思われる児童・生徒に対する教育的な支援の充実を図ります。 +> +> — [東京都特別支援教育推進計画 第三次実施計画](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/promotion_plan3.html)/[第3章・区市町村における特別支援教育推進体制の整備](https://web.archive.org/web/20210730094745/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/files/promotion_plan3/09.pdf) + +10年以上も前に実施計画で問題が指摘されているにもかかわらず、いまだに東京都が特別支援教室に極端に偏っている状況には驚きます。 + +また、平成29年に立てられた、『東京都特別支援教育推進計画(第二期)第一次実施計画』にも、次のような記述があります。 + +> 通常の学級に在籍する発達障害のある児童・生徒の中には、情緒障害等通級指導学級による指導では、十分にその成果を上げることが困難な児童・生徒もいます。このような児童・生徒に対しては、自閉症・情緒障害特別支援学級(固定学級)において、適切な指導・支援を行うことが有効です。 +> +> — [東京都特別支援教育推進計画(第二期)第一次実施計画](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/practice_plan1.html)/[第2部第1章・特別支援学校における特別支援教育の充実](https://web.archive.org/web/20210730094745/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/special_needs_school/files/promotion_plan3/09.pdf) + +特に理由がないのであれば、東京都は、速やかに、ほかの自治体を参考にしながら、少なくとも同様の割合まで、自閉症・情緒障害特別支援学級の設置を進めることが望ましいのではないでしょうか。 + +## 5. 都内の状況を詳しくみる(令和3年度・当時の調査) + +### 学級数について:多摩26市の状況 + +多摩26市の、令和3年度における、自閉症・情緒障害支援学級の設置状況を、[東京都教育委員会のデータ集](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/statistics_and_research/academic_report/report2020.html)、自治体サイト、電話での聞き取りにより集め、プロットしました。間違いがあるかもしれませんので、正確な数値が必要な場合は直接教育委員会にお問い合わせください。 + +なお、ほとんどの自治体において「設置学校数はすぐには増減しない」ものの、「毎年ニーズに応じて(同じ学校内で)学級数を増減させる」としています。 + +**多摩26市では、7割超となる19の自治体が、小・中どちらか、もしくは両方に、すでに固定級を設置しています。** 設置していない市は、小平市、八王子市、武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、稲城市の7市です。このうち、三鷹市は、設置を前向きに検討すると議会で答弁しています。 + +次の表に、令和3年8月1日時点の、「今後の予定」をリストしました。すでに固定級が設置されているいくつかの市が、新設を予定しています。 + +| 市 | メモ | +|---|---| +| 三鷹市 | 現状設置0なものの、議会では、設置を前向きに検討と答弁。 | +| 町田市 | [令和4年4月、中学校に追加設置予定](https://www.city.machida.tokyo.jp/kodomo/kyoiku/kaigitou/kaigi/teireikairinjikai/kyoukai/2021kaigiroku/20211kaikaigiroku.files/13.pdf)。級数は未定。 | +| 東村山市 | [令和4年4月、中学校に新設予定](https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/keikaku/shingikai/kyoiku/kyoikushien20190917.html)。級数は未定。 | +| 清瀬市 | 小学校の学級を移設予定、最終的に学級数の増減予定なし。 | +| 羽村市 | [令和4年4月、中学校に新設予定](https://www.city.hamura.tokyo.jp/0000005778.html)。級数は未定。 | +| あきる野市 | [令和5年4月、小学校に新設置予定](https://www.city.hamura.tokyo.jp/0000005778.html)。級数は未定。 | +| 西東京市 | [令和4年4月、中学校に追加設置予定](http://www.city.nishitokyo.lg.jp/siseizyoho/sesaku_keikaku/shingikaikaigiroku/bunka/jh_tokubetushien_kondankai/tokubetsushiengakkyuukonndannkai.files/siryou3.pdf)。級数は未定。 | + +### 学級数について:東京23区の状況 + +次に、東京23区の状況です。東京23区は、多摩26市よりも設置が進んでおらず、4割に当たる9区だけが導入しています。 + +今後の予定は次のようになり、品川区と葛飾区が、追加で設置する予定です。「すでに設置している自治体が、設置学校数や学級数を増やしていく」様子が伺えます。 + +| 区 | メモ | +|---|---| +| 品川区 | [令和4年4月、2つの中学校に追加設置予定](https://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/kodomo/kodomo-gakkou/kodomo-gakkou-nyugaku/R3hitorihitori.pdf)。級数は未定。 | +| 葛飾区 | [令和4年4月、小・中学校に追加設置予定](https://www.city.katsushika.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/026/163/030505go/515-5.pdf)。級数は未定。 | + +### 児童・生徒数について:多摩26市の状況 + +小学校では多摩市がトップで、中学校では青梅市がトップです。これらの自治体では、比較的情緒障害の子どもたちにとって手厚い(居場所がある)環境であることが伺えます。 + +なお、児童数・生徒数の規模によって、固定級や通級に通う子どもの割合(居場所の設置状況)が変わるかと思いましたが、特に関係はないようです。小平市より規模が小さい多摩市や青梅市の方が、手厚い環境となっています。 + +### 児童数について:東京23区の状況 + +東京23区では、世田谷区が最も規模(児童・生徒数)が大きい自治体です。令和2年度時点は、全体的に固定級の設置数が少ない状況です。通級に通う児童・生徒数も、多摩26市と比べると少ないです。 + +これらを見比べると、小平市は「23区寄り」のポジションにあるのかもしれません。 + +## 6. 小平市にも導入が必要(令和3年当時の主張) + +同級を必要とする人数の割合は、どの自治体でも大きく変わらないはずです。当時、小平市には自閉症・情緒障害特別支援学級が1校も設置されておらず、青梅市の設置率にならえば全児童・生徒数に対して2.6%程度の潜在的需要があると推計していました。 + +また、通級も含めて考えても、当時の小平市は手厚い市と比べてまだ足りていない状況でした。 + +すでに自閉症・情緒障害特別支援学級がどこかに設置されている自治体の場合、「学級数は、毎年のニーズに応じて増減させる」というのが通例です。そのため、「まず1校でも設置すること」が何より重要でした。 + +結果として、請願と継続的な議会質問により、令和5年度に第四小学校、令和7年度に第二中学校への設置が実現しました。今後は運用状況を見ながら、さらなる拡充が期待されます。 + +> [→ 情緒固定級の軌跡(実績ページ)](/joutyo-koteikyu/) + +:::note +##### 情報の更新について +本ページの統計データは主に令和2〜3年度時点のものです。小平市の情緒固定級設置以降、都内他自治体でも新設が進んでいる可能性があります。最新の情報は各自治体や東京都教育委員会の公式サイトをご確認ください。 +::: diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/high-school-options.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/high-school-options.mdx new file mode 100644 index 0000000..b496bdb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/high-school-options.mdx @@ -0,0 +1,131 @@ +--- +title: チャレンジスクール・エンカレッジスクール +description: 発達障害の子どもの進学先として、チャレンジスクールとエンカレッジスクールの特徴や違いをまとめています。 +--- + +:::note +##### 本ページの情報は令和3年度時点のものです + +各校の最新の応募倍率や定員については、各校公式サイトをご確認ください。 +::: + +## チャレンジスクールとは + +チャレンジスクールとは、東京都が、中途退学問題に対応するため、平成9年9月に立てた「[都立高校改革推進計画](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/reformation/plan_summry.html)」に基づいて、平成12年から順次これまでに5校、都内に設置した学校です。 + +チャレンジスクールについてまとまった資料が見あたりませんが、たとえば、平成24年の文部科学省・高等学校教育部会(第6回)で、東京都教職員研修センターの金子氏は次のように述べています([議事録アーカイブ](https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11293659/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/gijiroku/1320233.htm)/[資料アーカイブ](https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11293659/www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/1318690.htm))。長くなるため要約して引用します。 + +> 簡単に言うと、チャレンジスクールとは、小・中学校での不登校や、高校での中途退学を経験しているという生徒が、もう一度チャレンジする学校。三部制の定時制、総合学科。 +> +> 大きな特色は、学力検査や調査書によらない入学者選抜を行っていること。具体的には、作文や面接を通し、学ぶ意欲を重視している。さらに総合学科の特色を生かし、さまざまな選択科目、あるいは学び直しの科目なども設置している。また三部制ということで、朝、昼、夜、子どもたちの生活のリズムに合わせた時間に授業が受けられるよう編成している。たとえば朝の第一部に通う子は、その後の二部、昼の授業が受けられたり、あるいは昼の生徒は夜の時間帯の授業も受けられるなど、柔軟に履修できる。また、カウンセリング機能、教育相談の機能が充実しており、人的にも配置をしており、複数の担任制などもしいている。 +> +> それぞれが所属する部の前後に、ほかの選択科目も履修できる。こういう単位履修により、3年間で卒業する生徒の割合が高い。 +> +> 具体的な特色のある取組については、たとえば、大江戸高校では、1年次必修履修の生活実践がある。マナー、あいさつ、礼儀、お客様をもてなす、おはしの持ち方などの授業を行い、2年生では生活とマナーなどの取組をしている。1、2年次は学級担任が2名で対応している。 +> +> またたとえば、桐ヶ丘高校は、教員全員担任制という特殊な教育相談機能を持たせている。これは、どの先生でも、誰でも、いつでも相談できる。 +> +> また、稔ヶ丘高校も特色があり、1年次に全員に履修させる「コーピング」という学校設定科目を設置。大きく2つのねらいがあり、ひとつはコミュニケーションスキル。早稲田大学と共同開発した認知行動療法に基づくプログラムを展開し、コミュニケーションスキルを学ばせる。もうひとつは、学習のスキル。たとえば、話したことを箇条書きにまとめさせるとか、こういう基本的な取組をしている。 +> +> (略) +> +> 課題は、卒業時に進路が決まらない生徒の割合が、全日制の普通科の平均に比べると高い。これらを解決するために、これまでは中途退学防止と学校から離さないということをねらう視点を持っていたが、今後は卒業後の進路の実現をさらに充実していく必要がある。 + +なお、この発言からすると「チャレンジスクールには、小・中学校での不登校や、高校での中途退学を経験している生徒でなければ入学できない」ように思えてしまいます。しかし、たとえば大江戸高校のサイトには次のように記載されており、小平市教育委員会の答弁どおり、「不登校や中途退学を経験した生徒に限定しているわけではない」ことが伺えます。 + +> 小・中学校時代に不登校を経験した生徒や、高等学校を中途退学した生徒を含め、これまでの教育の中では自己の能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒など、多様な生徒が学校生活を通じて自分の目標を見付け、それに向かってチャレンジする学校です。 +> +> — [東京都立大江戸高等学校・学校からのメッセージ](https://www.metro.ed.jp/oedo-he/our_school/message.html) + +### チャレンジスクール一覧 + +| 学校名 | 所在地 | 年次ごとの定員 | R1年度 応募倍率 | R2年度 応募倍率 | R3年度 応募倍率 | +|---|---|---|---|---|---| +| [六本木高等学校](https://www.metro.ed.jp/roppongi-he/) | 港区 | 180名 | 1.63 | 1.75 | 1.34 | +| [大江戸高等学校](https://www.metro.ed.jp/oedo-he/) | 江東区 | 180名 | 1.31 | 1.52 | 1.16 | +| [世田谷泉高等学校](https://www.metro.ed.jp/setagayaizumi-he/) | 世田谷区 | 180名 | 1.28 | 1.26 | 1.02 | +| [桐ヶ丘高等学校](https://www.metro.ed.jp/kirigaoka-he/) | 北区 | 180名 | 1.16 | 1.21 | 0.97 | +| [稔ヶ丘高等学校](https://www.metro.ed.jp/minorigaoka-he/) | 中野区 | 240名 | 1.48 | 1.31 | 1.27 | +| (立川地区) | 立川市 | 180名 | [令和7年開校予定](https://web.archive.org/web/20210727144732/https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/09/19/03.html) | — | — | + +それぞれ1クラスの定員は30名です。ただし稔ヶ丘高校では、自分でつくることができる時間割として「少人数習熟度別指導」というものがあり、そこでは平均15名から20名程度の授業が行われているようです。 + +### チャレンジ枠 + +また、東京都立八王子拓真高校には、チャレンジスクールではないものの、同じ流れを汲んだ「チャレンジ枠」という枠が用意されています([旧サイトのアーカイブ](https://web.archive.org/web/20210727144522/http://www.hachioji-takushin-h.metro.tokyo.jp/pc/index.html))。 + +| 学校名 | 所在地 | 年次ごとの定員 | R1年度 応募倍率 | R2年度 応募倍率 | R3年度 応募倍率 | +|---|---|---|---|---|---| +| 八王子拓真高等学校 | 八王子市 | 60名 | 1.27 | 1.53 | 1.16 | + +### チャレンジスクールとチャレンジ枠の違い + +| 項目 | チャレンジスクール | チャレンジ枠 | +|---|---|---| +| 入試 | 学力検査や出身校の調査書の提出が不要。志願申告書・作文・面接で行う | 同左 | +| 過程 | 三部制(昼夜間定時制) | 同左 | +| 方式 | 単位制(学年制なし)、原級留置がない | 同左 | +| 卒業までの期間 | 4年が基本。3年での卒業も可能 | 同左 | +| 定員 | 1クラス30名。稔ヶ丘高校は少人数習熟度別指導あり | 同左 | +| 学科 | 総合学科(普通科目の他に選択科目が選べる) | 普通科 | +| 学校内のクラス編成 | 全員がチャレンジスクール生 | 普通枠:8クラス、チャレンジ枠:2クラス。選択科目は両枠の生徒が同一の授業を受ける | + +## エンカレッジスクールとは + +エンカレッジスクールは、東京都教育委員会が、「これまで力を発揮できなかった生徒のやる気を育て、社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身に付けることを目的」として、既存の全日制都立高校を改編して設置した学校です。 + +平成14年10月の「[都立高校改革推進計画 新たな実施計画](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/reformation/new_plan_contents.html)」で計画され、これまでに6校が指定されています。 + +エンカレッジスクールの特徴は、『東京都のエンカレッジスクールにみる 学び直しの実状と課題(政策研究大学院大学・2017)』というレポート([PDFアーカイブ](https://web.archive.org/web/20210727144522/http://www3.grips.ac.jp/~education/epc/wp-content/uploads/2017/04/MJE16207miyakoshi.pdf))によれば、主に次の5点あります。 + +1. 入学時の知識や技能を問わず、生徒の学びたいという意欲を重視した選考を行うため、入学者選抜で学力検査を行わない +2. 集中力が保たれるよう、30分授業や習熟度別授業、少人数授業が導入されている +3. 生徒の興味、関心を喚起するため、体験学習を取り入れている +4. 成績評価には観点別評価を推進しており、授業態度や提出物、小テストなどを考慮して総合的な評価を実施する。定期テストも当初は行っていなかった +5. よりきめ細やかなクラス運営を行うために2人担任制を導入している + +*上記レポートには、これ以外にも、エンカレッジスクールの日々の状況が描かれています。 + +### エンカレッジスクール一覧 + +| 学校名 | 所在地 | 学年ごとの定員(分割前期分のみ) | R1年度 応募倍率 | R2年度 応募倍率 | R3年度 応募倍率 | +|---|---|---|---|---|---| +| [蒲田高等学校](https://www.metro.ed.jp/kamata-h/) | 大田区 | 87名~109名 | 0.76 | 1.31 | 0.83 | +| [足立東高等学校](https://www.metro.ed.jp/adachihigashi-h/) | 足立区 | 88名~119名 | 1.07 | 1.55 | 0.91 | +| [東村山高等学校](https://www.metro.ed.jp/higashimurayama-h/) | 東村山市 | 118名 | 1.41 | 1.69 | 1.50 | +| [秋留台高等学校](https://www.metro.ed.jp/akirudai-h/) | あきるの市 | 110名~131名 | 1.30 | 1.34 | 1.23 | +| [中野工科高等学校](https://www.metro.ed.jp/nakanokogyo-h/) | 中野区 | 63名~97名 | 0.70 | 0.95 | 0.68 | +| [練馬工科高等学校](https://www.metro.ed.jp/nerimakogyo-h/) | 練馬区 | 88名~106名 | 0.94 | 1.28 | 1.01 | + +:::note +##### 校名変更について +中野工業高等学校は「中野工科高等学校」に、練馬工業高等学校は「練馬工科高等学校」に校名が変更されています。 +::: + +### チャレンジスクールとエンカレッジスクールの違い + +| 項目 | チャレンジスクール | エンカレッジスクール | +|---|---|---| +| 募集 | 2月と8月に2回募集。2月は2学年相当以上も | 2月に推薦・前期・後期の募集 | +| 入試の学力検査 | なし | なし | +| 入試の選抜方法 | 志願申告書・作文・面接 | 調査書・作文か小論文・面接・実技試験 | +| 過程 | 三部制(昼夜間定時制) | 全日制 | +| 方式 | 単位制。原級留置がない | 学年制。原級留置がある | +| 学科 | 総合学科(普通科目の他に選択科目が選べる) | 普通科・工業科 | +| 体験学習 | ない? | 設けられている | +| 授業時間 | 45分 | 50分、1年次は一部30分 | +| 卒業までの期間 | 4年が基本。3年での卒業も可能 | 3年が基本 | +| 学級担任 | 1年次は2名 | 2名 | +| 学級定員 | 1クラス30名以内 | 1クラス33人から40人? | + +## チャレンジスクールやエンカレッジスクールは発達障害の子に適しているか + +チャレンジスクールやエンカレッジスクールは、発達障害のことが広く知られる前に計画・設置されています。そのため、発達障害の生徒が十分な支援を受けられる仕組みになっているかというと、そこまで期待できる状況ではないようです。 + +いずれの学校も、私が調べた限りでは、「発達障害のことをしっかり理解している」印象がありませんでした。一部の学校ではむしろ、「発達障害に分類されるはずの生徒に、不適切な対応がなされているのではないか」という印象も持ちました。 + +もちろん、発達障害のことをよく理解されており、熱意をもって対応されている先生方もいらっしゃるとは思いますが、前面に見えている状況ではありません。 + +そのため、願書を出す前に、しっかりそれぞれの学校を調査されることをお勧めします。 + +発達障害をサポートするために、これらの学校に期待される役割は大きいと思います。都には、合理的配慮の徹底や、教職員の研修を必須化するなど、制度として発達障害を支援する体制を組み入れるよう、早急に対応してもらいたいと願います。 diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/index.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..3a80a92 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/index.mdx @@ -0,0 +1,77 @@ +--- +title: ディスレクシアについて +description: ディスレクシア(読み書き障害)をはじめとする発達障害と、特別支援教育に関する情報をまとめています。 +--- + +## 経緯 + +このまとめを作るに至った経緯を、順を追ってお話しします。 + +### ① まれな障害と思っていた + +私は、恥ずかしながらディスレクシアについてはほとんど何も知りませんでした。俳優のトム・クルーズのことを何かの記事で読んだくらいで、自分も含めて周りにもそのような状況の人はいないと思っていたため、まれで特殊な障害だと思っていました。実際は、単に気付かなかっただけですが…。 + +### ② 保護者の方からご相談いただき、一般質問をする + +小平市にお住まいの、ディスレクシアのお子様がいらっしゃる保護者の方からご相談いただき、多くのことを教えていただきました。 + +ディスレクシアは、本人も周りもなかなか気付けない障害であること。小学校に通って初めて、障害があるのではと気付くこと。周りの人が理解しない限り、本人はとてもつらい状況におかれてしまうこと。頑張っていても「怠けている」とみなされ、やる気を失って不登校になってしまう可能性があること。そして潜在数が多いにもかかわらず、判明している人数は少ないこと。そもそもこういったすべてが、社会的に表面化していないこと。 + +なんとかしなければならないと思い、まず小平市議会の一般質問で取り上げました。市の答弁は、当初は「検討を進める」という消極的な内容でした。「問題があること自体や、問題の大きさを、部課長クラスがご存じないこと」、「多くの人がディスレクシアを知らないこと」が背景にあると感じました。そのため、一般質問([ディスレクシアの環境整備を](/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo/)や[GIGAスクール構想を](/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/))や、そのほかの委員会において、継続して取り上げています。 + +また、ご相談くださった方が、審議会の委員として問題点を訴えてこられました。小平市は少しずつよい方向に進んでいると感じています。進捗には時間がかかりますが、まだ多くの課題が残っています。 + +> [→ 小平市における経緯の詳細はこちら](./kodaira/) + +### ③ 小平市立の小・中学校だけでも340名以上が困難を抱えている可能性がある + +潜在的な人数の多さには驚かされます。文部科学省による[二回に及ぶ大規模な調査](./potential-number/)により、「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもは、全児童・生徒の数に対して少なくとも2.4%から2.5%の割合で存在することが判明しています。 + +小平市の場合、市立小・中学校の、普通学級児童・生徒数は合計14,155名(令和2年5月1日現在)ですから、2.4%は340名です。少なくともこれだけの子どもが、読み書きに困難さを抱えている可能性があります。しかし実際に判明しているのは、そのうち56名だけ(令和2年2月時点)であり、多くの子どもが見過ごされている状況にあります。 + +市立の小・中学校だけでも、多くの子どもたちが苦しんでいるはずなのに、なぜディスレクシアという用語すら一般に知られておらず、問題が表面化していないのでしょうか。 + +### ④ ディスレクシアの子どもたちは見過ごされているのでは + +保護者の方からお話を伺い、私なりに調べた限りでは、問題が表面化していない理由は複数考えられます。中でも一番大きな原因は **「知られていない」** ことです。ディスレクシアという障害があることや、少なくとも2.4%の割合で存在することが人々に知られていません。 + +そのほかにも、保護者には「自分の子どもに障害があることを認めたくない」バイアスがあることや「本人の知的能力が低い」という誤った理由で納得し、それ以上の追求を諦めるケースなども考えられます。さまざまな理由が複合的に作用することで、問題が表面化していないものと考えられます。 + +**問題が表面化していない原因** + +- 本人も周りも、ディスレクシアのことを知らないので見つけられない +- 知的能力が低いなどの理由をつけることで対応してしまうケースが多い +- 二次障害で不登校などになり、別問題とみなされてしまう +- 診断のためのテストには時間的・労力的なハードルがあり、なかなか診断まで至らない +- 保護者は「わが子に障害がある」と認めたがらない + +### ⑤ 少しでも周知につなげたい + +この問題は、速やかに、継続して着手することが必要な問題です。小平市・教育委員会の動きにはまだ時間がかかっていますが、私ができることとして、少しでもディスレクシアの周知につながればと思い、まとめを作りました。 + +前述の保護者の方からいただいた貴重な情報をもとに、自分でも調査して作成しています。 + +> [→ ディスレクシア対応の軌跡(実績ページ)](/dislexia-taiou/) + +--- + +## 各ページの内容 + +- **[ディスレクシアとは](./what-is-dyslexia/)** — 定義、さまざまなケース、ICD/DSM分類、二次障害、診断 +- **[ディスレクシアの著名人](./celebrities/)** — 国内外の著名人、本人の声、動画 +- **[本人や保護者の声](./voices/)** — 見えない障害の実態を伝える生の声 +- **[潜在的人数と文部科学省調査](./potential-number/)** — 2.4%の根拠、H14・H24調査の詳細 +- **[誰も見過ごさないためのアセスメント](./assessment/)** — 早期発見の手法と東京都のツール +- **[デイジー教科書と音声教材](./daisy-and-onsei/)** — 学習を支えるデジタル教材の種類と課題 +- **[合理的配慮と関連法律](./reasonable-accommodation/)** — 差別解消法・発達障害者支援法・受験配慮・障害者手帳 +- **[小平市の状況](./kodaira/)** — 小平市における現状と議会での取り組み +- **[就学相談・通級指導について](./school-consultation/)** — 就学相談の流れ、通級指導が不適当とされる理由 +- **[自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)とは](./emotional-support-class/)** — 法的根拠、全国の設置状況、東京都の通級偏重 +- **[チャレンジスクール・エンカレッジスクール](./high-school-options/)** — 発達障害の子の進学先としての各校の特徴 +- **[長期欠席児童・生徒支援シート](./support-sheet/)** — 文科省・都・小平市の各種支援シート +- **[支援リソース・参考情報](./support-resources/)** — サポート組織、フォント、専門家、他自治体の事例、書籍 + +:::note +##### 情報の更新について +本ページの統計データや設置状況は、主に令和2〜3年度時点のものです。最新の情報については各自治体や東京都教育委員会の公式サイトをご確認ください。誤りや古い情報にお気づきの際は、各ページ下部のコメント欄よりご連絡いただければ幸いです。 +::: diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/kodaira.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/kodaira.mdx new file mode 100644 index 0000000..3ab8706 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/kodaira.mdx @@ -0,0 +1,65 @@ +--- +title: 小平市の状況 +description: 小平市におけるディスレクシア対応の現状と課題をまとめています。 +--- + +## 多くの子どもが見過ごされている + +小平市立の小・中学校児童・生徒数は令和2年5月1日の時点で約14,155人です。文部科学省の調査結果に基づいて2.4%で計算すると、実に**340人の児童・生徒**が、読み書きに著しい困難を抱えている可能性が高いです。 + +しかし実際に判明しているのはそのうち**56名だけ**(令和2年2月時点)であり、多くの子どもが見過ごされている状況にあります(なお、私立の小・中学校や高校についても同様ですが、この計算には含んでいません)。 + +## 見つけるために何をしているか + +現在小平市では、東京都教育委員会が提示しているような包括的なアセスメントは実施されていません。学校現場の教諭により判断されているようです。 + +## サポート施設 + +- **きこえとことばの教室** — 言語障害や難聴のある児童を対象 +- **特別支援教室「わかば」** — 通級による指導。申し込みにWISC-IVの検査結果提出が必要 +- **教育相談室**(小平元気村おがわ東内) +- **スクールカウンセラー** — 臨床心理士が配置。診断はできず、アセスメント・面接・援助・調査研究を担う + +## 小平市議会において + +小平市議会の会議録から、「ディスレクシア」という用語は平成18年頃から何度か触れられていましたが、細かい部分まで踏み込んだ質疑は、安竹洋平の一般質問(令和元年度〜)が初めてでした。 + +以下は小平市議会の会議録を「ディスレクシア」で検索した結果です(令和2年11月時点)。 + +| 年 | 月日 | 会議種類 | 備考 | +|---|---|---|---| +| 令和2年 | 6月4日 | 定例会 | 安竹議員 一般質問 | +| 令和2年 | 3月26日 | 定例会 | 橋本(久雄)議員 一般会計予算討論 | +| 令和2年 | 3月17日 | 一般会計予算特別委員会 | 安竹議員 | +| 令和2年 | 2月26日 | 定例会 | 安竹議員 一般質問(初の網羅的質問) | +| 令和元年 | 11月29日 | 定例会 | 安竹議員 一般質問 | +| 平成25年 | 6月7日 | 定例会 | 磯山議員 一般質問 | +| 平成25年 | 2月28日 | 定例会 | — | +| 平成23年 | 12月2日 | 定例会 | 立花議員 一般質問 | +| 平成23年 | 11月30日 | 定例会 | 虻川議員 一般質問 | +| 平成18年 | 6月8日 | 定例会 | 斉藤議員 一般質問 | + +令和2年以降も、安竹洋平はデイジー教科書の一括申請、情緒固定級の設置、GIGAスクール構想など、ディスレクシアに関連するテーマで継続的に一般質問を行っています。 + +> [→ ディスレクシア対応の軌跡(実績ページ)](/dislexia-taiou/) + +## 関連計画・資料 + +- [小平市:小・中学校への入学・転学、就学相談](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000147.html) +- [小平市立学校 自閉症・情緒障がい特別支援学級について](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109138.html) — 第四小(R5〜)・第二中(R7.4〜)に設置 +- [小平市特別支援教育総合推進計画(第二期後期計画)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/126/126119.html) +- [小平市障がい者福祉計画・第六期障害福祉計画・第二期障害児福祉計画](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/089/089124.html)(第五期は計画期間終了のため第六期に移行) + +## 今後の課題 + +### GIGAスクール構想とデジタル教科書 + +令和2年度以降のGIGAスクール構想により、小平市でも全児童・生徒に1人1台のタブレット端末が配備されました。これはディスレクシアの子どもたちにとって画期的な環境改善です。 + +しかし、以下の課題は依然として残っています。 + +- **デイジー教科書の普及が不十分** — タブレットが配備されても、読み上げに対応したデジタル教材の整備は遅れています。デイジー教科書の一括申請や無償の音声教材(AccessReading、BEAM等)の活用が十分に進んでいません +- **統一アセスメントが未実施** — タブレットを使えば学習できる子も、そもそもディスレクシアと気付かれなければ支援にたどり着けません。入学時等に全児童を対象としたアセスメントの実施が必要です +- **教員研修の継続的充実** — 読み書き障害への理解を深め、授業での合理的配慮を徹底すること +- **保護者・当事者との協働** — ガイドラインや教材選定に当事者の声を反映する仕組みの構築 +- **スピード感のある対応** — 「一年審議」は子どもにとって大きなダメージ。合理的配慮は迅速に diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/potential-number.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/potential-number.mdx new file mode 100644 index 0000000..667fa33 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/potential-number.mdx @@ -0,0 +1,60 @@ +--- +title: 潜在的人数と文部科学省調査 +description: ディスレクシアの子どもはどれくらいの割合で存在するのか。文部科学省の大規模調査の結果を詳しく紹介します。 +--- + +## 潜在的人数はどれくらいか + +ディスレクシアの子どもはどれくらいの割合で存在するのでしょうか。文部科学省の調査結果では「読む」または「書く」に著しい困難を示す児童・生徒は**2.4%〜2.5%** という数字が出ています。 + +海外では、アメリカ20%、ドイツ4%といった数値も出ています。言語体系や試験方法の違いによる差異と考えられます。「誰も見過ごさない」ためには、最大の割合である20%を念頭におく必要があります。 + +## 平成24年12月の文部科学省調査 + +平成24年に、発達障害の可能性がある児童・生徒の状況を調べるため、文科省が全国的に大規模な調査をしました。 + +### 調査結果 + +> **「読む」または「書く」に著しい困難を示す:2.4%(2.3%〜2.6%:95%信頼区間)** + +- **調査時期**: 平成24年2月〜3月 +- **標本数**: 53,882人(小学校35,892人、中学校17,990人)— 岩手・宮城・福島を除く全国 +- **回答数**: 52,272人 +- **方法**: 担任教員が記入し、特別支援教育コーディネーターまたは教頭(副校長)の確認を経て提出 + +### 調査の限界と留意点 + +- あくまで「担任教員の回答に基づく」もので、専門家チームや医師の診断によるものではない +- 学習面の困難についての質問項目が「小学校3、4年生までに表面化する困難」を意識して作成されたため、**学年が上がるにつれ該当する行動が観察されにくくなる**傾向がある(困難自体が解消したわけではない) +- 2.4%という数値は「**最低限の割合**」ととらえるのが妥当 + +> 小平市立の小・中学校に通う児童・生徒数で計算すると440人以上にもなります。小平市の教育委員会は、潜在数を見積もることは現時点では行っていません。 + +### 平成25年6月 国立特別支援教育総合研究所 補足調査 + +平成24年調査の補足として、特総研がより詳細な調査を実施しています。 + +## 平成14年2月の文部科学省調査 + +平成14年にも同様の大規模調査が行われています。 + +### 調査結果 + +> **「読む」または「書く」に著しい困難を示す:2.5%** + +- **調査時期**: 平成14年2月〜3月 +- **標本数**: 41,579人(全国5地域の公立小・中学校の通常の学級) +- **方法**: 学級担任と教務主任等の複数の教員で判断 + +約10年の間隔をあけて実施された2つの調査で、ほぼ同じ割合(2.5%/2.4%)が出ていることから、**高い信頼性がある**と言えます。 + +### 参考 + +- [通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について(平成24年12月5日)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/__icsFiles/afieldfile/2012/12/10/1328729_01.pdf) + +--- + +:::note +##### 小平市での計算 +小平市立の小・中学校の通常学級の児童・生徒数 約14,155人(令和2年5月1日現在)で計算すると、2.4%は**約340人**。しかし令和2年2月時点で把握できていたのは**わずか56人**です。 +::: diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/reasonable-accommodation.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/reasonable-accommodation.mdx new file mode 100644 index 0000000..ba0883e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/reasonable-accommodation.mdx @@ -0,0 +1,83 @@ +--- +title: 合理的配慮と関連法律 +description: 合理的配慮の考え方、障害者差別解消法・発達障害者支援法の概要、受験時の配慮、障害者手帳についてまとめています。 +--- + +## 合理的配慮とは + +合理的配慮とは、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のことです。 + +国連「障害者の権利に関する条約」第2条で定義され、日本では障害者基本法、障害者差別解消法に記述があります。 + +> 「合理的配慮」とは、障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。(外務省訳) + +:::tip +##### 合理的配慮を求めるときは「目的」を伝える + +合理的配慮は「手段」を訴えるのではなく、あくまでも「**目的**」を伝えることが重要です。たとえば「タブレットを使いたい」ではなく「**教科書を使った授業に参加したい**」と伝える。配慮する側に「過度な負担のない範囲」というただし書きがあるため、目的にフォーカスするのが最もスムーズです。 +::: + +## 障害者差別解消法(抜粋) + +平成25年法律第65号。全ての障害者が、障害者でない者と等しく基本的人権を享有することを目的としています。 + +### 重要なポイント + +- **障害者の定義**に「精神障害(発達障害を含む)」が明記 — ディスレクシアもこれに含まれる +- **行政機関等**(国・地方公共団体等)は合理的配慮を「しなければならない」(**義務規定**) +- **事業者**(民間)は合理的配慮をするように「努めなければならない」(**努力義務規定**) +- ただし、東京都では『東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例(H30.10施行)』により、事業者であっても合理的配慮は**義務規定**に上書きされています + +### 環境整備と啓発 + +> 行政機関等及び事業者は、社会的障壁の除去の実施についての必要かつ合理的な配慮を的確に行うため、自ら設置する施設の構造の改善及び設備の整備、**関係職員に対する研修**その他の必要な環境の整備に努めなければならない。(第5条) + +ディスレクシアに対応した環境整備についても、職員への研修が努力義務とされています。 + +### 障害者差別解消支援地域協議会 + +国及び地方公共団体の関係機関により構成される協議会を組織することができます。**小平市ではまだ設置されていない**ようです。 + +## 発達障害者支援法(抜粋) + +平成16年法律第167号。令和2年時点の条文から主なポイントを紹介します。 + +- **定義**: 「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、**学習障害**、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害 +- **基本理念**: 全ての発達障害者が社会参加の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと +- **教育**(第8条): 可能な限り発達障害児が発達障害児でない児童と共に教育を受けられるよう配慮しつつ、適切な教育的支援、**個別の教育支援計画**の作成、いじめ防止等の対策を講じる +- **早期発見**(第5条): 市町村は健康診査・健康診断に当たり発達障害の早期発見に十分留意しなければならない +- **就労支援**(第10条): 個々の発達障害者の特性に応じた適切な就労の機会の確保、就労の定着のための支援 + +## 障害者手帳 + +障害者手帳は、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の3種類です。 + +ディスレクシアは発達障害に分類されており、申請できるのは **「精神障害者保健福祉手帳」** になります。発達障害が「精神障害」に含まれることには違和感があり、「発達障害者(児)専用の手帳が必要」という声もあります。 + +> 「精神障害」という言葉に対する偏見は根強く、申請に対する障壁になっています。統合失調症や薬物中毒の人と発達障害の人に同じ福祉サービスが必要とも思えません。 + +## 受験における合理的配慮(大学入試センター) + +大学入試センターの受験上の配慮事項のうち、ディスレクシアに関係するもの: + +- **試験時間の延長**(1.3倍)— 文字解答・チェック解答・代筆回答で適用 +- **別室の設定** +- **拡大文字問題冊子の配布**(14ポイント・22ポイント) +- **チェック解答の許可** +- **注意事項等の文書による伝達** +- **パソコンの使用**(事前相談が必要) + +申請には**診断書**(診断名・心理認知検査等の履歴)、**状況報告書**(在学期間・高等学校等で行った配慮内容)が必要です。 + +:::note +##### 最新情報は大学入試センター公式サイトで +独立行政法人 大学入試センター「受験上の配慮案内」は毎年更新されます。最新情報は[大学入試センター公式サイト](https://www.dnc.ac.jp/)でご確認ください。 +::: + +## その他の関連法律 + +- **障害者基本法** — 障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策の基本理念を定める +- **障害者総合支援法** — 障害者の日常生活・社会生活の総合的な支援 +- **読書バリアフリー法** — 視覚障害者等の読書環境の整備 +- **学校教育法等の一部を改正する法律** — 特別支援教育に関する規定 +- **教科書無償法・教科書無償措置法** — 教科書の無償給与 diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/school-consultation.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/school-consultation.mdx new file mode 100644 index 0000000..6b43d72 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/school-consultation.mdx @@ -0,0 +1,156 @@ +--- +title: 就学相談・通級指導について +description: 就学相談の報告書、医師診察記録の必要性、通級による指導が不適当とされる理由などをまとめています。 +--- + +## 就学相談員が作成する報告書とは + +就学相談の進め方とスケジュールについては、次のサイトに資料があります。 + +- [小平市:小・中学校への入学・転学、就学相談](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000147.html) + +就学相談員が、就学支援委員会に相談内容を報告する際、報告書を作成します。その報告書の様式は東京都教育委員会が定めており、次のサイトに資料があります。 + +- [東京都特別支援教育推進室:就学相談](https://www.shugaku.metro.tokyo.lg.jp/syuugaku.html) + +## 特別支援教室申し込みに医師診察記録が必須とされている理由 + +東京都教育委員会が定めた「就学相談の手引き」に、必要な資料のひとつとして医師診察記録が記載されています。 + +- [東京都特別支援教育推進室:就学相談の手引き](https://www.shugaku.metro.tokyo.lg.jp/syuugaku.html) + +また、「[令和3年度 就学・転学相談手続及び留意点について](https://web.archive.org/web/20210724141948/http://www.shugaku.metro.tokyo.jp/File/syuugakunyuugakusoudan/SyuNyusSetumei.pdf)」というスライド資料(P18)には、次のように記載されています。 + +> **就学支援ファイル作成の留意点** +> +> 様式3 医師診察記録の提出について +> +> 総合的な判断の一つである専門家(医師)からの意見を確認するための書類であるため必ず提出すること。 +> +> 検査結果、行動観察記録等では代用はできない。 +> +> 愛の手帳など障害の有無が分かる書類の写しがある場合は、受理のみ。 +> +> 様式3の提出後、都の相談と手続きを開始する。様式3は、就学相談のために取得した最新のものを提出。 + +様式3は、上記サイトに掲載されている[こちらの様式集](https://web.archive.org/web/20210728014650/http://www.shugaku.metro.tokyo.jp/File/tebiki/Tebiki5_Format.pdf)にあります。 + +なぜ医師診察記録が必要とされているのか、それ以上の理由が書かれているところは見つかりません。客観性を確保するために必要としている可能性があります。 + +小平市は、この手引きにしたがって、学校施行令(?要確認)を作成しているそうです。 + +## 通級による指導が不適当とされる理由 + +通級による指導に関しては、たとえば次のサイトにまとめられています。 + +- [文部科学省:3 通級による指導の制度的位置付け](https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/institutional/index.html) +- [東京都教育委員会:特別支援教室の運営ガイドライン](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/guideline.html) + +通級による指導が不適当(不可)という判断が出る理由を、私がこれらの資料を読み、また担当課に聞いた範囲で解釈すると、次の6点になります。 + +1. 知的障害の場合 +2. 障害の状態・状況が変わり、通常の学級での指導が適切と判断された場合 +3. その他環境が変化し、通常の学級での指導が適切と判断された場合 +4. 今後1年間の具体的な指導方針や指導計画が明確にならない場合 +5. 今後1年間、通級に通っても指導目標が達成できないと判断された場合 +6. 不登校になった場合 + +それぞれについて解説します。 + +--- + +### 1. 知的障害の場合 + +次のように「知的障害者は通級指導の対象ではない」とされています。 + +> なお、知的障害者については、知的障害者に対する学習上又は生活上の困難の改善・克服に必要な指導は、生活に結びつく実際的・具体的な内容を継続して指導することが必要であることから、一定の時間のみ取り出して行うことにはなじまないことを踏まえ、現在、通級による指導の対象とはなっていません。 +> +> — [文部科学省:3 通級による指導の制度的位置付け](https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/institutional/index.html) + +そのため、知的障害があると判断された場合、通級での指導は不適当となるようです。その後、知的の固定級に通うかどうかは、本人や保護者の意向が最も重視されます。知的の固定級に通わない場合、通常の学級に通うことになります。 + +### 2. 障害の状態・状況が変わり、通常の学級での指導が適切と判断された場合 + +次のように、「通常の学級で指導が受けられる状態になった」と判断された場合も、通級による指導が終了となります。 + +> 次に、通級による指導を受けている場合に、その児童生徒の障害の状態等を適切に把握し、その変化等に応じて、柔軟に教育措置の変更を行うことができるように配慮することが必要です。つまり、仮に言語障害者の場合であれば、その障害の状態が改善され、通常の学級でほぼ支障なく授業を受けることができるようになった場合には、通級による指導を終了して、通常の学級ですべての授業を受けるようにするということです。 +> +> — [文部科学省:3 通級による指導の制度的位置付け](https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/institutional/index.html) + +なお、この理由により通級指導が終了する(退室する)児童・生徒の割合は、自治体によって0%から20%の範囲だそうです。小平市の割合がどれくらいなのかは分かりませんので、今後確認します。 + +> 特別支援教室は、学校での学習上又は生活上の困難さを改善・克服し、通常の学級のみで学校生活を送れるようにすること(退室すること)を目的としているが、目標を達成して退室する児童・生徒の割合は、おおむね0%から20%まで、区市町村によって大きな差がある。 +> +> — [東京都教育委員会:特別支援教室の運営ガイドライン](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/guideline.html)/[参考資料・特別支援教室の入退室等検討委員会報告書(令和2年12月)](https://web.archive.org/web/*/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/files/guideline/sanko.pdf) + +### 3. その他環境が変化し、通常の学級での指導が適切と判断された場合 + +また、資料には次のようにも記されています。 + +> なお、通級による指導の対象とすることが適当な児童生徒の判断に当たっては、障害のある児童生徒に対する教育の経験のある教師等による観察・検査、専門医による診断等に基づき教育学、医学、心理学等の観点から総合的かつ慎重に行うことが必要です。 +> +> — [文部科学省:3 通級による指導の制度的位置付け](https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/institutional/index.html) + +「観察・検査・診断等により」という部分は、さまざまなケースがあると思われます。聞くところによると、たとえば多動性障害のように見えても、発達障害ではなく、その子を取り巻く環境が原因になっている場合もあるそうです。そういう場合、環境が変わって落ち着く可能性が考えられるようだと、通級による指導が適当ではないと判断されることもあるようです。 + +### 4. 今後1年間の具体的な指導方針や指導計画が明確にならない場合 + +### 5. 今後1年間、通級に通っても指導目標が達成できないと判断された場合 + +この4と5は、かなり重要なポイントだと思います。通級での指導には「原則1年間」という縛りがあります。1年を超え、延長して通級に通うためには、次の要件をすべて満たさなければなりません。 + +> 1. 当年度の指導目標が未達成であり、同様の指導目標で指導を継続する必要がある。 +> 2. 指導期間延長後の具体的な指導方針や指導計画等が明確である。 +> 3. 延長後1年以内で指導目標が達成できる見込みである。 +> +> — [特別支援教室の入退室等検討委員会報告書(令和2年12月)](https://web.archive.org/web/*/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/files/guideline/sanko.pdf) + +つまり、何らかの理由により、「延長後の具体的な指導方針や指導計画が明確にならない」場合や、「指導目標が達成できないと判断された」場合は、その1年間で通級による指導は終了し、通常の学級へ移行することになります。 + +しかし、この条件に当てはまらず、退室となった子どもたちの行き場については、資料にはなにも記載されていません。どういうことでしょうか…。 + +### 6. 不登校になった場合 + +不登校児について、次のように記されています。 + +> 不登校である児童・生徒の特別支援教室の利用について、文部科学省は、特別支援教室の対象となるのは「通常の学級の授業におおむね参加しており、障害により一部特別な指導を必要とする場合である」という見解を示しており、また、「不登校の解消を主たる目的に置く場合は、別室登校等の『通級による指導』以外の枠組みによる登校支援を行うことが適当」との見解を示している。 +> +> 不登校に対する支援のニーズが生じた時、それを特別支援教室の専門性で対応するというよりは、在籍する学校の登校支援等に関して、専門性を有する機関につなげたり学校全体として対応したりするなどの取組が求められる。特別支援教室の制度や事業趣旨をしっかり押さえたうえで、不登校の児童・生徒に対してはどのような支援が用意できるのか、各区市町村の不登校対応の部署等と連携を図って適切に対応する必要がある。 +> +> — [特別支援教室の入退室等検討委員会報告書(令和2年12月)](https://web.archive.org/web/*/https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/files/guideline/sanko.pdf) + +つまり、不登校児については、各市区町村の対応によるものの、文部科学省の見解としては「通級による指導は適当ではない」としているため、多くの自治体では通級での指導は不適当としていると思います。 + +--- + +以上の6点が、私がいまのところ把握している、通級での指導が不可と判断される理由です。これ以外にもあるかもしれません。 + +### それ以外に、通級での指導が終了する場合 + +また、本人や保護者が通級での指導を受けたくないと判断した場合も、通級での指導は行わないことになります。 + +### 本人と保護者がその理由を理解・納得できるように + +通級での指導が不適当(不可)と判断した際には、次のことが非常に重要です。 + +- その判断に至った情報を可能な限り保護者に開示すること +- 本人と保護者がしっかり理由を理解・納得できるまで説明を行うこと + +時間をかけて説明しても、本人と保護者が理解・納得できないような場合は、制度自体に問題があるのではないでしょうか。 + +次の資料(再掲)には、さまざまな課題も示されています。 + +- [文部科学省:3 通級による指導の制度的位置付け](https://www.mext.go.jp/tsukyu-guide/institutional/index.html) +- [東京都教育委員会:特別支援教室の運営ガイドライン](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/guideline.html) + +## 就学指導から教育支援に + +次に引用するとおり、文部科学省は平成24年の時点で、自治体が設置している「就学指導委員会」の名称を「教育支援委員会」に変更することを推奨しています。 + +> 現在、多くの市町村教育委員会に設置されている「就学指導委員会」については、早期からの教育相談・支援や就学先決定時のみならず、その後の一貫した支援についても助言を行うという観点から、「教育支援委員会」(仮称)といった名称とすることが適当である。「教育支援委員会」(仮称)については、機能を拡充し、一貫した支援を目指す上で重要な役割を果たすことが期待される。 +> +> — [共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321669.htm) + +小平市ももともと「就学指導委員会」だったものが、平成23年あたりから「就学支援委員会」という名称に変更されたようです。 + +聞くところによると、「指導」のときは、どちらかというと本人や保護者の意向ではなく指導上の観点から就学先が決められるというイメージでした。それが「支援」になってからは、本人や保護者の意向が重視されるようになっているとのことです。 diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/support-resources.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/support-resources.mdx new file mode 100644 index 0000000..ea64ebc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/support-resources.mdx @@ -0,0 +1,123 @@ +--- +title: 支援リソース・参考情報 +description: サポート組織、読みやすいフォント、専門家、他自治体の取り組み事例、書籍などの参考情報をまとめています。 +--- + +## サポート組織・活動 + +### 国内 + +- **[国際ディスレクシア協会(IDA)](https://dyslexiaida.org/)** — ディスレクシアの定義策定にも関わった国際的組織 +- **[NPO法人 EDGE](https://www.npo-edge.jp/)** — ディスレクシアの人が活きる社会を目指す。音声教材BEAMの提供 +- **[日本ディスレクシア協会(JDA)](https://dyslexia.or.jp/)** — 日本におけるディスレクシアの啓発・支援 +- **[NPO法人 LD・Dyslexiaセンター](https://ld-dyslexia.jp/)** — 理事長は宇野彰氏(筑波大学名誉教授) +- **[NPO法人 全国LD親の会](https://www.jpald.net/)** — 学習障害のある子どもの親の会 +- **[発達性ディスレクシア研究会](https://square.umin.ac.jp/dyslexia/)** — 医学的観点からの研究 +- **[独立行政法人 国立特別支援教育総合研究所](https://www.nise.go.jp/)** — 発達障害教育に関する調査研究 +- **[DO-IT Japan](https://doit-japan.org/)** — 東京大学先端科学技術研究センター。障害のある学生の高等教育への移行支援 +- **[日本DAISYコンソーシアム](https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/)** — デイジー図書の普及・啓発 +- **[大阪マルチメディアDAISY研究会](https://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/)** — DAISY教材の研究・製作 + +### 海外 + +- **[DyslexiaHelp(ミシガン大学)](http://dyslexiahelp.umich.edu/)** — ディスレクシアの総合情報サイト + +## 読みやすいフォント + +### Windows 10標準搭載 + +- **UDデジタル教科書体** — Windows 10に標準搭載。教育現場での使用を想定して設計されたフォント + +### 無償フォント + +- **[MORISAWA BIZ+ 無償版](https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/bizplus/)** — BIZ UDゴシック、BIZ UD明朝 全3書体が無償で利用可能(要会員登録)。有償版(月330円)は全60書体 +- **[OpenDyslexic](https://opendyslexic.org/)** — オープンソースのディスレクシア向け欧文フォント + +:::note +##### フォントの商用利用について +Windows標準フォントの商用利用は、商用利用可能なOfficeライセンス(Office 365 Solo等)を保持し、そのソフトを使用して編集する場合に限られます。フォントファイルそのものの再配布は不可。詳細は各フォントのライセンスをご確認ください。 +::: + +## 専門家 + +ディスレクシア研究・臨床の第一線で活躍されている方々です。所属や役職は令和2年時点を中心に、可能な範囲で最新情報を反映しています。 + +### 日本(名前順) + +- **稲垣真澄 氏** — [鳥取県立鳥取療育園](https://www.pref.tottori.lg.jp/95785.htm) 園長。ディスレクシア研究の第一人者。元国立精神・神経医療研究センター +- **岩波明 氏** — こいしかわ発達障害センター センター長。昭和大学医学部 客員教授(令和6年3月に昭和大学を定年退職)。『高学歴発達障害』(文藝春秋、令和7年)等の著書多数 +- **宇野彰 氏** — NPO法人 LD・Dyslexiaセンター 理事長。筑波大学名誉教授。発達性ディスレクシア研究会 元理事長 +- **加藤醇子 氏** — NPO法人エッジ 代表理事。音声教材BEAM事業の推進。ディスレクシア啓発の第一人者 +- **小池敏英 氏** — 尚絅学院大学 教授。東京学芸大学 名誉教授 +- **小枝達也 氏** — 国立成育医療研究センター 副院長。発達評価・支援の専門家 +- **田中裕一 氏** — 文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 特別支援教育調査官(発達障害専門) +- **村上加代子 氏** — 甲南女子大学 人間科学部総合子ども学科 准教授 +- **若宮英司 氏** — 藍野大学 医療保健学部 教授。発達性ディスレクシアの医学的評価・診断 +- **小林玄 氏** — 東京大学 先端科学技術研究センター 特任講師。DO-IT Japanプログラム運営 + +:::note +##### 専門家情報について +上記は安竹洋平が把握している方々です。ほかにも多くの専門家がいらっしゃいます。追加情報や修正がございましたら、本ページ下部のコメント欄よりお寄せいただければ幸いです。 +::: + +## 他自治体の取り組み + +地方公共団体がどれだけディスレクシアへの配慮があるかは、以下の観点から評価できます。 + +- 一括アセスメントなどによってディスレクシアの児童生徒数を把握しようと努めているか +- デイジー教科書の一括提供申請を行っているか +- 職員への周知徹底が行えているか + +### 取り組み事例 + +- **大阪市教育委員会** — デイジー教科書の活用を推進 +- **長野市立南部小学校** — ICTを活用した読み書き支援の実践 +- **上田市立丸子中央小学校** — ユニバーサルデザインの授業づくり +- **東京都 渋谷区** — タブレット端末を活用した先進的なICT教育 +- **東京都 調布市** — 特別支援教育の充実 +- **東京都 日野市** — インクルーシブ教育の推進 +- **東京学芸大学附属小金井小学校** — 読み書きアセスメントの研究実践 + +## 書籍・マンガ・映画 + +:::note +##### 書籍リンクについて +本ページの書籍リンクは楽天ブックスのアフィリエイトリンクです。リンクからの収益は、ディスレクシアの周知活動およびサイト運営費に充てられます。 +::: + +### 書籍 + +| タイトル | 著者 | +|---|---| +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F12402791%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">私のディスレクシア</a> | フィリップ・シュルツ | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16256714%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">僕が手に入れた発達障害という止まり木</a> | 柳家花緑 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F11201757%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">鈍足だったら、速く走るな</a> | 中竹竜二 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16024586%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">怠けてなんかない!</a> | 品川裕香 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17650044%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編</a> | 中邑賢龍・近藤武夫 監修 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F18035941%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">読み書きが苦手な子を見守るあなたへ</a> | 関口裕昭(著)宇野彰(監修) | +| <a 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href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F15491404%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">ディスレクシア 発達性読み書き障害 トレーニング・ブック</a> | 平岩幹男 | + +### マンガ + +| タイトル | 著者 | +|---|---| +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16284594%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">うちの子は字が書けない</a> | 千葉リョウコ・宇野彰 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16192211%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">「うちの子は字が書けないかも」と思ったら</a> | 千葉リョウコ・宇野彰 | +| <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F14669995%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">なまけてなんかない!</a> | 品川裕香・北原明日香 | +| <a 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href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F11442057%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">ファンタジウム</a> | 杉本亜未 | + +### 映画・ドキュメンタリー + +| タイトル | 公開年 | 説明 | +|---|---|---| +| **Taare Zameen Par(地上の星たち)** 🇮🇳 | 2007 | ディスレクシアの少年が美術教師との出会いで自信を取り戻すインド映画の名作 | +| **The Big Picture: Rethinking Dyslexia** 🇺🇸 | 2012 | HBO制作。リチャード・ブランソンら著名人へのインタビューを通じてディスレクシアへの理解を深めるドキュメンタリー | +| **Dislecksia: The Movie** 🇺🇸 | 2012 | 監督自身がディスレクシア。ユーモアを交えてディスレクシアの世界を探求するドキュメンタリー | +| **Embracing Dyslexia** 🇺🇸 | 2013 | 保護者と教育者の視点からディスレクシアを捉え、早期発見・支援の重要性を訴えるドキュメンタリー | +| **みんなの学校** 🇯🇵 | 2015 | 大阪の公立小学校を舞台に、発達障害を含む様々な特性を持つ子どもたちの日常を描くドキュメンタリー | diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/support-sheet.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/support-sheet.mdx new file mode 100644 index 0000000..ca15e3e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/support-sheet.mdx @@ -0,0 +1,23 @@ +--- +title: 長期欠席児童・生徒支援シート +description: 文科省・東京都・小平市の各種支援シートの比較と、情報公開についての考察です。 +--- + +議会で話題に出てきたものとして、次の3つのシートがあります。 + +- **文科省の「[児童生徒理解・支援シート](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/05/24/1405493_002.pdf)」** + さまざまな児童・生徒を、統一様式で指導する形式のもの + +- **東京都の「[学校生活支援シート](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/coming_plan.html)」** + 特別な配慮が必要な子どもについてのもの + +- **小平市の「長期欠席児童・生徒支援シート」** + 不登校の子について、東京都の資料をもとに小平市が独自に作成したもので、毎年更新している + +小平市では、特別支援と不登校児で同じ様式では対応できないため、これらを使い分けるとのことです。 + +小平市の「長期欠席児童・生徒支援シート」を見せてもらいました。「長期欠席となった直接のきっかけ」という欄には、14項目くらい選択肢があり、また「その他のきっかけ」という、任意で記載する部分もあります。つまり、「病欠」、「家庭の事情」、「慶弔」の3種類からしか選べない、ということはありませんでした。 + +こういったシート(の様式)も、本来はすべて公開すればよいと思います。公開していない理由は、推測ですが、保護者から「何を書いたか見せなさい!」といった要求があることなどを過度に恐れているからでしょう。そのような理屈も分かるところはあります。しかし、一方で、「すべて見せてもよい」という前提や信頼関係の中でシートを作成し、それをお互いで確認しながら、話し合えるようにしたらよいのでは、とも思います。 + +いずれにしろ、「こういった項目で把握していますよ」くらいは、公開しても問題がなさそうですが…。 diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/voices.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/voices.mdx new file mode 100644 index 0000000..1578a23 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/voices.mdx @@ -0,0 +1,248 @@ +--- +title: 本人や保護者の声 +description: ディスレクシアの本人や保護者の生の声を集めました。見えない障害の実態と、支援の必要性を伝えます。 +--- + +ディスレクシアのことを知るうえで最も大切なのが、**本人や保護者の生の声**です。ここでは書籍や報道から、印象的な言葉を引用して紹介します。 + +## 本人の声 + +### 読むことの困難 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +何を言っているのかピンとこないものを自分に理解できるように言いかえるというのはずっと難しかった。本当にわかるまで同じ文を二、三度読み返すことはよくあった。語の配置をあれこれ変えて音読し、やっと意味がわかり始める。 + +</div> +— 『私のディスレクシア(フィリップ・シュルツ)』 +📖 <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F12422409%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">私のディスレクシア</a>(東京書籍) + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +ひらたく言うと、書かれた文字を見て脳が認識して言葉として理解するのに、すごく時間がかかるんです。ひとつの言葉を認識するのに、3秒くらいかかることもあります。疲れていたり、ストレスがかかった状態だと、さらに文字の認識が難しくなります。ひらがなやカタカナが並んでいると、魔法の呪文でも見ているみたい。 + +</div> +— 『僕が手に入れた発達障害という止まり木(柳家 花緑)』 +📖 <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F16293647%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">僕が手に入れた発達障害という止まり木</a>(幻冬舎) + +### 学校での苦しみ + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +これがノーマルなんだろうなと思っていた。何でみんなこんなにきれいな字が書けるのかなと。書くのが遅いし、汚いし、それでいじめられることもあった。みんながいつも言うのは「どうしてできないの」。お母さんとお父さん以外。 + +</div> +— 「文字がゆがむ…消える」読み書き障害 ディスレクシア 少年の学び(NHK) + +### 読むことの苦しみと希望 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +僕の場合、疲れたりストレスがかかると、普段よりなおさら読み書きが難しくなります。それだけではありません。脳の疲労が肉体的な疲労につながり、ときには倒れてしまいます。 + +</div> +— 『僕が手に入れた発達障害という止まり木(柳家 花緑)』 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +字と「音」や「意味」を結び付けることはかなり苦手だけど、字そのものを書くのはけっこう好きなんですね。たぶんこのあたりの感覚は、同じ「識字障害」と診断された人でも、個人個人で違いがあるのでしょう。 + +</div> +— 『僕が手に入れた発達障害という止まり木(柳家 花緑)』 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +高学年になると読むことの苦手意識が強く、意欲につなげにくかった。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +親子で国語教科書の音読が苦痛以外のなにものでもありませんでした。今まで私がどれほど私のペースで音読を強要して進めていたかとハッとさせられた。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +誰かに読んでもらって勉強しなくてはいけなかったので、勉強時間も限られてしまうし、読んでくれるようにお願いしないといけなくて、辛そうだった。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### 学校・制度への声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +学校での音読は、うまく読めないとダメだという雰囲気があるようで、そうなると気持ちが荒れ、とても内容の理解までは難しい。読めなくはないけど、頑張らないと、少し、しんどい。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +何か支援のことで相談すると、必ず校長先生、副校長先生、養護の先生と、四者面談のような形になる。疲れてしまう。毎回担任が変わる際に引継ぎがない。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +電子辞書、学校の教育は私たちのころと何も変わっていません。辞書も紙で引きなさいと、宿題も漢字の熟語も、必ず辞書でひきなさいと。それは大変なことです。一方、塾では辞書をひくなと言われます。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +もっと楽に、楽しく勉強できる方法はいくらでもあります。いまの子どもは、家に帰ればスマホも、タブレットもあって、でも学校に行くと…。結局電子辞書、iPadなどお金がどんどんかかります。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### デイジー教科書とタブレットの力 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +iPadでスピーチ機能を使い、kindleアプリで読み上げようとしましたが、ロシア語や中国語で読み上げたりします。読み間違えは小学生には厳しいです。デイジー教科書はオーディブルと違って、音と文字が一致していくため、音読の練習になります。2から3回読むと、後はスラスラ読めます。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +毎週図書の授業があり、司書の先生がつきます。でも、本人は読むことが困難なため楽しくない。そこで本人に次の選択をしてもらいました。①授業を受けない ②司書の先生にお勧めの本を見繕ってもらい、持ち帰って母に読んでもらう ③タブレットを持ち込み、デイジー図書など音声で読めるものを持ち込む——3がよいとなりました。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### 本人は一生懸命やっている + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +本人は一生懸命やってもできない、自信をなくしていく、転落していきそうなところをなんとか頑張っているのに、学校にタブレットの持ち込みやデイジー教科書を使うことがダメだといわれてしまうと…。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +障害の中でも特殊と感じる。診断された時点で医師の手を離れてしまい、アスペルガーや情緒障害のように薬を飲むこともなく、療養的なこともない。学習障害は、医療か、教育か。なんとなくわかったのは、脳の検査として診断は医療。勉強の困りごとは教育。学校の現場ではディスレクシアのことを知らない、ほとんど分かっていない。まず教科書に困りました。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +小学校のころは努力してもそれが水の泡で戻ってこない。(タブレット端末を使うことで)今は努力した分だけ戻ってくるので頑張れるかな。 + +</div> +— 同上 + +### 診断を受けて + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +受け入れたとたん、ものすごく大きな変化が起きました。それまで「自分はダメだ」「できないんだ」と思っていたのが、そうではない。識字障害のせいだとわかったときの安堵感。精神的にものすごくラクになりました。 + +</div> +— 『僕が手に入れた発達障害という止まり木(柳家 花緑)』 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +私はわざと困らせたり、忘れたり、遅れたり、黙りこんだり、バカなふりをしたことは今まで一度もない。しかし、私のLDの結果としてそういうことがよく起こった。 + +</div> +— 『私のディスレクシア(フィリップ・シュルツ)』 + +### タブレット・デジタル支援の力 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +(タブレットが)なかったらほとんど持っている力を出しきれない。同じスタートラインに立てない。 + +</div> +— 「文字がゆがむ…消える」読み書き障害 ディスレクシア 少年の学び + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +「読める」というものがあると、読むことに対するモチベーションがこんなにも変わる。 + +</div> +— 保護者の声より + +--- + +## 保護者の声 + +### 気付きと診断まで + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +本を読むのは好きなのに、ほかのことは問題なくできるのに、なぜ字が書けないの? 小学校に入学して漢字の練習が始まると、とたんにつまずき、宿題にものすごく時間がかかるようになりました。 + +</div> +— 「40人に3人は、字が書けないの? 発達性読み書き障害の息子を漫画にした母の思い」 + +### 学校現場の壁 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +法律で決まっていることが、現場で実行されていないことはどうすればよいか。文科省に伺うと「指導権限がない」。都に伺うと「市に対する指導権限はない」。文科省は法律を整えるけれど、それがどうなったかについては現場任せ。やっていなくても権限がないということが分かった。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +合理的配慮というのを勉強して分かりましたが、何かを使いたいといった「手段」を訴えるのではなく、あくまでも「目的」を伝えることが重要なのだなと。教科書を使った授業に参加したいのです、と。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### 経済的な格差 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +結局電子辞書、iPadなどお金がどんどんかかります。経済的な格差、障害があることによって格差が広がってしまいます。誰もが等しく教育を受けられると思っていましたが、そうではないと分かりました。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### 時間の重み + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +子どもの一年はあっという間です。「一年審議します」は、子どもにとっては大ダメージとなります。もっとスピーディーにご対応いただけないかと思います。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +### 二次障害を防ぐために + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +『彼らはたいてい、苦手なことを一生懸命練習しています。読み書きなどが苦手でも、人一倍練習をすれば力は伸びていきます。家族や学校の先生はその姿をみて「成長している」と感じます。しかし本人は、ほかの子に比べて自分の学習速度が遅いため「こんなに努力しても追いつけない」と感じてしまいます。そして家族や先生が安心するいっぽうで、本人は徐々に自信を失い、学ぶことに意欲をもてなくなっていくのです。それがときには不登校につながることもあります。そうなる前に、その子に合った学び方を考えましょう。』 + +</div> +— 『発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編』(保護者による引用) +📖 <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/54fb1f56.abf524ab.54fb1f57.aed11c5d/_RTLink136060?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Fbook%2F17650044%2F&link_type=text&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJ0ZXh0Iiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9" target="_blank" rel="nofollow sponsored noopener">発達障害の子を育てる本 スマホ・タブレット活用編</a>(講談社) + +### 親としての覚悟 + +<div class="bln bleft dyslexia"><span class="tail-outer"></span> + +子どもには、障害が分かったときにすべてを説明しました。誰が悪いわけではない。障害を理由に、なにひとつあきらめることはなく、やりたいことをやればよいと。それでも、ときどきくじけそうになるときがあるので、知的には問題ない、読めないだけ。いまはいくらでもそういう機会がある、社会に出ればどうにでもなる。しかし、初等教育で心が折れて力が尽きてしまうと…。 + +</div> +— 小平市の保護者の声 + +--- + +これらの声が示しているのは、 **「適切な支援と環境さえあれば、子どもたちは伸びられる」という事実** です。同時に、支援が届かなければ取り返しのつかないダメージを受けるという警鐘でもあります。 + +:::note +##### 書籍リンクについて +本ページの書籍リンクは楽天ブックスのアフィリエイトリンクです。リンクからの収益は、ディスレクシアの周知活動およびサイト運営費に充てられます。 +::: diff --git a/src/content/docs/about-dyslexia/what-is-dyslexia.mdx b/src/content/docs/about-dyslexia/what-is-dyslexia.mdx new file mode 100644 index 0000000..54f41c2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/about-dyslexia/what-is-dyslexia.mdx @@ -0,0 +1,165 @@ +--- +title: ディスレクシアとは +description: ディスレクシア(発達性読み書き障害)の定義、さまざまなケース、医学的分類、二次障害、診断についてまとめています。 +--- + +ディスレクシアは、知的能力には異常がないにもかかわらず、文字の読みもしくは書き(もしくはその両方)に著しい困難を示す障害のことです。この困難さは、「音韻情報処理の過程」や「視覚情報処理の過程」などの障害によるものと考えられており、人によってその困難さの状態はさまざまです。1999年に文部科学省が定義した「学習障害」の中核をなす障害であると考えられます。 + +## 国際ディスレクシア協会(IDA)による定義 + +国際ディスレクシア協会(International Dyslexia Association)では次のように定義しています。この定義は、さまざまなところで使われています。 + +> Dyslexia is characterized by difficulties with accurate and / or fluent word recognition and by poor spelling and decoding abilities. These difficulties typically result from a deficit in the phonological component of language that is often unexpected in relation to other cognitive abilities and the provision of effective classroom instruction. Secondary consequences may include problems in reading comprehension and reduced reading experience that can impede growth of vocabulary and background knowledge. + +単純に翻訳すると、次のようになります。 + +> ディスレクシアは神経生物学的な原因に起因する特異的な学習障害である。その特徴は、正確な単語認識と流暢な単語認識のどちらか、もしくは両方が困難であることと、文字の綴りや読解能力が低いことにある。これらの障害は通常、言語の音韻的要素の欠如に起因している。他の認知能力や、効果的な教室指導が行われている場面を見ているだけでは、障害があることはなかなか分からない。二次的な結果として、読解力に問題が生じたり、読む機会が減るなどし、語彙や背景知識における成長を阻害することがある。 + +この定義は2002年11月12日にIDA理事会によって採択され、ニュージャージー州、オハイオ州、ユタ州など多くの州の教育法典がこの定義を採用しています。2025年にも再確認されています。 + +「失読症」という言葉は1887年にルドルフ・ベルリンによって造語されましたが、正確な定義は100年以上もの間、専門家の間では知られていませんでした。1994年、IDAの指導者のもとで定義コンセンサス・プロジェクトが開始され、2002年にG.エマーソン・ディックマンが中心となって再招集されたグループ(ジャック・フレッチャー、ベネット&サリー・シェイウィッツ、スーザン・ブレイディら)により現行の定義が作成されました。 + +[→ IDA: Definition of Dyslexia](https://dyslexiaida.org/definition-of-dyslexia/) + +この定義コンセンサス・プロジェクトは、IDAが国立学習障害センター(NCLD)および国立成育医療研究センター(NICHD)と協力して主導しました。1994年にIDAの指導者シルビア・リチャードソン、ナンシー・ヘネシー、マーシャ・ヘンリーら数十名の研究者・実務家が参加して着手され、2002年にはG.エマーソン・ディックマンを中心に、ジャック・フレッチャー、ベネット&サリー・シェイウィッツ、スーザン・ブレイディ、ギネビア・エデンらが再招集され現行定義が作成されました。 + +## さまざまなケース + +国際ディスレクシア協会(IDA)の定義にあるように、ディスレクシアは音韻処理の問題に起因しており、現れる症状や程度は人によってさまざまです。症状の一例を示します。 + +#### 🔤 音韻処理で疲れてしまう + +通常は文字を見るとその読み(音)が自動的に頭に浮かぶ(音韻処理)。しかし、それが自動化されず、一文字を読むのに時間がかかる。たとえば「れ」という文字を見たときに「れ」と発音するまでに時間がかかる。急いで読むと間違えたり、読むだけで疲れてしまって意味を理解できない。 + +#### 👁️ 文字が飛び散る・消える + +一冊読むのに2〜3か月以上かかる。文字が飛び散っている、文字がいきなり消える、一部分がない、なぜか違うところに一部分がついている。文字の列をいくら読んでもなぜか同じ場所に戻る。手で書くよりもキーボードで打った方が早い(時間は1/10に短縮)。 +>[「文字がゆがむ…消える」“読み書き障害”ディスレクシア 少年の学びは](https://note.com/news23/n/ndd69b5ccd3d4) + +#### 🔄 漢字が上下左右逆になる + +磁石、給食、階段などの漢字は上下逆に。宣伝の「伝」の字は何度指導しても行にんべんに。放送委員会は最初「放送」の上下が入れ替わり、翌週では左右逆に。「意味」から覚えようとしているように見受けられる。 +>[グロワーズのさろんで陶器ing:LD(書字障害)ってどんな症状?!](https://plaza.rakuten.co.jp/growers/4010/) + +#### 🧩 結局は音韻処理に起因 + +たとえば「パソコン」という文字が読めたり書けたりしても、どの文字が「そ」という音を表す文字か分からない。音の混成、分解、抽出、削除が分からない、あるいは苦手。 +>[グロワーズのさろんで陶器ing:ディスレクシア(読み書き障害)5年生 (5)](https://plaza.rakuten.co.jp/growers/diary/201007230002/) + +#### 🎧 聞き取りが困難な方も + +黒板を写すのに時間がかかって授業についていくのが難しい。教科書を読むのが著しく遅く、行を読み飛ばしたり漢字を読み飛ばしたりする。文字を追うことに精一杯で文章読解ができず、テスト時間内に終わらない。指示をされても聞き取ることが難しく、集団行動がうまくできない。連続で複数のことを覚えていることができず、聞き取りミスが多くなる。 +>[僕がボクであるために:Dyslexiaについて(該当ページ消失)](https://nagumo-akihiko.com/) + +### 主な特徴 + +<div style="background:linear-gradient(180deg, #e0e7ff 0%, #eef2ff 100%); border-radius:12px; padding:1.25rem 1.5rem; margin:1rem 0;"> + +- 音韻処理の自動化がうまくいかず、一文字を読むのに時間がかかる +- 読むだけで疲れてしまい、意味を理解できない +- 文字が足りない、入れ替わる、左右逆になる +- 漢字の部首が入れ替わる +- 疲れたりストレスがかかると、普段より読み書きが難しくなる +- 脳の疲労が肉体的な疲労につながり、倒れてしまうこともある + +</div> + +**最大の問題は、周囲からも自分自身からも気付かれにくいことです。** + +## 統計上の分類 + +ディスレクシアは脳の高次機能に関連した障害と考えられており、原因的な側面からの分類はなされていないようです。疾病や死因などの統計データを得るための「統計基準上の分類」として、次の2つが広く用いられています。 + +### WHO ICD(国際疾病分類) + +世界保健機関(WHO)による疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)での位置づけです。 + +**ICD-11(2019年6月公表)** + +``` +第6章: 精神と行動の障害 + └ 神経発達症群 (6A) + └ 発達性学習症 (6A03) + └ 発達性学習症、読字不全を伴う (6A03.0) + 含む:発達性ディスレクシア + +第21章: 症状、徴候又は臨床所見 + └ 表象機能の障害 (MB4B) + └ ディスレクシアとアレクシア (MB4B.0) + ※脳卒中や脳損傷による後天的な読字障害 +``` + +(6A03.0)発達性学習症、読字不全を伴う:単語読解の正確さ、流暢な読解力などの読解に関連する学力の習得に著しい継続的な困難があることを特徴とする。知的能力や年齢的に期待されるレベルよりも著しく低く、知的発達の障害、感覚障害、神経学的障害、教育を受けることができないこと、心理社会的な逆境などに起因するものではない。 + +**ICD-10(1990年改定)** + +``` +第5章: 精神と行動の障害 + └ 心理的発達の障害 (F80-F89) + └ 学力の特異的発達障害 (F81) + └ 特異的読字障害 (F81.0) + 含む:発達性ディスレクシア +``` + +### APA DSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル) + +アメリカ精神医学会(APA)によるDSM-5では、次のように分類されています。 + +``` +神経発達症群 + └ 限局性学習症 (Specific Learning Disorder) + ├ 読字不全 (315.00 / F81.0) + ├ 書字表出不全 (315.2 / F81.81) + └ 算数不全 (315.1 / F81.2) +``` + +DSM-5では「ディスレクシア」は代替用語として明記されており、「正確または流暢な単語認識に問題がある、デコード能力が低い、綴りの能力が低い、という学習における困難さのパターンを表すもの」とされています。 + +**診断基準(抜粋)**:学習上や学力の面での困難さについて、対策したにもかかわらず、次の症状の少なくともひとつが6ヵ月以上継続していること。 + +- 不正確に、もしくは時間がかかりながら、努力して単語を読む +- 読まれたものの意味を理解することが難しい +- スペル(書字)に困難さがある +- 書字表出に困難さがある + +障害の程度は **軽度・中度・重度** の3段階で評価されます。 + +### 精神障害という語弊と、便宜上の分類であることについて + +歴史的に日本では「精神障害」という言葉に強い差別意識と偏見を持つ方が多くいます。本来、精神障害に分類されているさまざまな状況は、生物学上の原因が明らかではなく、お互いの関連性も原理的には定義できないものです。しかし、診断を行ったり統計をとる際には、多様な状況をまとめるための用語が必要になります。そういった便宜上の要請から「精神障害」という用語が作られたものと考えられます。 + +差別と偏見の原因は、実際はさまざまな症状があるにもかかわらず「精神障害」というひとつの単語にまとめてしまっている点にあると、私は考えています。普段の生活においては「精神障害」という便宜上の用語は忘れ、可能な限り細分化した名称(ディスレクシアなど)を使うことが理想的です。ディスレクシアはディスレクシアとして捉えるべきだということです。ただし、ディスレクシア自体も便宜上の用語に違いはなく、実際はさまざまな状況があり、それぞれに適切な対応が必要です。 + +## 二次障害 + + + +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://pixta.jp/illustration/123104460" target="_blank" rel="noopener noreferrer">PIXTA</a>(購入のうえ使用)</p> + +ディスレクシアそのものよりも深刻なのが、周囲の無理解から生じる二次障害です。 + +たとえば、読み書きに困難さを抱えている子どもが通常の紙教材を使う場合、どんなに頑張っても思うように学習が進まないことがあります。授業中、自分一人だけ筆が進まなかったり、教科書をうまく読めなかったり——本人は「頑張っても勉強ができない」と悩み、同級生や先生からも「できない子」と見られてしまいます。家では親から怠けていると叱責される場合もあります。 + +そうして徐々に自信を失い、学ぶことに意欲がもてなくなります。ときには**不登校**につながり、**うつ病**になることもあります。 + +IDAの定義にも「二次的な結果として、読解力に問題が生じたり、読む機会が減るなどし、語彙や背景知識における成長を阻害することがある」と記載されています。 + +### 二次障害の連鎖 + +``` +自尊心の低下 → 学習意欲の喪失 → 不登校 → うつ病 +``` + +二次障害を防ぐためには、**本来の障害を早期発見すること**に加え、**自分自身と周囲の人々の、障害に対する十分な理解**が必要です。 + +## 診断について + +ディスレクシアの診断には、以下の要素が総合的に評価されます。 + +- **知能検査(WISC-IV など)** — 知的障害がないことの確認と、認知特性の把握 +- **読み書きの検査** — 音読速度、正確性、書字能力の評価。URAWSS、STRAW-R などのツールが用いられる +- **医師による診察** — 神経学的・医学的観点からの評価 + +### 主な診断機関 + +- **国立成育医療研究センター ディスレクシア外来** — スクールカウンセラー等からの紹介状が必要(令和2年時点) diff --git a/src/content/docs/aiki-kouen.mdx b/src/content/docs/aiki-kouen.mdx new file mode 100644 index 0000000..5d04b31 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/aiki-kouen.mdx @@ -0,0 +1,86 @@ +--- +title: 合気公園(旧佐川邸公園)の軌跡 +description: 市民参加で実現した公園整備 — 8年の記録 +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/aiki-kouen-eyecatch.jpg" + alt="合気公園" + style="width:100%;max-height:360px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:1.5rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> + +大東流合気武術の第一人者・佐川幸義氏の御遺族より、平成28年(2016年)10月、小平市に土地(1,147㎡)と現金(2,947万円)が寄贈されました。市は当初、整備費用捻出のため土地の約3割を売却する計画を立てましたが、市民団体「旧佐川邸の公園化を考える会」の粘り強い活動により、売却区画を大幅に減らし、令和6年度「合気公園」として開園しました。 + +<img src="/img/sagawa-aiki-kouen-cropped.png" alt="合気公園" style="border:1px solid var(--sl-color-gray-5);border-radius:4px;width:100%" /> + +<iframe src="https://www.google.com/maps?q=%E5%90%88%E6%B0%97%E5%85%AC%E5%9C%92+%E4%BD%90%E5%B7%9D%E5%B9%B8%E7%BE%A9%E9%82%B8+%E8%B7%A1%E5%9C%B0&output=embed" width="100%" height="300" style="border:1px solid var(--sl-color-gray-5);border-radius:4px" allowfullscreen="" loading="lazy"></iframe> + +〒187-0021 東京都小平市上水南町2丁目1-28 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| H26.6 | 佐川幸義氏のご子息・敬行氏が亡くなる | +| H28.10 | 土地+現金2,947万円を小平市へ寄贈。「自宅の跡地を笑顔で過ごせる公園に」との遺言 | +| H28〜H30 | 市から売却案が繰り返し提示される(480㎡→346㎡等) | +| H31.4 | 道場関係者、346㎡売却を了承。しかし地域住民には未周知 | +| R1.7 | 市が「売却する」と正式表明。周辺住民の有志による「旧佐川邸の公園化を考える会」の立ち上げを橋本久雄元議員と安竹がサポート | +| R2.6〜R3.9 | 毎月の会議+市の担当課・財政課との協議を並行 | +| R2.8 | 整備費用6,300万円の内訳を市の担当技師から直接聴取(安竹が記録) | +| **R3.3** | **請願提出・採択**(安竹が筆頭紹介議員、趣旨説明・賛成討論を担当) | +| R3.4〜5 | 市幹部とのふるさと納税活用協議 | +| R3.9〜R4.1 | **4回の市民ワークショップ** | +| **R3.10** | **小平市初のクラウドファンディング型ふるさと納税を開始** | +| R5年度 | 公園整備工事開始 | +| **R6年度** | **合気公園 開園** | + +--- + +## 請願 — 安竹が筆頭紹介議員 + +令和3年3月、6名の市議(安竹洋平、鈴木洋一、きせ恵美子、水口かずえ、小林洋子、山浦まゆみ)の紹介により請願を提出。 + +**請願事項**: +1. 土地を売らないことも含め、市民の意見を聞きながら公園整備を行うこと +2. ふるさと納税の制度本来の趣旨に沿った活用を検討すること + +安竹は総務委員会で30分超の趣旨説明を行い、本会議では賛成討論で遺言の真実性とふるさと納税の適法性を論証。**全会一致で可決**。 + +[→ 本会議の会議録(小平市議会)](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1211&schedule_id=6&minute_id=316&is_search=true) + +## ふるさと納税クラウドファンディング + +小平市として初めて、特定公園のためのふるさと納税クラウドファンディングを実現しました。総額**1,583万1,886円**(当初目標1,400万円の113%)は、**小平市のふるさと納税として過去最高記録**であり、歴史的な金額となりました。 + +当初、市長部局はふるさと納税の活用に反対していました。しかし、市長選を目前に控えたタイミングで、当時市議だった現・小林洋子市長に市長選前の意見交換の場でふるさと納税活用への前向きな言質を得たことが大きく奏功。新市長就任後に方針が転換され、クラウドファンディングの実現につながりました。 + +| 寄附額 | 売却回避できる区画 | +|--------|-----------------| +| 1,400万円以上 | 3区画→2区画 | +| 3,700万円以上 | →1区画 | +| 6,300万円以上 | 売却なし | + +返礼品なし。道場関係者約60名が中心となり、税額控除2か年の仕組みを活用。 + +<img src="/img/chart-1024x1011.png" alt="ふるさと納税の達成状況" style="border:1px solid var(--sl-color-gray-5);border-radius:4px;width:100%" /> + +## 市民参加 + +- **4回のワークショップ** — ランドスケープデザイナー鈴木綾氏が進行、安竹が全記録を作成 +- **近隣アンケート** — 任意調査として異例の高回答率。周辺自治会を通じて配布、小平市が直接回収 +- **アダプト制度** — 開園後、市民による自主管理の仕組みを検討 + +## 佐川幸義氏の言葉 + +> 「合気は争う事を致さず」 +> 「合気の妙用は、天地森羅万象一切に合一同化し融和するにあり」 + +8年の歳月をかけて市民と行政が協働で実現したこの公園は、佐川氏の精神そのものを体現しています。ふるさと納税による寄附は開園後も常時受け付けられており、「旧佐川邸の公園に使ってほしい」とお知らせいただければ、市が用途を限定して受け入れるとのことです。 + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/dislexia-taiou.mdx b/src/content/docs/dislexia-taiou.mdx new file mode 100644 index 0000000..5a7d76f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/dislexia-taiou.mdx @@ -0,0 +1,182 @@ +--- +title: ディスレクシア(読み書き障害)対応の軌跡 +description: 読み書きに困難を抱える子どもをひとりも見過ごさない — 1人1台端末とデジタル教科書、市内6万世帯への周知で学びの環境を変えた記録 +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/dislexia-eyecatch.png" + alt="ディスレクシア(発達性読み書き障害)対応" + style="width:100%;max-height:480px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://pixta.jp/illustration/123104460" target="_blank" rel="noopener noreferrer">PIXTA</a>(購入のうえ一部編集)</p> + +文部科学省の調査では、読むことまたは書くことに著しい困難を示す児童生徒は約2.4%(平成24年時点)にのぼります。小平市立小・中学校の児童生徒数で計算すると、約330人が潜在的に読み書きの困難さを抱えていることになります。しかし実際に把握できていたのはわずか56人——見えない障害ゆえに、大多数の子どもが「自分は頑張ってもできない」と誤解し、不登校やうつ病に至るリスクにさらされていました。 + +安竹洋平は令和元年度から令和2年度にかけて3回の一般質問を行い、全国で急速に進んでいたGIGAスクール構想(1人1台端末)を、最も恩恵を受けるディスレクシアや不登校の子どもたちのために最大限活用するよう訴えました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **令和2年2月26日** | **一般質問「ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに」** — 保護者からの相談をきっかけに、網羅的に質問。潜在数約330人中56人しか把握されていない実態が判明。教員の気付き頼みのアセスメント方針を批判 | +| **令和2年6月4日** | **一般質問「不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を」** — 国の方針で1人1台端末の予算が急遽決定。最も恩恵を受ける不登校・ディスレクシアの子に役立つ活用を訴え。デイジー教科書の一括ダウンロード申請や意見反映の必要性を提案 | +| **令和2年9月11日** | **一般質問「タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を」** — デジタル教科書の全教科購入費用約1.7億円、国語1教科で約1,700万円と試算。無償コンテンツの積極活用や臨時交付金の活用を提案 | +| **令和2年10月** | 決算特別委員会で、市報の一部にユニバーサルデザインフォントを採用するよう提案 | +| **令和2年12月** | 生活文教委員会で、iPadの優位性(学習障害児童への対応アプリの豊富さ、性能)を指摘し端末選定に注文 | +| **令和3年度以降** | 一連の質問を受け、市教委の職員研修に読み書き障害の内容が組み込まれる。保護者が特別支援教育推進委員会の委員として参加し、現場の声が届くように | +| **令和4年9月** | **ディスレクシア周知を兼ねた議員レポートを、徒歩と自転車で市内6万世帯超へ配布** — 見た目では分からない困難を周知するため、診断名を示したチラシを全戸配布。これをきっかけに多くの相談が寄せられ、発達障害への理解が深まる | + +--- + +## ディスレクシアとは — 見えない障害 + +ディスレクシア(読み書き障害)は、学習障害(LD)のひとつで、知的な遅れや視聴覚の障害がないにもかかわらず、文字の読み書きに著しい困難を抱える状態です。全人口の約5〜10%が該当すると言われ、決して珍しいものではありません。 + +主な特徴: +- 音韻処理の自動化がうまくいかず、一文字を読むのに時間がかかる +- 読むだけで疲れてしまい、意味を理解できない +- 文字が足りない、入れ替わる、左右逆になる +- 漢字の部首が入れ替わる + +**最大の問題は、周囲からも自分自身からも気付かれにくいことです。** 当事者の子どもたちは「自分は頑張っても勉強ができない」と誤解し、周りから「勉強が足りない」と誤解を受け、不登校やうつ病に至る場合もあります。 + +--- + +## 令和元年度 — 問題の端緒:330人中56人しか把握されていなかった + +### 令和2年2月「ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに」 + +保護者からの相談を受けて、安竹はディスレクシアについて初めての網羅的な一般質問を行いました。質問に先立つ調査で、市職員の部課長レベルですら、この障害や問題があることを把握している人は少ない状況でした。そこで **「職員や議員への周知」** そのものを質問の目的のひとつに据えました。 + +#### 明らかになった実態 + +| 項目 | 実態 | +|------|------| +| 潜在的な該当児童・生徒数 | 約330人(文科省調査の約2.4%から試算) | +| 実際に把握している人数 | 56人(特別支援教室利用48人+巡回相談8人) | +| 統一的なアセスメント | **未実施** | +| 発見の方法 | 教員の気付き頼み | +| 巡回相談員の巡回頻度 | 回答できない(データなし) | +| 行動観察結果の保護者への説明 | 基本的に行っていない | + +#### 主な質疑と提案 + +- 全体的なアセスメントの計画すら存在しないことを指摘 +- 稲垣教授(ディスレクシア研究の第一人者)に協力を仰ぎ、統一アセスメント構築チームを作るよう提案 +- 保護者と共同で特別支援教育のガイドラインを作成するよう提案 +- デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットの無償支給を提案 +- 市の研修資料作成に当事者を含めるよう提案 + +市の答弁は総じて「研究課題」「検討を進める」という消極的なものでしたが、**この質問をきっかけに、職員研修に読み書き障害の内容が組み込まれることになりました**。 + +この質問以降、安竹は学んできたことをまとめた[ディスレクシアに関する情報ページ](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/)を公開し、市民への周知に努めました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo/) + +--- + +## 令和2年度 — GIGAスクール:1人1台端末をディスレクシア支援に + +### 令和2年6月「不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を」 + +国が突如としてGIGAスクール構想を打ち出し、小平市にも全校児童・生徒に1人1台のタブレット端末を購入する予算(国の補助金)がつきました。しかし小平市教育委員会はそれまで教育のICT化に向けた準備をほとんど進めておらず、突貫的な導入が懸念される状況でした。 + +安竹は、準備不足の状況下でも**最も恩恵を受ける不登校児やディスレクシアの子どもに役立つことを中心に考えれば有効に活用できる**と訴え、以下の点を提案しました。 + +- **ディスレクシアや不登校の子どもの意見を反映させること** — 特別支援学級の教員を通じて聞くだけでは不十分であり、当事者や保護者の意見を直接反映する仕組みが必要 +- **デイジー教科書の一括ダウンロード申請** — 全児童・生徒が利用できるようにすることで、個別申請の手間を省き、必要な子が確実に利用できる環境を +- **利用者負担の明確化** — 家庭に持ち帰って学習する際の通信費負担をどうするか + +教育委員会の答弁は「重要と認識」「検討を進める」というものでしたが、**人的・発想・予算のリソース不足**が露呈しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/) + +### 令和2年9月「タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を」 + +端末整備の目途が立った段階で、安竹は次のステップとしてデジタル教科書・教材の導入を訴えました。 + +**「タブレットがあっても中身のないまま時間が過ぎるようでは、あまりにもお粗末だ」** + +#### 具体的な試算 + +| 項目 | 金額 | +|------|------| +| デジタル教科書 全教科分(全市立小・中学校) | 約1.7億円 | +| デジタル教科書 国語1教科分 | 約1,700万円 | + +#### 提案内容 + +- 無償コンテンツを積極的に活用しながら、試験的導入から始める +- 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用 +- 多くの私立校ではすでにICT活用が進んでおり、**収入による教育格差を広げないためにも早期の導入が必要** +- 教員の働き方改革の観点からも、デジタル化による採点等の手間軽減効果への期待 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge/) + +### 端末選定への注文 — iPadを推す + +令和2年12月の生活文教委員会で、安竹は端末選定に関してiPadの優位性を指摘しました。 + +- iPad(第8世代)は教育機関用に税抜32,800円で販売されており、Apple Pencilやキーボードを含めても45,000円に収まり、GIGAスクール構想の補助金(45,000円/台)内で調達可能 +- ChromeBookの約6倍の性能を持ち、**機械学習にも強いチップを搭載** +- 学習障害(LD)の子どもたちにとっても使いやすい +- 対応アプリが豊富で、ディスレクシア支援アプリも充実 + +--- + +## 令和4年度 — 市内6万世帯への周知 + +### ディスレクシア周知を兼ねた議員レポートの全戸配布(令和4年9月) + +見た目では分からない困難については、二次障害を防ぐためにも診断名を示した周知が不可欠です。安竹は、**ディスレクシアの周知を兼ねた議員レポートを、徒歩と自転車で市内6万世帯超へ配布**しました。 + +このレポートをきっかけに、多くの市民から相談が寄せられ、発達障害についての理解が深まりました。見えない障害を可視化し、必要な支援につなげる——そのための土台となる取り組みです。 + +--- + +## 成果 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| 市教委職員研修に読み書き障害(ディスレクシア)の内容を組み込み | 令和2年度〜 | +| GIGAスクール構想での1人1台端末導入を、ディスレクシア・不登校支援の観点から推進 | 令和2年度 | +| デジタル教科書・教材導入に向けた費用試算と政策的提案 | 令和2年9月 | +| ディスレクシア周知の議員レポートを市内6万世帯超に配布 | 令和4年9月 | +| [ディスレクシアに関する情報ページ](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/)を独自に公開し、市民への周知を推進 | 令和2年度〜 | + +--- + +## 今後の課題 + +- **統一アセスメントの導入** — 教員の気付き頼みではなく、入学時等に全児童を対象としたアセスメントを実施し、早期発見・早期支援につなげること +- **デジタル教科書の本格導入** — 全教科・全児童への拡大と、無償化に向けた国への働きかけ +- **タブレットの個別最適化** — ディスレクシアの子どもが使いやすいアプリや設定を標準搭載すること +- **教員研修の継続的充実** — 読み書き障害への理解を深め、授業での合理的配慮を徹底すること +- **保護者・当事者との協働** — ガイドラインや教材選定に当事者の声を反映する仕組みの構築 + +--- + +## 関連リンク + +- [ディスレクシアに関する情報ページ(安竹作成)](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/) +- [文科省「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」(平成24年)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1344890.htm) +- [GIGAスクール構想について(文科省)](https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm) + +### 関連する一般質問 + +- **令和元年度**: [ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに](/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo/) +- **令和2年度**: [不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を](/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/) +- **令和2年度**: [タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を](/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge/) + +### 発達関連のまとめ + +ディスレクシアを含む発達障害全般については、以下のページもご参照ください。 + +[→ ディスレクシアについて](/about-dyslexia/) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/fukushi-shisetsu-gyakutai.mdx b/src/content/docs/fukushi-shisetsu-gyakutai.mdx new file mode 100644 index 0000000..ed2ca6f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/fukushi-shisetsu-gyakutai.mdx @@ -0,0 +1,111 @@ +--- +title: 障害者福祉施設における虐待通報対応の軌跡 +description: 声なき声を行政に届ける — 通報が適切に扱われる仕組みを求めて +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/fukushi-gyakutai-eyecatch.png" + alt="障害者福祉施設における虐待通報対応" + style="width:100%;max-height:360px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1208078" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1889004" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a> / <a href="https://kaigoirasuto.info/nursing-home/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">かいごイラスト</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22200562" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a>(複数素材を編集)</p> + +社会福祉法人ときわ会が運営する障害者福祉施設に関して、令和4年度から市に虐待の疑いがある旨の通報が寄せられていました。しかし、寄せられた通報に対し市の対応に様々な問題があったことから、安竹洋平は通報者や被害者家族からの相談を受け、市の通報対応の改善を求めて議会で追及してきました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **令和4年度** | 社会福祉法人ときわ会が運営する障害者福祉施設(通所事業所6カ所・グループホーム6カ所)に関して、市に虐待の疑いがある旨の通報が寄せられ始める | +| **令和5年度** | 市が法人職員を対象としたアンケート調査を実施。関係職員等への聞き取り調査も開始 | +| **令和5年9月** | 全員協議会で、通報に対する市の対応を質す。市がときわ会に土地を無償貸与していることなど長年の関係性を背景に、市職員による虐待認定の第三者性に疑義があることを指摘。通報者への窓口対応の問題も追及 | +| **令和5年12月** | 一般質問で、市長への手紙に寄せられた2件の詳細な通報がいずれも実質的に無視されていたことを追及。市に対し、通報が適切に扱われる体制の整備を求める | +| **令和6年3月** | 厚生委員会にてときわ会に関する事務報告。全員協議会で市が調査結果を報告。報道を受けて市が経過を説明 | +| **令和6年12月** | 利用者家族向け説明会が開催される | +| **令和7年11月** | 報道によると、ときわ会において虐待の疑いを通報した職員が懲戒解雇され、公益通報者保護法違反を主張し地位確認を求めた訴訟が、解雇の撤回と解決金480万円で和解。原告側が実質的勝訴と受け止める | +| **令和8年3月** | 一般質問で、上記の訴訟について市が事実関係の確認をしていないことを追及。市長は「裁判結果を受けて事実関係の確認は予定していない」と答弁。障害者虐待防止と公益通報者保護の観点から、所轄庁としての対応を求める | + +--- + +## 市の対応における問題点 + +### 通報が実質的に無視されていた + +市長への手紙に寄せられた詳細な通報が2件ありましたが、いずれも市の担当課で実質的に無視されていたことが判明しました。安竹は一般質問でこの事実を追及し、通報が確実に担当部署で扱われる仕組みの必要性を訴えました。 + +### 市職員の不適切な窓口対応 + +通報者に対する市職員の接遇や発言に問題があり、利用者家族から強い不信感が寄せられていました。この窓口対応について、報道等で市民に心配をかけたとして市が謝罪する事態にもなりました。 + +### 第三者性を欠いた調査体制 + +ときわ会は古くから市有地の無償提供を受けるなど市との関係性が深く、市の担当課職員が虐待認定を行うことの第三者性に疑問が呈されました。安竹は全員協議会で、市として第三者性を確保した調査の必要性を指摘しました。 + +### 通報者をめぐる訴訟と市の不作為 + +令和7年11月、報道によると、ときわ会において虐待の疑いを通報した職員が懲戒解雇され、「公益通報者保護法違反の報復解雇」として地位確認などを求めた訴訟が、解雇の撤回と解決金480万円の支払いで和解しました。原告側は実質的勝訴と受け止めています。 + +安竹は令和8年3月の一般質問で、所轄庁である市としてこの裁判結果を踏まえた事実関係の確認が必要ではないかと質しましたが、市長は「確認は予定していない」と答弁しました。障害者虐待防止と公益通報者保護の観点から、市の消極的な姿勢が問われています。 + +--- + +## 議会での追及 + +### 全員協議会(令和5年9月) + +安竹は全員協議会で、通報に対する市の対応について以下の点を質しました。 + +- ときわ会に土地を無償貸与していることによる市と法人の特別な関係性 +- 市担当課職員による虐待認定の第三者性確保の問題 +- 通報者に対する課長補佐の接遇・発言の問題 +- 組織体制や通報対応の改善の必要性 + +### 一般質問(令和5年12月) + +一般質問では、市長への手紙で2件の詳細な通報が実質的に無視されていた事実を追及。他市の担当課が小平市の対応を問題視し、通報者に代わって連絡役を引き受けた経緯についても市の認識を質しました。 + +### 一般質問(令和8年3月) + +通報した職員が懲戒解雇された裁判の和解結果を受け、所轄庁である小平市として事実関係の確認が必要と訴えました。障害者虐待防止と公益通報者保護の両面から、市の責任ある対応を求めました。 + +--- + +## 通報者・被害者家族との面談 + +安竹は通報者、被害者家族、また施設を擁護する立場の利用者家族と、それぞれ話を聞きました。通報者からは、通報後の市の不十分な対応について詳細かつ正確な情報提供がありました。一方で、施設を擁護し通報者を非難する声もあり、安竹はどちらの立場にも耳を傾けた上で、議会での追及を進めました。 + +これらの面談で得られた情報をもとに、安竹は一般質問や全員協議会での追及をより具体的なものとしました。 + +--- + +## 成果 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| 市長への手紙で通報が実質的に無視されていた実態を議会で明らかにした | 令和5年12月 | +| 市職員の窓口対応の問題を改善に導いた | 令和5年度〜 | +| 第三者性を確保した調査体制の必要性を議会で提起 | 令和5年9月〜 | +| 通報者への不利益取扱いに関する裁判と市の対応を議会で追及 | 令和8年3月 | + +--- + +## 今後の課題 + +- **通報窓口の改善** — 通報が確実に受理され、適切に調査につながるフローの確立 +- **第三者性を確保した調査体制の構築** — 市と密接な関係にある法人についても、公平な調査を担保する仕組みの整備 +- **「市長への手紙」制度の実効性確保** — 寄せられた通報が確実に担当部署に届き、対応される仕組みの再構築 +- **公益通報者保護の徹底** — 通報者が不利益を被ることのないよう、所轄庁としての役割を果たすこと +- **利用者家族・通報者との継続的な対話** — 被害者家族や通報者が安心して声を上げられる環境づくり + +--- + +## 関連リンク + +- [小平市議会 会議録検索](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/ijime-judai-jitai.mdx b/src/content/docs/ijime-judai-jitai.mdx new file mode 100644 index 0000000..746904f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ijime-judai-jitai.mdx @@ -0,0 +1,320 @@ +--- +title: いじめ重大事態への対応の軌跡 +description: 第三者委員会の在り方、調査報告書の検証、被害者家族支援、進学先情報引継ぎ — いじめ重大事態の適正化を求めた4年間の記録 +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/ijime-judai-jitai-eyecatch.jpg" + alt="いじめ重大事態への取り組み" + style="width:100%;max-height:360px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.photo-ac.com/main/detail/34855503/1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">photoAC</a></p> + +いじめ防止対策推進法に定められた「重大事態」の制度。本来は、いじめ被害を受けた子どもを守り、教職員や教育委員会を守るための仕組みです。しかし小平市では、重大事態の周知不足、第三者委員会の形骸化、調査報告書の軽視、公文書未作成、進学先への情報引継ぎ不備、さらには事実捏造・改ざん疑惑など、多岐にわたる問題が噴出しました。 + +安竹洋平は令和3年度から令和6年度まで、16回以上の一般質問を通じてこれらの問題を追求し、学校ホームページへの重大事態情報の掲載開始、いじめ防止基本方針の改善、通学バス運行開始など、具体的な改善を積み重ねてきました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **令和4年3月4日** | **一般質問「いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう」** — いじめ重大事態の制度を解説しつつ、市教委の機能不全を指摘。過去5年で重大事態3件と判明。独自に重大事態を含むいじめ対応フロー図を作成・公開 | +| **令和4年6月10日** | **一般質問「重大事態への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ」** — 学校いじめ防止基本方針に重大事態の記載がほぼ皆無であることを実地調査で暴露。教育委員会の虚偽答弁を複数指摘(❌印)。保護者会での周知も不十分 | +| **令和4年9月9日** | **一般質問「いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について」** — 6月の虚偽答弁を詳細に追求。教育委員会の存在意義を問い直し、「子ども中心」の思想を明文化するよう要求。重大事態対処件数が4件に増加。学校HPに重大事態情報が新たに掲載(改善) | +| **令和4年12月7日** | **生活文教委員会でいじめ防止基本方針の改定を審査** — 重大事態の定義・調査方法が明記され、各学校は令和5年4月までに学校基本方針を改定しHP掲載することが確認された。調査中3件と報告 | +| **令和4年12月** | **ふらっとレポート「いじめ重大事態の扱いは、やっと一歩進みました」** — 3度の一般質問で周知が前進した一方、累計5件中3件で運用に問題。第三者委員会が「組織を守る」ために作られ機能不全と指摘 | +| **令和5年1月27日** | 被害者保護者と教育委員会の会議 — 教委は「いじめ重大事態調査の範囲は子ども同士の問題」とし、教員による体罰・不適切行為を調査対象外とする姿勢を表明 | +| **令和5年3月3日** | **一般質問「いじめ重大事態の第三者委員会について」** — 委員名簿の非公開問題、公平中立性への疑義を追及。透明性向上と職能団体からの委員選定を要求 | +| **令和5年3月3日** | **一般質問「教員が関わるいじめや体罰について」** — 教員によるいじめで重大事態が発生しても対応されない制度的欠陥を指摘。体罰一掃の目標がない小平市の不備を東村山市と比較 | +| **令和5年6月9日** | **一般質問「市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ」** — 法定の点検評価報告書にいじめ重大事態の課題が一切記載されていない問題。有識者(新藤氏)がいじめ重大事態調査委員長を兼任する利益相反問題を指摘 | +| **令和5年9月8日** | **一般質問「いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ」** — 調査報告書の原案を調査対象である教育委員会自身が作成する利益相反問題。多摩25市調査で小平市の異常さが裏付けられる | +| **令和5年10月** | 決算特別委員会で「いじめ対応において公文書に残る資料がほぼまったく作成されていない」実態を追及 | +| **令和5年12月1日** | **一般質問「いじめ被害者を継続的に保護するために」** — 進学先への情報引継ぎ不足を指摘。小平市いじめ防止基本方針の改善を実現 | +| **令和5年12月1日** | **一般質問「いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか」** — 第三者性の低い組織構成を追及。多摩25市調査で小平市の異常さが複数有識者からも指摘されていると報告 | +| **令和5年12月1日** | **一般質問「いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか」** — 公文書管理条例・地方公務員法違反の可能性を追及。「必要に応じて」という具体性のない答弁を批判 | +| **令和5年12月3日** | **「子どもを守る会」が市長・教育長あてに嘆願書を提出** — 花小金井小で発生した教員の体罰・不適切行為といじめ重大事態について、教育委員会の対応改善を求める嘆願書を提出。安竹が全面的にサポート | +| **令和5年12月4日** | 共同通信へ「いじめ重大事態に関する嘆願書提出や訴訟について取材・報道のお願い」を安竹・子どもを守る会の連名で送付 | +| **令和6年3月1日** | **一般質問「市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて」** — 花小金井小の調査報告書の提言(月1回程度の研さん実施)が21か月以上も未実施。報告書軽視の構造的問題を追及 | +| **令和6年5月13日** | 「小平市立学校のいじめ申立てに関する調査報告書」が市HPで公表 | +| **令和6年6月6日** | **一般質問「進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが」** — 小学校で認定された重大事態の被害児童が、加害児童と共に中学校に進学後いじめが再発。教育長の虚偽答弁を追及 | +| **令和6年6月6日** | **一般質問「疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが」** — 調査項目が意図的に絞られ、核心的問題が調査対象から外された疑いを追及 | +| **令和6年6月6日** | **一般質問「いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる」** — 調査の長期化により調査中は適切な指導ができないという新たな問題を追及 | +| **令和6年6月6日** | **一般質問「事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について」** — いじめ重大事態の調査過程で事実捏造や文書改ざんの疑いが発生。「職員が請求されて書いた文書は改ざんに当たらない」という驚くべき答弁 | + +--- + +## いじめ重大事態とは — なぜこの制度が重要なのか + +いじめ防止対策推進法第28条に定められた「重大事態」とは、いじめにより児童生徒の生命・心身・財産に重大な被害が生じた疑いがある場合や、欠席を余儀なくされている疑いがある場合に、学校の設置者または学校が調査組織を設けて事実関係を明確にする制度です。 + +安竹洋平はこの制度について、次のように位置づけています。 + +> 重大事態の扱いになると、先生が個人的に抱え込んで対応するのではなく、第三者で構成される組織が対応することになります。この制度は、**子どもたちを守ることにつながるだけではなく、保護者、先生方、教育委員会のための仕組み**でもあると考えています。 + +しかし小平市では、国の方針として定められている「教職員や保護者への重大事態の周知」がほぼまったく行われておらず、ほとんどの人がこの制度の存在を知らない実態が明らかになりました。 + +--- + +## 令和3年度 — 問題の端緒:重大事態の周知不足と機能不全を指摘 + +### 令和4年3月定例会「いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう」 + +いじめ被害の相談を受けたことをきっかけに、小平市のいじめ対応を調査。教育委員会や学校が、いじめ重大事態についての理解や周知が進んでおらず、機能不全を起こしていることを指摘しました。 + +安竹は文科省ガイドラインに沿って「重大事態の3要件」を説明しつつ、市教委に以下の点を質しました。 + +- いじめ発生から解決に至るまでの具体的な対応フローが存在しない +- 過去5年で重大事態として扱った件数は3件 +- 相談を受けていた事案を重大事態として扱わない理由は「時間がかかり対応が遅れるから」 +- 重大事態とした方が最終的に教育委員会のリソースを圧迫しない + +市教委は、重大事態の重要性をまったく認識していない答弁に終始しました。安竹は、インターネット上に適切なフロー図が見当たらなかったことから、独自に重大事態を含むいじめ対応フロー図を作成・公開しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/) + +--- + +## 令和4年度 — 虚偽答弁との戦い:「子ども中心」の教育行政を求めて + +### 令和4年6月定例会「重大事態への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ」 + +3月に引き続き、重大事態の周知状況を深掘り。安竹は市内全校の「学校いじめ防止基本方針」を実地調査し、**重大事態の3要件をきちんと記載している学校はほぼ皆無**であることを突き止めました。フロー図を掲載しているのはわずか2校のみでした。 + +にもかかわらず、新任の教育指導担当部長は「すべての学校で記載があるはず」と虚偽の答弁。さらに専門家(弁護士)から重大事態として扱うよう助言を受けながら無視した件数について「0件」と虚偽の答弁をしました。 + +安竹が調査によって虚偽を実証したため、**途中から答弁がまったく信用できなくなる**という異例の事態となりました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/) + +### 令和4年9月定例会「いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について」 + +6月の虚偽答弁は看過できないとして、詳細に追求。教育委員会は過去の答弁が誤っていたことに直接言及せず、市民や議会への謝罪もしませんでした。しかし実質的には誤りを認める内容の答弁でした。 + +この回で安竹は、より根源的な問題として**教育委員会の存在意義**を問いました。法に定められた存在意義には「管理と事務の執行」しか書かれておらず、「子ども中心」や「人権を大切にする」といった考えが含まれていません。安竹は、存在意義にこれらの思想を明文化するよう求めました。 + +**この一般質問の結果、小平市立全学校のホームページに重大事態についての情報が新たに掲載されました。** また、重大事態として対応中の件数は4件に増加していることも明らかになりました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben/) + +### 令和4年12月 — いじめ防止基本方針の改定と「ふらっとレポート」 + +#### 生活文教委員会(12月7日) + +小平市いじめ防止基本方針の改定案が生活文教委員会で審査されました。主な改定点は「重大事態に関する記載」の大幅な拡充で、次の内容が新たに明記されました。 + +- **重大事態の定義** — いじめ防止対策推進法に規定された2つの要件(生命・心身・財産への重大な被害、不登校)を明記 +- **調査の考え方** — 事実関係が確定した段階ではなく、**疑いが生じた段階で調査を開始しなければならない**ことを明記 +- **基本的な流れ** — いじめ重大事態発生時のフロー図を基本方針内に位置づけ + +各学校は令和5年4月までに、この改定基本方針に基づいて学校いじめ防止基本方針を改定し、各校ホームページに掲載することが確認されました。この時点で調査中の重大事態は**3件**と報告されました。 + +#### ふらっとレポート(令和4年12月発行) + +安竹は当時配布した活動報告「ふらっとレポート」の中で、いじめ重大事態への取り組み状況を次のように報告しています。 + +> **いじめ重大事態の扱いは、やっと一歩進みました** +> +> 3度の一般質問により、いじめ重大事態に関する周知が大きく前進することになりました。しかし運用上の問題がまだまだです。重大事態の累計は現在5件になり、そのうち3件の方々からご相談いただいていますが、すべて同じ運用上の問題で教育委員会と軋轢が生じています。たとえば重大事態を調査するための第三者委員会の委員も、市の意向に沿った人選がなされるなど、「教育委員会という組織を守る」ためにつくられてきた仕組みのため、いじめの解決という本来の目的に向かわず機能不全を起こしています。 + +また、市長の責任についても次のように指摘しています。 + +> 市長は「教育に関することは教育委員会の担当だから」と丸投げしています。しかし、実は、教育長には教育委員会の職員(課長補佐職以上)の任命権限はありません。市長が任命します。つまり実のところ、市長は教育委員会に対する大きな権限と責任を持っているのです。 + +--- + +## 令和5年度 — 構造的問題のあぶり出し:第三者性の欠如と公文書未作成 + +### 令和5年1月27日 — 教育委員会との会議:調査範囲が「子ども同士」に限定 + +被害者保護者と教育委員会の会議が行われました。この場で教育委員会は、いじめ重大事態調査の範囲について「**いじめの定義としては、子どもと子どもの間で起きた問題**」とし、教員による体罰や不適切行為は重大事態調査の対象外とする姿勢を表明しました。 + +この姿勢は、花小金井小学校で担任教諭が特定児童に対して行っていた体罰・不適切行為(後述の「子どもを守る会」の嘆願書参照)が、いじめ重大事態として扱われない根拠として使われることになりました。教員の行為が子ども同士のいじめを誘発しているにもかかわらず、法の定義の狭さを盾に調査対象を限定する教委の対応は、後に安竹が一般質問で繰り返し追及する大きな論点となります。 + +### 令和5年3月定例会「いじめ重大事態の第三者委員会について」 + +小平市のいじめ問題対策委員会は、委員名簿がインターネット等で公開されておらず、会議録も委員長・副委員長以外は誰の発言か分からない状態でした。理由は「個人の機微に触れる情報を扱っており、平穏な環境の下に議論したいから」。しかし教育委員の名簿は公開され、発言者名も明記された会議録が作成されているのです。一貫性のない対応を厳しく追及しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya/) + +### 令和5年3月定例会「いじめ重大事態の調査について」 + +いじめ重大事態調査の事務局を、調査対象となりうる教育委員会指導課が担っているという根本的な利益相反問題を追及。調査の第三者性を担保するため、少なくとも調査対象となった場合は総務部総務課など別部署が事務局を担うべきと訴えました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa/) + +### 令和5年3月定例会「教員が関わるいじめや体罰について」 + +いじめ防止対策推進法の「いじめ」は児童生徒間のものに限定されており、教員によるいじめは対象外です。教員の行為が子ども同士のいじめを誘発する事例があるにもかかわらず、適切な対応フローすら存在しない制度的欠陥を指摘。東村山市が平成29年(2017年)から教育目標に「体罰一掃」を掲げているのに対し、小平市にはそのような目標がない実態を明らかにしました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu/) + +### 令和5年6月定例会「市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ」 + +「小平市教育委員会事務の点検及び評価」は、教育委員会が自ら事務の点検と評価をし、改善に結び付けるための法定の報告書です。しかしこの報告書には、いじめ重大事態の対応上の課題についての記載が一切ありませんでした。 + +さらに、点検評価の有識者である新藤氏は、いじめ重大事態を調査する委員会の委員長を務めている方です。**自らが調査に関わっている重大事態についての課題を、自らが有識者として点検評価する立場にある**という利益相反問題を指摘しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka/) + +### 令和5年9月定例会「いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ」 + +いじめ重大事態の調査報告書の原案作成を、**調査対象である教育委員会自身が行っている**という根本的な利益相反問題を追及しました。多摩25市に確認したところ、このような運用は異常であることが判明。複数の有識者からも「調査対象の教育委員会が調査報告書の原案を作成する小平市は異常である」との指摘を受けています。 + +| 項目 | 小平市 | 他市(多摩25市)の一般的な対応 | +|------|--------|-----------------------------| +| 調査報告書原案の作成 | 調査対象の教育委員会事務局 | 第三者委員会が主体的に作成 | +| 調査委員会への教委出席 | 多数の職員が出席 | 出席しないか最小限 | +| 第三者性の担保 | 不十分 | 確保 | + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/) + +### 令和5年12月定例会 — 3件連続質問 + +#### (1)「いじめ被害者を継続的に保護するために」 + +いじめ被害者が進級・進学する際、いじめの悪影響から保護されるためには、教員や学校が背景情報を理解し共有する必要があります。小平市いじめ防止基本方針は改善されましたが、各学校の基本方針には引継ぎや情報共有が明記されていない学校がある実態を指摘。花小金井小では進学先への情報提供に関する記述が**いつの間にか削除**されていました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo/) + +#### (2)「いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか」 + +文科省ガイドラインでは「調査組織の構成についても適切に判断すること」とされていますが、小平市では被害側家族からの再三の指摘があるにもかかわらず、第三者性の低い組織構成が続いています。安竹は、**支援するはずの人たちが小平市の異常な状況を放置していることは、いじめの傍観者がいじめを助長する構図と同じ**だと厳しく批判しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei/) + +#### (3)「いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか」 + +市の学校や教育委員会が、いじめ重大事態の対応において公文書に残る資料をほぼまったく作成していない実態を追及。保護者との面談・電話相談などの記録も一切残っておらず、小平市公文書等の管理に関する条例や地方公務員法第32条に違反する可能性を指摘しました。市長・教育長は「事案に応じて」「必要に応じて」と具体性のない答弁に終始しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/) + +### 令和5年12月 — 「子どもを守る会」の結成と嘆願書提出 + +#### 子どもを守る会とは + +小平市立小・中学校に通う児童生徒の保護者による会で、いじめの被害、学校教員からの体罰・不適切な行為に遭い、またその後の学校や教育委員会の不適切な対応により長期間の不登校を経験した子どもたちの保護者が集まりました。会の目的は、保護者同士が互いに助け合いながら問題解決に向けて情報共有やさまざまな活動を行い、**子どもたちの尊厳の早期回復を目指す**ことです。安竹洋平はこの会の立上げと活動を全面的にサポートしました。 + +#### 嘆願書の提出(令和5年12月3日) + +「子どもを守る会」は、花小金井小学校で発生したいじめ重大事態および教員による体罰・不適切行為について、**小平市長と教育長あてに嘆願書を提出**しました。 + +嘆願書は、教員からの体罰や不適切な指導、いじめの被害により長期間の不登校を経験し、復学に向け学校・教育委員会に調査・対応を要望したが十分な対応を得られず、子どもたちは不登校のまま卒業を迎え、卒業後も後遺障害に苦しむ子どもがいるという実態を訴えています。 + +花小金井小学校では、**担任教諭による以下のような行為**があったと報告されています。 + +- 体育の授業で児童のミスを馬鹿にする +- 児童の落書きを大画面モニタに映しクラスの笑いものにする +- 抜き打ちチェックと称し特定児童だけに執拗な所持品チェックを行い公開 +- 落とし物の名前部分を大画面モニタに映し笑いものにする +- 他の児童からの暴力行為で怪我をしても保護者に連絡せず、いじめとしての対処もしない +- わき腹下部を人差し指で深く突く行為を日常的に執拗に行う + +#### 取材・報道の要請(令和5年12月4日) + +安竹と「子どもを守る会」は連名で、共同通信に対し「いじめ重大事態に関する嘆願書提出や訴訟について取材・報道のお願い」を送付しました。学校や教育委員会による不適切な対応の実態を広く社会に知らせるための行動です。 + +--- + +## 令和6年度 — 捏造・改ざん・調査報告書の問題:新たな局面へ + +### 令和6年3月定例会「市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて」 + +花小金井小学校で発生したいじめ重大事態の調査報告書(令和4年3月)には「市教委においてもいじめ問題への知識を更新し、理解を深め、学校への指導・助言の力を向上するための研さんを積む機会を**月に1回程度は実施することを求めたい**」との提言が記載されていました。 + +しかし公文書公開請求により、**この提言が21か月以上もまったく実施されていなかった**ことが判明。教育委員会や学校職員が提言を読む機会すら限られ、再調査の要望も一度もないなど、報告書そのものが軽視されている構造的問題が浮き彫りになりました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi/) + +### 令和6年6月定例会 — 4件連続質問 + +#### (1)「進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが」 + +小学校で認定されたいじめ重大事態の被害児童が、加害児童と共に市立中学校へ進学した後、**いじめが再発**。教育長は「進学先へ引き継いでいる」と答弁していましたが、実際には氏名と概要のみの不十分な引継ぎしか行われておらず、中学校側も教育委員会から確認を受けていませんでした。さらに学級編成の配慮も不十分で、被害者と加害者が同じ学級になっていました。 + +「氏名と概要」を引継いだという説明について、安竹は「いつ学校に確認したか」と問いましたが、「資料がなく、今ここで日時は言えない」という答弁が返ってきました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/) + +#### (2)「疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが」 + +令和6年5月13日に公表された「小平市立学校のいじめ申立てに関する調査報告書」について、調査項目が意図的に絞られ、核心的な問題が調査対象から外されている疑いを追及。国から通知された総合教育会議の開催義務にも違反している可能性を指摘し、報告書の信頼性に深刻な疑問を投げかけました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo/) + +#### (3)「いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる」 + +いじめ重大事態の調査に時間がかかりすぎることで、調査中は適切な指導ができないという**新たな問題が生じている**実態を追及。文科省ガイドラインに基づき、調査中であっても必要な指導は可能であることを確認しつつ、調査の長期化が子どもたちの学校生活に与える悪影響を指摘しました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai/) + +#### (4)「事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について」 + +いじめ重大事態の調査過程で、事実の捏造、歪曲、改ざん要求があったという複数の保護者からの相談を受けて追及。特に、職員が「改ざんに当たらない」と驚くべき答弁をしたことを暴露し、職員の処分を含めた厳正な対応を求めました。 + +[→ 詳しい質疑を見る](/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou/) + +--- + +## 主な成果 + +4年間にわたる追求により、以下の改善が実現しました。 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| 重大事態を含むいじめ対応フロー図の独自作成・公開 | 令和4年3月 | +| 全市立学校ホームページに重大事態情報を新たに掲載 | 令和4年9月 | +| 小平市いじめ防止基本方針の改善(引継ぎ・情報共有の明記) | 令和5年12月 | +| いじめ対応における公文書未作成問題の顕在化と改善指示 | 令和5年10月〜 | +| 第三者委員会の構成・運営の課題を明確化し、多摩25市との比較で小平市の異常さを可視化 | 令和5年9月, 令和5年12月 | + +--- + +## 今後の課題 + +安竹洋平は以下の点について、引き続き改善を求めています。 + +- **第三者委員会の独立性確保** — 調査報告書の原案作成や会議録作成を調査対象の教委から切り離し、真に第三者的な組織による調査を実現すること +- **調査の迅速化** — 調査の長期化が子どもたちの学校生活に新たな悪影響を与えている問題の解決 +- **被害者家族への継続的支援** — 進学先への適切な情報引継ぎと、被害者保護の仕組みの確立 +- **公文書管理の徹底** — いじめ対応における面談・電話相談等の記録作成の義務化 +- **教育委員会の意識改革** — 存在意義に「子ども中心」「人権尊重」の思想を明文化すること +- **いじめ調査委員会条例の改正** — 委員の選任方法、透明性、公平中立性を担保する制度的枠組みの整備 +- **事実捏造・改ざんの防止** — 調査過程の適正性を確保する仕組みの導入 + +--- + +## 関連リンク + +- 重大事態を含むいじめ対応のフロー図(安竹作成) +- [文科省「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年(2017年)3月)」](https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf) +- [いじめ防止対策推進法(e-Gov)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071) +- [小平市立学校のいじめ申立てに関する調査報告書(令和6年5月13日公表)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/111/111873.html) +- [小平市教育委員会公文書管理規程](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000405.html) + +### 関連する一般質問 + +- **令和3年度**: [いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう](/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/) +- **令和4年度**: [重大事態への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ](/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/) +- **令和4年度**: [事実に反する答弁について](/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben/) +- **令和4年度**: [第三者委員会について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya/) +- **令和4年度**: [いじめ重大事態の調査について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa/) +- **令和4年度**: [教員が関わるいじめや体罰について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu/) +- **令和5年度**: [点検評価にいじめ重大事態を含めよ](/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka/) +- **令和5年度**: [文書原案の作成は第三者に任せよ](/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/) +- **令和5年度**: [いじめ被害者を継続的に保護するために](/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo/) +- **令和5年度**: [調査組織構成はどう適切に判断しているか](/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei/) +- **令和5年度**: [資料を作らないことが許されるのか](/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/) +- **令和5年度**: [調査報告書を軽視していることについて](/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi/) +- **令和6年度**: [進学先へいじめ情報引き継がれず再発](/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/) +- **令和6年度**: [疑問だらけの調査報告書](/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo/) +- **令和6年度**: [調査に時間がかかれば新たな問題が生じる](/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai/) +- **令和6年度**: [事実捏造が起きた件と改ざんの疑い](/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou/) + +[🏷️ タグ「いじめ重大事態」のついたすべての記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/index.mdx b/src/content/docs/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..3f165ba --- /dev/null +++ b/src/content/docs/index.mdx @@ -0,0 +1,247 @@ +--- +title: だれもがしあわせに暮らせるまちへ +description: 小平市議会議員 安竹洋平 — だれもがしあわせに暮らせるまちを目指して +tableOfContents: true +--- + +<span id="_top"></span> + +<div class="home-hero"> + <h1> + <span class="line">だれもが</span> + <span class="line">しあわせに</span> + <span class="line">暮らせるまちへ</span> + </h1> + <p class="hero-sub">小平市議会議員 安竹洋平</p> +</div> + +<div class="home-intro"> + <div class="intro-head"> + <h2>行政も、議会も<br />住民福祉の増進のために</h2> + <div class="home-sep"><span>皆様へのメッセージ</span></div> + </div> + <div class="intro-photo"> + <img src="/img/portrait.jpg" alt="安竹洋平" /> + <p class="photo-caption">安竹 洋平</p> + </div> + <div class="intro-text"> + <p>市行政の目的は、地方自治法第1条の2に定められているとおり、住民の福祉の増進=住民のしあわせの追及です。その最大限の実現こそが、市議会議員の本分です。</p> + <p>一人ひとりの声に耳を傾け、困っている人を誰も見過ごさず、市民の視点を市政に届ける。そうして住民のしあわせを目指し、日々活動しています。</p> + </div> + <div class="intro-cta"> + <a href="/jisseki/" class="guide-btn">実績を見る</a> + </div> +</div> + +## <span style="text-align:center;display:block">プロフィール</span> + +<p style="text-align:center">昭和53年2月、東京都生まれ。</p> + +<div class="profile-table" style="margin-bottom:1rem"> +<div style="flex:1;min-width:240px"> + +| | | +|---|---| +| 平成8年 | 東京都立西高等学校 卒業 | +| 平成15年 | 東京工業大学大学院 理工学研究科 物性物理学専攻 修士課程修了 | +| 平成15年 | ソニー株式会社 入社 | +| 平成16年 | ACT株式会社(新型電池の開発系ベンチャー企業)に転職 | +| 平成20年 | JAXA宇宙飛行士選抜試験 最終選考(ファイナリスト)に進出 | +| 平成25年 | JEITA 国際規格活動リーダー(IEC62813 成立に貢献) | +| 平成25年 | 起業 | +| 平成31年 | 小平市議会議員 初当選 | +| 令和5年 | 小平市議会議員 2期目当選 | + + </div> + +</div> + +<p>趣味は散歩、自転車、旅行、読書、映画、音楽鑑賞、プログラミング、ものづくりなど。妻は小平市出身の演奏家で、二人の息子(未就学児と小学生)がいます。</p> + +<div class="profile-detail"> + +### 少年時代 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/childhood.jpg" + alt="幼少期の写真" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">幼少期の写真</figcaption> +</figure> + +小学3年生の頃に両親が離婚し、兄とともに父のもとで育ちました。家庭環境は決して安定したものではなく、つらい経験も多くありました。誰にも同じ思いをさせたくない——その気持ちが、いまの活動の根底にあるのかもしれません。 + +### 大学時代 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/univ-earth-planetary-science-with-friend-scaled.jpg" + alt="大学生時代" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">大学生時代</figcaption> +</figure> + +大学進学直後、父の会社がバブル崩壊の影響で経営困難になりました。学費の大半は大学の免除制度に救われましたが、生活費をまかなうため、力仕事や接客業、塾講師、家庭教師など、さまざまな仕事を経験しました。周囲の友人、恩師、親戚、地域の方々に支えられながら、なんとか学業を続けることができました。 + +### ソニー社員時代 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/yasutake-yohei-graphic-board.png" + alt="ソニー社員時代" + style="max-width:320px;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">ソニー社員時代</figcaption> +</figure> + +大学院修了後、ソニー株式会社に入社。子会社向けのITコンサルティング業務に従事し、海外販社と連携した資材調達・経営判断システムの開発、保守、教育を担当しました。業務の効率化にも関心があり、マニュアルの整備や作業の自動化など、身の回りから改善を積み重ねていました。 + +### ベンチャー企業での電池開発 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/iec-dinner.jpg" + alt="国際規格会議 晩餐会にて" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">国際規格会議 晩餐会にて</figcaption> +</figure> + +平成16年、電子顕微鏡で世界トップシェアのメーカーの知人から「画期的な新型電池が完成した」と誘いを受け、社内ベンチャーのACT株式会社に転職しました。しかし、自分で性能を測定してみると、その電池には製品化が難しい根本的な課題があることがわかりました。 + +その後、他社が発表した別方式の高性能な新型電池を分析する機会に恵まれ、同様の原理に基づく自社電池の試作にこぎつけ、製法特許の出願にも至りました。並行して、従来品から新製品へと開発体制を切り替えるため、データの分析結果を社内で共有し、勉強会を開くなどして理解を広げていきました。 + +その後は業界全体の市場拡大に向けた活動に参加。講演やPR活動を担当する中で、ノーベル化学賞受賞者の吉野彰氏とご一緒させていただく機会もありました。JEITAでは新型電池の国際規格化を進めるリーダー役を任され、IEC国際規格(IEC62813)の成立まで携わることができました。 + +### 宇宙飛行士選抜試験への挑戦 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/astronaut-training-2.jpg" + alt="NASA宇宙飛行士訓練施設にて" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">NASA宇宙飛行士訓練施設にて</figcaption> +</figure> + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/astronaut-training-6-1.jpg" + alt="ジェット訓練機のシートにて" + style="max-width:600px;width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">ジェット訓練機のシートにて</figcaption> +</figure> + +高校生の頃、「月の砂を掘ってみたい」という純粋な好奇心から宇宙飛行士に憧れるようになりました。平成20年、10年ぶりにJAXAが宇宙飛行士を募集すると知り、応募。最終選考の10名に残ることができました。合格には至りませんでしたが、かけがえのない友人を得て、一生の財産となる経験をしました。 + +この経験を通じて、夢に向かって挑戦すること自体に大きな意味があると感じるようになりました。誰でも新しい一歩を踏み出すときは不安がつきものです。政治活動を始めたときも、ゼロからのスタートでした。不安を抱えながらも前に進む——そんな姿を自ら示すことで、誰もが挑戦しやすい社会に近づけるのではないかと考えています。 + +### 英語の会を主宰 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/cookinglish-2-1.jpg" + alt="英語の会イベントでの一コマ" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">英語の会イベント(Cookinglish)での一コマ</figcaption> +</figure> + +国際規格の会議に参加する中で、日本語だけでは得られる情報に限りがあることを痛感しました。また、社会人が気軽に集い学び合える場があればという思いから、平成22年、国分寺市で「英語の会」を始めました。 + +参加費1回1,000円程度、週1回の開催を4年以上続け、延べ50名ほどの方とご縁をいただきました。現在活動は休止していますが、当時つながった方々との交流は今も続いています。 + +### 起業、そして父に + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/yasutake-yohei-7-1.jpg" + alt="まだ0歳の時の長男と" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">まだ0歳の時の長男と</figcaption> +</figure> + +国際規格の仕事に携わる一方で、会社の経営は厳しさを増し、電池開発のベンチャー企業は清算となりました。平成25年、知人とともに起業し、インターネットを活用した物品・ソフトウェアの開発販売を始めました。 + +平成30年に第一子が、令和に入って第二子が生まれ、二人の父親になりました。妻が小平市出身であることもあり、子育てを通じて小平市への思いが強まり、このまちのために何かできないかと考えるようになりました。 + +### 小平市議に初当選、そして再選 + +<figure style="text-align:left;margin:1rem 0"> + <img + src="/img/yasutake-yohei-city-council.jpg" + alt="議場にて" + style="max-width:100%;border-radius:8px;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" + /> + <figcaption style="font-size:0.85rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin-top:0.5rem">議場にて</figcaption> +</figure> + +平成31年、多くの方々の応援により小平市議会議員選挙で当選することができました。見ず知らずの自分に期待を寄せ、力添えをくださった皆さまに、心から感謝しています。 + +令和5年には2期目の当選を果たし、再び信頼を寄せていただいたことに深く感謝しています。 + +だれもが夢を描ける小平を目指して、これからも地道に取り組んでまいります。 + +</div> + +## <span style="text-align:center;display:block">市政への思い</span> + +小平市には、まだまだ伸びしろがあります。 + +市民の皆さんがもっと市政に関わり、参加することで、まちは必ずよくなります。私は政党に所属しない完全無所属の議員として、しがらみのない立場から、市民目線の政策実現に取り組んでいます。 + +<div class="intro-cta"> + <a href="/policy/" class="guide-btn">詳しく見る</a> +</div> + +## <span style="text-align:center;display:block">活動</span> + +<p>公園整備、発達障害支援、いじめ対策、子どもの健やかな成長のための環境づくりなど、地域の皆さんとともにさまざまな課題に取り組んでいます。</p> + +<div class="activity-grid"> + <a href="/joutyo-koteikyu/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">情緒固定級の設置</span> + <img src="/img/joutyo-koteikyu-eyecatch.png" alt="情緒固定級" /> + </a> + <a href="/koubunsyo-kanri/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">公文書管理の不正追及</span> + <img src="/img/25914623.jpg" alt="公文書管理" /> + </a> + <a href="/ijime-judai-jitai/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">いじめ重大事態</span> + <img src="/img/ijime-judai-jitai-eyecatch.jpg" alt="いじめ重大事態" /> + </a> + <a href="/kajo-seigen-kanwa/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">過剰な制限の緩和</span> + <img src="/img/kajo-eyecatch.png" alt="マスク制限緩和" /> + </a> + <a href="/dislexia-taiou/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">ディスレクシア支援</span> + <img src="/img/dislexia-eyecatch.png" alt="ディスレクシア" /> + </a> + <a href="/aiki-kouen/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">合気公園の整備</span> + <img src="/img/aiki-kouen-eyecatch.jpg" alt="合気公園" /> + </a> + <a href="/fukushi-shisetsu-gyakutai/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">障害者虐待の追及</span> + <img src="/img/fukushi-gyakutai-eyecatch.png" alt="障害者虐待" /> + </a> + <a href="/vaccine-kyuusai-tekiseika/" class="activity-card"> + <span class="activity-title">ワクチン副反応救済制度の適正化</span> + <img src="/img/fukuhannou.png" alt="ワクチン副反応救済制度" /> + </a> +</div> + +## <span style="text-align:center;display:block">お問い合わせ</span> + +市政に関するご意見・ご提案をお待ちしています。お気軽にご連絡ください。 + +- **Email**: [yohei@yasutakeyohei.com](mailto:yohei@yasutakeyohei.com) +- **TEL & FAX**: 042-313-6780 +- **住所**: 〒187-0001 小平市大沼町 1-2-1-207 diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/_partial.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/_partial.mdx new file mode 100644 index 0000000..95e4d07 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/_partial.mdx @@ -0,0 +1,4 @@ +:::tip +##### 以下の質疑は要約です + +正確な質疑内容は[会議録](#kaigiroku)をご参照ください。なお実際は理事者側の答弁すべてが敬語表現でなされています。ここでは簡略化のため敬語表現を省いています。また、分かりやすくするために、ここではすべて一問一答に見えるよう順番を並べ替えています。実際は、初回質疑は一括質問・一括答弁方式です。
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..30e0084 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/index.mdx @@ -0,0 +1,120 @@ +--- +sidebar: + hidden: true +title: 安竹洋平の一般質問 +sidebar_position: 1 +--- +- [**令和7年度**](/ippan-situmon/r7d) + - [**3月定例会** | 令和8年2月27日](/ippan-situmon/r7d/3gatu) + - [(1)市はときわ会虐待通報職員の解雇撤回・和解を事実確認せよ](/ippan-situmon/r7d/3gatu/1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai/) + - [(2)公文書管理の様々な問題について](/ippan-situmon/r7d/3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai/) + - [(3)市道沿いの植栽帯管理の実態と改善策について](/ippan-situmon/r7d/3gatu/3-syokusaikanri-jittai/) + - [**12月定例会** | 令和7年11月28日](/ippan-situmon/r7d/12gatu) + - [(1)公文書管理の様々な問題について](/ippan-situmon/r7d/12gatu/1-koubunsyo-kanri/) + - [(2)いじめ重大事態調査報告書作成費用の予算計上経緯について](/ippan-situmon/r7d/12gatu/2-ijime-judai-yosan/) + - [(3)入札不調が続いた後の随意契約について](/ippan-situmon/r7d/12gatu/3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku/) + - [**9月定例会** | 令和7年9月12日](/ippan-situmon/r7d/9gatu) + - [(1)公文書扱いの不正について再び問う](/ippan-situmon/r7d/9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi/) + - [(2)いじめ対策事業の予備費対応について再び問う](/ippan-situmon/r7d/9gatu/2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi/) + - [**6月定例会** | 令和7年6月6日](/ippan-situmon/r7d/6gatu) + - [(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について再び](/ippan-situmon/r7d/6gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi/) + - [(2)鷹の台駅前広場整備工事も含めた公文書扱いの不正について](/ippan-situmon/r7d/6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei/) + - [(3)実施するいじめ対策事業を予算化せず予備費で措置、違法では](/ippan-situmon/r7d/6gatu/3-ijime-taisaku-yobihi-ihou/) + - [(4)教育長の虚偽答弁調査等はどうなっているか](/ippan-situmon/r7d/6gatu/4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa/) +- [**令和6年度**](/ippan-situmon/r6d) + - [**12月定例会** | 令和6年11月29日](/ippan-situmon/r6d/12gatu) + - [(1)いじめ対応の予算を拒否、市長と教育長の責任を問う](/ippan-situmon/r6d/12gatu/1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin/) + - [(2)教育委員会の不正対応と、市組織としての自浄機能の必要性](/ippan-situmon/r6d/12gatu/2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou/) + - [**9月定例会** | 令和6年9月6日](/ippan-situmon/r6d/9gatu) + - [(1)児童虐待の誤認保護・過剰保護による親子分離を防ぐために](/ippan-situmon/r6d/9gatu/1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri/) + - [(2)いじめ対応改善の予算要望を市長が承認しなかったのか](/ippan-situmon/r6d/9gatu/2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin/) + - [(3)新体制の行政不服審査会と、これまでの審査状況等について](/ippan-situmon/r6d/9gatu/3-gyousei-huhuku-sinsakai/) + - [**6月定例会** | 令和6年6月6日](/ippan-situmon/r6d/6gatu) + - [(1)進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが](/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/) + - [(2)疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが](/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo/) + - [(3)いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる](/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai/) + - [(4)事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について](/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou/) +- [**令和5年度**](/ippan-situmon/r5d) + - [**3月定例会** | 令和6年3月1日](/ippan-situmon/r5d/3gatu) + - [(1)虐待通報を甘く見る小平市に第三者のメスを入れ手引作成を](/ippan-situmon/r5d/3gatu/1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira/) + - [(2)他市と比べても異常ないじめ重大事態の対応、すぐに改善を](/ippan-situmon/r5d/3gatu/2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai/) + - [(3)市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて](/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi/) + - [(4)市民の訴えを効果的に解決していくために](/ippan-situmon/r5d/3gatu/4-simin-uttae-koukateki-kaiketu/) + - [**12月定例会** | 令和5年12月1日](/ippan-situmon/r5d/12gatu) + - [(1)いじめ被害者を継続的に保護するために](/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo/) + - [(2)いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか](/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei/) + - [(3)いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか](/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/) + - [(4)体罰の聞き取り調査で教員の証言が優先されている件について](/ippan-situmon/r5d/12gatu/4-taibatu-kyouin-syougen-yusen/) + - [(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか](/ippan-situmon/r5d/12gatu/5-gyakutai-keisi-sityou/) + - [**9月定例会** | 令和5年9月8日](/ippan-situmon/r5d/9gatu) + - [(1)いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ](/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/) + - [(2)事務の点検及び評価や学識経験者の意見は何のためにあるか](/ippan-situmon/r5d/9gatu/2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame/) + - [(3)情報公開を恣意的に妨げられてしまう仕組みを改善せよか](/ippan-situmon/r5d/9gatu/3-jouhou-koukai-samatageruna/) + - [(4)行政不服審査会の利益相反と言える問題はどうなったか](/ippan-situmon/r5d/9gatu/4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan/) + - [**6月定例会** | 令和5年6月9日](/ippan-situmon/r5d/6gatu) + - [(1)市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ](/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka/) + - [(2)小平市を旧石器時代研究の拠点にしよう](/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten/) + - [(3)第4次小平市子ども読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて](/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more/) +- [**令和4年度**](/ippan-situmon/r4d) + - [**3月定例会** | 令和5年3月3日](/ippan-situmon/r4d/3gatu) + - [(1)いじめ重大事態の第三者委員会について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya/) + - [(2)いじめ重大事態の調査について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa/) + - [(3)教員が関わるいじめや体罰について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu/) + - [(4)情報公開と不服審査の問題について](/ippan-situmon/r4d/3gatu/4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa/) + - [**12月定例会** | 令和4年12月2日](/ippan-situmon/r4d/12gatu) + - [(1)市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに](/ippan-situmon/r4d/12gatu/1-simin-machizukuri-jourei/) + - [(2)市をじり貧にさせるキャッシュレス決済の推進を止めよ](/ippan-situmon/r4d/12gatu/2-stop-cashless-jirihin/) + - [**9月定例会** | 令和4年9月9日](/ippan-situmon/r4d/9gatu) + - [(1)いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について](/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben/) + - [(2)東京サレジオ学園北側の大規模開発について](/ippan-situmon/r4d/9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/) + - [(3)第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを](/ippan-situmon/r4d/9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus/) + - [(4)デイジー教科書の一括申請と、社会科副読本のデイジー化を](/ippan-situmon/r4d/9gatu/4-daisy-ikkatu-fukudokuhon/) + - [(5)誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに](/ippan-situmon/r4d/9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari/) + - [**6月定例会** | 令和4年6月10日](/ippan-situmon/r4d/6gatu) + - [(1)「重大事態」への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ](/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/) + - [(2)管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を](/ippan-situmon/r4d/6gatu/2-hontouno-kyouikuwo/) +- [**令和3年度**](/ippan-situmon/r3d) + - [**3月定例会** | 令和4年3月4日](/ippan-situmon/r3d/3gatu) + - [(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを](/ippan-situmon/r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi/) + - [(2)いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう](/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/) + - [(3)保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を](/ippan-situmon/r3d/3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai/) + - [**12月定例会** | 令和3年12月2日](/ippan-situmon/r3d/12gatu) + - [(1)即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか](/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan/) + - [(2)学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために](/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu/) + - [(3)公共トイレの重要性を認識し、協力店事業を行ってはどうか](/ippan-situmon/r3d/12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten/) + - [**9月定例会** | 令和3年9月10日](/ippan-situmon/r3d/9gatu) + - [(1)キャッシュレスポイント事業に不確実性を持たせるな](/ippan-situmon/r3d/9gatu/1-cashless-point-gamble/) + - [(2)データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に](/ippan-situmon/r3d/9gatu/2-corona-kodomo-nitijo/) + - [(3)ワクチン接種・非接種での差別は人権侵害である](/ippan-situmon/r3d/9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai/) + - [**6月定例会** | 令和3年6月10日](/ippan-situmon/r3d/6gatu) + - [(1)防災に対し、市長は本気で取り組むのか](/ippan-situmon/r3d/6gatu/1-sityou-bousai-honkijanaidesyo/) + - [(2)行き場のない子どもたちを見過ごすな](/ippan-situmon/r3d/6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi/) + - [(3)ふるさと納税制度の活用について](/ippan-situmon/r3d/6gatu/3-furusato-nouzei/) + - [(4)ひとり親家庭の実態調査を](/ippan-situmon/r3d/6gatu/4-hitorioya-katei-jittai-chousa/) + - [(5)血管年齢等を健診時や常時測定できるようにしては](/ippan-situmon/r3d/6gatu/5-kekkan-nenrei/) +- [**令和2年度**](/ippan-situmon/r2d) + - [**3月定例会** | 令和3年2月26日](/ippan-situmon/r2d/3gatu) + - [(1)カーボンニュートラルの虚実を、まず科学的に捉えよ](/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman/) + - [(2)選挙を良くするため、再度問う](/ippan-situmon/r2d/3gatu/2-senkyo-yokusuru-again/) + - [**12月定例会** | 令和2年11月27日](/ippan-situmon/r2d/12gatu) + - [(1)小平市内の事業者でできることを第一に考えよ](/ippan-situmon/r2d/12gatu/1-kodaira-first/) + - [(2)公共施設予約システム改修の内容は](/ippan-situmon/r2d/12gatu/2-koukyou-sisetu-naiyou/) + - [(3)市内の歴史的人物を発掘し、まちに物語を持たせよう](/ippan-situmon/r2d/12gatu/3-machi-story/) + - [**9月定例会** | 令和2年9月11日](/ippan-situmon/r2d/9gatu) + - [(1)市長責任でビジョン構築を急げ。ICT整備の好機を逃すな](/ippan-situmon/r2d/9gatu/1-sityou-vision-isoge/) + - [(2)タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を](/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge/) + - [**6月定例会** | 令和2年6月4日](/ippan-situmon/r2d/6gatu) + - [(1)不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を](/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/) + - [(2)緊急事態を前に、市のビジョンは](/ippan-situmon/r2d/6gatu/2-kinkyu-vision/) +- [**令和元年度**](/ippan-situmon/r1d) + - [**3月定例会** | 令和2年2月26日](/ippan-situmon/r1d/3gatu) + - [(1)ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに](/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo/) + - [(2)人口推計のひとり歩きを防ぐため、より科学的な提示を](/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku/) + - [**12月定例会** | 令和元年11月29日](/ippan-situmon/r1d/12gatu) + - [(1)ふるさと納税の健全な活用と、指定寄附制度の拡充で市民参加の推進を](/ippan-situmon/r1d/12gatu/1-furusato-nouzei-kakuju/) + - [(2)巨費を投じるごみ処理施設の、より丁寧な情報提供等を](/ippan-situmon/r1d/12gatu/2-gomi-sisetu-jouhou/) + - [**9月定例会** | 令和元年9月6日](/ippan-situmon/r1d/9gatu) + - [土地取引、土地利用における条例軽視は、まちづくりの根幹を揺るがす大問題](/ippan-situmon/r1d/9gatu/1-tochi-jourei-keisi/) + - [**6月定例会** | 令和元年月日](/ippan-situmon/r1d/6gatu) + - [(1)市議会議員選挙の投票率向上に向けて](/ippan-situmon/r1d/6gatu/1-touhyouritu-koujou/) + - [(2)小平市の顔ともいえるホームページで市民参加・協働の推進を](/ippan-situmon/r1d/6gatu/2-homepage-siminsanka/)
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/1-furusato-nouzei-kakuju.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/1-furusato-nouzei-kakuju.mdx new file mode 100644 index 0000000..e9bf035 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/1-furusato-nouzei-kakuju.mdx @@ -0,0 +1,728 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)ふるさと納税の健全な活用と、指定寄附制度の拡充で市民参加の推進を" +tags: + - 一般質問 + - ふるさと納税 + - 協働 + - 合気公園(旧佐川邸公園) +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1101&schedule_id=17&minute_id=176&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和元年11月29日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +小平市はふるさと納税制度を活用せず、そのため市税の流出額は平成30年度までの累計で約6億円に上り、年々流出額は約1億円ずつ増加しています。にもかかわらず「他市の財源を奪う」ため制度を活用しないとしており、その姿勢には大きな問題があります。制度本来の趣旨で活用すれば、よいことばかりなはず。実は流出額の4分の3が交付税として戻されることなど重要な情報も得ました。なおさら活用すべきです。また、上水南町の旧佐川邸公園にもふるさと納税が活用できるような仕組みを設けるよう訴えました。 + +ここでの答弁も参考になり、旧佐川邸公園の整備にふるさと納税が活用されるという画期的な結末へ進んでいきます😁。 +[旧佐川邸公園の画期的な整備についての経緯はこちらにまとめています。](https://sagawa-aiki-park.com/keii-2/) + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① ふるさと納税の大幅な損失とその増大をどう捉え対策している?| [市の財政に大きく影響する。市報や財政白書で、市の歳入が減少していることを伝えている。](#-ふるさと納税の大幅な損失とその増大をどう捉え対策している?) | +| ② 都市長会で制度変更を要望している内容は? | [制度見直しを行うよう国へ働きかけ。](#-都市長会で制度変更を要望している内容は?) | +| ③ ふるさと納税について詳しく教えて? | [(詳細はこちら)](#-ふるさと納税について詳しく教えて?) | +| 市民全員がふるさと納税を最大限使った場合の流出額は? | [約28億円。](#市民全員がふるさと納税を最大限使った場合の流出額は) | +| 交付団体には流出分の4分の3が交付税で戻る? | [そのとおり。](#交付団体には流出分の4分の3が交付税で戻る) | +| 市民が自市にふるさと納税するとどうなる? | [交付税で戻る。トータルプラスか。](#市民が自市にふるさと納税するとどうなる) | +| であれば不交付団体の間は積極的に活用すべき制度では? | [今住んでいないところのまちづくりに使う趣旨の制度。推奨は難しいが、寄附してもらえればありがたい。](#であれば不交付団体の間は積極的に活用すべき制度では) | +| 企画政策部長のアイデアを東京市長会等で訴え、実現しては? | [全国的な中でみると、完全になしにするわけにはいかないとも思う。](#企画政策部長のアイデアを東京市長会等で訴え実現しては) | +| ④ 寄附の使途は7つの基金以外にある? | [7つの基金から選択してもらう。カバーできていないのは学校。](#-寄附の使途は7つの基金以外にある?) | +| ⑤ 使途を限定し寄附しやすくしては? | [管理上の課題が多く難しい。](#-使途を限定し寄附しやすくしては?) | +| 寄附金の使途をもっと細かく丁寧に示しては? | [慎重な判断が必要。](#寄附金の使途をもっと細かく丁寧に示しては) | +| ⑥ 旧佐川邸公園はふるさと納税活用の絶好の機会、寄附を受け入れる制度整備をしてほしいが? | [ふるさと納税制度は使わない。](#-旧佐川邸公園はふるさと納税活用の絶好の機会、寄附を受け入れる制度整備をしてほしいが?) | +| 用途を限定して多額の寄附を受け入れる考えはある? | [研究する意味はあると考える。](#用途を限定して多額の寄附を受け入れる考えはある) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/201912-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### ふるさと納税本来の主旨 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ふるさと納税制度(以下、制度と呼ぶ)の問題点として次を指摘する声がある。 + +- 受益者負担の原則から外れる +- 他自治体の財源を奪う +- 返礼品の過当競争が起きている + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかし制度本来の趣旨は、次のように社会全体によい影響を与えることにあったはず。 + +- 納税者が税金の使われ方を考えるきっかけとなる +- 生まれ故郷やお世話になった地域へ貢献できる +- 市民が市政に参加するきっかけが生まれる +- 人々の感謝の気持ちが具現化される +- 寄附文化が醸成される + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかし小平市は「他自治体の財源を奪う」という理由から制度に批判的で消極的な態度をとり、上記のよい面を見た制度活用の取り組みを行っていない。 + +</MessageBubble> + +#### 制度を批判的に捉えたまま莫大な損失を放置するのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成30年度に小平市へ寄附されたふるさと納税額は300万円。他自治体へのふるさと納税との差し引きで約2億7,000万円の損失が生じている。損失額は年々増加。これが「制度を批判的に捉えているがために有効な手だてが講じられず、損失がふえていく状況をただ眺めるしかない」ということであれば大問題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +制度に批判的であってもよいが、それならむしろ「本来あるべき姿を示す」態度で積極的な取り組みをしていただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +最近ふるさと納税制度の認知度が上がり、利用率が年々上がっている。総務省調査では、日本全国でのふるさと納税受け入れ総数が平成26年の約200万件から毎年ほぼ500万件ずつ増え、昨年度で約2,300万件。金額は毎年1,000億円から1,500億円ずつ増え、昨年度で約5,100億円。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📈 総務省の『ふるさと納税に関する現況調査』 + +[ふるさと納税に関する現況調査結果の概要(総務省)](https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zeimu04_02000101.html)によると、次図のように令和元年度に金額はいったん下がったものの、件数と金額は年々増加傾向にあります。 + + + +::: + +#### 小平市からの流出額推移 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +残念なことに小平市の流出額も巨額。累計約6億円と非常に大きい。 + +- 平成26年度:約400万円 +- 平成27年度:約1,500万円 +- 平成28年度:約1億円 +- 平成29年度:約2億円 +- 平成30年度:約2億7,000万円 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +毎年流出額がいくらになるか分からないのは怖い。世田谷区では昨年度約53億円も流出している。人口比率で小平市に換算すると約10億円相当。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1億円の損失はちょっとやそっとのコスト削減では取り返せない。損失がなければこれまでの要望が実現できている。早急に何らかの対策が必要。 + +</MessageBubble> + +#### 発想の転換を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +逆にこれをチャンスに変えたらどうか。制度をうまく活用できれば市の財政へプラスに働くだけではなく、次のような効果が期待できる。発想の転換を。 + +- 市民が自分の税金の使い道を選べる +- 市政に参加できるきっかけとなる +- 寄附文化の醸成につなげられる + +</MessageBubble> + +#### 日本は寄附文化が育っていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +内閣府の「[共助社会づくり推進のための関係府省連絡会議](https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyojo/index.html)」でもふるさと納税が「寄附文化の醸成に係る施策」として取り上げられている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +『[寄付白書](https://jfra.jp/research)』によれば、平成28年時点で日本人の個人寄附の総額は約7,800億円。ここからふるさと納税で約2,500億円増えているので、平成30年度時点では総額約1兆円ぐらい。名目GDPの約0.18%となる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +寄附大国のアメリカでは平成28年度の寄附総額は約30兆6,700億円。金額で日本の約40倍、名目GDP比で約10倍。また韓国は約6,700億円。金額は日本と比べて少ないが名目GDP比では約4倍もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり日本はまだまだ寄附に関して遅れている。もしくは寄附文化が醸成され、拡大する余地がある。 + +</MessageBubble> + +#### 寄附文化が広まれば暮らしやすく + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +寄附文化が広がるのはよいこと。私は寄附には主に次の2つよい点があり、みんなが暮らしやすくなると思う。 + +1. 経済の血液であるお金が循環する。応援したい団体などにお金が回ることで自らの理想実現にもつながる +1. 執着心をなくすことにつながる + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ふるさと納税は活用の仕方次第で画期的な制度にもなる。市はお金が出ていく状況を傍観しているだけではなく、発想を転換して制度を活用し、よりよい社会づくりに貢献してほしい。 + +</MessageBubble> + +### ① ふるさと納税の大幅な損失とその増大をどう捉え対策している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ふるさと納税の大幅なマイナス収支(損失)とその増大を市はどう捉え、対策しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ふるさと納税によって減収した市民税は、本来、小平市民のために活用される財源。市民税の減収が大きくなることは市の財政に大きく影響する。市としては機会を捉えて東京都市長会を通じ、東京都とともに国へふるさと納税制度の見直しを要請するとともに、市外へのふるさと納税の抑制のために、市報や財政白書においてふるさと納税によって市が提供するサービスに使われる歳入が減少していることを伝えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市も問題意識はある。ただ対応は消極的。市報の欄外に小さく「ふるさと納税で市の歳入2億7,090万円が失われました」と書いてある。しかし市民が見ても「何のこっちゃ?」と伝わらないのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +財政白書には1ページ半ぐらい書かれているが、現状説明されているだけ。読んだ人の中には「小平市の財政は大変だな、他市にふるさと納税するのをやめようか🤔」と思う人もいるかもしれないが、一方で「ふるさと納税みんなやっているんだ、私もやってみよう😀」と思う人もいるかも。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +はっきり言えるのは平成29年12月発行の財政白書に「小平市からお金が流出している」と注意書きされているのに、平成30年度に流出額が前年度と比べて非常に増えている。そこまでの抑止効果はなかったということ。 + +</MessageBubble> + +### ② 都市長会で制度変更を要望している内容は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年5月臨時会の答弁で、東京都市長会として東京都知事を通じて制度の変更について要請をしているとあるが、この具体的内容は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ふるさと納税制度においては返礼品目当ての寄附が横行し本来の趣旨から逸脱していること、応益負担の原則が阻害されていることなどの多くの問題を抱えていることから、寄附制度の本来の趣旨へ立ち返ることに加えて真の地方分権を推進するために、税控除の対象を住民税から所得税へ変更することも含め、本制度の見直しを行うよう国への働きかけを要請し続けている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は税控除の対象を「市税に係る住民税」から「国税に係る所得税」のほうに移してほしい、ということかと思う。これに対し国の反応は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +国から直接回答はない。我々は制度のゆがみがあると思っている。今後も国に訴えかけていく。 + +</MessageBubble> + +### ③ ふるさと納税について詳しく教えて? +#### 控除額と上限額について + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ふるさと納税は複雑な仕組みなので教えてもらいたい。まず、ふるさと納税すると、その額から2,000円を除いた分について、所得税と住民税が一定限度まで控除される。所得税の控除額は所得税率で計算され、住民税の控除額は基本分と特例分の2つに分かれいて、基本分は住民税率の10%で計算され、特例分のほうは住民税の所得割額の20%を限度として控除される。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +控除のほとんどが住民税から。所得税は総所得金額等の40%が上限で、住民税の基本分については総所得金額の30%が上限。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的な数字でいうと、たとえば課税所得が300万円の人がいて住民税約24万円だったとする。その人がふるさと納税で控除可能になるのは、約6万円。つまり41万円のうち6万円なので、支払う税の約15%まではふるさと納税で使えることになる。 + +(議会で述べた金額を一部修正しました)。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🧮 ふるさと納税の控除額と上限額の計算 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +[総務省ホームページ](https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html)に次のように説明されています。 + +<img src="/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/koujo.png" alt="ふるさと納税控除額の計算" /> + +全額控除となるふるさと納税額の上限は、上図にあるように「住民税特例控除の上限額が住民税所得割額の20%」という関係から求まります。 + +つまり寄附金の上限額(全額控除となる額の上限額)を **U** とすると + +(<strong>U</strong> - 2千円) x (90% - 所得税の税率 x 1.021) = 住民税所得割額 x 20% + +となり、式を変形すると、次のようになります。 + +<strong>U</strong> = 住民税所得割額 x 20% ÷ (90% - 所得税の税率 x 1.021) + 2千円 + +たとえば所得税の課税所得が300万円で住民税所得割額が約24万円とすると、所得税率は10%なので + +<strong>U</strong> = 24万円 x 20% ÷ (90% - 10% x 1.021) + 2千円 = 約6万円 + +よって約6万円が全額控除されるふるさと納税の上限額になります。 + +次のサイトに分かりやすく解説されています。 + +[和光市:ふるさと納税の上限額の計算方法](http://www.city.wako.lg.jp/home/kurashi/zeikin/kojinshiminzei/kojinjuminzei/zeigakukoujo/furusatonouzei.html) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +支払う税金の全額をふるさと納税で置き換えできるわけではなく、所得に応じて最大で10%から20%ぐらいまでが置き換え可能かと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今述べた6万円のうち課税所得300万円の人は所得税率が10%なので、所得税分として6,000円、残り5万円強が住民税から控除される。ざっくりとこのような理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(斎藤)" align="left"> + +ご披瀝のように、3種の計算方法を組み合わせ、最終的に税額控除額を求める仕組み。基本的に住民税所得割額の2割を目安としてと案内している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🤔 目安として「住民税所得割額の2割」は、少ないのでは? + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +細かいことですが、[和光市:ふるさと納税の上限額の計算方法](http://www.city.wako.lg.jp/home/kurashi/zeikin/kojinshiminzei/kojinjuminzei/zeigakukoujo/furusatonouzei.html)にある図からすると、上限が2割と案内するのは少し少ないように思います。2.5割から3割では。 + +<img src="/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/jougen.png" alt="ふるさと納税控除額の計算" /> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たしかに住民税から控除される割合が大きいので、東京都市長会を通じて出している要望は有効な手だてと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民がふるさと納税制度を最大限活用した場合、市税に対する最大限のダメージは10%から15%ぐらいかと思う。たとえば平成30年度の市税収入は165億円なので、15%は約25億円。 + +</MessageBubble> + +#### 市民全員がふるさと納税を最大限使った場合の流出額は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市の市民全員がふるさと納税を最大限使った場合、流出額はどれくらいになるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(斎藤)" align="left"> + +平成30年度決算の場合、現年課税の調定額をベースにすると、対象となるのは市民税の中でも所得割部分。平成30年度の現年課税で所得割の調定額が約136億円、先ほど述べたように全体の2割が目安になるので、約28億円程度の影響と捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +28億円も損失が出たら大変な話。 + +</MessageBubble> + +#### 交付団体には流出分の4分の3が交付税で戻る? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方で明るい話を聞いている。小平市のような交付団体には、ふるさと納税で流出した分の4分の3が交付税として返ってくると。ただし不交付団体には一切返ってこない。この理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +そのとおり。最大限28億円であればその4分の3は戻り、交付税という形で市のほうに歳入が増える。しかし残り4分の1の、7億円ほどは完全に市の財源が失われる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +ふるさと納税の悩ましさは、寄附を受けた側の自治体は、もらった寄附金は交付税の収入には算定されない。丸々お得というか、交付税が減るわけでもなく、純粋に増となる。返礼品競争に走って何とか確保しようということで、過激な形になってきているのではと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たしかに7億円も出ていったら大変。現在ふるさと納税の流出額は2億7,000万円なので、約7,000万円が正味で出ていくことになる。7,000万円あれば、たとえば保育園の使用済み紙おむつを全部保育園で処分するなど簡単なこと。5年分ぐらいはそれで賄える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに不交付団体になると2億円も返ってこない。すべて損失になる。何か対策をしなければいけない。 + +</MessageBubble> + +#### 市民が自市にふるさと納税するとどうなる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市民が小平市にふるさと納税した場合も交付税で4分の3返ってくる計算に含まれるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +まず自分が住む市にふるさと納税で寄附する場合、返礼品つきの寄附はだめ。返礼品なしで、ふるさと納税を使って市に寄附はできる。市としては寄附金としてもらうが、逆に税収は減る。減った部分は交付税で措置される。トータルで見るとプラスになる可能性がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私も今回初めて聞く話。寄附した人がその使途を決めてしまうと「市として本当はここに使いたかった」財源を減らすことになるから、市はふるさと納税等の活用に消極的だったのではと思っていた。 + +</MessageBubble> + +#### であれば不交付団体の間は積極的に活用すべき制度では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし小平市民が小平市にふるさと納税しても、交付税の関係で市税にはプラスになる。ポジティブな影響がある。だとすればますます小平市が交付税の交付団体である間はこの制度を積極的に活用しない手はないと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +ふるさと納税の趣旨は、今住んでいない、以前育った地域、そういったところのまちづくりに使ってもらいたいということで設定された寄附制度。市の財源のために、ある意味、操作、入り繰りをするというのは、市として推奨すること自体難しさがある。ただこういう仕組みなので、これに気付かれた方が寄附していただければ、市にとってはありがたい。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市がふるさと納税に消極的と指摘いただいたが、そういうことはなく、市のホームページでも「寄附を心よりお待ちしております」と載せている。これからもPRしていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 企画政策部長のアイデアを東京市長会等で訴え、実現しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +意見を交わしているとき、企画政策部長がよいアイデアを主に2つ提示してくれた。 + +ひとつは「返礼品がつくものを税控除の対象から外す」というもの。実質返礼品をなくすことだが、過当競争がなくなり、本来の趣旨へ沿った形になると思う。一方、返礼品があるからこそ制度が広く知れ渡っている部分もある。 + +ただ、返礼品がなくなったとしても寄附したいと思う人はいる。返礼品目当てと思われることが嫌で寄附していない人もいるので、このアイデアは有効と思う。 + +もうひとつは「ふるさと納税として受けたものは交付税の算定に含める」というもの。ふるさと納税はたとえ数百億円受け取ってもその分は交付税の計算に含まれない。過度に集めた交付団体は丸もうけ。ほかの自治体の財源を奪うことになるので、そのアイデアもよいのかなと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都市長会等でこれらのアイデアを提案し実現していけばよいと思うが、そのあたりはどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +大きな災害があったとき、返礼品など特に求めず、皆さん多額の寄附をその自治体に対してやっている。これはまさに何とか支援したいという思いから出た、本当の寄附だと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +本来の寄附文化に立ち返る必要があると思う。アメリカの場合、多分、税額控除がなくても寄附しようという文化があるのではないか。日本の場合、最終的に2,000円の負担で済むということでかなり広がってきた。あとは返礼品がなくても自分が応援したい市に寄附していこうという、ここにつながっていくことが一番望ましいと思っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +「返礼品がある場合は税額控除から外そう」というのは、東京都や都市部においては多分賛同を得られる。ただ全国的に見ると、返礼品をやることで地場産業が助かっているところもあると思う。地域の活性化にもつながっている。東京都市長会としてどう出すかは、今後また市長会の中での話になるが、全国的な中で見ると、完全にそれをなしにしてくれというわけにはいかないのではと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +制度そのもののあり方、今ほとんどが地方税でやりくりする形なっているが、制度を伸ばすためには国税もしっかりそこを支援する仕組みになっていく必要があると思う。財源が足りないことに関しては市同士でやり取りするのではなく、本来国から地方に対して交付税の措置があるので、そちらに持っていくのが、税のあり方、地方財政のあり方としては正しいのではと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市として損失が出ている状況。東京都市長会で東京の主張として出していくべきではないかと思うので検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市報に記載したり東京都市長会で訴えたりすることもひとつの手。しかし時間がかかる上に実効性があるのか定かではない。その間にもお金はどんどん流出していくので、実効性のある策が必要。 + +</MessageBubble> + +### ④ 寄附の使途は7つの基金以外にある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市へふるさと納税、寄附をする者がその使途を指定する場合、7つの基金から選択する以外の方法は用意されているか。用意されていない場合、その理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +現在選定している7つの基金によって市の施策の多くがカバーされており、御寄附の際は、寄附者の御意向に応じて使途が選択できることになっていることから、現在の7つの基金から選択していただくこととしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +カバーされていないものは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +学校に対する寄附が基金としてない。育英基金はあるが、学資的な部分に限られ、使い道が限定されている。学校の用具に寄附したいときは、やむを得ず「物」として買って寄附というのがある。二の足を踏むおそれがある。今後、教育委員会の考えも聞きながら、必要があれば研究する。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 使途を限定し寄附しやすくしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +7つの基金への寄附がそれぞれ具体的にどう使われるかは不明瞭であり、寄附者が想定した用途に使われない懸念があるという理由から寄附へ踏み切れない事例が実際に存在している。このような機会損失をなくす方法はあるか。またたとえば緑化基金を選択した後、さらに◯◯公園の整備、維持費用に充当するというふうに使途の限定が可能な仕組みとし、余剰が出た場合はその他使途に用いられるような仕組みはどうか、市の見解を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +寄附者からいただいた寄附金がどの事業にいくら充てられたかということを詳細に示すことはできないが、それぞれの基金の目的に沿って活用させていただいていることを説明し、御理解いただけるよう努めていく。また、個別の事業に充てることを条件とした寄附を受けることについては、基金を管理する上で事務が複雑になるなど、課題が多いことから難しいものと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 寄附金の使途をもっと細かく丁寧に示しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +NPOに寄附すると多くの団体は詳細なレポートを定期的に送ってくれる。逆に何をしているかわからないNPOには寄附しようと思えない。使途については可能な限り細かく示していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、市のサイトで緑化基金の使い道を見ると「生け垣設置補助事業」などと書いてあるだけ。これを見て緑化基金に寄附しようとする人がいるのかなと。 + +もっと寄附する人の立場に立って、たとえば、いただいた寄附を、 +- ◯◯公園のベンチに使いました +- ◯◯公園のあずまやに使いました +- ◯◯という樹木を植えました + +というふうに記載したほうが、たとえばその公園でデートした、家族でよくピクニックした、昔よく使ったなど思い入れのある人たちは「私も寄附してみようかな」となるのではと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかにもたとえばディスレクシアという文字の読み書き学習の困難な子どもたちがいて、その子たちが学校で勉強に使えるようなタブレットを用意してほしいという要望があるが、なかなか市のほうとして予算がつかない。 + +それを、本来は市がやることだが、たとえばふるさと納税を活用して賄った場合、そのようにして賄いましたとか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしくは、保育園が使用済み紙おむつを一括処分することになった際には、一時的におむつを保管しておくごみ箱を、寄附によって用意できましたとか。学校に◯◯というすごくよい楽器を購入しましたとか。 + +寄附の用途が詳細に示されているだけで、自分の寄附したお金が何に使われどう貢献しているのかが分かりやすく実感できるので、寄附も集まると思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +寄附制度の活性化を目指し、使途をもっと細かく丁寧に示してほしいという点についてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +どこまで詳細なものを希望されるかもあると思う。多くの方が寄附され、いろんな事業に充ててほしいと言われたとき、ここには何万円充てました、こっちには何万円充てましたと。その年、充て切れなかったものは、その後も管理して、翌々年にいくら充てましたと。できる年もあると思うが、それを継続的にやっていくことを考えると、慎重に判断する必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +慎重に判断し、検討して導入していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +寄附金額が少額だと、管理コストのほうがかかる場合もあるのでよく考えたほうがよいが、結局は費用対効果。寄附してもらえる額がそれら事務の複雑化によるデメリットを十分に補えるほど大きいと見込める場合は、受け入れたほうがよい。 + +この質問をした背景には「個別の事業に寄附したい」という要望が最近、実際にあったから。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 旧佐川邸公園はふるさと納税活用の絶好の機会、寄附を受け入れる制度整備をしてほしいが? +#### 旧佐川邸公園について + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +上水南町の旧佐川邸公園の件。ここは合気道の先生だった佐川幸義氏の道場があった場所で、ご本人がお亡くなりになった後、ご家族から寄附された土地。 + +市としては、この寄附された土地の一部を売却して、新しくできる公園の整備に使いたいと考えている。 + +一方、周辺住民や道場に通われていた門下生の方々は、土地を売らなくても整備できるのではと今の段階では考えている。 + +つまり、整備コストを精査して削減したり、もしくは資金を募ったりすることで、土地を売らなくても何とか間に合うのではないかと思っている。 + +</MessageBubble> + +#### 年間800万円程度寄附が見込める + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その門下生の方々というのは全国に大勢いらっしゃり、公園整備のための資金を出してくれないかと呼びかけたところ、毎年800万円程度は寄附が見込めるという話。ただそれは条件がついていて、ふるさと納税等の税控除が使え、その公園の整備に使うと用途が限定されている、そういう条件がついていれば集まりますよということ。 + +このように多額の寄附金が見込める状況にあるなら、受け入れればよいのでは。単純にそういう環境を整えてあげればよいと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 佐川道場は心のふるさと + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +佐川氏に関して書かれた複数の書籍があり、それを読めば分かるが、門下生の方々にとって、この道場は言ってみれば心のふるさと。 + +だからこそ御本人が亡くなってもなおたくさんのエネルギーと皆さんお忙しいのに時間をかけ、生まれ故郷でもない遠い小平市にやってきて、公園の整備の話にせっせと参加している。 + +</MessageBubble> + +#### ふるさと納税本来の趣旨にふさわしい + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう思いが詰まった貴重なお金をいただき、道場の跡地を整備をするというのは、ふるさと納税本来の趣旨そのものだと思う。 + +年間800万円は、事務が複雑になるコストをかけてもよい金額。 + +旧佐川邸公園の話は、私が市議会議員になってからまだ数か月くらいのときに、たまたまご縁があって参加した会で出会った話。確率的に考えると、ほかにもこのようなケース、小平市を心のふるさととして感じていたり「きっかけがあったら寄附をしてもよいな」と考えたりしている方がたくさんいらっしゃるのでは。 + +</MessageBubble> + +#### 旧佐川邸公園へのふるさと納税活用のため制度整備を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういった寄附を受け入れるための制度整備をしてほしいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +いただいた寄附は最大限活用したいと思っている。コストがかからないのは寄附者の意向にも沿う形。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +上水南町の寄附物件は、ちょっと特殊な事例。これは負担つき寄附ではないということで、公園にしてほしいという希望はあった。なので、必ずしも全部公園にする必要はない寄附。 + +亡くなられたのは武道家ではなく、武道家だった方の息子さんが亡くなっている。その方は特にそういった門下に入って何かやっていた方ではない。高齢になった息子さんが亡くなられ、小平市に寄附をしたいということで、遺言執行書によって寄附を受けたもの。 + +今回、門下生の方が寄附したいとは伺っているが、寄附する代わりに土地を売るのをやめてほしいという、市に対する行為の制限を加えようという寄附だった。 + +そうすると我々としては、亡くなられた遺贈者の希望をかなえるため市の負担なしで土地を売却してもかまわないということで、これは弁護士にも確認している。売却することでその希望をかなえていく、これが遺言書の中身に沿った取り組みであろうということでやってきた。 + +なので、その方々は寄附をされるけれども、丸々寄附ということでなくその代わり市の収入がなくなるということになる。市にとっては財源的にもし寄附額が集まらなければこれは逆に負担が増えるということになるので今回はそういった扱いをしていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +先ほど来あるとおり、ふるさと納税でやると、結局ほかの市の負担に回っていく。寄附者の方は、そういう負担をかけないで整備してもらいたいという意向があるので、今回そういう制度はとらず、土地を売却してやっていこうということで考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 用途を限定して多額の寄附を受け入れる考えはある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回のことについてはいろいろ条件があってということだが、もしそういう前提条件がなければ、多額の寄附をしたいという要望があったら、用途を限定して多額の寄附を受け入れるという考えはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +それは特に負担をつけるようなものではなく、将来たとえば大きな公園を整備する際、遊具に使ってほしいとかそういったものであれば、場合によっては今後大規模な事業が待っているとき、特別にもうひとつ基金等をつくってやっていくというのは、今後研究する意味はあると考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ぜひそれをやってほしい。もしそういう制度ができたら明示しないと意味がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +毎年、巨額の損失が出ていて、実効性のある対策がとれていない状態。早急に手を打ってほしい。制度を整えれば現状でも多額の寄附を得られる可能性が高いのに、制度が整っていないために機会損失が生じている。 + +大口の寄附が見込めるものに限ってもよいと思うが、使途の限定といった寄附制度の拡充と、寄附金の使い道の詳細を、見た人が寄附したくなるような形で情報提供してほしい。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/2-gomi-sisetu-jouhou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/2-gomi-sisetu-jouhou.mdx new file mode 100644 index 0000000..08247b5 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/2-gomi-sisetu-jouhou.mdx @@ -0,0 +1,246 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)巨費を投じるごみ処理施設の、より丁寧な情報提供等を" +tags: + - 一般質問 + - ごみ + - 情報公開・情報発信 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1101&schedule_id=17&minute_id=176&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和元年11月29日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +新ごみ処理施設整備・運営事業に20年間で約468億円の投資が行われる。将来世代に渡り高額な負担を強いられる事業であるにもかかわらず、情報があまりにも少ないため、事業の詳細や情報公開の姿勢を問いました。小平・村山・大和衛生組合は独自に議会を持っており、小平市議会議員も派遣されています。「詳細はその組合の議会で質問せよ」という圧力があるのですが、私は参加していないですし、会議録を見ても大した質問がないため、小平市議会で質問せざるを得ません。 +小村大の情報公開に対する姿勢は問題と思いますので、今後も追求していきます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 入札で約468億円の予定価格を事前公表の理由は? | [総合評価一般競争入札で一般的](#-新ごみ処理施設事業の入札で約468億円の予定価格を事前公表している理由は) | +| 入札予定価格は工事費約293億円+運営費約175億円? | [配分は業者提案による](#-予定価格との差し引き175億円が委託約20年間分の運営費か) | +| 約468億円以外に発生する事業費は? | [工事監理業務委託費やその他経費等](#-組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく) | +| 国からの交付金見込み総額は? | [循環型社会形成推進交付金で約92億円](#-組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく) | +| 起債額と期間は? | [地方債を約191億円と見込んでおり、償還期間は最大20年間](#-組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく) | +| 年間維持費は? | [資源物中間処理施設は、土地使用料などを除き、約2.5億円。仮称不燃・粗大ごみ処理施設及び仮称新ごみ焼却施設は今後の入札結果による](#-組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく) | +| ライフサイクルコストは? | [使用終了までのコストは算出していない](#-組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく) | +| 組合ホームページ掲載の財務書類が非常に少ない? | [窓口閲覧で / 組合に伝える](#-組合や市のホームページに財務資料の掲載を) | +| 小平市もホームページに財務書類が少ない? | [現在未掲載の資料も掲載を進める](#-組合や市のホームページに財務資料の掲載を) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/201912-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 巨額な事業にもかかわらず公開されている情報があまりにも少ない + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小平・村山・大和衛生組合(以下、組合と呼ぶ)の仮称新ごみ処理施設整備・運営事業(以下、新ごみ処理施設事業と呼ぶ)については本年10月31日に入札書類の提出が締め切られ、来年1月下旬の開札を予定している。この事業は予定価格が消費税込みで約468億円と巨額。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +同様にほかのごみ処理施設に関しても、市民は将来世代にわたって高額な負担を強いられるが、市民がどの程度の金額をどのくらいの期間にわたって負担するのかといった基本的な情報が提示されていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +より丁寧な情報提供を心がけていただきたく、管理者である市が、次の事項を把握しているか質問する。また、市の情報提供に関しても伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +入札は難しいところがあり、事前に価格を公表すると、上に張りつく傾向があると思う。金額が大きいだけに、ちょっとした工夫で数億円から数十億円変わってくることなので、相当慎重に決定していかなければいけない。 + +</MessageBubble> + +### ①新ごみ処理施設事業の入札で約468億円の予定価格を事前公表している理由は +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新ごみ処理施設事業の入札で、約468億円の予定価格を事前公表している理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +小平・村山・大和衛生組合からは次の内容を聞いている。 + +- 新ごみ処理施設事業の事業者選定については、総合評価一般競争入札を採用 +- 事業者から、入札書、施設計画図書などの提案書提出を受け、価格と品質を審査し、総合的にすぐれた事業者を選定する +- 予定価格を示さない場合、品質はすぐれていても予定価格を超え、失格となる事態が発生するなど、適正な競争とならない懸念がある +- 総合評価一般競争入札では、予定価格を事前に公表することが一般的と認識している + +</MessageBubble> + +### ②予定価格との差し引き175億円が委託約20年間分の運営費か +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新ごみ処理施設事業に関して、基本計画では概算として建設工事費が258億円、解体工事費が35億円だ。予定価格との差し引き175億円が、委託約20年間分の運営費と考えてよいか。これ以外に発生する事業費はないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +小平・村山・大和衛生組合からは次の内容を聞いている。 + +- 予定価格では、工事費と運営費のそれぞれの上限は設定していない +- そのため、予定価格内での工事費と運営費の割り振りは、業者の提案、入札価格による +- 工事費は、予定価格の算出に当たり、基本計画で概算として示していたものを精査し、見直したもので積算 +- 施設の整備に付随して新たに必要となる事業費として、以下が想定されると聞いている + - 整備工事の工事監理業務委託費 + - 環境影響評価の事後評価の取りまとめに関する経費 + - 新施設での発電に伴って必要となる電気の特別高圧線の引き込みに係る経費 + - 施設整備期間中の多摩地域ごみ処理広域支援に係る経費 + - そのほか不測の事態が発生した場合の経費等 + +</MessageBubble> + +### ③組合が担う3つのごみ処理施設事業について費用など詳しく +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +組合が担う3つのごみ処理施設事業(3市共同資源化事業、仮称不燃・粗大ごみ処理施設事業及び新ごみ処理施設事業)について、以下はそれぞれどうか。 + +- 国からの交付金見込み総額 +- 起債額と償却期間 +- 年間維持費用 +- ライフサイクルコスト + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小平・村山・大和衛生組合から聞いている内容としては、資源物中間処理施設、仮称不燃・粗大ごみ処理施設及び仮称新ごみ焼却施設の3施設の整備について、工事費のほか整備関連経費を一部含めて合計で国からの循環型社会形成推進交付金を約92億円、地方債を約191億円と見込んでおり地方債の償還期間は最大で20年間とのこと。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +年間維持費としては、すでに稼働を始めている資源物中間処理施設は、本年度の組合予算では、土地使用料などを除きおおむね2億5,000万円。今後稼働する仮称不燃・粗大ごみ処理施設及び仮称新ごみ焼却施設については令和4年度からは運営を業者に委託することとしており、その経費は現在、業者選定をしている新ごみ処理施設整備・運営事業の入札結果によることとなるとのこと。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +ライフサイクルコストについては施設の使用終了までのコストは算出していない。しかし仮称新ごみ処理施設整備・運営事業については、運転に要する消耗品、光熱水費などのほか、通常必要となる補修工事の経費なども運営費に含めて発注していると聞いている。 + +</MessageBubble> + +##### 年間費用が数%変動しただけで市歳出へのインパクトが大きい。財務関係資料をしっかり出して + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +20年間で起債した分が191億円に上る。1年間で償還だけでも普通に20で割ると10億円近く。それ以外にも、今予想できている運営費だけで年間10億円以上かかる。簡単な計算だけでも20億円ぐらい年間でかかる。数%の変動でも歳出へのインパクトは非常に大きい。そういったところを市民がちゃんとチェックできるよう、財務関係の書類はしっかり出してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ④運営事業者を新施設稼働から2年経た後に変更する理由は +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +仮称不燃・粗大ごみ処理施設事業の運営事業者を新施設稼働から2年経た後に変更する理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +小平・村山・大和衛生組合から聞いている内容としては、仮称不燃・粗大ごみ処理施設については、設計、施工に関する稼働後2年間の瑕疵担保期間を設定しているとのこと。その間に施設の安定的な運転をハード面、ソフト面で確保したうえ、その後は、同一敷地内にあり、かつ、ごみ処理の相互の関連が強い新ごみ焼却施設との一体的な運営を委託することとしたためと聞いている。 + +</MessageBubble> + +### ⑤組合や市のホームページに財務資料の掲載を +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +組合のホームページに掲載されている財務書類が非常に少ない。小平市もそうだが、一般会計決算附属書類などの財務に関する重要な資料を組合及び市のホームページに掲載していない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +市では市ホームページで、予算書のほか、決算カードや財政状況資料集、小平市財政白書、小平市の財務書類、財政事情についてを掲載し、市の財政状況を公表している。今後は、一般会計決算附属書類など、現在掲載されていない資料についても市ホームページへの掲載を進め、市民の皆様に市の財政状況をわかりやすく伝えられるよう努めていく。 + +小平・村山・大和衛生組合からは、現在予算、決算について概要を組合ホームページで公開しており、予算書、決算書等はホームページでは掲載していないが御希望の方には組合窓口での閲覧に応じていると聞いている。 + +より丁寧な情報提供の御要望については、組合に伝えて行く。 +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市のサイトで一般会計決算附属書類等を今後出していくというが、予算書や決算書も含まれるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +予算書は令和元年度から予算書そのものがホームページに掲載されている。それより前のは載っていない。来年度以降も、予算書については掲載していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +決算附属書類と決算書は、まだホームページには載せていないが、作業的には可能。順次載せられるよう整えていきたい。 + +</MessageBubble> + +##### 市民から多額を預かっている事業という意識が非常に低い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +組合のサイトは、一昔前の個人ホームページのよう。市民から多額のお金を預かり事業を行っている意識が非常に薄い。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +予算と決算はA4の紙一枚。普通の会社なら、お金を出す人たちの手元に詳細な情報、財務情報がないと、出資する人はいないだろう。本当に信じられないこと。少なくとも予算、決算の詳細書類と附属書類など、できれば損益計算書や貸借対照表といった財務書類をホームページに掲載してほしい。管理者である市長に伺いたいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +予算、決算の資料の情報公開については、私ども構成市においても組合に、わかりやすいものの公開を常に求めている。市からも派遣で何人かの職員が行っているので、そのあたりはよく伝えていきたい。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +組合ができて議会があるので、市議会の中ではなかなか質問できないところがある。組合は一般質問の機会がない。すると、派遣されている議員もなかなか、質問しようにも、どの時点で質問したらよいのかわからないところがある。市は管理者なので、そういうところを指摘し、直してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/chart.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/chart.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..871be69 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/chart.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/jougen.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/jougen.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..cb38f35 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/jougen.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/koujo.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/koujo.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..4d1028f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/koujo.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f7bac4e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..83e0e72 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)ふるさと納税の健全な活用と、指定寄附制度の拡充で市民参加の推進を](./1-furusato-nouzei-kakuju/) +- [(2)巨費を投じるごみ処理施設の、より丁寧な情報提供等を](./2-gomi-sisetu-jouhou/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx new file mode 100644 index 0000000..c79bad2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/1-dyslexia-kankyo.mdx @@ -0,0 +1,1049 @@ +--- +title: (1)ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +image: '/ippan-situmon/r1d/3gatu/images/og-1.jpg' +tags: + - 一般質問 + - 発達障害 + - 学習障害 + - ディスレクシア + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1116&schedule_id=4&minute_id=211&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + + + +令和2年2月26日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +保護者の方からご相談をいただいたことからディスレクシアに関して網羅的に質問しました。確率上、小平市立の小・中学校に在学する子どものうち約330人が潜在的に読み書きに著しい困難さを抱えています。しかし判明しているのは56人のみ。この困難さは自分も周囲も気付きにくく、不登校や鬱につながる可能性もあり、早急な対応が必要です。質問に先立って確認したところ、市職員の部課長レベルであっても、障害のことや問題があることを把握している人は少ない状況でした。そこで今回は**職員や議員への周知**をひとつの目的に質問しました。以降の一般質問でも続けて2回([①](../../r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/)、[②](../../r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge/))取り上げています。また、その過程で学んできたことを[こちらのページ](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/)にまとめています。 + +残念ながら答弁は的を得ていませんでした。障害の発見を教員の気付きだけに頼ろうとする(よくない)方針があることも分かりました。一方で目的のひとつだった周知はある程度達成できたと思います。この一般質問の後、職員の研修に発達性読み書き障害のことを組み込んでもらえることにもなりました。またこれ以降2回続けての一般質問やそれ以外の場面でもテーマとして取り上げているうちに徐々に市側の答弁も変わって来るのを感じています。保護者の方が特別支援推教育進委員会の委員として参加され、積極的に問題を指摘されていることもあり、職員の認識や意識も変わってきているようです。歴史を見ると継続性が重要なことは明らかですので、今後も継続して取り組みます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① ディスレクシアの可能性がある児童・生徒数を見積もっている? | [一定数あると認識。診断を受けた実人数は把握していない。発達性読み書き障害は、特別支援教室利用児童48人、巡回相談で報告があった児童・生徒が8人](#-ディスレクシアの可能性がある児童・生徒数を見積もっている?) | +| 市は潜在数を見積っている? | [割合は5.0%や10%など一定数あると認識。](#市は潜在数を見積っている) | +| 巡回相談員の巡回頻度と時間帯は? | [手持ちの数がない。](#巡回相談員の巡回頻度と時間帯は) | +| 一回当たりの滞在時間は? | [平均での時間は今回答できない。1時間や2時間ではない。](#一回当たりの滞在時間は) | +| 行動観察の結果を説明している? | [基本的にはしていない。求めがあればできる。](#行動観察の結果を説明している) | +| 保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては? | [研究課題にする](#保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては)→[その後ガイドブックができました](#こだいらこどもの発達支援ガイドブックができました) | +| 詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか? | [研究したい。](#詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか) | +| ② ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは? | [統一したアセスメントは未実施。](#-ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは?) | +| 全体アセスメントを行わない理由は? | [気付きの中でチェックし、巡回相談に。](#全体アセスメントを行わない理由は) | +| 全体アセスメントを実施した学校はある? | [把握していない。](#全体アセスメントを実施した学校はある) | +| 全体的なアセスメントの計画すらない? | [教員の気づきをもとにアセスメントにつなぐ。](#全体的なアセスメントの計画すらない) | +| 特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが? | [教員の気づきの分析コードや質を高める。](#特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが) | +| 稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては? | [特別支援教育推進に向けた検討進める。](#稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては) | +| ③ ディスレクシアの周知徹底をどうしているか? | [発達障害や学習支援の研修で。](#-ディスレクシアの周知徹底をどうしているか?) | +| 研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては? | [eラーニングがあり、教員の分析コードを深める。](#研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては) | +| ④ 普段の授業における合理的配慮の現状と課題は? | [プリント工夫、タブレット使う学校も。](#-普段の授業における合理的配慮の現状と課題は?) | +| 合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い、教員の裁量に任せている? | [合理的配慮は全校で統一した同じようなことではない。](#合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い教員の裁量に任せている) | +| デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは? | [物的配慮は進める必要があると認識している。](#デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは) | +| 判明している子に今すぐタブレットを支給しては? | [物的配慮は重要と認識しているが、すぐできるかは今後の研究課題。](#判明している子に今すぐタブレットを支給しては) | +| ⑤ 市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は? | [研修の資料見直しを行い、職員の理解啓発を進める。](#-市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は?) | +| 研修資料の作成作業に当事者を含めては? | [機会捉え、内容等見直しの際さまざまな声を聞く。](#研修資料の作成作業に当事者を含めては) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202003-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### ディスレクシアは周知不足 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +見えない障害と言われるディスレクシアは、読みと書きの学習に大きな困難を抱える学習障害のひとつ。この障害について十分に周知されているとはいえず、実態も適切に把握されていない。 + +当事者の子どもたちは「自分は頑張っても勉強ができない」と誤解したり、周りから「勉強が足りない」と誤解を受けたりして苦しみ、不登校や鬱病に至る場合もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文部科学省の調査によると「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合は平成14年時点で2.5%、平成24年時点で2.4%。 + +たとえば小平市立小学校の令和元年5月時点での通常学級児童数9,731人で計算すると、200人以上が苦しんでいる可能性がある。しかし問題は表明化していない。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 🏫 中学生も含めると約330人 + +小平市立中学生の潜在数も含めると、確率上は約330人が困難さを抱えていることになります。これより1年後の時点では(児童・生徒数が増えたため)約340人になります([後述](#-令和2年5月時点では約340人))。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +授業でのタブレット使用状況(このときはGIGAスクール構想実現前)などから考えれば、適切なアセスメントが行われていないため見過ごされ、人知れず学校が嫌いになっている子どもが多数存在する可能性は高い。(アセスメント = 客観的評価とそのプロセス) + +実態の把握はもちろんのこと、ゆとりのある環境整備と、少なくとも教育現場における周知徹底が早急に必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +見えない障害である学習障害は、ほかにも「聞く」「話す」「計算する」「推論する」に困難さを感じるケースもあるが、今回は論点を集中させるためディスレクシアに限定する。 + +またディスレクシアという用語には広義の意味があるため、ここでは読み書きに障害があると診断された、もしくは診断を得ていなくとも著しい困難を感じている状態または人とする。 + +ディスレクシアに関してはこれまでも議会で何度かデイジー教科書との関連で取り上げられている。しかし(市職員のうち)管理職においてもピンとくる方はまだ少ないようだ。 + +</MessageBubble> + + +#### 障害の状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +発達性読み書き障害の状況は人によってさまざま。通常文字を見るとその読みが自動的に頭に浮かぶ(音韻処理という)が、読むことが困難な方の場合はそれが自動化されず、たとえば次のような状況がみられる。 + +- 一文字を読むのに時間がかかる +- 文字を読み間違える +- 読むだけで疲れてしまい、意味を理解できない + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また、書くことが困難な方でも次のようにさまざまある。 + +- 単語の文字が足りない +- 文字が入れかわる +- 文字の左右が逆になる +- 漢字の部首が入れかわる +- 漢字の部首がなくなる + +</MessageBubble> + +#### 気付きにくい障害 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは本人も周りの人もなかなか気付きにくい。たとえば学校の生活では次のようなこと一つ一つに困難さがある。 + +- 紙の教科書や紙の辞書を使う +- テストで問題用紙を読み、解答用紙に書く +- 先生の板書をノートに書き写す + +しかしなかなかそれが表面化しない。理由のひとつとして、ディスレクシアの子どもは知的に障害がなく、記憶力が優れているか鍛えられている場合がある。また小学校に入学して最初のころの授業は、先生の話を聞いていればどうにかなってしまうことがある。 + +そのため自分も、周りも障害があることになかなか気付かない。しかし、読めない、書けないことから本人は無意識にストレスを感じ、読み書き自体を避けるようになる。 + +すると周りからは「この子は怠けている」とか、「勉強する気がない」などと見なされてしまい、やる気をなくしていく。 + +つまりこれは周りから気付かれにくいものの、けっして一人も見過ごしてはいけない。 + +</MessageBubble> + +#### 迅速に対応する必要がある + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回、小平市の学校に通うディスレクシアであるお子さんをお持ちの保護者の方からご相談を受けたことがきっかけで質問している。 + +その方にたくさん教えていただいた。私も具体的なことはまったく知らなかった。調べていくうちに、これは個人の問題だけではなく小平市全体の問題であり、主に次の2つの理由から、とにかく早く対処しなくてはならないことが分かった。 + +</MessageBubble> + +##### 理由1:多くの子が取り残されている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +まず潜在的な人数の多さ(に着目する必要がある)。通告書に書いた「文部科学省の調査」とは、平成14年と平成24年に行われた[『通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/potential-number/)のこと。 + +つまり18年前と8年前の2回、文科省が大規模な調査をしている。調査対象は公立小・中学校の児童・生徒で、それぞれ人数は約4万人と5万人であり、統計的にも十分な母数の調査であった。 + +この調査の結果、「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合は、10年経ってもほぼまったく同じ割合で、2.4%~2.5%であった。2.4%を使って計算すると、小平市立の小・中学校では合計約330人になる。 + +**「読む」または「書く」に著しい困難を示す子どもの割合** + +| | | +| --- | --- | +| 平成14年調査 | 2.5% | +| 平成24年調査 | 2.4% | + + +330人は結構な人数。潜在的人数がこんなに多いのに問題が表面化していないのはなぜか。「人知れず不登校になっている子どもたちがいる」のではないか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🏫 令和2年5月時点では約340人 + +児童・生徒数が増えたため、令和2年5月1日時点では約340人になります。 + +小平市立小学校10,072人 + 小平市立中学校4,083人 = 14,155人 + +14,155 × 2.4% = 339.72人 + +::: + +##### 理由2:二次障害が未来を奪う + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一般に「二次障害」と言われる問題がある。先ほども触れたが、ディスレクシアの子どもたちは知的にはほかの子どもたちと変わらない。 + +しかし読み書きができないことで「自分は勉強ができない」と誤解したり、周りから「なぜ怠けるのか」「頑張っていない」などの誤解を受けたりして自信を失ってしまう。 + +モチベーションを失い、学校が楽しい場所ではなくなり、場合によっては不登校になり、鬱になる。これを二次障害ということがある。 + +逆に考えると、不登校の子どもやひきこもりの人たちの中には、かなりの数でディスレクシアの人が隠れているのではないだろうか。 + +</MessageBubble> + +#### 見過ごさず迅速に対応を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +つまりこれは絶対に見過ごしてはいけない問題で、対応を急ぐ必要がある。子どもにとっての1年間はとても大事だ。たった1年の(対応の)遅れが、子どもにとっては大きなダメージになることがある。大人の時間感覚で考えてはいけない。 + +</MessageBubble> + +#### 2.5%は最低限の数値 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +まず市として潜在数を把握することが非常に重要。2.4%から2.5%という数値も最低限として捉えたほうがよい。 + +文科省の調査結果報告書にも「この調査では全数把握できない」という趣旨のことが書かれている。実際は、2.4%から2.5%よりもっと多い児童・生徒が困難さを抱えている可能性が高い。 + +</MessageBubble> + +### ① ディスレクシアの可能性がある児童・生徒数を見積もっている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立小・中学校におけるディスレクシアの児童・生徒について潜在数をどう見積もっているか。そのうち実際に障害と診断された、もしくは困難さがあると把握している人数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +文部科学省の調査結果の示すとおり一定数あると認識している。 + +ディスレクシアと診断を受けた児童・生徒の実人数は把握していないが、読み書きに困難さを抱えている児童・生徒数としては、次のとおり。 + +- 特別支援教室の利用児童:48人 +- 巡回相談を通して学校から読み書きに困難さがあると報告のあった児童・生徒:8人 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 確率からすると判明人数があまりに少ない + +潜在数330人から、判明している56人(48人 + 8人)を差し引くと、270人くらいはまだ知られていないという計算になります。 + +::: + +#### 市は潜在数を見積っている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市としてどれくらいの潜在数を見込んでいるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +文科省の調査もあるが、研究者によると、日本におけるディスレクシアの潜在割合は5.0%、欧米では10%という数字もある。一定数はあるものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +5%や10%であればもっと深刻。なぜ見積り数値を決め打ちで言えないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +はっきりした診断が出ていることではなく、正確な数は言えないが、一定数あると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ディスレクシアの診断がなくても読み書きに著しい困難を示すことは同じ。文科省もその前提で調査している。また実際に診断を得るのはハードルが非常に高い。 + +内部で潜在数を見積もっているはずだと思う。公表してほしい。 + +</MessageBubble> + +#### 巡回相談員の巡回頻度と時間帯は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +<a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/057/057217.html">『小平市特別支援教育総合推進計画・後期計画』の平成30年度実績</a>には、巡回相談員は11人で1校当たり年間5~7回巡回していると書いてある。 + +それぞれの職種の方(臨床発達心理士、言語聴覚士、作業療法士)が学校に滞在する頻度と時間帯は。その際、特定の子どもが観察の対象になるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +それぞれの割合は手持ちの数がないためここでは回答できない。 + +言語聴覚士については、学校の要請に応じて行っており、昨年度は巡回した。ディスレクシアについては言語聴覚士の専門性が一番高く、アセスメントに近いことやコンサルテーションができると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 一回当たりの滞在時間は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +年に19回ということだが、1回当たりどれぐらいの滞在時間か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +平均での時間は今回答できない。実際に授業を見て子どもの状態像をつかみ、そのうえで「この子どもにはこういう支援が必要だ」というコンサルテーションも含めるので1時間や2時間ではないと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +詳細がわかったら後で教えていただきたい。小学校で305クラス、中学校で115クラスあり、19回では全然足りない。すべてのクラスも回れていないだろう。しかも一日中いるわけでもない。時間的な経過を見るのも難しいと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 行動観察の結果を説明している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +巡回相談員が行動観察した結果は、保護者や本人に説明があるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +巡回相談員の巡回結果は、基本的には、学校に対して指導や支援のあり方等をコンサルテーションするため、保護者等に説明があるものではない。しかし、求めがあれば、できる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +巡回している現場の方は頑張られている。しかし、母数が330人ぐらいいて把握できたのが8人というのは非常に少ない。1年間で言語聴覚士が19回しか回れていない状況なら当たり前だ。 + +そこで、2問目の「全校で統一したアセスメント」が重要になる。 + +</MessageBubble> + +#### サポート体制を協働作業で分かりやすく + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +脇道にそれるが「子どもに対して、どれだけのプレイヤーが、どれだけのサポートを提供しているか」が保護者には非常にわかりづらい。せっかくサービスを構築しても、それが利用者に知られず、十分活用できなければ最大の効果は発揮されない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +子どもをサポートするプレイヤーは、たとえば次のような方々だ。 + +- 巡回相談員 + - 臨床心理士 + - 言語聴覚士 + - 作業療法士 +- 巡回指導教員 +- 特別支援教室専門員 +- スクールカウンセラー +- スクールソーシャルワーカー +- 特別支援教育支援員 +- 特別支援教育コーディネーター +- 医師 + +こういうプレイヤーがどれだけいるか、それぞれの役割は何で、誰に報告され、その結果どうなるといったことを保護者にわかりやすく示す必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先週行われた[小平市特別支援教育専門家委員会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/075/075755.html)でも、「保護者にコーディネーターのことが伝わっていない」という意見が相談員から出ていた。「校長先生に相談しているとき、隣に先生が来たがこの人が一体何の役割をしているのかわからなかった」と。これは一歩間違えれば、不信感を招いたり威圧的な印象を与えたりする可能性がある。 + +</MessageBubble> + +#### 保護者の方々と特別支援教育のガイドライン等をつくっては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そこで提案だが、対象となる保護者の方々にワーキングチームへ参加していただき、 +- 「市は子どもにどういったサポートを提供しているのか」わかりやすい冊子 +- 校長先生と相談している場面でコーディネーターの方へ「この人はどんな人か」「この人がいることで情報はどう回っていくか」等を説明するなど(気を付けるべきこと)が記載されたガイドライン + +を作成してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +困り感のある子どもを支援するのは、たしかに学校だけではなく、さまざまな方がいる。保護者とも協力していくことが重要。今のご提案は、どういった形ができるか、今後の研究課題にする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ぜひお願いする。 + +職員の方々は日々の仕事で手いっぱいだろう。保護者の立場に立って資料を作成するのも、想像力を使う難しい作業だ。 + +だからこそなるべく、市の製作物をつくる際には、外部の(事情をよく知っている)方々に主体的に参加してもらう(のがよい)。 + +「市民との協働」と市長はよく言うが、働き方改革も含め、そういう(実効的な)ことをしていかなければならないと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 詳しい市民の方に報酬を出して市の仕事を担ってもらえないか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市のほうで報酬を出すなりして、期間限定もしくは不定期でも、本当に詳しい市民の方に、協力員のような形で市の仕事に参加してもらうという仕組みはできないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +学校教育では、会議等もそうだが、専門家や公募市民の方に入っていただいている。こういう機会をより広く行うことも重要と考える。 + +現在は専門家に入っていただくことで、施策等についての評価や改善方法などを提言してもらっている。 + +市民の方に、どのような機会に入ってもらうかや、入っていただいてどういったことが今後のよりよい特別支援教育につながるのかは研究していきたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ✨こだいらこどもの発達支援ガイドブックができました! + +令和5年12月に、保護者の方々が企画に参加されて「こだいらこどもの発達支援ガイドブック」ができました。 + +<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109939.html">こだいらこどもの発達支援ガイドブック(小平市)</ExternalLink> + +::: + +### ② ディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないアセスメントは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立小・中学校においてディスレクシアの児童・生徒を見過ごさないためのアセスメントをどう行っているか。また成果は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現在市で全児童・生徒を対象とした統一したアセスメントは行っていない。 + +- 学校を定期的に訪問する言語聴覚士を含む巡回相談員の行動観察等 +- 特別支援教室と通級指導での指導を申し込んだ際に受ける就学・転学相談における発達検査や行動観察 + +等で、児童・生徒が抱えている読み書きの困難さを把握している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +成果としては、把握した困難さについて、さらにアセスメントを進めるために、各種検査の実施や支援体制を検討できるとともに実際に個別指導に活用できること。 + +</MessageBubble> + +#### 全体アセスメントを行わない理由は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +アセスメントの材料は豊富に提供されている。たとえば東京都教育委員会は、DVDつきで小・中学校向けの丁寧で網羅的なアセスメントマニュアルを提供している。 + +アセスメント後の個別指導についても、具体事例も含めた理論と実践の冊子や、保護者に対する説明用の書式までも用意し、非常に行き届いた材料を提供している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📚 都教委が提供している資料 + +<ExternalLink href="https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/guideline.html">東京都教育委員会のアセスメントマニュアル等</ExternalLink> + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういった豊富な材料を前にしても小平市が全児童・生徒を対象としたアセスメントを現在行っていない理由は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +私どもが捉えているアセスメントは、評価、診断等々中身をより具体的に、詳細に深く見ていくというところ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +子どもたちの困り感に気付いていくことに関しては + +- 東京都教育委員会の資料 +- 私ども教育委員会から「通常の学級における特別支援教育の推進」ということで環境調整における「こだいらこれだけは」というふうなあり方 +- 気付きの中で、学習面や行動について、文字をよく聞き間違える等々のチェックリスト + +があり、こういったことから気付いていき、その後巡回相談につないでいくといったことは取り組んでいる。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 市教委が言うところのアセスメント + +答弁で言及された2つの取組みは次のとおりであり、いずれも適切なアセスメントとは言えません。 + +###### (1)こだいらこれだけは + +「こだいらこれだけは」は、小平市が平成24年度からすべての小・中学校で「小・中連携教育」というものを展開している中で5つ挙げられている視点のうち「特別支援教育」に対応するプログラムのことです。 + +<table> +<caption style={{captionSide: "bottom"}}> + +[令和2年度小平市の教育(学校教育の項)より](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/022/022549.html) + +</caption> +<thead> + <tr> + <th>視点</th> + <th>プログラム名</th> + <th>内容</th> + </tr> +</thead> +<tbody> + <tr> + <td>学力向上</td> + <td>学力アップチャレンジ</td> + <td> + + - 読書活動の充実 + - 「春休みの生活と学習」の充実 + + </td> + </tr> + <tr> + <td>体力向上</td> + <td>体力アップチャレンジ</td> + <td> + + - 体力テスト記録個票の継続 + - 日常的な体力向上の取組 + + </td> + </tr> + <tr> + <td>健全育成</td> + <td>大切な自分、大切なお友達</td> + <td> + + - 「自分のことも友達のことも大切にする」標語・ポスター + - 児童会、生徒会活動の連携 + + </td> + </tr> + <tr> + <td style={{whiteSpace:"nowrap"}}>特別支援教育</td> + <td>こだいらこれだけは</td> + <td> + + - ユニバーサルデザインの充実(ホワイトボード等の活用等) + - 個別指導計画、学校生活支援シートの充実 + + 個別指導計画は下図の学校生活支援シートを踏まえて学校が作成する短期的な実行計画。学校での学習面・生活面の指導目標や、指導内容、方法等を具体的に盛り込み、これに基づいて指導・支援を行うもの。 + + </td> + </tr> + <tr> + <td>キャリア教育</td> + <td style={{whiteSpace:"nowrap"}}>ふるさと小平から<br />世界にはばたく</td> + <td> + + - 人との関わりではぐくむ自尊感情の向上(異年齢集団交流等) + - ふるさと小平を大切に思う気持ちの醸成 + + </td> + </tr> +</tbody> +</table> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<img src="/ippan-situmon/r1d/3gatu/images/gakkou-seikatu-sien-sheet.png" alt="学校生活支援シート" /> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +###### (通常学級での対応) +[特別支援教育に関わるリーフレットより](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/025/025897.html) + +1. 子どもが見通しをもてる授業展開 +ホワイトボードなどを活用し、1時間の授業の流れや作業手順、注意事項等を事前に示す。 + +1. 情報刺激の少ない教育環境づくり +黒板は全面使用できる状況にする。教室(特に黒板周り)の掲示物を精選する。 + +1. 時間の感覚を視覚・聴覚などで提示(小学校) +作業や考える時間を事前に示す。視覚的に時間が減っていくことが分かるタイマーや聴覚的に時間が分かるキッチンタイマーなどを活用する。 + +1. 子どもにとって分かりやすく、見やすい配布物(中学校) +注意事項や指示を分かりやすく記載する。配布物のレイアウトを見やすくする。| + + +いずれも読み書きが困難な子どもに特化したものではなく、行動障害の子どもへの対応とひとくくりにされているようです。 + +###### (2)気付きのチェックリスト + +これについては詳細がなく、どんな意味で答弁したものか不明なため要確認です。しかし「教員の気付きに頼る」という前提は網羅性や教員の負担増という面から欠陥があります。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +個別の児童・生徒を対象にしたことも必要だが、すべての児童・生徒を対象にした統一アセスメントを行わない限り、「一人も見逃さない(取り残さない)」ということはできない。 + +</MessageBubble> + +#### 全体アセスメントを実施した学校はある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都が示しているようなマニュアルにしたがって、学校単位で全児童・生徒を対象にしたアセスメントを実施しているところ(学校)はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +学校単位で実施しているかどうかは、把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +非常に重要であるため、ぜひ把握していただきたい。子どもたちのことは待ったなしで先手を打つ必要がある。 + +18年前から文科省が調査している。それだけ問題があるということ。東京都の[「発達障害教育推進計画」](https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/administration/action_and_budget/plan/developmental_disorder/plan.html)ができたのも、もう4年前。 + +</MessageBubble> + +#### 全体的なアセスメントの計画すらない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全体的なアセスメントについて実施もしくは少なくとも計画があってよいくらいなのに見えてこない。なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +アセスメントという言葉の、解釈の問題もあるかもしれない。アセスメントという形ではないものの、子どもたちの困り感について気付くことについては、教育委員会もそうだが、学校の中で校内研修等を通して教員に気付きの分析コードを持(たせる)ということは取り組んでいる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +日常的にかかわっているのは、学級担任や授業をやっている教員。その者たちが気付きをもとに、その子に困り感があったことをより詳しく見ていくためのアセスメントにつないでいくことに関しては、小平市教育委員会としても積極的にやっていきたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😥 教員依存のアセスメントは間違い + +担任やその他教員の気付きだけによって発達性読み書き障害を発見するというやり方は、次の理由などにより、間違えていると私は思います。 + +- 個々人の判断力や認知能力等に依存し、網羅せず、一貫性、再現性がない +- 教員の負担が増える + +東京都教育委員会などが提供している、全体的で再現性のある一貫したテストによりまず判断し、さらに個々の担任や教員の気付きを加えて判断することが好ましいと思います。なぜかたくなに東京都のアセスメントをやらないのか、理由は別のところにあるのだろうと思います。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「一人も見過ごさない(取り残さない)」という観点からすると、足りていない。 + +</MessageBubble> + +#### 特別支援の申請時に行うアセスメントだけでは足りないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +読み書きの困難さを把握するのは、特別支援教室及び通級指導での指導を申し込んだ際の「就学・転学相談」における発達検査や行動観察等で行っているという答弁だった。 + +つまり + +- 保護者が子どもに障害があることをなんとなくでも認識していて +- かつ保護者が、自分の子どもを特別支援教室や通級の指導へ通わせるために申し込むことを決心した + +その際に初めて検査を行い把握しているということ。 + +これはひとつ必要なことだが、この方法だけでは、対象者は限定的にならざるを得ない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まずディスレクシア(読み書きが困難)の子はそもそも本人が障害だとなかなか気付かない。またほかの子と比較できなかったり低学年ではごまかせてしまう部分もある。 + +保護者はなんとなく気付く人もいるかもしれないが、共働きなどで勉強にじっくりつき合えないような場合、テストの結果だけを見て「うちの子は勉強ができない」と誤解する場合もある。 + +小学校の入学前は「読み書きは入学してからでもよい」と気にしない人もいる。 + +つまり「特別支援教室や通級の指導申し込みをしたほうがよいかな」と考えるところまではなかなか到達しない。到達したとしても実際に申し込みをするのは保護者の心理として非常にハードルが高い。先週の小平市特別支援教育専門家委員会でも同様なことが指摘されていた。 + +</MessageBubble> + +```mermaid +%% 認識されるまでのハードルが非常に高い +flowchart + node_1(["スタート"]) --> node_2{{"保護者が子どもの困難さに気づいた?"}} + style node_1 fill:#ffeca8,stroke-width: 2px + node_2 -->|"いいえ"| node_3(["認識されない"]) + style node_3 fill:#ffeca8,stroke-width: 2px + node_2 -->|"はい"| node_4{{"保護者が特別支援教室や通級指導の申し込みを決めた?"}} + node_4 -->|"いいえ"| node_3 + node_4 --> |"はい"| node_5("発達検査") + node_5 --> node_6("行動検査") + node_6 --> node_7(["認識される"]) + style node_7 fill:#ffeca8,stroke-width: 2px + +``` + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +申し込みのタイミングまで待つやり方は時間的な問題も大きい。申し込みに至るまでは本人も、保護者も苦しい時間を過ごす。その間に子どもが学校に行かなくなってしまうケースもある。 + +つまり特別支援教室や通級の申し込み時にアセスメントを行う方法は、全校統一して行う網羅的なアセスメントの代替手段にはならない。正しいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +発達検査等の知的テストを通したアセスメントという意味では、たしかにならないと考えている。ただ、気付きということに関しては、日常的にかかわっている学校現場の者が、気付くことが重要。その気付きの分析コードや質を高めるということは、私ども推進していかなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +巡回相談員では限定的。特別支援(や通級)申し込み時の検査で見つける方法も限定的。すると「ディスレクシアの子どもを一人も見過ごさない(取り残さない)」ためには、全校で統一したアセスメントの設定と、フィードバックによる継続的な改善作業が必要。 + +</MessageBubble> + +#### 稲垣先生に協力を仰ぎ統一アセスメント構築チームをつくっては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ひとつの提案として、小平市の国立精神・神経医療研究センターに稲垣真澄先生というディスレクシアの第一人者がいらっしゃる(注・令和元年度末で退任され、鳥取に移住されました)。発達障害の研究部長をされており、厚労省や文科省の主任研究員も務められた方。ディスレクシアを含めた学習障害のアセスメントに関し具体的な提言をしてらっしゃる。非常にさまざまな方面で活躍されている。 + +この4月にも学校に入る前の保育所や幼稚園の段階で学習障害の子どもを見つけるためのアセスメントに関する書籍([こちら](http://www.shindan.co.jp/books/index.php?menu=10&cd=247000&kbn=1))を出版される予定。小平市では特別支援教育専門家委員会にも参加されている。発達障害のアセスメントに関し「日本で最も詳しい」と言えるような先生が小平市で働いていらっしゃる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +稲垣先生に参加いただき、統一したアセスメントを構築するワーキングチームをつくってはどうか。小平市が日本国内もしくは世界的にも先進的な自治体になる可能性もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +ディスレクシアに限ったことではないが、稲垣先生にはたしかに小平市特別支援教育専門家委員会にも参加していただき、助言いただいている。先生のさまざまなご助言を踏まえ、今後の小平市の特別支援教育の推進に向けた検討は進めていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +委員会は時間がなく、実際に手を動かして何かをすることのない場所なので、私は、委員会でご意見を伺うのは限界があると考えている。 + +</MessageBubble> + +### ③ ディスレクシアの周知徹底をどうしているか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育現場においてディスレクシアに関する周知徹底をどう行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +発達性読み書き障害を含む発達障害や学習障害について研修をしている。また支援の必要な対象児童・生徒がいる学校では、ディスレクシアに特化した研修も行った例がある。 + +</MessageBubble> + +#### 研修内容を市のサイトにアップロードし共有しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特定の子どもや保護者だけではなく、すべての子ども、すべての保護者、すべての学校の先生に対しての周知が必要。 + +その際に気を付ける必要があるのは「学習障害」とひとくくりにしないこと。それだと抽象的になり記憶に残らない。 + +- 読み書きに困難があるとはどういうことか +- 何が大変なのか +- どうすればそういう障害を見つけることができるのか +- 見つかったとしても、どう対応すれば学習を助けられるのか + +そういったことを一つ一つ具体的に示す必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ディスレクシアに特化した研修というのは、校長先生が非常に理解のある方で1学年すべての児童・生徒に対してパワーポイントで講義をされたこと。そういう先生がいらっしゃるのは非常にすばらしいこと。1回限りの講演で終わるのはもったいない。たとえばその講演を動画で残し市のホームページに公開したりパワーポイントの資料を公開したりすれば、ほかの学校でもお知らせにQRコードで印刷したりができる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +研修したものはすべて記録として残し、インターネットで共有できるようにし、たとえば新任の先生には必ずすき間の時間に目を通してもらう。理解度の簡単なチェックをしてもよい。それなら重複した研修で先生の時間を奪うこともない。質問するコーナーをつくってもよい。既存の市のサイトの仕組みの中でも十分対応できると考えるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +市内の校長のものをやるかどうかはまだ研究は進んでいない。 + +今、学校の校長等に示しているものとしては、(独)教職員支援機構というところでやっているeラーニングのシステムがある。これはなかなかすばらしいもので、特別支援教育にかかわらず、あらゆる教育課題についての研修がある。こういったものを活用し、学校の中で教員が分析コード等を深めていくという促しはしている。こういったことをより進めていきたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ✨ 市内の素敵な活動を盛り上げよう + +せっかく市内で校長先生がよい活動をしているのに、なぜそれを盛り上げようとしないのでしょう。よいものは皆で共有すればお互いに幸せです。外部のeラーニングもよいかもしれませんが、企業はどうしても利益重視の姿勢があります。市内のハートがある方々の活動を育て、全体で共有していくという発想が欲しいなと思います。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(eラーニングを活用するにしても)ちゃんとディスレクシアのことが具体的に示されているのかというところも、専門家と一緒に検討してもらいたい。 + +全校で統一したアセスメントが行われていれば、周知をわざわざ別途行わなくとも、アセスメントを実施する際に、かなりインパクトのある周知が(全体的に)行われる。全体的な時間を有効に使えることになる。 + +</MessageBubble> + + +### ④ 普段の授業における合理的配慮の現状と課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立小・中学校における、普段の授業でのディスレクシアの児童・生徒に対する合理的配慮の現状と課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +書くことが困難な児童・生徒には、書くスペースを大きくしたワークシートを利用したり、書く量を減らしたりするなどの配慮をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +読むことが困難な児童・生徒には、プリントの文字を大きくしたり、行間を広げ、ルビを振るなど読みやすいプリントを作成したりする工夫をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +また教科書を読むことが困難な児童・生徒には、個々のニーズによりタブレット端末を用いて音声による補助をするなどの配慮をする学校もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +課題としては、以下を認識している。 + +- 個々のニーズに応じた配慮をきめ細かく実施するためのアセスメントをさらに充実すること +- 合理的配慮を実施するための環境を整備すること +- 教職員への研修、理解啓発のための資料を提供するなどして、読み書きに困難がある児童・生徒への合意的配慮の理解を深めること + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🤝 合理的配慮とは + +合理的配慮は障害者差別解消法の第七条と第八条に規定されています。 +障害のある人が自分の権利利益を侵害しているような状況を見つけて改善を求めたら、行政機関は負担が過重にならない範囲で、その障壁を取り除かなければならない。 +また民間事業者はその障壁を取り除くよう努めなければならない、というものです。 + +> [障害者差別解消法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC0000000065) +> +> [第7条(行政機関等における障害を理由とする差別の禁止)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC0000000065#Mp-At_7) +> 2 行政機関等は、その事務又は事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について**必要かつ合理的な配慮をしなければならない。** +> +> [第8条(事業者における障害を理由とする差別の禁止)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC0000000065#Mp-At_8) +> 2 事業者は、その事業を行うに当たり、障害者から現に社会的障壁の除去を必要としている旨の意思の表明があった場合において、その実施に伴う負担が過重でないときは、障害者の権利利益を侵害することとならないよう、当該障害者の性別、年齢及び障害の状態に応じて、社会的障壁の除去の実施について**必要かつ合理的な配慮をするように努めなければならない**(令和6年4月1日より「配慮しなければならない」になります)。 + +この質問をした時点では、障害者差別解消法において民間事業者の方は「障壁を取り除くよう努力しなければならない」という努力規定でした。一方で東京都の条例では民間事業者も「取り除かなければならない」という義務規定になっていました。令和3年に障害者差別解消法が改正され民間事業者においても義務規定となり、令和6年4月1日より施行されます。 + +::: + +#### 合理的配慮は対象者がいるクラスのみで行い、教員の裁量に任せている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学校の授業でディスレクシアの子どもに合理的配慮が必要になるのは次のような場面。 + +- 教科書を読む場面 +- 黒板の板書をノートに書く場面 +- テストの問題を読む場面 +- 作文や記述式の解答など字を書く場面 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +書くスペースを大きくするなどの工夫がされていることはとても大事。ただ、まだ網羅的ではない。まずすべての必要な子どもが見つかっていない。潜在数からすると270人ぐらい見つかっていない。そういう子どもたちにどんな合理的配慮が必要なのか把握できていない。テストをどうするか、板書をノートに写すのはどうするかといった問題もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +書くスペースを大きくしたり書く量を減らしたりという工夫はすべての学校で行われているわけではなく、対象の児童・生徒がいるクラスのみで行っているのか。また、個々の先生にその裁量は任されているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +合理的配慮は一人一人に合わせた配慮であり、ユニバーサルデザイン化と違う。したがって、全校で統一した同じようなことではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +ただ、どのようにしたらよいかが重要。ここについては、先ほどの巡回相談等の活用が考えられる。言語聴覚士に関しては19回と言ったが、臨床発達心理士等も含めると、各校で5回以上やっているような状況もある。言語に特化していなくても、さまざまな多面的な視点からのコンサルテーションをもとに行っていく合理的配慮ということでは、各学校にコンサルテーションできるような体制をより進めていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +データが集まれば共通して行える部分も出てくる。個々にやっていると教員の負荷がどんどん上がる部分もある。共通化が必要なところもある。 + +</MessageBubble> + +#### デイジー教科書やデジタル教科書を再生するタブレットも無償であるべきでは? + +:::note +##### 今はGIGAスクールが実現してタブレットが一人一台配布されていますが、その計画実現が見えていないころの質問です。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教科書はマルチメディアデイジー教科書がディスレクシアの子どもに有効なケースが多い。現在特別支援学級にはタブレットが4人に1台用意されている。ただそうでない学校にはタブレットが配備されていない。つまりマルチメディアデイジー教科書があってもそれを再生する機材がない。相談くださった方はご自分でタブレットを購入され再生している。 + +しかし、学校教育法では次のように定められている。 + +- 小学校においては教科書を使用しなければならない +- 必要な方にはデジタル教科書を教科用図書にかえて使用できる + +さらに教科書無償給与制度では次のように定められている。 + +- 小・中学校の教科書は無償で提供する + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これを併せると、「デジタル教科書は無償で使用できる」というふうに条文解釈できるが、小平市としてはどう解釈しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +デイジー教科書についてはたしかに無償で利用できるので、同じような趣旨で考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デイジー教科書は無償で提供されているが、再生する機械がないと使用できない。すると再生する機械も一緒に無償で提供されるという解釈になると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +平成28年に合理的配慮の法施行がなされ、その趣旨からいくと、物的配慮ということは進めなければならないものとして認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 判明している子に今すぐタブレットを支給しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +現在見つかっている合計56人の方に関しては(デイジー教科書の有効性を確認してからとは思うが)、タブレットをすぐ支給するぐらいのことをしてほしい。どうか。1台4万円弱程度で、最大でも200万円ぐらい。ふるさと納税の損失額に比べたらずいぶん微々たるものだと思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +繰り返しになるが、物的配慮は重要なものとして認識している。なるべくそういった環境を整えたいと思っているが、すぐできるかどうかということは、今後の研究課題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほどから言っているが子どもにとっては1年が重要。私たち大人が考えているような時間軸ではないので早く進めていただきたい。270人も潜在数がいるということをしっかり考えなくてはならない。 + +子どもたちはなかなか自分のことを言葉で表現できない。でも感性は鋭い。「大人たちが本当に頑張っているか」は感じているはず。ぜひ市としても頑張っていただきたい。 + +</MessageBubble> + + +### ⑤ 市のサービスを利用する上での合理的配慮の現状と課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そのほかの市のサービスを使用する上でのディスレクシアに対する合理的配慮の現状と課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市役所や公共施設の窓口等において障害のある方への対応の向上を図るため、小平市職員の障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応要綱に基づき、不当な差別的取り扱いの禁止や合理的配慮の提供を柱として市職員への研修を実施し理解や啓発に努めている。 + +発達障害の特性にはさまざまなものがあることから、今後研修の際に使用する資料等の見直しを行い、ディスレクシアを含めた発達障害の特性の理解を職員に啓発し、障害のある方への窓口対応がさらに向上するよう努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +#### 研修資料の作成作業に当事者を含めては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ディスレクシアのお子さんたちの話をしてきたが、成長して高校生、大学生、社会人になっても、その困難さの根本的なところはなくならないと言われている。つまり学校以外の市のサービスにおいても合理的配慮が必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市職員への研修資料も見たがディスレクシアは「学習障害」でひとくくりにされている。それでは(私もそうだったが)実感がなく、記憶に残らない。具体的な例や困難さについて生の声をしっかり提示し、実際にそういうお子さんがいらっしゃる保護者や本人に来ていただき、一緒に研修資料を作成する等のワーキングチームをつくって進めてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(柳瀬)" align="left"> + +現在職員向けの研修資料としてあるものについては、今お話のあったとおり、内容については障害の特性としてさまざまなものがある中で、ディスレクシアについてはちょっと内容が薄いということがあるのかもしれない。今後機会を捉え、内容等見直しをしていく際にはさまざまな声を聞いて見直しを行っていく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx new file mode 100644 index 0000000..9267bee --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku.mdx @@ -0,0 +1,188 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)人口推計のひとり歩きを防ぐため、より科学的な提示を" +image: '/ippan-situmon/r1d/3gatu/images/og-2.jpg' +tags: + - 一般質問 + - 人口推計 + - 行政経営 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1116&schedule_id=4&minute_id=211&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年2月26日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +市の多くの計画で人口推計がその基礎資料として使われています。しかしその人口推計は、ここ約7年の間にピーク人口は約8,400人増、ピーク期は約10年後ろにずれるなど大幅な修正が加えられています。つまり人口推計の算出・公表方法は見直す必要があります。しかし国や都、市の職員に新たな発想はなく、高度経済成長期のモデルで計算を続けています。これから令和2年度国勢調査の結果を受けて人口推計が算出されます。機会を見つけ、新たな計算・公表法を提案できればと思っています。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 市の人口ピークはこれまで何度、どう修正された? | [約7年で2度、ピーク+10年、人口+8千人。](#-市の人口ピークはこれまで何度、どう修正された?) | +| ② 人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない? | [意図はない。](#-人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない?) | +| ③ 科学的正確さのため、人口推計に幅を持たせるべきでは? | [研究していく。](#-科学的正確さのため、人口推計に幅を持たせるべきでは?) | +| ④ 外れ続ける人口推計に政策を依存させてよいのか? | [研究していく。](#-外れ続ける人口推計に政策を依存させてよいのか?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202003-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市は、市の計画を立てる際や市民への説明をする際など、さまざまな場面で人口推計を提示している。その推計によると小平市は5年後である令和7年に人口ピークを迎え、その後は人口が減少し続けるとされている。なお3年前の平成29年2月の報告書においては、人口ピークは本年令和2年に迎えると見込まれていた。しかし市への転入者数が予想より多かったことなどから、今回5年後に修正されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一方、人口が5年後から減少に転じ、そのまま減り続けるという推計に疑問の声もある。なぜなら今後は地方の過疎化が加速し、環境の整った都市へ移り住む人が多くなると予想されているため、 + +- 都心から適度な距離にある +- 交通の便もよい +- 地価もそれほど高くない +- 目立った災害も少ない +- 生産緑地が急速に宅地化されている + +という小平市のような自治体は最適な移転先候補になるからだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +実際、平成30年には全市町村のうち小平市の転入超過数が全国で16位になった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市が人口推計に用いているコーホート要因法では、5年間のデータをもとに次の5年間の数値を推計し、さらにその推計で出た5年間の数値を次の5年間の推計で用いるとしている。将来的な数値がどこまで意味をもつのか不明。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また通常、科学的な推計をする場合、将来的な数値はその算出に用いるパラメータの変動などから、幅(上限値、下限値等)や確率をもって示される。しかし小平市が通常提示している人口推計は、転入、転出数といったパラメータの変動が大きいにもかかわらず、1本の線で示され単純化され過ぎている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +財政運営の観点からは最悪のケースに備えることが欠かせないが、経済は人々の想像力の上にある。人口が減るため「あれも諦め、これも諦めなければやっていけない」といった発想を市民に浸透させることは、人々の想像力を制限し、必要以上の経済活動抑制につながるおそれがあり慎重にならなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこで、小平市の人口推計についてその妥当性と提示方法について問う。 + +</MessageBubble> + +### ① 市の人口ピークはこれまで何度、どう修正された? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の人口のピークは、これまで何度、どのように修正されてきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +人口推計はこれまで3回実施し、基本的に5年ごとの国勢調査の結果公表に基づき作成している。 + +- 最初に平成22年国勢調査結果をもとに行った人口推計では、総人口のピークを平成27年に18万8,832人、 +- 次に平成27年の国勢調査結果をもとに行った人口推計では、令和2年に19万1,443人、 +- 昨年8月に公表した小平市人口推計報告書(平成27年国勢調査による補足版)では令和7年に19万7,231人で総人口のピークを迎えると推計。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😩 推計値の大幅な変更が続いています + +これまで公表されてきた人口推計の推移を次にまとめました。 +平成24年の公表から7年2か月間で、人口ピーク時期は10年後ろにずれ、ピーク人口は8,399人増える変更になっています。かなりのズレだと思います。人口推計が7年で8,000人以上も増える場合、保育所の数はすぐにどれだけ追加すればよいのでしょうか。計算方法の見直しや、幅を持たせた数値を示すことなどが必要です。 + +| 根拠 | 公表時期 | 人口ピーク<br />時期推計 | ← 前回<br />との差 | ピーク人口<br />推計(人) | ← 前回<br />との差 | +| --- | --- | --- | --- | --- | --- | +| 平成22年<br />国勢調査結果 | 平成24年6月| 平成27年 | | 188,832 | | +| 平成27年<br />国勢調査結果 | 平成29年12月| 令和2年 | +5年| 191,443 | +2,611人 | +| 平成27年<br />国勢調査補足版 | 令和元年8月| 令和7年 | +5年 | 197,231 | +5,788人 | + +::: + +### ② 人口減少を印象付けて抑制的な施策に世論を誘導する意図はない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市は、変動が大きく一定の確率内でしか予測できないはずの人口推計を、さも確定しているかのように1本線で示し、その人口ピークと急激に人口が減少する様子を印象づけることで抑制的な施策が進めやすいよう世論を誘導する意図はないか。市の見解を伺う。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +昨年8月に補足版を公表したのは、近年の人口増加の動向が前回平成27年国勢調査をもとに示した推計人口のピークを上回り、なお増加の傾向が続いていることから一定の手法に基づき新たに推計したもの。世論を誘導しようとするものではない。 + +</MessageBubble> + +### ③ 科学的正確さのため、人口推計に幅を持たせるべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +複数の推計方法の結果も合わせて、少なくとも幅を持たせたより科学的に正確な人口推計情報を提示することで、上記のような経済活動抑制につながる懸念を減らせると思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +推計に当たっては、直近で観察されている出生・死亡・人口移動の状況が今後も継続すると仮定し、過去から現在に至る人口動態の傾向を将来に投影するもの。将来起こり得る社会的、経済的な変化や政策に起因する人口の動きの変化などは推計の要素として盛り込んでいない。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +現時点では複数の仮定を想定して複数の結果を示していくことは考えていない。しかし令和2年国勢調査の結果を受け実施予定の次回人口推計に向けては、国立社会保障・人口問題研究所における日本の将来推計人口や、東京都における推計の手法なども参考にしながら引き続き推計のあり方を研究していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ④ 外れ続ける人口推計に政策を依存させてよいのか? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これまで国勢調査の結果が示される5年ごとのタイミングで実施してきた小平市の人口推計が2回分すべて人口ピークの予想が外れている。毎回5年ずつ後ろにシフトし、ピークの時期も約9年から10年後ろにずれて、人数は約1万人増える。 + +結局いまだピークは来ていない。さらに今回推計値と実数の乖離がずいぶん大きくなったので、国勢調査の結果が出る5年目を待たずに4年目で後ろにずらした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +人口推計は市のさまざまな計画のベースになっている。保育園の数もこれを根拠にしているはずだが、さすがに外れ続けていてこのままだとまずい。9年間で1万人も増えたら、保育所をどれぐらい増やせばよいのかという話になる。本当に問題と思うが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(有川)" align="left"> + +国勢調査をもとに、これまで合計3回ということでやってきた。一定の手法に基づいてやっているということで、結果的に流入する人口が予想より多かったと、端的に言うとそういう結果として現れている。 + +令和2年の国勢調査をもとに推計を予定しているので、その際は、議員が言うような、より科学的なというところでどういうことが可能なのかを今後研究していく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/hogosya-ninsiki.drawio b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/hogosya-ninsiki.drawio new file mode 100644 index 0000000..5c47278 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/hogosya-ninsiki.drawio @@ -0,0 +1,85 @@ +<mxfile host="65bd71144e" modified="2021-01-15T11:53:19.132Z" agent="5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Code/1.52.1 Chrome/83.0.4103.122 Electron/9.3.5 Safari/537.36" etag="5_IQV_2q_wG7U2reqMBP" version="13.10.0" type="embed"> + <diagram id="98MlvppFi8SI1YbXKH2F" name="ページ1"> + <mxGraphModel dx="1100" dy="569" grid="1" gridSize="10" guides="1" tooltips="1" connect="1" arrows="1" fold="1" page="1" pageScale="1" pageWidth="827" pageHeight="1169" math="0" shadow="0"> + <root> + <mxCell id="0"/> + <mxCell id="1" parent="0"/> + <mxCell id="5" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;orthogonalLoop=1;jettySize=auto;html=1;entryX=0.5;entryY=0;entryDx=0;entryDy=0;entryPerimeter=0;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" source="2" target="3" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="2" value="スタート" style="strokeWidth=2;html=1;shape=mxgraph.flowchart.start_1;whiteSpace=wrap;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;fontSize=13;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="70" y="10" width="80" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="7" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;orthogonalLoop=1;jettySize=auto;html=1;exitX=1;exitY=0.5;exitDx=0;exitDy=0;exitPerimeter=0;entryX=0.5;entryY=0;entryDx=0;entryDy=0;entryPerimeter=0;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" source="3" target="6" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="15" value="YES" style="edgeLabel;html=1;align=center;verticalAlign=middle;resizable=0;points=[];fontSize=14;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="7" vertex="1" connectable="0"> + <mxGeometry x="0.125" y="2" relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="-35" y="-8" as="offset"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="16" value="YES" style="edgeLabel;html=1;align=center;verticalAlign=middle;resizable=0;points=[];fontSize=14;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="7" vertex="1" connectable="0"> + <mxGeometry x="0.125" y="2" relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="115" y="72" as="offset"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="17" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;orthogonalLoop=1;jettySize=auto;html=1;exitX=0.5;exitY=1;exitDx=0;exitDy=0;exitPerimeter=0;entryX=0.5;entryY=0;entryDx=0;entryDy=0;fontSize=14;entryPerimeter=0;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" source="3" target="22" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="110" y="430" as="targetPoint"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="27" value="NO" style="edgeLabel;html=1;align=center;verticalAlign=middle;resizable=0;points=[];fontSize=14;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="17" vertex="1" connectable="0"> + <mxGeometry x="-0.6333" y="1" relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="9" y="-23" as="offset"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="3" value="<p style="line-height: 170% ; 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font-size: 13px;">保護者が<br style="font-size: 13px;">特別支援教室や<br style="font-size: 13px;">通級指導への申込み<br style="font-size: 13px;">を決心した</p>" style="strokeWidth=2;html=1;shape=mxgraph.flowchart.decision;whiteSpace=wrap;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;fontSize=13;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="160" y="160" width="200" height="100" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="12" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;orthogonalLoop=1;jettySize=auto;html=1;exitX=0.5;exitY=1;exitDx=0;exitDy=0;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" source="9" target="10" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="9" value="発達検査" style="rounded=1;whiteSpace=wrap;html=1;absoluteArcSize=1;arcSize=14;strokeWidth=2;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;fontSize=13;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="340" y="230" width="100" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="21" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;orthogonalLoop=1;jettySize=auto;html=1;exitX=0.5;exitY=1;exitDx=0;exitDy=0;fontSize=14;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" source="10" target="23" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="390" y="430" as="targetPoint"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="10" value="行動観察" style="rounded=1;whiteSpace=wrap;html=1;absoluteArcSize=1;arcSize=14;strokeWidth=2;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;fontSize=13;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="340" y="290" width="100" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="22" value="判明しない" style="strokeWidth=2;html=1;shape=mxgraph.flowchart.terminator;whiteSpace=wrap;fontSize=13;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="60" y="360" width="100" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="23" value="判明?" style="strokeWidth=2;html=1;shape=mxgraph.flowchart.terminator;whiteSpace=wrap;fontSize=13;fillColor=#dae8fc;strokeColor=#6c8ebf;gradientColor=#7ea6e0;fontColor=#1A1A1A;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="340" y="360" width="100" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="29" value="ハードルが<br style="font-size: 23px;">高い!" style="whiteSpace=wrap;html=1;shape=mxgraph.basic.loud_callout;fillColor=#fff2cc;strokeColor=#d6b656;fontSize=23;fontColor=#1A1A1A;fontFamily=UD デジタル 教科書体 N-R;" vertex="1" parent="1"> + <mxGeometry x="310" y="30" width="176" height="100" as="geometry"/> + </mxCell> + </root> + </mxGraphModel> + </diagram> +</mxfile>
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\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..9455e55 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに](./1-dyslexia-kankyo/) +- [(2)人口推計のひとり歩きを防ぐため、より科学的な提示を](./2-jinkou-suikei-kagaku/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/1-touhyouritu-koujou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/1-touhyouritu-koujou.mdx new file mode 100644 index 0000000..3fa3a6f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/1-touhyouritu-koujou.mdx @@ -0,0 +1,409 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)市議会議員選挙の投票率向上に向けて" +tags: + - 一般質問 + - 選挙 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1066&schedule_id=17&minute_id=251&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +平成元年6月7日に行った2件の一般質問のうち1件目です。 + +議員になって初めての一般質問です。選挙がよくなければ政治はよくなりません。選挙期間中に感じていた疑問や問題点について質問しました。前向きな答弁が多かったものの、答弁された事務局長はこの年度で退職されます。どこまで本気の発言だったのか。次の選挙が近づいたら新しい事務局長に進捗を問います。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 投票率向上が必要と考える根拠は? | [明文化されていない](#kaitenai) | +| 投票率向上を目指す根拠を明文化しては? | [予定ない](#yoteinai) | +| 選挙人の意識向上とは? | [政治常識の向上、選挙関連事項の啓発、周知等](#isikikoujou) | +| 他市と比べて小平市の投票率は? | [20市中18位](#touhyouritu) | +| 学生以外の市民への周知啓発は? | [明るい選挙推進協議会と講座等を継続する](#kouzatou) | +| 学生対象の啓発活動をホームページ等で公開しては? | [公表の方法を研究する](#kouhyou) | +| 投票後のアンケート実施は可能か? | [法的には可能、実施したことない](#kanou) | +| 他市と比べて不在者投票の状況は? | [近隣市とおおむね同様の実施状況](#kinrinsi) | +| 郵便投票による不在者投票の拡大は? | [利便性向上、選挙参加環境が整う](#ribenseikoujou) | +| 期日前投票の拡充は、告示日直後の選挙公報配布等が前提では? | [切り離して考える](#kirihanasi) | +| 投票用紙を送る封筒等にQRコードでサイトリンク掲載したら? | [可能な限り検討](#qrkentou) | +| 市長による議員推薦は政治の透明性を損なう行為では? | [市として答えられない](#kotaerarenai) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/201906-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 地方政治は民主主義の学校 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年4月に行われた小平市議会議員選挙の投票率は44.2%で毎回最低値を更新している。各種アンケート結果をまとめると、投票に行かない理由は大きく分けて2ケース。 + +1. 自分の意思で投票に行かないケース + - 選挙に関心がない + - 争点が見えない + - 選挙結果で生活が変わらない + - 政治や社会情勢に関する知識が不十分 + +1. 投票に行きたくても行けないケース + - 仕事がある + - 体調不良 + - 体が不自由 + +1の場合でも「**必要な情報が手元にあれば投票に行きたい**」という方が多くいる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市選管は投票率の向上を目指している。そのためには上記それぞれのケースに適応した対策を打つことが重要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +『民主主義の学校』と言われる地方政治の投票率で、特に若年層の投票率が低いことは問題。選挙戦が終わり、記憶が新鮮なうちに質問している。投票率は50%を割りさらに低下中。『民主主義の学校』と言われる地方政治の投票率で、特に若年層の投票率が低いことは問題と考える。 + +</MessageBubble> + + +### ① 投票率向上を目指す理由は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +投票率の向上が必要だと考える根拠は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left"> + +選挙は国民が主権者として、その意思を政治に反映させることのできる最も重要かつ基本的な機会。そのため公職選挙法第6条では、選挙に関する啓発、周知等を行うことを定めており、選挙人の意識の向上に努めることを通じて、投票率の向上を目指していると考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😲「投票率を上げよ」とはどこにも書かれていない + +事務局は上記のように答弁していますが、実は公職選挙法のどこにも「投票率を向上しなければならない」とは書いてありません。ほかの法・条例等にもありません。根拠はないのです。事務局が投票率の向上に消極的な理由はここにあると思います。 + +> [公職選挙法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100) +> +> **[第六条 (選挙に関する啓発、周知等)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000100#Mp-At_6)** +> +> 総務大臣、中央選挙管理会、参議院合同選挙区選挙管理委員会、都道府県の選挙管理委員会及び市町村の選挙管理委員会は、選挙が公明かつ適正に行われるように、常にあらゆる機会を通じて選挙人の政治常識の向上に努めるとともに、特に選挙に際しては投票の方法、選挙違反その他選挙に関し必要と認める事項を選挙人に周知させなければならない。 +> +> **2** 中央選挙管理会、参議院合同選挙区選挙管理委員会、都道府県の選挙管理委員会及び市町村の選挙管理委員会は、選挙の結果を選挙人に対して速やかに知らせるように努めなければならない。 +> +> **3** 選挙人に対しては、特別の事情がない限り、選挙の当日、その選挙権を行使するために必要な時間を与えるよう措置されなければならない。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公職選挙法には投票率の向上を目指すことは一切書かれていない。選挙管理委員会で考え方を持っているのか。明文化されているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kaitenai"> + +これまで取り組んできたが、指摘のとおり公職選挙法には何も書かれていない。こちらで明文化もしていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +明文化の予定はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="yoteinai"> + +当然のこととして取り組んできた。タイミングが想定しづらく明文化は考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +選挙人の意識の向上とは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="isikikoujou"> + +今回の質問内容についていろいろ勉強した中で、公職選挙法第6条第1項の中では、たとえば: + +- 選挙人の政治常識の向上 +- 選挙に関する必要な事項の啓発 +- 周知を行う + +ということが選挙管理委員会の責務だと書かれている。総じて、選挙人の意識の向上ということに言いかえた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +意識の向上をした結果、投票率が上がるという考えは分かる。しかし、ここにはひとつ抜けている視点がある。たとえ意識が向上した人であっても、たとえば身体が不自由なために投票へ行けない方たちについての視点がない。公職選挙法第1条には『この法律は、選挙が選挙人の自由に表明せる意思によって公明かつ適正に行われることを確保し』とある。この確保しという部分がまさに、身体が不自由な方々、投票に行けない方々へ対応する根拠になるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left"> + +利便性の向上や選挙人の意識の向上ということの根拠として、第1条は公職選挙法の一番初めに記載されている。法律全体を総じ、理念、考え方を示している条項だと思うため、そこに根拠を求めることも可能。 + +</MessageBubble> + +### ② 小平市の投票率は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回統一地方選挙が行われた多摩地域の他市と比べて、小平市の投票率はどうか。市としてどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="touhyouritu"> + +今回の統一地方選挙で市議会議員選挙が行われた多摩地域の20市中の本市の順位は18番目。この20市のうち、小平市を含む17市は投票率が前回より下がっているが、小平市の下げ幅は0.2ポイントと、わずかな下げ幅にとどめることができたと捉えている。 + +</MessageBubble> + +### ③ 投票率を上げるために +#### 1. 周知啓発の徹底を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「必要な情報が得られていれば投票に行きたい」ケースに対し、選管では + +- 模擬投票授業 +- 選挙ワンポイント講座 +- K発プロジェクト + +として学生に対する常時啓発をしているが、これらの学生と接点のない市民に対する常時啓発について、市はどのように考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kouzatou"> + +日ごろからの啓発活動は重要であることから、選挙啓発を担う団体である[明るい選挙推進協議会](http://www.akaruisenkyo.or.jp/)と連携して、政治教養講座などの事業について、引き続き積極的に取り組む。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +有権者数に比べて常時啓発に接触する人の絶対数が少ない。ひとつのアイデアとして学生たちを対象に行っている模擬投票授業、選挙ワンポイント講座、選挙K発プロジェクト等をまとめたものを、市報やホームページに公開し授業へ参加していない方々に訴求していくことは可能。これについてどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kouhyou"> + +学校等で行っている授業について、その結果をお知らせする発想が欠けていた。明るい選挙推進協議会で発行の機関紙「しろばら」では若干御紹介しているが、発行部数が少ない。今後、いまいただいた御意見も踏まえ、公表の方法は研究してまいりたい。 + +</MessageBubble> + +#### 2. アンケート等で実態調査を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +投票率向上を目指す取り組みの中で啓発活動などを行う際、効果検証として直接的なフィードバックがあれば、より洗練された啓発活動が行える。ひとつの手段としてアンケート調査が考えられる。たとえば投票を終えた人へ投票に来た理由等のアンケートを行うことは可能か。これまで行ったことはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kanou"> + +特に禁止する法律はないと考えており、アンケート自体をすることは可能。これまで小平市では行ったことはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今後、市のホームページ等でもよいが、アンケートを行う予定はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left"> + +特に選挙に当たっての予定はない。世論調査的な形での調査方法はとれる気がする。選挙時におけるアンケートを、たとえば投票所の近くでやることは個人的には若干違和感がある。この辺については、法律をもう少し調べる、もしくは他市の事例等も調べるということで研究していきたい。 + +</MessageBubble> + + +#### 3. 投票したくても行けない人を0に + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +郵便投票による不在者投票の + +- 対象者数 +- 申請数 +- 投票率 + +はどうか。他市と比べてどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kinrinsi"> + +- 対象者数:77人 +- 投票者数:54人 +- 投票率:70.13% + +この数値は近隣市とおおむね同様の実施状況。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +身体が不自由なため投票したくても投票所に行けないという声が多数ある。「郵便投票による不在者投票」の、要介護状態区分や障害程度の対象範囲を拡大することについて、市としてはどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="ribenseikoujou"> + +平成29年6月に総務省が設置した有識者研究会の提言である対象範囲を要介護3まで拡大する内容について、法改正に取り組むと聞いていたが、その後、国会で審議されていないようだ。この改正内容は、選挙人の利便性を向上し、より選挙に参加しやすい環境が整うものであると認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 4. 期日前投票拡充は慎重に + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +期日前投票の拡充は、候補者に関する迅速かつ十分な情報の提供が前提に必要だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現状、選挙公報が有権者の手元に届くより前に期日前投票が可能であり、有権者は候補者に関する十分な判断材料がないまま投票を迫られる。また候補者にとっても、一週間設けられているはずの周知機会を奪われることになるため、特に知名度の低い新人候補者には不利に働く仕組みだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +よって期日前投票の拡充は、告示日直後の選挙公報配布等が前提になると考えるが、市としてはどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kirihanasi"> + +選挙公報の原稿は、立候補受け付けを行う告示日当日の午後5時まで差しかえが認められている。提出後は速やかに印刷し、できるだけ早く市民の皆様にお渡しできるよう最善を尽くしている。一方、期日前投票は、選挙当日に投票へ行くことができない方のための制度であるため、当日投票と同条件で投票ができるという前提を公職選挙法においては想定していないものと捉えている。そのため、選挙公報の配布と期日前投票の拡充については、切り離して考えることが適当と考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🌱 政治の新陳代謝を促すには、新人にも十分なアピールの機会を + +期日前投票の拡充は、有権者の投票機会を増やすため、よいことと思います。しかし一方で「選挙期間中に候補者のアピールできる期間がどんどん短くなる」問題があります。ここを忘れてしまうと、期日前投票を拡充することは、**既存政党や既存の議員には有利に働き、無所属の新人には不利に働く**ことにつながると思います。 + +つまり、むやみに期日前投票を拡充することは、**二元代表制を礎とする市政にとって、必ずしもよいことばかりではない**ため、慎重に判断しなければいけません。期日前投票を拡充するのであれば、新人でも不利にならないよう、選挙公報の告知を早めるなど、候補者が有権者にアピールする機会が奪われないようにしなければなりません。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +期日前投票の割合は12%ぐらい、かなり多くの方が使われている。その中で、選挙当日には投票に行けない方が期日前投票に行っているとしても、その中には以下2種類いる。 + +- 選挙開始前から、誰に投票するかが決まっている方 +- まだ誰に投票するかが決まっていない方 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +投票可能な日付がどんどん早くなればなるほど、誰に投票するかがすでに決まっている人にとっては、手元に情報がなくても決断できるという意味で、有利なことになる。こういう状況は有権者と候補者双方にとって不公平な状況になると考えるため、一刻も早く選挙公報等を開示することが必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そこで市のホームページにも選挙公報は掲載されているため、それを徹底して周知すればよい。 + +たとえば、 + +- 投票用紙が送られてくる封筒 +- 啓発活動に使う配布物(ティッシュ、うちわ等) + +にリンクアドレス、QRコードを掲載するといった方法が考えられるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="qrkentou"> + +啓発物にQRコードの印刷は技術的には可能。ただ選挙の種類によっては、たとえば市議会議員選挙だと告示日の午後5時までに(候補者資料を)預かり、それをすぐ夜中に印刷会社へ回して印刷し、各家庭に配布で火曜日ぐらいになるタイムラグが生じることは問題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left"> + +国政選挙や東京都の選挙ではもうちょっとタイムラグが長くなる。また国や東京都のホームページのアドレスがどの段階で決まるのか、それをどの段階で啓発物にQRコードを印刷できるのかというこのさらにタイミングが非常に難しい。というのは、啓発物は日にちが決まればすぐつくり出してしまう。その後、ホームページにアップされ、そのアドレスが決まるということになると、QRコードの印刷が大分後になる、つまり啓発物をつくるタイミングとうまく合わないというところがひとつネックになるかと考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left"> + +ただ、いまご指摘いただいた件については、可能な限り検討してみたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +アドレスの問題については、もうすでに決まっているアドレスをつくっておいて、選挙告示日になったら、そのアドレスが指している先を変えればよいだけ(リダイレクト処理)。ぜひそういうことを検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私も、選挙中大変お世話になった選挙管理委員会の方々は、公職選挙法の縛りがある中、予算も、人数も限られる。全国的に投票率も下がる状況の中、なかなか自分がしている仕事が成果につながっているのかと感じられるところがあると思う。大変なこともあるが、それでも諦めず、投票率を上げることが住民の福祉に欠かせないという、そういった情熱を持って日々できることをしていただきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 5. 市長推薦が政治不信に + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民が政治へ興味を失う原因としては、私たち政治家にも責任がある。一例として、不透明政治は不信感につながる。今回の市議会議員選挙において市長が議員を推薦する場面があった。二元代表制という仕組みの中で、監視される立場としての市長が監視する立場としての議員を推薦するという行為は、見えないところでのつながりを連想させ、政治の透明性が損なわれるものと考える。市はどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(遠藤)" align="left" id="kotaerarenai"> + +市の行政に関する内容ではないことから、市として答えられない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😤 議会事務局から原稿の修正指示が + +最初この質問は「市長はどう考えるか」というものでしたが、市長には問えないと議会事務局に言われ「市はどう考えるか」としたものです。しかし会派の人々に聞いてみれば、市長に問うことは当然できるとのこと。議員になって初めての質問でしたので、議会事務局の言うことにそのまま乗せられてしまいました。以降は市長に問うべきものは市長に問うています。この議会事務局の対応はまず残念なことでした。 + +これ以降は、積極的に市長に質問をするようにしました。最近では多くの議員が市長に質問をしています。しかし、指名されても、市長(小林洋子氏)はほとんど答弁しません。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長が特定の議員を推薦することは、私も以前は「スムーズな行政運営につながることで、よいこと」かと思っていた。しかし、勉強しているうち、地方議会は二元代表制であり『首長と議員は一定の緊張関係になければならない』と分かった。小平市に限らないが、志を持っている議員の方でも首長との関係等があることにより自由な意思で採決に参加できないといった話も聞いている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことが、気付かないところで政治の停滞につながる。結果として投票率も下がっていく。市長という立場で推薦しているので今回質問したが、答弁もらえず残念。そのあたりは市長に考え直していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/2-homepage-siminsanka.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/2-homepage-siminsanka.mdx new file mode 100644 index 0000000..c4c28a7 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/2-homepage-siminsanka.mdx @@ -0,0 +1,321 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)小平市の顔ともいえるホームページで市民参加・協働の推進を" +tags: + - 一般質問 + - 協働 + - 情報公開・情報発信 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1066&schedule_id=17&minute_id=251&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +平成元年6月7日に行った2件の一般質問のうち2件目です。 + +小平市ホームページは使いにくく、情報も網羅していないなど問題があるため質問しました。市はホームページの活用はあまり積極的でないようです。原因は発想がない、リソースがない(と考えている)、などと思われます。市長主導により根拠目的の設置とガイドラインの作成が必要と考えます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 小平市ホームページ運営の明文化された根拠は? | [ない](#konkyo-nai) | +| 何を目的に運営している? | [①行政情報の公開、②情報共有で参加協働推進](#mokuteki) | +| 目的を明文化しては? | [今は予定ない](#meibunka) | +| 目的達成を効果測定しているか? | [アクセス数が伸びている、情報は届いている](#access-zou) | +| 市内外アクセス数、視聴覚障害者利用状況、外国人利用状況等は? | [把握していない](#haaku-sitenai) | +| 最も視聴されているページは? | [ごみ・環境の分類](#best-view) | +| ホームページへ情報掲載する際のガイドラインは? | [アクセシビリティ等はある](#accessibility) | +| どの情報を、いつ、どう掲載するかガイドライン作成を? | [既存の基準で続ける](#tudukeru) | +| オープンデータの現況は? | [試行公開のため限定的](#open-data) | +| ナレッジデータベースの活用は? | [導入予定はなく既存の機能を活用](#knowledge-db) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/201906-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の広報におけるホームページの役割は重要性を増している。急速な少子高齢化を主因として、市の行政における市民参加・協働の推進も急務。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の自治基本条例にも次のようにある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +- 第11条:執行機関は、高齢者、障害者及び子どもをはじめ市民のだれもが、それぞれの立場に応じて容易に市政に参加をすることができるよう工夫し、及び配慮するものとする。 +- 第12条:市民等及び執行機関は、地域の様々な課題の解決に向けて協働をすることができる。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の顔とも言えるホームページにおいても情報を市民へ一方的に提供するばかりではなく、双方向の、市民参加・協働が感じられる構成にする必要があると考えることから市ホームページに関して質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①市ホームページ運営の根拠と目的は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市ホームページ運営の根拠と目的は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left" id="konkyo-nai"> + +平成8年12月に市ホームページを開設した当時の明確な根拠は確認できない。しかし市ホームページは、こだいら21世紀構想、小平市第三次長期総合計画基本構想の目標とする5つの小平市の将来都市像のうちの「健全で、進化するまちをめざして」を実現するための手段のひとつ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left" id="mokuteki"> + +市ホームページ運営の目的は、行政のもつ情報をわかりやすく公開し、行政の透明性を高めるとともに、情報共有によって参加と協働を進めること。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +行政が行うことには根拠と目的が重要。根拠があれば予算がつきやすくオリジナルなこともしやすい。また目的があれば効果の測定が可能。 + +</MessageBubble> + +#### 根拠や目的を明文化しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今答弁にあった次のことをホームページ運営上の根拠や目的として明文化してはどうか。 + +- 行政のもつ情報をわかりやすく公開し行政の透明性を高める +- 情報共有によって参加と協働を進める + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left" id="meibunka"> + +特にホームページ独自で何か明文化することは今考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +ただ平成21年度制定の小平市自治基本条例を踏まえ、平成21年12月に「[小平市市民参加の推進に関する指針](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/001/001015.html)」を定めている。その中で、市民参加の前提となる情報公開に、「市政の基礎的なデータや情報の提供について、ホームページの活用等により充実を図っていく」ということで取り組んでいる。これに基づき、ホームページ以外のさまざまな要素、手法を使いながら、情報の提供を図っている。 + +</MessageBubble> + +#### 目的達成を測定している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それらの目的が達成されているか効果測定は行っているか。たとえばアクセス数、アンケート調査など。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left" id="access-zou"> + +アクセス数については、例年、基本的には順次伸びてきており、多くの情報が市民に届いていると認識している。 + +</MessageBubble> + +### ②平均アクセス数と過去推移は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一日あたりの平均アクセス数と過去5年の推移は。また、そのうち市内及び市外からのアクセス数割合、視覚・聴覚障害者の利用状況、外国人の利用状況等は把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +1日平均で: +- 平成26年度:6,096件 +- 平成27年度:6,873件 +- 平成28年度:8,280件 +- 平成29年度:9,355件 +- 昨年度:8,522件 + +平成26年度と昨年度を比較すると、おおむね1.4倍の増。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left" id="haaku-sitenai"> + +市内及び市外からのアクセス数の割合、視覚・聴覚障害者の利用状況並びに外国人の利用状況等は把握していない。 + +</MessageBubble> + +### ③最も閲覧されている分野と拡充予定は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +最もよく閲覧されている分野は。それらに関して情報提供拡充の予定はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left" id="best-view"> + +市ホームページの分類別では、ごみ・環境の分類が年間を通して最も閲覧されている。 + +各ページ別では小平市民総合体育館を初めとした施設情報のページが最も閲覧されており、また選挙期間中に限られるが、選挙関連のページも多く閲覧されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +情報提供の拡充については、昨年7月に実施した市ホームページのリニューアルで導入した特集ページの機能を活用し、家庭ごみ有料化、戸別収集特集ページや小平市議会議員選挙特集ページを設けている。 + +さらに施設情報のページ内容を充実させるとともに体系的に整理し、市ホームページを訪れた方にとって見つけやすく、わかりやすいページ構成とした。 + +加えて選挙関連のページは、これまでも投開票日を中心に大変多くのアクセスがあったことから選挙期間中はアクセスを分散させる機能を活用し安定的に市ホームページを閲覧できる体制を整備した。 + +</MessageBubble> + +### ④情報掲載のガイドラインはある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +各課がホームページへ情報を掲載する際の具体的な指針(ガイドライン)はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left" id="accessibility"> + +高齢者や障害がある方を含め、ホームページを利用する誰もが正確な情報を必要なときに簡単に閲覧できるよう配慮したページを作成するため、日本工業規格への準拠やWebアクセシビリティに配慮することとしている。 + +また審議会等の開催の事前公表や会議要録などの公表等については[小平市審議会等の会議の公開に関する事務取扱要領](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000509.html)に基づき掲載している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +アクセス数が少ない分野やページは、たどり着きにくかったり情報が不足していたりする可能性もある。市民に対して目的がちゃんと達成されているかを測定していかなければならない。 + +なるべく多くの情報を迅速にわかりやすく市民へ提供することがホームページの使命。 + +どういった情報をどのタイミングでホームページへ掲載するかを職員個々の判断に任せると、積極的に情報を掲載するインセンティブが働かない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤掲載のガイドラインが必要では? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どんな情報を、どのタイミングで、どのようにホームページへ掲載するかといったガイドラインを作成する必要があると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left" id="tudukeru"> + +いろいろな情報発信の媒体、方法があるのでホームページ特化ということではないが、[小平市審議会等の会議の公開に関する事務取扱要領](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000509.html)に次のように定めている。 + +- 会議を開催する際は10日前までにホームページ等でその日時等を知らせる +- 会議が終わった後20日のうちに会議要録を公表する + +これらにのっとり情報提供をしっかりしていきたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑥オープンデータの現況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国分寺市と連携して行っているオープンデータの試行公開から1年が経ったが、現況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left" id="open-data"> + +現在公開しているデータは国分寺市との連携推進に係る調査研究事業における広域行政データワーキンググループの取り組みとして、子育てに関するデータを統一的なフォーマットに基づいて作成したもの。 + +このデータはオープンデータの利活用に向けた調査研究の成果として試行的に公開しているため、特にデータの更新などは行っていない。 + +</MessageBubble> + +### ⑦コンテンツの公開が期間限定されている理由は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コンテンツの公開期間が限定されているがその理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +公文書に当たるものについては原則として[小平市文書管理規程](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000049.html)等による保存年限に基づき掲載している。 + +掲載期限の定めがないものは、過去の情報を掲載し続けた場合「同様のページが多数混在し必要な情報を見つけにくくわかりにくい」という利用者からの意見もあり各課の判断でページの公開を終了する等整理している。 + +</MessageBubble> + +### ⑧アーカイブについての考えは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +アーカイブをつくることについてはどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +アーカイブとしてわかりやすい形でまとめられるような場合は、各課の判断でページをアーカイブとして掲載している。 + +</MessageBubble> + +### ⑨市ホームページで市民参加・協働の取組みをした? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市ホームページにおける市民参加・協働の取り組みを検討したことはあるか。たとえば市民がコンテンツ作成を手伝うことや、FAQシステムの導入についてはどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +コンテンツの作成等における市民参加・協働は考えていない。しかし利用者の意見、要望等の広聴手段であるお問い合わせ機能や簡易アンケート機能に加え、昨年7月に実施した市ホームページのリニューアルで導入したアンケート機能を活用した市民参加の拡充を図っている。 + +FAQシステムの導入は利用者の意見、要望等を踏まえ市ホームページのよくある質問の充実に取り組んでいく。 + +</MessageBubble> + +### ⑩ナレッジデータベース活用状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ナレッジデータベースの活用について、市はどう取り組んでいるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left" id="knowledge-db"> + +一般的に企業が顧客管理や案件管理、問い合わせ、クレーム管理など日々の業務で蓄積された情報を企業内で共有化し生産性の向上等につなげるため活用するナレッジデータベースの導入は考えていない。しかし市ホームページへのお問い合わせ機能によって寄せられた情報を各課の中で共有し、業務の改善を図っている。 + +</MessageBubble> + +### ⑪民間SNS活用については? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +民間SNSサービスの活用について、市はどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則・初回答弁)" align="left"> + +市ではこれまでも、市政情報や気象情報等を広く発信するため、市ホームページやメールマガジン、スマートフォン用アプリの活用に加え、市公式Twitter及びFacebookなどSNSの活用を図ってきた。 + +今後も緊急情報は即時性や拡散性の高いSNSによる情報提供が効果的であることから、配信する情報の特性と各SNS等の機能の特徴、利用者の御意見などを踏まえながら、効果的な情報配信方法について研究していく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..43494e1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..766a512 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..816df42 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)市議会議員選挙の投票率向上に向けて](./1-touhyouritu-koujou/) +- [(2)小平市の顔ともいえるホームページで市民参加・協働の推進を](./2-homepage-siminsanka/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/1-tochi-jourei-keisi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/1-tochi-jourei-keisi.mdx new file mode 100644 index 0000000..8de1e35 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/1-tochi-jourei-keisi.mdx @@ -0,0 +1,869 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和元年度9月定例会における一般質問についてまとめています。 +title: "土地取引、土地利用における条例軽視は、まちづくりの根幹を揺るがす大問題" +tags: + - 一般質問 + - まちづくり + - 都市開発部 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1078&schedule_id=17&minute_id=169&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和元年9月6日に行った1件の一般質問です。 + +回田町の宅地開発に関して周辺住民からのご相談を受け、数か月に渡って複数の議員で調査をしました。私たちの会派に相談いただいた時は時すでに遅しのタイミングでしたが、今後市の開発のあり方を見直す必要のあることが分かりました。ほかの議員もこの件で質問しました。私の質問では、条例違反が起きていたことや理念が守られていないことなどを指摘し、市の姿勢を確認しました。旧佐川邸公園の件もそうですが、市は市内公園の扱いに関し課題を抱えています。市長にも期待できないところがありますので、私たち市民が実現可能な発想を持ち込み、提案していく必要があるようです。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 元の土地所有者が条例違反行為をしたということでよい? | [よい](#jourei-ihan) | +| 仲介人の農協が土地元所有者に説明しなかったのか? | [市として説明したと認識](#setumei-sitaka) | +| 条例違反に罰則は? | [罰則はなく勧告はあるが、悪意なしとみてそこまでいかない](#bassoku) | +| 条例違反があったのに罰則がなく農協にも調査しない、条例軽視では? | [罰則は設けない](#bassoku-mouketeha) |なら改善は? | より明確に説明し、届出予定日に啓発も考えている | +| 条例の解釈に理念を反映させるのは市長の仕事では? | [その姿勢でやっている](#sityou-sekinin) | +| 小さな公園つくりたくないのでは? | [効率的維持管理は悩み。不必要とは考えてない](#tiisana-kouen) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/201909-ippan-situmon-yasutake.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### まちづくりの根幹が崩れる + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +回田町218番地周辺で行われている宅地開発に関し、大規模な開発にもかかわらず公園が設置されないことや一連の取引、開発に関する説明が十分になされていない。そのため周辺住民の間で市に対する不信不満の声が上がっている。特に若い家族世帯が多く移り住んでいる状況で、子どもたちの遊ぶ公園が近隣にないことや緑が減ることについて心配する声が大きい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +この土地はもとの所有者が平成28年7月1日に全体で約8,000㎡の土地を3つに分割し、それぞれ3,000㎡未満の契約として3社へ売却したもの。この3社との取引(以下、当取引と呼ぶ)は同一の者が行う合計面積5,000㎡以上の土地取引行為であった。しかし[小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html)(以下、条例と呼ぶ)で定められた届出が期間内にされていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また大規模な土地利用を小平市の都市計画マスタープランの方針等に照らし合わせるため規定されている小平市土地利用審議会での審査や、市長の助言プロセスも行われていない。さらには事業面積が5,000㎡以上の開発事業で同一の事業者が開発する場合に必要な大規模開発事業のプロセスや、同様に3,000㎡以上の開発で必要とされる中規模開発事業のプロセスも踏まれていない。先述したように都市計画法の規定に基づいて3,000㎡以上の開発において整備すべき公園等も設置されていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +5,000㎡を超える大規模土地取引及び大規模土地開発に際し「複数業者との間で土地を分割して売買する」などの手法で個々の土地面積を減らし法や条例を回避できてしまうなら小平市のまちづくりの根幹が崩れる。非常に大きな問題だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこで、当取引に関する市の対応の再検証と、東京都への働きかけも含めた条例等見直しの要望を念頭に質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①大規模土地取引の届出に関する条例違反について +#### 経緯、原因、対処、再発防止策は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +大規模土地取引の届出は取引契約の3か月前に行われなければならないが、当取引は契約締結後1か月での届出と遅れたことについて、その経緯、原因、市としての対処、再発防止策は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +平成28年1月に、市は、土地所有者の仲介人から生産緑地であった土地について売買の相談があったため、大規模土地取引行為の届出や大規模開発事業に関する公共施設の設置等について説明をした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +その後、同年7月に、土地を3つに分割し、取得した3社から、国土利用計画法に基づく土地取引の届出があった。当該土地につきましては、すでに土地売買が行われていたことから、市から大規模土地取引行為についての届出を促し、同年8月に提出された。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +本来ならば、大規模土地取引行為を行う前に市長の助言等を行う必要がある。しかしすでに契約が締結されていたことから、もとの土地所有者に対し良好なまちづくりへの協力を取得した3社に伝えていただくようお願いした。届出がおくれた原因としては、3つに分割して売却したそれぞれの土地面積が5,000㎡未満であったことから、もとの土地所有者が大規模土地取引行為の届出は不要であると自ら解釈をしたもの。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今後の対応としては、大規模土地取引行為の届出について現在市のホームページや窓口のチラシ等で周知をしているが、譲渡人や譲受人が届出を行うことが原則となることから、生産緑地の買い取り申し出があった際や事業者が窓口に相談へ来た際、必要となる手続についてより一層丁寧な説明を行っていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 条例違反があった、でよい? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="jourei-ihan"> + +5,000㎡以上の土地を売却する際、売り主は売却契約の3か月前に届出をしなければならないと条例で決められている。しかしこのケースでは届出が期限内になされなかった。つまりもとの土地所有者による条例違反の行為が行われたということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +ご披瀝のとおり、大規模土地取引行為は契約の3か月前までに市に届出ることが条例で義務づけられている。それが出ていなかった。条例は守られていなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +届出がおくれた理由は、分割売却したそれぞれの土地面積が5,000㎡未満だったので、もとの土地所有者が届出は不要であると解釈した、という答弁だった。条例を読めば分かるが、ここは分割売却とは関係のない話。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📘大規模土地取引行為の届出は分割売却でも必要 + +条例と施行規則に次のように書かれています。今回は、売る側が同一であり、規則で定める期間(1年間)以内の売却なので、大規模土地取引行為の届出が必要となります。逆に言えば、1年間を超えて分割売却すれば、大規模土地取引行為の届出が不要になってしまいます。 + +[条例 第6条(大規模土地取引行為の届出)第2項](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000134) +> 5,000平方メートル未満の土地取引行為であっても、一団の土地及び隣接した土地において、同一の者又は規則で定める関連性が認められる者が規則で定める期間に2以上の土地取引行為を行うときは、これらの土地取引行為は一の土地取引行為とみなし、その合計面積が5,000平方メートル以上となる場合は、前項の規定を適用する。ただし、市長が適当でないと認めるときは、この限りでない。 + +[条例施行規則 第7条(関連性が認められる者)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001188.html#e000000084) +> 条例第6条第2項の規則で定める関連性が認められる者は、次の各号のいずれかに該当する者とする。ただし、市長が適当でないと認めるときは、この限りでない。 +> +> (1)それぞれが親会社等(略)、子会社等(略)又は関連会社等(略)の関係にある者 +> +> (2)それぞれが親会社等を同一とするグループ会社の関係にある者 +> +> (3)それぞれの役員(略)の全部又は一部が重複している者 +> +> (4)前3号に掲げるものに準ずる関係にあると市長が認める者 + +[条例施行規則 第8条(一の土地取引行為とみなす期間)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001188.html#e000000121) +> 条例第6条第2項の規則で定める期間は、先行する土地取引行為の完了日(略・登記を行った日をいう。)前又は完了日の翌日から起算して1年以内とする。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +土地を売る側が出す届出なので、購入側で複数に分割されていようとまったく関係ない。この認識でよいか。また、市長が適当でないと認めたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +その認識でよい。事前相談があったとき、市として、今後、大規模土地取引行為の届出が必要になると指摘していた。その後、勘違いされ、分割してすでに契約してしまった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市もそのことについては注意し、その後、要望書として出している。なお、市長が特に認めたということではない。 + +</MessageBubble> + +#### 農協から経緯は聞いている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="setumei-sitaka"> + +平成28年1月に生産緑地買い取りの申請があった際、仲介人の農協に説明している。ただ、それがもとの土地所有者の方にはちゃんと伝わっていなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +生産緑地の買い取り申請からだいたい半年たって突然、国土利用計画法に基づいて土地を買ったという届出が3社から出た。そこで初めて市は大規模な土地の売却が行われたということを知った。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは、仲介人の農協が、ちゃんともとの土地所有者に説明していなかったということになる。そのあたりの経緯は聞いているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市はそこまではタッチしていない。あくまでも事前相談のとき、今後必要になると、きちんと説明したと市は認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +その後契約が行われ国土利用計画法に基づいての届出がなされた。そこで市は初めて知った。市は、督促ではないが連絡し、至急出してほしいということで、その結果大規模土地取引行為届出書が出された。 + +</MessageBubble> + +#### 条例違反に罰則は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="bassoku"> + +この条例違反に対し、罰則はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +罰則はない。条例の中で大規模に関する事項については勧告という行為がある。しかし今回遅れてはいるが、勘違いされ、出されているので悪意はないと思い勧告まではいかないと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例違反がわかった時点では何もできず、さらに問題が発覚しているのに、農協のほうに調査していない。指導どころか調査もしなかった。これは条例の著しい軽視では。 + +</MessageBubble> + +#### これまで届出がなかったケースは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +届出が今まで行われなかったケースは、これまで何件あるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +平成30年度から平成24年度までに出た届出15件のうち、今回の回田町以外に1件あった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今まで1件あって、特に対処はしていなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +その1件は、病院の土地で、経営が変わったことによる。病院自体はそのまま引き継がれてやっているため、市長の助言、指導等は行っていない。病院の経営が変わったところで、少し見過ごしていたこともあり遅れた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回のケースが許されると「条例を無視しても大丈夫」となる可能性がある。今回の件は、農協に状況を調査して、ちゃんと報告してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 事後の罰則が必要では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="bassoku-mouketeha"> + +勧告は、届出をしていないということが判明して初めてできる。つまり、期限が到来するまでの間に市はチェックができない。期限が過ぎてから届出したものは、事後の罰則を与える必要があるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市の行政指導という中では、罰則まで設けるのはなかなか厳しい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今後の改善については、大規模土地取引行為の届出をする提出者からは当然(?)相談されるので、今後はより明確に説明するとともにある程度その予定日を聞きその予定日に近づいたら、その辺は少し啓発を図るとかそういったことはできると考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +勧告に従わなかったケースについては罰則を与えている。なぜ今回のケースで罰則が与えられない判断になるか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📘 勧告に従わない場合は罰則がある + +[小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例 第41条](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000758)には次のように書かれています。 + +> 市長は、大規模開発事業主等が前条第1項の規定による勧告に従わない場合は、当該大規模開発事業主等に対し意見を述べる機会を与えた上で、氏名等、勧告の内容及び当該勧告に対する大規模開発事業主等の対応の内容を公表することができる。 + +::: + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +勧告をしたにもかかわらず、たとえばそれに耳を貸さないとか、出さないとか、そういった場合に名前を公表する。次の手段があるということでの罰則。あくまで勧告→名前の公表という形で規定に設けている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事前に出してくださいと言っているにもかかわらず期限内に出していないわけで、同じ話では。 + +</MessageBubble> + +#### これでは都市マスを大規模土地開発に反映できない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +土地取引行為の事前届出になぜここまでこだわっているかというと、小平市の都市計画マスタープランを大規模土地開発に反映させるため。 + +届出が出ると、小平市の土地利用審議会が審議し、その取引に関して市長から助言できる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なお、小平市土地利用審議会は現在5人で構成されている。議事録を見ると、土地利用構想についてはあったが、土地取引行為については見当たらない。 + +</MessageBubble> + +### ②小平市土地利用審議会について +#### メンバー構成は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市土地利用審議会のメンバーは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +メンバーは、 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +- 都市計画にかかわる民間会社の代表の方 +- 建築にかかわる民間会社の代表の方 +- 弁護士 +- 財団法人の不動産関係の仕事をされている方 +- 学校の関係者 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 最近はいつ開催でどんな助言が? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市土地利用審議会は最近いつごろ土地取引行為について活動し、市長からどんな助言が行われたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +本年6月ごろに元自動車教習所跡地の大規模土地取引行為の届出があり、本年8月上旬に小平市土地利用審議会を開催している。8月下旬に助言を交付し、主だった内容は: +- 周辺には幼稚園や戸建て住宅、マンションの住宅があることから、周辺の住宅環境等に十分配慮した計画とすること +- 公園、緑地などオープンスペースの整備を図って防災機能の向上に努めること +- 歩行者空間の確保や周辺の交通状況を踏まえた交通安全対策に配慮すること +- 周辺住民も含めた交流を図ることができる地域コミュニティーの創出を図ること +- 譲受人が助言内容を遵守するよう責任を持って引き継ぐこと + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回は、土地取引行為の届出が遅れ、小平市土地利用審議会から助言を与えるプロセスが省かれてしまった。大規模な土地開発において都市計画マスタープランを反映するというひとつの機会が失われてしまっている。まちづくりという観点から見ると、とても大きな問題。 + +</MessageBubble> + +### ③条例の目的や理念が軽視されている +#### 条例の成り立ち + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつ大きな問題は、この土地開発に関する一連の対応で「条例の目的や理念が軽視されている」と感じるところ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例には目的や理念がある。この条例に関しても、第1条(目的)や第3条(市の責務)に書かれている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📘 条例の目的や理念 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +[第1条(目的)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000050)の概要:開発事業の着工前に必要な手続及び公共施設等の整備等に関する事項を定めることにより、小平市都市計画マスタープランの目指す良好な住環境の形成及び安全で快適な都市環境を備えた市街地の形成に資することを目的とする。 + +[第3条(市の債務)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000105)の概要:市は、都市計画マスタープランの実現を目指し、安全で快適なまちづくりに努めるとともに、まちづくりに関する施策を積極的に講ずるものとする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、市は、開発事業が行われる際、まちづくりの理念やビジョンがその開発に反映されるように努めなくてはならないとされている。今回の条例違反は、こういった理念に反している。もし開発業者の短期的な利益追求で開発事業が行われると、理想的なまちづくりはできない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方、法や条例は、複数の意味に解釈できるところがある。ある程度の遊びを持たせるようにはなっていると思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのため、逆に、条例の背景にある目的や理念、町をどうしていきたいかというビジョン、そういうものが重要になる。それらに基づいて条文を解釈しなくてはならないし、条例のほうに目的や理念やビジョンにそぐわない部分があれば、改正しなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市の条例は、そういうふうに成り立っていると考えてよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +ご披瀝のとおり、都市計画マスタープランの目指す良好な住環境の形成と、安全で快適な都市環境を備えた市街地の形成に向けて都市計画行政を進めている。その理念にかなっているものと思っている。 + +</MessageBubble> + +#### 1. 条例違反 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その目的や理念、ビジョンに反することが今回複数起きている。この条例違反を筆頭に4つぐらいある。1つ目はこの条例違反。 + +</MessageBubble> + +#### 2. 3社に分割販売を看過 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2つ目は、ほかの議員も指摘している「3社に分割して販売した件」について。市の調査では3社に関連性が認められなかったが、私たちのほうで調べたら3社に関連性はあった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +仮にこの3社にまったく関連性がなかったとしても、全体として大規模な開発であることに変わりはない。条例の理念を重視すれば、そこに小平市のまちづくりを何とかして反映しなければならない、そう考えるはずではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +ご披瀝のとおり大規模土地取引行為について条例は守られなかったが、そのほかのことについては市は基本的には条例のとおりに指導もしてきたし運用も含めて理念にかなった指導をしていると考えている。これからもそういう形で、より丁寧に指導していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例の理念に沿って今回何が行われたか。市長から元土地所有者の方へ届出が遅れた後に、市長の助言ではなく次のような内容のお知らせを送っている。 + +> 今回売却されました土地の利用につきましても、周辺の住環境に配慮した一体的な計画となりますよう譲受人に対してお伝えいただき、良好なまちづくりへの御協力をお願いします。 + +それだけ。先ほどの小平市土地利用審議会で出てきた市長の助言内容と、ずいぶん違う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長のお知らせが送られた後は、開示された資料を読む限り、一体的な計画という話はどこかに行ってしまい、買った3社の言い分である、個別の開発ですという言葉の言いなりになってしまっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市は、この開発行為に関して、2段構えの論理で「一体の開発ではない」ということを固持している。1段目の守りは「関連会社」のところ。これはほかの議員の質問にあったとおり。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2段目の守りは、「東京都が決めた区域で東京都が許可を出す開発事業であって、市は同意をする立場なので、小平市が決める区域で事業の一体性の判断をすることは運用上していない」という論理。つまり東京都に責任があるので、小平市としては介入を諦めるという態度。これはまさに小平市独自のまちづくりを進めていこうという条例の精神に反した行動。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都が許可を出すと言っても、その前に調整会議があるので、その場で調整すればよい。実際、東京都に確認すると次のような回答だった。 + +> 開発の東京都の区域どり、つまり都市計画法第29条の開発の区域どりと、市の条例による区域どりというのがそれぞれ独立しているため、東京都の区域どりと市の区域どりが異なるという可能性も考えられる。そういった協議もきちんと済んだ上で、同意の書類とかもつけて、第29条の申請を行っていただくという流れになる。周辺の開発を一と見るのかどうかということは、市の判断による場合もある。 + +筋が通った話だと思うが、何か意見はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市は、過去から、東京都とその辺を調整しながら、東京都の考えなども把握して進めてきた。東京都の判断も仰ぎながら、都市計画法第29条という一番大きな法の中の考え方に基づき執行してきている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜか私たちが調べると、関連性のことも、第29条の区域どりの話も、まったく逆の答えが出てくる。そのような根拠に基づいて、業者の論理を固持している。条例の理念に反すると思う。 + +</MessageBubble> + +#### 3.市民とともにまちづくりしていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +理念に反すると感じる3つ目は「事業者が市民とともに行うまちづくり」の項目について。条例の第5条に次のようにある。 + +> 事業主の責務について、安全で快適なまちづくりを推進するため、開発事業を行うに当たっては、その内容を都市計画マスタープランの方針に適合させ、自らも地域社会の一員としての社会的使命を自覚し、市民とともにまちづくりを行うものとする + +つまり、**事業主は市民とともにまちづくりを行う必要がある**とされている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、どう市民とともにまちづくりを行っているか。事業主が市民と接したところは、大規模開発ではないが、[小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例の第18条](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000339)に次のように規定されている。 + +> 事業主は、規則で定めるところにより、周辺住民に対して開発事業の計画内容、工事方法等について説明会の実施等の方法により説明しなければならない + +普通に考えると、どこかの会場を借り、住民と業者が意見交換できるような場を設けるのだろうと。少なくとも私はそう考えた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし、実はそういう説明会ではない。今回の最初の開発に関する住民説明報告書を見ると、周辺の115世帯を戸別訪問し、70世帯はお知らせをポストに投函しただけ。60%の世帯にはポスト投函しただけ。しかも業者の自己申告で、115世帯すべてで質疑は一切ないとしている。これで「市民とともにまちづくりを行った」ことになっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今こんなに問題になっていることを考えると、住民に対する説明が足りていなかったことは明らかだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +住民説明の項についても、見直されてしかるべき箇所だ。大規模開発として認定されていれば、もっと住民の意見を集める機会が得られる仕組みにはなっているが。 + +</MessageBubble> + +#### 4. 消防水利施設の設置に向け努力していない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例の理念に反すると感じる4つ目は、消防水利施設の件。[小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例の第33条](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000579)([小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例施行規則の別表6](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001188.html#e000000579))に次のように書かれている。 + +> 3,000㎡未満の開発事業にあっては、設置する防火水槽の規模及び数量について協議すること + +今回は3つに分割されたから3,000㎡未満でこれが該当するはずだが、協議報告書の「事業主の希望」欄に、 + +> 今回の事業計画は3,000㎡未満で公園を設置しないため、防火水槽、採水管、消火栓は設置しません + +と書いてある。そして、そのすぐ下の合意事項欄には + +> 上記内容に合意します + +としか書かれていない。きちんと協議したのか非常に疑問。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先日ほかの議員の質問に対し「小平市内では消防水利の不足地域がある」と答弁していた。そういう状況の中、しかも一体の開発をお願いしますと事前にお願いし、お知らせしている状況にもかかわらず協議報告書では相手の言うことをすんなり受け入れてしまい、防火水槽は必要ないと同意している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +実際はもっとやり取りがあったのか。一体の開発をお願いしますという前提のもと、開発業者に消防水利の設置の働きかけは行ったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市長の助言では一体の開発をお願いするということではない。大規模土地取引行為を行おうとする者に対し、都市計画マスタープランに沿った良好な住環境の形成を目的としてより広い視点での一体性のあるまちづくりへの協力をということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +開発区域を一体でとってほしいということではなく、道路の接続や緑地の配慮など、周辺との調和をとって、全体としてまちづくりを行ってほしいという趣旨でお願いしている。開発区域を全体でとれというようなところではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +防火水槽については、その時点では、全体のまちづくりということだけだったので、協議までには至っていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +大規模な土地に関しての一体の開発だったのではと思うが、地域として一体の開発であったとしても消防水利は不足している。協議の上、そういったものを設置してくださいという、まちづくりの方向性を反映する必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### 結局市長の責任、どう考える? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="sityou-sekinin"> + +こうした条例の理念に反することが複数起きている。中規模開発や大規模開発も、ちゃんと理念にのっとって条例を解釈してやっているのか、疑念が湧く。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ、職員の方々は間違いがないよう頑張っている。市民への悪意を持ってしていることではないだろう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、なぜ条例を解釈するとき、目的や理念や市のビジョンを忘れてしまうのかというと、これは市長の仕事だから。会社なら、職場にビジョンを浸透させるのは社長の仕事。(市では)首長たる市長の仕事ではないか。市長はどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +私も担当の課も、条例に基づくビジョンや理念は、忘れているわけではなく、それに基づき指導している。そういう認識で事業者とも住民とも接しているつもり。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +私はもともとライフワークが環境問題。その姿勢は変わっていない。今回の問題も起きた段階で、部長のほうにすぐ来てもらい。役所というのは民民(民事)不介入で、どちら側にもつかないというのが立場だが、我々の仕事は19万市民のため、いかに安全で安心な町あるいは潤いのある町をつくっていくのかということ。市民の側は何十年に一回あるか、ないか、こういったことに巻き込まれるが、ほとんどずぶの素人。条例や法に日々接するわけではない。彼に言ったのは、小平市の目指す方向性に沿って、我々は法を犯すことはできないが市民の側に立ち、できるだけ力をかしてあげなさいと。役所は市の理念に沿い、できるだけ市民の皆さんの期待に応えられるように努力して指示している。今も頑張っているし、市民の皆さんとの協議もまだ継続中と聞いている。そういう意味ではぜひ御理解いただければと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長は、市民が今回何度も市役所へ足を運び複数の議員とともに担当課のやり取りを重ねたりとか開示請求を行っていたりするのに、条例違反から始まった今回のケースで市民との対話の現場には出てこないものなのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +基本的には、担当課である都市計画課が誠意を持って対応している。課長を筆頭に、意見交換会にも参加し、話し合いしている。 + +</MessageBubble> + +#### 事業者の言いなりでは理想的なまちづくりは無理 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +業者の立場では、大規模開発となることを避けることで、たとえば次のような大きなメリットがある。 + +- 公園をつくらなくてよい +- 大規模開発の手間のかかるプロセスを省ける +- 消防水利もつくらずに協議だけで済ませられる + +大規模開発を避けたほうがよいというインセンティブが働く。それに対し、市のまちづくりを大規模開発事業に反映させていくには、うまい仕組みや大きなエネルギーが必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + + +市長を初め、ビジョンをなし遂げるという情熱を持って取り組み、特に今回の検証。また東京都の言いなりになるんじゃなく、東京都への働きかけも含めて条例の見直しを早期に実施してほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の件はまだ続いている。3社への株主状況の報告依頼も含め、真摯に対応してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 土地取引行為の届出時は市民へ情報提供を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、大規模な土地取引行為が行われたという事実は、その時点で周辺住民や市民がチェックできない。今回も開示請求で初めてわかった。今後同様なことが起きる可能性もある。大規模土地取引が行われたという情報、土地の場所、どの会社に売却されたかを、個人情報は隠しつつでも、公開してほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +大規模な土地開発が行われる前兆なので、以降のプロセスで必然的に巻き込まれていくよう、周辺住民の注意喚起にもつながるよいことだと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +ある程度商取引等に影響を与えるため、すぐ公開というのは難しいと思うが、その辺の情報提供については、今後研究課題。 + +</MessageBubble> + +#### 小さな提供公園が増えることをどう考える? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)" id="tiisana-kouen"> + +維持管理費用の問題から、市は小さな公園をなるべく増やしたくない動機があると聞く。今後大規模な生産緑地の宅地化が進む過程で都市計画法の規定による公園等が増え、このままでは維持管理費用が増大する可能性も高い。市はこの問題をどう捉えており、どう対応する予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +宅地開発による提供公園が増加していく中で維持管理費用の増大は課題と捉えており、植生管理費の対策として、比較的成長が緩やかで巨木化、高木化しない樹木の選定をお願いし、剪定費用の削減に努めている。また、公園ボランティア制度やアダプト制度を活用し、市民との協働を図りながら、公園の美化や維持管理ができるよう進めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +上水南町の旧佐川邸公園の件でも、市からは公園をつくることに対し積極性を感じない。市が市民に「小さい公園はつくりたくない」と伝えたという話も聞いた。提供公園はつくらない方向にバイアスがあったのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし、今回の、合計で500㎡の規模はけっして小さくない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +インターネットを検索すると、政策研究大学院大学の方が書かれた『[開発許可制度における提供公園の影響に関する研究](http://www3.grips.ac.jp/~up/pdf/paper2012/MJU12616chiyotanda.pdf)』が出てくる。川崎市の、1,035個の公園を対象とした検証で、次のような結果。 + +- 200㎡以下の小さな公園は、周辺の地価について有意にマイナスの影響を与える +- 200㎡から500㎡の中規模公園は、周辺の地価に有意にプラスの影響を与える + +ある程度の広さの公園であれば、イベントを行うことや避難場所としての機能、トイレ等の施設の充実等、しっかりした遊具の設備など周辺環境にプラスの要素を多く有すると書いてある。 + +</MessageBubble> + +#### 公園の存在が周辺の地価や人口動態に及ぼす影響を調べている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公園があることで、周りの地価や人口動態にどう影響を及ぼすかの調査を、小平市でも行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +調査は具体的には行っていない。なお、小さな公園を市がつくりたくないということはない。たくさんある公園の維持管理をいかに効率的にやっていくか、常に頭を悩ませているが、公園は市民のレクリエーション活動、健康運動、文化活動の場となるとともに大きな環境を守るための貴重な空地。そういったものに対し必要ないということは考えてはいない。 + +</MessageBubble> + +#### 公園数増加による維持管理費増大への方策は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小さな公園をつくりたくないとは、なかなか言えないと思う。しかし実際に財政上は維持管理費がかかる。公園の予算として、維持管理費は全体で約3億円。提供公園が増えるとコストも増える状況。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自動的に増えても、都市公園法があり、防火水槽があり防災上の理由からも、公園を容易に減らすことはできない。そうすると次のようなことを検討するのではと。 + +- 公園の質を変える +- 清掃業務等の委託業務費を抑える +- 公園の用途を変える(自転車駐輪場と併設など) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +巨木化、高木化しない樹木の選定を業者に依頼する方向は、公園の質を変えることに当たる。ほかにも何かアイデアはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +樹木に対する周辺住民の方の苦情が非常に多い。目隠し機能が求められていたとき、そういった形の公園をつくった。そうではなく、シンボルツリーのような形で、真ん中にその機能を持っていくようなことで、維持管理費を抑えることは考えている。 + +</MessageBubble> + +### ④アダプト制度について +#### 現状、課題、推進策は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +住民のためになる公園づくりは住民との協働が不可欠。協働の代表例として、市におけるアダプト制度の現状、課題、推進に向けた具体的な活動は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林正則)" align="left"> + +公園等アダプト制度は、平成28年度に開始して以降、現在、9団体が7つの公園で活動している。現時点での課題としては、多くの団体において活動の頻度が確保されていないことがある。今後も、ボランティア登録している団体や個人への参加の働きかけのほか、広報などでアダプト制度の浸透を図っていく。 + +</MessageBubble> + +#### 報酬を出しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +アダプト制度の課題に、活動の頻度が足りていないということがある。これを、たとえば、人数をとにかく増やし、1団体当たりの活動頻度が低くても全体として一定の活動頻度が得られるようにする方法がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +報酬を出し、たとえば有料のごみ袋、エコダイラポイントを与える。稲城市でも報酬を与えている。市民活動ポイント制度というもので、ポイントがもらえ、現金に還元できる。小平市でもそういうことをするか。そもそもなぜ無償にしているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +アダプト制度は里親ということ。愛着を持ち、その公園を自分たちが自由に管理をするということなので、報酬自体については当市は考えていない。 + +</MessageBubble> + +#### 制度の情報提供を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +稲城市は非常にアダプト制度が進んでいて、現在、71団体ぐらい活動している。ホームページの情報も十分。小平市のホームページにはアダプト制度についての話が詳しく書かれていないが、どう考えているか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🌳 稲城市の公園アダプト制度 + +- [稲城市のアダプト制度についてのページ](https://www.city.inagi.tokyo.jp/kankyo/midori/adopt/index.html) +- [稲城市のアダプト団体一覧表](https://www.city.inagi.tokyo.jp/kankyo/midori/adopt/itiran.html) + +::: + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +小平市のアダプト制度はまだ生まれたばかりで、これから発展をさせていく。ホームページに載せるべきネタが少ない。昨年4月に市報1面へ紹介し、啓発した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それ以前の段階で、アダプト制度とは何か、参加するとどうなるかという、すでに分かっている情報も載っていない。掲載してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 別名称を公募しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +『アダプト制度』は分かりにくいので、別の名称をつけて、その際たとえば懸賞つきの公募をするなどの方法は考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(岡村)" align="left"> + +いろんなアイデアはあると思うが、今は活動している9団体が実績を積んいただくことが一番重要。その中で知恵を出し、言われたようなことも検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +大規模開発事業が行われる際は、まちづくりの理念がきちんと反映されるよう、市長にビジョンを示してもらい、庁内に浸透させる。条例の解釈において職員が同じ方向を向けるよう、変に解釈上の問題で悩まず仕事ができるよう、全体的な流れの中で、一つ一つの事例にしっかり対応していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/images/og.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/images/og.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..32b10a0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/images/og.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..4cf5469 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,5 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [土地取引、土地利用における条例軽視は、まちづくりの根幹を揺るがす大問題](./1-tochi-jourei-keisi/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..7cffe6b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r1d/index.mdx @@ -0,0 +1,17 @@ +--- +title: 令和元年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)ディスレクシアの子どもをひとりも見過ごさず成長できる環境整備を、いますぐに](./3gatu/1-dyslexia-kankyo/) + - [(2)人口推計のひとり歩きを防ぐため、より科学的な提示を](./3gatu/2-jinkou-suikei-kagaku/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)ふるさと納税の健全な活用と、指定寄附制度の拡充で市民参加の推進を](./12gatu/1-furusato-nouzei-kakuju/) + - [(2)巨費を投じるごみ処理施設の、より丁寧な情報提供等を](./12gatu/2-gomi-sisetu-jouhou/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [土地取引、土地利用における条例軽視は、まちづくりの根幹を揺るがす大問題](./9gatu/1-tochi-jourei-keisi/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)市議会議員選挙の投票率向上に向けて](./6gatu/1-touhyouritu-koujou/) + - [(2)小平市の顔ともいえるホームページで市民参加・協働の推進を](./6gatu/2-homepage-siminsanka/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/1-kodaira-first.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/1-kodaira-first.mdx new file mode 100644 index 0000000..d18d375 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/1-kodaira-first.mdx @@ -0,0 +1,568 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)小平市内の事業者でできることを第一に考えよ" +tags: + - 一般質問 + - 財政 + - 経済活性化 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1175&schedule_id=5&minute_id=128&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年11月27日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +コロナ禍を前にし、[危機感が欠如した市の補正予算](https://yasutakeyohei.com/books/reiwa2/20200803_rinjikai/gian-44.html)を前にして、経済とは何かを日々考えさせられます。私は市民が生み出した富を外部に流出させることなく、市内の経済圏を豊かにすることがまず大切と考えています。小平市の姿勢は給食センター事業、キャッシュレスポイント事業にも現れています。「小平市を豊かにしよう」という意気込みが感じられません。経済について原点に立ち返って再度考えてもらいたいという思いから質問しました。 + +企画政策部長の答弁は「市として問題を認識しているものの、地方自治法をクリアする具体的な方法が想定できていないため、対応しきれていない」というものでした。しかしその認識は誤りです。具体的な方法は後からついてきます。考え方さえしっかりしていれば、学校給食センターの問題も経済波及効果の計算間違いも、このような形では起こらないはずです。 + +地方自治法にある「最少経費・最大効果」の目的は「自治体を豊かにする」ことです。まずそのことを職員共通の認識にしなければならないと感じました。 + +なお本来は市長に訴える内容ですが、現市長は来年の春に辞めることが決まっているため職員に訴えました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 入札より前の事業計画段階で、市内事業者を優先する仕組みはあるか | ない | +| 計画策定時に[小さなつづら](#tudura)を選ぶための検討をする必要はないのか | 重要なテーマ。地方自治法の「最少経費・最大効果」をクリアする具体的な数値が出せるかが大きな課題 | +| 経済波及効果の計算は、要因に分解し、積算すべきと考えるが | 研究する | +| 市内事業者との連絡協議会等を設置してはどうか | 考えていないが、観点は大切 | +| 学校給食センター更新事業も弁当併用外注方式なら市内業者で対応できたはず || +| 市内調理業者数の把握は | してない | +| 弁当併用外注方式は検討したか | していない | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202012-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市の経済活性化のためには、市内事業者が市のさまざまな事業を優先的に担える仕組みをもつことが重要だ。すでに一定の考慮がなされている入札時点だけではなく、それ以前の計画策定の段階から組み込む必要がある。経済とは利益の循環であり、市内事業者の育成にもつながるためだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内事業者が市内で利益を上げた場合、利益の大半は、税金、雇用、消費、投資といった形で市に還元される。一方、市外事業者が市内で利益を上げた場合、利益の大半は市外へ流出し、市内へはほとんど還元されない。これは支店や営業所が市内にある場合であっても、本店が市外にあれば状況はほぼ同じだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +理想的には、たとえば事業計画を策定する際、総費用を見積る時、将来に渡って市内でどれだけの利益循環が見込めるかを考慮した計算することが望ましいと考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +コロナ禍を受け「経済とは何か」を再度考えた人もいるのではないか。そんな余裕がないという人もたくさんいるだろうが。経済のことを深く考えることも政治家の役割。また、市の補正予算がおかしかったので、考えざるを得なかったこともある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +経済とは「誰かが誰かの役に立つ活動をすること」が基本。人類の歴史において、最も初期の経済を想像すると、小さな集団で、もともと自然に役割分担ができていたはず。対価を求めず「できる人が皆の役にたつことをする」ところから始まったのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ちなみに、学校では、経済は「物々交換」から始まったと習った。おもしろいことに、最近はこれを否定する学説が主流のようだ。物々交換で経済が成り立っていた証拠は見つかっていないらしい。信用で成り立っていたという別の学説が主流だとか。 + +[21世紀の貨幣論(2014) フェリックス マーティン(著)](https://calil.jp/book/4492654658) + + + + +(所有権のみが移行するとされている[ヤップ島の石貨](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E8%B2%A8_(%E3%83%A4%E3%83%83%E3%83%97%E5%B3%B6)) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +歴史で何が正しいかは分からないが、とにかく現在は貨幣経済。その中で、なにが多くの人にとってよいことなのかを考える。フィールド、プレイヤー、ルールから考える。フィールドは自治体。プレイヤーは主に、人(ひと)、物(もの)、金(かね)の三者。これら三者のうち、自治体を越えて移動するものもあるし、自治体の中にとどまるものもある。 + + + + + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつ重要なプレイヤーは、地方政府。これは自治体の領域内にあって、外に出ることはない。地方政府としてのたとえば小平市は、小平市内において、個人市民税、固定資産税・都市計画税、法人市民税といった税金を徴収し、また領域外である国や都から交付金等を得る。それらを原資にすることで、市内の福祉を充実させるというのが、地方政府である小平市のひとつ重要な役割。 + + +(税金や交付金によって福祉を充実させることが行政のひとつ重要な役割です) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +税金についてもう少し考えてみる。法人市民税(法人住民税)は市内事業者の所得にかかる税金で、個人市民税と固定資産税・都市計画税の合計に対し、12分の1くらいの規模。令和元年度決算では、固定資産税と都市計画税の合計が約145億、個人市民税約141億、法人市民税約24億。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +法人市民税の金額が比較的低いからといって「市内事業者の経済に関する貢献が少ない」と結論づけてはならない。なぜなら、法人市民税は事業者の所得にかかる。所得は、簡単にいえば、売上から経費や控除を除いた部分で、次のようなものが含まれる。 + +- 市内の従業員に支払う賃金 +- 市内で材料などの購入にかかる費用 +- 経営者が市内で消費活動に使う分 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、市内事業者の活動が市内の経済をどんなによくしていても法人市民税には表れない。経済活動の状況は、賃金にかかる個人市民税や家賃を介して固定資産税の方に出てくる。 + +</MessageBubble> + + +*チャート + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + + + +(事業者が経済活動に与える影響は法人住民税だけに現れるわけではない) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市内事業者が利益を上げ、また新規に育つことで、法人市民税だけじゃなく、ほかのさまざまな税金の形としても小平市にお金が入る。このお金を回すことで、市内の福祉が充実する。税金の面からはそういう循環構造がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、市内事業者が強くなれば、多くの人が市内で働くことができる。たとえば子どものいる市民が領域の外に出て働く必要がなくなり、通勤時間が短縮され長時間保育の必要性が下がる。障害者や高齢者も身近な場所で働く機会が増える。朝・昼・夕食を食べ、飲み会をするのも市内になる。日常生活にかかるお金が市内に落ちる。働く場所が地域にあれば、地域のコミュニティ活動も促進される。よいことずくめだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +再度視点を上の方に戻してみる。人、物、金は自由に自治体とほかの自治体の間を移動できるが、市内事業者のほとんどは移動しない。移動しないところに人が集まり、モノとカネがその近くで回ることになる。つまり市内事業者は、森の木々のような役割を果たすことで、生態系である人、物、金が回転し、豊かな経済圏が育くまれる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + + + +(市内事業者は市内経済において森の木々のような役割も果たす) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その逆に市内ではなく外部の事業者に利益が流れるようになると、カネがそこにとどまらず外へ出ていく。税金は少なくなって福祉の質が下がり、市民が転出する。モノも集まらなくなってどんどん悪いサイクルが回り、生態系は育まれず、そのうち木も枯れてしまう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +安いからとか技術力があるからといった理由で外部の事業者に依存していると、そういう意味での経済圏としての生態系が貧弱になる。また大資本による寡占化も進む。地域の事業者の参加する余地がなくなってくる。雇用の場所は限られ、多様性も損なわれてくる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし落ち着いて考えてみると、寡占化が進んだとしてもそれで市民がよいというならよい。大資本や政府による寡占化を極端なまでに進めれば、エネルギー消費の観点からは最も効率がよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし私はいわゆるビックテックなどの限られた人々に富が集中する仕組みを前提にした寡占化は(人類の理想では)ないと思う。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🕵️♂️ 外部事業者の支店が市内にあっても状況は同じ + +外部の事業者に委託する際、支店が市内にある事業者であっても、本店が市外にあれば状況は同じです。なぜなら、法人住民税の法人税割の部分が、法人全体の所得を分割基準(主に従業員数)により按分した分にかかる、という方法になっているからです。 + +たとえば市内の支店に従業員が1人、本店に99人いる場合を考えてみると、市内で利益を上げ100万円の法人住民税が発生したとしても、市に入るのはそのうち約1万円程度になります。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="tudura"> + +(今回のキャッシュレスキャンペーンのように、ほかの自治体でもポイント分が使えるとなれば、市の税金がそれだけ外部に流れ出すこととなる) + +理想的には、市内でのみ有効な流通通貨があるとよいように思う。自治体の領域外に出ていかない通貨。地域商品券はそのひとつ。もっと考え方を進め、たとえば市が行う事業の支払いの一部を市内の流通通貨にしてみるなどの社会実験をしてもよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今までの話をまとめると、昔話にある舌切り雀のつづら。大きいつづらの方として「安い、技術力が高い」といった見た目がよいものを選んでいると、実は市外にお金が流れていく流れになり、長期的な市の発展にはつながらない。小さいつづらの方として「少し高い、技術力はもう少し」といったものを選ぶと、市内の経済発展につながって長期的には市を豊かにする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +計画策定の段階から、大きいつづら、小さいつづら、どちらになるかを確認して計画しているのかを確認したくて質問している。 + + + + +(小さなつづらを選ぶ事業計画になっているか) + +</MessageBubble> + +### ①市の事業者が優先的に市の事業に関われるよう、入札より前の段階で設けられている仕組みは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内の事業者が優先的に市の事業に携われるように、入札で事業者選定をするより前の、事業計画策定の段階で設けられている仕組みはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +事業計画策定の段階で設けている仕組みは特にない。しかし契約する際は小平市調達の基本指針に基づき、競争性が確保され、履行可能な調達は市内事業者を優先しており、実績を満たす市内事業者が一定数いる場合は市内事業者のみでの競争を実施している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +また工事請負契約では、指名基準において実績要件を緩和している。総合評価方式における落札者決定基準では、企業の信頼性・社会性の評価項目において地域密着度や地域貢献の項目を設定し市内事業者を高く評価できるようにするなど、市内事業者に対して一定の配慮をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、事業計画策定の際、AプランとBプランが発想できたとする。単純な計算で、Aプランは100万円、Bプランは150万円のコストがかかるとする。特に考えなければAプランで行こうとなる。しかし市内還元分まで考えると、Aプランは20万円戻ってくる、Bプランは100万円戻ってくるとなった場合、実質的にはそれぞれは80万円50万円のコストになる。だったらBプランの方で計画を策定しましょう、そういういう風に、小さなつづらを選ぶための検討をする必要はないのか。 + +<table> +<tr><th>プラン</th><th>単純費用</th><th>市内還元</th><th>実質的コスト</th><th>つづら</th></tr> +<tr><td>A</td><td>100万円</td><td>20万円</td><td>80万円</td><td>大きい方</td></tr> +<tr><td>B</td><td>150万円</td><td>100万円</td><td>50万円</td><td>小さい方</td></tr> +</table> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +今回取り上げていただいたことは大変重要なテーマと考えている。市内経済活性化を広い視点で見るのは大切。一方、地方自治法において「地方自治体は最小の経費で最大の効果を挙げること」が求められている。物の調達でいえば、競争性に基づいて極力安価なものを調達することが原則。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +ご指摘のように、トータルで見ればどうかということは、具体的な数値として明確に出せるかが大きな課題。それができないまま高い方を調達した場合、公費の使い方としてどうかと批判を浴びることもある。それを十分考えながら行きたいと思っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +工場や事業を誘致することで税金を免除するなどの策を取ることもある。税金は入ってこないが、工場が来ることで法人税や、雇用の創出が期待できると政策を打つところもある。市の置かれた状況に応じ、地域経済のことも踏まえながら考えていくことは大変重要と認識している。 + +</MessageBubble> + + +:::note +##### 😅 『最少の経費で最大の効果を挙げること』とは + +津嶋部長が述べたのは、[地方自治法第2条第14項](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000067_20201201_430AC0000000095&keyword=#Mp-At_2)のことで、次のように書かれています。 + +> 地方公共団体は、その事務を処理するに当つては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。 + +これは「単に一番安いものを選べ」という意味ではありません。しかし条文解釈の問題から、職員には「一番安いものを選んでおけば大丈夫」というバイアスが働いてしまいます。この問題は、たとえば[こちらの論文](https://www.jstage.jst.go.jp/article/uhs/2019/104/2019_111/_pdf)などでも、入札に絡んだ問題として指摘されています。 + +私はさらに一歩進んで、「入札より前の計画策定の段階」で、「市内に還元する利益を最大化する」仕組みを作れ、という趣旨にて質問しています。入札の時点と違い、計画の時点ではブラックボックスが許されるところもあるからです。具体的にはどうするかを、給食センターの例を挙げて説明しています。 + +::: + +### ②小平市チャレンジ企業応援事業以外に市内事業者を育成する仕組みは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[小平市チャレンジ企業応援事業](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001156.html)以外に、市内の事業者を育成するための取り組みはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +小平市チャレンジ企業応援事業は、昨年度から[ものづくり・商業・サービス生産性向上支援事業](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001267.html)に制度を変更し、事業者による生産性向上に向けた設備投資等に対する支援をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +また、市の支援によって小平商工会が実施している[市内店舗改修等補助事業](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001228.html)では、市内の建設事業者等を活用して店舗の改修等を行った場合に、工事費の一部を助成する仕組みとしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +育成という面も重要。ゼロから育成は大変だがあと少し技術力があれば。ノウハウがあれば。実績があれば。という業者が結構あるのではないか。ノウハウを情報で提供したり、あと一押しというところのサポートをしたりしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +ものづくり・商業・サービス生産性向上支援事業は、市内の中小企業者が行う先端設備等の導入に係る経費の一部を補助しているもの。こういった設備の導入により、事業をもう一歩グレードアップするという内容。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(計画策定の段階で検討が足りていないことについて)、直近でいうと、キャッシュレスポイント事業は最たる例。事業自体はよいが。 +経済波及効果の計算が間違えていると、何度も指摘してきた。余語さんを責めているわけではない。 + +</MessageBubble> + +### ③キャッシュレスポイント事業の波及効果計算間違いについて +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一般会計補正予算(第4号)審査の答弁では、予算2.6億円のキャッシュレスポイント事業について、その経済波及効果額を次のように計算していた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +30%還元のため、予算2.6億円 × 130/30 = 11.3億円、これを[総務省の経済波及効果を計算するExcelシート](https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/data/io/hakyu.htm)に入れて算出し、13.8億円。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかし本来、経済波及効果は「新規需要分」に関するものであり、また、小平市内での効果を考えるのであれば、市外への流出分を省かなくてはならない。つまり、市内の経済波及効果額は: + +予算2.6億円 × 予算消化率 × (1 - 手数料率) × 130/30 × 新規需要率 × 小平市内での使用率 + +といった式から算出された値をもとにするべきと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +指摘の算出方法は、新規の需要率や、市内での消費率を正確に捉える必要があることから、値の算出は難しいものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +経済波及効果の計算式自体、(上記の因数分解をした)考え方で合っていると認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +議員がお示しの考え方もあると。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😅 なぜか答弁では、はっきり言えないようです + +事前の確認では「計算は間違えていた、経済波及効果の計算には、普段使う分は含まない。おっしゃる計算方法が正しい」と言っていました。このあたりの答弁、まぁ仕方ないですね・・・。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜビシッと言えないのか分からないが。誰も「予算消化率、新規需要率を正確に出せる」とは思っていない。ただ、ある程度の推測はできる。たとえば次のように。 + +- 現時点で得られるリアルタイムな情報から「予算消化率」を推定 +- 昼間人口、夜間人口、小平市内の滞在割合から「小平市内での使用率」を推定 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう見積りを立てることで、どの因子をどうやって上げようかと、要因ごとに因数分解し、個別具体の対応ができる。どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +さまざまな統計データを使用して経済波及効果は計算できると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的な計算式があって、推計をどう行っているかも分かれば、我々も納得できる。「総務省の経済波及効果を計算する式に入れて算出した」と言われると、不信感がわく。むしろ細かく具体的に示した方がよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +プレミアム商品券については、こうした経済波及効果額の計算は行ったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +発行額に対する消費額で、プレミアム商品券で使われたものが経済波及効果という捉え方で計算した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかの事業も同様。事業策定の段階でこうした因数分解をしてそれぞれのプリミティブな要因を分析し、はたしてそれが大きなつづらなのか、小さなつづらなのか、多くの人が納得できる形で示していくべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +さまざまな前提条件などを定めながら、ある式を組立て経済波及効果を計算していくことになる。どういった形で式をつくっていくのかは、検討、研究が必要になっていく。今後そういったことが可能か研究する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +余語さんに考えてくださいと言っているわけではなく、市の事業全体の話。因数分解できることは多い。大きなつづら、小さなつづらの検討ができる仕組みを入れていく必要がある。 + +</MessageBubble> + +### ④市内の調理業者数は把握している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学校給食センターの更新事業について、入札予定価格57億円を契約期間15年、総給食数の71万食で割ると535円となり、食材費が仮に300円であれば1食あたり835円。この金額であれば小平市内の複数の配食事業者(1校当たり500食程度で8校分もしくはそれ以上の業者数)で対応できたのではないかと考え、決算特別委員会でも質問した。弁当併用外注方式であればさらに対応可能性は上がる。この事業は市内事業者育成の観点からも好機であったと考えるため、ここで再度伺う。市内の調理業者数は把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +学校給食法、及び学校給食衛生管理基準に基づく、学校給食の調理業務を担える事業者は市内にはないものと認識。また、いわゆる産業弁当を提供する市内の調理事業者数は把握していない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤学校給食に弁当併用外注方式は検討した? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +続いて学校給食センターの運営について、弁当併用外注方式については検討してきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +これまで学校給食センターは一括して大量調理をするセンター方式によるスケールメリットを生かしながら、38年に渡り市内の中学校に給食を提供してきた。保護者を対象とする試食会や共同調理場運営委員会等における意見からも、一定の評価を得ているものと認識。そのため、今後も、センター方式による学校給食の提供を継続することが望ましいと考えており、弁当併用外注方式につきましては検討していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学校給食センターの事業についても同様。「弁当を持たせたい」と考えている家庭もあるため、弁当併用外注方式にすれば、給食の数を減らすことができる。数が減れば、市内事業者でも対応できる、となる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学校給食センターではひとつのプランしかない。大きなつづらも、小さなつづらもない。それはあまりにもお粗末。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +計画策定の段階で複数プランがでることは重要。職員の方は自分で事業をした経験がある人は少ない。事業を行い、まちで稼いでいる人たちはアイデアが豊富。たとえば、次のようなアイデアもある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +> 小平駅の南口にある自転車駐車場が撤去される。その跡地に、アーケードのようなものを作り、小平駅から西友までつながるような、雨が降っても傘を差さず歩いていける屋根を作り、そこに期間限定的にでも小規模店舗を入れることで活性化していってはどうか。北口の再開発が行われることにより、南口が元気をなくしていく状況も緩和できるのではないか。 + +> 小平駅の中、改札を入ったところにちょっとしたスペースがある。西武鉄道と協議し、市民の方々で、たとえばクッキーを焼くのが上手な方などが、安く試験的に出店できるような場を設ける。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このように、事業者から「こういう事業をやればよい」とか、「ここがなくなるなら、代わりにこういうことをやればよい」といったアイデアを受け止めるような場面はあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +商工会からはいろいろな話を聞いているが、そのような具体的な案については把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的な案を活用しないといけない。うちができると言うと利益誘導になるが「こういう形で小平市内の事業者で対応できるのではないか」と。 + +</MessageBubble> + +### ⑥市内事業者との連絡協議会等を設置しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +さまざまな事業において、計画策定の段階で、市内事業者が優先的に事業に携われる計画となるよう、市内事業者との連絡協議会等を設置してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +事業内容の検討に当たっては現在も必要に応じて市内外の事業者からヒアリング等を行いながら進めており、新たに連絡協議会を設置することは考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +しかしながらご指摘のような市内事業者に市の事業を担っていただくことにより、市内経済の活性化や市内での利益の循環を図るという考え方は市として非常に大切な観点と捉えている。事業内容や実施方法の検討に当たってはそうした観点も可能な限り踏まえていく必要があるものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +連絡協議会がコストもかからずよいと思うが、再度意見を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +大きくまちが変わるような段階では、市民、事業者の声を聞きながら進めていくことになると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +余語さん、津嶋さんの答弁では、結局そうなる。最終的に決めるのは市長。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の一般質問で「市長にやってほしいこと」を松岡議員が挙げていたが、私は、そんなにすべてできる人はスーパーマンしかいないと思うところもある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私が考える市長の一番大事な仕事は「すべての責任は自分にあるということを示すこと」だと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +次に市長になる方がここにいるか分からないが、なるべく積極的に自分で発信してもらうこと、市長が答えるべきことも部長が答えてしまうようだと、部長は責任を終えない。 +市長が常に前にでて、私が責任を取るという態度を見せてもらいたかった。また、もっと市長と討論したかった。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/2-koukyou-sisetu-naiyou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/2-koukyou-sisetu-naiyou.mdx new file mode 100644 index 0000000..f4dab6d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/2-koukyou-sisetu-naiyou.mdx @@ -0,0 +1,229 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)公共施設予約システム改修の内容は" +image: '/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/kiosk.jpg' +tags: + - 一般質問 + - 公共施設 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + + + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1175&schedule_id=5&minute_id=128&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年11月27日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +補正予算4号で、公共システム予約システムの改修に約4,900万円が計上されました。Webサービス開発を担ってきた立場からは、信じられないほど巨額の予算です。補正予算の総務委員会では特に質問がなく、これまで詳しい説明もなかったため、質問しました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 4,900万円の内訳は → [下記表を参照](#uchiwake) | +| キオスク(端末)はいくらを想定か | [1台300万円](#uchiwake) | +| 専用端末ではなく、PCやタブレットを使えば | 場合によっては違うタイプになる | +| キャッシュレス決済の方式は | システム上でクレジットカード決済 | +| 事業者は | プロポーザル方式を予定。クレジットカード以外の支払いも検討する | +| 期待する効果は | 窓口に出向く必要がない、感染症対策に寄与、利便性の向上 | + +時代遅れとも言えるキオスク端末1台で300万円を5台分予定したり、システム構築費に1,800万円やデータ移行費に550万円をかけたりなど驚くべき数字が次々と明らかになりました。なぜそんなに巨額になるのか納得の行く説明は一切ありませんでした。窓口に出向かなくてよいという話とも逆行します。これは追求すべき問題です。 + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202012-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一般会計補正予算(第4号)で約4,900万円が計上された「公共施設予約システム利用対象施設拡大事業」について、示された改修内容から考えると金額が異常に大きいと感じるため、以下を問う。 + +</MessageBubble> + +### ①予算の内訳は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算の内訳は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +システムの構築費としては次のとおり。 + +</MessageBubble> + + +<table> + <thead> + <tr><th>項目</th><th>費用(約)</th></tr> + </thead> + <tbody> + <tr><td>既存システムからのデータ移行<br />クレジットカード決済機能の追加<br />キオスク端末の設置<br />など</td><td>3,993万円</td></tr> + <tr><td>統合収納システムの電子決済対応改修</td><td>550万円</td></tr> + <tr><td>地域センター13館分の回線開設</td><td>40万円</td></tr> + <tr><td>地域センター19館分の端末<br />プリンターなどの備品購入費</td><td>284万円</td></tr> + <tr><td>合計</td><td>4,867万2千円</td></tr> + </tbody> +</table> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +キオスクとは何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +公共施設予約システムは、利用者所有のPCやスマートフォンからの予約が可能だが、所有していない方が専用の端末から予約する。5台分を公共施設等に設置予定。 + +</MessageBubble> + +### ②キャッシュレス決済の詳細は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +キャッシュレス決済はどのようなもので、どの事業者を想定しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +現行の施設予約システムは、施設利用日の前日までに各施設窓口に出向いて、現金で使用料を支払う方法。今回の改修では、クレジットカード決済機能を有するものを想定しており、各施設窓口に出向くことなく、システム上で決済が完結できる仕組みを考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +事業者は、施設予約のパッケージシステムを有する事業者を想定。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +システムの調達は、プロポーザル方式を考えており、事業者からの提案などを踏まえ、クレジットカード以外の支払い方法についても検討する。 + +</MessageBubble> + +### ③何のために改修? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +この改修によりどういった効果を期待しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +施設予約の申し込みや使用料の支払い時、各施設の窓口に出向く必要がなくなることで初日受付における密集を避けることができる。そのほか接触の機会が減少するなど新型コロナウイルス感染症対策に寄与するとともに利用される方の利便性向上につながると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +データ移行、クレジットカード決済はほとんどコストかからないはず。キオスク5台でいくらか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +予算の見積もりは、1台300万円を想定。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😲 1台300万円の端末、いつの時代? + +インターネット経由で予約できるようになっているのであれば、タブレットでそのサイトを表示するだけで十分と思います。何が起きているのでしょうか、驚きです。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +キオスクは(専用端末ではなく)PCやタブレットではダメなのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +PC等では使えない。現在すでに公共施設等に配置しているタイプのものが必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +PCではダメな理由は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +想定しているシステムはキオスク端末を想定している。事業者との契約はこれから先、プロポーザル方式を予定しているので、場合によっては違うタイプになることも考えられる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +残りの2,400万円が、データ移行とクレジットカード決済の費用になるということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +システムの構築費として約1,800万円ほど、データ移行で550万円ほどを見込む。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +システムをやっている側として信じられない金額。小平市の詳しい人(事業者)に聞けば、もっと安くできるアイデアがあるはず。問題がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +利用者が約60パーセント減っていて、急激な回復の見込みがないと言っているが、年間どれくらいの人がこの予約システムを使うことになるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +公民館は、平成30年度実績として予約システムアクセス件数が合計で13,404件。施設予約はこのシステムに入力し、すべてを把握する、このシステムがなければ事務に滞りが生じる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +地域センターは、予約以降のアンケートを実施した際、「予約システムがあるなら利用したいと思うか」という問いに対し、66.7%の人が「利用したい」と回答しており、それくらいは考えられる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +キオスク端末は窓口に出向かなくてよいという話と逆行している、時間がないのでまた別の機会に聞く。 + +</MessageBubble> + + +:::note +##### 🤔 詳細がまったく分からない計画 + +1台300万円の端末、システム構築費で1,800万円、この時代になぜこんなにお金をかけるのか。あり得ないと感じます。時間がなかったため、これ以上のことはまた別の機会に追求していきます。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/3-machi-story.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/3-machi-story.mdx new file mode 100644 index 0000000..e3409c7 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/3-machi-story.mdx @@ -0,0 +1,176 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度12月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)市内の歴史的人物を発掘し、まちに物語を持たせよう" +image: "/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/risou-kouen.jpg" +tags: + - 一般質問 + - 歴史・観光 + - 合気公園(旧佐川邸公園) +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + + + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1175&schedule_id=5&minute_id=128&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年11月27日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +平櫛田中氏、齋藤素巖氏の他にも小平市には歴史的人物が数多く暮らしていました。そういった方々を発掘し、市内各地で暮らした痕跡を人々の記憶に残すことでまちにストーリーを持たせることを提案しました。 + +上水南町には合気道の第一人者である佐川幸義氏が自宅兼道場を構えられていました。氏の死後、ご遺族がその跡地を小平市に寄附してくださり、現在、理想の公園整備に向けて周辺住民と道場関係者が頑張られており、私もお手伝いをしています([旧佐川邸の公園化を考える会](https://sagawa-aiki-park.com/))。 + +市はこの公園の整備費用を、寄附していただいた土地を一部売却することで捻出しようとしています。しかし周辺住民と道場関係者は反対しています(私も反対です)。 + +平櫛田中氏や齋藤素巖氏の事業には市の巨額な予算を投じていながらなぜ同様に歴史的人物と言える佐川氏のことにはお金を出さないのか、一貫性のなさを感じたため質問しました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 歴史的人物を取り上げる際、選定基準はあるか | 特に明確な基準はない | +| 把握している市の歴史的人物は | 市史編さん事業で刊行の書物に記載の人物 | +| 歴史的人物発掘のため、市民アンケート調査をしては | なじまないと考える | +| 地域ごとに歴史的人物の暮らしぶりをまとめ、観光・教育に | 一部やっている | +| 佐川氏も歴史的人物に | 歴史的資料からたどるため、考えていない | + + + 市がこれまで平櫛田中氏の事業に投じた金額は昭和59年からの35年間で総額約21億円、齋藤素巖氏の事業には総額約3,155万円(年数は不明)です。特定の人物だけに資源を集中する理由は分かりません(これらの方々にお金を使うなということではありません)。 + + もっとたくさんの人々にスポットを当てることができれば市民は小平市に愛着がわきますし、観光や定住のために人々が集まります。子どもたちも仕事・生き方・多様性などについて学べるはずです。これも継続して訴えます。 + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202012-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市内には、日本や世界中から多くの人を引き付けるような魅力のある歴史上の人物(以下歴史的人物という)がこれまで何人も暮らしていた。そこで、遺跡などの建造物や自然環境だけではなく、歴史的人物に焦点を当てることにより、まちに物語(ストーリー)を持たせるとよいと考える。観光や移住によって人が集まるだけではなく、地元愛へもつながると考え、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①歴史的人物の選定基準は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内の歴史的人物のうち、主に平櫛田中氏の邸宅や彫刻、斎藤素巖氏の彫刻などが市の財産となり、観光の柱にもなっている。市として、このように特定の歴史的人物を取り上げる際、人物の選定基準はあるか。また、どのように選定するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +特に明確な基準はないが、彫刻家の平櫛田中や齋藤素巖については、ともに市内に居住し、その芸術が高く評価された彫刻家。ご遺族から市へ作品等の寄贈をいただいた経緯などから、市ゆかりの芸術家として市民に親しんでいただいている。 + +</MessageBubble> + +### ②市の歴史的人物をどれだけ把握している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、市の歴史的人物をどれだけ把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小川九郎兵衛を始め、郷土の開発や発展に努力、貢献した先人については、主に市制施行50周年を記念する取組として平成20年度に始めた市史編さん事業により、平成24年度刊行の<a href="https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11D0/WJJS05U/1321105100/1321105100100020">小平市史近世編</a>、及び<a href="https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11D0/WJJS05U/1321105100/1321105100100030">近現代編</a>に記載されている人物として把握している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ③歴史的人物発掘のアンケート調査をしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市ホームページやこだいら観光まちづくり協会などと連携し、歴史的人物を発掘するための市民アンケート調査をしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +歴史的人物の把握は、文書など歴史的史料の検証からたどるものであり、市史編さん事業による調査、検証も行っているため、市民アンケート調査はなじまないと考えている。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +平櫛田中氏や齋藤素巖氏は文書などからたどった歴史的人物なのか? + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長(篠宮)" align="left"> + +平櫛田中は市の名誉市民。齋藤素巖は市内に居住し芸術が高く評価された彫刻家。その辺も含めて歴史的人物という位置づけ。文書等により検証していくものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +上水南町、合気道の第一人者であった佐川幸義氏が住まれていて、道場もあった。佐川氏については、資料もたくさん残っている、書籍もたくさん出版されている。ファンの方も多い。 +亡くなられたあと、ご本人の意思を通じて、ご遺族から、小平市に邸宅・道場とその土地が寄附された。(建物は取り壊され、樹木の多くは伐採され)公園化が予定されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +佐川幸義氏は、歴史的人物の一人として、市で取り上げてもよい好例だと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長(篠宮)" align="left"> + +文書などの歴史的資料からたどることになるので、今後長い年月をかけて、そういうことが必要であれば認定し、歴史的人物となると思う。しかし現状では考えていない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🥱 結局基準はよく分からず + +平櫛田中氏、齋藤素巖氏は、文書からたどった方ではないものの、歴史的人物となっています。市内に居住し、芸術が高く評価されたということですが、注目しているのは「芸術」だけなのでしょうか。このあたりの基準がよく分かりません。特に明確な基準はないということでしょう。時間切れになってしまいましたので、また確認していきます。 + +::: + +### ④地域ごとに歴史的人物の暮らしを観光や教育に活かしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +地域ごとに、どんな歴史的人物がどのように暮らしていたか等をまとめ、観光や教育に活かしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +こだいら観光まちづくり協会では、小平まち巡りを実施し、小平の歴史や地形、自然、文化などを掘り起こしており、その中で歴史的人物にスポットを当てることもある。引き続き、こだいら観光まちづくり協会等と連携し、歴史的人物を含む市の魅力発信に取り組む。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市立小・中学校では、社会科副読本わたしたちの小平市、及び東京都道徳教育郷士資料集に掲載されている、小川九郎兵衛、平櫛田中の功績や生き方について、児童・生徒が社会科や特別の教科道徳の授業で学習している。今後も、児童・生徒に、郷士の伝統や文化を大切にする心を育むことができるよう努める。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/590px-Yap_Stone_Money.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/590px-Yap_Stone_Money.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..3000669 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/590px-Yap_Stone_Money.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..5676049 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book_tosyokan_label.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book_tosyokan_label.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d1b22dd --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/book_tosyokan_label.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/hito-mono-kane.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/hito-mono-kane.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..29b8d85 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/hito-mono-kane.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/jichitai-area.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/jichitai-area.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..8b70bad --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/jichitai-area.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/keizai-seitaikei.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/keizai-seitaikei.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..1985ace --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/keizai-seitaikei.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/kiosk.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/kiosk.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f253a71 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/kiosk.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f1cdb02 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..023bdc2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..8edc993 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/rieki-junkan.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/rieki-junkan.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..eaf7fb5 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/rieki-junkan.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/risou-kouen.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/risou-kouen.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..14c49f9 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/risou-kouen.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/tudura.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/tudura.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d38998c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/tudura.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/zeikin-gyousei-fukusi.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/zeikin-gyousei-fukusi.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d7f9e40 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/images/zeikin-gyousei-fukusi.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..764ea1a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)小平市内の事業者でできることを第一に考えよ](./1-kodaira-first/) +- [(2)公共施設予約システム改修の内容は](./2-koukyou-sisetu-naiyou/) +- [(3)市内の歴史的人物を発掘し、まちに物語を持たせよう](./3-machi-story/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx new file mode 100644 index 0000000..22a73cc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx @@ -0,0 +1,968 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和2年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)カーボンニュートラルの虚実を、まず科学的に捉えよ" +tags: + - 一般質問 + - カーボンニュートラル + - 市がやってはいけない事業 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1201&schedule_id=6&minute_id=619&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年2月26日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +政府がカーボンニュートラルを推進しています。緑を増やすこと、エネルギーの無駄をなくすこと、資源の無駄遣いをなくしていくことは私も大賛成です。しかし**カーボンニュートラルの考え方には大きな誤りがいくつも含まれています**。これは私の知識や経験(リチウムイオン系畜電池の開発に携わり、太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの技術営業もし、業界代表として国際規格化のリーダーも務めた経験)に基づいた見解です。 + +多くの専門家が指摘しているにもかかわらず、これらの誤りは見過ごされてきました。これは政治的な理由が背景にあるからです。この誤りが放置されたままでは、国民の福祉が低下するだけでなく、取り返しのつかない環境破壊にもつながる恐れがあります。 + +市議会議員の立場で国の政策を動かすことは困難です。今私にできることは、貴重な市の財源が、このような「**ぱっと見は環境に良さそうだが、実は社会や環境の害となる**」事業に投じられないよう、目を光らせることです。今回の一般質問では、カーボンニュートラルの考えがどう間違えているのかを説明し、それに対する市の姿勢を問いました。 + +市は独自財源で年間500万円ほど太陽光パネルへ助成金を支給していますが、すぐに中止すべきです。その余裕があるなら教育費に回すべきです。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 市内太陽光発電の総量はどう計算している? | [kWの単純合計](#発電規模の計算方法は) | +| 「実際に使える電力は使って測定しないと分からない」でよい? | [0.85くらい(答弁ずれ)](#実際の電力は使って測定しないと分からないでよい) | +| そのうち発災時に自立して使える容量は? | [使えるものもある](#発災時に使える容量は) | +| 発災時にほかの人たちも使える? | [(把握していない?→答弁漏れ)](#発災時にほかの人たちも使える) | +| 市の独自財源で太陽光発電に投じた総額は? | [約3.8億円](#太陽光発電に投じた総額は) | +| 国や都の補助金はいつまで出ていた? | [資料が手元にない](#国や都の補助金はいつまで出ていた) | +| 補助金が出なくなった理由は? | [資料が手元にない](#補助金が出なくなった理由は) | +| 2030年までの補助目標4,000件のうち太陽光分は? | [太陽光だけの数は出してない](#2030年までの補助目標4000件のうち太陽光発電は何件を予定) | +| 市内太陽光発電での年間使用電気容量は? | [公共施設は約51万kWh](#年間の総使用総消費電気容量は) | +| 市内太陽光発電での総売電額は? | [公共施設は昨年度約143万円](#年間の総売電額は) | +| FIT制度は貧富の差を広げる働きがあるが? | [(論点ずれ答弁)](#負の遺産固定価格買取制度) | +| 太陽光発電のCO<sub>2</sub>削減量はどう計算している? | [排出計数をかけたり、太陽光発電協会が示す基準値から計算](#co2削減量はどう計算している) | +| CO<sub>2</sub>排出量の計算に発電所のアイドリング分は含まれる? | [(上記答弁の繰り返し)](#co2削減量はどう計算している) | +| 家庭用燃料電池のCO<sub>2</sub>削減量はどう計算している? | [燃料電池普及促進協会が示す基準値から計算](#co2削減量はどう計算している-1) +| ペレットストーブの試験運用を行っては? | [課題があるので研究する](#ペレットストーブを試験運用しては) | +| ペレットストーブの市内設置状況を把握している? | [していない](#ペレットストーブの市内設置状況を把握している) | +| CO<sub>2</sub>削減量はライフサイクルの視点で計算する? | [吸収量は含ませられない](#ペレットストーブの市内設置状況を把握している) | +| 排出権取引のしくみはある? | [あるが、その年ごとの換算になる](#排出権取引ができる仕組みなのか) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210226-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 用語について + +ここでは二酸化炭素をCO<sub>2</sub>と表記します。 + +なお、石油の由来については「生物の死骸由来」とする説(有機成因論/有機起源説)が主流です。一方で「地球内部の高温・高圧の条件下で生成される非生物由来」とする説(無機成因論/無機起源説)もあります。そのため「化石燃料」ではなく「炭化水素燃料」という表現を用いる向きもあるようです。ここでは化石燃料という表現を用いています。 + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +菅総理が昨年10月『2050年カーボンニュートラル』脱炭素社会の実現を目指すと宣言し、それを踏まえ経産省が「[2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略](https://www.meti.go.jp/press/2020/12/20201225012/20201225012.html)」を同年12月に策定した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一方、「CO<sub>2</sub>の人為的排出が地球温暖化や気候変動の主な原因」という説に懐疑的見解をもつ人々も多い。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +たとえば一昨年の9月、世界中から900人以上の科学者や専門家の参加するグループが国連総長宛てに公開書簡“[There is No Climate Emergency(気候は非常事態ではない)](https://clintel.org/world-climate-declaration/)”を提出した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +**「政策は科学的・経済的現実を尊重しなければならない」** と結ぶこの書簡には、江崎玲於奈氏とともにノーベル物理学賞を受賞した[アイヴァー・ジェーバー](https://homepages.rpi.edu/~giaevi/)氏など著名な科学者が名を連ねている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +またたとえばリベラル派の映画監督として知られるマイケル・ムーア氏が、昨年ドキュメンタリー映画『[プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ](https://www.youtube.com/watch?v=Zk11vI-7czE)』([後述](#プラネットオブザヒューマンズ))を公開した。この中では「太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、**政治的目的や特定の人々の利益を実現するため多分に効果が誇張**されており、実際は害となる(ことが多い)」といった趣旨の主張が行われている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +世界的な流れの中で、日本が脱炭素社会の宣言をせざるを得ない状況は(納得はできないが)一定の理解ができる。しかしそのような中で小平市が誤った方向に進むことを危惧している。 + +たとえば先日議決された[小平市第四次長期総合計画基本構想](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001373.html)には、「温室効果ガスの排出を**ゼロにする**『脱炭素化』に向けて」という明らかに認識不足の一文が記載されたまま議会に上程された。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 温室効果ガスの排出をゼロにすることは不可能 + +考え方によっては「実質ゼロ」にならできますが、排出をゼロにするのは不可能です。不可能なことが書かれた基本構想を誰が守るのでしょうか。 + +一般質問とは別の場で指摘もしたのですが、この基本的な間違いは直されないまま基本構想として確定してしまいました。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市が今後このような誤った認識に基づいて「**パッと見は環境に良さそうだが、実は社会や環境の害となる**」事業に貴重な市の財源を投じ続けることがないように質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①CO<sub>2</sub>削減政策の欺瞞について +#### 政策にするほどの科学的裏付けがない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +**人為的なCO<sub>2</sub>排出が温暖化や気候変動を引き起こしているという論は単なる仮説であり、政策立案の判断材料に用いてよいほどの科学的裏づけがない。** + +と主張する専門家がたくさんいる。合理的な根拠も示されている。 + +</MessageBubble> + +#### 太陽光発電などの技術革新は重要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +太陽光発電などの技術革新は、人類の営みとして重要なことだと私も考えている。 + +たとえば宇宙ステーションは方向を変えたり加速したりするとき以外はほとんど太陽光パネルからの電力で賄っている。宇宙は雲や雪がなく、太陽光発電には理想的な環境だ。 + + + +地球上でも電力網から隔離された場所(僻地や海上や砂漠地帯など)では太陽光発電が役に立つ。 + +震災などの発災時も、電力網が遮断されたものの太陽光パネルは異常なく使用できる環境なら役に立つだろう。 + +つまり太陽光発電がこの世に不要だとは思わない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 電力網が遮断されるほどの震災時は、太陽光パネル自体や、太陽光パネルを設置した家屋が損傷を受ける可能性も高くなります。漏電・感電リスクや消火活動中の感電リスクも忘れてはならないものです。 + +- [震災によって被害を受けた場合の太陽光発電システム取り扱い上の留意点(JPEA)](https://www.jpea.gr.jp/news/3302/) +- [住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等(消費者庁)](https://www.caa.go.jp/policies/council/csic/report/report_012/) + +::: + +#### 化石燃料の可能な限りの削減はよい + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また化石燃料の使用量を減らしていくことにも私は賛成だ。 + +「地下で採掘したものを地上で燃やして大気に入れる」という発想に抵抗を感じるし、汚染物質が含まれていることもある。 + +また日本は石油や天然ガスがあまり出ない。石油は国内需要の約0.3%分、天然ガスも約2.3%分は出ているが、国内の使用量に全然足りていない。輸入に頼るしかないため、なるべく化石燃料の使用量を減らしていくのは、そういう観点ではよいこと。 + +[ENEOSデータ集](https://www.eneos.co.jp/binran/document/data/index.html) + +</MessageBubble> + +#### しかし現在のCO<sub>2</sub>削減施策は間違い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし、 + +**今は気候変動や温暖化で非常に危機的な状況なので、化石燃料の使用量をとにかく劇的に削減しましょう** + +という論理は**人々の福祉に大きな弊害をもたらす**ものであり、間違えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[昨日の伊藤議員が言っていた](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1201&schedule_id=5&minute_id=650&is_search=true)ように、インフルエンザワクチンの問題とまったく同じ構造。特定の人々の利益が優先されるような仕組みの中でつくられている、と感じるところがある。 + +</MessageBubble> + +#### 公開書簡について + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公開書簡“[There is No Climate Emergency](https://clintel.org/world-climate-declaration/)”に記された6件の主張のうち、いくつかを紹介する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +**主張1: 温暖化には自然要因と人為的要因の両方がある** + +地球の気候は寒冷期と温暖期の間で長い間変化してきた。私たちが温暖化の時期を経験しているのは、驚くべきことではない。 + +**主張2: IPCCの将来予測モデルは現実との乖離が著しい** + +CO<sub>2</sub>削減推進の中心的存在である「国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が出した将来予測モデルの予想値と比べると現在の気温は著しく低い。モデルの前提に欠陥がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そもそもIPCCモデルが前提にしているコンピュータシミュレーションは、学問的研究には有用だが、数年間や数十年間にわたる将来予測に使えるものではない、と言う科学者もいる。 + +</MessageBubble> + +##### CO<sub>2</sub>は植物にとってのご飯 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +**主張3: CO<sub>2</sub>は植物にとってのご飯。地球上のすべての生命の基盤** + +CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にとって必要不可欠なもの。CO<sub>2</sub>が増えることは自然にとって好ましいことであり、地球の緑化につながる。大気中に増加したCO<sub>2</sub>は世界の植物バイオマスの成長を促進した。また農業にも利益をもたらし世界中の作物の収量を増加させている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +現在の大気中CO<sub>2</sub>濃度は約400ppm(大気中の0.04%)。50年前の300ppmからかなり上がっているとされるが、植物が陸上に進出した太古のシルル紀やデボン紀は現在の10倍以上のCO<sub>2</sub>濃度があったと考えられている。 + +多くの植物にとって今は「**CO<sub>2</sub>濃度が薄過ぎる = 植物のご飯が足りていない**」状況だと言う人もいる。CO<sub>2</sub>が150ppm以下になると多くの植物が死滅するとも言われている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +温室栽培には「CO<sub>2</sub>の施用」というのがある。土壌に十分に栄養を与え、水分も十分に与え、CO<sub>2</sub>濃度を750ppmや1,500ppm程度に高めると作物の収穫量が2から3割増加する。 + +</MessageBubble> + +##### 地球上の緑の量は増加している + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また2019年2月にボストン大学の研究者がNASAの地球観測衛星などを使い撮影した20年間の記録から調べると、2000年代初頭と比べて地球上の緑の量(葉の量)は5%増加している。これはアマゾンの熱帯雨林に匹敵するぐらいの面積だ。 + +- [NASA:China and India Lead the Way in Greening](https://earthobservatory.nasa.gov/images/144540/china-and-india-lead-the-way-in-greening) +- [Nature Sustainability:China and India lead in greening of the world through land-use management](https://www.nature.com/articles/s41893-019-0220-7) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +グレタさんが「危機的状況で緑がない」ようなことを言っているのとはずいぶん違う。 + +</MessageBubble> + +##### ファクトチェックは根拠が薄い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この書簡に対して最近よくあるファクトチェックというものでIPCC側から反対意見が示されている。それらをひとつずつ確認したが、内容が薄く、根拠が薄い。科学的ではないという印象をもった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このように「温暖化に関する学問的な裏づけ」の世界を少し調べると、どうも私がこれまで過ごしてきた科学的な世界とは別の、異質のことがまかり通っている。 + +</MessageBubble> + +##### IPCCモデルの欠陥 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この公開書簡は500人以上の人が署名しており、日本人として署名しているのは2、3人。いずれもこのテーマに直接関係する学問の分野で第一人者の方々。 + +そのうちマサチューセッツ工科大学やNASAのJPLでも勤務していた気候専門の学者である中村元隆氏が「[気候科学者の告白](https://amzn.to/3ftPX3W)」という書籍を出している。アマゾンで99円なのでIPCCの見解を支持している方もちょっと読んでみるとよいと思う。私が言いたいこともここに書いてある。たとえば次のようなことも書かれている。 + +- (太陽から地球に降り注ぐ)太陽エネルギーが地球表面の温度上昇に与える影響は非常に大きいが、IPCCのモデルはこの太陽エネルギーを「不変」として扱っている +- シミュレーションの解像度が低過ぎる +- シミュレーションは恣意的にパラメータを決められるので、結論に合わせて結果を得られる + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上が、書簡の内容とその関連の人たちが主張していること。 + +</MessageBubble> + +#### プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +次に、[プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ](https://www.youtube.com/watch?v=Zk11vI-7czE)という映画について。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + +<div className="video-container"> + <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/Zk11vI-7czE" title="プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe> + </div> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私はマイケル・ムーアのファンではないが、太陽光発電などを推進する立場にあったと思われる人物が、それを批判する映画をつくっていることは注目に値する。 + +正確ではない情報も含まれていると思うが、環境、CO<sub>2</sub>、環境保護活動の裏にある「実際のところ」が要点を絞って描かれていて、よい映画と思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この映画の中で、次のようなことが取り上げられている。 + +</MessageBubble> + +##### 太陽光や風力は不安定な電源 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まず、太陽光や風力は不安定な電源であるということ。 + +太陽光発電は、雲がかかったり、雪が降ったり、砂ぼこりがたまったり周囲の気温によっても発電量が変わる(そもそも夜はまったく発電できない)。風力発電は風がないとまったく発電しない。 + +停電させないためには、不足分を既存の電力網から供給しなくてはならない。既存の電力網がつながっている先は、既存の発電所だ。 + +</MessageBubble> + +##### 不安定な電源をバックアップする既存の発電所 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +発電所(電源)にはいろいろある。 + +<table> +<caption>さまざまな発電所(発電方式)</caption> +<thead> +<tr><th>通称</th><th>機能・特徴</th><th>発電方式</th></tr> +</thead> +<tbody> +<tr><th>ベースロード電源</th><td>定常的な部分の電力を供給</td><td>原子力発電<br />石炭火力発電</td></tr> +<tr><th>ミドル電源</th><td>ある程度需要に追従できる</td><td>天然ガス火力発電</td></tr> +<tr><th>ピーク電源</th><td>電力負荷のピーク時に使用</td><td>石油火力発電<br />揚水式水力発電</td></tr> +</tbody> +</table> + +</MessageBubble> + +##### バックアップ電源のアイドリングが必要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これらの電源はたとえば太陽光発電パネルに雲がかかったりして発電できなくなったり、負荷が急激に変動した際は、基本的にリアルタイムで出力を調整できない。変動に追従できない。ある程度は追従できてもリアルタイムにはできない。ということは、それだけの分を常に待機して動かしておく必要がある。 + +いってみればバックアップ電源としてのアイドリング。車がガソリンを吹かして待機しているような状態。アイドリングがある以上、「太陽光発電によってCO<sub>2</sub>を削減できる」という論理にはならない。太陽光発電で発電する分と同量のバックアップ電源を稼働しておく必要がある。 + +これは蓄電池を併用してもある程度は同じ。一般の家庭につけるような太陽光パネルの大きさでは家庭で必要な電力の1日分も賄えない。すると1日分の電力を仮に蓄電できても、次の日に天気が悪ければすぐに充電が空になる。バックアップ電源が必要という状況は変わらない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことが、この映画には概要として出てくる。 + +</MessageBubble> + +##### 自然保護活動が金儲けになっている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのほかにも自然保護活動の背景にはいろいろな金儲けの話があると指摘している。 + +アル・ゴア氏の話や、米国で著名な環境保護論者のビル・マッキベン氏が裏でゴールドマンサックスなどの金融業界と仲がよいといった話が出てくる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市も、そういう裏の話や反対意見も踏まえた上で施策していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、年に4、5回、市はソーラー発電に関して子どもたちに環境学習などをしているという。何を教えているのか。 + +裏にどんな電源のバックアップがあって、発電が止まったらどう補うのか、そういう話もしていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ②太陽光発電について +#### 発電規模の計算方法は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(仮称)小平市第三次環境基本計画(素案)に記載されている、令和元年度末の市内太陽光発電規模約5,347kWは、どう計算したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +次の合計。 + +- 市公共施設の発電出力:474kW +- 市の助成制度を使用した市民・事業者の発電出力:4,797kW +- 市民共同発電所の発電出力:76kW + +</MessageBubble> + +#### 「実際の電力は使って測定しないと分からない」でよい? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは供給側から見た理想的な値で、太陽光パネルの端子に「理想的な負荷が接続された際の、端子に現れる電力」かと。実際に使っている電力ではない。 + +公称の出力であるkWを合計しただけだと思うが、実際に供給できるのはもっと低い値。 + +太陽光発電協会(JPEA)のガイドラインにも「最大でも公称電力の70から80%しか出力できませんよというふうに、お客さんへ説明するようにしてください」といったことが書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +日照条件・周辺の気温・劣化状況・ほこりが積もっているなどの状況により、実際の出力は理想的な値にはならない。 + +さらに使用する側では、パワーコントローラやインバータの損失や回路損失があり、入力電圧や負荷の状況によってずいぶん変動する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、「実際に使える電力は、使ってみて測定しないと分からない」という認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +今議員から教えていただいたとおり、その0.85ぐらいが損失になる。今の答弁では掛け合わせておらず、電気容量として説明したもの。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 損失になる分は0.85ではなく、0.15(15%)の間違いですね。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その0.85も実際はもっと下がると思う。0.85は理想的な条件をいくつか設定しての話なので、実際に使っている電力量のほうから見る必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### 太陽光パネルの国産・外国産の割合は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +合計5,347kWになった太陽光パネルのメーカーについて、国産と外国産の割合は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +それぞれの工事で発注し、仕様書にしたがって受注者が設置しているものだが、メーカーとしてはすべて国産。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📈 太陽光パネルはほぼすべて中国産 + +再質問はしませんでしたが、メーカーは日本であったとしても下図のとおりパネルはほぼすべて外国産で、大半が中国産です。 + + + +(出所:Bloomberg NEF、提供:Statista) + +::: + +#### 発災時に使える容量は? +#### 発災時にほかの人たちも使える? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +5,347kWのうち、震災のときにも使える容量は。 + +また、その公共性として、その装置を所有している方だけではなく、周りに住むほかの人たちも使えるようになっているものはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +蓄電池があるかということであれば、市の太陽光パネルの場合、ソーラーシステムの場合は蓄電池が設置してあるところはある。今資料が見つからないが、ほぼ蓄電池はついていない太陽光パネルとなっている。 + +また、電源に変換できるものとできないものについても両方ある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +震災のときに自立発電できるかとかということだが、そういったことは把握していないか。 + +震災のときにその家一軒だけで使えるのではあまり意味がない。周りの家庭も使えて、たとえば携帯電話の充電ができるとかということがあれば役に立つが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +自立発電として使えるものもある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +データを後でもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +蓄電池がついていれば、ある程度は意味が出てくる。太陽光パネルももっと広い面積になって蓄電池がついているならば、負荷平準化という考え方がある。 + +その考えの中ではある程度メリットがあるという話にはなる。蓄電池もついていないところでCO<sub>2</sub>の総排出量を考えても意味がない。 + +</MessageBubble> + +#### 太陽光発電に投じた総額は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内太陽光発電規模約5,347kWの実現に市が投じた資金の総額は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +公共施設の建設/大規模改造工事と一体で太陽光発電設備の設置工事を実施した場合などもあるため、おおむねの額で、総額3億7,939万円。 + +- 国や東京都等の補助金を除いて、市が投じた額:2億4,832万円 +- 市の助成制度を使用した市民・事業者への助成額:1億3,107万円 + +市民共同発電所については、市が負担した額はない。 + +</MessageBubble> + +#### 国や都の補助金はいつまで出ていた? +#### 補助金が出なくなった理由は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +当初出ていた国や東京都からの補助金はいつごろまで出ていたか。また、補助金が出なくなった理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +全体の建築の中で補助金をもらう場合もあるので、そのあたりは案分して計算しているが、今でも国や東京都の補助はある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それは公共施設等についての話。市民に補助している「1件上限額12万円まで」には、国や東京都からの補助金は充てられているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +そのモニター助成は市独自の補助・助成として行っている事業。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民への助成金は、市から1件12万円まで。年間50件までの上限がある。掛け算すると年間600万円ぐらい。毎回上限まで申請があるという話だったので、年間600万円ぐらいが市の財源から出されているという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +今の現状では、太陽光発電の助成と家庭用燃料電池エネファームの助成を合わせて上限で1,000万円の予算の中で実施している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😩 焦点をずらして違う結論に誘導するのはやめてほしい + +補助金のこともそうですが、太陽光のことを聞いているのにエネファームのことを入れたり。焦点をぼかして違う結論に誘導されると課題が明らかになりません。始めからきちんと個別具体に答えてもらえれば時間の節約にもなります。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのうち太陽光発電の助成はいくらか。 + +市民への助成金に関しても、国からの補助金がかつては出ていたと思うが、それで正しいか。今は市独自で出しているが、かつて出ていたのか。それがいつまで出て、その補助金が止められることになった理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +国の助成については、いつまでというのは今資料が手元にないが、以前あった太陽光発電システムに対する助成はなくなり、それとは別に蓄電池の助成があると記憶している。 + +また、東京都も同じように太陽光発電システムと蓄電池を一緒につけた場合、蓄電池にのみ助成があると記憶している。 + +</MessageBubble> + +#### 2030年までの補助目標4,000件のうち太陽光発電は何件を予定? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市第三次環境基本計画にある「今後2030年までの補助目標を4,000件に」のうち、太陽光発電システムは何件予定しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +これまでの環境基本計画の中では、太陽光発電システムの助成ということで当初目標にしていた。今回はエネファームや、今後ニーズのある別の、より効率的な環境によい機器を助成として検討していかなければいけないということで、太陽光発電システムのみの目標件数はうたっていない。 + +</MessageBubble> + +#### 年間の総使用(総消費)電気容量は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内太陽光発電による年間の総実績使用電気容量(Wh)は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +- 昨年度の公共施設の実績:50万8,312kWh +- 市の助成制度を使用した市民・事業者の実績:把握していない + +市民共同発電所も把握していないが、発電量のほとんどを売電していると聞いている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定しないと意味がない。なぜなら、発電していても全然使っていないときはCO<sub>2</sub>の削減効果はゼロだから。むしろ太陽光発電装置の製造コストがあるのでCO<sub>2</sub>は増える換算になる。 + +なので本来、総実績使用電気容量から換算してCO<sub>2</sub>をどれだけ削減した、という計算をしなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私たちが普段使っている電力は実際の使用量で請求が来る。太陽光発電についても使用量を見なくてはならない。そういったことはしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +50万8,312kWhの測定はどうやっているか。パワーコンディショナーから出てきている値を使っているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +各公共施設に計測器を設けており、実際の計測値を集計している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +計測値にもいろいろある。本当に使われている電気量なのか疑問。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +本来「**実際に使用した使用電力量 ÷ 年間で発電可能な電力量**」の比を数年間測定し、平均値を使うなどして本来の太陽光発電による効能をちゃんと計算する必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### 年間の総売電額は? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内太陽光発電のうち、年間の総売電額は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +昨年度の売電額は、 + +- 公共施設:約142万7,000円 +- 市の助成制度を使用した市民・事業者及び市民共同発電所:把握していない + +</MessageBubble> + +##### 負の遺産・固定価格買取制度 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2011年にソフトバンクの孫正義氏がメガソーラー事業への参入を表明し、当時の菅直人総理と会食した。その後、今では『負の遺産』とも呼ばれている『固定価格買取制度(FIT)』が始まった。 + +孫氏が「40円を下回ると非常に厳しい」と言ったことで、当初1kWh当たり42円で開始された。 + +</MessageBubble> + +##### 固定価格買取制度が貧富の差を広げる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、その売電の分のお金を誰が払うのかというと、私たち国民だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +太陽光発電を使っていなくても、貧しい家庭であっても、広く徴収される。消費税増税はかなり騒がれるが、なぜかこちら(再生エネルギー賦課金)はあまり騒がれていない。 + +平均的な1世帯当たり現状で月1,000円ぐらいかかっている。うちの場合1月分は800円だった。これは所得に関係なくかかる。ということは貧富の差を広げる働きがある。 + +</MessageBubble> + + +##### 市の矛盾した行為にどう整合性つける? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市に「ふるさと納税をなぜ活用しないか」と聞くと「他市の財源を奪うからあまりやりたくない」という話だった。 + +しかしこの固定価格買取制度の再生エネルギー賦課金、これはお金のない人々から奪っていることなのではないか。そういったことに市がお金を出してよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +- ふるさと納税は他市から財源を奪うからやらないと言っている +- お金がない人たちからも奪うような仕組みに市がお金を投じている + +両者の整合性をどう取ればよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +ふるさと納税で他市の財源を奪うから市としてやっていかないということは言っていない。これはあくまでも、例の上水南町のおそらく寄附物件の話かと思うが、それは全然別の話。あれは特殊な寄附。ふるさと納税には適していないと判断している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😊 ふるさと納税に適していた! + +この質問と直接関係はありませんが、ここで「ふるさと納税に適していない」とされた上水南町の寄附物件の件は、津嶋部長が辞められてすぐ後に私たちの活動が奏功して、ふるさと納税が活用されることとなりました。そして小平市の歴史に残る金額の寄附を集めることに成功しました!😁 + +詳細はこちらにまとめています。 + +[旧佐川邸の公園化を考える会:これまでの経緯](https://sagawa-aiki-park.com/keii-2/) + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私の認識と違うところ。水かけ論になるので(言ったことと違うという論議をここでは)やらないが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしそういう前提がなかったとしても、特定の人々の利益のために全国の人々からお金を集める。しかも発電所のアイドリングで消費している分等を考えれば、CO<sub>2</sub>の削減にも大してつながっていない。そんなことをしていてよいのか。 + +</MessageBubble> + +#### CO<sub>2</sub>削減量はどう計算している? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +太陽光発電によるCO<sub>2</sub>削減量は、どう計算しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +公共施設及び市民共同発電所のCO<sub>2</sub>削減量は、第二次エコダイラ・オフィス計画で使用しているCO<sub>2</sub>排出係数を使い次で算出。 + +年間の発電量 × 0.374 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市の助成制度を使用した市民・事業者の方は、一般社団法人太陽光発電協会のホームページに掲載されている結晶系シリコン太陽光電池による1kW当たりのCO<sub>2</sub>削減効果に、市の助成制度から導き出した一般家庭の平均出力及び助成件数を掛け合わせて算出。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +計算式も分かるところはあるが、先ほどから言っているように(太陽光)発電がストップした際にバックアップするための発電所のアイドリング分も考える必要がある。それは考慮に入っていないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +こちらの計算は排出係数を掛け合わせて算出したり、太陽光発電協会のホームページに記載されている1kW当たりのCO<sub>2</sub>の削減効果の基準値を基に算出したりしている。 + +</MessageBubble> + +### ③家庭用燃料電池について +#### CO<sub>2</sub>削減量はどう計算している? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +家庭用燃料電池によるCO<sub>2</sub>削減量は、どう計算しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +一般社団法人燃料電池普及促進協会のホームページに掲載されている一般家庭の年間のCO<sub>2</sub>削減量に、市の助成制度を使用した市民・事業者への助成件数を掛けて算出。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +太陽光発電協会のサイトも見たが、どこに書いてあるのか。以前書いてあったのに今は書いていない。実際はアイドリング分も考えなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +### ④CO<sub>2</sub>削減ならペレットストーブ推進を +#### ペレットストーブを試験運用しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +暖房のエネルギー消費量は非常に大きい。ペレットストーブや暖炉の活用により、CO<sub>2</sub>の総排出量を大きく減らすことができる。市内で伐採した樹木や剪定枝をペレットにし、市内公共施設等でペレットストーブの試験的運用をしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +ペレットストーブは環境に優しいストーブである一方で、ペレットの保管、火災の危険性、臭いや煙の発生などの課題があるので、他市の事例を参考に今後研究していく。 + +</MessageBubble> + +#### ペレットストーブの市内設置状況を把握している? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内でペレットストーブや暖炉を設置している家屋数や利用状況を把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +命ある植物に対して不適切な表現だが、植物は世界で最も理想的な太陽エネルギーの蓄エネ装置。 + +太陽光を受け、光合成で空気中のCO<sub>2</sub>を吸収し、水や窒素など栄養素を地面から吸い取り、自分でどんどん育っていく。 + +それを燃やしたときに出る熱は、もともとはすべて太陽のエネルギー。木を燃やすときに排出されるCO<sub>2</sub>は、育つときに吸収した分だけ。トータルで考えるとCO<sub>2</sub>は一切増えていない。CO<sub>2</sub>削減をするなら、そういうライフサイクルにわたって考えなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特にペレットストーブというのは需要に追従できる。寒いときには火を入れて、不要になったら消せばよい。太陽光発電のように、バックアップ電源をアイドリングしておくような無駄もない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ライフサイクルを考えた総量での排出削減が市には求められているのか? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国から2050年カーボンニュートラルとかCO<sub>2</sub>削減という話の中で、このようにライフサイクルを考えてのトータルでの排出削減ということが市には求められているのか。それとも排出の分だけを見て削減してくださいという話になっているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +まず、計画の中で求められているものとしては排出量を出すことになっている。それとは別に、吸収量についても提示はできる。 + +ただその排出量から吸収量を引いて出すということは今できない。公表する数値としては、市でいうと地域エネルギービジョンの排出量については、別に吸収量を示すことはできる。しかし小平市は地方と違い、あまり雑木林とかの面積も大きくない。また計算等のやり方等が難しいことから出していないが、26市でも吸収を出しているところはない状況。 + +</MessageBubble> + +#### 『ふれあいの森』や市内雑木林の活用を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平町との『ふれあいの森林(もり)』事業や、市内にある雑木林の存在は、カーボンニュートラルという観点から、市に恩恵をもたらす可能性はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +ふれあいの森林づくり事業は、昭和59年当時の林野庁が進める『分収造林制度』の適用を受けるもので、姉妹都市である北海道小平町の国有地に植林した樹木を成木後に販売し、国と植林者で収益を分配する事業。 + +一般的に森林としてCO<sub>2</sub>を吸収する機能は有するものの、カーボンニュートラルの観点から、市に直接恩恵をもたらすものではない。 + +市内の雑木林はCO<sub>2</sub>の吸収源として地方の森林と比べて面積が少なくカーボンニュートラルの観点からの恩恵は少ない。しかし緑を確保することは人々に潤いや安らぎを与え、生物多様性の保全に寄与するなど、さまざまな恩恵をもたらす。 + +</MessageBubble> + +#### 排出権取引ができる仕組みなのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +地方の公共団体の間で、排出権取引のような、こっちでは吸収分があるからといった、そういうやり取りができるような仕組みはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> + +そのような取引は実際あり、たとえば府中市だと、地方の森林の植林の費用を出し、その分、吸収量を購入しているような形は取っている。ただ、それが一度たとえば続けて何年間にもわたってその植林の分の費用を払った場合には、その年の分のCO<sub>2</sub>削減量、吸収量しか計上できないので、続けてやるような必要があると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そこは問題がある。排出量だけを見て、減らしていこうという話になると、製造時の問題や、トータルのライフサイクルコストの中でのCO<sub>2</sub>削減量という問題は考えられなくなってしまう。 + +また、先ほどから言っているアイドリング電源というところもやはり考慮に入れてもらわないと困る。 + +そういう前提に立って市の施策を考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### まとめ:市の太陽光発電への独自補助は時期尚早、原発推進につながる懸念も +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まとめると、太陽光発電の補助は、私としてはまだまだ時期が早いと考えている。 + +現状は、 + +- アイドリングを解消できるようなことがない +- 小平市では蓄電池が一緒についている太陽光発電が非常に少ない +- 蓄電池がついていたとしてもその問題は大きく変わらない + +そのため、小平市が行っている約633万円の補助金は**単にメーカーへ助成しているのと同じ**であり、小平市が今率先してやることではない。そのあたりをもう一度見直していただき、施策につなげていってほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、いつどんなタイミングで太陽光発電を入れていけばよいか。 + +- 太陽光発電のシステムや蓄電池の性能が十分に上がる +- 製造時の環境負荷が十分に下がる +- 需要にリアルタイムで追従できる発電所が生まれる +- 発電所のアイドリングをなくせる技術が生まれる(たとえば、蓄電池と発電所をオンラインでつなぎ、これだけ発電量が減りそうだから出力を上げていこうといった技術ができる) +- **それを実現するのが『小型原子力発電所』という手段ではない** +- 震災時にも公共性がある +- 応益者負担という観点から問題がない +- 再エネ賦課金のような貧富の格差を拡大してしまう要因がない法整備になる + +そういった条件が整ってからやるべきことだと私は考えている。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/2-senkyo-yokusuru-again.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/2-senkyo-yokusuru-again.mdx new file mode 100644 index 0000000..f167510 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/2-senkyo-yokusuru-again.mdx @@ -0,0 +1,155 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和2年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)選挙を良くするため、再度問う" +tags: + - 一般質問 + - 選挙 + - 情報公開・情報発信 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1201&schedule_id=6&minute_id=619&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年2月26日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +小平市長選挙、東京都議会議員選挙、衆議院議員選挙が近づいており、令和元年6月の一般質問で選挙について提案したことの進捗状況を確認するため質問しました。一部の提案は実現し、一部は課題を調査し、また一部は実現に向けた動きをしていることが分かりました。 + +また、小林正則市長への一般質問はこれで最後になることから、市長の選挙に対する思いを聞きました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 前回具体的な提案をしたが検討状況は? | [選挙広報等へのQRコードを掲載する予定](#-選挙公報サイトの周知を早めるための検討状況は?) | +| 郵便投票による不在者投票・対象範囲拡大の進捗は? | [連合会から国に要望中](#-郵便投票による不在者投票の対象範囲拡大の進捗は?) | +| 投票所でのアンケート調査を提案したが、結果は? | [課題があり、適当ではない](#-投票所でアンケート調査を行う提案についての調査結果は?) | +| 小平市の選挙をよくするための市長の持論は? | [争点づくりを明確に市民に示す](#-選挙をよくするために、歴戦の市長として持論は?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210226-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市長選挙、東京都議会議員選挙、衆議院議員選挙が近づいている。 + +[令和元年6月の一般質問](/ippan-situmon/r1d/6gatu/1-touhyouritu-koujou/)で確認したことの進捗状況確認のため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①選挙公報サイトの周知を早めるための検討状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +期日前投票の拡充は新人には不利に働くため、期日前投票を拡充するなら、少なくとも同時に選挙公報サイトの周知を早める必要があるとして具体的な提案をした。 + +検討するという答弁だったが、検討状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +選挙公報をホームページへ掲載することは、有権者に対する啓発・周知活動の一環として有用と認識している。そのため、選挙管理委員会では、選挙特集の市報臨時号で、市のホームページ上で選挙公報が見られる旨を周知している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また本年4月4日執行の小平市長選挙及び小平市議会議員補欠選挙においては、さらなる周知を図るため、市報臨時号に加え投票所入場整理券の封筒や啓発活動で使用する配布物、公共施設に掲示するステッカー等へ選挙公報などの選挙の情報にアクセスできるQRコードを掲載する予定。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +提案を実現してもらい、ありがたい。 + +</MessageBubble> + +### ②郵便投票による不在者投票の対象範囲拡大の進捗は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +身体が不自由なため投票したくても投票所へ行けない方のために「郵便投票による不在者投票」の要介護状態区分や障害程度の対象範囲を拡大することについて、前回質問時と比べて国と市の対応状況に進捗はあったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +要介護状態区分の拡大については令和元年12月3日に全国の市及び特別区の選挙管理委員会をもって組織する「[全国市区選挙管理委員会連合会](https://zensenren.jp/)」から国会及び総務省に公職選挙法等改正の要望を行っており、引き続き国の動向を注視していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +郵便投票による不在者投票の拡充についてもちゃんと意見してくれた。しかしこれは不正選挙につながりやすい部分がある。本人確認をしっかりしなくてはならないなどの課題から、なかなか進んでいないところもあるのではないか。 + +</MessageBubble> + +### ③投票所でアンケート調査を行う提案についての調査結果は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +投票率向上に向けて、フィードバックを得るために投票所でアンケート調査する手法を提案した。法律や他市の事例を調べるという答弁だったが、その結果はどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +公職選挙法ではアンケート調査を明確に禁止する規定はないと認識している。しかし投票所に入場できる者の範囲に関する規定である公職選挙法第58条に関連する判例において、選挙人が投票手続を終えた後、投票所内に滞留することは違法であるとの判断が示されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また仮に投票所内でアンケート調査が行われた場合、アンケートに伴う行動がほかの選挙人に対して心理的影響を与えたり誤解を招くなど、平穏な投票手続の進行に支障が生じることも懸念されることから、投票所内でアンケート調査を行うことは適当でないと考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="選挙管理委員会事務局長(宇野)" align="left"> + +また、他市の事例としては、多摩25市において、選挙期日当日に投票所においてアンケートを実施した例はなかった。 + +</MessageBubble> + +### ④選挙をよくするために、歴戦の市長として持論は? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +選挙をよくするという観点から、これまで多くの選挙戦で勝ち残ってきた市長に、小平市の選挙をよくするための持論があれば、この場面で伺っておきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +最近投票率が低いのは候補者同士の政策的な争点がなくなってきた。昔のように冷戦時代はアメリカとソビエト、どちらかの陣営に立って選挙を戦ってきたが、今はそういう意味で民主党が政権を取った時期もあったように、大きな争点がなくなったことではないかと思っている。 + +やはり争点づくりを明確に市民に示すということが、投票率のアップにつながるのではないかと思っている。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/gakkou.drawio b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/gakkou.drawio new file mode 100644 index 0000000..2b40bdb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/gakkou.drawio @@ -0,0 +1,13 @@ +<mxfile> + <diagram id="1smpsdsJGcfWe0crwlro" name="ページ1"> + <mxGraphModel dx="667" dy="399" grid="1" gridSize="10" guides="1" tooltips="1" connect="1" arrows="1" fold="1" page="1" pageScale="1" pageWidth="827" pageHeight="1169" math="0" shadow="0"> + <root> + <mxCell id="0"/> + <mxCell id="1" parent="0"/> + <mxCell id="2" value="特別支援学校<br>障害の程度が比較的重い子供を対象として、専門性の高い教育を実施<br><a href="https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000026#Mp-At_72">学校教育法第72条</a>" style="rounded=0;whiteSpace=wrap;html=1;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="30" y="20" width="220" height="100" as="geometry"/> + </mxCell> + </root> + </mxGraphModel> + </diagram> +</mxfile>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f71852d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..5a3235f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/solar.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/solar.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d30cc15 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/solar.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/space_iss.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/space_iss.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..eee3198 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/images/space_iss.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..f04e6eb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)カーボンニュートラルの虚実を、まず科学的に捉えよ](./1-carbon-neutral-giman/) +- [(2)選挙を良くするため、再度問う](./2-senkyo-yokusuru-again/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia.mdx new file mode 100644 index 0000000..27c91e1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia.mdx @@ -0,0 +1,909 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を" +tags: + - 一般質問 + - 発達障害 + - 学習障害 + - ディスレクシア + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~ GIGAスクール構想で最も恩恵を受ける不登校や発達性読み書き障害の子どもたちのために ~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1133&schedule_id=4&minute_id=167&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年6月4日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +GIGAスクール構想が国の方針で急遽進むことになり、全校児童・生徒に一人一台のタブレットを購入する予算がつきました。小平市教育委員会はこれまで教育のICT化に向けた準備を進めてこなかったため、突貫的に利用を開始することとなります。最も恩恵を受ける不登校児や、ディスレクシアの児童・生徒に役立つことを中心に考えて活用すれば、準備不足の状況であっても有効に利用できると考え、質問を通じて訴えました。 + +いつもながら、答弁からは、教育委員会の「人的・発想・予算」リソース不足が伺えます。デジタル教科書・教材は、試験的な意味においても早期の導入が望まれます。継続して訴えていきます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 短期間入札で低性能端末となるリスクは? | 事業者や学校等に聞き仕様等を検討 | +| 維持管理等の年間費用は? | 保守費、通信回線使用料、ライセンス料等、検討中 | +| 今後の端末更新時期の費用は? | 国の支援が不明確、リース方式導入も含め検討 | +| 利用者負担の費用は? | 児童・生徒が家庭等に持ち帰り学習する際の通信費 | +| ディスレクシアや不登校の子への活用検討状況は? | 重要と認識、検討を進める | +| ディスレクシアや不登校の子の意見反映が不可欠では? | 特支等の教員を通し聞く | +| 一括DL申請で全児童・生徒がデイジー教科書可にしては? | 積極的活用を検討 | +| 個別最適化が、互助の気持ち育成に与える影響は? | 実践例を踏まえ環境を整える | +| リモート授業の法的課題と対応は? | 履修や出席の取扱不可、文科省指針等を注視 | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202006-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### GIGAスクール構想はディスレクシアや不登校の子が最大活用できるように + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +GIGAスクール構想の一環として、5月の一般会計補正予算(第2号)で、小平市立小・中学校児童・生徒に1人1台のタブレット端末購入の予算が決まった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +端末は年度末までに調達予定のため、対応の時間が短い。不備がないよう、特に最も恩恵を受けると思われるディスレクシアや不登校の児童・生徒が最大限活用できる仕組みとなることを強く要望する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +すでに検討は進んでいるものと考え、小平市におけるGIGAスクール構想全般について質問する。 + +</MessageBubble> + +#### GIGAスクール構想の背景 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +GIGAスクール構想の背景としては、まず国のほうで「[教育のICT化に向けた環境整備5か年計画](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1402835.htm)」が2018年から2022年度まである。2022年度には、3クラスに1クラス分の端末整備や先生に1人1台のPCや端末を整備する計画。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +それと並行してGIGAスクール構想というのができた。昨年12月の閣議決定をもとに「令和時代のスタンダードな学校像として全国一斉のICT環境整備が急務」とされ、1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することを主な目的に令和元年度の補正予算が1月末に成立した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この時点では、まだ「令和5年度までに1人1台」とされていたが、その後、新型コロナウイルス感染症拡大の影響ということで前倒しになった。 + +- 児童・生徒1人1台端末の整備スケジュールの加速 +- 学校現場へのICT技術者の配置の支援 +- 在宅オンライン学習に必要な通信環境の整備を図るとともに、在宅でのPC等を用いた問題演習による学習評価が可能なプラットフォームの実現を目指す + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今年の4月頭に閣議決定され、4月末に令和2年度の補正予算総額2,292億円が成立。小平市も急遽それに対応し、GIGAスクール構想、1人1台ということをやり始め、5月臨時会の補正予算で計上した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上が背景。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回は導入に向けての話。一度ハードウェアやソフトウェアを決めてしまうと、基本的に5年間使うことになり、なかなか変えることができない。間違いがあったら大変なロスになる。事前に、できる限り、問題点や可能性の検証が必要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +整備まで実質的に今回しか質問の機会がない。ほかの議員からの質問もなかったので、根掘り葉掘り、細々とした質問をする。 + +</MessageBubble> + +### ①端末選定等の状況と予定は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +端末の選定、ICT環境、運用の検討はどの程度進んでいるか。また、いつまでに整える予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +- 現在、情報端末の機種を検討するとともに、高速大容量の校内LAN環境整備を計画 +- 情報端末は、契約・調達を本年12月までの予定で進める +- 来年1月からは各学校に配備し、3月には全小・中学校に配備を終える +- 校内LAN環境は、9月に契約、調整し、来年2月より工事を始める + +</MessageBubble> + +#### 共同調達の検討はした? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +文部科学省の資料に「調達の際に共同調達をできる限り検討してください」とある。市は、東京都やほかの、たとえば広域連携している国分寺市等と共同調達の話はあったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +4月の中旬ぐらいから、国の動向、都からも強い申入れ等あり、急遽やるということで、大きく方針を変えて実施している。このようなスケジュールの中で検討しなくてはならないため、共同調達の検討は特段行わなかった。 + +</MessageBubble> + +#### 教員用や予備分がないのは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +台数は、ぴったり児童・生徒の人数分、約1万4,000人分と聞いた。なぜ教員の分も発注しないのか。予備の分もない。先進的に独自の財源でしている自治体では、予備分は確保している。市の予算でこういったこともやるべきでは。 +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +臨時休業がもし今後また実施されれば、生徒が全員一斉に端末を使う状況も考えられる。故障も発生する。1万4,000台のうち故障率何%か分からないが、何台かは発生する。どうするのか。不足して再び発注する際には、高い金額で発注せざるを得ない状況もあるのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +まずは児童・生徒への端末を確実に届けられる予算のみ取っている。今後の課題として、教員が使用するタブレット、故障等の対応による予備の機器、保証の関係、積み残した課題がある。これらは今後必要になる認識がある。速やかに対応するよう努める。 + +</MessageBubble> + +#### OS選定時、デイジー教科書との相性確認は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +OSについて、次の3つから選ぶと聞いた。 +- Apple社のiOSやiPadOS +- グーグル社のAndroidとか +- Microsoft社のウィンドウズ + +これをどう選ぶのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デジタル教科書やディスレクシアの子どもたちが扱いやすいデイジー教科書等で、アプリが特定のOSにしか対応していない状況がある。そのあたりは、OS選択時に考慮されるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +それぞれのOSに、特徴、よさ、デメリットがある。こういったことは、事務局や学校から意見を聴取しながら、デイジー教科書の使用状況(のちほど「相性」と訂正)なども踏まえて選定に当たっていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デイジー教科書の使用状況というが、前回の一般質問でもしたことで、発達性読み書き障害の潜在数は小平市立の小・中学校合わせて300人以上いる可能性がある。実際に発達性読み書き障害と判明している生徒はその中でも一部。 + +</MessageBubble> + +#### デイジー教科書の利用人数は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デイジー教科書は現在、何人ぐらいが使っている状況か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +私たちが把握しているのは1人。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1人というのは(潜在数と比べると)本当に少ない。まずディスレクシアの子どもたちを見つけることが、やはり重要。 + +</MessageBubble> + +#### 専門家が来る国の制度を活用しない理由は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +校内LAN(学校のインターネット)に関して。ネットワークに詳しい人が(こちら側に)いないと、業者の見積りが大きく変わる。調達仕様書をつくったり、入札の検証において専門家に入ってもらったりしたほうがよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういった場面で「ICT活用教育アドバイザー事業」や、「GIGAスクールサポーター」の制度は活用しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +GIGAスクール構想実現に向け庁内で体制を組み、教育委員会のみならず企画政策部の情報政策課、財政課、そういったところの職員を含め、プロジェクトチームという形で取り組んでいる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +見積り金額、要不要の見定め、ネットワーク構築に何が必要で、何が余分かという見定めが極めて重要。情報政策課の職員がかなり積極的に関わっており、必要な選定に向け、仕様書の対応等は図られると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +専門知識を持っている方はいるかもしれないが、文部科学省が進めている「ICT活用教育アドバイザー事業」や「GIGAスクールサポーター」は、国の補助で半額など結構賄われる。交付金措置もあるのでは。その活用をしない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +段階があると考えている。今進めているのは、 +- 端末をどんなものにするか +- ネットワーク環境の構築に何が必要か + +というところ。これは庁内組織で対応する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +その後の教育活動の中で、 +- どう必要か +- 初期的なトラブルが発生した際に職員で対応できるのか +- 委託業者に保守等も含めて委託するのか + +そういったところの見定めが必要。アドバイザー、サポーター等の活用も考えられるので、今後、どんな形で対応がなされるかを含めて検討する事項と整理している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +GIGAスクールサポーターは、国から補助が半額出たり、残りの部分に関しては交付金で戻ってきたりするのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +GIGAスクールサポーターについては国の補助が2分の1、ICT支援員については4校に1校分が地方財政措置される。 + +</MessageBubble> + +#### 校内LANは体育館にも? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +校内LANは体育館にも導入するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +体育館にも校内LANが配備される見込み。 + +</MessageBubble> + +#### デジタル教科書や教材はインストールしない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +基本パッケージには、ExcelやWordのようなソフトウェアが基本的に入っていると文部科学省の説明にはある。デジタル教科書や教材関係はまったくインストールしないという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +基本パッケージには入っていない。デイジー教科書は、今、無償供与が行われるし、新型コロナウイルス感染症対応において無償供与されている教材等もあるので、そういったものが活用できると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デジタル教科書はどうなのか。無償で提供されている教材は、調べたが、教科書の一部。すべての教科において提供されているのか。それとも一部だけ、今回限定的に提供されているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +現時点では一部。だんだん広がっている状況にはなっている。 + +</MessageBubble> + +#### キーボードとユニバーサルデザインフォントの検討を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +キーボードはぜひつけていただきたい。書くことが困難な子で、キーボードを使えば入力しやすい子が結構いる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ユニバーサルデザインのフォントを使うと、読みに困難を抱えている子の読むスピードが上がるという声もある。ぜひ、そのフォントのことも考えてください。 + +</MessageBubble> + +#### 議会にもデジタル教科書を使う授業の概要を伝えて + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また要望として、議員はデジタル教科書等の知識がない人も多い。GIGAスクール構想で急激に仕組みが変わり、授業体系もかなり変わる。どんな授業をしているのか分かるような、動画でもよいので情報提供してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ②短期間の調達で低性能端末を買わざるを得なくなるリスクをどう回避する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +短期間で単純な入札では、低性能端末を買わざるを得なくなるリスクがある。そのリスクをどう回避するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +情報端末メーカー等より、GIGAスクール構想での活用を想定した情報端末が販売されている。教育委員会としては、最適な情報端末が調達できるよう、事業者や学校等への聞き取りなども行いながら、契約の方法や仕様を検討する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +文科省の標準仕様書では「CPUはIntelのCeleron同等以上で、メモリ4ギガバイト以上」とあるが、この最低ラインだとOSによってはちょっとした処理で重くて動かなくなる可能性もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +子どもたちが家庭で接しているような処理速度の速い端末と比べ、教材で使うタブレットの処理が重いとストレスを感じるだろう。そのあたりは実際に動作確認するのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +端末を選ぶ際、どの程度の負荷に耐えられるかは重要な視点。選定に当たっては、動作も確認したうえで手続を進めていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +メーカーによって故障率の多寡がある。そのあたりは考慮するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +故障率という対外的に出ている数字で判断というのはなかなか難しいが、子どもに負荷のかからない形で、選定手続のほうは総合的に判断をしていく。 + +</MessageBubble> + +### ③維持管理運営等の年間費用想定と端末更新時期の費用想定は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +定常的に発生する維持管理運営等の年間費用と端末更新時期の費用はどう想定しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +機器等の保守費用、通信回線の使用料、有償の学習支援ソフトを導入した場合のライセンス料などを想定しており、金額は調査中。 +端末更新時期の費用の想定は、現時点において国の財政支援が明確に示されていないが、市の負担が著しく大きくならないよう、リース方式の導入も含め、検討する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +通信回線というのはインターネットの接続費用のことか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +通常のインターネットの活用、あるいはソフトウェアの動作等、そういうものも含めての回線。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +文科省の資料には「リース方式の場合は、端末購入分の相当額は国からリース業者に補助金が交付されるので、予算計上する必要はない」とある。今回、購入予算をつけているので、購入の方向で検討していると考えてよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +予算計上の中では購入ということで備品計上している。ただ購入とリースでそれぞれメリット、デメリットがある。購入の場合は、リース料がかからないため、単独の費用に関しては割安になる。一方、リースは、OSのサポート終了等の場合においても柔軟な対応ができる。そういったことも含めて検討していく。 + +</MessageBubble> + +#### 5年ごとの更新で生じる余剰端末を市民へ提供しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私の意見としては、リースではなく購入していただきたい。5年ごとの更新になるなら、その際に余る端末を、たとえば市民で希望する方々に安価で提供したり、無料で配ったりすればよいと思う。それもひとつ考慮していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +5年ごとの更新で端末をどうするかに関し、現時点で検討していることはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +5年経過すると動作がスムーズにいくかどうか。今、通信環境はどんどん進化しているので、それに耐え得るものであれば、別の活用も出てくると認識している。 + +</MessageBubble> + +### ④利用者が負担する費用は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今後、利用者が負担する費用発生の可能性はあるか。その内容は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現時点では、児童・生徒が家庭等に持ち帰って学習する場合の通信費用の負担を想定。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +分散登校は始まったが、まだ家でオンライン学習するタイミングが多い。午前中の答弁でも、保護者からの相談でオンライン学習に関する不安が結構あるという話だった。それだけ要望もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +家庭のインターネット環境で差が出てしまう。各家庭の(インターネット環境)調査をしたということだが、定額払えば使いたい放題の家とか、容量が何十ギガバイトまでと決まっているとか、そういうところまで把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +今回の調査では、通信環境の細かいところまでは調査していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結構これが問題になるのでは。お金がなくて通信環境を入れていないけれども、オンライン学習が始まって通信環境を入れなければならない。そうすると「うちでは学習に参加できない」という家も出てくる可能性があるのでは。生活扶助の家庭には補助が出る話もあるが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また今回臨時休校中にモバイルルーターを貸出して使ってもらうということだが、たとえばオンライン授業をすることでどれぐらいの通信容量が必要になるかといった今後に生かせるような見積り(調査)はする予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +見積りは細かいところまでしていないが、今回貸出すモバイルルーターの容量は、3日間で4.5ギガバイト、30日間で45ギガバイト分であり、十分な容量と考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どれぐらいの容量が実際に使われるかを測定し、効率的にどれぐらいの契約にすればよいかというのを。たとえば、一人一人の容量ではなく、全体としてこれだけの契約というやり方もあると思うので、そういったことを検討してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### なぜこれまで準備してこなかった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上、今後検討することがたくさんあるという話だが、なぜこういったことを事前に想定して準備してなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ICT化を進めている学校は、私立の学校が多いと思うが、たくさんある。自治体の研究事例も結構ある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +GIGAスクール構想の前段にあった『フューチャースクール推進事業』は平成22年から平成25年まで行われている。子どもたちの立場から考えると、もっと早く、たとえば研究会に参加したり市としても実際にどこかのクラスで先進的に少し導入したりして、どういった課題があるのか上げておいてほしかった。そういう子どもたちもいるかもしれない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういった準備をするのは当然のことだと思うが、(しなかったのは)なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +現場の先生たちは、なかなか普段の授業準備などで忙しく、そういった先のことまでやる時間がないと。先生たちができないことに関して、教育委員会が率先して取り組むべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +もっともなこと。ただ教育委員会の現状として、さまざまな教育課題、働き方改革等も含めて課題がある中、教育委員会で行うべき業務も増大している。そういった中、3月定例会でも答弁したが課題のひとつに教育委員会の組織能力ということもある。その中で優先順位をつけ、必要なことをやっていくことから、今回のこのGIGAスクールについては、やはり優先順位が今の新型コロナウイルス感染症になって高くなった。教育委員会の事務局のメンバーも、新型コロナウイルス感染症の前と後だと、今のほうがはるかに業務量が増え、努力しているところ。 + +</MessageBubble> + +#### 組織能力の問題をどう解決する? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +組織能力に問題があるんだったら、その組織能力をどうするのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +コロナ禍で、教育委員会でも在宅勤務という形で緊急的な対応を取ってきた。その中、今後の配備に向けて大きく方針転換した中で、職員は本当によく精力的に動いており、2交代制の中で、毎日、引継ぎメモを残している。かなりハードワークをしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +全体的な組織能力の向上においては、教育委員会、業務の特質として、単独の課で終わらないというところがあり、常に横の連携を意識して業務を行っていく必要がある。GIGAスクールに関しても、教育委員会の中でも2課が関わって対応している。組織能力の向上、GIGAスクール構想に向けてのものというのは今後の対応になるが、この中での対応ということでは精いっぱい行った。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +頑張ってらっしゃることはよく分かるが、組織能力をどうするのかは誰に聞けばよいのか。子どもたちのために、組織能力をよくしていくことを検討しなければならない。それはどこに、誰に聞けばよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +2つある。ひとつは、個々の能力を最大限に発揮できる、そのための職場環境をつくっていくこと。もうひとつは、どうしても事務量が増大していくということに関しては、これはマンパワーが必要な面もある。こういったことは課題認識として捉えている。今後、庁内の調整等を進めていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +せっかく頑張っていらっしゃって、疲弊してしまうことは、子どもたちにとってもよくないこと。それは優先度をなるべく高く対応してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ICT機器充実のためのふるさと納税を設置しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +子どもたちのICT機器充実のためというような、特定目的のふるさと納税を設置してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +このたび、ふるさと納税の寄附金の使い道のひとつに、学校におけるICT環境整備の推進を設定し、寄附を募っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この質問(通告書)を書いた後にサイトを見たら、学校におけるICT環境整備の寄附、特定目的の寄附の話が書いてあり、市も目的を決めて寄附するようになったのかなと。これは初めてのことか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ、やはり[サイト](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/008/008686.html)が分かりにくい。使い道に「パソコンを1人1台配備するために使う」といったことが書いてある。GIGAスクール構想で1人1台になるのに、このお金は一体何に使われるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +今回、予算積算は、国が示している1台4万5,000円というような基準額に基づいている。はたしてそれで実際にその購入ができるか、リースになるかもしれないが、それで整備ができるかはまだ分からない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +また先ほども話があったが、今後、入替え等のお金も必要になってくる。これだけのものを整備するに当たり、さまざまなところで必要経費が出てくるだろうということで、できればそういう支援をいただけないかと、今回こういう案内をつけている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自分が寄附する立場になったとき、ちょっと分かりにくいと思う。使い道としては電子黒板など、1人1台以外のところで必要になるICT機器のところで必要になるのではないか。寄附してもらった人の名前を、ニックネームでもよいが、どこかに掲示することを考えてもよいのでは。要望として検討していただければ。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ディスレクシアや不登校の児童・生徒が今後ICT環境を活用できるようにどう検討している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ディスレクシアや不登校の児童・生徒が今後整備されるICT環境を活用できるよう、どう検討しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +ディスレクシアや不登校の児童・生徒に対し、ICT環境を整備し、活用することは重要と認識しており、GIGAスクール構想による整備を進めながら端末導入後の活用方法も研究を進める。 + +</MessageBubble> + +### ⑦運用に当たってディスレクシアや不登校当事者の意見反映が不可欠だが、どう考える? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +運用するに当たり、ディスレクシアや不登校の当事者の意見反映が不可欠と考えるが、どうするか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +当事者の意見は必要と考えており、情報端末導入後には、特別支援教室やあゆみ教室の教員を通し、当事者の意見を聞き取る機会をつくる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +運用の前段階で、OSやソフトウェアに依存するところが結構大きくあるので、導入の段階でも実際に当事者の方を本当は入れてほしかった。 + +</MessageBubble> + +### ⑧これを機にどの児童・生徒も自由にデイジー教科書を選択できるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これを機にデイジー教科書の一括ダウンロード申請し、どの児童・生徒も自由にデイジー教科書を選択できるようにしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +情報端末の導入に伴う積極的な活用を検討する。 + +</MessageBubble> + +#### デイジー教科書とデジタル教科書の違いは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デイジー教科書とデジタル教科書の違いは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +デイジー教科書は、音声でその選択した部分について視聴できたりする機能がついている。デジタル教科書も最近改良され、そういう機能が追加され似ている部分はあるが、デイジー教科書に特徴的なものがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +大きな特徴として、デイジー教科書に関しては、ニーズがある方に無償で提供してもらえる。デジタル教科書は有償。そういったところの活用というところでは、無償のほうがやはり使いやすい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デジタル教科書は、今のところ、市では導入や購入する予定はないということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +デジタル教科書も有用性は非常にあると考えている。限られた予算の中で、優先度は高くなっているが、各学校の中で力を入れたい教科というのがある。たとえば道徳の研究をやっているところは道徳のデジタル教科書を入れたいとか、算数とか。そういったところも踏まえていきながら、今後、検討課題。 + +</MessageBubble> + +#### デイジー教科書を一括ダウンロード申請するメリットは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デイジー教科書の一括ダウンロード申請をすると何かよいことがあるのか。一括と一括ではない場合とでどんな差があるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +一括だと、今後、GIGAスクール構想で1人1台になった場合、ニーズのある子どもがすぐに使えるよさがある。個々それぞれがやっていくと、手続的な手間もあり、それぞれ使いたいときに使えないということもある。一括でできる環境を整えていくことが重要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一括ダウンロードしたとき、それは誰でも使えるものではなく、読み書きに困難さを抱えているとか、周りの人や自分が理解している方が実際に使えるということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +無償提供してくれる法人の内容等を見ると、誰でもということではない。ニーズがあるということを、きちんとこちらで捉えなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +前回の一般質問と重なるが、結局、誰が読み書きに困難さを抱えているかというのをまず把握してからでないとデイジー教科書がその子にとって活用できるものなのかどうか判断がつかない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全員に一括の統一したアセスメントを行い、誰が読み書きに困難さを抱えているかを把握する必要があるのではと言った。それがまだできないということなら、デイジー教科書は誰でも使えるようにして、「デイジー教科書を使ってみたら自分にはこっちのほうが使いやすかった」とか、そういう判断がつけばよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +調べたら、4月28日に改正著作権法で「[授業目的公衆送信補償金制度](https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/92169601.html)」というのがある。学校など営利を目的としない教育機関の授業では、一定の範囲の利用について、著作権者の許諾を得ることなく、著作物の公衆送信を行えるようにするとある。 + +</MessageBubble> + +#### デイジー教科書にも「授業目的公衆送信補償金制度」は使える? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +著作権の使用許諾なく、補償金を使えば使えるような話だと思う。これは令和2年度に限っては無償で使えるということだが、デイジー教科書についてもこれは使えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +デイジー教科書が適用されるかは、今存じてないが、その制度はすでに申請を終えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和2年度限りだとすると時間がないが、そういったことをして、デイジー教科書のほうが使いやすい子を見つけ出す方法はないかと思う。 + +</MessageBubble> + +### ⑨個別最適化はよい面もある一方で互助の精神育成の面で懸念があるが、どう捉えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +GIGAスクール構想が進む先には個別最適化がある。個別最適化は、よい面もある一方、学び合い、助け合うという互助の精神育成の面で懸念がある。これをどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +ICT環境が整備されることにより、個々の学習者の理解度に応じた学習展開がなされると認識。一方、協働による学びも重要であることから、ICT機器を活用した協働的な学びを教科等で行う実践例も踏まえながら、各校の指導に生かせるよう環境を整える。 + +</MessageBubble> + +### ⑩端末にフィルタをかける際はオプトアウト方式が好ましいのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +情報の偏りを避けるため、端末にフィルタを設定する場合はオプトアウト方式が好ましいと考えるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +情報セキュリティは、情報の偏りや事故の未然防止のために必要であると認識。今後の学校のICT環境の整備に合わせ、必要な対応が図れるよう検討する。 + +</MessageBubble> + +### ⑪端末を活用して匿名で児童・生徒から率直な意見を集めては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +端末を携帯してもらえれば、児童・生徒から率直な意見を直接集めることができる。匿名で相談や市政に関するアンケートなど、児童・生徒の悩みごとや意見を集めるアプリを開発し、端末に導入してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現時点で、教育委員会でアプリの開発をすることは困難だが、他地区の事例等を研究していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1人1台端末を配るので、直接生徒にアプローチできる、よい機会でもある。虐待を受けている相談もチャットでしたらやりやすいのではないかとか、そのあたりも検討していただければ。 + +</MessageBubble> + +### ⑫緊急事態宣言の再実施など登校できない状況が再発した場合はどう対応する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新型コロナウイルス感染症対策等に対応したリモート授業(以下、リモート授業と呼ぶ)の想定に関して、端末が配られる前に、緊急事態宣言の再実施など登校できない状況が再発した場合、どう対応するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +リモート授業にどう対応するかは、現在、緊急的措置として、ICT環境の整っていない御家庭にタブレット端末とモバイルルータを併せて貸出しできるよう準備を進めている。再度、臨時休業を実施する状況になった場合も、東京都の補助制度の動向等を踏まえ、貸出しなどの対応を図っていく。 + +</MessageBubble> + +### ⑬出席の取扱いなどリモート授業における法律上の課題とその対応は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +リモート授業の想定に関して、出席の取扱いなど、リモート授業における法律上の課題とその対応は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現在、リモート授業で行った授業は、履修として取り扱うことや出席としての取扱いもできないため、これらの課題については、文部科学省の対応指針などを注視し、対応していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑭リモート授業でディスレクシアの児童・生徒はタブレット1台の端末では困難さがあるのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +リモート授業の想定に関して、ディスレクシアの児童・生徒はデイジー教科書等を見ながら先生の話を聞くこともあり、紙の教科書を併用する場合と比して、1台の端末では困難さがあると予想される。どう対応するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +ディスレクシアの児童・生徒は、1台ではなく、複数台の情報端末の配備が望ましいと認識しているが、まずは国が示す1人1台の端末の配備を目指す。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +すでに整備済みのPCを貸与するようなことはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(国冨)" align="left"> + +整備済みの端末と1人1台とは大分機能が違ってくるので、今即答はできないが、そういうやり方ができるのではないかと、研究していきたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑮授業を録画していつでも再生できるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +児童・生徒の利便性や回線切断への対応のため、授業は録画し、いつでも再生できるようにするとよいと思われるが、どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +授業を録画しいつでも再生できるようにすることの有用性は認識している。一方で教員は授業準備に加えて、動画の撮影、確認、調整、配信など業務が増加することから、実施には課題があると捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これについて、GIGAスクールサポートのICT支援員(の活用も考えられる)。ICT支援員に関して、市として考えていない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +今回、国からの補助もかなり充実したものが出ている。運用上、何か支障が起きた場合の対応が今後考えられる。その技術的なサポートが必要な場面を、業者に委託して行うのか、あるいは何らかの形で任用して対応するのか、さまざまな検討が必要になる。今後の検討。 + +</MessageBubble> + +#### 子どものことを一番に考え、組織的問題は全庁的な解決を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +子どものことを一番に考えてもらいたい。誰一人見過ごさないと約束しているので、それを実行するため、前回の質問でも、300人いるかもしれない人たちを1人も見過ごさず、ちゃんと見つけ出して対応していくという姿勢がいまいち見えないところもある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +組織上のリソースの問題は、全庁的に解消していかなければいけないこと。考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/2-kinkyu-vision.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/2-kinkyu-vision.mdx new file mode 100644 index 0000000..b3fa2ea --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/2-kinkyu-vision.mdx @@ -0,0 +1,118 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)緊急事態を前に、市のビジョンは" +tags: + - 一般質問 + - 財政 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1133&schedule_id=4&minute_id=167&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年6月4日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +コロナ禍により市の財政は大きく傾きます。私の予想では市税収入は2~3割減少し大幅な歳出削減を余儀なくされます。公共施設の縮小が早まる可能性も高いです。市長を始め全体的に危機感が感じられないことはたびたび訴えてきました。今回は残時間がなかったことから、再質問では一点だけ「市長のプレゼンス(存在の意義)」を問いました。 + +今回は珍しく市長が答えましたが次のとおり残念な答弁でした。緊急事態こそ市のことを分かっている市長が率先し、内外に危機感を示して試験的にでも何らかの対応を進めていく必要があると私は考えます。国や都では自治体ごとのきめ細かな対応はできずスピードも遅いです。財源は、臨時交付金、財政調整基金、一般財源で十分です。また効果が上がりそうなことを試験的にでも行っている自治体には、国や都からも交付金が出ます。そういう方法でほかの自治体に貢献できます。市長には、危機感、やる気、発想が感じられません。残念です。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 歳入歳出への影響想定は? | 推計困難、大幅な財源不足、緊急対策事業費の増大 | +| 大幅な歳出削減が必要、改革は? | 事業見直しの検討に着手中 | +| 市長の存在意義を感じず、小平市の舵取りは? | 市独自に対策する権限、財源なし | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202006-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新型コロナウイルス感染症による世界的な経済状況の変化に関し、小平市に以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①現状で市の歳入歳出はどれだけ影響を受ける想定か? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現状で市の歳入と歳出はどれだけ影響を受けると想定しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +市の歳入と歳出が受ける影響額を現時点で推計することは困難だが、歳出においては、市内の事業活動や市民生活を守るための緊急対策に要する事業費の増大が想定される。歳入においては市税の大幅な減少のほか、施設使用料の減少などさまざまな分野における収入の減少が想定されることから、大幅な財源不足に陥る可能性がある。 + +</MessageBubble> + +### ②経済状況が回復しない場合どうする? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +経済状況が回復しない場合や緊急事態宣言が引き続いて実施されるなどの場合、市が財政上、有効に機能するためにはパラダイムシフトを伴う大幅な歳出の削減が必要になると考えられる。抜本的な改革策は用意しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +市の財政においては、歳入に見合った歳出を基本としていることから、歳入の大幅な減少を見据え、現在、市が行っている事業の見直しが必要と考え検討に着手している。見直しに当たっては、事業の必要性や緊急性などを考慮しながら、今後の方向性等について決定する。 + +</MessageBubble> + +### ③緊急事態にあって市長としてのイニシアチブをどう取る? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昨日の伊藤議員の一般質問で企画政策部長は「コロナ禍でも長期総合計画の前提は変わっていない」という趣旨の答弁をした。企画政策部長の立場として答弁はそうなってしまうものと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば小平市を船だと考えると、職員の方々は国の複雑な法律を解釈し、予算内で船を沈まないよう動かしていくのが仕事。船に乗っている市民が海に落ちてしまわないようにちゃんと見ていなければいけない。それはとても重要な仕事。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +問題はその船の方向を決める人が市長であること。市長の存在意義を今回の場面で(疑問に)感じるところがある。国や東京都から言われていることを全うしている印象だが、船の(進む)方向を定める市長の存在意義、プレゼンスが感じられない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +船の方向をどう決めていくか、イニシアチブをどうやって取っていくかを市長に伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +今回、私に対し、国や東京都の意向に沿う形であまり独自性が見えないということだが、もともとこういう大きな自然災害、あるいは感染症の問題というのは市が独自で何かやるというものではなくまたその権限もない。もちろんそれを裏づける財源もない。我々の仕事はやはり国が示し、東京都が示したことをしっかりと市民の皆さんに伝え、国が目指している方向性をみんながその方向に向かって、誰一人その方向性に取り残されることなくそれぞれのサービスを受ける。それが今回の新型コロナウイルス感染症に対する私のスタンス。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😨 市長の存在意義がない + +大きな自然災害や感染症の問題であっても、国や都の指示を待つだけの姿勢は明らかにおかしいです。緊急事態こそ、市のことをよく分かっている市長が、危機感を持って率先して迅速に対策を打っていくことが必要です。試験的に施策することでもよいです。それにより救われる市民は数多くいます。市の未来も変わります。臨時交付金、財政調整基金、財源はあります。率先して有効な対策を打つ自治体には国も支援します。市長の危機感のなさ、やる気のなさが現れている答弁で、非常に残念です。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..9e224f3 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..093bde9 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..4c5e4ae --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を](./1-giga-school-dyslexia/) +- [(2)緊急事態を前に、市のビジョンは](./2-kinkyu-vision/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/1-sityou-vision-isoge.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/1-sityou-vision-isoge.mdx new file mode 100644 index 0000000..3958286 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/1-sityou-vision-isoge.mdx @@ -0,0 +1,824 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)市長責任でビジョン構築を急げ。ICT整備の好機を逃すな" +tags: + - 一般質問 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~ 地域活動を維持するためにオンライン・ハイブリッド開催の推進と、情報格差が広がらないよう市のサポートを ~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1151&schedule_id=5&minute_id=56&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年9月11日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +コロナ禍で市税収入はどれくらい減少するか、その事態にどう対応するか、公共施設の縮小を加速することにならないか、などを確認しました。また地域活動を維持するためのオンライン・ハイブリッド開催の推進、[情報格差](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%A0%BC%E5%B7%AE)が広がらないよう市のサポートが必要であることを訴えました。さらに市長に対し、補正予算4号の内容があまりにもひどかった理由が、職員約千人の知恵を集結させる仕組みがないこと、市長が責任を取る態度を見せないことが原因ではと指摘しました。市長はこれに対して「[(発言を)撤回していただきたい](#sityo-mondai-hatugen)」という答弁をし、驚きました。 + +コロナ禍は人々のつながりを分断したり市民活動を抑制したりする働きがあります。現状ではオンライン化などにより対抗する必要があります。ICT機器が苦手な方も参加できるよう、現地とオンラインの併用でハイブリッド開催にしたり、身近な人にICT機器の使い方を教えてもらったりするなどの仕組みも必要です。しかし市の動きは遅いです。継続して訴えます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 現時点で、市税歳入の減少見込みは? | 厳しい状況にある | +| 歳入減少で公共施設の規模縮小を早める? | 当面の対応で早める予定はない | +| コロナ禍で公共施設の1日平均利用者数は? | 7月は図書館約2割減、ほかは6~9割大幅減 | +| ↑ 今後の見込みは? | 感染状況にもよるが図書館以外は急激な回復なしを見込む | +| 公共施設のWi-Fi設置状況は? | 中央公民館・中央図書館・仲町テラスのみ設置済み | +| ↑ 今後の整備予定は? | 小川駅西口地区市街地再開発事業の複合施設のみ設置予定 | +| 市民活動オンライン化の把握は? | オンライン化を開始の団体があるのは把握 | +| ↑ オンライン化の課題は? | 通信環境等整備やシステムを使いこなせる人員確保等 | +| ↑ 希望者にタブレット等を貸与しネット併用開催を実験しては? | 貸与は考えてない | +| 市の委員会等のオンライン開催状況は? | 4つの委員会・審議会で8回開催 | +| ↑ 課題は? | 職員の習熟度や参加者の通信環境でオンライン参加不能な場合がある | +| 市民1人1台タブレット完備の小平市を目指しては? | 市民への配布は現在考えていないが経済的理由で情報端末を保有できない方への対応などは今後の課題 | +| Web図書館については検討しているか? | 検討はしていないが情報収集に努める | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202009-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +8月臨時会に提出された補正予算第4号は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金という自由度の高い資金が活用できる局面であった。しかしエレベーターの改修やルネこだいら入り口の自動ドア設置など不要不急の事業に巨費を投じるという内容のまま可決されてしまった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +単に各部署の要望を寄せ集めて予算化したかのような内容からは、市のビジョンが欠如していることや、市長がプラン構築の段階から職員に丸投げし自ら進んで責任を取る態度のないことが伺える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +職員に丸投げをすればすべてうまくいくという考え方は、たとえ職員がどんなに優秀でも間違いだ。職員は市民に選ばれるわけではなく、4年間の任期もない。失敗した場合の責任を負えないため客観的に無難な選択肢を選ぶバイアスがあり、それはある程度仕方のないことだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そのため市長のひとつ大きな役割としては、ビジョンやプランの構築に積極的に関わり、すべての責任を取る決意を示すことによって、職員が余計な心配をしなくて済むようにすることだ。さもなければ危機的状況においても抜本的な取組は行われず、寄せ集めの無難な事業だけが行われ、先細りになるだけだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +地方創生臨時交付金が次回も交付される可能性は高い。次の機会を無駄にしないためにも市長はあらためて責任の所在がすべて自らにあることを示し、全庁一丸となって明確なビジョンとプランを構築し、投資計画の準備を進めていただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +その一環として特にICT環境の整備に投資をしていただきたい。コロナ禍への対応としてだけではなく、福祉の充実、誰一人取り残さない教育環境の整備、収入による教育格差の是正、その他さまざまな問題解決につながることを考えれば、ICT環境整備こそ急を要する事業だ。 + +</MessageBubble> + +#### 補正予算4号の酷さ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回この質問をしている発端は、[補正予算4号があまりにひどかった](https://yasutakeyohei.com/books/reiwa2/20200803_rinjikai/gian-44.html)こと。補正予算4号の問題点を以下述べる。 + +</MessageBubble> + +##### 1. ツケ払いが多い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まず当会派の伊藤央議員の表現を借りれば『ツケ払い』の事業費が多い。問題を抱えているのに予算がつかず放置されていた「過去の不作為の埋め合わせ」のための、次のような事業。 + +- 故障が頻発する空調設備の改修 +- 運行中にエンジンが停止してしまうコミュニティタクシー(安全性は大丈夫か) +- 公園遊具の修繕で砂場の砂が足りていない分を追加 + +</MessageBubble> + +##### 2. 不要不急・高コスト + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは、不要もしくは不急、もしくはアイデア次第で大幅なコスト削減が可能な次のような事業。 + +- ルネこだいらの自動ドア設置 +- 公共施設予約システム +- トイレの手洗い自動水栓化 +- ホームページのリニューアル + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1と2の合計で[3.5億円ぐらい](https://yasutakeyohei.com/books/reiwa2/20200803_rinjikai/gian-44.html#%E3%83%84%E3%82%B1%E6%89%95%E3%81%84%E3%81%A8%E4%B8%8D%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AB%E7%B4%843%E5%84%845%E5%8D%83%E4%B8%87%E5%86%86-)。 + +</MessageBubble> + +##### 3. 見積りが甘い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +加えて予算の見積りが甘い。 + +</MessageBubble> + +###### ① 公共予約システムが高すぎる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +約5,000万円かける公共施設の予約システムは、キャッシュレス決済を組み込んだとしても、プログラムをしている身として考えられないほどの高額。クレジットカードの決済を入れるとしても予約システムはそんなに難しくない。 + +</MessageBubble> + +###### ② キャッシュレスポイント事業は経済波及効果の計算を間違えている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは2.6億円のキャッシュレスポイント事業。経済波及効果の計算を間違っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +最初の答弁では「キャッシュレス決済の経済波及効果は2.6億円の予算に30%ポイント還元があるから30分の100を掛けて8.7億円である」と答えた。その後答弁を修正し、総務省の計算式に当てはめて13.8億円相当と言った。これは30分の100ではなく30分の130を掛け、それを総務省のExcelシートに入れて計算したものと思う。しかしいずれも計算間違いだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +経済波及効果というのは新規需要に対する分。キャッシュレス決済で普段の買い物をする人は新規需要を生み出さない。そのため普段から買っているものに関しては計算に入れてはいけない。仮に極端なケースで、全員が普段の買い物だけしかしないなら、経済波及効果は投入した金額である2.6億円が最大値になる(それを総務省の計算式に入れれば、金額が少し増えるとは思うが)。そういう計算をしなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし正確に経済波及効果を計算するなら、 + +- まず2.6億円の予算から手数料分を引き、それに30分の130を掛ける。 +- さらにこの2.6億円をどれだけの人が使ったかの消化率を掛ける必要がある。 +- さらに新規需要率として普段の買い物に使わない新規で発生する需要、30%ポイントが付くら買おうと発生する需要分を掛ける。 +- さらに付与されたポイントを小平市内で使用する分も計算に含める必要がある。 + +これを総務省の計算式に当てはめて計算する。すると(経済波及効果の)数字はずいぶん下がる。 + +予算2.6億円 × (1 - 手数料率) × 130/30 × 予算消化率 × 新規需要率 × 小平市内での使用率 + +コロナ禍で「普段買わないものを買おう」という人はそんなにいないだろう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上を計算すれば、経済波及効果は(13.8億円というのは大きな間違いで)、だいたい5億円ぐらい。2.6億円を真水で入れるよりは効果はあるが、計算があまりにもずさん。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +第4号補正予算の中で最大の2.6億円という金額を使うのに最も重要な経済波及効果の部分の計算ができていない。いったいどういうことか。 + +</MessageBubble> + +##### 4. 危機感がない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに予算に本気度を感じない。危機感がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +9月定例会初日の本会議でも質問したが、今回の第5号補正予算で新型コロナウイルス対策の事業はワイヤレスガイドくらい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金についても100%残す判断。危機的状況で5,000万円をすべてほかに使えないお金として固定するのではなく、その一部でも少なくとも減額すればよいのではと質問をした。すると市長が思いを語られたが、第2答弁だったので私は再度質問できず終わってしまった。私は100%なくせと言ったわけではなく、オリンピックが100%なくなるようなことも言っていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうではなく、市長の思いは分かるが減額すればよいと。たとえば100万円でも基金に残せばよい。それで「私の夢はこういうところにある」ということを示せる。そして来年度は一般財源から出せばよい。どうせ予算は通るのだから。そうすれば市長は危機感を持っているんだなと職員にも伝わる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +家賃を払えない人たちがたくさんいる状況なのに、市が自由に使えるはずのお金を5,000万円も確保しておくのは、おかしいのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職員もそんなことを市長がしていたら、市の予算は大丈夫なのだなと。普段どおりの予算で行けるのではないかと思ってしまう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まとめると、ツケ払いと不急の事業に3.5億円が予算計上されていて、さらにほかの予算も見積りが甘い。本気が感じられない。特に第4号補正予算は、私が議員になってから最もひどい補正予算で本当に驚いた。 + +</MessageBubble> + +#### 原因のひとつは市長の無責任さ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職員の方々と話していると、頭のよい方々だなと感じることが多い。毎日朝から遅くまで仕事をされ、市民のために一生懸命真面目に仕事をされているのに、なぜこんな予算が出てきてしまうのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +仮説だが、原因は要旨で述べたこと。他にも原因はあるが、まず「市長が責任を取る態度を見せていない」ことが私は大きいと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の一般質問でも私たち議員はいろいろ質問する。なぜやらないのかと。提案しても要領を得た回答がない場合も多い。それは仕組み上、ある意味仕方のないことでもある。職員に決められないことを職員に聞いてもしょうがない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば企画政策部長に質問して「分かりました、やりましょう」などと回答したら、民主主義のルールとして大変な問題になる。それは市長の役割。 + +</MessageBubble> + +#### 発言責任を職員に強いてはダメ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長はほとんど自分から答弁しないことも含め、そういう**発言の責任を職員に強いている**ことをしっかり認識してほしい。自分で責任をもつことの意味をもっと考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに言えば、質問に対する本質的な回答を得られない状況が続くのは議会軽視だ。私たち議員のほうも、責任を伴うような大きな決断に関しては職員に質問してもしょうがない。市長に問うべきと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう背景があっての質問。とにかく次の地方創生臨時交付金を無駄にしないためにも、いまやるべきことはICT環境整備への投資と、それに向けたプランづくりを急ぐことと考える。 + +</MessageBubble> + +### ①市税歳入の減少見込みは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現時点で当初予算に対し、市税歳入の減少見込みはどの程度か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +現時点での市税全体の推計では、当初予算に計上した額の確保は厳しい状況にあると見込んでいる。 + +</MessageBubble> + +#### 数値上の見込みはなし? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「来年度は最低でもこれぐらい減少する」といった数値はないか。市として見込みを立てる必要があると思うが、想定はないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(柳瀬)" align="left"> + +毎年、次年度の市税歳入を見込むに当たっては、毎月国から発表されている[月例経済報告](https://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/getsurei-index.html)や[毎月勤労統計調査](https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/30-1.html)に目を通している。その中で、ここのところ、月例経済報告では、総合的な景気判断について、依然として厳しい状態にあるというコメントが続いている。また毎月勤労統計調査にある現金給与総額のデータでは、本年4月からのここ数か月は前年比で減少している状況が続いているとあり、こちらも依然として厳しい状態にあるという想定が見て取れる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(柳瀬)" align="left"> + +具体的な数字については現時点では積算は難しいが、来年度の市税歳入については厳しい状況にあると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### いつ数値が出る? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +来年度の計画を立てる前提として、具体的な数字がすごく重要なはず。いつごろまでにそういったものを計算してフィックスするのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(柳瀬)" align="left"> + +新年度の市税歳入の見込みは、毎年度、予算編成時期の前、おおむね12月、1月ぐらいの直近の、国の発表している資料等に基づいて見込みを立てている。 + +</MessageBubble> + +### ②公共施設の規模縮小を早める? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +歳入の減少に対応して市公共施設の規模縮小を早める予定はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +市が進めている公共施設マネジメントは単に施設を閉鎖し歳出を抑制するのではない。長期的な人口構成の変化や財政状況の動向を見据えて持続可能な施設総量にする取組であり、当面の歳入減少に対応するための施策ではないため、現在のところ時期を早める予定はない。 + +</MessageBubble> + +#### 財政健全化には公共床の縮小が早いというのは本意か? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以前、どこかの会合で「財政の健全化を行うには何が一番効果的か」という話が出たとき、財政課の職員から「公共床が縮小できれば、一番早い」といった話があったように思うが、そうなのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +小平市は公共施設が多いというのは事実としてあろうかと思う。その一方、使用料はほとんどいただけていない状況がある。公共施設に関してもし今後使用料が入ってこない場合は、たとえば施設のひとつに相当する分などによって経費の削減が図れるというのは、ひとつの例だが考えとしてあるかと考える。 + +</MessageBubble> + +#### 財政上の危機に対して取り組みやすいものは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +財政上の危機的状況に対応する、取り組みが行いやすいものは何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +まずはすべての経常経費削減をしっかり見ていくところ。また大型の事業は多少スケジュールをずらすことができるようなものであれば検討しながら、市税収入が回復する時期等を見定めて事業の再開を図るというようなことも今後検討課題になると考える。 + +</MessageBubble> + +#### 経常経費削減の具体例は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +経常経費の削減は具体的にイメージがしづらい。例を挙げてもらえるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +具体的にこれということはないが、すべての経費を見直す。たとえば東京都は、すでに来年度の予算編成に対する考え方を示している。経常経費にマイナスのシーリングをかけてやっていくところもある。我々も今までもかなり経常経費の削減に努めてきたが、今後さらにそれを深める必要がある。あるいはそれ以外の、すでに実施している事業の内容等も見ながら、その事業規模や水準もしっかり見直す機会になると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +コミュニティタクシーのエンジンが止まってしまうのに予算がつかない状況で、さらに経常経費を削減するとなれば、プランを一つ一つ見直し、早急に対応する必要がある。「市民からの要望があるのに、予算がなくてどうしようもない」という状況が、すぐそこに訪れると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公共施設は平均利用者数が半減、ルネこだいら95.5%減で非常に厳しい。企画政策部長が以前「また新しい感染症が広がる可能性もある」と答弁していたように、こういう状況が今後も続く可能性がある。 + +</MessageBubble> + +#### 公共施設は選択と集中を早める必要がある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公共施設は市民の活動の場としての役割を維持しつつ、選択と集中を早める必要があるのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(有川)" align="left"> + +公共施設は、コロナの影響で活動自体そのものにも大きな影響が出ている。将来的にたとえばコミュニティーの在り方、文化芸術の発信の仕方、学習や教育の在り方そのものが大きく変わるということになれば施設の在り方も変わると考える。しかし現時点では市民の活動の場を基本に施設サービスを考えていきたい。将来的に技術革新等も含めて大きな変革が見込まれるようであれば、見直しも必要と考えている。 + +</MessageBubble> + +### ③コロナ禍で公共施設の利用状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍前と比較して再開後の市公共施設の1日平均利用者数の状況と今後の見込みは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)、教育長(古川 正之)" align="left"> + +次のとおり。 + +<table> + <thead> + <tr><th rowSpan={2}>管理</th><th rowSpan={2}>施設</th><th colSpan={3}>1館当たり平均利用者数(人)</th><th rowSpan={2}>今後の見込み</th></tr> + <tr><th>昨年7月</th><th>今年7月</th><th>減少率</th></tr> + </thead> + <tbody> + <tr><th rowSpan={3}>市</th><th>地域センター</th><td>107</td><td>48</td><td> - 55.1 %</td><td>急激な回復なし</td></tr> + <tr><th>福祉会館集会施設</th><td>355</td><td>130</td><td> - 63.4 %</td><td>急激な回復なし</td></tr> + <tr><th>ルネ小平</th><td>842</td><td>38</td><td> - 95.5 %</td><td>急激な回復なし</td></tr> + <tr><th rowSpan="2">教育委員会</th><th>公民館</th><td>1,513</td><td>547</td><td> - 63.8 %</td><td>急激な回復なし</td></tr> + <tr><th>図書館</th><td>1,876</td><td>1,548</td><td> - 17.5 %</td><td>徐々に回復</td></tr> + </tbody> +</table> + +</MessageBubble> + +:::note +##### 公共施設の利用者減が著しく縮小加速の懸念も + +図書館のみが比較的ましで、それ以外の公共施設は利用者数が大幅に減少しています。公共施設は市民活動に大切な場所です。しかし「なくても大丈夫」と行政に判断されてしまえば市の大幅な歳入の減少を理由に公共施設縮小の流れが加速する可能性もあります。市民活動を継続し活性化するためには、コロナ禍においては可能な限り会合のオンライン化を推進するなど、何らかの対策を講じる必要があります。 + +::: + +### ④市公共施設のWi-Fi設置状況と予定は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市公共施設のWi-Fi設置状況と今後の整備予定は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)、教育長(古川 正之)" align="left"> + +次のとおり。今後は小川駅西口地区市街地再開発事業の公共床の複合施設への導入を検討している。 + +<table> + <thead> + <tr><th>管理</th><th>施設</th><th>Wi-Fi整備状況</th><th>今後のWi-Fi整備予定</th></tr> + </thead> + <tbody> + <tr><th rowSpan={3}>市</th><th>地域センター</th><td>なし</td><td>なし</td></tr> + <tr><th>福祉会館集会施設</th><td>なし</td><td>なし</td></tr> + <tr><th>ルネ小平</th><td>なし</td><td>なし</td></tr> + <tr><th rowSpan={2}>教育委員会</th><th>公民館</th><td>中央公民館のみ</td><td>なし</td></tr> + <tr><th>図書館</th><td>中央図書館、なかまちテラスのみ</td><td>なし</td></tr> + </tbody> +</table> + +</MessageBubble> + +:::note +##### ほんとんどの公共施設にWi-Fiの設置がない + +ほとんどの公共施設にはWi-Fiがなく、市民活動をオンラインにシフトした際、ハイブリッド開催などがすぐに行える環境にありません。 + +::: + +#### 中央公民館での回線速度と同時接続可能人数は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +中央公民館では、インターネットの回線容量、スピード、同時に何人まで接続できるかを教えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +回線速度は1Gbps、最大利用人数については手元に資料がない。 + +</MessageBubble> + +#### 民間のWi-Fiサービスを活用しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +すでにインターネット回線が入っているところは整備しやすい。同時に何人接続できるかの制限もあり、1Gbpsで足りるのかといったこともあるが、たとえば中央公民館を「ICTの拠点」にし、高速大容量のWi-Fi環境を導入するなどはどうか。またそれ以外の公共施設は、予算がつかないのであれば、最大手の通信会社で、会員登録するだけでWi-Fiを無料で使えるというサービス(ドコモが提供している[d Wi-Fi](https://www.nttdocomo.co.jp/service/d_wifi/?icid=CRP_SER_wifi_docomo_wifi_img_to_CRP_SER_d_wifi&d=1&p=3,6)など)も始まっている。そういうものを活用してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +中央公民館は、建物自体が古くなっており新建物への移行が検討されている。既存施設の中でそういう投資をしていくのは難しいと思っているが、新建物でどのような技術を導入できるかは、今後研究していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +新しい設備といっても、LANケーブルを引いたり、スイッチングハブを入れたりするぐらいでよい。そんなにお金もかからないし次の地方創生臨時交付金に間に合うかもしれない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +中央公民館に若者が集まって大容量の回線を使ってゲームをやってもよい。人が集まり、いろいろな世代が集まって自然と交流が生まれる。そういう方向で考えていかなければ。 + +</MessageBubble> + +### ⑤市民活動オンライン化の動きは把握している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍に対応して、これまで施設を利用していた市民団体の活動がオンライン化する動きは把握しているか。また市民活動をオンライン化する場合の課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +オンラインの活動を開始している団体があることは把握している。課題は、通信環境等の整備やシステムを使いこなせる人員の確保など。 + +</MessageBubble> + +#### インターネット活用のサポートをするのが市の役割では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民団体活動をオンライン化する動きに関して。市の役割としては、たとえばインターネット環境が整わない人に対し誰か詳しい人が教えてくれる仕組みをつくるとか、そういったサポートをすることが市の役割だと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +公民館では各種サークル活動や、講座の開催等を行っている。今後の講座の中で、そのようなテーマを取り上げていくとか、あるいは講座も来館者が少ない状況。今後どのような推移になるか分からないがそのようなオンラインの講座などは将来的には当たり前になる時代が来るかもしれない。そういったことに備えて情報収集に努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今後というが地方創生臨時交付金の次のタイミングを無駄にしてはならない。今から急いでやる必要がある。そういうことを考えて予算要望してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑥審議会等のインターネット開催状況と課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +委員会、審議会、協議会のインターネット開催状況と課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +緊急事態宣言以降、先月末までの間で、次の審議会・委員会において、合計8回、Web会議の方式を取り入れて開催。 + +- [小平市長期総合計画基本構想審議会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/076/076738.html) +- [小平市行財政再構築推進委員会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/058/058102.html) +- [小平市公共施設マネジメント推進委員会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/076/076396.html) +- [小平市環境審議会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/075/075751.html) + +これらの会議では一時的に通信が途絶えることはあったものの、大きな支障はなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +課題は、機器の操作等に関する職員の習熟度や外部参加者の通信環境整備状況などによっては、オンラインで参加いただけないことなどがある。 + +</MessageBubble> + +#### 参加者の評価は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +参加者の評価は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +すでに何回かWebでの会議をしている。最初使ったことがなく不安な方も、やってみるとストレスなくできた。慣れてくると使い勝手はよいと思っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 地域学習担当部長(安部)" align="left"> + +ただ一方、途中で通信が途絶えるケースや、会場の声がWebで参加している方に届かなかったりについて、適した機材が必要になるのではなど課題はある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +機材に関しては、次回の地方創生臨時交付金が出るならそこで計上してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### オンライン傍聴可能にしては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +オンラインで傍聴できるようにはならないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" align="left"> + +現在、Web上での傍聴は考えていない。セキュリティの問題や、参加されている方が勝手に発言してしまうおそれがあるなどの課題もあることから、今後、研究課題になると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +勝手な発言は普通の傍聴席でもあり得る。むしろオンラインの方が簡単で、変な発言をした人はカットできる。ぜひ傍聴もオンラインでできるようにしてもらいたい。必要な経費は次回の地方創生臨時交付金を充ててほしい。 + +</MessageBubble> + +### ⑦タブレット貸与の試行をしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市公共施設を利用する市民団体の希望者にタブレットを貸与等し、オンライン開催やハイブリッド(公共施設からの参加者と自宅等からの参加者がオンラインでつながる)開催を実験的にでも進めてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +公共施設でのタブレットの貸与は現時点では考えていないが、市民団体等が主催するオンライン講座などの情報については、市民活動支援センター等を通じて提供していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +公民館でのタブレットの貸与は現在のところ考えていない。しかし公民館が主催する講座について、体験活動を伴わない講義形式の座学の場合には、受講者が自宅で参加できるオンラインでの講座は有効な手段になるものと考えている。近隣各市の状況等の情報収集に努め、市民への学習機会の提供方法の新たな選択肢として研究していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑧GIGAスクール更新で余剰するタブレットを希望する市民に配布しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +希望する市民にタブレットを順次配布するなどし、市民1人1台タブレット完備の小平市を目指してはどうか。GIGAスクール構想の実現で児童・生徒等に用意される約1万4,000台のタブレットは、今後、定期的に更新、購入等する必要があり、その使用期限が過ぎたものも活用できると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +社会全体でデジタル化が進んでいく中で、今後、行政サービスにおいても利便性の向上と行政の効率化を図る上で、デジタル化が進んでいくものと認識している。行政のデジタル化に伴い、より利便性の高いサービスを利用するためには、パソコン等の情報端末を保有していることが求められると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +市民の皆様への配布等については、現在のところ考えいないが、社会のデジタル化の進展に伴い、経済的な理由により情報端末を保有できない方に対しての対応などについては今後の課題となると捉えている。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +タブレットの貸与は考えていないということだが、市民活動にオンライン参加するためには非常によい。普段参加できない人も、遠方から参加できる。会場に歩いていかなくてもよい。参加率が普段より高くなる状況もある。コストもかからない。一方で、たしかに課題はある。自由に使えない人がいる。会うことを楽しみにしている人もいる。そういう方はリアルに参加すればよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公共床という考え方もあるが、今後は、バーチャルな場での「仮想空間での床面積」という考え方をしていくのも、ひとつありと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +タブレットを市民1人1台と言ったが1世帯に1台でもよい。タブレットがあればいろんなことができる。市のお知らせも、早くたくさんの情報を送れ、取りやすい。申請式にして、すでに家にタブレットがある人にはそれを使ってもらう。所得の低い方に関する課題については、地方創生臨時交付金にぶつけていける部分が少しでもあるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +計算すると小平市でだいたい9万世帯あり、そのうちたとえば7割の人が申請したとしても、5年間ぐらいタブレットを使えると考えて、1台4万円とすると年間5億円ぐらい。年間5億円ぐらいの費用対効果ならすぐ生まれるのではないか。こういったことがいかにして実現できるかということに優秀な職員の方たちの頭を使ってほしいといつも思う。 + +</MessageBubble> + + +### ⑨窓口にタブレット用意し障害のある方への配慮に活用しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍に対応して、対面を防ぐという名目で窓口に複数台のタブレットを準備し、読むことが困難な方のために、書類に記載されている注意事項等の文字を拡大したり音声で読み上げられるようにしたりしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +その方の身体の状況等に応じ、丁寧な対応に努めている。現時点では窓口へタブレットを整備する予定はないが、障害のある方を始め、配慮が必要な方への窓口対応の向上に向けて、必要性や効果などについて研究をしていく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +### ⑩Web図書館を検討しているか? +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +千代田区が実施しているようなWeb図書館については検討しているか。している場合、課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +電子書籍の導入については、蔵書数の確保や蔵書構成のバランスなどの課題があると認識している。具体的な検討はしていないが、昨今の電子書籍の動向も変化していることから、今後も導入のメリットやデメリットなど、情報収集に努めていく。 + +</MessageBubble> + +### ⑪職員の英知を結集する仕組みを +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長は昨日、(他議員の一般質問で)アイデアをどんどん出してくださいよと言った。では職員1,000人いる英知を集結するための仕組みはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その前段として、世の中の首長は4種類あると思う。 + +1. ビジョンがあるが他人の意見は取り入れない人 +1. ビジョンがあって他人の意見も取り入れる人 +1. ビジョンがなく他人の意見も取り入れない人 +1. ビジョンがないが他人の意見は取り入れる人 + + + +市長はどのタイプか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私が市長に「東京オリンピック・パラリンピック子ども夢・未来基金」を減額したらどうかと聞いたら、さも私が「オリンピックの可能性がない」と言ったかのように思ってらっしゃる。意図を酌み取ってもらえていないことを考えれば懸念を感じるが、それは置いておき、市長自身に要はビジョンがなくてもよいのかなと。他人の意見を取り入れられればよい。変なビジョンがあって変なことをやられたら困る。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長にアイデアがなかったとしても人のアイデアを生かせればよい。そのために必要なことは2点。 + +①約千人の職員がアイデアを上げやすくなる、英知を集結する仕組みをつくること。たとえば多くの企業が行っている「改善提案」のようなもの。よいアイデアには報酬をつける。シンプルな報酬で、仲間内で楽しめればよい。飲み会の資金になったり、焼き肉のチケットだったり。また自由に有志が参加できる勉強会を作り、たとえばICTの専門家を呼んで先進自治体とか他国事例の研究や発表をする。もしくは出張させるとか。そういう仕組みができたら、そこに議員からのアイデアも投げていけばよい。 + +②市長は①で上がってきた、せっかくできてきたアイデアを潰すのではなく、上がってきたアイデアを採用して全責任を取る。 + +この2つをやってはどうか。 + + + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +せっかくの優秀な頭脳で、ツケ払いのことを考えさせたり他市と同じことをしてリスクがないかを考えてもらうより、つまり過去のことに頭を使わせるのではなくいかに未来のアイデアを実現するかに集中させてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)" id="sityo-mondai-hatugen"> + +残される職員のために、あと半年の任期最後、ぜひそういうことをやってほしいと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +前回の補正予算、ずいぶん厳しい意見、最悪の予算とか言われたが。我々1,000人の職員を抱え、この間かなり厳しい日程の中で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、これは使途がそんなに狭くはないが使途の制約がある。そういう中で今市が抱えている課題の中で、最大限その事業効果が生かされるものは何かということを庁舎一丸になってお互い意見を出し合って出した。それはあまりにも言い過ぎだと、市の職員に対して失礼だと私は思います。ぜひそれは撤回していただきたいと思います。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +それから、私のタイプだが、我々は御存じのように選挙をやっている。私は特に抽象的なものを何か掲げてやっているのではなく、ちゃんと目指すべき方向性を示し前回立候補したときに64歳だったので64のマニフェストを出した。それは一部できなくて批判を受けている部分もある。しかし私は、しっかりとしたビジョンを出し、しっかりとした個別の事業を掲げ、そして多くの皆さんに理解を得て当選をしてきた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市の職員が一生懸命になってそれを実現するために努力している。大きく言えば市民の皆さんが持っておられる限りない可能性をそれぞれ生かしながら、そしてお互い協力し合いながら、そしてその町を皆さん自身ができる限り、市に依存や要求やあるいは委ねるのではなく、我々自身の地域を我々自身が治めていくんだと。参加、協働、自治をやっていくんだということでやっている。そういう意味では私の方向性が理解できたのではないかと思っている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +議員の立場として予算をしっかりチェックしそれに対して問題があるというのは民主主義の前提。それを撤回しろという発言は非常に問題。残念ながら人の話を聞かない市長なのかなと判断せざるを得ない。私はそんな趣旨で言っているのではない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😤 市長の問題発言は、与党が甘すぎることも原因 + +市長は[私の発言](#odoroki)に対して「撤回していただきたいと思います」と強弁しました。これは議論を深めることにはならない上に議員を委縮させることにもなるため、問題発言です。 + +私自身は特に気にせず委縮することもありませんが、これを許してしまうこともよくないと考えて当会派の議員からの提案で、この市長答弁を撤回してもらうよう要求しました。 + +議会は中断し、市長が述べた「最悪の予算」という発言を探すために議会事務局が録音テープを確認しました。私は「最悪の予算」という発言をしていなかったため、見つからないということで確認にかなりの時間がかかり、再開は深夜になりました。 + +結局、市長は発言を撤回しませんでした。しかしこの経緯があったことで、今後そういった答弁は抑制されることでしょう。 + +それにしても + +> 『特に第4号補正予算は、私が議員になってから最もひどい補正予算で、本当に驚いた。』 + +これはいま考えても何の問題もない発言だと思います。日々、特にいわゆる与党会派の追求が甘すぎることも原因だと思います。市長は議員という立場を軽く見ています。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge.mdx new file mode 100644 index 0000000..02f58a2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge.mdx @@ -0,0 +1,264 @@ +--- +first: 2020-12-28 +description: 令和2年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を" +tags: + - 一般質問 + - 発達障害 + - 学習障害 + - ディスレクシア + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~ 発達性読み書き障害などデジタル機器の活用で学びが進む子どもたちのために、好機を活かそう ~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1151&schedule_id=5&minute_id=56&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和2年9月11日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| デジタル教科書を全教科分、市立小・中学校の全児童・生徒に購入する費用は | 約1.7億円 | +| ↑たとえば国語1教科分ではいくらになるか | 約1.7千万円 | +| デジタル教科書と教材の検討状況は | 学習効果を高めるために有益と認識 | +| ↑課題は | 多くの経費が必要、一部の発行者がデジタル教科書に対応していない | +| ↑課題の解決策は | 無償コンテンツを積極的に活用、各学校で必要に応じ選択・活用 | +| ↑導入に臨時交付金の活用を | 制度的には可能、端末整備後に導入検討が望ましい | +| ↑無償化に向けた国の動きは | 文科省設置の検討会議で本格導入に向け検討進む | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/202009-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +GIGAスクール構想によって、全児童・生徒及び教員に1人1台タブレットが配られることとなった。しかし、タブレットがあっても中身のないまま時間が過ぎるようでは、あまりにもお粗末だ。今こそ学習者用のデジタル教科書とデジタル教材(以下、デジタル教科書及び教材と呼ぶ)を試験的にも導入する好機だ。誰一人取り残すことなく、公正に最適化された学びを提供すると掲げられている教育長の英断を願いたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +厚生労働省の調査によれば、読み書きに困難さを抱えるディスレクシア等の児童・生徒は、市の小・中学校だけでも潜在的に300人以上存在する可能性が高い。しかし、実際に把握できているのは56人だけだ。包括的なアセスメントが実施されず、全数を把握できていない以上、取り残された子どもたちを救うための現状最も有効な手段は、デジタル教科書及び教材を活用すること。また、もちろんそれだけではなく、広く知られているように、デジタル教科書及び教材活用のメリットはすべての児童・生徒に及ぶ。多くの私立校においてはすでにICTの活用が進んでおり、収入による教育格差を広げないためにも早期の導入が必要だ。教員の働き方改革という点においても、導入時の負担は増えるものの、本格的な導入が進めば、採点等の手間が軽減するなどの効果が期待されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また昨年4月に施行された学校教育基本法等の一部を改正する法律により、各教科授業時数の2分の1に満たないことという条件付ではあるものの、すべての生徒が紙の教科書に代えてデジタル教科書を使えることとなった(視覚障害、発達障害等の特別な配慮を必要とする児童・生徒等においては2分の1の制限はない)。環境は整っている。最も高額なタブレットは全支給されることとなっており、費用が高いという問題の大半も解消している。今こそ一歩を踏み出すときだ。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +以上の理由から、関連した次の質問をする。 + +</MessageBubble> + +### ①デジタル教科書の費用概算は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市立小・中学校全クラス、全児童・生徒にデジタル教科書を、たとえば国語1教科分だけ購入する場合と全教科分を購入する場合の、つまり下限値と上限値としての費用概算はいくらか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 教育長(古川 正之)" alilgn="left"> + +国語1教科分を購入した場合、年間約1,900万円、全教科分を購入した場合、年間約1億7,000万円。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😲 思ったより安いデジタル教科書 + +デジタル教科書を全クラスに入れても、1教科年間約1,900万円、思ったより安いです。一人当たり年間1,360円、ちょっとした本を買うのと同じです。金額以上の効果はあります。国語と英語の2教科だけでも、まず全クラス導入し、とりあえず使ってもらう、という方法でよいと思います。学校の判断で購入しているところもあるようですが、答弁からしても、きちんと情報が共有されていないようです。 + +::: + +### ②デジタル教科書と教材の検討状況や課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +デジタル教科書及び教材についての検討状況と課題、解決策は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 教育長(古川 正之)" alilgn="left"> + +デジタル教科書等の活用は、学習効果を高めるために有益と認識しているが、次のことなどが課題。 + +- 購入に多くの経費が必要 +- 一部の発行者がデジタル教科書に対応していない + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 教育長(古川 正之)" alilgn="left"> + +解決策としては、以下などの対応が挙げられる。 + +- 新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン学習の需要が高まり、無償のデジタルコンテンツの提供が増えていることを契機と捉え、これら無償のデジタルコンテンツを積極的に活用する +- 各学校のニーズに応じて必要なデジタル教科書等を選択し、活用する + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🤔 無償のデジタルコンテンツはデジタル教科書の代わりにならない + +教育長が言う無償のデジタルコンテンツを見せてもらいましたが、内容は補足的なものであり、教科書の内容を網羅するようなものではありません。分かっていながら、そう言わざるを得ない教育委員会の立場を感じます。 + +::: + +### ③デジタル教科書と教材の導入にコロナの臨時交付金は使えるか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +デジタル教科書及び教材の導入に新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は活用できないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 教育長(古川 正之)" alilgn="left"> + +制度的には可能だが、現状においては、GIGAスクール構想に伴う端末の整備が整った後に、端末のOSに対応したデジタル教科書の導入を検討することが望ましいと考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 準備ができていないとチャンスがつかめない + +職員の方々も、忙しい中で大変と思います。しかし、臨時交付金は、希有なチャンスです。理想的には、もっと早い段階(GIGAスクール構想の初期)から、小平市でも独自に教育のICT化に向けた検討を進めておくべきでした。そういった準備があれば、最も理想的な形でチャンスを活用できるからです。 + +[6月の私の一般質問に対する市長答弁](../6gatu/2-kinkyu-vision/#bold-initiative)にて、「国や都に追従する」という趣旨の発言がありました。このときは「大きな自然災害、感染症の問題では」という前置きがありましたが、日常的な場面でも、小平市は同様の姿勢でいます。それは「チャンスを最大限に活用できない姿勢」です。市長のスタンスなので仕方のないところでもありますが、 + +少なくとも次回のチャンスは無駄にしないでいただきたいと、再質問でも述べました。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +臨時交付金が活用できるなら今から来年度分を計画しておけばよいはずだが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" alilgn="left"> + +有用性は認識している。しかし、毎年度費用がかかるため持続可能かの検討も必要、限られた教育予算の中で、何が効果的かを考えなくてはならない。今後真剣に検討する。 + +</MessageBubble> + +### ④国のデジタル教科書無償化の動きは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国にデジタル教科書無償化の動きはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker=" 教育長(古川 正之)" alilgn="left"> + +文部科学省のデジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議において、今後のデジタル教科書の本格導入に向けた検討が進められる予定となっており、動向を注視していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤誰一人取り残さないと約束しているからには、ディスレクシアに有効性があるデジタル教科書の活用を真剣に +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今年の2月からずっとディスレクシアのことを訴えている。一般質問でも連続3回取り上げた。潜在的に300人が見過ごされていると知ったら、とてもじゃないが、知らなかったことにはできない。解決されるまで訴えざるを得ない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育長が言う「誰一人取り残すことなく、公正に最適化された学びを提供する」は約束事。教育のことを統括する人が、約束を破るようなことをしてはいけない。子どもは大人のそういうところを一番よく見ている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全児童・生徒への包括的なアセスメントが行われれば、その300人が見つかる。その子たちはデイジー教科書を使うことができ、全員ではないが、デジタル教科書がなくても勉強が進む。それなのに、なぜか包括的アセスメントをしない。ならば、デジタル教科書を、応急的にでも全校児童・生徒に提供するしかない。そういうことをしない限り、誰一人取り残さないという約束が守れないと思うが、違うか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" alilgn="left"> + +趣旨としてはすごく分かる。一方、デジタル教科書でなくては駄目なのかということ、教育は、さまざまな多様的な側面から発達を促していくもの、デジタル教科書も含め、どういったことが子どもたちのためになるのかを検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +デジタル教科書ではなく、本当は包括的なアセスメントをしてもらいたい。リソースが足りないという理由もあると思うが、ではリソースが足りないのはなぜかを解決していかないと。子どもたちへの約束を反故にするんだったら、そもそもリソースが足りなくてそれができないなら、そんな約束なんかするなという話。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +想像してほしい。300人の小・中学生が、まだまだ幼くて純粋な気持ちを持っている子どもたち。その子どもたちが学校の教科書やプリントをうまく読むことができない。ほかの子は普通に読んでいるのに、自分だけ読めない。テストのときも友達は鉛筆が進んでいるのに自分だけ全然進まない。一人で誰にも言えずに、小さな胸の奥に大きな不安を抱えている。自分はみんなと比べて劣っているんだと考えてしまったりしている。家に帰っても親を心配させないために「教科書が読めない」など言い出せない。もしくは頑張っているのにどうして勉強ができないのと怒られてしまう。これはお互いに不幸なことでしょう。 + +</MessageBubble> + +#### 苦しむ子どもたちを目の前にしながら優先順位のつけ方を間違えている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう子どもたちが、まだ見つかっていない子どもたちが目の前にいるということを想像してほしい。その子たちの目を見て、全児童・生徒にアセスメントすれば、君を見つけることもできるかもしれないと、アセスメントができなくてもデジタル教科書があれば君も勉強がはかどるかもしれないと。でも、そういったことより、エレベーターの換気機能を改修するほうが先なんだよと。利用者が激減した公共施設の予約システムにお金を使うほうが大事なんだよとか(デジタル教科書の2年分出ることになるが)。小平ふるさと村のホームページを見るときにスマートフォンの向きを変えても見られるようにするほうが大事なんだよとか、そういったことを言えるのか。優先順位のつけ方を間違えている。どう考えても。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(津嶋)" alilgn="left"> + +補正予算第4号においては、新しい生活様式に向け、あるいは公共施設を利用される市民の方の安全・安心を図るため、しっかりと予算をつけたところ。 + +</MessageBubble> + +### ⑥市の予算に占める教育費配分の根拠は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の予算に占める教育費配分の根拠は。全体予算の10%程度と決まっているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" alilgn="left"> + +特に配分割合を決めているものではなく、毎年の予算編成において、必要な事業の経費を精査し、予算計上している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 私は、津嶋部長も含め、職員の方々が、温かい心の持ち主であることを信じています + +私はこれまで6回、11件一般質問をしてきました。職員の答弁で「本人の本心ではないことを述べる」ことがよくあることを実感しています。 + +- 自分はそういう立場だから、 +- 条例に違反する可能性があるから、 +- 訴えられる可能性があるから、 +- 昇進に響くから、 + +…だからこう発言しなくてはならない。そういう発想になりやすい立場なのだと思います。ただ本心と異なることを口にし続けることのできる人はそうはいません。どこかにほころびが出てくると思います。 + +この最後の津嶋部長の答弁を聞くと、内容としては冷たいものの、いつもの切り返しと比べるとあまりに質問の趣旨から逸れた答弁になっています。単に「時間がなかったからとりあえず定型文で答えた」ことも考えられますが一方で「反論の余地がないよ」と暗に言っているようにも感じました。 + +世の中には悪いことを考える人も一定数います。しかし、私は、市の職員の方々は温かい心の持ち主であると信じています。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/chie-syuketu.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/chie-syuketu.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..2cb0a86 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/chie-syuketu.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..86f6a91 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..c52301a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/syutyou-4-types.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/syutyou-4-types.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..ce25632 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/images/syutyou-4-types.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..f1453fc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)市長責任でビジョン構築を急げ。ICT整備の好機を逃すな](./1-sityou-vision-isoge/) +- [(2)タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を](./2-digital-kyoukasyo-isoge/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..0246acc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r2d/index.mdx @@ -0,0 +1,19 @@ +--- +title: 令和2年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)カーボンニュートラルの虚実を、まず科学的に捉えよ](./3gatu/1-carbon-neutral-giman/) + - [(2)選挙を良くするため、再度問う](./3gatu/2-senkyo-yokusuru-again/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)小平市内の事業者でできることを第一に考えよ](./12gatu/1-kodaira-first/) + - [(2)公共施設予約システム改修の内容は](./12gatu/2-koukyou-sisetu-naiyou/) + - [(3)市内の歴史的人物を発掘し、まちに物語を持たせよう](./12gatu/3-machi-story/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)市長責任でビジョン構築を急げ。ICT整備の好機を逃すな](./9gatu/1-sityou-vision-isoge/) + - [(2)タブレットはそろった。デジタル教科書と教材へ投資の英断を](./9gatu/2-digital-kyoukasyo-isoge/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)不登校やディスレクシアの子どもたちも活用できるGIGAスクール構想を](./6gatu/1-giga-school-dyslexia/) + - [(2)緊急事態を前に、市のビジョンは](./6gatu/2-kinkyu-vision/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx new file mode 100644 index 0000000..1725b3b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan.mdx @@ -0,0 +1,427 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか" +tags: + - 人権侵害 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +11月1日に東京都が始めたTOKYOワクションは「ワクチン接種の有無によって待遇上の差別をすること」を東京都として許容し推進するものです。[9月定例会の一般質問](../9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai/)でも指摘しましたが、ワクチン接種有無での差別は基本的人権の侵害という憲法違反の行為ですので、してはならないことです。 + +このように、ワクチンパスポートなどの方法により差別をすることについては、埼玉弁護士会や兵庫県弁護士会からも、憲法やその他法律に違反するものであることを指摘する声明が出ています。 + +また、TOKYOワクションには情報セキュリティ上の重大な問題があることも指摘されており、国が示したガイドラインにも違反している疑いが濃厚です。 + +このように、TOKYOワクションは非常に問題の多い事業ですので、即刻中止すべきものです。小平市がこの流れにそのまま乗ってしまうことのないよう、釘を刺しておく意味もあり、質問しました。 + +なお、民間の事業者が、年齢や性別など「顧客の状態に応じたサービス」を提供することもありますが、それと自治体が行う事業とはまったくの別物と考える必要があります。なぜなら、私たちはそうした民間事業者に税金を払っているわけでもありませんし、通常、自由意志が影響を受ける状況にはならないからです。 + +小平市は現在対応の予定はないということで、ひとまず安心しました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| TOKYOワクションに対し、小平市は | [協力依頼が来ているが現在対応の予定なし](#人権侵害の流れをつくり情報セキュリティー上も重大な問題があるtokyoワクションに小平市はどう関与するか) | +| ワクチン接種・非接種の差別禁止にもっと周知啓発を | [今後も啓発に努める](#ワクチン接種非接種での差別を禁止するよう市はもっと周知啓発を徹底すべきでは) | +| 差別禁止条例の制定予定は | [国と都の状況を見極めるが、都が制定する必要あり](#市としてワクチン接種に関する差別を禁止する条例を制定する考えはあるか) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20211202-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### TOKYOワクションは憲法違反行為 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年11月1日に東京都がTOKYOワクションアプリの運用を開始した。これはLINEを利用して新型コロナワクチン接種者に優遇措置を行うものだ。 + +つまり **ワクチン接種の有無で待遇上の差別をすることを東京都として許容し推進するもの**だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[9月定例会で指摘した](../9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai/)ようにワクチン接種有無での差別は基本的人権の侵害であり許してはならない。よってこの事業は即刻中止すべきものだ。 + +国が今後進めるとしているワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)も同様。**こうした行いはすべて憲法違反であり、やってはいけないこと**だ。 + +</MessageBubble> + +#### 情報セキュリティ上の重大な問題もあり + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また別の問題として、LINEを使ったシステムには情報セキュリティ上の重大な問題がある。政府のLINE利用に関するガイドラインに違反し、さらに東京都個人情報の保護に関する条例にも違反しているという指摘がある(たとえば[コチラのブログ記事](https://www.naka2656-b.site/archives/31016041.html)でも詳しく解説されています)。 + +LINE社はもともと韓国のオンラインゲーム会社がライブドア社を買収し、その後ソフトバンクグループと経営統合してできた。 + +</MessageBubble> + +##### 『LINEの個人情報管理に不備』のスクープ記事 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今年の3月に朝日新聞がスクープした記事で、LINE社の次ような大問題が発覚した。 +- 日本のLINEユーザーの個人データへのアクセス権を、中国の関連会社に付与していた +- 日本のLINEユーザーの画像データや動画データなどの個人データすべてを、韓国の関連会社のサーバーに保管していた + +[朝日新聞:LINEの個人情報管理に不備 中国の委託先が接続可能(令和3年3月17日)](https://www.asahi.com/articles/ASP3J7K5DP3JUHBI03T.html) + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +議員研修会のときに「そんなことない」みたいな話があったと思うが、私が聞いていた話とずいぶん違う。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 🤔 議員研修での話は何だったのか + +令和2年2月6日に行われた議員研修会で「LINEが目指す社会貢献について」という講演がありました。私は、これは非常に問題の多い講演会だったと思います。議会から依頼した形ですが、議員研修というよりは、一企業によるサービスの宣伝の場と言った方がよい内容でした(企業から宣伝を受けるのであれば、その他すべての企業へ平等に機会を与えるべきです)。 + +その中で講師が「LINEの情報は海外に流れる心配はない」というような話をしていたと思います。その後上記のような問題が発覚しました。いったいこの企業の何を信用すればよいのでしょうか。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この報道された事件は、 +- [個人情報の保護に関する法律第23条の安全管理措置](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000057#Mp-At_23)の違反 +- [同第25条の委託先の監督](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000057#Mp-At_25)の違反 +- [憲法第21条第2項](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=321CONSTITUTION#Mp-At_21)と[電気通信事業法第4条](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=359AC0000000086#Mp-At_4)が定める通信の秘密を侵害 + +とされている。経済安全保障という概念とともに、大きな社会問題になった。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 経済安全保障とは + +国際社会の中で国家安全保障を確保するカギとして、経済上の手段を用いる動きが先鋭化しています。各国は自国の優位性を確保するために機微な技術・データ・製品等の獲得に向けた動きを活発化させており、たとえば適正な活動を装って標的となる企業や大学等に接近し目的を達成する事案等が発生しています。各国は一方でこうした活動から国益を守るために規制や取締りを強化しており、これらの動きをまとめて「経済安全保障」と呼ぶことがあります。(公安調査庁のパンフレットより) + +[公安のサイト](https://www.moj.go.jp/psia/keizaianpo.top.html) + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この事件を受け、[個人情報保護委員会](https://www.ppc.go.jp/)と総務省が、4月にLINE社に対して行政指導を実施した。 + +</MessageBubble> + +##### 国がLINE利用のガイドラインを制定 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また同年4月30日付で、内閣官房、個人情報保護委員会、金融庁、総務省が『[政府機関・地方公共団体等における業務でのLINE利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)](https://www.fsa.go.jp/news/r2/sonota/20210430-3/20210430-3.html)』を制定。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +このガイドラインを読むとLINEでは原則として機密性を有する情報、住民等の個人情報を扱ってはならないとされている。 + +また公式アカウントを利用した相談業務等においては、LINE社とは別の委託先に適切にセキュリティが確保されたシステムを構築する必要があるとされている。 + +</MessageBubble> + +##### 市のLINE相談事業等はガイドライン違反では + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は大丈夫か。通告外だから今回は聞かないが、LINEを活用した相談をしていることはガイドライン違反にならないのか。 + +</MessageBubble> + +##### TOKYOワクションはガイドライン違反 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +TOKYOワクションはLINEを使って接種情報のやり取りする。LINE社とは別の委託先も用意していない状況なので、このガイドラインに違反しているという指摘がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また[東京都個人情報の保護に関する条例第4条](https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/g171RG00000221.html#e000000159)には、「思想、信教及び信条に関する個人情報並びに社会的差別の原因となる個人情報については、収集してはならない」とある。 + +まさにこのワクチン接種、非接種の情報というのは社会的差別の原因となる個人情報だ。それを収集している時点で条例違反であると、そういったことが指摘されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それ以外も問題は多岐にわたる。ぜひ[こちらのブログ記事](https://www.naka2656-b.site/archives/31016041.html)を読んでいただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういった情報セキュリティ上の問題がある。 + +</MessageBubble> + + +#### 基本的人権の侵害 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +基本的人権のひとつ重要なことは「自らの身体、健康、生命等に関する重要な判断は、自らの自由意志に基づいて行える」というものだ。 + +私がここで述べているのは、自由意志に基づいた判断ができなくなる差別や同調圧力を国や東京都が容認・放任したり推進したりしてはならないということだ。 + +</MessageBubble> + +#### 埼玉弁護士会の声明で法的に詳しく指摘 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +埼玉弁護士会が同10月に出した声明(「[ワクチンパスポート制度によるワクチン接種の事実上の強制及びワクチン非接種者に対する差別的取扱いに反対する会長声明](https://www.saiben.or.jp/proclamation/001042.html)」)にも同様のことが詳しく書かれている。抜粋する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +> このワクチン接種証明書の国内利用は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止しつつ、国内の経済活動を回復させるという狙いがあるが、単なる公的証明という域を超えて、接種証明の提示を公営施設や公共交通機関の利用の条件とし、あるいは、民間の宿泊施設や飲食店の利用、旅行・イベント等への参加等の条件とすることを積極的に推奨するのであれば、市民は、社会生活のあらゆる場面で接種証明書の取得と提示が求められることになり、その結果、これまでワクチンの接種を望まなかった者も接種を強いられることになる。このことは、<u>ワクチン接種を余儀なくされる者の自己決定権(憲法第13条)を侵害するものであり、他方、それでも接種しないとした者の幸福追求権(憲法第13条)や移動の自由(憲法第13条、第22条第1項)を不当に制約するもの</u>である。 + +> また、ワクチン接種後においても新型コロナウイルスに感染する場合が報告されている状況の下、接種証明の有無によって施設の利用等に差異が生じさせることは、ワクチンの接種者と非接種者とを正当な理由なくして差別するものであって、<u>平等権を保障した憲法第14条にも違反する。</u> + +> さらに、接種証明の確認を宿泊施設や飲食店の営業主、興業主等に義務づけるようなことがあれば、<u>当該事業者の営業の自由(憲法第22条第1項)をも侵害する</u>こととなる。 + +> そもそも、人体に大小様々な作用を及ぼす医薬品について、それを自己の体内に取り入れるか否か、取り入れる場合に何をどのような方法によって取り入れるかといった問題は、個人の生命・身体に係る極めて重要な事項であり、したがってまた、これを自らの意思と責任に基づいて決定することは、個人の自己決定権の中核をなすものと言える。 + +> 以上のとおり、ワクチンパスポート制度の導入は、法律上の根拠を欠くことはもとより、医学的・科学的にも実証的な根拠を欠いているのであるから、同制度の導入・実施は、前述のように、憲法第13条、第14条及び第22条第1項に反し、許されない。 + +> よって当会は、ワクチンパスポート制度により、ワクチン接種の事実上の強制やワクチン非接種者に対する差別的な取扱いが招来されることを強く懸念し、このような制度の実施に強く反対する + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私はこの声明にとても同意する。職員も同意する方がかなり多いのではないか。普段から人権の大切さを訴えている人もぜひこれは読んでもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +兵庫県の弁護士会からも[同様の趣旨の会長声明](https://www.hyogoben.or.jp/news/iken/12573/)が11月9日に出されている。 + +</MessageBubble> + +#### 国や都がやるべきは情報提供と周知徹底 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本来、国や自治体がやらなくてはならないことは次のことだ。 + +- 人々が自由な意志で判断が行えるよう、必要十分な情報を分かりやすく提供すること +- 自由意志の制限につながる差別や同調圧力が起こらないよう周知啓発等を徹底すること + +東京都はこうした原則に著しく反しており、国もその誤りを犯そうとしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +人権については(この声明文と)通告書に書いたことが中心。今までも述べているので、これ以上は述べないが、すでにこれだけでTOKYOワクションは即刻中止すべき事業ということが分かる。 + +</MessageBubble> + +#### 事業者による顧客状態に応じたサービスの提供と混同してはならない + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお事業者が顧客の年齢や喫煙状態等に対応して個別のサービスを提供することは、多くの場合人権侵害には当たらない。自由意志が影響を受けるようなものではないからだ。 + +こうした事業者が行う顧客に応じたサービスと多大な権力を有する国や東京都が行うワクチン接種者優遇策を混同してはならない。 + +</MessageBubble> + +#### 東京都は機能不全を呈している + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上のようにTOKYOワクションは本当に問題が多い。こういったものを推進する東京都は最近おかしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[9月定例会で一般質問した](../9gatu/1-cashless-point-gamble/)ように、東京都はQRコード決済のポイント付与事業についても、ギャンブル性のあることを自治体にさせている。 + +そのせいで小平市は1.4億円も予算超過している。その問題の原因となっている事業者は、奇しくも母体が同じ企業だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +仮に企業のロビー活動が盛んで、それが功を奏したことで市民の福祉が第一優先に考えられていない状況になり、そういう状況の中で東京都が事業を実施しているようなことがあれば本当によくないことだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都が機能不全に陥っている理由は分からないが、東京都の事業に乗せられることなく小平市はとにかく市民の福祉向上を第一優先で考えて市政を運営していただきたい。 + +市民の福祉向上を第一優先で考えればTOKYOワクションなんて発想は出てこない。 + +</MessageBubble> + +#### 地獄への道は善意で敷き詰められている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +歴史が示すように、私たち人類はすぐに他人を差別してしまう生き物だ。そして最も注意すべきは、歴史的に残酷な差別や迫害の場面では、必ず「身近な人たちを守りたい」といった善意の言葉が語られていることだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +つまりいつの時代も善意によって差別や迫害行為が正当化されている。「地獄への道は善意で敷き詰められている」ということわざのとおりだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +TOKYOワクションのキャッチコピーは「新型コロナから、自分と自分の大切な人を守るために」だ。 + +このようにあいまいで不正確な表現を用いて人々の善意を利用し、その裏で人権侵害の流れをつくることは、けっして許してはならないことだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市がこの流れにくみすることのないよう、質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①TOKYOワクションに小平市はどう関与する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +人権侵害の流れをつくり、情報セキュリティ上も重大な問題があるTOKYOワクションに小平市はどう関与するか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +TOKYOワクションは東京都が実施している新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン。 + +ワクチン接種を進めるため、ためらっている方が接種について検討できる環境を用意し、希望する方の接種につながるよう、各種広報媒体を活用し、ワクチンの有効性や安全性など正しい知識の広報や接種の呼びかけを実施するとともに、スマートフォンアプリLINEを活用し、接種記録を登録、表示することで、ワクチンを2回接種した方に協賛企業等による各種特典を付与するもの。 + +キャンペーンの広報やTOKYOワクションに賛同し、特典を提供する企業、団体の募集等については、東京都がホームページ等で行っているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +なお11月16日付で、特典の提供について東京都から各区市町村長に協力依頼が来ているが、現在のところ対応の予定はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ぜひ対応しないでいただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ワクチンの有効性や安全性の正しい周知をしていると言うが一方に偏った情報しかない。根拠のない情報も含まれている。果たして市民が正しい判断をできるかというと、多分できないと思う。 + +</MessageBubble> + +### ②ワクチン接種・非接種での差別を禁止するよう市はもっと周知啓発を徹底すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ワクチン接種・非接種での差別を禁止するよう、市はもっと周知啓発を徹底すべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +新型コロナワクチンの接種に関する差別や偏見等はあってはならないもの。市では、接種券に同封した案内通知や市報、市ホームページにおいて、差別等に関する内容を掲載しており、今後も啓発に努める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は足りていない。接種券に同封の案内通知など見たが、表現がすごく消極的。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +過去数十年を見て、人権の侵害や憲法違反になるような事例が、こんなに明確な事例が出ている。そうしたことに対して小平市が積極的に注意啓発や周知啓発を徹底しないのであれば、今後小平市が行う人権侵害等のセミナー事業等は偽善なのだなと私は判断し、ことあるごとに指摘する。 + +10月27日時点で、日本の中で8県(石川県、長野県、岐阜県、三重県、和歌山県、鳥取県、徳島県、高知県)と3市(那須塩原市、大府市、明石市)で新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種に関する差別を禁止する条例を制定している。小平市もそういうことをしてほしい。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +### ③ワクチン接種に関する差別禁止条例を制定する考えは? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一応聞くが、そういった条例を小平市でも制定する考えはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(篠宮)" align="left"> + +各自治体の条例については、私どもも認識している。 + +北日本新聞でも大きく取り上げられ、都道府県単位できちんと対応していく必要があるという記載もある。そのうえで、国に、どのような行為が差別に当たるかより具体的に示してほしいなどという要望もしているというところは、確認している。 + +小平市においてはこの辺の状況を見極めながら考えていきたい。広い視点で考えれば、都道府県単位ということで、東京都が条例をきちんと制定をしていく必要があると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都の問題を今指摘したのに、東京都にしたがってやりますというのは、私の言ったことが伝わっていない。 + +</MessageBubble> + +### 機能不全の東京都に盲従せず市民の福祉向上を第一に考えよ +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都はいくつかの点で機能不全に陥っている。 + +それをちゃんと認識し、小平市は小平市の市民の福祉の向上を第一優先に考え、東京都の意向等にもし間違いがあるのであれば指摘したり、全然違うことをやったりしなくてはならない。自治体として。それを認識しているか。 + +東京都もすべておかしいわけではないが、そういう気概を持って取り組んでもらいたい。 + +さもなければ、職員も職員として仕事をしている上でのやりがいや達成感、心意気のようなところが侵食される。ぜひ抗ってもらいたいと私は思う。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx new file mode 100644 index 0000000..e750dc0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu.mdx @@ -0,0 +1,601 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために" +tags: + - 合理的配慮 + - 発達障害 + - 学習障害 + - 教育委員会 +--- + + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +9月定例会において、私が筆頭紹介議員を務めました、情緒固定級<sup>*</sup>の設置に向けた請願が採択されました。慎重に進めながらも、できるだけ早い対応を願いたいところです。 +(*自閉症・情緒障害特別支援学級) + +しかし、そうした新しい学びの場ができるまでの間も、サポートが必要な、困難を抱えた子どもたちがたくさんいます。市として、不登校の子どもも含め、そうした子どもたちの学びの機会損失をできる限り減らす手だても同時に進めなければなりません。 + +そこで、合理的配慮の徹底という観点から、「障害者差別解消支援地域協議会」の設置検討状況や、「こだいらこれだけは」の活用状況について質問しました。 + +また、オンライン配信を活用し、特別支援教室や別室登校から通常学級の授業に参加できる取組みについて、他市の事例も紹介しながら提案しました。 + +市からは、さまざま検討するといった前向きな答弁が得られました。実施に向けて継続して提案し、訴えていきます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 障害者差別解消支援地域協議会の設置検討状況は | [情報収集したが設置検討まだ](#結局設置の検討はしたのかしていないのか) | +| 設置に向けての課題は | [メンバー選定と、どんなことを協議するか](#障害者差別解消支援地域協議会を設置する場合の課題は) | +| 設置しなくても対応できている認識か | [すべてではないが一定程度はできている](#ガイドラインに示された各課題に現状で対応できているのか) | +| 合理的配慮を進めるための場にしては | [重要な機能。他市の事例も収集している](#部署横断的に合理的配慮に関する情報共有等を行う場として活用してはどうか) | +| こだいらこれだけはの提供形態は | [リーフレット(のA4半分未満)と、学校訪問](#こだいらこれだけはの活用状況は) | +| こだいらこれだけはで、合理的配慮の具体的事項を共有しては | [掲載を検討する](#こだいらこれだけはに合理的配慮の具体的事項を載せ学校間で対応の共通化を推進してはどうか) | +| 合理的配慮の事例をまとめた冊子のような形で提供しては | [継続し理解していく](#シンプルに合理的配慮の事例をまとめた冊子のような形で用意しては) | +| 別室登校の状況は | [中学校はおおむね設置、小学校は整っているところから設置](#別室登校の状況は) | +| 別室登校の子に通常学級の授業をオンライン配信しては | [検討進めるべきと認識](#特別支援学級にいながら通常学級の授業にオンライン参加できる取組を小平市も行ってはどうか) | +| 自宅からオンライン授業参加を出席と認める取組みを | [一定要件で出席扱い可能](#一斉休校後に学校に来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつなぎ授業に参加し出席が認められる取組を小平市も行ってはどうか) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20211202-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 情緒固定給の設置に向けた請願が採択された + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +さきの9月定例会において、自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)の設置に向けた請願が採択された。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +その後に開催された市教育委員会定例会においても[早期設置を求める意見](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/93625/093625/att_0000005.pdf#page=14)が出ている。市教育委員会としてすでに尽力いただいているものと想像するが、慎重に進めながらもできるだけ早い対応を願いたい。 + +特に通常の学級でサポートを受けながら学ぶことが困難な子どもたちにとって、情緒固定級は学びの場としてひとつの大きな選択肢になるだろう。 + +</MessageBubble> + +#### 今現在困難を抱えた子どもたちの学ぶ機会を守るために + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかしそうした新しい学びの場ができるまでの間も困難を抱えた子どもたちの時間は刻一刻と過ぎている。不登校の子どもも含め、そうした子どもたちの学びの機会損失をできる限り減らす手だても同時に進めなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月には「[障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の一部を改正する法律](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html#law)」が公布され、事業者による合理的配慮が努力義務から義務へと改められた。 + +さらに障害を理由とする差別を解消するための支援措置の強化も打ち出された。市として合理的配慮の徹底に向けた取組をこれまで以上に加速する必要がある。 + +なお合理的配慮の提供が保障されないことは、教育の機会が保障されないことと同義だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市教育委員会には、先進事例の研究やその迅速な導入も含め、子どもたちの学ぶ機会の喪失をできる限りゼロに近づけるため、新しいことにも果敢に挑戦してもらいたく質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①障害者差別解消支援地域協議会の設置検討状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +合理的配慮の徹底につながる可能性もある『[障害者差別解消支援地域協議会](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai/kihonhoushin/t-b2.html)』の設置検討状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在のところ協議会の設置については検討はしていないが、障害者に対する差別や合理的配慮については、市の窓口において相談の受付及び対応を図っている。 + +また相談内容については、必要に応じて[小平市地域自立支援協議会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/index03004013.html)に報告しており、関係者間で情報を共有している。 + +</MessageBubble> + +#### 検討すると言いながらしてこなかったのは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +障害者差別解消支援地域協議会の設置については、これまで検討しますという答弁が何度かあったと思う。検討しますと言いながらここ数年のスパンで検討していないのはなぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +現在市の窓口で相談を受け、たとえば事業所で配慮がなされていないということであれば、市から対応の改善を求めていくということをしている。 + +またそういう事例を次の対応に生かすところで、小平市地域自立支援協議会がある。そういうところで情報共有しながら、障害の関係団体とも連携しているので、今障害者差別解消支援地域協議会のある程度の機能ができているところで設置には至っていない。 + +</MessageBubble> + +#### 結局設置の検討はしたのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長答弁では「設置の検討はしていない」と言った。しかし今の話だと検討したような話。どっちなのか。検討はしたが設置の検討はしていないということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +障害者差別解消支援地域協議会の機能について、どんなものが必要かというところは、他市の状況などを見ながら情報収集はした。 + +他市の状況なども聞きながら、協議会で検討するような事項が実際に起きているかも調べた。そういったところを踏まえ、現在のところ、まだ設置の検討はしていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +検討しますと答えていながら検討していなかったとしたら結構な問題では。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +大変申し訳ない。今、過去のものがないので、はっきりとした答えはできないが、9月定例会でもほかの議員からこの障害者差別解消支援地域協議会の質問をいただいたと記憶している。 + +そのときも同じような答弁をしたと思っている。今回も同じ方向で答えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ここは今回のテーマではないのであれだが、少し前うちの会派の橋本久雄議員が質問している。そこでは検討しますと言っている。のちほど確認を。 + +</MessageBubble> + +#### 障害者差別解消支援地域協議会を設置する場合の課題は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全国の市町村を見ると障害者差別解消支援地域協議会を設置済みの自治体が50%を超えているようだ。設置する場合どのような課題があるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +まずメンバーをどうするか。また、その障害者差別解消支援地域協議会で、どんなことを協議していくかなどが課題。 + +また他市の状況を確認すると、協議会をつくっても、なかなか検討する材料、事例がないという状況を聞く。協議会をつくってもうまく機能していけるかが課題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たしかに各市町村の(障害者差別解消支援地域協議会の)会議録等を見ると、そういうことが書いてある。テーマがなく、差別に関する相談が寄せられない状況なので開催してもやることがないという話が結構あるようだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +平成29年5月に[内閣府](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai.html)政策統括官が出した『[障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン](https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf)』にも、アンケート調査では差別を受けた等のネガティブなことは回答しづらいという旨が書かれている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"内閣府:障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン(P28)"} href={"https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf#page=31"}> + +事業者は、対外的にネガティブな印象を与えないよう、自らに関係する差別事案については積極的な言及を避ける傾向があると推測されます。このため、アンケートで直截な設問を設けた場合、ポジティブな好事例については問題なく収集できる反面、ネガティブな差別事例については収集に支障を来すおそれがあります。 + +このため、事業者向けのアンケートの場合、「障害のある顧客に応対する際に悩ましいと感じていること(苦慮していること)」、「障害のある顧客から寄せられたことのある要望」など、事業者が回答しやすい設問となるよう工夫することが大切と考えられます。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう理由で実際の声が集まりにくいところもある。また差別に当たるかどうかについての周知啓発も足りていない状況。そういう課題があることについてもガイドラインに書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのガイドラインには、地域協議会がなぜ必要なのかも書いてある。 + +地域で生活する障害者への差別はいろいろあるが、それが行政機関の窓口に相談する際、初めから「権限を有する機関を選んで相談すること」は難しい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このまま手を打たなければ、次のような事態を招くおそれがあると書いてある。 + +1. 窓口により対応へのばらつきが生じ、無用なトラブルを招きかねない +1. 障害福祉担当部署や問題発生部署が、課題解決のすべてを背負わなければならなくなる +1. 地域における合理的配慮や建設的対話のレベルが上がらず、関係者の理解がいっこうに進まない +1. これらの結果として同じような問題が繰り返されてしまう + +まさに、私がいろいろな方から相談いただくこととして、1から4の問題が指摘されている。 + +</MessageBubble> + +#### ガイドラインにある各課題に対応できている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市として「地域協議会を設置しなくても何とかなります」という答弁だが、現状で上記の課題1から4への対応がしっかりできていると考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +そのガイドラインは、主管課としても把握している。設置目的の「同じようなことが起こらないように」といったところが、やはり大きなところとも思っているし、こういった事例をもとに対応を考えていくことも必要と思っている。 + +そのためのネットワークとしての、障害者差別解消支援地域協議会というところかと思っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +現在市のほうで、協議会に代わるというか、障害者の相談については市のほうで今現在受けている。仮にほかの部署、たとえば店舗だったり交通であったり、そういったところで差別的な対応があったといった場合は障がい者支援課と一緒になって考え、事業者に対応している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +すべてできているかといえば、すべてとは言えないところもあるかとは思うが、一定程度の対応はできていると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ある程度は対応できているということだが、実際いただく相談では、こういったことが本当に問題だと指摘されている。 + +</MessageBubble> + +#### 部署横断的に合理的配慮の情報共有等を行う場として活用しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほどのガイドラインに、地域協議会は何をするかという部分があり、その4に「障害者差別の解消に資する取組の共有・分析」というのがある。私はこれが非常に重要なことと思う。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"内閣府:障害者差別解消支援地域協議会の設置・運営等に関するガイドライン(P6)"} href={"https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/secchi/pdf/guideline.pdf#page=9"}> + +**④ 障害者差別の解消に資する取組の共有・分析** +障害者差別の解消に向けては、発生した事案への対応だけでなく、障害者差別が起こらない地域づくりをしていくことが重要です。現に提供されている合理的配慮(提供主体が特に意識せずに行っている取組を含む。)の事例を収集し、地域協議会の中で共有するとともに、実施に向けたポイントを評価・分析し、より多くの機関等で良い取組が実践されるような事例集の作成などについて話し合いを持つことが考えられます。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば後で質問する「こだいらこれだけは」は、合理的配慮等に関する学校間の情報共有ということで設定されている。しかし市として、部署横断的に合理的配慮の情報共有をする場所がない。 + +小平市地域自立支援協議会は、より広いテーマについて話す場。合理的配慮は具体的な項目が多いため(それに集中すると)、地域自立支援協議会で話すべきほかのテーマが話せなくなる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そこでこの障害者差別解消支援地域協議会を活用できるのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +合理的配慮に関する具体的なケースを、部署横断的に情報収集・蓄積し、分類する(逐次更新し、できればインターネット公開も)。そのための場として障害者差別解消支援地域協議会を使えばよい。テーマ切れになることもないと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +そういう機能も、障害者差別解消支援地域協議会の重要な機能。分析等に合わせ、理解の啓発、周知なども役割として求められていると考えている。 + +庁内で、たとえば障害者差別解消に関する研修や市民向けの啓発の講演会も行っている。今、いろいろな手法を行い、障害者の差別解消に対する理解の啓発などについても取り組んでいる。 + +他市の事例なども収集などして情報を取っている。協議会をつくる、つくらないに限らず、障害者差別を解消につながるような取組については、引き続き実施していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いろいろな課題があるだろうが、ひとつ場があるというのは重要なこと。検討してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ②「こだいらこれだけは」の活用状況は +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「こだいらこれだけは」の活用状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +児童・生徒が学びやすい学習環境とするために、市内全校で活用している。 + +</MessageBubble> + +#### どんな形で提供されている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どんな形態で提供されているか。冊子等で共有しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +共有の仕方は、大きく2つある。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +ひとつは「[小平市の特別支援教育](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/025/025897.html)」というリーフレット。これは通常の学級の中における取組として、子どもたちが学びやすい環境調整や対応の変更といった大きな中身として、こだいらこれだけはの教育のユニバーサルデザイン化について、各教員が理解できるようなリーフレットとして共有をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +もうひとつが、教育委員会での学校訪問。大きくは、教育委員による訪問と、指導課の職員による訪問がある。リーフレットに示されている内容が授業等で取り扱われているか、たとえば「時間の見通しがもてるようなホワイトボードの活用をしているか」だとか、「刺激量が低減できるよう全面をシンプルにしているか」など、そういったことを実際に確認し、できていない場合は、取組を推奨するような形での助言をしている。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +:::note +##### 😓 それだけしかしていないの… + +リーフレットに書かれているのは次のことだけで具体的な情報がまったく足りていません。さらに学校訪問をする教育委員と指導課の職員は特別支援教育の専門家ではありません。 + +教育長や教育委員の方々も特別支援教育に特別詳しいわけではありませんので、このリーフレットだけをもとに助言をしているとすれば…💧 + + + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は「こだいらこれだけは」という冊子のようなものがあってそこに情報がまとまっているわけではなく、抽象的な形で対応していると。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +冊子のような形で配布されていれば。箇条書でもよいので「こういうケースにはこう対応すればよい」という具体的な事項を記載して共有してもらえれば、新任の先生でもそれをパッと見ればすぐ対応できる。 + +</MessageBubble> + +### ③「こだいらこれだけは」で対応共通化しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「こだいらこれだけは」に合理的配慮の具体的事項を載せ、学校間で対応の共通化を推進してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば次のようなことを大枠で守ってもらうようにするなど。 + +- プリントをデータでもらえるようにする +- ルビを振る +- フォントサイズで配慮する +- プリントの見出しに次のようなことをまとめて記載する + - 教科名 + - 日時 + - 課題なのか、宿題なのか + - いつの授業に持ってくるか + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育的ニーズに応じた合理的配慮を各校で実施できるよう、掲載について検討する。 + +</MessageBubble> + +#### シンプルに合理的配慮事例をまとめた冊子を用意したら? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[独立行政法人国立特別支援教育総合研究所](https://www.nise.go.jp/nc/)の[インクルDB](http://inclusive.nise.go.jp/)には、インクルーシブ教育のデータベースがあり、合理的配慮のケースがためられている。しかし、ここから自分で探して情報を得るのは大変。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうではなく本当にシンプルなことでよい。先ほど述べた、ルビを振る、フォントサイズに配慮する等を、箇条書でもよいのでまとめた冊子のようなものを用意すればよい。どうか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +私も同じ問題意識を持っている。昨年度、校長会議の場で、こだいらこれだけはにおける教育のユニバーサルデザイン化については、市内でも共有できるツールがあるが、合理的配慮、個々の子どもたちに応じルビを振ったり、放課後の学習をやったり、逆に学習内容の変更調整で学習時間を短くするとか、そういったことについては共有されていないという状況が市内にあった。 + +そこで、大きく6項目16事例について、A4サイズ1枚で、こういったものが学校の中における合理的配慮ですよということを示すものと、また、このプリントを通して校内研修会で共有してください、ここを見ていくと、個別具体でもっと細かく知りたいときに、インクルーシブDBに当たって、より図っていくことができるので、こういうツールを使うことについて促す取組を始めた。 + +ただこれは継続していかなければならないので、今お話しいただいたことを踏まえ、継続して合理的配慮について理解していく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +また教育のユニバーサルデザイン化について理解していき、実際の教育現場で活用できるような取組をしていきたいと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ぜひお願いする。もしそういった、たとえばA4サイズ1枚でもよいが、順次更新されていき、よいものができることになれば小平市だけではなく日本全国にも役に立つような資料になるかもしれない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者の方々は本当によくアイデアを持たれている。次の質問にある具体的な事例もすべて保護者の方から伺ったこと。そういう保護者の声を何らかの手段で集めることも検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ④保健室登校で教室の授業にオンライン参加できるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +東京学芸大学附属小金井小学校で行っている[保健室登校の児童が各教室の授業にオンライン参加できる取組](https://www.asahi.com/articles/ASP9W7F6SP9KULZU004.html)を小平市も行ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +保健室は主として病気やけがの看護をする場所であるため、保健室内から授業にオンライン参加できる取組は実施しない。しかしほかのスペース等を利用して授業にオンライン参加できる取組を登校支援のひとつとして捉え、研究していく。 + +</MessageBubble> + +#### 別室登校の状況は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保健室登校は本来の登校形態ではないので、たしかに分かる。小平市では、保健室ではないが、別室登校が中学校で増えていると聞いた。件数などその状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +登校している生徒数は詳細には把握していない。趣旨としては、教室の、いわゆる刺激量が多かったり心理的なバイアスがあったりするところに通えないものの、学校には安心して通えるスペースというところで各中学校また小学校も一部設置している。 + +その中で、継続して通えないという子ではなくても、そのときに気持ちとしてはいけないという子たちにも対応できるものとしての設置をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +各校というと全校か。どれぐらいの規模、どれぐらいの数か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +現在、中学校においては、おおむね設置している。小学校はスペースの関係があることと、教員の見守り体制などがあるので整っているところから設置している。 + +</MessageBubble> + +### ⑤特別支援学級で通常級の授業にオンライン参加できるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +狛江市立狛江第三小学校のように、[特別支援学級にいながら、通常学級の授業にオンライン参加できる取組](https://president.jp/articles/-/46017?page=1)を小平市も行ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現在、市立学校では、交流及び共同学習を基本として学習に参加できるよう進めている。今後、自閉症・情緒障害等特別支援学級の設置を検討する際には、オンラインの活用も研究していく。 + +</MessageBubble> + +##### 別室登校の子たちにも有用なはず + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +知的支援学級の場合、カリキュラムが通常学級と違うので、通常学級の授業を映すことには課題がある。そのため「情緒固定級ができてから検討する」という答弁になっているのだろう。 + +別室登校は、通常学級の子たちが通っている。そうなると、やはりオンラインで授業を映すというのはとても意味のあることと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この一般質問の通告書を出した後、西東京市の情緒固定級を視察した。報道されていないが、西東京市は進んだ取組みをしている。情緒固定級にいる子や、不登校の子もオンラインで授業に参加できたりする。 + +不登校の子がオンラインで授業に参加することで、また出席できるようになった、という事例もあるそうだ。 + +別室登校の子たちにも役に立つことだと思うので、ぜひそういったことをやってほしい。 + +</MessageBubble> + +#### 西東京市はオンライン利用上の課題をクリアしていた + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以前オンラインで授業をしたらよいのではと聞いた際、課題として、個人情報の流出の問題や、情報漏えい、個人情報の保護の問題を上げていた。 + +西東京市では校長先生が集まり、子どもたちの学びの機会を失わないよう、なんとか取り組まなくてはということでやった。事前に保護者へ紙で了承を取り、そのうえで実施したら特に問題なくできたということだった。 + +</MessageBubble> + +#### まず別室登校の子たちに授業をオンライン提供しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +成功事例がすぐ隣の市にある。まねすればすぐできると思う。以前、小平市で特別支援教育に携わっていた職員の方が、今、西東京市にいる。そういうところで情報をもらいながら、まずは別室登校の子たちに授業をオンラインで流してほしいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +西東京市の状況は、詳しく私も情報を得ている。成果も上がっているところもあるし、一方で課題も認識している。こういったことを踏まえ、今後さまざまな課題整理をしながら、おそらくこの先そういうことが必要になってくると思うので、実施できるような検討を進めていくべきと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +お願いする。 + +</MessageBubble> + +#### 自己肯定感を高めることにつながる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +狛江市の例は、保護者の方からテレビのニュースで放映されたものを教えてもらったもの。 + +映っていた子は「通常のクラスに出ると緊張して気持ち悪くなるが、リモートを使うことで軽減され、本当によいシステムだと思う。これから外国語などもやろうという話で、とても楽しみ」とコメントしていた。 + +また担任の先生も「学ぶ力、学びたい気持ちはあるが、学びの場へ行くことにハードルのある子たちが多い。オンラインがあることで、できたという経験が、子どもたちの自信につながっている」とコメントしていた。 + +西東京市の指導主事も田無小学校の校長先生も話していたが、やはりまずは自信をつけるというところ、自己肯定感を高めて自信をつけていくというところがとても重要だと思う。 + +そういったところでオンラインが役に立つなら進めてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑥学校へ来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつないでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +狛江市立の小学校の一斉休校後に学校へ来られなくなった子の自宅と教室をオンラインでつなぎ授業に参加し、出席が認められるという取組を小平市も行ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +不登校児童・生徒につきましては、自宅等から授業にオンライン参加し学習をした場合には、本年2月の文部科学省通知に基づき一定の要件の下、出席扱いとできるようになっている。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten.mdx new file mode 100644 index 0000000..b7d2353 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten.mdx @@ -0,0 +1,256 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)公共トイレの重要性を認識し、協力店事業を行ってはどうか" +tags: + - 公共施設 + - 経済活性化 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1258&schedule_id=4&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年12月2日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +市民の方からご相談を受けて質問しました。これまでも公共トイレに関して、増設や場所を分かりやすくしてほしいといった要望に関した質問がほかの議員から何度か行われていました。それに対する市の答弁は、一定の配備がなされており地図もある、というものでした。 + +しかしご相談のあった玉川上水沿いをよく調べてみると公共トイレの空白地帯がありました。また公共トイレの場所を示した地図は小さい字で書かれており、高齢者にやさしいものではありませんでした。 + +高齢化社会やコロナ禍において、安心して散歩ができることや近くの公園で過ごすことの効用が非常に大きいことは、日本だけではなく海外でも認められるようになってきています。多くの人が安心して散歩できるよう公共トイレの在り方からいま一度見直してもらいたいと思います。 + +そこでさまざまな提案を交えて質問し、少し期待がもてる答弁も得られました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| まちづくりの際、高齢者の歩行速度想定は | [身体状態などで変わるため基準なし](#まちづくりを計画する際高齢者の歩行速度まで想定しているか) | +| 配布物のユニバーサルデザインの扱いは | [マニュアルがあるが見直しを検討する](#配布物におけるユニバーサルデザインをどう捉え委託先と共有しているか) | +| 防災マップアプリに公共トイレも掲載を | [災害時使えない可能性あり掲載しない](#小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れてはどうか) | +| 公共トイレ協力店事業を検討しては | [今のところ未検討だが、トイレは重要](#町田市国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討してはどうか) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20211202-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 玉川上水沿いに公共トイレ空白地帯がある + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで複数の議員から、玉川上水緑道沿いの公共トイレ設置に関する要望があった。 + +しかし市の答弁は「公共トイレは一定の配置がなされており新たに整備する予定はなく、また[小平グリーンロード&オープンガーデンマップ](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/007/007479.html)に公共トイレの場所は記載されている」といったものだった。 + +たしかに玉川上水沿いにある公共トイレの間を結べばいずれも徒歩15分以内の距離にあり、つまりどこにいても7分ほど歩けばトイレに到着できることとなる。 + +しかしこれは時速5キロメートルで計算した場合だ。歩く速度がゆっくりで(小さい字で描かれたマップを見ることにも難がある)公共トイレの利用率が高い高齢者のことが忘れられているのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお最も公共トイレの設置間隔が長いのは、平櫛田中彫刻美術館の周辺だ。同美術館は入場料が必要であることや開館時間が限られていることから入場のハードルがあり、この施設を公共トイレに含めることは不適切と考える。 + +これを省いて考えると、上水本町地域センターもしくは四小東公園から西に進む場合、次はみよし公園になり、徒歩約20分の距離になる。 + +つまりこのあたりでは最長で10分ぐらいは歩く必要があり、たとえば時速2.5キロメートルで歩かれる高齢者の場合20分程度かかることになる。さらにどこにトイレがあるかも分からない状況では不安で散歩ができないという話もよく分かる。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🚻 玉川上水周辺の公衆トイレ + +小平市内で玉川上水近辺のトイレから徒歩約5分(時速5kmで歩いた場合=417m)のエリアを地図上に描いてみました。 + +- 赤色:公園にある公衆トイレ +- 緑色:地域センターや下水道館など公共施設 +- ピンク色:平櫛田中記念館(入館は有料) + + + + +この地図から分かるように公共トイレの空白エリアは、新小川橋の周辺、また平櫛田中記念館は有料施設のため公共トイレに含めない場合は小平第4中学の周辺が該当します。この付近を散歩していてトイレに行きたくなった場合、ローソンやロピアがあるアクロスプラザのトイレを使わせてもらうことになります。 + +また公共施設のトイレは開館時間にしか使えません。いつでもトイレが使える公園のみを選択して地図上に描くと次のような状況になります。 + + + +この場合上記のエリアに加えて、上水新町地域センターの周辺と津田塾大学の南東部がトイレ空白エリアになります。いざという時は、いなげややファミリーマートを使わせてもらうことになります。 + +ということで、玉川上水沿いに関し公共トイレへの協力をお願いするとなれば、次の事業所が候補になるかと思います。 + +- いなげや小平小川橋店 +- ローソン小平たかの台店 +- ファミリーマート小平上水本町店 +- アクロスプラザ小平(ただし開館時間あり?) + +::: + +#### 散歩や公園で過ごす効用が認知されている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +高齢化社会やコロナ禍において安心して散歩ができることや近くの公園で過ごすことの効用が非常に大きいことは、日本だけではなく海外でも認められるようになってきている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +高齢者でも安心して散歩ができるよう、新市長のもとで公共トイレの在り方からいま一度見直す必要があると考え、質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①高齢者の歩行速度を想定し計画している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市のまちづくりを計画する際、高齢者の歩行速度まで想定するような基準はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +高齢者の身体の状態などにより歩行速度は異なってくることから、想定する基準はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +歩行速度が異なるのは分かるが、高齢者になるとゆっくり歩く(人も多い)。これから高齢者は増える。私たちも高齢者になる。高齢者のことを考えたまちづくりを進めてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ②配布物のユニバーサルデザイン思想は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +最も必要としている高齢者が使いにくいような小平グリーンロード&オープンガーデンマップでは意味がない。市は、配布物におけるユニバーサルデザインをどう捉え、委託先と共有しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市では年齢等にかかわらず多様な方が利用しやすいよう、マニュアルに基づき、ユニバーサルデザインに配慮し各所管課で配布物を作成している。 + +また配布物を作成委託する際についても、マニュアル等に基づき、仕様書に明記するなど、各所管課で対応している。 + +既存のマニュアルがしばらく改訂されていないことから、今後は見直しの検討をするとともに、職員への周知を徹底し、誰に対しても見やすく分かりやすい情報を発信していけるよう努める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +トイレは一応記載されているが、表記が非常に小さい。高齢者の方は、小さな表記を見てトイレがあるとは分からない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍 小平グリーンロード&オープンガーデンマップでは公共トイレの表記が小さい + +次のような具合です。トイレの表記は非常に小さく、この地図を見てトイレを探せと言われても難しいかと…。 + + + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こだいら観光まちづくり協会を訪れてトイレの表記を大きくしたらどうか提案もしたので、そういう話が出てきた際には対応を。使いやすくしてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ③小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市防災マップアプリに公共トイレの場所も入れてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平市防災マップアプリは、主に紙媒体で配布している小平市防災マップのデジタル版であり、スマートフォン端末にダウンロードして閲覧できるサービス。 + +小平市防災マップは防災行政無線や防災倉庫などの防災関係設備のほか、避難所やいっとき避難場所及び給水拠点に指定している施設などの災害時に拠点となる施設を掲載するもの。災害時に使用できなくなる可能性のある公共トイレを掲載することは考えていない。 + +</MessageBubble> + +#### 災害時に公共トイレが使えなくなる可能性 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +災害時に公共トイレが使用できなくなる可能性というのは(あまり知られていないと思う)、むしろ災害時に公共トイレが使えるような状況にしていく、そういう方向もあるかと。 + +</MessageBubble> + +#### 地図情報を集約したアプリをつくる方法も + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +地図情報を活用したマップが小平市にもあればよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +町田市には「[地図情報まちだ](https://machida.kukanjoho.jp/webgis/?bt=0&p=1)」というサイトがあり、町田市内の地図情報が集約されている。公共トイレや公園の位置、防災マップもそこに入っている。 + +生きもの発見レポート分布マップや、投票所、ポスター掲示所など、いろんなものが入っている。小平市も同様のマップアプリをつくってはどうかと聞きたいが、具体的事例を集めてからまた提案する。 + +</MessageBubble> + +### ④町田市、国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +町田市、国立市が行っているような公共トイレ協力店事業を検討してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在のところ事業の検討はしていないが、散歩を含めた高齢者の健康維持や介護予防については、引き続き高齢者が自ら継続して取り組めるよう工夫していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これはどんな事業かというと、トイレを一般の方に開放してくれる協力店を募るという事業。協力してくれた店舗にはステッカーを掲示してもらう。町田市の場合だと、ホームページや地図情報に掲載される。 + +</MessageBubble> + +#### 補助金なしで、ステッカー掲示と地図上への掲載のみだが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市から補助金を出しているわけではなくステッカーと地図上への掲載のみのようだ。飲食店は衛生面で難しいかもしれないが、薬局や大規模な食料品店などはよいと思う。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +高齢者の介護予防について、今、地域包括支援センターのほうで狭い地域ではあるが、外に出て運動しようということでウォーキングラリーを実施している。 + +その際にもやはり高齢者のことを考え、トイレだったり、休憩できる場所、水飲み場、そういったところは必ずそのコースの中に入れていこうといったところで取り組んでいる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +市内全体という広い範囲になると、なかなか難しいところではあるが、そういった高齢者の介護予防など実施する事業を検討する際には、トイレというところは必ず頭の中に入れながら事業を組み立てている。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/kodaira-koredakeha.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/kodaira-koredakeha.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..52728db --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/kodaira-koredakeha.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..6003929 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..a320047 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..dc774a7 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/open-garden-map-toilet.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/open-garden-map-toilet.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..969503e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/open-garden-map-toilet.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet-park.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet-park.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..54a2ca2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet-park.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..b41ae78 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/images/tamagawa-josui-toilet.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..da6c6ed --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか](./1-tokyo-vaction-kenpou-ihan/) +- [(2)学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために](./2-manabu-kikai-sonsitu/) +- [(3)公共トイレの重要性を認識し、協力店事業を行ってはどうか](./3-kokyo-toire-kyouryokuten/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi.mdx new file mode 100644 index 0000000..e64434d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi.mdx @@ -0,0 +1,443 @@ +--- +first: 2022-05-07 +description: 令和3年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを" +tags: + - 一般質問 + - 内部統制 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1302&schedule_id=6&minute_id=60&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年3月4日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +市民の方からご相談を受け12月定例会で緊急質問しました。質問のタイトルは「新型コロナワクチン副反応の救済申請を市が抑制している疑いについて」です。ご相談くださった方は、新型コロナワクチン接種後に重い副反応が出ました。そのため健康被害救済制度の申請をしに、相談窓口である市の健康センターへ行かれました。しかしその窓口では、健康被害救済制度とは関係のない「副反応疑い報告」の案内がされただけでした。それだけではなく、間違った説明もされたり、不必要に要配慮個人情報を聞き取らたりするなどさまざまな市の問題行為がありました。 + +その方がこれはおかしいと感じて再度調べてみると、やはり市の大きな誤りでした。その誤りを担当課に指摘しても改善に向けた動きはありません。そこで私のところへご相談に来られました。私も情報をいただいて調べたところすぐに改善が必要な重大な問題だと認識し、緊急質問をするに至りました。 + +この緊急質問を受けて市は庁内調査を実施しました。調査を担当した職員の方は真摯に対応し、口頭でのやり取りでも問題をよく理解していることは明らかでした。また一定の改善もなされました。しかし最終的にまとめられた調査報告書の内容は口頭でのやり取りと乖離していました。また調査結果についても議会での報告がなされませんでした。 + +そこで一般質問で市の姿勢を問い正しました。市が内部統制の検討を進めているという話もあり、それも絡めて質問しました。 + +答弁からは、市民へきちんと報告するという重要な観点が欠落していることが分かりました。内部統制を進める上でいきなりつまずく形となっていることはとても残念です。 + +--- +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 市が検討を進めている内部統制について説明を | [他市と同様なしくみの説明](#小平市が現在検討している内部統制について説明を) | +| 総務省が求めている調査結果の議会報告は | [一定の報告はしたと捉えている](#総務省が求めている議会に対する適切な報告は今回しないのか) | +| 今後の内部統制の報告も会議録に残さないスタンスか | [今後検討する](#総務省が求めている議会に対する適切な報告は今回しないのか) | +| 今回のように市民の相談が軽視されたことも内部統制の対象か | [該当部分はある](#今回のように市民の相談が軽視されたことも内部統制の対象になるか) | + + + +<embed src="/pdf/20220304-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 緊急質問を受けて調査がなされ報告書がつくられた + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +12月定例会で私が行った緊急質問「新型コロナワクチン副反応の救済申請を市が抑制している疑いについて」を受け、市は庁内調査を実施した。またその調査結果を相談者と私に口頭で説明し、全議員にも報告書を配付した。 + +同僚職員に対する調査であり追求の甘さを感じざるを得ないものの、口頭の説明では、調査担当者が真摯に調査して問題を理解し、また一定の改善もなされたことが伺えた。 + +しかし内部報告用として作成された報告書には不十分な部分が複数ある。問題はどこにあったか、本質的原因は何か。再発防止のためにどうするか等の記載が不足し、分かりにくい表記や構成になっている。 + +これを読んだだけでは市民や議員は状況を正しく把握できないだろう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +問題が起きた際に、組織の外部(今回は市民や議員)から指摘を受けることは、改善に向けて外部の協力が得られる絶好の機会だ。その際、情報が正しく伝わらなければ正しい協力は得られない。 + +情報が正しく伝わらなければ、担当職員の真摯な取り組み(尽力)も徒労に終わってしまう部分がある。 + +</MessageBubble> + +#### 調査報告書は正確な情報を伝えるものに + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そのため調査報告書をつくる際は、内部報告用としてだけではなく、**市民や議員など、組織外の人に正確に情報を伝えること**も大きな目的とするべきだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +緊急質問を受けて2度(実際は複数回)調査をしてもらい報告書が作成された。調査した職員は、何が間違いだったか、何が問題だったかをよく理解していた。相談者と私への報告もちゃんと行い真摯に対応してくれた。 + +</MessageBubble> + +#### 緊急質問がなければ市民の訴えは軽視され調査もされなかった + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ今回、議員(私)がこうして緊急質問しなければ調査は行われなかった。相談者が相談に行っても、実質的に軽く扱われ調査をしなかったところは非常に問題。 + +</MessageBubble> + +#### 報告書の内容が口頭説明と違い、また議会での報告もない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに報告書になったとたん、かなり異なる内容になった。またこの報告書は議員に配られたが、議会では報告されていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +報告書の見出しは次のとおり。 + +1. 調査方法 +1. 調査結果 +1. 予防接種法に基づく副反応疑い報告制度と救済制度 +1. 予防接種後の副反応に関する市の対応 +1. 本事案の経緯 +1. 本事案の背景と原因及び改善策 +1. 今後の取組 + +何が問題だったのかを示すタイトルもなく、中にもはっきり書かれていない。全体がぼやけている。 + +</MessageBubble> + +#### 私が報告書を書くならこうする + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし私が報告書を書くなら、どんな問題が起きたのかをまず最初に明示するだろう。たとえば(冒頭は)次のようになると思う。 + + +こう書けばどんな問題が起きたか分かりやすい。 + +</MessageBubble> +:::note +##### 私が報告書を書いた場合の冒頭部分 + +主に次に示す6項目の誤りがありました。 + +1. 「健康被害救済制度」の申請を求めてきた人に、関係のない「副反応疑い報告制度」の案内をしていました。国が示すとおり、健康被害救済制度の案内だけをするべきでした。 +1. 「健康被害救済制度が申請できるのは、副反応疑い報告がPMDAで承認されてから」という誤った説明をしていました。 +1. 本人の病歴などの要配慮個人情報を、必要のないところで聞き取っていました。聞き取りが必要な際は事前に了承を得るとしている個人情報保護法に違反する行為でした。 +1. 副反応に関する電話相談が毎日たくさんかかって来ているのに、その相談件数すらカウントしていませんでした。 +1. これらの誤った対応を、市民から指摘があっても調査することなく、議員から指摘されるまで続けてきました。その間、健康被害救済制度の申請を諦めてしまった人数は分かりません。担当課は相談者に利益があると思ってやっていたようですが、結果として健康被害救済制度の申請が抑制されていた事態になっていました。 +1. 個人番号の記入が必要のない書類については記入が不要だという説明をしっかり行わず、記入不要と記載された見本も渡していませんでした。 + +::: + +#### 間違いを明記せぬのは責任問題を恐れてか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +間違いを明確にしないのは訴訟を恐れているからなのか。または責任を取る人がいないからなのか。つまり間違いを認めるとその職員の責任になってしまうから認めず、抽象的な表現にしておこうということか。 + +本来は市長が「**私が責任を取るから、正直ベースで報告してください**」と、そういう文化が育たなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +#### 間違いを明確にしないと改善できない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +間違いを明確にしないと改善につながらない。問題が起きたら正直な態度で臨む必要がある。問題を抽象的な表現で捉えていると改善されず積み重なっていき、自分の首も絞める。 + +また原因については組織文化に踏み込んだところまでの深掘りが必要。分析が足りていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +とにかく、報告書は、正直な態度で、 +- 起きた問題 +- 何が原因だったか +- 改善と再発防止はどうするか + +を明確にし、冒頭に書いて、必要に応じて詳細は後のほうに書けばよい。 + +</MessageBubble> + +#### 何度も指摘した誤りが報告書に残っている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また報告書の冒頭で、一緒にしてはいけないとずっと指摘してきた「予防接種法に基づく副反応疑い報告制度」と「救済制度」が併記され、両者の違いが示されていない。普通に読むと混乱し、両者に関連があると捉えてしまう。 + +要は、対応はしっかりやってもらったが、報告書にはいくつもの問題がある。指摘しても直さず、最終版としてフィックスしてしまった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職員が職員を調査する場合、同僚の責任になってしまうので「指摘しない、深掘りしない」という心理があるのは人間としてしょうがないことだと思う。なので私は、できれば第三者委員会に調査してもらいたいと言った。 + +ただ第三者委員会にも、組織の中に設けると、なれ合いで甘くなるところがあるなどさまざまな課題がある。第三者委員会が隠れみのに使われる場合が多いという話もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういった背景から、市を律する仕組みに関して以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①第三者委や内部統制の導入検討状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市や市教育委員会が抱えるさまざまな問題改善に向け、第三者委員会や内部統制の導入検討状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +第1期小平市経営方針推進プログラムでは、事務処理におけるリスクへの対応を検討プログラムに掲げ、不正や誤りを防止し、業務を適切かつ効率的に行うための仕組みである地方自治法上の内部統制を念頭に置き検討を進めている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +現在、本市におけるリスク事案の整理をしており、来年度以降、内部統制の要素を一部取り入れた試行運用に全庁的に取り組んでいく予定。第三者委員会については、事案の重大さや影響度等により、設置について適切に判断する必要があると考えている。 + +緊急質問の事案も含め、市民の皆様に御迷惑をおかけした場合にはただちに内部で調査をし改善を図っていくことが重要であると考えており、第三者委員会を常設的に設置することは検討していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ問題への対応や防止等のための対策を審議するため、教育委員会の附属機関として、学識経験者や法律、心理、福祉の専門家等の専門的な知識を有する者、関係行政機関の職員から構成されるいじめ問題対策委員会を設置している。 + +内部統制については、現在市において、地方自治法上の内部統制を念頭に置いた検討が進められており、教育委員会としてもリスク事案の整理をするとともに、来年度以降、内部統制の要素を一部取り入れた試行運用に取り組んでいく予定。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 市が現在検討している内部統制とは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +議会で具体的にこういう話が出てきたのは初めてだと思う。ちょうどよい機会なので、リスク事案の整理とは何かや、試行運用というところも含め、小平市が現在検討している内部統制について解説を願う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +まず、内部統制とは、職員に間違いを起こさせない、万一不正が起こっても最小限に食い止めるための仕組みづくり。そのため、組織としての体制を整えていこうという考えの下に行われる。 + +平成29年の法改正により、地方自治法上の制度として位置づけられている。都道府県及び政令指定都市以外の地方公共団体においては、内部統制制度の導入が努力義務とされている。 + +これを背景に、令和3年5月に作成した小平市経営方針プログラムの中で、今後、リスク管理とその対応の在り方について検討するという項目が設けられている。それを根拠に、内部統制制度を念頭に置いた試行的な取組を進めている。 + +具体的には、リスクの発生した事案や、トラブルになった事案等を庁内から集め、今、内部で整理をしている。 + +</MessageBubble> + +#### 今回の事案は内部統制検討の流れの中で捉えている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の健康被害救済制度の事案は、この流れの中で捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +今回の事案についても、今後も発生し得るリスクのひとつとして、内部統制の検討においてすべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 今回のような事案が起きたら内部統制にどう組み込まれる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば今回のような事案が起きたとき、内部統制にどう組み込まれていくか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +具体的なことについては検討中で、この段階で詳しくは述べられないが、まず事由のひとつとして、こういう事由があった場合の対処方法等をマニュアル等に作成していくというようなことが考えられる。 + +</MessageBubble> + +#### 総務省が求めている議会に対する適切な報告を今回しないのはなぜ? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の事案も内部統制の仕組みの中でひとつの象徴的な事例になると思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +平成31年3月に総務省から出ている『地方公共団体における内部統制制度の導入・実施ガイドライン』の1ページ目に次の記載がある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +『議会は、長から独立した立場で、内部統制の整備状況及び運用状況について監視を行うため、統制環境に一定の影響を与えることとなる。したがって、議会に対しても適切な報告を行うことが求められる』 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +要は内部統制の中で考えている今回の事案については議会に報告をしなければならない。議員に報告書を配付したことで、議会へ報告したことにするのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +今回の事案については、市長答弁で、議会に対して報告すると市長が約束した。その内容について内部で検討したうえ、このような形を取った。このことにより、一定の報告はしたと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +議員への配付をもって議会へ報告したとすると、話が会議録に残らない。それでよいのか。今後の内部統制は、会議録に残さない形で報告していくというスタンスでいるという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +本事案については、文書の報告という形で報告したが、今後このような事案があった際の報告については、これから内部統制等の中で検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回のことは、試行に先立つせっかくのよい機会。それなのに、議員への報告書の配付だけで終わるというのは、内部統制制度を進めようとしている姿勢に非常に疑問を感じる。いきなりつまずくことになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今からでもよいので、議会の諸報告のところででも、ちゃんと報告してほしい。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +今回の件については、内部で決裁を取った上、市議会議長のほうにも対応を相談し、このような形を取った。今回のものについては以上で報告は終わっていると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +試行に先立つ象徴的な事例なのに、いきなりつまずいた形になる。それでよいのか。市の文化や姿勢を非常に疑う。これは市長の問題だが、そんなやり方をしていて本当によいのか。 + +せっかく職員が頑張ってやろうとしていて、最初からしっかりしていない。職員の頑張りを無駄にするようなこと、市長がそういったことをやってはいけない。公開が原則というころも分かっていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +議会運営委員会で話している中なのでどうなるか分からないが、議会運営委員会からも議会での報告を求めないという結論になったら非常に残念。しかしそういう姿勢はよくない。市民の福祉に深く関わることだ。 + +</MessageBubble> + +#### 今回のように市民の相談が軽視されたことも内部統制の対象になる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回、市民が訴え、何回も相談に行っても、真面目に受け取ってもらえず、緊急質問になってやっと調べてもらうことになった。このことに関しては内部統制の対象になるか。つまり、市民の相談が市を律することにつながらなかったことに関しては、内部統制の対象になるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="行政経営担当部長(足立)" align="left"> + +今回の原因については、初期の対応がお互い思った方向に行かなかったというのが原因と思う。そういうリスクもあるということなので、リスクに対する対応が内部統制のひとつなので、該当する部分はあると思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、そういったところもしっかり詰めていただき、報告は、議会に対してちゃんと会議録に残る形で報告していただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ②対外的文書のあり方をどう捉えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +内部統制を進める上で文書のあり方は重要だ。市民や議員等、外部の協力で改善を図るためにも + +- 市民に分かりやすく +- 不足がなく +- 取り繕わないこと +- そして常に文書をベースにしたコミュニケーションが重要 + +になると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そういった観点も含め、対外的文書のあり方を、市と市教育委員会はどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市役所外に向けて発信する文書については、相手方に伝えるべき情報を分かりやすく正確に記すことが重要であると認識している。 + +市における具体的な文書の作成の仕方については、小平市公文書作成要領において、文章の構成や文体、漢字やかなの使い方など詳細に定めており、これにしたがって簡潔かつ明瞭に記載するよう努めている。 + +今後も、相手方に伝えるべき情報を分かりやすく正確に伝えられるよう、的確な文書の作成に努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会においても、具体的な公文書の作成については小平市公文書作成要領の定めに従い、簡潔かつ明瞭に記載することとしている。しかし対外的文書については、読み手が内容を十分に理解できるよう、平易な表現を用いることも必要となる。 + +今後も、相手方に伝えるべき情報を分かりやすく正確に伝えられるよう、的確な文書の作成に努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回は時間がなく文書作成要領のところを深掘りできなかったが、また機会をあらためて確認する。構成や文体の作成要領に問題があるのではと感じる。 + +</MessageBubble> + +#### よく使われる「誤解を招く表現だった」は、「私は間違えていません」という意味にもなる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +文体に関わるかもしれないが、相談者の方からなるほどという御指摘をいただいた。 + +行政の謝罪文で、よく「誤解を招く表現だった」と書かれている。これだと「私は間違えていません」という意味にもなる。 + + +正直に「誤解を招く表現だった」と言わないで、「表現を間違えていました」と認めることから改善が始まる。当会派の伊藤議員も常々言っているように、言葉の使い方はとても重要。言葉の使い方で組織の在り方が変わってくる。 + +</MessageBubble> + +#### 調査報告書には当事者の意見も付けるよう検討を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +またこういう事例があったときには、報告書が出た段階で当事者にその内容も確認してもらい、報告書に意見を付してもらうことも、とてもよい方法だと思う。 + + +当事者がその報告書に対してどう思っているのか、何が不足しているか等を補足してもらうことは、本当によい方法だと思うので、そのあたりも検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi.mdx new file mode 100644 index 0000000..d817974 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi.mdx @@ -0,0 +1,512 @@ +--- +first: 2022-05-07 +description: 令和3年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1302&schedule_id=6&minute_id=60&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年3月4日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +いじめ被害についてご相談を受け、市のいじめ対応について調べました。いじめに対しては、①発生しないようにすること、②発生したら迅速かつ適正に対応すること、の2本柱で対応しているものと思います。①については「子どもたちをまるで監視するかのような状況」という声もいただいており、今後調べたいと思います。今回は②の、いじめが発生した際の対応についてです。市教委や学校が機能不全を起こしていることが分かりました。 + +いじめの対策において「重大事態」という取り扱いがあることも分かりました。重大事態の扱いになると教職員が個々人で対応するのではなく第三者で構成される組織が対応することになります。このしくみは子どもたちを守るだけではなく、保護者、先生方、教育委員会のためでもあると私は考えています。しかし重大事態について、教育委員会や校長、教員への周知や理解が進んでいません。 + +そこでこの質問では、重大事態とは何かを説明しながら現在の対応の問題点を示し、具体的な改善案を提示しました。質疑の時間が足りなかったため、[次の6月定例会](../../r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)でも重大事態について取り上げる予定です。 + +教育委員会全体として、重大事態の重要性を認識していないことが分かる答弁でした。継続して取り上げます。 + +- [令和4年6月定例会で、引き続き追求しました](../../r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/) + +また重大事態も含めたいじめ対応についてインターネットを検索してもよいフロー図が見つからなかったので、つくりました。 + +- 重大事態を含むいじめ対応のフロー図 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| いじめが発生してからの対応フローはあるか | [ない](#いじめ発生から解決に至るまでの具体的な対応フローはあるか) | +| 重大事態として扱った件数は | [過去5年だと3件](#これまでに重大事態として扱ってきたいじめの件数は) | +| 今回の事案を重大事態として扱わないのはなぜか | [時間がかかり、対応が遅れる](#今回の背景となる事例はなぜ重大事態ではないと判断したのか) | +| 重大事態とした方が最終的にリソース圧迫もなくなる | [組織的に対応していく](#ほとんどのケースを重大事態として扱った方が最終的に教育委員会のリソースを圧迫しないのでは) | +| 保護者との情報共有は文書ベースで | [必ず行うべきとの考えはない](#いじめ被害者家族との情報共有は文書ベースで行うべきでは) | +| 教育長への手紙を設けて相談を受け付けては | [教育行政相談窓口で対応している](#市長への手紙のように教育長への手紙を設けその制度を通じて相談も受けてはどうか) | + + +<embed src="/pdf/20220304-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめに関して市教育委員会による一連の対応を見ていると、すぐ改善しなければならない点が多くあると感じる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +状況に応じて対応を変える必要もあるが共通する手法も多い。できる限り対応策をまとめ、ガイドライン等で共有した方がよい。 + +たとえばいじめの調査においては、まず本質的原因を多面的な切り口で分析する。そのため一例として + +- 子どもの特性 +- 子ども同士の関係性 +- 学級や学校のルールや風土・文化などの環境的問題 +- 先生の特性 +- 学校や教育委員会の組織に関する問題 + +など具体的な切り口でそれぞれ要因を深掘りし、それぞれに対して対策を立てる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また被害側家族との情報共有について +- 方法 +- 頻度 +- 注意点 + +をまとめておく。 + +特に情報共有の際は口頭ベースだと誤解が生じ易く網羅的になりにくいなどの問題があるため必ず文書ベースで行うこと。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また個人情報の取り扱いが過剰な対応にならないためにも、例示的なケースをまとめておくことなど。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +こうした共通の手法や指針がなければ、その都度、現場の判断で対応することになる。するとリスクを避ける心理が働くため、対応の質は低くなり、全体的な改善にもつながっていかない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめの本質的な解決事例を全体として積み重ねていくことは、当事者である子どもや家族の苦しみをなくしたり軽減したりすることに役立つだけではない。校長、教員、教育委員会にとっても、これまでずっと続いているであろう困難な状況を軽減することにもつながる。そのためにも、少なくとも上記のような見直しを行っていただきたく質問する。 + +</MessageBubble> + +#### 映画「夢みる小学校」に、ひとつの理想形が描かれている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先日、[夢みる小学校](https://www.dreaming-school.com/)という映画を観た。これからの学校の在り方として理想的な形がひとつ表されていた。教育委員会や教育関係者には観ていただきたい。 + +この学校では児童・生徒を最大限信頼し、子どもたちの自主性や自発性に任せるところが特徴的。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +映画が終わってから白梅学園大学の名誉学長である汐見先生のトークショーがあった。[請願第12号](https://kodaira-kodomo.com/keii/)の委員会審査資料の中でも記事を紹介した方。 + +汐見先生のお話が興味深かった。「不登校」は以前「登校拒否」としていた。「不登校」というと悪いことをしているような印象。「登校拒否」は、自ら選択して行かない印象。だから「登校拒否児」や「登校拒否」という表現のほうが好ましいと思っている、という趣旨の話。なるほどと思った。 + +これは余談。 + +</MessageBubble> + +### ①いじめ発生から解決に至るまでの具体的な対応フローがある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[小平市いじめ防止基本方針](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html)には見あたらないが、いじめ発生から解決に至るまでの関係者との情報のやり取りも含めた指針となる具体的な対応フローはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +小平市いじめ防止基本方針において、いじめの解消に向けた取組を +- **被害** 児童・生徒への対応 +- **加害** 児童・生徒への対応 +- **関係** 児童・生徒への対応 +- 組織的な対応 + +の4つに分け、取り組むべき内容を示している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回、やり取りの中で、フロー(図)の必要性を強く感じた。 + +フローがないと解決に当たる人たちだけではなく、当の子ども本人も、保護者も、どんなふうに解決に至っていくかの全体像がなかなか見えない。その場その場で対応されているのではという不信感につながるところがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +フローをつくるなら最初に来るのは「いじめの認知」かと。周りの人たちがいじめを認知するところから始まる。次のステップは、そのいじめが「重大事態か」の判断だろう。 + +```mermaid +flowchart TB + node_1("いじめの認知") + node_2{{"重大事態に該当する?"}} + node_4(" ") + node_3(" ") + node_1 --> node_2 + node_2 --"はい"--> node_4 + node_2 --"いいえ"--> node_3 +``` + +</MessageBubble> + +#### 重大事態の扱いが重要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +調べたところ、この重大事態に当たるかどうかの判断が重要だと気付いた。多くのいじめは重大事態として扱うべきではないか。 + + +「いじめにより発生した」ことが条件ではあるものの、ひとつのポイントは「疑いがある」という文言。いじめの発生が疑いにすぎなくとも、重大被害が発生したと疑われるときには、この要件が満たされる。 + +</MessageBubble> +:::note +##### 📘 重大事態とは + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +[いじめ防止対策推進法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071) [第5章「重大事態への対処」](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071)に記載のある、次のいずれかの事態。 + +1. いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき。 +1. いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき。 + +前者を「自殺等重大事態」、後者を「不登校重大事態」と呼ぶこともあるそうです。 + +上記の条件が満たされていなくとも、保護者や当事者の子どもから申請があったときには、重大事態が発生したと認める必要があります。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また特に重要なところは、児童・生徒や保護者から申立てがあったときには、疑いが生じたものと解して重大事態に該当すると判断を下す必要があるとされているところ。 + + +精神被害は、いじめを苦にした結果、精神性の疾患を新たに発症し、または従前からの精神性疾患が一層悪化した場合。これは医師の診断に基づき判断する必要があるとされているが、たとえばPTSDも医師の診断が出る部分だろう。 + +</MessageBubble> +:::note +##### 📘 重大事態の個別要件 + +重大事態となる個別要件は、[いじめ防止対策協議会(平成27年度)(第4回)配付資料](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/116/shiryo/1367335.htm)の[「重大事態」の解説(案)](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/116/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/03/08/1367335_2_1.pdf)には次のように記載されています。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +--- + +**自殺等重大事態の個別的要件** +1. 生命被害 +生命に(対する)重大な被害、すなわち死及び自殺未遂 +1. 身体被害 +身体に(対する)重大な被害、具体的には、おおむね30日以上の加療を要すると見込まれる重大な傷害を目安とする +1. 財産被害 +財産に(対する)重大な被害、具体的には、財産に対する(金銭以外の財産である場合は金銭換算で)おおむね○○万円以上の重大な損害(継続的ないじめの実行行為により財産的損害の累計がこの水準に達した場合を含む)を目安とする +1. 精神被害 +精神に(対する)重大な被害、すなわち精神性疾患を指す。神性疾患の発症や悪化は、医師の診断に基づき判断する必要がある + +**不登校重大事態の個別的要件** + 「相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている状態」における「相当の期間」の意義については、「[児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm)」における不登校の定義を踏まえ、年間30日を目安とする。具体的には、いじめにより欠席を余儀なくされた疑いがある日数が年間30日(目安)に達したときに、この要件が満たされる(ただし、児童・生徒が一定期間、連続して欠席しているような場合には、上記目安にかかわらず、学校の設置者または学校の判断により、迅速に調査に着手することが必要)。 + +--- + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + なお、上記の資料には不登校の定義が見あたりません。統計を取る上での長期欠席者数については、[こちらに定義が記載され](https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/shidou/yougo/1267642.htm)ていて、「児童・生徒指導要録」の「欠席日数」欄の日数により、年度間に連続または断続して30日以上欠席した児童・生徒 となっています。 + +「不登校の定義を踏まえ、年間30日を目安とする」ということは、「連続または継続して」という要件は不要なのではと思います🤔 + +::: + +#### 市長報告の内容 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態が発生したら、公立学校は、当該学校を設置する地方公共団体の教育委員会を経由して当該地方公共団体の長へまず報告する必要がある。 + +つまり市長に報告が上がる。その際の報告内容は次のようなもの([不登校重大事態に係る調査の指針](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2016/07/14/1368460_1.pdf)より)。 +- 学校名 +- 対象の児童・生徒の氏名 +- 学年、性別 +- 重大被害の具体的内容 +- 報告の時点における対象児童・生徒の状況 +- 重大事態に該当すると判断した根拠 + +この報告は、重大事態が発生したと判断した後、ただちに行うものとされている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに学校もしくは学校の設置者(市教育委員会)の下に組織を設けて、そこで調査する。 + +重大事態に認定されると、情報共有をしっかりしなければならない。各教育委員に説明したり、総合教育会議でも話し合ったりしたほうがよい、とされている。 + +</MessageBubble> + + + +#### 重大事態は組織で対応する + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態と認められた場合には、組織的に対応しなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回やり取りしていても、(先生や)教育委員会の困難・苦難が伝わってくる。調査を担当する担任の先生や、教育委員会の職員も、普段の職務に加えて個人で対応することになれば、ストレスがかかる。最悪の場合、担当できなくなる恐れもある。 + +先生や職員の個々人に委ねてしまうと限界がある。そのため、重大事態と認定されたときには、組織的に対応しましょう、という仕組み。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +担任の先生が熱心であればあるほど、自分の中で抱え込まれたり、自分が解決しなければならない、迷惑はかけられないと思われたりする。それを組織で共有していきましょうということ。これが重大事態というもので、ちゃんと組織をつくって調査を進めていかなければならない。 + +</MessageBubble> + +### ②これまでのいじめ重大事態件数は? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これまでに教育委員会が重大事態として扱ってきたいじめの件数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +5年以上さかのぼっての過去は分からないが、5年以内では2件。 + +</MessageBubble> + +#### 今事例はなぜ重大事態ではないと判断した? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回の背景になっている事例は、重大事態に該当すると思うが、重大事態としては扱っていない。重大事態ではないと判断する理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +先ほど議員が述べた3件の重大事態の要件がまずひとつの判断。 + +また我々が対応している中で実際に感じている問題点として、いじめの対応は、重大事態であるか否かによって変わるべきものではない。重大事態等をいじめ防止対策推進法において行っていくことで生じる課題もある。 + +議員の指摘と同様だが、現場においては子どもたちに実際に対応する時間等が必要。しかしその時間が、報告書の作成や、さまざまな情報交換等で奪われてしまうということも事実としてある。膨大な時間がかかる。その中でいじめへの対応が実際は遅れてしまうこともあるので、これはケースによって判断すべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +対応が遅れてしまうというのは、やはり組織的な問題だと思う。リソースが足りていないことも大きな問題。 + +そのリソースが足りていないところをどう改善していけばよいかというと、ひとつは教育長の判断。人を追加するところもある。 + +また、教育委員会の中でリソースが足りていないんだったら、市長のほうで、市も協力しますよという話が出てこなくてはならない。重大事態はそのための仕組み。 + +</MessageBubble> + +#### ほとんどのケースを重大事態として扱った方が教育委員会のリソースを圧迫しないのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまりほとんどのケースは重大事態として扱ったほうが、最終的に教育委員会のリソースを圧迫しないことになる。教育長の認識は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +いじめ問題の解決に向けては、ものすごく調査の時間を要し、正確性も求められる。また報告書へまとめるに当たり、委員会の中で、さまざまな関係各位からの意見をいただいた中で報告書をまとめていく。事務局として当然関わってくるものが多くなってくる。言い訳じみた話になってしまうが、昨今のコロナ禍において陽性報告があり、その報告を第一に受ける部署と、いじめ問題の対応をする部署が同じところ。そういったところの業務逼迫というのは、たしかにある。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### それならば、早急に人を追加するか、担当部署を替えるべきで、「コロナ対応が多忙だからいじめ対応できない」など言語道断です。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育部長(川上)" align="left"> + +今現在、そういったことにも対処すべく、どうマンパワーを振り分けていくかというところで、組織的な対応を図っている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### どんな対応か、次の一般質問で確認します。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その組織的な問題は、市長も含めて考えなくてはならないし、教育長に先導してやってもらわないといけない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[Protect Children(プロテクトチルドレン)](https://protectchildren-eternity.jimdofree.com/)というNPOの方を御存じと思う。この方は、保護者の味方や教育委員会の味方という立場ではなく、子どもの味方として子どものことを第一に考え、重大事態等の話も詳しくしていただけるようだ。そういった方と一度話す機会も設けていただきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態ではないと判断したのは教育委員会の都合か、法に照らしてか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ひとつ、今回のことが重大事態に本当に該当していないのかはすごく疑問。(年間で)30日間、不登校と言える状態があったら、重大事態に認めなくてはならない。そのあたり大丈夫か。 + +いじめ防止対策推進法に違反して、つまり重大事態として扱わなければならないのに扱わず対応していた場合、当事者だけではなく先生方からも訴訟を起こされる可能性もあるが、大丈夫か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会の都合上重大事態ではないと認めたのか、それとも法に照らして重大事態ではないと認識したのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +個別具体の事例についてここでは述べられないが、基本的な対応としては、やはり法に基づいて行うべきもの。 + +その中で、まず前提として、法の立てつけ(枠組み)を考えなくてはいけないのが、そもそもいじめの対応は教育の場において教育的な対応における方針を策定するところであって責任追及の場ではないということ。 + +対応の中で責任追及が主眼になっていき、重大事態の対応が非常に困難になっていくという経験則がある。ここも踏まえて、事案に対応するのに何が適切なのかということは判断すべきと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態について誤解がある + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このあたり、Protect Childrenの方によるとかなり誤解が多いところ。今後またこれでやり取りする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめは市全体の問題でもある。今回の件ということではないが、コロナ禍で鼻マスクをしているだけでもいじめの原因になる。以前から総務部にも言っているように、市全体で差別などが起こらないよう周知をしっかりしなさいと言っているが(やらないので)、結果として子どもたちにいじめの発生のきっかけを与えるようなことになっている。 + +市全体として共有してもらうためにも、重大事態という仕組みはちゃんと考えられた仕組みだと思うので、ちゃんと向き合ってもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ③いじめの本質的原因を見つけるためどのような切り口で調査分析している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめの本質的原因を見つける際、どのような切り口で調査分析しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +学校がいじめを認知した際には、いじめの行為をすぐにやめさせた上で、把握した事実関係をもとに、背景と考えられる +- 児童・生徒の心理面や発達課題 +- 家庭状況や進路への取組 +- 学級・学年や学校外活動に関する状況 +- 教員との関係 + +等の視点で原因を調査分析し、解決策を探って対応する。 + +</MessageBubble> + +### ④いじめ被害者家族との情報共有は文書ベースで行うべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +特にいじめ被害側家族との情報共有は、口頭ではなく文書ベースで行うべきと考えるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +いじめを認知した際には、学校が加害児童・生徒や関係児童・生徒への聞き取り等による事実確認を迅速かつ丁寧に行い、被害児童・生徒の保護者に確認した状況等をお伝えすることが必要。 + +継続して対応することを要する場合などには、状況等に応じて報告の仕方を選ぶ必要があると捉えており、保護者との情報共有を必ず文書で行うべきとの考えはない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤個人情報の過剰な保護が原因究明や共通認識形成の壁では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +校長や教員の個人情報保護に対する認識が過剰なため、原因追究や共通認識の形成に不可欠な情報が被害側家族との間で共有されないケースもあると考えられるが、どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +いじめの問題の解決に向けて、被害児童・生徒保護者と情報共有することは重要だが、個人情報に配慮することも必要と考えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑥市長への手紙のように教育長への手紙を設け、相談も受けては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ問題では教育委員会や学校組織の抱える構造的問題が本質的原因の一端であるケースも多いのではないか。 + +そういった問題等に関し、担当者とのやり取りでは状況の改善につながらないため、教育長に直接相談できる仕組みが欲しいという声が多い。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長への手紙のように、教育長への手紙を設け、その制度を通じて相談も受けてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +現在、法の規定に基づき、教育総務課に教育行政に関する事務の全般に関する意見や要望を受け付ける教育行政相談窓口を設けている。それぞれの相談等の内容に応じて窓口で対応するほか、必要に応じて担当の部署を御案内している。 + +今後も、市民の皆様からの意見、御相談を丁寧にお伺いし、教育行政の推進を図っていく。 + +</MessageBubble> + + +:::note +##### 参考資料 + +- [いじめ防止対策推進法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071) +- [平成29年3月16日「いじめの防止等のための基本的な方針」の改定及び「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」の策定について(通知)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1400142.htm) + - [いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年3月・文部科学省)](https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf) +- [不登校重大事態に係る調査の指針について(通知)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1368460.htm) + - [不登校重大事態に係る調査の指針(平成28年3月・文部科学省)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2016/07/14/1368460_1.pdf) +- [令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(通知)](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/174/gijiroku/1422236_00003.htm) +- [いじめ防止対策協議会(令和3年度)(第3回) 議事要旨](https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/174/gijiroku/1422236_00003.htm) +- [児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm) +- [千葉県柏市教育委員会・いじめ重大事態・子どもの自殺発生時の対応フロー](https://www.city.kashiwa.lg.jp/documents/28255/r3ijimerenkyosiryou3.pdf) +- [夢みる小学校](https://www.dreaming-school.com/) +- [令和4年・請願第12号](https://kodaira-kodomo.com/keii/) +- 小平市 + - [小平市いじめ防止基本方針](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html) + - [小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001133.html) + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai.mdx new file mode 100644 index 0000000..3790f2e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai.mdx @@ -0,0 +1,163 @@ +--- +first: 2022-05-07 +description: 令和3年度3月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を" +tags: + - 一般質問 + - 人権侵害 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1302&schedule_id=6&minute_id=60&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年3月4日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +市内の幼稚園や保育所等の保育施設に子どもを通わせている保護者の方から、園児のマスク着用が実質的に強制されており、園長に相談しても改善しない状況があるという声が届いています。 + +令和4年2月15日付の厚生労働省・事務連絡や内閣官房の『新型コロナウイルス感染症対策・基本的対処方針に基づく対応』には次のとおり記載されています。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"令和4年2月15日厚労省事務連絡:保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&Aについて"} href={"https://web.archive.org/web/20230306082828/https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000907503.pdf?page=21"}> + +マスクを着用する場合には、息苦しくないか、嘔吐していないかなどの子どもの体調変化に十分注意するほか、本人の調子が悪い場合などは無理して着用させる必要はないこと。さらに、一律に着用を求めたり、児童や保護者の意図に反して実質的に無理強いすることにならないよう、現場に対して留意点を丁寧に周知し、適切な運用につなげる。 + +</BlockQuote> + +<BlockQuote refs={"内閣官房:新型コロナウイルス感染症対策・基本的対処方針に基づく対応"} href={"https://web.archive.org/web/20220216024054/https://corona.go.jp/emergency/"}> + +特に、保育所等の施設側の意向として、たとえば一定年齢以上の子どもに一律にマスクの着用を求めることや、子どもやその保護者以外の第三者の指摘等により着用を促すことがないよう、子どもや保護者の意向に沿って着用を奨めることとし、決してその意向に反して着用を無理強いすることがないようにお願いします。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +つまり、 + +・一律でマスクを着用すること +・保護者の意向に沿わないこと +・子どもやその保護者以外の第三者の指摘等によりマスク着用を促すようなこと + +は、すべて国の方針に反する行為です。このあたりのことを理解されていない幼稚園等があるようです。また、市民がマスクの強要を市に相談しても、きちんと対応してくれない状況があることなどから質問しました + +時間がなかったため再質問はできませんでしたが、子ども家庭部の答弁は、いつもながらに主体性のない残念なものでした。別の手法でアピールしていきます。 + +--- +(市の保育施設や幼稚園において): + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| マスク着用の強制は許されるのか | [無理して着用させるものではない](#市内の保育施設や幼稚園においてマスク着用の強制は許されるのか) | +| 学校のような感染症予防ガイドラインはあるか | [ない](#市内の保育施設や幼稚園において教育委員会のような感染症予防ガイドラインは設けているか) | +| 請願第12号にならったガイドラインを | [国の通知等を引き続き周知する](#市内の保育施設や幼稚園にも請願第12号にならったガイドラインを) | + + + +<embed src="/pdf/20220304-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内のある幼稚園において、園児のマスク着用が強制されており、園長に相談しても改善しない状況があるという声が届いている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +請願第12号「市立小・中学生の健全な成長、発達のために教育活動における制限の緩和を求めることについて」に関し2月2日の生活文教委員会審査の場でも述べたように、低年齢の子どもがマスクを常用することによるリスクはさまざま示されている。特に就学前児童への悪影響が大きいことは想像に難くない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +必要以上の対策によって、子どもたちが身体や精神に取り返しのつかない害を被ることのないよう、保育施設、幼稚園においても、少なくとも同請願事項に倣った対応が必要と考え質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①市内の保育施設や幼稚園においてマスク着用の強制は許されるのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +保育所、認定こども園、地域型保育事業所、学童クラブなどの市内保育施設及び市内幼稚園において、マスク着用の強制は許されるのか。「マスク着用の強制が許されるか、否か」について、明確かつ簡潔な回答をいただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +指摘された事例の詳細は承知していないが、国の基本的対処方針によると、マスクの着用を勧めるものの、無理して着用させるものではないと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +マスク着用の強制が許されるか否かを質問したが、それに答えず、無理して着用するものではないとは何か。マスク着用の強制は許されないとなぜ言わないのか。 + +</MessageBubble> + +#### マスクの問題は多様性にも関連している + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +請願第12号の委員会審査の場でも述べたが、趣旨は多様性を認めるということ。発達障害という診断が出たからマスクを外せるとか、そういう話ではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +発達障害というのは、あくまでも医学上の診断を出すための、ひとつの分類。分類に当てはまらない特性の人もたくさんいるし、個々人の違いもたくさんある。たとえば感覚過敏の方も程度の差がたくさんある。 + +発達障害という診断が出ない人もいる。そういった人たちのことを考えて、マスクが着用できない人たち、着用したくない人たちのこともちゃんと考えて対応しなくてはならない。 + +そういったところで今回の答弁は本当に残念。子ども家庭部の姿勢がよく分かる。 + +(時間切れのため、再質問はここで終了しました。以降は通告書に従った質問と初回の答弁-最初に読み上げられるもの-です。) + +</MessageBubble> + +### ②市内保育施設や幼稚園において感染症予防ガイドラインはある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内の保育施設、幼稚園における感染症対策には、教育委員会における小平市立学校版感染症予防ガイドラインのようなガイドラインは設けているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +保育施設、幼稚園、いずれにおいても、国のガイドライン及び国や東京都から随時発出される関連通知等を踏まえた対応をしているため、市独自のガイドラインは作成していない。 + +</MessageBubble> + +### ③市内の保育施設や幼稚園にも請願第12号にならったガイドラインを +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +請願第12号の請願事項に倣い、市内保育施設、幼稚園に向けたガイドライン等にも、マスク常用のリスクやさまざまな特性によりマスク着用が適さない児童のいることを、保育者、保護者、児童に周知するよう記載等し、各保育施設や幼稚園に周知徹底を図る必要があると考えるがどうか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +国の通知等において、マスク着用時の注意点や、子どもの発達等に応じた対応が示されているので、引き続き保育施設や幼稚園に周知していく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/ijime-flow.drawio b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/ijime-flow.drawio new file mode 100644 index 0000000..c555556 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/ijime-flow.drawio @@ -0,0 +1,37 @@ +<mxfile host="65bd71144e"> + <diagram id="l96cSE0MkJBUikiaBPxF" name="ページ1"> + <mxGraphModel dx="482" dy="215" grid="1" gridSize="10" guides="1" tooltips="1" connect="1" arrows="1" fold="1" page="1" pageScale="1" pageWidth="827" pageHeight="1169" math="0" shadow="0"> + <root> + <mxCell id="0"/> + <mxCell id="1" parent="0"/> + <mxCell id="4" style="edgeStyle=none;html=1;entryX=0.5;entryY=0;entryDx=0;entryDy=0;" edge="1" parent="1" source="2" target="6"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="60" y="70" as="targetPoint"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="2" value="いじめの認知" style="rounded=1;whiteSpace=wrap;html=1;" vertex="1" parent="1"> + <mxGeometry width="140" height="40" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="7" style="edgeStyle=none;html=1;" edge="1" parent="1" source="6"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="70" y="190" as="targetPoint"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="8" style="edgeStyle=none;html=1;" edge="1" parent="1" source="6"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"> + <mxPoint x="180" y="115" as="targetPoint"/> + </mxGeometry> + </mxCell> + <mxCell id="6" value="重大事態に<br>該当するか?" style="rhombus;whiteSpace=wrap;html=1;" vertex="1" parent="1"> + <mxGeometry y="80" width="140" height="70" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="10" value="YES" style="text;html=1;strokeColor=none;fillColor=none;align=center;verticalAlign=middle;whiteSpace=wrap;rounded=0;" vertex="1" parent="1"> + <mxGeometry x="70" y="150" width="30" height="10" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="11" value="NO" style="text;html=1;strokeColor=none;fillColor=none;align=center;verticalAlign=middle;whiteSpace=wrap;rounded=0;" vertex="1" parent="1"> + <mxGeometry x="140" y="100" width="20" height="10" as="geometry"/> + </mxCell> + </root> + </mxGraphModel> + </diagram> +</mxfile>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..437d541 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..c725690 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..a4a2965 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..15d9ea8 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを](./1-mizukara-rissuru-sikumi/) +- [(2)いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう](./2-ijime-taiou-minaosi/) +- [(3)保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を](./3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/1-sityou-bousai-honkijanaidesyo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/1-sityou-bousai-honkijanaidesyo.mdx new file mode 100644 index 0000000..b83b159 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/1-sityou-bousai-honkijanaidesyo.mdx @@ -0,0 +1,872 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和3年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)防災に対し、市長は本気で取り組むのか" +tags: + - 市長の姿勢 + - 防災 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1225&schedule_id=4&minute_id=270&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの1件目です。 + +- 新市長は防災・減災を政策の三本柱に据えているものの、具体策はゼロに見える +- これでは「選挙に受かるためだけ」に防災・減災を掲げたと思われても仕方がない +- 個別避難計画はないに等しい +- 自主防災組織の育成や活性化も消極的 +- 自主防災組織の幹部の声を伝えても、真摯に受け止めている様子がない +- 地区防災計画に関してはホームページすらないが、意に介していない +- 全体的に、防災に関して、新しいことをやる気がまったく感じられない + +市長を始め、担当部長も、新しいことが期待できない、非常に残念な答弁でした。 + +--- + +一方、今回は質問に当たって専門家の方から多くのことを学ばせていただき、次のようなことが判明したことはよかったことです。 + +- 避難行動要支援者登録名簿の作成や更新作業を利用すれば、「個人情報保護の壁」をうまく乗り越えながら、市民どうしのつながりやコミュニティ強化が行えそうだ +- 地区防災計画の策定作業を通じて、まちづくりや人のつながりづくりができる +- 地区防災計画の策定支援事業を行っている自治体もある +- 地区防災計画で内閣府のモデル地区に選定されると専門家の派遣等サポートがある +- 改善することは多いため、市長が少し何かをすれば、大きな実績になるはずだが… + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210610-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長は、政策の三本柱のひとつに、防災・減災(災害に強い小平市をさらに安心安全なまちへ)を挙げている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかし、今後一年間の主要な施策を決める肉付け予算としての一般会計補正予算第4号には、防災・減災関連の目立った新規施策がない。 + +また、本年5月15日に総合水防演習が行われた際、市長は「自宅で過ごす」とSNSで投稿し、多くの市民から批判を受けている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当事者意識の著しい欠如が感じられ、市長の防災に対する姿勢を疑わざるを得ない。市長の防災・減災に対する本気度を確認する意図をもって、次の質問をする。 + +</MessageBubble> + +### ①新市長は小平市の防災をどう変える? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新市長として、小平市の防災をどのように変えていく予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市における防災対策の取組の方向性や対策は、現在修正を進めている[小平市地域防災計画](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/pubcome/090/090119.html)に規定されており、引き続き着実に推進していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の感染症対策など、その時々の社会情勢に柔軟に対応した対策を講じることにも努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +引き続き、市民、事業者、行政がそれぞれの責務を認識し、役割を果たしながら、自助、共助、公助の取組を推進することにより、自然災害から市民の生命、身体及び財産を保護し、災害に強い小平の実現を図っていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長が政策の三本柱にしている防災。新しいことがないどころか、目立ったことも特にない。これまでと変わらない。非常に残念な答弁だ。 + +</MessageBubble> + +### ②公約「要配慮者の支援体制を拡充」の具体的プランは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長の87の政策8項に、防災・減災に関して「障がい者、独居・日中独居の高齢者等要配慮者の支援体制を拡充します」とあるが、具体的なプランは。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市では避難行動要支援者登録名簿を作成し、関係機関に提供するとともに、登録者への救急医療情報キットの配付を通して、地域での支援体制を整備している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🕵 避難行動要支援者登録名簿の作成・更新作業を通じ市民とのつながりを + +平成25年6月の[災害対策基本法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223)の一部改正で、市町村に『避難行動要支援者名簿(以下、名簿と呼びます)』の作成が義務付けられるようになりました。この名簿の作成と活用に関する具体的な手順は、平成25年8月に内閣府が策定・公表した「[避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針](http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/youengosya/)」にまとめられています。 + +この名簿に登録されているのは、災害時や救急時に避難等の支援を必要とする方です。名簿に登録されている方のうち、消防署などの関係機関へ個人情報を提供することに同意した方については、普段から関係機関で情報を共有しています。なお、9月1日を基準として、名簿は毎年更新されています([市サイト](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/058/058401.html))。 + +災害対策基本法の当該部分を紐解いてみました。まとめると、次表のようになります。 + +<details> +<summary>災害対策基本法の当該部分(ここをクリックで表示)</summary> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +> **[災害対策基本法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223)** +> +> **[第49条の10(避難行動要支援者名簿の作成)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223#Mp-At_49_10)** +> +> 市町村長は、当該市町村に居住する要配慮者のうち、災害が発生し、又は災害が発生するおそれがある場合に自ら避難することが困難な者であつて、その円滑かつ迅速な避難の確保を図るため特に支援を要するもの(以下「避難行動要支援者」という。)の把握に努めるとともに、地域防災計画の定めるところにより、避難行動要支援者について避難の支援、安否の確認その他の避難行動要支援者の生命又は身体を災害から保護するために必要な措置(以下「避難支援等」という。)を実施するための基礎とする名簿(以下この条及び次条第一項において「避難行動要支援者名簿」という。)を作成しておかなければならない。 +> +> **2** 避難行動要支援者名簿には、避難行動要支援者に関する次に掲げる事項を記載し、又は記録するものとする。 +一 氏名 +二 生年月日 +三 性別 +四 住所又は居所 +五 電話番号その他の連絡先 +六 避難支援等を必要とする事由 +七 前各号に掲げるもののほか、避難支援等の実施に関し市町村長が必要と認める事項 +> +> **3** 市町村長は、第一項の規定による避難行動要支援者名簿の作成に必要な限度で、その保有する要配慮者の氏名その他の要配慮者に関する情報を、その保有に当たつて特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができる。 +> +> **4** 市町村長は、第一項の規定による避難行動要支援者名簿の作成のため必要があると認めるときは、関係都道府県知事その他の者に対して、要配慮者に関する情報の提供を求めることができる。 +> +> **[第49条の11(名簿情報の利用及び提供)](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=336AC0000000223#Mp-At_49_11)** +> +> 市町村長は、避難支援等の実施に必要な限度で、前条第一項の規定により作成した避難行動要支援者名簿に記載し、又は記録された情報(以下「名簿情報」という。)を、その保有に当たつて特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができる。 +> +> **2** 市町村長は、災害の発生に備え、避難支援等の実施に必要な限度で、地域防災計画の定めるところにより、消防機関、都道府県警察、民生委員法(略)に定める民生委員、(略)市町村社会福祉協議会、自主防災組織その他の避難支援等の実施に携わる関係者(次項において「避難支援等関係者」という。)に対し、名簿情報を提供するものとする。ただし、当該市町村の条例に特別の定めがある場合を除き、名簿情報を提供することについて本人(略)の同意が得られない場合は、この限りでない。 +> +> **3** 市町村長は、災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、避難行動要支援者の生命又は身体を災害から保護するために特に必要があると認めるときは、避難支援等の実施に必要な限度で、避難支援等関係者その他の者に対し、名簿情報を提供することができる。この場合においては、名簿情報を提供することについて本人の同意を得ることを要しない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</details> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<table> +<caption>災害対策基本法(該当部)まとめ</caption> +<thead> +<tr><th>時点</th><th>概要</th></tr> +</thead> +<tbody> +<tr> +<th>名簿<br />作成時</th> +<td> + + + +- 市町村は名簿をつくらなければならない +- 市長村長が必要と認めれば、名簿の記載事項を任意に追加設定できる +- 名簿作成に当たって、本人の同意は必要ではない(要確認) +- 市長村長が「名簿作成のために必要あり」と認めれば、都道府県知事に個人情報の提供を求められる + +</td> +</tr> +<tr> +<th>平常時</th> +<td> + +- 本人の同意が得られれば、次の各関係機関に、避難支援等の実施に必要な限度で情報を提供する + - 消防機関 + - 都道府県警察 + - 民生委員 + - 社会福祉協議会 + - 自主防災組織 + - その他の避難支援等の実施に携わる関係者 +- 条例に特別の定めがあれば、本人の同意がなくとも上記機関に情報提供できる + +</td> +</tr> +<tr> +<th>災害<br />発生時</th> +<td> + +- 市長が必要と認めるときは、本人の同意なく、避難支援等関係者に対し名簿情報を提供できる + +</td> +</tr> +</tbody> +</table> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +名簿に関して、法的には個人情報の取り扱いについての規定が主なものです。平常時に各関係機関に情報を提供することに関しては本人の同意が必要とされる一方で、名簿を作成する際や災害発生時には、各機関へ情報提供することに関し本人の同意は不要とされています。 + +逆に考えれば、「災害に備えるため」という前提があれば、地域のつながりづくりで障壁になっている「個人情報保護の壁」を一部乗り越えられる可能性があります。名簿の作成や更新のための作業を通じ、市民とのよりよい関係づくりができるような運用の仕方があるのではないでしょうか。 + +ところで、小平市において、名簿登録の対象者は誰で、名簿提供先の関係機関はどこなのでしょうか。たとえば次の資料に記載があります。 + +- [避難行動要支援者登録名簿とは](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/58401/058401/att_0000001.pdf) +- [小平市避難行動要支援者(災害時要援護者)避難支援マニュアル](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/58401/058401/att_0000006.pdf) + +しかし、次のような肝心のところがよく分からない資料です。後日確認します。 + +- 対象者は「名簿への登録」が自動的になされるのか(法的にはOK) +- 対象者が年に1回の申請をしなかった場合、名簿から削除されるのか、そうなる人数はどれくらいか +- 75歳以上の高齢者やそのほかの方は対象が限定されている、どうやって毎年周知しているか + +また、名簿の提供先として「協定を締結した自主防災組織等」とあります。しかし、たとえば、市の[地域における災害時の支援体制づくりを進めています](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/058/058401.html)というページには、自主防災組織と協定を結んだ例は記載されていません。協定書のフォーマットも掲載されていません。自主防災組織との連携を積極的に行わない理由が分かりません。これも後日確認します。 + +::: + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +引き続き、近所の方や自治会などとの交流の必要性について周知を図るとともに、改正災害対策基本法に基づき関係機関と協力しながら避難行動要支援者の個別避難計画の作成に努めていく。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🕵 情報カードの記入が個別避難計画? + +市長が触れた「個別避難計画」というのは、個別計画のことだと思われます。内閣府が出した[避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針](http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/youengosya/)の第II部第4で、たとえば次のように述べられています。 + +> 市町村は、民生委員や社会福祉協議会、自主防災組織や自治会、福祉事業者等に、避難行動要支援者と避難支援等関係者の打合せの調整、避難支援等関係者間の役割分担の調整等を行うコーディネー +ターとしての協力を得て、それらの者と連携しつつ、一人一人の個別計画の作成内容や進捗状況、フォローアップ状況等を把握し、実効性のある避難支援等がなされるよう、個別計画の策定を進めていくこと。 +> +> また、平常時から避難行動要支援者と避難支援等関係者が、避難支援等の具体的な支援方法について入念に打合せるよう、避難支援等関係者に協力を求めること。 +> +> <p class="ref"><a href="http://www.bousai.go.jp/taisaku/hisaisyagyousei/youengosya/">避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針 第II部第4</a></p> + +しかし、小平市は、次の質疑で明らかなように、指針に書かれているような個別の避難計画を定めていません。代わりに「個別支援計画」というものを定め、それを個別計画に位置づけている、と答弁しています。 + +> (名簿)登録の申込書の裏が、今御説明したとおり(避難行動要支援者)情報カードになってございます。この情報カードにつきましては、市としては個別支援計画というふうに位置づけておりまして、これをもって、避難行動要支援者を避難支援してくれる方ですとか、あとは緊急時の家族対応、また、今どんな介護サービス、障害サービスを使っているかといったところを把握することで、個別計画ということで位置づけているところでございます。 +> +> <p class="ref"><a href="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1175&schedule_id=3&minute_id=126&is_search=true">令和2年12月定例会の答弁</a></p> + +情報カードは次のようなものです。 + +[避難行動要支援者名簿登録申込書 兼 救急医療情報キット支給申請書 (避難行動要支援者情報カード)](http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/43155/043155/att_0000003.pdf) + +この情報カードに記載してもらい、それをもって個別計画とするのは、さすがに無理があると思います。情報カードを内閣府の取組指針にどのように適合させるのでしょうか。確認が必要です。 + +::: + +#### 見守りが必要な方々に普段から接点をもつための具体策は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +名簿に記載されている方々の状況は日々変わってくる。普段から見守りが必要な方々に関して、コミュニケーションをどう取っていくか、具体的にどうやるかが一番重要。他人どうしがプライバシーを守りながらうまくつながることに関しては、小平市の[介護予防見守りボランティア事業](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/024/024391.html)でも、実際に何をしてよいのか、分からない状況がひとつある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、立川市の大山団地では、記念日などにプレゼントを届けに行くことで、そのご家庭の状況を把握するなどもある。そういった、普段から状況を確認するような具体的なアイデアは持っているか。 + +これは市長の政策なので、市長にぜひ伺いたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +防災の面で答える。市長答弁にもあった個別避難計画を策定する際にも、地域住民もしくは自主防災組織、消防団、そういったところと常日ごろから関係づくりをする指針も示されているので、そういったことが重要になる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(滝澤)" align="left"> + +また名簿についても、協定を結んで自治会等にも配布、情報提供しているので、平時から避難が必要な方について把握していただくことで災害があったとき避難につながると考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🙁 なぜか消極的な市の姿勢 + +先ほども記載したように、自主防災組織と協定を結んだ例はありませんし、自治会にも丸投げのような印象があります。積極的に関わっていこうという意思が感じられません。なぜなのでしょうか…。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +難しいところはあると思うが、たとえば市役所や社協、コミュニティソーシャルワーカーの方々が、名簿に登録のある方々のところに、特に用がなくとも挨拶に行ったり定期的に顔を見せに行ったりされてもよいのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは、見守りボランティアの方々に担当を割り振り、定期的に挨拶や顔を見に行ってもらうこともできるのではないか。個人情報保護の観点から問題があるかもしれないが、防災関係ということでクリアできるのではないか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 💪 見守りボランティアの方々に協力いただくことも可能では + +災害対策基本法を読むと、名簿作成のためであれば、市長の権限で、個人情報の取り扱いを比較的自由に決められるようです。見守りボランティアの方々と必要な情報を共有できるのではないでしょうか。今後確認していきます。 + +::: + +### ③自主防災組織が抱えている課題と対策は +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の自主防災組織が抱えている課題とその対策は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +自主防災組織を構成している世帯の割合が課題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +対策として、本年度から、世帯数が10世帯以上50世帯未満の組織についても自主防災組織として市で登録できるように取り扱いを変更しており、引き続き小規模な自主防災組織への活動支援の充実に努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もっといろいろな問題や課題がある。 + +たとえば、 + +- 自主防災組織の方々の高齢化 +- 新陳代謝がない +- 横の交流がなくなっている +- 市役所とのつながりが薄い + +など。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🕵 消防庁アンケート結果に示された課題 + +上に示した以外にも、自主防災組織の課題は、さまざまあります。消防庁が平成28年度に行った自主防災組織に対するアンケート調査では、次のようなことが挙げられています。 + +- リーダー等の人材育成が進んでいない +- 防災活動の参加者が少ない +- 活動費や資機材の不足 +- 防災活動の企画や実施の仕方が分からない + +([消防庁:自主防災組織等の充実強化方策に関する検討会](https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/kento189.html)) + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、若い人がいないことについては、都営住宅の場合、若年夫婦や子育て世帯向けの「定期使用住宅」の区分だと、入居期間は10年ぐらいまで。 + +入居から5年たった段階で、ほかの都営住宅に申し込むことができる制度なので、5年で出ていってしまうケースも多い。 + +そのため、自主防災組織の隊員や隊長になかなかなれないというバイアスがある。そういったことは課題として把握しているか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🏢 定期使用住宅世帯は参加しにくい + +若年夫婦・子育て世帯向けに入居している世帯は、次のような条件があるため、先が見通せず、自主防災組織の隊員や隊長になりにくいバイアスがあります。 + +> 定期使用住宅は、原則 10 年間入居できる期限付きの住宅です。期間満了に伴い住宅を返還していただきます。ただし、入居から 5 年経過した後、入居資格にあてはまる場合は、その住宅に居住しながら都営住宅公募に申込みできます。 +> +> <p class="ref"><embed src="https://www.to-kousya.or.jp/opencms/export/sites/default/www_to-kousya_or_jp/toeibosyu/teiki/sikaku5-11/jyakunen_kosodate.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /></p> + +::: + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +たしかに、自主防災組織内における課題として、高齢化、日中に活動できる人員が不足していることは把握している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうしたら、市長の最初の答弁でそういうことも答えてほしい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 市長答弁が軽すぎる + +市長答弁が軽すぎます。通告書で課題は何かと聞いているのだから、こんなにすぐ答えられるのであれば、最初の答弁からしっかり答えるべきです。一応の対策をしている「構成世帯数が少ないこと」だけを課題に挙げるのは姑息と感じます。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は全体的に、PDCAのCであるチェック、つまり実態の把握や実態調査が弱いといつも感じている。 + +もう少し職員の方々が自主防災組織の隊長の方々に顔を見せに行ったり、出かけていったりする、そういう仕組みをつくったほうがよい。 + +</MessageBubble> + +#### 就任前に実施済みも市長の実績になる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、10世帯以上から自主防災組織をつくれるようにするのは、すでに令和3年度からそうなっている。市長の87の政策の第7項に入っていることが、実際は市長が実現する前にもう実現している。 + +これは市長が実現したこととしてカウントするのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +そう捉えていただいてよい。 + +</MessageBubble> + +#### 自主防災組織を10世帯から構成可能にする目的は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自主防災組織が10世帯から構成できるようにするのは、どんな課題に対し、どんな効果を狙ったものか。 + +10世帯から構成できれば、参加世帯の割合が少ないといった課題が解決するのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +自主防災組織の組織率を向上させるという目的で、まずは10世帯以上50世帯未満の組織もつくり上げていこうと考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 試験的な取組みはよいが丸投げ感あり + +試験的な取組みはよいことですが、丸投げ感があります。実際に自主防災組織が増えた数や、アンケートによって効果測定することは大前提ですが、よいことと思います。同時に、もっと市が積極的に関わっていかないと意味がないですね。 + +::: + +### ④自主防災組織との普段からの関係づくりは +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、自主防災組織との間で、普段からどんな関係づくりをしているか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +自主防災組織に対しては + +- 市の補助制度による防災資機材や訓練に要する[費用の支援](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/002/002671.html) +- 防災倉庫の貸与による物的支援 +- 地域での防災訓練の支援や地域防災フォーラムを実施 + +するとともに、希望する組織に対し、 + +- 東京都が実施する[東京都地域コミュニティ防災活動拠点電源確保事業](https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/comdengen.html) +- (一財)自治総合センターが実施する[コミュニティ助成事業](https://www.jichi-sogo.jp/lottery/comunity) + +を活用して、防災資機材の購入に要する費用の一部を助成している。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それは顔の見える関係づくりとは言えないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自主防災組織の隊長や幹部のメールアドレスを、市は把握していないようだが事実か。事実ならなぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +希望される自主防災組織の幹部のメールアドレスは把握している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 一部の幹部だけメールアドレスを把握していることに意味があるのか + +時間がないため深く質問しませんでしたが、いったい何のために一部の幹部だけメールアドレスを把握しているのでしょうか…。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自主防災組織はなかなか顔の見える関係ができない。 + +たまに幹部の方に顔を見せに行く、年に1回か2回ぐらい顔を見せに行くだけでも、頑張ろうかなという気分になるという声がある。 + +もっと頻繁に顔を見せに行くと、防災以外の町の情報も入ってくる。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +関係づくりは、窓口で申請書や報告書を提出いただくときに情報交換している。 + +また地域の防災訓練のときや緊急初動要員訓練などの各種訓練時にも、顔の見える関係づくりに努めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういうこともあるが、形式的な感じで終わるらしい。顔を見せに来てほしいという声を、酌み取ってもらいたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🕵 緊急初動要員訓練とは + +小平市の緊急初動要員訓練とは、 +- 防災連絡所 +- 小学校や中学校 +- 元気村おがわ東 + +などに参集し、 + +- 地区内の被害情報の収集 +- 初動本部との連絡 +- 地区内住民との情報交換 + +など発災時の初動活動を迅速かつ確実に行うために毎年実施しているもの。 + +たとえば令和元年度は合計853人が参加。 + +- 緊急初動要員:146人 +- 小・中学校の教員:422人 +- 地域の方々、自治会の方々や自主防災組織の方々:285人 + +([令和2年10月一般会計決算特別委員会より](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1169&schedule_id=4&minute_id=838&is_search=true)) + +285人のうち、自主防災組織のメンバーがどれくらい参加しているかは要確認事項です。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自主防災組織の交流会が中止になっている理由は。 + +コロナ禍関係のことかもしれないが、復活してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +毎年、地域防災フォーラムという形で自主防災組織の方と顔を合わせて実施していた。 + +今はコロナでなかなか開けない。今後、好転したら、当然実施していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤発災時、自主防災組織との情報連携は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +災害発生時、市と自主防災組織の間で、情報伝達はどう行われるか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +災害発生時は、自主防災組織に限らず、すべての市民の皆様に向け、 + +- 防災行政無線 +- 災害時緊急ホームページ +- 小平市メールマガジン +- Twitter + +などにより情報提供を実施していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特に自主防災組織だからと特別なことはなく、すべての市民向けの情報と同じ情報が流れていく、それでよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +せっかく自主防災組織というしっかりできている組織なのに、市と自主防災組織の、直接の情報パスがない。すごくもったいないと思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +基本的に自主防災組織については、災害時は自主的に自動で、避難誘導や安否確認及び避難所開設時は避難所の運営等に携わっていただく組織であると認識している。 + +そのため、災害時に通信手段が途絶えた際は、開設された避難所にお越しいただき、情報共有が図れるものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +自主防災組織とは、そういう組織なのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +集合住宅で実際に在宅避難になった場合、本当にそれで、「共助」と「公助」という考え方の中で、ちゃんと公助が効率的に回っていくのか疑問だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もう少し情報伝達を密にするようなことを考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 消防庁も情報連携の重要性を説いている + +> 災害情報の伝達ルートとしては、ラジオ、テレビ、インターネットの他、防災行政無線や緊急速報メールを通じて災害情報が伝達されるが、地域の情報を網羅的に収集し、地域の住民にきめ細かく情報を伝達するルートとして自主防災組織の果たす役割は極めて大きい。 +> +> 自主防災組織を災害情報の中継点として位置づけ、これを通じて、市町村や消防機関等から伝達すべき情報を流し、また、逆に地域の被害状況、住民の避難状況等を自主防災組織で収集し、市町村や消防機関等に報告することができるように地域の実情にあった仕組みを確立しておくことが必要である。 +> +> このため、自主防災組織は、防災計画により、情報班をおき、伝達係、収集係の責任者を明確にする必要がある。 +> +> <p class="ref"><a href="">消防庁・自主防災組織の手引:第2説 1. 情報の収集及び伝達</a></p> + +::: + +### ⑥市が在宅避難訓練のサポートを +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +楽しみながらできるような在宅避難訓練を、市として推奨・推進してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在、市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、避難所の収容人数が想定の3割程度となる状況を踏まえ、在宅避難への備えや重要性について + +- 市報 +- 市ホームページ +- SNS等 + +を活用して啓発に努めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +在宅避難時を想定し、各家庭で実際に体験する在宅避難訓練について、昨年11月1日配信の防災・防犯緊急メールマガジンにて紹介している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +今後も、引き続き、在宅避難への理解や備えを進める取組のひとつとして、さまざまな機会を捉えて啓発に努めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +啓発して効果はあったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +効果は、災害が起こってみないと分からない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +あとは今後、市政のアンケート等で、家庭内で回転備蓄とかそういうものをやっているというようなことで、数字に表れてくるとは思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +防災訓練で実際に在宅避難訓練したかどうかは分かる。訓練したかどうかは災害が起きる前の話。「災害が起きてから分かります」というのはおかしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +在宅避難訓練は、車中泊や家の近くの広場や公園でテント泊の訓練をする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば家の近くの広場を、テントを張って使うなら「普段からきれいにしよう」という気持ちも起こる。公園を使うなら公園にも愛着が湧いてくる。副次的効果も明らかに大きい。 + +</MessageBubble> + + +### ⑦地区防災計画の策定を通じてまちづくりや人のつながり復活を +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内の地区防災計画策定状況、それに対する市の評価と、市の地域防災計画で地区防災計画の作成の推進に取り組むとしているその内容は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本年5月末時点において、小平市地域防災計画に位置づけられた地区防災計画は策定されていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市の評価としては、小平市は平坦でかつ崖地や大きな河川等もないことから、各地区による地域特性の少ないことが影響しているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +地区防災計画の作成推進のための取組内容は、地域住民等から地区防災計画の素案の作成等の支援要請があった場合に支援していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +地区防災計画はとても重要。日ごろから共助の仕組みを強化することや、災害時、被災者のニーズを把握して必要な公助を早く効率的に届けるためにも重要だと専門家の方から伺っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +地区防災計画の策定は、まちづくり、まちのネットワークづくりにもつながる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +新型コロナウイルスの過剰な対応で分断されてしまった地域のネットワークを、また新しい形でつなげていくためにも、タイミング的にもちょうどよい。 + +</MessageBubble> + +#### 小平市は地区防災計画の情報がほぼゼロ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は、ホームページに地区防災計画のページすらない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[国分寺市はよくつくっている](https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/bousai/machizukuri/1016816.html)。高木町の自治会は、昭和59年3月におそらく全国で初めてとなる地区防災計画を策定したり。なぜこんなに違いがあるか非常に不思議。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +最低限、地区防災計画のホームページをつくってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="危機管理担当部長(秋田)" align="left"> + +地区防災計画は、その地区で課題があって、それを住民どうしが解決したいというときに作成されるもの。そういうことがあれば、市として支援していきたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### まったく答弁になっていない + +まったく答弁になっていません。もっと時間があれば深くつっこむのですが、課題が明らかにならない答弁ばかりでした。今後も継続して訴えていきます。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市が率先して前向きにやっていかないと、住民もやってよいのか分からない。やる気を刺激されないところがある。そういったところを率先してやってほしい。 + +</MessageBubble> + +### ⑧地区防災計画の策定を若手に委託しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +若い世代の方々に、市や社会福祉協議会(社協)が資金を提供し、地区防災計画策定を担ってもらうというアイデアがあるが、どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +地区防災計画は、地区居住者等が主体的に作成し、作成後は継続的な見直しを行う必要があることから、地区居住者等の積極的な参加意識の醸成が必要であると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ほかの自治体において策定支援事業等を実施している事例があることは把握しているが、まずは共助の中核を担う自主防災組織の結成の促進や育成を支援することなど、地区防災計画の策定へ向けた土台づくりに努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ⑨講習会参加者に認定書を発行し、地域防災で活躍してもらっては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +多様な防災リーダーを育成することに関しては、たとえば内閣府が育成用研修テキストを出しており、あきる野市、中野区などの取組み事例もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そういったものを参考にしつつより多くの方が参加できるような仕組みとして、たとえば市や社協の主催で、防災に関する講習会を定期的に実施する。その修了者に認定書を出し、その認定書をもつ方に、防災訓練等において役割を担ってもらい、普段から活躍の場を持ってもらうというアイデアがある。どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +例年、自主防災組織や自治会等を中心とした市民の皆様を対象に、地域防災フォーラムを開催し、自助、共助の重要性や避難所運営の際の留意点などについて啓発するなど、防災リーダーの育成に努めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また、東京都が実施する防災市民組織リーダー研修について、例年、自主防災組織の方々に受講していただいており、引き続き多くの方に受講していただけるよう積極的な情報提供に努めていく。 + +</MessageBubble> + +### ⑩防災訓練の日程を市のホームページや市報に記載しボランティアを募っては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +自主防災組織等が行う、市民が参加する防災訓練の日程を市のホームページや市報に記載し、各防災訓練に参加する地域ボランティアを募集するというアイデアがある。どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +訓練の参加人数の減少が課題になっているとの声を伺う場面もあることから、より効果的な対応策について、自主防災組織の方々の意見を伺いながら研究していく。 + +</MessageBubble> + + +:::note +##### 参考資料 + +- [内閣府:みんなでつくる地区防災計画](http://www.bousai.go.jp/kyoiku/chikubousai/index.html) +- [内閣府:防災白書](http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/) +- [地区防災計画の策定が地域コミュニティの防災力に対する成果と課題に関する研究](https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisss/31/0/31_97/_pdf/-char/ja) + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi.mdx new file mode 100644 index 0000000..06d18a8 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi.mdx @@ -0,0 +1,784 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和3年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)行き場のない子どもたちを見過ごすな" +tags: + - 発達障害 + - 学習障害 + - ディスレクシア + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1225&schedule_id=4&minute_id=270&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの2件目です。 + +ディスレクシアについてまとめた議員レポートを市内に配り歩いています。それをご覧になった保護者の方からご相談をいただき、質問しました。 + +今回の一般質問で、次のようなことが判明しました。 + +- 相談の窓口である「就学相談員に相談しづらい問題」は改善してくれる +- 固定級に通っていても通常学級へ戻ることもできる +- 固定級に通っていても進路が限られることはない +- チャレンジ校・エンカレッジ校に通えるのは、不登校児だけではない +- 自閉症・情緒障害特別支援学級の設置は「研究を進める」という答弁 +- 動画の配信アイデアには前向き、具体化するには課題の洗い出しが必要 + +平場でのやり取りでは、職員の方々に前向きさを感じます。しかし、実際に新しいことをするには、いろいろなリソース不足があるようです。自閉症・情緒障害特別支援学級の設置や、動画配信等については、こちらからも、きっかけとなることを提供していきたいと思います。 + +--- + +また、今回、このまとめをつくる過程で、次のことをまとめました。 + +- [通級指導が途中から不適当となる理由](#通級による指導が不適当とされる理由) +- [チャレンジスクール](#チャレンジスクールとは)・[エンカレッジスクールとは](#エンカレッジスクールとは) +- [自閉症・情緒障がい特別支援学級についてと、東京都だけ設置が少ない理由](#自閉症情緒障害特別支援学級情緒固定級とは) + +自閉症・情緒障害特別支援学級については、調べれば調べるほど「小学校と中学校のどちらにも少なくとも1校ずつの設置が必要」という思いが強くなります。継続して市に訴えます。 + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210610-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 用語について + +(なるべく分かりやすくするため、ここでは、慣例的に使用されている用語・略称を一部で用いました。次の表に示すように、別の表記もあります) + +<table> +<thead> +<tr><th>ここでの表記</th><th>→</th><th>別の表記</th><th>メモ</th></tr> +</thead> +<tbody> +<tr><th>通級</th><th>→</th><th>通室</th><td>通級には「通級指導学級」と「特別支援教室」があります(<embed src="https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/consulting/window/special_needs_consultation/files/school_counseling_leaflet/leaflet.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" />)。<br />特別支援教室へ通うことを「通室」と表現することもあります。</td></tr> +<tr><th>支援級</th><th>→</th><th>特別支援学級</th><td></td></tr> +<tr><th>チャレンジ校 </th><th>→</th><th>チャレンジスクール</th><td></td></tr> +<tr><th style={{whiteSpace: "noWrap"}}>エンカレッジ校</th><th>→</th><th>エンカレッジスクール</th><td></td></tr> +<tr><th>情緒固定級</th><th>→</th><th>自閉症・情緒障がい特別支援学級</th><td>通常学級に在籍しながら通う教室ではなく常に通う教室であることから、特別支援学級のことを「固定級」「固定学級」とも呼びます。</td></tr> +</tbody> +</table> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一般質問等でこれまで幾度かテーマとして取り上げる中で、ディスレクシアについての社会的な認知不足を痛感した。そこで、私なりにできることを考え、ディスレクシアの周知と議員活動レポートを兼ねたパンフレットを作成し、市民の方にもご協力いただきながら市内を配り歩いている。これまでに4万部強を配り、ご覧になった複数の保護者からご相談いただいている。 + +</MessageBubble> + +:::info[ディスレクシアまとめ] + +『[ディスレクシアまとめサイト](https://yasutakeyohei.com/books/dyslexia/)』をつくっています。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ご相談いただく中で、現状の学校の仕組みの中では行き場がなく、学校生活が嫌になってしまう子どもが想像以上にいることが分かってきた。主な原因は、学習の機会が極端に限られてしまうこと、周りから正しく理解が得られていないことであり、また、教員との関係が破綻するケースもある。パンフレットをご覧になり、勇気をもって直接ご相談いただくに至る確率を考えれば、私に届く複数の声は氷山の一角だ。誰一人取り残さないという約束もしているのであるから、いますぐに対応が必要な子どもたちの存在を、けっして見過ごすことがあってはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市長は87の政策第40項で「障がいのある子もない子も共に学ぶインクルーシブ教育を推進します」とし、同第41項で「精神疾患の正しい知識や情報について、本人や家族の生きやすさにつながるよう、学校教育の中で伝える場を作ります」としているため、期待を込めて、市の特別支援教育のあり方について問う。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ①就学相談員に二度と相談したくないという声が複数あるが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「二度と相談したく**なくなる**ような対応だった」という声が複数あるが、就学相談員はどんな基準で選定され、具体的に何をするか。またサービス改善の対象ではないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +就学相談員は、臨床心理士の資格を有し発達検査の実施及び報告書の作成が可能な方、または教育管理職経験者。 + +主な業務は、幼児、児童・生徒の就学及び転学等に関する相談や、就学支援委員会に関わる資料作成等。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +就学相談に際しては、児童・生徒の可能性を最大限に伸長する教育の場への就学に向けて、保護者の意見を十分に聞き取れる体制づくりが重要であると認識している。 + +</MessageBubble> + +:::info[#### 就学相談員の任用規則がない?] + +[小平市就学支援委員会設置要綱](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000828.html)はあるものの、就学相談員をどう選ぶか、何をするか、を定めた規則が見当たりません。 + +[教育相談員](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000439.html)に関してはちゃんと定められています。 + +他市にも見あたらないので法で定めがないのかもしれません。確認していきます。 + +::: + +:::note +##### 就学相談員が作成する報告書とは + +[発達関連のまとめ:就学相談員が作成する報告書とは](../../../hattatu/topics/#就学相談員が作成する報告書とは)をご覧ください。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +通告書に「二度と相談したくなくなるような」と書くか迷った。しかし複数の方から怒りにも、恨みにも似た声があったので書いた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +入学の際などは就学・転学相談を受けなければならない。しかし相談員にやる気を感じられず、本当にここに相談してよいのかという声をいただいている。 + +そういった声は把握しているか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +これまでそういった声があることは把握していなかった。すぐ改善すべきものと考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ここは相談の入り口。保護者は次のようなことが気になるため、なかなか問題を指摘できない。 + +- 担任教諭の負担になってしまうのではないか +- 子どもの不利になるのではないか + +そういったこと(保護者の立場)にも配慮してほしい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 電話対応はすぐ改善してくれたようです + +その後、就学相談に電話された保護者の方は「対応がよくなった」と感じられたそうです。すぐに対応してくれたのであれば、ありがたいです。 + +この問題はどうも「就学相談員の担い手が少ない」という事情も影響しているようです。教職員の再任用が広がり、退職年齢になっても学校に残る先生が多いため、就学相談のなり手が少ない、といったことです。 + +いずれにしろ「相談員の対応が悪い」などは、保護者から声を上げにくいことです。教育委員会は「どんな相談であっても子どもを不利に扱うようなことは一切ない」としていますが、もし担任の先生や教育委員会に直接伝えられないようなことがありましたら、安竹までご相談ください。発信元が分からないような方法で、市に伝えていきます。 + +::: + +#### 診察出せる医師を把握・紹介できている? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、特別支援教室(以下、通級と呼ぶ)申し込みの際に必要な「医師診察記録」の作成が可能な医療機関や医師を、児童・生徒の状況に応じて適切に把握し、紹介できているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +必要に応じて嘱託医または近隣の外部医療機関を紹介している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学習障害の方も同じか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +学習障害者についても同様。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特に学習障害の場合、医療機関や専門医が少なく、医師診察記録がなかなか取れないという声もある。そのために通級の申し込みをできない人がいるかもしれない。そういったところの制度に余裕を設けたほうがよいと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +たしかに専門的な医師は多くないが、たとえばST(言語聴覚士)の助力をいただくなど工夫の余地はあると思うので研究していく。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 特別支援教室申し込みに医師診察記録が必須とされている理由 + +[発達関連のまとめ:特別支援教室申し込みに医師診察記録が必須とされている理由](../../../hattatu/topics/#特別支援教室申し込みに医師診察記録が必須とされている理由)をご覧ください。 + +::: + +### ②通級指導が途中から不適当とされた人数、理由、行き先は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成30年度からの3年度それぞれで、本人や保護者が通級の利用を希望しながら、通級の指導を受けることが適当ではないと判断された児童・生徒数と、その主な判断理由、その後の行き先は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +児童・生徒数は、 + +- 平成30年度:8人 +- 令和元年度:6人 +- 令和2年度:5人 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +主な理由は、 + +- 特別支援教室において特別な指導をしても通常の学級における学習が困難である場合 +- 特別支援教室への継続的な通室が困難である場合 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +行き先は、 + +- 特別支援学級への入級 +- 通常の学級における個別支援 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 通級による指導が不適当とされる理由 + +[発達関連のまとめ:通級による指導が不適当とされる理由](../../../hattatu/topics/#通級による指導が不適当とされる理由)をご覧ください。 + +::: + +:::note +##### 本来質問すべきはこちらでした + +考えてみると、本来質問すべきだったのは、次でした。 + +- 原則1年間である通級の延長を希望しながら、希望が通らなかった児童・生徒数は何人で、その理由は何か + +今回の質疑だと、次のことが不明だからです。 + +- 特別支援教室に初めて入室する児童・生徒のことなのか +- 通級の延長を希望しながら、かなわず、退室になった児童・生徒のことなのか +- 両者が混じっているのか + +今後確認します。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「通級の指導を受けることが適当ではない(通級指導が不適当)」と判断する際の客観性はどう確保しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +各学校の校内委員会において検討した後、 + +- 学識経験者や医師 +- 心理に関する専門的な知識を有する者 +- 特別支援学級設置校及び特別支援教室拠点校の校長 + +などで構成される就学支援委員会小委員会において、 + +- 行動観察 +- 発達検査結果 +- 診断等 + +をもとに多面的な視点から総合的に検討することで、客観性を確保している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +説明を受けても、なぜ自分の子どもが不適当になったのかよく分からなかったという方もいる。要は、説明が不十分だったのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そもそも客観性の確保は「保護者がその説明で納得できる」ことを目指しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +発達の可能性をもたせる一番の学びの場、ということを説明するので、やはり納得いただくことが目標と考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると、せっかくやっていることでも、「納得できなかった」となれば、もったいない。 + +たとえば、「分からないことがあれば、どんな小さいことでもご相談ください」などを伝えてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ③通級指導が不適当と判断され特別な配慮を受けながら通常学級に通っている人数は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +通級での指導が不適当と判断され、特別に配慮をしてもらいながら通常学級に通っている児童・生徒数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +平成30年度から令和2年度までの3年間では12人。 + +</MessageBubble> + +### ④特別支援学級に通うと通常学級や特別支援教室へは移行できない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでのたとえば10年間で、特別支援学級(以下、支援級と呼ぶ)に通っていた児童・生徒が、通常学級や通級での指導に移行を希望した累計数と、実際に移行した児童・生徒の累計数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +文書が保存されている過去5年間で、 + +- 希望者累計数:8人 +- 通室決定者累計数:8人 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は、希望した児童・生徒は全員が通級に移動できているということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="" align="left"> + +答弁のとおり。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ここも誤解が生じ、ご相談があったところ。そのあたりの説明も、もっと必要。つまり、 + +- 支援級から通常学級や通級へは移行できない +- 選択肢が限られてしまうのではないか + +と思われている方々がいらっしゃる。周知等をお願いしたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 就学指導から教育支援に + +かつては就学支援委員会だったものが教育支援委員会と名称が変更されています。それに伴い、本人や保護者の意向が重視されるようになったようです。 + +[発達関連のまとめ:就学指導から教育支援に](../../../hattatu/topics/#就学指導から教育支援に)をご覧ください。 + +::: + +### ⑤チャレンジ校やエンカレッジ校に通えるのは不登校児だけ? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +支援級や通級で指導を受け、不登校ではなかった生徒が、チャレンジ校やエンカレッジ校に進学するケースはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +過去3年間、毎年進学している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +不登校の児童・生徒しかチャレンジ校に行けないと考えている保護者がいらっしゃる。そうではない、ということでよいか。 + +要は、チャレンジ校というのは、不登校の児童・生徒ではない子もちゃんと受け入れている学校だということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +チャレンジ校は、主に不登校を含めた適応に関する生徒が対象、主にではあるが、その目的に合っていれば大丈夫だと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことも、もっと具体的に伝えてもたいたい。ホームページも情報を充実してほしい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### チャレンジスクールとは + +[発達関連のまとめ:チャレンジスクールとは](../../../hattatu/topics/#チャレンジスクールとは)をご覧ください。 + +::: + +:::note +##### エンカレッジスクールとは + +[発達関連のまとめ:エンカレッジスクールとは](../../../hattatu/topics/#エンカレッジスクールとは)をご覧ください。 + +::: + +:::note +##### チャレンジスクールやエンカレッジスクールは発達障害の子に適しているか + +[発達関連のまとめ:チャレンジスクールやエンカレッジスクールは発達障害の子に適しているか](../../../hattatu/topics/#チャレンジスクールやエンカレッジスクールは発達障害の子に適しているか)をご覧ください。 + +::: + +### ⑥特別支援学級に通うと卒業後の進路が限られる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +中学校の支援級は、卒業後の進路が限られるのではないかと心配する声がある。「[小平市の特別支援学級のご案内](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/147/000147/att_0000002.pdf)」に書かれているように、卒業後の進路は特別支援学校に限られるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +特別支援学校に限られるものではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「小平市の特別支援学級のご案内」にはそう書かれている。進学実績で書いてあると聞いたが、これももっと具体的に「特別支援学校に限られるものではない」ということを書いてはどうか。 + +どんな学校に進学しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国冨)" align="left"> + +都立の学校や私立の高等学校にも進学している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +選択肢は結構広い、あると言えばある、といったところも、説明を充実していただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑦自閉症・情緒障がい特別支援学級(情緒固定級)をすぐに設置しない理由は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[小平市特別支援教育総合推進計画(第二期)前期計画](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/088/088635.html)や過去の答弁等において、市は「自閉症・情緒障がい特別支援学級(情緒固定級)の設置については、他自治体の実践例等の研究を進める」としている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +すべての隣接市がすでに小・中学校のどちらか、もしくは両方に情緒固定級を設けている中、小平市がこれをすぐに設置しない理由は + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +自閉症、情緒障害等の児童・生徒が自校内で指導を受けられる体制として、本年度からすべての市立小・中学校に特別支援教室を開設した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +特別支援教室の全校実施の状況を踏まえつつ、多様な学びの場の充実に向けて、他自治体の実践例等の研究を進めていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いつも思うが、小平市は「ほかの市がやっていることを勉強する」ということがよくある。ほかの市を真似するということは、ほかの市が率先してリスクを負っていることの恩恵を受けている、ということになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +前の企画政策部長は、ふるさと納税に関し、「ほかの市から財源を奪うことになるので、(ふるさと納税制度は積極的に活用したくない)」といった趣旨のことを述べていた。ほかの自治体に負担をかけたくないなら、(さまざまな先駆的な事業の取組みを)もっと前のめりでやってもよいのではないか。 + +</MessageBubble> + +#### 情緒固定級を設置した際の課題は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +情緒固定級に関して、現状で設置した場合の課題をどう把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +一番は、指導の適切さというところで、情緒固定の子どもたちに対してきちんと指導ができる教員の確保。もうひとつは通学するのにどこが、利便性があるのかということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +一方で、指導の多層構造と言うものがある。 + +- 通常の学級で学んでいくこと +- 通常の学級で何らかの支援をして学んでいくこと +- 特別の場で学んでいく + +この中での効果を図っていく必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +平成29年度に情緒固定学級の視察に行ったのは、そういったことの効果を図ってのことで、他地区の状況を見てからということではない。 + +</MessageBubble> + + +:::note +##### 自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)とは + +[発達関連のまとめ:自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)とは](../../../hattatu/topics/#自閉症情緒障害特別支援学級情緒固定級とは)をご覧ください。 + +::: + +### ⑧長期欠席児童・生徒支援シートの内容は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +文部科学省が活用を依頼している「児童生徒理解・支援シート」を小平市は活用しているか。していないなら理由は。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会では、東京都の様式を小平市版として改良した学校生活支援シートを活用している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは、不登校のお子さんがいる保護者の方から相談があったので質問している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +不登校の子について、小平市は「長期欠席児童・生徒支援シート」を使い、欠席理由のところは + +- 病欠 +- 家庭の事情 +- 慶弔 + +の3種類からしか選べないため、不登校の子は、全員、理由不明の病気や家庭の事情にされているのではないか、と。 + +平場(非公式の話し合い)で聞いたところ、そういうことではない、もっと細分化されているということだった。どんな項目で把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(国富)" align="left"> + +簡潔に言うと、子どもたち自身の状況、家庭の状況、あるいはほかの状況なども含め、細かく分かれている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 「長期欠席児童・生徒支援シート」について + +[発達関連のまとめ:「長期欠席児童・生徒支援シート」について](../../../hattatu/topics/#長期欠席児童生徒支援シートについて)をご覧ください。 + +::: + + +### ⑨支援級や通級に通いながら教室の後部座席でも自由に授業を受けられるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和2年度小平市特別支援教育専門家委員会の複数委員も指摘しているように、特にグレーゾーンや知的ボーダーに区分されるような児童・生徒は知的障害の支援級では学力差が大きい。一方、通級では学ぶ機会が限定的になることから、行き場のない状況がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +対策として、情緒固定級の設置はひとつのアイデアではあるが、いま困っている児童・生徒には遅すぎる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこですぐに開始できるであろうひとつのアイデアとして、支援級に通いながら通常学級で行われる授業のうち受けたいものを選び、授業開始時に最後部の席に座って授業を受けるというものがある。どう考えるか + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +一人一人の状況や保護者や本人の希望を踏まえながら、特別支援学級設置校において経験を深め、社会性を養い豊かな人間性を育むとともに互いを尊重し合う大切さを学ぶ機会として交流及び共同学習で通常の学級の授業の参加を推進している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会の定例会で、令和2年度特別支援教育取組状況に係る調査結果が示された。交流学習について、 + +- 時間割が合わずになかなか進まない +- 実際に参加している人数が少ない +- コロナ禍で時間がゼロになったところもある + +といったことが挙げられており、限界もある。 + +たとえば情緒固定級という選択肢をひとつ増やしていただきたい(し、それまでの間、こういう提案の実現も考えてほしい)。 + +</MessageBubble> + +### ⑩不登校の子や、支援級や通級に通う子のために、通常学級授業のライブ配信や録画配信を行っては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また別のアイデアとして、インターネットで通常学級の授業のライブ配信や録画配信を行い、支援級や通級の児童・生徒や不登校児が視聴できるようにするというものがあるがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +今後、実施について研究していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍で共同学習の機会が減っていることからも、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が財源として活用できるはずだが、どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、財源として活用可能であると認識しているが、交付金は単年度の対応となることから、ICT環境整備への活用は想定していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また平場のほうでも提案等させてもらう。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 動画配信に関する課題について + +聞くところによれば、動画配信に関しては、次のような課題があげられるようです + +- 子どもの動画や声の流出リスクがある +- 写っているすべての子に了解を得る必要がある +- 了解を得られない子については消す必要がある +- 録画してチェックする作業が大変になる + +まずは録画はせず、たとえば特別支援学級にだけライブ配信で開始してもよいと思います。校内LANだけでつながるようにしておけば、流出のリスクは低くなりますし、実験的にもやりやすいと思います。その後、課題が明らかになったりしてから、録画で不登校の子どもたちへ配信することも考えるとよいのではないでしょうか。 + +何も手を打たない、実験もしない、というのでは、何の進歩も知識の蓄積もありません。 + +ただ職員の方々は日々の業務が忙しく、新しい手法を探したり、それをどう実現していくか考えたりといったことに割ける時間的余裕があまりないようです。私の方でも他市や他国の先進事例を見ながら、提案していきたいと思います。ほかの自治体や他国での実践例などをご存じの方いらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。 + +::: + +### ⑪行き場のない子が現状で学ぶ機会を失わないようにするほかのアイデアは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +上のアイデア以外に、グレーゾーンや知的ボーダーに区分されるような、行き場のない児童・生徒が、現状で学ぶ機会を失わないようにする仕組みとしてはどういったことが考えられるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教職員が教育のユニバーサルデザイン化や合理的配慮についての理解を深められるよう努めるとともに、より充実した仕組みができるよう、人的支援や環境整備に向けた支援を国や東京都に働きかけていく。 + +</MessageBubble> + +#### すぐできることがある +#### こだいらこれだけはの活用も + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば、デイスレクシアの子に向けたテストを行ってはどうかという提案がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1日に3から4教科のテスト(試験)を立て続けに受けると、とても疲れて集中できなくなる。時間の延長も許可されない。 + +それを、次のような特定のテストにしてもらえないかという意見がある。 + +- 1日1教科ずつにする +- 休憩を挟んで2時間まで延長する +- タブレットで読み上げや回答ができるようにする + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、少なくとも、次は実施してほしいという意見がある。 + +- プリントをデータでもらえるようにする +- プリントにルビを振ることやフォントサイズで配慮してもらう + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、家に持って帰ったプリントが、どこでもらったか分からないので、次のような見出しをつけてほしいという意見もある。 + +- 日時 +- 教科名 +- 課題/まとめ/次回の授業で使うもの、などの見出しをつける + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういったことを「こだいらこれだけは」に含め、全校共通のルールとして浸透させればよいのではないかと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="副議長(山岸真知子)" align="left"> + +時間ですので。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 答弁を待たずに終了するのはどうなのか + +1時間が来たということで、答弁を聞くことなく打ち切られてしまいました。質疑が1時間以内というのは厳密に定まっているわけではありません。今回の答弁も、1分程度で済みます。たった1分程度の答弁を得ることなく、そこで質疑を終了してしまうのはどうなのかと思いました。市民が知る機会を最大化するのが議員であり、議員の立場を最大化するのが(副)議長の役割ではと思いますが…。 + +まぁどうせ1分で大した答弁は得られなかったと思います。しかし「検討します」とでも言ってくれれば、その後「検討状況はどうですか?」と確認しに行けるのです。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/3-furusato-nouzei.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/3-furusato-nouzei.mdx new file mode 100644 index 0000000..e973ccd --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/3-furusato-nouzei.mdx @@ -0,0 +1,141 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和3年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)ふるさと納税制度の活用について" +tags: + - 財政 + - ふるさと納税 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1225&schedule_id=4&minute_id=270&is_search=true" dougaHref="" /> + + +## まとめ + +令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの3件目です。 + +市民の方から、ふるさと納税の活用策について、「FC東京の選手からプライベートレッスンを受けられる権利」というステキなご提案をいただいたため、質問しました。 + +「選手に協力をお願いするのは難しいが、FC東京の練習場があるという地域資源を活かした連携は今後も検討する」という前向きな答弁を得ました。ぜひやってもらいたいですね。 + +なお、ふるさと納税の活用について、この定例会直前に、**画期的な出来事**がありました。詳しい経緯はまた別にまとめる予定ですが、小平市の大英断と思います。この大英断に対し、感謝を冒頭で述べる予定でしたが、再質問の時間がなかったため、[こちら](#冒頭で述べる予定だった御礼)に掲載します。 + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210610-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長の87の政策84項には「ふるさと納税やガバメントクラウドファンディングで市内企業やNPO等のプロジェクトを応援できる仕組みを検討します」とある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また第1期小平市経営方針推進プログラム(素案)には、現状の課題に次のようにある。 + +> 限られた財源においても、公共サービスを維持・充実させていくためには、ふるさと納税制度による税の流出を防ぐとともに、新たな手法により市民が市政に参加するきっかけづくりが必要です + +また検討の方向性として次のとおり記載されている。 + +>市の持つ魅力を存分にいかし、これまで進めてきた「ふるさと納税」を更に充実させるとともに、クラウドファンディングの可能性についての検討を進めます + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +さらに3月定例会では、ふるさと納税活用について、市民から具体的な提案も記載された請願第5号が採択されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +こうした背景から、新市長のもと、ふるさと納税制度の活用が進むものと期待し、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①ふるさと納税の流出をどう防ぎ流入を増やす? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +明らかな限界が見えているこれまでの手法以外に、どうやってふるさと納税制度による税の流出を防ぎ、また、流入を増やしていくか + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ふるさと納税制度については制度上の課題があると認識しているが、市としてはふるさと納税の趣旨を踏まえ、節度ある範囲で一定の寄附に対して返礼品を送付するとともに、事業の内容によって幅広く財源を集めることが期待できるものなどにおいては、クラウドファンデイングによる寄附を募るなど活用してきた。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +今後は、返礼品の拡充や使途の設定方法、分かりやすい情報発信など、市の魅力を生かしたふるさと納税をさらに充実させるため引き続き検討していく。 + +</MessageBubble> + +### ②FC東京のプライベートレッスンを返礼品にしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市のもつ魅力を生かすという観点で考えれば、たとえばFC東京に協力していただく方法もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民の方から、「FC東京の選手からプライベートレッスンを受けられる権利」を返礼品にしてはどうかというアイデアがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市へのふるさと納税を増やすという視点を含めて、市長の考えやアイデアをお聞かせ願いたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +FC東京練習試合用ユニフォーム型オリジナルリバーシブルトートバッグを返礼品にするとともに、クラウドファンディングにより、FC東京のチームマスコットと小平市のシンボルキャラクタがコラボレーションしたモニュメントを小平駅南口に設置するなど、これまでも御協力をいただいている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +選手に御協力いただくことについては、厳しい試合日程の中、大変難しいものと考えているが、小平市にFC東京の練習場があるというかけがえのない地域資源を生かした連携については、引き続き検討していく。 + +</MessageBubble> + + +### 冒頭で述べる予定だった御礼 +まずふるさと納税に関しては、ひとつこの場を借りてお礼を述べさせていただきたいと思います。旧佐川邸の公園化については、私も当会派の橋本久雄議員も市の説明会が行われた当初から関わってきまして、公園化を考える会ができてからも長い間お手伝いをさせていただいています。 + +皆さんご存じのとおり、その考える会から本年の3月定例会で請願が出され、市長にも議員のとき紹介議員になってもらい、議会で採択されました。そういった経緯があって、去る5月25日に、旧佐川邸の公園化を考える会と、財政課課長と公園課との話し合いの場がありました。そこで財政課の課長より、請願の内容どおりといってもよいような、ふるさと納税活用について前向きに検討していただけるということを伺いました。 + +具体的な案については8月ごろになるということですが、そういうこれまでにない新しい取り組みとして、思い切った決断をしてくださったことに大変感謝しています。ありがとうございます。 + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/4-hitorioya-katei-jittai-chousa.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/4-hitorioya-katei-jittai-chousa.mdx new file mode 100644 index 0000000..b26b169 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/4-hitorioya-katei-jittai-chousa.mdx @@ -0,0 +1,119 @@ +--- +first: 2021-06-24 +description: 令和3年度6月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)ひとり親家庭の実態調査を" +tags: + - ひとり親家庭 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1225&schedule_id=4&minute_id=270&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの4件目です。 + +以前、厚生委員会の政策提言で「ひとり親家庭の実態調査とホームページの充実を」と提案しましたが、特に議論する場もなく終わってしまいました。 + +今回、コロナ禍において、ひとり親家庭には特にしわよせが懸念されるということもあり、提案する意図をもって質問しました。 + +私は、小平市はPDCAのCである「現状把握」が足りないといつも感じています。また適切な現状把握のためにはフラットな視点が必要ですが、一部の部署では「独断」や「偏見」の傾向が強いと感じることがあります。そのあたりも指摘しようと思ったのですが時間切れで再質問はできませんでした。今後機会を見て再度提起していきます。 + +市の答弁は次のようなもので、匿名の実態調査をする必要はない、ということでした。それでも例年実態調査をしている自治体がありますので、これらは理由にならないはずですが…。 + +- 年に1回の面接で所得や、児童養育の状況等を直接確認している +- 5年毎に全国ひとり親世帯等調査がある +- 東京都の定期的な調査がある +- 母子・父子自立支援員が相談に応じている + +提案レポートにもまとめましたが、面接では得られず、匿名でしか得られない情報があります。年に1回の面接のときに用紙を手渡せばよいため、お金もかからず、手間もアンケート項目作成や集計くらいだと思います。社協などに委託してもよいですし、実際一度やってみればよいと思います。 + +また、小平市はコロナ禍に際し、「小平市は国や都が面倒を見られていないところをしっかりサポートできている」とこれまで言ってきました。しかし、その後、国がひとり親家庭に支援金を給付することになりました。つまり、ある見方をすれば、「小平市は、ひとり親で困っている状況が把握できていなかった」ということにもなると思います。その事態をフラットに受け止めているのであれば、けっしてこのような答弁は出てこないと思うのですが…。 + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210610-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +度重なる緊急事態宣言による店舗閉鎖等の影響により、若い世代の就労事情が厳しくなっていることが予想される。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +このコロナ禍において、特に、ひとり親家庭へしわ寄せが来ている可能性もあり、早急に実態を確認する必要があると考えるため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①ひとり親家庭の悩み等を適切に把握している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍における、ひとり親家庭の就労・経済状況や悩みごとは、適切に把握できているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +子育て支援課において常時、ひとり親相談を実施しているほか、毎年度、児童扶養手当の現況届の提出を受ける際、受給資格者の所得や児童の養育の状況等を直接確認しており、あわせてひとり親支援に関する情報提供するとともに、悩みごとなどを抱えている方の相談に母子・父子自立支援員が応じることで、適切に行っている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ②ひとり親家庭の匿名アンケート実態調査をなぜ行わない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +厚生委員として政策提言でも提案したが、ほかの多くの自治体が定常的に行っている、ひとり親家庭の匿名アンケート実態調査を、市が行わない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +国においておおむね5年ごとに、全国の母子世帯、父子世帯及び養育者世帯の生活の実態を把握するため、全国ひとり親世帯等調査が実施されているほか、東京都においても、定期的にひとり親家庭の相談状況等に関する調査や福祉保健基礎調査などが実施されており、これらの調査結果をひとり親世帯の現状や課題の把握に活用している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また、第1点目で答弁申し上げたとおり、児童扶養手当の現況確認やひとり親相談など、現場での状況把握が十分できることから、市として実態調査をする必要はないものと考えている。 + +</MessageBubble> + +### ③コロナ禍の影響を調べる臨時アンケート実態調査を行っては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +コロナ禍での影響を調べるため、臨時的にでもひとり親家庭の匿名アンケート実態調査をしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +この間の感染症拡大期においてもひとり親相談を継続して実施するとともに、過去3回の国の特別給付金支給に当たっても、収入減による家計急変の状況確認等を行っていることから、現時点で調査の実施は考えていない。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/5-kekkan-nenrei.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/5-kekkan-nenrei.mdx new file mode 100644 index 0000000..4c06294 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/5-kekkan-nenrei.mdx @@ -0,0 +1,97 @@ +--- +title: (5)血管年齢等を健診時や常時測定できるようにしては +first: 2021-06-24 +description: 令和3年度6月定例会における一般質問5件目のまとめ。 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1225&schedule_id=4&minute_id=270&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年6月10日に行った5件の一般質問のうちの5件目です。 + +市民の方からご提案があったため質問しました。誤差の少ない血管年齢や骨重量の測定が容易にできるのであれば、分かりやすい指標ですから、数値をよくするために「健康に過ごそう」という意識が向上するようにも思います。 + +答弁は、次の理由から、新規に実施することはないというものでした。 + +- 国が定めている健診項目を実施している +- 他市でも相互に受診できるよう、項目を統一している +- 正確に測定できる機器を保有している医療機関が少ない + +血液検査などでγGTPなどといった数値がありますが、もっと一般の人にも覚えやすいような指標が開発されるとよいように思います。BMIですら身近な数値ではないように思います。ちょっと数字をいじれば、年齢など分かりやすい数値に変換できそうな気もしますが、どうなんでしょうね。 + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210610-ippan-situmon-yasutake-5.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、親子で楽しむ健康教室や、女性のためのセルフケア教室などの事業において、血管年齢、骨重量、体内年齢を測定している。これらの測定を健診項目に参考情報として加えたり、どこかに装置を定常設置してセルフ測定できる環境を整えたりしてはどうかという市民の声があるため、以下問う。 + +</MessageBubble> + +### ①血管年齢を検診項目に入れセルフ測定できるようにしては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +血管年齢、骨重量(骨密度)、体内年齢を、参考情報として健診項目に加えたり、装置を定常設置してセルフ測定したりできるようにしてはどうか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市が実施する健康診査については、40歳から74歳未満の方が対象となる特定健康診査では生活習慣病予防の観点から、75歳以上の後期高齢者が対象となる一般健康診査ではフレイル予防の観点から、必須の健診項目としてそれぞれ国が定めている健診項目を実施している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また、健康診査は、市内の医療機関のほか、国分寺市、東村山市及び東大和市の医療機関においても相互に受診できるように、各市の健診項目を共通のものとしていることから、現時点では血管年齢等を健診項目に追加する予定はない。 + + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また、測定機器の定常設置につきましては、測定機器が壊れやすいことや、1人で操作することが難しいなど、取扱いや操作方法に注意を要するため、予定していないが、引き続き、健康教室等において、血管年齢等の簡易な測定を行い、分かりやすい目安としてお示しすることで、その後の健康の維持や改善に役立てていただきたいと考えている。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +### ②医学的に正確な血管年齢検査(CABIやABIなど)を健診項目に含めては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これらの測定値は、簡易的なものでは誤差が大きいと思われるが、たとえば血管年齢について、医学的に正確な検査(CABIやABIなど)を健診項目に含めることについてはどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +第1点目で御答弁したとおり、市が実施する健康診査は国が定める健診項目を実施していることなどに加えて、正確な検査を行える測定機器を保有している医療機関が少ないことから、現時点では血管年齢等を健診項目に含める予定はない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..3776bae --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..66ce434 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d241b88 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..82b4b2f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-5.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-5.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..0d506cc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/images/og-5.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..c20f6a5 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,9 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)防災に対し、市長は本気で取り組むのか](./1-sityou-bousai-honkijanaidesyo/) +- [(2)行き場のない子どもたちを見過ごすな](./2-ikibanonai-kodomotachi/) +- [(3)ふるさと納税制度の活用について](./3-furusato-nouzei/) +- [(4)ひとり親家庭の実態調査を](./4-hitorioya-katei-jittai-chousa/) +- [(5)血管年齢等を健診時や常時測定できるようにしては](./5-kekkan-nenrei/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/1-cashless-point-gamble.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/1-cashless-point-gamble.mdx new file mode 100644 index 0000000..daa0e03 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/1-cashless-point-gamble.mdx @@ -0,0 +1,670 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)キャッシュレスポイント事業に不確実性を持たせるな" +tags: + - 財政 + - 市がやってはいけない事業 + - 経済活性化 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1240&schedule_id=5&minute_id=647&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年9月10日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +市は、令和2年10月から令和3年1月まで、QRコード決済を利用した、キャッシュレスポイントキャンペーンを実施しました。その際、予算を約1.4億円も超過し、令和2年度一般会計補正予算(第8号)で穴埋めがなされました。穴埋めのために使われたのは、教育費として確保されていた分の約8千万円です。この穴埋めがなければ、教育費としてさまざまな用途に使えたお金です。**実質的にギャンブルをして失敗した状態であり、自治体としてあり得ない行い**だと思います。 + +原因のひとつは、QR決済事業者が上限を設定できない仕組みにしており、そのような欠陥のある制度を東京都が推進していることです。小平市は、そのような仕組みなら、この制度に手を出すべきではありませんでした。なお、私は以前より、**東京都は機能不全を呈している**と思っています。 + +9月からまた同様なキャンペーンを実施することになり、二度と同じ轍を踏まないよう、問題を深掘りする質問をしました。 + +なお、この質問をするに当たり、担当課とも話しました。問題点を理解してくれましたので、同じ轍は踏まないものと期待しています。議会での答弁はいつも物足りなく感じますが…。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 特定事業者の決済を推進する意図は | [地域限定キャンペーンができ、手数料安価](#多用な電子決済が普及している中特定事業者のqrコード決済を市として推進する意図は) | +| 前回と今回で参加店舗の増加数は | [865店舗から75増えて940店舗に](##キャッシュレスポイント事業への参加店舗数と市内全事業者数は) | +| 電子決済は手数料分が市外に流出し市税のマイナス要因だが | [やむを得ない](#電子決済は手数料分が市外に流出し市税にマイナスの影響があることを市はどう考えるか) | +| QRコード決済の多くの問題を認識しているか | [使わない人がいることも認識](#これだけ多くの問題があることを認識しているか) | +| 決済手数料以外に決済事業者に払った金額は | [前回約430万円、今回約970万円](#キャッシュレスポイント事業で決済手数料以外に決済事業者に支払われる金額は) | +| 前回の事業評価で何を検証したか | [決済額と、一部利用事業者から寄せられた声](#前回のキャッシュレスポイント事業評価のため具体的に何を検証したか) | +| 教育費約8千万円を流用した穴埋めについては | [予算超過しないよう努める](#教育費約8千万円の余り分をキャッシュレスポイント事業の穴埋めに流用せざるを得なかった状況をどう認識しているか) | +| 同様な事態が起きないためには | [付与ポイント調整。上限を定めたいができない](#今後同様なキャッシュレスポイント事業を行う場合予算超過しない方法は) | +| ポイント付与の打切りをしない理由は | [決済事業者側の都合](#予算到達でポイント付与の打切りをしない理由は) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210910-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### キャッシュレスポイント事業は根本が不明 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回令和2年10月から令和3年1月までのキャッシュレスポイント事業については、参加したうちかなりの市内飲食店から過去最高の売り上げにつながったという声が寄せられていたことが4月臨時会で示された。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +経済活性化の効果はたしかにあるものの、たとえば +- そういった飲食店以外の場で、本当にコロナ禍で苦しんでいる人々のためになったのか +- 市内の経済波及効果はどれだけあったのか + +などの基本的な事項はまったく不明なままだ。 + +</MessageBubble> + +#### 巨費を投じているのに検証が甘すぎる + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +このように費用対効果が漠然としている事業に巨費を投じ継続して行うのであれば、当然ながら事業の検証をできる限り詳しく行うべきだ。 + +しかし市は前回明らかになった問題を今回9月からの事業でも繰り返しており、検証が甘いと言わざるを得ない。 + +</MessageBubble> + +#### 予算超過の8千万円分を教育費で穴埋めする大失態 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +問題は、予算に達した時点でキャンペーンを打ち切らなかったことに起因する。そのため前回は予算を約1.4億円超過し、令和2年度一般会計補正予算(第8号)で穴埋めがなされた。 + +穴埋め分として一般財源からはGIGAスクールの残余分2,722万円と財政調整基金600万円等が充てられ、地方創生臨時交付金からはGIGAスクールの残余分約5,242万円が充てられた。 + +つまり**教育費として予定されていた分の合計約8,000万円がキャッシュレス事業の穴埋めに使われた**こととなる。穴埋めがなければ、教育費の残余分は教育費内で流用できていたのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +普段から不足している教育費は本年度の予算で一律6%シーリングの厳しい措置の対象にもなっている。その一方で効果が不明な事業の穴埋めに約8,000万円が流用される事態には驚かされる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算超過は事前に想定できたはずだ。超過分の予算枠を事前に設定せず、議会が同意せざるを得ないような補正予算に持ち込むことで、費目をまたいで巨額の予算を移動させるようなやり方は、到底許されることではない。 + +そうした背景に基づき質問する + +</MessageBubble> + +### ①特定事業者のQRコード決済を市として推進する意図は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +さまざまな電子決済がすでに普及する中、特定事業者のQRコード決済を市として推進する意図は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +QRコード決済は、次の理由などから、経済対策のひとつとして実施している。 +- 地域を限定したキャンペーンを実施できる +- 手数料が、デジタル地域通貨やプレミアム付商品券等と比較して安価 + +</MessageBubble> + +#### 中国でQRコード決済が広まった背景 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +日本の(株)デンソーが開発したQRコードを利用した決済は、主に中国で使われている。なぜ中国で広まったか、その(表向きの)理由として一般的には次のようなことが言われている。 +- SNSアプリのWeChatが普及している +- 最高額紙幣が100元で約1,700円のため現金を大量に持ち歩く必要がある +- 紙幣が汚い +- 偽札に対応する必要がある +- Suicaやクレジットカード等の電子決済が、まだそこまで普及していなかった +- 送金が容易 + +そういう背景があるため、これから述べるさまざまな問題点がありながらもQRコード決済が普及していったのではと言われている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方、日本はすでにネットワークが整備され、Suicaやクレジットカードなどの最も利便性の高い電子決済が普及している。かなり状況が異なる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +日本人は新しいものをすぐ取り入れるよい面がある。しかし自治体は新しい仕組みを導入する場合には、それが市民の福祉につながるかよく考えなければならない。 + +そういう観点から、次に私がQRコード決済について考えている特徴や問題点を述べる。 + +</MessageBubble> + +#### QRコード決済の特徴と問題点: + +##### ① セキュリティが甘い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +QRコード決済は仕組みが非常に簡単なゆえに、詐欺もしやすい。 + +バーコードリーダーでQRコードやバーコードを読んで決済する場合もあるが、そうでない場合は画面上で人間が金額を確認するだけで決済が終わる。偽のアプリをつくり、金額が出るようなアプリをつくって詐欺が行える。 + +さまざまな決済がある中で、QRコード決済は詐欺が最もやりやすいと思う。 + +</MessageBubble> + +###### QRコード決済の詐欺事例は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +QRコード決済について、今まで全国的にでも、偽のアプリを使うなど、そういった詐欺が起きた事例を把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +私の知るところでは、そういったものは把握できていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +詐欺が起きたことをどう気付くかという問題もある。バーコードリーダーがない店舗では、QRコード決済すると同時に売上を別のところで取っておかないと詐欺を把握できない。売上とデータを突き合わせて初めて詐欺があったかを確認できる。 + +</MessageBubble> + +##### ② 利便性に疑問 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また利便性があるとよく喧伝されるが、いつも疑問に思う。利便性があるとは言い切れない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば決済の手間について考えれば、バーコードリーダーがない場所では次の手順が一般的に必要になる。 + +1. チャージする(ATMやクレジットカード、送金などにより) +1. 決済のたびに、スマートフォンを取り出す +1. スマートフォンのセキュリティ認証をクリアして画面を表示する +1. QRコード決済アプリを立ち上げる +1. 店舗のQRコードを写真で撮る +1. 金額を入力する +1. 表示される金額を店員に確認してもらう +1. 決済ボタンを押す +1. 決済が終わったことを店員と一緒に確認する + +必要なステップが大量にある。ネットワークが遅かったり操作の慣れにも依存するが、現金決済と比べても必要なステップ数はそれほど変わらない。そういった利便性ではSuicaなどのタッチ決済が最も優秀な決済手段。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また現金を持ち歩かなくてよい利便性も喧伝されているが、QRコード決済が使えないところも多いため普通は現金も持ち歩く。実質的にその利便性はほとんどない。 + +</MessageBubble> + +##### ③ 高齢者、障害者、経済的困窮者を排除する作用 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これが一番の問題。QRコード決済は、高齢者、障害者、それから経済的困窮者などの社会的弱者を排除する作用がある。 + +スマートフォンを持っていない人はもちろんのことだが、多くの高齢者や一部の障害者は、QRコード決済を容易に使えない。 + +スマートフォンの画面を動かす必要があるので、特に視覚障害の方は使えない。また、指が自由に動かず、スマートフォンの操作が非常に時間がかかるといった方もほぼ使えないだろう。 + +またお金がなくてスマートフォンが買えないとか、契約ができない方もいる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それに対し、たとえばSuicaなどのタッチ決済というのは非常に優秀。スマートフォンの契約等も要らないし、ぱっと出せばよいだけ。 + +</MessageBubble> + +###### 現金決済はとても利便性が高い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また現金決済も本当に優秀。現金は高齢者でもほとんどの人が使える。視覚障害の方も使える。指が自由に動かずにスマートフォンの操作が大変な方であっても、現金のやり取りはできるという方は結構いる。 + +スマートフォン等の契約がなくても使える。こういう方々を排除しないという観点から考えても、現金決済というのは非常に利便性が高い。 + +</MessageBubble> + +##### ④ 小規模店舗を淘汰し大規模店舗の寡占につながる作用 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +QRコード決済に限らずキャッシュレス決済全般の問題として、小規模店舗を淘汰して大規模店舗の寡占につながる作用がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +QRコード決済も10月から手数料がかかってくる。一般的にクレジットカードもそうだが手数料率は店舗の規模によって変わる。個人商店などは通常手数料率が高い。 + +QRコード決済に限らず電子決済が普及すると一番割を食うのはどこか。バーコードがついた専用レジを入れられず、手数料率が高くなる小規模店舗だ。手数料が1%違うだけでも損益にじわじわ効いてくる。 + +つまりキャッシュレス決済というのは、小規模店舗を淘汰するような圧力、作用、働きがある。 + +</MessageBubble> + +##### ⑤ 市税にマイナス +###### 手数料の市外流出は市税に大きなマイナスだがどう考える? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +すべての電子決済は手数料分が市外に流出し、市税にマイナスの影響があることを市はどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市内にはキャッシュレス決済に対応できる事業者がない中で、市外事業者に業務委託する必要があるため、事業実施に当たりやむを得ないものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +##### ⑥:税金的側面 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(決済のたびに手数料が取られるということは)利用者と事業者にとって税金的な側面があるということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市は気付かないところで支払わされるコストにもっと目を向ける必要がある。市民の生活に係る費用に対し、そういった数%の手数料が上乗せされ持っていかれることは、市民の生活にも、市税にも直結する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は[3月の一般質問](../../r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman/)で、再生可能エネルギーのFIT制度による「発電促進賦課金」の話をした。これは太陽光発電をしている業者に対し、太陽光発電をしていない人たちが払わなくてはいけないお金のことだ。 + +ほとんどの人が知らないうち電気代に10%ぐらい上乗せされている。今後それがもっと上がっていく。これは実質的に増税のような効果がありますよ、という話をした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +消費税が仮に1%上がると大きく騒がれるが、こういった実質的に増税と同じような再生エネルギーの賦課金などについては、ほぼまったく問題にされていない。そういったことが許されていくと、どんどん経済格差が広がり、多くの人の豊かさが失われていく。 + +(なお私は何度も主張しているように、家庭用の太陽光発電は現状では環境改善に貢献するものではないと思っている)。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +よく考えてもらいたい。9月まではQRコード決済の手数料は無料だが10月からは手数料がかかる。すると市の財源で行う30%のポイント付与分は、10月以降に使われることとなるので、それについては手数料が持っていかれる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +以上、まとめると次のようになる。 +- 特にバーコードリーダーが置けない小規模な店舗でセキュリティ(詐欺行為に対する耐性)に大きな懸念がある +- 利便性があるとは必ずしも言い切れない +- 高齢者、障害者、経済的困窮者を排除する働きがある +- 小規模店舗を淘汰して大規模な店舗の寡占につながる作用を持っている +- 利用者と事業者にとって税金的な側面がある +- 市税にマイナスの影響がある + +</MessageBubble> + + +#### これだけ問題があることを認識している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これだけ多くの問題があるが、認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +たしかにキャッシュレス決済を使わない方も多くることも認識している。しかし9月までは店舗に対する手数料等はかからないので、店舗に対しては金銭面の負担がないということで、このキャッシュレス決済ポイント付与事業は有効と考えている。またスマートフォン等を使われ方には紙媒体での支援をしていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +9月までの売り上げに関しては問題ないが、市の財源を投じた30%の分については手数料を持っていかれる。 + +</MessageBubble> + +#### 現在から将来に及ぼす影響をよく考えよ + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は、市がたとえばこういった特定の決済手段を市の事業として推進しようとか、そういう検討をする場合は、それが市民や事業者に対し +- 現状でどんな影響を及ぼすか +- 将来的にどんな影響を及ぼしていくか +- 長期的にどういうことになっていくか + +をよく考えないといけないと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 禁断の果実、市として手を出さない判断を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回東京都の補助が4分の3出るが、これから市民の福祉にじわじわと与える影響をよく考えると、私は、これは禁断の果実だと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市としてはそういったものには手を出さない、そういう判断が出てもよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このキャッシュレスポイント事業については、経済波及効果もよく分からないと私は何度も言ってきた。 + +</MessageBubble> + +#### 商工会がしているような事業へ集中を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +むしろ小平商工会の方々が自発的に行ってくださるクーポンや商品券的なものを介し、ほぼすべての投じたお金が市内にちゃんと落ちていく、そういう事業に大半を投じてほしいと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +お年玉キャンペーンも参加店舗はすごく多い。1,000店舗近くあるということ。そういったことをどんどん拡大していってほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに言えば、クーポンの何がよいかというと、コンビニエンスストアなどで無言でピッとやるより、クーポンの受渡しをすることで会話が発生したりする。「もうこれでクーポンは最後なのよ」のような。そういうコミュニケーションを促進するやり方でもあると思う。 + +</MessageBubble> + +#### 参加店舗数と市内全事業者数は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +キャッシュレスポイント事業の前回参加店舗数と今回参加店舗数、それから市内の全事業者数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +前回令和3年1月、一番多くのお店が登録していただいた時期、PayPayしか公表されていないが、約865店舗。 + +また今回は9月1日から実施しているが、こちらもPayPayのみで940店舗。 + +市内の事業者数は、かなり古いデータになるが、過去の経済センサスの直近のもので4,600店舗前後。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると865店舗から940店舗なので、75店舗しか増えていない。4,600店舗ある中で。前回大成功したと言っているが、ほとんど増えていない。果たして事業者から本当に要望されているのかと思う。 + +</MessageBubble> + +### ②現金限定の店舗が活気付いているが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +キャッシュレス決済を推進する立場からして、市内で現金決済に限定した大型店舗が活気付いている状況を市はどう見ているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +大型店舗は商品の種類や量が多く、利益率を抑えた薄利多売を行っている店舗もあるため、キャッシュレス決済ではなく現金決済に限定した場合でも多くの方に利用されているものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どんな理由でキャッシュレス決済を入れていないのかは聞いてみないと分からないが、高齢者でも、障害者でも、経済的困窮者でも使える。たとえば本当の多様性、そういったことを考えている事業者であれば私はそういう会社を応援したい。 + +</MessageBubble> + +### ③決済手数料以外の支払い金は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回と今回のキャッシュレスポイント事業で、決済手数料以外に決済事業者へ支払われる金額は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +委託料のうち前回は2か月、合計で約430万円、今回は約970万円。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1点目の質問で手数料が安価と答弁していたことと齟齬があると思う。手数料に関しては重要な事項。直接市民に還元される部分ではないので。 + +</MessageBubble> + +#### 予算書に手数料の記載をしてほしいが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これ以降もし仮に、私は実施してほしくはないが、もし今後仮に同様なことを行うとしたら、予算書にもその内訳を記載してほしい。それについてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +この場で予算書にそれを記載できるかどうかというのはお答えできないが、委員会等、説明する場面で、手数料の内訳等も説明できたらと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +お願いする。 + +</MessageBubble> + +### ④前回の事業評価で何を検証した? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回のキャッシュレスポイント事業評価のため、具体的に何を検証したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +PayPayを利用した決済額は、 +- キャンペーンを中小規模の事業者に限定して実施した昨年11月は約3億円 +- キャンペーンを実施しなかった昨年12月は約2億円 +- キャンペーンに大規模の事業者を含めた本年1月は約12億円 + +となっており、対象とする店舗等により、大幅に影響を受けることが確認された。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +事業者からは肯定的な反響が大きく、また、コロナ禍で暗い気持ちになっている中、買い物を心から楽しめたという市民の声も多数いただいており、市民、事業者双方に喜んでいただける事業だと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私が述べたさまざまな問題点を検証するような観点から、いろいろなやり方があると思うので、アンケートを取るとかもそうだが、ぜひ検証してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +##### 本当に市で行うべき事業か、表で確認を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もっと言えば、こういった事業を行う前、事業計画の段階で、できればチェック表みたいなものをつくってほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +チェック表はたとえば事業者、利用者、高齢者、障害者、経済的困窮者などいろんな列があり、それぞれに現状と今後のような行がありそれぞれ〇や×や△をつけていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえばQRコード決済を導入しようかという検討の段階になったら、現金決済とかほかの決済との比較表をつくる。QRコード決済のほうの表では高齢者、障害者、経済的困窮者などの欄には×や△が入ってくる。現金決済のほうはそれらすべて〇になると思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それからたとえば、QRコード決済の事業者の欄には、小規模な事業者にとっては長期的に負担になり、大規模事業者に有利な働きがあるとかそういったことを書いていくと。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +またたとえば市民の欄には、QRコード決済は税金的側面があるとか、そういったことを書いていくとよい。そうすると全体像が見えてきて、果たしてそれを本当に市で行ってよいものかどうか分かる。また議会にも説明しやすい。そういうことをしてはどうかということで、これは提案。 + +</MessageBubble> + +### ⑤教育費約8千万円分を穴埋めに流用した状況をどう考えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は教育費約8,000万円の余り分をキャッシュレスポイント事業の穴埋めに流用せざるを得なかった状況をどう認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +コロナ禍という未曽有の状況の中で初めて実施した事業であったこともあり、当初に想定した予算額を大幅に超えることになったが、これまでの実績や他自治体の状況等を踏まえ、委託事業者と連携し、予算を超過しないような事業積算に努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは通告書にも書いてあるが、本当に問題だと思う。穴埋めに使う分がなければ、教育費内で消化できたはず。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育費が本当に足りていないと感じるときがよくある。たとえば、ひとつのクラスでWi-Fiが一度に10人しかつながらない。10人使ったら次の10人みたいなやり方をしているような。今はもう直っているかもしれないが、そういったところの改善にも使えるお金だったのではないかなと。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしくは私が以前から何度も指摘しているような、不登校の子や支援級に通いながら学習の機会を逃している子どもたちにオンラインで授業を届けるとか。そういったところにお金を使えたのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしくはコロナ禍でしわ寄せが来ているような特別支援が必要な子どもたちに支援員を緊急で増やしたり。手当てを厚くするとかそういったことに使ってほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことではなく、効果がよく分からない事業の、しかも穴埋めに、教育費の残った分を回さなければならない状況は信じられないこと。 + +</MessageBubble> + +#### 今後予算超過しない方法は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一応質問するが、仮に今後同様なキャッシュレスポイント事業を行うとなった場合、そういった予算超過しない、こういう事態にならないようどんなやり方が考えられるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +ひとつは、町田市の例がある。6月いっぱいで、町田市が、小平市と似たようなスキームでキャッシュレス決済ポイントについて5億円のポイント付与決済額が出た。7月になってからそういったデータを把握した。市のほうでも1か月の上限額を5,000円から3,000円、1回当たりも2,000円から1,000円というような形で、スキームの変更というか、考え方を変えた。他市の状況なども把握しながらやっていくということがひとつあるかと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域振興部長(余語)" align="left"> + +もうひとつこれは最も課題と捉えているが、ポイント付与の上限を定めて上限で打切りができる、そういったことができればこういった補正予算をお願いするようなことはないと認識している。しかし事業者のほうでそういったことはなかなかできないという現状がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局一番の原因は打切りができないこと。今言われたように事業者から「対応できません。3週間ぐらいかかります」みたいなことを言われているから。 + +</MessageBubble> + +### ⑥なぜ予算到達でポイント付与の打切りをしない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算到達でポイント付与の打切りをしない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +事業者のシステム上、打切りを行うには決定から実行まで3週間程度の期間を要するため。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は、打切りは、決済事業者がやろうと思えばできると思う。たとえば、決済するとすぐに「いくらのポイントがつきます」の表示が出る。会社としてはすぐできるはず。1日か2日かかるかもしれないが、それでもまだよい。 + +事業者ができないと言っている理由が、もし仮に、利益を得るためにできないと言っているのだとすれば、私は本当に非常に問題だと思う。そんなところと事業を一緒にやってはいけない。 + +また打切りができないということは、町田市もそうだが、同様な問題がほかの同じ事業をしている自治体で発生していることになる。ということはこれを推進している東京都の判断が非常に問題。打ち切りできないのならこういった事業はやるべきでない。<Highlight>これはギャンブルだ。</Highlight> + +</MessageBubble> + +### まとめ:禁断の果実に手を出すな +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +繰り返すがQRコード決済には、次のような数多くの問題があると考える。 +- セキュリティ(詐欺行為への耐性)の懸念 +- 利便性の問題 +- 高齢者、障害者、経済的困窮者などの社会的弱者を排除する働きがある問題 +- 小規模店舗を淘汰して大規模な店舗の寡占化につながる作用がある問題 +- 市民や事業者に増税的な側面がある問題 +- 自治体の税収へマイナスに働く問題 +- 打切りができずギャンブル性を有することで、自治体のほかの事業が侵食されてしまう問題 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういった問題が解消されない限り、市がやるべき事業ではない。やらないという判断をしなくてはならない。私は、これは禁断の果実だと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/2-corona-kodomo-nitijo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/2-corona-kodomo-nitijo.mdx new file mode 100644 index 0000000..bc605ff --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/2-corona-kodomo-nitijo.mdx @@ -0,0 +1,305 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に" +tags: + - 人権侵害 +--- + + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1240&schedule_id=5&minute_id=647&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年9月10日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +新型コロナウイルスワクチンの接種がもたらす状況や、各国のワクチン接種の効果もデータが出そろってきました。厚生労働省が8月18日に国会へ提出した新型コロナウイルス感染症による7月の期間致死率は0.14%で、インフルエンザ並みとなっています。その状況変化に応じてコロナ対策を撤廃する国が増えてきており、日本も対応を緩めていくべきと考えます。 + +子どもたちの一日一日はとても貴重です。私たち大人はリスクを過剰に恐れ、過剰な対応をすることで子どもたちからさまざまな経験の場を奪い取ってはなりません。子どもたちは重症化したり、亡くなったりする可能性は非常に低いにもかかわらず、大人たちよりも制約の多い状況で過ごしています。そのような状況を改善すべく、質問しました。 + +国の方針は解釈次第で「ゆるい制限」に受け取れるのですが、市が勝手に忖度して厳しい制限を子どもたちに課している状況だと私は見ています。職員にはおかしいことはおかしいと言うだけの矜持を持っていただき、子ども中心の視点で考えてほしいものです。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 世界各国で、マスクなし行動制限なしとする状況については | 各国で状況異なる | +| マスクが感染予防に有効とする根拠は | 分からない中で対策、今後対策も変わる | +| 子どもの心身健康状態の把握は | 定期健診、毎日の健康調査、担任等の相談で | +| 子どもの心身健康状態に異常は | 特別な変化はない、体力調査はこれから | +| 子どもの自殺者がコロナ禍で増加の状況について | 認識している、ケアと相談で | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210910-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 各国がコロナ規制撤廃を行う中、日本は過剰な対策を続けている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国内の新型コロナウイルスワクチン接種がもたらす状況や各国のワクチン接種の効果などもデータが出そろってきた。厚生労働省が8月18日に国会へ提出した新型コロナウイルス感染症による7月の期間致死率は0.14%であり、インフルエンザ並みとなっている。 + +8月27日にはデンマークがすべてのコロナ規制撤廃を表明し、コロナパスも9月10日までで終了する。スウェーデンも9月から規制撤廃。それ以外にも、フィンランド、イギリス、米国の各州、ロシア、中国等、他国の例もある。 + +さまざまなデータが日本国内や市内における対応の過剰さを物語っている。世界的な状況は変わっているものの、新型コロナウイルス感染症対策に関する対応は以前より大きく変わることがない。 + +特に子どもたちにとっての一日一日はとても貴重だ。私たち大人は、リスクを過剰に恐れ過剰な対応をすることで、子どもたちからさまざまな経験の場を奪い取ってはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、感情や報道によるのではなく、冷静にデータを洗い直し、各国の対応状況も参考にしながら対応を緩めていくべきだ。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +#### 主要メディアが特定の目的をもち世の中の空気をつくりだしていると感じる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は今の時代もこれまでも、主要なメディアが、特定の目的を持ち、その目的に沿わない情報は一切報道しなかったり恐怖心をあおるような報道をしたりして世の中の空気をつくり出していると思う。 + +都合の悪いデータや外国の状況を正確に伝えない状況がある。または特定のグループにレッテルを貼るなどして分断の思想を持ち込むこともよくある。ワクチン派・反ワクチン派というレッテルを貼るなどは最たるもの。 + +メディアの多くは、普段は「多様性が重要」と言いながら一方ではそういうことをしている。これは第二次世界大戦に日本が参戦することになったころの状況と何も変わっていない。国民・非国民というレッテル貼りと同じこと。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +#### 子どもたちには情報に関する教育が必要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +余談だが子どもたちには「情報の教育」が必要と思う。 + +主要メディアの報道だからといって、それをデータも調べずすぐに信じるようなことのないよう、また戦前や戦中に新聞やテレビが何を報道してきたのか、今どれだけ偏った情報を流しているのか。 + +そういう風に、「メディアが情報をどう扱っているか」といったことも、本当は勉強してもらったほうがよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いずれにしろ特に私たち政治家は、おかしいことはおかしいと言わなければいけない立場だ。そのために質問している。 + +</MessageBubble> + +### ①世界各地でマスクも行動制限もない事例をどう捉えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は世界各国でマスクもせず行動制限も特にないような事例についてどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +今年に入り、複数の国が制限措置の緩和に取り組んでいるが、その成果はまちまち。たとえばワクチンの接種スピードが速い国では、国民のマスク着用をやめ、店舗やレストラン、ホテル、映画館が完全に営業を再開するなど、以前の日常生活に戻ったが、最近では一部の国において、従来株より感染力の強いデルタ株の拡大により、屋内でのマスク着用の義務化や入国する全員を対象とした隔離措置など、多くの制限が再導入されている状況もある。 + +各国で状況が異なるため、一方では行動制限等がない国もあるものと捉えている。感染症対策は、国や都道府県が中心となり、広域的な対策、対応及び措置を講じていくことが重要と捉えている。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市においても、東京都全体で取り組んでいくことが重要と認識しているので、引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等に沿った対応をしていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +日本の主要メディアがほとんど報道しないが、ちょっと調べると、マスクもせず人が密集してコロナ前のような新型コロナウイルス感染症がなくなったかのような暮らしをしている国や地域がたくさんある。 + +</MessageBubble> + +#### 規制がほぼ何もない国々でも陽性者数や死者数は問題になっていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +だからといって、マスクをしっかりし、触ったものを全部アルコールで消毒し行動を自粛している日本などと比べて陽性者数や死者数が問題になっているかというと、けっしてそんなことはない。 + +特にスウェーデンが象徴的。ストックホルムの学校の状況などを見ても、検索するとすぐ画像もいっぱい出てくるが、もう誰もマスクなんてしていない。 + +スウェーデンはもともとコロナ対策をほとんどしないところで、当初死者数が増えたりして大失敗だとかさんざん言われていたが、結局その方式が今は成功事例になっている。ほとんどこれも報道されない。 + +学校の子どもたちは一切マスクもしていないし、ワクチン接種は進んでいるが、自粛の強要やマスクの強要、ワクチンの強要も一切なくやってきて9月からはコロナ規制がほぼ完全撤廃される。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は、これこそ日本がまねすべきケースだと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ロシアや中国も一般に思われているよりかなり緩い。ロシアはマスクしている人なんか全然いない。アメリカも一部の厳しい措置をしている州だけが取り上げられて報道されているが、実際は多くの州でマスクなしで、スタジアムに人々が殺到したりしている状況もある。 + +</MessageBubble> + +#### 対策の程度が高いイスラエルやスコットランドで陽性者数が増えている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +逆に最もワクチンの接種が進んでいるイスラエルで、今非常に陽性者数が増えている。マスク着用が義務化されているスコットランドも今陽性者数が増えているといった状況。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これがメディアもよく引用するオックスフォードのサイトのデータ。人口100万人当たりの陽性者数。赤で書いたのが、ワクチン接種がかなり進んでいるイスラエル。 + +イスラエルの感染者数が非常に増えている。ワクチン接種が進んだイスラエルでこれだけ増えているということは、要は感染予防効果はほとんどないということ。 + +下のほうに日本も入っている。マスクをほぼしない、自粛もしない、感染予防の対策などをほとんどしない国々の陽性者数が、日本と同じもしくはそれ以下だ。こういうデータを見れば何が起きているかは分かると思う。 + +</MessageBubble> + +### ②マスクが感染予防に有効とする根拠は? +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +マスクが感染予防に有効としている根拠は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(篠宮)" align="left"> + +マスクであったり、手洗いであったり、人との距離というところは今言われている。感染症の歴史からも、さまざま分からないことの中で対策をしているという事実はあると認識をしているところ。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いずれにしても今国においては研究者等もさまざまなデータを検証していく中で、今後マスクの対応、そのほかの対策も変わってくるのではないかと認識をしているところだが、現状では国民全体でマスクをしましょうということになっているのでその対応を市としても進めている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市として単独でなかなか動くことはできないというのは分かっているが、マスクがないと濃厚接触と定義されてしまったりする<sup>*</sup>ので、そういったところがあると思う。東京都にはそういった基準を見直してほしい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ❓ マスクを着けていないと濃厚接触者になるのか + +厚労省に電話で確認したところ、次のとおり、マスクを着けていないことからといってすぐに濃厚接触者とみなされるわけではありませんでした。 + +**Q(安竹):** 濃厚接触者の定義として「マスクをつけず15分以上近くにいた場合」という話を耳にした。この「マスクをつけずに」というところは、その場にいる双方ともマスク着用が必要なのか。それとも、片方がマスクをしていればよいのか。 + +**A(厚労省):** [「新型コロナウイルス感染症COVID-19 診療の手引き 第7.2版」の28ページ表3-2](https://www.mhlw.go.jp/content/000936655.pdf#page=28)を見てほしい。 +これらの状況を踏まえて総合的に判断するものであり、マスク非着用だからといって、そこを切り取って判断するものではない。 +つまり、片方がマスクをつけている、両方がマスクをつけている、というところだけで判断はしない。 + +(厚労省:新型コロナウイルス感染症対策推進本部 戦略班 自治体対応窓口・令和4年7月5日に確認) + +ここで示された資料には、次のとおり、マスクのマの字も書かれていません。 + + + +::: + +### ③子どもたちの心身健康状態の把握は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国立成育医療研究センターのグループが定期的に行っているアンケート調査等に、コロナ禍での子どもたちや保護者たちの心理的ストレスが表れている。市は子どもたちの心身健康状態をどう把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +定期健康診断や、毎日行っている健康調査のほか、担任、スクールカウンセラー及び養護教諭等による相談の中で、心身の健康状態の把握に努めている。 + +</MessageBubble> + +#### 過剰な対策で負担を強いられている子どもたち + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +心身健康状態に関しては、特に発達障害のあるお子さんの御家庭など、そういったところにはできれば子どもだけではなくて保護者にもアンケートを取ったりさまざまなお話を伺ったりしたほうがよい。 + +学校が休校になった場合は、宿題がいっぱい出たりする。オンラインでやる場合、一日の最初に先生が話し、課題が出る。そういったことを全部家の中でやらなきゃいけない。発達障害の子たちの中にはそれが大変な子たちもいる。 + +</MessageBubble> + +#### 夏休み明けの自殺が増えている理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +推測だが、夏休み明けに自殺者が増えてくる状況は「勉強に追いつけていない」ところもひとつあるのでは。夏休みで勉強に追いつこうと思ったけれども追いつけなかったとか、そういうこともあるのではないか。 + +</MessageBubble> + +### ④子どもたちの各指標に異常な兆候は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内で、 +- 不登校 +- いじめ +- (その他)問題行動 +- 家庭内暴力 +- 熱中症の件数 +- 成績 + +など、児童・生徒の心身の健康状態が反映される各種指標に、異常な兆候は表れていないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +学校生活に関わる問題行動や熱中症の件数に、新型コロナウイルス感染症の拡大以前と以後で特別な変化はない。成績等についても、全国学力調査結果において特別な変化は見られない。 + +体力調査結果については、本年度の実施結果がこれから示されるため、コロナ禍において運動の機会が減っていることを踏まえ、調査結果を注視していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤コロナ禍の子ども自殺増をどう捉えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月25日に開催された児童・生徒の自殺予防に関する調査研究協力者会議などで指摘されているように、児童・生徒(高校生を含む)の自殺者数がコロナ禍において増えている状況について、市はどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、子どもたちの日常生活や学校生活にこれまでと異なる状況が長期に及んでいることが背景のひとつであると認識している。 + +小平市立学校では、子どもたちの大切な命を守るために長期休業日明けの子どもたちの小さな変化を見逃すことなく、必要なケアを行うとともに安心して相談できるよう取り組んでいく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小・中学生というよりは、データを見ると実際は高校生の増加が多いと思う。思春期で、今言ったような夏休み明けでもなかなか勉強に追いつかないとか、そういったことがあるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +何かあったらすぐ学級閉鎖とか自宅学習とかになってしまうと、学習障害の子どもや共働きの世帯、社会的に弱い立場にある方々へしわ寄せが来るので、そういったことはなるべくやらないでいただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai.mdx new file mode 100644 index 0000000..9846c2a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai.mdx @@ -0,0 +1,407 @@ +--- +first: 2022-05-06 +description: 令和3年度9月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)ワクチン接種・非接種での差別は人権侵害である" +tags: + - 人権侵害 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1240&schedule_id=5&minute_id=647&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和3年9月10日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +新型コロナウイルスワクチンの接種は強制ではありません。にもかかわらず、職場などで、本人が望まないのに実質的に接種を強制させられているという声を多く耳にします。また、未接種者に対する差別も行われている状況です。 + +私は、これほど明確で、大規模な人権侵害が見過ごされていることに驚きを隠せません。普段から、人権の大切さや多様性の大切さを説いている小平市が、これらの問題に対しほぼ何の対策も行っていないことにも驚きます。 + +**人権や多様性を尊重するという意味が分かっていないのではないか**と思い、本質的なところを問いました。 + +全体的に残念な答弁でした。継続して訴えていきます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| 人権とは | [幸福な人生のための将来にわたり保障されるべき生まれながらの権利](#市が考える人権とは) | +| ワクチン非接種者は接種者のリスクになると考えるか | [判断できない](#新型コロナウイルスワクチンの非接種者が同接種者のリスクになると市は考えるか) | +| 差別や分断を招かぬよう、啓発の推進や相談窓口の設置を | [既存の方法で努める](#接種者と非接種者の差別や分断を招かぬよう啓発を推進し人権の相談窓口を設けるべきでは) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20210910-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### ワクチン接種が実質的に強制されている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(すべての)ワクチン接種は、厚生労働省も指摘するように強制ではない。しかし職場などでは、同調圧力の下、望まないのに新型コロナウイルスワクチンの接種をせざるを得ないという声を多く耳にする。 + +</MessageBubble> + +#### 「未接種者が感染を広げている」という根拠のない話も喧伝されている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +またワクチン未接種者が感染を広げているといった根拠のない話もさまざまなメディアを通じて喧伝されている。それにより「接種しないのはおかしい」という展開にもなっている。 + +</MessageBubble> + +#### 逆に「接種者が感染を広げている」説も + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一方「ワクチン接種者が感染を広げている」という説もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +つまり感染防止効果がなく症状を抑えるようなワクチンであれば、その接種者は感染してもそうとは気付かず通常の活動をすることになり、知らず知らずのうちに周りの人にうつす状況となっている、という説だ。 + +ワクチン接種の広がりに合わせて家庭内感染も広がっている理由もこれで説明できるという論もある。 + +</MessageBubble> + +#### だから○○がおかしいとするのは人権侵害 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いずれにしろこのような接種者、非接種者に対する評価は、すぐに「だから◯◯がおかしい」といった差別につながる。これは重大な人権侵害だ。 + +歴史から明らかなように人々の恐怖に根差した差別は放置すればすぐ拡大する可能性がある。 + +</MessageBubble> + +#### 魔女狩りにつながる危険な流れ + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +特に、 +- ほかの人にうつさないため +- 高齢者のため +- 社会によいことをなすため + +といった「善の意識」を背景に「だから接種できるのに、しない人はおかしい」という流れができることは非常に危険だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば今後、仮に致死率が高いと言われるようなウイルスが出現し、世の中がパニックになると科学的事実や合理的判断はまったく忘れ去られてしまい、中世の魔女狩りのような状況になる可能性もある。 + +</MessageBubble> + +#### 人権侵害を防ぐため市は一層の対策を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +人権に関する事業を常に行い人権擁護を推進している市としては、できる限りそのような状況にならないよう今この時点でより一層の対策を講じるべきだと考える。そのため質問する。 + +</MessageBubble> + +### ①市が考える人権とは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市が考える人権とは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +人が幸福な人生を送るため生まれながらにして持っている権利であり、将来にわたって保障されるべきものと認識している。 + +</MessageBubble> + +##### 人権は誰もが自由意志で生きられる権利 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +人権というのは、個人の自由意思で生きられるということ。 + +自分の自由意思に基づかず、 +- 暴行を受けない +- 生命を脅かされない +- 行動を制限されない + +とかそういったこと。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +人権という考え方は「対国家権力」に由来していると言う人もいる。有名なのはフランスの人権宣言など。 + +つまり国家というのは人々の自由を制限したり弾圧したりするということが往々にしてある。それに対して人間の自然的な欲求から出てきているもの、それがベースになっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今まさにその人権が侵害されている。ワクチンパスポートなどは最たるもので国民を差別する思想だ。こういった典型的な人権侵害が起きている、もしくは起きつつあるという状況。 + +感染防止効果がないのにどこをどう考えればワクチンパスポートという発想になるのか。本当にまったく分からないし私は大反対だ。 + +</MessageBubble> + +#### ママエンジェルスからいただいた人権侵害のさまざまな事例 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ママエンジェルスというグループの方々から内閣官房に渡された資料をいただいたので、そこから事例紹介したい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +- 医療職の方が、上司から、新型コロナワクチンの接種に関し「医療職なのに打たないって考えられない、辞めたほうがよいね」と言われた +- 休日に上司から電話があり「職場で何かあったとき、あなただけ受けていないと疑われるよね」と検査を強要された +- 誰もが目にできるところへ貼ってあるワクチン接種表の、自分の名前の横に「拒否」と書かれた +- 看護師が接種拒否したら「もし施設で新型コロナウイルス感染症が出たらワクチン接種してなかった人の責任だ」と言われた + +またたとえば次のようなことも報道されている。 +- 飲食チェーン店で、社員のネームプレートに、ワクチン接種またはPCR検査したことの表示を検討している + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +こういった行為はすべて「ワクチン接種しなければここでは働いていけない」という空気をつくる。職を失うかもしれないという脅しを与え、または、実際に強要する行為だ。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 自由意志を無視し医療行為や身体にリスクのあることをさせるのは暴行罪 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういった脅しや強要の下、つまり自由意思ではない状況で + +- 注射針を刺すなどの医療行為をさせること +- 副反応が出たり、後遺症が残ったりするリスク、最悪の場合死亡する可能性があることをさせること + +などをさせるのは暴行罪ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +皆なんとなく雰囲気でやっていると思うが、こういったことを許していると、なし崩し的にほかの多くのことについても人権の壁というものがどんどん崩壊していってしまう。私は、これは**人権の危機**だと考えている。 + +</MessageBubble> + +### ②ワクチンを接種できないのはどんな人たち? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新型コロナウイルスワクチンを接種しないのではなく、接種できないのは具体的にどんな人たちか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +- 明らかに発熱している方 +- 重い急性疾患にかかっている方 +- ワクチンの成分に対し、アナフィラキシーなど重度の過敏症の既往歴のある方等 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また予防接種を受けるに当たり注意が必要な方として、 +- 抗凝固療法を受けている方 +- 血小板減少症または凝固障害のある方 +- 過去に免疫不全の診断を受けた方 +- 近親者に先天性免疫不全症の方がいる方 +- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある方 +- 過去に予防接種を受けて接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状の出た方 +- 過去にけいれんを起こしたことがある方 +- ワクチンの成分に対してアレルギーが起こるおそれのある方 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +なおアストラゼネカ社のワクチンの場合は、上記に加え、 +- ワクチン接種後に血小板減少症を伴う静脈もしくは動脈の血栓症を起こしたことがある方 +- 毛細血管漏出症候群の既往歴のある方 + +も接種できない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ワクチン接種しないのではない、できない人たち、こういう立場の弱い人たちのことを一番に考え事業を行わなければならない。 + +</MessageBubble> + +### ③ワクチン非接種者が同接種者のリスクに? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新型コロナウイルスワクチン非接種者がワクチン接種者のリスクになると市は考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +日本で接種が行われている新型コロナウイルスワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症を予防する高い効果があり、また、重症化を予防する効果が<u>期待されている</u>。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +新型コロナウイルス感染症の感染を予防する効果があるかどうかについては、承認前の<u>臨床試験では確認されていない</u>が、現在、多くの国や地域でワクチン接種が進められることでデータが蓄積されてきていると承知している。 + +これらデータの蓄積を受けて、<u>今後</u>、国から新型コロナウイルスワクチンのさまざまな効果が<u>示されると認識している</u>ので、ワクチン非接種者がワクチン接種者のリスクになるかどうかについては、市では判断できないものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +:::note +##### 🔍 正しく認識を + +さまざまな効果が喧伝され、多くの議員も根拠のない発言を議会でも繰り返しています。しかし、市の答弁が示すように、次のことが事実です。留意する必要があります。 + +- 重症化を予防する効果は確認されていない +- 感染予防効果は確認されていない +- さまざまな効果があることは現時点で示されていない + +::: + + +#### 人にうつさないために新型コロナウイルスワクチンを接種するという認識は(危険な)誤り + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、新型コロナウイルスワクチンを接種するのは **人にうつさないためではない**。自分の重症化を抑えるために接種するもの<sup>*</sup>。(保険担当部長も)うなずいているので、その認識でよい、ということ。 + +(<sup>*</sup>さらに重症化を予防する効果についても、市の答弁によれば効果が確認されているものではなく「効果が期待されている」ものです)。 + +</MessageBubble> + +### ④接種者と非接種者の差別や分断を招かぬよう啓発を推進し人権相談窓口を設けるべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市はワクチン接種者と非接種者の差別や分断を招かぬよう、より積極的で具体的な啓発を推進したり、市の相談窓口を設け、人権についての相談も受けることを明記したりすべきではないか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +新型コロナウイルスワクチンの接種に関する差別や偏見、分断等はあってはならないものと考えている。市では、接種券に同封した案内通知や市報、市ホームページにおいて、差別等に関する内容を掲載しており、今後も啓発に努めていく。 + +またワクチン接種に関する人権についての相談窓口については、国においてさまざまな形での相談窓口を設置しており、市ホームページでは、法務省の新型コロナウイルス感染症に関連した差別などの悩みを相談できる窓口を案内している。 + +市としては、引き続き必要な方に適切に案内ができるよう努めていく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は啓発が足りない。他市の事例としてよい例が埼玉県のホームページに載っている情報。これもママエンジェルスに教えていただいた。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +無意識にこんな行動していませんか、こうした行動はすべてワクチン差別ですよと。 + +- 回覧などの方法で、接種の有無が第三者に分かるように調査する +- 接種を受けない場合は○○といったルールをつくるなどにより、受けなければならない雰囲気をつくる +- アレルギー症状の診断書を提出させるなど、ワクチン接種をしない理由の提出を求める +- 退職、職場や事業からの退出を求める、参加させないなど、非接種のみを理由として不当な取扱いをする + +分かりやすく具体的。こういった啓発をしてほしい。 + +ほかにも今日は時間がないので紹介し切れないが、さまざまな市でこういう取組を行っている。小平市もぜひやってほしい。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +#### 今対策しないなら、普段やっている「人権の啓発活動」は無意味 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし今こういうことをしないなら、普段やっているような人権の啓発活動や講演会というのは一体何なのか。今後そういったことをしても、信憑性がなく、形骸化していくだろうと思う。 + +</MessageBubble> + +### ⑤マスク着用の勧奨など子どもの判断が差別につながるルールづくりはやめるべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市教育委員会は、特に社会の成り立ちや人権に関する意識がまだ育っていない状況の小・中学校などでは、マスク着用の勧奨など個人の判断が差別につながるようなルールづくりをやめるべきではないか。 + +たとえば発達障害の子どもなどはマスクができない状況もあり、そういった子どもたちにも大きなストレスになる。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +新型コロナウイルス感染症予防のために、適切なマスクの着用、正しい方法と適切なタイミングでの手洗い、身体的距離の確保の3つを基本として、児童・生徒への指導を継続していく。 + +一方でさまざまな事情によりマスクをしていない人への差別や偏見が生じる可能性があることから、市立学校では、新型コロナウイルス感染症に対する不安から陥りやすい偏見や差別意識を解消するための指導を継続していく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + +##### 多様性や人権をないがしろにしないためには、まず見過ごさないこと + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +時間がないのでまとめる。キャッシュレスポイント事業のところでも述べたように、弱者が排除される働きのあるところもそうだが、多様性や人権の尊重の本当の意味を考え、これらがないがしろにされないように事業を行ってもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ではどうすればよいかというとすごく簡単。**見過ごさない**ということ。特に弱い立場にある方々のことを見過ごさないだけでよい。それだけでさまざまなことが解決に向かう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なおSDGsの「誰一人取り残さない」という言葉があるが、私はこの言葉があまり好きではない。温かみを感じない。 + +英語で言うとNo one will be left behind。Left behindというところに、分断の思想があると感じる。BehindとFront、もしくはBehindとAhead。区別がある。 + +日本語で言えば「取り残される場所」と「そうじゃない場所」、そういう区別をする思想を背景に感じる。 + +だから私はこの言葉を一切使わないようにしている。むしろ「誰も見過ごさない」。この精神が最も大切だと思う。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/noukou.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/noukou.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..0b9c15c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/noukou.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..85efebf --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..bf6dc30 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..ced9250 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..b71deb6 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)キャッシュレスポイント事業に不確実性を持たせるな](./1-cashless-point-gamble/) +- [(2)データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に](./2-corona-kodomo-nitijo/) +- [(3)ワクチン接種・非接種での差別は人権侵害である](./3-vaccine-sabetu-jinkensingai/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..22a4869 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r3d/index.mdx @@ -0,0 +1,24 @@ +--- +title: 令和3年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを](./3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi/) + - [(2)いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう](./3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/) + - [(3)保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を](./3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか](./12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan/) + - [(2)学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために](./12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu/) + - [(3)公共トイレの重要性を認識し、協力店事業を行ってはどうか](./12gatu/3-kokyo-toire-kyouryokuten/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)キャッシュレスポイント事業に不確実性を持たせるな](./9gatu/1-cashless-point-gamble/) + - [(2)データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に](./9gatu/2-corona-kodomo-nitijo/) + - [(3)ワクチン接種・非接種での差別は人権侵害である](./9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)防災に対し、市長は本気で取り組むのか](./6gatu/1-sityou-bousai-honkijanaidesyo/) + - [(2)行き場のない子どもたちを見過ごすな](./6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi/) + - [(3)ふるさと納税制度の活用について](./6gatu/3-furusato-nouzei/) + - [(4)ひとり親家庭の実態調査を](./6gatu/4-hitorioya-katei-jittai-chousa/) + - [(5)血管年齢等を健診時や常時測定できるようにしては](./6gatu/5-kekkan-nenrei/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/1-simin-machizukuri-jourei.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/1-simin-machizukuri-jourei.mdx new file mode 100644 index 0000000..7df5c7d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/1-simin-machizukuri-jourei.mdx @@ -0,0 +1,1159 @@ +--- +first: 2023-01-05 +description: 令和4年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに" +tags: + - 一般質問 + - まちづくり +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~条例や運用の不備、市長の不作為が市民や職員を苦しめており、すぐに改善が必要です~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1368&schedule_id=5&minute_id=205&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年12月2日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +[前回の一般質問](../9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/)に引き続き、東京サレジオ学園の北側にある土地(同学園から事業主であるトヨタホーム㈱に売却された土地)の大規模開発について問いました。また、関連して、回田町で行われている開発についての対応も問いただしました。 + +前回一般質問をしたころには、事業主は周辺住民や市から再三の要求があってもなお自主的協議に一切応じてきませんでした。それがここへきて急きょ事業主の態度が軟化し、周辺住民と事業主の間で十分な意見交換が行える(ように私からは見えていますが)自主的な説明会が開かれています。事業主からは、周辺住民の意向を取り入れた新しい計画案が何度も提示されるなど、今のところは理想的な形に落ち着いています。 + +しかし、このように状況が好転したのは、主に周辺住民の働きかけが奏功した結果です(私はある特殊な事情が強く作用したものと考えています)。市の催促も意味があったでしょう。ただ、市の条例に不備がある状況やそれを運用でカバーしきれていない状況は何も変わっていません。このままでは今後も同じことが起きます。 + +そこで今回は、今後のために、条例の不備や運用の不備を改善するための提案という形で質問しました。 + +担当課は前向きに改善を検討する姿勢はあります。しかし条例の改正となると及び腰です。条例や運用を改善するためには、職員が頻繁に現場に足を運び、情報を収集することが重要です。にもかかわらず、残念なことに市の職員は事業主と周辺住民との間で行われる自主的説明会に(参加を要請されながらも)傍聴者としてすら参加することを拒んでいます。 + +私から見るとこれは『義を見てせざるは勇無きなり』の状況です。市の職員が、市民だけではなく「同僚が苦しんでいる姿を目の当たりにしてもなお」情報収集にすら出て来ないのは、勇気がないからだと感じてしまいます。悲しい文化です。まずはとにかく現場に出ることから改善してほしいです。聞くところによると、かつての小平市は職員が頻繁に現場に来ていたそうです。最近は(コロナ禍前も)めっきり現場に出てこないそうです。 + +また、条例の不備を運用でカバーする際の最後の砦は市長です。しかし市長がこれまでアクションを起こしてきたようには思えません。子どもたちの命に関わる問題が生じて、行き詰まりになっている回田町の開発も、条例の不備とその不備を運用でカバーしきれていないことがひとつ大きな原因になっています。それに対して市長は関係者と協議をするなど行動をしてきたのかも問いました。残念ながらいつものとおり「職員が指示を受けてちゃんとやっている」といった答弁でした。市民だけではなく部下が苦しむ姿を見ても行動に移せない市長は、やはり勇無きなりと感じざるを得ません。市長の任期はあと2年。子どもたちのために、市民のために、そして部下のために、自分にできることを考え直していただきたいと思います。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 周辺住民と自主的協議すること等を、条例の事業主の責務に明記しては? | [今考えていないが研究する。](#-条例に「周辺住民と自主的協議すること」等を明記しては?) | +| なぜ今のところは考えていない? | [事業主に不要な負担を強いる可能性がある。](#なぜ今のところは考えていない) | +| 条例の主旨をいつ指導している? | [大規模開発では土地利用構想の手続き中に。](#条例の主旨をいつ指導している) | +| 自主的協議をしないことは条例違反だと伝えている? | [必ず対応をとは伝えているが、条例違反とは伝えてない。](#自主的協議をしないことは条例違反だと伝えている) | +| 事業主が土地購入するより前に自主的協議が必要と分かるようすべきでは? | [土地売買に絡むので難しい。](#事業主が土地購入するより前に自主的協議が必要と分かるようすべきでは) | +| 問題が明らかなのになぜすぐ対応しない? | [行政指導は相手の任意協力が前提なので書き方が難しい。](#問題が明らかなのになぜすぐ対応しない) | +| 条例改正が難しいならガイドブックの内容と扱いを変え、事業主に配っては? | [提案のとおり検討していきたい。](#条例改正が難しいならガイドブックの内容と扱いを変え事業主に配っては) | +| ガイドブックに事業主責務の具体的内容を記載しては? | [もう少し検討したい。](#ガイドブックに事業主責務の具体的内容を記載しては) | +| 現状を整理するが、認識は正しい? | [大方そうだが市にも限界がある。](#現状を整理するが認識は正しい) | +| ② 自主的協議のタイミングを条例に明記しては? | [過度な負担となる恐れから慎重に。](#-自主的協議のタイミングを条例に明記しては?) | +| 自主的協議を遅らせ、なし崩しに事業完遂する意図があるのでは? | [そういう考えはない。](#自主的協議を遅らせなし崩しに事業完遂する意図があるのでは) | +| ③ 調整会中に事業主から新案が提示されたことについては? | [事前説明が不十分で混乱を招いた。](#-調整会中に事業主から新案が提示されたことについては?) | +| 事業主へ変更届を出すよう促しては? | [なかなか難しい。](#事業主へ変更届を出すよう促しては) | +| 変更届を出す条件は明文化されている? | [明文化している。](#変更届を出す条件は明文化されている) | +| 変更届が出たら、さかのぼって手続きを求める? | [再審議を検討する。](#変更届が出たらさかのぼって手続きを求める) | +| 新案に対する土地利用審議会をあらためて開くべきでは? | [届出がないと再審議しない。](#新案に対する土地利用審議会をあらためて開くべきでは) | +| ④ 「市長が認めたとき」を「都の審査基準による」と書けば? | [最終合意は市長。](#-「市長が認めたとき」を「都の審査基準による」と書けば?) | +| 一時的な問題が生じても長期的には条例に合った土地売買や開発がされるのでは? | [制約がきつい。](#一時的な問題が生じても長期的には条例に合った土地売買や開発がされるのでは) | +| ⑤ 傍聴人の定員は10人と限定せず可能な限り配慮すると要領に書いては? | [議長が柔軟に判断する。](#-傍聴人の定員は10人と限定せず可能な限り配慮すると要領に書いては?) | +| ⑥ まちづくりは土地売却より前に始まるという観点を施策に取り入れては? | [開発事業の内容を都市計画マスタープランの方針に合わせることは事業主も理解していると考える。](#-まちづくりは土地売却より前に始まるという観点を施策に取り入れては?) | +| ⑦ 最後の砦として市長が出てきて自主的協議を促すこともできたはずだが? | [行政指導しており不必要。](#-最後の砦として市長が出てきて自主的協議を促すこともできたはずだが?) | +| ⑧ 回田町の開発でも市長は関係者と協議などしたのか? | [行政指導しており不必要。](#-回田町の開発でも市長は関係者と協議などしたのか?) | +| 子どもたちの命に関わる問題でもあるのに市長は人事を尽くさないの? | [指示を受けた職員で対応。](#子どもたちの命に関わる問題でもあるのに市長は人事を尽くさないの) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20221202-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 前回に引き続き + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[前回](../9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/)に引き続き、東京サレジオ学園の北側にある土地(同学園から事業主に売却された土地)の大規模開発について問う。関連して最後に請願第18号の回田町の開発について問う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前者の開発においては、周辺住民や市からの再三の協議要請に事業主が応じてこなかったことから、市としても初めて直面する課題がいくつも生じてきたと捉えている。 + +</MessageBubble> + +#### 条例と運用の見直しで真の「市民とともにまちづくり」を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +私の認識では、問題は、条例に不備があることと、その不備を運用でカバーしきれていないことにある。 + +周辺住民から具体的に問題が指摘されており、市も改善に着手し始めていると思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +<a id="kaihatu-jourei"></a> + +今回のことを契機に、市の開発条例*を運用に耐えるものへ改良し、カバーする運用面も整え、同第5条に明記された「市民とともにまちづくりを行う」という思想を実のあるものにしてほしい。 + +(*小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例) + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000117"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第5条(事業主の責務)** +事業主は、安全で快適なまちづくりを推進するため、開発事業を行うに当たっては、その内容を[都市計画マスタープラン](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/index07005003.html)の方針に適合させ、自らも地域社会の一員としての社会的使命を自覚し、**市民とともにまちづくりを行う**ものとする + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +#### サレジオ学園北側の土地開発はやっと自主的協議が開始 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サレジオ学園北側の土地開発については、やっと事業主のトヨタホームが話し合いに応じる状況となった。 + +第2回目の調整会は前半と後半に分け、前半の最後に周辺住民と事業主が話し合う時間を設けてもらった。 + +その後、別の日程で事業主の自主的説明会が開かれ、やっと自主的協議ができる環境になってきた。私が見た限りでは今のところ理想的雰囲気。もっと早くから開かれていればとは思うが。 + +</MessageBubble> + +#### 今後同様の問題が起きないように + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは住民の方々のさまざまな働きかけがあった結果。市からの再三の催促もあった。しかし条例に不備があることは変わっておらず、今後も同様な事例が起きる可能性は十分ある。 + +今回よく分かったのは、条例に不備があると、市民や開発事業者が混乱するうえに、その間に挟まれている市の職員にも大きな負担がかかるということ。 + +今後同様の事態が起きないよう条例や運用を改善しよう、という提案の形で質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 条例に「周辺住民と自主的協議すること」等を明記しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[本年9月定例会の答弁](../9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/)で「市民とともにまちづくりを行う」の意味は「事業主と周辺住民が、相手の立場を尊重し、譲り合いの精神を持って自主的に協議をすること」等とあった。 + +しかしこれが条文にないため、事業主は自主的協議をしないことが条例違反になるという認識がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +条例にある事業主の責務について、前回答弁のとおり事業主と周辺住民が自主的に協議すること等を明記すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市の開発条例第5条の事業主の責務については、周辺住民からの意見や要望に対して自主的に協議をすることや課題解決のため相互に建築協定などの検討をすることを想定しており、地域ごとのまちづくりの課題に即した対応を事業主に指導している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また、条例第18条の市民への周知では、紛争が生じた場合は事業主と周辺住民が相互の立場を尊重し、譲り合いの精神をもって自主的に解決するよう努めなければならないこととしている。 + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000339"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第18条(周辺住民への周知等)の3** +事業主と周辺住民との間に紛争が生じた場合は、当該事業主及び周辺住民は、相互の立場を尊重し、互譲の精神をもって、自主的に解決するよう努めなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市としては、開発事業の手続きの際には、事業主に対して条例の主旨を指導しており、現在のところ事業主の自主的な協議を条例に明記することは考えてないが、地域住民のまちづくりへの意識の変化などもあることから、今後の運用における取扱いを含め、研究していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### なぜ今のところは考えていない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜ今のところ明記を考えていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +本来、周辺住民の揉めごとが起こらずスムーズに進められることが一番よい。 + +条例に自主的な説明会を求めることを明記するのは不要な負担を強いることになるのではと考えている。明記してもその方法を選ぶ権利は事業主の方にある。説明会の指定という強い指導をすることはなかなか難しい。 + +市としては運用の中で行政指導として指導していきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その点はのちほど指摘する。 + +</MessageBubble> + +#### 条例の主旨をいつ指導している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +開発事業の手続きの際に事業主に対して条例の主旨を指導していると答弁したが、いつの時点で指導しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +一般的な開発では、事前相談の段階で伝えている。 + +今回のサレジオ学園北側の開発は大規模開発事業なので、その前段の土地利用構想に関わるところの手続きの中でも伝えている。 + +</MessageBubble> + +#### 自主的協議をしないことは条例違反だと伝えている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その指導の際に、「自主的な協議をしない場合は、条例第5条の事業主の責務に違反する」と伝えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +条例違反になるということではなく、周辺住民から声があった場合は必ず説明をし対応してほしいという旨を口頭で伝えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主は条例違反かどうかをとても気にしていることが今回分かった。条例違反でないなら問題はないというスタンスであることも、調整会等の会議録等を読むと分かる。つまり、事業主に対しては「条例違反になる」と伝えることが重要。 + +しかし条例には「市民とともにまちづくりを行ってください」と書いてあるが「自主的な協議をしてください」とは書いてない。もし事業主が土地を買った後、市が事業主に対して自主的な協議に応じるよう指導するなら、事業主は土地を買ってから初めてそれを知らされることになる。 + +これは事業主にとってフェアではない。土地を買った後に後付けでコストがかかることをさせられている。場合によっては訴訟を起こされて市が負ける可能性もある。 + +</MessageBubble> + +#### 事業主が土地購入するより前に自主的協議が必要と分かるようすべきでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのため、条例に明記するなどして、事業主が土地を買う前の段階で「小平市で大規模開発をするなら、自主的協議に応じる必要がある」と分かるようにしなければならないと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +土地を買う前には相互の売買に対してあまり不利益にならないよう注意が必要。伝え方は非常に難しい。行政指導の範囲になってくるので、明記して確実に出すとなれば条例上難しい。 + +今までどおりのやり方で、運用の中での方法でなんとか試みさせてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主の負担になるという点はまたのちほど指摘する。 + +</MessageBubble> + +#### 問題が明らかなのになぜすぐ対応しない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今後の運用における取扱いを含め研究していくという市長答弁だが、市の言う「研究」は皆さんご存じのようにスピーディーに進まない。 + +今回うまくいかなかったことが明らかになっており、周辺住民の方々から具体的な指摘があり問題点も明確になっている。市長の部下である職員にもかなり心理的負担がかかっている。なぜすぐに対応しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +今回、事業主がなかなか自主的協議に応じなかったところが最大の問題だったと思う。 + +自主的協議は、基本的には双方を思いながらやっていかなければいけない。たしかに条例にはその主旨はあるが、自主的協議自体がお願いをしてやっていただくこと。 + +市の方も、行政指導をする過程では、あくまで相手の任意の協力によってのみ実現されるということが行政手続法にも明記されている。書きぶりは非常に難しい。 + +<BlockQuote refs={"行政手続法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=405AC0000000088#Mp-At_32"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第32条(行政指導の一般原則)** +行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、いやしくも当該行政機関の任務又は所掌事務の範囲を逸脱してはならないこと及び行政指導の内容があくまでも相手方の任意の協力によってのみ実現されるものであることに留意しなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +:::note +##### しかし開発条例には、説明会や調整会を開くことなど、事業主に対して強制と思えるような手続きが書かれています。自主的協議についても同様に設定すればよいだけなのでは…。今後深掘りしていきます。 + +::: + +#### 条例改正が難しいならガイドブックの内容と扱いを変え、事業主に配っては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例を変えることがどうしても難しいなら、最悪というか、消極的な手段として次のような対応もある。 + +市には『[開発事業に関する説明を受けるにあたって](https://web.archive.org/web/20220707155859/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/043/043425.html)』というガイドブックがある。そこには、自主的協議が必要で、それが基本になるといったことが書かれている。 + +<BlockQuote refs={"小平市『開発事業に関する説明を受けるにあたって(平成29年1月改訂)"} href={"https://web.archive.org/web/20220707155859/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/043/043425.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + + + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ただしこれは市民向けと書かれている。タイトルも「説明を受けるにあたって」だ。事業主がこれを積極的に読むことはないと思う。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +また「自主的な協議をすることが事業主の責務」といったことも書かれていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例を変えることが難しいなら、このガイドブックを次のようにしてはどうか。 +- 市民向けではなく「事業者と市民向け」として市ホームページに載せる +- 開発の手引きが掲載されているページと同じところに、関連リンクとしてではなく同じコンテンツとして並列の扱いで置く +- ガイドブックの中に「条例にある事業主の責務とは自主的な協議をすることである」と明記する + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは最後の手段であり、上記の対応をしたところで事業主に対してフェアではないことに変わりはないが。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +たしかに事業主にはガイドブックを配布していない。 + +周辺住民から声があった場合は必ず説明してほしいと口頭で伝えていることもあるので、このガイドブックを事業主にも配布していきたい。 + +また、ホームページの掲載についても、箇所を工夫するなど、事業主の目に留まるよう検討していきたい。 + +ガイドブック、手引きについては引き続き、分かりやすく、誤解の生じない記載方法を検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### ガイドブックに事業主責務の具体的内容を記載しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ガイドブックの中に「条例にある事業主の責務は自主的な協議をすること」や「相互に建築協定などの検討をすること(前回市長答弁にあったこと)」も明記しては。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +表記の仕方もあるので、具体的なことについては、もう少し検討したい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ガイドブックに書くだけなら、気にしている行政手続法のことも問題ないのでは。 + +</MessageBubble> + +#### 現状を整理するが、認識は正しい? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もう一度今の状況を整理する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例には「事業主が市民とともにまちづくりを行う」と書いてある。これを周辺住民が読めば、計画が固まる前から事業主と自主的な話し合いを重ね、お互いに共通認識のようなものが形成できると理解(期待)するはずだ。 + +一方で事業主が条例を読めば「手続きにある説明会や調整会を行うことで市民とともにまちづくりを行ったことになる」と理解するはずだ。これは自然の成り行きだ。 + +市の職員がいくら事業主に対して自主的な協議に応じるよう依頼しても、事業主としては、なぜ市は条例にないことを強要してくれるのか、という意識になる。 + +ここで住民と事業主の間に挟まれた市の担当職員は疲弊する。条例の記載があやふやなため、住民も事業主も認識に間違いがない中で、職員が誠心誠意尽くそうと頑張っても、どちらからも責められて疲弊してしまう。 + +そういった状況にあるという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +その認識で、大方そういう形で我々も捉えている。 + +ただ、開発事業については、基本的には東京都が許可を出す。その間の中継と言うか、市は同意を出していく。そこはあくまでも行政指導のレベルで、かなりの限界がある。 + +住民の方にとってみれば、行政指導に強い権限があると思われる。そのあたりはきちんと説明をしていきたい。行政指導の難しさを、もう少し住民の自分の方に理解していただくような説明の仕方や書き込みについては工夫していきたい。 + +</MessageBubble> + +### ② 自主的協議のタイミングを条例に明記しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +自主的協議をするタイミングは特に定めがないため、初めて協議に応じるのが工事着工段階であっても事業主の責務を果たすことになる。 + +この抜け穴を塞ぐため、たとえば「周辺住民から協議の要求があった場合、できる限り速やかに、遅くとも3週間以内に」など具体的に協議するタイミングを条例に明記しては。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +事業主が周辺住民から協議の要求を受けた場合、速やかに対応できるとは限らず、開発事業の事業主に対する過度な負担を課す恐れもあることから、条例への明記は慎重に取り扱う必要があると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 逐条解説にある説明は「自主的協議はできるだけ早い時期に」という意味? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主に「自主的な協議に応じないと条例違反だ」ということを土地購入より前に知ってもらうことは大前提。その次に必要なのは、自主的な協議をどの段階で行うかということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +開示請求で入手した開発条例の逐条解説に重要な記載がある。 + +開発条例9条(土地利用構想の公開等)の土地利用構想の縦覧や説明会について書いてあるところ。 + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例施行規則 逐条解説"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +開発事業を実施する場合、事業主から周辺住民に対して行われる事業計画の説明が、一般的には変更不可の状態(計画を固めて用地取得するため。)にて行われることが多く、市や住民からの要望等があっても計画変更が困難であり、このため住民と軋轢が生じて紛争となる事例が増大している。よってできるだけ早い時期(構想の段階で計画変更が可能な時期まで。)に、周辺住民に対して説明会を開催し、計画内容を公表するとともに、周辺住民等と調整協議を行うことにより紛争の発生を減少させることを目的に、当該規定を設けている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり事業主はほぼ計画を固めた状態で用地を買っているので、できるだけ早い時期に、説明会だけではなく周辺住民等との調整協議を行うことにより紛争の発生を減少させる必要があると書いてある。 + +つまり、のんびりしていたら計画が固まってしまう。だから自主的な協議をする時期はできるだけ早い時期でなければならない。そう逐条解説に書いてあると思うが、正しいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +早いうちにそのあたりの主旨を理解していただくという趣旨はそのとおり。 + +ただ、基本的には土地利用構想の段階からその後の窓口協議に入っていく。その段階でも基本的には説明の機会や変更は可能。そういうふうに全体を見た中での書きぶりになっている。 + +</MessageBubble> + +#### なるべく早い段階で協議をした方が事業主にとっても負担が少ないのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、進んだ段階でも変更は可能だけれども、なるべく早い段階で協議に応じてもらった方が事業主にも、周辺住民にもよいということ。 + +先ほど「事業主に対する過度な負担になる恐れがある」と答弁したが、自主的協議をなるべく早い段階で行わなければならないと理解していた方が、事業主にとっても負担が少ないと思う。 + +今回のように、後の段階になってから自主的協議をすることになると、そこで出た意見を取り入れ、修正、修正とやっていく。時間もコストも余計にかかる。そうではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +コストについては事業者の考え方などで場合によってはかかってくる可能性もある。市としては、なるべく早い段階での自主的な協議を促している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは、事業主に過度な負担を課す恐れという話も、状況に応じてそうではないかもしれない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主はかなり強い立場にある。いつ話し合いをしようと、住民には計画を変更させる強制力がない。早めに話し合いがなされても、事業主にとっては不利益は何もないのでは。 + +むしろ話し合いが後になればなるほど住民の不信が募り、軋轢が生じたり、紛争も起きたりするのではないか。 + +</MessageBubble> + +#### 自主的協議を遅らせ、なし崩しに事業完遂する意図があるのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「過度な負担にならないように」といつも言うが、事業主が協議のタイミングをなるべく後にずらせることで、なし崩し的に開発を進められるようにすることが事業主の利益になるという意識があるのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +なし崩し的にして事業を完遂させるというような考えは市にはない。事業者もそういう考えはないと市は考えている。 + +ただ、自主的な協議と説明で、人員や会場の手配や時期がなかなか合わないといった事情も事業主にはある。 + +それを踏まえてある程度、場合によっては少し後ろになってしまうこともあるのではと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり会場の設営や時間を合わせる必要があるから、早め早めにと言うと、事業主の過度な負担になるという話か。 + +であれば、そういうことが解決する時間軸の中で最大限早めてもらう、うまい表現の仕方はあると思う。 + +今パッと思いつかないが。そういうところを検討し、考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 調整会中に事業主から新案が提示されたことについては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回、土地利用構想に係る手続きの中で事業主が新しい図面を2度提示した。どちらの案も説明会はなく、うち1回は土地利用構想に係る調整会の中で提示されるなどし混乱を招く事態となったことについて、市の見解を問う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +上水・南町4丁目(サレジオ学園北側の土地)の開発事業では、土地利用構想に係る手続において、縦覧などを経て見解書の提出と調整会が行われている。 + +見解書の提出の際と調整会の際に、事業主から事業計画を説明する補足資料として提示したい旨の要望があり、これを認めたもの。 + +しかしながら結果として事前説明が不十分なため、混乱を招いたと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +今後は、新しい図面等の資料を提示する際には、周辺住民に対して十分に説明するよう、事業主に指導していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +周辺住民は、調整会では意見書の話しかしてはならないという結構厳しいルールを守ってきた。 + +そういう中で事業主から調整会の中で出してよい資料ではなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主が調整会の中で修正案を出せるようにしてしまうと、現行のルールでは2回しかない調整会を、うまい出し方をすることで恣意的に、無駄にできてしまう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ調整会が2回までというルールがあるのは「自主的協議が行えていることは普通である」という前提に立っての話。今回は普通じゃない状況での運用だったというところもあるとは思うが。 + +</MessageBubble> + +#### 再度周辺住民への説明会が必要な著しい変更では + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +調整会の中で今回出てきた修正案は、土地利用構想変更の届出が必要になるような修正案だと私も思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先日の事業主による自主的説明会の場でも、事業主も変更届を出すかどうかは会社に持ち帰って検討するという話だった。 + +逐条解説を読むと、土地利用構想の変更届出が必要になるのは「再度周辺住民説明会を開催しなくてはならないような著しい変更である場合」とある。 + +今回は次のようなことから、再度周辺住民への説明会が必要になる事例と思う。 +- 通行地役権の設定された通路が新設された +- 地盤面の高さが大きく変わった +- 周辺住民のプライバシー侵害につながる懸念や防犯上の懸念が新しく発生した +- クルドサックが設けられて車の運行状況が変わった + +</MessageBubble> + +#### 手続きをあらためて実施するよう市長から依頼できる変更では + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なお、市長は、事業主から変更届出が出された時に、あらためて手続きの最初の方からやってくださいと事業主に求めることもできるようになっている。 + +あらためて手続きを求められる条件としては「たとえば公園の位置とか道路の配置変更などで、周辺住民への影響が大きいものなどの場合」と逐条解説に書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +クルドサックを設けて通行地役権を設定した通路を設けるといったことは、道路の配置変更などに当たるのではないか。 + +逐条解説には続けて「周辺住民との協議による変更で流動的であるケースについては届出不要として運用している」とあるが、これは自主的協議が行われていることが前提。今回のように調整会の場で突然変更案が出てくるようなケースには当たらない。 + +このあたりの解釈で職員もかなり悩んだのではないか。 + +</MessageBubble> + +#### 改善も変更届の対象では + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +逐条解説の最後の方に「事業主が計画変更する場合は、一部の計画改善により、その他の部分が改悪にならないよう工夫している。これまでの運用では改善は変更届の対象としてない」と書いてある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +担当課が、今回のケースは変更届を出す必要はないと言ってきたのは、この最後の「改善は変更届の対象としてない」を論拠としているのでは。 + +でも考えてみると、改善は変更届の対象とならないというのもおかしな話。一部の人にとっては改善かもしれないが、それ以外の多くの人にとっては愛悪になっている変更だってある。 + +</MessageBubble> + +#### 一部の住民にだけ変更案が示されている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに、今の状況では、調整会に出ている一部の住民だけを対象に変更プランが示されている。それ以外の人たちは新しいプランをまったく知らないまま開発が進んでしまう。 + +</MessageBubble> + +#### 事業主へ変更届を出すよう促しては? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市からも、こういったことを背景に、事業主に対して、土地利用構想の変更届を出してはどうかと提案してみてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +土地利用構想の変更届は、事業主の都合による変更があった場合に提出を求めるものであり、今回の事業のように周辺住民の意見を受けて変更したものは対象外としている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +事業主都合で図面を大幅に変更した場合というのは、 +- 公園の位置が変わった +- 道路の配置というのは、本数が増えたりのこと +- 計画内容が異なってくる、たとえばマンション計画から宅地分譲に変わる + +そういう大きな変更があった場合などを考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +事業主から変更の届出があれば、市は受理するが、市の方から変更になるので届出してというところまではなかなか難しい。 + +</MessageBubble> + +#### 変更届を出す条件は明文化されている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今の答弁にあった変更届を出すときの条件は明文化されているか。逐条解説には書いてなかったが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +逐条解説には、土地利用構造の変更ということで、著しい変更である場合は届出が必要ということ、周辺住民との協議での変更で流動的であるケースについては届出不要として運用していると。 + +あと、その変更の程度が著しいということで、公園の位置だとか道路の配置変更などで周辺住民の大きいものなどを指す、という形で明文化している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +今回の場合は、道路の中にツリーサークル、スピードを抑制するようなクルドサック的なものをですね、道路のところにつけているので、道路の配置が変更したというところまではいかないのかなという認識を持っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +周辺住民への影響が大きいというのは分かりにくい。通行地役権を設置した通路の設置は道路の配置変更に当たると考えてもよいのではないか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 逐条解説に記載されていない条件を答弁していましたが、何を根拠に言っていることなのか。過去の事例集などがあるのでしょうか。確認します。 + +::: + +:::note +##### 🔍開発条例の逐条解説・抜粋 + +逐条解説には具体的に次のように書かれており、村田開発部長の答弁と違う解釈もできると思います。 + +市民とともにまちづくりという考え方に従えば、市から事業主に対して変更届の提出を検討してもらうくらいはやってもよいのではないでしょうか。 + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例施行規則 逐条解説"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(土地利用構想の変更の届出)に関する項** +1. 「**土地利用構想に変更**」とは、再度周辺住民説明会を開催しなくてはならない様な、著しい変更である場合は届出が必要。周辺住民との協議による変更で、流動的であるケースについては、<del>説明会が必要でない限り</del>届出不要として運用している。 +また、市長の助言、周辺住民の要望を反映したものは、事前相談書の中で図面に反映してもらう。 +なお、事前相談書の提出に至ったものは、市長の助言、周辺住民とのやりとりを経過した内容であるため、土地利用構想の変更届を提出する必要はない。 +1. 「**変更の程度が著しい**」とは、主に周辺住民への影響が大きいもの(公園の位置、道路の配置変更などで周辺住民への影響が大きいものなど)を指す。 +なお、周辺住民の要望を反映させる<del>改善させる</del>計画変更の場合は、事業主の負担が増えることが多いため<del>で</del>、事業者が変更に応じないことも考えられるため、運用に注意が必要である。計画変更により、他の周辺住民へ負担が生じない場合は、そもそも届出不要として運用すべきである。 +1. 「**第8条から第11条までの規定による手続**」とは、大規模開発事業が既にトラブルになっている場合、2回の調整会を終えているものと想定される。調整会は、相互の意見・見解の内容を確認、整理するものであり、この段階では相互にある程度理解されているものと考えられるため、調整会の開催は必要ないものと考えている。 +過度な負担は、事業主が計画変更に応じなくさせる可能性もある。これまでの事例においても、その後の協議は任意の協議となっていく。 +(事業主が計画変更する場合は、一部の計画改善により、その他の部分が改悪にならない様工夫している。これまでの運用では、改善は変更届の対象としていない。) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +::: + +#### 変更届が出たらさかのぼって手続きを求める? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし事業主が土地利用構想の変更届を出すことになったら、市長はその事業主に対し、さかのぼって手続きするよう求めるか。たとえば、新プランの縦覧や意見書の提出などから始めるよう求めるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +事業主から土地利用構想の変更届が出てくれば、再審議を検討する。 + +</MessageBubble> + +#### 新案に対する土地利用審議会をあらためて開くべきでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +変更届を出す出さないと関係なく、ここまでプランが変わると、土地利用審議会を再度開く必要があるのではないか。 + +これから出る土地利用審議会の答申は、以前のプランに対するもの。新プランに対する答申をもらう必要があると思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +事業主から土地利用構想の変更届が出てくれば、再審議を検討し、再度土地利用審議会を開くかどうか検討となる。 + +ただ、土地利用目的に変更がなく、住民との協議による変更内容だけであれば、再審議はしないということでの運用をしている。 + +土地利用構想の届出が出てきた時に検討という形と考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私が図面を見ても、大きく変わっていると感じる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +通行地役権を設定して周遊するような通路が設定される。周辺住民へ影響が大きい。変更届が出されなくても土地利用審議会を開かないと。 + +</MessageBubble> + +#### 土地利用審議会を無意味にするのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市の国民健康保険運営協議会(国保運協)はまったく意味をなさなくなっているという指摘があったように、土地利用審議会も、一部で意味のない答申をしてしまうことになる。考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ④ 「市長が認めたとき」を「都の審査基準による」と書けば? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例施行規則の別表第6に、次の記載がある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +> 道路の両端が他の道路に接続すること。ただし、市長が周囲の状況により避難及び通行の安全上支障がないと認めたときは、袋路状道路とすることができる。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +前回、市長が認めたときというのは「東京都の審査基準を満たすとき」という旨の答弁だったが、そのことは条例のどこにも記載がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の開発事業の手引きに「隅切り、道路幅員及び転回広場等は、東京都の基準及び市との協議による。」と注釈があるが、これをもって「市長が認めるのは、東京都の審査基準を満たす場合」と解釈するのは無理がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長の裁量権逸脱を指摘する声もある。市長が認めたときと書くよりも、東京都の審査基準によると書いてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +開発事業において最終的に合意するのは市長であることから、市長が認めたときとの記述で整理をしている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお審査基準等の実務上の内容は開発事業の手続に記載しており、内容は東京都の審査基準を基本としている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、市長が認めたときというのは、東京都の審査基準によるといういこと。 + +でも東京都の審査基準を見てもわからないことが多い。電話をして問い合わせをし、しばらく待ち、深掘りしていくとやっと分かる。 + +</MessageBubble> + +#### 幅員が6mあれば袋路状道路で転回広場がなくとも法律違反ではない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは都市計画法と建築基準法が元になっている話で、驚くことに6メートルの幅員が道路にあれば、袋路状道路であっても転回広場がなくても法律に違反していることはならない。 + +でもそれだと袋路状道路ばかりで転回広場もないまちになってしまう。そこで建前として袋路状道路はダメですと。もしどうしても袋路状になる場合は、転回広場を設けなくてはならないと建前で言っている状況だと私は理解した。 + +</MessageBubble> + +#### 「袋路状道路には開発許可を出さない」と条例に書いてもよいとする弁護士見解も + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ、先日、まちづくりアドバイザーの弁護士相談会にいらした弁護士の方から、条例で「長い袋路状道路を設けたら開発の許可を出さない」としても法的には問題なく、市長の裁量権逸脱にならないということだった。 + +法律解釈はさまざまあると思うので、今聞いても答弁は難しいと思うのでまた別途確認するが、今の時点でコメントがあれば。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="" align="left"> + +(コメントなし)。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この辺は難しいことなので、また確認する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし市の条例で「長い袋路状道路はダメ、開発許可を出さない」と言っても法的に問題ないのなら、そう言ってしまえばよい。 + +そんなことをしたら土地が売れなくなり土地の価格や流動性が大幅に下がるという懸念がひとつあると思うが、それならそれでよいという考え方もひとつできる。 + +</MessageBubble> + +#### 一時的な問題が生じても長期的には条例に合った土地売買や開発がされるのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、そういう縛りがあれば、土地を売ろうとする人は、袋路状道路を設けなくて済むような土地の形で売ろうとする。 + +土地を買おうとしている開発事業者は、袋路状道路を設けなくて済むような土地利用の仕方を考える。 + +土地を買おうとしている開発事業者は、土地を売ろうとする人に「こういう形なら、うちはこれくらいの金額で買える」とアドバイスする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +条例に「自主的協議が必要。長い袋路状路はダメ」と明記されていればどういうことが起こるか。 + +住民と自主的協議をし、長い袋路状路を設けず、それでも利益をきちんと出せる開発事業者だけが土地を購入できることになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一時的に土地の価格が安くなり、流動性も下がるかもしれない。しかし長い目で見れば、そういった優良な事業者が増え、よいまちがつくられる。 + +多少高くついたとしても住みたいという住民が集まり、土地の売買価格も上がり、同じような機会を狙う事業者が集まれば流動性も上がってくるのではないか。 + +そういう可能性もひとつ考えられるのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市としては袋路状道路が駄目とは思っていない。基本的には袋路状道路でも条件を整えれば合法な扱いでできる。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小平市の土地柄、なかなか短冊状の土地ということで、袋路状ができやすいというか、そういう土地柄なので、これを袋路状が駄目と言うと、土地の売買に影響してくると考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +制約がかなりきつくなると考えている。そこはなかなか書きぶりをそのように書くこと自体はなかなかできないと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このあたりはシミュレーションをしてみないと分からないが。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 傍聴人の定員は10人と限定せず可能な限り配慮すると要領に書いては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年10月に行われた、土地利用構想に係る調整会の第1回目で傍聴人数が当初制限されていたため混乱があった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[小平市審議会等の会議の公開に関する事務取扱要領(第3条)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000509.html#e000000027)には「傍聴人の定員は、原則として10人以内とする。ただし、会議の議長が特に認める場合は、この限りでない。」とある。 + +しかし当初、議長(市)は超過人数を認めない状況だった。 + +要領を「傍聴人の定員は、場所、日時、当日の状況に応じて、可能な限り配慮する」とすればよいのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平市審議会等の会議の公開に関する事務取扱い要領では、庁舎内の会議室を前提とし、その広さや定員から、傍聴人の定員を10人以内と定めている。 + +また、傍聴人に会議資料等を配布する場合には、事前に準備している配布部数を超過する傍聴人を当日、急遽受け入れることは難しいという事情もある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +現行の規定でも、庁舎以外の施設を利用して開催する場合や、事前に多くの傍聴者が見込まれる場合など、会議の状況に即した議長の柔軟な判断・配慮を制限するものではなく、当該要領を改正するには及ばないと考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今、議長の柔軟な判断でしていただけるという言葉があったのでよいと思う。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ まちづくりは土地売却より前に始まるという観点を施策に取り入れては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回、まちづくりは土地が売却される前から始まっていることが分かった。この観点を施策に取り入れてはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +条例においては、事業主の責務として開発事業の内容を都市計画マスタープランの方針に適合させることを定めており、内容は土地取引行為を計画している段階の事業主も認識しているものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +土地をどんな形で売れば市の条例に合致し、周辺住民が快適に暮らせる開発にできるのかといったことを、土地を売る前から周辺住民と話し合って考えることも必要。たとえばそういうことができるアドバイザーを派遣したらどうかという意味での提案。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それに対し(担当課とやり取りした中では)、事前に土地を売られることが知られてしまうと、いたずらに利益を求めるような事業者が出てきて、たとばその周辺を購入する業者が現れたりする。相当慎重に進めなければならないといった話を聞いた。たしかにそうだなと思った。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかしよく考えてみると、条例に「袋路状道路はダメです」ときちんと書いてあって、開発許可は出さないということが確定しているなら、土地を売る際も袋路状道路にならない売り方を考える。条例を変更すれば、そういうよい影響もあるのかなとも思う。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 最後の砦として市長が出てきて自主的協議を促すこともできたはずだが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +条例の不備を運用でカバーする際、最後の砦は市長だ。たとえば今回、市長が直接事業主に対し協議に応じるよう促すこともできたはずだ。市長の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市としては事業主に対し、周辺住民と話し合いの場を自主的に持ち協議を行うよう行政指導をしていることから、私が直接指導を行う必要はないものと考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回、とある事情がなければ、行政指導を続けていても、事業主は自主的協議に応じてくれなかったと私は思っている。 + +市長は会社で言えば社長。そんなとき社長が出てきて一言、自主的協議をしてくださいとお願いするだけで、ずいぶん状況が変わる。 + +そういったことをしていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑧ 回田町の開発でも市長は関係者と協議などしたのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +回田町の開発でも、市民とともにまちづくりという点がひとつの焦点だ。 + +子どもたちの安全が脅かされている状況の打開に向け、開発条例では対応し切れない部分で、運用でのカバーという観点から、市長は関係者と協議してきたか。協議していない場合、他に何らかの行動を取ってきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市としては、事業主と法令や基準に沿った整備を行う協議をするとともに、必要に応じて条例では対応しきれないフットパスや避難通路など公共施設等の設置についても行政指導をしていることから、私が直接協議等を行う必要はないものと考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いつも思うが、市長はできることを最大限しているのか疑問。 + +</MessageBubble> + +#### 人事を尽くして状況を大きく動かしている小平市民の事例 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今年3月に前回一致で採択された請願第12号「市立小中学生の健全な成長発達のために教育活動における制限の緩和を求めることについて」が出た。お名前を公開してよいとおっしゃったのでお知らせするが請願者の小平市民、小野さんの話をちょっとさせてもらう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +マスクや黙食について国が求めているよりも過剰な制限を子どもたちに課しているという状況がある。小平市内だけではなく全国的にも解消しない。そこで小野さんが、全国の同じような問題意識をもつお母さん方とつながり、全国規模で子どもたちの声をアンケートで集めた。まとめてそれを全国の自治体に送付して改善を要望した(併せて質問状を送った)。 + +つい先日は伊藤議員と一緒に文部科学省の副大臣のところに要望書を提出に行った。そこで時間を取りお話もされた。そうしたら、ほどなく、文科省から、黙食は必ずしも必要でないといった通知が出た。 + +さらに、コミュニケーション能力にも影響が出るという話があるといったことも通知の中に書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +人事を尽くして天命を待つということわざがある。私も、この請願の活動のとき、なるべく人事を尽くせるように頑張って皆さんと一緒にできる限り活動してきた。 + +それが最終的に議会で全会一の採択をしていただくに至ったと思っている。 + +</MessageBubble> + +#### 子どもたちの命に関わる問題でもあるのに市長は人事を尽くさないの? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長は、回田町の開発のところで、こういった人事を尽くすようなことはしてきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +関係者と土地の関係で難しいところがあるという話を聞いているが、誠意を持って市長が関係者のところへお願いしに行ったら、状況が打開されるかもしれない。 + +市長に対してあまりよいイメージを持っていない関係者かもしれないが、そういう時は、関係者とつながりの深い方を介して話されてもよい。 + +そのような、子どもたちの交通の安全、命に関わるようなことについて、市長は人事を尽くしてきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +回田町の開発については、周辺住民から市長へ直接連絡もあり、状況等をきちんと確認するようにと我々も指示を受けている。 + +その指示を受け、請願18号も受け、市の中で関係する5課を課長筆頭にいろいろなアイデア出し等を行い、いろいろ調整している。 + +市長には適宜、その状況報告も担当職員が説明しているが、内容は市長の意向を受けての説明なので、基本的には同じ意向で行われていると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長が実際に顔と顔を合わせて、誠心誠意お願いすれば状況が変わると思う。 + +</MessageBubble> + +#### 条例と運用の不備、市長の不作為が多くの関係者を不幸にしている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まとめると、現状の条例は、言ってしまえばおためごかし。 + +「市民とともにまちづくり」とか「袋路状道路は認めない」といったことが書かれていて、市民から見ればすばらしい条例だと思うが、実際そうではない。 + +事業主は自主的協議になかなか応じないし、袋路状道路もつくられる。市民を期待させて裏切る条例。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方で事業主にとっては後出しルールになっている。 + +自主的協議をしなければならないことや、いつの時点でしなければならないといったことは、条例のどこを読んでも書いていない。 + +事業主は、手続きにある説明会や調整会だけやっていれば開発が進んでいくと思って土地を買ったのに、後から自主的協議を早くしてくれとしつこく言われてしまう。フェアではないと感じるはず。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに市の職員にとっては、市民から責められ、事業主もまったく対応してくれず、間に挟まれる。条例のおためごかしに苦しめられる状況。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### さらに言えば「担当職員に任せているから」として、上司が助けてくれることもないように見えます。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これはすぐにでも改善が必要。市長は住民が苦しんでいるだけではなく、部下が苦しんでいる状況を見て、何も行動を起こさない。人事を尽くさないのは本当に冷たい。 + +条例をすぐに改善できなくてもよいが、自分が出て行き運用でカバーすればよい。それもしてくれないのは本当に残念。改善していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/2-stop-cashless-jirihin.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/2-stop-cashless-jirihin.mdx new file mode 100644 index 0000000..ae45faf --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/2-stop-cashless-jirihin.mdx @@ -0,0 +1,142 @@ +--- +first: 2023-01-05 +description: 令和4年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)市をじり貧にさせるキャッシュレス決済の推進を止めよ" +tags: + - 一般質問 + - 財政 + - 経済活性化 + - 市がやってはいけない事業 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~決済手数料はどんな税金よりも重いと認識を。自治体が推進してよいものではありません~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1368&schedule_id=5&minute_id=205&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年12月2日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +[令和3年9月定例会の一般質問](../../r3d/9gatu/1-cashless-point-gamble/)でも詳細に渡り指摘しましたが、QRコードを使ったキャッシュレス決済(PayPayやauPay)には、一部の人にしか恩恵がないという公益性の欠陥があります。またポイント還元事業を行う際、還元総額が予算上限に到達してもすぐに止めることができないというギャンブル性を有する面があります。実際に小平市では還元額が予算を超過したため、教育費として確保されていた8千万円分が穴埋めに流用される事態が起きました。このようにQRコード決済は複数の問題を抱える仕組みであり、市がポイント還元事業を行ったり積極的に推進したりしてよいものではないことを指摘し続けてきました。 + +さらにキャッシュレス決済には大きな問題があります。決済の度に、売り手側に手数料が約3%かかり(いわゆる中抜き)、その分は市外に流出するため、キャッシュレス決済が広まれば広まるほど市は貧しくなるという問題です。 + +手数料は決済ごとにかかるため、市民(国民)にとってどんな税金よりも重い負担になります。決済手数料が3%であれば、どんなにお金があっても130回交互に決済するだけで無一文になってしまいます。また、市外に流出した富は外国に流れない限りは税金として一部は国に入りますが、本来は市の中で回すことができたお金です。これが国から交付されるという形になれば、市の財政における自由度は著しく低下します。 + +今回はこの問題を周知することを目的に質問しました。多くの人が気付いていないため、今後も継続して訴え続けます。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① キャッシュレス決済が広まるほど富が流出するという認識は正しいか? | [決済手数料発生の面はあるが、富が失われるとは考えていない。](#-キャッシュレス決済が広まるほど富が流出するという認識は正しいか?) | +| ② 付与されたポイント分を使う際も決済手数料が発生する? | [発生する。](#-付与されたポイント分を使う際も決済手数料が発生する?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20221202-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### これまで指摘してきたQRコード決済の問題に加え、富の流出についても認識を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年の一般会計補正予算(第4号)の反対討論でも述べ、令和3年9月定例会の一般質問でも詳しく指摘してきた。 + +QRコードを使ったキャッシュレス決済によるポイント還元事業は、公益性に関する欠陥や市からの富の流出という観点から考えると、市が推進してよいものではない。 + +キャッシュレス決済を広めることを目的とした都や国の補助金は、いわば禁断の果実だ。 + +</MessageBubble> + +#### 具体例を挙げて説明する + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +富の流出について再度説明する。たとえば20%のポイント還元事業を行い、ポイント還元分として仮に2億円用意された予算がすべて消化されたとする。 + +このとき決済は10億円分なされている。決済手数料3%なら3千万円が手数料として市外に流出している。 + +つまり10億円売り上げた事業者の実質的売上は9億7千万円だ。仮にこの全額を事業者がまたキャッシュレス決済で使えば、そこでも手数料が発生し、今度は約2,900万円が市外に流出する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +こうしてキャッシュレスで支払いを受けた事業者が全額をまたキャッシュレスで支払うということを繰り返せば、たった8回の決済で累計2億円以上が手数料として市外に流出することとなる。 + +つまり投じた2億円分の予算は、たった8回の決済で市から消え去ることになる。それ以降も手数料を引かれ続け市の富が流出し続ける。 + +</MessageBubble> + +#### どんなにたくさんのお金があっても130回決済すれば33円になる + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお、どんなにたくさんのお金があったとしても、決済の度に3%の手数料が持って行かれるなら、全額を交互に130回決済するだけで33円になってしまう(手数料が1円切捨ての場合)。 + +つまりキャッシュレス決済が広まれば広まるほど、市は貧しくなる構図がある。 + +</MessageBubble> + +#### 経済波及効果は大きくマイナスなのでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +キャッシュレス決済によるポイント還元事業については「経済波及効果がある」という根拠のない話が何度も主張されてきたが、実際は大きくマイナスとなる波及効果ではないか。 + +こうした検証がきちんとなされない限り、国や都から予算が出るからと言って安易に市はキャッシュレス決済を自ら広める立場にあってはならない。 + +ましてや別の用途にも使える財源であれば、機会損失が生じることから、市に与える損害はなおさら大きいものになる。 + +</MessageBubble> + +### ① キャッシュレス決済が広まるほど富が流出するという認識は正しいか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +決済の度に決済手数料分が市外流出するため、キャッシュレス決済が広まれば広まるほど市内から富が失われるという認識は正しいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +たしかにキャッシュレス決済を利用するたびに決済手数料が発生するという面はある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +しかし、市としては、キャッシュレス決済キャンペーン等による活発な経済活動により、事業者にとっては増収により利益を生み、消費者にとってはお得に買い物ができることから、事業者・消費者の双方にメリットがあり、富が失われているという認識はない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + +</MessageBubble> + +### ② 付与されたポイント分を使う際も決済手数料が発生する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +キャッシュレス決済によるポイント還元事業では、付与されたポイント分を使う際も決済手数料が発生するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +付与されたポイント分を使う際も手数料は発生する。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/guidebook.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/guidebook.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..3558e89 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/guidebook.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..ea8e776 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..2ed2196 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..468ee42 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに](./1-simin-machizukuri-jourei/) +- [(2)市をじり貧にさせるキャッシュレス決済の推進を止めよ](./2-stop-cashless-jirihin/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya.mdx new file mode 100644 index 0000000..e6a5b64 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/1-ijime-judai-daisansya.mdx @@ -0,0 +1,526 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和4年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)いじめ重大事態の第三者委員会について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1397&schedule_id=6&minute_id=343&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和5年3月3日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +引き続き、問題山積のいじめ重大事態調査に関する質問です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +小平市の『いじめ問題対策委員会』は、委員名簿がインターネット等で公開されておらず、当事者以外は開示請求しないと入手できません。またその会議の会議録についても、委員長と副委員長以外は、誰が発言したか分からないようになっています。<Highlight>積極的な公開はしない</Highlight> という謎のカテゴリに入れられているためです。 + +積極的公開をしていない理由を聞くと「個人の機微に触れる情報を扱っており、平穏な環境の下に議論したく、積極的に公開するとそれが妨げられる」からだそうです。意味が分かりません。ではなぜ<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/021/021338.html">教育委員の名簿</ExternalLink>はインターネットで公開され、教育委員会の定例会については発言者の分かる会議録がつくられているのでしょうか。一貫性がありません。 + +委員名簿や会議での発言者名が公開されていなければ、<Highlight>被害者やその家族の不信感につながる</Highlight>ことは誰でも容易に想像がつくことです。お互いの信頼を築くためにもできる限り透明性を高めることが必要です。 + +また子どもたちに役立っている委員会であれば、その委員を務めることは誇らしいことです。積極的に公開した方が、委員をしてくださっている方々のためにもなるはずです。常にインターネット等で公開しておけば教育委員会の手間も減ります。 + +そもそも<Highlight>関係のない第三者であっても開示請求すれば名簿を取得できる</Highlight>のです。その第三者が、取得した名簿をインターネットで公開しても何も問題はありません。 + +以上のような状況にありながら名簿を公開しないというのは、小平市教育委員会の隠ぺい体質を疑われます。公開しない理由がありません。 + +今回は情報の積極的な公開を求める意図で質問しました。 + +答弁は相変わらずですが、シレっと対応してくれていることもあるので、改善されることを期待します。 + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめ関連委員会の委員名簿をなぜ積極的に公開していない? | [委員会等の目的に応じ各所管が公開の可否を判断。](#-いじめ関連委員会の委員名簿をなぜ積極的に公開していない?) | +| ② 委員名簿を公開するとなぜ公平中立な議論ができない? | [個人の機微に触れる情報を、平穏な環境の下に議論するため。](#-委員名簿を公開するとなぜ公平中立な議論ができない?) | +| 求めがあれば公開する? | [公表できるが、積極的な公表はしていない。](#求めがあれば公開する) | +| いじめ加害者も名簿を得られる? | [得られる。](#いじめ加害者も名簿を得られる) | +| 透明性を高めれば信頼を得られ、委員の人選も進むはずだが? | [個人の心情に深く関わる内容なので積極的に名簿を公開しない。<br />人選は当事者とよく話をして考えたい。](#透明性を高めれば信頼を得られ委員の人選も進むはずだが) | +| ③ 委員の名簿をネットで公開したら条例違反? | [誹謗中傷を含むなどがなければ、法律や条例違反にならない。](#-委員の名簿をネットで公開したら条例違反?) | +| 市民が名簿を公開したからと次から非開示情報にすることもある? | [非開示情報は条例等にもとづいて対応する。](#市民が名簿を公開したからと次から非開示情報にすることもある) | +| ④ なぜ会議録で発言者の名前を隠している? | [議論された内容が重要なため。](#-なぜ会議録で発言者の名前を隠している?) | +| なぜ委員長と副委員長の名前は出ている? | [委員長は会議の進行や議論を整理し、副委員長は補佐をするため。](#なぜ委員長と副委員長の名前は出ている) | +| ⑤ 委員の選定状況は?職能団体から選定すべきでは? | [会議に影響を与えるおそれから選定状況は示せない。<br />文科省ガイドライン等に基づき、中立・公平・専門性の観点から選任している。](#-委員の選定状況は?職能団体から選定すべきでは?) | +| 職能団体からの推薦は難しいのか? | [専門の職を持たれているので、折り合いで難しいところもある。](#職能団体からの推薦は難しいのか) | +| ⑥ 教員経験者だと公平中立性は担保できないのでは? | [担保できると考えるが保護者からの指摘を踏まえ、他自治体の状況等を研究する。](#-教員経験者だと公平中立性は担保できないのでは?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230303-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### いじめ重大事態の調査目的を忘れるな + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査をする目的は、文部科学省「[いじめの重大事態の調査に関するガイドライン](https://www.mext.go.jp/content/20240329-mext_jidou02-000034502_007.pdf)」に記載されているとおり、学校と教育委員会が事実に向き合うことにより、 + +1. いじめの事実の全容の解明 +1. 当該事案への対処 +1. 同種事案の発生防止 + +を図ること。 + +そのためには、たとえ学校や教育委員会に不都合なことであっても真摯に事実と向き合わなければならない。またその目的が果たせるよう、市は環境を整える必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学校、教育委員会、もしくは調査を担う第三者委員会が、何らかの理由によって事実を改ざん、隠蔽、問題の深掘りをしないなど、事実と向き合うことから逃げる姿勢でいれば上記3つの目的は果たせない。 + +目的を果たせなければどうなるか。 + +- 被害者本人やその家族の尊厳がさらに傷つけられるという二次被害が生じる +- 学校環境は改善されないままとなり、同種事案の発生も防げなくなる +- (関係する)子どもたちも心の整理がつかない +- 市には時間的、経済的損失が生じ、信用も損なわれる +- 心ある教職員の士気も低下する + +総じて住民福祉の増進に逆行する事態となり、地方公共団体としての小平市の存在意義が低下する。 + +このような事態を避けるため、まず大前提として、いじめやいじめ重大事態の調査体制を客観的に、特に被害者本人やその家族から見て公平性、中立性に疑念が生まれない形に整えることが不可欠だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこで、第三者委員会である小平市のいじめ問題対策連絡協議会及びいじめ問題対策委員会の在り方について問う。 + +</MessageBubble> + +#### まず冷たいコミュニケーションの見直しを + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ被害、特に重大事態となるようないじめ被害に遭った本人とその家族は大変なショックを受け心理的に大きなダメージを受けている。 + +考えてほしい。楽しく学校に通っているはずのかわいい我が子が学校で度重なるいじめ被害に遭う。教室に入りたくない、学校に行きたくないと言い、家に帰ると泣いている。そんなことになるなら学校へ通わせのじゃなかったと。何のために学校へ行かせていたのかと。 + +こういうことを教育委員会の方々や先生方は私なんかよりも(本来は)ずっとよく認識されているはず。いじめ対応はそこを基点に考えなくては。 + +教育委員会や先生方が管理している学校で、(子どもの)心に大きなダメージを受けるようなことが起きてしまっている。そのあたりの認識がしっかりできていないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +相談いただいた方々と一緒に教育委員会と話をしていると、(教育委員会は)ともすると「仕事を増やさないで」といった意識でいるのではと邪推できるようなコミュニケーションをしている。 + +私は相談いただく方々と比べれば教育委員会と長い付き合いなので、そういう(意図)はないだろうと(思って)いるが、相談の場に同席すると(教育委員会の)冷たい壁を感じることがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +コミュニケーションを取る最初の時点から、ともすると訴訟になることを恐れているのではと感じる。言葉尻を捉えられないようになど常に注意し、訴訟になることをびくびくしながら相談を受けても信頼関係は築きにくい。 + +まずは本人と家族が心理的に大きな傷を負われているという前提に立ち、何とか一緒にそれを解消していこうという気持ちで考えてほしい。そのために密なコミュニケーションが必要。一生懸命頑張っている姿が見えれば、保護者の方々も心が軽くなる部分もあり、信頼関係が築ける。すると言葉尻を捉えられる恐れもなくなってくる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしそこまでやって最終的に訴訟になってしまうならそれは仕方がない。 + +だから堂々と対応してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめ関連委員会の委員名簿をなぜ積極的に公開していない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年6月定例会の私の一般質問に対し、「協議会や対策委員会の名簿は積極的な公開をしていない」と答弁した。では公開しているのはどんな場合で、なぜその場合には公開しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +委員会等の目的に応じて各所管が公開の可否を判断している。 + +</MessageBubble> + +### ② 委員名簿を公開するとなぜ公平中立な議論ができない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +協議会や対策委員会の名簿を積極的に公開していない理由として、(以前)「協議会等において忌憚のない意見をいただくとともに、個人に関わる内容に関して公平、中立に慎重な議論を行っていただくため」と答弁した。積極的に公開するとなぜこれらができなくなるのか。具体例も交えた分かりやすい説明を。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +個人の機微に触れる情報について、平穏な環境の下に議論をいただく必要があるため、必要最小限の公開としている。 + +</MessageBubble> + +#### 求めがあれば公開する? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +のちほども同様の質問をするが、協議会や対策委員会の名簿も非公開情報ではないはずなので、求めに応じて公開するということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +名簿を公開するかは、会議の目的に応じ、教育長答弁と同様になるが、市民から多様な意見を取り入れるために設けられた会議においては名簿を公表して差し支えないとなっている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +個人のプライバシーや権利、義務等を取り扱う会議においては、公にすることにより率直な意見の交換もしくは中立性が不当に損なわれる恐れがあるため積極的に公表することのリスクは高く考えられる、としているが、この後の質問と同様、公表できるということにはなっている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +ただ、積極的な公表はしていないというところ。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ加害者も名簿を得られる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、いじめの加害者側であっても、情報公開請求を出せば委員名簿を得られるという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +議員指摘のとおり。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +名簿を公開しないとどんな問題が発生するのか考えた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +協議会や対策委員会の委員が誰かからの圧力で自由に発言できなくなることを懸念しているのではないか。 + +では誰が圧力をかけるか。いじめ加害側が圧力をかける可能性を考えているのではないか。または被害側、もしくはまったく関係のない第三者が圧力をかける可能性もある。 + +ただ、いじめの加害側であっても名簿を請求できるなら、やろうと思えば名簿を公開請求して委員の住所等を調べて圧力をかけることもできるわけで、積極的に公開していない理由がなくなる。 + +まったく関係のない外野の人たちが義憤にかられて名簿の委員名をSNS等でさらし炎上するなども考えられる。しかし誰でも名簿が公開できるなら、第三者が名簿を入手することも容易。それで炎上してしまうなら、結局積極的に公開していない理由がまったく分からない。 + +</MessageBubble> + +#### 透明性を高めれば信頼を得られ、委員の人選も進むはずだが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私がなぜ名簿を公開した方がよいという趣旨で今回質問しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さまざまなケースがあるが、重大事態になったということは、いじめの対応が迅速に行われていなかった可能性が高い。 + +すると、被害者やその家族は、学校や教育委員会に対して強い不信感を持っている。なぜ早く対応してくれなかったのかと。 + +実は最初は「自分たちがいけないんじゃないか」というふうに考えてしまうようだ。しかしよく調べると、うちの子はぜんぜん悪くなかった。学校や教育委員会が早く対応してくれていなかったことが問題だということがだんだん明らかになり、どんどん学校や教育委員会に対して不信感がわいてくる。 + +そのとき「いじめの対策がどう行われるのだろう?」と思って(市の)ホームページを見ても、いじめ問題対策委員会の委員名簿がない。すると「この人たちは隠しているんじゃないか」となる。情報を隠蔽しているのではないかというふうに発想する。 + +だからなるべく出せる情報は、とにかく表に出しておいたほうがよい。 **誰でも請求すれば得られる情報なら最初から出しておいたほうがお互いによい**。 + +こちらとしてはわざわざ請求して情報公開しなくてはならない。市民としては、情報がもとから出ていたほうが信頼できる。「この人たちは隠す意図がない」と。「ちゃんと透明性を確保してくれる人たちなんだ」という意識になる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ぼんやりした抽象的なリスクを懸念しているのだと思うが、よく分からない圧力を懸念しているのなら、情報をちょこちょこ隠すより、徹底的に透明性を高めていく方向に発想を切り替えたほうがよい。 + +そうするとすべてがよくなっていく。被害者の家族の方々は「ここは信用できる」「隠す意図はないんだな」となる。そういった細かいところは非常に重要。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは、それぞれの委員が名前と所属を堂々と公開すること。それをいじめ被害者の家族の方々が見て「この委員は教育委員会とつながりが深過ぎるので外してほしい」とあれば「では替えましょう」と、委員がすぐ替われるような状況や環境を整えることも必要なことだと思う。 + +これらの意見に対して見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +いじめ問題という個人の心情に深く関わる内容を議論していただくために、ホームページなどで積極的に名簿を公開するものではない、という認識でいる。 + +また公開することで委員について人選を意見できるというところだが、委員の人選については個別具体の対応になってくるので、当事者とよく話をしながら考えていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都のいじめ問題対策委員会は名簿をホームページで公開している。公開する意味は「私たちは透明性を高めてやっていくんですよ」という姿勢が表れること。検討して変えてほしい。 + +どうしても公開できないような話があれば、それぞれの委員に「ホームページで情報公開してもよいか」を聞いてもよい。とにかく透明性を高め、隠蔽していると捉えられないよう、一つ一つの細かいことを対応してほしい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 委員の名簿をネットで公開したら条例違反? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +協議会や対策委員会の名簿など、市が積極的に公開していない名簿について、公文書の公開請求などにより名簿を得た議員や市民がそれをインターネット等で公開した場合、条例や法律の違反になるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +情報開示請求等で開示した情報がどのような形でインターネット等へ公開されるか分からないため、条例や法律に違反するか否かの判断はできない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特にコメント等は一切書かず「委員はこういう方々です」と名簿をホームページに張りつけるだけであれば、条例や法律の違反にはならないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +開示請求する場合はその理由を問わず請求者に何らかの目的があって請求する。開示を受けた文書を公にすることでただちに法律違反や条例違反となるわけではない。 + +たとえばそれが誹謗や中傷を含む場合など、状況によっては違反となることもあるが、現状は、ただちに法律違反、条例違反となるものではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、名簿の情報を得た人がホームページに載せてもまったく問題ないということ。 + +要はそれを市が先に公開したほうがよいのではないか。そうしたほうが「ここは隠蔽していないんだな」という感じで捉えられるので。 + +</MessageBubble> + +#### 市民が名簿を公開したからと次から非開示情報にすることもある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +積極的に公開していない情報を誰かが入手してホームページで公開したとする。そのように公開されたことを理由に、次から非開示情報にするといった判断をすることはあり得るか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +非開示情報については条例等で定められているので、それにもとづいて対応するものと考えている。 + +</MessageBubble> + +### ④ なぜ会議録で発言者の名前を隠している? +#### なぜ委員長と副委員長の名前は出ている? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +対策委員会の会議録を情報開示請求すると、委員長と副委員長以外は、発言者が誰だか分からない形で提示される。その理由として先ほど示したような(忌憚ない意見をもらい、公平、中立に慎重な議論をしてもらうため)理由が示されているが、これについてもなぜか。 + +またそれならなぜ委員長と副委員長の発言は分かるようになっているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +会議録はあくまでも議論された内容が重要であり、委員の個人名ではなく肩書のみを公開している。 + +また委員長は会議の進行や議論を整理するなどの役割があり、副委員長は委員長を補佐する役割があることから表記している。 + +</MessageBubble> + +#### 委員の不適任性を見るため、誰の発言か分かるように + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +誰か悪意のある人が、会議録にある発言の一部分だけを切り取ってSNS等でさらして炎上するようなことがあるから、会議録で誰が何をしゃべったというのを隠しているのではないかと思う。 + +しかし、公平、中立の立場ではない発言をする委員がいるなら、その委員については調査から外れてもらわなくてはならない。さもなければ被害側が納得のできない調査報告書ができあがる。 + +すると通告書にある「(2)当該事案への対処」ができないことになる。 + +そのため、たとえ誰が発言したか分からなくても、被害者側から見て、その委員をきちんと外せるようにしておく必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### 委員にとっても誰が何を発言したか公開される方がよい + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +誰が何を発言したかは、審議している委員の方々にとっても公開されたほうがよいのではないか。 + +そのほうが委員の方々も真剣味が増す。 + +私たち議員もこの発言が全部公開されている。だからこそ真面目に発言している部分もある。 + +そういう委員の方々も、自分がどんな発言をしたかというところが、委員としての誇りになる部分もあるのではないか。 + +これを質問しても似たような答弁が返ってくるから聞かないが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、委員名簿や発言したことは徹底的に透明性を高め、不信感につながるようなことはなるべく避けなければいけない。 + +委員の方々も、ちゃんと名前を公開し堂々と議論してもらった方がよいと私は思う。 + +</MessageBubble> + +#### 教育委員会は情報を出した方が楽になる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市の教育委員会は、なるべく情報を隠そうというか、情報を出さないという方向で考えている。しかし全体的に考えてなるべく情報を出したほうが楽になると思う。 + +私たちはすべての情報を出すと。そうすれば市民の方々は「信頼できる組織なんだな」ということで、コミュニケーションもとりやすくなる。 + +それで最終的に訴訟になるようなことが起きたとしても、それはしょうがない。透明性を高めた上で訴訟になるなら、そこは堂々と対応すればよい。 + +発想を本当に転換してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 委員の選定状況は?職能団体から選定すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年3月末で任期が切れる協議会と対策委員会の新委員の選定状況と、それぞれの委員をどう選定しているか。 + +公平性、中立性を担保するために職能団体の推薦により委員を選定してほしいという保護者の要望をどう受け止め、どう反映しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +会議に影響を与える恐れがあるため示すことはできないが、文部科学省のガイドライン等に基づき適正に選任しており、引き続き、中立性、公平性、専門性の観点から選任していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もう少し具体的に、なぜ示せないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +教育長答弁で申し上げたとおり。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 意味が分からない + +「会議に影響を与える恐れがあるから選定状況を示せない」とはどういうことでしょうか。 + +まったく意味が分かりません。 + +::: + +#### 職能団体からの推薦は難しいのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そんなことでよいのか。 + +保護者の方がこの委員は外してくださいといったとき、すぐに交代の委員を入れてもらう必要がある。そのためにも常に委員の候補を厚く確保しておくことが必要。 + +文部科学省のガイドラインにもちゃんとそういうことが書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職能団体からの推薦は難しいのか。職能団体の推薦で委員を選定する際の課題は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +今議員が話されたとおり、職能団体からの推薦も含めてガイドラインにのっとった人選となるよう努めている。 + +ただ難しさがあるかと問われると、なかなか難しいところも実際にはある。それぞれ専門の職を持った方たちなので、そういったところでの折り合いというところは、少し課題にはなっている。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 教員経験者だと公平中立性は担保できないのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育委員会の出身者や公立学校の教員経験者が協議会の役員や対策委員会の役員や委員を務めれば、いじめやいじめ重大事態の調査における客観的な公平性、中立性が担保できなくなると考える。 + +実際、いじめ被害者の家族から指摘されていることであるが、これをどう受け止め、どう対応していくか。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +学識経験者を始め、心理や法律等の専門性を有している方などさまざまな経験や立場の方が審議に加わることで小平市教育委員会いじめ問題対策委員会としての公平性や中立性は担保できるものと考えているが、保護者からの指摘を踏まえ他自治体の状況等を研究していく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +#### 公平中立性の担保に疑義がある人たちは最初から委員にしない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会の出身者や公立学校の教育経験者の方々は、やはり特殊な感覚を持たれている。それがよい悪いの話ではないが。 + +客観的に見て、育委員会寄り、学校寄りの発想になってしまうところがある。なぜなら、教育委員会寄り、学校寄りの発言等をしなければ、その業界からはじかれる可能性があるからだ。 + +自分の仕事を今後失ってしまう可能性がある。そういう状況で公平性、中立性を担保したまま働くことができるなんていっても、そんなことは誰も信じない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +被害者側の家族も当然そういうふうに受け止める。「この人たちは教育委員会寄り、学校寄りの発想になってしまうのではないか」と。 + +だから役員から外していくことが重要。 + +それについてどう思うかを聞いても「そうではない」と言い張るかもしれないが、とにかくよく考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +当該事案への対処をするつもりなら、このあたりをよく考え、公平性、中立性が担保できないと疑われるような人たちは最初から委員にしない、そういうことがすごく重要。 + +当該事案への対処ができないのであれば、調査したとしても意味がないことになってしまう。よく考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa.mdx new file mode 100644 index 0000000..c287a6a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/2-ijime-judai-chousa.mdx @@ -0,0 +1,348 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和4年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)いじめ重大事態の調査について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1397&schedule_id=6&minute_id=343&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和5年3月3日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +小平市ではいじめ重大事態調査の事務局を、調査対象となりうる教育委員会が担っています。 + +客観的に第三者性を担保するためには、少なくとも実際に調査対象となった場合、教育委員会事務局が調査や報告書の作成作業に関わってはいけません。 + +いじめ重大事態の調査に関して、主に次の点を改善してもらうため質問しました。 + +- 調査に当たり第三者性を担保すること +- 調査を迅速化すること +- 聞き取り調査を正確に行うこと(ガイドラインを設けること) +- 指導課のリソース配分の問題について + +いつものとおりの、改善の意思がほとんど感じられない答弁でした。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 教委が事務局では第三者性は担保できないが? | [指導課は日頃から学校と連絡のやり取りがあるため円滑な事務執行ができる。](#-教委が事務局では第三者性は担保できないが?) | +| なぜ総務部総務課ではダメなのか? | [日々のさまざまなことも情報として入る指導課がよりふさわしい。<br />保護者から指導課を外す要望があることは、反省すべき点は反省して進めたい。](#なぜ総務部総務課ではダメなのか) | +| ② 教育長はいじめ重大事態の調査対象にならない? | [調査対象は被害者保護者の要望を踏まえながら小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が判断する。](#-教育長はいじめ重大事態の調査対象にならない?) | +| 調査対象になるか否かは明文化されている? | [されていない。](#調査対象になるか否かは明文化されている) | +| ③ 報告書完成までの工程表をつくっている? | [調査開始前におおよその調査時期や期間を示している。](#-報告書完成までの工程表をつくっている?) | +| ④ 迅速な調査のための工夫は? | [保護者意見の反映や日程調整を円滑にするため指導課が事務局として入っている。](#-迅速な調査のための工夫は?) | +| ⑤ 聞き取り調査の報告書は聞き取り対象者に確認している? | [必要に応じて対象者に示している。](#-聞き取り調査の報告書は聞き取り対象者に確認している?) | +| 自分の証言がねじ曲げられているという声があるが? | [状況等に応じて必要があるか要望があれば示している。](#自分の証言がねじ曲げられているという声があるが) | +| ⑥ 加害者が聞き取り調査を妨害する可能性への対策は? | [調査に支障を来す行為が認められたら行為を控えるよう関係者へ伝える。](#-加害者が聞き取り調査を妨害する可能性への対策は?) | +| 聞き取り調査のガイドラインはある? | [ガイドラインに聞き取りの手順や方法が示されていることはない。](#聞き取り調査のガイドラインはある) | +| ⑦ 指導課の人的リソースは限界で、組織的見直しが必要では? | [(教育長)指導課を充てることで円滑に事務執行できる。<br />(市長)適正な人員配置をしている。今後も円滑に事務執行できる体制を構築していく。](#-指導課の人的リソースは限界で、組織的見直しが必要では?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230303-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ問題の調査や対応については、学校、市教育委員会もしくは調査のための第三者委員会ですら、事実を改ざんしたり隠蔽したり、問題を深掘りしないまま終わらせる可能性があるものと私は捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ防止対策推進法が成立する誘因となった大津市いじめ自殺事件の第三者委員会による調査報告書には次のようなことが書かれている。 + +> (大津市の)教育委員会、学校は事実関係の究明を途中で放棄し、あるいは、(保護者による)虐待(が原因)というフィクションに寄り掛かろうとした。 + +また被害者に関する重要な情報を削除するなど、大津市の教育委員会が「隠蔽的行為と非難されても弁解の余地がない」行為をしてきたことも詳細に示されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ防止対策推進法が成立するまでの国会審議の会議録を読むと、この法律自体、教育委員会や学校が事実を隠蔽する可能性があることを前提につくられていることが分かる。 + +いじめ問題対策連絡協議会やいじめ問題対策委員会といった第三者委員会を設ける理由のひとつは、<Highlight>これらの隠蔽を防ぐことにある</Highlight>と明言されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これまで一般質問でも指摘してきたように、小平市でも隠蔽体質を疑われる事態が起きている。 + +これらの問題は「放っておけばそうなってしまう」類いのものと捉え、いじめの調査や対応を始める前に、まず調査主体である自らの在り方に問題がないかを深掘りして確認し、対応しておかなければならない。 + +問題の本質は、たとえば教育委員会がその職務権限である事務の管理と執行に集中するあまり、近視眼的な対応となってしまうこと。教育関係者が近視眼的な保身の態度を優先してしまうことにあるものと捉えている。 + +これら動機面での改善は現状で困難なため、仕組みのほうで対応し改善することが効率的と考える。 + +以上の理由から、いじめ重大事態の調査の在り方について問う。 + +</MessageBubble> + +### ① 教委が事務局では第三者性は担保できないが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査において、事務局は重要な文書の作成を担うなど第三者委員会の運営に大きく関わっている。 + +調査の公平性、中立性を担保するためには、学校、指導課や教育総務課が事務局を務めるのではなく、たとえば総務部総務課など第三者性の高い組織が事務局を務めなければならないと考える。また特にいじめ被害者本人やその家族から要望があればなおさらだ。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会は、いじめ防止対策推進法第14条第3項に基づき教育委員会の附属機関として設置している。 + +また当該委員会の事務局に、日頃から学校と連絡のやり取りのある指導課を充てることで、円滑な事務執行ができるものと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ総務部総務課ではダメなのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜ総務部総務課では難しいのか。具体的にどういった理由で難しいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +やはり日頃から学校とやり取りをしているのが指導課。日々のさまざまなことも情報として入っているので、指導課が事務局を担当するのが適当と考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +総務部総務課ではできないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +できるできないということではなく、よりふさわしいのが指導課であるという認識。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者の方々からも指導課が事務局を務めるのはおかしい、外してほしいという意見があったにもかかわらず指導課が適切という話になると、先ほどから言っている当該事案への対処ができなくなる。 + +結局調査報告書をつくっても意味がなくなってしまう可能性があると思うが、それでも指導課がふさわしいと考えているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +保護者の方から、指導課に担当してほしくないと言われるような事態になっていることについては、非常に反省すべき点は反省して進めていきたいと考えている。 + +ただし委員会というのは合議制。専門性のある各委員が審議をする体制なので、そのあたりは理解いただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そう答えるしかないのだろうと思うが…。次の質問に行く。 + +</MessageBubble> + +### ② 教育長はいじめ重大事態の調査対象にならない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ重大事態の調査において、仮に教育委員会の判断ミスなどによりいじめの対処が遅れ、そのために重大事態が起きたり、いじめの解決が遅れたりした可能性がある場合、教育委員会の最終的な意思決定者である教育長が調査対象になることは自然な流れだ。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +しかし過去のいじめ問題対策委員会の委員長発言で「被害者本人やその家族から要望があっても教育長は調査対象にならない」ということが述べられている。 + +教育長がいじめ重大事態の調査対象にならないというのは正しいか。正しければどんな根拠に基づいているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +調査対象については、被害児童・生徒保護者の要望を踏まえながらも、個々の事案の内容や対応経過に基づいて、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が判断する。 + +</MessageBubble> + +#### 調査対象になるか否かは明文化されている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり教育長が調査対象にならないと言ったことは間違いだというふうに受け止めてよいのかなと思う。 + +いじめ重大事態の調査の調査対象になる、ならないというのは、どこかに明文化されて定められているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのようなことはないと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、教育長が調査対象にならないと言ったところは間違いだったということ。 + +</MessageBubble> + +### ③ 報告書完成までの工程表をつくっている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査に際し、報告書完成までの期間を含んだ工程表を事前に設定しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +調査の開始前に、被害児童・生徒保護者に調査方針について確認をいただく際、おおよその調査時期や期間を示している。 + +</MessageBubble> + +### ④ 迅速な調査のための工夫は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査が迅速に進むよう、どのような工夫をしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +調査方針に対する保護者からのご意見の反映や会議等の日程調整などを円滑に行うため、保護者や委員等の関係者の間に指導課が事務局として入り、事務をしている。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 聞き取り調査の報告書は聞き取り対象者に確認している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査における当事者への聞き取り調査に関し、証言がねじ曲げられて報告されたり、証言したのに報告されていなかったという声がある。 + +対策委員会に提示される聞き取り調査の報告書は、その内容に間違いや漏れがないか、すべての聞き取り対象者に確認しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +調査対象者から聴取した内容については、必要に応じて当該対象者に示したうえで、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会に資料として提出している。 + +</MessageBubble> + +#### 自分の証言がねじ曲げられているという声があるが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +必要に応じてということは、聞き取りをした対象者には「どんな資料を(委員会に)提出していますよ」といったことを常には示していないという理解でよいか。 + +実際に自分の証言したことがちゃんと報告されていないとか、ねじ曲げられているといったような声があると聞いているが、そのあたりはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +その状況等に応じて、当該の児童・生徒や保護者の方と話をする中で、必要であれば示しているということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +必要に応じてというのはどんな状況か。保護者や証言してくれたお子さんから要望があれば、といったことか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +要望をいただいたら、示している。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 加害者が聞き取り調査を妨害する可能性への対策は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +加害者側が聞き取り調査の対象者を脅迫するなど証言を妨害する可能性があるが、どのように対策しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +関係者から調査に支障を来す行為が認められた場合には、当該の行為を控えるように関係者に伝える。 + +</MessageBubble> + +#### 聞き取り調査のガイドラインはある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +聞き取りすること自体がほかの児童・生徒に見られたり分かったりするようにすると、それを妨害するような行為に出る子もいる。 + +聞き取りが行われていること自体が分からないよう最大限配慮しなくてはならない。 + +そういったことは情報共有をきちんとしているか。「聞き取りに際してはこういう形で聞き取ってください」といったことは、文書化されたりガイドライン化されているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +子どもたちへの聞き取りについては、最大限の配慮をすることが大切と認識している。 + +ただその事案の内容や状況によって、個別に聞き取りを行うのか複数に聞き取りを行うのかなど変わってくることもある。 + +ガイドラインにその手順、方法が示されていることはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いろいろ紙面が整っていない。 + +やはりこういうところは重要。きちんとした証言を取るには、証言を取る人たちはさまざまですから、その人たちが読んで、こういうことかと理解できるようなガイドライン等をつくっていく必要があると考える。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 指導課の人的リソースは限界で、組織的見直しが必要では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +偶発するいじめに対応して人的リソースをいかに確保するかは重要な課題だ。 + +現在、教育委員会指導課は、自閉症・情緒障害特別支援学級の開級に向けた準備も進めながら、いじめ重大事態の事務局も担っており、すでに人的リソースは限界に来ているものと感じる。 + +実際にそういう趣旨の回答を受けた保護者もいる。そういう観点からも、教育委員会の内部だけではなく市長部局も含めた組織的対応の見直しが必要と考えるが、市長の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +調査の事務局といたしましては、指導課を充てることで円滑な事務執行ができるものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市としては、各職場において職務の内容や責任に応じた適正な人員配置をしている。今後も引き続き円滑な事務執行ができる体制を構築していく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu.mdx new file mode 100644 index 0000000..13696df --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu.mdx @@ -0,0 +1,137 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和4年度3月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)教員が関わるいじめや体罰について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 体罰 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1397&schedule_id=6&minute_id=343&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和5年3月3日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +学校で起きるいじめは、児童・生徒同士のいじめだけではありません。教員による児童・生徒へのいじめもあります。教員によるいじめで学校に通えなくなるという事例も数多くあります。しかし学校教育の場で「いじめ」といえば、なぜか児童・生徒間のいじめに限定されてしまいます。教員によるいじめや体罰で子どもに重大な事態が発生してもいじめ重大事態のような対応がなされません。 + +これは、学校での<Highlight>いじめ対応における大きな欠陥</Highlight>です。 + +小平市でも実際に教員による児童・生徒へのいじめが起きています。教員の行為が子ども同士のいじめを誘発させている事例もあります。いじめ重大事態に取り組むのと同様の、真摯な姿勢で向き合う必要があることから、体罰や不適切な行為について質問しました。 + +時間がなく再質問はできませんでしたが、次のことなどが確認できました。 +- 教員による体罰や不適切な行為の相談を受けた際の対応フローはない +- 体罰一掃の明確な目標を設定する意思はない + +いつもながらに残念な答弁ですね。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 体罰や不適切な行為の、直近の相談件数は? | [ここ5年間で数件。](#-体罰や不適切な行為の、直近の相談件数は?) | +| ② 体罰や不適切な行為の相談を受けた際の対応フローは? | [一律の手順はないが、学校に事実確認ののち必要な対応をしていく。](#-体罰や不適切な行為の相談を受けた際の対応フローは?) | +| ③ 他市のような体罰一掃の目標はあるか? | [小平市教育振興基本計画に資質向上を掲げている。](#-他市のような体罰一掃の目標はあるか?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230303-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ防止対策推進法に定義されているいじめは、子ども同士のいじめが対象であり、教員と子どもの間のいじめは含まれない。 + +そのため教員から子どもに対するいじめが発生してもいじめとしての対応は行われず、仮にそれで子どもに重大な事態が発生してもいじめ重大事態の対応がなされない。 + +私の認識では、小平市立学校の教員が子どもに対していじめを行ったり教員の行為が子ども同士のいじめを誘発していたりする事案が実際に複数件発生している。しかし適切な対応がなされず、被害者本人やその家族が泣き寝入りしている状況がある。 + +令和4年9月29日には、滋賀県の野洲市教育委員会が教諭によるいじめ行為を認定した。小平市も同様に、教員によるいじめの存在や教員の行為が誘発した子ども同士のいじめの存在をきちんと受け止め、いじめ重大事態に取り組むのと同様の真摯な姿勢で向き合う必要がある。その観点から以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 体罰や不適切な行為の、直近の相談件数は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立小・中学校で、直近の5年間で、東京都教育委員会の体罰関連行為のガイドラインに定められるような体罰や不適切な行為に該当するもしくはその可能性があるとして受けた相談はどれだけあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +教育委員会においてはさまざまな意見や要望をいただいているが、その中で、教員の体罰や不適切な行為に関する相談で事実確認等が必要な事案は、ここ5年間で数件ある。 + +</MessageBubble> + +### ② 体罰や不適切な行為の相談を受けた際の対応フローは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教員の体罰や不適切な行為に関する相談を受けた際、相談者に提示して理解が得られるような対応手順は整っているか。 + +つまり「誰が誰を対象にどのように事実関係を確認し、必要に応じて第三者の判断を介在させるなども含めてどう対応し、相談者にはどう報告していくか」といった対応手順を整えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +相談された方の意向や相談内容により対応方法はさまざまであり、一律の手順はないが、まずは学校に事実確認をしたうえで必要な対応をしていく。 + +</MessageBubble> + +### ③ 他市のような体罰一掃の目標はあるか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば東村山市教育委員会の教育目標には例年次のような取組が書かれているが、小平市にこのような目標はあるか。 + +<BlockQuote refs={"令和4年度東村山市教育委員会の教育目標及び基本方針"} href={"https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/kyoiku/about/mokuhyou.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**取組6 これからの教育を担う教員の資質・能力を高める** +市立小・中学校から暴言・体罰などを一掃する。また、学校における個人情報の管理を徹底するとともに、ハラスメントなどの服務事故を防止するため、学校との連携を強化して服務に関する研修の充実を図る。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + + +</MessageBubble> +:::note +##### 東村山市の教育目標 + +ホームページで確認できる限り、平成29年から毎年、教育目標に体罰の一掃が書かれています。なぜ小平市は真似できないのでしょうか。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小平市教育振興基本計画において、教員の資質向上に係る課題を掲げ、教員に対し、服務事故を決して起こさないという高い倫理観を持って教育活動に臨むことを求めており、学校と教育委員会が連携し、服務事故防止のための取組をしている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + +-->
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa.mdx new file mode 100644 index 0000000..d8b9de8 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa.mdx @@ -0,0 +1,251 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和4年度3月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)情報公開と不服審査の問題について" +tags: + - 一般質問 + - 情報公開・情報発信 + - 不服審査 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1397&schedule_id=6&minute_id=343&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和5年3月3日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +ある市民が、小平市に対して保有個人情報の開示請求を行ったところ、不適切な対応だと疑われる事例がありました。そこで小平市行政不服審査会に不服審査請求を出すことになったのですが、調べてみると、<Highlight>小平市行政不服審査会自体が、公平性・中立性の担保に問題を抱えている</Highlight>ことが判明しました。 + +なによりも驚いたのは<Highlight>行政不服審査会の会長と職務代理(副会長)を、それぞれ市の顧問弁護士が務めている</Highlight>ということです。これは驚くべきことで、市を擁護する立場にある人がまっとうに不服審査をできるはずがありません。明らかな利益相反関係にあります。しかし市長はぬけぬけと「公平中立性に問題はない」と答弁しました。 + +その後、9月定例会等で再度問いました。多摩26市で小平市以外にそのような異常なことをしている市はどこにもなく、結局会長と副会長は任期満了をもって入れ替えすることとなりました。しかし、任期満了までの間も行政不服審査会が開かれるわけですから、市民へ不利益が生じている状況が継続することになります。詳しくは次のリンクからご覧ください。 + +[9月定例会:(4)行政不服審査会の利益相反と言える問題はどうなったか](../../../r5d/9gatu/gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan/#bold-gyousei-fufuku-sinsakai-iintyou-fukuiintyou-rieki-souhan-mondai) + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① ここ3年間の情報公開請求件数と、そのうち期限延長した件数は? | [教育委員会は公文書67件(延長6件・8.96%)、個人情報160件(延長59件・36.88%)<br />市長部局は公文書の期間延長45.87%、個人情報の期間延長4.64%](#-ここ3年間の情報公開請求件数と、そのうち期限延長した件数は?) | +| ② 複数の開示請求をまとめて扱うのか? | [1件の請求と複数件の請求は同様に扱う。](#-複数の開示請求をまとめて扱うのか?) | +| ③ 行政不服審査会は請求があっても開催しないのか? | [定期的に開催されない。審査請求があってもただちに開催されない。](#-行政不服審査会は請求があっても開催しないのか?) | +| ④ 不服審査請求から結論が出るまでの平均期間は? | [平成28年度以降に裁決された9件の平均日数は204日。大体3ヵ月から1年以内。](#-不服審査請求から結論が出るまでの平均期間は?) | +| ⑤ 行政不服審査会の委員名簿を積極的に公開していないのはなぜ? | [広く一般に周知する必要性は低いと考えているため。](#-行政不服審査会の委員名簿を積極的に公開していないのはなぜ?) | +| ⑥ 市の行政不服審査会は公平中立性が担保されていない。見解は? | [公平中立性は特に問題ないと捉えている。](#-市の行政不服審査会は公平中立性が担保されていない。見解は?) | +| 市の顧問弁護士が行政不服審査会の役員というのは事実か? | [事実。](#市の顧問弁護士が行政不服審査会の役員というのは事実か) | +| 顧問弁護士が行政不服審査会の委員長をするなど許してよいのか? | [特に問題ない。時期人選は未定。](#顧問弁護士が行政不服審査会の委員長をするなど許してよいのか) | +| 委員長と副委員長の報酬は? | [手元にないのでのちほど。](#委員長と副委員長の報酬は) | +| ⑦ 行政不服審査会にかけるかの判断を審査される側はすべきではないのでは? | [審査庁は審査請求書の記載事項に不備がある場合は補正を求めるが、適法にされた審査請求を判断することは原則ない。](#-行政不服審査会にかけるかの判断を審査される側はすべきではないのでは?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230303-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市教育委員会を対象とした保有個人情報の開示請求に関して不適切な対応を疑われる事例があった。 + +その後、小平市行政不服審査会に不服審査請求が出される流れになったが、その際、小平市行政不服審査会の審査時期や公平性、中立性の担保に問題のあることが判明したため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① ここ3年間の情報公開請求件数と、そのうち期限延長した件数は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成31年度から令和3年度までの3年間で、次の数値は。 + +- 市教育委員会を対象とした公文書の公開請求件数と、そのうち期限の延長となった件数及び割合 +- 保有個人情報の開示請求件数と、そのうち期限の延長となった件数及び割合 + +また、これらの割合は、市長部局を対象とした同請求に関する割合と比べてどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +- 教育委員会が保有する公文書の公開請求は67件あり、そのうち決定期間の延長を決定したものは6件(8.96%) +- 保有個人情報の開示請求は160件あり、そのうち決定期間の延長を決定したものは59件(36.88%) + +市長への請求との比較については、市長が保有する公文書の公開請求につき、 + +- 決定期間の延長を決定した割合は45.87% +- 保有個人情報の開示請求について決定期間の延長を決定した割合は4.64% + +</MessageBubble> + +### ② 複数の開示請求をまとめて扱うのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +単独で開示請求できる資料を1件個別で開示請求し、同時にほかの開示請求をそれぞれ個別に5件行った事例がある。 + +その際「開示対象となる文書は相互に関連することから、開示できる部分について慎重に判断する必要があるため時間を要します。」という理由により6件すべての開示請求が開示期限の延長となった。 + +1件だけでも開示請求できる資料に対して、この開示期限の延長理由はおかしい。 + +そこで尋ねるが、開示請求をしていない資料との関連性を慎重に判断する必要があるという理由から、開示期限の延長が行われることはあるのか。 + +もしくは1件だけでも開示請求できる資料について、その1件だけを開示請求した場合とほかの資料の開示請求も同時に行った場合とで扱いの異なることがあるのか。 + +つまり1件だけ開示請求された場合はほかの資料との関連性を調べないのに、その1件を含めてほかに複数件の開示請求が同時に出された場合は、その1件とほかの資料の関連性を調べる。(だから時間がかかる)ということはあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川正之))" align="left"> + +事案によりさまざまな状況があるので、開示請求を受けていない公文書も含めた確認に時間を要するため延長を決定する場合もある。 + +また1件だけ開示請求された場合と複数同時に開示請求された場合の扱いの違いについては、同様に扱うものとし、慎重に内容の確認を行い開示等の決定をしている。 + +</MessageBubble> + +### ③ 行政不服審査会は請求があっても開催しないのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市行政不服審査会は、不服審査請求があっても開催が早まることはないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +行政不服審査会は定期的に開催されるものではなく、また審査請求がされてただちに開催されるものではない。 + +審査請求がされた場合、原則として、審査庁の指名した審理員が、当該処分をした処分庁及び審査請求人に対して、弁明書や反論書などお互いの主張書面の提出を求める。 + +その後、お互いの主張が尽くされ、審理手続が終結した時点で、審査庁が行政不服審査会に諮問し、行政不服審査会を開催するのが基本的な流れ。 + +</MessageBubble> + +### ④ 不服審査請求から結論が出るまでの平均期間は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +不服審査請求してからその結論が出るまでの期間は平均してどれぐらいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +平成28年度以降、裁決された9件の平均日数は204日。裁決までに要する期間については審査請求の内容等により差が生じるが、おおむね3か月から1年以内で裁決されている。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 行政不服審査会の委員名簿を積極的に公開していないのはなぜ? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市行政不服審査会の委員名簿を積極的に公開していない理由は。また、公開しているのはどんな場合で、なぜその場合には公開するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市としては、広く一般に周知する必要性は低いと考えており積極的に公表はしていないが、小平市情報公開条例における非公開情報には該当しないので、審査請求人等から求めがあれば情報提供している。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 市の行政不服審査会は公平中立性が担保されていない。見解は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市行政不服審査会の委員には市と関係の深い委員が多い。客観的に公平性、中立性が担保できないと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +行政不服審査会委員は、提出された審査請求に対し公正な判断をすることが求められており、法律または行政に関して優れた識見を有する者のうちから委嘱している。 + +審査会の開催に当たって、委員が審査請求人と利害関係にある恐れがあるような場合には、調査審議へ関与しないようにしており、公平性、中立性に関しては特に問題ないものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +#### 市の顧問弁護士が行政不服審査会の役員というのは事実か? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +行政不服審査会委員のうち、少なくともお二人が小平市の顧問弁護士。この顧問弁護士の方々は、行政不服審査会で委員長などの役員を務めているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +委員長等は行っている。該当している。 + +</MessageBubble> + +#### 顧問弁護士が行政不服審査会の委員長をするなど許してよいのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは小平市を守る立場にある顧問弁護士が行政不服審査会の委員長をしているということになる。あってはならないことだ。 + +行政不服審査会というのは小平市の決定に不服があるから訴える場所。その不服を審査する人たちが小平市を守るために給料をもらっている弁護士。 + +こんなことが許されてよいのか。なぜこのような人選になっているか。またこの指摘を受けて、次の改選では別の人物を選ぶことになるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +委員については、公平性、中立性をきちんと意識していただいて対応していただいているところなので、特にそこは問題ないと考えている。 + +次期の人選につきましては、現在未定。 + +</MessageBubble> + +#### 委員長と副委員長の報酬は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このお2人は顧問弁護士になられてから何年たっているか。また予算で40万円ぐらい計上されているが、報酬はいくらか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +顧問弁護士になった時期等は今不明なので、のちほどお示しできれば。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは本当にすごく大きな問題。 + +今回いじめのことを調べていたが、調べれば調べるほどボロが出てくる。この問題はすごく重要なので、また機会があれば追及したい。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 行政不服審査会にかけるかの判断を審査される側はすべきではないのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば市教育委員会に対して公文書の公開請求や保有個人情報の開示請求を行い、その結果に不服があったため不服審査請求をしたとする。 + +すると小平市行政不服審査会にかかる前の段階で、その申請内容が不服審査請求の要件を満たすかどうかが判断されるが、この判断は教育総務課が行うことになる。 + +このように小平市行政不服審査会にかけるかどうかの判断を審査される側がするべきではないと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +審査請求がされた場合、審査庁は、審査請求書の記載事項に不備がないか確認をし、不備がある場合には審査請求人に対して補正を求めることになる。 + +なお、適法にされた審査請求については、原則として審査庁は行政不服審査会に諮問する義務があるので行政不服審査会にかけるかどうかを判断するようなことはない。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d039438 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..1581a21 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..01a0d80 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..9514d88 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..88f6a55 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)いじめ重大事態の第三者委員会について](./1-ijime-judai-daisansya/) +- [(2)いじめ重大事態の調査について](./2-ijime-judai-chousa/) +- [(3)教員が関わるいじめや体罰について](./3-kyouin-ijime-taibatu/) +- [(4)情報公開と不服審査の問題について](./4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin.mdx new file mode 100644 index 0000000..b61b253 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin.mdx @@ -0,0 +1,1403 @@ +--- +first: 2022-07-20 +description: 令和4年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)「重大事態」への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +~ いじめ被害者のみならず、多くの関係者のためになるよう、重大事態のスムーズな運用を ~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1321&schedule_id=5&minute_id=82&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年6月10日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +[3月定例会の一般質問](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)に引き続き、学校でのいじめ対策について市に問いました。主に、[いじめ防止対策推進法](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071)に定められている「[重大事態](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071#Mp-Ch_5)」について深掘りして質問しました。 + +この重大事態は、教職員や保護者に周知するよう国の方針として決められています。しかし小平市ではほぼまったく周知が行われていません。そのためほとんどの人が重大事態という扱いの存在を知りません。いじめ対策においてはとても重要な制度だと私は思います。 + +いじめの問題は、通常、まず担任の先生が対応します。それでも対応しきれず、いじめの被害を受けた子に自傷行為が始まったり、不登校が連続したり、もしくは被害を受けた本人や保護者からの申立てがあると重大事態の扱いが始まります。重大事態の扱いになると、先生が個人的に抱え込んで対応するのではなく、第三者で構成される組織が対応することになります。 + +重大事態について、詳しくはたとえば[文科省のガイドライン](https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf)をご参照ください。私は、この制度は、*子どもたちを守ることにつながるだけではなく、保護者、先生方、教育委員会のための仕組み*でもあると考えています。もしこの認識が間違えているなら、市ではなく国の問題を追求することになりますので、そのように指摘していただきたいと思います。 + +一般質問(1時間)1回だけでは、到底追求し切れないテーマです。 + +--- + +4月に着任した新任の教育指導担当部長が、大半の答弁を担当しました。新任の方でしたので、事前に私の方から質問予定の資料を渡し、趣旨を説明してありました。また、答弁には不慣れだろうという認識で臨みました。 + +しかし、とても残念なことに、事実に基づかないことや、事実と反すること、論点をずらすような答弁が多くありました。そのため、途中から答弁がまったく信用できなくなりました。議員として3年間質問してきましたが、このような事態は初めてです。事実確認のために、同じことを何度も視点を変えて聞かざるを得なくなったため、余計な時間を費やしました。大変残念です。 + +私は、ご相談いただいた被害家族のことを念頭に置きながら、市立学校の教育環境を改善し、職員の方々が働く環境の改善にもつながると思って質問しています。無駄なやり取りが発生しないように準備し、真剣に質問しています。このような態度をされては、時間が浪費されるばかりで、何の改善にもつながりません。教育委員会の一部職員はここを読んでいるようですので、そのような態度の方は、猛省してください。 + +大人が真面目に対応しない限り、そのしわ寄せはすべて、弱い立場の子どもに行きます。 + +市のこれまでの対応を見ていても、議会での答弁を聞いても、教育委員会の定例会を傍聴していても、**重大事態の理解が進んでいるとは思えません**。事態を重く受け止め、関係各所には真剣になっていただき、もっと勉強していただき、改善していただきたいです。 + +次回以降もこの問題を追求し、別のアプローチで周知もしていきます。 + +- [令和4年9月定例会で、引き続き追求しました](../9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben/) + +また重大事態も含めたいじめ対応について、インターネットを検索してもよいフロー図が見つからなかったので、つくりました。 + +- 重大事態を含むいじめ対応のフロー図 + +--- + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ①いじめ重大事態をどう捉えている? | [いじめ被害者と家族にできる限り配慮し原因究明と解決に取り組むもの。](#-いじめ重大事態をどう捉えている?) | +| 否定的に捉えている? | [肯定否定ではなく要件に当てはめ対応。](#否定的に捉えている) | +| ② 市独自の判断で重大事態にしない? | [法に沿って判断する。](#-市独自の判断で重大事態にしない?) | +| 3要件以外でも判断すると答弁したが? | [法に沿って判断する。](#3要件以外でも判断すると答弁したが) | +| 教育委員会が勝手に重大事態か否かを判断してよい? | [教委の判断ではなく法に沿って判断する。](#教育委員会が勝手に重大事態か否かを判断してよい) | +| 時間がかかるなら、従来の対応と並行で重大事態対応をすれば? | [いじめはすべて迅速対応してる。❌](#時間がかかるなら従来の対応と並行で重大事態対応をすれば) | +| ③ 重大事態という扱いの存在をどう周知? | [学校いじめ防止基本方針と保護者会等で。教職員は研修等で。](#-重大事態という扱いの存在をどう周知?) | +| 重大事態3要件を記載しているのはすべての学校ではない? | [すべての学校で記載あるはず。❌](#重大事態3要件を記載しているのはすべての学校ではない) | +| 連続して30日の欠席は、何が根拠? | [あくまで判断の基準。](#連続して30日の欠席は何が根拠) | +| 保護者会で重大事態を説明している? | [している。](#保護者会で重大事態を説明している) | +| 3要件等をきちんと説明している? | [内容を把握していない。](#3要件等をきちんと説明している) | +| 教職員の研修会でも3要件や重大事態のことをきちんと説明しているのか? | [きちんとしている。](#教職員の研修会でも3要件や重大事態のことをきちんと説明しているのか) | +| 入学時等に行うとされている重大事態の説明をしている? | [守り進めている。](#入学時等に行うとされている重大事態の説明をしている) | +| なぜ重大事態を知らない保護者がいる? | [答弁できない。](#なぜ重大事態を知らない保護者がいる) | +| ④ いじめ重大事態の累計件数、分類と対応期間は? | [3件。分類と対応期間は個別事案の特定になるので答弁控える。](#-いじめ重大事態の累計件数と詳細は?) | +| 対応期間がなぜ個別事案の特定に? | [おそれがある。](#対応期間がなぜ個別事案の特定に) | +| 個別事案が特定されると何が問題? | [子どもたち、家族の意向があるので。](#個別事案が特定されると何が問題) | +| 文科省も「可能な限り調査結果を共有する」としているが? | [その通りだがさまざまな事情を勘案する必要がある。](#文科省も可能な限り調査結果を共有するとしているが) | +| 重大事態の調査報告書は公開する? | [内容、被害側意向、公表の影響を勘案し判断する。](#-重大事態の調査報告書は公開する?) | +| 被害者が拒んでも公開される? | [条例に照らして開示・非開示を判断し対応する。](#被害者が拒んでも公開される) | +| 調査結果の公表は望ましいと考える? | [そう考えている。](#調査結果の公表は望ましいと考える) | +| ⑥ 専門家の助言に反し重大事態として扱わなかった件数は? | [0件。❌](#-専門家の助言に反し重大事態として扱わなかった件数は?) | +| ⑦ 専門家の助言が得られる会議の会議録をなぜつくらない? | [協議会等で会議録等はつくるが非公開のものもある。](#-専門家の助言が得られる会議の会議録をなぜつくらない?) | +| 会議録等の「等」とは? | [資料などが含まれるという認識。❌](#会議録等の等とは) | +| 会議録、議事録、要旨の定義を分けている? | [(正しい答弁なし)](#会議録議事録要旨の定義を分けている) | +| ⑧ いじめに関した審議会の委員名簿を積極的に公開していない理由は? | [忌憚ない意見を得るためと個人に関わる内容に公平中立に慎重な議論をしてもらうため。](#-いじめに関した審議会の委員名簿を積極的に公開していない理由は?) | +| ⑨ 協議会や対策委員会の会議録はつくっている? | [つくっている。](#-協議会や対策委員会の会議録はつくっている?) | +| ⑩ 委員は職能団体の推薦によるべきでは? | [教育委員会が判断した委員や各関係機関から推薦の委員を委嘱している。](#-委員は職能団体の推薦によるべきでは?) | +| ⑪ いじめ事案対応フロー図をつくり周知活用しては? | [今後研究する。](#-いじめ事案対応フロー図をつくり周知活用しては?) | +| ⑫ 重大事態の検証結果と提言は誰の責任でどう教育行政に反映する? | [教育委員会の責任で学校への指導助言に反映。](#-重大事態の検証結果と提言は誰の責任でどう教育行政に反映する?) | +| ⑬ 人的リソース配分に関する組織的対応の具体的内容は? | [教育委員会事務局全体で取り組む。外部委託は他市を参考に検討。](#-人的リソース配分に関する組織的対応の具体的内容は?) | + +❌をつけたものは事実に反する虚偽の答弁です。 + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220610-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 前回に引き続いての質問 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年[3月定例会で行った一般質問](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)に引き続き、学校でのいじめ対策について市に問う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[前回解説した](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)いじめ重大事態という扱いは、調べた限り、いじめの当事者である子どもたちのためだけではなく、保護者の方々、担任の先生方、教育委員会職員のためになる制度。 + +</MessageBubble> + + +### ① いじめ重大事態をどう捉えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、いじめ防止対策推進法にある重大事態への対処が「必ずしも子どものためにならない」と捉えているようだ。重大事態への対処をどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +いじめを受けた児童・生徒とその家族にできる限り配慮し、重大事態の原因等の究明及び解決に向けて取り組むものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +質問に対する答えになっていない。「必ずしも子どものためにならないと捉えているように感じるが」の前置きが無視されている。 + +</MessageBubble> + +#### 否定的に捉えている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は、市は重大事態という仕組みを肯定的に捉えているのか、それとも否定的に捉えているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +肯定的に、たとえば「現在は運用面で慣れておらず時間がかかっているが、今後スムーズな運用にしたい」と捉えているのか。 + +または否定的に「リソース不足の問題から、できれば重大事態の扱いはしないほうがよい」などと捉えているのか。 + +そのあたりの見解をもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +重大事態が子どものためにならないという考えではけっしてない。また、肯定や否定ということではなく、その要件に当てはまるものは、きちんと当てはめて対応していくことが大切。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これまでの答弁では「重大事態の扱いは時間がかかり本来のいじめ対策が進まない」というようなことを言っていたので、否定的に捉えていると感じる。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態にすべきをしないと違法、判例も + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし市が制度を否定的に捉えているがために本来は重大事態として扱わなければいけない事態を重大事態として扱っていなかった場合、法律違反になる。訴訟になった場合は敗訴する。 + +判例がある。さいたま地方裁判所で令和3年12月15日に判決が言い渡された、[平成30年(ワ)第1465号の損害賠償請求事件](https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/831/090831_hanrei.pdf)。重大事態として扱うべきものを扱わなかったことで被害児童の保護者が訴訟を起こし、埼玉県川口市が敗訴し損害賠償の支払いが命じられた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +[判決文](https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/831/090831_hanrei.pdf)を読むと、小平市で私が相談を受けていることと同様の状況であることが分かる。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 🏛️ 教育委員会が敗訴した判例 + +さいたま地方裁判所・平成30年(ワ)第1465号の損害賠償請求事件 + +この訴訟は、[3月定例会でも取り上げた](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)、[Protect Children(プロテクトチルドレン)](https://protectchildren-eternity.jimdofree.com/)の代表である森田氏が起こした訴訟です。教諭と教育委員会が、いじめ防止義務や不登校解消義務など職務上の義務に違反したということで起こされたものです。 + +令和3年12月15日に判決が言い渡され、550万円の請求に対し、55万円と遅延損害金を支払うことが命じられました。 + +[判決文](https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/831/090831_hanrei.pdf)から一部を抜粋すると次のとおりです。重大事態の認知について、小平市で発生した今回のケースとほぼ同じ状況です。 + +> **(原告の主張)** +> 原告母は、平成28年10月12日、市教委に対し、原告について重大事態が発生したとの申立てをし、同月24日には原告の年間欠席日数が不登校1と合わせ30日に達した。しかし、市教委は、平成29年1月10日まで本件を重大事態と認識せず、重大事態の調査を行わなかった。 + +> **(被告の主張)** +> 市教委は、本件中学校から原告母及び原告に関する事情や本件の経緯を聴取し、原告の不登校の原因はいじめではないと判断したものである。本件中学校の教諭らの判断と同様、その判断に裁量の逸脱・濫用はない。 + +> **争点2(市教委の行為の違法性の有無)について** +> (1) 原告は、市教委が原告について重大事態の調査を行わなかったことを職務上の義務に違反し違法であると主張する。 +> 「川口市いじめの防止等の基本的な方針」は、重大事態の発生が認められるときは、市教委において、当該学校が重大事態の発生を認めないときでも、重大事態が発生したものとして、報告・調査等に当たるものと定めている(甲2・12頁)。そして、市教委は、遅くとも同年10月24日までに、原告母からの連絡や本件中学校の教諭らの報告等により、本件中学校の教諭らの認識する事実を概ね知らされていた(認定事実⑵ト)。したがって、市教委は、重大事態の発生を認知すべきであったにもかかわらず、重大事態としての調査を怠り、また、同調査の必要について本件中学校の教諭らに対する指導を行わなかった(同ト)のであるから、職務上の義務に違反したものと認められる。これに対し、被告は、市教委が、本件中学校の教諭らから聴取した事情に基づき原告の不登校の原因はいじめではないと判断したのであり、その判断に裁量の逸脱・濫用はないと主張するが、その判断が合理的根拠を欠くことは争点2の説示と同様である。重大事態の発生を認知すべきときに認知しない裁量があるとは解されず、被告の主張は採用できない。 + +::: + +#### 先生が教育委員会を訴える可能性も + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この事例は保護者からの訴えだが、場合によっては先生から訴えられる可能性もある。 + +つまり重大事態として扱えば組織で対応することになるのに、扱わないことで先生個人に負担が集中してしまう。それで先生にたとえば心身の不調が出てしまった場合(は訴えるべき事例と思う)。 + +</MessageBubble> + +#### 法的枠組みの中で「子ども中心」に + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もちろん、いじめ対策は「訴訟がどうの」を気にしてやるべきではなく、子どものことを中心に考えなくてはならない。しかし、そういう法的な縛りがあることはしっかり押さえておく必要がある。 + +</MessageBubble> + +### ② 市独自の判断で重大事態にしない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[本年3月定例会の答弁](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)で、報告書作成や情報交換等に膨大な時間がかかり、いじめへの対応が遅れることもあるため、重大事態はケースによって判断するとあった。 + +しかし、いじめ防止対策推進法にはそのような判断を下す余地の記述はない。 + +判断によって重大事態にならないのはどんなケースか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ防止対策推進法では、重大事態は: +- いじめにより当該学校に在籍する児童等の生命、心身または財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき、及び +- いじめにより当該学校に在籍する児童等が相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている疑いがあると認めるとき + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +とされている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +また、文部科学省が定めたいじめの重大事態の調査に関するガイドラインによると、 +- 被害児童・生徒や保護者からいじめにより重大な被害が生じたという申立てがあったときには、重大事態が発生したものとして調査すること + +とされている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +これらに該当しない場合は、重大事態と判断しない場合がある。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### [前回こちらから詳しく説明していること](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)を繰り返しているだけの意味のない答弁です。事前の打ち合わせでも時間をかけて質問の趣旨を伝えています。**こうした時間の無駄はすべて子どもたちにしわ寄せがいく**と、心に刻んでほしいものです。 + +::: + +#### 3要件以外でも判断すると答弁したが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +答弁の担当者が入れ替わっている(国冨氏→岡崎氏)ので、思いが変わっているのか。3月定例会での「今回の事例はなぜ重大事態ではないと判断したのか」という問いに対し、当時の教育指導担当部長は[次のように答弁した](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)。 + +> 議員が述べた3件の重大事態の要件がまずひとつの判断。 + +> また、我々が対応している中で実際に感じている問題点として、いじめの対応は、重大事態であるか否かによって変わるべきものではない。重大事態等をいじめ防止対策推進法において行っていくことで生じる課題もある。 + +> 議員の指摘と同様だが、現場においては、子どもたちに実際に対応する時間等が必要。しかし、その時間が、報告書の作成や、さまざまな情報交換等で奪われてしまうということも、事実としてある。膨大な時間がかかる。その中で、いじめへの対応が実際は遅れてしまうこともあるので、これはケースによって判断すべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なお、ここでいう3要件は、先ほど答弁にもあった次の3つ。 +- 不登校重大事態 +- 自殺等重大事態 +- 本人や保護者からの申請があった場合 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、3月定例会では「3要件とは関係ないところで、ケースによって判断する」という答弁。これが間違っていたということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +過去の答弁で、重大事態として扱うか否かはケースによって判断すると述べたのは、個別の案件において、何を優先して対応するか案件ごとに判断をする必要があるということ。 + +一義的には、(いじめ防止対策推進)法第28条の重大事態の定義に沿って判断すべきであると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +答弁を間違えたということか。3件の重大事態の要件がひとつでも満たされれば、重大事態として扱わなければいけない。 + +</MessageBubble> + +#### 教育委員会が勝手に重大事態か否かを判断してよい? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +逆に、その要件を満たさなかったら重大事態にはならないはず。教育委員会の判断で、勝手に重大事態にすることがあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +教育委員会の判断でということではなく、法第28条の重大事態の定義に沿って判断すべきであると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまりは答弁を間違えたということ。 + +</MessageBubble> + +#### 時間がかかるなら、従来の対応と並行で重大事態対応をすれば? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もし時間がかかるという課題があるからと重大事態として扱わないことがあれば問題。 + +そういう考えなら、時間がかからない対応をしながら並行して重大事態の扱いは可能だと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +重大事態の調査を開始するに当たって、一定の時間を要するところはある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は、これまで重大事態として扱わなかった場合にやっているようなやり方をしつつ、重大事態としても扱う、というやり方ができるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +重大事態の有無にかかわらず、すべてのいじめの問題については、迅速に対応をしている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 日本語が伝わりません。質問しているときはこの答弁の意味に気付きませんでしたが、私が相談を受けているいじめの問題は、まったく迅速に対応していません。数か月放置などの状況です。それを迅速だと強弁したことになります。次回以降追求します。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +並行して扱うことが可能なら、やはり3月の定例会の答弁は間違いだったということ。 + +</MessageBubble> + +### ③ 重大事態という扱いの存在をどう周知? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +重大事態という扱いがあることやその内容について、当事者、保護者、校長も含めた教職員への周知はどう行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +保護者等に対しては、重大事態の対応についても記載している「学校いじめ防止基本方針」を学校ホームページ等で公開している。 + +また、各学校においては本基本方針を保護者会等において説明している。教職員に対しては、研修会等の機会を捉え、重大事態の扱いを含めた学校いじめ防止基本方針について共通理解を図っている。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態の記載がほぼ皆無の資料では周知できないはず + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +周知を図っているということだが、重大事態に関する説明は、市のいじめ防止基本方針を見てもA4の1ページだけしか書かれていない。内容がほとんど書かれてない。これだけを見ても、何が書いてあるか分からない。 + +学校いじめ防止基本方針にも、重大事態についてはほぼ何も書かれてない。ホームページでいろいろ見たが、数行の言葉しか書かれていない。重大事態というものが何なのか、先ほどの3要件も書かれてない。 + +</MessageBubble> + +#### 現状の学校いじめ防止基本方針では重大事態の周知はできない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、学校いじめ防止基本方針を出しても、重大事態の周知はできない。 + +特に、小平市いじめ防止基本方針には、「本人や保護者からの申立てがあったら重大事態として扱わなければならない」という重要なことが書かれていない。 + +<BlockQuote refs={"小平市いじめ防止基本方針(平成30年6月改訂)"} href={"https://web.archive.org/web/20220709123510/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/61064/061064/att_0000001.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +その判断の基準(重大事態の基準)を以下のように示しているが、児童・生徒や保護者からの申立て等に基づき、適切かつ真摯に対応する + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +と書いてあるだけ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これを読んで分かる人がいるとは思えない。重大事態のことを知っている人でないと「本人や保護者からの申立てがあったら重大事態として扱わなければならない」ということは分からない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いろいろ読むと、どうしても「**重大事態の扱いを意図的に隠したいのでは**」と感じる。 + +</MessageBubble> + +#### 連続して30日の欠席は、何が根拠? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市いじめ防止基本方針に書かれている重大事態のことについて、もうひとつ問題点を挙げるなら、7の重大事態への対処。(1)の一番下に、 + +> 年間30日を目安とする連続した欠席がある場合 + +とあるが、連続して30日というのは何を根拠に書いているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +議員が今述べた、重大事態の内容が各校の基本方針にもほとんど触れられていないということについてだが、分量の差はあるかもしれないが、きちんと触れているし学校によっては対応のフロー図もつけて保護者に示しているところもある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### 後述するように、学校の基本方針にはいじめの重大事態についてまったくといってよいほど説明がありません。 + +フロー図をつけているのもたったの2校(八小と鈴木小)で、しかも重大事態について意味がまったく分からない図です。 + +すぐに嘘だと分かるようなことをなぜこのように強弁するのか意味がわかりません。 + +聞いている人や会議録を読んだ人に、間違えた認識を与えることになってしまう不当な行為です。 + +::: + +:::note +##### 🔶 学校の基本方針にフロー図を掲載しているのは2校のみ + +現時点(令和4年6月10日)で、学校の基本方針にフロー図を記載している小平市立校は、次に示したとおり、八小と鈴木小の2校のみです(図はクリックで拡大します)。 + +なお、6小と4中の年間指導計画には、別のフロー図が掲載されています([後述します](#神奈川県の一部公立校で使われているいじめ事案への対応フロー図が参考になります))。 + +これらのフロー図には、重大事態を**いつの時点で、どう判断するか**という重要な情報が書かれていません。鈴木小は3要件の記載があるのでよいのですが、それ以外の学校については、そもそも重大事態についての詳しい記載がないため、フロー図があっても役に立ちません。 + + + +<a href="https://www.kodaira.ed.jp/08kodaira/">小平市立第八小学校</a>の<a href="https://www.kodaira.ed.jp/swas/index.php?id=kodairadai8&frame=frm613f00b76da83">学校いじめ防止基本方針</a>(令和4年6月1日版)に記載のフロー図 + + + + +<a href="https://www.kodaira.ed.jp/18kodaira/">小平市立鈴木小学校</a>の<a href="https://www.kodaira.ed.jp/swas/index.php?id=suzuki&frame=oshirase">学校いじめ防止基本方針</a>(令和4年4月版)に記載のフロー図 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +あと、意図的に隠したいのかというところについては、けっしてそのような意図はない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 事実と異なる発言がなされた直後に、これを信じろというのは無理です。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +あと、年間30日を目安とする連続した欠席がある場合ということについて。小平市いじめ防止基本方針にはそのような記載で載せているが、これはあくまで判断の基準であり、30日連続した欠席がなければ重大事態としないという意味ではない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### であればそう記載するべきですし、そもそも質問への答えになっていません。。 + +::: + +##### きちんと載せていると強弁するが、すべての学校ではない、ということでよいか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(重大事態の内容を)載せている(きちんと触れている)と言うが、すべての学校ではない、でよいか。 + +学校によっては、学校いじめ防止基本方針に重大事態のことをちゃんと書いている、フロー図も書いているところがあると言ったが、どれぐらいの学校か。 + +私が昨日確認した限りではまったく見つからなかった。どれぐらいの学校が書いているか。すべての学校ではないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +たしかに、フロー図までつけて分かりやすく示しているところは、すべての学校ではない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 先述しましたがフロー図がついていても分かりやすいものではありません。 + +またフロー図とは関係なく、そもそも重大事態のことがきちんと書かれていません。 + +::: + +##### 重大事態3要件を記載しているのはすべての学校ではない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態の3要件について書いている学校は、すべてではない、でよいか。私が見た学校は、すべて、その3要件については書いていなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +すべての学校が記載をしているはず。ただ、議員はそれを確認しているということなので、あらためて私どもも確認をする必要があると今認識した。 + +(*後述のように、虚偽の答弁です)。 + +</MessageBubble> + + +#### 虚偽の答弁 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +昨日見たが、書いてなかった。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍 市内全校の「学校いじめ基本方針」を調べました。やはり虚偽の答弁でした + +令和4年6月10日に、市内全校の「学校いじめ基本方針」を調べて、次のPDFに表としてまとめました。 + +./20220610-gakko-ijime-taisaku-list.pdf + +小平市・各校の学校いじめ基本方針調査結果 + +この調査結果から分かるように、 + +- 3要件の記載があるのは、1校のみ +- 本人・保護者による申し立ての記述があるのは、1校のみ +- フロー図が掲載されているのは、2校のみ +- 重大事態についての記載行数は、2校が22行、それ以外の学校は10行程度のみ + +です。つまり、ここまでの答弁で、次の2つが虚偽であったことになります。 + +- **「すべての学校が記載をしているはず」と答弁したが、実際は1校しか記載されていなかった** +- **「きちんと触れている」と答弁したが、ほぼすべての学校が文書中で10行程度しか触れていないなかった(重大事態のことがきちんと伝わる可能性はゼロ)** + +これら虚偽の答弁について、本来はすぐに発言の訂正をしなければならないのですが、6月議会中には訂正がなされませんでした。虚偽の答弁のまま確定してしまい、会議録としてもそのまま虚偽の記録が残ります。会議録は、期をまたいでの訂正はできないということですので、9月定例会で訂正もできません。市の公文書記録に残すためには、9月定例会で再度一般質問し、間違いを認める発言をしてもらうしかありません。 + +一般質問が終わってから、担当課に抗議しました。確認して返事をするということでしたが、1か月してやっと教育指導担当部長が間違いを電話口で認めました(すべての学校が記載をしているはずという答弁について)。 + +教育委員会として猛省すべき事態です。また、内部統制の対象になるべき事案とも思います。議会で追求していきます。 + +::: + +:::note +##### この時点で、教育委員会が「嘘をついてもかまわないという態度で、でたらめに答えている」ことが判明したため、以降の答弁はまったく信用できなくなりました。 + +::: + +#### 保護者会で重大事態を説明している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者会において重大事態のことは説明しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +説明している。 + +</MessageBubble> + +#### 3要件等をきちんと説明している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ちゃんと3要件のことや重大事態がどんなものか説明しているということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +すべての学校の保護者会の内容を把握していないので、今ここで答えることは難しい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 把握していないのに、なぜ「説明している」と言い切っているのでしょうか。答弁に一貫性がなく、まったく信用できません。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +相談された方は重大事態のことをご存じではなかった。ほとんどの人が重大事態について知らないのではないか。このあたり、真摯に、誠実に答えてほしい。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### この時点で、私の中では「またでたらめな答弁をしている。保護者に重大事態のことは実質的に説明していないだろう」と判断しています。 + +::: + +#### 教職員の研修会でも3要件や重大事態のことをきちんと説明しているのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教職員の研修会では、3要件のことや、具体的に重大事態のことを説明しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「小平市いじめ防止基本方針の中には、重大事態という言葉が含まれています」といった簡単な話ではなく。 + +その研修を受ければ、重大事態が何なのか、どういったことが行われるのか、必要な要件は何かといった(ことを認識できる)研修が行われているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +特に生活指導主任を対象とするものにおいては、きちんと説明をしている。また、初任者研修等でも説明をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態という扱いがあることやその内容について、周知はどう行っているかという話なのだが、結局、ちゃんとした回答を得られない。 + +どう重大事態を説明しているか、把握していないのか。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態への認識が間違えている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり、説明もしっかり研修も行っていないと感じる。重大事態についての認識が市として間違えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほども言ったが(重大事態の扱いというものは)、当事者、先生方、職員の負担を軽減することになるものと私は認識している。 + +それが間違えた認識であれば言ってほしかったが、そういった話もない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめの件数がかなり上がっており、今後認知が広まれば「うちも重大事態として対応してください」という保護者も増える可能性がある。 + +そういったことに備え、周知徹底を行い、運用の見直しを早くしておく必要がある。 + +</MessageBubble> + + +#### 重大事態の周知は国の通知でもある + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国からも、重大事態についてしっかり周知してくださいという通知が出ている。 + +<BlockQuote refs={"児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(文科省)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +「いじめの防止等のための基本的な方針」に「児童生徒や保護者から、いじめにより重大な被害が生じたという申立てがあったときは、その時点で学校が「いじめの結果ではない」あるいは「重大事態とはいえない」と考えたとしても、重大事態が発生したものとして報告・調査等に当たる」とあるので、この点は正しい認識が得られるよう特に留意されたい。このことは、学校の理解が浸透しにくく、失念しやすい部分であるため、<u>定期的に教育委員会をはじめとする学校の設置者、私立学校主管部局等が、この周知徹底を図る</u>とともに、学校や被害者等から相談を受けた場合は、同法に基づき学校に調査を実施するよう指導する必要がある。 + +*[令和2年度通知](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00002.htm) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +#### 入学時等に行うとされている重大事態の説明をしている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +<BlockQuote refs={"いじめの防止等のための基本的な方針(文科省)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/01/04/1400142_001.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +学校いじめ防止基本方針については、各学校のホームページヘの掲載その他の方法により、保護者や地域住民が学校いじめ防止基本方針の内容を容易に確認できるような措置を講ずるとともに、その内容を必ず入学時、各年度の開始時に、児童・生徒、保護者、関係機関等に説明する。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +ここに記載されているように、入学時や、各年度の開始時に、児童・生徒、保護者、関係機関等に説明するということは守られているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +守って、そのように進めている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### この答弁も信用できるものではありません。 + +::: + +#### なぜ重大事態を知らない保護者がいる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +守っているのに、なぜ重大事態ということを知らない保護者の方がいるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +すべての保護者にきちんと理解いただくよう説明すべきと認識しているが、どういうことで情報が行き渡らなかったのかは、申し訳ないが、ここでは答弁ができない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### 「説明することを守って進めているが、情報が行き届いていない」ということはつまり「保護者が悪い」と言っているのと同じことと思います。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は、小平市いじめ防止基本方針を読んでも、重大事態のことが全然分からない。そんな分からない資料をもとに説明しても分からない。 + +</MessageBubble> + +#### 市には重大事態の存在を保護者に知らせたくないバイアスがある + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +私は、客観的に見て、小平市は、重大事態のことをなるべく保護者に知らせたくないバイアスがあると思う。 + +</MessageBubble> + +#### 重要なことは守らないのに制限は拡大解釈して過剰にするのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は、こういった重要なことは守らない。つまり、最終的に子どもたちのためになるような制度なのに、それを活用することはない。しかも、法律違反で訴えられる可能性があるようなことも起きているのに、放置している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方で、マスクなどについては、文部科学省の通知を(拡大)解釈して、制限を強くしている。不思議でしょうがない。 + +仮に、マスクを着用していないため新型コロナウイルスに感染したという訴訟が起きたとしても、小平市が負けることはない。 + +しかし、いじめ対策において、重大事態として扱うべきものを扱わなかった場合は、訴訟で負ける。 + +法的な扱いから見ても、なぜこういう態度でいるのか、すごく不思議。 + +</MessageBubble> + +### ④ いじめ重大事態の累計件数と詳細は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでに市が重大事態として扱ったいじめの累計件数は。また、それぞれについて、時期、自殺等か不登校かの区別、重大事態としての扱い開始から最終的な市長報告までの期間は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +件数は3件。それぞれの時期、区分、市長報告までの期間については、個別事案の特定につながる恐れがあることから、答弁を控える。 + +</MessageBubble> + +#### 対応期間がなぜ個別事案の特定に? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態としての扱い開始から最終的な市長報告までの期間が分かると、なぜ個別事案の特定につながるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのようなおそれがあるということ。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 論点のすり替えです。失礼な態度と感じます。 + +::: + +#### 個別事案が特定されると何が問題? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +特定されると何が問題か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +個別の事案に関することは、子どもたち、そして家族、保護者の方の意向というところがあるので、事案の特定につながることは控えたいと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 文科省も「可能な限り調査結果を共有する」としているが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜ期間が分かると事案の特定につながるのか。 + +そういうふうに個人情報を盾にして情報を出さないようなことはやめてくださいと、文部科学省のほうにもちゃんと書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほど述べた令和2年度通知の中でも、 + +<BlockQuote refs={"児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(文科省)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめの重大事態の調査は、事案の対処や再発防止に資するために行うものであることから、個人情報等に配慮しながら、<Highlight>可能な限り当該学校を越えて広く調査結果を共有し、いじめの認知や組織的対応の改善、いじめ防止基本方針の改善等に積極的に活用することが強く求められる</Highlight> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +*[令和2年度通知](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00002.htm) + +</BlockQuote> + +と書いてある。今の答弁と文部科学省の通知との整合性についての説明を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +今議員が述べたとおり。ただ、個別の事案については、やはりさまざまな事情を勘案する必要がある。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔑 いたずらに個人情報を盾にして情報の開示を怠ってはならない + +じめの防止等のための基本的な方針(文科省)には、次のように書かれています。 + +<BlockQuote refs={"いじめの防止等のための基本的な方針(文科省・最終改定 平成29年3月14日)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/01/04/1400142_001.pdf#page=42"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +これらの情報の提供に当たっては、学校の設置者又は学校は、他の児童生徒のプライバシー保護に配慮するなど、関係者の個人情報に十分配慮し、適切に提供する。 + +ただし、いたずらに個人情報保護を盾に説明を怠るようなことがあってはならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +これは被害児童及びその保護者に対する説明についてのことですが、今後のいじめ対策に活かすためには、重大事態に関していたずらに個人情報保護を盾にして説明(情報開示)を怠ってはならないと思います。 + +<BlockQuote refs={"児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(文科省)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +可能な限り当該学校を越えて広く調査結果を共有し、いじめの認知や組織的対応の改善、いじめ防止基本方針の改善等に積極的に活用することが強く求められる + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +*[令和2年度通知](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422178_00002.htm) + +</BlockQuote> + +この考え方がとても重要だと思います。 + +::: + +### ⑤ 重大事態の調査報告書は公開する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +重大事態の調査結果は公開されるか。非公開なら理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +事案の内容や重大性、被害児童・生徒、保護者の意向、公表した場合の児童・生徒への影響等を総合的に勘案して、適切に判断していく。 + +</MessageBubble> + +#### 被害者が拒んでも公開される? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +報告書について、本人が公開してほしくないといった場合でも、情報開示請求すれば出てくるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +小平市の情報公開条例においては、開示請求ができるのは、本人に関わることについてのみであると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それは個人情報の開示請求。本人に関わる情報だけというのは個人情報のほう。情報開示には2つあるでしょう。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📄 情報開示(公開)には2種類ある + +小平市では、情報開示(公開)請求に関しては、次の2種あります。 + +- [公文書の公開請求](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000104.html) +- [保有個人情報開示請求](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000105.html) + +明らかに誤った答弁を堂々とするのは、どういうことなのでしょうか。 + +でたらめな答弁をされていては、時間が浪費され、まったく質問が進みません。議会の場で許されてよいことではないです。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +普通の情報の開示請求は、名前を塗り潰したりして、個人情報を消して開示できる。(当たり前のことだが)それでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮)" align="left"> + +小平市個人情報保護条例の第16条で、保有個人情報の開示義務に該当すると思われるところ。 + +> 実施機関は、開示請求があったときは、開示請求に係る保有個人情報に次の各号のいずれかに該当する情報が含まれている場合を除き、開示請求者に対し、当該保有個人情報を開示しなければならない + +ということがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮)" align="left"> + +この第16条の(1)から(8)までを照らし合わせて、その対応をしていく必要があると考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは、当事者の名前を塗り潰すなりして、報告書はちゃんと開示できる、公開されるということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは事前に渡している(質問な)ので、しっかりした答弁をしてくれないと困る。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉)" align="left"> + +情報公開の請求があった際、非開示情報になるのか開示情報になるのかは、その内容を確認したうえで対応になる。 + +公開請求が来た場合、我々と総務で確認したうえ非公開になるのか、それとも一部塗り潰しで出すのかを整理したうえで請求者に返答する。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 教育部長はなぜ、教育指導担当部長が間違えた答弁をしたときに訂正しなかったのでしょうか。すぐに訂正すべきです。 + +正しい答弁を得るまでに、無駄な時間を過ごさざるを得ませんでした。 + +::: + +#### 調査結果の公表は望ましいと考える? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長答弁は文部科学省のガイドラインをコピーしたもの。しかし、ガイドラインには続きがちゃんとある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年3月・文科省)"} href={"https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf#page=15"}> + +**(調査結果の公表、公表の方法等の確認)** +○ いじめの重大事態に関する調査結果を公表するか否かは、学校の設置者及び学校として、事案の内容や重大性、被害児童生徒・保護者の意向、公表した場合の児童生徒への影響等を総合的に勘案して、適切に判断することとし、<Highlight>特段の支障がなければ公表することが望ましい</Highlight>。学校の設置者及び学校は、被害児童生徒・保護者に対して、公表の方針について説明を行うこと。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「特段の支障がなければ公表することが望ましい」という部分を省いて教育長答弁した理由を…(知りたいが、ちゃんと答えないだろう)。 + +公表することが望ましいと考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのように考えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 専門家の助言に反し重大事態として扱わなかった件数は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで、要件を満たしながら、または専門家や有識者から重大事態として扱うよう助言を受けながら、重大事態として扱わなかった事例の件数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会としては、そのような事例はないものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### また虚偽の答弁です。私がご相談を受けた件が該当しますので、少なくとも1件の事例があります。 + +別途確認したところ「現在は重大事態として扱っているので、該当しない」とのことでした。しかし、明らかにこれは間違いです。 + +過去形での質問ですので、「事例はある、件数は●件」と答えなければなりません。 + +⭕ 重大事態として<u>扱っていない</u>事例は → ない +❌ 重大事態として<u>扱わなかった</u>事例は → ない +⭕ 重大事態として<u>扱わなかった</u>事例は → **ある** + +教育長答弁であっても、まったく信用に値しないことがよく分かります。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +再質問の時間が3分もないので、この再質問は飛ばし次に行く。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 専門家の助言が得られる会議の会議録をなぜつくらない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +専門家等から重要な助言が得られる会議の会議録を作成していない理由は。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### この質問をした理由は、ご相談いただいている事案で「弁護士から重大事態として扱うよう助言を受けながら、教育委員会がその時点では重大事態として扱わなかった」ことが判明しているからです。どうもこの重要な弁護士の発言を記録した会議録が存在しないようなのです。 + +訴訟になった際のことを恐れ、隠ぺいするために会議録をつくっていないのではないでしょうか。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会で設置している協議会等においては、会議録等は作成するが、条例で非公開とされている協議会等や個人情報に配慮が必要な協議会等については、会議録は非公開としている。 + +</MessageBubble> + +#### 会議録等の「等」とは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +会議録等の「等」とは何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +会議録等の等には、資料などが含まれるという認識。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### のちほど記載するように、この答弁は不正確です。 + +::: + +#### 会議録、議事録、要旨の定義を分けている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +会議録や議事録、要旨の定義を細かく分けているか。 + +会社員時代に会議録といえば、誰が何を話したか細かく書いてあるもの。議事録は、要点をかいつまんで議事が書いてあるもの。そういった文書の定義は分けているか。教育委員会内で、もしくは市の内部で。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +私が調べたところでは、小平市教育委員会公文書管理規程での表記が会議録、また、小平市教育委員会会議規則での表記が議事録となっている。こちらは双方とも会議等の記録ということだった。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ここで、なぜ[小平市教育委員会公文書管理規程](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000405.html)と[小平市教育委員会公文書管理規則](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001319.html)を挙げたのでしょうか。 + +[公文書管理運用ガイドライン](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html)には会議録の定義が明記されています。このような答弁になった理由を考えると、次の4点が思いつきます。今後確認します。 + +1. 公文書管理運用ガイドラインの存在が教育委員会に伝わっていない + - tips:現教育部長は、元総務部長です。さすがにこれはないので、次の可能性になります +1. 担当部長と教育委員会内の情報のやり取りが行えていない(担当部長が情報共有において孤立している可能性) +1. 日が浅いのでまだ分からない + - tips:分からないことは手を挙げて答えず、分かっている教育部長が代わりに答えるべきです。自らの組織内評価を優先するのではなく、正確な答弁の方を優先しなければなりません +1. 答弁を舐めている + +::: + +:::note +##### 📘 公文書管理運用ガイドライン + +会議録の定義などは、小平市の「[公文書管理運用ガイドライン(令和4年2月)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html)」に明記されていました。 + +<BlockQuote refs={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html"} href={"公文書管理運用ガイドライン(令和4年2月)"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**イ 作成すべき会議録等** +**(ア) 会議録と会議要旨** +会議要旨とは、会議の名称、開催日時、開催場所、出席者、議題、主な発言内容、議事の結果、配布資料、記録の作成者等を記録したものをいう。会議録とは、会議要旨に記録する各項目に加え、発言については主なものにとどまらず、個々の発言内容(一言一句でなく、概要でも可)及びその発言者まで記録したものをいう。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +これは私が知っている会議録の定義と同じです。また、会議録等というのは、会議録もしくは会議要旨のことであって、答弁にあったように「資料などが含まれる」という意味ではありません。 + +なお、会議録の作成が必要な会議等についても明記されています。これらの会議では必ず会議録を作成しなければなりません。 + +<BlockQuote refs={"公文書管理運用ガイドライン(令和4年2月)"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(イ) 会議録の作成が必要な会議等** +会議録等を作成すべき会議等のうち、次の会議等であって、市としての意思決定に関係する内容の検討がされたものについては会議録を作成するものとする。 +- 地方自治法第138条の4第3項に規定する附属機関及びこれに準じて要綱等により設置する会議 +- 市長をはじめ特別職を構成員に含む会議 +- 部長級以上の職員を主たる構成員とする会議 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +専門家から「重大事態として扱うべき」という助言を受けた会議に教育長が参加していれば「特別職を構成員に含む会議」ということになりますから、「会議録」を作成する必要があります。 + +会議録をつくっていないとしたら、この条例に違反したこととなります。また質問します。 + +なお、上記(イ)の条件を満たさず、会議録をつくる必要がなかったとしても、少なくとも会議要旨はつくらなければなりません。 + +<BlockQuote refs={"公文書管理運用ガイドライン(令和4年2月)"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html#page=6"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(ア) 法令、条例、規則、要綱等に基づき設置される庁内の会議等** +市としての意思決定に関係する会議について、経緯を含めた意思決定に至る過程や事務及び事業の実績を合理的に跡付け、又は検証することができるようにするため、作成が必要である。 +- 当該会議において市としての意思決定が行われる会議 +- 当該会議において市としての意思決定は行われないものの、市としての意思決定に向けて方針・方向性を決める会議や、当該会議における結果が市としての意思決定に大きく影響を与える会議 +- 当該会議において市としての意思決定は行われないものの、当該会議において取りまとめた結果が、市としての意思決定を行う際の原案として扱われる会議等 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +::: + +#### 誰が何を話したかの記録は重要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +誰が何を話したかという記録は、改善のためにも、市が何をしているかチェックするためにも非常に重要。 + +訴訟になった場合もそれが判断材料になる。そういう訴訟を避けるために要旨だけ取っているのかもしれないが。 + +また、職員がせっかくよいことを言っても、会議録に載らないと「職員は全然やってくれていないのでは」となる。そういった理由からも、会議録が必要。 + +</MessageBubble> + +#### この会議は要旨でよい、この会議は会議録が必要など、どう判断しているのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この会議は要旨でよいとか、この会議はそういう定義の会議録をきちんと取らなければならないとか、そういう判断はどんな基準に基づいているのか。 + +会議録が取れないのであれば、音声を録音しておき、開示請求があればそれを文字起こしすればよいと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮)" align="left"> + +今、披瀝のとおり、不明等があれば総務課のほうに問い合わせをもらい、双方で協議をしていきたいと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +お願いする。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ここで再質問は時間切れとなりましたので以降は再質問がありません。でたらめな答弁さえなければ、もっと再質問できていたかと思うと、とても残念です。 + +::: + +### ⑧ いじめに関した審議会の委員名簿を積極的に公開していない理由は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市いじめ問題対策連絡協議会(以下、協議会と呼ぶ)や小平市教育委員会いじめ問題対策委員会(以下、委員会と呼ぶ)の委員名簿を積極的に公開していない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +協議会等において、忌揮のない意見をいただくとともに、また、個人に関わる内容に関して公平、中立に慎重な議論をしていただくため、積極的な公開は行っていない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 意味がわかりません。この論理だと、[委員名簿がホームページで公開されている](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/021/021338.html)教育委員会では、公平、中立に慎重な議論は行えない、ということになります。 + +以降の一般質問で再度問いました。 + +::: + +### ⑨ 協議会や対策委員会の会議録はつくっている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +協議会や対策委員会の会議録は作成しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +先ほど答弁したとおり、会議録等は作成している。 + +</MessageBubble> + +### ⑩ 委員は職能団体の推薦によるべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市のいじめ対策に当たる各組織(協議会、対策委員会、小平市いじめ問題調査委員会)の委員は、教育委員会や市長が選任するため、調査の公平、中立性が客観的に担保されない重大な欠陥がある。 + +多くの他市教育委員会と同様、職能団体の推薦による選任にすべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +小平市いじめ問題対策連絡協議会及び小平市教育委員会いじめ問題対策委員会については、専門性を有し、公平、中立にいじめ問題について審議していただけると教育委員会が判断した方や、各関係機関から推薦いただいた方に委員を委嘱している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ⑪ いじめ事案対応フロー図をつくり周知活用しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ事案への対応フロー図をつくり、周知活用してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +小平市いじめ防止基本方針において学校の取り組むべき内容が記載されていることから、対応フロー図につきましては今後研究していく。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 今回は時間がなく紹介できませんでしたが、神奈川県の学校など、とてもよいフロー図をつくっている自治体が複数ありますので、それを参考にすればすぐにつくれます。 + +私の方でも、つくって提案したいと思います。 + +::: + +:::note +##### ✨ 神奈川県の一部公立校で使われているいじめ事案への対応フロー図が参考になります + +[神奈川県いじめ防止基本方針](http://www.pref.kanagawa.jp/docs/vn7/cnt/f530779/p1189930.html)に記載のフロー図は、少しごちゃごちゃしていて分かりにくいところもあるのですが、3要件の記載があり、重大事態が発生してからどう扱われるかの情報がきちんと描かれています。 + + + +また、同じ神奈川県の茅ヶ崎市立赤羽根中学校では、ホームページに重大事態のことがきちんと書かれていて、内容も充実しています。フロー図も(やはりごちゃごちゃしていますが)よくできており、単独のPDFとしてダウンロードできるようにもなっています。このフロー図は、神奈川県内の一部公立学校で共有しているようです。 + +[茅ヶ崎市立赤羽根中学校・いじめ防止基本方針のページ](https://edu.city.chigasaki.kanagawa.jp/lower_secondary/akabane/2000750/index.html) + + + + +<a href="https://edu.city.chigasaki.kanagawa.jp/lower_secondary/akabane/2000750/index.html">茅ヶ崎市立赤羽根中学校・いじめ防止基本方針 いじめ事案への対応フロー図</a> + +また、たとえば神奈川県立高校の各ホームページを見ると、次の図の部分など、赤羽根中学校と同じフロー図がきちんと更新されている様子も伺えます。 + + + +<a href="https://www.pen-kanagawa.ed.jp/eda-h/ijimebousi.html">神奈川県立荏田高等学校いじめ防止基本方針・いじめ事案への対応フロー図より抜粋</a> + +小平市で該当するフロー図を探すと、六小と四中の年間指導計画にそれらしきものがありました。それ以外の学校には一切見つかりませんでした。 + + + +<a href="https://www.kodaira.ed.jp/06kodaira/">小平市立第六小学校・いじめ対策委員会年間指導計画</a> + +重大事態の要件が1つしか書かれていませんし、重大事態のことについてはとても分かりにくいなと思います。 + +::: + +### ⑫ 重大事態の検証結果と提言は誰の責任でどう教育行政に反映する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +重大事態の最終的な検証結果と提言は、誰の責任において、どのような方法で教育行政に反映するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会の責任において、学校への指導、助言に反映させている。 + +</MessageBubble> + +### ⑬ 人的リソース配分に関する組織的対応の具体的内容は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年3月の定例会で、リソースの問題について、どうマンパワーを振り分けるか組織的な対応を図っているとした対応の具体的内容は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育に関わる諸課題については、教育委員会事務局全体で取り組んでいくべきものと考えている。外部委託できる業務については、他市での取組を参考にしながら検討していく。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 重大事態の扱いをすることによりいじめ調査や提言の作成を第三者委員会に任せることは外部委託という捉えの中に入っているのか。今後確認します。 + +::: + +### 参考資料 + +- [文科省:いじめの問題に対する施策](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302904.htm) + - [いじめの防止等のための基本的な方針](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/__icsFiles/afieldfile/2018/01/04/1400142_001.pdf) + - [児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文科省)](https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1302902.htm) + - [いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(文科省・平成29年3月)](https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf) +- 小平市 + - [(2)いじめの対応を見直し、教育長への手紙を設けよう(安竹・令和4年3月定例会一般質問)](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/) + - [各校の学校いじめ基本方針調査結果(安竹・令和4年6月10日時点)](./20220610-gakko-ijime-taisaku-list.pdf) + - [公文書の公開請求](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000104.html) + - [保有個人情報開示請求](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/000/000105.html) + - [公文書管理運用ガイドライン](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095838.html) + - [小平市教育委員会公文書管理規程](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00000405.html) + - [小平市教育委員会公文書管理規則](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001319.html) +- [川口市に55万円支払い命じる 元市立中男子生徒のいじめ裁判でさいたま地裁判決(東京新聞)](https://www.tokyo-np.co.jp/article/148994) +- [いじめ対策、遅い原因の3割は「余裕のなさ」埼玉の教育現場を調査(朝日新聞デジタル )](https://news.livedoor.com/article/detail/22532423/) +- [「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」の遵守必要性(関西大学法学部・永田憲史研究室)](https://penology.jimdofree.com/%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81%E9%98%B2%E6%AD%A2%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%8E%A8%E9%80%B2%E6%B3%95%E7%A0%94%E7%A9%B6/%E3%81%84%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AE%E9%87%8D%E5%A4%A7%E4%BA%8B%E6%85%8B%E3%81%AE%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3-%E3%81%AE%E9%81%B5%E5%AE%88%E5%BF%85%E8%A6%81%E6%80%A7/) +- [Protect Children(プロテクトチルドレン)](https://protectchildren-eternity.jimdofree.com/) +- [平成30年(ワ)第1465号の損害賠償請求事件・判決文](https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/831/090831_hanrei.pdf) + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/2-hontouno-kyouikuwo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/2-hontouno-kyouikuwo.mdx new file mode 100644 index 0000000..ba2e376 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/2-hontouno-kyouikuwo.mdx @@ -0,0 +1,535 @@ +--- +first: 2022-07-20 +description: 令和4年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を" +tags: + - 一般質問 + - 人権侵害 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1321&schedule_id=5&minute_id=82&is_search=true" dougaHref="" /> +## まとめ + +令和4年6月10日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +当初、[(1)のいじめ重大事態について](./1-judai-jitai-kodomo-chusin/)だけを質問する予定でしたが、夏を目前に、マスク常用による熱中症や酸欠のリスク、そして引き続き心身の発達リスクを心配する保護者の方々からたくさんの声をいただきました。また、私も市内を移動中に子どもたちの心身が心配になるような光景を何度も目の当たりにし、質問することにしました。 + +ただ、(1)の方でほぼすべての時間を費やすことを予想していましたので、再質問はせず、通告書を壇上で読み上げる際に問題点を指摘する形にしました。 + +3月定例会において全会一致で採択された請願第12号について、市教委は一部をガイドラインに反映してくれたものの、それ以外の部分についてはいつまで経っても動かないところがあります。そのため、さまざまな方法で、請願の趣旨を実現してもらうようアプローチしてきました。残念ながら、その間にも、請願で憂慮していた事態が起きています。 + +すべてとは言いませんが、怠慢な態度を続けてきた教育委員会の責任は大きいです。 + +また、ある程度趣旨が浸透してきたと思っていた矢先の4月に職員の入れ替えがありました。教育部長と教育指導担当部長が変わり、理解されている職員も残ってはいますが、幹部職員には一から説明が必要になりました。6月7日に改訂されたガイドラインには国の方針よりも厳しい制限を課すことになる内容を含んでいるなど、残念なことも起きています。 + +なお、[校長会の資料](20220328_kyoikusisaku_renraku_kai_youroku.pdf)を開示して読みましたが、いくつかの学校では、校長も運営のしやすさを求めて国の方針よりも制限を強くしようとしている様子が伺われます。 + +いじめの対応も、特別支援教育もそうですが、知れば知るほど、分からなくなることがあります。**市の学校や教育委員会とは、誰のために、何のためにあるのでしょうか。** + +対応の仕方によっては、子どもたちの一生を左右する可能性があります。職員の幸福感や、やりがいにもつながることです。市長を始め、教育長の責任は重大です。子どもたちの心に伝わるのは、大人が全力で取り組む姿です。再考していただきたいです。 + +今後も追求します。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① これらの状況を問題と認識している? | [全学校でガイドラインに基づく指導が重要](#-これらの状況を問題と認識している?) | +| ② 子どもたちにきちんと説明することこそ本当の教育では? | [国の方針を理解しやすくしてる](#-子どもたちにきちんと説明することこそ本当の教育では?) | +| ③ 首相がマスクせず海外の高齢者とも接する一方、子どもたちに原則マスク着用を求める矛盾した状況をどう捉え、どう説明する? | [国の方針に基づく](#-首相がマスクせず海外の高齢者とも接する一方、子どもたちに原則マスク着用を求める矛盾した状況をどう捉え、どう説明する?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220610-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 最近市内の学校で起きている事例 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +つい最近、小平市立の小・中学校で起きている事例を紹介する。それぞれ別の学校で起きており、気温が高い日の出来事が多い。氷山の一角と捉える必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### マスクをつけていないことを注意する児童 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +下校途中、ある児童がマスクをつけていない児童に対して、マスクを外してはいけないと注意し、言われた子がうつむいていた。 + +本人の特定につながるので詳細は言えないが、実際は、注意した子が大きな誤解をしていて、さらに(本人の心理状態が)心配になる発言もしていた。 + +</MessageBubble> + +#### 大縄跳びの練習中もマスクをつけたまま + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また、運動会に向けた大縄跳びの練習で、生徒ほぼ全員がマスクをつけたまま跳んでいた状況もあった。教育委員会に確認したところ、(その学校では)3密になるところで大声を出さないという条件を守って(大縄跳びの練習では)マスクをつけるよう指導しているという話だった。 + +大声と3密を避ける根拠は、[令和2年7月30日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html#h2_free17)にあるとされている。しかし、これはもう2年前のこと。状況はかなり変わっている。いつまで根拠にし続けるのか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🤔 大声と3密を避ける科学的な根拠は + +大声と3密については、[令和2年7月30日の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00093.html#h2_free17)が根拠になっているということです。読んでみると、次のような記述があります。 + +> それから、クラスターがいろいろなところで起きているが、可能性としては、場所は違うけれども、3密プラス、大声プラス、換気が悪いというところが相変わらず共通の感染の契機ではないかという仮説があるので、それが本当であれば、そちらをもう一回、言っていく必要があるのではないか。(尾身構成員) + +> 東京都を中心に接待を伴う飲食店や会食を介した感染拡大が続いており、地方でもショーパブや昼カラオケなどによるクラスター感染が報道されている。世界保健機関(WHO)は9日に、新型コロナウイルス感染について新たなガイドラインを示し、混雑した換気の悪い環境下における、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した感染を認めている。我が国がこれまで取り組んできた、3密の回避、大声を上げる環境の回避、換気の徹底などの必要性があらためて強く示唆される。(直近の感染状況の評価等) + +この時点であっても、尾身メンバーですら「仮説」と言っています。また、必要性が「示唆」されるとしているものです。つまり科学的な根拠はないと暗に述べています。 + +現在は、陽性者の重症化率も、インフルエンザ並みか、もしくはそれ以下に低下しています。特に、子どもたちに至っては、酸欠や熱中症で倒れるリスクの方が高いことは容易に想像できます。 + +その状況を背景に、テレビでも放送されているように、海外ではコロナは終わっているものと捉え、人々がコロナ以前のように暮らしている国が多くあります。日本はこの過剰な対策をいつまで続けるつもりなのでしょうか。 + +弱い立場の子どもや高齢者に、しわ寄せが来ていることを、私はどうしても見過ごすことができません。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +さんざん私も伊藤議員も言っているように、大人たちは飲食店で大声を出し3密の状態で、マスクなしで会話して楽しくやっている。それで感染が増える状況にはない。 + +それなのに小平市立学校版感染症予防ガイドラインの中にも、まだ大声で3密を避けるみたいなことが書いてある。それが原因で、大縄跳びの練習で生徒ほぼ全員がマスクをつけたまま跳んでいる。かなり危険な状況と思う。 + +</MessageBubble> + +#### 酸欠や熱中症のリスクをもっと懸念すべき + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +酸欠になったり熱中症になったりの危険もこれから出てくる。ガイドラインから大声で3密と書いてあるところは省くことを今検討してもらいたい。でないと、いつになっても省けない。 + +</MessageBubble> + +#### 屋外を歩く授業でもマスク着用の指導 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また屋外を1時間以上歩いて移動する授業で、先生から事前に、基本的にマスクの着用をしてください、苦しい場合は横を向いて深呼吸をしてもよいという指示があった。 + +その移動中、マスク着用を実質的に強いられていることに怒ったり、顔が赤くなったり、見るからにつらい様子の児童が何人もいた。 + +具合が悪くなる子もいて、途中で帰ることになったという状況もあった。 + +</MessageBubble> + +#### 徒競走でほぼ全員がマスクつけ走っている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また運動会の徒競走で、4クラスのうち3人以外の全員がマスクをつけたまま走っている状況もあった。 + +先生は「苦しいときはマスクを外してもよい。マスクを外している子がいても、事情があるかもしれないから注意しないこと」と話したが、続けて「ただし、しゃべっていたら注意してもよい」という指示があった。 + +</MessageBubble> + +#### マスクを外したらしゃべらないという指導も + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また、体育の時間に「苦しいときはマスクを外してもよい」と言いながら、「でもしゃべらないこと」という指示があった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは本当に氷山の一角。少し集めただけでもこれだけの声が集まるし、実際に私が目撃した状況も含まれている。 + +</MessageBubble> + +#### このようなことを憂慮し請願第12号が全会一致で採択されている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年3月の定例会では、上記のような状況も憂慮し、請願第12号が全会一致で採択された。市の教育委員会は、この請願事項を一部ガイドラインに反映した。 + +</MessageBubble> + +#### 厚労大臣が求める状況ともまったく違う + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また本年5月20日の記者会見で、厚生労働大臣が次のように述べている。 + +<BlockQuote refs={"令和4年5月20日・後藤厚生労働大臣会見概要"} href={"https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00445.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +屋外で、身体的な距離が確保できない場合で、会話をほとんど行わない場合、こうした場合は、もともと(マスクを)外してよいという考え方ではありました + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで厚生労働省が出してきた方針は分かりにくいものばかりだが、私がよく読んできたところでは、この発言は正しい。 + +それなのに、なぜいまだに先ほど述べた状況があるのか。 + +</MessageBubble> + +#### 現場を支える大人たちの考え方や姿勢 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +この原因は、市長や教育長を始め、教育委員会、校長先生の消極的な姿勢や不当な制限の強化もひとつの大きな要因と考える。 + +つまり大人の都合や組織運営上の都合が最優先されてしまい、子ども中心の視点が欠落しているのではないか。 + +そんな疑念をどうしても持たざるを得ないことから、市に問う。 + +</MessageBubble> + +### ① これらの状況を問題と認識している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、上記した子どもたちの状況を問題だと認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +小平市立学校版感染症予防ガイドラインでは、 +- 教職員は、熱中症などの健康被害を踏まえ、気候の状況や活動内容からマスク着用による健康への影響が大きい場合を適切に判断し、児童・生徒にマスクを外すよう指導すること +- 児童・生徒本人が息苦しいと感じたときなどにはマスクを外すなど、心身の状況に応じて児童・生徒自らが適切に対応できるよう指導すること +- 体育及び保健体育の授業の実施に当たっては、運動時に、身体へのリスクを考慮し、マスクの着用は必要ないこと + +を明記している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +すべての市立学校が、ガイドラインに基づいた指導をすることが重要と認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 国の「会話をほとんど行わない場合」が「会話しない場合」にすり替わっている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +内閣官房の方針にも、次のように明記されている。 + +<BlockQuote refs={"新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(リンク切れ)"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +会話をほとんど行わない場合は、マスクの着用は必要ありません + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これについて教育委員会に尋ねると、子どもには「ほとんど」の判断がつきにくいので、「会話しない場合は」と捉えているといった説明があった。 + +</MessageBubble> + +#### このような改変はしてはならない不当行為 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは、国がゼロではないと言っているものを、根拠なくゼロにして制限を強くする不当な行為だ。 + +また、仮にこの部分を「マスクをつけない場合は会話を控える」とすることも、消極的制限であったものを積極的制限に変えることとなる。 + +市は特に黙食についてこの間違いを犯したままだ。これまでずっと、請願第12号の説明のときにも述べたが、これはやってはならないことだ。 + +</MessageBubble> + +### ② 子どもたちにきちんと説明することこそ本当の教育では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +説明しやすいからという理由で安易に制限を強くするのではなく、なぜ「ほとんど」という表現を用いているかを、子どもたちが分かるようにきちんと説明することこそ、本当の教育ではないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育活動を進めるに当たっては、児童・生徒、保護者、教職員が共通した認識の下、感染症対策に取り組むことが重要と捉えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +したがって、小平市立学校版感染症予防ガイドラインには、国の方針で示された言葉で記載した内容であっても、個人によって解釈の差異が生じる懸念のある場合は、その趣旨を踏まえながら、児童・生徒の発達段階に応じて理解しやすい表現で説明することもある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +なお、このことにより国よりも制限を強くしているとの認識はない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 請願の説明でも詳しく述べましたが、国より制限を強くしているのは明確な事実であり、福岡市が黙食をやめたことにより、公的にも確定したのです。しかし頑なに認めません。 + +このような強弁を続ける小平市教育委員会には本当に失望します。 + +::: + +#### 福岡市が黙食の見直し、黙食は強制ではないと何度も言ってきた + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +この黙食については、つい一昨日のことだが、福岡市が学校給食の黙食を見直すというニュースがあった。学校給食の黙食について継続するかどうかを間もなく市独自に判断するということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +福岡市の高島市長は黙食が続く学校給食についてコメントをしている。 + +<BlockQuote refs={"福岡市 学校給食の「黙食」を見直しへ(九州朝日放送・令和4年6月7日)"} href={"https://web.archive.org/web/20220607105203/https://kbc.co.jp/news/article.php?id=8666794&ymd=2022-06-07"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +本来は、国が方向性を示し、よりどころをつくっていくことが望ましいとしつつも、現状、黙食は強制されているわけではなく、自治体それぞれが判断できる + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +これはまさに請願の説明でも述べたことで、黙食は強制されているわけではない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😫 福岡市が先に黙食をやめ、小平市教育委員会の歴史に残る「恥」が確定 + +福岡市の黙食取りやめについては、この一般質問をした6月10日の時点では、次のようなニュースでした。 + +[福岡市 学校給食の「黙食」を見直しへ](https://web.archive.org/web/20220607105203/https://kbc.co.jp/news/article.php?id=8666794&ymd=2022-06-07) + +このとき、高島市長は +> 現在、福岡市にある九州大学グローバル感染症センターに黙食の是非について諮っている最中で、今後1週間程度で出される回答をみて、方向性を示したい + +と話していましたが、その後、正式に確定しました。 + +[給食の「黙食」見直し・会話認める 福岡市教委が各学校に通知](https://web.archive.org/web/20220721025135/https://rkb.jp/news-rkb/202206142018/) + +福岡市の学校では、今後、大声を出さなければ、給食中の会話を認めるということです。福岡市教育委員会は + +> 「子どもたちの心の成長につながる『食育』の意味もある」 + +とも話しています。 + +小平市は、請願第12号の全会一致での採択という「これ以上ないお膳立て」がありながら、福岡市に先を越されました。何度もこのことは担当の職員に指摘しましたが、まったく改善されませんでした。私は、これは、職員の、「傲慢、怠慢、子どもたちのことを最優先に考えないおためごかしの態度」が最も大きな原因と思っています。**小平市教育委員会の歴史に残る恥**となりました。 + +**このような体たらくでありながら、子どもたちへ指導する立場にいるなど、おこがましいこと**ではないでしょうか。 + +少なくとも、福岡市の対応にならい、すぐに対応を変えるべきですが、いっこうに変える気配がありません。怠慢な態度を続けるのであれば、給料として受取っている市税を返納すべきです。残念でなりません。 + +::: + +#### 情報開示で判明した教育部長の発言 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +あるお母さんが情報の開示請求をしたときに出てきたことだが、市内数校の校長先生たちが集まる会議で、当時の教育部長が次のように述べていたことが分かった。 + + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +> 請願では、市のガイドラインが国に比べて厳しいとのことだった。現場で指導するに当たっては、分かりやすいほうがよいが、東京都が発出している通知も参考にしてはどうか + +*[令和4年3月28日・教育施策連絡会での教育部長発言(小平市・開示資料より)](./20220328_kyoikusisaku_renraku_kai_youroku.pdf) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +要は、「現場で指導するに当たり分かりやすいほうがよい」と言っている。子どもたちのことを最優先にしなければならないのに。現場で指導するに当たり分かりやすいことが、子どもたちのためになると思っているのかもしれないが。 + +これを読んだだけでは、要旨なので、どんな意図で発言したかというところまで分からないが、見た限り、運営のしやすさのほうを考えている発言。 + +請願の趣旨をちゃんと受け止めていないと感じる。 + +</MessageBubble> + +### ③ 首相がマスクせず海外の高齢者とも接する一方、子どもたちに原則マスク着用を求める矛盾した状況をどう捉え、どう説明する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国の方針に基づいて感染症対策をしている市長や教育長に聞く。 + +首相がマスクを外して海外の高齢者も含めた人々と接している一方で、子どもたちには原則マスク着用を求めているという、一見して矛盾した状況をどう捉え、どう説明するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会としては、国の方針に基づき、児童・生徒及び教職員の健康及び安全を確保し、学校における感染症の拡大を防止するためにマスクの着用を原則としている。 + +</MessageBubble> + +#### 子ども新聞との会見でも岸田総理だけノーマスク + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これについても、おととい、[岸田首相が、子ども新聞の10人ぐらいの記者に対して記者会見を行った](http://web.archive.org/web/20220608123754/https://twitter.com/kishida230/status/1534514830802964481)。動画で見たが岸田総理はノーマスク。一方で、子どもたちは全員マスクをしている。 + +私は、こんな映像を見ると、子どもたちをなめるのも大概にしろと怒りが収まらない。 + +子どもたちにいろいろな制限を課しておきながら自分たちはそういうことをしない。 + +そんな国(政府)や都の方針を小平市として盲信することは、地方自治体の在り方としてよくない。 + +</MessageBubble> + +#### 地方自治法を思い出し、矛盾や機能不全を呈している国や都には抗うべき + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +地方自治法を思い出してもらいたい。地方自治法には地方公共団体の役割が書かれている。 + +<BlockQuote refs={"地方自治法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000067#Mp-At_1"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第1条の2** +地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国の役割も書いてある。地方自治体として、矛盾や機能不全を呈している国や都の方針には、もちろん法律を守りながら、法律の解釈の幅を活用しできる限り抗ってもらいたい。 + +そういう気概を持って仕事してほしい。 + +</MessageBubble> + +#### 小平市立学校版感染症予防ガイドライン(6月7日改定版)の明らかな誤りはすぐに修正を + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また、[小平市立学校版感染症予防ガイドライン(6月7日改定版)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/085/085723.html)には明らかな間違いがある。誰でも分かる間違いなので、すぐ直してほしい。 + +3ページの最後に次のように書かれている。 + +> 熱中症リスクが高い夏場においては、熱中症対策を優先し、登下校時や休憩時間における外遊び、屋外での教育活動においては、十分な距離が確保できる場合は、マスクの着用は必要ない + +しかしこれは、4ページにも記載がある、文部科学省が示す「マスク着用の考え方」の表やその注記とは違う話になっている。 + +文部科学省のほうでは、熱中症リスクが高い夏場は、マスク着用は必要ないということではなく、**マスクを外すことを推奨**とされている。大きな間違い。 + +そもそもここに書く必要がないので、削除するか、文言をしっかり直すか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 😵 明らかな誤りを放置する市教委 + +子どもたちの夏場のマスク着用について、本年6月7日に改正された市ガイドラインには次のようにあります。 + +<blockquote> + + + +<p class="ref"><a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/085/085723.html">小平市立学校版感染症予防ガイドライン(6月7日改訂版)</a></p> + +</blockquote> + +しかしこれは国が求めているものではありません。厚労省と文科省は合同の通知で次のように明記しています。 + +<BlockQuote refs={"子どものマスク着用について"} href={"https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000942851.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +夏場は、熱中症防止の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことを推奨します。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +また、本年6月10日に出された文科省の事務連絡には次のように明記されています。 + +<BlockQuote refs={"夏季における児童生徒のマスクの着用について(文科省事務連絡・令和4年6月10日)"} href={"https://www.mext.go.jp/content/20220610-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +マスクの着用が不要な場面の例として、体育の授業、運動部活動の活動中、登下校時を取り上げており、これらの場面においては、特に熱中症のリスクが高いことが想定されることから、熱中症対策を優先し、**児童生徒に対してマスクを外すよう指導すること** + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +「着用は必要ない」では、児童・生徒が着用の可否を選択することになり、消極的対応です。一方、国は「外すよう指導する」として、先生による積極的な対応を求めています。つまり、市の示す対応は、国が求めている対応に対して不十分です。このことは、文科省の担当者に直接電話し、確認しています。 + +驚くことに、小平市のガイドラインにも、次のように、上記した文科省のマスク着用の考え方の表が添付されています。 + + + +図中に緑色で記載しましたが、小平市は一部の条件だけを出し、不要な「熱中症リスクが高い夏場においては」という文言を追加しています。 + +子どもたちに根拠のない過剰な制限を課した状態を放置し、かつ、ガイドラインの中に矛盾した内容を併載していることは本当に驚きます。 + +このことは6月10日に一般質問で指摘し、その後も直接担当部長に指摘しましたが、夏休みへ入る時期になっても更新されることなくそのままになっています。 + +すぐに修正できることです。子どもたちに影響が大きい明確な誤りを放置したままなどありえないことです。 + +1問目のいじめ対策でも感じますが、小平市の教育委員会は、いったい何のための組織なのでしょうか。 + +多くの方からご指摘いただいていますが、私も、**子どもたちのための組織ではない**と感じます。 + +::: + +#### 国より制限を強くしようとする、市の不当な姿勢が表れている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +夏が終わっても、熱中症と関係なく、 +- 登下校時 +- 休憩時間における外遊び +- 屋外での教育活動 + +等において、十分な距離が確保できる場合はマスク着用の必要はない(と、文部科学省が方針を示している。また、いかなる場面でもマスク着用は強制ではない)。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なぜか文部科学省の制限よりもはるかに強い制限をかけている。私の先ほど指摘したことがそのまま現在のガイドラインにも表れているということ。指摘しておく。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 今回は、1件目の[重大事態の質問](./1-judai-jitai-kodomo-chusin/)を中心に時間を使う予定でしたので、こちらは指摘にとどめ、再質問は行いませんでした。 + +別途時間を取って担当職員に詳しく指摘したガイドラインの誤りなども、このまとめを書いている7月末下旬まで、修正するなど一切の対応がないとは思いませんでした。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/ayamari.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/ayamari.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..30e7152 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/ayamari.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/flow-update.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/flow-update.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..6b01838 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/flow-update.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/kanagawa-akabane-ijimetaiou-flow.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/kanagawa-akabane-ijimetaiou-flow.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..c0a5007 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/6gatu/images/kanagawa-akabane-ijimetaiou-flow.png diff --git 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[(2)管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を](./2-hontouno-kyouikuwo/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben.mdx new file mode 100644 index 0000000..298e59a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben.mdx @@ -0,0 +1,547 @@ +--- +first: 2022-09-24 +description: 令和4年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~教育委員会は何のために存在するのでしょうか~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5&minute_id=31&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年9月9日に行った5件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +[3月定例会の一般質問](../../r3d/3gatu/2-ijime-taiou-minaosi/)と[6月定例会の一般質問](../6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)に引き続き、今回も学校でのいじめ対応に不可欠な重大事態について問いました。特に前回6月の一般質問で教育委員会が「事実に反する答弁」や「不誠実な答弁」をしたことは看過してはならないことですので、細かく追求しました。 + +今回も教育委員会は、過去の答弁が誤っていたことに直接言及することもなく、市民や議会への謝罪もしませんでした。しかし、実質的には、誤りを認める内容の答弁でした。内部統制の試験運用も8月から始まっています。今後二度と同様な答弁がないことを願います。そして今後の信用関係のためにも当該市民の方々にはきちんと謝罪をしてほしいと思います。 + +なお、今回、指摘を受け、小平市立の全学校ホームページに重大事態についての情報を新たに掲載してくれたことはひとつ感謝しています。 + +教育委員会の存在意義も問いました。存在意義には「子ども中心」や「人権を大切にする」といった考えがどこにも含まれていません。法に定められた「事務の執行や管理」が中心なのです。これまで不思議でしょうがなかった数々の作為や不作為も、これですべて説明がつきます。 + +であれば、極端なことを言えば、教育委員会はこの時代にはもう必要ないのではないでしょうか。各学校や子どもたちの自主性に任せるような流れを新たにつくる中で、(法改正が必要になりますが)事務の執行や管理も直接それぞれの学校が担うようにすればよいのではないかと思います。そうした方が、虚偽の答弁をしたり、不誠実な態度を取らざるを得ない立場に追い込まれてしまったりするう職員にとっても、よいことになるのではないでしょうか。 + +といってもさまざまな課題があり、すぐには無理でしょうから、少なくとも、教育委員会の存在意義に「子ども中心」だったり「人権を大切にする」といった思想を明文化して含めてほしいと思います。 + +教育委員会は必要がないのではという極端な発想は、けっして「職員が悪いやつらだから潰してしまえ」という意味ではありません。教育委員会はない方が、子どもたちだけではなく、職員を含めた多くの人の福祉(人生の幸福度)を高めることにつながるように感じるからです。 + +国内や国外の事例も学びつつ、継続して考えます。 + + + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 教育委員会の存在意義は? | [管理と事務の執行、各学校の取組を積極的に支援。](#-教育委員会の存在意義は?) | +| 存在意義に「子ども中心」などは含まれない? | [当然と考えてやっている。](#存在意義に子ども中心などは含まれない) | +| ② 3要件の掲載に関し事実に反する答弁をしたが? | [学校HPに掲載するよう指示した。](#-3要件の掲載に関し事実に反する答弁をしたが?) | +| ③ 専門家助言に関し事実に反する答弁をしたが? | [切り替えていなかった。](#-専門家助言に関し事実に反する答弁をしたが?) | +| 間違った対応をしたならなぜ謝罪しない? | [当該保護者にどう伝えるかは検討する。](#間違った対応をしたならなぜ謝罪しない) | +| ④ 保護者会で重大事態を説明していると事実に反する答弁をしたが? | [包含していると考えた。](#-保護者会で重大事態を説明していると事実に反する答弁をしたが?) | +| ⑤ 3要件等を説明している具体的研修は? | [(抽象的答弁のみ)](#-3要件等を説明している具体的研修は?) | +| ⑥ 事実に反する答弁をしても訂正しないことは内部統制の対象?| [ひとつのリスクで、対象と考える。](#-事実に反する答弁をしても訂正しないことは内部統制の対象?) | +| ⑦ 学校いじめ防止基本方針で重大事態の記載見直しは? | [本年度中に加筆等する。](#-学校いじめ防止基本方針で重大事態の記載見直しは?) | +| 3要件や申し立てのことも含める? | [すでに全校HP記載を確認。](#3要件や申し立てのことも含める) | +| ⑧ 重大事態として対処中は何件? | [4件になった。](#-重大事態として対処中は何件?) | +| ⑨ ここ数年で重大事態が急増の理由は?| [いじめ問題が複雑化し対応困難な事案が増加。](#-ここ数年で重大事態が急増の理由は?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220909-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 前回、事実に反する答弁が複数あった + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月定例会(以下、前回と呼ぶ)の、いじめ重大事態に関する私の一般質問に対し、事実に基づかない、もしくは事実に反する答弁が複数あった。 + +</MessageBubble> + +#### 議会軽視、教委の信用失墜行為は看過できない + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは議会軽視であり、市民に誤った情報を与えることであり、事実が判明した際には教育委員会の信用を失わせることになる行為であり、看過できない。 + +</MessageBubble> + +#### しわ寄せは立場の弱い子どもたちへ + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +私たち議員がさまざまな機会に質問する理由は、市や市教育委員会が抱える課題や問題を明らかにし、その解決に向け市民の協力を得ながら、ともに尽力するためだ。 + +その場しのぎとも捉えられるような、事実に基づかない答弁は、その流れを逆行させる。改善が遅れることで影響を受けるのは市民であり、特に立場の弱い子どもたちだ。 + +</MessageBubble> + +#### 日本語のあいまいさを保身に利用するな + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお、そのようなことはないことを願うが、仮に日本語表現のもつあいまいさや解釈の幅を自己保身のために利用するような姿勢があるならば、特に子どもを指導する立場の教育委員会としてあり得ないことと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +以上の理由から、重大事態に関して事実確認を再び行うとともに、市教育委員会の姿勢を問う。 + +</MessageBubble> + +#### 一般質問が破綻するので問わざるを得ない + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本来このようなことに時間を費やしたくはないが、ここで正さなければ答弁が信用できなくなり、一般質問の仕組みが破綻するため問わざるを得ない。 + +</MessageBubble> + +### ① 教育委員会の存在意義は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長と教育長は、教育委員会が何のために存在していると考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +教育委員会は、地方自治法において、普通地方公共団体に置かなければならないとされている委員会であり、学校その他の教育機関を管理し、学校の組織編制、教育課程、教科書その他の教材の取扱、及び教育職員の身分取扱に関する事務を行い、並びに社会教育その他教育、学術、及び文化に関する事務を管理し、及びこれを執行する機関であると認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +また教育委員会では、いじめの問題の解決に向けて、各学校の実態に応じて個別案件の支援、効果的な研修の実施、組織体制・相談体制の充実などの各学校の取組を積極的に支援するものと認識している。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 各学校の取組を積極的に支援 + +この「~などの各学校の取組を積極的に支援」については見たことがなく、どこかに明文化されたものなのか、何を根拠にしているのか、確認します。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会は、教育の政治的中立性や継続性、安定性の確保、地域住民の意向の反映などを行うため、市長から独立した機関として設置されている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、市の教育に関する事務について、自らの判断と責任において、誠実に管理し、及び執行する機関であると認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 存在意義に「子ども中心」などは含まれない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、地方自治法等で書かれている教育委員会の存在意義には +- 子どもを大切にしよう +- 子ども中心でいこう +- 人権を大切にしよう + +そういったことは含まれていないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉)" align="left"> + +法律に基づいたことを答弁している。子どもたちのことに対し、大切に考えてやっていくというのは当然のことと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会がいろんな問題を起こすのはどうしてかと思っていたが、結局、そういったことは明文化されていない。 + +教育委員会の役割ではないというところがわかった。そこが一番問題と感じる。 + +</MessageBubble> + +### ② 3要件の掲載に関し事実に反する答弁をしたが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、重大事態の3要件について次のような[答弁があった](../6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)。 + +> すべての学校が(学校いじめ防止基本方針に)記載しているはず。ただ、議員はそれを確認しているということなので、あらためて確認する必要があると今認識した + +確認の結果、答弁どおり、すべての学校の学校いじめ防止基本方針に重大事態の3要件が記載されていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +すべての学校のいじめ防止基本方針を確認したところ、いじめの重大事態の調査を実施する3つの要件に関する記載が不十分であった学校があったことから、いじめの重大事態の定義や、調査を実施する要件等について、学校ホームページに掲載するよう指示した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +すべての学校が記載しているはずと答弁いただいたが、結局、たったの1校しか3要件について書かれていなかった。つまり、間違えた答弁だったということ。 + +「間違えた答弁だった」とは一切言わないが、事実として間違えた答弁だった。 + +</MessageBubble> + +### ③ 専門家助言に関し事実に反する答弁をしたが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、「専門家や有識者から重大事態として扱うよう助言を受けながら、重大事態として扱わなかった事例の件数は」という質問に対し、「そのような事例はないものと捉えている」という[答弁があった](../6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)。 + +しかし私の認識では少なくとも1件あり、事実に反する答弁だ。想像するに、次のような趣旨の答弁だったのか。 + +> 専門家や有識者から助言を受けたからという理由では重大事態として扱わなかった事例はある。しかしその後、別の理由により最終的に重大事態として扱うことになった。そのため質問に対する答弁としては、事例がないということになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +専門家や有識者からの助言があった時点では、重大事態調査に切り替えず、当該児童・生徒への支援、及び加害児童・生徒等への指導を最優先としたのち、いじめ防止対策推進法の規定に基づき、重大事態としての調査を開始したため、そのような事例はないと答弁した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +定例会初日の、教育長任命の議案では、今の答弁とかなり違うような内容で、白倉部長から「誤った対応だった」というふうな発言があった。それをもう一度確認させてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉)" align="left"> + +当時そこに私はいなかったということで、指摘された内容からしては、少し認識が甘かったというような形で答弁したと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 間違った対応をしたならなぜ謝罪しない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その後、今後二度と起きないようにしますと答弁されたので、間違っていた対応だったということ。間違っていた対応だとしたら、当事者の方に謝罪等しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +専門家からのご指摘は、重く受け止めるべきであったと考えている。ただ、当時は当該児童の支援をまずは優先すべきと考え、支援に注力をしてきた経緯があった。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +しかしながら、並行して重大事態として取り扱うべきであったと認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +当該の保護者の方へどのようにお伝えするかは検討していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +普通に謝ればよいだけだと思う。 + +白倉部長が述べたような、今後二度と置きないようにしますといったことを、そのまま当事者の方に説明すればよい。それだけでずいぶん教育委員会の対応が改善される。 + +</MessageBubble> + + +#### 教育委員会は管理や事務遂行の組織 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜ今のような答弁になるかというと、先ほどの質問で明らかになったように、教育委員会は基本的に「管理や事務遂行がスムーズにいくこと」を重視して成り立っている組織なのかなと。 + +だから子どもや保護者の心情などは重視していないのかなと。 +先ほどの答弁で納得するというか、残念なところと感じるが…。 + +</MessageBubble> + + +#### 子ども大事に、保護者とのコミュニケーションを大事に、など明文化し文化浸透を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市はそういった考えを改め、「子どもを大事にする」、「保護者とのコミュニケーションを大事にする」。そういったことを何らかの形で明文化し、文化を浸透させてもらいたい。 + +さもなければ、文科省の通達や指導を各学校に浸透させていくだけなら、教育委員会はそろそろ時代として不要になる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職員も「事務の遂行が容易になる」とか「組織運営上の問題が生じないようにする」ことを最重視するがために、そういう答弁をしたり、保護者へ謝罪をしないでいたりするのだろう。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +子どもたちのことを中心に考える組織へ変われば、そういった対応も変わる。 + +</MessageBubble> + + +#### いっそのこと教育委員会がなくなれば、みんな開放されるのでは + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もしくは、教育委員会がなくなれば、職員もそういったところから解放され、もっと自分たちの思ったように仕事ができるようになるのではないか。 + +</MessageBubble> + + +### ④ 保護者会で重大事態を説明していると事実に反する答弁をしたが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、重大事態については保護者会で「説明している」と[答弁があった](../6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)。 + +しかしその後、複数の保護者から、いじめ防止基本方針の説明は受けたが重大事態の説明は受けていないという証言を得ており、これも事実と反する答弁がなされたことになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回答弁の意味は、次の1から4のどれに該当するか。 + +1. 重大事態について、すべての保護者会で説明している + - この場合、説明されている具体的な保護者会がある事実を把握したうえでの答弁だったか。 +1. 重大事態について、すべてかどうかは分からないが、一部の保護者会で説明している + - この場合、私が前置きとして「いじめ防止基本方針のことを説明しただけでは重大事態のことを説明したことにはならない」と説明したことを、聞き洩らしたか忘れたための答弁か。 +1. 保護者会でいじめ防止基本方針について説明するよう全校に指導している。ただし重大事態について取り出して説明するよう指導しているわけではないし、実際に重大事態について取り出して説明がなされているかは分からない +1. それ以外 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +同じ質問を繰り返さずに済む見解を問う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +各学校に対し、学校いじめ防止基本方針について保護者会等で説明するよう周知している。 + +各学校のいじめ防止基本方針の中に、重大事態の対応について記載されていることから、基本方針についての説明が重大事態の対応についての説明を包含しているとの考えから保護者会等において説明していると答弁した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、事実として間違いを認めるということ。(けっしてそうは言わないが)。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 3要件等を説明している具体的研修は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、3要件のことや重大事態のことを初任者研修等で説明していると[答弁していた](../6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/)が、具体的にどの研修か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +若手教員育成研修会において、研修テキストの内容に基づき、いじめの重大事態に関する理解を深める機会を設けている。 + +また、生活指導の担当教員を対象とした研修会においても、東京都が作成した資料に基づいた研修を実施している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +初任者研修の資料をもらった。重大事態の項目はあるが、本当に3要件のことを説明しているか、分かりやすく説明しているか、まったく分からない。 + +結局、そういったことを確認せずに前回は答弁していた。これも問題。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 事実に反する答弁をしても訂正しないことは内部統制の対象? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市や市教育委員会の答弁が事実に反するものだったと分かり、その後、議会で訂正がなされないケースを考える。 + +答弁の誤りについて追及が行われ、職員がその対応に時間を費やしたり、組織としての信用を失うことで業務遂行に支障が生じたりする可能性がある。 + +そのようなケースは内部統制の対象になるか。ならないならその理由と、自浄作用が働く別の仕組みの有無は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本市では、地方自治法上の内部統制制度としての取組ではないが、総合的にリスク管理をしていくための仕組みの構築に向けて、事務処理におけるリスクへの対応として本年8月から試行運用を開始した。 + +この取組においては、市の行財政運営や行政サービスに支障が生じ、市民からの信頼を損ねることにつながりかねないリスク全般を管理の対象としており、議会における答弁の誤りもひとつのリスクと考えられる。 + +誤った答弁をしない仕組みは特段ないが、誠実かつ間違えのない答弁をすることは、説明員としては当然に認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +まさに今回のケースが該当する。調べてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍 小平市における内部統制の試行運用 + +行政経営課に確認しました。 + +令和2年4月1日から地方自治法において都道府県と政令市に「内部統制に関する方針の策定」と「その方針に基づいた必要な体制の整備」が義務付けられています。ただし小平市のような政令市以外の市区町村では今のところ義務ではなく努力義務とされています。 + +<BlockQuote refs={"地方自治法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000067#Mp-At_150"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第150条** +都道府県知事及び(略)指定都市(略)の市長は、その担任する事務のうち次に掲げるものの管理及び執行が法令に適合し、かつ、適正に行われることを確保するための方針を定め、及びこれに基づき必要な体制を整備しなければならない。 + +- 一 財務に関する事務その他総務省令で定める事務 +- 二 前号に掲げるもののほか、その管理及び執行が法令に適合し、かつ、適正に行われることを特に確保する必要がある事務として当該都道府県知事又は指定都市の市長が認めるもの + +② 市町村長(指定都市の市長を除く。略)は、その担任する事務のうち次に掲げるものの管理及び執行が法令に適合し、かつ、適正に行われることを確保するための方針を定め、及びこれに基づき必要な体制を整備するよう努めなければならない。 + +- 一 前項第一号に掲げる事務 +- 二 前号に掲げるもののほか、その管理及び執行が法令に適合し、かつ、適正に行われることを特に確保する必要がある事務として当該市町村長が認めるもの + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +政令市以外の市区町村でも義務化される可能性があることから、小平市も対応を進めていく必要があります。そのような流れの中で、小平市では[第1期経営方針推進プログラムの27項](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/91261/091261/att_0000001.pdf#page=23)に、事務処理におけるリスクへの対応として内部統制の検討を含めています。 + + + +この検討プログラムは、令和3年度から令和6年度までの4年間実施されます。前半2年間で「実際にどうやっていくか」を検討し、後半2年間で「実施するか、しないか」を見極めるのだそうです。 + +令和4年8月には庁内向けガイドラインがつくられました。市民や市に時間や人的コストが発生するような事案について、課長に報告が上がったものを、課長決裁のうえ行政経営課に報告してもらうといった方針を定めているようです。 + +それ以外に、ざっくりとですが、次のような状況を確認しました。 + +- 内部統制はきちんとやろうとするとボリュームがあり、簡単にはできない +- コンサルにかなりの委託料を払って内部統制を始めている自治体も多い。しかし小平市ではそういうところにコストをかけるのではなく、できるだけ今ある仕組みを活用しながら、できるだけ市民に迷惑をかけるリスクを減らしていき、実質的に事務ミスをなくしていく方針で始めている。完全なる内部統制ではない +- 試行運用では、これから発生する事務処理のミスなどについて、これまで所管の中で解決していたものを行政経営課に報告してもらう流れにしている +- 行政経営課に報告が上がったものを事細かに共有するのではなく、事案と発生状況などをまとめたものを全庁共有し、各課の自分ごととして、同じことを起こさないようにしてもらうことを目指している +- 過去に起きたことを検討するのではなく、これから起こることに対応する +- 庁内向けガイドラインを庁内に告知した令和4年8月より前を起点とした事案については対象としていない +- [経営方針推進委員会](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/087/087463.html)委員である公認会計士から、内部統制が民間企業で始まった経緯の話もあった。形としてやっているだけだと意味がない。市としてどうやったら効果的にやっていけるかということで試行運用に取り組んでいる + +私が認識している中では、令和3年度注に発生し、内部統制の試行運用の対象になっていたはずの事案が次の2つあります。聞いてみると、これらの事案は、まだ小平市にはこういった事案に対処する部署がないため、内部統制の検討を進めてきた行政経営課がその一貫として対応してきた、ということだそうです。言ってみれば「試行運用のテスト」として対応していたものなのだそうです。 + +- 高額介護サービス費の支給誤り(令和3年9月に発生) +- [新型コロナウイルスワクチン副反応の救済申請に関する誤った対応](../../r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi/) + +今回の教育委員会による重大事態に関する虚偽の答弁については、起点が令和4年6月(の一般質問)であり、令和4年8月より前のこととなるため、対象にならないそうです。であるならば、「試行運用のテスト」の範疇でもよいので対応してもらいたいところです。 + +内部統制は市において自浄作用を働かせるための重要な仕組みのひとつになるはずです。注視していきます。 + +::: + +#### 「子ども中心」の思想を教育委員会の仕組みに入れ込んで + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会は、これまでも私たち議員だけではなく、保護者の方々にも事実に反することや事実確認をしないことを自分たちの都合のよいような形で答えているのではないか。そういう疑念が湧いている。 + +いじめに関してご相談いただく中では、そういう話が必ずと言ってよいほど出てくる。ちゃんとその自浄作用を働かせてもらいたい。 + +その際、仕組みの問題として、子どもを中心にとか、子どもたちのためにといったところを何らかの形で入れ込んでもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 学校いじめ防止基本方針で重大事態の記載見直しは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学校いじめ防止基本方針において、重大事態の記載を見直す予定はあるか。 + +あれば、対象となる学校の範囲はどこで、どのような内容を想定し、いつ改訂する予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +本年度中の改定に向け、すべての市立学校において、いじめの重大事態の定義や調査を実施する要件の加筆等を中心に見直していく。 + +</MessageBubble> + +#### 3要件や申し立てのことも含める? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +3要件のことや、特に本人や保護者からの申し立てでも重大事態の扱いが始まるということはちゃんと含めてもらえるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + + +そのことは、すでに学校のホームページに全校が記載していることを確認した。 + +</MessageBubble> + +### ⑧ 重大事態として対処中は何件? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年7月(と8月)の教育委員会定例会で、新たな重大事態が報告されている。これで市として重大事態扱いの累計は何件になったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +教育委員会としていじめの重大事態として扱っている累計件数は4件。 + +</MessageBubble> + +### ⑨ ここ数年で重大事態が急増の理由は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ここ数年で重大事態の扱いが急増している理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +いじめの問題が複雑化し、対応の困難な事案が増えているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu.mdx new file mode 100644 index 0000000..74ced73 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu.mdx @@ -0,0 +1,917 @@ +--- +first: 2022-09-24 +description: 令和4年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)東京サレジオ学園北側の大規模開発について" +tags: + - 一般質問 + - まちづくり +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +~まちづくりには事業主と周辺住民との十分な話し合いが不可欠です~ + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5&minute_id=31&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年9月9日に行った5件の一般質問のうちの2件目です。 + +東京サレジオ学園北側の土地約9,200㎡がトヨタホーム(株)に売却され、土地利用構想が示されました。最低限の敷地面積で宅地が並び、市や都の整備基準では原則設けないこととされている行き止まり道路が全長約250mも続く案です。 + +周辺住民は、市の[開発ガイドブックに明示されている](#結局は話し合いが重要)とおりに、事業者との自主的な話し合いの機会を求めてきました。しかし、事業者から断られ続けてきました。条例にある事業主の責務「市民とともにまちづくりを行う」が守られていない状況です。 + +その後、事業者からは改案が示されたものの、事業者がこれまで周辺住民との話し合いに応じなかったことが原因で軋轢が生じています([その後についてはこちら](#その後))。 + +住民は過剰な要求をしてきたわけではありません。まちづくりには話し合いが不可欠です。その観点から、市に問いました。 + +続けて[令和4年12月の一般質問](../12gatu/1-simin-machizukuri-jourei/)でも開発条例や運用の不備について提案の形で一般質問しました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 事業者はどうすれば市民とまちづくりしたことになる? | [自主的協議や建築協定など。](#-事業者はどうすれば市民とまちづくりしたことになる?) | +| ② 市長が袋路状道路を認めるのはどんな場合? | [都の審査基準に合う場合。](#-市長が袋路状道路を認めるのはどんな場合?) | +| 都の審査基準を満たせば認めると書けばよいのでは? | [(適切な回答なし)](#都の審査基準を満たせば認めると書けばよいのでは) | +| 市長が認める = 市長が独自に判断? | [組織的な市としての判断を下すときは市長と書く。](#市長が認める--市長が独自に判断) | +| 最後の転回広場から行き止まりまでの間隔が基準違反では? | [現時点で都の基準までの指導は難しい。](#最後の転回広場から行き止まりまでの間隔が基準違反では) | +| 市と都で基準が異なる理由は? | [考え方が若干違うのかな。](#市と都で基準が異なる理由は) | +| 32.5m以内のルール違反でも許可された事例があるということ? | [その通り。](#325m以内のルール違反でも許可された事例があるということ) | +| 都の基準を守らなくても許可が下りる? | [都度判断で。](#都の基準を守らなくても許可が下りる) | +| 袋小路の市内最長を更新するが、よいのか? | [255mがあった。](#袋小路の市内最長を更新するがよいのか) | +| 道路ネットワーク密度不足率を助言等に活かせないか? | [土地利用構想の段階では難しい。](#道路ネットワーク密度不足率を助言等に活かせないか) | +| ③ 条例の「紛争の予防に努める」とは? | [条例に基づいた対応、周辺住民への真摯な対応。](#-条例の「紛争の予防に努める」とは?) | +| ④ 市は事業者にどんな関与をしている? | [自主的に話し合いを重ねるよう指導。](#-市は事業者にどんな関与をしている?) | +| ⑤ 過去に調整会は何回あった? | [大規模で1回、中規模で1回。](#-過去に調整会は何回あった?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220909-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 用語について + +ここでは、以下3つを同じ意味で用いています。 + +- 行き止まり道路 +- 袋路状道路(ふくろじじょうどうろ) +- 袋小路(ふくろこうじ) + +### 質問する理由 +#### 概要 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年、上水南町4丁目の東京サレジオ学園北側の土地約9,200㎡が、トヨタホーム(株)に売却されることとなった。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 東京サレジオ学園北側売却地 + + + +黄色で囲んだあたりが売却地です。 + +::: + + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html)(以下、条例と呼ぶ)に従い、土地利用構想届出がなされた。 + +その後、本年6月25日に、事業計画の概要に関する説明会が開催され、7月に、周辺住民からさまざまな意見書が提出された。 + +条例に定める手続き上、今は、事業者からの見解書提出を待っている段階。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 📅 質問時点での進捗状況 + +一般質問した令和4年9月9日時点での大規模開発手続きの進捗状況は、次の開発の手続きフロー図で「次ココ」と書いてある手前です(クリック/タップで拡大します)。 + + + +なお、フロー図を見ると調整会の後に開催されるように見える土地利用審議会は、今回、調整会より前に行われました。住民からの意見書を受領した後の8月9日に開催されています。 + +実は、土地利用審議会の開催時期について、条例(下記)に記載がありません。ほかの案件と一緒に審議するなど、開催時期は前後するようです。 + + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/052/052645.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +** 第14条(土地利用構想に係る指導又は助言)** +市長は、第8条第2項の規定による土地利用構想の届出があった場合において、安全で快適なまちづくりを推進するために必要があると認めるときは、大規模開発事業主に対し、都市計画マスタープランの方針に適合させるために必要な指導又は助言を行うことができる。 + +2 市長は、前項の指導又は助言を行うに当たっては、**第42条第1項に規定する小平市土地利用審議会の意見を聴くことができる**。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +今回のやり取りでフロー図の表記が誤解を招くことが判明したため、修正を検討しているようです。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +条例第5条に事業主の責務が次のとおり記載されている。 + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000117"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第5条(事業主の責務)** +事業主は、安全で快適なまちづくりを推進するため、開発事業を行うに当たっては、その内容を[都市計画マスタープラン](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/index07005003.html)の方針に適合させ、自らも地域社会の一員としての社会的使命を自覚し、**市民とともにまちづくりを行う**ものとする + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +まさに周辺住民が、市は市民とともにまちづくりを行ってほしい、という願いをもっている。 + +[小平市民等提案型まちづくり条例](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/017/017256.html)を活用し、地区まちづくり協議会設立に向け準備会を登録するなどの活動と並行して、事業者に話し合いの機会を求めている。 + +しかし、話し合いが実現していない。そこで市に質問する。 + +</MessageBubble> + +#### (新着)事業者が話し合いに応じる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なおこの9月1日付で、事業者から、隣接している住民の方々と話し合いするという連絡があったのでここでお知らせする。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 事業者が話し合いに応じる + +ここにきて事業者からやっと住民の求めに応じて話し合いをするというお知らせをいただきました。しかし隣接している住民のみが対象の予定です。 + +その後の顛末を見ると痛感しますが、本来、事業者のためにも、もっと早い時期から、隣接住民だけではなく周辺住民も含めた話し合いをする必要があると思います。 + +でなければ市民とともにまちづくりはできません。 + +::: + +#### 東京サレジオ学園のすばらしい環境 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +中を見せていただいたが、東京サレジオ学園は、非常にすばらしい環境。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サレジオ会創立者の[ドン・ボスコ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%82%B3)氏は「青少年の教育には優れた教育者と豊かな教育環境が必要」、「人間は幼い日の心象に焼き付けられたイメージを生涯持ち続ける」と考えられていた。 + +親と別れて家を離れた子どもたちの心に、できるだけ美しい原風景を残したいという思いを持たれていたそうだが、まさにそういったことが実現されている場所と感じる。 + + + + + +</MessageBubble> + +#### 東京サレジオ学園が北側土地を売却する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ただ、外観からは分かりにくいが、建物が老朽化して年間の維持費がかかっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、国の方針で、児童養護施設は、より小規模で家庭的な環境にしようとなってきた。 + +東京サレジオ学園は今100人弱のお子さんがいる。小規模ではないので、国の方針に基づいて政策誘導的な措置が行われ、措置費や総助金等の見直しが行われている。 + +たとえば20人から30人の児童養護施設で国から100もらえるとすると、東京サレジオの施設では66くらいしかもらえない。 + +また、自立支援専門のソーシャルワーカーや心理職といった専門職の数も、小規模施設と東京サレジオ学園規模の施設とで同じ人数しか付けてもらえない、そういった理由で経営が厳しくなってくるところがある。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍 児童養護施設に関する国の方針 + +調べ切れていませんが、国の方針については次の資料がまとまっていると思います。 + +里親や小規模施設の、家庭的な環境で子どもに育ってもらおうという趣旨のようです。しかし、一方で、里親を転々とすることになる子どもがいたり、結局コスト削減なのではないかという声もあったりします。別途調査が必要と思います。 + +<BlockQuote refs={"児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進のために(概要)・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会とりまとめ・平成24年11月"} href={"https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/syakaiteki_yougo/dl/working4.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**小規模化と施設機能の地域分散化による家庭的養護の推進** + +- 児童養護施設の7割が大舎制で、定員100人を超えるような大規模施設もあることから、家庭的養護の強力な推進が必要である。 +- 今後は、施設の小規模化と施設機能の地域分散化を進め、 + 1. 「本体施設のケア単位の小規模化」を進め、本体施設は、全施設を小規模グループケア化(オールユニット化)をしていく。 + 1. 「本体施設の小規模化」を進め、当面、本体施設は、全施設を定員45人以下にしていく。(45人以下は現在の小規模施設加算の基準) + 1. 「施設によるファミリーホームの開設や支援、里親の支援」を推進し、施設機能を地域に分散させ、施設を地域の社会的養護の拠点にしていく。 +- 将来の児童養護施設の姿は、一施設につき、小規模グループケア6か所までと小規模児童養護施設1か所を持ち、小規模グループケアは本体施設のユニットケア型のほか、できるだけグループホーム型を推進する。また、1施設につき概ね2か所以上のファミリーホームを開設又は支援するとともに、里親支援を行う。 + +**本体施設の高機能化** + +- 児童養護施設については、本体施設を大胆に小規模化し、施設機能を地域分散化していくとともに、本体施設は高機能化する、という将来の方向性を明確にする。 + +**社会的養護の整備量の将来像** + +- 日本の社会的養護は、現在、9割が乳児院や児童養護施設で、1割が里親やファミリーホームであるが、これを、今後、十数年をかけて、 + 1. 概ね3分の1が、里親及びファミリーホーム + 1. 概ね3分の1が、グループホーム + 1. 概ね3分の1が、本体施設(児童養護施設はすべて小規模ケア) + +という姿に変えていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + + +<BlockQuote refs={"児童養護施設等の小規模化及び家庭的養護の推進について・厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知(平成24年11月30日)について概要を示している大阪府の資料から抜粋(リンク切れ)"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +平成27年度を始期として平成41年度までの15年間で、施設の本体施設、グループホーム、里親等の割合を3分の1ずつにしていく目標を達成していくことを目指し、都道府県は施設に要請して「家庭的養護推進計画」を策定させるとともに、都道府県は、平成41年度末の社会的養護を必要とする児童の見込み数や里親等委託率の引き上げのペースを考慮して確保すべき事業量を設定したうえで、施設と調整を行った上で「都道府県推進計画」を」策定する。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことと、施設の老朽化等も影響し、北側の土地を売ることになったという状況。 + +</MessageBubble> + +#### 事業構想の問題を隣接住民が指摘 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その後、土地が実際に売却されることになり、事業者であるトヨタホームから事業構想が出てきた。 + +隙間なくみっちり建てる構想で、行き止まり道路が全長約243mある。これは市内でも最長級。 + +1戸あたりの敷地面積約120㎡が57戸分。小平市の整備基準では平均120㎡以上とされているので、実質的に最小の敷地面積。 + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html#e000000539"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第32条(最低敷地面積)** +法第33条第4項の規定による事業区域内において予定される建築物の敷地面積の最低限度は、次に掲げる事業面積の区分に応じて当該各号に定めるとおりとする。 + +(1)事業面積が3,000㎡以上の場合は、次に掲げる要件のすべてを満たすものとする。 + +ア 120㎡ある敷地の数が全敷地数の70%あること。 + +イ 一の敷地の最低面積が110㎡あること。 + +ウ **全敷地の平均面積が120㎡あること。** + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + + +</MessageBubble> +:::note +##### 令和4年6月25日の説明会で示された基本構想をもとに作成したイメージ図 + + + +その後、9月下旬に事業者から新たな構想が提出されています。 + +::: + +### ① 事業者はどうすれば市民とまちづくりしたことになる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +条例第5条の事業主の責務について、具体的にたとえばどういったことをすれば、市民とともにまちづくりを行ったことになると考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市としては、事業主と周辺住民が、相手の立場を尊重し、譲り合いの精神を持って自主的に協議することや、地域にまちづくりの課題があった場合については、課題解決のために、相互に建築協定などの検討をすることを考えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +#### 結局は話し合いが重要 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、開発事業者と周辺住民との間で、実質的な話し合いをしてくださいということ。ガイドブックにもそう書いてある。 + +<BlockQuote refs={"ガイドブック:開発事業に関する説明を受けるにあたって(小平市・平成29年1月改訂)"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/043/043425.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + + + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業主の責務として、実質的に協議することを求めているということであれば、たとえば住民から話し合いの求めがあれば、可能な限り応じる必要がある。 + +市の条例で定められた説明会とは別のところで話し合いの場に参加していただくという必要性があったはずだが、そうなってはいなかった。 + +これでは事業主の責務を果たしているとは言えない状況だった。 + +</MessageBubble> + +#### 住民は話し合いを要求してきた + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +周辺住民からは、かなりの回数、話し合いの場を設けてくださいというようなメッセージを事業主に送っていた。しかしなかなか受け入れてもらえなかった。 + +事業者としては、話し合いに応じると再現なく要望が出て抱えきれなくなるという懸念があったのかもしれないが。 + +</MessageBubble> + +#### 「調整会で話し合えばよい」は間違い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、事業者は「調整会が話し合いの場」という認識でいた。ガイドブックにもあるとおり、調整会は、事業主の責務として求められているような自主的な協議の場ではない。 + +</MessageBubble> + +#### 市からの再三の依頼で、遅まきながら話し合いが行われることに + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市からも再三、事業者に話し合いの場を設けるよう伝えていたようだ。 + +9月1日には、はっきりした形で、事業者に対し調整会とは別の形で設ける話し合いの場に参加してくださいといった依頼をメールで伝えてくれた。 + +それを受けた形になっているが、事業者として、調整会後に、別途隣接住民の方々との話し合いの場を設けるというお知らせがあった。 + +これはひとつよかったこと。再三催促してくれた都市計画課の方には感謝している。 + +今後、同じようなことがあった場合、(市からの再三にわたる依頼や強い依頼があったこと)はよい事例になる。ありがたい。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### この場ではこう発言しましたが、実際は「調整会後」ではあまりにも遅く、「隣接住民」だけでは話し合いの対象が狭すぎます。しかも隣接住民と個別に話し合いをするということです。 + +事業者の責務を果たすためには、もっと早期に、周辺住民が集まった場で話し合う必要があります。 + +市の働きかけがあって話し合いの場が設けられるという意味では「前例としてよいこと」ではあるものの、タイミングと対象については前例としてはなりません。 + +::: + +### ② 市長が袋路状道路を認めるのはどんな場合? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月に事業者から示された構想では袋路状道路が設けられている。その距離は市内で最長級。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +大規模土地取引行為の届出に対する市長の助言や本年8月9日に行われた小平市土地利用審議会での答申案では、安全な避難路を確保するため道路のネットワーク化を求めている。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 令和4年8月9日に行われた土地利用審議会で示された答申案はこちらです。 + +<BlockQuote refs={"令和4年度 第2回 小平市土地利用審議会議事要録(令和4年8月9日実施)"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/86847/086847/att_0000006.pdf#page=11"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 建物の壁面後退等により既存住宅への日影や圧迫感の低減に努めるとともに、周辺住民に対して、造成計画や工事方法等について十分な説明を行い、理解が得られるように丁寧な対応に努めること。 +1. 届出対象地は、主に第一種低層住居専用地域であり、緑豊かな土地であることから、公園や各宅地に植栽を行う等、緑化の推進を図ること。また、公園の整備にあたっては、既存樹木を活かすなど、市と十分協議を行うこと。 +1. 届出対象地内には高低差があることから、隣接地の状況を考慮し、安全性が十分に確保された造成計画とすること。また、**安全な避難路を確保するため、道路をネットワーク化する**とともに、新設する公園を既存の道路へ歩行者の通り抜けが可能な形状とすること。 +1. 車両や歩行者の通行が増加することが見込まれることから、道路の新設にあたっては、既存道路との接続部の安全対策や転回広場の設置等、周辺の交通状況及び敷地形状も踏まえた交通安全対策を施すこと。 +1. 工事中においては、騒音、振動等及び工事車両による周辺生活環境に及ぼす影響を低減するよう努めること。また、教育施設が隣接していることから、工事車両の通行経路等の安全対策について、当該施設と十分調整を図ること。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +その根拠となる条例の施行規則別表第6には、道路の整備基準として「両端が他の道路に接続すること」とある。 + +一方、ただし書きに「市長が周囲の状況により避難及び通行の安全上支障がないと認めたときは、袋路状道路とすることができる」ともある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<BlockQuote refs={"小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例施行規則・別表第6"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001188.html#e000001430"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +次に掲げる事項を基本として整備すること。ただし、この基準をそのまま適用することが適当でないと市長が認めたときは、この基準によらないことができる。 + +(1) **両端が他の道路に接続すること。ただし、市長が周囲の状況により避難及び通行の安全上支障がないと認めたときは、袋路状道路**(その一端のみが他の道路に接続したものをいう。以下同じ。)**とすることができる。** + +(2)(1)ただし書の規定により袋路状道路とするときは、必要に応じて自動車の転回広場を設置すること。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +袋路状道路について市長が避難及び通行の安全上支障がないと認めるのは、具体的にどんな場合か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +大きく3つのケースに分けられる。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 開発区域内の道路の原則的な幅員が6m以上のケース。道路の延長が120mを超える場合には、120m区間ごとに、転回広場を1箇所設置する必要がある。また、道路の延長が60mを超え、120m以下の場合にも、原則、道路の幅員を6m以上にする必要があるが、転回広場を2箇所以上設置する場合には、道路の幅員を5m以上にすることが可能。 +1. 道路の延長が35mを超え、60m以下で、道路の幅員が5m以上のケース。このケースについては、転回広場を1箇所設置する必要がある。 +1. 道路の延長が35m以下で、道路の幅員が4.5m以上のケース。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### これは、[開発事業の手引き(令和3年4月改定版)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/052/052711.html)の[27ページ](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/52711/052711/att_0000037.pdf#page=6)に記載されている、[東京都審査基準(令和2年4月版)の内容](https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/kaihatsu/pdf/kaihatsu12.pdf#page=29)です。 + + + +::: + +#### 都の審査基準を満たせば認めると書けばよいのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、東京都の審査基準ということ。であれば、市長が避難及び通行の安全上、支障がないと認める場合とはどういうことか。 + +「東京都の審査基準を満たす場合は認める」と書けばよいのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +東京都の基準によると、歩行者専用道路や公園などを設置することにより人が通り抜けできることが望ましいとしつつも、避難及び車両の通行に支障がないよう配慮して転回広場を設置することで、避難及び通行の安全上支障がないとしている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<BlockQuote refs={"都市計画法の規定に基づく開発行為の許可等に関する審査基準及び、宅地造成等規制法の規定に基づく宅地造成に関する工事の許可の審査基準(令和4年4月1日版)"} href={"https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/kaihatsu/pdf/kaihatsu12.pdf#page=29"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**5 行き止まり道路** +道路は通り抜けを原則とする。袋路状の道路は、通過交通が生じる心配はなく、配置計画の質が高ければ良好な住環境の形成が可能である等の利点もあるが、防災上の観点からみて好ましいものではない。 + +やむを得ず行き止まり道路とする場合には、避難と車両の通行に支障のないように配慮して、自動車が転回できるスペース(転回広場)を設置する。また、歩行者専用道路、公園あるいは他の道路に接続する幅員2m以上のフットパスや避難通路などを設け、人が通り抜けできるようにすることが望ましい。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +:::note +##### やむを得ず、の前提があっての話なんですよね…。 + +::: + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水)" align="left"> + +市においても、東京都の審査基準に準じ、道路の延長に応じて転回広場を設置した場合には、避難及び通行の安全上支障がないものと認めている。 + +</MessageBubble> + +#### 市長が認める = 市長が独自に判断? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「市長が認める場合」と書かれていると、避難及び通行の安全上支障がないといったことを市長が独自に判断して決めるとも読めるが、そういう意味ではないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水)" align="left"> + +市長は小平市の代表者。組織的な市としての判断を下すときには、要綱上、条例上、市としての判断を表記するときには、市長が判断するとしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(事前の情報交換の中では)特殊な事例などがあった場合も、総合的な判断で認める可能性があるので、市長が、という表現を使っているとも聞いた。 + +</MessageBubble> + +#### 最後の転回広場から行き止まりまでの間隔が基準違反では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +東京都の審査基準には次のとおり書かれている。 + +<BlockQuote refs={"都市計画法の規定に基づく開発行為の許可等に関する審査基準及び、宅地造成等規制法の規定に基づく宅地造成に関する工事の許可の審査基準(令和4年4月1日版)"} href={"https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/kaihatsu/pdf/kaihatsu12.pdf#page=30"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**5 行き止まり道路** + +(2)転回広場の設置間隔 + +転回広場を1箇所設置する場合は、原則として起点から 35m(幅員6m以上の道路にあっては60m)以上終点寄りの位置に設置すること。複数個設置する場合は、1個は終端部付近に設置し残余は原則として等分に配置すること。 + +◎転回広場の配置例 + +○ 幅員6m以上(120mを超える場合) + + ※(240m<L≦360m:接続先道路から終端までの距離) + + + +L<sub>1</sub>:60m 以上 ①:5.5m 以上 32.5m 以内 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまり袋小路で道路延長が今回の構想のように240mより長く360m以下の場合、行き止まりに一番近い転回広場は、上図①にあるように、行き止まりの端から32.5m以内の間隔を空けて設置しなければならない。 + +しかし今回事業者から提示されている構想では、最後の転回広場から行き止まりまでの間隔を測ると約41mある。 + +これは周辺住民の方が見つけられたことで、よく気付かれたなと思うが。 + +基準に違反していることにならないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +今現在、土地利用構想の手続き段階。今後土地利用構想の手続きが終了し、開発事業の手続きを開始する際に、事業主が東京都と市に事前相談書を提出し、整備基準に基づいて今後協議が行われる。 + +今回、東京都の基準にはあるが、市にはまだ基準がないので、東京都の基準の内容まで指導することは難しい。 + +今後、東京都の指導により不可となった場合については、当然許可はおりないので、再度協議をやり直すことになると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 市と都で基準が異なる理由は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市の基準と東京都の基準で差異がある理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +東京都の基準を参考にしているが、細かいところまで市が全部を求めているというところではない。 + +最終的には東京都の許可によるので東京都基準によるが、その前段で、市の同意を条件として市の基準があり、さらに東京都の基準があるということ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +差異としては、東京都と市の考え方が若干違うのかなというところ。 + +</MessageBubble> + +#### 32.5m以内のルール違反でも許可された事例があるということ? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この32.5m以内にしなければならないというルールに関しては、違反していたとしても、東京都は認可を出す可能性があるという考えでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +市にはその基準がなく、東京都の方にあるので、東京都が最終的な判断をして許可を出すが、今までもそういう事例はあるということで伺っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事例があるというのはどういうことか。32.5m以内を超えて許可された事例があるということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +そのとおり。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### のちほど確認したところ、事例があると答えたのは事業者だそうです。 + +::: + +#### 都の基準を守らなくても許可が下りる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると東京都の審査基準をどこまで守ればよいか分からなくなってくるが、どういうことか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +現地の状況や地形に合わせてその都度判断をしていくということで許可が下りている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍 法に違反していなければ、審査基準を満たさなくともよい場合も + +小平市の開発を審査する多摩建築指導事務所の開発指導二課に電話で確認しました。 + +残念ながら、法に違反していなければ審査基準を満たさなくとも許される場合があるようです。 + +❓ 32.5m以内という基準を満たしていなくとも許可が出るのか。 + +- 当該の開発については、審査の手続きで調整中。案件について、結論がどうなのかはお答えできない +- 指摘の、審査基準マニュアルP51については、P50に記載の「都市計画法施行規則第 24条第5号」が法律。そのほかの数字は、こちらでの基準。 +- 法律は命令なので、そこに抵触している場合は許可にならない。 +- 32.5mについては、法律ではなく、指導の部分なので、必ずしも絶対とは言えない。案件を見て判断していく。 +- 書かれているとおりにしてくださいと言う場合もあるが、そうではない場合もある。 +- 事業者に伝えていることではないが、最終的には、法律に抵触していないものであれば、我々としては許可せざるを得ないところがある。 + +❓ 5.5m以上、32.5m以内としているが、この数字の根拠は。 + +- P51に記載されている5.5mや32.5mといった数字の根拠については、明確に書いているものがない。 +- 5.5mの方は、同P53に示されているように、切り返しができるように5.5mになっていると思われる。 +- 32.5mの方は、建築基準法施行令第144条の4に「道に関する基準」があり、ここに35mという数字が出てくるので、それを準用しながら決められたものと思われる。 + +::: + +#### 袋小路の市内最長を更新するが、よいのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これも32.5m以内を見つけた方が確認されたことだが、今回構想のケースは、市内にある袋小路の長さとして最長級の1つのようだ。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 🔍 小平市内で200m以上ある行き止まり道路のリスト + +ある方が、小平市内で200m以上ある行き止まり道路のリストをつくってくださいました。次のマップに赤線でひいた道路です。 + +距離はマップ上の目測です。 + +<iframe src="https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1mPM7noeXhAKNqhdoq85Gdkv045Yw9ZE&ehbc=2E312F" width="600" height="450"></iframe> + +1. 約255m:花小金井3丁目 +1. 約249m:花小金井3丁目 +1. 約245m:鈴木町 +1. 約245m:花小金井3丁目 +1. 約243m:東京サレジオ学園北側開発地 +1. 約236m:回田町 +1. 約234m:花小金井3丁目 +1. 約227m:上水本町1丁目 +1. 約216m:回田町 +1. 約203m:小川町1丁目 + +ちなみに、このうち回田町約236mの道路は[令和元年9月定例会で指摘した開発](../../r1d/9gatu/1-tochi-jourei-keisi/)に関係した道路です。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、200mを超える袋小路としては、平成21年以降では最長になるのだそうだ。 + +市の条例は平成29年1月1日に施行されている。その施工以降で最長の袋小路になってしまうのではないか。 + +袋小路の最長を更新するような前例をつくってしまってよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +道路課の方で、袋路状道路という区分方法で、台帳をまとめているわけではないが、平成16年度に開発で築造された袋路状道路を職員が地図を全部塗りつぶしてチェックしたうえで確認できた範囲では、市立花小金井北地域センターの東側、東京街道沿い、この延長が255m強あった。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### ネットワーク化の重要性は都の基準にも書かれている + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +袋路状の道路はとにかくネットワーク化してくださいということは、東京都の審査基準にも書いてある。 + +<BlockQuote refs={"都市計画法の規定に基づく開発行為の許可等に関する審査基準及び、宅地造成等規制法の規定に基づく宅地造成に関する工事の許可の審査基準(令和4年4月1日版)(再掲)"} href={"https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/kaihatsu/pdf/kaihatsu12.pdf#page=30"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**5 行き止まり道路** +道路は通り抜けを原則とする。袋路状の道路は、通過交通が生じる心配はなく、配置計画の質が高ければ良好な住環境の形成が可能である等の利点もあるが、防災上の観点からみて好ましいものではない。 + +やむを得ず行き止まり道路とする場合には、避難と車両の通行に支障のないように配慮して、自動車が転回できるスペース(転回広場)を設置する。また、歩行者専用道路、公園あるいは他の道路に接続する幅員2m以上のフットパスや避難通路などを設け、人が通り抜けできるようにすることが望ましい。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういったことを重視して計画を立てなければならないが、現段階の構想はそうなっていない。 + +</MessageBubble> + +#### 道路ネットワーク密度不足率を助言等に活かせないか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +5年に1回東京都が測定している災害時活動困難度というのがある。道路の整備状況によって災害時の活動困難度を考慮した危険度の指標だ。 + +この危険度を計算する際に、袋小路の場合は「道路ネットワーク密度不足率」という数字が非常に高くなる。 + +今回の構想に関して道路ネットワーク密度不足率を計算すると、全国的にもかなり上位になる。 + +こういった指標も考慮し、市からの指導や、市長や土地利用審議会の具体的な助言に生かしていけないかと思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市開発部長(村田)" align="left"> + +重々承知しているが、まだ土地利用構想の段階。詳細については今後また判断をして、窓口協議でやる。 + +土地利用構想の段階では、ほぼ概略なので、そういう理念はあるが、最後のところまで指導していくことはなかなか難しいと考えている。 + +</MessageBubble> + + +### ③ 条例の「紛争の予防に努める」とは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +条例第18条2項に「事業主は、前項の規定による説明を行うに当たっては、紛争の予防に努めなければならない」とある。紛争の予防に努めるとは、具体的にたとえばどのような行為を想定しているか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +本事業のような大規模開発事業では、小平市開発事業における手続き及び基準等に関する条例において、士地利用構想の届出制度を規定しており、計画が固まる前の構想の段階で、周辺住民に対し、まちづくりの観点から意見を聞くことができる制度を設けている。 + + +また、周辺住民の意見と事業主の見解を調整する場を市が設ける調整会を規定しており、開発事業の手続が始まる前の紛争予防に努めている。 + +なお東京サレジオ学園北側の大規模開発については、現在、土地利用構想の届出に関する手続の段階であり、今後、開発事業の手続に入った場合には、条例第18条第2項の規定に基づき、工期や工法、作業時間、工事車両の規模、及び通行経路、生活環境に及ぼす影響、及びその対策などについて、事業主が周辺住民に対し丁寧に説明を行うこととなる。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市としては、条例に基づいた対応のほか、その都度、周辺住民の疑問や不安について真蟄に対応することなどが、紛争予防の具体的な行為であると認識している。 + +</MessageBubble> + +### ④ 市は事業者にどんな関与をしている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市の都市計画課によるガイドブック「開発事業に関する説明を受けるにあたって」には、次のように書かれている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +> 開発事業によって生じやすい住民と事業主における問題は、当事者間の自主的な話し合いにより解決することが基本である + +これは条例第5条の、事業者の責務に関する部分でもある。 + +住民から求めても話し合いの機会が設けられない場合などに、市が事業者に対し、住民との話し合いの機会を設けるよう促すなど何らかの関与は行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +本開発行為に関して、これまで市では条例の規定に限らず、複数回にわたり周辺住民との話し合いの場を自主的に持ち、住民の意見や要望等に耳を傾け、話し合いを重ねながら地域の特性に配慮した事業計画とするよう、事業主に指導している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +### ⑤ 過去に調整会は何回あった? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでに、条例が制定されてから、市で土地利用構想に係る調整会が開催された総回数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +平成28年の条例改正時に調整会に関する規定を追加して以降、大規模開発事業の土地利用構想にかかるものが1回、中規模開発事業にかかるものが1回の合計2回開催している。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +## その後 + +令和4年9月末までの動向をお知らせします。 + +### 令和4年9月27日:事業者の見解書が縦覧開始 + +9月27日に、見解書で事業者から新たな構想が示されました。 + +主な変更点は次のところです。 + +- 北側と西側の宅地周辺に、緩衝帯として、提供公園まで続く1.5m幅の通路を設ける +- この新設通路は[(通行)地役権](https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089#Mp-Pa_2-Ch_6)として設定する +- 西側のL字カーブにクルドサックが設ける +- 直線道路の中央付近にツリーサークルが設ける +- 上記の変更に伴い、総戸数が3戸減って54戸となり、宅地面積が広がる区画もある + +しかし、次のような大きな問題があるため、周辺住民は、事業者との話し合いと構想の再検討を求めています。 + +- 地盤面の高さが全体的に高くなり、意見書と真逆の対応になっている、その理由も明かされていない +- 地盤面の高さが全体的に高くなり、既存住宅を見下ろす形になっている +- 新たに設けられた通路は誰でも入れるため防犯上の懸念が大きい +- 新たに設けられた通路から、既存住宅が覗き込める状況になっている +- 新たに設けられた通路に地役権が設定されているため、今後の土地利用状況が不明 +- 意見書に示された環境保全に関する懸念に、まったく回答がない + +周辺住民が何度も求めてきたように、早い時期から話し合いができていれば、お互いにとって、もっとよい形で開発につなげていけるはずです。 + +### 令和4年9月30日:政和会から文書質問 + +政和会が9月30日に文書質問を出してくれました。約1週間後の10月7日に市から回答が得られました。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 土地利用審議会での答申会長案に対して、対応状況は + - 市へ答申されているが、各手続を経てから事業主に助言するので、現時点では事業主に示していない +1. 市民側の意見が事業計画変更に間に合わないのでは + - 調整会後に周辺住民から直接要望を聞いて総合的に勘案しながら計画策定を勧めていきたいと聞いていることから、調整会後に一切変更を受け付けないことはないと捉えている。 +1. 周辺住民が納得いくまで説明や対応したうえで工事へ進むのか + - 市開発条例に基づいた調整会や住民説明会において、住民の意見や要望等に耳を傾け、話し合いを重ねながら問題を解決していくことが条例における手続きの基本。市としても周辺住民と自主的な話し合いをするよう引き続き事業主に指導していく。 +1. 今後の説明方法と内容は + - 隣接住民への個別説明や周辺住民へのポスティングの際に、直接問い合わせできるよう、担当者の連絡先を提示すると聞いている。市としても話し合いの中で事業主と周辺住民が相互の立場を尊重し、譲り合いの精神をもって課題解決に向き合ってもらいたい。 +1. 周辺住民に悪影響が及ぶような開発地盤面を高くすることについて市の見解は + - 意見書を反映するため事業主が考慮の末、変更したもの。この変更が周辺住民に及ぼす影響は、今後、事業主と周辺住民との話し合いで解決するよう指導していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus.mdx new file mode 100644 index 0000000..91b398c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus.mdx @@ -0,0 +1,232 @@ +--- +first: 2022-09-24 +description: 令和4年度9月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを" +tags: + - 一般質問 + - 発達障害 + - 学習障害 + - 合理的配慮 + - 教育委員会 +--- + + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5&minute_id=31&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年9月9日に行った5件の一般質問のうちの3件目です。 + +令和3年9月定例会において、私(安竹)が筆頭紹介議員を務めた自閉症・情緒障害特別支援学級の設置を求める請願(第8号)が359名分の署名とともに採決に付され、賛成多数により採択されました。 + +これを受けた形として教育委員会内で検討が進み、小平第四小学校に情緒固定級を設置することが令和4年8月16日に庁内で意思決定されました(次の[参考](#sankou)をご参照ください)。 + +利用を検討されているお子さんたちの保護者の会・[まんまる会](https://misaki2893.wixsite.com/manmaru1)の方々にお知らせしたところ、ご質問をいただいたので、この機会に質問しました。 + +早めに決定していく必要があることも多くあります。まんまる会など、利用を検討されるお子さんや保護者の方々と教育委員会との意見交換が重要な時期だと思います。今後も仲介やお手伝いをしていきたいと思います。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いつどの自治体を視察等してきた? | [本年5月に、立川市と東村山市。](#-いつどの自治体を視察等してきた?) | +| ② 四小は最寄り駅まで1kmほどあるが? | [そのほかの条件も勘案した。](#-四小は最寄り駅まで1kmほどあるが?) | +| ③ 全学年でスクールバスが必要では? | [開設準備委員会の意見等参考にして検討。](#-全学年でスクールバスが必要では?) | +| ④ スクールバスのお知らせはいつになる? | [決まったらできるだけ早期に。](#-スクールバスのお知らせはいつになる?) | +| ⑤ 四小説明会に入級希望者も参加可能? | [複数の公共施設において説明会を実施予定。](#-四小説明会に入級希望者も参加可能?) | +| ⑥ 説明会と同時に校内見学会しては? | [その時点では教室未改修のため予定なし。](#-説明会と同時に校内見学会しては?) | + +<div id="sankou"></div> + +*参考: + +- [小平市教育委員会だより155号・2面(令和4年9月15日)](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/100843/100843/att_0000006.pdf) + +↓令和4年8月23日の生活文教委員会で報告のあった内容です。 + +### [設置校] + +次の要件を踏まえ、設置校は、小平第四小学校とする +1. 令和5年度以降、転用を含め、少なくとも普通教室の3教室分以上に相当する設置スペースを確保できる見込みがあること +1. 極力、市の中心部で、最寄駅から徒歩10 分程度に位置しており、市内全域からの通学の負担が少ないこと + +### [開設準備委員会] + +1. **検討事項等** + - 学級の施設設備に関すること + - 学級への就学及び転学の基準に関すること + - 学級における教育内容及び方法に関すること + - 学級の広報活動に関すること + - その他、学級の開設に関すること +1. **構成員** + - 構成員は、学校関係者及び関係する教育委員会事務局職員で構成する。また、学識経験者に助言者として出席をいただく。 +1. **設置機関** + - 令和4年6月6日から令和6年3月31日 + +1. **その他、説明があった事項** + - 先行実施している市の視察をし、意見聴取してきた + - 設置に向けた検討をする係長を新たに配置する。今後、1校設置で終わりではなく、小学校、中学校増やしていく。そのほかさまざま対応が必要な案件も含めての職員増。当面この体制で進める。 + - 設置校の教員、特別支援学級の教員を中心とした開設準備委員会を設置する + - 昨今の社会情勢で、契約不調、建築資材、施設備品等の調達に遅れがあり、着実に進めるため令和4年9月補正予算で設計予算を計上 + - 教員数は都で決められており、学級数+1名なので、2学級なら3名 + - 選考基準は、国、都、他自治体の基準を参考に、開設準備委員会で検討する + - 対象は、希望者、基準に該当するお子さん(限りなく入れることは難しい) + - 1学級8人、**2学級16人程度での開始を想定**(希望者数で変わる) + - 2学級設置は、他自治体での全児童・生徒数に対する入級の割合から決めた + - つまり、1年目で全児童・生徒の0.1%~0.2%に小平の全児童数をかけた(約1万人 x 0.2% = 約20人) + - 3教室分を充てる予定で、1教室を半分にするので、最大6部屋できる + - 入級数により、教材保管やクールダウンに使うかある程度柔軟に対応したい + - 送迎バス(スクールバス)は検討課題 + - 固定級なので、小学校1年生から6年生まで通う学級になる + - 第四小学校に入学し、卒業することになる + - 授業時間は通常学級と同様 + - スクールカウンセラーを増やす予定はない + - 臨床心理士を、この開設に向けて拡張するかは検討課題 + - 2学級だと複数学年の子が状況に応じて1学級に入る + - 市独自の制度である学習補助員をどう配置できるかは検討課題 + - できる限りサポートできる体制をとりたい + - 令和4年12月の第四小での保護者説明会は第四小の保護者が対象 + - それ以降、別の公共施設を使って広く説明 + - 現時点で2校目をどこにつくるか検討進んでない + - 他市は、開設後、希望する児童・生徒は増える傾向があるので、2校目、3校目も状況に応じて検討 + - 開設準備委員会は、令和6年に開設した時点でいったん終了するが、開設後も課題対応のため必要に応じて設ける可能性も + + +(*学級=クラス) + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220909-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 用語について + +「自閉症・情緒障害特別支援学級」という名称は少し長いので、ここではシンプルに「情緒固定級」と呼びます。 + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和3年9月30日の小平市議会で、情緒固定級の設置を求める請願(第8号)が、359名分の署名とともに採決に付され、賛成多数により採択された。 + +その後、教育委員会内で検討が進み、本年8月16日、小平第四小学校に情緒固定級を設置することが庁内で意思決定された。 + +なお、その決定に先立ち、情緒固定級の利用を検討している児童・生徒の保護者等の25名で構成された[市民団体(まんまる会)](https://kodaira-manmaru1.webnode.jp/)から、スクールバス運行の要望書が同6月28日付けで教育委員会へ提出されている。 + +私が存じている団体ということで、まんまる会を挙げさせていただいたが、ほかにも個人もしくは団体から要望が出されているかもしれない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +情緒固定級は、定員が8名、教育課程は通常学級の教育課程を基本とし、本人や保護者の意向に基づいて入級できる学級だ。また、ほかの自治体では、情緒固定級に在籍しながら一部の授業を常に通常学級で受けているという事例もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +通常学級での学びに困難を感じる子どもたちにとって、有望な選択肢のひとつとして期待が高まっている。 + +当初からできる限り理想的な形でスタートしていただきたく、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① いつどの自治体を視察等してきた? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年8月23日に行われた生活文教委員会の事務報告で、教育部長から、先行実施している市の視察をし、意見聴取してきたとの報告があった。 + +具体的に、いつ、どの自治体に視察や意見聴取を行い、それぞれどのような形で庁内に情報共有をしたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +本年5月に、立川市、並びに東村山市の小学校の視察、及び意見聴取を行い報告文書をもとに関係課と情報共有している。 + +</MessageBubble> + +### ② 四小は最寄り駅まで1kmほどあるが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +同報告の資料で、情緒固定級設置校の要件として「極力、市の中心部で、最寄駅から徒歩10 分程度に位置しており市内全域からの通学の負担が少ないこと」が挙げられている。 + +しかし、第四小学校は最寄りの一橋学園駅まで1kmほどあり、児童の歩行速度では30分程度かかる可能性もある。この点はどのように考えて決定したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +設置校の検討に当たり、来年度以降、転用も含め、少なくとも普通教室の3教室分以上を確保できる見込みがある学校のうち、極力、最寄り駅からの通学時間を含め、市内全域からの通学の負担が少ないことを満たす学校として、小平第四小学校を設置校として決定した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ③ 全学年でスクールバスが必要では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民団体(まんまる会)がスクールバス運行についての要望書で他市と比較検討しているとおり、小平市は東西に長いため交通の便を考えると国分寺市のように全学年でスクールバスが必要になると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +開設準備委員会における意見等を参考にしながら、今後の検討課題とする。 + +</MessageBubble> + +### ④ スクールバスのお知らせはいつになる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +スクールバスを走らせることになった場合、その情報についての公開はいつごろになると考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +スクールバスを走らせることになった場合には、できるだけ早期に児童、及び保護者等にお知らせする必要があると考えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 四小説明会に入級希望者も参加可能? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +まず小平第四小学校に在籍する児童の保護者とその地域住民に対して説明がなされる予定だ。それ以外の入級希望者も参加可能にしてほしいという声があるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +小平第四小学校だけではなく、複数の公共施設において説明会を実施し、市内全域の保護者や地域の方々に、学級の開設について広く周知する予定。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 説明会と同時に校内見学会しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +説明会と同時に校内見学会を行ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +本年12月に予定している小平第四小学校の保護者等に対する説明会では、教室の改修等が実施されていないことから、現段階では、説明会と同時に校内見学会を実施する予定はない。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/4-daisy-ikkatu-fukudokuhon.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/4-daisy-ikkatu-fukudokuhon.mdx new file mode 100644 index 0000000..9794b2d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/4-daisy-ikkatu-fukudokuhon.mdx @@ -0,0 +1,123 @@ +--- +first: 2022-09-24 +description: 令和4年度9月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)デイジー教科書の一括申請と、社会科副読本のデイジー化を" +tags: + - 一般質問 + - 発達障害 + - 学習障害 + - ディスレクシア + - 教育委員会 +--- + + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5&minute_id=31&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年9月9日に行った5件の一般質問のうちの4件目です。 + +[令和2年6月の一般質問](../../r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/)で、デイジー教科書の一括ダウンロード申請を提案し、教育委員会から前向きな答弁を得ていました。その後、保護者の方から、まったく動きがないということを伺い今回再度質問しました。 + +時間がなく再質問はできませんでしたが、初回答弁からは、この2年間で大した検討をしていなかったことが明らかになりました。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお、授業で使われる頻度の高い、小平市小学校社会科副読本の「わたしたちの小平市」は、早期にデイジー化した方がよいと思われます。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +デイジー化費用も事業者の見積もりでは30万円程度です。しかし、市としては、副読本をデータ化した資料がすでにあり、学習者用端末の読み上げ機能等を活用することで読むこと等の困難さの軽減につながることからデイジー化を行う予定はないと答弁しました。 + +再質問の時間があれば、次の質問をしたところでした。 + +- データ化した資料とはどんなものか(単なるPDF、しかも一部では) +- タブレットの読み上げ機能が十分使えることを検証したか(していないのでは) + +保護者の方と相談しながら、機会を見つけて質問します。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① デイジー教科書一括ダウンロード申請の状況と課題は? | [手続きを確認中、メリットや活用方法の詳細について情報提供が必要。](#-デイジー教科書一括ダウンロード申請の状況と課題は?) | +| ② 「わたしたちの小平市」をデイジー化しては? | [端末読み上げ機能を使えばよく、予定なし。](#-「わたしたちの小平市」をデイジー化しては?) | + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220909-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[令和2年6月の一般質問](../../r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/)で、タブレットの導入に合わせて、デイジー教科書の一括ダウンロード申請し、どの児童・生徒も自由にデイジー教科書を選択できるようにしてはどうかという質問をした。 + +その答弁では「[情報端末の導入に伴う積極的な活用を検討する](../../r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/)」とあった。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また一括申請のメリットについては、「[今後、GIGAスクール構想で1人1台になった場合ニーズのある子どもがすぐに使えるよさがある。個々それぞれがやっていくと手続的な手間もあり、それぞれ使いたいときに使えないということもある。一括でできる環境を整えていくことが重要](../../r2d/6gatu/1-giga-school-dyslexia/)」と答弁した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +デイジー教科書の導入に向けた検討状況について問う。 + +</MessageBubble> + +### ① デイジー教科書一括ダウンロード申請の状況と課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +デイジー教科書の一括ダウンロード申請について、検討状況、課題は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +教育委員会が一括してダウンロード申請することで、学校はデイジー教科書を必要とする児童・生徒に対してアカウント発行するだけで、当該児童・生徒が、その都度使用できることから、教育委員会による一括申請に向けた必要な手続について確認している。 + +課題は、デイジー教科書の活用について、教職員、保護者、児童・生徒が、メリットや活用方法などの詳細を把握していないことが考えられるためさらなる情報提供の必要があると認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +### ② 「わたしたちの小平市」をデイジー化しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +授業で使われる頻度の高い、小平市小学校社会科副読本の「わたしたちの小平市」をデイジー化する費用は、事業者の見積もりでは30万円程度と思われる。 + +すぐにでもデイジー化してはどうか。課題は。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +副読本をデータ化した資料がすでにあることから、学習者用端末の読み上げ機能等を活用することで読むこと等の困難さの軽減につながると捉えており、現時点では副読本のデイジー化を行う予定はない。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari.mdx new file mode 100644 index 0000000..aa20817 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari.mdx @@ -0,0 +1,232 @@ +--- +first: 2022-09-24 +description: 令和4年度9月定例会における一般質問5件目のまとめ。 +title: "(5)誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに" +tags: + - 一般質問 + - 人権侵害 + - 教育委員会 +--- + + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1337&schedule_id=5&minute_id=31&is_search=true" dougaHref="" /> + +## まとめ + +令和4年9月9日に行った5件の一般質問のうちの5件目です。 + +令和4年8月23日の生活文教委員会・事務報告で、市立学校における新型コロナウイルス感染症に係る9月以降の対応について、 + +> 体育の授業や登下校等では、子どもたちの心身の健康を優先し、マスクを外すよう指導します + +> マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることがないよう指導します + +という報告がありました。その後、保護者に同内容を含んだメールも送信されています。 + +これらの対応は本年2月28日に全会一致で採択された請願第12号(安竹が筆頭紹介議員を務めました)など、かねてから求めてきたことであり、続けて対応していただいていることは大変ありがたいです。 + +しかし現状を見れば分かりますが、教育委員会や学校の対応は不十分です。 + +また福岡市のように、黙食をやめた自治体もあります。 + +請願第12号の説明でも詳しく述べましたが、そもそも国の方針には「黙食」という概念すらありません。 + +もともと国が求めてきたのは「大声での会話を控える」という、ゆるい制限なのです。これは文科省の担当課にも直接電話で確認しています。 + +**東京都や小平市が根拠なく勝手に拡大解釈し、子どもたちに黙食を強いている状況です**。 + + + +小平市は、請願が全会一致で採択されているという最高のお膳立てがあるにもかかわらず、福岡市や、そのほかの自治体に遅れを取っています。 + +これは小平市教育委員会の大きな恥なのですが、どうもピンときていないようです。 + +私から伝えるべきことは具体的に何度も伝えてきました。十分に改善されるまで今後も指摘し続けます。 + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① マスクを外す指導の具体的方法は? | [授業前・中や下校前に一斉指導、個別に声掛け。](#-マスクを外す指導の具体的方法は?) | +| ② マスク差別偏見防止の具体的方法は? | [集会等で一斉指導、個別に声掛け。](#-マスク差別偏見防止の具体的方法は?) | +| ③ 指導の実施状況をどう確認する? | [学校訪問する機会等に確認。](#-指導の実施状況をどう確認する?) | +| ④ 問題のあるガイドラインを修正しないのは? | [次回改訂の際に整合性を図る。](#-問題のあるガイドラインを修正しないのは?) | +| ⑤ 「都が黙食徹底を指導」しているとする文書は? | [8月18日付の通知など。](#-「都が黙食徹底を指導」しているとする文書は?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20220909-ippan-situmon-yasutake-5.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年8月23日の生活文教委員会・事務報告において、市立学校における新型コロナウイルス感染症に係る9月以降の対応について、 + +> 体育の授業や登下校等では、子どもたちの心身の健康を優先し、マスクを外すよう指導します + +> マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることがないよう指導します + +との報告があった。 + +その後、保護者に同内容を含んだメールが送信されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これらの対応は、本年2月28日に全会一致で採択された請願第12号(市立小・中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについて)など、かねてから求めてきたこと。 + +対応していただいていることは大変ありがたい。 + +一方、[本年6月定例会の一般質問](../6gatu/2-hontouno-kyouikuwo/)でも指摘した、小平市立学校版感染症予防ガイドライン令和4年6月7日版の誤りについては修正される様子がない。 + +またそのときにも指摘した、福岡市ではやめている黙食も小平市では終わる気配がない。 + +そこで、質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① マスクを外す指導の具体的方法は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +体育の授業や登下校時に、具体的に、どのような方法で、マスクを外す指導をするか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +児童・生徒の発達の段階に応じて、 +- 授業開始前 +- 授業中 +- 下校前 + +に一斉指導するとともに、児童・生徒の様子や事情に応じて、個別に声掛けをしている。 + +</MessageBubble> + +### ② マスク差別偏見防止の具体的方法は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +マスク着用の有無により、差別や偏見が生じることのないよう、具体的にどのような指導をするか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +- アレルギーや心身の状況等の理由により、マスクを着用できない児童・生徒 +- 常時マスクを着用することで不安や不調等を感じる児童・生徒 + +がいることについて、児童・生徒の発達の段階に応じて、 +- 全校朝会 +- 学年集会 +- 学級活動 + +等の機会に、一斉指導するとともに、児童・生徒の様子や事情に応じて個別に声掛けをしている。 + +</MessageBubble> + +### ③ 指導の実施状況をどう確認する? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これらの指導が実際に実施されていることを、教育委員会としてどのように確認するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +学校を訪問する機会等に確認し、必要に応じて、指導・助言していく。 + +</MessageBubble> + +### ④ 問題のあるガイドラインを修正しないのは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[本年6月定例会の一般質問](../6gatu/2-hontouno-kyouikuwo/)で指摘したように、次の箇所は文科省や厚労省が求めているものとは異なる対応であり、趣旨からしても間違っている。 + + +<BlockQuote refs={"小平市立学校版感染症予防ガイドライン(令和4年6月7日版)(リンク切れ)"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +エ 熱中症リスクが高い夏場においては、熱中症対策を優先し、登下校時や休憩時間における外遊び、屋外での教育活動においては、十分な距離が確保できる場合は、マスクの着用は必要ない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一方、今回の指導は、文科省や厚労省が求めているものに沿った「外すよう指導する」であるが、同ガイドラインには記載がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +この2点の問題が生じているのに、なぜ同ガイドラインを修正しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +次回の改訂の際には、ガイドラインに記載している表現と、文部科学省、及び厚生労働省が示している表現、並びに市立学校における9月以降の対応に関するお知らせの表現との整合性を図っていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### つまり、「**間違えた情報を掲載していても問題ないガイドラインである**」という理解でよいのかなと思います。 + +そのようなガイドラインに従わなくてはならないとしたらアホらしい、と思うのは私だけでしょうか。 + +::: + +### ⑤ 「都が黙食徹底を指導」しているとする文書は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年8月23日の生活文教委員会事務報告で、「給食について東京都として黙食の徹底という指導があるので黙食を継続せざるを得ないと考えている」旨の発言があった。 + +(しかし探してもその文書が見つからない。)具体的に、いつの時点の、どの文書で、そのような指導が行われているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(古川 正之)" align="left"> + +東京都からは複数回にわたり、黙食を含めた新型コロナウイルス感染症対策に関する通知が発出されている。 + +直近では、本年8月18日付で、東京都教育委員会教育長名で、夏季休業明けにおける新型コロナウイルス感染症対策についての通知が発出されている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +当該文書では、児童・生徒への指導のひとつとして、昼食時は対面形式にならないようにし、食事中は会話をしないこととされている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### この該当資料がインターネット上には見当たりませんので、教育委員会に出してもらいます。 + +::: + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8492.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8492.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..8968a7d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8492.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8494.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8494.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..6eed2c2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8494.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8495.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8495.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..d0a0cc2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/IMG_8495.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/daikibo-kaihatu-flow.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/daikibo-kaihatu-flow.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..7164023 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/daikibo-kaihatu-flow.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/guidebook-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/guidebook-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..648cd89 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/guidebook-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/ikidomari-doro-kijun.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/ikidomari-doro-kijun.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..961f6fe --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/ikidomari-doro-kijun.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kaihatuan1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kaihatuan1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..6721f4a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kaihatuan1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/keiei-suisin-27.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/keiei-suisin-27.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..75790f7 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/keiei-suisin-27.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.drawio b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.drawio new file mode 100644 index 0000000..143f5c0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.drawio @@ -0,0 +1,231 @@ 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13px">情報のやり取りや<br>交流がなかなかできない</span></p>" style="text;html=1;strokeColor=none;fillColor=#e51400;align=center;verticalAlign=middle;whiteSpace=wrap;rounded=1;fontSize=13;rotation=0;labelBorderColor=none;dashed=1;fontColor=#ffffff;arcSize=50;" parent="1" vertex="1"> + <mxGeometry x="170" y="285" width="180" height="45" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="62" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;html=1;exitX=0.5;exitY=1;rounded=0;endArrow=none;endFill=0;exitDx=0;exitDy=0;" parent="1" source="67" target="57" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="64" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;html=1;exitX=0.5;exitY=1;exitDx=0;exitDy=0;endArrow=none;endFill=0;" parent="1" source="67" target="63" edge="1"> + <mxGeometry relative="1" as="geometry"/> + </mxCell> + <mxCell id="66" style="edgeStyle=orthogonalEdgeStyle;rounded=0;html=1;exitX=0.5;exitY=1;exitDx=0;exitDy=0;endArrow=none;endFill=0;startArrow=none;" parent="1" source="67" target="65" 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\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f5bcad0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/kyouiku-iinkai-now-flat.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/mokusyoku-kuniha-motometenai.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/mokusyoku-kuniha-motometenai.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..376b270 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/mokusyoku-kuniha-motometenai.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..0671aba --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/og-1.png diff --git 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/dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/og-5.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/saresio.jpg b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/saresio.jpg Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..23effd2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/saresio.jpg diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/tenkai-hiroba-ichi.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/tenkai-hiroba-ichi.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..532eeea --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/images/tenkai-hiroba-ichi.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..b10d01d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,9 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について](./1-judai-jitai-kyogi-toben/) +- [(2)東京サレジオ学園北側の大規模開発について](./2-tokyo-saresio-kaihatu/) +- [(3)第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを](./3-joutyo-kotei-school-bus/) +- [(4)デイジー教科書の一括申請と、社会科副読本のデイジー化を](./4-daisy-ikkatu-fukudokuhon/) +- [(5)誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに](./5-guideline-syusei-mokusyoku-owari/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..0ed362d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r4d/index.mdx @@ -0,0 +1,23 @@ +--- +title: 令和4年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)いじめ重大事態の第三者委員会について](./3gatu/1-ijime-judai-daisansya/) + - [(2)いじめ重大事態の調査について](./3gatu/2-ijime-judai-chousa/) + - [(3)教員が関わるいじめや体罰について](./3gatu/3-kyouin-ijime-taibatu/) + - [(4)情報公開と不服審査の問題について](./3gatu/4-jouhou-koukai-fufuku-sinsa/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに](./12gatu/1-simin-machizukuri-jourei/) + - [(2)市をじり貧にさせるキャッシュレス決済の推進を止めよ](./12gatu/2-stop-cashless-jirihin/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)いじめ重大事態に関しての、事実に反する答弁について](./9gatu/1-judai-jitai-kyogi-toben/) + - [(2)東京サレジオ学園北側の大規模開発について](./9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/) + - [(3)第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを](./9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus/) + - [(4)デイジー教科書の一括申請と、社会科副読本のデイジー化を](./9gatu/4-daisy-ikkatu-fukudokuhon/) + - [(5)誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに](./9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)「重大事態」への認識を改め、子ども中心のいじめ対策へ](./6gatu/1-judai-jitai-kodomo-chusin/) + - [(2)管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を](./6gatu/2-hontouno-kyouikuwo/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo.mdx new file mode 100644 index 0000000..acf5a42 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo.mdx @@ -0,0 +1,294 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)いじめ被害者を継続的に保護するために" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1441&schedule_id=5&minute_id=472&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +いじめの被害者は、進級、進学、転学などにおいていじめの悪影響から保護されている必要があります。そのためには保護する立場である教員や学校、教育委員会が、いじめの背景情報を理解して共有しなければなりません。しかし小平市の市立学校において、これらの対応が適切になされていない事実があるため質問しました。 + +保護者の方々や議会での一連の指摘により、小平市のいじめ防止基本方針は改善されました。しかし各学校に浸透している状況ではないようです。各学校においても明文化することが重要と考えます。 + +これまでの酷い答弁と比べると今回は比較的前向きな答弁と感じました。今後実態が伴うかどうかが重要です。 + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 小平市いじめ防止基本方針と学校いじめ防止基本方針の関係性は? | [小平市の基本方針を基に、学校の実情に応じ基本的方針や実践的内容を加え、学校方針を作成している。](#-小平市いじめ防止基本方針と学校いじめ防止基本方針の関係性は?) | +| なぜ参酌ではなく参照? | [反省すべき点、ただし学校には伝えている。](#なぜ参酌ではなく参照) | +| ② 引継ぎや情報提供のことが基本方針に書かれていない学校があるのは? | [学校の実情に応じて作成、全市立小学校で進学先には必要に応じ適切な情報提供している。](#-引継ぎや情報提供のことが基本方針に書かれていない学校があるのは?)| +| 基本方針の取組に「適切な引継ぎや情報共有」を入れるべきでは? | [改善の余地がまだあり、次の改定では意見も踏まえて見直す。](#基本方針の取組に適切な引継ぎや情報共有を入れるべきでは) | +| ③ 花小のいじめ防止基本方針から進学先へ情報提供の記述が消えたのは? | [被害児童及び関係児童が円滑な学校生活を送ることができる配慮を第一に中学校へ引継ぎしているため基本方針に特段明記する必要はないと判断し記載していないが、改定の際に見直す予定。](#-花小のいじめ防止基本方針から進学先へ情報提供の記述が消えたのは?) | +| ④ 市の基本方針にあれば学校基本方針に書かなくてよい? | [小平市の基本方針を基に、学校の実情に応じ具体的な方策や実践的な内容を加え作成している。](#-市の基本方針にあれば学校基本方針に書かなくてよい?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20231201-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市立学校で起きたいじめを当該学校や市教育委員会が認知している場面を考える。 + +いじめの被害者は、少なくとも市立学校を卒業するまでの間、いじめの悪影響から保護されなければならない。そのためには保護する立場の人々が、背景情報の共有と理解をしている必要がある。 + +また長期的にどのようなイベントが起きても、「関係者間で情報共有が行われ、いじめ被害者が保護されている状態」は保持されなければならない。特に、進級、進学、転学、教職員や校長の交代などの保護する立場にある人々の入れ替わるようなイベントが起きる際は最も注意が必要だ。 + +情報や対応の継続性が非常に重要であることをすべての関係者が十分に認識できるよう、基本方針や具体的方針の中で明文化しておく必要がある。 + +いじめに関する文書としては、小平市教育委員会による[小平市いじめ防止基本方針](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html)と各市立学校における学校いじめ防止基本方針がある。しかし両者の関係性等に疑問があるため質問する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +昨年12月に改定された小平市いじめ防止基本方針をあらためて見た。一般質問で改善を求めてきた重大事態のこと等が詳しく書かれている。 + +いじめ重大事態認定の3要件もきちんと掲載している。対応フローもまだまだ改善できるところはあるが掲載している。 + +さらによいのは、学校におけるいじめの防止等に関する取組の中に、次のような子どもたちへのいじめにならないよう、教員の正しい理解を促進し周知してくださいというようなことも書いてある。 + +- 発達障害を含む障害のある児童・生徒 +- アレルギーや心身の状況等の理由によりマスクを着用できない児童・生徒や常時マスクを着用することについて不安や不調等を感じる児童・生徒 +- 身体的な理由やさまざまな理由によりワクチン等を接種できない児童・生徒や接種を望まない児童・生徒 + +逆に考えると、これらの状況がいじめの原因、きっかけにもなっていたのかなと。 + +改善できるところはまだまだあるが、ここまでまとめるのは大変だったと想像する。ありがとうございます。 + +ほかの市と比べてもかなり先進的な内容になっている。ただこれが実践されていかないと、せっかくよいものをつくっても意味がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +情報の継続性や対応の継続性は重要な問題。 + +情報や対応が途絶してしまうという問題は、いじめ問題に限ったことではなく、たとえばさまざまな障害をもつ児童・生徒への支援についても共通することで課題になっている。 + +</MessageBubble> + +### ① 小平市いじめ防止基本方針と学校いじめ防止基本方針の関係性は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市いじめ防止基本方針と学校いじめ防止基本方針の関係性は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木由美子)" align="left"> + +市立学校いじめ防止基本方針は、小平市いじめ防止基本方針を基に、学校の実情に応じて基本的な方針や実践的な内容を加え、作成している。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ参酌ではなく参照? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その関係性はたしかに小平市いじめ防止基本方針の中にも書かれている。 + +<BlockQuote refs="小平市いじめ防止基本方針(令和4年12月改定版)" href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**6 学校における取組** +**(1)学校いじめ防止基本方針の策定** +学校は、「いじめの防止等のための基本的な方針」の改定及び「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」の策定について(通知)(平成29年3月16日文部科学省)、「東京都いじめ防止対策推進基本方針」及び本基本方針を<Highlight>参照</Highlight>し、学校の実情に応じ、「学校いじめ防止基本方針」を定める。(法第13条) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一方、いじめ防止対策推進法の第13条には、地方自治体のいじめ基本方針に基づいて参酌してと書いてある。 + +<BlockQuote refs="いじめ防止対策推進法・第13条" href="https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20221001_503AC0000000027#Mp-At_13"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(学校いじめ防止基本方針)** +**第十三条** 学校は、いじめ防止基本方針又は地方いじめ防止基本方針を<Highlight>参酌</Highlight>し、その学校の実情に応じ、当該学校におけるいじめの防止等のための対策に関する基本的な方針を定めるものとする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +参酌は「よいところを取り入れる」という意味で「参照」とは意味が違うが、なぜ参酌の代わりに参照という言葉をここで使ったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校は市の方針に基づいて作成するというところは理解している。 + +参酌を参照にしたことの意識を持って言葉を使っていなかったところは反省すべき点だが、参考にしてつくる、よいところは取り入れてつくる、工夫してつくるということは伝えている。 + +</MessageBubble> + +### ② 引継ぎや情報提供のことが基本方針に書かれていない学校があるのは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +進級、進学、転学など、いじめ被害者を保護する立場の人々が入れ替わる際は、いじめ被害者を保護するための適切な情報共有と適切な対応が必要だ。 + +市立小学校の学校いじめ防止基本方針では19校中13校が「いじめの問題に関する指導記録等について適切に引継ぎや情報提供する」と書かれている。一方で残り6校はそういった記載が見当たらないことについて見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +学校の実情に応じて具体的な方策や実践的な内容を加え作成していると認識している。 + +小学校から中学校への進学に際して行う引継ぎは、いわゆる中1ギャップを低減し円滑な学校生活を送ることができるよう実施している。学習面や生活面の成果や学級編制上の配慮事項等について指導要録等の文書を用いて実施している。 + +また全市立小学校において、進学先には必要に応じて適切な情報提供をしている。 + +</MessageBubble> + +#### 基本方針の取組に「適切な引継ぎや情報共有」を入れるべきでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市いじめ防止基本方針の「(3)学校におけるいじめの防止等に関する取組」は次の構成。 + +ア)未然防止 +イ)早期発見 +ウ)早期対応 + +エ)として、「適切な引継ぎや情報共有」を入れるべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +この基本方針は改善の余地がまだあると捉えており、次の改定の際は、ご意見も踏まえて新たな視点で見直したい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 花小のいじめ防止基本方針から進学先へ情報提供の記述が消えたのは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +花小金井小学校の学校いじめ防止基本方針には、令和4年度時点で「被害の児童、加害の児童について進学先である中学校に情報を提供することで、いじめが繰り返されることのないようにする」という記載があった。しかし現在の同方針ではこの記述がなくなっている。理由は何か。また見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +当該小学校においては、進学先において同種の事案が繰り返されることがなく、被害児童及び関係児童が円滑な学校生活を送ることができるよう配慮することを第一に中学校へ引継ぎしていることから、基本方針に特段明記する必要はないと判断し、記載していない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +教育委員会としては、各学校が小平市いじめ防止基本方針を基に、学校や地域の状況に応じて、いじめ防止基本方針を考えることが重要だと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +配慮を第一に引継ぎしているので特段明記していないというが、それ以外のことはよく書いてある。ではそれ以外のことは第一にしていないかというと、そうではないだろう。 + +何らかの理由によって消すことになったと推測するが、 + +「子どもが中学校に進学する際ちゃんと情報を引継ぎしてほしい」という思いをもつ保護者の方から指摘を受けた後に、情報や対応の引継ぎという重要なところが消されてしまった。 + +客観的に考えて、保護者の方々の心情を考えれば「なんで?!」となる。学校からいじめられているような印象も受けるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +当該小学校は令和4年度から5年度に見直す際、大きくレイアウト等も変更し、より実効性のあるものに改定した。 + +ただ、議員指摘のとおり、保護者からの御指摘の後にというところは、心情を考えたときに適切な対応だったかというところはこちらからも指導した。 + +また当該学校は記載をしなかったということで、引継ぎをしていないことでは決してないが、誤解を招くのであれば改めたいというふうに申している。 + +改定の際に見直す予定としている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +エ)の項に適切な引継ぎや情報共有と書いてあれば学校としても判断しやすいはず。そのあたりも含めて検討を。 + +</MessageBubble> + +### ④ 市の基本方針にあれば学校基本方針に書かなくてよい? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市いじめ防止基本方針に次のとおり記載がある。 + +<BlockQuote refs="小平市いじめ防止基本方針(令和4年12月改定版)" href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**6 学校における取組** +**(1)学校いじめ防止基本方針の策定** +~略~ +なお、日常的、定期的に「学校いじめ対策委員会」を核として児童・生徒の情報を共有し、いじめの問題等に関する指導内容を記録するとともに、児童・生徒の進学・進級や転学に当たっては、 +適切に引き継ぎや情報共有を行うなど、組織的に対応する。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +このように市の基本方針に書かれていることについては、各校の学校いじめ防止基本方針には同趣旨の文言を書かなくてもよいといった考え方があるのか。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +第1点目で答弁したとおり、学校の基本方針は、小平市の基本方針を基に学校の実情に応じて具体的な方策や実践的な内容を加え作成している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +せっかくこれだけよい小平市いじめ防止基本方針をつくっている。 + +皆に参酌してもらわないといけない。 + +ぜひ上で述べたことの修正を。 + +</MessageBubble> + + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei.mdx new file mode 100644 index 0000000..48d7009 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei.mdx @@ -0,0 +1,417 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1441&schedule_id=5&minute_id=472&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +いじめ重大事態を調査する組織について、文科省ガイドラインには次のとおり書かれています。 + +<BlockQuote refs={"いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年3月)"} href={"https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf#page=8"}> + +**(調査組織の種類)** + +第三者のみで構成する調査組織とするか、学校や設置者の職員を中心とした組織に第三者を加える体制とするかなど、<Highlight>調査組織の構成についても適切に判断すること。</Highlight> + +</BlockQuote> + +しかし小平市では、被害側家族からの再三なる指摘があるにもかかわらず、客観的に第三者性の低い組織構成が続いています。ガイドラインにある「調査組織の構成についても適切に判断する」が満たされていません。そこで、問題を明らかにし、対応改善を求めるため質問しました。 + +答弁で市教委として問題は認識していることは分かりました。しかし **これまで放置され蓄積した負の遺産的な運営の仕方** を改めるためには、人、金、時間の問題を解く必要があります。その問題解決がうまくできていない(か、着手すらしていない)ため、被害者側家族に負担を強いている構造になっています。 + +全庁的に人を集めて迅速に対応すべき問題なのに市長は再三の訴えを受けても関心を示さず、多忙な教育委員会に丸投げしています。市長のやる気のなさが、市民ばかりではなく職員も苦しめていると感じます。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお複数の有識者が「**調査対象の教育委員会が、調査報告書の原案を作成したり**(被害者側から指摘があるのに)**調査委員会の場に出席し続けたりしている小平市は異常である**」と指摘しています。小平市以外の多摩25市に確認したところ、その指摘を裏付ける結果も得られています。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +異常な状況が放置されているということは、第三者委員会(小平市教育委員会いじめ問題対策委員会)の適性にも大きな疑いを持ちざるを得ません。それ以外のすべての主要な関係者も同様です。支援するはずの人たちが小平市の異常な状況を放置していることは、言ってみれば**いじめの傍観者がいじめを助長する構図と同じ** であり、そういう意味でも主要な関係者の適性を疑わざるを得ません。 + +次回3月定例会でも追求する予定です。 + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめ重大事態調査組織の構成を適切に判断するタイミングは? | [学校から重大事態発生の報告を受けたとき](#-いじめ重大事態調査組織の構成を適切に判断するタイミングは?) | +| 適切に判断するのはその一度だけ? | [保護者等から心配の声があれば、それも踏まえて考える必要がある](#適切に判断するのはその一度だけ) | +| ② 対策委員会になぜ市教委職員が多数出席? | [庶務を担うため](#-対策委員会になぜ市教委職員が多数出席?それで第三者性が低下することについては?) | +| それで第三者性が低下することについては? | [委員ではないため人数により第三者性が低下することはない](#-庶務としての参加は1名でよいのでは?) | +| 正面から向き合わないと、しっかりしたいじめ対応できないのでは? | [これまでの対応も含め反省すべき点はあった](#正面から向き合わなければしっかりしたいじめ対応できないのでは) | +| ③ 庶務としての参加は1名でよいのでは? | [庶務が多岐にわたるので一定の人数は必要](#bold-syomu-sanka-1mei) | +| 他市では教委が出席しない等の事例があるが? | [26市すべてで庶務は指導課(室)が担当](#他市では教委が出席しない等の事例があるが) | +| 他市でも第三者委員会に市教委の職員が複数参加している? | [確認していない](#他市でも第三者委員会に市教委の職員が複数参加している) | +| 他市がどうあれ第三者性を高めるのが進むべき道では? | [うまく機能している地区の事例等を研究して考えていきたい](#他市がどうあれ第三者性を高めるのが進むべき道では) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20231201-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + + +<div id="situgi"> + + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会(以下、対策委員会と呼ぶ)は、いじめ防止対策推進法に基づく常設の組織だ。 + +<BlockQuote refs={"小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001133.html#e000000127"}> + +**第11条(設置)** +<Highlight>法第14条第3項</Highlight>の規定に基づき、教育委員会の附属機関として小平市教育委員会いじめ問題対策委員会(<i>略</i>)を置く。 + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +設置目的はいじめ防止対策推進法の条文にある。 + +<BlockQuote refs={"いじめ防止対策推進法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20221001_503AC0000000027#Mp-At_14"}> + +**第14条(いじめ問題対策連絡協議会)** + +**3** 教育委員会といじめ問題対策連絡協議会との円滑な連携の下に、地方いじめ防止基本方針に基づく<Highlight>地域におけるいじめの防止等のための対策を実効的に行うようにする。</Highlight> + +</BlockQuote> + +小平市の場合、いじめ重大事態の調査をする際もこの対策委員会が担うことになっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一方、文部科学省による平成29年3月版のいじめの重大事態の調査に関するガイドライン(以下、ガイドラインと呼ぶ)には、次のとおり書かれている。 + +<BlockQuote refs={"いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年3月版)"} href={"https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/06/26/1400030_009.pdf#page=8"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第4 調査組織の設置 +(調査組織の種類)** + +重大事態の調査主体は、学校が主体となるか、学校の設置者(教育委員会等)が主体となるかの判断を学校の設置者として行うこと。また、その際、第三者のみで構成する調査組織とするか、学校や設置者の職員を中心とした組織に第三者を加える体制とするかなど、<Highlight>調査組織の構成についても適切に判断すること。</Highlight> + +①学校の設置者が主体 +a 公立学校の場合 + +- 法第14条第3項の教育委員会に設置される附属機関<Highlight>(第三者により構成される組織)</Highlight>において実施する場合。 +- 個々のいじめ事案について調査を行うための附属機関(<Highlight>第三者により構成される組織。</Highlight>いじめに限らず体罰や学校事故等、学校において発生した事案を調査対象とする附属機関も考えられる。)において実施する場合。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでも指摘してきたように、またガイドラインにもわざわざ括弧書きで「第三者により構成される組織」と書かれているように、いじめ重大事態の調査において第三者性は非常に重要。 + +しかし市がその重要性を認識しているとは思えない。 + +今回はガイドラインに示された調査組織の構成について「適切に判断」をどう行っているか確認するため質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめ重大事態調査組織の構成を適切に判断するタイミングは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ガイドラインにある「いじめ重大事態調査組織の構成を適切に判断する時期(タイミング)」は、いつか。 + +つまりいじめ重大事態が発生するたびに行っているか、それとも過去どこかの時点で一度判断したことがすべての重大事態に適用されているか。 + +後者なら最後に適切な判断をしたのはいつか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市いじめ防止基本方針において、学校から重大事態発生の報告を受け、教育委員、市長及び小平市教育委員会いじめ問題対策委員会への報告を経て、調査主体を決定することとしている。 + +調査主体は原則として、専門的知識を有する委員から構成された小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が担うこととしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +答弁漏れ。 + +今の答弁では、質問(通告書)に明記されている、どこの時点で適切に判断しているかの答えがまったく分からない。きちんと答弁を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +判断する時期は、学校から重大事態発生の報告を受け… + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +受けたときということか。それなら「報告を受けたとき」と言ってもらわないと。答弁の修正を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +学校から重大事態発生の報告を受けたとき、教育委員、市長及び小平市教育委員会いじめ問題対策委員会への報告を経て、調査主体を決定することとしている。 + +</MessageBubble> + +#### 適切に判断するのはその一度だけ? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +適切に判断するタイミングはその一度だけか。 + +つまり、いじめ重大事態の対応が始まる最初の時点だけで適切に判断し、それ以降は被害保護者の要望があっても「適切に判断して組織構成を見直すこと」はできないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +今取り扱っている事案については、発生の報告を受け、調査主体を判断している。 + +ただ保護者等からいろいろ心配のお声があった場合は、それらも踏まえて考えていく必要はあると考えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### と答弁していますが実態が伴っていません + +実際に保護者から心配の声というより強い要望が上がっています。 +しかし第三者性を客観的に担保する形での調査組織構成の見直しはなされていません。 + +::: + +### ② 対策委員会になぜ市教委職員が多数出席?それで第三者性が低下することについては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +8名の委員で構成される対策委員会に、委員ではない市教育委員会の職員が多数(6人ほど)出席している理由は。 + +また、それにより客観的に第三者性が低下することへの見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例第17条において、当該委員会の庶務は、教育部において処理することとされていることから、当該委員会の庶務を担うため出席している。 + +庶務を担うために出席している職員は当該委員会の委員ではないため、その人数により当該委員会の第三者性が低下することはない。 + +</MessageBubble> + +#### 対応も被害者視点に立たないと + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +対策委員会に市教委の職員が6人も出席していれば、被害側は「第三者性が担保されていない」とみるのは自然なこと。 + +いじめ重大事態に限らず、いじめの対応は「教育委員会がどう考えるか」ではなく「**被害者とその家族がどう考えるか**」に視点を置かなければならない。 + +いじめも同じ。いじめた側ではなく、いじめられた側がどんな気持ちになっているかを中心に考える。 + +なぜか小平市はいじめ対応において、被害者側の視点が足りていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、被害者側からさまざま要望が出されたときに「**さすがにすべての要望は満たせない**」といった判断を教育委員会内部でしているのではないか。 + +たとえば費用の問題、時間の問題、人員の問題等ある。であればそういったことをなるべく正直に伝えることが重要。「これこれこういう理由で時間がかかります、もしそういう対応をするならこれだけ費用がかかります、予算要望が必要になるのでこれだけの時間がかかります」と。 + +保護者の方々も「そういう事情なら分かりました、ではこういうやり方があるでしょう」という提案につながっていったり、建設なやり取りができたりする。 + +そういうことを続けることで信頼関係ができるのではないか。 + +</MessageBubble> + +#### 正面から向き合わなければ、しっかりしたいじめ対応できないのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「**説明せず渋々受け入れてもらう対応をしたほうが総合的によい**」と判断している部分があるのではないか。 + +コミュニケーションでの解決を一部あきらめている部分があって、教育委員会で決めたやり方を押しつけるような対応、つまり正面から向き合わないような対応を続けているところがあると感じる。 + +**正面から向き合わず対応している方々が、いじめの対応をしっかりできるわけがない**と考えるがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +事務局職員は事務を担うため参加しており、決して第三者性に影響を与える対応はしていない。 + +ただ保護者にそういう疑念を抱かせてしまっている関係性にあることは認識している。 + +疑念を払拭できるよう対応しているが、なかなか関係改善に至っていない状況にあると認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +被害者の視点が不足しているという指摘は、なるべくお声は伺っていると考えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +議員から提案のように、条件を満たせないときは予算や時間のことも伝えるべきではということだが、そこまで被害の保護者に伝えるべきかの判断はこちらでもしており、具体ではない言い方で「ちょっと御要望にはお応えできかねます」という形でのお伝えになってしまっているところがまた分かりづらさを生んでいるとも認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +信頼関係やコミュニケーションについても、こちらは事務局としては、よい関係で、なにより被害に遭われている保護者の方なので、お子さんのことを本当に御心配されているというところには寄り添うべきと考えており、被害者の保護が最優先ということで、事務局職員もこれまで対応には当たってきているが、そこがよい関係性を築けていないということについては、**これまでのこちらの対応も含め、反省すべき点はあったかと認識している。** + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### しかし対応が伴っていません + +対応に誤りがあればすぐに改めるべきではないでしょうか。 +教育委員会や学校は子どもたちにそう教えているはずです。 + +::: + +### ③ 庶務としての参加は1名でよいのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +対策委員会において庶務の参加は1人でよく、その庶務は教育委員会とは別の部署が担えばよいと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +第2点目で答弁したとおり、小平市いじめ問題対策連絡協議会条例において、当該委員会の庶務は、教育部において処理することとされている。 + +出席する人数については、庶務の内容が多岐にわたることから、一定数の人数は必要と認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかの市でできていることが小平市ではできていない。なぜ小平市はやってくれないのか。 + +たとえば、小平市では**調査報告書の原案を市教委の職員がつくっている。** + +または、**第三者委員会の委員長が何年にもわたり『[小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/022/022709.html)』に学識経験者の意見を寄せ市から報酬を得ている。** + +つまり第三者委員会と市のつながりが深く、公平、中立な立場での調査ができていないという疑念が生じる。 + +</MessageBubble> + +#### 他市では教委が出席しない等の事例があるが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +他市では第三者委員会には教育委員会等が出席しないという事例もある。庶務も教育委員会事務局が担当するのではなく、ほかの部署、総務課とかそういったところが担当している事例もあるが、どう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +庶務をどこが担っているかは、以前も指摘があったので、こちらとしても可能な範囲で26市のほうには確認したところ、26市すべてが、担当は指導課、指導室ということで回答を得ている。 + +全国的に見ると、そうではない地区というのもあると思うが、ほかの地区も、担当としては、やはり学校に一番近い担当課が担当している状況かと思う。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +:::note +##### 🔍他市では庶務であっても第三者性を重んじているようです + +その後調査したところ、小平市を除く多摩25市に調査したところ次のような結果でした(次の3月定例会で指摘する予定です)。 + +- 第三者委員会の会議に教育委員会は出席しない +- 第三者委員会の指示があれば教育委員会は会議に出席しない + +この結果を見ても小平市の対応は異常ということになります。第三者委員会も機能していないと言わざるを得ません。 + +::: + +#### 他市でも第三者委員会に市教委の職員が複数参加している? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +他市も第三者委員会にたとえば教育委員会指導課の職員が複数参加している状況なのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +委員会の中に事務局職員が入っているかどうかまでは確認していないが、担当しているのは指導課ということでの確認をした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +担当しているという情報だけでは実際にどんなやり方をしているのか分からない。 + +私が知っている(ほかの自治体で)第三者委員会の委員の方々は「私が担当したところではそんなことはしていない。**そんなことがあったら第三者委員会の中で問題にされる。** 」と。 + +</MessageBubble> + +#### 他市がどうあれ第三者性を高めるのが進むべき道では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかの25市が、万が一本当に指導課から6人とか複数人第三者委員会に参加している状況だったとしても、小平市はそれをまねして「ほかの市がやっているからよい」という話ではない。 + +できるだけ理想的な、第三者性を高めていく方向で動いたほうがよいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +私どもも、先進的な事例や、うまく機能している地区の事例等を研究して考えていきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +せっかくいじめ防止基本方針が先進的にできている。そういう対応のほうも先進的にしてもらい、**ほかの市から「参考になる、目指すような形ですね」** と言われるようなやり方を目指してほしい。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai.mdx new file mode 100644 index 0000000..5613b61 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai.mdx @@ -0,0 +1,358 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度12月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1441&schedule_id=5&minute_id=472&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの3件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +いじめ重大事態の対応において、市の学校や教育委員会が公文書に残る資料をほぼまったく作成していない実態を追及しました。保護者との面談・電話相談などの記録も一切残っておらず、小平市公文書等の管理に関する条例に反する状況です。また市長も教育長も「事案に応じて」「必要に応じて」と具体性のない答弁に終始し、文書作成義務に対する認識の甘さが浮き彫りになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめに関する資料が一切ないことが許されるのか? | [(教育長)学校には記録を作成し提出してもらっている。また必要に応じ記録作成している。](#-いじめに関する資料が一切ないことが許されるのか?) <br /> [(市長)条例に基づき、必要な文書作成が求められている。](#-保護者の訴えを真剣に受け止めてない?)| +| 保護者との面談等は、いじめ調査情報では? | [事案に応じる。学校の保護者対応した記録は経過を見るひとつの資料。](#保護者との面談等はいじめ調査情報では) | +| なぜ花小会議の記録もない? | [学校に確認が必要。](#なぜ花小会議の記録もない) | +| 公文書管理上はどう考える? | [条例解説にあるとおり、市民等と相談、交渉等する場合は、公正な記録の作成が必要。](#公文書管理上はどう考える) | +| 重要な会議録を残していないとどうなる? | [地方公務員法第32条(に反する)。](#重要な会議録を残していないとどうなる) | +| ② 保護者の訴えを真剣に受け止めてない? | [真剣に受け止めている。](#-口頭で報告するのはどんな場合?) | +| ③ 口頭で報告するのはどんな場合? | [事案の状況、内容等に応じる。](#bold-koutou-houkoku-douiu-baai) | +| 口頭報告に絡んで起きている問題は、内部統制の対象では? | [具体的に今の案件の内容を承知していない。対象になるかは慎重な判断が必要。](#口頭報告に絡んで起きている問題は内部統制の対象では) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20231201-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の対応において、重大事態と認定される以前のいじめとして対応しているときから市の学校や教育委員会が公文書に残る資料をほぼまったくつくっていないことが判明している。 + +この異常な対応について本年10月の決算特別委員会における総括質疑での答弁は不明瞭であったため、あらためて質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめに関する資料が一切ないことが許されるのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ認知からいじめ重大事態の対応がなされて調査が進み、報告書作成の予定時期までのすべての期間にわたり、市の学校や教育委員会が、当該いじめに関しての資料をほぼまったく作成していないことが判明している。 + +いじめ被害者の保護者が教育委員会に対して何度も面談をし、打合せをしたり、電話で何度も相談したりしたことも、いじめ重大事態の扱いになる前の段階から一切公文書に残っていないとしている。 + +これは小平市公文書等の管理に関する条例上もあってはならないことであり、また何より「いじめを迅速に解決し、再発防止を徹底する」という姿勢としてあってはならないことだ。 + +市と市教育委員会の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +学校からは教育委員会事務局へ対応等についての報告があるが、状況や認識を確認するため事案に応じて、記録を作成し提出してもらっている。 + +また保護者等が教育委員会事務局に直接問い合わせや連絡いただいた事案についても、状況により必要に応じて記録を作成している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平市公文書等の管理に関する条例の規定に基づき、各実施機関の職員は必要な文書を作成することが求められている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ対応の資料が作られていないことはかなり大きな問題。事案に応じて記録を作成したり、状況により必要に応じて作ったりしていることは問題。 + +いじめに対する対応等で、次のようなことはすべて克明に記録しなければいけない。それが基本。 + +- 何があったか +- どんな面談があったか +- 保護者からどんな要望があったか + +</MessageBubble> + +#### 保護者との面談等は、いじめ調査情報では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者との面談や打合せはいじめの調査情報に含まれると考えるが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +どの段階での面談かというところで違ってくるが、調査の情報に含まれるかどうかも、それぞれの事案に応じるところがあると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それぞれの事案に応じるとか言っていると隠蔽を疑われる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば花小金井小学校の学校いじめ防止基本方針には次のように書いてある。 + +<BlockQuote refs={"花小金井小学校の学校いじめ防止基本方針(令和5年度版)"} href={"https://www.kodaira.ed.jp/swas/index.php?id=hanakoganei&frame=frm648fef4c5bcb6"}> + +**2 主な取り組み (3)早期発見** +<Highlight>いじめ問題の対応経過については、すべての事例について記録を残し、全教職員が確認できるよう保管する。</Highlight> + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者からいじめを受けているんじゃないかと問い合わせがあったり、いじめについて面談や打合せをしたりといったことというのは、そのいじめの対応経過に含まれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校が保護者と対応する際に作った記録は、場合によっては、経過を俯瞰で見るときにはひとつの資料になると考える。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ花小会議の記録もない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +花小金井小学校の学校いじめ対応基本方針には「<Highlight>すべての事例について記録を残し</Highlight>」と書いてある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たとえば校長先生と保護者がいじめについて面談する。その場に教育委員会と私も出席している会議。それは「すべての事例」に含まれないのか。 + +だから記録を取らず、公文書に残っていないということになるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +当該の学校は、方針にそのように示しているのですべて記録を取っているものと考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +ただ、今、議員から指摘があったことは、残っていないものがあったということかと受け止め、学校に確認をする必要があると考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では確認を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +受けた相談事のすべてを詳細な記録に残すのは基本。 + +私も相談を受けたらすべて詳細に記録に残す。忘れるし聞き漏らしも必ずあるからだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全庁的に同じ構図。障害福祉施設ときわ会での虐待の件に関する障がい者支援課の対応も同じ。詳細に通報しているのに担当者がほぼまったく記録を取っていない。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +記録が大変なのかもしれないが「録音を取らせてください」と言って録音し、スタンドアローンのローカル環境で動作する(Open AIのWhisperのような)AIで文字起こしをするなどして(容易にして)記録に取っていかなくてはならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 公文書管理上はどう考える? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書管理上の観点から総務部に聞く。 + +いじめ問題の面談や打合せの記録、つまり教育委員会、校長先生、私も出席しているような会議の記録等が公文書の情報開示で開示されず、存在しないと言われているが、公文書管理上の観点からどう考えるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +市長答弁で述べたとおりだが、まず小平市公文書等の管理に関する条例第4条の「作成」は次のとおり。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"小平市公文書等の管理に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001291.html#e000000112"}> + +**第4条 作成** +実施機関の職員は、当該実施機関における経緯も含めた意思決定に至る過程並びに当該実施機関の事務及び事業の実績を合理的に跡付け、又は検証することができるよう、文書を作成しなければならない。ただし、処理に係る事案が軽微なものであるときは、この限りでない。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +解説*として、相談、交渉等の記録というところの解説をしている。市民等や関係者と相談、交渉等を行う場合には、互いの主張や意見等について客観的な視点に基づく公平かつ公正な記録の作成が必要であるとしているので、これに沿って作成していくことになる。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### *解説とは + +ここで解説と述べているものは「条例の逐条解説」を指すのかもしれませんが、公文書管理運用ガイドラインにも次のとおり該当の記載があります。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"小平市公文書等の管理に関する条例"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/95838/095838/att_0000001.pdf?page=8"}> + +**2 公文書の作成について +(2) 特に作成が必要な公文書 +② 相談、交渉等の記録** +市民等や関係者と相談、交渉等を行う場合には、お互いの主張や意見等について、客観的な視点に基づく公平かつ公正な記録の作成が必要である。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +::: + +#### 重要な会議録を残していないとどうなる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会、校長、私も出席するいじめ重大事態が起きる前のいじめに関しての話合いに関して、会議録が公文書に残っていなかった場合、どのような扱いになるか。 + +たとえば内部統制の試行的運用の中で事務処理上の事故のようなものとして扱われるのか。それとも何らかの罰則があるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + + +そもそも文書を作成すると条例に定められている。この条例の大本は地方公務員法に由来すると思う。地方公務員法第32条は次のようになっており、当然条例等に定めてあればそれに従わなければならないと考えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<BlockQuote refs={"地方公務員法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000261#Mp-At_32"}> + +**第32条(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)** +職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。 + +</BlockQuote> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +つまりそれに違反していた状況があるということ。 + +</MessageBubble> + +### ② 保護者の訴えを真剣に受け止めてない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の対応に関しては、複数の保護者から何度も教育委員会の組織上の問題の指摘があり、その問題に起因して対応改善の要望も複数出されてきた。 + +そうした複数の指摘や要望について、学校や教育委員会内部で情報共有・課題の洗い出し・対応状況の確認もしくは討議などすれば、指摘や要望を提出した保護者名にひもづいた会議資料等が多数作成されてしかるべき。しかしそういった資料は一切存在しないとしている。 + +指摘した保護者名や状況にひもづいた資料が作成されていないとすると、客観的に見て **保護者の指摘や要望を組織として真剣に受け止めていない** と捉えられても仕方がない状況だが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態の対応に関する保護者等からの御意見、御要望等については、必要に応じて教育委員会事務局や小平市教育委員会いじめ問題対策委員会において共有している。真剣に受け止めていないということはない。 + +</MessageBubble> + +### ③ 口頭で報告するのはどんな場合? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年10月の決算特別委員会における総括質疑では、先ほど示した指摘や要望等について、教育長は口頭で報告を受けていると答弁した。 + +どのような場合には文書で報告し、どのような場合には口頭で報告するといった取決めはあるのか。たとえばいじめ重大事態の扱いになる前のいじめについて電話相談があった場合も、すべて教育長には口頭で報告されてきたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +その事案の状況、内容等に応じて、口頭や書面により報告を受けている。 + +</MessageBubble> + +#### 隠蔽のために口頭報告をしているものと捉えられる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +口頭での報告というのは本当に問題。 + +たとえば訴訟になったとき、教育長は口頭でしか報告を受けていないとしたら証拠がない。教育長が「私は報告を受けていませんよ」と言えば済んでしまう。隠蔽するためにやっているんじゃないかと。客観的に見るとそういうふうな発想も出てくる。 + +</MessageBubble> + +#### 口頭報告に絡んで起きている問題は、内部統制の対象では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +現にその件で問題が起きている。いじめが発生し、いじめ重大事態になった。そのことを学校の中で周知したいと校長先生が実際に周知してくれる事例があった。とても画期的なことだと思う。 + +その周知について(校長先生から)「こういう方針でいきます」という話合いをした場に、教育委員会の担当課長もいた。担当者もいた。その場に教育委員会の職員もいながら、当時の担当部長が知らなかった。「学校が周知するという話は聞いていない」というふうに、さもそのことを問題視しているかのような対応をした。 + +その対応があったせいで、議長が市民に誤った説明をするようなことにもなっている。それでも口頭での報告については問題視しないのか。これは情報共有における大きな問題なので、内部統制の試行運用の中で取り扱うべき問題だと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川) " align="left"> + +今、市で取り組んでいるのは、内部統制の要素を入れながら、事務処理におけるリスクへの対応ということを試行運用しているところ。 + +具体的に今の案件がどんな内容かを承知していないので、対象になるかどうかについては慎重に判断が必要かと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今のことは結構大きなこと。議長のほうから報告もあり。なぜそれが教育委員会から内部統制のほうに上がっていないのかすごく不思議。内部統制の試行運用が機能していないのではないかと思うところもある。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/4-taibatu-kyouin-syougen-yusen.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/4-taibatu-kyouin-syougen-yusen.mdx new file mode 100644 index 0000000..f4b3400 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/4-taibatu-kyouin-syougen-yusen.mdx @@ -0,0 +1,194 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度12月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)体罰の聞き取り調査で教員の証言が優先されている件について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 体罰 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1441&schedule_id=5&minute_id=472&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの4件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +体罰の聞き取り調査において、被害者と教員の証言が食い違う場合「覆せない限りは教員の主張を採択する」という対応が取られている実態を追及しました。これは被害側に著しく不利な運用であり、また職員間の情報共有不足も明らかになりました。教育長は「客観的事実に基づき対応」と答弁しましたが、具体性に欠ける対応が続いています。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 体罰等の聞き取りで証言が食い違う場合「覆せない限りは教員の主張を採択する」は事実か? | [可能な限り両者の証言を併記し、客観的事実に基づき対応するよう努めている。](#-体罰等の聞き取りで証言が食い違う場合「覆せない限りは教員の主張を採択する」は事実か?) | +| ② 事実なら被害側に不利となるが見解は? | ↑ | +| ③ 証言を覆すことは不可能と考えるが見解は? | ↑ | +| ④ もしくは担当職員が誤った情報を伝えたのか? | [担当職員は適切に説明したが十分伝わっていなければより丁寧に説明する必要がある。](#-事実なら被害側に不利となるが見解は?) | +|「覆すことがない限り教員の主張を採用」は正しい? | [正しくない。](#覆すことがない限り教員の主張を採用は正しい) | +| ⑤ 職員間の情報共有ができていないことを示しているのでは? | [職員間で協議するなど連携を取って情報共有している。](#-証言を覆すことは不可能と考えるが見解は?) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20231201-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市立学校教員による児童・生徒への体罰や不適切な行為(もしくはそれらの疑い)が発生した際の調査は、小平市の場合、学校や教育委員会が行っている。 + +しかし報道や訴訟の事例から明らかなように、学校や教育委員会には教員を守ろうとするバイアスがある。 + +そのため本来は体罰や不適切な行為についてもいじめ重大事態と同様の扱いをし、第三者によって構成される組織をつくり、その組織が調査を担うことが望ましい。 + +そうなっていない現状では、少なくとも透明性を高められるところは高め、客観的に公平、中立ではないと指摘されたものは改善しなければならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年9月27日に行った文書質問で + +> 体罰や不適切な行為に関して、児童・生徒と教員から証言を得ることになった場合、証言に食い違いが生じた場合には教員のほうの証言を記録する決まりになっているという話もあるが事実か + +と質問したところ + +> 御指摘のような事実はございません。加害行為を行った教員と被害を受けた児童・生徒の証言が異なる場合、可能な限り両者の証言を併記の上、客観的な事実に基づいて対応するよう努めております + +と回答があった。 + +一方、市民からの同様の問いかけに対し、市教育委員会の担当者は + +> まずは教員の主張を採択する + +> それを覆すことがない限りは + +と回答した事実がある。 + +その回答内容が事実であれば、体罰や不適切な行為についての公平、中立な調査は行えていないことになるため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 体罰等の聞き取りで証言が食い違う場合「覆せない限りは教員の主張を採択する」は事実か? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +体罰や不適切な行為(もしくはそれらの疑い)の聞き取り調査において、児童・生徒と教員の証言が食い違うような場合、「覆すことがない限りは、教員の主張を採択する」というようなことは事実か。 + +</MessageBubble> + +### ② 事実なら被害側に不利となるが見解は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +それが事実だとすれば、証言採用の順位として、加害(もしくはその疑いがある)側の順位が高く、被害側の順位が低いことになる。加害側の証言を覆す努力が被害側に課されるという不公平な状況となるが見解は。 + +</MessageBubble> + +### ③ 証言を覆すことは不可能と考えるが見解は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そもそも加害(もしくはその疑いがある)側の証言を覆すためには、その証言がどのようなもので、教育委員会としてどう判断しているかの説明が被害側に必要だ。しかし、そういった説明は一切なされていない。これでは教員の証言を覆すことは不可能と考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +(①~③について)文書質問で回答したとおり、可能な限り両者の証言を併記のうえ、客観的な事実に基づいて対応するよう努めている。 + +</MessageBubble> + +### ④ もしくは担当職員が誤った情報を伝えたのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +①で述べたことが事実でないとすれば、担当職員が市民に対して誤った情報を伝えていることになるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +担当職員は適切に説明したものと認識しているが、十分に伝わっていなかったとすれば、より丁寧に説明をしていく必要があるものと認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 「覆すことがない限り教員の主張を採用」は正しい? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +言っていることがおかしい。 + +担当職員が市民に伝えたことは正しいか。「まずは教員の主張を採択する。それを覆すことがない限りは教員の主張を採択する」と言った職員の発言は正しいということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +教育長が答弁したとおり、たとえば加害行為をした教員と被害を受けた児童・生徒の証言が異なる場合は、可能な限り両者の証言を併記の上、客観的な事実に基づいて対応するように努めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それは分かったが、覆すことがない限りは教員の主張を採択すると言った職員の発言は正しかったか、正しくなかったか。答えられないということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +その発言が正しかったか正しくなかったかということだけで答えると、それは正しくはないと判断する。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では間違っていたということで、承知した。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 職員間の情報共有ができていないことを示しているのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +①で述べたことが事実でないとすれば、担当職員が教育委員会としての共通認識を持っていないことになる。 + +証言の採用をどうするかも含めた調査方法について、共通認識を得るための文書はあるか。 + +どのように職員間で情報共有をしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +文書は特にないが、職員間で協議をするなど連携を取りながら情報共有を図っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +体罰に関しての具体的な調査のフローが必要だと思う。じゃないと恣意的になる。その場その場で対応することになる。 + +そうでないとしても、客観的に見ると、その場その場で対応して恣意的にやっているのではないか、隠蔽のためにやっているのではないかという風にどうしても見られる。 + +市の信用性を失うことにつながっていくので改善してもらいたい。質問したかったけれども時間がないので(伝えるだけだが)。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/5-gyakutai-keisi-sityou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/5-gyakutai-keisi-sityou.mdx new file mode 100644 index 0000000..55a15f8 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/5-gyakutai-keisi-sityou.mdx @@ -0,0 +1,243 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度12月定例会における一般質問5件目のまとめ。 +title: "(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか" +tags: + - 一般質問 + - 障害者福祉 + - 虐待 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1441&schedule_id=5&minute_id=472&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=35&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年12月1日に行った5件の一般質問のうちの5件目です。 + +「市長への手紙」に寄せられた虐待通報が、市長の目に届くまで1〜2か月かかっていた問題を追及しました。通報が「市長への手紙」として扱われることで対応が遅れ、障害者虐待防止法違反の疑いも指摘。市長が直接目を通す運用に変更されましたが、通報と相談の区別や対応の迅速化に課題が残ります。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ①「市長への手紙」の扱い変更検討状況と開始時期は? | [関係課の対応結果と併せ1か月ごと決裁していた。<br />→まず市長が目を通す(10月中旬以降)。](#-「市長への手紙」の扱い変更検討状況と開始時期は?) | +| ② 「市政への提言」と「市長への手紙」は、統一すべきでは? | [すぐには変更しないが、今後必要に応じて検討する。](#-「市政への提言」と「市長への手紙」は、統一すべきでは?) | +| ③ 知人からや市長個人名宛てでも「市長への手紙」になる? | [市政への意見、要望、提案は、原則、市長への手紙になる。](#-知人からや市長個人名宛てでも「市長への手紙」になる?) | +| ④ 市長への手紙で虐待通報が無視、軽視されたことは内部統制扱いの対象では? | [無視、軽視していない。市長への手紙は通報目的ではない。](#-市長への手紙で虐待通報が無視、軽視されたことは内部統制扱いの対象では?) | +| 今回市長への手紙に寄せられた虐待通報は何通あり、内容は? | [昨年12月に1通、匿名で虐待相談時の職員の姿勢について。<br />今年2月に2通。法人内の虐待、通報の件と、市の虐待防止法の捉え、担当課の調査要求。](#今回市長への手紙に寄せられた虐待通報は何通あり内容は) | +| 市長はいつこれを知ったのか? | [12月の1通は本年1月の下旬。2月に2通届いたものは3月の下旬。](#市長はいつこれを知ったのか) | +| 障害者虐待防止法違反では? | [市長が目を通すまでのタイムラグはあったが、担当課で対応している。](#障害者虐待防止法違反では) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20231201-ippan-situmon-yasutake-5.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで問題点を指摘してきた市長への手紙について、本年10月の決算特別委員会で市長は「現在取扱い検討中で、先に自分が見る対応に切り替える予定」という趣旨の答弁をした。 + +それ以外の変更はないのか、検討状況について問う。 + +また市長への手紙へ詳細な虐待通報が寄せられていたのに、そのことを担当の職員が認識していなかった問題についても問う。 + +</MessageBubble> + +### ①「市長への手紙」の扱い変更検討状況と開始時期は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長への手紙の取扱い変更の検討状況と、そもそもそれは改善なのか、また、その新しい対応が始まる時期は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +これまでは受けた手紙をまず関係課が情報共有し、その対応結果等と併せて1か月ごとに私が決裁していたが、本年10月中旬以降は、受け付けた手紙をまず私が目を通してから関係課が情報共有するように変更した。 + +このことで意見等を寄せていただいてから市長である私が目を通すまでの時間の短縮が図られるとともに、必要に応じて私の指示が手紙への対応にタイムリーに反映できるようになったものと認識している。 + + + +</MessageBubble> +:::note +##### 市長の虚偽答弁 + +「1か月ごとに決裁していた」と言っていますが、[このあとの質疑で、約2か月間放置していたことが判明](#市長はいつこれを知ったのか)します。つまりこの答弁は虚偽答弁ということになります。 + +::: + + +### ② 「市政への提言」と「市長への手紙」は、統一すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市政への提言と市長への手紙は、統一すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市に寄せられるさまざまな意見等で、市民相談担当が受け付けたもののうち + +- 市ホームページに設けているメールフオームを通じて届いたものを市政への提言 +- それ以外のものを市長への手紙 + +として区別している。 + +どちらも市民の皆様の市政に関する意見、要望、提案を把握し、市政を運営する上での参考とするための制度として実施しており、現時点ではただちに名称を統一することは考えていないが今後必要に応じて検討していく。 + +</MessageBubble> + +### ③ 知人からや市長個人名宛てでも「市長への手紙」になる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長個人名宛てでも市役所に届くものはすべて市長への手紙なるのか。 + +市長の知人等からの手紙などで扱いが異なるものもあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +秘書広報課に届けられ、その内容は、市民の方からの市政に対する意見、要望、提案のほか、各団体等からのイベント、総会などの御案内やその出席に対してのお礼の手紙などさまざまなものがある。 + +このうち市政に対する意見、要望、提案については、原則として市長への手紙として取り扱っており、差出人が知人等であるものも同様に対応している。 + +</MessageBubble> + +### ④ 市長への手紙で虐待通報が無視、軽視されたことは内部統制扱いの対象では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内社会福祉法人ときわ会における虐待の通報が、詳細な内容とともに、本年2月に2度、市長への手紙として出されている。 + +しかし、本年10月23日に行われた全員協議会では、伊藤議員からの + +> 市長、副市長がこの件(虐待通報)について知ったのはいつか + +という質問に対して健康福祉部長は + +> 市長、副市長への報告は取材が入った後の9月に入ってから + +という答弁をした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは市長への手紙が機能していないことを如実に示しているだけではなく、市長に届いた虐待の通報が無視もしくは軽視されているとすればまた別の大問題だ。 + +少なくとも市長への手紙の在り方としては、内部統制に関する試行運用の中で扱うべき問題ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +また、この問題に対する対応改善策は、市長への手紙の取扱い変更の検討に含まれているのか。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市長への手紙はすべて私が目を通し、各部署において必要な対応をしている。 + +個別の事案について詳細を答えることは差し控えるが、虐待通報があった際にはただちに対応することとなっている。どのような案件についても同様に対応していることから、市長への手紙を無視もしくは軽視しているということはない。 + +なお本年10月の全員協議会における担当部長の答弁は、当該事案の報道に係る取材を知ったときを答えたもの。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市長への手紙の在り方については、市長への手紙や市政への提言は、市民の皆様の市政への御意見等を把握し、市政を運営する上での参考とさせていただくため実施している制度であり通報を目的としたものではないことから、この問題に対する対応改善策は、このたびの市長への手紙の取扱い変更の検討には含まれていない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 今回市長への手紙に寄せられた虐待通報は何通あり、内容は + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(虐待通報に関して)市長への手紙は何通来ていて、どのような内容だったか。市長。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(柳瀬)" align="left"> + +まず昨年12月、これは匿名だが、虐待相談を担当課に相談した、そのときに対応した職員の姿勢について取り上げた内容だった。 + +本年2月に2通。こちらは法人内の虐待、通報について。同じ2月に2通目が来て、市のいわゆる虐待防止法の捉えについて、それから担当課への調査を求めると、そういう内容だった。 + +</MessageBubble> + +#### 市長はいつこれを知ったのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では市長は結局いつ知ったのか。何月何日に、市長への手紙に書かれていることを読んだか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市民部長(柳瀬)" align="left"> + +最初の12月の匿名のものは本年の1月の下旬。本年2月に2通届いたものについては、3月の下旬に市長が目を通している。 + +</MessageBubble> + +#### 障害者虐待防止法違反では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2月の頭に届いて3月の下旬に市長が読むというのは、迅速に対応できていない。障害者虐待防止法に違反しているのではないか。 + +障害者虐待防止法には、通報を受けたら迅速に対応することと書いてある。 + +言ってみれば、市の担当課は事業者と仲がよい、基本的には。事業者は、本来市がやらなきゃいけないような事業を担ってくれているわけだから。 + +そういう関係性にある中で、市の担当課に虐待があったと通報しても、なかなかちゃんと取り合ってくれない。詳細を伝えているのに、その一つ一つを調査してくれず、しっかりした対応をしてくれない。 + +そこで市長にお願いしますと詳細なメールが来ている。市長に2通(3通)も。仮に市長がそれを2か月も放置して、利用者の方に緊急の安全確保が必要な状況だったらどうするか。 + +そういう状況だったらどうしたか。もし利用者の方々が虐待で命を落とされたりとか、けがをされ、もしくは心に大きな傷を負われるような状況があったとしたら、市長は一体どうしていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市長への手紙については、私が目を通すまでのタイムラグがあったわけだが、その前段で担当には早々に連絡が行っているので、対応としては担当課で対応しているというふうに判断している。 + +</MessageBubble> + +#### 担当課に相談してもダメだから市長に相談している、職員も市長も虐待防止法を理解していない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +担当課に相談してもらちが明かないから市長に相談しますと、ちゃんと手紙に書いてある。 + +だったら市長がきちんと対応しなきゃいけないのではないか。 + +これは今回の一般質問だけじゃ終わらない。市長の答弁、市長が会見とかで、何か窓口の対応を改善しますとかと言っている話で済まされる話じゃない。 + +全員協議会の市からの説明でも、自分たちは悪くないというような印象を与え、障害者虐待防止法の考え方をまったく分かっていない。あり得ない話だった。 + +早めに内部調査して自ら問題を明らかにしないと、対応改善したほうがよい。さもなければ、隠蔽すればするほど小平市はどんどん悪くなる。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div>
\ No newline at end of file diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..c6b2af4 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..a66ab6c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..996a3ee --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..b2cca5f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-5.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-5.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..cadcc1a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/images/og-5.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..718cde3 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,9 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)いじめ被害者を継続的に保護するために](./1-ijime-higaisya-keizoku-hogo/) +- [(2)いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか](./2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei/) +- [(3)いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか](./3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/) +- [(4)体罰の聞き取り調査で教員の証言が優先されている件について](./4-taibatu-kyouin-syougen-yusen/) +- [(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか](./5-gyakutai-keisi-sityou/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira.mdx new file mode 100644 index 0000000..be51923 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira.mdx @@ -0,0 +1,841 @@ +--- +first: 2024-05-15 +description: 令和5年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)虐待通報を甘く見る小平市に第三者のメスを入れ手引作成を" +tags: + - 一般質問 + - 障害者虐待 + - 障害者福祉 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1458&schedule_id=6&minute_id=523&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=36&schedule_id=5&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年3月1日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +「市長への手紙」に寄せられた虐待通報が2か月間市長に届かず、市長自身も障害者虐待防止法や手引きを読んでいない実態を追及しました。通報と相談の区別があいまいで、通報者の意向確認も不十分。小平市独自の虐待防止マニュアルもなく、国の手引きのみに依存する体制の脆弱さが明らかになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 2か月遅れて虐待通報を読み、市長はどう対応した? | [担当課が対応中だったので進めるよう指示した。](#-2か月遅れて虐待通報を読み、市長はどう対応した?) | +| 担当課は、市長へ報告せず対応した? | [ひき続き対応していた。](#担当課は市長へ報告せず対応した) | +| 市長は虐待防止法や手引きを読んだ? | [(読んでいない)事案によって報告しているので市長は把握している。](#市長は虐待防止法や手引きを読んだ) | +| 100頁程度の資料を読んでない? | [(読んでいない)事案によって報告しているので市長は把握している。](#100頁程度の資料を読んでない) | +| では自治体5つの責務とは? | [(知らない→間違えた答弁)](#では自治体5つの責務とは) | +| 5つの責務について見直した? | [(見直していない)](#5つの責務について見直した) | +| ② 虐待通報を受ける際に録音や会議録作成している? | [録音していない。メモし確認しながら受付記録している。](#-虐待通報を受ける際に録音や会議録作成している?) | +| 漏れがないよう記録している? | [都度確認しながら受付記録している。](#漏れがないよう記録している) | +| ③ なぜ通報と相談を分けている? | [最初の段階では分類していない。](#-なぜ通報と相談を分けている?) | +| ④ 虐待通報だと言われても相談と判断することがある? | [最初の段階では分類していない。](#-虐待通報だと言われても相談と判断することがある?) | +| ⑤ 通報、相談、どちらで受けたか伝えている? | [最初の段階では分類していないが、意向を確認することはある。](#-通報、相談、どちらで受けたか伝えている?) | +| 相談の扱いにしたと伝えても個人情報の保護に反しないが? | [都に確認したらそういう報告等もできないと回答があった。](#相談の扱いにしたと伝えても個人情報の保護に反しないが) | +| 相談をきちんと機関に橋渡ししている? | [やり方を変えた方がよいという場合、施設に助言はしている。](#相談をきちんと機関に橋渡ししている) | +| ⑥ 「市の判断は間違いであり、虐待通報としての扱いを求める」と要求されたら? | [事案の内容に応じた対応が必要。](#-「市の判断は間違いであり、虐待通報としての扱いを求める」と要求されたら?) | +| ⑦ 東村山市も当初から通報と相談を分けているのか? | [国の手引きに基づく対応で本紙と同様当初から事案を分けることはないと聞いている。](#-東村山市も当初から通報と相談を分けているのか?) | +| 見極めがブラックボックスなので不信を招くのでは? | [都に確認して手引きに従ってやっている。](#見極めがブラックボックスなので不信を招くのでは) | +| ⑧ 通報者に、まず法人内の虐待防止委員会に話すよう伝えたのは本当か? | [そのように伝えることはない。](#-通報者に、まず法人内の虐待防止委員会に話すよう伝えたのは本当か?) | +| ⑨ 他市利用者への虐待通報は受けていない? | [通報があればまず話を聞くが、援護地の連絡先を案内することもある。](#-他市利用者への虐待通報は受けていない?) | +| ⑩ 法人が設置した委員会の第三者性欠如を指摘した? | [構成メンバーを確認した経緯はある。](#-法人が設置した委員会の第三者性欠如を指摘した?) | +| 市も第三者委を設置し調査できると書いてあるが? | [都に確認したところ、それは基本的に都道府県が行う権限と回答があった。](#市も第三者委を設置し調査できると書いてあるが) | +| ⑪ 通報者に「不平不満があって働きたいか」と聞いた? | [通報者を特定する可能性があるので回答しない。](#-通報者に「不平不満があって働きたいか」と聞いた?) | +| ⑫ 障害者虐待防止マニュアルをつくる必要があるのでは? | [国の手引きが基本になる。他自治体の事例を情報収集する。](#-障害者虐待防止マニュアルをつくる必要があるのでは?) | +| 少なくとも国の手引きを補う資料が必要だが? | [国の手引きをもとに、必要に応じて都等に確認している。](#少なくとも国の手引きを補う資料が必要だが) | +| ⑬ 慢性的職員不足を指摘できたはずだが? | [指導検査や法人監査の機会を通じて状況を把握し、都と連携するなどして必要な助言や支援をする。](#-慢性的職員不足を指摘できたはずだが?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240301-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +社会福祉法人ときわ会における虐待の通報を市長及び担当課が甘く見ていた件について、関係者の方々から詳しくお話を伺う機会があった。 + +問題は多岐に渡る。小平市は虐待への意識やその根底にある人権意識はもとより、事業者とともに歩むという意識も非常に薄く感じる。改善を求めるため以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 2か月遅れて虐待通報を読み、市長はどう対応した? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回12月定例会の一般質問で、市長への手紙に寄せられた詳細な虐待通報を市長が2か月放置したと判明している。 + +その後市長は(その虐待通報)を読んでから、どんな対応を何日で行ったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +私が手紙を読んだ時点においてすでに担当課に同内容の連絡が入っており、対応中であったことから、その対応を進めるよう指示した。 + +</MessageBubble> + +#### 担当課は、市長へ報告せず対応した? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長への手紙に来ていた虐待の通報を2か月読まずに放置していた。その2か月後に市長が読んだ。その時点ですでに担当課がやり取りしていて、市長に連絡が入ったと。 + +では、その対応を始めた時点で市長へ報告がなかったということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +市長への手紙について、当時は、月ごとにまとめて決裁を上げる制度だった。 + +今回、2月の初旬と中旬に1回ずつ、本件の市長への手紙が来た。それを市長への手紙の担当課である市民相談課が受け、(内容の)担当課である障がい者支援課に来た。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +障がい者支援課がすぐその日のうちに本人と連絡を取り、それまでもやり取りした案件だったので、引き続きその方と対応を調整していた。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +その旨をまた市民相談課へ戻した。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 担当課ではダメだから市長へ相談したのに… + +市長への手紙の意味がまったくないですね。 + +::: + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +当時の市長への手紙のルーチンとしては、月ごとにまとめて市長に決裁を上げるという流れだった。2月分ということで、3月に決裁を上げた。 + +市長がその件について確認を取ったときは3月下旬。 + +そのときにまだ継続して2月に障がい者支援課は対応中だったということで、市民相談課には、対応中ということの内容で戻した。 + +</MessageBubble> + +#### 「市長への手紙」を市長が見ていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要は、市長への手紙が来たけれども市長が認識していない状況で対応を進め、ルーチンがあるので2か月後になったけど市長に見せた、という話だと思う。それは問題。 + +市長への手紙で手紙を書かれた方々は、すぐにでも市長が対応してほしいという思いでいる。それを担当課が把握しているにもかかわらず、市長にその時点で見せなかったのはすごく大きな問題。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長への手紙の対応を変え、まず市長が目を通す仕組みに変えるという。しかし、市長と担当部署のコミュニケーションがきちんとできていなければ、また同じようなことが起きる。 + +そのあたりは本当に改善してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 市長は虐待防止法や手引きを読んだ? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しかし、虐待に対する意識がやはり薄過ぎる。 + +障害者虐待防止法の第5条に次のようにある。 + +<BlockQuote refs={"障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=423AC1000000079_20230401_504AC0000000076#Mp-At_5"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第五条(国民の責務)** +<Highlight>国民は、障害者虐待の防止、養護者に対する支援等の重要性に関する理解を深める</Highlight>とともに、国又は地方公共団体が講ずる障害者虐待の防止、養護者に対する支援等のための施策に協力するよう努めなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +市区町村だけではなく、国民全員の義務。虐待についての理解を深めなくてはならない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長は、この障害者虐待防止法や<ExternalLink href="https://www.mhlw.go.jp/content/001126130.pdf">厚生労働省の手引</ExternalLink>は読まれたか。もし読まれたとしたら、どのタイミングで読まれたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +障害者虐待防止法、国の手引、こちらについては、当然、担当課は日々確認をしている。 + +その内容について、事細かに報告をしているわけではないが、事案によって市長に報告している。 + +そういう意味では、市長は把握していると捉えている。 + +</MessageBubble> + +#### 100頁程度の資料を読んでない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この手引は200ページぐらい。ただ冒頭の基本部分が約40ページで、続く次の3つはだいたい同じ内容。 + +1. 養護者による虐待:約60ページ +1. 障害者福祉施設従事者等による虐待:40ページ(今回のケースに該当) +1. 使用者による虐待:20ページ + +すると、約100ページのボリューム。 + +ここまで報道される事態になっていながら、市長はこの手引を一切読んでいないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +虐待案件に限らず障害者の施設に対する虐待案件等については、一つ一つではないが、全体の中で説明し制度についても説明している。 + +制度の全体の概要の内容については、市長も把握をしているものと捉えている。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 市長は答弁せず + +一応書いておきますが、市長は出席しています😅 + +部下に答えさせて、まったくやる気ないですね。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +虐待の手引を読まないと分からない。私も読んで初めて知ったことがいろいろある。 + +ニュースでも報道され、健康福祉部の職員も大変な思いをしているのに、手引すら読んでいない。 + +これは大きな問題で、市長の姿勢を本当に疑う。 + +</MessageBubble> + +#### では自治体5つの責務とは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、手引に記されている地方公共団体としての5つの責務を市長は理解しているか。 + +いまの話だと、市長に重要なところは理解してもらっているという話だった。具体的にどんな責務があるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +虐待の対応というところで示されているものとして、まず最初に通報等の受付を市町村で行うと。 + +その後、市町村による事実確認、そして市町村からの都道府県への報告、ここまでが市町村の役割ということ。 + +その後、都道府県による事実確認、そして都道府県による社会福祉法及び障害者総合支援法の規定による権限の行使となっている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長がまず答えていないということが問題。 + +今の答弁も問題があり、5つの責務は冒頭にきちんと書かれている。 + +1. **関係機関の連携強化、支援等の体制整備** +2. **人材の確保と資質向上のための研修等** +3. **通報義務、救済制度に関する広報・啓発** +4. **障害者虐待の防止等に関する調査研究** +5. **成年後見制度の利用の促進** + +</MessageBubble> + +#### 5つの責務について見直した? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは健康福祉部だけで全部できるわけがない、全庁的な対応が必要なこと。 + +これら少なくとも5つの責務について、今回の件があり、報道され、大きな問題になってから見直しをしたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +今回、報道等もあり、昨年の秋口から、実際のアンケート調査は夏前からしている。この案件に対する対応は1年近くやっている。 + +その対応をする中で、改めて今回、国や都に対してかなり頻繁に、市町村の役割の部分を確認しながら進めてきている。 + +その中で、市としてまずやらなければいけないのは、虐待があってはならないということ。 + +それを防止するためにどういうことが必要なのか、日々業務を行う中でその改善点を図っていく。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### つまり + +5つの責務について何も答えていないですね。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +担当部署が答えていることから分かるように、全庁的な対応が必要なことにもかかわらず担当部署が答えている。 + +そんなことあり得ない。 + +人材の確保は誰がやるか。通報義務、救済制度に関する広報・啓発は担当部署がやることではない。全庁的にやらなくてはならない。 + +市長が一切答えず、担当部署に答弁を任せている。 + +今回の一般質問で3件も質問があるにもかかわらず、手引すら読んでいない。 + +あり得ないこと。これは軽視どころの話ではない。 + +</MessageBubble> + +### ② 虐待通報を受ける際に録音や会議録作成している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は市民から虐待の話を受ける際、今回の件も含めて、録音したり会議録を作成したりしているか。 + +もしくはその場で記録したメモを通報者に確認するなどして、ひとつの事案も漏らさないための方法をもって対応しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +通報者から話を受けるに当たり、録音はしていないが、メモを取るとともに、通報者に内容の確認を取りながら受付記録を作成している。 + +</MessageBubble> + +#### 漏れがないよう記録している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +手引にも、通報や相談があったとき、どう受け付けるかといった手順が詳細に書いてある。 + +それを満たすためには、録音するとか、もしくは一つ一つ確認しながらメモしていくといったことをしなくてはならない。 + +話を伺ったことについて、一つ一つ確認しながら、漏れがないように記録しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +通報、相談等の問い合わせ、第一報を受けた際は、メモを取る。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ただ単に聞いて、そうですかという形ではなく、その都度、内容について確認をしながら、また最終的にも、こういうことでよいかというような確認をしながら、記録、受付、最終的には受付記録の作成をしている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 重要なことは録音した方がよい + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しっかり聞いているならよいが。以前から言っているが、聞き漏らさないように録音したほうがよいのでは。 + +文字起こしは、今はAIの力ですごく簡単にできる。サーバーを経由せずともスタンドアローンでできる。 + +そういうことを真剣に考えてもらいたい。録音していれば、メディアで報道があった場合も、それは事実と違うならそう言えるという意味もある。 + +市民の方々にとっては、録音してまでちゃんと聞いてくれているんだ、ちゃんと受け止めてくれているんだ、ということになる。 + +印象が変わり、行政に対する信頼度が大きく変わってくる。検討してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ③ なぜ通報と相談を分けている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は市民から虐待の話を受ける際、事案ごとに通報と相談を分けているようだが、本来は目撃事案のすべてを虐待通報として受理すべきと考える。 + +厚生労働省の市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応の手引きにも「虐待でないことが確認できるまでは虐待事案として対応することが必要」とある。 + +市が通報と相談を分けている理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +どの事案であっても、最初にお話を伺う段階では、通報または相談といった分類をすることはない。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお、聞き取った事案の内容について、課長以下、担当ケースワーカーも含めた複数職員で構成するコアメンバーで対応を協議し、必要な事実確認等を行ったり、必要な機関につなぐなどの対応を図ったりした結果、場合によって相談で終了するものはある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +### ④ 虐待通報だと言われても相談と判断することがある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば市民が「この件は虐待通報です」と明示的に伝えた場合でも相談と判断することがあるのか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +先ほど答弁したとおり、最初にお話を伺う段階では、通報または相談といった分類をせず受付をしている。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 通報、相談、どちらで受けたか伝えている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +話した市民に対し、事案ごとに、通報の扱いにするか相談の扱いにするかを伝えて確認を取っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +先ほど答弁したとおり、最初に話を伺う段階では、通報または相談といった分類をせず受付をしているが、話を伺っていく中で、連絡されてきた方の意向を確認させてもらうことはある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +たしかに、手引きには、相談と通報というところでフローチャートには書いてあるが、どういった場合は相談かといったことは書かれていない。 + +通報として話しに来られたのに、結局相談として分類されるようなことがあってはならない。 + +受付けた担当課は「これは通報として扱うが、これについては相談として扱う」といったような確認はしているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +市民の方が、これは相談、これは通報、そういうことを言われない方もいる。 + +どんな表記、表現でされたとしても、市としては同じ形で受け付ける。 + +これは相談、これは通報ということで受け付けるのではなく、すべて同様の形で受け付ける。 + +国の手引にも書いてあるので、そういう形での対応を常にしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +質問の意図としては、通報者に対し、後日「これは相談として処理したと」いう報告が必要ではないかということかと。 + +これも、国の手引にはなかなか(書かれていない)。 + +通報者に守秘義務がない。通報者への報告等は慎重にする必要があるという記述はある。 + +どこまで意味合いがこの記述に求められているのかというところを、今回、国なり都に確認した。 + +そうしたところ、たとえば相談として受けたというような報告についても、やはり市町村としてはすべきではないというような答えがあった。 + +</MessageBubble> + +#### 相談の扱いにしたと伝えても個人情報の保護に反しないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +手引を読むと、通報者に情報を提供しないのは、要は個人情報保護の観点からと読める。 + +相談の扱いにしたと伝えることは、個人情報にまったく関係ないが、なぜ伝えられないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +東京都等に確認をしたところ、市町村職員の守秘義務の範囲に該当するため、今言ったような報告等もできないというふうな答えを受けた。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 本当?? + +よくあることですが、東京都に確認すると「そんなことは言っていない」と言われそうな気がします。後日まとめて確認したいと思います。 + +::: + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ちょっと意味が分からない。 + +通報の扱いにして、虐待通報の扱いのプロセスが走った後の話を通報者に伝えないというのは分かる。個人情報が含まれていくことになるから。 + +でも相談にしたという話は、要は、虚偽な通報の場合、もしくは事業所への不平不満といった話の場合などは相談として対応されると思うが。 + +これはまた今後話を聞きに行きたいが、 + +</MessageBubble> + +#### 相談をきちんと機関に橋渡ししている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「相談と判断した場合は適切な機関に橋渡しをする」といったことが手引には書いてある。きちんとそのあたりの橋渡しはしたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +たとえば苦情だとか、いわゆる虐待にまでは至らないだろうものに対しても、処理の仕方はいくつかあるかなと思っている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +虐待までは判断できないが、施設としてもう少しやり方を変えたほうがよいのではというようなことがある場合は、施設に、いわゆる助言という形で、改善、助言というものはしている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今の発言もなかなか問題だと思ったが、時間がないので次にいく。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 「市の判断は間違いであり、虐待通報としての扱いを求める」と要求されたら? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +たとえば市が相談の扱いにすると判断してそれを市民に伝えた時、市民から法やガイドラインを根拠に「市の判断が間違えており虐待通報としての対応を要求する」旨の要望があった場合はどうするか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +先ほど答弁したとおり、連絡されてきた方の意向を確認させてもらうことはあるが、聞き取った事案の内容に応じた対応を図ることが必要と捉えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 東村山市も当初から通報と相談を分けているのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回共同で調査した東村山市も同様に当初から通報と相談を分けるようなやり方をしているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +基本的には、国の市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応の手引き等に基づく対応を図っており、本市と同様、当初から聞き取った事案の内容を分けるといったことはないものと伺っている。 + +</MessageBubble> + +#### 見極めがブラックボックスなので不信を招くのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ニュースにまでなったのは、コミュニケーションの問題がすごく大きいと思う。 + +コミュニケーションの問題と、その背景にある考え方が問題。 + +手引に書かれているフローで、通報か相談かを受け、その後、担当課の中で見極めをすると。 + +その見極めの部分で、たとえば小平市バージョンと東村山市バージョンといったところがあると思う。 + +通報された方にとってそこはブラックボックス。ブラックボックスのところで自治体により対応が違うということになると、通報する側にとっては不信を招くことになると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +いわゆるコアメンバー会議というところと思っている。国の手引では、最小限のメンバーで行うことというふうな記述がある。ここについても都に確認した。 + +東京都の考え方として、コアメンバーとは、必要最小限のメンバーで行うところ。市としての判断をそこでするということをメンバーで決めていくというところだと。 + +そのコアメンバーでやり取りする中、実務上は東京都等との相談のやり取りをすることが間々ある。 + +その中で「市の判断では駄目だ」というところは、東京都がしっかり見る、というような回答を受けている。 + +</MessageBubble> + +### ⑧ 通報者に、まず法人内の虐待防止委員会に話すよう伝えたのは本当か? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、虐待の目撃を連絡した市民に対し、まず法人内の虐待防止委員会に話すよう伝えたことがあったのは事実か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +どの案件であっても、市に通報があった際に、まず法人内の虐待防止委員会に話をするよう伝えるといったことはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +言った言わないの話になるので事実確認しないが、もし法人内の虐待防止委員会に話すよう伝えていたら、問題。 + +まず、(施設の職員や)国民には通報の義務がある。市町村はそれを受理しないといけない。 + +もし法人内の虐待防止委員会に話さなければならない状況になったら、働いている方が不利益を受ける可能性も出てくる。 + +さらに組織の問題があるなら、組織内の虐待防止委員会に通報しても、対応されない可能性は大いにある。 + +もしこんなことを言っていたとしたら、あり得ないこと。 + +</MessageBubble> + +### ⑨ 他市利用者への虐待通報は受けていない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内の施設で他市在住の利用者が虐待と思われる行為を受けている場面を目撃した市民が小平市に連絡をしたところ、担当者がその利用者は小平市在住ではないとして取り合わなかった事例があると聞くが事実か。 + +他市在住の利用者についての虐待通報を小平市は受付けていないのか、当該市に連絡することもしないのか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +どの案件であっても、通報があったときはまず通報者からお話を伺っている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお、対象者について、虐待を受けたとされる障害者の援護地である自治体が分かった場合は、小平市から援護地である自治体へ連絡するが、場合によっては、通報者に援護地の自治体の連絡先を案内させてもらうこともある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜこんな話が出てくるのか。本当にそう言っていたか、もしくはそういうふうに捉えられるコミュニケーションの取り方をしていたのでは。 + +私が関係者から話を伺った限り、決してうそをつかれるような方ではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +援護地の連絡先を通報された方に伝える場合もあると言ったが、本当は自治体が援護地に連絡しなくてはならないのでは。 + +手引にはそう書いてあったと思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +手引では、まず受けた自治体が援護地の自治体に引き継ぐということになっているので、その処理をしている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +ただ、その処理をしながら、たとえば細かい内容について伝え切れないところがある場合があるということで、場合によっては直接連絡して詳細をお伝えいただいたらどうですかという話をする場合もある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ⑩ 法人が設置した委員会の第三者性欠如を指摘した? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回の件に関し、法人が以前設けた第三者委員会の構成メンバーが第三者性を満たしていない旨の指摘があった。 + +市はこの指摘を関係者から受けていたか。また事業所に伝えたか。 + +またこのことに際し、昨年10月の全員協議会で触れていた日本弁護士連合会の第三者委員会ガイドラインについて事業所に伝えたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +第三者委員会の設置や構成メンバーについては、当該法人の判断で行っているものと捉えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +なお、以前の虐待事案について、昨年度に当該法人が設置した第三者委員会の構成メンバーについては、本年度に入ってから、第三者性を満たしていないのではないかという情報があり、市として当該法人に構成メンバーを確認した経緯はある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +その後、昨年7月13日に、日本弁護士連合会が事業者による高齢者、障害者に対する虐待検証のための第三者委員会ガイドラインを作成している。市から伝える前に、すでに当該法人においては当該ガイドラインが出たことを認識しており、本年度に設置された第三者委員会については、一部委員の入替え等があったものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +手引には次のようにきちんと書いてある。 + +<BlockQuote refs={"市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応の手引き(令和5年7月)・Web Archive"} href={"https://web.archive.org/web/20240105162604/https://www.mhlw.go.jp/content/001126130.pdf#page=125"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(5)社会福祉法及び障害者総合支援法の規定による権限の行使等** +障害者福祉施設従事者等による障害者虐待が疑われる場合には、当該施設等から報告を受けて事実を確認し、<Highlight>障害者虐待が認められた場合には、市町村又は都道府県は、虐待を受けた障害者の保護を適切に行うとともに、必要に応じて当該施設等に対する指導等を行い改善を図る</Highlight>ようにします。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、次のように改善指導の例も書かれている。 + +<BlockQuote refs={""} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +改善指導の例としては、<Highlight>虐待防止改善計画の作成や第三者による虐待防止委員会の設置を求め、改善計画に沿って事業が行われているかどうかを第三者委員が定期的にチェックし継続的に関与したり、当該事業所又は第三者委員から定期的に報告を受け、必要に応じて当該事業所に対する指導や助言を行う、等</Highlight>の対応が考えられます。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +話を聞いていると、小平市のやり方は非常に消極的。 + +小平市のほうから「第三者委員会を設置しなさい」と言えるはずなのに、そういったこともやっていない。後手後手。 + +</MessageBubble> + +#### 市も第三者委を設置し調査できると書いてあるが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに、同じ手引の同じ箇所に、市のほうで第三者委員会を設置して調査もできると書いてあるように読めるが、そういう理解でよいか。 + +<BlockQuote refs={""} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また、虐待が複数の職員により継続的に行われていたり、管理者、設置者が虐待の事実を知っていながら通報もせず放置していたり、隠蔽しようとした疑いがある場合等、組織的に行われていた疑いがある場合には、<Highlight>第三者による検証委員会を設置し、徹底的な虐待の事実や原因の解明を行う等</Highlight>の対応が考えられます。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +こちらも東京都に確認した。 + +市町村の役割としては、虐待等の通報の受付、事実確認、そして都道府県への報告、この3つが少なくとも市町村のやること。 + +一般的に手引の中には、市町村または都道府県というような記述があるが、基本的にはそこについては、都道府県の行う権限があるところだというふうに回答を得ている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市町村と書いてある。国に確認しないと。東京都ではなく。 + +また、次のようにも書いてある。 + +<BlockQuote refs={""} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +さらに、管理者、設置者が自ら虐待を行っていた場合や、職員の虐待行為の放置、虚偽報告、隠蔽等悪質な行為があった場合は、<Highlight>当該管理者、設置者を障害者福祉施設等の運営に関与させない指導を行い、体制の刷新を求める</Highlight>ことを検討する必要があります。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +そこまでできる。そういったことを小平市はやっていないということになる。 + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +### ⑪ 通報者に「不平不満があって働きたいか」と聞いた? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回の件に関し、市が通報者に「不平不満があるようだがこの法人で働きたいか」という旨の質問をしたのは事実か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +どの案件であっても、虐待通報に係る個別の内容については、通報した者を特定させる可能性があることから、回答を差し控える。 + +</MessageBubble> + +### ⑫ 障害者虐待防止マニュアルをつくる必要があるのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +10月の全員協議会でも指摘があったが、少なくとも小平市版の障害者虐待防止マニュアル(手引き)を作成する必要があると考える。 + +その作成に際しては第三者が中心となり、今回の対応見直しから始めるべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市においては、国の市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応の手引きに基づいて虐待対応を行っており、障害者虐待の考え方や対応は国の手引が基本になるものと捉えている。 + +当該手引は、法や制度等の変更に併せて定期的に改定されていることから、小平市独自の障害者虐待防止マニュアルの作成につきましては、まずは他自治体の事例について情報収集していく。 + +</MessageBubble> + +#### 少なくとも国の手引きを補う資料が必要だが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今話を聞いていても、毎回東京都に確認している。小平市としてきちんとそのあたりが理解できていない。担当課として内部でどう対応すればよいかといった考えをきちんと持てていない。 + +マニュアルをつくったり、ベストは第三者委員会が入ったりすること。 + +少なくとも国のマニュアルで足りないところをまとめ、補足的な資料、手引の逐条解説のようなものとして持っておく必要があると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井) " align="left"> + +市長答弁で述べたとおり、国の手引がかなり詳細にわたって記載されている。 + +今回も都、国に確認を密に行っているというところは、市だけの判断での考え方は駄目だということで、細かく確認をしている。 + +実際の対応についても手引で行いながら、必要に応じて都等に確認している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +毎回都に確認してやっている自治体なんかないのでは。 + +</MessageBubble> + + +### ⑬ 慢性的職員不足を指摘できたはずだが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + + 本年1月に示された法人の第三者委員会報告書には慢性的職員不足の指摘等がある。 + + しかし市は10月の全員協議会で、人手不足を把握していない旨の答弁をした。 + + 市は市内福祉事業のサービス品質等に目を光らせ、そのために人手不足や過密などサービスに直結する経営状況は把握し適宜アドバイスする立場にあると思うが、その考えはないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +法人の経営状況について市が把握できる機会としては、都の指導検査や市の法人監査がある。 + +市としては、これらの機会を捉えて状況を把握するとともに、東京都と連携するなど、事業所が適切な運営を行えるよう必要な助言や支援をしていく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai.mdx new file mode 100644 index 0000000..a79b696 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai.mdx @@ -0,0 +1,285 @@ +--- +first: 2024-05-15 +description: 令和5年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)他市と比べても異常ないじめ重大事態の対応、すぐに改善を" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1458&schedule_id=6&minute_id=523&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=36&schedule_id=5&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年3月1日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +いじめ重大事態の第三者委員会の運営について、小平市だけが他市と異なり教育委員会が報告書原案を作成している異常な実態を追及しました。多摩25市の調査結果を示しながら、第三者委の独立性確保や委員交代の必要性を訴えました。教育長は「多自治体と同様」と答弁しましたが、具体的な調査結果は明かされませんでした。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① なぜ小平市だけ報告書原案を第三者がつくれない?要件満たせばできる? | [第三者委の運営は自治体でさまざま。教委事務局は作成を補佐する立場。](#-なぜ小平市だけ報告書原案を第三者がつくれない?要件満たせばできる?) | +| 第三者委が原案をつくると言えば従う? | [従う。](#第三者委が原案をつくると言えば従う) | +| ② 第三者委が要請すれば調査委員会に市教委参加しない? | [参加しない。](#-第三者委が要請すれば調査委員会に市教委参加しない?) | +| ③ 信用のない状態で報告書をつくる意味は? | [客観的事実に基づき、多自治体と同様にしている。](#-信用のない状態で報告書をつくる意味は?) | +| ④ 多摩25市の状況は調べた? | [一定程度把握している。](#-多摩25市の状況は調べた?) | +| 具体的にどんな調査をした? | [各市にメール等で依頼して集めた。](#具体的にどんな調査をした) | +| 庶務はどこが担当かを聞いた? | [全部で6問聞いた。](#庶務はどこが担当かを聞いた) | +| 原案を教委がつくっているか聞いた? | [そのような言葉ではないが把握できるような内容も一部含まれる。](#原案を教委がつくっているか聞いた) | +| 何市が原案を教委がつくっている? | [(時間切れ)](#何市が原案を教委がつくっている) | +| ⑤ 第三者委は異常性を指摘したか? | [審議内容は非公開。](#-第三者委は異常性を指摘したか?) | +| ⑥ 第三者委の委員長・副委員長をすぐ交替するための課題は? | [委員と副委員長の交代は考えていない。](#-第三者委の委員長・副委員長をすぐ交替するための課題は?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240301-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の(再調査ではない方の)調査に関し、独自に多摩地域25市に聞き取りを行い、本通告書提出までに回答を得られた限りにおいて次の結果を得た。 + +なお通告書に書いた時点から回答が増えた。 + + +| **(A)調査報告書の原案を誰がつくる?<br />(回答済み23市)** | | +|---|---| +| 常に第三者委員会としてのいじめ問題対策委員会が原案からつくっている | 14市 | +| 教育委員会が調査対象であったり要望がある場合は第三者委員会がつくる | 3市 | +| 非公表(5市)、対応経験がない等のため事案ごとに検討する(1市) | 6市 | + + +| **(B)重大事態調査の第三者委員会審議に教委職員が参加する?<br />(回答済み18市)** | | +|---|---| +| もともと事務局や庶務としても参加しない(分科会を設ける場合も含む) | 3市 | +| 通常は事務局や庶務として参加するが第三者委員会の要請があれば参加しない | 8市 | +| 非公表(6市)、対応経験がない等のため事案ごとに検討する(1市) | 7市 | + +AとBの回答数が違うのは、Bの質問は途中から追加したため。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市は被害者家族から何度も訴えを受けているのに、Aについては調査対象である市教委がつくり、Bについては多くの市教委職員が庶務等の名目で参加している。客観的に第三者性が担保されていない。被害者やその家族から理解が得られる状況にはない。 + +経験豊富な複数の有識者も小平市の異常性を指摘している。上記調査でも異常性が示された。あえて付言すれば、調査中に他市から小平市の異常性について嘲笑的コメントを得ることもあった。 + +このような状況で調査報告書をつくっても無意味だ。それどころか被害者やその家族を始めとして多方面に害をなす。著しい税金の無駄遣いでもある。今すぐに改善が必要だ。 + +そのため以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① なぜ小平市だけ報告書原案を第三者がつくれない?要件満たせばできる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +調査報告書の原案から第三者委員会がつくるという、他市で当たり前にできていることを小平市だけができないとしている理由は何か。 + +もしくは何らかの要件を満たせば今でもできるのか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会の運営については、各自治体においてさまざまな考えのもと行われている。 + +調査報告書については、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会で協議、決定しており、教育委員会事務局はその作成を補佐する立場と考えており、調査報告書の作成方法を変更する要件はない。 + +</MessageBubble> + +#### 第三者委が原案をつくると言えば従う? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +第三者委員会が、原案からつくるので教育委員会は原案をつくらないようにという要請があった場合、それに従うか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +要請があった場合はそれにしたがって進める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +被害家族から指摘されている。市長に嘆願書も出ている。 + +その状況で、第三者委員会が自分たちで原案をつくると言わないというのは、やはり第三者委員会として適格性がない。 + +早くそういった第三者委員会には辞めていただき、きちんと第三者性が担保されている、客観的に担保されている状況で調査してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ② 第三者委が要請すれば調査委員会に市教委参加しない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +調査対象である市教育委員会が調査委員会に参加しないという、他市では当たり前にできることを小平市だけができないとしている理由は何か。 + +もしくは他市と同様に第三者委員会からの要請があれば今でもできるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会事務局の職員が調査対象となっている場合は、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会から退席の要請がなされれば、当該職員は退席することになる。 + +</MessageBubble> + +### ③ 信用のない状態で報告書をつくる意味は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +他市にならって改善すれば信用を得られる可能性が高いのにそれをせず、そのことも原因として被害者とその家族からまったく信用がない状況の中で調査報告書をつくることに、何の意味があると考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +調査報告書の作成は、関係者への聞き取り調査や資料調査等により、客観的な事実に基づいて作成しており、他自治体と同様に行っているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +### ④ 多摩25市の状況は調べた? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は上記AやBについて多摩25市の状況は調べたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +他自治体の状況については、一定程度把握している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜきちんと確認しなかったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +調査報告書は、私どもはあくまでその作成を補佐する立場。 + +そこに関わることも委員会のほうから控えるようにという指示があれば、それに従う。 + +多摩25市の状況については、議員が調べられた質問項目とまったく同じ調査ではないので、一定程度と述べたが、私どもは私どもなりの状況の確認の仕方はしている。 + +</MessageBubble> + +#### 具体的にどんな調査をした? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的にどんな調査をしたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +各市にメール等で依頼をして集めた。 + +</MessageBubble> + +#### 庶務はどこが担当かを聞いた? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どんな質問をしたか。庶務はどこが担当しているかという質問か。もう少し具体的に。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +質問項目でいうと、全部で6問お願いしている。また、さらにその中も詳細に聞き取っている。 + +</MessageBubble> + +#### 原案を教委がつくっているか聞いた? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その原案を教育委員会が作成していますかという質問はしたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのような言葉での調査ではないが、そこを把握できるような内容も一部含まれている。 + +</MessageBubble> + +#### 何市が原案を教委がつくっている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、何市が原案を教育委員会が作成していると答えたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +答弁は終わりです。時間です。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 第三者委は異常性を指摘したか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +AやBの異常性について市の第三者委員会(小平市教育委員会いじめ問題対策委員会)で指摘されたか。されていれば委員の中で誰が指摘し、どのように扱われたか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該委員会での審議の内容は、小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例において非公開と定められている。 + +</MessageBubble> + + +### ⑥ 第三者委の委員長・副委員長をすぐ交替するための課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +以前より指摘しているが、市の第三者委員会の委員長は第三者性に疑義がある。 + +また副委員長は被害者家族に対し **「加害者がいじめとして認識していない場合、場合によってはいじめとして認定できないこともある」** と説明されており、基本的ないじめの定義を理解されていないようだ。 + +また委員会としてAやBの異常性を放置している。 + +複数の被害者家族から嘆願書も出されている。 + +このような状態では、委員長と副委員長は今すぐ交替していただく必要がある。 + +何が課題となってすぐに交替できない状況か。どうすればその課題をクリアできるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会としては、委員長、副委員長のみならず、すべての委員が公平、中立に職務を全うしていると考えていることから委員長と副委員長の交代は考えていない。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi.mdx new file mode 100644 index 0000000..0c49ffc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi.mdx @@ -0,0 +1,187 @@ +--- +first: 2024-05-15 +description: 令和5年度3月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1458&schedule_id=6&minute_id=523&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=36&schedule_id=5&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年3月1日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +いじめ重大事態の調査報告書に記載された提言(月1回程度の実施が求められる内容)が21か月以上も実施されていない実態を追及しました。教育委員会や学校職員が提言を読む機会すら限られ、再調査の要望も一度もないなど、報告書そのものが軽視されている構造的問題が浮き彫りになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① なぜ「月1回程度」の提言を21か月以上も実施していない? | [定期的に実施していないが日常業務の中で研さんしている。](#-なぜ「月1回程度」の提言を21か月以上も実施していない?) | +| ② 学校や市教委の職員はそもそも提言を読む? | [読む機会があり、内容について共有している。](#-学校や市教委の職員はそもそも提言を読む?) | +| ③ いじめ重大事態の再調査をする要件は? | [要件の定めはないが、ガイドラインでは教委や学校の調査が不十分な可能性がある場合。](#-いじめ重大事態の再調査をする要件は?) | +| ④ これまで再調査の要望はあった? | [これまでに要望はない。](#-これまで再調査の要望はあった?) | +| ⑤ 教委の調査と市長部局の再調査はどちらの結果が上位? | [再調査の方が最終的な報告書となる。](#-教委の調査と市長部局の再調査はどちらの結果が上位?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240301-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立花小金井小学校は<ExternalLink href="https://46854.net/hanako/?p=912">校長先生が逮捕されてしまい(はなこタイムスの記事)</ExternalLink>、子どもたちのことが心配な状況にあるが、この花小で発生したいじめ重大事態に関し、令和4年3月に調査報告書がまとめられた。その中で市教育委員会事務局に対して次の提言がなされている。 + +<BlockQuote refs={"小平市花小金井小学校で発生したいじめ重大事態の調査報告書(令和4年3月)"} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**提言** +各学校でのいじめ問題への対応を実際に確認し、指導・助言する機会を定期的に設けることや、(略)、市教委においてもいじめ問題への知識を更新し、理解を深め、学校への指導・助言の力を向上するための研さんを積む機会を月に1回程度は実施することを求めたい。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しかし公文書を公開請求したところ、市教委がこの提言をまったく真剣に受け止めていなかったことが判明した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +具体的には、まず令和6年1月9日付で次の2件が開示請求されている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 令和3年4月から令和5年12月までの間に、市教委が、小平市立花小金井小学校で実施した、いじめ問題に関して指導・助言する機会(会議、打合せ、説明会等)の議事録、会議録や会議開催案内 +1. 同期間に市教委内部で実施された「いじめ問題への知識を更新し、理解を深め、学校への指導・助言の力を向上するための研さんを積む機会」(会議、打合せ、勉強会等)の記録(議事録、会議録や会議開催案内、会議資料等) + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +このそれぞれに対して、次のとおり、いずれの公文書も存在しないと通知がなされた。 + +1. に対して、(当該文書は)作成しておらず、存在しない +1. に対して、(当該の研さんを積む機会は)実施しておらず、存在しない + +つまり市教委は「月に1回程度は」と提言されたことを21か月以上もの間、何も実施していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +花小金井小学校では、上記調査報告書が出されたのち2件立て続けに別々のいじめ重大事態が起き、どちらも対応が大きな問題となっている。 + +提言が、対応の問題も含めて再発防止に役立っていない。 + +多くのリソースを費やして調査報告書をつくる意味は一体何なのか。調査報告書の意義という観点から、再調査のことも含めて、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① なぜ「月1回程度」の提言を21か月以上も実施していない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査報告書で「月に1回程度は」と提言されたことを、市教委が21か月以上もの間まったく実施しなかった理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +教育委員会事務局では、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会から提言された研さんを積む機会について、定期的には実施していないが、日常の業務の中で、さまざまな事案に接する中で知識を更新し、理解を深めるための研さんに励んでいる。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ② 学校や市教委の職員はそもそも提言を読む? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態調査報告書の提言の対象となる学校や市教委の職員はそもそも提言を読む機会があるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該学校の教職員及び教育委員会事務局職員は提言を読む機会があり、調査報告書の内容について共有している。 + +</MessageBubble> + +### ③ いじめ重大事態の再調査をする要件は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長部局がいじめ重大事態の再調査をする要件は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +要件の定めはないが、国の、いじめの重大事態の調査に関するガイドラインには、例として、学校の設置者または学校による重大事態の調査が不十分である可能性がある場合が示されている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + + +### ④ これまで再調査の要望はあった? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでいじめ重大事態の被害側から再調査の要望がなされたことはあったか。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +これまでに要望はない。 + +</MessageBubble> + + +### ⑤ 教委の調査と市長部局の再調査はどちらの結果が上位? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態について、学校や市教委が主体となる最初の調査と、市長部局による再調査の結果はどちらが上位にあるか。 + +つまり両者で内容に相違がある場合、受け止める側に都合のよい報告書を正とすることがあってはならないと考えるが、両者の関係はどうなっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市いじめ問題調査委員会が再調査を実施した場合、その調査報告書が最終的な報告書として位置づけられると認識している。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/4-simin-uttae-koukateki-kaiketu.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/4-simin-uttae-koukateki-kaiketu.mdx new file mode 100644 index 0000000..9d36749 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/4-simin-uttae-koukateki-kaiketu.mdx @@ -0,0 +1,183 @@ +--- +first: 2024-05-15 +description: 令和5年度3月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)市民の訴えを効果的に解決していくために" +tags: + - 一般質問 + - 内部統制 + - 障害者虐待 + - いじめ重大事態 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1458&schedule_id=6&minute_id=523&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=36&schedule_id=5&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年3月1日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +市民からの不正行為の訴えに対し、市の対応基準や体制が明文化されていない問題を追及しました。組織として複数人で調査すべきとの認識はあるものの、内部統制の仕組みを活用する考えはなく、市民の声を効果的に解決につなげる仕組みの欠如が明らかになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 職員による不正行為の訴えにどう対応している? | [内容等に応じる。期間や体制等を明文化した基準等はない。](#-職員による不正行為の訴えにどう対応している?) | +| ② 不正行為の訴えには組織対応すべきでは? | [組織として対応し、複数人で調査すべきと捉えている。](#-不正行為の訴えには組織対応すべきでは?) | +| ③ コミュニケーション上手な職員を集めて監査課を設けては? | [設置の考えはないが、改善点は改善して市民の期待に応える市役所を目指す。](#-コミュニケーション上手な職員を集めて監査課を設けては?) | +| ④ 内部統制の仕組みを活用しては? | [内部統制は経営内部の仕組みであり、市民からの指摘で担当課を介さずリスク事案として取り上げることは考えていない。](#-内部統制の仕組みを活用しては?) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240301-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ重大事態や体罰への対応、障害者福祉施設における虐待の通報を甘くみてきた問題を筆頭に、市が責任を負う数々の問題について、担当部署に相談しても市長への手紙や要望書等で市長へ訴えても、無視や軽視のような扱いをされ、解決の糸口すら見つからず、もしくは話が通じても改善が遅々として進まないため、埒が明かないと判断した市民がメディアや訴訟に訴え、外部からショック療法的に改善を求めるという事例が続いている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +私が把握している限りすべてのケースで、市民はいきなり報道や訴訟に訴えているわけではない。 + +長い時間をかけて市に相談し、証拠も明示し、筋の通った合理的な形で訴え続けてきている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報道に至れば少なからず市の信用は失墜する。そこでやっと市が動き出すという事例が見受けられる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +議員として相談を受け、解決への手助けができる事例は、市が抱える問題のうちほんの一部に過ぎない。過去のことで泣き寝入りした人の話を聞くことも何度もある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市が市民とうまくコミュニケーションを取って信頼関係を築き、またその背景の考え方に筋があれば、既存の枠組みの中でもよい形で解決していただろうと思えることばかりだ。 + +そこで、市が市民からの訴えを効果的に解決するための方法について考えるため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 職員による不正行為の訴えにどう対応している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民が職員の不正行為を発見し市へ訴えた場合、市は期間や体制を含めてどのように対応するか。何らかの明文化された規準はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +訴えのあった行為の内容等に応じて、体制を整え、調査を進めていく。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +期間や体制等を明文化した基準等はないが、一般的に調査をするに当たっては、関係者へのヒアリングや状況により警察とのやり取りが必要となることが想定されることから、調査が終了するまでに時間を要するものと捉えている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ② 不正行為の訴えには組織対応すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書上の証拠とともに職員の不正行為について市民から訴えがなされてから4か月経過してもなお担当者の事情から対応が進んでいない事例があると聞いている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +担当者が休んだり別の仕事が入ったりした場合でも調査や対応が進められるように、また職員一個人で抱え込まないように、不正行為について訴えがあった場合は少なくとも数名のチームで対応するなど組織的に対応するべきと考えるが見解は。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +調査をするに当たっては組織として対応し、複数人で調査をするべきものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +### ③ コミュニケーション上手な職員を集めて監査課を設けては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +対市民だけではなく、部署横断的にもコミュニケーションが得意な職員をそろえて、市長直轄の組織として監査課のような組織を設けてはどうか。 + +たとえば市民が担当の部署と一定のやり取りをしても埒が明かないとなった場合に相談をもちかけて問題解決に取り組む場所として。 + +現行の市長への手紙は期待が裏切られてしまうものだが、それに代わる実効的な組織だ。そのような組織を設けた場合に想定される課題も含め、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市民の皆様が求めるさまざまなご要件に対しては、その業務を担当する各課が、法令等や制度、予算などに基づき誠実に対応していくことが基本と考えている。 + +要望や期待に沿えないこともあるが、その理由や根拠も含めて丁寧に対話をしていくことが市の職員の務め。 + +市長直轄の部署を設置する考えはないが、職員が市民の皆様への対応で改善しなければならない点については改善し、市民の皆様の期待に応える市役所を目指していく。 + +</MessageBubble> + + +### ④ 内部統制の仕組みを活用しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +内部統制の仕組みを活用する方法も考えられる。 + +現在実施中の内部統制の試行運用を担う行政経営課は該当部署から報告が上がらない限り、指導する権限がないと聞く。 + +市民の側からすれば、問題を指摘したことについて担当部署がきちんと行政経営課に報告を上げているのか疑わしく感じる。 + +しかし確認する術がない。そこで市民から指摘を受けたことについて、担当課を介さず、一定の基準を設けるなりして、内部統制の試行運用プロセスに乗せればよいと考えるがどうか。 + +そのようなことは検討したか。課題があるとすれば何か。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本市においては、現在、第1期経営方針推進プログラムに基づき、事務処理におけるリスクへの対応として、内部統制の趣旨を踏まえた試行運用に取り組んでいる。 + +事務処理におけるリスクへの対応の試行運用においては、各課で業務ミスや事件、事故といった事案が発生した場合、リスク事案発生報告書を作成し報告するという、各課が自律的にリスク管理をすることとしている。 + +また、企業や都道府県、政令市等で導入されている内部統制は、文字どおり経営内部の仕組みであり、本市で試行運用している事務処理におけるリスクへの対応も内部管理の仕組みであるため、市民の皆様からの御指摘を受けて、担当課を介さずリスク事案として取り上げることは考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +私は、職員に対して、事件、事故などが起こらないようにリスクを洗い出し、管理することで、信頼される市役所を目指すということを伝えている。 + +事務処理におけるリスクへの対応の取組により、今後も市民の皆様と適切なコミュニケーションを大切に、日々の業務に取り組んでいくよう指示していく。 + +</MessageBubble> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f64a7df --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..4b02c6a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..2e96bbb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..949c109 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..fd16fbd --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)虐待通報を甘く見る小平市に第三者のメスを入れ手引作成を](./1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira/) +- [(2)他市と比べても異常ないじめ重大事態の対応、すぐに改善を](./2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai/) +- [(3)市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて](./3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi/) +- [(4)市民の訴えを効果的に解決していくために](./4-simin-uttae-koukateki-kaiketu/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka.mdx new file mode 100644 index 0000000..1676b10 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka.mdx @@ -0,0 +1,775 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和5年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=33&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年6月9日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + + +「小平市教育委員会事務の点検及び評価」という報告書があります。これは、小平市の教育委員会が自ら事務の点検と評価をし、改善に結び付けるためのものです。報告書の作成と、議会への報告が法で義務付けられています。 + +小平市ではここ数年、いじめ重大事態の対応に問題があると指摘されてきました。問題は多岐に渡り、私も何度も一般質問で取り上げてきました。いじめに対する市の姿勢が問われているということですから、本来は「小平市教育委員会事務の点検及び評価」報告書に、いじめ重大事態の対応上の課題がテーマとして取り上げられるてしかるべきです。しかしこの報告書には、いじめ重大事態の対応上の課題についての記載が一切ありません。 + +また驚くことに、この報告書について、市が報酬を払って意見を寄せていただいている有識者の新藤氏は、いじめ重大事態を調査する委員会の委員長を務めている方です。いじめ重大事態の課題を重々承知している方ですから、報告書にも記載すべきことです。 + +これは利益相反問題と同じで、機能不全を呈しているものと思います。 + +これでは改善が望めないため、質問しました。 + + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめ重大事態についても事務の点検・評価が必須と思うが? | [個別事案の評価にはなじまない。](#-いじめ重大事態についても事務の点検・評価が必須と思うが?) | +| ② いじめ重大事態の調査報告書等で課題が示されても点検・評価に一切記載がない理由と議会への報告は? | [個別案件に係る記載はしていない。議会へ報告の義務はない。](#-いじめ重大事態の調査報告書等で課題が示されても点検・評価に一切記載がない理由と議会への報告は?) | +| 個別案件か否かをどう判断している? | [点検・評価ではいじめ重大事態に係る取組みの一つとして評価。個人に関わるものは評価の対象ではない。](#個別案件か否かをどう判断している) | +| ほかに重大事態を点検・評価する資料がある? | [ない。](#ほかに重大事態を点検評価する資料がある) | +| なぜ年次計画に重大事態のことがない? | [昨年度見直しているので今年度の点検・評価の中に入ってくる。](#なぜ年次計画に重大事態のことがない) | +| 結局今まで問題を認識していなかった? | [過去にそういうことがあるなら今後は見直していきたい。](#結局今まで問題を認識していなかった) | +| 令和4年度版にはいじめ重大事態の点検・評価を含めるのか? | [個別事案については、今の段階で載せることを考えていない。](#令和4年度版にはいじめ重大事態の点検評価を含めるのか) | +| いじめ防止基本方針のことしか書けない? | [年度を通しての事業を掲載しているため個別事案を取り出して評価しない。](#いじめ防止基本方針のことしか書けない) | +| いじめ重大事態は計画に含められない? | [いじめ重大事態は年度当初から想定されるものではなく計画的にやることになじまない。](#いじめ重大事態は計画に含められない) | +| いじめ防止推進の項に、実施状況、課題、今後の改善を書けばよいだけだが? | [ひとつの意見として受け止める。](#いじめ防止推進の項に実施状況課題今後の改善を書けばよいだけだが) | +| 被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは、今の担当者? | [作成の担当は私の代になってから。](#被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは今の担当者) | +| 令和3年度の点検・評価で設置された有識者は誰? | [新藤氏と倉持氏。](#令和3年度の点検評価で設置された有識者は誰) | +| 新藤氏の有識者としての在任期間は? | [平成26年度から。](#新藤氏の有識者としての在任期間は) | +| 有識者会議でいじめ重大事態の話はあった? | [手元に資料がなく分からない。意見書ではいじめに触れていただいた。](#有識者会議でいじめ重大事態の話はあった) | +| ③ 点検・評価報告書が最新1年分しかホームページに掲載されていないのは? | [毎年度点検・評価しているので最新年度分のみ掲載。ただ今後は内部で調整して検討したい。](#-点検・評価報告書が最新1年分しかホームページに掲載されていないのは?) | +| ④ 市ホームページでリンクをたどって点検・評価のページに到達できないが? | [設定が誤っていたので修正した。](#-市ホームページでリンクをたどって点検・評価のページに到達できないが?) | +| ⑤ 当該校(花小)の学校評価にいじめの言及がないが? | [個別事案について評価するものではない。](#-当該校(花小)の学校評価にいじめの言及がないが?) | +| なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない? | [教員ではなく学校関係者による評価(的を射た答弁なし)。](#なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない) | +| 学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では? | [(的を射た答弁なし)。](#学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230609-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 事務の点検・評価は義務 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条において、教育委員会は毎年自ら点検及び評価をし報告書を議会へ提出・公表することが義務づけられている。 + +<BlockQuote refs={"地方教育行政の組織及び運営に関する法律"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000162#Mp-At_26"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第26条(教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価等)** +教育委員会は、毎年、その権限に属する事務(略)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。 + +2 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たつては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +#### 点検・評価の意義 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会は、点検・評価を実施するに当たり、その意義として次の2つを定めている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 毎年度、自らの権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行い、<Highlight>課題や取組の方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図る。</Highlight> +1. 点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、これを小平市議会に提出するとともに、公表することにより、<Highlight>市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進する。</Highlight> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +この法と意義に基づいて小平市教育委員会は毎年、自己点検と評価をし「<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/022/022709.html">小平市教育委員会事務の点検及び評価</ExternalLink>」として報告書をまとめ、公表している。 + +</MessageBubble> + +#### ガイドラインに反する事態が続いている + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ここ数年、いじめ重大事態の認定が増えている。 + +重大事態の判断や第三者委員会の調査に関し、ほぼ毎回<ExternalLink href="https://www.mext.go.jp/content/20240329-mext_jidou02-000034502_007.pdf">文科省のガイドライン</ExternalLink>に反するような事態が起き、いじめ被害者やその家族と市教育委員会との間で深刻な問題が生じている。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態の点検・評価が必要 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +上記の法や点検・評価の意義に照らせば、小平市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態の発生について報告をし、その管理及び執行の状況について点検及び評価をすることは当然のことと考える。 + +しかし、そうなっていないことから以下質問する。 + +また、教育委員会事務の点検及び評価に関わることとして、学校についての適正な評価についても最後に質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめ重大事態についても事務の点検・評価が必須と思うが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態について、小平市教育委員会事務の点検及び評価に、その発生報告とともに管理及び執行の状況についての点検及び評価をしなければならないと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態に係る取組は、点検及び評価対象事業であるいじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進の取組のひとつであり、当該事業に含めて点検及び評価している。 + +本制度は、年度ごとに事務の管理及び執行状況を振り返るもの。個別事案を評価することにはなじまないと考える。 + +いじめ重大事態の発生報告及び事務の執行状況については、適時に教育委員会へ報告している。 + +</MessageBubble> + +### ② いじめ重大事態の調査報告書等で課題が示されても点検・評価に一切記載がない理由と議会への報告は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成30年4月13日と令和4年3月14日に、それぞれ1件ずついじめ重大事態の調査報告書が作成された。それ以前にも当該の調査や資料の作成等が行われ、さまざまな課題が発生していた。 + +しかし、これまでの小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書には、いじめ重大事態についての記載が一切ないようだ。記載してこなかった具体的な理由は。 + +また、これらいじめ重大事態の調査結果は、それぞれ議会に対してどのように報告してきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価するので、個別の案件に係るいじめ重大事態についての記載はしていない。 + +また、国が策定したいじめの重大事態の調査に関するガイドラインによると、 + +> 重大事態の調査結果を示された学校の設置者及び学校は、調査結果及びその後の対応方針について、地方公共団体の長等に対して報告、説明すること + +とされているで、議会へは報告していない。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そんなことを言うと全然改善できない。 + +いじめ重大事態の被害に遭った被害者や保護者が今の発言についてどう思うか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、個別案件かどうかの判断はどうやっているか。恣意的にしているか。 + +たとえば点検及び評価の「いじめ防止の取組」には「いじめの早期解決ができた」とか書いてあるが、そのいじめは個別案件ではないのか。何が違うのか。 + +いじめ重大事態も複数件集まれば、小平市教育委員会として見直すべきことがたくさん出てくる。 + +私も議会で個別案件の話をしていないからこそ答弁しているはず。個別案件の話であれば答えないといつも言っているので。 + +つまりいじめ重大事態も個別案件ではない。教育委員会としての問題や、学校としての問題。そういったところの点検・評価をしてほしいと言っている。 + +</MessageBubble> + +#### 個別案件か否かをどう判断している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ではそもそも個別案件か否かをどう判断しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +点検・評価においては、いじめ重大事態に係る取組のひとつとして評価するものと考えている。 + +個人に関わるものは評価の対象とはしておらず、全体のほうを見ているという考え方。 + +</MessageBubble> + +#### ほかに重大事態を点検・評価する資料がある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価の報告書以外にも、いじめ重大事態について点検・評価している資料があるかと請求したら、出てくるものがあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +この法の趣旨では個々の対応について点検・評価をするものではないので、出すものはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そういう意味ではなく、個別の事案と関係のない、共通した問題についての点検・評価はどこかでしていて、資料はあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +そのようなものは、現在つくっていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それでは改善できない。どうやっていじめ重大事態を改善していくのか。 + +点検・評価は何のためにあるか。 + +毎年「過去につくられたものがあるからそれと似たような感じでつくっていこう」とやっていたら、冒頭で述べた意義の1や2がまったく果たせない。 + +時間をかけてこういった資料を一生懸命つくるが、意味のないものだったら皆さんの時間も無駄。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また一番の問題として、いじめ重大事態の被害者、保護者の方々がこの点検と評価を見た際にどう考えられるか。これを第一に考えてほしい。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ年次計画に重大事態のことがない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価には要綱がある。その中に次のとおり書いてある。 + +<BlockQuote refs={"小平市教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の実施に関する要綱"} href={"https://web.archive.org/save/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/22709/022709/att_0000002.pdf#page=57"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第3条(点検及び評価の対象)** +点検及び評価の対象は、点検及び評価を実施する年度の<Highlight>前年度の主要な事業(小平市教育振興基本計画に基づき、毎年度策定する年次計画に掲げた事業</Highlight>その他委員会が特に重要であると認める事業をいう。以下同じ。)とする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + + +しかし年次計画を見ると、その中にいじめ重大事態のことが書かれていない。これはなぜか。 + +同じ御答弁をすると思うので先に述べておくが、一般的な個別事案とは関係のない部分での点検・評価。たとえば教育委員会のコミュニケーション不足、いじめ重大事態の周知ができていなかったこと。周知については改善した。それは個別事案ではない。 + +なぜ年次計画等に、一般的な、いじめ重大事態の個別事案と関係ない点検・評価に関係する事項が含まれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +事業全体の取組について点検・評価するものを書く。ご披歴の、方針等を見直したというものについては、事業全体のもの。 + +この見直しは昨年度行っているので、今年度の点検・評価の中で、記載は入ってくると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 結局今まで問題を認識していなかった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、これまでそういう見直しはなかったのか。 + +今までいじめ重大事態の問題がとてもたくさんあった。 + +保護者の方から相談いただき情報も共有しているので、過去のいじめ重大事態報告についても分かっているが、そういったところでも次々と課題が上げられていた。そういうことがこれまでは含められてこなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「問題として認識していなかった。どう改善したのか認識していなかった。」そういう理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +議員の捉え方はさまざまあると思う。 + +私のほうで今、過去のものがどうかというのは見ていないが、私どもとしては、いじめに関するものは事業の中でも非常に重要なこと。 + +そのような中、ご指摘の内容で改善する点等はしっかり記載していく。 + +もし過去にそういうことがあるなら、今後はしっかり見直していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### これまでいじめ重大事態を軽く見ていた + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検・評価の対象となるのは、前年度の主要な事業というところと、もうひとつは「その他委員会が特に重要であると認めた事業」と書いてある。 + +結局、<Highlight>これまでの教育委員会は「いじめ重大事態が特に重要だと認めていなかった」</Highlight>ということになる。 + +</MessageBubble> + +#### 令和4年度版にはいじめ重大事態の点検・評価を含めるのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もう一度確認するが、点検・評価の令和4年度版には、きちんといじめ重大事態の扱いに対する点検・評価、それから今後のこと等を含める予定があるということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +先ほど述べたのは、いじめ防止基本方針の見直し等についてはしっかり書いていくという話。 + +(教育長が)答弁したように、個別事案については、特に現在の段階で載せることは考えていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どういうことかよく分からない。 + +たとえば「周知が足りていなかったので、いじめ重大事態の周知を進めました。」とか、そのほかにもさまざまあった。 + +そういったことをどこに書くか。いじめ重大事態と関係ない話として、点検・評価報告書に書くのか。具体的にどう書くか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +さまざまな背景があり、そのうえでいじめ防止基本方針等を見直した場合は、そういう意図を「こういう理由から見直しをしていく、今後こういう方向性でいく」というのを書く。 + +個別事案の中で、この人が、こういう事件があり、その内容についてこう対応したとかそういうことについて書くことは想定していない。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ防止基本方針のことしか書けない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それはどこかに決まっているのか。いじめ防止基本方針のことを書かなければいけないといった内規があるのか。 + +いじめ重大事態は教育委員会にとっても事務の管理と執行の上でかなりの課題になっているはず。 + +ひとつ大きなテーマのはずだが、それを取り出して別途書くようなことはできないというルールがあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +ルールというよりは、我々のほうでそういう判断をしている。 + +それを特に取り出してやるというよりは、この点検事務自体がそもそも年度を通しやっていく事業を記載したものを1年度振り返ってやるというもの。 + +そのため繰り返しになるが、個別事案のことだけを取り出して評価するということは考えていない。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態は計画に含められない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その年度を通してやると決まったものの中に、いじめ重大事態を含めてもらうことはできるか。 + +なぜなら、点検・評価を実施するに当たっての意義は<Highlight>市民への説明責任を果たすこと</Highlight>と書いてある。 + +別に、いじめ防止基本方針について、カテゴリ分けして、いじめについてはいじめ防止基本方針についてのみをやるとは書いてない。 + +何が一番重要かというと、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進するということ。そこから外れるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態だけでかなりのウエートを占めるが、子どもたちの教育のうえでもすごく重要なこと。説明責任を果たすうえでも非常に重要。 + +今後の計画に、いじめ防止基本方針ではなく、いじめ重大事態が起きて課題が起きたりしたときは、きちんと計画の中に含めることはできるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +いじめ重大事態は年度当初から想定されるものでなく、年度途中で起こることも少なからず発生する。 + +それを当初から計画的にやっていくことはなじまないと考えている。 + +ただ、いじめ重大事態になったものについては、この点検・評価のほうではやってはいないが、教育委員会等に報告等する中で委員の意見等は聞いている。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ防止推進の項に、実施状況、課題、今後の改善を書けばよいだけだが? + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育委員会の委員の意見を聞くというのは点検・評価を実施するに当たっての意義のところに含まれていない。それはまったく関係ない話だ。 + +いじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進とカテゴライズされた中に「いじめ重大事態の取扱い」というふうに、もっと細かく書けばよいではないか。 + +たとえば今A4の1ページぐらいのものを2ページぐらいに増やし、いじめ重大事態についてはこれをやった、どんな課題があった、今後はこう改善していくという話を含めればよいと考えるがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +個々それぞれ捉え方とか考え方があるので、ひとつの意見として受け止める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今までやってきたことを変えるのはなかなか大変。しかしいじめ重大事態はすごく重要。 + +皆さんも時間をかけて対応されているから分かるように、きちんと対応しないと教育委員会としても自分の首を絞め、つらいことになってくる。 + +そのあたりぜひ検討を。 + +</MessageBubble> + +#### 被害者感情を逆なでするような評価を書いたのは、今の担当者? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和3年度の評価を見ると「いじめの未然防止、早期発見、早期解決に取り組むことができた」と書いてある。 + +これをいじめ被害者の方や保護者の方が見たらどんな気持ちになるだろうと思う。教育委員会に対して完全に失望し信用を一気に失うことになる。 + +実際はまだ解決していない事案があるのに「早期解決に取り組むことができた」と書いてある。 + +この令和3年度版の点検・評価の報告書をつくったのは、白倉教育部長と岡崎教育指導担当部長のときという理解でよいか。つまり、令和3年度にいた職員がつくったものではないという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +作成に当たっては、令和3年度の取組内容を集約して発行したのは私になってから。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、いじめ重大事態がまだ解決していない状況の中で、子どもや保護者の方が「早期解決に取り組むことができた」と書かれているのを見たらどう思うと考えるか。 + +私からすると怒り心頭になるのではと思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +指摘のとおり、ここで整理した中、市内全小・中学校がというところに基づいて取り組むことができたということ。 + +たしかに一部、重大事態のところで、今後、重大事態に入っていったというものもあるが、この段階での整理としては、このような判断として記載した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そう言うしかなく、悪意はないと思うが、こういったところにすごく気を遣ってもらいたい。 + +誰が読んでいるか。一番苦しんでいる方々が読んでらっしゃることに気を配ってもらい、表現には注意してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### 令和3年度の点検・評価で設置された有識者は誰? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつは、点検と評価に有識者の方々が関係していて、要綱には次のとおり書いてある。 + +> 点検及び評価を行うに当たっては、意見を聴取する機会を設けること等により、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとする + +その有識者の人数は2人以内とされている。令和3年度版の点検・評価に関して設置された有識者は誰か。具体的な氏名を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +新藤先生と倉持先生。 + +</MessageBubble> + +#### 重大事態をよく知っている有識者がなぜ反応しないか理解できない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +新藤先生はいじめ問題対策委員会の委員。その方はいじめ重大事態の件を知っているはずなのに、なぜ「早期解決に取り組むことができたのか?」ということに反応せず、いじめ重大事態のことも書かないのか。 + +「もっと詳しく書きなさい」と、本当は言うべきだと思うが。 + +</MessageBubble> + +#### 新藤氏の有識者としての在任期間は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どれぐらいの期間、新藤氏と倉持氏はいじめ重大事態等に関係されているのか。 + +有識者の委嘱期間は基本的に1年を超えない範囲とされているが再任は可能。 + +たとえば新藤氏はどれぐらいの期間有識者の任務に就かれているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +新藤先生は平成26年度からお願いしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +平成26年度からだといじめ重大事態が1件2件あった。その間にも、そういったいじめ重大事態の問題があって把握されている。 + +それなのに点検・評価に記載が漏れていることはすごく問題。 + +</MessageBubble> + +#### 有識者会議でいじめ重大事態の話はあった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では聞くが、この有識者の方々が参加した令和4年7月19日と7月26日の有識者会議で、いじめ重大事態の話題は出たか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +今、資料等、手元にないので分からない。 + +内容的には、全体的な報告書を提示し、その中から先生方が気になる点をピックアップし、ヒアリングを受けるという形。 + +いじめについては、具体的に細かい内容までヒアリングを受けたかというのは、今の段階で記憶には残っていない。 + +新藤先生の意見書の中では、いじめのことにも触れていただいているので、その点では意識していただいていると考えいる。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態に言及していない有識者は即刻退任を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめのことは触れても、いじめ重大事態のことについて触れているかは分からないが(調べた限りは触れていません)。 + +もし仮にいじめ重大事態のことに触れていないとか意見されていないのであれば、被害者の方とご家族は同じことを言うと思うが、すぐにでもその有識者の方を交代し、再任しないでいただきたい。 + +もしいじめ重大事態等についてコメントがあれば別だが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態はこれだけ問題になり、6月には議会でも追及している。いじめ問題対策委員会の委員であればよく御存じのはず。 + +そういう状況なのに指摘していないのは問題。交代もしくは再任しない。 + +いじめ重大事態についてのコメントがあれば別だが。そういったことも考えて。 + +</MessageBubble> + +### ③ 点検・評価報告書が最新1年分しかホームページに掲載されていないのは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書は、市ホームページに最新の1年度分しか掲載されていない。それ以前の過去年度分を掲載していない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +過去の取組状況も踏まえて毎年度点検及び評価をし、今後の方向性を整理しているので、最新年度の報告書のみを掲載している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民に信頼される教育行政を築くためには、情報をできる限りオープンにすることが重要。 + +過去の年度分を載せるのは、別に大変なことではない。 + +毎年度点検・評価しているから載せないと言うのであれば、小平市が予算書等を経年分載せているのは一体何なのかという話になる。 + +過去の分もきちんと掲載してもらいたいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +これまで要望を特に聞いていなかったので例年どおりの対応をしてきたが、今後は、たしかに市民の方でも過年度も見たいというのもあるかと思うので、そのあたりは内部で調整したうえ検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 情報をオープンにする文化が育っていない + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +情報をなるべくオープンにしようという文化が育っていない。 + +情報をなるべくオープンにしようという文化があれば、特に意見がなくても、これは全部出していきましょう、過去分もちゃんと載せていきましょうという話になるはず。 + +ICTのところも関わってくるが、文化の問題なので、市長もよく考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + +### ④ 市ホームページでリンクをたどって点検・評価のページに到達できないが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市ホームページのトップページからリンクをたどって「小平市教育委員会事務の点検及び評価報告書」のページに到達できないようだが、なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +ページを確認したところ設定が誤っていたので、検索によらずページを確認できるよう修正した。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 当該校(花小)の学校評価にいじめの言及がないが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ防止対策推進法第34条には次のとおり書かれている。 + +<BlockQuote refs={"いじめ防止対策推進法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071_20240401_505AC0000000088#Mp-At_34"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第34条(学校評価における留意事項)** +学校の評価を行う場合においていじめの防止等のための対策を取り扱うに当たっては、いじめの事実が隠蔽されず、並びにいじめの実態の把握及びいじめに対する措置が適切に行われるよう、いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等について適正に評価が行われるようにしなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +いじめ重大事態が起きた当該学校(小平市立花小金井小学校)の当該年度の学校評価を読んでも、いじめについての言及がないようだが、法に抵触していないか。市教育委員会の認識は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該学校の当該年の学校評価報告書は、校長の学校経営方針を達成するための具体的方策が有効であったかを評価するものであり、個別の案件について評価するものではない。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ学校評価報告書にいじめの言及がない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和3年度の学校評価計画表を見ると「いじめの未然防止、早期発見、早期対応を徹底する」と書いてある。しかし学校評価の報告書には「いじめだけではなく児童の関係づくりが難しいのかと思う」としか書かれていない。 + +計画の方にあった未然防止ができたのか、早期発見と早期対応が徹底できたのか、どういった課題があったのかというのはまったく書かれていない。 + +先ほども述べたように、いじめ重大事態についてさまざま課題があったことについてまったく触れられていない。 + +保護者や本人が見たときにどう感じるのかなと思うが、これはどういうことか。 + +なぜ計画表にあるようなことが報告書に書かれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +「いじめだけでなく児童の関係づくりが難しいのかと思う」という記載は、学校関係者評価で、教員ではない。学校に関係するCS(コミュニティスクール)の委員やそういった方。 + +そのため、学校の目標、成果と課題、評価を踏まえて、そういった学校関係者の方が評価をされる、学校の取組全体を評価された際の文言。 + +いじめ防止だけではなく児童の関係づくりそのものが難しいという印象を、この学校関係者の方々が持たれたということ。 + +</MessageBubble> + +#### 学校の評価にいじめの言及がないのは法律違反では? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +いじめ防止対策推進法の第34条には、学校の評価を行う場合はいじめのことについて適正に評価が行われるようにしなければならないと書いてある。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +学校の評価とは何のことか。このA4判1枚の報告書のことを言っているのか、それとも学校の内部ではもっと詳しい評価がなされていて、法律はその評価のことを言っているのか。 + +もし仮にA4判1枚のことだけだとすれば、法律違反なのではないかと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +この報告書は報告書の形にまとめたもの。この報告書が、たとえば教員の評価書になっているかというと、それは詳しく把握していないが、おそらく違うと思われる。 + +その教員が評価したものを取りまとめて報告書の形にしたものが公開されているもの。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +法の第34条に書いてある学校の評価を行うというのは、誰がどういった資料に基づいて学校の評価を行うという話なのか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校評価報告書、議員が見られているものは、学力や体力向上、そして健全育成、いじめ防止等のそれぞれの観点で、具体的な方策をまず年度の初めに立てる。 + +それに基づき自分たちの教育活動がどうだったかを評価をしている。 + +その評価を含めて、学校関係者の方々にさらに評価をしていただくという流れになっているので、教員は教員で評価をしているという状況。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学校の評価というのは、抽象的なさまざまな事案を集めて、教育委員会が出しているような報告書にまとまったようなもののことを言っているわけではなく、全体的な話の中での学校の評価なのか。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +つまりこの法第34条に書かれている「学校の評価を行う場合」といったときの学校の評価というのは、報告書にまとまった評価のことを言っているわけじゃないということか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +報告書のような形にまとまっているかと言われると、学校によって、もしかするとそういう形にまとめているところもあるかもしれない。 + +教育委員会としては、この統一した報告書、計画に落とし込んで公表するということで指示している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると、やはりこの評価報告書が、法第34条が言っている学校の評価に該当するのではないか。時間がないし、深掘りできないかと思うので次の質問に移る。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx new file mode 100644 index 0000000..e8e575b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten.mdx @@ -0,0 +1,259 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和5年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)小平市を旧石器時代研究の拠点にしよう" +tags: + - 一般質問 + - 歴史・観光 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=33&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年6月9日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +鈴木遺跡をはじめとする小平市の旧石器時代遺跡の価値を活かし、研究拠点化を提案しました。しかし市は「考えはない」と消極的で、発掘50周年イベントも実施せず、学会との連携や研究者への支援にも後ろ向きな姿勢が明らかになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 東京都指定史跡と国の史跡の違いは? | [都の歴史上か、国の歴史上かの違い。](#-東京都指定史跡と国の史跡の違いは?) | +| ② 国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ? | [鈴木遺跡のみ。](#-国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ?) | +| ③ パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては? | [考えはない。今後潜在的価値を掘り起こす調査研究を進める。](#-パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては?) | +| 発掘50周年イベントをやらないの? | [やらない。周年にとらわれると調査研究等の過程でどこまで発表できるかの関連も。今後、調査分析が進む中で目立つ発表できるものがあれば。](#発掘50周年イベントをやらないの) | +| ④ 日本考古学協会や日本旧石器学会と定常的に連携しては? | [考えていない。新発見があれば、状況に応じてどんな連携が可能か研究する。](#-日本考古学協会や日本旧石器学会と定常的に連携しては?) | +| ⑤ 鈴木遺跡等の研究者に研究奨励費を出しては? | [出す考えはない。資料の閲覧や石器観察依頼があったら対応し研究活動を支援する。](#-鈴木遺跡等の研究者に研究奨励費を出しては?) | +| ⑥ パブコメの参考意見は今後どう計画実施に取り入れる? | [活用推進に当たり参考とする。](#-パブコメの参考意見は今後どう計画実施に取り入れる?) | + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230609-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### パブコメ把握漏れの中に貴重なご提案が + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +令和4年8月26日から約1か月間行われた国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに関して、市ホームページのパブリックコメント機能で寄せられた御意見、御提案の把握漏れがあった(<ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20240119103526/https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/106/106092.html">市民意見公募手続における意見の把握漏れについて(Web Archive)</ExternalLink>)。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + +すでに計画は確定し、把握漏れのご意見やご提案は、検討委員会(<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/095/095694.html">小平市国史跡鈴木遺跡保存活用計画検討委員会</ExternalLink>)にかけられないまま、すべてが「今後の参考意見」という扱いにされた。 + +このままでは、いただいた貴重なご意見、ご提案が一切深掘りされないまま、計画が進んでいく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そこで、今回は、把握漏れのパブリックコメントの中から「<Highlight>小平が旧石器研究の拠点となり得るよう、書籍の収集やシンポジウムや学会の誘致をしては</Highlight>」というご提案に注目する。 + +このご提案は、大きな費用をかけることなく、これまでにない新しい視点でまちの魅力を向上させる取組だ。活用計画のひとつの柱にできるものと考えるため質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 東京都指定史跡と国の史跡の違いは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +東京都指定史跡と国の史跡の違いは主にどこにあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +史跡とは、文化財保護法によって指定される記念物のうち、我が国の歴史の正しい理解に欠かすことができず、また、その遺跡の規模、遺構、出土遺物等において学術上価値があるもの。 + +東京都の指定は東京都の歴史上、国の指定は日本の歴史上重要な遺跡という扱い。 + +</MessageBubble> + +### ② 国史跡のうち旧石器時代へ分類は鈴木遺跡のみ? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +東京都にある国の史跡のうち、時代が旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡だけという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在、東京都内の国史跡は53件で、旧石器時代に分類されているものは鈴木遺跡のみ。 + +</MessageBubble> + +### ③ パブコメの提案どおり、小平市を旧石器時代研究の拠点としては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +石神井川最上流部に向かって収れんする扇の要の位置を占める鈴木遺跡は、旧石器時代の拠点的居住地であったと考えられている。 + +規模は都内最大級で遺物の出土数は12万点以上あり、12枚の文化層の存在など、日本の旧石器時代の編年上、欠くことのできないものとされている。 + +地理的な側面だけではなく、旧石器時代の研究上も要となる遺跡だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +このような背景から、パブリックコメント(パブコメ)のご提案を実施してはどうか。 + +つまり、研究に資する書籍や市民の理解や興味が深まる関連の書籍を収集して一般公開したり、旧石器時代研究のシンポジウムや学会を誘致したりするなど、小平市が旧石器時代研究の拠点となることを目指してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +現時点で旧石器時代研究の拠点とする考えはないが、今後、国史跡鈴木遺跡保存活用計画に示した保存、調査研究、活用、整備を進めていく中で、鈴木遺跡の周知を推進するとともに、鈴木遺跡の潜在的価値を掘り起こすための調査研究を進めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### なんと来年は発掘50周年だった + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市は平成26年に発掘40周年記念イベントをやっている。そこでシンポジウムを行ったところ260人も来場された。専門家の方も、それから一般市民の方もたくさん来られたと。 + +大きなことに気付いたが、来年は発掘50周年だ。しかし検索しても情報がまったく出ない。これまで議会などで50周年ということの報告があったりしたか。 + +来年、イベントをやればよいと思う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市の学芸員に教えてもらったが、吉野ヶ里遺跡で弥生時代の後期にあった邪馬台国の時代の、有力者の墓ではというものが見つかった。 + +この6月5日にその石蓋が開けられ、1週間ほど調査し、そろそろ報告が出るという話。大きい蓋が重さ100キログラムもあり、相当な有力者だったのではと言われている。 + +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20230909123354/https://www.yomiuri.co.jp/column/japanesehistory/20230616-OYT8T50003/">【読売新聞・令和5年6月18日】吉野ヶ里遺跡で見つかった「石棺墓」…「朱の痕跡」は邪馬台国論争に一石投じたか(Web Archive)</ExternalLink> +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20240506134607/https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20240504/5080017032.html">【NHK・令和6年5月4日】吉野ヶ里遺跡の石棺墓 弥生後期有力者埋葬か 最後の特別公開(Web Archive)</ExternalLink> + +</MessageBubble> + +#### 発掘50周年イベントをやらないの? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、長野県の佐久市の遺跡でも旧石器時代の最古級の約3万7000年前の石刃、石棒が見つかって大注目されている。 +- <ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20231026185151/https://mainichi.jp/maisho/articles/20231019/kei/00s/00s/015000c">【毎日小学生新聞・令和5年10月19日】国内最古の「石刃」発見 3万6900年前の鋭い石器、長野の遺跡で</ExternalLink> + +- <ExternalLink href="https://ameblo.jp/koorogi-an/entry-12832413555.html">【徒然コオロギ庵 旅する似顔絵師 ・令和5年12月14日】トリデロック遺跡発掘調査報告会【長野37000年の旅】</ExternalLink> + +それに便乗してというとあれだが、発掘50周年の何かイベントで盛り上げていけばよいと考える。どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="文化スポーツ担当部長兼健康・保険担当部長(川上) " align="left"> + +これまでも鈴木遺跡に関しては、発掘があり、その後の調査がありということで、相当時間をかけて国史跡に指定してきた。 + +国史跡に認められるまで7年にわたり調査し、価値を再確認してきた。 + +あまり周年ということにとらわれると、調査研究等の過程の中で、どこのことまで発表できるかということの関連もある。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今後また発掘調査やさらなる調査分析を進めていく中で、目立つような、発表できるようなものが出てくれば、そのタイミングで学会等とも連携した中で、いかなる発表ができるか、事業ができるかについて、今後も研究していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +何か発見があってからイベントをやるというと、ほとんどできないことになる。 + +発掘50周年のときにも、発掘40周年のときにやったような話をやってもよいと思う。もう10年間も経っているから。 + +まだ予算立てできると思うので、ぜひ50周年に向けて何か考えてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ貴重な黒曜石を置いていったのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +学芸員の方、いろいろ教えてくださり、話を聞いているだけでおもしろい。 + +たとえば、黒曜石は貴重なのに、なぜ移動の際に置いていったのか。遺跡として残っているということは、移動した際、黒曜石を置きっ放しにしたということ。 + +素人としては、大変な思いで持ってきたのか交易で入手したのか分からないが、そういった貴重なものを、なぜそんなところに置いていったのかなと思う。 + +</MessageBubble> + +#### 大々的でなくとも想像で楽しめる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また、酸性土壌に骨や木は溶けてしまうが、溶けないものは何があるのかとか。天然の金属や石の種類によっては溶けるものがあるのではないかとか、いろいろ考えると不思議なことだらけ。 + +別に新しい発見がなくても、そういったみんなが知らないようなこと。 + +学芸員の方に聞いたら、黒曜石は割ったものの中で使い勝手のよいものだけを運んだのではないかと。また、原石の塊のまま運んで、使う場所で割って使ったのではないかという話もある。そういった話は子どもたちもすごく楽しいと思う。そんなことだけでもよいと思う。 + +50周年でもそんな大々的にやる必要もないので、そういったことをしてもらえないかと思う。 + +</MessageBubble> + +### ④ 日本考古学協会や日本旧石器学会と定常的に連携しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +日本考古学協会や日本旧石器学会と協議をし、市として活動場所の提供や活動の資金援助をするなど、定常的に連携する道を探ってはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +日常的な連携については考えていないが、新たな発掘調査で考古学の研究上の新発見などがあった場合には、今後の鈴木遺跡の調査研究の状況に応じて、どのような連携が可能か研究していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 鈴木遺跡等の研究者に研究奨励費を出しては? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +鈴木遺跡を始め、市内の遺跡に関連する研究を進める学生や研究者に研究奨励費を出してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現時点で研究奨励費を出す考えはないが、研究者や学生が鈴木遺跡を研究対象にする際、発掘調査で出土した石器資料の閲覧、観察依頼があった場合はその都度対応し研究活動を支援していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ パブコメの参考意見は今後どう計画実施に取り入れる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今回の国史跡鈴木遺跡保存活用計画に対するパブリックコメントに寄せられ、参考意見の扱いとなったご意見やご提案は、今後具体的にどのようなプロセスで計画実施に向けて参考として取り入れられていくか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +主に本計画の基本方針のひとつである活用に関するご意見、ご提案であることから、今後、鈴木遺跡の活用を推進するに当たり、参考とさせていただく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx new file mode 100644 index 0000000..55a4eb1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/3-dokusyo-public-comment-more.mdx @@ -0,0 +1,290 @@ +--- +first: 2023-06-24 +description: 令和5年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)第4次小平市子どもの読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて" +tags: + - 一般質問 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1416&schedule_id=5&minute_id=58&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=33&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年6月9日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +パブリックコメントで寄せられたディスレクシア当事者や支援者からの貴重な意見(デイジー図書、ICT活用、サピエ図書館連携等)が把握漏れとなっていた問題を追及しました。教育委員会はこれらの提案を認識しておらず、読むことに困難のある子どもへの配慮が不十分である実態が明らかになりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については? | [毎年ハンディキャップサービス交流会で意見を伺っている。幅広く意見をもらうよう努める。](#-「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については?) | +| ② デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については? | [デイジー図書の音声専用再生機を貸出している。マルチメディアデイジーに適した機材やICTの活用は研究中。](#-デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については?) | +| サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか? | [認識していなかった。可能性について検討していく。](#サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか) | +| 今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか? | [協議、意見交換していきたい。](#今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか) | +| ③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は? | [可能な範囲でICT機器の活用や市図書館との連携を図り、配慮して取り組む。](#-学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230609-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### パブコメ把握漏れの中に貴重なご提案が + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +令和元年11月22日から約1か月間行われた『第4次小平市子どもの読書活動推進計画』に対するパブリックコメントへ市ホームページのコメント機能で寄せられたご意見、ご提案に1件把握漏れがあったと先日判明した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +把握漏れのご意見、ご提案は、次のような内容であった。 + +1. ディスレクシア当事者の声を聞いてほしい +1. デイジー図書を利用する際の機器を、現状の古くて画面が小さいタブレットではなく、デイジー図書閲覧に適したものへ変えてほしい +1. 学校での読書週間などの取組では、読むことが困難な子も、つらい思いをせず参加できるような配慮をお願いしたい + +</MessageBubble> + +#### 貴重なご提案も把握漏れのまま進む計画 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当該計画は確定しており、これらのご意見、ご提案についてはすべて「今後の参考意見にする」という扱いにされ、次に示す市の考えが付された。 + +> (計画)のP16「(13)特別な支援を必要とする子どもへの支援」にあるように、ディスレクシアの子どもに向けた読書支援に努めてまいります。 +デイジー図書の貸出しの際には、デイジー図書音声再生専用機の貸出しも行っていますが、今後ICTを活用した資料の提供も研究してまいります。 + +この市の考えは、個別具体に挙げられた課題を抽象的にまとめてしまっている。さらにP16(13)に言及があるが、それはパブリックコメント用として事前に提供されていた計画案にも記載されていたものだ(パブコメを寄せた方はこれを十分に分かったうえで投稿している)。 + +総じて、上記1から3の提案を真摯に検討したようには感じられない。 + +貴重なご意見、ご提案が漏れたまま計画は確定し進んでしまっているが、そのことに問題意識を持っているのか疑問を感じる。 + +</MessageBubble> + +#### 図書館協議会の提言内容はとても残念 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお、令和5年3月に小平市図書館協議会から提言「<ExternalLink href="https://web.archive.org/web/20230609043151/https://library.kodaira.ed.jp/lib/files/libimg1684828984.pdf">デジタル化時代の公共図書館を考える</ExternalLink>」が出されている。 + +私は、<Highlight>デジタル化で最も恩恵を受けたり被害を被ったりするのは特別な支援を必要とする方</Highlight>だと考えている。デジタル化を考える際は、そういった方々のことを真っ先に考えて計画を立てるべきだと考えている。 + +しかし、この提言の中で、特別な支援を必要とする方への具体的な言及があるのは「障害者サービス」としてサピエ図書館の紹介程度だ。上記1から3の視点がまったく欠如している。 + +もしパブリックコメントで1から3についての把握漏れがなく、計画の中で言及をしてもらえていれば、こういった提言の中にもひとつの重要な観点として取り入れられたのではないかと考えると、とても残念だ。 + +そこで、すでにパブリックコメントから3年半が経過しているが、これらのご意見、ご提案に光を当てるべく質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 「子どもの読書活動はディスレクシア当事者の声を聞いて」というご意見については? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +子どもの読書活動に関して、視覚障害者やディスレクシア当事者の声を聞いてほしいという要望についてどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +図書館では毎年ハンディキャップサービス交流会を開催し、図書館の利用について、障害のある方などから直接御意見を伺い事業を進めていくうえでの参考としている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +また令和元年に視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律が施行されていることから、小平市子どもの読書活動推進計画の次期計画の策定においても、図書館の利用に障害のある方などから幅広くご意見をいただくよう努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ② デイジー図書閲覧に適した機器貸出しを求めるご意見については? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +デイジー図書閲覧に適した機器の貸出しについてどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +図書館では平成24年度からデイジー図書の音声専用再生機の貸出しを行っている。 + +マルチメディアデイジー図書の閲覧に適した機材の貸出しについては、利用者のニーズや費用面、セキュリティの観点も含め、研究している。 + +また、近年普及している電子書籍などにおいては、音声読み上げ機能など、障害のある方も利用しやすい機能が付加されていることからICTを活用した資料の提供についても引き続き研究していく。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このご意見をお寄せくださった方が、サピエ図書館に次のような趣旨で問い合わせをされた。 + +- ディスレクシアの児童・生徒の読書活動に、サピエ図書館のデイジー図書を活用したい +- 小平市立図書館ではサピエ図書館からダウンロードしたデータをCDにして貸出しているが、CDだとタブレット端末で使えない +- 小平市立図書館で貸出しているデイジーの再生専用機は、視覚障害者向けだったりとか、可搬性の点で使い勝手がよいとは言えない + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館のデータを入れた端末を貸すこともできる + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サピエ図書館が回答したところによると、たとえばダウンロードしたデイジー図書のデータを小平市立図書館所有の(新しい)タブレット端末に入れて、端末とともに貸出すことも利用規約上可能とのこと。 + +ただサピエ図書館の利用資格の確認は必要と。 + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館の利用資格をハンディキャップサービス利用者登録とひもづけも可能 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このサピエ図書館の利用資格の確認を、小平市立図書館のハンディキャップサービスの利用者登録とひもづけられないかと尋ねられたところ、そういった運用の実績は実際にありますと。 + +</MessageBubble> + +#### メールでの貸出も可能 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ほかにも、サピエ図書館と小平市立図書館を連携して活用できる方法はあるかを尋ねられた。 + +すると、マルチメディアデイジーなどデータ量が大きいものは難しいが、小平市立図書館がサピエ図書館からダウンロードしたデータをメールなどで利用者へ貸出すことも、利用規約上は可能とのこと。 + +ただ、本人以外の利用を禁じる、たとえばメールに注意書きをするなどの策を講じる必要があるとのこと。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +さらに、小平市立図書館と市内の学校図書館の連携をすれば、たとえば次のようなこともできる。 + +学校図書の司書や協力員の方を通じて、児童・生徒が希望するデイジー図書をサピエ図書館からダウンロードし、GIGAスクール端末で利用すること。 + +なお、端末としては、iPadのほうが、Android端末より使い勝手がよいらしい。 + +</MessageBubble> + +#### サピエ図書館と連携すればさまざまなことができることを認識していたか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういったことは少し質問すれば分かること。 + +今述べたような、サピエ図書館のデータが小平市立図書館と一緒に活用できる仕組みとなっていることを認識していたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域学習担当部長(安部) " align="left"> + +私自身、サピエ図書館について調べたが、こういう細かいところの確認はしていなかった。 + +図書館の現場では、ある程度の運用については確認をしている部分はあろうかと思うが、今話を伺い、できることはまだいろいろあるんだなと感じた。 + +運用の課題もあると思うので、可能性についてこれから検討していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +サピエ図書館は中央図書館など介さず、自分でサピエ図書館にアクセスして個人利用できる。 + +ただ条件があり、個人利用できるのは1Mbps以上のインターネット接続速度の環境がある方のみ。また任意の寄附を求められるところもある。 + +1Mbps以上のインターネット接続は、今の時代、みんなできると思ってしまうが、そうではない人もたくさんいる。すべての人が使える環境ではない。タブレット端末もないとできない。 + +(だからこそ図書館でできるところをやってもらいたい)。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +時間的には数か月もかからないスパンで対応できることと思う。ぜひ真剣に検討していただきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 今回の指摘を図書館協議会でも報告してもらえるか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もうひとつ問題がある。図書館協議会で、今述べたようなことを指摘してもらいたい。 + +なぜなら、今回「デジタル化時代の公共図書館を考える」というテーマで提言されているのに、サピエ図書館のことが調べられてない。 + +私も議員として本当は調べなくてはならなかったと思うが、市のほうが詳しいと考えて自分でなかなか調べなかったところもある。 + +もしかすると図書館協議会の方々も自分たちで調べられなかったと思うが、少し調べれば出てくるようなことを調べていないというのは、やはり問題ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +2か月後か3か月後にある図書館協議会でも、この一般質問で指摘したようなことをちゃんと報告してもらいたいがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="地域学習担当部長(安部) " align="left"> + +図書館協議会の提言については、さほど詳細な言及がされていないところがある。しかし、図書館協議会でもアクセシビリティに対応した電子サービスの必要性とは十分認識されていると考えている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +今回の件があり、図書館長と協議会の会長とも話をしたり、今後、ディスレクシアの方に対応したサービスの重要性については十分認識を持たれているということもあるので今後に生かしていきたい。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +次回の図書館協議会においても、今回の把握漏れの件についても含め、そういうディスレクシアの方を含めた取組についても、協議、意見交換していきたい。 + +</MessageBubble> + +#### パブコメの把握漏れだけではなく、情報の把握漏れにも気配りを + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +パブリックコメントの把握漏れだけではなく、こういったサピエ図書館の情報の把握漏れもある。しっかりやってほしい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 学校での読書週間で、読むことが困難な子への配慮は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は、学校での読書週間において、読むことが困難な子への配慮はどのように行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +学校図書館では、発達の段階に応じて、児童・生徒の多様な興味や学習のニーズに応じて、幅広いジャンルやテーマの本をそろえている。 + +また、可能な範囲で、ICT機器の活用や市立図書館との連携を図ることで、読むことの困難な児童・生徒が自分のペースで読書ができるよう配慮して取り組んでいく。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..cd0927b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..02cba5d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..ecfd4cb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..b723ece --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ](./1-ijime-judai-tenken-hyouka/) +- [(2)小平市を旧石器時代研究の拠点にしよう](./2-kodaira-kyusekki-kyoten/) +- [(3)第4次小平市子どもの読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて](./3-dokusyo-public-comment-more/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya.mdx new file mode 100644 index 0000000..fb37553 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya.mdx @@ -0,0 +1,567 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1421&schedule_id=5&minute_id=1001&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=34&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年9月8日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +いじめ重大事態の調査報告書の原案作成を、調査対象である教育委員会自身が行っているという根本的な利益相反問題を追及しました。第三者委員会の独立性を確保するため、文書原案の作成も第三者に任せるべきと訴えましたが、教育長は「教委事務局は作成を補佐する立場」との認識に留まりました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① これまでの重大事態調査報告書は原案を誰がつくってきた? | [いじめ問題対策委員会が協議決定し、教委事務局はそれを補佐する。](#-これまでの重大事態調査報告書は原案を誰がつくってきた?) | +| 事務局が補佐とはどういうこと? | [事務局は必要な指示を対策委員会から受けて作業している。](#事務局が補佐とはどういうこと) | +| ② いじめ重大事態の調査報告書原案は教育委員会がつくるという決まりがある? | [決まりはない。](#-いじめ重大事態の調査報告書原案は教育委員会がつくるという決まりがある?) | +| 教委が補佐する決まりがある? | [ない。](#教委が補佐する決まりがある) | +| 調査委員会の設置要綱はある? | [ない。](#調査委員会の設置要綱はある) | +| ③ 会議録や調査報告書原案は第三者がつくるのが当然では? | [対策委員会の会議録は、円滑な進行を図るため教委がつくっている。調査報告書原案は対策委員会が協議決定し、教委はそれを補佐する。](#-会議録や調査報告書原案は第三者がつくるのが当然では?) | +| ④ 被害者や保護者の要望があれば第三者がつくる? | ↑ | +| 実際に保護者が要望しているが? | [公平性や中立性に疑義を持たれている状況は認識している。](#実際に保護者が要望しているが) | +| 被害者や保護者の声は無視するの? | [そういうつもりはまったくない。自治体によって対策委員会の組織、構成、業務量も異なり、一概に比較できない。](#被害者や保護者の声は無視するの) | +| 組織、構成、業務量の何が問題? | [何がということはなく、総合的に。他市の事例や組織の例は研究していきたい。](#組織構成業務量の何が問題) | +| 内部でまだ検討していないの? | [懸念を持たれていることは十分認識。現状況ですべてを担ってもらうわけにはいかず、指示を受けながら市教委が事務回りを担当している。](#内部でまだ検討していないの) | +| 今できない理由は、予算?人員? | [さまざま研究しており、今ここでこれとは言えない。](#今できない理由は予算人員) | +| 要望あれば報告書原案を弁護士等につくってもらえる? | [委員に弁護士がいるのでその部分は満たしていると考える。](#要望あれば報告書原案を弁護士等につくってもらえる) | +| つくってもらえるという意味? | [保護者の要望に応じて弁護士がつくるというのは今は難しい。](#つくってもらえるという意味) | +| 本人や保護者が信頼できない報告書をつくっても意味ないが? | [保護者と合意形成を図りながら進めている。](#本人や保護者が信頼できない報告書をつくっても意味ないが) | +| 保護者と合意形成できなければそのまま進める? | [合意形成を図りながら進めたいが、最終的には委員会が判断する。](#保護者と合意形成できなければそのまま進める) | +| ⑤ 調査補助員の導入などが必要と思うが? | [考えていないが、他市事例を参考に研究していく。](#-被害者や保護者の要望があれば第三者がつくる?) | +| ⑥ 文書作成には時間給など別途報酬を設ける必要があるが? | [時間給などを設ける予定は今のところない。](#-調査補助員の導入などが必要と思うが?) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230908-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査を進める際に作成されるさまざまな文書や最終的な調査報告書は、第三者性が客観的に担保されている状況の中で作られる必要がある。 + +なぜなら、これまで指摘してきたように、特に被害者やその家族が信用できない調査や報告書であればつくる必要がないどころか、二次被害を与えるものにもなるからだ。税金の無駄遣いにもなる。 + +そのため、いじめ重大事態の調査に関わる文書の作成について以下質問する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なお、ここで使う言葉の意味としては次のとおり。 + +- 原案 = たたき台 +- 第三者委員会 = いじめ重大事態の調査や再調査を担う第三者委員会 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態は、それまでの学校や教育委員会のいじめ対応が遅れていたことがひとつの原因になっていることが多い。 + +学校や教育委員会のコミュニケーション不足、コミュニケーション上の問題が重なって、被害者の子どもやその保護者が学校や教育委員会に強い不信感を持っていることがほとんど。 + +小平市で私が把握しているすべてのケースで信頼関係が成り立っていない。これはほかの自治体の教育委員会でも同様なことが起きているところもあり、メディアが注目してきて最近は報道もされるようになっている。 + +そういった状況の中、会議録や調査報告書のたたき台を教育委員会がつくることになれば、被害者の方々や保護者の方々はどう思うか。会議録や調査報告書が信用できないものになると考えるのは当然のこと。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いろいろな自治体で第三者委員会の委員を務められてきた複数名の方から話を伺っている。下書きといえども、そんなことをしている自治体は見たことがないと。どの自治体も第三者委員会の委員が分担して会議録とか調査報告書をつくっていると。 + +教育委員会が事務局として入るのは、せいぜい聞き取り調査や会議のテープ起こしぐらい。そういった聞き取りや会議のテープ起こしの作業ですら、教育畑とは関係のない市の職員が行っているという話だ。 + +これは当然だと私も思う。被害者やご家族の心情を考えると、最初からきちんと第三者性を担保しておかないと、そういうことになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +それから第三者委員会の委員は報酬が1日に1万2,000円。委員長でも1万3,000円。お忙しい方ばかりで、手弁当でも取り組んでくださるような方でなければ、多くの時間を使い取り組むことができないのは当然。 + +つまり報酬制度自体が、いじめ重大事態へ対応できるようになっていない。委員の報酬制度も併せて考え直す必要がある。しかもすぐに着手しなければならない、というところでの質問。 + +</MessageBubble> + +### ① これまでの重大事態調査報告書は原案を誰がつくってきた? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成30年4月と令和4年3月に取りまとめられたいじめ重大事態の調査報告書の原案は、それぞれ誰が作成したか。教育委員会事務局か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会で協議、決定しており、教育委員会事務局はその作成を補佐する立場。 + +</MessageBubble> + +#### 答弁漏れ、質問にちゃんと答えて + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +答弁漏れ。誰が作成したかと聞いている。ちゃんと答弁を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +答弁は、いじめ問題対策委員会で協議・決定しており、教育委員会事務局はその作成を補佐する立場。 + +答弁漏れかもしれないが、一応、再質問してもらえるか。一応そう答えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いや、教育委員会事務局が作成したかについては答えていない。教育委員会、対策委員会で決定した。事務局は補佐すると言ったが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +誰が作成したかという主語か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そう。補佐するというのは、原案の作成を誰がやったかという話ではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +主語を聞きたいということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そう。3件目の質問では原案は事務局でつくっていると答えているので、答えられるはず。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +答弁で申し上げたが、教育委員会事務局は、その作成を補佐するということで、教育委員会事務局のほうが作成の部分を手伝っているという答弁とさせてもらった。 + +</MessageBubble> + +#### 事務局が補佐とはどういうこと? + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事務局が補佐するとはどういうことか。具体的には、事務局がまずたたき台をつくり、委員にメールか何かで送り、確認してもらっているということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +事務局は必要な指示を対策委員会から受けて作業をしている。対策委員会の円滑な進行に必要な事務を担っている。 + +</MessageBubble> + +#### 結局、教委が原案を作成している + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜちゃんと答えないのかなと、本当に不思議。 + +とにかく教育委員会事務局が原案を、たたき台をつくっているということ。もし事務局が対策委員会と一緒につくっているという論理であっても、それはおかしな話だ。 + +事務局と一緒に対策委員会がつくること自体、あり得ないことだ。客観的な第三者性がそれでは担保できない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほども話したが、あるベテランの委員からは次のような話を聞いている。 + +その方が入った少なくとも5つの委員会では、すべて委員が一から報告書の原案を作成している。 + +ある自治体の調査委員会のときは、委員が作成した報告書の文面案を事務局がまとめる際に、勝手に付け加えたり抜いたりしていたことが判明した。 + +そのことからも、第三者委員会の仕事として一番重要な報告書の文案を利害関係者である設置者(教育委員会)につくらせることは絶対にあり得ないと言っている。 + +事務局が報告書の目次案を出してきたこともあるが、委員会の独立性に関することで、事務局が口を出してよいことではないと指摘されていた。 + +それくらいのあり得ないことだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事務局が原案をつくって、もし第三者性の欠落したような報告書ができあがったら、それは税金の無駄遣いになる。 + +皆さん、もう重々ご想像のとおり。 + +</MessageBubble> + +### ② いじめ重大事態の調査報告書原案は教育委員会がつくるという決まりがある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査報告書は、その原案を第三者委員会ではなく教育委員会事務局が作成するという決まりはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +決まりはないが、いじめ重大事態の調査報告書は、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会で協議・決定しており、教育委員会事務局はその作成を補佐する立場。 + +</MessageBubble> + +#### 教委が補佐する決まりがある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会事務局が補佐するという決まりは要綱で決まっているか。 + +たとえばいじめ重大事態の「調査委員会設置要綱」のような要綱を最初につくると思うが、そういったものはないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +作成の主体を要綱で定めているかという質問と思うが、そのような定めたものはない。 + +</MessageBubble> + +#### 調査委員会の設置要綱はある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そもそも、いじめ重大事態の調査委員会を設置するときの設置要綱はつくられているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +設置に当たっての要綱は、定めていると記憶している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、要綱の正式名称は?また、その要綱を後でもらいたいが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +要綱があったと記憶していると述べたが、条例に基づいて設置をしていた。なので条例がある。 + +</MessageBubble> + +#### あるとかないとか言っているが本当にない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、要綱はないという理解でよいか。 + +あるとかないとか、いじめ重大事態の重要なことで、あるないのところで記憶がないとか要綱があったみたいな話になっているのは、すごく不思議。 + +本当にその要綱はないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +要綱はない。申し訳ない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要綱を定めている自治体もかなり多く、その中に、そういう会議録は誰がつくるかとか、しっかり定めているところも多くある。 + +</MessageBubble> + +### ③ 会議録や調査報告書原案は第三者がつくるのが当然では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +第三者性を客観的に担保するよう、第三者委員会の会議録やいじめ重大事態の調査報告書の原案については、教育委員会事務局ではなく第三者委員会の弁護士など第三者が担うべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +### ④ 被害者や保護者の要望があれば第三者がつくる? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の被害者本人や家族から要望があれば、第三者委員会の会議録や調査報告書の原案作成を教育委員会事務局ではなく第三者委員会の弁護士などに担ってもらうことは可能か。もし不可能ならば、その根拠は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +会議録については、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会の円滑な進行を図るため、教育委員会事務局において作成している。 + +調査報告書原案の作成については、先ほど答弁したとおり、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会がいじめ重大事態の調査報告書を協議・決定しており、教育委員会事務局は、その作成を補佐する立場。 + +</MessageBubble> + +#### 実際に保護者が要望しているが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事務局でつくると、第三者性はかなり低下している。 + +実際に、第三者性がないので事務局ではなく第三者委員会が最初からつくってほしいと被害者家族から声が上がっていることについては、どう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +公平性や中立性に疑義を持たれている状況にあるということは、認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 被害者や保護者の声は無視するの? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +認識しているが、特に問題はないという認識のようだ。 + +要は、被害者とか被害者家族の方から声が上がっていることについては無視するという理解でよいか。 + +それについては特に対応しない、それでも大丈夫という認識なのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +無視をするとか、そういうつもりはまったくない。 + +議員が述べたとおり、他地区では一切事務局が関わらない、何も担わないという自治体があることも承知している。 + +しかし、自治体によって対策委員会の組織、構成、また業務量も異なるので、一概に比較はできないものと捉えている。 + +被害に遭われている保護者の方から、こういう話をいただいた折には、丁寧に御説明もさせていただいている。 + +</MessageBubble> + +#### 組織、構成、業務量の何が問題? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市では、組織、構成、業務量の問題で他市のようには対応できないというが、組織、構成、業務量のうち、具体的に何が問題になって、小平市ではできないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +今述べたものの何がということではなく、総合的にということ。 + +ただ、他市のそのような事例、組織の例については、研究をしていきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 内部でまだ検討していないの? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +実際に被害者の方やご家族から指摘があり、内部で検討していると思ったが、検討していないということか。 + +総合的に考えるのはもちろんだが、個別具体にこれこれこういう課題があるからできないといったものがあるでしょう。 + +今の段階では、そういう課題抽出が終わっていないとか、ある程度こういった課題はあると認識していないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +さまざまな懸念を持たれているということは、十分認識している。 + +ただ、委員会を一からすべてを担っていただくわけには今の状況ではいかないので、そこは指示を受けながら、事務回りのことは私どもで担わせていただいている。 + +</MessageBubble> + +#### 今できない理由は、予算?人員? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今の状態だと担えないというところの一番の大きな理由は何か。予算か。もしくは人員の問題か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +さまざまな面から研究を進めており、今ここでこれがということは言えない。 + +</MessageBubble> + + +#### 要望あれば報告書原案を弁護士等につくってもらえる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +本人もしくは保護者から要望があれば、調査報告書の原案作成を弁護士等に担ってもらうことは可能か。 + +これも答弁漏れのレベルだったが、可能か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +調査委員会の中には、弁護士の資格を有する委員もいる。調査委員会の中で協議、決定をしているので、その部分については満たしていると考えている。 + +</MessageBubble> + +#### つくってもらえるという意味? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ちょっとよく分からなかったが、要は、できるという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +保護者からの要望に応じて弁護士が作成することは可能かという質問と受け止めているが、保護者からの要望をいただいたので変えるということは、今の段階では難しいと考えている。 + +対策委員の中には弁護士もいるので、専門的知見を生かして報告書は作成している。 + +</MessageBubble> + +#### 本人や保護者が信頼できない報告書をつくっても意味ないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのような状態で報告書をつくると、報告書が完成しても被害者や被害者家族は内容をまったく信頼できないし、つくった意味がなくなる。 + +その方々にとって意味がなくなるものになってしまうが、それでもよいという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +報告書の完成までには、保護者にも何度も見ていただく機会を設け、合意形成を図りながら進めている。 + +</MessageBubble> + +#### 保護者と合意形成できなければそのまま進める? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、合意形成ができなかった場合は、そのまま進めるという理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +合意形成を図りながら進めたいと考えているが、最終的には委員会のほうで判断をすることになろうかと考える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それだと本当に意味のない調査報告書をつくることになる。すると、どうしても再調査の必要が出てくる。 + +教育委員会の調査では十分な調査ができなかったので、再調査してくださいという話になってくる。 + +そういった進め方ではいけない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 調査補助員の導入などが必要と思うが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ほかの自治体では、いじめ重大事態の調査や再調査に際し、会議録や調査報告書などの文書作成を担うための調査補助員を設けたり、そのことを条例で規定したりしているところもある。 + +小平市も同様に導入すべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会における必要な事務については、教育委員会事務局が担っているため、調査補助員の導入については考えていないが、他市の事例を参考に研究していく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +本当はすぐ明日にでも、こういった修正をしていかなければと思う。 + +条例で規定せずに調査補助員を設けているところもある。 + +たとえば大阪府池田市とか兵庫県宝塚市とか、インターネットで検索するとずらっと出てくる。 + +名前も調査補助員だったり検証補助員などさまざま。 + +その方々は会議録作成の補助や報告書の作成の補助などをされる。 + +小平市もこういうことをしていかないと。研究レベルではなく、すぐ検討して取りかからなければいけないと思う。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 文書作成には時間給など別途報酬を設ける必要があるが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +第三者委員会の報酬は日額で委員が1万2,000円、委員長が1万3,000円と規定されている。これだけでは十分な取組が行えないことは容易に想像できる。少なくとも会議録の作成や報告書の作成など、別途報酬が必要になる作業については、ほかの自治体で行っているように時間給を設けるべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会の委員の業務は、他部署で所管している審議会等の委員の業務とのバランスを考慮し、報酬額を決定しており、時間給などを設ける予定は現在のところない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +あり得ない話。 + +何が課題かを言わなかったので(課題を認識していないのかもしれないが)、なぜ調査補助員や時間給を設けられない仕組みになっているのかはまったく分からない。 + +調査補助員に来てもらい時給で払うとなった時に、すごくお金がかかってしまうという話なのかもしれない。 + +そこで調査補助員に来ていただかず、教育委員会の事務局が資料をつくるとなれば、人件費がかかる。 + +結局、さきほど述べたように報告書をつくっても無駄になってしまうお金がかかる。今までかけたお金も全部無駄になる。さらに、再調査するためのお金も必要になる。 + +</MessageBubble> + +#### 目先の費用に捕らわれて大きな損失を出すな + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +金額で表してはならないことだが。 + +事務局が作成することで、第三者性が低い状態だけれどもほとんど時間をかけずに報告書が作成される。 + +その際に被害者やそのご家族(今後発生するいじめ被害の方々も含めて)が被る精神的な損害についても、金額では言えないが、見積りして、比較しなくてはならない。 + +お金が、予算がないからという話になるなら、そういったことを本当によく考えていただきたい。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame.mdx new file mode 100644 index 0000000..7465bd9 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame.mdx @@ -0,0 +1,418 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)事務の点検及び評価や学識経験者の意見は何のためにあるか" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1421&schedule_id=5&minute_id=1001&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=34&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年9月8日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +教育委員会の事務点検・評価制度が形骸化している問題を追及しました。いじめ重大事態の対応が点検項目に含まれておらず、学識経験者の意見も十分に活用されていません。制度が「何のためにあるか」という根本的な問いに対し、教育長から明確な回答は得られませんでした。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① いじめ発生後の対応も点検・評価すべきでは? | [いじめ防止推進の取組の一つとして点検・評価している。](#-いじめ発生後の対応も点検・評価すべきでは?) | +| 教育振興基本計画にあるいじめ「防止」の観点でしか点検・評価できない? | [いじめ防止基本方針に基づくいじめ防止推進の中で、いじめの関係も踏まえてひとつの評価、点検としている。](#教育振興基本計画にあるいじめ防止の観点でしか点検評価できない) | +| 第二次教育振興基本計画にも、防止ではなく「発生後」の観点で書く必要があるのでは? | [意見は分かるが現段階で修正する考えはない。板橋区などの事例を研究したい。](#第二次教育振興基本計画にも防止ではなく発生後の観点で書く必要があるのでは) | +| ② 服務事故はなぜ「発生防止」ではなく「再発防止」? | [過去に重大な教員の服務事故が発生し、報告書をまとめたことを契機に、再発防止としている。](#-服務事故はなぜ「発生防止」ではなく「再発防止」?) | +| ③ なぜ服務事故「発生件数」の記載がない? | [服務事故の防止を目的とした研修についての評価だから。](#-なぜ服務事故「発生件数」の記載がない?) | +| そのほかの取組みには数字があるが? | [件数を載せることは研究していきたい。](#そのほかの取組みには数字があるが) | +| ④ 服務事故の対応も点検・評価すべきでは? | [発生した際やその後の対応も含め点検・評価の取組としている。個別事案を具体的に取り上げることはなじまない。](#-服務事故の対応も点検・評価すべきでは?) | +| ⑤ 点検・評価対象の事業を限定することは、法的に許される? | [法にある具体的手法については国の解釈や指針はなく、各教委の判断に委ねられている。](#-点検・評価対象の事業を限定することは、法的に許される?) | +| ⑥ 学識経験者からの意見は何のために記載している? | [法に「学識経験者の知見活用を図る」とあり、公表することで客観性を確保している。](#-学識経験者からの意見は何のために記載している?) | +| 学識経験者への報酬額は? | [今、手元に資料がない。](#学識経験者への報酬額は) | +| ⑦ 学識経験者からの意見にいじめ重大事態についての言及が一切ないのは、教委の意向? | [発言に係る教委からの申し入れや取決め等はない。](#-学識経験者からの意見にいじめ重大事態についての言及が一切ないのは、教委の意向?) | +| ⑧ 今の学識経験者は教委とつながりが深いため指摘できていないのでは? | [指摘のような事実はないと認識している。](#-今の学識経験者は教委とつながりが深いため指摘できていないのでは?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230908-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 令和4年度の点検・評価も意義を満たしていない部分がある + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年8月の教育委員会定例会において、小平市教育委員会事務の点検及び評価(以下、「点検評価」と呼ぶ。)報告書(令和4年度版)の案が示され、可決した。 + +以前も述べたとおり、この「点検評価」の冒頭で、点検・評価の意義を次のように2つ定めている。 + +<BlockQuote refs={"小平市教育委員会事務の点検及び評価-令和4年度分-報告書"} href={"https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/022/022709.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**実施の趣旨** +1. 毎年度、自らの権限に属する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価を行い、課題や取組の方向性を明らかにすることにより、効果的な教育行政の一層の推進を図る。 +1. 点検及び評価の結果に関する報告書を作成し、これを小平市議会に提出するとともに、公表することにより、市民への説明責任を果たし、市民に信頼される教育行政を推進する。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでと同様、今回の点検評価もこの2点が満たされていない部分がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会内で非常に重要な課題となっている(はずの)、いじめ重大事態に関する取扱いにおける課題や、服務事故の対応について市民から指摘がなされているのに、この点検評価には一切書かれていない。 + +いじめ対応の良し悪し。服務事故は発生したか。どう対応したのか。そういったことがまったく書かれていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ被害や体罰被害を受けた方々やご家族はこれを読むと「ふざけるな」となる。私たちが指摘したことは一体どうなっているのか、と。 + +</MessageBubble> + +#### 「防止する取り組み」だからよしとするのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +点検評価には1と2の目的がある。さらにこれだけ指摘されている。被害家族の尊厳を傷つけることになるのに、なぜそんな重要なことについて、かたくなに点検・評価をしないのかと考えた。 + +よく読んで分かったのは、いじめと服務事故については<Highlight>防止する取組</Highlight>という観点で書かれている。 + +つまり「防止のための取組ができたからよい」としている。いじめ重大事態のことも今回から書いてもらっているが、そこを読むと「重大事態の周知を進める取組ができたのでよし」と書いてある。 + +いじめ防止の取組や服務事故再発防止の取組をした結果、効果があったのか、なかったのか。防止対策に意味があったのか、意味がなかったのかの評価はしていない。 + +</MessageBubble> + +#### どうすれば点検評価の対象になるのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +もちろん防止のための取組は必要。しかしそれ以上に、現在喫緊の改善しなければならない課題がある。 + +[さきほどの答弁](./1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/#組織構成業務量の何が問題)からすると、具体的にどんな課題があるかも抽出し検討していない。 + +実際にいじめや服務事故が起きた際どう対応していくかについて、点検と評価の項目がない。これを加える必要がある。 + +なぜ対象になっていないのか、どうしたら対象にしてもらえるのかを見いだすために質問している。 + +</MessageBubble> + +### ① いじめ発生後の対応も点検・評価すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の扱いには大きな課題があり、その改善への取組は(1)と(2)を達成するために重要だ。 + +そのため、いじめ防止の観点から、いじめ重大事態を点検・評価するだけでは(足りない)。 + +防止策がかなわず、いじめ重大事態が発生した際の対応についても点検・評価し、課題・対応・今後の方向性を示すべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態に係る取組は、発生した際の対応も含め、点検及び評価対象事業であるいじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進の取組のひとつとして、点検及び評価している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態が発生し、発生した課題はどうだったかとかというのはまったく書いていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +インターネットで調べると、板橋区などの例が出る。たとえば板橋区の場合は次のように書かれている。 + +<BlockQuote refs={"令和5年度(令和4年度分)教育委員会が行う点検・評価"} href={"https://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoikuiinkai/iinkai/tenken/index.html"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**各学校園における「学校いじめ未然防止等基本方針」による取組 【教育委員会評価】** +児童・生徒や教職員のいじめに関する意識は非常に向上しており、順調に取組は進められていると評価できる。しかし、<Highlight>重大事態における対応など、課題は多々あるため、重大事態を長期化させないため対応策を検討していく</Highlight>。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +これでも内容が少ないと思うが、少なくともこういうことをなぜ書けないのか。もう少し具体的に改善ができるよう書いてほしい。 + +</MessageBubble> + +#### 教育振興基本計画にあるいじめ「防止」の観点でしか点検・評価できない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +話を聞くと「教育振興基本計画に、いじめ防止の観点でしか話がないから、点検・評価でもいじめ防止の観点からしか話がない」と聞こえる。そういう理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +いじめ防止基本方針に基づくいじめ防止の推進という中で、いじめの関係も踏まえてひとつの評価、点検としている。 + +</MessageBubble> + +#### 第二次教育振興基本計画にも、防止ではなく「発生後」の観点で書く必要があるのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +第二次教育振興基本計画にも、同様にいじめ防止の観点からのことしか書かれていない。 + +いじめ重大事態や体罰が発生したときもどうしていくかという観点のことも書く必要がある。修正が必要と思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +議員の意見は分かるが、現段階で私たちの方で修正する考えはない。 + +ただ、板橋区などの事例について、どのような形でするかというのを我々のほうでも少し研究したい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +しっかり記載してもらいたい。 + +</MessageBubble> + + +### ② 服務事故はなぜ「発生防止」ではなく「再発防止」? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +服務事故再発防止の取組について、「発生防止」ではなくなぜ「再発防止」という表現を使っているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市立学校において、過去に重大な教員の服務事故が発生したことから、服務事故再発防止プロジェクトチームを設置し、報告書をまとめた。 + +これを契機として、服務事故再発防止の取組を実施している。 + +</MessageBubble> + +### ③ なぜ服務事故「発生件数」の記載がない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +服務事故再発防止の取組について、評価の重要な指標である服務事故の発生件数が記載されていない理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +点検・評価では、服務事故の防止を目的とした研修について評価していることから、具体的な発生件数は記載していない。 + +</MessageBubble> + +#### そのほかの取組みには数字があるが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、どうやって防止の取組に効果があったことを測るのか。 + +いじめのほうは、いじめ防止なのになぜか解消率だが、いじめの解消率や登校できるようになった児童・生徒数が書かれている。 + +また「確かな学力の向上」には、学力や学習状況の調査、平均正答率で評価が書かれている。 + +しかし、服務事故の発生件数については、なぜ同様に数字が書かれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +件数が載せてあるほうがよりよい資料になるのかどうかを含めて、研究していきたい。 + +</MessageBubble> + +### ④ 服務事故の対応も点検・評価すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年度に少なくとも1件の不適切な指導があり、服務事故が発生している。令和4年度以前にも不適切な指導があったという相談を数件受けている。教育委員会も認識している。 + +つまり研修だけでは、服務事故は防ぎ切れない。 + +相談いただいているケースでは、事故発生後の対応が大きな課題となっている。 + +そのため、研修という観点だけから服務事故防止を点検・評価するのではなく、研修をしても発生してしまった服務事故のその後の対応についても点検・評価し、課題・対応・今後の方向性を示すべきと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +発生した際やその後の対応も含め、点検及び評価の取組としている。しかし、服務事故の様態は個々の状況で異なることから、個別事案を具体的に取り上げることはなじまないと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +簡単に調べてもらうと分かる。たとえばつくばみらい市では、いじめ・体罰解消サポート事業をやっている。それについての詳細が書かれていて、コストも書かれている。 + +- <ExternalLink href="https://www.edu.pref.ibaraki.jp/ijimekaisho/">茨城県いじめ・体罰解消サポートセンター</ExternalLink> +- <ExternalLink href="https://www.city.tsukubamirai.lg.jp/page/page001508.html">つくばみらい市・教育委員会事務の点検及び評価</ExternalLink> + +問題点や課題もしっかり書いてあるので、そういったところを見習って小平市もしっかり書いてもらいたい。 + +</MessageBubble> + + +### ⑤ 点検・評価対象の事業を限定することは、法的に許される? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そもそも地方教育行政の組織及び運営に関する法律で、次のように定められている。 + +<BlockQuote refs={"地方教育行政の組織及び運営に関する法律"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000162#Mp-At_26"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第二十六条** +教育委員会は、毎年、<Highlight>その権限に属する事務(略)の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い</Highlight>、その結果に関する報告書を作成し、これを議会に提出するとともに、公表しなければならない。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +趣旨からすると「権限に属する事務全般が点検・評価の対象」と読める。 + +小平市は事業を絞って点検・評価の対象としているが、これは法的に許されるのか。許されるとしたら、どんな根拠に基づいているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条において、具体的な手法等について国の解釈や指針は示されておらず、各教育委員会の判断に委ねられている。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +そのため、教育委員会が推進する方向性に沿った、より効果的な点検及び評価を行うことができるよう、小平市教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価の実施方針に基づき、小平市教育振興基本計画に掲げた基本的施策の年次ごとの具体的な事業となる小平市教育振興基本計画の基本的な方向及び主な取組に掲げた事業と、教育委員会が特に重要と認める事業を対象としている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +根拠がないということが分かった。つまり上記で指摘したことは含められるはず。ぜひ含めてもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 学識経験者からの意見は何のために記載している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学識経験者からの意見は何のために記載しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に次のとおりある。 + +<BlockQuote refs={"地方教育行政の組織及び運営に関する法律"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=331AC0000000162#Mp-At_26"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第二十六条** +**2** 教育委員会は、前項の点検及び評価を行うに当たつては、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図るものとする。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +学識経験者からいただいた意見を公表することにより、点検及び評価の客観性を確保するため、掲載している。 + +</MessageBubble> + +#### 学識経験者への報酬額は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +知見の活用を図るというところだが、報酬はそれぞれいくら払っているか。 + +学識経験者からの意見の原稿の作成、「点検及び評価」に関する有識者会議の出席が1回いくらか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +大変申し訳ない。今、手元に資料がないので答えられない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、のちほどもらいたい。有識者会議が7月5日と7月14日の両日あったようだ。 + +報酬及び費用弁償の条例に記載がないので、のちほどデータをもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 学識経験者からの意見にいじめ重大事態についての言及が一切ないのは、教委の意向? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学識経験者からの意見に、いじめ重大事態はもとより、いじめや体罰についての言及が一切ない。 + +令和4年度中にいじめ重大事態の発生報告が2件あり、その対応の問題が指摘され、また服務事項も発生し、体罰を訴える訴訟の判決も出ている中で一切の言及がないことには強い違和感がある。 + +市教育委員会は学識経験者に対し、それらについては意見いただかないよう伝えているのか。それとも意見してはいけないルールがあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +発言に係る教育委員会からの申入れや取決め等はない。 + +</MessageBubble> + +### ⑧ 今の学識経験者は教委とつながりが深いため指摘できていないのでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +意見をいただいている学識経験者は、いじめ重大事態調査の第三者委員会の委員長も務められており、いじめ重大事態の対応に関する市の課題を詳しく把握されているはずだ。 + +しかし、意見ではこれら課題に一切触れられていない。教育委員会と関係が深いため指摘できていないのではというふうにも見える。市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会事務の点検及び評価については、教育委員会が行う事務全体を俯瞰し、よりよい教育行政の推進のために、意見をもらうもの。 + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会の所掌事務とは異なるものであり、指摘のような状況はないと認識している。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/3-jouhou-koukai-samatageruna.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/3-jouhou-koukai-samatageruna.mdx new file mode 100644 index 0000000..124dfa8 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/3-jouhou-koukai-samatageruna.mdx @@ -0,0 +1,253 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度9月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)情報公開を恣意的に妨げられてしまう仕組みを改善せよ" +tags: + - 一般質問 + - 情報公開・情報発信 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1421&schedule_id=5&minute_id=1001&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=34&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年9月8日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +情報公開請求において、市が恣意的に情報公開を妨げている実態を追及しました。請求者が求める情報が適切に開示されず、制度の趣旨が損なわれている状況を指摘。透明性の確保と公正な運用を求めました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 文書不存在で不開示決定した後、文書の存在が判明し不開示を取り消したのは事実? | [今年、そのような事案があった。](#-文書不存在で不開示決定した後、文書の存在が判明し不開示を取り消したのは事実?) | +| ② この事案は内部統制で取り扱う? | [内部統制試行運用の報告対象事案であり、手続に沿って対応していく。](#-この事案は内部統制で取り扱う?) | +| ③ 開示すべきをしなかった事例は過去10年で何件? | [教育委員会ではなし。市長部局では昨年度に2件あった。](#-開示すべきをしなかった事例は過去10年で何件?) | +| ④ 情報提供に漏れがあることは許される? | [許容しているものではない。](#-情報提供に漏れがあることは許される?) | +| ⑤ 資料一覧を提示するなど、漏れのない情報提供に努めている? | [特定の個人名や個人属性に応じてリスト提供は困難。文書目録等を備えて利用してもらうとともに、公開請求者に可能な限り具体的に件名や内容等を書いてもらうようお願いする。](#-資料一覧を提示するなど、漏れのない情報提供に努めている?) | +| 教委は文書目録を備え利用してもらっている? | [たぶん、何か聞かれて出せるものがあれば出すと思う。聞かれない場合は出していない。](#教委は文書目録を備え利用してもらっている) | +| ⑥ 恣意的な情報不開示を防ぐ仕組みはない? | [公務員には法令順守義務がある。恣意的な不開示があってはならない。研修や手引等の周知で適正な執行を促し、必要に応じて複数の職員で該当公文書の検索をするなど適正な対応に努める。](#-恣意的な情報不開示を防ぐ仕組みはない?) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230908-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +先日、市民が教育委員会に対し保有個人情報の開示請求を行ったところ、存在しないため不開示という決定がなされた。 + +その後、市民の指摘により実際は文書が存在すると明らかになり、不開示決定が取り消され開示されることとなった。 + +それ以外にも同様の疑わしい事例(存在するのに存在していないとしているのでは)の相談をいただいている。 + +現在の情報公開制度は、市が恣意的に開示する文書を選べる仕組みになっているように見える。今回の事案は、それが表面化したものではないか。 + +情報公開制度の根幹に関わる問題であることから、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 文書不存在で不開示決定した後、文書の存在が判明し不開示を取り消したのは事実? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +最近、保有個人情報の開示請求に対し、文書が存在しないといった理由で不開示決定した後に、市民の指摘で文書の存在が判明し、不開示決定を取り消した事案があったことは事実か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +本年度、指摘のような事案があった。 + +</MessageBubble> + + +### ② この事案は内部統制で取り扱う? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これは市の信用を著しく失墜させることであり、原因の調査と再発防止の対策が必要だ。 + +内部統制の試行運用の中で取り扱われるなどの対応は行われるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +試行運用の取組の中で報告の対象事案と認識しており、この手続に沿って対応していく。 + +</MessageBubble> + +### ③ 開示すべきをしなかった事例は過去10年で何件? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育委員会と市長部局における個人情報の開示も含めた公文書の公開請求において、これまで開示すべき情報を何らかの理由で開示していなかったことが判明した事例は、令和4年度までの10年間で何件あるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +令和4年度までの10年間で、教育委員会においてはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +昨年度に2件あった。 + +</MessageBubble> + +#### 答弁漏れ + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +それ以前の10年間と聞いている。なぜ昨年度と答えたのか、答弁漏れでは。それ以前のデータはないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +令和4年度までの10年間で。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そう。過去10年で何件あるかと聞いたのに、昨年度は2件という答えだった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +では、再質問を。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +答弁漏れのとき、時間は止まらないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="議長(松岡あつし)" align="left"> + +止まらない。 + +答弁漏れと指摘があったので、それの確認だったので、時間は止めなかった。そこは同じ運用をしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +しっかり答えてほしい。時間がもったいないので(進む)。 + +</MessageBubble> + + +### ④ 情報提供に漏れがあることは許される? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の職員に対する手引が示されている市の「情報公開条例の手引」には、公開請求に係る公文書の特定という項において、公開請求者が公開請求をする上で「有用な情報の提供に努める」と書かれている。 + +しかし、どこにも「漏れのない情報提供に努める」とは書かれていない。これはなぜか。漏れがあることは許容されるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公開請求により公開される公文書については、公開請求者が求めるものと合致し、漏れなく公開されることが重要であると認識している。 + +そのため、公文書の特定が難しい場合には、公開請求者に確認するなどして漏れのない有用な情報の提供に努めており、あらかじめ漏れが生じることを許容しているものではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今の答弁をもらえたからよいと思うが、それ以外に、どこか情報公開条例の手引等には書いてあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +実際には小平市情報公開事務取扱要綱第7条のところで、議員指摘の内容が記載されている。 + +漏れがないというのは当然のこと。今後、その辺をどう職員に周知していくかを工夫するとともに、手引の記載も事例等を紹介するなど工夫ができないかと検討していきたい。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 資料一覧を提示するなど、漏れのない情報提供に努めている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書の公開請求者は行政事務に通じているわけではないので、具体的な公文書の件名を書けない場合が多い。 + +その際、たとえばある個人Aについての保有個人情報の開示に関し「Aに関係する記録全部」といった書き方で公開請求することもある。 + +それに対して漏れのない情報提供をするためには、Aという名前で文書目録検索ができることや、Aの属性に応じて関連する資料一覧のリストがあること。または同様の請求に対して、これまで開示した資料一覧のリストがあり容易に検索できる仕組み等が必要だ。 + +そういった漏れのない情報提供に努めるための仕組みは設けているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市が保存している公文書は量が多く、特定の個人名で文書目録検索ができることや、特定の個人属性に応じて関連する資料一覧のリストを作成すること等については困難。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市としては、公開請求者が閲覧等を希望する公文書を特定できるよう、文書検索目録を備え利用していただくとともに、公開請求書には可能な限り具体的に該当公文書の件名や内容等を記載いただくようお願いすることなどにより、漏れのない情報提供に努めている。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 教委は文書目録を備え利用してもらっている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +文書目録と言ったが、教育委員会に公開請求したとき、そういった文書目録等の一覧は出してもらっているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉) " align="left"> + +私のほうで確認は取れていないが、基本的に多分そのあたりは、何か聞かれれば出せるものがあれば出すかと思う。聞かれない場合は、個々には出していないものと考えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 恣意的な情報不開示を防ぐ仕組みはない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +公文書の公開請求に対し、市が職員や部署で恣意的に情報を出さないことにする。または職員が多忙などの理由で、開示すべき情報を精査せず、ある程度調べただけでそれを公開して終わり +にするようなことがあったとしても、それを防ぐための仕組みはないと思われる。この認識で正しいか。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +公務員には法令遵守義務があり、恣意的に情報を出さないことや多忙などの理由で開示すべき情報を精査しないことなど、情報公開制度の趣旨に反するようなことがあってはならず、研修の実施や庁内グループウェアによる情報公開の手引等の周知で、情報公開事務の適正な執行を促すとともに、必要に応じ複数の職員で該当公文書の検索を行うことなどにより、引き続き適正な対応に努めていく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan.mdx new file mode 100644 index 0000000..0ec46b1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan.mdx @@ -0,0 +1,208 @@ +--- +first: 2023-12-30 +description: 令和5年度9月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)行政不服審査会の利益相反と言える問題はどうなったか" +tags: + - 一般質問 + - 不服審査 + - 市長の姿勢 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1421&schedule_id=5&minute_id=1001&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=34&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2023" /> + +## まとめ + +令和5年9月8日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +行政不服審査会における利益相反の問題を追及しました。審査会の構成が公平性を欠いている可能性を指摘し、適切な審査体制の確保を求めました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 行政不服審査会の委員長・副委員長の利益相反問題はどうなっている? | [多摩26市で市の顧問弁護士が行政不服審査会委員を兼務しているのは小平市だけだった。委員の入替えを検討している。](#-行政不服審査会の委員長・副委員長の利益相反問題はどうなっている?) | +| ② 市の顧問弁護士と、行政不服審査会の会長職、兼職の経歴は? | [顧問弁護士歴が約18年と約10年。行政不服審査会の会長とその代理が7年5か月。](#-市の顧問弁護士と、行政不服審査会の会長職、兼職の経歴は?) | +| ③ これまでの行政不服審査請求の状況は? | [審査請求件数は5年間の累計で31件。再検討から諮問までの期間は11日~37日など。](#-これまでの行政不服審査請求の状況は?) | +| ④ やはり利益相反の状況だが? | [ただちに利益相反の問題が生じるものではないと認識している。](#-やはり利益相反の状況だが?) | +| ⑤ 行政不服審査請求の後に訴えられた事例はあった? | [事例はない。](#-行政不服審査請求の後に訴えられた事例はあった?) | + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20230908-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +[本年3月定例会での一般質問](../../../r4d/3gatu/jouhou-koukai-fufuku-sinsa/#顧問弁護士が行政不服審査会の委員長をするなど許してよいのか)と同3月の一般会計予算特別委員会等で、市の行政不服審査会の委員長と副委員長が市の顧問弁護士を務めていることは利益相反に当たり、公平中立な審査ができないとの趣旨で質問した。 + +それに対して、一般会計予算特別委員会で + +> 請求者の目線からすると、そういった疑念を抱かれる可能性があるのだろうと思いますので、その点に関しては他市の状況なども少し確認させていただきたい + +という答弁があった。その後の状況について質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 行政不服審査会の委員長・副委員長の利益相反問題はどうなっている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の行政不服審査会の委員長と副委員長は市の顧問弁護士であるため、利益相反で公平中立な審査ができないとの趣旨で指摘したが、これについて、その後どう検討し、どう対応したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +多摩26市の状況を確認したところ、市の顧問弁護士が行政不服審査会委員を兼務しているのは小平市のみであることを確認した。 + +そのことをもってただちに利益相反の問題が生じるとは考えていないが、他市の調査結果を踏まえ、現在の任期の満了に合わせて委員の入替えを行うことを検討している。 + +</MessageBubble> + +### ② 市の顧問弁護士と、行政不服審査会の会長職、兼職の経歴は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の顧問弁護士2人それぞれについて、市の顧問弁護士を務められた経歴(何年から何年・年数)及び行政不服審査会の委員長と副委員長を務められた経歴(何年から何年・年数)は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +#### (五月女 五郎 氏) + +| | 小平市の顧問弁護士 | 小平市行政不服審査会<br />会長 | +| --- | --- | --- | +| 委託開始 | 平成17年4月 | 平成28年4月 | +| 現在までの就任期間 | 18年5か月 | 7年5か月 | + +#### (木内 昭二 氏) + +| | 小平市の顧問弁護士 | 小平市行政不服審査会<br />会長職務代理 | +| --- | --- | --- | +| 委託開始 | 平成25年5月 | 平成28年4月 | +| 現在までの就任期間 | 10年4か月 | 7年5か月 | + +</MessageBubble> + +:::note +##### 木内氏は小平市との関係が深い + +調べた限りですが、木内氏は次の委員や委員長を務められていました。また、<ExternalLink href="https://irbank.net/E02381/officer?m=%E6%9C%A8%E5%86%85%E6%98%AD%E4%BA%8C">元小平市の職員</ExternalLink>です。小平市と関係が深いと言えます。 + +- 平成13年1月から平成24年12月まで小平市固定資産評価審査委員会委員 +- 小平市男女共同参画推進委員会副委員長(?) +- 平成24年から、小平市情報公開審査委員会委員 +- 小平市入札等監視委員会委員 + +::: + +### ③ これまでの行政不服審査請求の状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年度までの5年間で、各年度の次の数値を簡潔に(用語も含めて簡潔に)教えていただきたい。 + +1. 行政不服審査法の規定に基づく不服申立てによる審査請求の請求件数 +1. 主管課(処分庁)における再検討開始から諮問するまでの期間(平均日数、最短日数、最長日数) +1. 再検討の結果、却下され審査会に諮問しなかった件数 +1. 再検討の結果、公開決定等を取消し、または変更し、当該審査請求に係る公文書の全部を公開した件数。 +1. 2で諮問されたときから審査会に諮問されて、その回答が請求者に伝えられるまでの期間(平均日数、最短日数、最長日数)。なお、たとえば2で求めている諮問するまでの期間など、内部で違う期日のデータを所有している場合はそれでもよく、その旨の説明を求める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +審理員手続のない情報公開請求及び個人情報開示請求に係るもので言うと、次のとおり。 + +|年度→ | H30 | R元 | R2 | R3 | R4 | +| --- | --- | --- | --- | --- | --- | +| 1. 行政不服審査の<br />審査請求件数 | 0 | 0 | 27 | 1 | 3 | +| 2. 主管課の再検討開始<br />から諮問までの期間 | - | - | 14日~19日<br />平均14.9日 | 6日 | 11日~37日<br />平均21.6日 + +3. 却下され審査会に諮問しなかった件数はゼロ。 +4. 再検討の結果、当該審査請求に係る公文書の全部を公開した件数はゼロ。 +5. 審査結果が請求者に伝えられるまでの期間は、令和4年度までの5年間で行政不服審査会に諮問した審査請求は現在のところすべて審議中。 + +</MessageBubble> + +### ④ やはり利益相反の状況だが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年3月7日の一般会計予算特別委員会で、 + +> 市の顧問弁護士2人が行政不服審査会の役員(や委員)を務めていることについては、状況によっては利益相反が生じる場合があり得るため、利害関係が生じる場合には調査審議には関与しないようにしている + +と答弁している。 + +しかし行政不服審査請求に対して、市を守る立場の顧問弁護士が「なるべく市が訴えられないよう、または訴えられても敗訴しないよう」等の対応をすると考えるのは自然なことだ。これは利益相反の状況にあるのではないか。市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市が顧問弁護士の方にお願いしている業務は、法律その他の相談、契約締結、往復文書等の重要文書の作成に関する相談等に関し、法律上の助言をいただいているものであり、争訟における訴訟代理人とは異なり、行政不服審査会委員を兼務していることをもって、ただちに利益相反の問題が生じるものではないと認識している。 + +また、顧問弁護士として関与した事件について、その後に、行政不服審査会に諮問されるような場合には、調査審議に関与しない、あるいは逆に、行政不服審査会に諮問された事件について、その後に訴訟が提起された場合には、訴訟代理人を依頼しないといった配慮をしているので、利益相反の問題が生じることはないと認識している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 利益相反となることが防げないケースの一例 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市が訴えられる可能性のある何らかの事案を考える。 + +たとえば上司のパワーハラスメントに耐えかねて上司のハンコを買って稟議書に押してしまったというような公文書偽造の疑いのあるケースが起きてしまったと。 + +それに対し、市が合法的に訴えられないようにするための法律上のアドバイスを顧問弁護士にもらう。 + +その後、誰か市民の方がその事実を知り、公文書公開請求を行うこともある。しかし、そこでは非開示になる。それを見て、市民の方が不服を申し立て、不服審査請求する。 + +ここで不服審査会の委員長や副委員長が関与しないようにするということは、できないはず。 + +そして、不服審査会では、**顧問弁護士である委員長、副委員長の意向で訴えが棄却される** ということは十分にあり得ること。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この場合、市民の利益は、公文書偽造を疑われる事案が起きたことについての情報が開示されること。 + +不服審査会はそのために働かなくてはならないのに、顧問弁護士として市から報酬を得て、市に対して行った法律のアドバイスというのは、法的に問題がない状態で事実を隠蔽するためのもの。 + +これは明らかに利益相反の事例になる。そういった事態は省けないよね、ということを言って、おしまいにします(ここで質問の制限時間でした)。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 行政不服審査請求の後に訴えられた事例はあった? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまでに行政不服審査請求がなされた後に市が訴えられる事例はあったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在のところ、そのような事例はない。 + +</MessageBubble> + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..e2cf6e9 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..11a2f7e --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..8d5e33c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..9478419 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..c21a4b2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ](./1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/) +- [(2)事務の点検及び評価や学識経験者の意見は何のためにあるか](./2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame/) +- [(3)情報公開を恣意的に妨げられてしまう仕組みを改善せよ](./3-jouhou-koukai-samatageruna/) +- [(4)行政不服審査会の利益相反と言える問題はどうなったか](./4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..3fd8e7d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r5d/index.mdx @@ -0,0 +1,26 @@ +--- +title: 令和5年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)虐待通報を甘く見る小平市に第三者のメスを入れ手引作成を](./3gatu/1-gyakutai-tuuhou-amakumiru-kodaira/) + - [(2)他市と比べても異常ないじめ重大事態の対応、すぐに改善を](./3gatu/2-kodaira-dake-ijou-ijime-judai-jitai/) + - [(3)市が重大事態の調査報告書を軽視していることについて](./3gatu/3-ijime-judai-jitai-tyousa-houkokusyo-keisi/) + - [(4)市民の訴えを効果的に解決していくために](./3gatu/4-simin-uttae-koukateki-kaiketu/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)いじめ被害者を継続的に保護するために](./12gatu/1-ijime-higaisya-keizoku-hogo/) + - [(2)いじめ重大事態の調査組織構成はどう適切に判断しているか](./12gatu/2-ijime-judai-jitai-chousa-sosiki-kousei/) + - [(3)いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか](./12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/) + - [(4)体罰の聞き取り調査で教員の証言が優先されている件について](./12gatu/4-taibatu-kyouin-syougen-yusen/) + - [(5)虐待通報も軽視するような市長への手紙をどう改善するのか](./12gatu/5-gyakutai-keisi-sityou/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)いじめ重大事態調査に関わる文書原案の作成は第三者に任せよ](./9gatu/1-ijime-judai-bunso-gennan-daisansya/) + - [(2)事務の点検及び評価や学識経験者の意見は何のためにあるか](./9gatu/2-kyouikuiinkai-tenken-hyouka-nannotame/) + - [(3)情報公開を恣意的に妨げられてしまう仕組みを改善せよ](./9gatu/3-jouhou-koukai-samatageruna/) + - [(4)行政不服審査会の利益相反と言える問題はどうなったか](./9gatu/4-gyousei-fufuku-sinsakai-rieki-souhan/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)市教育委員会事務の点検及び評価にいじめ重大事態を含めよ](./6gatu/1-ijime-judai-tenken-hyouka/) + - [(2)小平市を旧石器時代研究の拠点にしよう](./6gatu/2-kodaira-kyusekki-kyoten/) + - [(3)第4次小平市子どもの読書活動推進計画に関するパブリックコメントの把握漏れについて](./6gatu/3-dokusyo-public-comment-more/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin.mdx new file mode 100644 index 0000000..39b5d52 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin.mdx @@ -0,0 +1,349 @@ +--- +first: 2024-11-29 +description: 令和6年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。いじめ重大事態調査報告書作成の予算要望を市長が拒否した問題を追及。 +title: "(1)いじめ対応の予算を拒否、市長と教育長の責任を問う" +tags: + - 一般質問 + - いじめ + - 予算編成 + - 公文書管理 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1501&schedule_id=5&minute_id=101&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=39&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年11月29日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +市教育委員会が、いじめ重大事態の調査報告書作成を第三者委員会へ委託するために本年度予算に40万円を要望していたにもかかわらず、市長がこれを承認しなかった問題を追及しました。公文書公開請求により、予算要望は市長部局の企画政策部査定の中で拒否されていたこと、また査定時の会議録が存在せず小平市公文書等の管理に関する条例違反の疑いがあることが判明しています。予算編成の透明性や市長・教育長の責任について、予算編成過程の詳細を確認しました。 + +[🏷️タグ「いじめ」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 当初予算編成の流れを明文化したものはあるか。 | [市ホームページの図表のみ。小平市予算事務規則に一定の規定はあるが、詳細な流れは図表が最も分かりやすい。](#-当初予算編成の流れを明文化したものはあるか) | +| ② 補正予算編成も当初予算と同様の流れか。 | [限られた期間での編成だが、企画政策部によるヒアリングと査定、市長・副市長による査定の流れはおおむね同様。](#-補正予算編成の流れ) | +| ③ 査定の場に担当部職員や教育長は出席するか。 | [通常、出席していない。](#-査定の場への担当部職員や教育長の出席) | +| ④ 副市長査定の欄が空欄なのはなぜか。 | [当該資料は企画政策部としての査定結果を記載した資料であるため。](#-副市長査定欄が空欄の理由) | +| ⑤ 墨塗りの決定過程に市長や副市長は関わっているか。 | [所管課で非公開情報該当性を検討し、総務課長へ合議の上、所管課長が決裁。市長・副市長は関与しない。](#-墨塗りの決定過程) | +| ⑥ 会議録不作成は公文書管理条例違反ではないか。 | [査定事項一覧等を作成しており、条例に違反していないと認識。](#-会議録不作成は公文書管理条例違反か) | +| ⑦ 予算措置に至らないと決定した経緯は。 | [企画政策部ヒアリングで教育委員会と調整する中で課題が判明。第三者性は確保されているとの共通認識の下、予算措置に至らなかった。](#-予算措置に至らないと決定した経緯) | +| ⑧ 「総合的に考えての判断」とは何をどう考えたのか。 | [実施時期や支払方法、第三者性の確保状況などを含めて事業化の判断をした。](#-総合的に考えての判断の具体的内容) | +| ⑨ 教育長はなぜ市長部局を擁護する答弁をしたのか。 | [市長部局を擁護する意図や保身を最優先に考えたものではない。](#-教育長の答弁姿勢) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20241129-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 予算要望拒否の経緯 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年9月定例会の一般質問で、市教委がいじめ重大事態の調査報告書作成を第三者委員会へ委託するため、本年度予算に40万円を要望していたことを示した。この要望をなぜ市長が承認しなかったのか問うたところ、教育長は「第三者性は確保されているとの認識から予算措置に至らなかった」と答弁した。 + +予算要望の尽力には感謝している。本年6月には請願第7号が全会一致で採択されたため、予算要望時の計画を基に対応が進められていると思う。 + +一方で、市長の態度は強く糾弾されなければならない。市長には直接、被害者家族から真摯な訴えが何度もなされ、議会でも指摘され続けてきた。市教委は裏で訴えを受け止め、対応改善の予算要望をしたのに、市長はこれを承認しなかった。市長は全て市教委に任せているかのような態度と発言をしてきたため、市教委が何も対応していないように見える状況ができていた。議会で市教委職員が内情を伝えられず矢面に立たされる様子を傍観していた。信じ難く、長として失格だ。教育長もそのような市長に追随していたなら同罪だ。 + +公文書公開請求により、予算要望は市長部局の査定の中で拒否されていたことが判明した。また、査定時の会議録がなく、小平市公文書等の管理に関する条例違反の疑いもある。市長及び教育長の責任は重い。自らの進退も含めて考えていただきたく、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 当初予算編成の流れを明文化したものはあるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +部内での査定に副市長査定を経るなどの詳細部分も分かるような、当初予算編成の流れを明文化したものはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市ホームページに掲載している当初予算編成までの流れの図表が、実際の事務の流れを市民に分かりやすく示したものである。この図表は、政策的経費とそれ以外の経費に分けて、各課からの中期実行プラン提案事業調書や予算見積書の提出、企画政策部によるヒアリングと査定、市長・副市長による査定を行うとの流れや時期を明示しており、事務の詳細な流れを示すものである。 + +</MessageBubble> + +#### 図しかないのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +図しかないのか。内部では流れを明文化したものはないのか。副市長査定などを経ることはどこにも書かれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +小平市予算事務規則に一定の記載はあるが、査定などの事務の流れが一番分かりやすく細かく書いてあるのは市ホームページの図表である。規則の中では、財務担当部長は査定の結果について副市長の調整を経て市長に報告し決定を受けなければならないと規定されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その規則は一般公開されていないのではないか。予算編成過程の透明化をうたっている中で、市民の知る権利がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +小平市予算事務規則は例規集の中で公表している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 補正予算編成の流れ + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +補正予算編成も当初予算編成と同様の流れをたどるのか。主な違いは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +補正予算は限られた期間での編成作業となるので政策的経費とそれ以外の経費の区分はないが、各課が予算見積書を提出し、企画政策部によるヒアリングと査定、市長・副市長による査定を行う基本的な流れはおおむね同様である。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 査定の場への担当部職員や教育長の出席 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +企画政策部及び市長、副市長による査定の場に、通常、担当部職員や教育長は出席するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +通常、担当部職員や教育長は出席していない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 副市長査定欄が空欄の理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年度当初予算編成における査定の表で、副市長査定の欄が空欄なのはなぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当該資料は、副市長との調整に当たり、企画政策部としての査定結果を記載した資料であるため。 + +</MessageBubble> + +#### 副市長査定の記録 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +副市長査定の内容はどこかに記録されているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +査定に参加した職員が個人的なメモ欄として利用することはあるが、組織的な文書としての共用はない。企画政策部査定後の内容については、予算案という形で最終的に意思決定している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書管理運用ガイドラインには、メモの内容を基に別途起案がされず、意思決定の内容や経過の記録に関する重要な事項が記載されているメモは公文書として保存しなければならないとある。副市長査定のメモは公文書に該当するのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +組織的な共用はしていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +副市長の査定は意思決定の中心なのに、なぜ公文書として残らないのか。予算にのらなかった部分は意思決定ではないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +予算案にのらなかったということが意思決定である。中期実行プラン査定一覧表や査定事項一覧によって意思決定に向けた跡づけは可能と捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 墨塗りの決定過程 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文書公開に向けて墨塗りはどういう過程を経て決まるか。墨塗りすると決定した過程に市長や副市長は関わっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平市情報公開条例第7条に基づき、当該公文書の所管課において非公開情報に該当するかどうかを検討し、必要に応じて関係課に協議するとともに総務部総務課長へ合議を行い、所管課長が決裁している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 会議録不作成は公文書管理条例違反か + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算編成の流れの中で、部長職や副市長、市長が出席することもある査定の会議録が作成されていない。意思決定の跡づけができないことも含め、小平市公文書等の管理に関する条例に違反していると考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +意思決定に至る過程等を跡づけることが可能な文書として、予算編成に係る査定事項一覧及び中期実行プラン査定一覧表を作成しており、条例には違反していないものと認識している。 + +</MessageBubble> + +#### ヒアリングで意思決定したのではないか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +企画政策部によるヒアリングで予算措置に至らないことが決定したと言うが、公文書で追えるか。ヒアリングの資料は一つも残っていない。公文書管理運用ガイドラインには、市としての意思決定が行われる会議については会議録の作成が必要と書いてある。ヒアリングで予算措置に至らないことを決めたのなら、それは意思決定ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +ヒアリングは意思決定の場ではない。意思決定はあくまでも予算案についてが意思決定である。ヒアリングは情報共有・情報交換をする場である。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書管理運用ガイドラインでは、市長をはじめ特別職を構成員に含む会議や部長級以上の職員を主たる構成員とする会議は会議録の作成が必要とある。企画政策部及び市長、副市長による査定の場はこれに該当すると思うが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川 知樹)" align="left"> + +予算編成の過程におけるヒアリングや査定の場は、会議録を作成するべき会議には当たらないと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書に残っていなければ、裁判になったときに事実として起きなかったと判断される可能性があるのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川 知樹)" align="left"> + +一般論で即答はできない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一番重要な意思決定がなされる場の公文書が残っていないのは異常な事態だ。言った者勝ちではないか。ヒアリングで教育長と企画政策部が話し合って取り下げたということも、実際はなかったかもしれない。検証できない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 予算措置に至らないと決定した経緯 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +9月定例会で教育長は「市長部局及び教育委員会としては第三者性が確保されているとの認識から予算措置に至らなかった」と答弁した。しかし実際は、企画政策部査定の中で市教委職員や教育長不在のまま決定したのではないか。そうでないなら具体的に示せ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +教育委員会から予算要望があったが、企画政策部のヒアリングにおいて教育委員会と調整を行う中で整理するべき課題があることが分かった。また、小平市いじめ防止基本方針に反して拒否したのではなく、現行の方式においても対策委員会が報告書の原案を作成していることから、第三者性は確保されているとの共通認識の下、予算措置には至らなかった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 「総合的に考えての判断」の具体的内容 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市長は10月の決算特別委員会で、予算要望を拒否した理由を「総合的に考えての判断」と答弁した。何をどう総合的に考えたのか。いじめ防止基本方針の「市は必要な財政上の措置を講じる」に反してまで拒否した理由を具体的に示せ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +(⑦の答弁に含めて回答) + +</MessageBubble> + +#### 正直な答弁を + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +総合的な判断に至る際に、具体的にどのような要素を検討したのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川 知樹)" align="left"> + +この提案を実施するに当たって、どの時期から始めるか、どのような支払方法にするかなど、これまで第三者性は確保されているという認識も踏まえ、どのように事業化したらいいかを含めて判断した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうやって正直に答えればよかったのではないか。教育長からは「第三者性は満たされている」という話しかなかった。なぜ片方の情報を言わなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎 奈緒子)" align="left"> + +答弁の内容はそのときの判断としか申し上げようがない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +正直に答えればいいだけだ。総合的な判断と言われると、いじめ防止基本方針に書いてあることが絵に描いた餅になってしまう。きちんと答弁してほしい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 教育長の答弁姿勢 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育長は、いじめ被害を受けたこどもたちや家族のため、また裏で尽力してくれた市教委職員のためにも、正直に「訴えを受けて予算要望したが、市長部局の査定を通らなかった」と答弁するか、市長部局に答弁させるべきだった。なぜ市長部局を擁護するような答弁をしたのか。保身が最優先なら教育長として失格と考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +9月定例会で答弁したとおり、教育委員会としても、対策委員会が作成し事務局が補佐しているものであり第三者性は確保されているとの認識から予算措置に至らなかったものと捉えている。市長部局を擁護する意図や自らの保身を最優先に考えて答弁したものではない。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou.mdx new file mode 100644 index 0000000..722167b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou.mdx @@ -0,0 +1,252 @@ +--- +first: 2024-11-29 +description: 令和6年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。市教育委員会の不正対応と市組織の自浄機能の必要性を追及。 +title: "(2)教育委員会の不正対応と、市組織としての自浄機能の必要性" +tags: + - 一般質問 + - 教育委員会 + - コンプライアンス + - 自浄機能 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1501&schedule_id=5&minute_id=101&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=39&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年11月29日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +市立花小金井小学校の教員もしくは市教委による事実の捏造が起き、それがそのまま市民へ報告された問題について、6月定例会での教育長答弁が事実に反していたことを追及しました。市民はおわびを受けておらず、担当職員の個人的判断で対応が半年間放置されていたことも判明しています。市組織の自浄機能を担保し、市民からのコンプライアンス違反の訴えに対応する自律した機関の必要性を訴えました。 + +[🏷️タグ「教育委員会」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/教育委員会) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 教育長は虚偽答弁をしたのではないか。 | [おわびしたのは認識のそごについてであり、虚偽答弁の認識はない。](#-教育長は虚偽答弁をしたのではないか) | +| ② 議会答弁が事実ではなかった場合の対応は。 | [その場での訂正・取消し、後に判明した場合は状況に応じた対応を検討。](#-議会答弁が事実ではなかった場合の対応) | +| ③ 組織的対応と言えない状況への見解は。 | [対応に時間を要し申し訳ない。基本的には複数職員で組織的対応を図っている。](#-組織的対応と言えない状況への見解) | +| ④ 市教委自ら調査することは適切か。 | [当該事案を所管する部署が権限と責任の中で組織として対応すべき。](#-市教委自ら調査することの問題) | +| ⑤ 教師用指導書購入議決漏れ問題の調査方法は。 | [人事を所掌している教育委員会で調査を進めていく。](#-教師用指導書購入議決漏れ問題の調査) | +| ⑥ 自律した機関を設ける必要性は。 | [各部署で対応すべき問題であり、新たに機関を設置する考えはない。](#-自律した機関の必要性) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20241129-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 事実捏造と虚偽答弁 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月定例会の一般質問で、市教委が市民から不正の訴えを受けて昨年10月から実施している調査について質問した。不正とは、市立花小金井小学校の教員もしくは市教委による事実の捏造が起き、それがそのまま市民へ報告されたというものだ。 + +対する教育長の答弁は「認識のそごがあったことにより事実に反する報告があったと認識されている。そごを認識した後すぐにおわびしており、意図をもって事実を捏造した事実はない」「対応は組織として行っており、担当者不在をもって対応が滞ることはない」というものだった。 + +しかし、不正の訴えをした市民は、この答弁も事実に反し問題は解決していないとして、本年9月末に新たに文書により不正の訴えをした。訴えのやり取りの中で、不正への対応が終結していないことや、担当職員の個人的な判断で対応が半年間放置されていたことも判明した。 + +この事例には小平市の抱える大きな問題が複数現れている。市民だけではなく、真面目に働く職員の福祉増進のためにも、組織として自浄作用を働かせる仕組みを構築しなければならないと考え、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 教育長は虚偽答弁をしたのではないか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育長は市民におわびをしたと答弁した。しかし市民はおわびを受けておらず、そもそも謝罪に当たるやり取りは一切なかった。教育長は捏造された事実に基づく虚偽答弁をしたことになるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +6月定例会で答弁したのは、令和4年11月に学校のコロナ対応に関する要望を保護者からいただいたことについて、当該保護者と学校及び教育委員会の間で認識にそごがあったことを把握したため、そのことについておわびしたものであり、虚偽の答弁をしたという認識はない。 + +</MessageBubble> + +#### おわびの日時は + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育長答弁をもっておわびをしたという意味か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎 奈緒子)" align="left"> + +教育長答弁をもっておわびをしたという認識ではない。当該の保護者と指導課とのやり取りの中でおわびを申し上げた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +おわびをした日時は分かっているはずだ。市民に伝えてほしい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 議会答弁が事実ではなかった場合の対応 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +議会での答弁が事実ではなかったと判明した場合、一般的に市及び市教委はどう対応するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +その場で対応できるときは発言の訂正または取消しの手続を行うことが考えられる。後に誤りが明らかになった場合には、案件の状況に応じた対応を検討する必要がある。 + +</MessageBubble> + +#### 過去の訂正事例とルール化 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +過去にそういったことはあったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川 知樹)" align="left"> + +過去について全て把握しているわけではないが、記憶の中ではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +間違いが判明したらホームページに訂正文を掲載するなど、対応をルール化すべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +そのようなことがあった場合、相手の方におわびすることは想定される。ただ、想定できておらず今御答弁することはできない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 組織的対応と言えない状況への見解 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前担当職員は体調不良により調査が滞り、現担当職員へ適切な引継ぎもなされていない。現担当職員は本年4月着任後、9月末に市民から新たな訴えがあるまで対応を放置していた。誰が見ても属人的理由により対応が滞っている。教育長答弁のように組織として対応しているとは言えない状況だが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +基本的には、各事業を所管する部署等において複数の職員が関わるとともに、必要に応じて関係部署等に相談することで組織的な対応を図っている。しかし、御指摘の案件については対応に時間を要してしまい、大変申し訳なく存じる。 + +</MessageBubble> + +#### 答弁のそごを認める + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +組織的に対応しているなら、教育長の事実に反する答弁には至らなかったはずだ。調査中であることを正直に答弁すべきだったのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉 克彦)" align="left"> + +6月定例会の通告書の内容から読み取って答弁していたが、現在行っている調査についての内容と把握がうまく理解できていなかったため、答弁にそごが生じた。議員の今回の質問で具体的に書かれていたので、前回の答弁が食い違ってしまったことは大変申し訳ない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 市教委自ら調査することの問題 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +不正の訴えを、不正の生じている市教委自らが調査・検証し、最終的対処まで決めようとしている。しかも実際は長期間放置という不正を生じさせた本人である職員個人がその任を負わされている。これは事実捏造や虚偽答弁といった市教委のコンプライアンス姿勢に重大な欠陥があることを示す事案であり、少なくとも他の自立した部署が調査・検証を担うべきだ。現状では根本的問題が解決せず、当該職員にも余計な心理的負担を強いている。市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当該事案を所管する部署がその権限と責任の中で組織として対応すべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### 職員に判断を任せている状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +なぜ教員の処分に至るような判断を1人の職員に任せている状況に見えるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎 奈緒子)" align="left"> + +教員の処分について1人の職員が判断することはない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いろいろ話を伺う中では、1人の職員が最終的な判断も担われているように見受けられた。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 教師用指導書購入議決漏れ問題の調査 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教師用指導書購入の議決漏れ問題についても、教育部長、教育指導担当部長の人事的な調査をコンプライアンス意識が共通する市教委自らが行っている。このやり方では根本的問題の解決に至らない。市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +人事を所掌している教育委員会で調査を進めていくものと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 自律した機関の必要性 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +不正を訴えた市民は2年にわたり本件を問い合わせている。市長への手紙を含め様々な方法で訴えてきたが対応されなかった。監査事務局や内部統制の取組へ訴えても反応が鈍い。市には各部署のコンプライアンス違反を訴える先が存在しない。市民からのコンプライアンス違反の訴えを受けて真摯に対応する自律した機関を設ける必要があると考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +各部署で対応していくべき問題と考えていることから、新たに自律した機関を設置する考えはない。 + +</MessageBubble> + +#### コンプライアンス通報窓口の提案 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +コンプライアンス違反もきちんと早めに対処することで、それぞれの職員も苦しい思いをしなくて済むし、市民も害を受けない。自浄作用のためのコンプライアンス違反を通報して是正に導く仕組みは、市長が言わなくても職員の発案だけで設けることができる。総務課でも何でもよいので、コンプライアンス違反の通報窓口をまず設けていただけないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川 知樹)" align="left"> + +事実関係は把握していないが、早めに対処する必要性はあると考える。ただ、第一義的には担当している権限と責任の中で当該組織が対応するべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..8731426 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)いじめ対応の予算を拒否、市長と教育長の責任を問う](./1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin/) +- [(2)教育委員会の不正対応と、市組織としての自浄機能の必要性](./2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai.mdx new file mode 100644 index 0000000..8725d82 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai.mdx @@ -0,0 +1,214 @@ +--- +first: 2025-02-28 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。社会福祉法人ときわ会での障害者虐待問題と市の対応を追及。 +title: "(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について" +tags: + - 一般質問 + - 障害者虐待 + - 社会福祉法人 + - 土地貸付 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=40&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年2月28日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +社会福祉法人ときわ会での障害者虐待問題について、施設内での特定政党による署名活動の実態、約500平方メートルの土地の60年にわたる無償貸付けの妥当性、虐待通報・相談の記録保存状況、60件以上に及ぶ虐待通報の調査進捗を問いました。令和2年に職員から市への通報があったにもかかわらず調査されずにもみ消された事案が明らかになり、市の怠慢な対応の責任を追及しています。 + +[🏷️タグ「障害者虐待」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/障害者虐待) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 施設内での署名活動の実態と市の認識は。 | [市は事実を把握しておらず、現在法人に確認中。](#-施設内での署名活動の実態) | +| ② 土地の有償貸付・売却の場合の想定金額は。 | [有償貸付は年額約250万円、売却は約1億2,000万円。](#-土地の有償貸付売却の場合の想定金額) | +| ③ 虐待通報等の記録は公文書として保存しているか。 | [受付の記録を行い、公文書として保存している。](#-虐待通報等の記録の保存) | +| ④ 虐待通報件数と調査の進捗状況は。 | [複数事案の可能性から他市と合同でアンケート調査を実施。全体としては調査完了。個別進捗は回答差し控え。](#-虐待通報件数と調査の進捗状況) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250228-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### ときわ会での虐待と市の対応 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +社会福祉法人ときわ会でお子さんが虐待を受けた保護者の方から話を伺った。お子さんは施設内で職員から「何をするんだ、このやろう」とどなられながら頭をたたかれ、睾丸を握られるといった虐待を受けていた。加害した職員は「昔からやっていた」「遊び半分でやっただけ」と証言し、オープンな場所で行っていたため他の職員も見ていたという。その後お子さんは階段から飛び降りる事故も起きている。 + +保護者はときわ会から一切知らされず、お子さんの問題行動が増える中で薬の影響か成長の過程かと悩み、主治医と相談する日々だった。自宅でも虐待を受けた行為をなぞるような行動が見られ、けがをすれば施設に行かなくて済むと思い詰めていたのかもしれないと保護者は話している。 + +令和2年に法人職員が市の担当者に通報したが、調査されることもなくもみ消された。市がきちんと調査して対応していれば、その後の暴行・虐待は防げたはずだ。小平市の怠慢の責任は重い。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 施設内での署名活動の実態 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +社会福祉法人ときわ会内で特定の政党による署名活動が複数回行われ、施設のサービスとは無関係の内容だったと聞く。疑問を感じつつ署名せざるを得ない雰囲気だったとも聞く。市は事実を認識しているか。調査が必要と考えるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市では事実や状況等を把握していないことから、現在、法人に対して事実等の確認を行っている。 + +</MessageBubble> + +#### 調査の方法と公表 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +法人に調査しても問題にならなそうなものだけ示してくる可能性もある。法人に批判的な立場の元職員も含めて関係者に聞き取りをし、事実関係を明らかにする必要があると思うが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +まずは法人に対して事実確認を行っている。署名活動の有無、特定の政党によるものか、誰に対して・時間内か・敷地内かなど様々な角度で確認し、必要に応じて必要な方に確認を行っていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +調査結果は何らかの形で報告すべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +現在のところ調査結果を公表する予定はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結果を公表しないとさらに信頼できない。署名活動の対象は職員だけでなく、利用者の家族や利用者本人、知人・友人、ボランティアにまで及んでいた。きょうされんという団体による署名活動も含まれ、毎年のように実施されている。このような署名活動は政治活動に該当するのか、業務に関連した活動なのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +その辺も含めて確認中であり、現段階で妥当かどうかの回答は差し控える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +政治活動かどうかの明確な区分がないとすみ分けができない。市は平和首長会議への公金支出について「政治的な活動に対して公金を支出するのはよくない」と述べている。基準をちゃんと示してほしい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 土地の有償貸付・売却の場合の想定金額 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昭和58年から令和25年まで60年間、ときわ会への無償貸付けが続く約500平方メートルの土地について、有償貸付けとした場合の想定金額及び売却した場合の想定金額は。路線価などの算出根拠と概算でよい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +年額でおおむね250万円。売却した場合の想定金額はおおむね1億2,000万円。 + +</MessageBubble> + +#### 契約違反と解約の可能性 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +署名活動が政治活動なら、土地の契約書の指定用途「あさやけ作業所の施設用地として」に違反し、違約金や契約解除にも至る事態ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +現時点ではそのような判断についての答弁は差し控える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +政治活動を行っていいことになると何でもありになる。きょうされんの署名であっても、障害者のために働く人が署名を断るような内容だった。半ば強制的になされているのだとしたら非常に問題だ。きちんと調査して報告してほしい。無償貸付けはゆうやけ第1子どもクラブも同様で、調査が必要だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +契約上、正当な理由がなくても違約金を払えば契約解除できるのか、それとも絶対に解約できないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +契約内容については、双方で必要に応じて協議することはあり得る。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 虐待通報等の記録の保存 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ときわ会関係者からの虐待通報や相談について、市は面談や電話の記録を全て公文書として正当に保存しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +どの案件であっても、虐待通報等については受付の記録を行うとともに、公文書として保存している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 虐待通報件数と調査の進捗状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報道された虐待通報に関連して60件以上が発見されている。このうち市へ通報・相談された件数を把握しているか。調査の進捗状況、対応は全て完了したのか、調査中と完了した件数、他市との共同調査の方法は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +複数の虐待事案の可能性があったことから、昨年度に他市と合同でアンケート調査を実施した。アンケートにより虐待を受けたと思われる障害者を発見した方からの事案については把握できている。個々の事案の調査進捗については回答を差し控えるが、当該アンケート全体としては調査を完了している。内容が他の自治体に及ぶ場合には連携を取りながら対応している。 + +</MessageBubble> + +#### 市の怠慢な対応 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和2年7月に虐待を通報された際、市の職員は面倒くさそうに「法人の○○さんですか。市の職員に現場の何が分かる」と言われたと電話口で答えている。事業者になめられている。所轄庁として東京都と同じ権限があり、土地の無償貸付けという優遇措置も続けている。問題が起きたら優遇措置を終わらせるといった強い態度に出ないと、住民福祉の増進は守れない。これは市長がなめられているということだ。 + +通報を受けた際の市の対応として、匿名でもできるはずの通報者の名前を執拗に聞く、通報後何の対応もしない(東村山市はすぐ安否確認に動いた)、ダニ被害発生について調査にすら来ない、法人が通報者を圧迫したことに対応しない(公益通報者保護法違反では)といった問題がある。これらについて一切検証や説明がなされていないが、内部で検証や再発防止策を講じているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +今回の一連の出来事が起こって以降、市としても慎重に内容を確認し、体制の在り方やこれまでの対応等も含めて各担当職員が意思を共有しながら状況確認をしている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/2-ijime-taisaku-iinkai-kinou-huzen.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/2-ijime-taisaku-iinkai-kinou-huzen.mdx new file mode 100644 index 0000000..1b4fcf4 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/2-ijime-taisaku-iinkai-kinou-huzen.mdx @@ -0,0 +1,192 @@ +--- +first: 2025-02-28 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。いじめ問題対策委員会の機能不全と調査の長期化問題を追及。 +title: "(2)いじめ問題対策委員会の機能不全を市はどう捉えているか" +tags: + - 一般質問 + - いじめ + - 対策委員会 + - 重大事態調査 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=40&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年2月28日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会について、第三者性に欠ける委員構成や不適切な言動、被害者家族との対立が続いている状況を追及しました。報告書案から暴行事実の記載が抜け落ち、加害者側に有利なコメントだけが取り上げられる偏った内容になっていること、進学後のいじめ再発について委員長が強い口調で記載を拒否し弁護士委員が訴訟を勧めたこと、調査が3年以上長期化しているケースがあることなどを指摘。市は「公平中立な調査」との認識を示すも、具体的な答弁を避ける姿勢が目立ちました。 + +[🏷️タグ「いじめ」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 暴行事実が報告書案に記載されていない問題。 | [公平中立に調査し、可能な限り詳細に事実関係を明らかにしている。](#-暴行事実の不記載と報告書の偏り) | +| ② 進学後のいじめ再発記載拒否と訴訟勧奨。 | [調査制度の限界を説明した上で、個人的見解として訴訟提起を情報提供したもの。](#-進学後のいじめ再発記載拒否と訴訟勧奨) | +| ③ 学校の対応は主な調査対象にならないとの発言。 | [いじめ行為が主な調査対象であり、学校の行為は主な対象ではないことを説明したもの。](#-学校の対応は調査対象にならないのか) | +| ④ 調査事項としなかった事項がある問題。 | [調査方針決定前に必ず了解を得て調査を開始している。](#-調査事項としなかった事項) | +| ⑤ 副委員長のいじめ定義に関する誤った認識。 | [いじめの定義を踏まえた上での事例の一つとしての発言であり、慎重に判断すべきとの趣旨。](#-副委員長のいじめ定義に関する発言) | +| ⑥ 調査長期化で被害者が新たな被害。対策は。 | [事案により長期化はやむを得ない。偏った裁定で事実を歪曲する事案はない。](#-調査長期化への対策) | +| ⑦ 調査長期化について市の考えは。 | [長期化は望ましくないと認識しているが、調整に時間を要することもある。](#-調査長期化への市の認識) | +| ⑧ 被害家族への訴訟費用助成制度の導入は。 | [寝屋川市とは背景が異なるため、慎重な検討が必要。](#-訴訟費用助成制度の導入) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250228-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 対策委員会の機能不全 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会は、第三者性に欠ける委員構成や不適切な言動が見受けられ、いじめ被害者家族との対立が続いている。調査内容にも疑問の声が多く、対応も不適切だ。 + +例えば、ある学校で重大ないじめが発生した際、対策委員会が調査を担うという名目で学校は加害者の指導など本質的な対応を行わなかった。被害者側が提出した証拠資料も適切に扱われず、十分な調査のないまま2年が経過し、不登校や進学後のいじめ再発につながった。 + +昨年5月に公表された調査報告書を見ても、対策委員会が隠蔽や責任回避のために機能していると疑わざるを得ない。人員・予算不足という事情があるとしても、市教委から説明がないまま問題なしとする姿勢では、被害者や家族と信頼関係は築けず、人権侵害の状況は続く。 + +全国平均では85%が1年未満で調査を終えている一方、小平市では3年以上かかっているものが1件、2年3か月のものが1件ある。遅れは保護者の要望が原因ではない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 暴行事実の不記載と報告書の偏り + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +対策委員会の調査開始前から、関係児童・加害児童・教員への聞き取りで暴行の事実が明らかになっていた事案がある。証拠も提出済みだが、報告書案にはこの件について記載がなく、学校対応の是非についても触れられていない。報告書には関係する事件を網羅的に記述し、学校の対応も含めて明確に示すべきと考えるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ防止対策推進法及びいじめの防止等のための基本的な方針に基づき、対策委員会が調査主体となり公平中立に調査を行っており、客観的な分析と検証により可能な限り詳細に事実関係を明らかにしているものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 進学後のいじめ再発・記載拒否と訴訟勧奨 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +被害者家族が進学後のいじめ再発について報告書に記載するよう求めたところ、新藤委員長は学校が異なることを理由に強い口調で記載を拒否。長谷川委員は加害者への訴訟を勧めた。いじめ再発は重大な問題であり、報告書には進学後の再発事実を記載し、加害者指導の妥当性や進学先への情報提供の方法を検証すべき。2年間調査後に訴訟を勧めるのは調査組織として無責任とも思えるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +調査項目外の内容について、対象児童及び保護者より要望を受けた際に、いじめの重大事態調査の制度では限界があることを委員から説明した上で、個人的な見解として関係児童に対する訴訟の提起があることを情報提供したものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 学校の対応は調査対象にならないのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教員の行為が発端となったいじめに関し、被害者家族が学校の関わり方に問題はなかったか調査を求めたところ、長谷川委員は「学校の対応は主の調査事項にはなり得ない。追求するなら市を相手に国家賠償請求訴訟を提起すべき」と発言した。学校の対応を調査対象としないのは妥当か。また訴訟を勧める考え方について、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめの重大事態調査は、いじめの事実関係を整理し同種の事案の再発防止に向けた提言を行うものであり、委員の発言は児童・生徒間におけるいじめ行為が主な調査対象であり、学校の行為については主な対象とはならないことを説明したものと捉えている。訴訟については、法律上の位置づけとして訴訟の提起という方法があることを説明したものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 調査事項としなかった事項 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +被害者側の書状提出や調査要望があったにもかかわらず、また学校の調査では調査対象に含まれていたことなのに、対策委員会が調査事項としなかった事項がある。これは問題ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +調査実施前に調査主体が対象児童・生徒及び保護者に対し調査方針案を示し説明を行っている。いただいた要望等については可能な限り調査事項に追加し、調査方針の決定前には必ず了解を得て調査を開始している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 副委員長のいじめ定義に関する発言 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +中村副委員長は「行為があり被害側が苦痛を訴えても、行為を行った側に加害の意思がない場合、いじめと認定できない可能性もある」と発言している。これはいじめの定義として誤った認識と考えるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめの定義は、いじめ防止対策推進法第2条に規定されているものと認識している。副委員長の発言は、いじめの定義を踏まえた上で事例の一つとして話していることであり、状況により慎重に判断していかなければならないという趣旨の発言であると捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 調査長期化への対策 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +ある学校長が「いじめ重大事態の扱いになれば解決に時間がかかる」と語ったそうだが、小平市では実際に長期化する事例が多い。学校調査で実態がほぼ判明していたのに、対策委員会の調査で長期化し、提出された証拠は採択されず偏った裁定で事実が歪曲された例もある。対策委員会の調査が行われたせいで被害者と家族は新たな被害を受けている。委員は4月に更新されるが、今後このような事態を防ぐために市は対策を講じるべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +事案によっては調査が長期化することはやむを得ないと捉えているが、対策委員会は公平公正な調査を行っていると認識しており、偏った裁定で事実を歪曲する事案があったとは考えていない。あらかじめ了解を得た調査方針に基づき公平公正に調査しているが、調査を進める中で調整に時間を要することもある。今後も国のガイドラインに沿った対応に努める。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 調査長期化への市の認識 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そもそもいじめ重大事態の調査が長期化していることについて、市はどう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +事案によっては調査が長期化することはやむを得ないことと捉えているが、調査の長期化は対象児童・生徒及び保護者にとっても望ましいことではないと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 訴訟費用助成制度の導入 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +弁護士委員が訴訟を勧める発言をしている状況を踏まえれば、被害者側が法的手段を執るのが適切な場面もある。寝屋川市のように被害家族への訴訟費用助成制度を導入してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +寝屋川市と本市とではこのような取組を行う背景も異なっていると思われるため、慎重な検討が必要であると捉えている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/3-kaitei-ijime-bousi-kihonhousin.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/3-kaitei-ijime-bousi-kihonhousin.mdx new file mode 100644 index 0000000..b6d538c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/3-kaitei-ijime-bousi-kihonhousin.mdx @@ -0,0 +1,273 @@ +--- +first: 2025-02-28 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問3件目のまとめ。改定されたいじめ防止基本方針の問題点を追及。 +title: "(3)改定されたいじめ防止基本方針の問題点について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ + - 基本方針 + - パブリックコメント +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=40&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年2月28日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +小平市いじめ防止基本方針が改定され、請願に沿った改善があった一方で、重要な追加記載について説明がなされなかった問題を追及しました。被害側に対する別室学習・オンライン授業の記載があるのに加害側の別室指導や出席停止への言及がない偏り、不登校重大事態の判断主体が明示されていないこと、所見を一律非公表とする方針の不適切さ、パブリックコメントを実施していない問題などを指摘。市は「被害者を排除する認識はない」「慎重に検討した」と答弁しましたが、当事者の声を反映する機会がないことへの根本的な問題提起となりました。 + +[🏷️タグ「いじめ」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 委員の選定方法の具体的内容は。 | [4月1日改選に向け、ガイドラインに沿い職能団体からの推薦等により任命予定。](#-委員の選定方法) | +| ② 報告書作成を委員が担当する方向か。 | [今後は事務局の補佐を行わないこととした。](#-報告書作成の担当) | +| ③ 条例等で明文化するか。 | [条例等に規定する予定はない。](#-条例等による明文化) | +| ④ 被害側だけ別室学習・オンラインの偏り。 | [被害者を守り通す決意で記載。被害者を排除する認識はない。](#-被害側別室学習オンラインの偏り) | +| ⑤ 4の方針は誰の発案でどう決まったか。 | [担当部署が検討し、対策委員会に諮問し答申を受けて決定。](#-方針の決定過程) | +| ⑥ 1号・2号重大事態の判断主体は。 | [学校が発生報告時に判断し報告書に記載。調査主体は教育委員会が判断。](#-号号重大事態の判断主体) | +| ⑦ 学校調査の場合の第三者性明記は。 | [ガイドラインに基づき第三者性は確保。方針への記載の必要なし。](#-学校調査の場合の第三者性明記) | +| ⑧ 提言の具体化と初回報告は。 | [校内研修を年3回以上実施。初回報告は2月の教育委員会定例会で実施済み。](#-提言の具体化と報告) | +| ⑨ 所見を一律非公表とする方針の決定過程。 | [教育委員会で検討し対策委員会に諮問し答申を受けて決定。](#-所見の一律非公表の方針) | +| ⑩ 一律非公表は不適切では。 | [二次的被害のおそれ。国のガイドラインも所見までの公表を求めていない。削除予定なし。](#-一律非公表の不適切性) | +| ⑪ なぜ生活文教委員会で説明しなかったか。 | [主にガイドライン改訂等を受けた追記内容の説明であり、所見非公表は説明対象外。](#-委員会での説明欠如) | +| ⑫ 請願第13号の内容を基本方針に含めるべきでは。 | [公文書管理条例に基づく記録は、いじめに限定されることではないため記載していない。](#-請願第号の内容反映) | +| ⑬ パブリックコメントを実施しない理由は。 | [基本方針はパブコメ対象となる計画や条例ではないため。](#-パブリックコメント未実施) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250228-ippan-situmon-yasutake-3p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 改定方針の問題点 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市いじめ防止基本方針が改定され、全会一致で採択された請願に沿い報告書の提言等を汎用性の高い施策として具体化し、取組状況を半年ごとに教育委員会定例会で報告することが決まった。対策委員会の委員選定方法の改善や委員交代の予定、報告書作成を委員が担うこと等も報告され、迅速な対応に感謝する。 + +しかし、今回の事務報告では説明がなされなかった重要な追加記載がある。これらの記載があることで、いじめ対応の抜本的改善がおろそかになり、いじめを許さないに反する内容ともなっているため、早急に修正いただきたい。また、そもそもこうした方針の策定に当事者の声を反映する機会がないことも問題である。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 委員の選定方法 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +今年度末に対策委員会の委員が交代する予定と聞いたが、その選定方法も含めた具体的内容は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +委員の任期は2年となっており、本年4月1日の改選に向け、国のいじめの重大事態の調査に関するガイドラインに沿い、職能団体からの推薦等により任命する予定である。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 報告書作成の担当 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報告書の作成は当初から対策委員会の委員が担当する方向と聞いたが、決定したのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +これまでは教育委員会事務局が原案の作成の補佐を行っていたが、今後は補佐を行わないこととした。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 条例等による明文化 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +1や2に関し、条例等で明文化する予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +条例等に規定する予定はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 被害側別室学習・オンラインの偏り + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +改定版の基本方針に、いじめを受けたことにより授業に参加できない児童・生徒に対して、別室による学習支援やオンライン授業等を実施するとある。一方で、加害側の別室指導や出席停止については一切言及がない。なぜ被害側が別室学習やオンライン授業を受けなければならないのか。加害者ではなく被害者を排除する内容となっているが、その偏りは理解しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +学校がいじめを受けた対象児童・生徒を徹底して守り通すという決意で、対象児童・生徒に対する心のケアや必要な支援を記載したものである。関係児童・生徒への指導及び支援についても継続的に取り組むことが必要であると捉えており、被害者を排除する内容であるとの認識はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 方針の決定過程 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +法や国のガイドライン等には該当の記載がない一方、改定版に記載のない加害側の別室指導や出席停止は法律に記載がある。この4の方針は誰の発案で、どこでどう議論され決まったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +担当部署が中心となり検討を進め、関係課とも連携を図りながら組織的に作業を進めてきた。その後、改定案について対策委員会に諮問し、その答申を受けて決定した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 1号・2号重大事態の判断主体 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +改定版に「不登校重大事態については、原則として学校主体で調査を行う」とあるが、第1号と第2号の区別は誰がどのタイミングで判断するのか。特に申立てによる重大事態で判断主体が明示されていない。判断が曖昧な事案について調査組織の構成をどう決めるのか説明を求める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ防止対策推進法第28条の規定により、学校が重大事態発生の報告を教育委員会に行う際に、事案の内容や対象児童・生徒の状況等を踏まえ判断し発生報告書に記載している。調査主体の決定については、国のガイドラインに基づき教育委員会が判断している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 学校調査の場合の第三者性明記 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学校が調査する場合の組織構成について説明がない。この記載では第三者を入れた調査は必要ないと考える学校が出てくる可能性がある。国のガイドラインに従い調査組織の第三者性について明記を求めるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +国のガイドラインでは、第三者とは当該いじめ事案の関係者と直接の人間関係又は特別の利害関係を有しない者とされている。現在、本市の調査においてはガイドラインに基づき第三者性が確保されているため、基本方針への記載の必要はないと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 提言の具体化と報告 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで報告された報告書の提言は具体化するのか(したのか)。半年に1回報告する初回はいつか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +提言のあった内容については真摯に受け止め、教職員を対象に年間3回以上の校内研修を実施し、いじめをしない、させない学校風土の醸成を図る等の施策として実施している。初回報告は、今月20日の教育委員会定例会において報告した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 所見の一律非公表の方針 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +改定版に「対象児童・生徒及び保護者による調査結果に係る所見をまとめた文書については公表しない」とある。国のガイドラインでは公表の可否を示していない。この方針は誰の発案でどこでどう議論され決まったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会において検討し、基本方針改定案として対策委員会に諮問し、その答申を受けて決定している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 一律非公表の不適切性 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +所見をまとめた文書は内容に応じて公表の可否を判断すべきであり、基本方針で一律に公表しないとするのは不適切ではないか。この方針部分は削除すべきと考えるが、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +所見を公表することで、加害者側への誹謗中傷など二次的な被害が及ぶおそれがあるなどの課題がある。また、国のガイドラインにおいても、公表を求められているのは対策委員会の責任で作成された調査報告書であり、被害者側の所見についてまで公表を求めているものではない。これらのことから、被害者側の所見を公表しないとした記述について削除する予定はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 委員会での説明欠如 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報告書作成中の保護者から所見公表の要望があり、請願事項としても当初議論され重要な論点だった。なぜ1月の生活文教委員会事務報告で主要な追加点として説明しなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +今回の報告は、主に国のガイドラインの改訂及び請願第7号が採択されたことを受けて追記した内容を説明したものであるため、調査結果に係る所見をまとめた文書を公表しないことについては説明しなかった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑫ 請願第13号の内容反映 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +全会一致で採択された請願第13号の文書で記録に残すことも基本方針に含めるべきと考える。なじまないとの説明だったが理由は何か。全会一致で採択された請願の内容は基本方針に最大限反映すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +全会一致で採択された請願の内容は大変重く受け止めているが、小平市公文書等の管理に関する条例に基づいて文書で記録を残すことについては、いじめに係る事項に限定されることではないため記載していない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑬ パブリックコメント未実施 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +基本方針も感染症予防ガイドラインもそうだったが、不利益を被る立場の市民の声はきちんと反映すべきだ。他市ではこうした方針についてもパブリックコメントを実施しているが、小平市が行わない理由も含めて市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市いじめ防止基本方針は、パブリックコメントの対象となる小平市自治基本条例第10条第1項に掲げる計画や条例などではないことから、パブリックコメントは実施していない。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/4-kyouikutyou-kyogi-touben-harasumento.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/4-kyouikutyou-kyogi-touben-harasumento.mdx new file mode 100644 index 0000000..3431d21 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/4-kyouikutyou-kyogi-touben-harasumento.mdx @@ -0,0 +1,126 @@ +--- +first: 2025-02-28 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問4件目のまとめ。教育長の虚偽答弁と職員へのハラスメント的対応を追及。 +title: "(4)引き続き教育長の虚偽答弁とハラスメントについて" +tags: + - 一般質問 + - 教育委員会 + - 虚偽答弁 + - ハラスメント +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=40&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年2月28日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +昨年6月と12月定例会で追及した事実捏造問題について、教育長の虚偽答弁が続いている状況を改めて問いました。教育長は「おわびをした」と答弁したものの、後日提示された「おわび」とは、事実捏造とは全く関係のないメールの一文であり、筋の通らない対応が続いています。また、問題の職員に対応を任せたまま「報告できる内容はございません」という異様なメールを週次で送信し続ける状況は、保護者だけでなく職員に対するハラスメントでもあると指摘。面談による誠実な対応を求めましたが、時間切れとなりました。 + +[🏷️タグ「教育委員会」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/教育委員会) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 教育長は事実関係を理解して答弁してきたか。 | [自身で内容を確認し事実関係を理解した上で答弁した。](#-教育長の事実認識) | +| ② なぜ不適切な対応を続けるのか。 | [所管する部署が権限と責任の中で組織として対応すべき。](#-不適切な対応の継続) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250228-ippan-situmon-yasutake-4p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 虚偽答弁とハラスメントの継続 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昨年6月と12月定例会の一般質問で、教員もしくは市教委による事実捏造が起きたことについて質問した。6月の一般質問に対する教育長答弁は、事実捏造ではなく「認識のそごがあり、そごを認識した後すぐに当該保護者におわびをした」というものだった。しかし、その保護者はおわびを受けた事実がないため、12月定例会で再度質問すると、改めて「おわびをした」と答弁があった。 + +おわびした日時を保護者へ伝えるよう要望すると、後日、指導課は当該保護者にメールを送信した。「おわび」とするのは「当課が質問の趣旨を理解し切れず、何度も御連絡をいただくことになっていることは申し訳なく思いますが、当課といたしましては最大限の努力をしていると認識しております」というメールの一文だという。しかし、このメールには事実捏造のことや認識のそごのことは何も書かれていない。全く筋の通らない話だ。 + +さらに、この事実捏造の調査に絡んで、職員に異常な対応をさせ続けている。保護者や職員がハラスメントを受けている状態が続いており、市のリソースも消費され続けている。人間は誰しも間違えることがある。誤りを認め、おわびをし、何らかの対処をして、同様のことが起きないようにすればよい。何を懸念して当たり前の対応ができないのか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 教育長の事実認識 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +事実捏造のことを問うていたのに全く関係のない答弁がなされ続けた。昨年6月定例会の通告書にも保護者からのメールにも詳細は書かれており、読めば理解できる内容である。教育長は自身で内容を確認され、事実関係を理解された上で答弁されてきたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +私自身が内容を確認し、事実関係を理解した上で答弁したものである。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 不適切な対応の継続 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +事実捏造の件については、担当していた職員が対応を放置していたことが判明している。そのため保護者は、その放置していたことについても調査を要求し、別の担当者に対応してもらうよう要望した。しかし市教委はその職員に対応を任せたままにし、週次で「報告できる内容はございません」という異様なメールを保護者へ送信し続ける状況となっている。保護者から再三の要請があっても対応を変えていないし、なぜこのような状況を続けているのか説明も皆無だ。これは保護者だけではなく職員に対するハラスメントでもあると考える。なぜ小平市教育委員会はこのような対応を続けるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +一般的に、当該事案を所管する部署が、その権限と責任の中で組織として対応すべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +#### メールは全員が見られるのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +担当者が送信しているメールは教育委員会の全員が見られる状況か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉 克彦)" align="left"> + +担当者が送信しているメールは、教育委員会全員が見ることはできない。 + +</MessageBubble> + +#### 面談を求める + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市民とちゃんと話し合っていただけるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育部長(白倉 克彦)" align="left"> + +責任の中で組織として対応している中で、今回、担当のほうから御連絡等は差し上げるものと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +面談して対応していただきたいが、いかがか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="(時間切れ)"> + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..1941006 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について](./1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai/) +- [(2)いじめ問題対策委員会の機能不全を市はどう捉えているか](./2-ijime-taisaku-iinkai-kinou-huzen/) +- [(3)改定されたいじめ防止基本方針の問題点について](./3-kaitei-ijime-bousi-kihonhousin/) +- [(4)引き続き教育長の虚偽答弁とハラスメントについて](./4-kyouikutyou-kyogi-touben-harasumento/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu.mdx new file mode 100644 index 0000000..f6a9311 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu.mdx @@ -0,0 +1,563 @@ +--- +first: 2024-05-23 +description: 令和6年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。 +title: "(1)進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1483&schedule_id=4&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=37&schedule_id=3&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年6月6日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + + + +小学校で認定されたいじめ重大事態の被害児童が、加害児童と共に市立中学校へ進学した後、いじめが再発した問題を追及しました。教育長が「進学先へ引き継いでいる」と答弁していたにもかかわらず、実際には氏名と概要のみの不十分な引継ぎしか行われておらず、結果として被害が拡大しました。教育長の虚偽答弁と責任の重さを厳しく問いました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 答弁と逆だが何を引き継いだ? | [関係児童の氏名、当該事案の概要など。個別事案に応じ必要な引継ぎをしている。](#-答弁と逆だが何を引き継いだ?) | +| 具体的に何を引き継いだ? | [一般的には、学習、生活の様子、友人関係、児童の個性や特性、特徴など。進学の際は配慮を要する関係性も。](#具体的に何を引き継いだ) | +| 学校の対応状況を認識している? | [学校が必要な情報を引き継いでいない認識はない。必要な情報は確実に引き継ぐよう指導している。](#学校の対応状況を認識している) | +| 実態はほぼ何も引継いでないが? | [そのような報告は受けていない。](#実態はほぼ何も引継いでないが) | +| いじめが再発しているがそれでよいのか? | [引継ぎは十分行い、学級編成の際に配慮を要することも伝え、(生徒同士を)別の学級にもしている。](#いじめが再発しているがそれでよいのか) | +| 氏名と概要を引継いだというが、いつ学校に確認した? | [資料がなく、今ここで日時は言えない。](#氏名と概要を引継いだというがいつ学校に確認した) | +| 氏名と概要の引継ぎでは足りないが? | [学校からは必要な引継ぎをしたと報告を受けている。](#氏名と概要の引継ぎでは足りないが) | +| 引継いだと言っているのは小学校? | [そう。](#引継いだと言っているのは小学校) | +| 中学校には聞かなかったのか? | [聞いてはいないが、やり取りの中で情報を補足することもあったため、概要について十分引継ぎできている認識。](#中学校には聞かなかったのか) | +| その場しのぎの態度でよいのか? | [必要な引継ぎは確実に行うようにと指示を出しており、学校からも必要な引継ぎをしたと報告を受けている。](#その場しのぎの態度でよいのか) | +| ② 重大事態の調査結果が出るまでは、いじめ情報を引き継げない? | [事案により異なるが、調査結果が出る前でも、進学に際し必要な内容は伝えている。](#-重大事態の調査結果が出るまでは、いじめ情報を引き継げない?) | +| 引継ぎ不足がいじめ再発を招いたという認識なし? | [引継ぎは一律に行うものではないと言われている。事案ごとに必要な引継ぎはしている。](#引継ぎ不足がいじめ再発を招いたという認識なし) | +| 引継ぎを見直す予定はない? | [そうは言ってない。必要な引継ぎができるよう、学校には指導助言していく。](#引継ぎを見直す予定はない) | +| ③ 重大事態の調査結果が出るまでは、指導できない? | [いじめが確認された場合は、加害側への指導・助言を継続的に行うものと捉えている。](#-重大事態の調査結果が出るまでは、指導できない?) | +| 学内組織による通常のいじめ対応は? | [校内委員会で対応し、必要な調査・指導をしている。](#学内組織による通常のいじめ対応は) | +| いじめ重大事態でもそのプロセスは走る? | [事案ごとに違う。不登校だったり緊急性が生じたりすることもあるので、応じた調査対応をしている。](#いじめ重大事態でもそのプロセスは走る) | +| 通常のいじめ対応をする学内組織と第三者委との情報連携は? | [必要な情報の連携はしている。面談に応じることもあるし文書で情報共有することもある。](#通常のいじめ対応をする学内組織と第三者委との情報連携は) +| 調査中でも指導できる? | [できる。](#調査中でも指導できる) | +| 「調査中でも指導できる」は明文化されている? | [意見として受けたい。](#調査中でも指導できるは明文化されている) | +| ④ いじめ情報引継ぎ時の課題は? | [互いに必要とする情報を理解し共有することが課題。必要に応じて適宜機会を設定しながら丁寧に引継ぐことが重要。](#-いじめ情報引継ぎ時の課題は?) | +| 個人情報審議会への諮問が必要なこともある? | [加害側が情報を出したくないときは、個人情報を保護するため控えることもある。](#個人情報審議会への諮問が必要なこともある) | +| ⑤ 学校いじめ防止基本方針が改訂されていないが? | [現在、小平市いじめ防止基本方針の改定に向け準備進めている。各校の学校いじめ防止基本方針は、この改定後に見直しする予定。](#-学校いじめ防止基本方針が改訂されていないが?) | + + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240606-ippan-situmon-yasutake-1.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +*「真逆」は若者言葉だそうですので、以下では「逆」という表現にしてあります😅。 + +### 質問する理由 +#### 情報が引継がれず進学先でいじめ再発 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市立小学校で認定されたいじめ重大事態(以下、重大事態と呼ぶ)の被害児童が、加害児童とともに市立中学校へ進学した。その後、同中学校で関連のいじめが再発。学校内いじめ対策組織により正式にいじめと認定された。 + +同中学校は加害生徒の指導をするうえで「小学校で起きた重大事態を前提とした指導はできない」旨の説明をし、理由として **「小学校でのことは公式には引き継がれていない」** ためとした。 + +重大事態の調査は小平市いじめ問題対策委員会に委ねられている。そのため調査状況について進学先の学校が把握していないことは理解できる。 + +しかし調査状況とは関係ない**児童間の関係性**や、**当該児童に指導・説明した内容**も進学先の学校へ引き継がれていない。これでは連続性のあるいじめの対処・指導ができない。 + +<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/061/061064.html">小平市いじめ防止基本方針</ExternalLink> や、学校いじめ防止基本方針に著しく反する状況だ。 + +</MessageBubble> + +#### 12月の教育長答弁は嘘だった + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +私は[昨年12月定例会の一般質問](../../../r5d/12gatu/ijime-higaisya-keizoku-hogo/#bold-hanasyo-jouhou-teikyou-kieta)で、<ExternalLink href="https://www.kodaira.ed.jp/swas/index.php?id=hanakoganei&frame=frm648fef4c5bcb6">小平市立花小金井小学校の学校いじめ防止基本方針</ExternalLink> について質問した。 + +同基本方針の令和4年度版までは **「被害・加害児童の情報を進学先中学校に提供し、いじめが繰り返されないようにする」** 旨の記載があったが、令和5年度版ではその記載が消えている。これはなぜかという質問だった。 + +教育長は次のとおり答弁した。 + +> 当該小学校におきましては、進学先において同種の事案が繰り返されることがなく、被害児童及び関係児童が円滑な学校生活を送ることができるよう配慮することを第一に中学校へ引継ぎしていることから、基本方針に特段明記する必要はないと判断し、記載しておりません。 + +しかし、上記のとおり、小学校の情報は中学校へ引き継がれず、いじめが再発した。青木教育長の答弁は嘘だったことになる。 + +</MessageBubble> + +#### 教育長の責任は重い + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +保護者から、そして議会で明確に指摘されたにもかかわらず、**教育長は事実を確認して改善につなげる職務を怠り、いわば虚偽の答弁で指摘をやり過ごした**とも言える。その結果、**生徒が被害にあっている**。教育長としての責任は重いと考えることから、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 答弁と逆だが何を引き継いだ? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小学校でのいじめ事案に関し、昨年末に青木教育長は **「同種事案が繰り返されることなく、被害及び関係児童が円滑な学校生活を送れるよう中学校へ引き継いでいる」** 旨の答弁をした。 + +しかし引継ぎの事実はない。いじめは再発した。 + +教育長は具体的に何を引き継いだとしたのか。答弁と逆の事態になっていることに責任を感じているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態の引継ぎについては、関係する児童の氏名、当該事案の概要など、個別の事案に応じて必要な引継ぎを行っているため、昨年12月の答弁と逆の事態になっているとは捉えていない。 + +</MessageBubble> + +#### 具体的に何を引き継いだ? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的に何を引き継いだのか。 + +加害と被害は誰で、誰が関係者で、どんないじめがあり、どんな指導をしたか。今後どういった状況で再発する可能性もあるので、どういった注意が必要だとか、そういったことは引き継いだか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +個別事案の引継ぎについて答弁は差し控えるが、一般的には学習、生活の様子、友人関係、児童の個性や特性、そのほか、ピアノが弾けるとか、走るのが速いといったような特徴などを引き継いでいる。 + +また進学に際しては、学級編成の際に配慮を要する関係性にあるときにはその旨も伝え、進学先で同種の事案が起こらないよう努めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +個別の事案について、何が課題だったかを深掘りしていかないと、ほかの事案についても改善できない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保護者からは、小学校は **重大事態発生の届けを読み上げ、関係生徒の名前を読み上げただけ** だったと聞いている。関係生徒というのも、加害が誰かとか、そういった話もなかったのでと思う。 + +被害者が長い時間かけて中学校の校長先生とお話しされ、中学校の校長先生が背景を汲み取ってくださり、やっと、なるほどという話だったようだ。 + +それでもなお、**小学校で過去にどこまでの指導がなされたかすらわからない**、そういう状況だった。中学校も困っているのが事実だそう。 + +本質的な引継ぎができていないのが実態。 + +</MessageBubble> + +#### 学校の対応状況を認識している? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会は理想(論)で「こういったことをしてください」と言う立場と思うが、学校はきちんとそういったことができていない。そのような状況は認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校が必要な情報を引き継いでいないという認識はない。必要な情報は確実に引き継ぐよう指導している。 + +</MessageBubble> + +#### 実態はほぼ何も引継いでないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小学校は、重大事態の発生の届けを読み上げて、関係生徒の名前を読み上げただけだった、それが引継ぎだった、という事実は認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのような引継ぎを行ったという報告は受けていない。 + +</MessageBubble> + +#### いじめが再発しているがそれでよいのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +報告を受けていないから分からないというのは大きな問題。 + +引継ぎできていないからいじめが再発しているのに、それでよいのか。 + +「引継ぎができてなくていじめが再発しても私たちは知りません」と言っているのと同じだ。それでよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +必要な引継ぎはしている。 + +今回再発をしたということだが、引継ぎは十分に行った上で、学級編成の際に配慮を要することも伝え、(生徒同士を)別の学級にもしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本当に分からない。なぜそういう答弁をしなくてはならないか。嘘の答弁をしてよいのか。 + +</MessageBubble> + +#### 氏名と概要を引継いだというが、いつ学校に確認した? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一応聞くが、氏名と概要を引き継いでいるといった内容を、いつ学校に確認したか。 + +前回私が質問したときに確認したか、それとも今回の一般質問通告書が出されてから確認したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +当該の小学校が当該中学校への引継ぎをいつ行ったかという日付までは今把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いやいや、教育委員会が、引継ぎ内容をいつ学校に確認したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +教育委員会がいつ、その報告を聞いたかについては今ここで日時を言うことはできない。資料がない。 + +</MessageBubble> + +#### 氏名と概要の引継ぎでは足りないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一応聞くが、先ほど「さまざま必要な情報を引き継ぐよう学校には言っている」と答弁したことと齟齬があるのではないか。 + +教育委員会が求めている引継ぎとして、氏名と概要だけだと足りないのではないか。そもそも概要というのは何のことだか全然分からないが。 + +事実としては、氏名と重大事態発生の届けしか述べられていない。それが概要ということかもしれないが。 + +小学校から中学校に引き継いだと言っている情報は、(教委が求めているものには)まったく足りないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +学校からは必要な引継ぎを行ったという報告を受けている。 + +</MessageBubble> + +#### 引継いだと言っているのは小学校? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小学校が言っているということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのとおり。 + +</MessageBubble> + +#### 中学校には聞かなかったのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +中学校からは聞かなかったか。必要な引継ぎが行われているということを。 + +お互いに必要だと思われる情報を引き継ぐことにしていると答弁していたが、中学校には確認したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +中学校からは特段そのように聞き取りはしていないが、教育委員会と中学校とのやり取りの中で必要な情報はこちらから補足することもあった。 + +そのため、概要については十分引継ぎを行えているという認識でいる。 + +</MessageBubble> + +#### その場しのぎの態度でよいのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +先ほども言ったが、中学校も困っているのが事実。教育長として、これでよいのか。 + +ただでさえいじめ重大事態が何度も発生している小学校で、保護者から再三の指摘を受けている。議会でも指摘を受けた。 + +答弁がその場しのぎになるのは、組織的な理屈があるのかもしれないが、子どもたちのことを考えるなら、その子たちが同じような状況に陥ることのないようきちんと対応を見直して改善の指示を出すべきだったのでは。 + +教育長、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +必要な引継ぎは確実に行うようにという指示を出している。 + +学校からも必要な引継ぎをしたという報告を受けている。 + +</MessageBubble> + + +### ② 重大事態の調査結果が出るまでは、いじめ情報を引き継げない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +重大事態の調査結果が出るまでは、関係児童・生徒の当該いじめに関する情報を進学先へ引継ぎできないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +重大事態の事案により異なるものと認識しているが、調査結果が出る前であっても進学に際して必要な内容については伝えている。 + +</MessageBubble> + +#### 引継ぎのルールや方針が必要だが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +どういった情報を引き継ぐとか、きちんとしたルールや方針作りをし、各学校のいじめ防止基本方針にも入れ込んでもらう必要があると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +調査の進捗によってどこまで引継ぎができるかというところはあるが、そのあたりについては学校からの相談を受け、指導課としても助言をしている。 + +</MessageBubble> + +#### 引継ぎ不足がいじめ再発を招いたという認識なし? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめが再発している。それを受けて対応を変えないのか。 + +引継ぎがきちんとできていなかったからいじめが起きたという認識ではないのか。教育長。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +引継ぎは一律に行うものではないと言われている。事案ごとに必要な引継ぎはしている。 + +</MessageBubble> + +#### 引継ぎを見直す予定はない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「今回いじめが再発したことは引継ぎの問題ではなかったので、引継ぎに関しては今後も見直す予定がない」と、そういう理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +引継ぎを見直す予定がないとは言っていない。必要な引継ぎができるよう、学校には指導助言をしていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +改善してもらいたい。 + +</MessageBubble> + +### ③ 重大事態の調査結果が出るまでは、指導できない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +重大事態の調査結果が出るまでは、当該いじめに関して関係児童・生徒へ指導できない状況があるようだが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめがあったと確認された場合は、いじめを行った児童・生徒に対する指導またはその保護者への助言を継続的に行うものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +行うものと捉えているけど、できていないという話なのか。 + +</MessageBubble> + +#### 学内組織による通常のいじめ対応は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態ではない(通常の)いじめ対応の際は、学校のいじめ問題対策委員会などの学校内いじめ対策組織において迅速に調査し、加害や関係児童に指導しているという認識で正しいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そう。校内の委員会において対応している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その組織の中で、重大事態ではない(通常の)いじめの場合、どのような経緯やプロセスで最終的な児童・生徒の指導につながっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +必要な調査をし、必要な指導を児童に行っている。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態でもそのプロセスは走る? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態のいじめにおいても、その、必要な調査をして必要な対応(指導)を行うプロセスは走るのか。 + +それとも別のいじめ重大事態の特別なプロセスが走って、通常のそういったことは行われないことになるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +重大事態に関しての校内での取り組みということであれば、その事案ごとに違う。 + +重大事態なので、不登校の状況にあることや、場合によっては緊急性が生じることもあるので、そこに対応するような調査対応を行っている。 + +</MessageBubble> + +#### 通常のいじめ対応をする学内組織と第三者委との情報連携は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態に関しては、小平市の場合、第三支援委員会が調査している。 + +通常のいじめ対応をする学校内組織と、第三支援委員会との間で、情報の連携はどうしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +必要な情報の連携は行っている。面談に応じることもあるし、文書で情報共有することもある。 + +</MessageBubble> + +#### 調査中でも指導できる? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +重大事態の調査に関するガイドラインや、いじめの防止のための基本的な方針には、「調査と並行して行う関係児童・生徒への指導」についての記載が見当たらない。 + +あえて挙げれば、 + +- 加害児童・生徒の出席停止 +- 被害児童・生徒やその保護者が希望する場合は転校するなどの弾力的な対応を検討する + +ようなことしか書かれてない。ガイドラインには「調査結果が出てからの指導」についてのみ書いてある。 + +つまり、いじめ重大事態の調査中は、特に指導はできず、できることといったら上記の2点くらいしかないと読める。 + +しかし、そういう認識ではない、ということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +そのとおり。 + +</MessageBubble> + +#### 「調査中でも指導できる」は明文化されている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ重大事態の調査中でも、どんな指導をするといったことは事前に決まっているんか。 + +先生方は「重大事態の調査中だから、きちんとした指導ができない」と思われているのではないか。 + +先生方が対応をためらわないような指針等はあるか。 + +「いじめ重大事態の調査中であっても、いじめの指導は並行して行う」といったことを明文化しておく必要があると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +調査中であることをもって必要な指導をしないということは決してない。 + +ただ、それをどこかに明文化すべきというのは、意見として受けたい。 + +</MessageBubble> + +### ④ いじめ情報引継ぎ時の課題は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ関連情報の引継ぎをする際の主な課題は何か。個人情報の保護が影響するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +引き継ぐ側と引継ぎを受ける側の双方が、互いに必要とする情報を理解し、共有することが課題であり、必要に応じて適宜機会を設定しながら丁寧に引継ぎを行うことが重要と捉えている。 + +なお、事案の内容によっては、個人情報の保護が影響する場合もあるものと認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 個人情報審議会への諮問が必要なこともある? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +通常は小平市内の学校のことであれば、個人情報の保護の対象外なはずだが、場合によっては<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/003/003820.html">小平市情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会</ExternalLink> への諮問が必要になることもあるということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +たとえば、加害児童・生徒や保護者が情報を出したくないとしたときには、個人情報を保護するために控えることもある。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 学校いじめ防止基本方針が改訂されていないが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市立花小金井小学校の学校いじめ防止基本方針で、進学先中学校への情報提供についての記載が消えた理由について、昨年12月に市教育委員会は次のようにも答弁をした。 + +> 引継ぎをしていないことでは決してないが、誤解を招くのであれば改めたいとしている。改定の際に見直す予定。 + +しかし令和6年4月1日に発行された同基本方針の令和6年度版でも当該部分は見直された形跡がなく、記載がないままだ。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +現在、小平市いじめ防止基本方針の改定に向けて準備を進めており、各校の学校いじめ防止基本方針については、小平市いじめ防止基本方針の改定後に見直しを行う予定。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + + + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo.mdx new file mode 100644 index 0000000..33177cc --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo.mdx @@ -0,0 +1,467 @@ +--- +first: 2024-05-23 +description: 令和6年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。 +title: "(2)疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1483&schedule_id=4&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=37&schedule_id=3&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年6月6日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + + + +公表されたいじめ重大事態の調査報告書について、調査項目が意図的に絞られ、核心的な問題が調査対象から外されている疑いを追及しました。国から通知された総合教育会議の開催義務にも違反している可能性を指摘し、報告書の信頼性に深刻な疑問を投げかけました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240606-ippan-situmon-yasutake-2.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +先日5月13日、<ExternalLink href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/111/111873.html">小平市立学校のいじめ申立てに関する調査報告書</ExternalLink> (以下、当報告書と呼ぶ)が市ホームページで公表された。内容はいじめ重大事態の調査報告書だ。 + +当報告書に関して多くの疑問があるため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 6か月間の調査とは?なぜ説明がない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当報告書の「調査に至った経緯」をまとめると、 + +> 事案発生当時に学校は当該事案をいじめと認識しておらず、当該生徒・保護者からもその訴えがなかったが、その後代理人弁護士から通知が届いたため重大事態と認知した。 + +と理解できる。 + +しかし調査の概要には「重大事態の認知より前に、約6か月間、学校が調査した」と書いてある。 + +いじめの認知もされていない中で、学校は6か月間も何を調査していたのか。また、なぜその重要な経緯について、何も書かれていないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +事案発生当時、学校は当該事案をいじめではなく事故として認知していたため、まずいじめの事実の有無について調査をしもの。 + +その経緯については、調査報告書の「調査に至った経緯」に記載されていると捉えている。 + +</MessageBubble> + +#### 第三者委員会の適性を疑わざるを得ない + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +なぜこんな重要なことを記載していないのかと思う。 + +この報告書を見ても、最初事故と認識していて、約6ヶ月間学校が調査したとしか書かれていない。この報告書を読んでも、これがいじめの調査だったのかまったくわからない。 + +何度も言っているが、第三者委員会の適正を疑わざるを得ない。 + +後の質問で、現在いじめ重大事態の対応中が4件と答弁した。それらについての調査報告書もきちんと書いてもらうために、すぐにでも第三者委員会を見直していただきたい。 + +</MessageBubble> + +#### 少なくとも今回の指摘を伝えてくれるか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +少なくとも今回の、第三者委員会で作ったこの報告書は読んでもわからなかったという指摘を、第三者委員会に伝えてもらえるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +報告書は再発防止や同種の事案を防ぐことを目的につくっている。 + +この事案のことを深く理解いただいていない方が見たときには、詳細までわかりづらい部分もあるかもしれない。 + +ただ、個人情報保護、事案特定につながらないなどという個別の配慮の上なので、理解いただきたい。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 呆れすぎて言葉が出ないのですが + +これで再発防止や同種の事案を防げるわけがないですよね…。 + +::: + +### ② なぜ弁護士から通知が届いた日付を墨塗りしている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +個人特定につながる恐れのない「代理人弁護士から重大事態である旨の通知が届いた日付」を墨塗りしている理由は何か。またこの墨塗りは保護者の要望か。 + +この日付が隠されていることから、学校や市教育委員会の不適切な対応が隠ぺいされているのではないかという疑いも出てくる。 + +なぜなら、国の「いじめの防止等のための基本的な方針」では、学校は重大事態が発生した場合、ただちに教育委員会へ報告するとされている。 + +対応を怠ったため、重大事態の通知が届いた日付を隠したのではないか。もし仮にそうなら、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会も隠ぺいに手を貸したこととなり、重大な問題だ。 + +墨塗りした理由を「個人特定につながる恐れのため」というなら、上記の隠ぺい目的ではないと理解できるよう、その根拠を具体的に説明願う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +通知が届いた日付を公表することにより、いじめの発生時期が推測され、個人を特定される恐れがあるためであり、保護者の要望によるものではない。 + +なお、学校はいじめ重大事態の申し立てを受け、事実の有無を調査し、速やかに教育委員会に報告している。 + +</MessageBubble> + +#### 学校の報告は国の方針に反していなかったか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、学校は重大事態が発生した場合、ただちに教育委員会に報告するという国の方針に関した事実はなかったという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +当時は事故として学校は意識していた。ただ申し立てを受け、申し立てを受けたときには疑いがあるとして調査をするという風にガイドラインで決まっているので、すぐに調査にかかった。 + +教育長答弁にもあったとおり、学校は、すみやかに教育委員会に報告をしている。 + +</MessageBubble> + +### ③ なぜ調査結果の公表まで8か月もかかった? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +関係者の参考とし、再発防止のため、また総合教育会議で議論するためにも、調査結果はなるべく早く公表した方がよいと考える。 + +今回、調査結果の市長報告から公表までになぜ8か月以上かかったのか。また調査結果について、公表までの目標期間は定めているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +公表に当たり必要となる手続きに時間を要したため。 + +なお、文部科学省のいじめの重大事態の調査に関するガイドラインにおいては、公表までの目標期間を定める規定はない。 + +</MessageBubble> + +#### 具体的にどう時間がかかったのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的にどう時間がかかったのか。少なくとも関係各省にはすぐ報告書の完成とともに知らせたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +保護者のご意向等も踏まえてこの時間が必要だった。 + +</MessageBubble> + +#### ガイドラインにある報告をして遅れたのか? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ガイドラインに、次のように書いてある。 + +<BlockQuote refs={"いじめの重大事態の調査に関するガイドライン(平成29年3月・文部科学省)"} href={"https://www.mext.go.jp/content/20240329-mext_jidou02-000034502_007.pdf#page=15"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**(調査結果の公表、公表の方法等の確認)** +報道機関等の<Highlight>外部に公表する場合、他の児童生徒又は保護者等に対して、可能な限り、事前に調査結果を報告すること。</Highlight> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +この、事前にほかの児童・生徒または保護者に対して報告していたから遅くなった部分もあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +ほかの児童・生徒にという?だけではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +その8ヶ月の間に、きちんとそういった報告はなされたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +行っている。 + +</MessageBubble> + +### ④ なぜ国の通知に従わず、総合教育会議を開いてない? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文部科学省通知に次のように書かれている。 + +<BlockQuote refs={"いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携等の徹底について(文部科学省通知)(令和5年2月7日)"} href={"https://www.mext.go.jp/content/20230207-mxt_jidou02-00001302904-001.pdf"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**title** +地方公共団体においては、<Highlight>法に定めるいじめの重大事態(主として1号事案における児童生徒の生命や身体に重大な被害が生じた疑いがある事案)が認められる場合には、速やかに総合教育会議の開催等を通じ、地方公共団体の長と教育委員会とで十分な意思疎通を図り、緊密に連携して対応すること。</Highlight>総合教育会議を開催する際は、会議の開催のみを目的とするのではなく、深刻な事案に対して、地方公共団体の長と教育委員会とが一体となって取り組むための協議の場として実質的に機能するよう取り組むこと。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +(ハイライト部は通知の中でも下線で強調されています。) + +</BlockQuote> + +今回のケースはいわゆる生命心身財産重大事態(1号事案における児童・生徒の生命や身体に重大な被害の生じた疑いがある事案)だが、なぜこれらのことを実施していないのか。 + +また、これまでに市が対応した生命心身財産重大事態について、上記の通知で求められている総合教育会議を開催していない件数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +いじめ防止対策推進法に基づき、小平市いじめ防止基本方針や小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例を整備し、市と教育委員会が連携・協力して、一体となって取り組む体制を明確にしている。 + +本事案については、いじめ重大事態の発生の報告を受け、教育委員会と情報を共有し、また、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会における調査について教育委員会を通じて報告を受けた。 + +教育委員会との連携は図られてきたものと認識していることから、総合教育会議は開催しなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +いじめ防止対策推進法第28条第1項第1号に該当する事案は、同法が施行された平成25年度以降、3件あったが、これらについて総合教育会議で取り扱った経緯はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市長と教育長2人だけのブラックボックスの中でやり取りすることと、教育委員も出席し議題も公表され、会議録もきちんと残される総合教育会議の場でやることとはまったく意味が違う。 + +</MessageBubble> + +#### 少なくとも通知が来た時点で総合教育会議開くべきでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国の通知が来たのは令和5年2月7日。今回のいじめ重大事態の調査期間が令和4年1月7日から令和5年3月23日まで。ということは、調査期間中に国の通知が来ている。 + +少なくとも国の通知が来た時点で、すぐにでも総合教育会議を開催して対応すべきだったのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川) " align="left"> + +今回公表された報告書、その案件についても調査中ということだったが、総合教育会議で、その案件について取り扱うという判断はしなかったということ。 + +</MessageBubble> + +#### 国の通知に違反しているのでは? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは、この国の通知に違反しているのではないかと思うがどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川) " align="left"> + +令和5年の2月7日付で、いじめ問題への的確な対応に向けた警察との連携の徹底について通知があり、その中にそのような記載があることは承知しているが、違反しているという認識は持っていない。 + +</MessageBubble> + +#### 今後同様の事態が起きたら総合教育会議を開催する? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +少なくとも今後、このような同様な事態が起きたときは、通知にしたがって相互教育会議を開催するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川) " align="left"> + +市長答弁にもあったとおり、この案件については、教育委員会と市長部局の方で情報共有をしながら進めているということで、連携は図られていると認識している。 + +今後のことについては、またその段階で検討するべきものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### ときわ会の虐待通報に対する件と同じ臭いがします + +小平市は、ときわ会の虐待通報の件に対して、 **「虐待通報者がおかしい」** というような認識でいました。 + +庁内ではその認識で通しており、また利用者保護者などの市民に対してもそのような説明をしてきました。 + +しかし私がさまざまな関係者からお話を伺い判明した実態はまったく別でした。 + +そのことは一部報道もされ、一部議会でも指摘され、またときわ会の第三者委員会でも一部の事実が明らかにされています。しかし小平市はいまだに「虐待通報者がおかしい」とした態度を完全には改めていません。 + +このいじめ重大事態についても、同様に、庁内やいじめ問題対策委員会の中で **「被害保護者の方がおかしい」** という認識で対応をしているのではないでしょうか。 + +もしそうなら、**小平市は、偏ったフィルタを通してしか世界を見ることができなくなっています**。 + +::: + +#### 通知で求められていることは、してもしなくてもよいという認識? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +すると、通知にある「総合教育会議を開催し、緊密に連携して対応すること」というのは、小平市にとっては「場合によってはしなくてもよい。場合によってはしたほうがよいかな。」という認識でいるということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川) " align="left"> + +緊密な連携を否定しているわけではない。必要があれば、総合教育会議を開催する選択もあるかと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +総合教育会議で議論が深まらないだろう、時間ばかりかかるだろうという認識で要るのかなと思う。教育委員の人たちに対しても失礼だと思う。 + +通知で求められ、総合教育会議にかけてくださいと書いてあるのにしないというのは、「教育委員の人たちと審議をしてもいじめ対応が改善されるようなことはない」と言っているのと同じだと思う。 + +そういう風に見える。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 提言実施用の計画はつくった?8か月の実施状況は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当報告書に記載されている再発防止に向けた提言を実施するためには、人員や予算を伴う場合もあり、実施するための計画等が必要と考える。 + +学校と教育委員会は実施するための計画等をつくったか。また、この約8か月間で、当報告書にある提言の実施状況は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +計画等は策定していないが、各学校に対して学校いじめ防止基本方針に沿った指導を徹底するほか、学校いじめ問題対策委員会において対応方針を明確にすることについて指導・助言を行うなど、提言を踏まえた取組を実施している。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +#### 確認できないことをもって実施したというのはダメだが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +提言を受けて言葉どおりに実施しなければ意味がない。 + +もし何らかの課題があって実施できないなら、その理由を具体的に述べ、代わりにどういったことができるのかを示し、第三者委員会にその妥当性の判断を仰ぐぐらいの必要があると思う。 + +さもなければ「提言などというものは、恣意的に解釈してしまえばよい」ことになる。 + +実施したか確認もできない。日々研さんしていますと言ってしまえば、それですべて済んでしまうことになると思うが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +報告書の方でなされた提言を実施するための計画については、事案特有の提言がなされた際には、個別に対応している。 + +また、一般的に、というような提言がなされているときには、私どもはやはり次年度の政策立案に生かしていくということが求められていると思っている。 + +そういった面では、施策の立案の中で計画的に実施している。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +だから今言ったとおり。抽象的に含めて何かやりましたと言うなら言ったもん勝ち。 + +「次の計画に、提言どおりではなく、かつ外の人から見て確認できる状態ではないが、やっています。」と言うなら、言ったもん勝ち。 + +そんなことではダメで、何も改善できないと言っている。時間がないので再質問しないが。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 市長報告された「その後の対応方針」の内容は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文部科学省の「いじめの重大事態の調査に関するガイドライン」には、学校と教育委員会は調査結果を市長へ報告する際、その後の対応方針も報告・説明することとされている。 + +当報告書と併せて市長へ報告がなされたその後の対応方針はどのようなものだったか 。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会からの報告書の提言に沿って対応していくことを説明している。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 過去に市長報告された調査結果の累計数と、そのうち所見が添えられた件数は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで市長へ報告されたいじめ重大事態の調査結果の累計件数と、そのうちいじめ被害者や保護者からの所見が添えられた件数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +いじめ重大事態の調査結果の累計件数は3件。そのうち、いじめ被害者及び保護者から所見が添えられた件数は1件。 + +</MessageBubble> + +### ⑧ 報告書の公表でどんな効果を期待している? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +当報告書を公表することで、小平市教育委員会いじめ問題対策委員会と市教育委員会は、それぞれ具体的にどのような効果を期待しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会では、いじめのない社会づくりと、再発防止の徹底に寄与することを期待しているものと捉えており、教育委員会としても同様。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +この報告書でそれが満たされているとは思えない。 + +これを聞いても満たされているという話になるので(聞かないが)。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai.mdx new file mode 100644 index 0000000..9e97cc1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai.mdx @@ -0,0 +1,388 @@ +--- +first: 2024-05-23 +description: 令和6年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。 +title: "(3)いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import BlockQuote from '@/components/BlockQuote.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; +import Highlight from '@/components/Highlight.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1483&schedule_id=4&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=37&schedule_id=3&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年6月6日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + + + +いじめ重大事態の調査に時間がかかりすぎることで、調査中は適切な指導ができないという新たな問題が生じている実態を追及しました。調査中であっても必要な指導は可能であることを確認しつつ、調査の長期化が子どもたちの学校生活に与える悪影響を指摘しました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240606-ippan-situmon-yasutake-3.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態の調査に時間がかかりすぎることは新たな問題を生む。 + +たとえば文部科学省の「いじめ重大事態の調査に関するガイドライン」には、次のとおり書かれている。 + +<BlockQuote refs={""} href={""}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第6 調査の実施** +**(1)調査実施に当たっての留意事項【共通】** +**(調査対象者、保護者等に対する説明等)** +<Highlight>時間が経過するにつれて、児童生徒はうわさや報道等に影響され、記憶が曖昧になり、事実関係の整理そのものに大きな困難が生じるおそれがある</Highlight>ことから、可能な限り速やかに実施するよう努めること。第三者調査委員会の立ち上げ等に時間を要する場合があるが、当該調査主体の十分な調査が可能となるよう、学校の設置者及び学校は、状況に応じて早い段階での聴き取りや、<Highlight>関係資料の散逸</Highlight>防止に努めること。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そのほかに思い付くだけでも、調査に時間がかかりすぎることで次のような問題が生じる。 + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +1. 被害者とその保護者に、精神的、時間的な面で負担が続く +1. 教育委員会や学校の抱える課題が放置されたまま時が過ぎるため、その間に再発や悪化のリスクがある +1. 加害や関係児童・生徒に対しての適切な指導が難しいため、子どもたちの心の整理がつかないまま時が過ぎる +1. 進級や特に進学のタイミングを挟めば、適切に情報が引き継がれないため、再発リスクがある +1. 進学や卒業のタイミングを挟めば、関係した児童・生徒への指導ができなくなり、情報も届きにくくなる + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市では重大事態の発生報告がなされてから報告書の完了までに1年から2年以上の時間を要する事例が多いようであり、[1件目の質問](./1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/)で指摘したものも含め、①から⑤まですべての問題が生じている。 + +迅速化への対策が不十分だ。そのため、現状を把握し、課題を明らかにし、改善を求めるため以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 現在対応中のいじめ重大事態は何件? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現在対応中のいじめ重大事態は何件か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +4件。 + +</MessageBubble> + +#### いじめ重大事態の発生報告漏れがあった? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +教育委員会定例会の議事日程から拾うと現在3件だったと思った。 + +過去に、教育委員会定例会に対して、いじめ重大事態の発生報告忘れはあったか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### まずは教委へ発生報告がなされる + +いじめ防止対策推進法では、教育委員会を通じて市長に報告しなければならないとされています。 + + +<BlockQuote refs={"いじめ防止対策推進法"} href={"https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=425AC1000000071#Mp-At_30"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第三十条(公立の学校に係る対処)** +地方公共団体が設置する学校は、第二十八条第一項各号に掲げる場合には、当該地方公共団体の教育委員会を通じて、重大事態が発生した旨を、当該地方公共団体の長に報告しなければならない。 +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +また、不登校重大事態に係る調査の指針について(通知)にも、次のとおり書かれています。 + +<BlockQuote refs={"不登校重大事態に係る調査の指針について(通知)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1368460.htm"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第3 不登校重大事態発生時の措置** +**1 発生の報告** +**(4)教育委員への迅速な報告等** +公立学校において発生した不登校重大事態については、各地方公共団体における教育行政の責に任ずる教育委員会として把握しておくべき事柄であることから、各教育委員に説明すべきである。そのため、<Highlight>公立学校から不登校重大事態の発生報告を受けた教育委員会は、教育委員への報告を迅速に行う</Highlight>とともに、対処方針を決定する際は教育委員会会議を招集する。 + + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +つまりいじめ重大事態が発生したら、まず教育委員に報告する必要があります。 + +そこで、保護者の方が、教育委員会定例会の議事日程から次の数値をカウントしてくださいました。 +- 過去に何度報告がなされたか +- 報告書の完成報告は何件あったか + +現在取り扱い中が3件となっていたので、定例会で報告されていない件があるのかもしれません。 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +過去の報告状況は改めて確認する。 + +</MessageBubble> + +### ② 対策委員会は何回開催? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市教育委員会いじめ問題対策委員会は、令和5年度に何回開催し、6年度は何回開催する予定か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +昨年度は6回開催した。 + +本年度は、いじめ重大事態にかかる調査の進捗状況等に応じて適宜開催する。 + +</MessageBubble> + +#### 1回当たりの開催時間は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いじめ問題対策委員会の1回あたりの開催時間は、だいたいどれくらいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +2時間半から3時間、まれに3時間を超える場合もある。 + +</MessageBubble> + +#### 1件の重大事態にかけられる時間は? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると、4件あるとそれを割った数字になる。 + +1件のいじめ重大事態の対応に関して使える時間は、だいたいどれくらいか。1回あたり。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 概算では30分~45分 + +120分 ÷ 4 = 30分、180分 ÷ 4 = 45分 + +::: + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +調査の進捗や緊急性等によって、かけられる時間は変わってくる。 + +また、その時々で優先に取り扱うものがあれば、そこに時間をかけるようにしている。 + +</MessageBubble> + +#### 委員はそこで資料作成・まとめをしている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +委員はその時間の中で資料を作り、まとめているか。もしくは、家に帰ってメールでやり取りするなどしてまとめているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +委員会の中では、委員が審議や検討をしている。そこでの、どんな話になったかという記録については、事務局側。 + +</MessageBubble> + +#### メールでのやり取りは少ない? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そうすると、審議会に出ていないときメールでやり取りする等の時間はそこまでないという認識でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +たとえば会議録を事務局が作成するので、その議事録についてはすべての委員の皆様に見てもらっている。 + +そこで少しニュアンスが違うとか、そのような意図じゃないというような話をもらうことがあるので、その際には再度修正して、全委員に見てもらっている。 + +そのため、メールでのやり取りは頻回に行っていると認識している。 + +</MessageBubble> + +#### メールでやり取りする際の時間報酬は出ている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +そのメールでやり取りするときの時間単位の報酬等は出しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +メールでのやり取りにかかる時間についての、時給のようなものは支払いしていない。 + +</MessageBubble> + +#### 委員の善意に頼る方法ではうまくいかないが? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、いじめ問題対策委員会委員の善意に頼るようなやり方となっている。これできちんとしたものができるわけがない。 + +市長、最後の質問にもかかることだが、予算をちゃんと投じないとダメ。今まで言っていたことだが、ちゃんと時間報酬を出して全庁的な対応が必要になる。 + +お金はかからない。予算を見ると今年度は8回の開催予定。予算は、会議録作成の費用も合わせて約100万円。これを月2回の開催にすれば300万円になる。 + +さらに、いじめ重大事態の調査報告書の作成はいくらかかるかわからが、100万円や200万円かけても、そんなにお金はかからない。 + +そういったお金を出していかなければいけないが、市長、どう考えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +先ほどメールでは頻回にというふうに答弁したが、通常のほかの会議でも、会議の前には資料に目を通すということは通常と考えている。 + +必要な予算の確保には努めていくが、今のやり方に特段の大きな問題があるとは認識していない。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 市長が答えるべき質問に教委が答える + +お金をどこにいくら出すかを決めるのは市長です。教育委員会が答えられる質問ではありません。時間がなかったので飛ばしましたが、指摘すればよかったですね。 + +もし市長が答えたとしても「市教委から、現状で問題ないと聞いている」と言うだけですが、また聞きます。 + +この現状に対してこの答弁😇 + +::: + +### ③ 対策委員会を開催できる基準は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +委員の日程調整がひとつの課題と考える。対策委員会を開催できる基準はあるか。 + +たとえば少なくとも委員長もしくは副委員長のどちらかが出席していればよく、委員の何割かが出席していればよい、などあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +小平市いじめ問題対策連絡協議会等条例において、委員の過半数が出席しなければ対策委員会を開くことができないと定めている。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 委員長と副委員長の出席ルールはない? + +委員等か副委員長が出席していなければならないルールはあるか?と聞きたかったのですが時間切れでした。 + +条例にはそういった詳細のルールが書かれていません。そのあたりも整備が必要と思います。 + +::: + + +### ④ いじめ重大事態対応中は対策委員会を定期開催すべきでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +迅速に調査を進めるため、いじめ重大事態の対処中は対策委員会を少なくとも定期的に開催すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +現在もいじめ重大事態の調査中であるため、可能な限り短い期間で小平市教育委員会いじめ問題対策委員会を開催できるよう努めている。 + +今後についても、これまでと同様に調査の進捗状況等に応じて適宜開催していく。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 過去に重大事態発生で教委会議が招集されたことはある? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文部科学省の指針に次のとおりある。 + +<BlockQuote refs={"不登校重大事態に係る調査の指針について(通知)"} href={"https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1368460.htm"}> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +**第3 不登校重大事態発生時の措置** +**1 発生の報告** +**(4)教育委員への迅速な報告等** +公立学校において発生した不登校重大事態については、各地方公共団体における教育行政の責に任ずる教育委員会として把握しておくべき事柄であることから、各教育委員に説明すべきである。そのため、<Highlight>公立学校から不登校重大事態の発生報告を受けた教育委員会は、教育委員への報告を迅速に行うとともに、対処方針を決定する際は教育委員会会議を招集する。</Highlight> + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</BlockQuote> + +これまでこの条件に基づいて教育委員会会議が招集された事実はあるか。なお「招集する」とは「定例会の議題に載せる」という意味ではなく、臨時で招集するという意味であると考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会定例会において重大事態の発生報告を行うとともに対処方針の説明をしている。 + +会議の招集については、臨時に会議を開催することに限ったものではないと捉えている。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 時間報酬制を設ける必要があるが? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +迅速に調査を進め、第三者性が担保された報告書にまとめるためには、資料作成など実際に手を動かしてもらう委員の枠をつくり、時間報酬的な新たな報酬体系を整備する必要があると考える。 + +まず臨時的に報酬制度を追加すればよいが、賃上げ状況の中、全体的な委員報酬の見直しと併せて新しい委員の枠を設けて報酬体系を整備すればよいと考える。見解は。 + +</MessageBubble> + + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +報告書をまとめる際の第三者性に問題がないと認識しているため、時点での設定は考えていないが、他自治体の事例の情報収集に現時点での設定は努めていく。 + +</MessageBubble> + + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou.mdx new file mode 100644 index 0000000..2e4078b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou.mdx @@ -0,0 +1,267 @@ +--- +first: 2024-05-23 +description: 令和6年度6月定例会における一般質問4件目のまとめ。 +title: "(4)事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 +--- + + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1483&schedule_id=4&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=37&schedule_id=3&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年6月6日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + + + +いじめ重大事態の調査過程で事実捏造や文書改ざんの疑いが生じている問題を追及しました。職員が請求されて書いた文書は改ざんに当たらないという驚くべき答弁が飛び出し、杜撰な調査体制の実態が明らかになりました。職員の処分を含めた厳正な対応を求めました。 + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| + + +## 通告書 + + +<embed src="/pdf/20240606-ippan-situmon-yasutake-4.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市立学校及び市教育委員会(以下、市教委と呼ぶ)とのやり取りの中で、事実の捏造、歪曲があり、または改ざんを求められたという複数の保護者からご相談を受けた。 + +それぞれの経緯を次に説明する(特に指定のない主語は保護者とする)。 +</MessageBubble> + +#### (1)事実が捏造された + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(1)ある保護者が、「小平市立学校版感染症予防ガイドライン」に基づく市立学校の指導に不安を感じたため、令和4年11月9日に当該学校へ相談した。 + +学校からは「ご指摘の指導内容は調査中」という旨の回答を得、市教委からは同21日に「指導内容は現在確認中、当該学校が指導内容を確認した後に保護者へ説明する」旨の回答を得た。 + +しかしそれ以降連絡がなかったため、令和5年に入り、市長への手紙も併せて問い合わせた。そこで市教委から「学校はすでに11月9日に説明済み」という旨の回答を得た。 + +しかし保護者は当該の説明を受けた事実がないため、市教委へ「いつ誰が何を説明したとするのかの報告」を求めた。 + +具体的回答のないまま時間が過ぎ、同9月に市長と教育長へ再度報告を求めたところ、市教委からメールで事実に反する報告が届いた。11月9日に学校はすでに説明済みとし、説明したとする具体的内容が箇条書きされていた。 + +しかし保護者はそれらの説明を一切受けていない。「調査中」との説明しか受けていない。 + +つまり事実が捏造されたことになる。なお保護者側は2人で説明を受けている。冒頭で示したように市教委からの回答メールにも「調査中」と書かれていることから、状況から見ても捏造が起きたと考えられる。 + +</MessageBubble> + +#### (2)事実が歪曲され庁内を回った + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(2)ある保護者が、市立学校の校長に体罰調査を要望した。 + +後日、市長部局と市教委の連名で「第三者委員会設置の要望は、権限がなく、校長の立場では答えられない」旨の回答が寄せられた。 + +しかし校長には第三者委員会設置の要望はしていない。事実と異なる要望が庁内を回り、検討に時間が費やされたことになる。校長はそのような報告を市教委へ上げていないとしているため、市教委内部で情報が歪曲したものと考えられる。 + +</MessageBubble> + +#### (3)公文書改ざんでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(3)ある保護者が、市に対し保有個人情報の開示請求を行った。 + +市長部局用の開示請求用紙を用いて、総務部総務課に対して請求したが、開示決定通知は市教委から発送された。 + +その際、市教委職員から指示を受けて市教委用の開示請求用紙に書き直し、日付をさかのぼって書いて提出した。 + +これは公文書改ざんではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +以上の問題と、また昨年私の一般質問で指摘した件でも同様の問題が残されているため、含めて以下質問する。 + +</MessageBubble> + +### ① 学校や市教委が意図的に事実を捏造したことへの見解は? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +特に(1)に関しては、意図をもって学校や市教委により事実の捏造がなされたものと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該保護者と学校及び教育委員会の間で、いただいたご要望に対する対応について認識の齟齬があったことにより、教育委員会から事実に反する報告があったと認識されているものと捉えている。 + +齟齬があったことを認識した後、すぐに当該保護者にお詫びしており、学校及び教育委員会が意図をもって事実を提造したという事実はない。 + +</MessageBubble> + +### ② 担当が不在だと対応が滞るのか? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(1)は、担当者の体調不良で、市教委へ連絡しても対応のなされない期間が続いた。担当が不在だと対応が滞るのか。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +対応は個人ではなく組織として行っているので、担当者が不在であることをもって対応が滞ることはない。 + +</MessageBubble> + +### ③ 公文書改ざんでは? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(3)は公文書の改ざんに当たるのではないか。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該事案にかかる開示請求書は、開示請求者本人にご記入いただいたものであり、市が作成したものではないため、公文書の改ざんには当たらないものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市の職員が「その日付にして書いてください」と要請して書いたものだが、改ざんに当たらないのか。 + +市の職員の指示にしたがって書いたものだが、どうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮) " align="left"> + +今回の事案の詳細のところは確保していないが、教育長答弁のとおり、本人が書いた文については当たらないというところで答弁をした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職員が請求して書いてくださいと言ったものに関しては改ざんに当たらないということで、分かった。 + + +</MessageBubble> +:::note +##### 改ざんするなら市民の手で + +市民に書いてもらえば改ざんにならないという裏技があるのですね😇 + +::: + +### ④ 庁内でどう扱われている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +(1)から(3)の件は、すでに保護者と市はやり取りをしている。それぞれ庁内でどのように扱われているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +それぞれの事案ごとに適切に対処している。 + +</MessageBubble> + +#### なぜずさんな調査が続いている? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +(1)について、市民から不正であるという訴え、いわば告発がされて、昨年10月に市がそれを受理して半年以上が経過する。 + +事実捏造ということで、職員の処分も検討しなければならない事案だと思うが、なぜこのような杜撰とも言える調査が続いているのか。 + +また事実を捏造した職員が判明した場合、どのような処分がなされるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +事実を捏造したという事実はない。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 対応を漏らさないことが重要では? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで市のほかの事業についても指摘をしているが、市民から相談を受けた際には、できれば録音をして、重要なものはAIを活用するなど効率的に文字起こしを行うこと。また記録した相談内容やその後の対応予定を相談者に確認するなどして対応を漏らさないことが重要だと考える。見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +AIの活用については、現在のところ、セキュリティ面等での課題について整理が必要であると捉えているが、記録した相談内容雲を相談者に確認することは必要に応じて行うべきであると捉えているので、事案ごとに適切に対応していく。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + +</MessageBubble> + +### ⑥ 昨年末に指摘した件はどうなっている? +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昨年12月定例会の私の一般質問[「いじめ対応でほぼまったく資料を作らないことが許されるのか」](../../r5d/12gatu/3-ijime-siryou-tukuranai-arienai/)で最後に触れた、議長が市民へ誤った説明をすることにもつながった件について。 + +当時の校長・副校長、市教委の担当課長、指導主事、保護者、私が出席した会議の会議録も含む資料を開示請求したところ、作成していないとした問題は、庁内で今どう扱われているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +教育委員会としては、これまでと同様に、学校には、状況や認識を確認するため、事案に応じて記録の作成を求めてまいります。 + +また、保護者等が教育委員会事務局に問い合わせやご連絡をいただいた事案についても、必要に応じて記録を作成している。 + +</MessageBubble> + +#### 学校は会議録をつくっていた? + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局、学校で会議録はつくっていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +指摘の事案について、今どの事案のことかというふうな認識でおり、ここでの答弁は控える。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +時間がないので詳しくできないが、これ、ひどい(件)。やり取りをメールで見せてもらったが、まったく日本語が通じない。 + +教育委員会から送られてきたメールを読んでも、いったい何のことだか。私は読解力がある程度ある方だと思っているが、わからない。 + +(ここで時間切れ)。 + +新入職員の人たちはそういう形に染まらず、頑張ってほしい。(新入職員の方々が傍聴していました)。 + +</MessageBubble> + + +<p style={{textAlign:"right"}}>以上</p> +</div> + diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-1.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-1.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..76acc2c --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-1.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-2.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-2.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..abfe94b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-2.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-3.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-3.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..f94ceee --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-3.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-4.png b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-4.png Binary files differnew file mode 100644 index 0000000..8073887 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/images/og-4.png diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..07b63d1 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが](./1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/) +- [(2)疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが](./2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo/) +- [(3)いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる](./3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai/) +- [(4)事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について](./4-jijitu-netuzou-kaizan-tou/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri.mdx new file mode 100644 index 0000000..efbfb13 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri.mdx @@ -0,0 +1,519 @@ +--- +first: 2024-09-06 +description: 令和6年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。児童虐待の誤認保護・過剰保護による親子分離の問題を追及。 +title: "(1)児童虐待の誤認保護・過剰保護による親子分離を防ぐために" +tags: + - 一般質問 + - 児童虐待 + - 児童相談所 + - 一時保護 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1488&schedule_id=5&minute_id=112&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=38&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年9月6日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +児童相談所虐待対応ダイヤルの無料化や児童虐待の周知拡大とともに虐待通報件数が増加する一方、虐待の事実がない、もしくは虐待と言えないことをもとに、ある日突然こどもが強制的に一時保護されてしまう「誤認保護・過剰保護」のケースがあります。明石市の事例(生後50日で一時保護→1年3か月分離)や大阪地裁で違法判決が出た事例などを紹介しつつ、小平市の状況や児童相談所との連携、市の認識を問いました。 + +[🏷️タグ「児童虐待」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/児童虐待) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 直近3年間の虐待種別ごとの通告・相談件数推移は。 | [身体的113→105件、心理的177→210件と増加傾向。通報経路は児相からが最多。](#-直近3年間の虐待種別ごとの通告相談件数推移) | +| ② 心理的虐待の主な内容と直近10年間の変化は。 | [大声や脅し、無視・拒否的態度、DVの目撃など。H30年度から心理的虐待が身体的虐待を上回る。](#-心理的虐待の主な内容の傾向) | +| ③ こどもの発言の信憑性はどう判断しているか。 | [臨床心理士等の専門資格者が対応。発達段階や生育歴を踏まえ、多角的に分析・検討。](#-発達過程にあるこどもの発言の信憑性) | +| ④ 市・子家セン・児相の関係性は。 | [子家センは通告窓口・調査指導、児相は相談・一時保護・措置機能。市は要保護児童対策地域協議会を組織し連携。](#-市と子家セン小平児童相談所の関係性) | +| ⑤ 児相から子家センへ送致されるケースと件数は。 | [初期調査や安全確認が適しているもの等。R3/80件、R4/104件、R5/93件。](#-児相から子家センへ送致されるケースと件数) | +| ⑥ 小平児相の直近3年間の一時保護関連件数は。 | [管轄9市全体の委託件数で回答。新規委託107~128件、2か月超延長48~72件、入所26~40件。28条申立て・家庭復帰は公表なし。](#-小平児相の直近3年間の一時保護関連件数) | +| ⑦ 一時保護中の学校出席と学習サポートは。 | [国が出席扱いの判断目安を示す。一時保護所に学習指導職員を配置。](#-一時保護されたこどもの学校への出席状況と学習サポート) | +| ⑧ 一時保護解除後の不登校割合は。 | [小平児相では公表していない。](#-一時保護解除後に不登校になっているこどもの割合) | +| ⑨ 障害等があるこどもの一時保護時のケアは。 | [児童養護施設、里親、障害児施設、病院などに委託し必要なケアを実施。](#-障害や発達上の課題があるこどもの一時保護時のケア) | +| ⑩ 市は誤認保護・過剰保護を認識しているか。 | [児相が適切に調査の上所長が決定。市は児相が適切に対応していると認識。](#-市は誤認保護過剰保護の問題を認識しているか) | +| ⑪ 虐待したとされる親への一時保護中のサポートは。 | [児相が定期的に面談・家庭訪問を実施。](#-虐待したとされる親への一時保護中のサポート) | +| ⑫ 一時保護解除後の家族サポートは。 | [児相が主担当となり6か月間程度、児童福祉司が家庭訪問等で養育状況を把握。子家センも連携。](#-一時保護解除後の家族へのサポート) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20240906-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 誤認保護・過剰保護の問題 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +児童相談所虐待対応ダイヤルの無料化や児童虐待の周知拡大とともに、虐待通報件数が増加している。一方で、虐待の事実がない、もしくは虐待と言えないことをもとに、ある日突然こどもが強制的に一時保護されてしまう誤認保護・過剰保護のケースがある。保護された後に誤認がすぐ認められ、こどもが帰れるならまだよいが、児相の問題と絡んで、親子分離されたまま長期にわたってこどもが帰れず、法で保障された面会すらろくにさせてもらえない事例がある。SNSの広がりとともに近年報道されるようになってきている。児相については、にわかには信じられないひどい話をたくさん聞いている。東京都の小平児童相談所もその一つだ。報道は氷山の一角と感じる。 + +児童虐待をしてはならないのは当然だ。同時に、こどもの幼少期を家族で一緒に過ごすことも至極当然のことだ。親子の意思に反して突然の分離が起きれば、親は命がけでこどもを取り戻そうとするし、子は親と離れないよう必死でしがみつく。強制的な親子分離は、共にいたいと願う親子にとって、命にも関わる心理的虐待であるとも言える。誤認保護・過剰保護は決して起きてはならないことだ。しかし、法や国の手引はなぜかこの視点が著しく欠落している。 + +虐待を見過ごさないよう間口を広くする政策は、誤認保護・過剰保護をなくす政策とセットで進める必要がある。児相は小平市の管轄ではないが、市には子ども家庭支援センター(以下、子家セン)や各機関を通じて児童虐待の情報が集まっている。児童福祉法や児童虐待の防止等に関する法律、子ども虐待対応の手引きにも市町村の役割が明記されている。 + +</MessageBubble> + +#### 市町村の役割の大きさ + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +資料提示:厚生労働省「児童相談所の運営方針について」の市町村・児童相談所における相談援助活動系統図。虐待の相談・通告は児相だけでなく市町村も受けることになっている。今は市の子家センに集中しているかもしれないが、市内の一般住民や民間団体、保育所、幼稚園、学校、警察などからの通告も市町村が受ける。 + +虐待防止のための家庭へのサポート、一時保護や施設入所中の教育も含めた支援、家庭復帰後の家庭支援も市町村の担当。市と子家セン、児相、各種機関との情報連携のために要保護児童対策地域協議会も設けられている。 + +このように児童虐待に関しては市町村の役割もかなり大きい。本来、様々な細かい支援は密着したケアが必要なので、市区町村が全て担うべきではないかと感じるところもある。小平市は児相と密接に連携しなければならないので、小平市の一般質問ではあるが児相のことを問題なく問うことができる。 + +ただ、児相しか把握していない情報については一般質問で問いにくいと思うが、密接に連携すべき関係性にあるので、児相しか握っていない情報があり得ないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +資料提示:東京都福祉局の東京都児童福祉審議会の資料「虐待相談の対応の流れ」。虐待通告がなされたら緊急受理会議を開き、原則48時間以内に目視確認。状況に応じて一時保護。場合によっては児相から家庭裁判所に申立てがなされて施設入所、その後に家庭復帰。 + +これが実際の虐待ではなく誤認保護・過剰保護のケースだった場合を考えると、とても恐ろしいことになる。 + +</MessageBubble> + +#### 報道事例:明石市と大阪地裁 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報道事例を2つ紹介する。 + +**明石市の事例**:生後50日の乳児に腕の骨折があり、兵庫県の児相が虐待を疑って一時保護。児童福祉法では一時保護は2か月までだが、児相が家庭裁判所に申し立てて延長が続けられ、結局1年3か月にわたって一時保護され続けた。生後約2か月から1歳5か月になるまで母親と一緒にいることができなかった。面会は月にたった一、二回。母乳の差し入れも拒否された。その後、高等裁判所で虐待はなかったという判決が出て、やっと家に帰れることになった。明石市は非を認め慰謝料130万円を支払った。この問題を受けて令和3年に「子どものための第三者委員会」を創設している。 + +**大阪地裁の事例(令和4年)**:母親が生後1か月の赤ちゃんを抱っこしたままコップを取ろうとしたときに誤って床に落とし、頭の両側が骨折。病院から通報を受けた大阪府の児相が「落下で同時に2か所骨折はおかしい」と虐待認定し、8か月間一時保護し続けた。家庭裁判所からはセカンドオピニオンを取るよう忠告があったが児相はそれを怠り、面会を制限し続けた。その後児相が突如申立てを取り下げ、赤ちゃんは帰れることになったが、大阪地裁は「母親に虐待を疑うべき事情は一切判明していない」として大阪府に100万円の損害賠償を命じた。 + +まだまだこういう事例がたくさんある。報道されているのは氷山の一角だ。当事者はこどもが返してもらえなくなると思って声を上げにくい。家庭復帰後も声を上げるとまた一時保護されるかもしれない。世間の流れも虐待死を止めなければならないという中で、なかなか関心を持ってもらえない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +資料提示:約半年間にわたって一時保護されていた女の子が、保護されている間に家族へ出した手紙。「パパ大好きだよ」「一緒にプール行きたいよ」「なんでずっとここにいなきゃいけないの」「早く帰りたいよ」「悲しいよ」と書かれている。 + +帰りたいと泣いている子でも、国の手引を読むと帰すわけにはいかないとされている。児相で働いている人たちも通常の精神ではいられないのではないか。国の手引は児相職員にメンタル的にかなりタフな対応を求めている。児相職員がすぐ辞めてしまう問題もこれに原因があるのではないか。 + +児童虐待の対応は国として一時保護を強化する方向だが、そういったことに全力を注ぐのではなく、家族へのサポートを手厚くするほうにエネルギーを注いだほうがいいのではないかと感じる。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 直近3年間の虐待種別ごとの通告・相談件数推移 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +直近3年間の市内での虐待種別(身体、ネグレクト、性的、心理的)ごとの通告と相談それぞれの件数推移、虐待者の年齢傾向、独り親家庭の割合、通報経路の傾向は。また、市の見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +通告と相談それぞれの件数は把握していないが、通告も含めた相談件数は以下のとおり。 + +| 虐待種別 | R3年度 | R4年度 | R5年度 | +|---|---|---|---| +| 身体的虐待 | 113件 | 87件 | 105件 | +| ネグレクト | 115件 | 67件 | 61件 | +| 性的虐待 | 3件 | 1件 | 2件 | +| 心理的虐待 | 177件 | 162件 | 210件 | + +虐待者の年齢は20代から50代まで分散。独り親家庭の割合は未把握。通報経路は児童相談所からが最も多く、次に学校。 + +**市の見解**:コロナ禍で一時増加したがR4年度以降は減少傾向。心理的虐待は増加傾向。H28年度の児童福祉法改正により児相から市に送致できることとなり、R2年度以降は児相経由の相談が増加。 + +</MessageBubble> + +#### 安全確認の件数 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +いただいたデータは児相の相談件数と通告も含む件数ということでいいか。市内でのということで確認させてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +直近3年の市内で起きました虐待種別ごとの通告、相談ということで答弁した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このうち、安全確認に至った件数は教えていただけるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +安全確認の件数は把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +安全確認の数を児相に言えばもらえるような数字なのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +個別事案になるので、個々に児相に確認してお答えできるものかどうか確認する必要がある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こういった重要な数値がホームページ等で公開されていない。これでは状況が把握できない。児童虐待を防ぐ施策を行っても効果検証ができない。一時保護が進んでも虐待死が減っていないという話も聞いている。一時保護が強化されると、問題を抱えている家庭もこどもが連れ去られることを恐れて相談しなかったり、医療機関にかかっても通告されてしまう。結局それで虐待死に至ることもある。 + +児相と各自治体にトータルでどれぐらいの数、市内で通告があって安全確認になって一時保護になったかなどの数値上の解析をどこかの場でしているか。例えば要保護児童対策地域協議会等で全体を把握できる数値が示されて話合いはされているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +総体的には児相において解析、分析がなされるものと考えている。要保護児童対策地域協議会では個々のケースについての確認はしているが、分析等は行っていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要保護児童対策地域協議会等で数値は特に示されないのか。安全確認に至った数値などは示されないということでいいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +協議の中での統計的な情報交換、資料の提供などは行っていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +分かった。そういうのは本当に問題だと思う。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 心理的虐待の主な内容の傾向 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内での心理的虐待の主な内容(内訳)の傾向と、直近10年間でその内訳に変化があったか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +心理的虐待は、大声や脅しなどで恐怖に陥れる、無視や拒否的な態度を取る、著しく兄弟間の差別をする、子どもがDVを目撃するなどが主な内容。平成30年度から心理的虐待の相談件数が身体的虐待の相談件数を上回り、以降、内容に大きな変化はない。 + +</MessageBubble> + +#### 夫婦げんか(面前DV) + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +心理的虐待の内容として、こどもの目の前で夫婦げんかをするという状況がある。こどもの目の前で夫婦げんかをしていると心理的虐待と認められることがある。「けんかするほど仲がいい」と言っていたものの、こどもの目の前でやって通報されると虐待になってしまう。しかも、こどもの目の前じゃなくても虐待として通報されて一時保護になるケースもある。 + +実際にあるケースでは、母親とおじいちゃんがこどもから見えないところでけんかしていたら通報されて長期の一時保護になり、最終的に施設入所になった。こども自身も虐待とは思えないと言っていたが、結局施設から逃げ出して帰ることになった(小平児相の話ではない)。 + +夫婦げんかについてはどれぐらいの件数あるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +市で把握しているものとしては、全体の6割程度。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +それは過剰なことがあるのではないか。確かに目の前でかなり激しいけんかをされたらだが、ささいなけんかだったら過剰ではないか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 発達過程にあるこどもの発言の信憑性 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +こどもは発達の過程で、幼少期には意図せずうそをつくことがあったり、学童期には意識的にうそをついたりすることがある。周囲の大人が喜ぶと思って事実と異なる発言をしてしまい、結果として家族から引き離されてしまうこともある。発達過程にあるこどもの発言の信憑性はどう判断しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +児相では、臨床心理士や社会福祉士などの専門資格者が対応し、発達段階や生育歴、家庭環境等を踏まえ、こどもの発した言葉だけでなくしぐさや表情からも気持ちを酌み取り、心身をケアしながら慎重に聞き取りをしている。保護者や兄弟、同居人及び保育園や学校、医療機関等に対しても調査・情報収集し、多角的な視点で分析・検討した上で判断している。 + +</MessageBubble> + +#### こどもの発言と施設での状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +こどもが最初に一時保護されるときは、こどもが言ったことを信じてもらえる。しかし施設に入って帰りたいと言ってもすぐ帰れない状況だ。一時保護所や施設では担当者の意向に従わないと何をされるか分からないという。職員から「親はばかだ」といった発言もあり、担当者は親と敵対してしまっているから、意向に従わない発言をすると何をされるか分からないという恐怖心があると、なかなか本当のことは言えなくなる。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 市と子家セン、小平児童相談所の関係性 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市と市の子家セン、小平児童相談所とはどういう関係性にあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +子家センはこどもと家庭に関する様々な相談に対応し、虐待相談についても通告窓口となり、必要な調査及び指導等の業務を行っている。児相は児童福祉法に基づき、相談機能、一時保護機能及び措置機能を果たすことに加え、子家センをバックアップすることが求められている。市では小平市要保護児童対策地域協議会を組織し、子家センとの連携により会を運営するとともに、小平児相には委員になっていただき、その他の関係機関とも連携している。 + +</MessageBubble> + +#### 市の役割と児相のチェック機能 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国の手引を読むと、市町村の役割はかなりある。虐待防止のためのサポート、一時保護されているとき、施設に入ったとき、家庭復帰したとき、それぞれで市町村の役割が定められている。それはそうだというのを確認したい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +市の役割としては、要保護児童対策地域協議会の中で、こどもが一時保護が解除された後のサポートなども担当しているので、役割としては広いものと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国の手引はかなり偏った形で書いてある。児相はそういう偏った手引に基づいて運営されていて、所長の判断で親子の強制分離ができるなど権限が非常に強いのに、その行為をチェックする第三者がいない。市区町村の役割が大きいからこそ、過剰保護ではないかと意見を言える立場にあるのは市区町村しかない。ぜひ毅然とした態度で協議会等で意見を言ってもらいたい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 児相から子家センへ送致されるケースと件数 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +児相が受理した事案のうち、地域の市町村の子家センでまず対応していくことがふさわしいとされる、いわゆる児相から子家センへ送致されるのはどういうケースか。また、直近3年間の市の子家センへの送致件数は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +子家センによる初期調査や安全確認が適しているもの、身近な地域での支援が適しているもの等が送致に該当する。直近3年間の送致件数:令和3年度80件、令和4年度104件、昨年度93件。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 小平児相の直近3年間の一時保護関連件数 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市内在住のこどもについて、小平児童相談所に限定し、直近3年間の次の件数を伺う。 + +1. 一時保護となった件数 +2. 一時保護が解除された件数 +3. 2のうち2か月以内に一時保護解除された件数 +4. 児童福祉法第33条第5項の申立てにより2か月を超えて一時保護が延長されている件数 +5. 一時保護後、児童福祉施設等への入所となった件数 +6. 5のうち、児童福祉法第28条第1項の申立てにより入所となっている件数 +7. 入所した児童福祉施設等から家庭復帰した件数 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平児相に確認したところ、一時保護全体の件数は公表していないとのこと。小平児相が管轄する9市全体の児童養護施設等に一時的に保護を委託した件数で回答する。 + +| 項目 | R2年度 | R3年度 | R4年度 | +|---|---|---|---| +| 新規一時保護委託 | 107件 | 159件 | 128件 | +| 解除 | 118件 | 151件 | 136件 | +| 2か月以内解除 | 118件 | 151件 | 64件 | +| 2か月超延長 | 48件 | 57件 | 72件 | +| 入所 | 26件 | 37件 | 40件 | + +※28条申立てによる入所件数、家庭復帰件数は小平児相では公表していない。 + +</MessageBubble> + +#### 件数非公表について + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +委託先しか数値をいただけないということで、それ以外は公表していない。なぜ児相にある一時保護の件数は公表していないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +児相において本件については公表していないという回答を受けている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +理由は知らないが公表していない。その理由を確認する気も市としてはないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +その資料の主体は児相になるので、そちらの判断に従うことになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは本当に重要な情報だ。小平市の中でどれぐらい保護されていて、どれぐらい2か月以上延長されて、結局施設入所になってしまったか。施設入所になった数も公表していない、家庭復帰している数も公表していない。これは異常ではないか。児相は最終的に家庭復帰を目指す機関だと思っていたが、家庭復帰を目指す機関なら家庭復帰した数は公表しなければいけない。なぜ公表していないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +個々の資料に関する出す出さないの理由までは伺っていない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国の手引にも、東京都の児相と市区町村の両方で通告を受けたり対応していく状況で、片方に丸投げするのはやめてくださいと書いてある。今の話で状況が分かった。結局、市としても状況を把握する姿勢がないということがよく分かった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 一時保護されたこどもの学校への出席状況と学習サポート + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一時保護されたこどもの学校への出席・欠席状況は。また、学習サポートはどうなっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +国において一時保護が行われているこどもについて出席扱いとして認めることができる判断の目安が示されている。校長は児相を通じて、こどもの状況に適した学習環境の整備や一定の教育指導の時間が確保されていることなどが確認できた場合に出席扱いとすることができる。一時保護所では日課に学習の時間を設け、学習指導職員を配置している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 一時保護解除後に不登校になっているこどもの割合 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一時保護解除後に不登校になっているこどもの割合は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +小平児相では公表していない。 + +</MessageBubble> + +#### 不登校の割合 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +不登校になっているこどもの割合も公表していない。なぜか。かなり多いということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="こども家庭センター担当部長(川上)" align="left"> + +児相では公表していないので、こちらでは分かりかねる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +攻撃的に言えば、不登校の数は知らないが気にしないよということだ。今の答弁でかなり問題がいろいろあると感じたので、今後も質問していきたい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 障害や発達上の課題があるこどもの一時保護時のケア + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +身体障害や知的障害、発達上の課題があるこどもたちが一時保護された場合、特別なケアはされるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +児相からは、こどもの状況に応じて児童養護施設や乳児院のほか、里親や障害児施設、病院など適切な場所に一時保護を委託し必要なケアをしていると伺っている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 市は誤認保護・過剰保護の問題を認識しているか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市は誤認保護・過剰保護の問題を認識しているか。また、これを防ぐための取組をしているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +一時保護の決定に当たり、児相が児童の心身の状況や家庭環境等を適切に把握・調査した上で所長が決定しており、市としては児相が適切に対応しているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 虐待したとされる親への一時保護中のサポート + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +虐待したとされる親へのサポートは、こどもの一時保護中にはどうなっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +こどもの一時保護中は、児相が定期的に面談や家庭訪問を行うなど、退所後にこどもが安全に安心して生活できるようサポートや支援をしている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑫ 一時保護解除後の家族へのサポート + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +一時保護解除後の家族へのサポートはどうなっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +家庭復帰後は、児相が主担当機関として支援方針を決定し、少なくとも6か月間程度は児童福祉司の指導による家庭訪問や通所等を通じて養育状況を把握するとともに必要な支援を実施。子家センは児相の支援方針に沿い、適宜連携を図りながら対応している。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin.mdx new file mode 100644 index 0000000..71e1190 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin.mdx @@ -0,0 +1,227 @@ +--- +first: 2024-09-06 +description: 令和6年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。公文書公開請求により判明した、いじめ重大事態調査報告書作成の予算要望が市長に承認されなかった問題を追及。 +title: "(2)いじめ対応改善の予算要望を市長が承認しなかったのか" +tags: + - 一般質問 + - いじめ重大事態 + - 教育委員会 + - 予算 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1488&schedule_id=5&minute_id=112&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=38&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年9月6日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +公文書の公開請求により、市教育委員会が令和6年度予算に向けて、いじめ重大事態調査報告書の作成を対策委員会の委員へ委託するための謝礼40万円の予算要望書類を作成していたにもかかわらず、当初予算に一切計上されていなかったことが判明しました。市教委が裏では計画を立て予算要望の書類を作っていたのに、なぜそれが予算化されなかったのか。市長が問題の深刻さを理解せず、市教委が提案した改善策を握り潰したのではないかと追及しました。 + +[🏷️タグ「いじめ重大事態」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ重大事態) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 市教委は予算要望したのか。 | [本年度予算には要望済。昨年度は資料作成のみで要望に至らず。](#-予算要望の有無) | +| ② 市長はなぜ40万円の予算要望を承認しなかったのか。 | [第三者性は確保されているとの認識から予算措置に至らず。](#-予算要望を市長が承認しなかった理由) | +| ③ 請願第7号を市長はどう受け止めているか。 | [第三者性は確保されていると認識しつつ、請願の採択は重く受け止めている。](#-請願第7号の受け止め) | +| ④ 請願第7号の対応進捗状況は。 | [教育委員会で対応等を検討中。予算措置等の課題整理が必要で調整中。](#-請願第7号の対応進捗状況) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20240906-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 公文書公開請求で判明した予算要望書類 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書の公開請求により驚くべきことが判明した。令和6年度予算に向けて市教育委員会は、いじめ重大事態調査報告書の作成を対策委員会の委員へ委託するための計画を立て、その謝礼として40万円の予算を要望する書類を作成していた。しかし、令和6年度当初予算にはこれが一切計上されていない。次の二つの可能性が考えられる。 + +1. 最終的に市教委が予算要望しなかった +2. 予算要望したものの市長が承認しなかった + +なお令和5年度予算に向けても市教委は同内容で提案事業調書を作っていたが、反映されていない。 + +公開された令和6年度の第1期中期実行プラン提案事業調書Aには、「いじめ重大事態調査報告書作成」という事業名で、提案事業の概要欄に調査報告に係る委員謝礼を措置するとある。事業効果の欄には「対策委員会委員が自ら作成することで透明性、公平性を示すことができる」とある。同提案事業調書Bには「報告書執筆10,000円×20ページ×2件=400,000」の事業費が示されている。歳出予算総括表(事業別)には報償費の中にいじめ重大事態調査報告書作成の項が追加され、40万円が計上されている。 + +一方、令和5年度の同調書Aには事業名としては「いじめ重大事態の対応拡充」となっているものの、概要欄には令和6年度と全く同じ内容が書かれている。同調書Bにも「報告書執筆10,000円×20ページ×2件=400,000」と書かれているが、歳出予算総括表にはこの40万円の記載がない。 + +</MessageBubble> + +#### 市長が握り潰したのではないか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +これまで、いじめ重大事態の調査報告書を第三者に書いてもらうよう要望しても市教委は一切対応しないと考えていた。本年6月に請願第7号も全会一致で採択していただいた。しかし実は市教委は裏では計画を立て予算要望の書類を作っていた。その予算要望に対し、もし上記(2)の状況であれば市長が予算要望を拒んでいたことになる。市長は問題の深刻さを全く理解せず、市教委が矢面に立っている状況を目の当たりにしながら、市教委が提案した改善の手だてを市民に見えないところで握り潰すような非道なことをしていたのではないか。 + +</MessageBubble> + +### ① 予算要望の有無 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開された公文書に示されたとおり市教委は予算要望したのか。それとも書類は作ったが要望しなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +本年度予算には要望を出している。昨年度予算には、要望に向けて資料を作成していたが、最終的には予算要望には至らなかった。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 予算要望を公表しなかった理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和5年度提案書は書いたが結局出さなかったということで分かった。予算要望したことを市民に伝えればよかったのではないか。なぜ予算要望していたと伝えなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +まだ決定に至る前の過程の段階の話なので、答弁することは控えていた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +予算要望はしたのに、なぜそれを言わなかったかと聞いている。予算要望自体はしたのだから「予算要望はしました」と言えばいいのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +予算要望したということも、予算が固まるまでの過程ということなので公表は控えていた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「予算要望はしました、まだ予算が固まる前の状況です」と素直に保護者に説明すれば「教育委員会はやってくれているんですね」という話になる。なぜそれをしなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川)" align="left"> + +一般論として、一つの物事が決まる意思決定の過程における情報については、必ずしも全てについて公表や外部に説明していることはないと認識している。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これだけ問題になっていることで、教育委員会はずっと矢面に立っていた。裏ではちゃんと提案を作っているのに、提案を作っていると言えばいいだけだ。それでコミュニケーションは劇的に改善する。それをしない理由を考えてみると、結局教育委員会は組織のほうを向いている。組織内で何か問題になるかもしれない、財政課や市長から何か言われるかもしれないと考えているから言えないのだ。市民のほうを向いていればそういったコミュニケーションを深く取れると思う。「私たちはちゃんと提案書を作りました」と、教育部長まで判こを押しているのだから。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 予算要望を市長が承認しなかった理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算要望がなされていたとすると、市長はなぜ40万円の予算要望を承認しなかったのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +本年度予算の予算要望は出していたが、予算編成の過程において、市長部局及び教育委員会としては、いじめ重大事態に関する調査報告書の原案については対策委員会が作成するに当たり教育委員会が補佐しているものであり第三者性については確保されているとの認識から、予算措置に至らなかった。 + +</MessageBubble> + +#### なぜ予算化されなかったのか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +予算編成の過程で市と市教委が検討して予算化しなくてもいいとなったという答弁だが、これはおかしい。市教委が提案して予算要望しているのに、なぜ予算審議の過程で「要りませんね」となったのか。教育委員会が主導して要らないとなったのか、市長部局から「やめてほしい」となったのか、確認する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(岡崎)" align="left"> + +教育委員会としては、現行の方式においても第三者性は確保できていると認識していた。ただ、市議会での一般質問なども踏まえてよりよい方法を検討する中で予算要望を行った。予算要望と併せて他の自治体の状況なども調査を進めたが、現行の小平市と同様の事例が多かったことや、費用の算出の根拠や支払方法など整理すべき課題があることも分かったので、市長部局と情報共有の上、本年度の予算化は見送った。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +予算要望を出した後にそういった審議をするのか。出した後にいろいろな過程があるから取り下げるという過程がふだんあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川)" align="left"> + +予算の要望と査定の流れだが、常に事業主管課と予算の査定側が対峙しているわけではない。要望の内容や時期について、適否が決まらなくても取りあえず煮詰まっていないものについても要望を出すことは頻繁にある。ヒアリングや査定のプロセスで内容に変更を加えたり、断念したりすることがあり、その結果として取下げあるいは不採択ということもある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和5年度から2年かけて検討してきている。令和6年度にそういう状況になったとしても、既に提案も出ているし検討も進んでいるのだから補正予算としても出せるはずだ。市長、予算をつけてもらえるのか。請願第7号に沿った予算をつけてもらえるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(有川)" align="left"> + +請願が6月定例会で全会一致で採択ということがあるので重く受け止め、教育委員会でどんな方法で実現が可能か検討していると伺っている。それを受けての検討ということになる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +補正予算でもできると思うので、ぜひ前向きに検討してほしい。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 請願第7号の受け止め + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年6月に全会一致採択された請願第7号を市長はどう受け止めているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +調査報告書の原案については対策委員会が作成するに当たり教育委員会が補佐しているもので第三者性は確保されていると認識しているが、請願が提出され採択されたことは重く受け止めている。 + +</MessageBubble> + +### ④ 請願第7号の対応進捗状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +請願第7号の対応進捗状況と、それに対する市長の考えは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +請願が提出され採択されたことは重く受け止めており、現在対応等について検討している。請願事項の中には予算措置等を含め課題の整理が必要な点があることから、対応方法について調整を進めている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +提出された請願事項に対して、教育委員会において課題の整理等を行っているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/3-gyousei-huhuku-sinsakai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/3-gyousei-huhuku-sinsakai.mdx new file mode 100644 index 0000000..95cde5f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/3-gyousei-huhuku-sinsakai.mdx @@ -0,0 +1,173 @@ +--- +first: 2024-09-06 +description: 令和6年度9月定例会における一般質問3件目のまとめ。新体制の行政不服審査会の第三者性や審査状況等について問うた。 +title: "(3)新体制の行政不服審査会と、これまでの審査状況等について" +tags: + - 一般質問 + - 行政不服審査会 + - 情報公開 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1488&schedule_id=5&minute_id=112&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=38&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2024" /> + +## まとめ + +令和6年9月6日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +市の行政不服審査会の委員が本年4月に交代しました。これまで会長と副会長は市の顧問弁護士であったため利益相反で公平中立な審査ができないと指摘してきましたが、改められることになると捉えています。新委員の第三者性、審査会の開催状況、審査状況の長期化、附属機関等の委員名簿公開について問いました。 + +> **⚠️ 注:** 本件については初回の質問・答弁のみで、再質問には至りませんでした(時間の都合によるものと思われます)。想定問答集に用意されていた質問項目については実施されませんでした。 + +[🏷️タグ「行政不服審査会」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/行政不服審査会) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 委員氏名と第三者性は。 | [氏名は非公表。弁護士3、行政書士1、元市職員1の5人。市との兼務はなく第三者性あり。](#-現在の行政不服審査会の委員氏名と第三者性) | +| ② 委員の選任方法は。 | [東京弁護士会・行政書士会の推薦や見識・能力を踏まえ市長が委嘱。](#-委員の選任方法) | +| ③ 開催タイミングと明文化の有無は。 | [諮問後、争点整理が整った段階で開催。明文化はなくH28年4月以降変更なし。](#-開催のタイミング) | +| ④ 審議長期化の理由は。 | [審理員手続のない開示請求の争点整理に時間。口頭意見陳述や請求人の提出遅延も要因。](#-審議が長期化している理由) | +| ⑤ 答申件数等の実績は。 | [答申8件、処分変更1件、請求全部充足0件。回答期間は最短49日〜最長1,055日。](#-答申件数等の実績) | +| ⑥ 審査中の最長事例は。 | [審査請求から4年3か月経過。](#-現在審査中の最長事例) | +| ⑦ 委員名簿の公表状況は。 | [各課判断に委ねているが、情報公開の観点から公表を検討中。](#-附属機関等の委員名簿の公表状況) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20240906-ippan-situmon-yasutake-3p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の行政不服審査会の委員が本年4月に交代した。これまで行政不服審査会の会長と副会長は市の顧問弁護士であったため、利益相反で公平中立な審査ができないとの趣旨で指摘してきたが、改められることになると捉えている。新委員の第三者性、行政不服審査会の状況、市の附属機関や類似機関の委員名簿の公開について問う。 + +</MessageBubble> + +### ① 現在の行政不服審査会の委員氏名と第三者性 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現在の行政不服審査会の委員氏名は。またそれぞれどういう方か。第三者性は満たされているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +氏名については現在公表していないため答弁を差し控えるが、構成は委員5人のうち3人が弁護士、1人が行政書士、1人が元市職員。5人とも他の職務で市に関与しておらず、個別の事例に関して利害関係を有することになった場合には当該事例の調査審議に関与しないため、第三者性は満たされていると認識している。 + +</MessageBubble> + +### ② 委員の選任方法 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +行政不服審査会の委員はどう選任しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +東京弁護士会や東京都行政書士会からの推薦のほか、法律または行政に関して有する見識や能力を踏まえ、私が委嘱している。 + +</MessageBubble> + +### ③ 開催のタイミング + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +行政不服審査会は不定期に開催されるとしているが、現在、開催のタイミングはどのように決まるか。明文化されているか。また、以前はどのようなタイミングで開催していたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +審査会に諮問された後、弁明書及び反論書による主張書面のやり取りや、証拠書類の提出などの手続により事実関係や争点が整理され、審議の準備が整った段階で開催している。開催時期に関しては明文化したものはなく、平成28年4月の行政不服審査会の発足以降、運用に変更はない。 + +</MessageBubble> + +### ④ 審議が長期化している理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年9月定例会での答弁で「令和4年度までの5年間で諮問した審査請求は全て審議中」とあった。令和2年度に審査請求がなされて2年以上審議中であった事例もあるのではないか。審議が延びた理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +事例に応じて理由は異なるが、審理員手続のない公文書の公開請求及び保有個人情報の開示請求の事例で争点整理に時間がかかる場合や、口頭意見陳述を実施した場合に調査審議期間が長くなることがある。また審査請求人の事情により反論書や証拠の提出が遅れている事例もある。 + +</MessageBubble> + +### ⑤ 答申件数等の実績 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +平成25年5月以降、行政不服審査法に基づく審査請求が行われてから答申が返ったものについて、次の4点を伺う。 + +1. 答申件数 +2. 答申を受けて処分が変わった件数 +3. 請求が全て満たされた件数 +4. 請求から回答までの日数の傾向 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +平成28年の行政不服審査法改正前の不服申立てに係るものを含めて答弁する。 + +1. 答申を行った件数は **8件** +2. 答申を受けて処分が変わった件数は **1件** +3. 請求者の請求が全て満たされた件数は **0件** +4. 最短 **49日**、最長 **1,055日**。審理員手続のない開示請求で対象文書が多い場合に期間が長くなる傾向。 + +</MessageBubble> + +### ⑥ 現在審査中の最長事例 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現在審査中で最長のものはどれぐらいの時間が過ぎているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +審査請求がされてから4年3か月が経過しているものがある。 + +</MessageBubble> + +### ⑦ 附属機関等の委員名簿の公表状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市の附属機関や類似機関(審議会等)の委員名簿のうち、今は積極的に公開していないものについても公開を検討していると耳に挟んだが、現在どのような状況か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在、委員名簿については公表・非公表の取決めはなく、公表するかどうかは各課の判断に委ねている。しかし情報公開の総合的な推進の観点から委員名簿の公表について検討を進めており、事務上支障のあるものを事前公表の対象から外すなど一定の線引きが必要。引き続き検討を進めてまいる。 + +</MessageBubble> + +<div style="margin:1rem 0;padding:1rem;background:var(--sl-color-gray-7);border-radius:8px;font-size:0.9rem"> + +**⏱️ 時間切れにより再質問なし** + +本件については、2件目の質疑が長引いたため、再質問には至りませんでした。想定問答集に用意されていた質問項目は実施されていません。 + +</div> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..f1811ba --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)児童虐待の誤認保護・過剰保護による親子分離を防ぐために](./1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri/) +- [(2)いじめ対応改善の予算要望を市長が承認しなかったのか](./2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin/) +- [(3)新体制の行政不服審査会と、これまでの審査状況等について](./3-gyousei-huhuku-sinsakai/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..594c5a4 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r6d/index.mdx @@ -0,0 +1,23 @@ +--- +title: 令和6年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について](./3gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai/) + - [(2)いじめ問題対策委員会の機能不全を市はどう捉えているか](./3gatu/2-ijime-taisaku-iinkai-kinou-huzen/) + - [(3)改定されたいじめ防止基本方針の問題点について](./3gatu/3-kaitei-ijime-bousi-kihonhousin/) + - [(4)引き続き教育長の虚偽答弁とハラスメントについて](./3gatu/4-kyouikutyou-kyogi-touben-harasumento/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)いじめ対応の予算を拒否、市長と教育長の責任を問う](./12gatu/1-ijime-yosan-kyohi-sityou-kyouikuchou-sekinin/) + - [(2)教育委員会の不正対応と、市組織としての自浄機能の必要性](./12gatu/2-kyouiku-iinkai-husei-taiou-zijyou-kinou/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)児童虐待の誤認保護・過剰保護による親子分離を防ぐために](./9gatu/1-gyakutaigosoku-hogosya-bunri/) + - [(2)いじめ対応改善の予算要望を市長が承認しなかったのか](./9gatu/2-ijime-yosan-yobo-sityou-syonin/) + - [(3)新体制の行政不服審査会と、これまでの審査状況等について](./9gatu/3-gyousei-huhuku-sinsakai/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)進学先へいじめ情報引き継がれず再発、教育長答弁と真逆だが](./6gatu/1-singakusaki-ijime-jouhou-hikitugarezu-saihatu/) + - [(2)疑問だらけのいじめ重大事態調査報告書が公表されたが](./6gatu/2-gimon-darake-ijime-judai-jitai-houkokusyo/) + - [(3)いじめ重大事態調査に時間がかかれば新たな問題が生じる](./6gatu/3-ijime-judai-tyousa-jikan-kakeruto-aratana-mondai/) + - [(4)事実捏造が起きた件と、改ざんの疑い等について](./6gatu/4-jijitu-netuzou-kaizan-tou/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/1-koubunsyo-kanri.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/1-koubunsyo-kanri.mdx new file mode 100644 index 0000000..881bb43 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/1-koubunsyo-kanri.mdx @@ -0,0 +1,450 @@ +--- +first: 2025-11-28 +description: 令和7年度12月定例会における一般質問1件目のまとめ。公文書管理規則の解釈、私物使用、無償交付、電子決裁率、黒塗り、学校いじめ対策委員会記録など13項目にわたり追及。 +title: "(1)公文書管理の様々な問題について" +tags: + - 一般質問 + - 公文書管理 + - 情報公開 + - 電子決裁 + - いじめ対策 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1588&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=58&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年11月28日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +公文書等の管理は刑事罰の対象となる重大な法的責任を伴う職務であるとの認識を示した上で、公文書管理規則の解釈、職員の私物使用、公開文書の無償交付、電子決裁率、黒塗り作業、審議会会議録の掲載、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いなど、公文書管理に関する13項目にわたる広範な問題を追及しました。答弁からは公文書管理のずさんさが明らかになり、中には公用文書等毀棄罪や公文書偽造・変造罪といった刑事罰のリスクに直結する懸念も浮き彫りになりました。 + +[🏷️タグ「公文書管理」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/公文書管理) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 保存年限1年未満の定めがない理由は。 | [1年未満の公文書はシステム登録不要であり規則違反ではない。ただし解釈について分析中。](#-保存年限が1年未満の定めがない理由) | +| ② 私物使用禁止で記録すべきものが記録できない想定事例は。 | [現場確認時の偶発的事案や緊急時における上司報告や意思決定の根拠資料の撮影。](#-私物使用で記録すべきものが記録できない具体的想定事例) | +| ③ CD-R等無償交付の会計処理と再発防止は。 | [CD-Rは交換交付を拒否されたため追加交付。会計上の特段対応不要。記録内容の確認と記録化を徹底。](#-CD-R等無償交付の会計処理と再発防止) | +| ④ メール・クラウド交付の課題とメリットは。 | [紙原本との照合や脱漏・見読性確認の事務作業が必要。メリット大とは捉えず。総合的に判断。](#-メールクラウド交付の事務量増加要因) | +| ⑤ 文書総合管理システムのメモ・コメント等が非公開の理由は。 | [システム上の全情報が公文書に該当せず。収受・起案文書等は公開対象。それ以外は公文書の要件を備えていない。](#-文書総合管理システム上の情報が非公開の理由) | +| ⑥ 全文書電子化・永年保存より期限管理コストが大きいのでは。 | [コスト増大や行政運営の効率性・利便性阻害につながるため、全永年保存は考えていない。](#-全文書電子化永年保存と期限管理のコスト比較) | +| ⑦ 電子決裁率向上の阻害要因は。 | [媒体区分欄の選択漏れ、紙添付文書欄の入力漏れ、電子データの紙出力決裁など。](#-電子決裁率が向上しない主因) | +| ⑧ 指導課の電子決裁率を非公開にする理由は。 | [事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれと、誤解を生じさせるおそれがあるため。](#-指導課の電子決裁率を非公開にする理由) | +| ⑨ 黒塗り作業の速やかさは求められているか。 | [明記はないが速やかに行うべき。要綱への規定追加は他市事例も含め研究中。](#-黒塗り作業の速やかさと要綱規定) | +| ⑩ 審議会会議録の掲載期限を設けず掲載すべきでは。 | [アクセス数低下や情報膨大化の弊害を考慮。現行運用を変更する考えはない。](#-審議会会議録の掲載期限) | +| ⑪ 学校いじめ対策委員会協議録の保存期間の定めがない理由は。 | [各学校における保存期間を定めた文書の作成状況を把握していない。校長が定めることになっている。](#-学校いじめ対策委員会協議録の保存期間) | +| ⑫ いじめ対策委員会記録を残していない事例数と対応は。 | [1校で平成29年度から昨年度まで未作成。今年度は全校で作成確認。引き続き周知。](#-いじめ対策委員会記録を残していない事例数と対応) | +| ⑬ 保存年限超過文書の公開決定取消しの経緯は。 | [誤った認識で公開対象外と説明→指摘受け取消し。文書特定に時間を要し再決定まで5か月以上。取消しの期限規定なし。](#-保存年限超過文書の公開決定取消し) + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20251128-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 公文書管理の刑事罰リスク + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書等の管理は地方公務員にとって単なる事務作業ではなく、刑事罰の対象となる重大な法的責任を伴う職務だ。刑法第258条の公用文書等毀棄罪(7年以下の拘禁刑)、刑法第155条・第156条の公文書偽造・変造罪(10年以下の拘禁刑)など、いずれも拘禁刑が定められている。公文書の適正な管理は「できればきちんとしたほうがよい」ではなく、刑事罰もあり得る法的義務だ。 + +実際は住民福祉の増進のためだが、きちんとやれば刑事責任を問われることも起きないので、職員福祉の増進のためにも公文書管理はきちんとすべきだ。前回の一般質問で私物カメラの業務使用禁止を提案した直後に、職員が生活保護申請者の写真を無断撮影し停職処分となる事件が発生した。公文書管理のずさんさは現実のリスクだ。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 保存年限が1年未満の定めがない理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市公文書管理規則第10条第1項の定めに関する文書の公開請求で、簿冊名と保存年限が記されたファイル情報が公開された。しかし6月定例会で指摘した1年未満で廃棄したとする鷹の台駅前広場整備工事に関する協議書等についての定めがない。なぜか。規則違反ではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +保存期間が1年未満の公文書は、同条第2項の規定及び公文書管理運用ガイドラインにより、文書総合管理システムへの登録を不要としている。したがって、それらの公文書を格納するファイルについても1年未満のものをシステム上で作成することを必要としておらず、規則に反する点はない。 + +</MessageBubble> + +#### 第10条第1項の解釈 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市公文書管理規則第10条第1項には、1年未満の公文書についても名称、保存期間、満了時の措置を定めと書いてある。これは1年未満の文書にも適用される。第2項で1年未満のものを除きとわざわざ書いてあるということは、第1項は1年未満のものにも適用されるという意味だ。定めるというのは意思決定で公文書に残さなければならないはずだが、どこに残っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +1年未満の文書については、適宜廃棄してよいことになっており、ファイルの保管を経由することなく廃棄することもある。ガイドラインは規則に沿って作成したもので、第10条第2項の取扱いによる。今後、細かいところを分析し、法令に沿って対応することを検討する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは根幹のところだ。道路課が1年未満の文書を勝手に随時廃棄している。公用文書等毀棄罪にも該当する可能性がある。1年未満で捨ててはいけないものを無視して廃棄していたら刑事罰に問われる。この一番根幹となる規則をちゃんとやっていないのは驚きだ。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 私物使用で記録すべきものが記録できない具体的想定事例 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +9月定例会で、私物カメラ等の業務使用禁止を提案したところ、「完全に禁止した場合、記録すべきものが記録できないなどの弊害が生じることが予想される」との答弁だった。記録すべきものが記録できない具体的な想定事例は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現場確認の際などに偶発的に発生した事案や緊急性を要する事態において、上司への報告のための資料や意思決定の根拠資料などとするために、写真または動画を撮影する場合がある。 + +</MessageBubble> + +#### 私物カメラの盗撮事件と処分根拠 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +11月13日、業務中に生活保護の申請者の写真を無断で撮影して友人に送信したとして、健康福祉部の男性主事が停職2か月の懲戒処分になったと報道があった。この職員の処分根拠は何か。私物を業務に使ったから処分されたのか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 関連報道 +<a href="https://46854.net/hanako/?p=5901" target="_blank" rel="noopener noreferrer" style="display:flex;gap:1rem;align-items:flex-start;background:var(--sl-color-gray-6);border-radius:8px;padding:1rem;text-decoration:none;color:inherit;border:1px solid var(--sl-color-gray-5);"> + <img src="https://46854.net/hanako/wp-content/uploads/2025/11/160100.jpeg" alt="" style="flex-shrink:0;width:140px;height:88px;object-fit:cover;border-radius:4px;" /> + <div style="min-width:0;"> + <p style="font-size:0.75rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin:0 0 0.25rem;">はなこタイムス</p> + <p style="font-weight:700;font-size:0.9rem;margin:0 0 0.25rem;line-height:1.4;">市民を無断撮影した小平市職員を懲戒処分 写真を友人に送信</p> + <p style="font-size:0.8rem;color:var(--sl-color-gray-2);margin:0;line-height:1.4;overflow:hidden;display:-webkit-box;-webkit-line-clamp:2;-webkit-box-orient:vertical;">生活保護の申請をした市民を無断撮影し、その写真を友人に送るなどした健康福祉部の男性職員が停職2カ月の懲戒処分に。</p> + </div> +</a> +::: + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +職務専念義務違反として地方公務員法に該当する。この職員は業務で私物を使ったのではなく、通常の外出時にスマートフォンを持っていったもの。人権侵害やプライバシーの観点も含め、弁護士にも確認して処分した。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +職務専念義務違反につながることから、特に私物の携帯電話やカメラについては緊急時以外は業務で使ってはならないといったルールを設ける必要があると思うが、いかがか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="企画政策部長(川上 吉晴)" align="left"> + +情報セキュリティポリシーで原則禁止としつつ、使用する場合には上司等の許可を受けることとしている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +道路課でカメラを使用したときに上司の許可を受けていたか。その許可は意思決定なので公文書で公開されるべきだが、公開されていないようだ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水 克敏)" align="left"> + +道路課では情報セキュリティ実施手順を定めており、事前に使用目的等を明確にし情報セキュリティ管理者に申請して承認を得ることになっている。意思決定を毎年行っており、各職員で情報周知されている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +個別の職員の私物カメラでの撮影に関する承認の意思決定が公開文書として出ていないのはなぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水 克敏)" align="left"> + +情報公開請求をいただいた内容に従って公開させていただいている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ CD-R等無償交付の会計処理と再発防止 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開文書の写しについて、公開漏れの修正分としてCD-R100円分や紙10円分を無償交付した事例がある。いずれも市の損失と考えるが、会計上どう処理しているか。運用の反省や再発防止の取組はしたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +CD-Rについて:公開請求者から、交付されたCD-Rのデータが不足しているとの申出があったが、交付から長期間経過しており理由確認が困難であったため再交付。交換交付を依頼したが拒否されたため不足データのみ追加交付した。情報公開請求に基づくもので請求のない公文書の無償提供ではないため、会計上の特段対応は不要。担当部署ではCD-Rに記録した内容の再確認と記録内容の記録化を徹底することとした。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +紙10円分について:開示請求者から交付された開示文書に漏れがあるとの指摘があったため、開示決定を変更し差し替えを行った。個人情報開示請求に基づくもので請求のない文書の無償提供ではないため、特段対応不要。開示請求事務では遺漏がないよう丁寧かつ慎重に取り組む。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ メール・クラウド交付の事務量増加要因 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +9月定例会で、公開文書の写しをメールやクラウドで交付することについて、紙媒体が多く一部公開文書の電子化は事務量の増加が課題と答弁した。しかし実務として、黒塗り後にスキャンしてファイル送信するだけではないか。ほかに事務量増加の要因があるのか。CD-R無償交付の問題も減り、メリットのほうが大きいと思うが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +スキャンした電子データについて紙媒体の原本と照合し、脱漏がないことや見読性が損なわれていないことなどを確認する事務作業が必要。メリットのほうが大きいとは捉えていない。システム整備や事務運用ルールの課題分析が必要であり、引き続き研究を進め、原本性確保、公開請求者の利便性、事務の効率性向上、職員の負担増などの面も含めて総合的に判断する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 文書総合管理システム上の情報が非公開の理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文書総合管理システム(公開羅針盤V4)には文書作成、メモ作成、掲示板、コメント付与、更新者や更新日時の表示、PDFに手書きできる機能がある。これらの機能によりシステム上に作成・表示される文書も公文書の公開対象になると考えるが、通常公開されていない。なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公開の対象となる公文書とは、職員が職務上作成しまたは取得した文書や図画などであり、システム上に作成または表示される情報の全てが公文書に該当するものではない。システムにより収受または起案をした文書や、出力したデータについては公文書に該当するが、それ以外の情報は公文書の要件を備えていない場合には公開請求の対象とはならない。 + +</MessageBubble> + +#### システム情報の公開実績 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一応要件を満たしているものについては公文書として公開対象になるという理解でよいか。今まで一度もこの情報が出てきたことがない。公開請求すれば本当に出てくる情報なのか。公開した実績はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +システムで管理している文書のうち、該当するものであれば公開する。実績については把握していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +多分ゼロだろう。コメントやメモはもちろん、資料の作成日や更新日時は公文書に書かれていないことが多い。システムだけに登録されているこれらの情報は非常に重要で、本来は出さなければならないものだ。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 全文書電子化・永年保存と期限管理のコスト比較 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +9月定例会で公文書の全スキャン・電子化・永年保存の提案に対し、公文書の保存期間はその効力、重要度、利用度、資料価値等を考慮して定め、業務に利用しない不必要な文書を理由なく保有することは考えていないと答弁した。しかし、全文書を電子化・保有するコストより、効力等を一つ一つ検討し期限管理するコストのほうが著しく大きいと考えるが見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +全ての文書を保存年限を設定せず管理した場合、保存のためのコストも増大するほか、業務に利用しなくなった公文書をいつまでも保存することになり、行政運営の効率性や市民の利用のしやすさを阻害することにもつながる。全永年保存は考えていない。 + +</MessageBubble> + +#### 保存コストと法的制約 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +保存コストとはどういうことか。電子化するとコストはほぼゼロに近くなるのではないか。また、小平市が全ての公文書を電子化して永遠に保存しても、法律に触れることはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +電子化したものをサーバー等に蓄積することになるので、サーバー等の増強が必要になることも想定される。公文書の管理は国の公文書管理法の考え方に準じており、歴史的価値の有無を見ながら効率的に保存する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 電子決裁率が向上しない主因 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +電子決裁率は現時点で約74%と答弁した。ここ数年、電子決裁率が向上しない主因は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +文書総合管理システムへの登録の際に、媒体区分欄の選択や紙媒体の添付文書欄の入力が行われていないことや、電子データで収受した文書を紙に出力して決裁を行っていることなどがある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +小平市第2期経営方針推進プログラムの進捗について、令和7年度第1回経営方針推進委員会でも副委員長から、進捗遅れの分析が書かれていないとの指摘があった。ボトルネックの解消に向けて動いていないのではないか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 指導課の電子決裁率を非公開にする理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育委員会指導課の電子決裁率は市として積極的に公開していないと聞く。その理由は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +業務の改善や検討のために用いる資料として課ごとの数値を集計・把握しているが、公にすることにより事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあることから、積極的な公開は行っていない。また、電子決裁が進んでいない理由には様々な要因が存在するため、数値のみを公にした場合、誤解を生じさせるおそれもある。 + +</MessageBubble> + +#### 非公開の法的根拠 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +具体的にどのような支障や誤解が生じるのか。最高裁の判例(名古屋高裁 平成25年9月20日)では、「事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ」とは、実質的・具体的に当該事務の適正な遂行に支障が生じる蓋然性が存することが必要とされている。この蓋然性がどこにあるのか教えてほしい。また、この答弁は顧問弁護士に確認した上でのものか。 + +</MessageBubble> + +:::note +##### 調査の訂正 + +上記の発言中で引用した「名古屋高裁 平成25年9月20日」という判例は、調査時の錯誤により、実際には存在しないものでした。また「最高裁の判例」としながら高裁の判例を挙げている点にも齟齬があります。お詫びして訂正いたします。 + +なお、「事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ」という不開示事由については、抽象的な可能性では足りず、実質的・具体的に支障が生じる蓋然性が必要であるとする考え方が情報公開法制における確立した法理です。最高裁も、情報公開法5条6号(まさに「事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ」を定めた条文)が争点となった事件において、次のとおり判示しています(最高裁第三小法廷判決 令和7年6月6日・令和6年(行ヒ)第94号、[判決全文](https://www.courts.go.jp/assets/hanrei/hanrei-pdf-94164.pdf))。 + +> 「おそれ」も、抽象的な可能性では足りず、**法的保護に値する程度の蓋然性**が要求される。 +> 「おそれ」の判断について行政機関の長の裁量は認められず、不開示情報該当性について被告となる国が立証責任を負う。 +> 「事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ」の「適正」の要件の判断に際して、開示のもたらす支障のみならず、開示のもたらす公益も比較衡量しなければならない。 + +(裁判官宇賀克也の補足意見より) +::: + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +指導課では教職員の人事情報など様々な要素がある。電子決裁率の数値だけを取って様々な指摘をいただくことも想定されるため、公表していない。顧問弁護士はいないため特に確認はしていない。判例があるのであれば情報収集し分析する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +最高裁の判例に反したことをしてはいけない。蓋然性をきちんと示してほしい。毎回「おそれがある」で非公開にするが、蓋然性を示さなければならないと判例で出ている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 黒塗り作業の速やかさと要綱規定 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開決定等の期限は原則14日以内だが、一部公開時の黒塗り作業等に要する時間はその期限に含まれていないことが条例や取扱要綱からは分からない。黒塗りに2週間程度かかった事例もある。公開決定の速やかさは求められているのに、黒塗りについての速やかさは求められていないのか。また、小平市情報公開事務取扱要綱第8条に黒塗り作業等に別途時間を要する場合がある旨を追加すべきではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +黒塗り作業を速やかに行うことを明記しているものはないが、公開決定を速やかに行うことを考慮すると、黒塗り作業等の実務も速やかに行うことが求められているものと認識している。要綱への規定追加については、今後、他市の事例も含め研究する。 + +</MessageBubble> + +#### 黒塗りと白塗りの並存 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +一部公開時のマスキングは黒塗りが基本か。黒塗りと白塗りが並存する資料を見たが、そういったことも許されるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +黒塗りが基本ということではない。マスキングした場所が分からなくなることについて、具体的にどのようなイメージか想定できないので、今後考えていく。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 審議会会議録の掲載期限 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会の会議録は過去3年分程度を市ホームページで公表する運用としている。しかし同審議会は情報公開の総合的な推進のためにある。期限を設けず掲載してはどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +年数の経過に伴いアクセス数が低下することや、ホームページ上の情報が膨大になることによる弊害を考慮し現行の運用としている。掲載しなくなった分は、保存期間中は情報公開請求により、保存期間経過後は特定歴史公文書の利用請求により確認手段が確保されているため、現行運用を変更する考えはない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 学校いじめ対策委員会協議録の保存期間 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民が市教育委員会に学校いじめ対策委員会協議録の保存期間に関する公文書を請求したところ、個別に定めていないため作成しておらず不存在と非公開決定された。しかし小平市立学校公文書管理規則第18条に「校長は、文書保存期間表に従い、公文書の保存期間を定め、保存期間が満了する日までの間、当該公文書を保存するものとする」とある。保存期間の定めは意思決定で、公文書に残るはずだ。なぜないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +学校いじめ対策委員会協議録の保存期間は、小平市立学校公文書管理規則に基づき校長が定めている。各学校における保存期間を定めた文書の作成状況については、現在のところ把握していない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑫ いじめ対策委員会記録を残していない事例数と対応 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +学校いじめ対策委員会で協議録や会議録などの記録を公文書として残していない事例があると聞く。市教育委員会は記録を残すよう指導しているというが、実際に記録を残していない事例数と対応策は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +市立学校1校において、平成29年度から昨年度までの記録を作成していなかったことを確認している。今年度は小・中学校全校において委員会の記録を作成していることを確認。対応策としては、記録を作成・保存することの重要性について、引き続き機会を捉えて繰り返し周知する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑬ 保存年限超過文書の公開決定取消し + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +保存年限を過ぎていても文書が残っていれば公開対象になる。しかし市教育委員会の公開請求で「保存年限を過ぎたものは公開対象ではない」として別の文書が公開される事例があった(本年1月14日公開決定通知)。その後、取消し後に改めて公開決定通知が出されたのが本年6月23日だった。14日や60日のルールは適用されないのか。状況の説明を求める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +公開請求者に対して、保存年限が経過した公文書について誤った認識から公開対象外である旨を説明したが、公開決定後に当該請求者から指摘があったため、改めて条例等を確認し公開決定を取り消した。公開決定が遅れた理由は、公文書の範囲等について請求者の意向を確認しながら慎重に公文書の特定を進めたため。取消しに伴う公開決定の期限については規定がない。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/2-ijime-judai-yosan.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/2-ijime-judai-yosan.mdx new file mode 100644 index 0000000..289ee6d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/2-ijime-judai-yosan.mdx @@ -0,0 +1,136 @@ +--- +first: 2025-11-28 +description: 令和7年度12月定例会における一般質問2件目のまとめ。いじめ重大事態調査報告書作成費用が当初予算ではなく補正予算で計上された経緯を追及。 +title: "(2)いじめ重大事態調査報告書作成費用の予算計上経緯について" +tags: + - 一般質問 + - いじめ対策 + - 予算 + - 教育委員会 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1588&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=58&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年11月28日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +いじめ重大事態調査報告書の作成費用について、本年度当初予算ではなく補正予算第3号(本年9月)で計上された経緯を追及しました。昨年8月の中期実行プラン提案事業調書で約43万円が要求されていたにもかかわらず、予算見積書には含められず、最終的に委員報酬という費目で計上されたことについて、予算の予見可能性を欠いた典型的な後追い予算であると批判しました。 + +[🏷️タグ「いじめ対策」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ対策) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 予算計上の経緯は議員の理解で正しいか。 | [提案事業調書提出時は調査事案が存在せず見積り不能。予算見積書に含めず。補正予算を原則とし緊急時は予備費。その他はお見込みのとおり。](#-予算計上の経緯) | +| ② 来年度も同様のやり方で予算計上するのか。 | [当初予算編成前に分からない場合は補正予算を原則とし、緊急時は予備費で対応。当初予算編成後の発生は今回同様の形。](#-来年度の予算計上方針) | +| ③ 補正予算成立まで5か月待つ場合の対応は。 | [令和8年度予算編成は現在行っている時期であり、教育と協議し定める。御指摘の点も踏まえ協議。](#-補正予算成立までの空白期間) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20251128-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態調査報告書の作成費用について、本年度当初予算ではなく補正予算で計上した経緯を整理し理解するため質問する。次の理解で正しいか。間違いがあればどの部分か。 + +昨年8月頃に提出した実行プランの提案事業調書では、市教育委員会が過去の事案を参考に積算して約43万円を要求した。しかし、これを当初予算に計上せず、市長側は予備費で措置するよう指示した。その後、昨年末に重大事態の報告があったが、その時点では報告書作成にかかる経費の見込みがつかなかったため予算計上しなかった。本年2月から4回にわたって小平市教育委員会いじめ問題対策委員会で検討し、めどがついた額を報告書の作成費用といった新たな費目を使わず、委員報酬として本年9月の補正予算第3号で計上した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 予算計上の経緯 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +上記の理解で正しいか。間違いがあればどの部分か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +昨年8月に中期実行プランの提案事業調書を提出したが、その時点で新たに小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が調査及び報告を行う事案が存在せず、報告書の作成に係る委員報酬の額を見込むことができなかったことから、同年11月に提出した予算見積書には当該報告書作成に係る見積りを含めなかった。予算編成の過程の中で、当初予算の編成後に新たな予算措置が必要となった場合には、補正予算での計上を原則としつつ、緊急性がある場合などについては予備費等で対応も検討することとなった。そのほかの予算計上の経緯についてはお見込みのとおり。 + +</MessageBubble> + +#### 補正予算と委員報酬 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このやり方は予算の予見可能性を欠いた典型的な後追い予算だ。来年度当初予算についても同様のやり方でやるのか。実際の作業が見積もられていない部分は一切計上せず、委員報酬の中に含めてしまうのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +今回と同様に、当初予算の編成前に分からない場合には、補正予算での計上を原則としつつ、緊急性がある場合などについては予備費等での対応となる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +また委員報酬に含めてやるのか。今回と同じように委員報酬に含めるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +当初予算編成後に起こった場合については、今回同様の形となる。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 来年度の予算計上方針 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +このやり方だと迅速ないじめ重大事態の調査はできない。委員報酬の予算が尽きてくる10月末頃にやっと見積りが立ったとすると、次の補正予算の成立は通常翌年3月末。5か月間も待たなければならない。これは迅速な調査ではなくなる。そのような場合どうするのか。予備費対応も足りない状況だったらどうするのか。 + +教育委員会はきちんと予算要望してくれていた。それを基本的に却下した市長はどういう考えで、この場合どうするお考えか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +令和7年度の当初予算については、予算見積書の提出が所管からなかった状況で、当初予算には計上していない。令和8年度の当初予算については、本年度の予算編成の中で教育と協議し定める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +全然答弁になっていない。迅速ないじめ重大事態調査が最終的な目標だ。それができないと言っている。教育委員会は前からちゃんと予算要望を出して43万円、固定した金額を取っておいてくれと言っているのに、市長部局が柔軟に対応する形にしろと言ったから今回出していない。迅速な調査ができない状況をつくったのは市長部局のほうだ。5か月間も待たなければならない状況が生じたときに予備費もない、そんなやり方でいいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="財務担当部長(相澤 良子)" align="left"> + +予算要求の手順として、新たに行う事業や拡充する事業については中期実行プランの提案事業調書を提出するが、これは予算見積書の提出とは別物で前段の事務作業。その後の予算見積書の提出は行われていないというのが令和7年度の状況。令和8年度にどのような予算にするかはこれからの調整となるので、御指摘の点も踏まえ予算の措置の方法について協議する。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +迅速ないじめ重大事態の調査は全庁的に考えなければならない。予算を確保しておけばいい。当初から43万円要求していた根拠がある。教育委員会は近年のいじめ重大事態の件数増加を背景に、これぐらい確保しておけば迅速に対応できるという根拠に基づいて出していたはずだ。補正予算成立まで5か月間待たなければならないのは時間ばかりたつ。残念な答弁ばかりだ。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 補正予算成立までの空白期間 + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku.mdx new file mode 100644 index 0000000..7c93dbb --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku.mdx @@ -0,0 +1,143 @@ +--- +first: 2025-11-28 +description: 令和7年度12月定例会における一般質問3件目のまとめ。入札不調が続いた後の随意契約について、ガイドライン非公開や不調記録不在、不落随意契約の問題点を追及。 +title: "(3)入札不調が続いた後の随意契約について" +tags: + - 一般質問 + - 入札 + - 随意契約 + - 公共工事 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1588&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=58&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年11月28日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +公共工事の競争入札で不調が続いた場合に随意契約に移行できる制度について、意図的に不調に導く不正のリスクがあるとして、本年9月に随意契約となった2件の工事を例に追及しました。随意契約ガイドラインの非公開、不調記録がe-Tokyoや市ホームページで見られない理由、不落随意契約の国土交通省通知との整合性等を問いました。 + +[🏷️タグ「入札」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/入札) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 随意契約ガイドラインを非公開にする理由は。 | [内部事務の運用指針であり、個々の契約ごとに客観的・総合的に判断するため、公開対象としていない。](#-随意契約ガイドラインの非公開) | +| ② 入札不調の記録が残っていない理由は。 | [再入札の可能性が高く結果公開で参加事業者や入札額が類推されるおそれがあるため。不調案件の経過公開規定なし。](#-入札不調の記録不在) | +| ③ 入札結果がe-Tokyoに反映されるまでの時間は。 | [入札成立案件は経過等の公開規定はあるが時期等の定めはない。準備が整い次第順次公開。](#-入札結果の公開タイミング) | +| ④ 「協議により決定」等の備考欄記載の意味は。 | [予定価格内に収まらず不落随意契約等の協議に至り見積書再提出で決定。全参加事業者向けの事務連絡。](#-協議により決定の備考欄記載) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20251128-ippan-situmon-yasutake-3p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公共工事の競争入札で不調が続いた場合、随意契約に移行できる制度がある。円滑に事業を進めるための制度だが、意図的に入札を不調に導くことで特定の事業者と高額な随意契約を結ぶなどの不正につながる可能性もあるので、チェックは厳しくしなければならない。そこで、本年9月に随意契約となった2件の工事に関連して質問する。以下、東京電子自治体共同運営電子調達サービスをe-Tokyoと言う。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 随意契約ガイドラインの非公開 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市随意契約ガイドラインを市ホームページで公開していないのはなぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +随意契約については、地方自治法施行令第167条の2第1項に定める随意契約事務の透明性、公平性及び経済性を確保するために、個々の契約ごとに技術の特殊性、経済的合理性、緊急性等の解釈を客観的、総合的に判断し決定するものであり、また、見積書を徴取する際の取扱いなど、内部事務の運用指針として位置づけている。そのため、市ホームページ等での公開対象の文書とはしていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 入札不調の記録不在 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年9月に随意契約となった2件の工事について、前段となる入札不調の記録が市ホームページにもe-Tokyoの入札情報にも見当たらない。他市では数年前のものでも不調の経過調書をe-Tokyoで見られるが、なぜ残していないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +入札が不調となった案件は、再入札等を行う可能性が高く、結果の公開を行うことで、再入札を行う際の参加事業者やその入札額等が類推される可能性があることから、結果の公開を行っていない。なお、不調となった案件は、入札が不成立となったものであり、入札が不成立となった際の経過等の公開に係る規定はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 入札結果の公開タイミング + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +入札結果がe-Tokyoに反映されるまでどのくらいの時間がかかるか。開札日が本年9月4日の随意契約について、e-Tokyoで公開されたのがつい最近だったという情報がある。もし事実なら時間を要した理由も含めて説明を求める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +入札が成立した案件について、その経過等を公開することは規定されているが、時期等の定めはないので、準備が整い次第、順次公開している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 「協議により決定」の備考欄記載 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +e-Tokyoの入札経過調書詳細の備考欄に「協議により決定」「予定価格に最も近い株式会社○○様と協議させていただきます」といったことが書かれているが、どういう意味か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +「協議により決定」の表記は、本案件に限らず、競争入札や随意契約の見積り合わせで予定価格内に収まらなかったことから、不落随意契約等の協議に至り、その後、見積書の再提出を受けて決定したことを表している。「予定価格に最も近い事業者様と協議させていただきます」の表記は、不落随意契約等の協議が行われることになった際に、当該入札等に参加した全事業者向けに行った事務連絡である。 + +</MessageBubble> + +#### 不落随意契約の原則廃止 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +不落随意契約は国土交通省が原則として廃止にしているはずだが、確認しておきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +市において不落随意契約については、きちんと手順を踏んで実施しており、法的に特に問題ないと考えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国土交通省からの通知で、原則として廃止すると来ている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +ここで国土交通省の通知を確認することができない。基本的には契約検査課の職員は法に従ってきちんと契約事務を進めていると考えている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..a903047 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/12gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 12月定例会 +--- + +- [(1)公文書管理の様々な問題について](./1-koubunsyo-kanri/) +- [(2)いじめ重大事態調査報告書作成費用の予算計上経緯について](./2-ijime-judai-yosan/) +- [(3)入札不調が続いた後の随意契約について](./3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai.mdx new file mode 100644 index 0000000..d89e945 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai.mdx @@ -0,0 +1,276 @@ +--- +first: 2026-02-27 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問1件目のまとめ。ときわ会で虐待通報した職員が懲戒解雇され、和解に至った裁判について、市の対応を追及。 +title: "(1)市はときわ会虐待通報職員の解雇撤回・和解を事実確認せよ" +tags: + - 一般質問 + - 障害者虐待 + - 公益通報者保護法 + - ときわ会 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1602&schedule_id=6&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=71&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2026" /> + +## まとめ + +令和8年2月27日に行った3件の一般質問のうちの1件目です。 + +社会福祉法人ときわ会で、別の職員による障害者虐待の疑いを通報した職員が懲戒解雇され、公益通報者保護法違反の報復解雇として地位確認を求めた訴訟が、解雇の撤回と解決金480万円の支払いで和解しました。原告側は実質的勝訴と受け止めています。市は裁判に無関係を装っていますが、障害者虐待防止と公益通報者保護の観点から、所轄庁として事実確認や対応が必要であると追及しました。 + +[🏷️タグ「障害者虐待」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/障害者虐待) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 和解を踏まえた事実関係の確認は必要か。 | [裁判の結果を受けて事実確認は予定していない。相談があれば国の手引きに基づき対応。](#-和解を踏まえた事実関係の確認は必要か) | +| ② 公益通報者保護法に関わる不利益取扱いの疑いが生じた場合の対応手順は。 | [相談があれば労働基準監督署などの相談先を案内。障害者虐待に起因するものは①と同様の対応。](#-公益通報者保護法に関わる不利益取扱いの疑いが生じた場合の対応手順は) | +| ③ 対応手順は明文化されているか。 | [公益通報の手順は明文化していない。障害者虐待に起因するものは法律及び国の手引きに基づき対応。](#-対応手順は明文化されているか) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20260227-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +報道によると、社会福祉法人ときわ会において、別の職員による障害者虐待の疑いを見つけ、利用者家族と市に通報した職員が懲戒解雇され、公益通報者保護法違反の報復解雇という主張で地位確認などを求めた訴訟について、昨年11月に和解が成立した。和解内容は解雇の撤回と解決金480万円の支払いであり、原告側は実質的に勝訴と受け止めている。 + +市はこの裁判に関して無関係を装っているように見えるが、障害者虐待防止と公益通報者保護の観点から、所轄庁である小平市長としても重要な問題が含まれているため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 和解を踏まえた事実関係の確認は必要か + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +通報者への不利益取扱いが争点の裁判が和解で決着したことを踏まえ、所轄庁として事実関係の確認がまず必要と考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市において裁判の結果を受けて事実関係の確認は予定しておりませんが、基本的には、障害者虐待に起因する公益通報により、通報者が事業所から不利益な取扱いを受けたと相談があった場合には、国の市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応の手引きに基づき、当該事業所に対して内容を確認するとともに、通報等による不利益取扱いの禁止について説明するほか、通報者には労働基準監督署などの相談先を案内いたします。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 公益通報者保護法に関わる不利益取扱いの疑いが生じた場合の対応手順は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +所轄庁である市長が、社会福祉法人で公益通報者保護法に関わる不利益取扱いの疑いが生じた場合の対応手順を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +社会福祉法人にかかわらず、どのような事業所の事案であっても、相談があった場合には労働基準監督署などの相談先を案内いたします。また、障害者虐待に起因する公益通報により不利益取扱いの疑いが生じた場合の対応につきましては、第1点目で答弁申し上げた対応と同様でございます。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 対応手順は明文化されているか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +②の対応手順は明文化されているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公益通報により不利益取扱い等を受けた際の手順を明文化したものはございませんが、障害者虐待に起因するものについては、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律及び国の手引きに基づいて対応しております。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 和解を受けた事実確認の必要性 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +報道を見ると、事業者が原告の主張(公益通報者保護法違反)を覆せなかったと考えて和解に至った可能性が考えられる。もしそうであれば、市として公益通報者保護法違反を見逃すわけにはいかない。そうでなければ、事業者にとって誤解が晴れることでもある。 + +つまり市として、現時点で改めて、公益通報者保護法の違反が起きている可能性がある。起きているか、もしくは起きていなかったか、それを確認するための事実確認が少なくとも必要だと思うが、御見解を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +ときわ会の件については、令和5年度以降、アンケート調査やヒアリングを行うなど、細部にわたり一つ一つ丁寧に、慎重に事項を確認してきた。その中で改善すべきところ、指導すべきところにその都度対応してきた。それは今も続いており、今後も同様の対応をしていくので、特に今回の裁判の和解を受けて、何か事実確認等の対応をすることは考えていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 裁判記録の第三者閲覧 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +裁判記録の第三者閲覧は、職員の方は行かれたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +特に閲覧は行っておらず、今後もその予定はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +裁判所に行けば誰でも閲覧できる。私も行って第三者閲覧をした。資料提示する。東京地方裁判所立川支部で第三者閲覧した資料からメモしてきたものだ。閲覧するだけなら収入印紙150円分でできる。 + +内容は、ときわ会の虐待防止委員会が作成して職員向けに配布したと思われる文書(乙第24号証)で、約4年前に各職員に配られたものだ。タイトルは「施設名からの市への通報に関して」。この文書がときわ会内で配られていたことを市として把握しているか。これまでの説明では目にしていなかったが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +個別具体の案件に対するお答えは差し控えさせていただくが、令和5年度以降、ときわ会の資料等、発言等について、丁寧に確認して対応してきた。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 通報者特定情報の漏洩 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +資料を再度提示する。この文書には、通報があった日付を市が事業者に伝えていること、利用者が転倒した事実や夕方の打合せでの報告状況など、通報者を特定できる情報が書かれている。これらはいずれも通報者を特定する内容で、障害者虐待防止法第18条(通報者を特定させるものを漏らしてはならない)に明確に違反している。 + +市はこれまで通報者名を漏洩していないとしていたが、少なくとも通報者を特定する情報を事業者に提供していたことがこの証拠から明らかだ。この明らかな違法行為について、小平市から議会に報告はなかったと思うが、その理解でよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +以前から答弁申し上げているとおり、事実確認は必要なので通報内容を事業者に確認はするが、通報者が特定できるような情報を事業者に伝えることはない。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 事業者文書の真偽 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +市はそのような情報を漏らしていないのに、ときわ会の虐待防止委員会は漏洩したと書いているという認識か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +事業者のほうが市から通報者が特定できるような情報が入ったと認識しているとは認識していない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これを読めば、特定につながる不必要な情報を伝えている。「何月何日に情報提供があった」「利用者への対応を行わず転倒し、夕方の打ち合わせで報告していない」など、虐待があったかどうかの確認に必要な情報ではない。誰が通報したのかを特定することにつながるだけの情報だ。もう一度認識を確認したい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +虐待通報があった際には、その内容を事業者に確認する必要があり、どういう虐待・疑いがあったかの事実確認に必要な範囲内で情報共有を行ったというのが一般的な対応だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +これは裁判所に持っていかないとらちが明かない。もし情報漏洩があったなら、法律違反で担当者の処分が必要になるから言えないのだろう。本当に小平市は明らかな違法行為でも職員を処分しない自治体なのか。 + +続いて文書の後段を読む。虐待防止委員会は事実確認のため関係職員に聞き取りを行い、「通報者と被通報者が言う当日の事実関係にはやや曖昧な部分があった」と書かれている。市から連絡があった後に通報者を特定して聞き取りをしている。なぜ通報者と被通報者の両方を特定できたのか。 + +可能性は2つしかない。小平市が事業者に情報漏洩したか、事業者が市から聞いた話に基づいて通報者と被通報者を類推・断定して聞き取りを行ったか。いずれにしても重大な違反が起きている可能性が非常に高い。 + +さらに文書の最後には、「市は虐待と判断していない」「今回の通報事案は班内で言及すべきこと、解決すべきことであった」と書かれている。全体として、通報したら施設内でつるし上げられるという明確なメッセージだ。ホイッスルブロワー・ハンティング、決してやってはいけない行為だ。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 虐待防止委員会の役割 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +虐待防止委員会の役割は、利用者の保護と再発防止であり、通報手段の是非を論じる場ではないという認識で正しいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +基本的な一般的な考え方はそのようなものと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### 改正公益通報者保護法を踏まえた対応 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今年12月から施行される改正公益通報者保護法では、通報妨害の禁止(第11条の2)、通報者探索の禁止(第11条の3)、通報窓口職員の罰則(第12条、30万円以下の罰金)、解雇・懲戒処分の推定規定(第3条、6月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金、企業には3,000万円以下の罰金)などが厳格化されている。 + +これまで把握していなかった新事実と課題が裁判記録で明らかになり、改正法に照らせば拘禁刑や罰金刑に該当する可能性が非常に高い問題を含んでいる。それでも事業者に事実確認したり、指導・改善を要求するなどのアクションを何も起こさないということでよいか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +今までも丁寧に事実確認を行っており、今後も一つ一つ確認を行っていく。特に今回の裁判に向けて対応を行うということではなく、今までと同様に虐待防止に向けて対応を行っていく。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +処分したくないからだ。保身だ。市の使命は住民の福祉の増進だ。障害者虐待は非常にひどいもので、新しい事実が出ていて議会にも報告していない問題が明らかなのに、どうして対応しないのか。 + +障害者虐待防止法や公益通報者保護法を軽んじる態度については、国に報告するしかない。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### マニュアルの充実 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +今回作成された小平市障がい者虐待防止マニュアルには、今話した問題や再発防止策がほとんど書かれていない。今後マニュアル改正の際に、改正公益通報者保護法に関連して、通報者を特定する行為やつるし上げ行為が違法であること、刑事罰が伴うことについて、具体的な事例を交えて記載してもらえるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +市の独自マニュアルは、これで全て完成ということではなく、都度見直しを行っていくので、今後の見直しの内容については検討の状態にある。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +事業者の虐待防止委員会の役割は利用者保護と再発防止にあり、通報手段の是非を論じる場ではないことも含めてほしい。また、温かいマニュアルとするために、冒頭に虐待を受けた人の気持ちや家族の受け止めなど具体的な事例を示せば、担当者の意識はかなり変わる。そのようなマニュアルにすることも検討してほしい。 + +1件目のまとめとして、総じて、和解を受けて公益通報者保護制度に関わる新しい問題の可能性があるのに、事業者や通報者から話を聞くことも、裁判記録すら見に行くこともしていない。全国的にも報道された事案がきっかけで明らかとなった問題との向き合いが、まだまだ全く足りていない。 + +まずは事業者に和解の経緯を事実確認し、乙第24号証の問題点を明らかにして、場合によっては虐待だけでなく公益通報者保護法違反となれば、職員の処分もしくは最悪認可取消しも考えざるを得ない事態になり得る。毅然とした対応をお願いしたい。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai.mdx new file mode 100644 index 0000000..77a191a --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai.mdx @@ -0,0 +1,409 @@ +--- +first: 2026-02-27 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問2件目のまとめ。公文書管理規則の解釈、情報公開、学校いじめ対策委員会の記録改ざん疑い、個人情報漏洩など多岐にわたる公文書管理問題を追及。 +title: "(2)公文書管理の様々な問題について" +tags: + - 一般質問 + - 公文書管理 + - 情報公開 + - いじめ対策 + - 個人情報保護 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1602&schedule_id=6&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=71&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2026" /> + +## まとめ + +令和8年2月27日に行った3件の一般質問のうちの2件目です。 + +昨年6月、9月、12月定例会に引き続き、公文書管理の様々な問題について追及しました。小平市公文書管理規則の解釈、文書総合管理システム上の情報の公開実績、マスキング処理の原則、公開決定取消後の再決定期限、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑い、個人情報漏洩のおそれへの対応、内部統制やコンプライアンス違反など、13項目にわたる質問を行いました。 + +[🏷️タグ「公文書管理」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/公文書管理) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 公文書管理規則第10条第1項の解釈は。 | [条文はファイルの分類・整理に関する規定で、個々の公文書の保存期間設定は条例第5条による。](#-公文書管理規則第10条第1項の解釈は) | +| ② システム上のメモ等の公開・開示実績は。 | [公開・開示した件数は捉えていない。その後確認したが請求実績はない。](#-システム上のメモ等の公開開示実績は) | +| ③ マスキングの考え方は。 | [非公開部分が判別できるよう黒塗りを原則としている。](#-マスキングの考え方は) | +| ④ 再決定に係る期限を設けるべきでは。 | [取消しはいつでも可能。取消し事由判明時は速やかに再決定すべき。](#-再決定に係る期限を設けるべきでは) | +| ⑤ 学校文書の作成確認ルーチンはあるか。 | [定期的に学校訪問し指導要録等を確認。会議記録の適切な作成・管理を周知。](#-学校文書の作成確認ルーチンはあるか) | +| ⑥ 令和4年度のいじめ対策委員会の状況は。 | [会議録未作成の小学校が13校あった。委員会自体は開催していると認識。](#-令和4年度のいじめ対策委員会の状況は) | +| ⑦ 会議録の差異(改ざん疑い)の調査結果は。 | [電子データと紙媒体の記録が併存していたため差異が生じた。改ざんではないことを確認。](#-会議録の差異改ざん疑いの調査結果は) | +| ⑧ 公開請求書の控え交付の検討状況は。 | [他自治体の取扱いも含め検討中。費用負担や収受印押印後の文書取扱いが課題。](#-公開請求書の控え交付の検討状況は) | +| ⑨ 収受印押印後の文書の写真撮影ルールは。 | [撮影を禁止するルールはないが、他の来庁者等が写らない配慮が必要。](#-収受印押印後の文書の写真撮影ルールは) | +| ⑩ 要配慮個人情報の漏洩のおそれへの対応は。 | [学校に確認し漏洩はなかったと捉えている。管理徹底を周知。](#-要配慮個人情報の漏洩のおそれへの対応は) | +| ⑪ 公開請求された文書の廃棄時期は。 | [請求時点より前に廃棄済み。非公開決定後の起案は担当者の失念による遅れ。](#-公開請求された文書の廃棄時期は) | +| ⑫ 不服審査請求の現在の状況は。 | [審理手続を順次進めており、放置しているものではない。](#-不服審査請求の現在の状況は) | +| ⑬ 職員の私物スマホ等の業務利用の手続は。 | [当時は書面申請なしで口頭承認。令和5年度に手順改定、現在は適切に実施。](#-職員の私物スマホ等の業務利用の手続は) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20260227-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書の扱いに関し、昨年6月、9月及び12月定例会の一般質問に引き続き、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 公文書管理規則第10条第1項の解釈は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市公文書管理規則第10条第1項には、課長は、条例第5条第2項に規定する基準に基づき、ファイルを分類し、名称、保存期間、保存期間が満了したときの措置その他必要な事項を定め、系統的に公文書の分類及び整理を行うものとするとある。同条第2項には、前項の規定により定める保存期間が1年未満のものを除きという文言がある。つまり同第1項は、保存期間1年未満の公文書についても保存期間と満了時の措置を定めなければならないと解釈できる。しかし、その定めをした公文書がない。前回指摘したところ、細かいところを分析する旨の答弁だった。分析した結果の解釈を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +この条文は、公文書を系統的に管理するために、分類及び整理に関し、各課の課長が行うべき事項を定めたもの。具体的には、分類基準に基づき公文書を格納するファイルを作成すること及び作成したファイルに名称、保存期間などの項目を設定することを規定したものであり、一つ一つの公文書に保存期間や保存期間が満了したときの措置を定めることを規定したものではない。 + +一つ一つの公文書の保存期間及び保存期間の満了する日の設定については、小平市公文書等の管理に関する条例第5条により、実施機関の職員が行うこととしている。 + +また、その定めをした公文書がないとの指摘については、保存期間が1年未満の公文書は同規則第10条第2項の規定により文書総合管理システムへの登録を不要としていることから、ファイルの名称などを表示した一覧が存在しないことが理由である。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② システム上のメモ等の公開・開示実績は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文書総合管理システム上にのみ登録されているメモ、掲示板の情報、コメント、更新者・更新日時、PDFに手書きしたもの等も公文書である。しかし、これらを公開、開示した実績がないようだ。前回質問したところ、公開、開示した実績は把握していない旨の答弁だった。この答弁は、実績そのものが記録として残っていないという意味か。もし実績を把握しているのであれば具体的な件数を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +文書総合管理システムにより収受または起案をした文書や、システムの機能を使用して出力したデータ以外のものであって、システム上に作成または表示される情報に関して公開または開示した件数は捉えていないという意味。その後確認をしたところ、このような範囲について請求があった実績はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ マスキングの考え方は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +文書の一部公開時のマスキングは黒塗りが基本ではないとの答弁が前回あった。白塗りと黒塗りの併用を許すと、どこを隠したか分からないようにできる。答弁では考えていくとしたが、その後どう考えが進んだか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +令和7年12月定例会の再質問に対する答弁で申し上げたのは、情報公開制度では公開が原則であり、非公開は一定の事由に該当する場合にのみ認められることから、非公開が原則ではないとの趣旨で、黒塗りが基本ではないと答弁したもの。 + +非公開部分の処理方法としては、小平市情報公開事務取扱要綱第16条第4号において、公開請求に係る公文書に非公開情報に係る部分がある場合は、当該部分を黒塗りにする等の処理をした上で公開するものとすると規定しており、非公開とした部分が判別できるよう黒塗りを原則としている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 再決定に係る期限を設けるべきでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +保存年限経過文書も公開対象であることを市が見落とし、公開決定を取り消した事例があったことが前回の答弁から明らかになった。この取消しから再決定まで5か月以上もかかった理由として、慎重に公文書の特定を進めていたためとした。公開決定の取消しに伴う公開決定の期限には規定がないとも答弁したが、審査会への諮問・答申がないケースでは、再決定についても14日や60日の期限を設けるべきではないか。見解を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +職権による取消しは違法または不当な状態を行政庁が自ら是正する行為であるため、取消しによる不利益が取消しによる公益を上回る場合には期限なく、いつでも取消しできるものと認識している。また、取消し事由に該当していることが判明した場合には速やかに取り消し、再決定をすべきものと考えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 学校文書の作成確認ルーチンはあるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、学校いじめ対策委員会協議録の保存期間を定めた文書が存在せず、小平市立学校公文書管理規則第18条に反するのではないかと問うたところ、学校における保存期間を定めた文書の作成状況は現在把握していないとの答弁だった。公文書が条例、規則等にのっとり適切に作成されているかを確認するルーチンは存在しないのか。また、特にいじめ対策という重要事項について、これらの文書が作成されていない現状をどう認識しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +公文書の作成に当たっては、各学校において、条例や規則等にのっとり適切に対応することが求められていると捉えている。教育委員会としては、定期的に学校を訪問し、必要に応じて指導要録等の文書の作成状況を確認し、指導、助言している。また、各学校に対しては、会議の記録等について適切に作成及び管理するよう繰り返し周知している。 + +学校いじめ対策委員会の記録を作成、保存することは、いじめ問題への適切な対応を行う上で極めて重要であると捉えている。記録が作成されていなかったことについては、大変重く受け止めている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 令和4年度のいじめ対策委員会の状況は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +前回、学校いじめ対策委員会の記録を公文書として残していない事例について、市立学校1校において、平成29年度から昨年度まで記録を作成していなかったことを確認していると答弁した。しかし、市民の公開請求では、少なくとも令和4年度は、花小金井小学校と学園東小学校以外、全て記録が不存在とされている。つまり令和4年度はほぼ全校でいじめ対策委員会の会議録が作られていなかった、もしくは同委員会自体が開催されていなかったのどちらかということになるのではないか。見解を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +会議録を作成していない小学校が13校あったことを確認した。教育委員会としては、ふれあい月間に併せて各学校において開催しているものと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 会議録の差異(改ざん疑い)の調査結果は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年6月に個人情報開示請求で開示された花小金井小学校のいじめ対策委員会会議記録と、令和7年9月に公文書公開請求で公開された同記録の間に、様式、枚数、件名表記、校長印の有無、黒塗りと白塗りの使い分けなど明確な差異があり、公文書改ざんの疑いがある。昨年11月25日に市教育委員会へ問合せ後、調査中とのことだったが、現在までの調査進捗、判明事実、調査終了見込みを伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +調査の結果、二つの会議録に差異が生じた理由としては、令和5年度の開示請求の際は電子データで保存していた記録を開示し、本年度の情報公開請求の際は紙媒体で保存していた記録を公開したことにより、差異が生じたことが判明した。複数の記録が併存する状況になっていたことは事実だが、調査の結果、公文書を改ざんしたものではないことを確認した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 公開請求書の控え交付の検討状況は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公文書の公開請求の控えを交付する課としない課がある点について、前回、伊藤議員が文書質問したところ、今後対応方法を検討するとの答弁だった。その後の進捗はどうか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現在、他の自治体の取扱いも含めて検討中。課題としては、控えまたは写しの作成に要する費用の負担や、収受印を押印後の文書の取扱いについて整理する必要があると捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 収受印押印後の文書の写真撮影ルールは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市民が提出し、その場で収受印を押された公文書を、その市民自身が写真撮影してはいけないルールはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現時点で庁舎内での写真撮影を禁止するルールはないが、第8点目で答弁したとおり、収受印を押印後の文書について撮影を許可してよいかという問題は生じると考えている。また、撮影を許可する場合でも、他の来庁者、職員、事務室内などが写らないよう配慮していただく必要がある。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 要配慮個人情報の漏洩のおそれへの対応は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +スクールカウンセラーに提出されたアンケート(こころスケール等)や児童の体罰アンケートには、児童の心理状態や被害体験等に関する要配慮個人情報が含まれる可能性が極めて高いと考えられる。これらの記録について、不存在、廃棄、持ち出し等の個人情報漏洩のおそれが複数回指摘されているにもかかわらず、個人情報保護法第68条及び同施行規則第43条に規定された要配慮個人情報の漏洩等が発生し、または発生したおそれがある事態に対する報告、調査、対応が適切に行われていない状況が続いているようだ。市としてこれまでどのような事実確認や対応を行ってきたのか、また、今後どのように対処する方針なのか、具体的に伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +児童の体罰アンケート等の存在の有無については、学校に確認しており、個人情報の漏洩はなかったものと捉えている。引き続き、個人情報の漏洩が起こらないよう、管理の徹底について周知してまいります。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 公開請求された文書の廃棄時期は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年8月14日に公開請求された体罰等調査シート(平成29年度と令和元年度分)は、その約1か月前(7月3日)に廃棄済みだとして決定通知(8月28日付)された。しかし、廃棄の起案は請求日の約1か月後(9月28日)で、起案遅延理由に失念とある。実際は請求された後に廃棄したのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +当該文書については、公開請求された時点より前に廃棄している。なお、非公開決定後に廃棄の起案がされているが、担当者の失念により起案が遅れたものである。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑫ 不服審査請求の現在の状況は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昨年、内部統制が機能せずコンプライアンス違反が続く状況についてとして代表質問した複数の不服審査請求について、反論書が提出されてから最長で約1年10か月放置されている件の現在の状況を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +行政不服審査会による審理手続または審査庁による審査手続を順次進めており、放置しているものではない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑬ 職員の私物スマホ等の業務利用の手続は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +鷹の台駅前広場整備工事で、職員の私物スマートフォンやカメラが業務利用されていたというが、事前に必要とされている使用目的等の明確化と情報セキュリティ管理者への申請、承認は正しく行われていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +令和4年に実施された鷹の台駅前広場整備工事において、道路課職員が私物スマートフォンやカメラを業務利用するに当たり、事前に所属長からの承認は口頭で得ていたが、定められた書面による申請はしていなかった。なお、令和5年度に実施手順が改定され、現在は情報セキュリティ管理者に事前に使用目的を明確にし、申請して承認を得ることとしており、手順のとおり実施している。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### ①の再質問:1年未満文書の取扱い + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +答弁がよく分からない。1年未満でメールを適宜廃棄してしまった件の公文書については、小平市公文書管理規則第10条第1項には該当しないということか。ファイルの管理の話だからというのはどこに書いてあるのか。もう一度聞かせてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +小平市公文書等の管理に関する条例第5条で整理というところがあり、その第2項で実施機関は分類に関する基準を定めなければならない。これを受けて小平市公文書管理規則第10条で定めている。第10条第2項で、保存期間が1年未満のものを除き文書総合管理システムに登録するとしており、ファイルという大きなくくりがあって、個々の文書は第10条ではなく条例第5条第1項に該当するという意味で答弁を申し上げた。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1年未満のものについてはファイルに分類しなくていいとどこかに書いてあるのか。1年未満のものについてもファイルに分類して、保存期間が満了したときの措置を定めなければいけないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +1年未満の文書については、文書総合管理システムに登録をする必要はない。1年未満のものをどう保存していくかは各課の対応となるが、例えばフォルダーを作ってキャビネット等に保存することは想定される。1年未満については、特段そこ(第10条第1項)は該当しないという意味である。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +では、1年未満のものについても何かフォルダーを作ってファイルに入れるなど、ルールを定めなければいけないということだ。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### ②の再質問:「一切の情報」請求 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「請求があった実績はない」との答弁だが、「一切の情報を出してください」「一切の文書を出してください」と請求しても、この情報は出てこなかった。それも「請求があった実績はない」に含まれるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +情報公開の際、文書等は特定していただくことをお願いしている。システム上で入力したものについては起案等様々な形で出力されるので、そちらは公開している。システムに入力した項目などは、そこを公開したという事実はないという意味で申し上げた。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### ⑦の再質問:改ざん疑いの詳細報告 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書の改ざんは刑事罰の対象であり、この文書は原告が勝訴した国家賠償請求訴訟の裁判にも提出されていた。裁判を見据えて改ざんしたと判断されれば、偽造公文書行使等罪にも問われる重要な問題だ。調査結果の詳細は議会への報告が必要だと考えるが、いかがか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +調査の概要を説明する。2種類の学校いじめ対策委員会の記録が、一方は紙媒体で、もう一方が電子データで保存されていたが、調査結果から、紙媒体の記録は当時の担当教員が作成し、電子データの記録は当時の管理職が作成したものであることが分かった。このことから差異が生じた理由は、令和5年度の開示請求の際は電子データで保存していた記録が公開され、令和7年度の情報公開請求の際には紙媒体の記録を開示したためであることが判明した。令和4年度当時から現在に至るまでの文書管理のずさんさにより、記録が適切に保存・管理されていなかったため、今回のような事態を招いたことは否定できない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +電子データか紙媒体かは関係なく、紙の枚数、黒塗りと白塗りの使い分け、様式などいろいろ違う。これは刑事事件だ。詳細な提示がない限り、警察に調べてもらうしかなくなる。非親告罪なので告発があれば受理される。きちんとこの場で調査結果の文書での報告を約束してもらえないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +文書で出すことについては、部内で検討させていただく。 + +</MessageBubble> + +--- + +#### ⑩の再質問:個人情報保護委員会への報告義務 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +要配慮個人情報の漏洩や滅失が発生し、もしくは発生したおそれがある場合、市長は個人情報保護委員会に報告しなければ法律違反になる。報告していないのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当該の文書管理のところは、教育指導担当部長から答弁させていただいたが、文書管理のずさんさがあったというところで、今後の徹底管理を指示したと報告を受けている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +駄目だ。これは法律違反だ。個人情報保護法第68条及び同施行規則第43条をよく見れば、きちんと個人情報保護委員会に報告しなければならない。そうしなければ法律違反になる。それがなされていないなら、職員の処分等が必要になる。対応はどうなるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +公文書の改ざんがあったものと判断された場合には、報告をする。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +法律を読んでほしい。第68条と第43条を読めば、おそれがある場合でも報告しなければならないと書いてある。それをしていないから法律違反だ。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +今回は関係者に聞き取り等を行った結果、公文書の改ざんをしたものではないとの判断に至っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公文書改ざんと関係ない。「おそれ」だ。要配慮個人情報の漏洩や滅失が発生し、もしくは発生したおそれがある場合は、必ず市長は個人情報保護委員会に報告しなければならない。法律が分かっていないなら本当に問題だ。しっかり確認して後ほど報告していただきたい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育指導担当部長(寺本 英雄)" align="left"> + +部内で確認する。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/3-syokusaikanri-jittai.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/3-syokusaikanri-jittai.mdx new file mode 100644 index 0000000..32ea838 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/3-syokusaikanri-jittai.mdx @@ -0,0 +1,154 @@ +--- +first: 2026-02-27 +description: 令和7年度3月定例会における一般質問3件目のまとめ。市道沿いの植栽帯管理の実態と改善策について、管理委託の情報錯綜やGIS活用、道路アダプト制度の導入などを追及。 +title: "(3)市道沿いの植栽帯管理の実態と改善策について" +tags: + - 一般質問 + - 植栽管理 + - 道路管理 + - GIS + - 道路ボランティア +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1602&schedule_id=6&minute_id=6&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=71&schedule_id=5&playlist_id=1&speaker_id=37&target_year=2026" /> + +## まとめ + +令和8年2月27日に行った3件の一般質問のうちの3件目です。 + +市道沿いの植栽帯で雑草が繁茂し、ごみや吸い殻が散乱していたため市民が市に連絡したところ、丁寧な対応は受けたものの、コストのかかる非効率な方法で対処がなされたという相談を受けました。管理委託か否かの情報錯綜、委託範囲外への対応不足、住民への説明不足、非効率な出動体制といった課題について、統合型・公開型GISシステムの活用や道路アダプト制度の導入を含めた改善策を問いました。 + +[🏷️タグ「植栽管理」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/植栽管理) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 委託範囲の情報錯綜の理由と改善策は。 | [事前の情報確認が不十分なまま職員が現地で説明したことが主因。正確な情報把握と丁寧な説明に努める。](#-委託範囲の情報錯綜の理由と改善策は) | +| ② 植栽管理を委託にするか否かの判断基準は。 | [街路樹の特性や樹勢の状況等を踏まえ、毎年度委託路線を選定。](#-植栽管理を委託にするか否かの判断基準は) | +| ③ 声を出せる地域と出せない地域の不公平感への説明は。 | [市民や道路パトロールからの情報提供に基づく対応、市報等による情報発信に努める。](#-声を出せる地域と出せない地域の不公平感への説明は) | +| ④ GISへの反映と効果の見解は。 | [研究中。職員の情報確認や道路ボランティア周知には効果。委託事業者への直接連絡には課題。](#-GISへの反映と効果の見解は) | +| ⑤ 道路ボランティアで除草は可能か。 | [活動内容に除草が含まれており可能。相談があれば可能な限り柔軟に対応。](#-道路ボランティアで除草は可能か) | +| ⑥ 道路アダプト制度の導入研究の進捗は。 | [多摩26市の動向を確認。8市で導入、増減なし。他市の動向把握とボランティア制度の検討・改善を継続。](#-道路アダプト制度の導入研究の進捗は) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20260227-ippan-situmon-yasutake-3p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市道沿いの植栽帯で雑草が繁茂し、ごみや吸い殻が散乱していたため市民が市に連絡したところ、丁寧な対応は受けたものの、コストのかかる非効率な方法で対処がなされたという御相談を受けた。主な課題として、(1)管理委託か否かの情報が錯綜していた、(2)委託範囲外箇所への対応は住民の声頼み、(3)周辺住民への説明不足、(4)声があった場所に複数の職員で出動するといった非効率性が挙げられる。これらの課題と、よりよい管理方法について確認するため、以下質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 委託範囲の情報錯綜の理由と改善策は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +特定地域の植栽管理が委託範囲内か委託範囲外かの情報が錯綜した理由と、今後の改善策を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +事前の情報確認が不十分な状態のまま職員が現地へ赴き、相談者の方に説明を行ったことが主な理由であると捉えている。改善策としては、改めて相談者の方の話を傾聴することや、相談の内容に応じて必要となる情報を正確に把握することの重要性を担当課内で共有し、より丁寧な説明に努めていくことなどが必要であると認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 植栽管理を委託にするか否かの判断基準は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +植栽管理を委託にするか否かの判断は、エリアや年度によって異なるようだが、どのような基準で決めているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +街路樹は、枝の伸びの早いものと遅いもの、あるいは老朽化が進んでいるものと健全な樹勢を維持しているものなど、路線ごとに状況が異なることや、病害虫や腐朽菌等の広がりにより、短期間のうちに樹勢が大きく変化するケースもあることから、市内に数多く存在する植栽帯を可能な限り良好な状態で維持するため、植栽されている街路樹の特性や樹勢の状況等を踏まえ、毎年度、委託を行う路線を選定している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 声を出せる地域と出せない地域の不公平感への説明は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +住民から声があった箇所のみ対応するという方法では、声を出せる地域は景観が保たれる一方、声を出せない地域は景観が悪化し、不公平感が生じるという市民の意見がある。これに対し、市としてどう説明をするか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市では日頃から、道路の清掃業務や街路樹の剪定業務等をはじめ、市民の皆様や道路パトロールからの情報提供等に基づく対応を行うなど、可能な限り良好な道路環境の維持に努めている。引き続き、市民の皆様からの情報提供等をいただくことができるよう、市報等による情報発信などに努め、気兼ねなく相談いただける環境づくりに取り組んでまいります。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ GISへの反映と効果の見解は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +植栽の委託状況、管理状況を統合型・公開型GISシステムに反映することで、(1)職員が即座に正しい情報を確認できる、(2)市民が管理状況を把握し、必要に応じて管理主体に直接連絡できる、(3)道路ボランティアのことも併せて周知できると考えられるが、見解を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当該システムへの反映については、現在、担当課において研究中である。 + +また、仮に反映させる場合の効果としては、一つ目の職員が即座に正しい情報を確認できること及び三つ目の道路ボランティアのことも併せて周知できることについては、市も一定の効果があるものと捉えている。一方、二つ目の市民が管理状態を把握し、必要に応じて市や委託事業者に直接連絡できることについては、市に直接情報提供していただくことは望ましいことであると認識しているが、委託事業者に直接情報提供することを市民から求められた場合、業務委託契約という性格上、委託事業者に対する指示は原則として市が行う必要があることから、課題があるものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 道路ボランティアで除草は可能か + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年3月定例会で道路アダプト制度の導入を質問した際、現状の道路ボランティア制度は、植栽帯等の植物の種類やデザイン、維持管理方法の判断は業務範囲に含めておらず、植栽帯などの管理が十分に行き届かない状況があるという旨の答弁があった。維持管理方法の判断が業務範囲に含まれていないということは、現状の道路ボランティア制度では、市民が植栽帯の雑草を抜いてよいかの判断もできないということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +道路ボランティアの活動内容には除草が含まれており、ボランティアの方が除草を行うことは可能である。市としては、引き続き、道路ボランティアの方々がより意欲的に活動いただけるよう、活動内容等について御相談があった場合には、可能な限り柔軟な対応に努めてまいります。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 道路アダプト制度の導入研究の進捗は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +道路アダプト制度の導入に関する研究の進捗、成果を伺う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +毎年度、多摩地域の26市における動向を各市のホームページ等で確認しており、令和5年2月時点で8市で道路アダプト制度が導入されていたが、現時点において増減はない。市としては、引き続き他市の動向把握に努めるとともに、より多くの方々に御協力をいただくことができるようなボランティア制度の在り方について、検討と改善を重ねてまいります。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..e54cff2 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/3gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,7 @@ +--- +title: 3月定例会 +--- + +- [(1)市はときわ会虐待通報職員の解雇撤回・和解を事実確認せよ](./1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai/) +- [(2)公文書管理の様々な問題について](./2-koubunsyo-kanri-syomondai/) +- [(3)市道沿いの植栽帯管理の実態と改善策について](./3-syokusaikanri-jittai/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi.mdx new file mode 100644 index 0000000..a96067b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi.mdx @@ -0,0 +1,357 @@ +--- +first: 2025-06-06 +description: 令和7年度6月定例会における一般質問1件目のまとめ。ときわ会での障害者虐待問題に関し、市の通報対応や文書管理の問題点を追及。 +title: "(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について再び" +tags: + - 一般質問 + - 障害者虐待 + - ときわ会 + - 公文書管理 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=42&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年6月6日に行った4件の一般質問のうちの1件目です。 + +社会福祉法人ときわ会での障害者虐待問題について、本年2月の通報者・相談者とのやり取りに関する公文書公開請求に対し、公開された文書に通報件数との差異や対応上の問題が見られたため、改めて市の対応を追及しました。受付票の作成遅れや時系列リストの件名未記載、虐待有無の判断の曖昧な表記など、文書管理・通報対応のずさんさが明らかになりました。また、施設内での特定政党等による署名活動の調査状況も確認しました。 + +[🏷️タグ「障害者虐待」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/障害者虐待) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 通報後に作成する文書と保存期間は。 | [受付票、対応経過、面接調査票、都報告書類、調査結果通知を作成。保存期間は5年。](#-通報後に作成する文書と保存期間は) | +| ② 時系列リストの作成タイミングは。 | [受付時に作成し、都度文書を追加。](#-時系列リストの作成タイミングは) | +| ③ 公開文書に含まれない文書があるのはなぜか。 | [受渡し未了分あり。令和4・5年度の公表済み27件が対象。速やかに対応。](#-公開文書に含まれない文書があるのはなぜか) | +| ④ 通報からコア会議まで2週間は遅過ぎないか。 | [個別事案は答弁差し控え。通報時は直ちにコア会議を行う。都報告前の法人連絡は問題なし。](#-通報からコア会議まで週間は遅過ぎないか) | +| ⑤ 虐待該当しない可能性が高い等の曖昧な表記は。 | [全事案で虐待有無を判断。表記が曖昧だったものは修正済み。](#-虐待該当しない可能性が高い等の曖昧な表記は) | +| ⑥ 受付票を作成せず1か月後に作成したのは正しいか。 | [受付票への転記時期に遅れがあった。現在は受付時に作成で統一。](#-受付票を作成せずか月後に作成したのは正しいか) | +| ⑦ 受付票なしでの安否確認は適切か。 | [現在は受付時に作成するよう統一している。](#-受付票なしでの安否確認は適切か) | +| ⑧ 虐待有無の判断が不明な件があるのはなぜか。 | [全事案で判断している。個別事案の答弁は差し控え。](#-虐待有無の判断が不明な件があるのはなぜか) | +| ⑨ 特定のやり取りの資料が公開文書にないのはなぜか。 | [受渡しができていないものがあり、速やかに対応。](#-特定のやり取りの資料が公開文書にないのはなぜか) | +| ⑩ 通報者に見落とし確認は行ったか。 | [複数職員で情報共有し慎重に対応。漏れはないと考える。](#-通報者に見落とし確認は行ったか) | +| ⑪ 署名活動の調査状況は。 | [本年4月下旬から5月上旬にかけて法人に事実確認調査を実施。](#-署名活動の調査状況は) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250606-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 公文書公開で判明した問題点 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年2月7日にときわ会の虐待通報に関する受電記録・対面記録の公文書公開請求がなされ、2か月後の4月8日に一部公開されたが、通報された件数と差異があり問題を感じる対応もある。また、本年3月の一般質問で取り上げた、ときわ会内での特定政党等による署名活動に関する調査状況も問う。以下、通報・相談・届出受付票を受付票と言う。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 通報後に作成する文書と保存期間は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +障害者虐待の通報・相談を市が受けた際や、それ以降の対応に際して、市として作ることになっている文書は何か。また、それらの保存期間は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +通報・相談・届出受付票、対応経過、面接調査票、東京都への報告書類、施設への調査結果の通知の作成を標準とし、保存期間は5年間。 + +</MessageBubble> + +#### 作成ルールは以前からか + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +挙げられた文書は前から決まっていたルールか、最近決めたものか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +国の手引等にも書かれており、以前から作成している。 + +</MessageBubble> + +#### コア会議要旨の作成タイミング + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +コアメンバー会議の会議要旨は即時作成しているか、それともメモだけで後から作成しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +現在は即時作成している。以前はメモを取り正式転記する場合もあった。最終的には正式な資料として保存しているが、運用上メモから転記していた事例があったことは真摯に受け止め修正を図った。 + +</MessageBubble> + +#### 議会への報告 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +運用上の問題があったことを議会や市民に報告したか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +最終的に正式資料として保存・共有することは統一されていたため、特に説明等は行っていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 時系列リストの作成タイミングは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開された時系列リストには作成日付がないが、どのようなタイミングで作成しているものか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +受付時等に作成し、都度文書を追加していくもの。時系列の流れを一覧するためのものである。 + +</MessageBubble> + +#### 日付・件名の未記載 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +時系列リストに日時が書かれていない。変更履歴の日時を書くのが普通ではないか。また公文書管理条例では件名を付すことになっているが、このリストには件名がない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +時系列を表すもののため、記入日付より時系列の流れを見るための一覧と捉えている。件名については、他の書類(受付票等)があって時系列に分かりやすく表すものだが、今後は表記していく。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 公開文書に含まれない文書があるのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和2年7月、令和4年12月26日の2件のうち1件、令和5年8月4日の件の受付票や関連資料が公開文書に見当たらない。令和5年11月27日以降の文書もない。なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +今回公開した文書は、令和5年度の全員協議会や厚生委員会等で公表済みの令和4年度5件・令和5年度22件の事案についての文書。一部受渡しができていないものがあったので、速やかに請求者に対応する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 通報からコア会議まで2週間は遅過ぎないか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年5月2日通報の件はコアメンバー会議まで2週間経過、対応が遅過ぎるのではないか。また、東京都へ報告前に法人へ連絡しているが、通常の手順か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +個別事案の答弁は差し控えるが、通報を受けた際は直ちにコア会議を行うことになっている。都への報告前に法人へ調査結果を伝えることは問題ない。 + +</MessageBubble> + +#### 直ちにの定義 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +「直ちに」とはどれぐらいの期間か。言葉の定義を教えてほしい。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +定義は明確に決められていないが、一般的にはコア会議を行った後に直ちに作成するものと捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ということは、直ちには1か月ぐらいまで幅があるという認識でよいか。また、東京都報告前の法人連絡は、国の手引等で推奨・禁止されているのか。法人側の事情を聞いて報告内容に影響を受ける可能性はないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +特にどちらが先という決まりはなく、都からの指示もない。法人に先に結果を伝えても内容が変わることは基本的にない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 虐待該当しない可能性が高い等の曖昧な表記は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年5月9日受付の件について、「虐待に該当しない可能性が高い」「相談があったときに対応する」といった中途半端な表現がある。虐待ありなしを確定しないこともあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +市では全ての事案において虐待の有無の判断をしている。 + +</MessageBubble> + +#### 虐待有無の判断と表記の問題 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +公開公文書からは、この件の虐待ありなしの判断が全く分からない。他の件は「虐待あり」「なし」と書いてあるのに、なぜこの件だけ「該当しない可能性が高い」等と書かれているのか。通告前に担当課としてこの問題に気づいていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +全ての事案で虐待有無を判断しているが、当時は表記の仕方が曖昧だったことも散見された。一連の見直しの中で修正すべき点は修正している。個別案件のため公開についての答弁は控える。ときわ会の件は大きな報道後、議員や市民からの指摘を受けて何度も資料を確認し修正を重ねてきた。隠蔽しているわけではない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +結局この件は虐待有無を判断していないということになる。問題があったなら議会に報告しないと隠蔽になる。通告書を受けて初めて気づいたのか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 受付票を作成せず1か月後に作成したのは正しいか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年10月6~7日に通報を受けたのに受付票を作成せず、1か月後の11月10日にようやく作成。またダニ被害相談も受付票を作成せず後日作成。これらは正しい対応か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +全ての事案に対してその都度記録を残しているが、受付票への転記時期に遅れがあった。現在は通報等を受けた際に受付票を作成することで統一を図っている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +受付票を作らなかった問題について、今回の指摘より前に気づいていたか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="健康福祉部長(櫻井 健)" align="left"> + +見直しの中で修正を行っている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 受付票なしでの安否確認は適切か + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +受付票がない状況で法人確認や安否確認をしてもよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +受付票への記録時期に遅れがあったことから、現在は通報を受けた際に受付票を作成することで統一を図っている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 虐待有無の判断が不明な件があるのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年11月10日の2件のうち1件について、虐待ありなしの判断が不明。判断したか。したならなぜ公開していないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +個別事案の答弁は差し控えるが、全ての事案において虐待の有無の判断をしている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 特定のやり取りの資料が公開文書にないのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和5年1月~11月の通報者と担当課長等との電話・面談やり取り、市長・課長への手紙に関する資料が公開文書に一切見当たらない。なぜか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公開決定の際に受渡しができていないものがあったので、速やかに請求者に対応する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 通報者に見落とし確認は行ったか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +通報者によると虐待発見は60件以上に及ぶ。市として通報者に見落としがないか確認する作業が必要と考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +通報を受けた際は事案ごとに受付票を作成し、複数職員で情報共有を行うなど慎重かつ丁寧に対応しているため、対応の漏れはないと考えている。なお、施設従事者による障害者虐待の調査は施設利用者の援護地の自治体が行う。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +几帳面にやっていると言うが、公開漏れが起きている最中で「漏れはない」と言われても誰が信用するのか。通報者が詳細な一覧表まで作っているのに、万一の見落とし確認を打診しないのは保身優先ではないか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 署名活動の調査状況は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +本年3月に質問した、ときわ会内で特定政党等による署名活動が複数回行われた件について、調査状況はどうなっているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本年4月下旬から先月上旬にかけて、法人に対して事実確認の調査を行っている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei.mdx new file mode 100644 index 0000000..c338965 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei.mdx @@ -0,0 +1,276 @@ +--- +first: 2025-06-06 +description: 令和7年度6月定例会における一般質問2件目のまとめ。鷹の台駅前広場整備工事の公文書管理問題を中心に、市の情報公開姿勢を追及。 +title: "(2)鷹の台駅前広場整備工事も含めた公文書扱いの不正について" +tags: + - 一般質問 + - 公文書管理 + - 情報公開 + - 鷹の台駅前広場 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=42&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年6月6日に行った4件の一般質問のうちの2件目です。 + +小平市の情報公開姿勢について、鷹の台駅前広場整備工事を中心に公文書管理の問題を追及しました。CD-R交付やクラウド公開の非対応、請求内容の確認不能、公開決定通知書の交付方法の混乱、審議会の開催減少と会議録公開遅延、職員私物カメラの写真が公文書とならない問題、協議書案等の保存期間1年未満での廃棄など、情報公開に後ろ向きな市の体質を指摘しました。 + +[🏷️タグ「公文書管理」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/公文書管理) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① CD-R希望でも紙で交付される実態は。 | [電磁的記録で保存されている場合はCD-Rで交付。紙の交付は行っていない。](#-希望でも紙で交付される実態は) | +| ② HPのCD-R注意書きはいつ追記されたか。 | [本年4月上旬に請求者から問合せがあり、所属長判断で追記。](#-の注意書きはいつ追記されたか) | +| ③ クラウドでメール無料交付を原則とすべきでは。 | [情報収集・研究を進める。](#-クラウドでメール無料交付を原則とすべきでは) | +| ④ 請求内容を後から確認できない問題。 | [印刷・保存ボタンで確認可能。新しい欄やルールは考えていない。](#-請求内容を後から確認できない問題) | +| ⑤ 公開決定通知書の交付方法の混乱原因。 | [原則郵送。例外的窓口交付は主管課の判断。混乱は説明不足が原因と認識。](#-公開決定通知書の交付方法の混乱原因) | +| ⑥ 情報公開審議会の開催回数と報酬。 | [本年度予算上4回。個人情報保護法適用で諮問事項減が減少要因。日額報酬のみ。](#-情報公開審議会の開催回数と報酬) | +| ⑦ メールの適宜削除の具体例。 | [ひな形や協議書案の添付メールを1年未満で削除。都合の悪い請求時の破棄は行っていない。](#-メールの適宜削除の具体例) | +| ⑧ 職員撮影写真の公文書扱い。 | [組織的に用いるもののみ公文書。全て残す必要はない。](#-職員撮影写真の公文書扱い) | +| ⑨ 協議書遡及作成の検討状況。 | [協議日と提出日を明確化する改善を実施し明文化。](#-協議書遡及作成の検討状況) | +| ⑩ 案の文書は保存期間1年未満か。 | [意思決定に影響を与えないものは1年未満。協議書案廃棄は問題なし。](#-案の文書は保存期間年未満か) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250606-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 情報公開に後ろ向きな市の体質 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +小平市の情報公開に対する姿勢には目を覆いたくなる。重要な事柄も口頭のやり取りで済ませ記録を残さず、住民の知る権利が損なわれても気にかける様子がない。意思決定の過程を追跡できるよう記録を残すことは、市民だけでなく市職員の福祉のためにも重要だ。鷹の台駅前広場整備工事に関する請願第15号の審査での答弁内容も含めて質問する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① CD-R希望でも紙で交付される実態は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開文書の写しの交付でCD-Rを希望しても、電磁的記録であっても紙に印刷して配布している実態があるようだ。どのような場合に紙で提供されるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +電磁的記録の公開方法は規則第7条に基づき、音声・映像データ以外は用紙出力または光ディスク複写。CD-R希望の場合、電磁的記録で保存されているときはCD-Rで交付しており、紙の交付は行っていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② HPのCD-R注意書きはいつ追記されたか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市HPから請求時、「原本が紙の場合はCD-Rではなく紙で交付」という注意書きはいつ、どのような意思決定で追記されたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本年4月上旬に請求者から公開方法の問合せがあり、規則に定める公開方法を分かりやすく案内する必要があると判断し、事務を所管する所属長において追記した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ クラウドでメール無料交付を原則とすべきでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +情報公開のハードルを下げ、ペーパーレス化・DX推進のため、クラウドサーバーを利用したメール無料交付を原則とし、希望者のみ有償交付にすべきと考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +インターネット上で公開を行っている事例があることは把握している。今後、情報収集を行うとともに研究を進める。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +国分寺市では非営利の場合インターネット上で写し交付が完了し無料。希望に応じてメールとクラウドで全て電子化された文書が送られる。こうした自治体があることは把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +国分寺市ということでなく、そういう自治体があることは確認している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 請求内容を後から確認できない問題 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +現状、市のシステムでは請求内容を後から確認できず証拠が残らない。公開決定通知書に申請内容が全く書かれていない、改変されていることもある。申請者が後から確認できるよう改修すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +電子申請では送信後に印刷ボタンで印刷またはデータ保存し確認できる。公開決定通知書の公文書の件名は取扱要綱に基づき記載しており、請求書記載内容と異なる表記になることもある。新しい欄やルールを設けることは考えていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 公開決定通知書の交付方法の混乱原因 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開決定通知書の窓口交付可否について、市教委の説明が二転三転した混乱の原因は何か。窓口交付は主管課の判断か。取扱要綱の修正は必要ないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +公開決定通知書の交付は郵便送付を原則とし、双方合意がある場合に例外的に窓口交付を行う場合もある。例外的対応時の請求者への説明が十分でなかった場合に混乱が生じるケースがあると捉えている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +窓口交付にするかは主管課の判断。取扱要綱第15条では公開決定通知書を送付することと規定し、原則郵便送付。双方合意がある場合のみ例外的に窓口交付も可能とする運用のため、要綱改正は必要ない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 情報公開審議会の開催回数と報酬 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会は令和4年度5回、5年度3回、6年度1回開催。7年度の予定を含む開催回数と、近年開催が少ない理由は。また、委員の日額報酬は開催がない場合はどうなるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本年度予算上4回を予定。減少理由は令和5年4月からの個人情報保護法適用により、本人以外からの収集・目的外利用等が諮問事項でなくなったことが主な要因。報酬は会議出席をもって支払うため、開催がない場合は支払わない。日額報酬以外の報酬はない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +令和6年度は1回のみか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +令和6年度は2回。会議録の公開が遅れている。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +情報公開を進める審議会なのに会議録がすぐに出ない、期間も限定的なのは小平市らしくて笑う。なぜ全て掲載しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +会議録は速やかに上げるべきもの。会議内容を隠す意図はなく、作成に時間を要している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ メールの適宜削除の具体例 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +請願審査で市は保存期間が過ぎたメールを適宜削除とし、具体的にどのタイミングか説明を求めても適宜と言い続けた。適宜とは具体的にどういうことか事例を示せ。都合の悪い請求が来たら破棄すると思われても仕方ないのでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +削除したものは、ひな形や協議書案を添付ファイルとして受注業者に送付したメール等。その後の意思決定に影響を与えないため1年未満の保存と判断し、正式な書類が提出され内容確認後は削除。都合の悪い請求時の破棄は行っていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 職員撮影写真の公文書扱い + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +職員が撮影した写真のうち組織共有していないものは公文書にならないとしているが、これでは都合の悪い写真だけ共有しないというやり方が許されてしまう。公務で撮影した写真は全て公文書として残すべきでは。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公文書管理条例において、公文書は職員が職務上作成・取得し、組織的に用いるものとして保有しているものと定められている。市所有カメラで撮影した場合でも、情報が重複・写りが不要なものなど組織的に用いる必要がないものは公文書に該当しないため、全てを残す必要はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 協議書遡及作成の検討状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +請願審査で「遡りとも取れる誤解を招く対応は改めることが必要。見直し・改善を検討する」と答弁したが、市として検討したのか。検討過程は公文書として残しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本来、協議書は受注業者から直ちに提出いただくものだが、緊急時や現場判断が必要な場合等があるため、経緯をより明らかにする方策を講じた。具体的には、これまで実際の協議日付で作成していたが、今後は実際の提出日で収受し、内容欄に実際の協議日を明記することとし明文化した。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 案の文書は保存期間1年未満か + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +協議書案が保存期間1年未満の公文書に分類されている。市から案として対外的に提示するものは全て1年未満の保存期間になるのか。相手方が正式なものを提示したら、内容が異なっても市の案は破棄してよいのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公文書の保存期間は効力・重要度・利用度・資料価値等を考慮して定めるもので、案として提示するもの全てが1年未満になるものではない。鷹の台駅前広場整備工事のひな形や協議書案は、その後の意思決定に影響を与えないことから1年未満と判断した。相手方の協議書の内容が異なる場合は相違点を相互確認し、必要に応じて修正の上提出いただくため、協議書案廃棄に問題はない。 + +</MessageBubble> + +#### 公開漏れ文書のCD-R無償提供 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +鷹の台駅前広場工事の公文書公開で、一方の請求者には公開されたがもう一方には公開されなかった文書があり、後日契約検査課職員がCD-Rに入れて無償で請求者に渡した事案があった。公開漏れ文書を後から無償でCD-R交付することは許されるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +事象は確認できないため、今後確認する。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/3-ijime-taisaku-yobihi-ihou.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/3-ijime-taisaku-yobihi-ihou.mdx new file mode 100644 index 0000000..f055119 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/3-ijime-taisaku-yobihi-ihou.mdx @@ -0,0 +1,89 @@ +--- +first: 2025-06-06 +description: 令和7年度6月定例会における一般質問3件目のまとめ。いじめ重大事態調査報告書作成事業を予算計上せず予備費で措置したことの違法性を追及。 +title: "(3)実施するいじめ対策事業を予算化せず予備費で措置、違法では" +tags: + - 一般質問 + - いじめ + - 予算 + - 予備費 + - 地方自治法 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=42&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年6月6日に行った4件の一般質問のうちの3件目です。 + +フランスのル・フィガロ紙が日本のいじめ問題を報じ、小平市のいじめ・体罰事案も取り上げられる中、市長が市教委からのいじめ重大事態調査報告書作成費用約43万円の予算要望を拒否し予備費での対応を指示した問題を追及しました。実施が確定している事業を予算計上せず予備費で措置することは、総計予算主義を定めた地方自治法第210条および第217条に違反するのではないかと問いました。 + +[🏷️タグ「いじめ」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 確定事業を予備費対応することは地方自治法違反では。 | [当初予算編成時点で新たな調査事案がなかったため当初予算に計上せず。法第210条・第217条に違反しないと認識。](#-確定事業を予備費対応することは地方自治法違反では) | +| ② 実施可能性が高い事業の予備費対応は他に何件あるか。 | [当初予算編成時に実施を見込む事業は全て歳入歳出予算に計上している。](#-実施可能性が高い事業の予備費対応は他に何件あるか) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250606-ippan-situmon-yasutake-3p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 地方自治法違反の疑い + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +先日、フランスのル・フィガロ紙が日本のいじめ問題に関する記事を掲載し、小平市のいじめ・体罰事案も取り上げられた。市長はいじめ問題に無関心を貫き、市教委からのいじめ重大事態調査報告書作成費用約43万円の予算要望を拒否し、予備費で措置するよう指示した。 + +地方自治法第210条(総計予算主義の原則)では「一会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければならない」とあり、同法第217条第1項では「予算外の支出又は予算超過の支出に充てるため、歳入歳出予算に予備費を計上しなければならない」とある。つまり予備費は予算外または予算超過の支出のみに充てることができ、それ以外は予算に編入しなければならない。確定した事業を予備費で措置することが許されれば、支出の詳細を隠したい事業は全て予備費措置すればよいこととなり、総計予算主義に反する。本年度実施するいじめ重大事態調査報告書作成事業は予算外・予算超過の支出ではないため、予算に編入しなければならない。それをしていないため、地方自治法違反となるのではないか。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 確定事業を予備費対応することは地方自治法違反では + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市教委が約43万円の予算要望をし、実施が確定してほぼ確実に費用が発生する事業について、市長は予算計上せず予備費での対応を指示した。これは地方自治法第210条や第217条に違反する違法行為と考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +教育委員会から中期実行プランの提案事業調書の提出があり、企画政策部によるヒアリングを通して教育委員会と調整を行った。調整の中で、既に調査報告書の作成が進行している案件を除き、新たないじめ重大事態の報告があり小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が調査及び報告を行う案件から対応することとした。 + +本年度当初予算編成の時点においては、新たに同委員会が調査及び報告を行う案件がなく、当初予算での措置を行わなかったものであり、地方自治法第210条に違反するものではないと認識している。当初予算編成後に新たな事業実施のための予算措置が必要となった場合は補正予算での計上を原則とするが、緊急性がある場合などは予備費等での予算措置も検討する必要があると考えており、同法第217条に違反するものではないと認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 実施可能性が高い事業の予備費対応は他に何件あるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +①で示した事業以外にも、実施の可能性が高い事業について予備費対応しているものは他に何件あるか。主なものは具体的に何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当初予算編成時点において実施を見込んでいる事業については、全て歳入歳出予算に計上し予算編成を行っている。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa.mdx new file mode 100644 index 0000000..771bbf6 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa.mdx @@ -0,0 +1,136 @@ +--- +first: 2025-06-06 +description: 令和7年度6月定例会における一般質問4件目のまとめ。教育長の虚偽答弁問題の調査状況や学校の説明責任、服務調査の進捗を追及。 +title: "(4)教育長の虚偽答弁調査等はどうなっているか" +tags: + - 一般質問 + - 教育長 + - 虚偽答弁 + - いじめ + - 情報公開 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1554&schedule_id=5&minute_id=43&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=42&schedule_id=4&playlist_id=2&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年6月6日に行った4件の一般質問のうちの4件目です。 + +昨年6月、12月、本年3月に続き、教育長による虚偽答弁問題と市教委の不正調査対応の正常化を求めました。教育長が「虚偽答弁をした認識はない」とする一方、学校が保護者に説明したとする事実が公文書上矛盾していることを両課が認めているにもかかわらず再調査しない姿勢、服務調査の状況不明、個人情報開示請求への不存在回答など、調査・説明責任を果たさない市教委の対応を追及しました。 + +[🏷️タグ「教育長」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/教育長) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 教育長の虚偽答弁を調査し市民へ回答すべきでは。 | [虚偽答弁をしたという認識はない。](#-教育長の虚偽答弁を調査し市民へ回答すべきでは) | +| ② 学校が保護者に説明した証拠がない件の再調査は。 | [本年2月末に当該保護者へ文書回答済み。再調査の予定はない。](#-学校が保護者に説明した証拠がない件の再調査は) | +| ③ 放置した担当職員の服務調査は行われているか。 | [服務調査の進捗・結果は原則公表しない。市民への回答予定はない。](#-放置した担当職員の服務調査は行われているか) | +| ④ 告発文書や内部資料が開示されないのはなぜか。 | [個人情報の定義に基づき判断。](#-告発文書や内部資料が開示されないのはなぜか) | +| ⑤ なぜ市民へ文書で回答しないのか。 | [①・②で答弁したとおり。](#-なぜ市民へ文書で回答しないのか) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250606-ippan-situmon-yasutake-4p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 放置され続ける虚偽答弁と不正調査 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +昨年6月、12月、本年3月の一般質問で指摘してきた職員の不正調査や教育長による虚偽答弁の問題対応が正常に行われていない。昨年6月の一般質問で教育長が謝罪した内容は質問と全く関係ないことへの謝罪であり、虚偽答弁であった。市民は告発という表現で調査や説明を要望していたが、市教委は本年3月25日、調査していないと回答し説明もなかった。市民は受けてもいない謝罪を教育長に議会で答弁され、再三の指摘をしても放置され続け、尊厳が侵された状況にある。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 教育長の虚偽答弁を調査し市民へ回答すべきでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +教育長による虚偽答弁について調査し、該当の市民へきちんと面談して回答すべきと考えるが、調査も回答もしないことにしたのか。もしくは対応は終わっているという認識か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +令和6年12月定例会で答弁したとおり、虚偽の答弁をしたという認識はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 学校が保護者に説明した証拠がない件の再調査は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和4年11月9日、学校が保護者に説明したとするが、その保護者は一切説明を受けていない。説明がなされた証拠も一切なく、公文書上矛盾することを行政経営課と教育総務課両課も認めている。しかし本年3月25日の市教委の説明は「学校は市民へ話した」のみ。調査不尽が明らかで再調査が必要だが、公文書上の矛盾があっても再調査せずに対応を終わらせるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +本年2月末に当該保護者へ文書にて回答しているので、再調査の予定はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 放置した担当職員の服務調査は行われているか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +半年以上にわたって調査対応を放置した担当職員は、自身に対する服務調査は別途行われると回答している。市民の指摘から半年以上たつが、服務調査は行われているのか。この件について市民へ回答はなされるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +職員の人事管理に関わることについては、原則として調査の進捗状況や結果などの公表はしていないので、市民の方への回答の予定はない。なお、懲戒処分があった際には公表基準に基づき公表する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 告発文書や内部資料が開示されないのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +告発に関する全ての内部資料(稟議、メモ、議事録、不正調査の資料)を個人情報開示請求したが、「不存在」として不開示決定がされた。内部資料も作らずに不正調査が行われているのか。少なくとも市民は児童が小学校で受けた行為を踏まえた告発文書を提出しているが、なぜ開示されなかったか。また、議会答弁に向けて個人名が入った文書やメールのやり取りがあるはずだが、なぜ開示されないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +決定に当たっては、個人情報の保護に関する法律第2条の個人情報の定義に基づき判断している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ なぜ市民へ文書で回答しないのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +事実捏造や教育長の虚偽答弁に関する調査や説明に際して、市民へなぜ文書で回答しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +第1点目及び第2点目で答弁したとおりである。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..c00ecab --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/6gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,8 @@ +--- +title: 6月定例会 +--- + +- [(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について再び](./1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi/) +- [(2)鷹の台駅前広場整備工事も含めた公文書扱いの不正について](./2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei/) +- [(3)実施するいじめ対策事業を予算化せず予備費で措置、違法では](./3-ijime-taisaku-yobihi-ihou/) +- [(4)教育長の虚偽答弁調査等はどうなっているか](./4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi.mdx new file mode 100644 index 0000000..e212858 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi.mdx @@ -0,0 +1,415 @@ +--- +first: 2025-09-12 +description: 令和7年度9月定例会における一般質問1件目のまとめ。公文書の漏えい・改ざん防止、検索システム、審議会の会議録公開遅延など、公文書管理の問題を再追及。 +title: "(1)公文書扱いの不正について再び問う" +tags: + - 一般質問 + - 公文書管理 + - 情報公開 + - 審議会 + - DX +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1571&schedule_id=5&minute_id=69&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=45&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年9月12日に行った2件の一般質問のうちの1件目です。 + +6月定例会に引き続き、公文書管理の問題を追及しました。ときわ会の虐待通報文書の公開漏れから判明した保管場所の分離・フォルダー名未記載の問題、公文書の漏えい・改ざん防止策の不備、件名・作成日付のない公文書の存在、検索システムの課題、鷹の台駅前広場工事のCD-R無償提供問題、国分寺市のような電子交付未対応の理由、審議会の会議録公開遅延と掲載制限、私物記録の公文書扱い、協議書案等の保存期間1年未満廃棄の妥当性、全文書電子化保存の提案、市民提案を審議会議題に上げる仕組みの欠如など、多岐にわたる公文書管理・情報公開の問題点を指摘しました。 + +[🏷️タグ「公文書管理」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/公文書管理) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 公文書の漏えい・改ざんを防ぐ保管・利用規則はあるか。 | [条例・規則・情報セキュリティポリシーで規定。庁外持出制限、文書総合管理システムで管理。](#-公文書の漏えい改ざんを防ぐ保管利用規則はあるか) | +| ② 件名や作成日付の記載がない公文書をどう捉えるか。 | [条例は公文書単位での件名付与を求めるもの。構成文書にも必要に応じて題名・日付を記載することは必要と認識。](#-件名や作成日付の記載がない公文書をどう捉えるか) | +| ③ 検索システムの課題を把握し改善しないのか。 | [本年2月の入替えで検索機能を充実。入替え後に検索しづらさの意見はない。](#-検索システムの課題を把握し改善しないのか) | +| ④ 鷹の台工事でCD-Rを無償提供した事案は。 | [公開決定済み文書の不足申出に対し、確認困難のため希望により追加交付。請求のない文書の無償提供ではない。](#-鷹の台工事でを無償提供した事案は) | +| ⑤ 国分寺市のように電子交付しない理由は。 | [紙媒体保管の公文書が多く、一部公開時の電子化の事務量増加が課題。](#-国分寺市のように電子交付しない理由は) | +| ⑥ 紙と電磁的記録の交付判断に明確なルールはあるか。 | [規則第7条に規定。保存媒体と請求者の希望により決定。紙に偏っておらず障壁を設けている認識はない。](#-紙と電磁的記録の交付判断に明確なルールはあるか) | +| ⑦ 審議会委員8人の選定方法は。 | [学識経験者は経歴から選定、市民公募は作文選考。市長が委嘱。外部委託なし。](#-審議会委員人の選定方法は) | +| ⑧ 審議会の会議録公開が7か月遅れた原因は。 | [システム入替え・大量の情報公開請求・録音音声の質の問題。原則1か月以内公表の定めあり。](#-審議会の会議録公開がか月遅れた原因は) | +| ⑨ 会議録が過去9回分しか掲載されない理由は。 | [審議内容から全公表の必要性は低いと判断し、過去3年度分程度の運用。](#-会議録が過去回分しか掲載されない理由は) | +| ⑩ 職員の私物への記録を禁止しないのはなぜか。 | [完全禁止すると記録すべきものが記録できない弊害が生じる。私物情報は必要に応じてサーバー移管・削除。](#-職員の私物への記録を禁止しないのはなぜか) | +| ⑪ 1年未満で廃棄したメール等は基準のどれに該当するか。 | [基準例の(6)に該当(意思決定に影響を与えないもの)。](#-年未満で廃棄したメール等は基準のどれに該当するか) | +| ⑫ 全文書を電子化し永遠に保存すべきでは。 | [保存期間を定めず全文書電子化は不必要な文書を理由なく保有する結果になるため考えていない。](#-全文書を電子化し永遠に保存すべきでは) | +| ⑬ DX推進の指摘はどう施策に反映されるのか。 | [総務部で課題検討・分析し、必要に応じて企画政策部等と協議。](#-推進の指摘はどう施策に反映されるのか) | +| ⑭ 市民提案を審議会の議題に上げる仕組みはないのか。 | [審議会は市長の諮問機関であり、市民からの指摘や提案を受けて審議を行うことはない。](#-市民提案を審議会の議題に上げる仕組みはないのか) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250912-ippan-situmon-yasutake-1p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 公文書管理のずさんさの実態 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +6月一般質問に引き続き、公文書の扱い不正について問う。ときわ会の虐待問題に関する公開漏れ文書を受け取った際、市の公文書管理のずさんさが判明した。個人情報も含まれる公文書の漏えい・改ざんを防ぐ仕組みがないようだ。また、件名や作成日付の記載がない公文書が存在し、検索システムにも課題があるなど、全庁的な問題として追及する。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 公文書の漏えい・改ざんを防ぐ保管・利用規則はあるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市として公文書の漏えい、改ざんを防ぐための保管、利用規則はあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公文書の管理は小平市公文書等の管理に関する条例に基づき、各実施機関の規則・規程において作成、整理、保存、廃棄に係る内容を定めている。漏えい・改ざん防止の観点では、公文書管理規則において庁外へ持ち出しの制限などを規定。原則として文書総合管理システムにより整理・保存。また情報セキュリティポリシーにおいて情報資産の漏えい等に対する対策基準を定めている。 + +</MessageBubble> + +#### 規則の実効性と保管の実態 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +ときわ会の虐待通報文書は1か所ではなく離れた場所に分かれて保管され、フォルダーにタイトルもつけられていなかった。公文書管理規則第10条(系統的な分類・整理、所定の位置への収納、紛失・盗難等の予防措置)が全庁的に守られていないのではないか。全庁的にどの程度守られているか把握しているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +研修会等で取扱いを説明している。職員の資質向上や意識向上、公務員としての倫理感などを促していく。ファイリングシステム等のマニュアルも示しており、条例や規則に沿って進めるよう総務課で徹底している。 + +</MessageBubble> + +#### 漏えい・改ざんの検出と発生状況 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +規則第10条第3項は紛失・火災・盗難等の予防措置だが、漏えい・改ざんのことは書いていない。これまで漏えい・改ざん・紛失はどれぐらい起きているか。そもそも検出できる仕組みはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +刑法や地方公務員法の罰則規定に該当する事案は発生していない。文書総合管理システムでは、決裁済み公文書のデータ差替え時に記録が残るため改ざんを抑止できる。また閲覧権限を職層に応じて区別している。 + +</MessageBubble> + +#### 要配慮個人情報の保管 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +朝鍵を開けて夕方に閉める運用だが、要配慮個人情報も同じ扱いか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +個人情報の管理は鍵がかかる場所で統一的に行っている。情報セキュリティポリシーでも機密情報の分類を設けて管理している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 件名や作成日付の記載がない公文書をどう捉えるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +6月一般質問でも指摘したように、件名や作成日付の記載がない公文書が存在する。これをどう捉えているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +条例第5条は公文書の単位ごとに件名をつけることを求めるもので、一つの公文書が複数の文書から構成される場合にその全てに件名を付すことを定めているものではない。しかし、経緯や意思決定過程を合理的に検証できるよう、必要に応じて構成する文書にも題名や作成日付を記載することは必要と認識している。 + +</MessageBubble> + +#### 作成日付なし文書の廃棄判断 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +作成日付の記載がないと廃棄時期が分からない。保存期間1年以上の文書でも、公開請求があってから保存期間を確認し、都合がよいものだけ公開・都合が悪ければ廃棄しているのか。定期的な棚卸しは行っているか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +文書廃棄は、各課で期間経過後数か月以内に棚卸しを行い廃棄手続をしている。情報公開請求や裁判等が発生しているものは延長手続ができる。総務課で全てを把握しているわけではないが、基本的に棚卸し前に廃棄することはない。5月以降に廃棄することが一般的。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 検索システムの課題を把握し改善しないのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +公開請求を受けて市職員が公文書を検索する際、検索システム上の課題(検索しにくい)があるため活用されていないことを把握しているか。改善しないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +本年2月の文書総合管理システム入替えに合わせて検索機能の充実を図った。入替え後は職員から検索のしづらさに関する意見は寄せられていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 鷹の台工事でCD-Rを無償提供した事案は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +鷹の台駅前広場整備工事の公文書について、本年5月頃に契約検査課職員がCD-Rに入れ無償で市民に渡した事案があり、6月一般質問で総務部長が今後確認すると答弁したがどういうことだったか。昨年秋頃も同様に渡したという話もある。請求のない公文書をCD-Rで無償提供することは許されるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +昨年8月に情報公開決定した事案について、請求者から公開した公文書に一部不足があるとの申出があった。市として公開決定時に文書もCD-Rに格納し渡したと認識していたが、交付から期間が経過し格納されていない原因の確認が困難なため、不足と申出のあった文書を請求者の希望により記録媒体で追加交付した。この対応は情報公開請求に基づき行ったもので、請求のない公文書を無償提供したものではない。 + +</MessageBubble> + +#### 追加交付CD-Rの費用 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +追加で交付したCD-Rの費用は受け取ったのか。最初の100円で何枚でも出せるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +CD-Rは1枚100円。最初の公開時に100円を支払いいただいた。追加の場合は負担いただいていない。通常データが漏れることは考えづらく、落ち度もあるため追加分の費用は頂かなかった。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +本来100円の対価が発生するものを無償提供するのは問題ではないか。金額の多寡で対応が変わるルールはあるのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +通常そのようなルールはない。今回双方で確認できず、請求者に負担を求めるのは申し訳ないという判断。あくまで一度負担いただいているので再度求めなかった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑤ 国分寺市のように電子交付しない理由は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +国分寺市では情報公開請求すると希望者には決定通知書が無料送付され、メールやクラウドで全て電子化された文書が送られる。小平市が同様にしない理由と課題は何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +現状では紙媒体で保管している公文書が多く、一部公開とする場合の電子化について事務量が増加することが課題である。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +メールで送れるものはメールで送ればいいのではないか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +現在、紙かCD-R、閲覧等で、メールは想定していない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑥ 紙と電磁的記録の交付判断に明確なルールはあるか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +6月答弁で「電磁的記録で保存されているときはCD-Rで交付、紙の交付は行っていない」としたが、メールなど電磁的記録で保存されているのに紙で交付している事例がある。紙と電磁的記録のどちらで交付するか明確なルールに基づいて判断しているのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +規則第7条に電磁的記録の公開方法を定めており、保存されている公文書の媒体と公開請求者の希望の有無によって公開方法が決定される。公文書が電磁的記録により保存され、かつ請求者がCD-Rを希望する場合はCD-Rで交付している。紙による交付に偏っておらず、情報公開に障壁を設けている認識はない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑦ 審議会委員8人の選定方法は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会委員8人の人選を外部に委託しているのか。具体的選定方法は。4人は市民だが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +学識経験者は職歴や経歴を踏まえ審議会が所掌する事務の分野に熟知している方を、市民公募は作文を提出した応募者から選考した方を市長が委嘱している。外部委託は行っていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑧ 審議会の会議録公開が7か月遅れた原因は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +令和6年度第2回の会議録は開催から7か月以上してようやく掲載された。遅れの原因は何か。会議録公開までの期間の定めはあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +会議録作成時期に、文書総合管理システム入替え作業や大量の情報公開請求により事務停滞が生じたこと、及び審議内容を録音していた音声の質に問題があったことにより作成に時間を要した。会議録公開までの期間は、原則として開催日からおおむね1か月以内に市ホームページ等で公表することと定めている。今後は遅れが生じないよう努める。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑨ 会議録が過去9回分しか掲載されない理由は + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +審議会会議録の履歴は過去9回分しか市ホームページの関連リンクに掲載されていない。その理由は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +審議内容から、公文書として保有している会議録の全てを市ホームページ上で公表する必要性は低いと判断し、過去3年度分程度を公表する運用としている。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑩ 職員の私物への記録を禁止しないのはなぜか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +市では職員の私物(カメラ、メモ帳、録音機など)に記録されたものが公文書となる場合がある。これを認めれば公文書にするしないを恣意的に選べることになる。私物への記録は業務上禁止すべきだが、なぜしないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +業務上において私物の使用を完全に禁止した場合、状況に応じては記録すべきものが記録できないなどの弊害が生じることが予想されるため、使用を禁止することは難しい。しかし私物に記録した情報のうち公文書として保存する必要があるものはファイルサーバーなどに移して管理し、私物に保存されている情報は削除するなど、慎重かつ適切に取り扱う必要があると認識している。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑪ 1年未満で廃棄したメール等は基準のどれに該当するか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +鷹の台駅前広場整備工事で、協議書案等の添付メールを1年未満で抹消している。公文書管理運用ガイドラインでは保存期間1年未満の基準例として(1)~(6)が示され、「上記に該当する場合であっても、その後の意思決定に影響を与えた場合は保存期間を1年以上とする」とある。1年未満で抹消したこれらの文書は基準例のどれに該当するか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +協議書案等を添付したメールは、その後の意思決定に影響を与えるものではないことから1年未満の保存と判断しており、公文書管理運用ガイドラインの基準例の(6)に該当するものである。 + +</MessageBubble> + +#### 協議書案の廃棄と分類基準 + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +案とついているものは全部1年未満で消してよいのか。道路課は条例第5条に基づく分類基準を定めているか。メールの保存期間が1年未満であることは基準に書いてあるか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="都市建設担当部長(清水 克敏)" align="left"> + +協議書案は受注業者が協議書を作成する際の参考であり、市の意思決定は正式な協議書の内容確認後に行うため、市の意思決定に影響を与えないとして長期保存を要しないと判断している。分類基準については手元に資料がなくお答えできない。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +1年未満で廃棄することをあらかじめ決めてあったのか。公文書に残っていないといけないが。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="総務部長(篠宮 智己)" align="left"> + +建設部の分類に関する規程で小分類までは分類されている。1年未満等の細かいところは各課での対応となる。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> + +道路課が答えていない。議会軽視だ。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑫ 全文書を電子化し永遠に保存すべきでは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +そもそもなぜこの時代に公文書の保存期間など定めているのか。全文書をスキャンして電子化し永遠に保存すれば、歴史公文書の区別も不要となり大幅な工数・コスト削減になる。それこそDXの大推進であると考えるが、見解は。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +公文書の管理は市政が適正かつ効率的に運営されることを目的の一つとしている。公文書の保存期間はこの目的に資するため、効力、重要度、利用度、資料価値等を考慮して定めるもの。保存期間を定めずに全文書を電子化して保存することは、業務に利用しない保存が不必要な文書を理由なく保有する結果になるため、実施については考えていない。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑬ DX推進の指摘はどう施策に反映されるのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +以上質問した指摘はDX推進に直結するものも多い。質問3、5、6、9、12で指摘したようなことがテーマになるなら、具体的にどのような手続(ルート、組織)を経て施策に反映されていくのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +これらの事務事業を実施している総務部においてDXの推進に関する課題の検討や分析を行い、必要に応じて企画政策部などと協議をしながら施策に反映し、実施していくこととなる。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ⑭ 市民提案を審議会の議題に上げる仕組みはないのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +全体的に上記した問題等を審議会で議論してもらいたい。市教委に設けられている請願のような仕組みでもよいが、市民からの指摘や提案を審議会の議題に上げる仕組みはないのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +情報公開・個人情報保護・公文書管理審議会は地方自治法上の附属機関であり、市長の諮問機関であるため、市民の皆様からの指摘や提案を受けて審議会が審議を行うことはない。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi.mdx new file mode 100644 index 0000000..73569ea --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi.mdx @@ -0,0 +1,125 @@ +--- +first: 2025-09-12 +description: 令和7年度9月定例会における一般質問2件目のまとめ。いじめ重大事態調査報告書作成費用の予備費対応について、6月答弁の矛盾点を再追及。 +title: "(2)いじめ対策事業の予備費対応について再び問う" +tags: + - 一般質問 + - いじめ + - 予算 + - 予備費 + - 地方自治法 +--- + +import MessageBubble from '@/components/MessageBubble.astro'; +import ExternalLink from '@/components/ExternalLink.astro'; +import KaigirokuDougaLink from '@/components/KaigirokuDougaLink.astro'; + +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1571&schedule_id=5&minute_id=69&is_search=true" dougaHref="https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kodaira/WebView/rd/speech.html?council_id=45&schedule_id=4&playlist_id=3&speaker_id=37&target_year=2025" /> + +## まとめ + +令和7年9月12日に行った2件の一般質問のうちの2件目です。 + +6月定例会に引き続き、いじめ重大事態調査報告書作成費用の予備費対応問題を追及しました。「当初予算編成時点では新たに調査・報告を行う案件がなかった」とする6月答弁の意味が不明確だったため、より具体的な説明を求めました。市長答弁では、昨年12月に学校から新たないじめ重大事態の発生報告があり本年2月に調査方針検討が開始されたが、予算編成時点では調査・報告を行う事案が存在しなかったと説明。結果的に補正予算第3号で委員報酬増加分が提案されたことを明らかにしました。 + +[🏷️タグ「いじめ」のついた記事](https://yasutakeyohei.com/tags/いじめ) + +| 質問 | 答弁概要(クリックで詳細) | +|---|---| +| ① 新たないじめ重大事態の報告はヒアリング期間だったのか。 | [ヒアリング期間中ではない。その時点では新たに調査報告書作成を要する事案はなかった。](#-新たないじめ重大事態の報告はヒアリング期間だったのか) | +| ② 「新たに調査及び報告を行う案件がなく」とはどういうことか。 | [昨年12月に学校から報告、本年2月に調査方針検討開始。予算編成時点では調査・報告を行う事案が存在しなかった。](#-新たに調査及び報告を行う案件がなくとはどういうことか) | +| ③ 予算要望に対して予備費対応を指示することはよくあるのか。 | [当初予算編成後に新たな事業実施が必要となった場合、補正予算計上を原則としつつ緊急時は予備費も検討。本件は補正予算第3号で提案。](#-予算要望に対して予備費対応を指示することはよくあるのか) | +| ④ 実施しない可能性があっても予算計上するものとしないものの違いは。 | [当初予算編成時点で実施を見込む事業は当初予算に計上。事業内容や状況により様々。本件は予算編成時点で調査事案が存在しなかったため計上せず。](#-実施しない可能性があっても予算計上するものとしないものの違いは) | + +## 通告書 + +<embed src="/pdf/20250912-ippan-situmon-yasutake-2p.pdf" class="tukokusyo" type="application/pdf" /> + +## 主な質疑 + +import Partial from './../../_partial.mdx'; + +<Partial /> + +<div id="situgi"> + +### 質問する理由 +#### 6月答弁の不明確さを追及 + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +いじめ重大事態調査報告書の作成を第三者が行うよう求めた市議会の請願を受け、市教委は約40万円の委員報酬を求めて予算要望をした。それに対し、今年度当初予算に際して市長は予備費で措置するよう指示していた。ほぼ実施が確定している事業を予算化せず予備費で対応するよう指示したことは法に触れるのではないかと、本年6月定例会で一般質問した。 + +それに対して「当初予算編成の時点においては、新たに小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が調査及び報告を行う案件がなく、当初予算での措置を行わなかった」との市長答弁があったが、意味が分からないためより具体的な説明を求める。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ① 新たないじめ重大事態の報告はヒアリング期間だったのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +新たないじめ重大事態の報告があったのは企画政策部とのヒアリング期間だったのか。また、その時点で調査報告書の作成に至っていないいじめ重大事態の事案は一件もなかったということか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +新たないじめ重大事態の報告があったのは、中期実行プランに係る企画政策部とのヒアリング期間中ではない。また、その時点においては新たに調査報告書の作成を要するいじめ重大事態の事案はなかった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ② 「新たに調査及び報告を行う案件がなく」とはどういうことか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +「本年度当初予算編成の時点においては、新たに小平市教育委員会いじめ問題対策委員会が調査及び報告を行う案件がなく」とはどういうことか。①で示した新たないじめ重大事態はどうなっていたのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="教育長(青木 由美子)" align="left"> + +昨年12月に学校から新たないじめ重大事態が発生した旨の報告があり、本年2月に開催された小平市教育委員会いじめ問題対策委員会において、当該いじめ重大事態に係る調査方針等について検討が開始された。したがって、本年度当初予算編成の時点においては、同委員会が新たに調査及び報告を行う事案が存在しなかったということであった。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ③ 予算要望に対して予備費対応を指示することはよくあるのか + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +予算要望に対して予備費で対応するよう指示することはよくあることなのか。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当初予算編成時点において実施を見込んでいる事業については全て歳入歳出予算に計上しているが、当初予算編成後に新たな事業実施のための予算措置が必要となった場合は補正予算での計上を原則としつつ、緊急性がある場合などについては予備費等での予算措置も検討する必要があるものと認識している。 + +本件については、本年度当初予算編成時点では新たに同委員会が調査及び報告を行う事案が存在しなかったことから当初予算には計上していない。その後、本年度中に同委員会が調査及び報告を行う見込みが生じたため、このたびの令和7年度一般会計補正予算第3号において当該委員報酬の増加分について提案をしたものである。 + +</MessageBubble> + +--- + +### ④ 実施しない可能性があっても予算計上するものとしないものの違いは + +<MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> + +実施しない可能性があっても予算計上するものと計上しないものの違いは何か。 + +</MessageBubble> + +<MessageBubble speaker="市長(小林 洋子)" align="left"> + +当初予算編成時点において実施を見込んでいる事業については当初予算に計上している。年度中の事業実施の可能性等の有無の見通しについては、事業・経費の内容や事業を取り巻く状況などにより様々なケースがあると想定され、一概にそれらの違いなどを申し上げることは困難である。 + +本件については、当初予算編成時点においては、新たに同委員会が調査及び報告を行う事案が存在しなかったことから、本年度当初予算では経費を計上しなかったものである。 + +</MessageBubble> + +</div> diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..745cebf --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/9gatu/index.mdx @@ -0,0 +1,6 @@ +--- +title: 9月定例会 +--- + +- [(1)公文書扱いの不正について再び問う](./1-koubunsyo-husei-futatabi/) +- [(2)いじめ対策事業の予備費対応について再び問う](./2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi/) diff --git a/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/index.mdx b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/index.mdx new file mode 100644 index 0000000..7bdbc5f --- /dev/null +++ b/src/content/docs/ippan-situmon/r7d/index.mdx @@ -0,0 +1,22 @@ +--- +title: 令和7年度 +--- +### [3月定例会](./3gatu/) + - [(1)市はときわ会虐待通報職員の解雇撤回・和解を事実確認せよ](./3gatu/1-tokiwakai-gyakutaigosoku-wakai/) + - [(2)公文書管理の様々な問題について](./3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai/) + - [(3)市道沿いの植栽帯管理の実態と改善策について](./3gatu/3-syokusaikanri-jittai/) + +### [12月定例会](./12gatu/) + - [(1)公文書管理の様々な問題について](./12gatu/1-koubunsyo-kanri/) + - [(2)いじめ重大事態調査報告書作成費用の予算計上経緯について](./12gatu/2-ijime-judai-yosan/) + - [(3)入札不調が続いた後の随意契約について](./12gatu/3-nyusatsu-hutyou-zuii-keiyaku/) + +### [9月定例会](./9gatu/) + - [(1)公文書扱いの不正について再び問う](./9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi/) + - [(2)いじめ対策事業の予備費対応について再び問う](./9gatu/2-ijime-taisaku-yobihi-futatabi/) + +### [6月定例会](./6gatu/) + - [(1)ときわ会での障害者虐待問題等への市の対応について再び](./6gatu/1-tokiwakai-syougaisya-gyakutai-taiou-futatabi/) + - [(2)鷹の台駅前広場整備工事も含めた公文書扱いの不正について](./6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei/) + - [(3)実施するいじめ対策事業を予算化せず予備費で措置、違法では](./6gatu/3-ijime-taisaku-yobihi-ihou/) + - [(4)教育長の虚偽答弁調査等はどうなっているか](./6gatu/4-kyouikuchou-kyogi-touben-chousa/) diff --git a/src/content/docs/jisseki.mdx b/src/content/docs/jisseki.mdx new file mode 100644 index 0000000..ee9eb42 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/jisseki.mdx @@ -0,0 +1,170 @@ +--- +title: 実績 +description: 安竹洋平の小平市議会議員としてのこれまでの主な実績 +--- + +小平市議会議員として、平成31年(2019年)の初当選以来、完全無所属の立場から、議員としてできることを一つひとつ積み重ねてまいりました。以下はその一部です。 + +--- + +## 主な成果 + +### 教育・子ども支援 + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/joutyo-koteikyu-eyecatch.png" + alt="子どもたちが楽しく学ぶ様子" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/joutyo-koteikyu/">自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)の設置</a></strong> + <p>文部科学省の調査では、知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒は約6.5%にのぼりますが、都内の情緒固定級の在籍率はわずか0.1%(令和2年度・全国最下位)でした。多摩26市・東京23区の全自治体を対象にした独自調査を実施し、保護者有志の会「まんまる会」との連携、西東京市など先行自治体への視察、教育委員会との協議を重ね、令和3年9月に<strong>安竹が筆頭紹介議員を務め359名の署名とともに請願を提出・採択</strong>。<strong>小平第四小学校への設置が決定し、令和5年度に小平市初の情緒固定級(2学級16人程度)を開設</strong>しました。<strong>さらに令和7年4月からは小平第二中学校にも自閉症・情緒障害特別支援学級が開設</strong>されました。また、通学支援として羽村市のタクシー通学事業を独自調査し(1人当たり年間約28万円=小平市の3分の1未満)、<strong>493名の署名を集めた請願により教育委員会の大方針転換を実現。開級と同時に通学バス(定員12名×2台)の運行が決定しました</strong>。<a href="/joutyo-koteikyu/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22392928" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a></p> + </div> +</div> + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/ijime-judai-jitai-eyecatch.jpg" + alt="いじめ重大事態への取り組み" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/ijime-judai-jitai/">いじめ重大事態への対応</a></strong> + <p>いじめ重大事態調査報告書の検証、第三者委員会の在り方、被害者家族への継続的な支援、進学先への情報引継ぎなど、多角的に取り組んでいます。いじめ調査委員会条例の改正にも質疑を行いました。令和3年度から令和6年度まで16回以上の一般質問で市教委の虚偽答弁や利益相反問題を追及し、全市立学校HPへの重大事態情報掲載、いじめ防止基本方針の改善などの成果を上げています。<a href="/ijime-judai-jitai/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.photo-ac.com/main/detail/34855503/1" target="_blank" rel="noopener noreferrer">photoAC</a></p> + </div> +</div> + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/kajo-eyecatch.png" + alt="マスク着用など過剰な制限の緩和" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/kajo-seigen-kanwa/">マスク着用など過剰な制限の緩和</a></strong> + <p>コロナ禍における常時マスク着用が、いじめのきっかけや不登校の原因になっている実態を調査し、子どもの心身への悪影響(コミュニケーション阻害、熱中症リスク、酸欠、体力低下)をデータとともに提示。市民(小野氏)と連携して請願第12号「市立小・中学生の健全な成長、発達のために教育活動における制限の緩和を求めることについて」を提出し、筆頭紹介議員として30分超の趣旨説明を行い、令和4年2月の本会議で**全会一致での採択**に導きました。採択後もガイドライン改正、幼稚園・保育所への拡大、黙食撤廃の追及など継続的にフォローアップしています。<a href="/kajo-seigen-kanwa/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.irasutoya.com/2017/02/blog-post_57.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">いらすとや</a></p> + </div> +</div> + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/dislexia-eyecatch.png" + alt="ディスレクシア(発達性読み書き障害)対応" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/dislexia-taiou/">ディスレクシア(発達性読み書き障害)対応</a></strong> + <p>読み書きに著しい困難を抱えるディスレクシア(発達性読み書き障害)の子どもが小平市に約330人潜在する一方、把握は56人にとどまる実態を明らかにし、GIGAスクール構想(1人1台端末)を最も恩恵を受ける子どもたちのために活用するよう訴えました。3回の一般質問で、統一アセスメントの必要性、デイジー教科書の一括導入、デジタル教科書の費用試算(全教科約1.7億円)、iPadの優位性などを具体的に提案し、職員研修への発達性読み書き障害の組み込みや保護者との協働の土台を築きました。<a href="/dislexia-taiou/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://pixta.jp/illustration/123104460" target="_blank" rel="noopener noreferrer">PIXTA</a>(購入のうえ一部編集)</p> + </div> +</div> + +--- + +### 公園・まちづくり + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/aiki-kouen-eyecatch.jpg" + alt="合気公園" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/aiki-kouen/">合気公園(旧佐川邸公園)の整備</a></strong> + <p>平成28年、大東流合気武術の佐川幸義氏の御遺族から土地(1,147㎡)と現金(2,947万円)が小平市に寄贈されました。市が整備費用捻出のため土地の約3割売却を計画したのに対し、市民団体「旧佐川邸の公園化を考える会」の設立を主導。毎月の会議・財政課との折衝・市民ワークショップ(全4回)を積み重ね、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングという小平市初の手法で財源を確保し、寄附総額は1,583万円に達し、当初目標の1,400万円を大きく突破(小平市のふるさと納税過去最高記録)。市長部局が当初反対する中、市長選のタイミングを活かして当時市議の現・小林洋子市長から言質を得たことが方針転換の契機となりました。売却区画を3区画から1区画に削減することに成功しました。令和6年度、合気公園として開園。<a href="/aiki-kouen/">→ 詳細ページ</a></p> + </div> +</div> + +- **鷹の台駅前広場整備への市民参加** + 市と市民が協働する場を設ける請願に賛成討論を行い、市民の声を聞きながら整備を進める枠組みを提案しました。 + +- **開発条例・都市計画の改善** + 東京サレジオ学園北側の開発調整会や都市計画課との協議を通じて、地域の実情に即したまちづくりを推進しています。[→ 詳細ページ](/saresio-kaihatu/) + +--- + +### 福祉・医療 + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/fukuhannou.png" + alt="ワクチン副反応救済制度の適正化" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/vaccine-kyuusai-tekiseika/">ワクチン副反応救済制度の適正化</a></strong> + <p>新型コロナワクチン接種後に重い副反応が出た市民が、健康被害救済制度の申請のため小平市健康センターを訪れたところ、窓口では関係のない「副反応疑い報告」の案内だけがなされ、さらに誤った説明や不要な個人情報の聞き取りが行われていました。市民からの指摘では改善されず、安竹が緊急質問で追及。庁内調査を経て、<strong>窓口対応の改善を実現し、申請件数は40件を超えました</strong>。<a href="/vaccine-kyuusai-tekiseika/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2659046" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22713014" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a>(複数素材を編集)</p> + </div> +</div> + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/fukushi-gyakutai-eyecatch.png" + alt="障害者福祉施設における虐待通報対応" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/fukushi-shisetsu-gyakutai/">障害者福祉施設における虐待通報への対応</a></strong> + <p>社会福祉法人ときわ会が運営する施設での虐待の疑いについて市に寄せられた通報に対する、市の対応の問題点を追及。市長への手紙で2件の詳細な通報が実質的に無視されていた実態や、市職員の不適切な窓口対応、第三者性を欠いた調査体制を全員協議会や一般質問で指摘。通報した職員が解雇された裁判の和解後も、市が事実確認をしない姿勢を追及し、公益通報者保護と障害者虐待防止の観点から改善を求めています。<a href="/fukushi-shisetsu-gyakutai/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1208078" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=1889004" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a> / <a href="https://kaigoirasuto.info/nursing-home/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">かいごイラスト</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22200562" target="_blank" rel="noopener noreferrer">ACイラスト</a>(複数素材を編集)</p> + </div> +</div> + + + +- **ワーカーズコープの消費税問題** + 指定管理に絡む消費税の取り扱いについて、現場からの聞き取りをもとに調査し、是正を求めました。 + +--- + +### 情報公開・行政改革 + +<div class="achievement-card"> + <img + src="/img/25914623.jpg" + alt="公文書管理の不正追及と改善" + class="achievement-img" + /> + <div class="achievement-body"> + <strong><a href="/koubunsyo-kanri/">公文書管理の不正の追及と改善</a></strong> + <p>令和7年度の全4回の一般質問で、市長部局および教育委員会における公文書の不適切な扱い——未作成・不存在、情報開示請求への不適切対応、改ざん疑い、個人情報漏洩のおそれ、保存期間1年未満での廃棄、職員私物使用などを継続的に追及。<strong>公文書管理法や条例に基づく適正化を求めています</strong>。<a href="/koubunsyo-kanri/">→ 詳細ページ</a></p> + <p class="image-credit" style="font-size:0.7rem;color:#aaa;text-align:right;margin-top:0.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=25914623" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a></p> + </div> +</div> + +- **内部統制の試行導入** + 行政経営課と連携し、市の内部統制制度の試行導入に関与しました。 + +- **市政情報の徹底公開** + 一般質問の内容や市の事業に関する情報をウェブサイトで公開し、市民が市政にアクセスしやすい環境を整備しています。 + +--- + +### その他の取り組み + +- キャッシュレス決済推進の弊害の指摘 +- 鈴木遺跡発掘50周年記念企画の提案 +- ウクライナ情勢に関するパフォーマンスのための決議に反対 +- カーボンニュートラル政策の誤りの指摘 +- 学校体育館へのエアコン設置補助拡充 + +--- + +## 一般質問の主なテーマ + +| 年度 | 主なテーマ | +|------|-----------| +| 令和7年度 | 公文書管理の不正と改善、障害者福祉施設での虐待問題の追及、いじめ重大事態と予備費対応 | +| 令和6年度 | いじめ重大事態調査と対応改善、児童虐待の誤認保護・過剰保護問題、教育委員会の不正対応と行政不服審査会 | +| 令和5年度 | 虐待通報の対応改善、いじめ重大事態の対応、第三者調査の必要性 | +| 令和4年度 | いじめ重大事態と第三者機関、教員のいじめ・体罰、情報公開と不服審査 | +| 令和3年度 | ワクチン差別・人権侵害、コロナ禍の子ども、キャッシュレス決済推進の弊害 | +| 令和2年度 | カーボンニュートラル政策の問題点、GIGAスクールとディスレクシア、投票率向上 | +| 令和元年度 | ふるさと納税、土地開発条例、ごみ処理施設の情報公開 | + +[一般質問の詳細を見る →](/ippan-situmon/) diff --git a/src/content/docs/joutyo-koteikyu.mdx b/src/content/docs/joutyo-koteikyu.mdx new file mode 100644 index 0000000..4417a0b --- /dev/null +++ b/src/content/docs/joutyo-koteikyu.mdx @@ -0,0 +1,220 @@ +--- +title: 自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)の軌跡 +description: 小平市初の情緒固定級開設までの歩み — 保護者と議会が動かした教育環境の改善 +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/joutyo-koteikyu-eyecatch.png" + alt="子どもたちが楽しく学ぶ様子" + style="width:100%;max-height:360px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22392928" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a></p> + +文部科学省の調査では、知的発達に遅れはないものの学習面や行動面で著しい困難を示す児童生徒は約6.5%にのぼります。しかし東京都内の「自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)」の在籍率はわずか0.1%(令和2年度・全国最下位)でした。この大きなギャップを埋めるため、安竹洋平は保護者有志の会「まんまる会」と連携し、令和3年9月に請願を提出。359名の署名とともに賛成多数で採択され、市民と議会の力で教育委員会を動かし、令和5年度に小平市初の情緒固定級を小平第四小学校に開設しました。さらに令和7年4月からは小平第二中学校にも自閉症・情緒障害特別支援学級が開設されました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| R1〜R2 | 保護者有志の会「まんまる会」との連携を開始。西東京市など先行自治体の視察・情報収集 | +| R3.3 | 多摩26市・東京23区の自閉症・情緒障害特別支援学級の設置状況を独自調査・公開 | +| **R3.6** | **一般質問「行き場のない子どもたちを見過ごすな」で、情緒固定級の早期設置を訴える**。市は「特別支援教室の全校実施の状況を踏まえつつ、他自治体の実践例等の研究を進める」と答弁 | +| **R3.9.30** | **請願提出・採択** — 安竹が筆頭紹介議員を務め、359名分の署名とともに請願(第8号)を提出。賛成多数で可決 | +| R3.10 | 市教育委員会定例会でも早期設置を求める意見が相次ぐ | +| **R3.12** | **一般質問「学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために」** — 請願採択後の進捗を確認、西東京市の情緒固定級を視察した成果を報告 | +| **R4.6.6** | **開設準備委員会が正式に発足**(構成員: 学校関係者、教育委員会事務局職員、学識経験者) | +| R4.6.28 | まんまる会(当時、利用検討中の保護者25名で構成)からスクールバス運行の要望書が教育委員会へ提出される | +| **R4.8.16** | **小平第四小学校への情緒固定級設置を庁内で正式意思決定** | +| **R4.9** | **一般質問「第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを」** — スクールバスの必要性、説明会の在り方について質問。国分寺市を参考に全学年スクールバスを提案 | +| R4.12 | 小平第四小学校の保護者向け説明会を実施。安竹が「特別支援学級の通学に既存タクシーの利用提案」を作成し、市内タクシー事業者との連携事業を提案 | +| R5.2〜3 | 羽村市教育委員会への詳細調査(電話・メール)を実施。安竹とまんまる会が連名で「羽村市のタクシー通学に関する調査報告とご提案」を小平市教育委員会に提出 | +| **R5年度** | **小平市初の情緒固定級、小平第四小学校に開設**。2学級16人程度で開始。複数の公共施設で市内全域の保護者に説明会 | +| **R5.6** | **請願第1号「特別支援学級でのタクシー通学事業実施や通学バスの環境改善」を提出**(安竹が筆頭紹介議員)。最終署名数493名 | +| **R5.8.22** | **生活文教委員会で審査** — 市教委が情緒固定級の開級と同時に通学バスを運行する方針を表明。委員会では可否同数、委員長裁定により「採択すべきもの」 | +| **R5.9.5** | **本会議で採決** — 不採決となるも、市教委の大方針転換により請願事項の大部分が実現(通学バス定員12名×2台を補正予算に計上) | +| R6年度 | 情緒固定級の通学バス運行開始。継続的な改善を求めて活動中 | +| **R7.4** | **小平第二中学校に自閉症・情緒障害特別支援学級を開設** — 小平市教育委員会は令和7年4月から、小平第二中学校(小川東町1-17-1)に自閉症・情緒障害特別支援学級を設置。(出典: <a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109138.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">小平市公式サイト「小平市立学校自閉症・情緒障がい特別支援学級について」</a>) | + +--- + +## 背景 — 東京都が全国最下位であるという現実 + +安竹は令和3年3月、多摩26市と東京23区の全自治体を対象に、自閉症・情緒障害特別支援学級の設置状況を独自調査しました。 + +### 全国の状況(令和2年度) + +- **学級数の割合**: 東京都は全国最下位の0.5%(全国平均は約5%以上、9%超の自治体も11ある) +- **児童数の割合**: 東京都は0.1%で全国最下位(トップの岡山県は4.1%) +- **通級への偏重**: 東京都だけ極端に「通級(特別支援教室)」に偏っており、これは平成22年の『東京都特別支援教育推進計画・第三次実施計画』で「原則として通級指導によって対応する」という方針が示されたことに起因 + +> 東京都教育委員会は、自閉症・情緒障害特別支援学級の対象は知的障害のない自閉症等の児童・生徒としています。 +> +> <p class="ref"><a href="https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/document/special_needs_education/files/guideline/kyoikukateiarikata01.pdf">自閉症・情緒障害特別支援学級の教育課程の在り方についてその1</a></p> + +### 都内の状況 + +- **多摩26市**: 7割超の19市がすでに固定級を設置。未設置は小平市を含む7市のみ(令和3年時点) +- **東京23区**: 4割の9区のみが導入 + +詳細なデータと分析は[発達関連のまとめ](/hattatu/topics/#自閉症情緒障害特別支援学級情緒固定級とは)をご覧ください。 + +--- + +## 請願 — 安竹が筆頭紹介議員 + +令和3年9月30日、安竹洋平が筆頭紹介議員となり、「自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)の設置を求める請願(第8号)」を359名分の署名とともに小平市議会に提出。賛成多数により採択されました。 + +**請願のポイント**: + +- 文部科学省の調査では約6.5%の児童生徒が学習面・行動面で著しい困難を示す中、都内の在籍率はわずか0.1%という現状の是正 +- すべての隣接市がすでに小・中学校のどちらか、もしくは両方に情緒固定級を設けている中、小平市だけが未設置であることの改善 +- 多摩26市での約7割の自治体が設置済みというデータを根拠に、小平市でも早期設置を求める + +その後、市教育委員会の定例会でも早期設置を求める意見が相次ぎ、具体的な検討が加速しました。 + +--- + +## 開設に向けた検討と決定 + +### 開設準備委員会(令和4年6月6日発足) + +**検討事項**: +1. 学級の施設設備に関すること +2. 学級への就学及び転学の基準に関すること +3. 学級における教育内容及び方法に関すること +4. 学級の広報活動に関すること +5. その他、学級の開設に関すること + +**構成員**: 学校関係者、教育委員会事務局職員(学識経験者が助言者として出席) + +### 設置校の決定(令和4年8月16日) + +設置校は、以下の要件を踏まえ**小平第四小学校**に決定されました: + +1. 令和5年度以降、転用を含め、少なくとも普通教室の3教室分以上に相当する設置スペースを確保できる見込みがあること +2. 極力、市の中心部で、最寄駅から徒歩10分程度に位置しており、市内全域からの通学の負担が少ないこと + +### 開設の規模 + +- **2学級16人程度での開始を想定**(1学級8人、希望者数で変動) +- 3教室分を充て、1教室を半分にし最大6部屋を確保 +- 教材保管やクールダウン用のスペースも柔軟に対応 +- 教員数は「学級数+1名」で、2学級なら3名 + +### 視察先 + +設置に先立ち、令和4年5月に立川市と東村山市の小学校を視察し、報告文書をもとに関係課と情報共有が行われました。 + +--- + +## 通学支援の改善 — タクシー通学の提案から通学バス運行の実現まで + +情緒固定級の開設が決まった後、最も大きな課題となったのが通学手段でした。小平第四小学校は市内中心部とはいえ、最寄りの一橋学園駅から約1km。小平市は東西に長く、市内全域から通う児童にとって大きな負担となることが予想されました。 + +安竹は「まんまる会」(当時、利用検討中の保護者25名で構成)と連携し、開設当初から通学支援の充実に向けて活動を展開。特に羽村市が平成16年から実施している「タクシー通学事業」に着目し、詳細な調査と小平市への提案を積み重ねました。 + +### 羽村市のタクシー通学事業 — 小平市の3分の1以下のコスト + +安竹は令和5年2月〜3月、羽村市教育委員会に対して電話とメールで詳細な調査を実施。羽村市の小学校特別支援学級では、平成16年からタクシー通学事業が行われており、次のような実績がありました。 + +| 項目 | 羽村市(タクシー通学) | 小平市(通学バス・当時) | +|------|----------------------|------------------------| +| 利用人数 | 30数名 | 39名 | +| 年間予算 | 840万円 | 約3,500万円 | +| **1人当たり年間費用** | **約28万円** | **約90万円** | +| 利用対象 | 小学1〜6年(距離要件あり) | 原則1〜3年 | +| 運行形態 | 自宅前乗降、学校ごとに配車 | バス5台、自宅前乗降 | + +羽村市のタクシー通学は、小平市の通学バスの**3分の1未満**のコストで、より広い学年の児童に通学支援を提供していました。 + +### タクシー通学のメリット(調査報告より) + +安竹とまんまる会が連名で小平市教育委員会に提出した調査報告書では、次の4つのメリットを挙げています。 + +1. **費用が現行通学バスの3分の1未満** — タクシーは常時営業しているため固定費が抑えられる +2. **長時間乗車がないため児童の疲労が軽減** — 1回当たり10〜20分程度(最長でも40分) +3. **座席に余裕があるため心理的ストレスが軽減** — 荷物もトランクに収納可能 +4. **利用者数の増減に柔軟に対応** — バスのように定員や固定費の制約がない + +また、保護者から寄せられた「低学年が一人で乗れるか」「情緒面で不安定な場合」といった不安に対しても、走行体験の実施や教員の迎え対応など具体的な対応策を示しました。 + +### 市内タクシー事業者との連携提案(令和4年12月) + +安竹は令和4年12月、「市内タクシー事業者との特別支援学級通学に関する連携事業の提案」を作成。現行の通学バス(5台、年間約3,500万円、39名利用)の代替として、以下のような試算を示しました。 + +- 通学バスの1人当たり費用は片道約2,250円 +- 小平市のタクシー運賃なら約10km移動可能(初乗り500円/1.2km、以降257mごと100円) +- 小平市の端から端まで最長9km程度のため、**1台で2〜3名のピックアップが十分可能** +- 仮に全利用者を3名乗車にできれば、年間約2,300万円で済む(約1,200万円の削減) + +### 請願第1号「特別支援学級でのタクシー通学事業実施や通学バスの環境改善」(令和5年6月) + +令和5年6月、安竹を筆頭紹介議員として請願第1号を提出。**最終的に493名の署名**が集まりました。 + +**請願事項**: +1. 羽村市や清瀬市、国分寺市など他市の低コストな実例を参考に、試行運用も含めたタクシー通学事業の検討及び実施 +2. 通学バスのバス停を自宅前以外にも設けるなど柔軟な運用 +3. 通学支援に係る予算の拡充 +4. 検討内容について課題も含めた詳細の公表(市と市民の共通理解を深めるため) +5. 情緒固定級での通学バスやタクシー実施までの間の、それ以外の通学支援 + +### 生活文教委員会(令和5年8月22日) — 教育委員会の大方針転換 + +委員会前日、教育委員会は**情緒固定級でも開級と同時に通学バスを走らせる**という大方針転換を表明。9月補正予算に経費を計上する運びとなりました。 + +委員会での教育委員会の主な説明: +- 情緒固定級の通学バス運行のための補正予算を9月定例会に計上 +- タクシー通学については「教職員への負担増大」などを理由に慎重な判断 +- 通学バスは定員12名×2台を予定 +- 対象学年は原則小学1〜3年生(4年生以上も障害の状況に応じて乗車可能) + +委員会での採決は可否同数となり、委員長裁定により**「採択すべきもの」**と決しました。 + +### 本会議(令和5年9月5日) — 請願は不採択も、実質的な成果 + +本会議では共産党と生活者ネットワークが反対し、賛成が過半数に満たず不採択となりました。しかし、**教育委員会の大方針転換により請願事項の大部分が実現**しました。 + +- 情緒固定級の開級と同時に通学バス運行開始 +- 定員12名のバス2台 +- 通学区域は市内全域 +- 自宅前乗降を基本としつつ、状況に応じて柔軟に対応 + +安竹は、5年間で筆頭紹介議員を務めた請願4件のうち3件を採択に導いてきましたが、本請願は不採択となりました。しかし、請願の圧力により市教委が動いたことで、実質的な成果を得ています。 + +### 今後の課題 + +安竹は教育委員会の対応を評価しつつも、「通学が困難なすべての子どもに対して通学支援があることは当然のこと」として、以下の点について継続的に改善を求めています。 + +- 知的固定級を含めた通学バス事業全体のコスト見直しと効率化 +- 通学時間の短縮(特に市の端から通う児童の負担軽減) +- タクシー通学の試行運用の再提案 +- 保護者との継続的な意見交換の場の確保 + +--- + +## 発達関連のまとめ + +情緒固定級に関する法的根拠、自閉症と情緒障害の医学的な違い、全国・都内の詳細なデータ分析については、以下のページをご覧ください。 + +[→ 発達関連のまとめ:自閉症・情緒障害特別支援学級(情緒固定級)とは](/hattatu/topics/#自閉症情緒障害特別支援学級情緒固定級とは) + +### 関連する一般質問 + +- [令和3年6月「行き場のない子どもたちを見過ごすな」](/ippan-situmon/r3d/6gatu/2-ikibanonai-kodomotachi/#bold-joucho-kotei-kyu) +- [令和3年12月「学ぶ機会の喪失をできる限り減らすために」](/ippan-situmon/r3d/12gatu/2-manabu-kikai-sonsitu/) +- [令和4年9月「第四小学校に設置する自閉症・情緒障害特別支援学級に関して、特に全学年で通学バスを」](/ippan-situmon/r4d/9gatu/3-joutyo-kotei-school-bus/) + +--- + +## 今後の展望 — 小平第二中学校への拡大 + +令和5年度の小平第四小学校での開設を皮切りに、小平市教育委員会では「1校設置で終わりではなく、小学校、中学校と増やしていく」という方針を掲げていました。そして実際に、**令和7年4月から小平第二中学校(小川東町1-17-1、西武国分寺線小川駅から徒歩約3分)に自閉症・情緒障害特別支援学級が開設**されました。(出典: <a href="https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/109/109138.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">小平市公式サイト「小平市立学校自閉症・情緒障がい特別支援学級について」</a>) + +安竹洋平は、小学校での通学バスや通学タクシーなどの通学支援、教員の質の確保が中学校でも同様に重要との認識の下、引き続き改善に取り組んでいきます。また、さらなる学校への設置拡大についても注視し、支援を必要とするすべての児童生徒に適切な学びの場が提供されるよう活動を継続します。 + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/kajo-seigen-kanwa.mdx b/src/content/docs/kajo-seigen-kanwa.mdx new file mode 100644 index 0000000..2e0571d --- /dev/null +++ b/src/content/docs/kajo-seigen-kanwa.mdx @@ -0,0 +1,163 @@ +--- +title: マスク着用など過剰な制限の緩和の軌跡 +description: コロナ禍で子どもたちに課された過剰な制限の緩和 — 請願第12号全会一致採択までの歩み +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/kajo-eyecatch.png" + alt="マスク着用など過剰な制限の緩和" + style="width:100%;max-height:360px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.irasutoya.com/2017/02/blog-post_57.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">いらすとや</a></p> + +新型コロナウイルス感染症対策として、全国の学校でマスク着用や黙食などの制限が続けられてきました。しかし、国が求めている水準を超えた「過剰な制限」を子どもたちに課している自治体が少なくなく、小平市も例外ではありませんでした。安竹洋平は、科学的根拠のない制限が子どもたちの心身の発達やいじめ・不登校の原因になっている実態を調査し、請願第12号の筆頭紹介議員として**全会一致での採択**に導きました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **R3.9** | **一般質問「データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に」** — 海外の規制撤廃の状況、マスクの感染予防効果の科学的根拠の欠如、子どもの心身への影響を指摘 | +| R3.11〜12 | 市民(小野氏)が請願第12号を作成。安竹が趣意書の作成・修正を全面的に支援。署名活動を開始 | +| **R3.12** | **請願第12号「市立小・中学生の健全な成長、発達のために教育活動における制限の緩和を求めることについて」を提出**(安竹が筆頭紹介議員) | +| **R4.2.2** | **生活文教委員会で審査** — 安竹が30分超の趣旨説明。マスク常用の医学的リスク、子どもの声、国の方針と小平市のギャップを資料とともに説明 | +| **R4.2.28** | **本会議で全会一致により採択** | +| **R4.3** | **一般質問「保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を」** — 幼稚園・保育所でのマスク強制問題にも拡大して対応を求める | +| R4.4 | 市教委がガイドラインの一部を改正(体育・登下校時にマスクを外すよう指導、差別偏見防止の記載を追加) | +| **R4.6** | **一般質問「管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を」** — 運動会・徒競走・大縄跳び・屋外移動授業でのマスク強制の実態を告発。福岡市の黙食見直しを紹介 | +| **R4.9** | **一般質問「誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに」** — 市教委が体育・登下校時のマスクを外す指導を開始したことを確認。黙食撤廃を求める | +| R4.10 | 市教委が保護者向けメールで「マスク着用の有無により差別や偏見が生じることがないよう指導」する旨を通知 | +| R5年度以降 | 国による感染症法上の位置づけ見直し(5類移行)に伴い、学校現場の対応も緩和 | + +--- + +## 背景 — 国を超えた過剰な制限 + +### 国の方針と小平市のギャップ + +コロナ禍において、文部科学省や厚生労働省が示した方針は以下の通りでした。 + +- **マスク着用**: 屋外で身体的距離が確保できる場合や、会話をほとんど行わない場合は**着用不要**(内閣官房「基本的対処方針」) +- **黙食**: そもそも国の方針には**「黙食」という概念すら存在しない**(安竹が文科省担当課に直接電話で確認済み) + +しかし小平市では、国が「会話を**ほとんど**行わない場合」としているところを「会話を**しない**場合」とすり替え、事実上あらゆる場面でマスク着用を強いる状況が常態化していました。また、国の方針に存在しない「黙食」を、東京都の通知を拡大解釈する形で子どもたちに課していました。 + +>  + +### 諸外国の状況 + +令和3年8月までにデンマーク、スウェーデン、イギリスなどが相次いでコロナ規制を撤廃。日本でも厚生労働省の発表によれば令和3年7月の期間致死率は0.14%とインフルエンザ並みに低下していました。しかし、日本では過剰な対策が継続され、特に立場の弱い子どもたちにしわ寄せが集中していました。 + +--- + +## 請願第12号 — 安竹が筆頭紹介議員・趣旨説明 + +### 請願者と紹介議員 + +市民の小野氏が請願者となり、安竹洋平が筆頭紹介議員を務めました。紹介議員は、伊藤央氏、橋本久雄氏、山浦まゆみ氏(生活者ネットワーク)の3名。 + +### 請願事項(要旨) + +学校現場での過剰な制限(マスク常用、黙食、学校行事の中止・縮小など)が子どもたちの心身の健全な成長・発達を阻害しているとして、市教育委員会に対し以下を求めました。 + +- ガイドラインにおける過剰な制限の緩和 +- マスク常用のリスク(呼吸困難、熱中症、表情コミュニケーションの阻害など)に関する情報の周知 +- マスクを着用できない・したくない児童生徒への配慮(それぞれの事情や意思を認めること) +- 国の方針を超えた制限の見直し + +### 生活文教委員会(令和4年2月2日) — 安竹による趣旨説明 + +安竹は委員会で30分を超える詳細な趣旨説明を行いました。配布資料には以下のエビデンスが含まれています。 + +- **ロッテ社のWEBアンケート**: 大人でもマスク常用により「忍耐力・気持ちの切り替え」に悪影響が出ている +- **FNN報道**: マスク常用が子どものコミュニケーション力を奪っている +- **NHK NEWS おはよう日本**: マスク常用による乳幼児の発達への影響 +- **汐見稔幸氏(白梅学園大学名誉学長)の寄稿**: 表情コミュニケーション不足が子どもの発達に与える影響 +- **ニュースポストセブン**: 乳幼児の認知機能テストの平均スコアがパンデミック期に約20%低下 +- **富山市の事例**: 医療と教育の連携による科学的根拠に基づいた対策(「マスクに自分自身の感染を防ぐ効果はほとんどない」と明記) +- **子どもの声**: 「がっこうに マスクをとって いきたいな」「もう嫌だよ マスクなんかさ つけたくない」などの川柳 + +### 本会議(令和4年2月28日) — 全会一致で採択 + +生活文教委員会で「採択すべきもの」と決した後、本会議において**全会一致**で採択されました。 + +--- + +## 請願採択後の展開 + +### ガイドラインの一部改正(令和4年4月) + +市教育委員会は請願の趣旨を一部受け入れ、ガイドラインに以下の内容を追加しました。 + +- 体育の授業や登下校時にはマスクを外すよう指導すること +- マスク着用の有無により差別や偏見が生じることがないよう指導すること + +### 幼稚園・保育所への拡大(令和4年3月) + +安竹は一般質問で、市内の幼稚園や保育所等でもマスク着用が実質的に強制されている実態を指摘。幼い子どもへの悪影響がさらに大きいとして、請願第12号に倣った対応を求めました。 + +厚生労働省も令和4年2月15日付事務連絡で「一律に着用を求めたり、児童や保護者の意図に反して実質的に無理強いすることにならないよう」と注意喚起していました。 + +### 黙食問題(令和4年6月・9月) + +安竹は繰り返し「そもそも国は黙食を求めていない」と指摘し続けました。令和4年6月7日、福岡市が黙食の見直しを表明。安竹はこのニュースを即座に議会で取り上げ、「請願第12号が全会一致で採択されているという最高のお膳立てがあるにもかかわらず、福岡市に先を越されたことは**小平市教育委員会の歴史に残る恥**」と厳しく追及しました。 + +--- + +## 現場で起きていた実態 + +安竹が令和4年6月の一般質問で告発した、小平市立小・中学校での具体的な事例です。 + +### マスクに起因するいじめ・不登校 + +- **小学1年生のケース**: 息苦しさからマスク着用免除を学校に相談し認められたが、「つばが飛ばないよう、**発言をしないでください**」という条件が付された +- **下校時のトラブル**: マスクを外していた児童が別の児童から「マスクを外してはいけない」と注意され、うつむいてしまう +- **1時間以上の屋外移動授業**: 全員マスク着用が指示され、怒り出す児童や顔が赤くなる児童、具合が悪くなり途中で帰る児童が発生 +- **運動会の徒競走**: 4クラス中、わずか3人以外の全員がマスクをつけたまま走った +- **大縄跳びの練習**: ほぼ全員がマスク着用のまま実施 +- **「マスクを外してもよい、でもしゃべらないこと」**: 体育の時間に矛盾した指示 + +これらの実態について、安竹は「**これは氷山の一角。少し集めただけでもこれだけの声が集まる**」と指摘しました。 + +### 子どもの体力低下 + +令和3年度の小平市の体力測定では、小中学校の男子・女子とも、ほとんどの種目で過去5年間で最も低い値を記録。教育委員会も危機感を抱いていました。 + +--- + +## 特筆すべき点 — この成果の意義 + +1. **全会一致での採択**: 党派を超えた市民の声が議会を動かした +2. **科学的根拠に基づく説得力**: 国内外の最新の医学的知見、統計データ、子どもの声を総合的に収集し資料化 +3. **子ども中心の視点**: 「大人の都合」ではなく「子どもの最善の利益」を基準に据えた +4. **国の方針の正確な理解**: 文科省へ直接電話確認するなど、一次情報に基づいた主張 +5. **請願成立後の継続的なフォローアップ**: ガイドライン改正、幼稚園・保育所への拡大、黙食問題の追及など、採択後も実効性を確保するための活動を継続 + +--- + +## 関連する一般質問 + +- [令和3年9月「データに基づき、コロナ禍の子どもたちを日常生活に」](/ippan-situmon/r3d/9gatu/2-corona-kodomo-nitijo/) +- [令和4年3月「保育施設、幼稚園においても請願第12号に倣った対応を」](/ippan-situmon/r3d/3gatu/3-hoiku-youchien-mask-kyosei-sinai/) +- [令和4年6月「管理を容易にするための制限強化ではなく、本当の教育を」](/ippan-situmon/r4d/6gatu/2-hontouno-kyouikuwo/) +- [令和4年9月「誤りのあるガイドライン修正と、福岡市に倣い黙食を終わりに」](/ippan-situmon/r4d/9gatu/5-guideline-syusei-mokusyoku-owari/) + +### 外部リンク + +- [請願第12号の詳細・経緯(kodaira-kodomo.com)](https://kodaira-kodomo.com/keii/) + +--- + +## 安竹の姿勢 + +マスク着用をめぐる議論は、しばしば「マスク派/反マスク派」といった二分法で語られがちでした。しかし安竹の一貫した立場は、「マスクをしたい子はすればよい、外したい子は外せるようにすべき」という**それぞれの事情や意思を認める**ことです。 + +> 「誰々がマスクをしていないから学級閉鎖になった」「マスクをしていないやつが悪い」—— そういうやりとりは、恐怖、憎悪、分断に進むもので、自己肯定感の低下につながる世界です。そうではなく、根拠に基づいた正しい情報を周知し、お互いを思いやる心を育てること。マスクをつけられない友達もいるということを認め合うこと。教育現場を、恐怖、憎悪、分断の世界にするのではなく、受容、思いやり、愛に満ちた世界にすること、それこそが最も大切なことではないでしょうか。 + +(令和4年2月・請願第12号 生活文教委員会 趣旨説明資料より) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/koubunsyo-kanri.mdx b/src/content/docs/koubunsyo-kanri.mdx new file mode 100644 index 0000000..db10dc4 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/koubunsyo-kanri.mdx @@ -0,0 +1,123 @@ +--- +title: 公文書管理の不正追及の軌跡 +description: 市民の知る権利を守る — 公文書管理の適正化を求めて +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/25914623.jpg" + alt="公文書管理の不正追及" + style="width:100%;max-height:480px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=25914623" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a></p> + +小平市における公文書管理の問題——未作成・不存在、情報公開請求への不適切対応、改ざん疑い、個人情報漏洩のおそれ、保存期間1年未満での廃棄など——について、安竹洋平は令和7年度の全4回の定例会で継続的に追及してきました。公文書等の管理は刑事罰の対象となる重大な法的責任を伴う職務であるとの認識のもと、公文書管理法や条例に基づく適正化を求めています。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **令和7年6月** | 鷹の台駅前広場整備工事を中心に、CD-R交付やクラウド公開の非対応、公開決定通知書の交付方法の混乱、メールの適宜削除、職員私物カメラの写真が公文書とならない問題、協議書案等の保存期間1年未満での廃棄など10項目を追及 | +| **令和7年9月** | ときわ会の虐待通報文書の公開漏れから判明した保管場所の分離・フォルダー名未記載の問題、公文書の漏えい・改ざん防止策の不備、件名・作成日付のない公文書の存在、審議会の会議録公開遅延と掲載制限、全文書電子化保存の提案など14項目を追及 | +| **令和7年12月** | 保存年限1年未満の定めの欠如、私物使用の問題、公開文書の無償交付、電子決裁率の低迷、黒塗り作業、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いなど13項目を追及。答弁から公用文書等毀棄罪や公文書偽造・変造罪といった刑事罰のリスクに直結する懸念も浮き彫りに | +| **令和8年3月** | 公文書管理規則の解釈、システム上のメモ等の公開実績、マスキング処理の原則、公開決定取消後の再決定期限、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いの調査結果、個人情報漏洩のおそれへの対応など13項目を追及 | + +--- + +## 市の公文書管理における問題点 + +### 公文書の未作成・不存在 + +市立学校のいじめ対策委員会において、1校で平成29年度から令和6年度まで記録が作成されておらず、令和4年度は花小金井小学校と学園東小学校以外の全校で会議録が不存在とされていました。また、障害者虐待通報に関しても、受付票が作成されていない、あるいは公開された公文書に見当たらない事例が複数確認されています。 + +### 情報公開請求への不適切対応 + +- **CD-R交付の拒否**: 電磁的記録で保存されているにもかかわらず紙で交付される実態 +- **公開決定通知書の交付方法の混乱**: 説明が二転三転し、主管課と指導課の責任の所在が不明確 +- **公開決定の取消しと再決定の遅延**: 保存年限経過文書も公開対象であることを市が見落とし、再決定まで5か月以上を要した +- **請求内容の確認不能**: 申請者が後から請求内容を確認できないシステム上の問題 + +### 改ざん疑い + +令和5年6月に個人情報開示請求で開示された花小金井小学校のいじめ対策委員会会議記録と、令和7年9月に公文書公開請求で公開された同記録の間に、様式・枚数・件名表記・校長印の有無・黒塗りと白塗りの使い分けなど明確な差異があり、公文書改ざんの疑いが指摘されています(調査中)。 + +### 個人情報漏洩のおそれ + +スクールカウンセラーに提出されたアンケートや児童の体罰アンケートには要配慮個人情報が含まれる可能性が極めて高いにもかかわらず、不存在・廃棄・持ち出し等の個人情報漏洩のおそれが複数回指摘されているにもかかわらず、個人情報保護法に基づく報告・調査・対応が適切に行われていません。 + +### 保存期間1年未満での廃棄 + +- 協議書案や工事のひな形、添付メールなどが「意思決定に影響を与えないもの」として1年未満で廃棄 +- 公文書管理規則上の「保存期間1年未満のものを除き」という条文の解釈が不適切で、1年未満の公文書について保存期間や満了時の措置の定めが存在しない + +### 職員の私物使用と公文書としての扱い + +- 職員の私物スマートフォンやカメラが業務利用され、申請・承認なしで使用 +- 組織共有していない写真は公文書にならないとの解釈により、都合の悪い記録を残さない運用が可能に + +--- + +## 議会での追及 + +### 一般質問(令和7年6月) + +[鷹の台駅前広場整備工事も含めた公文書扱いの不正について](/ippan-situmon/r7d/6gatu/2-takanodai-ekimae-koubunsyo-husei/) + +CD-R交付やクラウド公開の非対応、公開決定通知書の交付方法の混乱、メールの適宜削除、職員私物カメラの写真の公文書扱い、協議書案等の保存期間1年未満廃棄など10項目を追及。 + +### 一般質問(令和7年9月) + +[公文書扱いの不正について再び問う](/ippan-situmon/r7d/9gatu/1-koubunsyo-husei-futatabi/) + +ときわ会虐待通報文書の公開漏れ、漏えい・改ざん防止策の不備、件名・作成日付のない公文書、審議会の会議録公開遅延と掲載制限、全文書電子化保存の提案など14項目を追及。 + +### 一般質問(令和7年12月) + +[公文書管理の様々な問題について](/ippan-situmon/r7d/12gatu/1-koubunsyo-kanri/) + +保存年限1年未満の定めの欠如、私物使用、公開文書の無償交付、電子決裁率、黒塗り作業、審議会会議録の掲載、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いなど13項目を追及。答弁からは公用文書等毀棄罪や公文書偽造・変造罪といった刑事罰のリスクに直結する懸念も浮き彫りに。 + +### 一般質問(令和8年3月) + +[公文書管理の様々な問題について](/ippan-situmon/r7d/3gatu/2-koubunsyo-kanri-syomondai/) + +公文書管理規則の解釈、システム上のメモ等の公開実績、マスキング処理の原則、公開決定取消後の再決定期限、学校いじめ対策委員会の記録不存在・改ざん疑いの調査進捗、個人情報漏洩のおそれへの対応、不服審査請求の放置状況など13項目を追及。 + +--- + +## 成果 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| 鷹の台駅前広場工事をめぐる公文書管理の不正を議会で明らかにした | 令和7年6月 | +| ときわ会虐待通報文書の公開漏れと保管場所の問題を指摘 | 令和7年9月 | +| 公開決定通知書の交付方法の混乱と主管課の責任を明確化させた | 令和7年6月 | +| 学校いじめ対策委員会の記録不存在の実態(ほぼ全校)を明らかにした | 令和8年3月 | +| 花小金井小学校の会議記録の改ざん疑いについて調査を開始させた | 令和8年3月 | +| CD-R希望時の紙交付問題、無償交付問題、注意書きの不適切な追記を指摘 | 令和7年6月〜12月 | + +--- + +## 今後の課題 + +- **公文書管理規則の適正な解釈と運用** — 保存期間1年未満の文書についても保存期間と満了時の措置を定めること +- **情報公開請求への公正な対応** — CD-R・クラウドなど電磁的方法での交付の原則化、公開決定通知書の交付方法の統一、請求内容の確認手段の確保 +- **学校文書の作成と保存の徹底** — いじめ対策委員会の会議録作成・保存の全学校的な徹底、定期的な確認ルーチンの確立 +- **改ざん防止と公文書の信頼性確保** — 電子データと紙媒体の併存による差異の防止、公文書偽造・変造のリスク管理 +- **個人情報保護の徹底** — 要配慮個人情報を含む文書の適正な管理と、漏洩時・漏洩のおそれがある場合の報告・調査の徹底 +- **職員の私物使用の適正化** — 業務利用時の申請・承認の徹底と、公務で取得した情報の公文書としての保存 +- **不服審査請求への迅速な対応** — 最長1年10か月放置されている案件の早期解決 + +--- + +## 関連リンク + +- [小平市議会 会議録検索](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/) +- [タグ「公文書管理」のついた記事一覧](https://yasutakeyohei.com/tags/公文書管理) +- [タグ「情報公開」のついた記事一覧](https://yasutakeyohei.com/tags/情報公開) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/saresio-kaihatu.mdx b/src/content/docs/saresio-kaihatu.mdx new file mode 100644 index 0000000..379eef0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/saresio-kaihatu.mdx @@ -0,0 +1,133 @@ +--- +title: 東京サレジオ学園北側開発問題の軌跡 +description: まちづくりは市民とともに — 対話から生まれた、よりよい開発計画 +tableOfContents: true +--- + +東京サレジオ学園(児童養護施設)の北側に位置する土地約9,200㎡がトヨタホーム株式会社に売却され、当初は最低限の敷地面積で宅地が並ぶ計画が示されました。しかし、周辺住民の粘り強い働きかけと、トヨタホームが自主的協議に応じたことで状況は好転。最終的に住戸を減らしてゆとりを持たせ、クルドサック(袋路状の小広場)やその中心への植樹など、住民の意向を可能な限り反映した計画に落ち着きました。安竹は令和4年度の2回の一般質問でこの問題を取り上げ、市民と事業者の対話を後押しするとともに、今後同様の問題が起きないよう開発条例の改善を提案しました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **令和4年9月** | 東京サレジオ学園北側の土地約9,200㎡がトヨタホーム㈱に売却され、土地利用構想が示される。当初案では袋路状道路が全長約250mも続く内容で、周辺住民から懸念の声。事業者は当初、自主的協議に慎重な姿勢 | +| **令和4年9月** | **一般質問**「東京サレジオ学園北側の大規模開発について」— 安竹が開発計画の問題点と市の対応の在り方を追及 | +| **令和4年秋** | 周辺住民の粘り強い働きかけにより、トヨタホームが態度を軟化させ、**自主的説明会が開始** | +| **令和4年12月** | トヨタホームから周辺住民の意向を取り入れた**新計画案が複数回提示**される。安竹自身も「理想的な形に落ち着いている」と評価 | +| **令和4年12月** | **一般質問**「市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに」— 今回の教訓を踏まえ、開発条例や運用の改善を提案 | +| **最終計画** | 住戸数を減らしゆとりある配置に。クルドサックおよびその中心への植樹など、住民の意向を反映した計画に | + +--- + +## 当初の課題 — 対話なき開発計画 + +### 袋路状道路(行き止まり道路)の計画 + +当初示された計画では、開発区域の外周に沿って全長約250mにも及ぶ行き止まり道路が計画されていました。市や東京都の整備基準ではこのような袋路状道路は原則設けないこととされています。安竹は市長に対し「市長が袋路状道路を認めるのはどんな場合か」と質しましたが、明確な基準は示されませんでした。 + +### 開発条例の不備 + +当初、トヨタホームは周辺住民との自主的協議に応じない状況が続きました。しかし、この背景には**小平市の開発条例の構造的な不備**がありました。事業者任せで、市が適切に関与する仕組みが欠けていたのです。 + +小平市の開発ガイドブックには事業者が周辺住民と自主的に話し合いを行うことが明示され、条例にも事業主の責務として「市民とともにまちづくりを行う」と規定されています。しかし、具体的な手続きや強制力がなく、いつ・どのように協議すれば条例の趣旨を満たしたことになるのかが不明確でした。 + +条例の主な不備: + +- **大規模開発の定義逃れ**: 事業者が土地を分割して売買・開発することで、5,000㎡以上の大規模開発事業としてのプロセス(土地利用審議会での審査、市長の助言、調整会など)を回避できる +- **「市民とともにまちづくり」の空洞化**: 条例に事業主の責務として明記されているにもかかわらず、具体的な手続きや強制力がなく形骸化 +- **消防水利施設の未設置**: 3,000㎡未満の開発では防火水槽の設置が「協議」にとどまり、設置義務がない +- **東京都任せの姿勢**: 市は東京都の区域判断に依存し、小平市独自のまちづくり判断を放棄している実態 + +--- + +## 状況の好転 — 対話が生んだよりよい計画 + +### トヨタホームが自主的協議に応じる + +令和4年秋、トヨタホームは態度を軟化させ、周辺住民との自主的説明会を開始しました。本音で語り合える場が生まれたことで、事業者と住民の間で十分な意見交換が行われるようになりました。 + +安竹は令和4年12月の一般質問で、この変化を次のように評しています。 + +> 事業主からは、周辺住民の意向を取り入れた新しい計画案が何度も提示されるなど、今のところは理想的な形に落ち着いています。 + +### 最終計画に反映された住民の声 + +対話の積み重ねにより、最終的な計画には以下のような改善が盛り込まれました。 + +- **住戸数の削減**: 当初計画より住戸を減らし、ゆとりある配置に +- **クルドサックの設置**: 袋路の終端ではなく、住民が集える小広場(クルドサック)を設け、その中心に植樹 +- **住民意向の反映**: 可能な限り周辺住民の意見を取り入れた計画内容に + +当初は「最低限の敷地面積で宅地が並ぶ」計画だったものが、対話を通じて**より良いまちづくり**へと昇華された好例といえます。この結果は、住民の粘り強い働きかけと、それに応えたトヨタホームの誠実な対応、双方の努力の賜物です。 + +--- + +## 議会での追及 + +### 一般質問(令和4年9月) + +[東京サレジオ学園北側の大規模開発について](/ippan-situmon/r4d/9gatu/2-tokyo-saresio-kaihatu/) + +約9,200㎡の土地のトヨタホームへの売却を受け、袋路状道路を含む開発計画の問題点を追及。自主的協議の重要性を訴え、市の関与の在り方を問うた。 + +- 袋路状道路の全長約250mは市内最長級、基準違反の可能性 +- 条例の「紛争の予防に努める」とは具体的に何を意味するのか +- 市は事業者にどんな関与をしているのか +- これまでの調整会の実績(大規模1回、中規模1回のみ) + +### 一般質問(令和4年12月) + +[市民とともにまちづくりを行う条例を運用に耐えうるものに](/ippan-situmon/r4d/12gatu/1-simin-machizukuri-jourei/) + +トヨタホームが自主的説明会を開始し新計画案が提示されるようになったことを受け、今後のために条例や運用の不備を改善する提案を行った。 + +- 条例に「周辺住民と自主的協議すること」を事業主の責務として明記すべき +- 自主的協議のタイミングを条例に明記すべき +- 市職員が自主的説明会への傍聴参加すら拒否している姿勢を批判 +- ガイドブックの内容・扱いの改善を提案(市は前向きに検討) + +--- + +## 成果 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| トヨタホームが自主的協議に応じ、周辺住民との**十分な意見交換の場**が実現 | 令和4年秋〜 | +| 周辺住民の意向を取り入れた**新計画案が複数回提示**され、安竹も「理想的な形」と評価 | 令和4年12月 | +| 最終計画では住戸削減、**クルドサックと植樹**など住民の声が反映された | 最終計画 | +| 開発条例の不備(分割による大規模開発逃れ、協議の強制力欠如等)を議会で明らかにした | 令和4年 | +| 開発ガイドブックの内容・扱いの改善提案を行い、市の検討を促した | 令和4年12月 | + +--- + +## この事例の意義 + +今回の経緯は、開発における**「対話」の重要性**を改めて示しました。 + +トヨタホームが自主的協議に応じたことで、当初の計画よりも格段に良い内容に改善されました。このことは、**事業者にとっても住民と誠実に向き合うことが、結果としてより良い事業につながる**ことを示しています。 + +一方で、市の開発条例や運用には依然として課題が残ります。今回のように事業者が誠実に対応すればよい結果が得られますが、条例の不備が改善されなければ、今後また同じような問題が繰り返される可能性もあります。安竹はこの教訓を**「仕組み」として定着させる**ための改善を引き続き求めています。 + +--- + +## 今後の課題 + +- **開発条例の実効性強化** — 「市民とともにまちづくりを行う」という理念を実効あるものにするため、自主的協議を事業主の責務として明記し、具体的な手続きを整備すること +- **大規模開発逃れの防止** — 土地の分割売却による大規模開発プロセス回避を防ぐ仕組みの構築 +- **市職員の現場対応の改善** — 自主的説明会への傍聴参加など、現場での情報収集を徹底すること +- **市長のリーダーシップ** — 条例の不備を運用でカバーする最後の砦として、市長が主体的に行動すること +- **都市計画マスタープランの実効性確保** — 個別の開発事業に都市計画マスタープランの理念が確実に反映される仕組みづくり + +--- + +## 関連リンク + +- [小平市開発事業における手続及び基準等に関する条例](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001187.html) +- [小平市議会 会議録検索](https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/) +- [タグ「まちづくり」のついた記事一覧](https://yasutakeyohei.com/tags/まちづくり) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) diff --git a/src/content/docs/vaccine-kyuusai-tekiseika.mdx b/src/content/docs/vaccine-kyuusai-tekiseika.mdx new file mode 100644 index 0000000..be6cdc0 --- /dev/null +++ b/src/content/docs/vaccine-kyuusai-tekiseika.mdx @@ -0,0 +1,197 @@ +--- +title: ワクチン副反応救済制度の適正化の軌跡 +description: 副反応に苦しむ市民を窓口で追い返さない — 市の誤った対応を正し、健康被害救済制度の申請を適正化した記録 +tableOfContents: true +--- + +<img + src="/img/fukuhannou.png" + alt="ワクチン副反応救済制度の適正化" + style="width:100%;max-height:480px;object-fit:cover;border-radius:12px;margin-bottom:0.25rem;box-shadow:0 2px 8px rgba(0,0,0,0.1)" +/> +<p class="image-credit" style="font-size:0.75rem;color:#999;text-align:right;margin-bottom:1.5rem;">画像提供:<a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2659046" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a> / <a href="https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22713014" target="_blank" rel="noopener noreferrer">イラストAC</a>(複数素材を編集)</p> + +予防接種法に基づく健康被害救済制度は、ワクチン接種によって重い健康被害を受けた方を経済的に救済するための国の制度です。制度の窓口は市町村であり、被害者が申請に訪れた際には正しい案内がなされなければなりません。 + +しかし小平市では、救済制度を求めて窓口を訪れた市民に対し、関係のない「副反応疑い報告」の案内だけがなされ、さらに誤った説明や不要な個人情報の聞き取りが行われるという重大な不備がありました。安竹洋平は市民からの相談を受け、緊急質問と一般質問でこの問題を追及。庁内調査を経て、事務処理の改善を実現しました。 + +--- + +## タイムライン + +| 年月 | 出来事 | +|------|--------| +| **R2.12** | 市民から「ワクチン副反応の救済申請を窓口で抑制されている」との相談。安竹が**緊急質問**「新型コロナワクチン副反応の救済申請を市が抑制している疑いについて」を実施 | +| R2.12〜R3.1 | 緊急質問を受け、市が**庁内調査を実施**。調査担当者は口頭で真摯に問題を認め、窓口対応の**一定の改善**がなされる | +| R2.12〜R3.2 | 調査報告書が全議員に配付されるが、口頭説明と内容が**乖離**。議会では正式な報告が行われず | +| **R4.3.4** | **一般質問**「市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを」— 報告書の問題点を追及し、内部統制のあり方や議会への報告義務を問う | +| R4.8〜 | 小平市が**内部統制の試行運用**を開始。本事案もリスク事案のひとつとして位置づけられる | +| 〜現在 | 救済制度の申請に関する窓口対応が改善。**申請件数は40件を超える** | + +--- + +## 背景 — 2つの制度の混同 + +### 副反応疑い報告制度と健康被害救済制度 + +この問題の根底には、**目的も法的根拠も申請者も全く異なる2つの制度が混同されていたこと**があります。 + +| | 副反応疑い報告制度 | 健康被害救済制度 | +|---|---|---| +| **目的** | ワクチンの**安全性監視**(情報収集) | 被害者の**経済的救済**(給付) | +| **法的根拠** | 薬機法(医薬品医療機器等法) | **予防接種法** | +| **報告/申請者** | 医師・薬剤師等の**医療従事者** | **被害者本人**(または遺族) | +| **窓口** | PMDA(製造販売業者経由) | **市町村** | +| **給付** | **なし** | **あり**(医療費、障害年金、死亡一時金等) | + +小平市の健康センターでは、健康被害救済制度を申請しに来た市民に対して、「副反応疑い報告」の案内だけをし、**本来案内すべき救済制度の説明をまったく行っていませんでした**。さらに「救済制度が申請できるのは副反応疑い報告がPMDAで承認されてから」という**事実とは異なる説明**まで行っていたのです。 + +両者は本来**全く別の制度**であり、副反応疑い報告の有無にかかわらず、救済制度はいつでも申請できます。 + +--- + +## 「健康被害救済制度」の誤った窓口対応 + +### 市民からの相談 — 緊急質問へ + +令和2年12月、新型コロナワクチン接種後に重い副反応が出た市民から安竹に相談が寄せられました。 + +その方は、健康被害救済制度の申請をしようと、相談窓口である小平市健康センターを訪れました。しかし窓口で行われた対応は以下のようなものでした。 + +**窓口での主な問題行為:** + +1. **「健康被害救済制度」の申請を求めてきた人に、関係のない「副反応疑い報告制度」の案内だけをしていた** + — 国が示すとおり、健康被害救済制度の案内をするべきでした + +2. **「健康被害救済制度が申請できるのは、副反応疑い報告がPMDAで承認されてから」という誤った説明をしていた** + — 両制度は独立しており、副反応疑い報告の承認は救済申請の前提条件ではありません + +3. **本人の病歴などの要配慮個人情報を、必要のないところで聞き取っていた** + — 聞き取りが必要な際は事前に了承を得るとしている個人情報保護法に違反する行為でした + +4. **副反応に関する電話相談が毎日多数かかって来ているのに、相談件数すらカウントしていなかった** + +5. **個人番号(マイナンバー)の記入が必要ない書類について、記入不要という説明をせず、記入不要と記載された見本も渡していなかった** + +### 市民の指摘では動かなかった + +問題の重大さに気づいた相談者の方が担当課に誤りを指摘しましたが、**改善に向けた動きは一切ありませんでした**。市民からの声だけでは市は動かなかったのです。 + +相談を受けた安竹も情報を精査し、すぐに改善が必要な重大な問題だと認識。**令和2年12月定例会で緊急質問**を行いました。 + +--- + +## 緊急質問と庁内調査 + +### 調査担当者の真摯な対応 + +緊急質問を受けて、市は庁内調査を実施しました。調査を担当した職員は真摯に対応し、口頭でのやり取りでは問題をよく理解していることが明らかでした。また、これを機に**窓口対応の一定の改善も行われました**。 + +調査担当者は、相談者と安竹に対して口頭で調査結果の説明を行いました。安竹はこの対応を評価しつつも、最終的にまとめられた調査報告書の問題点に気づきました。 + +### 調査報告書の問題点 + +口頭での説明内容と、実際に配布された報告書との間には**大きな乖離**がありました。 + +| 口頭説明 | 報告書の実態 | +|---|---| +| 調査担当者が誤りを明確に理解し説明 | 何が問題だったかを示すタイトルもなく、全体が**ぼやけた構成** | +| 具体的な改善策について言及 | 原因の深掘りや再発防止策の記載が**不足** | +| — | 「副反応疑い報告制度」と「救済制度」が**併記され区別が不明確**(口頭で安竹が繰り返し指摘した点にもかかわらず) | + +安竹は一般質問の場で、**「もし私が報告書を書くなら、どんな問題が起きたのかをまず最初に明示する」**と述べ、以下のように問題点を明確化しました。 + +1. 「健康被害救済制度」の申請を求めてきた人に、関係のない「副反応疑い報告制度」の案内をしていました +2. 「健康被害救済制度が申請できるのは、副反応疑い報告がPMDAで承認されてから」という誤った説明をしていました +3. 本人の病歴などの要配慮個人情報を、必要のないところで聞き取っていました +4. 副反応に関する電話相談が毎日多数かかって来ているのに、相談件数すらカウントしていませんでした +5. これらの誤った対応を、市民から指摘があっても調査することなく、議員から指摘されるまで続けてきました +6. 個人番号の記入が必要のない書類について、記入不要だという説明をしっかり行っていませんでした + +### 「間違いを明確にしない文化」への問題提起 + +報告書から誤りがぼやかされた理由について、安竹は「**間違いを認めるとその職員の責任になってしまうから認めず、抽象的な表現にしておこうとしたのでは**」と指摘。**「本来は市長が『私が責任を取るから、正直ベースで報告してください』と、そういう文化が育たなくてはならない」**と訴えました。 + +さらに安竹はこうも述べています: + +> 問題が起きた際に、組織の外部から指摘を受けることは、改善に向けて外部の協力が得られる絶好の機会だ。その際、情報が正しく伝わらなければ正しい協力は得られない。情報が正しく伝わらなければ、担当職員の真摯な取り組みも徒労に終わってしまう。 + +--- + +## 令和4年3月 一般質問 — 内部統制と議会報告 + +### 内部統制の試行導入へ + +令和4年3月4日の一般質問では、本事案をきっかけに**内部統制制度**のあり方についても追及しました。 + +当時、小平市は令和3年5月の「第1期小平市経営方針推進プログラム」に基づき、地方自治法上の内部統制制度の試行導入に向けた検討を進めていました。この制度は「職員に間違いを起こさせない、万一不正が起こっても最小限に食い止めるための仕組みづくり」です。 + +安竹の追及により、本事案も内部統制の検討における**リスク事案のひとつ**として位置づけられることが確認されました。 + +### 議会への報告不足 + +一方、安竹が大きな問題として指摘したのが、**議会への報告の不備**です。 + +総務省の『地方公共団体における内部統制制度の導入・実施ガイドライン』には、次のように明記されています。 + +> 「議会は、長から独立した立場で、内部統制の整備状況及び運用状況について監視を行うため、統制環境に一定の影響を与えることとなる。したがって、議会に対しても適切な報告を行うことが求められる」 + +しかし本事案では、議員に報告書を配付しただけで「一定の報告はした」とされ、**議会の会議録に残る正式な報告は行われませんでした**。 + +安竹はこの姿勢を「**試行に先立つ象徴的な事例なのに、いきなりつまずいた形になる。内部統制制度を進めようとしている姿勢に非常に疑問を感じる**」と批判し、**「公開が原則」**という行政の基本姿勢を改めて訴えました。 + +--- + +## 成果 + +| 成果 | 時期 | +|------|------| +| 健康センター窓口での誤った対応(副反応疑い報告のみの案内、誤った説明、不要な個人情報収集)の**改善** | R3.1〜 | +| 庁内調査により**問題の全容を可視化**し、市の認識を改めさせた | R2.12〜R3.1 | +| 本事案が小平市の**内部統制試行運用のリスク事案**のひとつとして位置づけられた | R4.8〜 | +| 健康被害救済制度の**申請件数が40件を超え**、市民の正当な権利行使が進んだ | 〜現在 | +| 副反応疑い報告制度と健康被害救済制度の**違いの周知徹底** | R3.1〜 | +| 行政の対外的文書における「正直な報告」の重要性を議会で提起 | R4.3 | + +--- + +## なぜこの問題は重要なのか + +1. **市民の権利を守る最低限の責務** — 市町村は予防接種法に基づき、健康被害救済制度の申請窓口を担っています。正しい案内をしないことは、**市民の法的権利を実質的に奪う**ことに等しい行為です。 + +2. **「善意」が裏目に出る構造** — 担当課は相談者に利益があると思って副反応疑い報告の案内をしていたようですが、結果として**救済申請を抑制**する事態になっていました。「知らずに不適切な対応をしていた」ことを認め、改善する姿勢が組織には不可欠です。 + +3. **内部統制の第一歩として** — 小平市が内部統制制度の試行導入を進めるにあたり、本事案はまさに**象徴的なケース**です。ここでつまずけば、その後の制度構築全体に悪影響が及びます。 + +4. **申請を諦めた方の存在** — 窓口で誤った対応を受けて、**健康被害救済制度の申請を諦めてしまった方の人数は分かりません**。この点は今なお課題として残っています。 + +--- + +## 今後の課題 + +- **制度の継続的な周知** — 未だに健康被害救済制度の存在を知らない市民は少なくありません。市報やウェブサイトでの積極的な周知が求められます +- **窓口対応の定期的な監査** — 同じ過ちを繰り返さないために、定期的な監査と職員研修の継続が必要です +- **申請を諦めた方への遡及的対応** — 問題発覚前に不適切な対応で申請を諦めた方がいた場合の救済策の検討 +- **内部統制の実効性確保** — 試行から本格運用への移行にあたり、議会報告の適正化や透明性の確保が不可欠です +- **個人情報保護の徹底** — 窓口での不必要な要配慮個人情報の聞き取り防止のための手続き整備 + +--- + +## 関連リンク + +### 関連する一般質問 + +- **令和2年12月**: 緊急質問「新型コロナワクチン副反応の救済申請を市が抑制している疑いについて」 +- **令和3年度(令和4年3月)**: [市民のため、そして職員のためにも、自らを律する仕組みを](/ippan-situmon/r3d/3gatu/1-mizukara-rissuru-sikumi/) +- **令和3年度 9月**: [ワクチン接種・非接種での差別は人権侵害である](/ippan-situmon/r3d/9gatu/3-vaccine-sabetu-jinkensingai/) +- **令和3年度 12月**: [即刻中止すべきTOKYOワクションに市はどう対応するか](/ippan-situmon/r3d/12gatu/1-tokyo-vaction-kenpou-ihan/) + +### 制度に関する外部リンク + +- [厚生労働省 予防接種健康被害救済制度](https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/index.html) +- [PMDA 救済制度相談窓口](https://www.pmda.go.jp/relief-services/adr-sufferers/0020.html) +- [総務省「地方公共団体における内部統制制度の導入・実施ガイドライン」(平成31年3月)](https://www.soumu.go.jp/main_content/000612702.pdf) + +--- + +[← 実績ページに戻る](/jisseki/) |
