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diff --git a/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx b/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx index b6f84f0f..ff530c3c 100644 --- a/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx +++ b/docs/ippan-situmon/r2d/3gatu/1-carbon-neutral-giman.mdx @@ -7,12 +7,9 @@ tags: - 市がやってはいけない事業 --- -import LiteYouTubeEmbed from 'react-lite-youtube-embed'; -import 'react-lite-youtube-embed/dist/LiteYouTubeEmbed.css'; - # (1)カーボンニュートラルの虚実を、まず科学的に捉えよ -<a id="kaigiroku" href="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1201&schedule_id=6&minute_id=619&is_search=true">📄会議録を見る</a> +<KaigirokuDougaLink kaigirokuHref="https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kodaira/SpMinuteView.html?council_id=1201&schedule_id=6&minute_id=619&is_search=true" dougaHref=""></KaigirokuDougaLink> ## まとめ @@ -66,7 +63,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; なお、石油の由来については「生物の死骸由来」とする説(有機成因論/有機起源説)が主流です。一方で「地球内部の高温・高圧の条件下で生成される非生物由来」とする説(無機成因論/無機起源説)もあります。そのため「化石燃料」ではなく「炭化水素燃料」という表現を用いる向きもあるようです。ここでは化石燃料という表現を用いています。 -### ①質問する理由{#bold-riyu} +### 質問する理由{#bold-riyu} <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> @@ -78,7 +75,11 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 一方、「CO<sub>2</sub>の人為的排出が地球温暖化や気候変動の主な原因」という説に懐疑的見解をもつ人々も多い。 -例えば、一昨年の9月に、世界中から900人以上の科学者や専門家が参加するグループが国連総長宛てに公開書簡“[There is No Climate Emergency(気候は非常事態ではない)](https://clintel.org/world-climate-declaration/)”を提出した。 +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +たとえば一昨年の9月、世界中から900人以上の科学者や専門家の参加するグループが国連総長宛てに公開書簡“[There is No Climate Emergency(気候は非常事態ではない)](https://clintel.org/world-climate-declaration/)”を提出した。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} **「政策は科学的・経済的現実を尊重しなければならない」** と結ぶこの書簡には、江崎玲於奈氏とともにノーベル物理学賞を受賞した[アイヴァー・ジェーバー](https://homepages.rpi.edu/~giaevi/)氏など著名な科学者が名を連ねている。 @@ -86,7 +87,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> -また例えばリベラル派の映画監督として知られるマイケル・ムーア氏が、昨年ドキュメンタリー映画『[プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ](https://www.youtube.com/watch?v=Zk11vI-7czE)』([後述](#プラネットオブザヒューマンズ))を公開した。この中では「太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、**政治的目的や特定の人々の利益を実現するために多分に効果が誇張**されており、実際は害となる(ことが多い)」といった趣旨の主張が行われている。 +またたとえばリベラル派の映画監督として知られるマイケル・ムーア氏が、昨年ドキュメンタリー映画『[プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ](https://www.youtube.com/watch?v=Zk11vI-7czE)』([後述](#プラネットオブザヒューマンズ))を公開した。この中では「太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは、**政治的目的や特定の人々の利益を実現するため多分に効果が誇張**されており、実際は害となる(ことが多い)」といった趣旨の主張が行われている。 </MessageBubble> @@ -94,13 +95,13 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 世界的な流れの中で、日本が脱炭素社会の宣言をせざるを得ない状況は(納得はできないが)一定の理解ができる。しかしそのような中で小平市が誤った方向に進むことを危惧している。 -例えば先日議決された[小平市第四次長期総合計画基本構想](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001373.html)には、「温室効果ガスの排出を**ゼロにする**『脱炭素化』に向けて」という明らかに認識不足の一文が記載されたまま議会に上程された。 +たとえば先日議決された[小平市第四次長期総合計画基本構想](https://www.city.kodaira.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g135RG00001373.html)には、「温室効果ガスの排出を**ゼロにする**『脱炭素化』に向けて」という明らかに認識不足の一文が記載されたまま議会に上程された。 </MessageBubble> :::info 温室効果ガスの排出をゼロにすることは不可能 -考え方によっては「実質ゼロ」にならできますが、排出をゼロにすることは不可能です。不可能なことが書かれた基本構想を誰が守るのでしょうか。 +考え方によっては「実質ゼロ」にならできますが、排出をゼロにするのは不可能です。不可能なことが書かれた基本構想を誰が守るのでしょうか。 一般質問とは別の場で指摘もしたのですが、この基本的な間違いは直されないまま基本構想として確定してしまいました。 @@ -112,7 +113,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; </MessageBubble> -### ②CO<sub>2</sub>削減政策の欺瞞について {#bold-CO2-giman} +### ①CO<sub>2</sub>削減政策の欺瞞について {#bold-CO2-giman} #### 政策にするほどの科学的裏付けがない @@ -120,7 +121,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; **人為的なCO<sub>2</sub>排出が温暖化や気候変動を引き起こしているという論は単なる仮説であり、政策立案の判断材料に用いてよいほどの科学的裏づけがない。** -と主張する専門家が沢山いる。合理的な根拠も示されている。 +と主張する専門家がたくさんいる。合理的な根拠も示されている。 </MessageBubble> @@ -130,7 +131,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; 太陽光発電などの技術革新は、人類の営みとして重要なことだと私も考えている。 -例えば宇宙ステーションは方向を変えたり加速するとき以外はほとんど太陽光パネルからの電力で賄っている。宇宙は雲や雪がなく、太陽光発電には理想的な環境だ。 +たとえば宇宙ステーションは方向を変えたり加速したりするとき以外はほとんど太陽光パネルからの電力で賄っている。宇宙は雲や雪がなく、太陽光発電には理想的な環境だ。 ![宇宙ステーション](./images/space_iss.png) @@ -195,7 +196,7 @@ import Partial from './../../_partial.mdx'; **主張1: 温暖化には自然要因と人為的要因の両方がある** -地球の気候は寒冷期と温暖期の間で長い間変化してきた。私たちが温暖化の時期を経験しているのは驚くべきことではない。 +地球の気候は寒冷期と温暖期の間で長い間変化してきた。私たちが温暖化の時期を経験しているのは、驚くべきことではない。 **主張2: IPCCの将来予測モデルは現実との乖離が著しい** @@ -270,7 +271,7 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと この公開書簡は500人以上の人が署名しており、日本人として署名しているのは2、3人。いずれもこのテーマに直接関係する学問の分野で第一人者の方々。 -そのうちマサチューセッツ工科大学やNASAのJPLでも勤務していた気候専門の学者である中村元隆氏が「[気候科学者の告白](https://amzn.to/3ftPX3W)」という書籍を出している。アマゾンで99円なのでIPCCの見解を支持している方もちょっと読んでみるとよいと思う。私が言いたいこともここに書いてある。例えば次のようなことも書かれている。 +そのうちマサチューセッツ工科大学やNASAのJPLでも勤務していた気候専門の学者である中村元隆氏が「[気候科学者の告白](https://amzn.to/3ftPX3W)」という書籍を出している。アマゾンで99円なのでIPCCの見解を支持している方もちょっと読んでみるとよいと思う。私が言いたいこともここに書いてある。たとえば次のようなことも書かれている。 - (太陽から地球に降り注ぐ)太陽エネルギーが地球表面の温度上昇に与える影響は非常に大きいが、IPCCのモデルはこの太陽エネルギーを「不変」として扱っている - シミュレーションの解像度が低過ぎる @@ -290,6 +291,14 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと 次に、[プラネット・オブ・ザ・ヒューマンズ](https://www.youtube.com/watch?v=Zk11vI-7czE)という映画について。 +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +import LiteYouTubeEmbed from 'react-lite-youtube-embed'; +import 'react-lite-youtube-embed/dist/LiteYouTubeEmbed.css'; + +{/* <!-- textlint-enable --> */} + + <div className="video-container"> <LiteYouTubeEmbed id="Zk11vI-7czE" @@ -322,7 +331,7 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと まず、太陽光や風力は不安定な電源であるということ。 -太陽光発電は、雲がかかったり、雪が降ったり、砂ぼこりがたまったり、周囲の気温によっても発電量が変わる(そもそも夜はまったく発電できない)。風力発電は風がないとまったく発電しない。 +太陽光発電は、雲がかかったり、雪が降ったり、砂ぼこりがたまったり周囲の気温によっても発電量が変わる(そもそも夜はまったく発電できない)。風力発電は風がないとまったく発電しない。 停電させないためには、不足分を既存の電力網から供給しなくてはならない。既存の電力網がつながっている先は、既存の発電所だ。 @@ -352,7 +361,7 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -これらの電源は例えば太陽光発電パネルに雲がかかったりして発電できなくなったり、負荷が急激に変動した際は、基本的にリアルタイムで出力を調整できない。変動に追従できない。ある程度は追従できてもリアルタイムにはできない。ということは、それだけの分を常に待機して動かしておく必要がある。 +これらの電源はたとえば太陽光発電パネルに雲がかかったりして発電できなくなったり、負荷が急激に変動した際は、基本的にリアルタイムで出力を調整できない。変動に追従できない。ある程度は追従できてもリアルタイムにはできない。ということは、それだけの分を常に待機して動かしておく必要がある。 いってみればバックアップ電源としてのアイドリング。車がガソリンを吹かして待機しているような状態。アイドリングがある以上、「太陽光発電によってCO<sub>2</sub>を削減できる」という論理にはならない。太陽光発電で発電する分と同量のバックアップ電源を稼働しておく必要がある。 @@ -378,19 +387,19 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -市も、そういう裏の話や反対意見も踏まえた上で施策を行っていただきたい。 +市も、そういう裏の話や反対意見も踏まえた上で施策していただきたい。 </MessageBubble> <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -例えば、年に4、5回、市はソーラー発電に関して子どもたちに環境学習などをしているという。何を教えているのか。 +たとえば、年に4、5回、市はソーラー発電に関して子どもたちに環境学習などをしているという。何を教えているのか。 裏にどんな電源のバックアップがあって、発電が止まったらどう補うのか、そういう話もしていただきたい。 </MessageBubble> -### ③太陽光発電について {#bold-about-solar-power} +### ②太陽光発電について {#bold-about-solar-power} #### 発電規模の計算方法は? @@ -418,7 +427,7 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと 公称の出力であるkWを合計しただけだと思うが、実際に供給できるのはもっと低い値。 -太陽光発電協会(JPEA)のガイドラインにも「最大でも公称電力の70から80%しか出力できませんよというふうに、お客さんに説明するようにしてください」といったことが書いてある。 +太陽光発電協会(JPEA)のガイドラインにも「最大でも公称電力の70から80%しか出力できませんよというふうに、お客さんへ説明するようにしてください」といったことが書いてある。 </MessageBubble> @@ -501,7 +510,7 @@ CO<sub>2</sub>は汚染物質ではない。地球上のすべての生命にと 震災のときに自立発電できるかとかということだが、そういったことは把握していないか。 -震災のときにその家一軒だけで使えるのではあまり意味がない。周りの家庭も使えて、例えば携帯電話の充電ができるとかということがあれば役に立つが、どうか。 +震災のときにその家一軒だけで使えるのではあまり意味がない。周りの家庭も使えて、たとえば携帯電話の充電ができるとかということがあれば役に立つが、どうか。 </MessageBubble> @@ -687,7 +696,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 昨年度の売電額は、 - 公共施設:約142万7,000円 -- 市の助成制度を使用した市民・事業者および市民共同発電所:把握していない +- 市の助成制度を使用した市民・事業者及び市民共同発電所:把握していない </MessageBubble> @@ -745,7 +754,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 :::info 😊 ふるさと納税に適していた! -この質問とは直接の関係はありませんが、ここで「ふるさと納税に適していない」と答弁した上水南町の寄附物件の件については、津嶋部長が辞められてからすぐ後に、私たちの活動が奏功してふるさと納税が活用されることになり、小平市の歴史に残る金額の寄附を集めました!😁 +この質問と直接関係はありませんが、ここで「ふるさと納税に適していない」とされた上水南町の寄附物件の件は、津嶋部長が辞められてすぐ後に私たちの活動が奏功して、ふるさと納税が活用されることとなりました。そして小平市の歴史に残る金額の寄附を集めることに成功しました!😁 詳細はこちらにまとめています。 @@ -775,7 +784,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> -公共施設および市民共同発電所のCO<sub>2</sub>削減量は、第二次エコダイラ・オフィス計画で使用しているCO<sub>2</sub>排出係数を使い、次で算出。 +公共施設及び市民共同発電所のCO<sub>2</sub>削減量は、第二次エコダイラ・オフィス計画で使用しているCO<sub>2</sub>排出係数を使い次で算出。 年間の発電量 × 0.374 @@ -783,7 +792,11 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="市長(小林 正則)" align="left"> -市の助成制度を使用した市民・事業者の方は、一般社団法人太陽光発電協会のホームページに掲載されている結晶系シリコン太陽光電池による1kW当たりのCO<sub>2</sub>削減効果に、市の助成制度から導き出した一般家庭の平均出力および助成件数を掛け合わせて算出。 +{/* <!-- textlint-disable --> */} + +市の助成制度を使用した市民・事業者の方は、一般社団法人太陽光発電協会のホームページに掲載されている結晶系シリコン太陽光電池による1kW当たりのCO<sub>2</sub>削減効果に、市の助成制度から導き出した一般家庭の平均出力及び助成件数を掛け合わせて算出。 + +{/* <!-- textlint-enable --> */} </MessageBubble> @@ -795,11 +808,11 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> -こちらの計算は排出係数を掛け合わせて算出したり、太陽光発電協会のホームページに記載されている1kW当たりのCO<sub>2</sub>の削減効果の基準値を基に算出している。 +こちらの計算は排出係数を掛け合わせて算出したり、太陽光発電協会のホームページに記載されている1kW当たりのCO<sub>2</sub>の削減効果の基準値を基に算出したりしている。 </MessageBubble> -### ④家庭用燃料電池について {#bold-about-fuel-cell} +### ③家庭用燃料電池について {#bold-about-fuel-cell} #### CO<sub>2</sub>削減量はどう計算している? @@ -821,13 +834,13 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 </MessageBubble> -### ⑤CO<sub>2</sub>削減ならペレットストーブ推進を {#bold-pellet-stove} +### ④CO<sub>2</sub>削減ならペレットストーブ推進を {#bold-pellet-stove} #### ペレットストーブを試験運用しては? <MessageBubble speaker="安竹(初回質問)"> -暖房のエネルギー消費量は非常に大きい。ペレットストーブや暖炉の活用により、CO<sub>2</sub>の総排出量を大きく減らすことができる。市内で伐採した樹木や剪定枝をペレットにし、市内公共施設等でペレットストーブの試験的な運用を行ってはどうか。 +暖房のエネルギー消費量は非常に大きい。ペレットストーブや暖炉の活用により、CO<sub>2</sub>の総排出量を大きく減らすことができる。市内で伐採した樹木や剪定枝をペレットにし、市内公共施設等でペレットストーブの試験的運用をしてはどうか。 </MessageBubble> @@ -863,11 +876,11 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> -特にペレットストーブというのは需要に追従できる。寒いときには火を入れて、不要になれば消せばよい。太陽光発電のように、バックアップ電源をアイドリングしておくような無駄もない。 +特にペレットストーブというのは需要に追従できる。寒いときには火を入れて、不要になったら消せばよい。太陽光発電のように、バックアップ電源をアイドリングしておくような無駄もない。 </MessageBubble> -### ⑥ライフサイクルを考えた総量での排出削減が市には求められているのか? {#bold-life-cycle} +### ⑤ライフサイクルを考えた総量での排出削減が市には求められているのか? {#bold-life-cycle} <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -877,9 +890,9 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> -まず、計画の中で求められているものとしては排出量を出すことになっている。それとは別に、吸収量についても提示することはできる。 +まず、計画の中で求められているものとしては排出量を出すことになっている。それとは別に、吸収量についても提示はできる。 -ただ、その排出量から吸収量を引いて出すということは今できない。公表する数値としては、市でいうと地域エネルギービジョンの排出量については、別に吸収量を示すことはできる。ただ、小平市は地方と違い、あまり雑木林とかの面積も大きくない。また計算等のやり方等が難しいことから出していないが、26市でも吸収を出しているところはない状況。 +ただその排出量から吸収量を引いて出すということは今できない。公表する数値としては、市でいうと地域エネルギービジョンの排出量については、別に吸収量を示すことはできる。しかし小平市は地方と違い、あまり雑木林とかの面積も大きくない。また計算等のやり方等が難しいことから出していないが、26市でも吸収を出しているところはない状況。 </MessageBubble> @@ -897,7 +910,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 一般的に森林としてCO<sub>2</sub>を吸収する機能は有するものの、カーボンニュートラルの観点から、市に直接恩恵をもたらすものではない。 -市内の雑木林は、CO<sub>2</sub>の吸収源として、地方の森林と比べて面積が少なく、カーボンニュートラルの観点からの恩恵は少ないが、緑を確保することは人々に潤いや安らぎを与え、生物多様性の保全に寄与するなど、さまざまな恩恵をもたらす。 +市内の雑木林はCO<sub>2</sub>の吸収源として地方の森林と比べて面積が少なくカーボンニュートラルの観点からの恩恵は少ない。しかし緑を確保することは人々に潤いや安らぎを与え、生物多様性の保全に寄与するなど、さまざまな恩恵をもたらす。 </MessageBubble> @@ -911,7 +924,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 <MessageBubble speaker="環境部長(田中)" align="left"> -そのような取引は実際あり、例えば府中市だと、地方の森林の植林の費用を出し、その分、吸収量を購入しているような形は取っている。ただ、それが一度、例えば続けて何年間にもわたって、一回購入、その植林の分の費用を払った場合には、その年の分のCO<sub>2</sub>削減量しか、吸収量しか計上できないので、続けてやるような必要があると認識している。 +そのような取引は実際あり、たとえば府中市だと、地方の森林の植林の費用を出し、その分、吸収量を購入しているような形は取っている。ただ、それが一度たとえば続けて何年間にもわたってその植林の分の費用を払った場合には、その年の分のCO<sub>2</sub>削減量、吸収量しか計上できないので、続けてやるような必要があると認識している。 </MessageBubble> @@ -925,7 +938,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 </MessageBubble> -### ⑧まとめ:市の太陽光発電への独自補助は時期尚早、原発推進につながる懸念も {#bold-summary} +### まとめ:市の太陽光発電への独自補助は時期尚早、原発推進につながる懸念も {#bold-summary} <MessageBubble speaker="安竹(再質問)"> @@ -933,11 +946,11 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 現状は、 -- アイドリングが解消できるようなことがない +- アイドリングを解消できるようなことがない - 小平市では蓄電池が一緒についている太陽光発電が非常に少ない -- 蓄電池がついていたとしてもその問題は大きくは変わらない +- 蓄電池がついていたとしてもその問題は大きく変わらない -そのため、小平市が行っている約633万円の補助金は**単にメーカーへの助成を行っているのと同じ**であり、小平市が今率先してやることではない。そのあたりをもう一度見直していただき、施策につなげていってほしい。 +そのため、小平市が行っている約633万円の補助金は**単にメーカーへ助成しているのと同じ**であり、小平市が今率先してやることではない。そのあたりをもう一度見直していただき、施策につなげていってほしい。 </MessageBubble> @@ -948,7 +961,7 @@ CO<sub>2</sub>の削減効果の話をするなら、使っている分を測定 - 太陽光発電のシステムや蓄電池の性能が十分に上がる - 製造時の環境負荷が十分に下がる - 需要にリアルタイムで追従できる発電所が生まれる -- 発電所のアイドリングがなくせる技術が生まれる(例えば、蓄電池と発電所をオンラインでつなぎ、これだけ発電量が減りそうだから出力を上げていこうといった技術ができる) +- 発電所のアイドリングをなくせる技術が生まれる(たとえば、蓄電池と発電所をオンラインでつなぎ、これだけ発電量が減りそうだから出力を上げていこうといった技術ができる) - **それを実現するのが『小型原子力発電所』という手段ではない** - 震災時にも公共性がある - 応益者負担という観点から問題がない |